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EL Final:Chelsea vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Chelsea 4−1 ARSENAL
2019年5月29日(水))Europa League Final, Olympic Stadium, Baku

Goal
 (49)Giroud
 (60)Pedro
 (65)Hazard(pk)
 (69)17Iwobi
 (72)Hazard


1Czech

5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

15Maitland-Niles 11Torreira 34Xhaka 31Kolasinac 

10Özil

14Aubameyang 9Lacazette


(66)18Monreal>>>29Guendouzi
(67)11Torreira>>>17Iwobi
(78)10Özil>>>59Willock


Substitutes
 19Leno
 44Iliev
 20Mustafi 
 12Lichtsteiner
 25Jenkinson
 4Elneny
 87Saka
 49Nketiah
 23Welbeck


Arsenal 1.jpg残念な結果です。

来シーズンのCL出場権を賭けて挑んだ
EL決勝戦は自滅する形で
惨敗してしまいました。

先発はこの試合が現役最後の試合となる
1チェフがゴールマウスを守り
DFラインは5ソクラティス、6コシールニー、
18モンレアルの3バックが組まれました。
中盤は右WBに15ナイルズ、左WBに31コラシナツ
CMFは11トレイラと34ジャカが入りました。
トップ下には10エジルが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
3−4ー1−2が組まれました。

試合の敗因を一言で言うならば
「メンタルの弱さ」だと思います。

本来ならばこの試合に勝てば
来シーズンのCL出場権を獲得する事が出来ますので
既にCL出場権を決めているチェルシーよりも
この試合に賭けるモチベーションは高くなるのが普通であり
その高いモチベーションが
プレーの強度を上げてくれる事を期待したのですが
この試合のアーセナルはその様なアグレッシブさはなく
どこか硬さやぎこちなさだけが目立った印象でした。

試合前にサッリ監督も言っていた様に
この試合を勝利する事で
来シーズンのCL出場権を獲得出来る事は
アーセナルにとってモチベーションになる一方で
プレッシャーにもなってしまう可能性があり
結局この試合のアーセナルは
そのプレッシャーに打ち勝つ事が出来ずに
反対に重荷を背負う形になってしまった様でした。

それはあと1勝すればトップ4に入る事が出来た
シーズン終盤の重要な局面で
3戦連続3失点を奪われて3連敗した時と
全く同じ状況であり
結局大きなプレッシャーがかかる局面において
自らの力を最大限発揮して勝利を掴む事が出来なかった
「メンタル的な弱さ」を
この試合でも露呈してしまったと言わざる得ないと思います。

本当に何が何でもこの試合に勝って
来シーズンのCL出場権を獲得したいと言う
強い意志があったのならば
PL23節ホームでのチェルシー戦の様に
試合開始からもっとアグレッシブな姿勢を
観せて欲しかったと思います。
勿論、個々の選手は戦おうとする気持ちを持って
この一戦に挑んでいたと思いますし、
慎重に試合を進める様に指示が出ていたのかもしれません。

しかし、今シーズンで良かった試合を振り返りますと
それらの試合で共通していた所は
前線から激しく積極的なハイプレスを仕掛ける事で
相手の出鼻を挫いてペースを掴んでいたと言う所であり
それらの試合の様にこの試合でも慎重な姿勢ではなく
90分間保たないかもしれないと心配になる位の
アグレッシブなハイプレスを仕掛けて
チェルシーの出鼻を挫く位の姿勢を
個人的には観せて欲しかったです。

そして、その様な姿をピッチで観せてくれれば
仮に敗れたとしても
まだ納得の出来る敗戦になりますが
結局この試合は
アクセルを全開にしないまま
終わってしまった様な試合でしたので
正直モヤモヤした気持ちしか残らず
観ていて不完全燃焼でした。

勿論、アーセナルの「メンタルの弱さ」だけが敗因ではなく
この試合の為に立てたサッリ監督のプランは
アーセナルの弱点を見事に突いていた
完璧なプランだったと思います。

今シーズンのアーセナルの守備組織は非常に脆弱で
その脆弱な中でも多少マシなのが
この試合の3人が組む3バックであり、
その結果として3−4−1−2が
現状としてはベストな布陣だったのかもしれませんが
その一方でこの布陣では守備時に両WBが
DFラインまで下がってしまう為に
2人のCMFの横にスペースが空いてしまい
そこにチェルシーのSBが上がってくる事で
SB&サイドアタッカーの2人に対して
WBが1人で対応すると言う
数的不利な状況に陥りやすい問題を抱えていた
システムだったと思います。

特にチェルシーの左サイドには
エースであるアザールがおり
そのアザール一人でも対応に苦しむ中で
左SBのエメルソンも加わった状況に対して
根本的に守備に不安があり
その上本職ではない為に未だに経験値が乏しく感じる
15ナイルズが対応に苦慮するのは容易に想像が出来、
しかもこのビッグゲームのプレッシャーに
完全に押し潰されてしまったかの様に
非常に出来が悪かったこの日の15ナイルズでは
残念ながら全く相手になっていなかったと思います。

一方でサッリ監督が率いるチェルシーを抑える上で
最も重要なのが司令塔である
ジョルジーニョの自由を奪う事だと言うのは
既にスタンダードになっているチェルシー対策です。

そして完勝だったPL23節ではその役割は8ラムジーが務め
非常にアグレッシブなプレスを続けて
完璧にジョルジーニョを抑えた事が
勝利の大きなポイントになっていたと思います。
しかし、この試合ではその役割は
トップ下に入った10エジルに託されましたが
残念ながら非常に中途半端な状態のまま
終わってしまったと思います。

本当ならば密着マークと言う位にジョルジーニョに付いて回り
基本的にジョルジーニョにボールを触らせない、
仮にボールを触らせても
前にボールを送らせない様にする必要がありましたが
この試合での10エジルは
確かにジョルジーニョをしっかりとマークしていましたが
そこまで密着してマークする訳ではなく
どちらかと言うと付かず離れず位の距離感で
ボールが入るとすぐに寄せていく程度の距離感だった為に
完全なジョルジーニョ封じにはなっておらず
反対に常にジョルジーニョを観ている10エジルの
自由度を損なうだけの結果になっていた様に感じました。

反対にチェルシーを崩す上でポイントになるのが
相手のSBの裏のスペースだった様に感じます。
ダビド・ルイスとクリステンセンが構える中央は強固であり
そこからゴールに迫る事は難しい現状ですが
その一方でサイドの深い位置にまで入り込む事で
前後左右の揺さぶりをかけると穴が空き易いのが
チェルシーのDFラインの問題点ですので
これまでの2戦同様にサイドの深い位置に進入した所から
どの様に仕掛けるかを注目していましたが
この試合では効果的な仕掛けを観る事はあまりありませんでした。

その要因の一つ目は両WBの出来が揃って悪かった事が
挙げられると思います。

15ナイルズに関しては前記の様に
このビッグゲームに飲まれてしまったのか
裏に走り込むべき時に走り込まない、
シンプルに捌くべき時にキープしてロストする等
状況判断が出来ていない場面が何度かあり
その上、仕掛けのアイデアの共有が出来ていないと
感じる場面も何度かありました。

一方の31コラシナツは
元々メンタル的な部分がプレーに影響しやすい選手であり
ノリに乗っている時は最強ですが
大きなプレッシャーに曝されたり
反対に気負いすぎたりすると
大胆さがなくなって不要に丁寧にプレーしようとする為に
チャンスを逸したり、
プレーが硬くなったりする傾向があり
その様な時に一番の指標となるのが
クロスを入れる場面だと思います。
明らかに力んだ状態でクロスを送っている様な時は
メンタル的に安定していない状態でプレーしている時であり
この試合の31lコラシナツは序盤からそうでした。

そして本人達の出来の悪さ以外にも
3−4−1−2のシステム上の問題点が
サイドから効果的な仕掛けが出来なかった
要因の一つにもなっていたと思います。

エメリ監督が得意とするサイドからの仕掛けは
サイドに起点を作ってそこからのコンビネーションで
サイドの深い位置やハーフスペースを有効に使って
相手の守備陣を崩す形であり
その肝はサイドに起点を作れるかどうかだと思います。

しかしこのシステムでは
2トップのどちらかがサイドに流れるか
トップ下の10エジルがサイドに流れない限りは
サイドに起点を作る事が出来ず
サイドに起点を作れないまま仕掛けると
結果的にはWBが単騎で
仕掛ける状況になりやすくなってしまうと思います。
この様な状況でも個の力で打開出来るだけの力が
31コラシナツや15ナイルズにあれば良いのですが
この2人にそれを求めるのは正直酷な話だと思います。
実際、後半途中に17イウォビを投入して
システムを4−2−3−1に変えるてからは
17イウォビと31コラシナツのコンビネーションで
完璧にサイドを崩す場面もありましたので
今シーズンのアーセナルのストロングポイントである
サイドから仕掛ける形を成立させる為には
3−4−1−2はベストな選択とは言えなかったのかも知れません。

結局、メンタル的な弱さを露呈すると共に
アーセナルの穴を的確に突いてきたチェルシーに対して
チェルシーのストロングポイントを押さえる事も
アーセナル のストロングポイントを活かす事も出来ない状況で
この試合に挑んでしまったら
残念ながら勝機を見出すのは難しいと言わざる得ません。

そして最後にとどめを刺してしまったのが
自らのミスでした。

試合をコントロール出来ている状況ならば
多少ミスが起きたとしても
十分にリカバリー出来ますが
この試合の様に試合をコントロール出来ていない状況では
残念ながら一つのミスが致命的になってしまう
典型的な試合になってしまいました。

まず1失点目は明らかなミスではありませんが
アーセナルの穴を的確に突かれて失点した場面でした。

49分、コヴァチッチからパスを受けたエメルソンが送った
ピンポイントクロスに対して
飛び込んできた12ジルーにヘッドで合わされてしまい失点。

この場面では15ナイルズは右サイドに移っていた
ペドロをケアする為にDFライン上にいた事で
その前のスペースに出来ていたアーセナルの穴に入ってきた
エメルソンを誰もケアする事が出来ず、
完全にフリーな状態から狙いすましたクロスを入れられてしまった時点で
勝負あったと思います。

ここからは完全なミスが失点に繋がってしまいました。

60分、15ナイルズがドリブルで持ち上がろうとした途中で
ジョルジーニョにボールを奪われてしまった所から
ショートカウンターを受けてしまいました。
そのこぼれ球を拾ったアザール〜コヴァチッチ〜アザールと
右サイドへ繋げられ
そのアザールからの折り返しをペドロに合わされてしまい失点。

63分過ぎ、ドリブルで侵入してきたコヴァチッチに対して
6コシールニーがしっかりとブロックしましたが
そのこぼれ球をペドロ二拾われてしまい
そのペドロから出されたパスをうけたジルーに対して
15ナイルズが後ろからチャージして倒してしまいPK献上。

65分、そのPKをアザールに決められてしまい失点。

72分、15ナイルズからのパスを受けた14オーバメヤンが
エメルソンにボールを奪われてしまった所から
ショートカウンターを受けてしまいました。
そのこぼれ球を受けたアザールからのパスを受けたジルーが
丁寧に送った折り返しのパスを
ゴール前に走り込んできたアザールに合わされてしまい失点。

1失点目は崩されて失点しましたが
その後の3つの失点はミスが引き金でした。
その一方でそのミス以外でも
これらの3つの場面で共通しているのが
こぼれ球を収めているのが全てチェルシーの選手であり
この事からもチェルシーの選手の方が
ボールに対して反応が早く
そしてアグレッシブにプレー出来ていた事を
物語っています。

残念ながらこの日のアーセナルは
来シーズンのCL出場権を賭けた
EL決勝戦を戦うだけの準備が
何一つ出来ていなかったと言わざる得ません。

試合結果は完敗と表現されるかもしれませんが
正確には自滅したと表現した方が正しい試合だと思います。


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1チェフ

 現役生活最後の試合を勝利で飾る事が出来ず非常な残念な結果になってしまった。 危険なシュートをしっかりとファインセーブで防いでいたが、失点の場面はどうする事も出来なかっただろう。
 
5ソクラティス

 DFラインの中ではソリッドにプレー出来ていたがそれだけでは足りなかった。

6コシールニー

 6コシールニーに原因がある訳ではないが最も大切な先制点を目の前で奪われてしまう。
 
18モンレアル

 悪くはなかったが、可もなく不可もなくと言う程度だった。

15ナイルズ

 残念ながらこのビッグゲームに完全に飲まれてしまい非常に悪い出来だった。 そして決定的なミスを繰り返して優勝の夢を絶ってしまう。

11トレイラ

 中盤を引き締めていたが、結局シーズン前半の様ないかなる状況でも人とボールの動きに対して誰よりも常に早く反応する姿に戻る事なく、要所要所でボールウォッチャーになってしまっていた。

31ジャカ

 効果的なサイドチェンジのパスは何本か送る事が出来ていた。

31コラシナツ

 出来はあまり良くなかった。 プレッシャーの掛かる試合に対する耐性が低いのか、それとも気負いすぎるのか、普段当たり前に出来るプレーが出来なくなってしまう問題がこの試合でも出てしまった。

10エジル

 チェルシーの司令塔であるジョルジーニョのマークを任されるも結果としては中途半端だった。 反対にマークをする為に自らの自由度を失い、結果として消えてしまっただけだった。 そして59ウィロックとの交代する時の歩いて戻ってきた姿がこの試合で負けた全てが詰まっていただろう。 本当の意味で勝つ為に何が必要なのかを理解していなければ決して勝つ事は出来ない。

14オーバメヤン

 沈黙してしまった。 勿論、元々のスタイル的に自らの力でゴールをこじ開けるタイプではなく、あくまでもフィニッシャータイプなので良い形でラストパスが入ってこなければ何も出来ないのは仕方がない。

9ラカゼット

 最後までファイトしていたが、14オーバメヤンにも言える事だがシーズン中の様な前線から執拗に仕掛けるプレスはこの試合では明らかに甘かった。 2週間以上のインターバルで気が緩んでしまったのか?

29グエンドゥージ

 後半途中に投入されCMFの位置に入るが流れを変える事は出来ず。

17イウォビ

 後半途中から投入されてからは明らかに前へ出る推進力は上がった。 そして見事なミドルシュートを決める。

59ウィロック

 10エジルに代わって投入される。 プレッシャーを跳ね除けて持てる力を最大限に発揮してチェルシーゴールに迫った。 本当ならば全ての選手が試合開始からこの位のアグレッシブさが必要だっただろう。
 

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これで3シーズン連続CL出場権を逃してしまう事になってしまい
非常に残念な結果に終わってしまいました。

この結果を受けて来シーズンの補強戦略は
大きな岐路に立たされる事になったと思います。

当然ですがCLで戦うレベルの選手の獲得は
これでほぼ不可能になったと言えるかもしれません。
勿論、CL出場権を持っていなくても
ワールドクラスの選手を獲得する事は
不可能ではありませんが
それを実現させる為にはそれ相応のコストがかかります。
しかし残念ながら十分な予算がないアーセナルには
その様な膨大なコストを払うだけの余裕はありませんので
トップレベルの選手の獲得は
現実的に難しくなっと考えざる得ないと思います。

その様な状況でフロント陣がどの様な方向に舵を切るのかは
非常に気になる所だと思います。

結果だけを見ればCL出場権を獲得するまで
あと一歩の所まで迫りましたので
その差を埋める為に現有スカッドを更に強化する
拡大路線を目指してくれる事が理想ですが
現実的には常々言われている様に
ELの収入に見合ったレベルの
縮小路線に舵を切る可能性の方が高いのかもしれません。

そこで一つのポイントになるのが
エメリ監督の試合後のコメントです。

まずそのコメントでは何人かの選手が
クラブを去る事を認めていました。
このコメントは契約満了でそのままチームを去る選手がいる
と言う意味も含まれているのかもしれませんが
この時の質問が契約年数の少ない選手の
去就に付いての質問だった事を考えますと
契約が残っている選手の中から放出される選手がいる事を
示唆していると考えられます。

このコメントからもクラブの方針としては
現在のチームを保ったままの拡大路線ではなく
チームを一度解体する方向で動いている可能性があり
その放出される選手は以前から噂に挙がっている
20ムスタフィ、7ムヒタリアン、13オスピナ等だけではなく
6コシールニーや10エジルや18モンレアルの様な
ここ数シーズン主力としてチームを支えてきた選手達も
一気に放出する可能性があると思います。

それと共にエメリ監督は
同じチームを継続し、そこに新しい選手を補強して
チームの底上げを図るとコメントしている一方で
度々若い選手の成長に言及し
そしてその若い選手と共に前に向かって進んで行く事も
同時に強調していましたので
今後のクラブとしての方針が若い選手を育てて
後々はその選手達を中心に新しチームを構築すると言う
育成路線に路線変更する可能性すら考えられます。

確かにフロント陣が
その様に考えてもおかしくない土台が
CL出場権を逃した為の収入減以外にもあると思います。

今シーズンのU-18チームは
リーグ・サウスで優勝を飾っており
そのまま順調に成長していけば
理論上では同年代のチームの中では
トップレベルのチームだった様に
PLでも再びトップクラスのチームに戻れるかもしれません。

勿論、全員が全員、順調に成長する保証は全くなく
反対に殆どの選手がファーストチームに昇格出来ずに
消えていってしまうのが現実ではありますが
クラブの方針として年長者の在籍数を減らし
若い選手を積極的に登用し続けれていたら
もしかしたら一人でも多くの選手が
ファーストチームに生き残れる様になるかもしれません。

そしてこのU-18のチームの一つ上の世代にも
ローンに出ているネルソンやスミス・ロウ、
少しづつファーストチームでチャンスを貰っている
49エンケティアや59ウィロック、
そしてU-23のチームには87サカや72ジョン・ジュールズ、
そしてユース所属ながら北アイルランド代表に呼ばれた
バラードなど将来性豊かなタレントが控えています。

それらの期待の若い選手達と
現在もファーストチームで活躍している
29グエンドゥージ、15ナイルズ、17イウォビ、11トレイラ等の
20代前半の選手達が中心となる新たなチームを
将来的に軸として考えていてもおかしくなく、
それにより今後補強する選手達も
今が旬のビッグネームではなく
今後ブレイクする可能性がある
若くて才能に溢れるタレントが中心になるかもしれません。

その様な選手ならば移籍金もまだ安価であり
給与体系も全体的に抑える事が出来ますので
ELの収入でチームを強化する事を考えても
理にかなっている事になります。

しかしその様な方針をとると言う事は
£5000万〜8000万レベルの投資をして選手を獲得する
昨今のビッグクラブとは
戦力的に別次元の戦力で戦わなければならない事を意味しており
ビッグネームがやってきて
劇的にチームが強化される様な夢物語も
我々グナは抱いてはいけない事になるかも知れません。

しかもこれらの若い選手たちが本当の意味で
ファーストチームの主力になるには
当然ですが1シーズンや2シーズンでは無理であり
期待通りの結果を得る事が出来たとしても
それは多くの選手が俗に言うシニアの年齢に到達する
5シーズン位の時間が必要だと思います。

その間は育成路線といえば聞こえは良いですが
実際は前記の様に現在のチームは徐々に解体され
その穴を若い選手で埋める縮小路線になります。
獲得する選手も20歳そこそこの選手が中心で
名の通った選手はやってこないかも知れません。
そしてその間はCL出場権を期待するのは野暮な話であり
ELの出場権を逃すシーズンも
何度かあるかもしれません。

そして何よりも
この育成路線が最終的に成功すれば良いのですが
反対に失敗した場合には

「以前ベンゲルと言う監督がいた時は強かったが
今はもう終わったクラブ」

と言われてしまうリスクも伴う事になります。

どちらにせよチームを解体して新たなチームを作り
本当の意味でそのチームを軌道に乗せる為には
今後数シーズンは必要だと思います。
そしてアーセナルが今後もビッグクラブの地位を保つ事が出来るのか
それとも先細りの運命を辿るのかが掛かる
重要な時期に入ると思います。
そしてどの様な方針であれ
我々グナは我慢が必要になるかも知れません。


この様な妄想がただの心配事で終わり
一転して大型投資を行う様な
拡大路線に転じてくれる事を願っていますが、、、。


C'mon Arsenal !!


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追伸、いつも見に来てくださるグナの皆さん、
今シーズンもお付き合いしていただいてありがとうございます。
読み苦しい駄文ばかりでご迷惑おかけしている事と思いますが
お付き合いしていただきありがとうございます。

今シーズンは新たにエメリ監督を迎えた最初のシーズンでありましたが
今シーズンもCL出場権を逃してしまったのは
非常に残念な結果だったと思います。

もしかしたらこれから数シーズンの間は
非常に我慢を強いられるシーズンが続くかもしれませんが
それでも再び頂点を目指す時が来る事を信じて
これからもお付き合いお願いします。


では、また。


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:1G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G3A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:5G2A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G1A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:22G5A EL:8G2A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G2A
17イウォビ      PL:3G6A EL:2G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G2A
34ジャカ       PL:4G2A EL:0G3A
49エンケティア    PL:1G0A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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