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冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−3 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−3

Arsenal 1.jpg次は、実質昨冬の段階で獲得が決まっていた
30ターナです。


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30マット・ターナー(28歳)


1ラムズデールとのポジション争いに敗れ
第2GKに降格していたレノが
この夏に退団する事が決まっていた為なのか
30ターナーの加入は昨冬の段階で
ほぼ決まっていました。

ELの試合でゴールマウスを任されている
その30ターナーは第2GKとして
合格点を挙げて良いと思います。

確かに30ターナーは足下の技術はやや不安定で
フィードの精度もそれほど高くない為に
アルテタ監督が目指しているスタイルに
完璧にフィットしているスタイルのGKでは
ないかも知れませんが
その一方でアメリカ代表の正GKとして出場している
カタールW杯でも素晴らしいセービングを観せている様に
シュートストップ能力に関しては優秀だと思いますので
有事の際には疑念なく
ゴールマウスを任せる事が出来ると思います。

とは言え、足下の技術レベルや
フィードの精度を上げる事が出来なければ
1ラムズデールから
ポジションを奪う事が難しいのも事実であり
信頼のおける第2GK以上の存在価値を見出すには
更なる努力が必要だと思います。


C'mon Arsenal !!


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サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


(年齢は獲得時の年齢)


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冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−2 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−2

Arsenal 1.jpg次は、誰も予想をしていなかった
ポルトから獲得した21ヴィエイラです。


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21ファビオ・ヴィエイラ(22歳)

ある意味、21ヴィエイラの獲得は
この夏のサプライズだったかもしれません。

確かに中盤の補強は
優先度が高いポジションでしたが
それは5トーマスをバックアップする守備的MFや
現在34ジャカが担っている
攻守の両面で存在感を観せる
Box to Boxタイプの選手の補強であり
攻撃的MFタイプの選手では
なかったと思われます。

なぜならば、結果的にはシーズンの前半を
棒に振る事になってしまいましたが
今シーズンが始まる前の段階では
攻撃的MFには8ウーデゴールと共に
10スミス・ロウもいましたので
このポジションの補強の必要性はない様に観えました。

しかし、その上で21ヴィエイラを獲得したと言う事は
アルテタ監督の構想の中では10スミス・ロウは
現在の4−3ー3におけるインサイドハーフよりも
よりゴールに近い所でプレー出来る
前線の左サイドでプレーする方が活きると言う
評価だと考えられ
その事から8ウーデゴールをバックアップする為に
21ヴィエイラを獲得したと考えるのが自然かも知れません。

その21ヴィエイラはこれまでの評価通りに
テクニックレベルが高く
特に21ヴィエイラにしか見えないパスコースを見い出し
そこに正確なラストパスを供給する
生粋のラストパッサーと言う印象で
実際アーセナルに加入してからも
その様なパスを観せてくれていると思います。

一方で加入当初から懸念していた様に
フィジカル的には非常に華奢で
当たりの激しいPLのDFのボディーコンタクトへの対応に
非常に苦しんでいる印象を受けます。
本人もそれを自覚しており
フィジカルトレーニングに励んでいる様ですが
現状としてはその激しいボディーコンタクトに
自らのペースを乱されいる様に観え
まだ本領を発揮出来ているとは言えないと思います。

プレースタイル的には
トップ下やインサイドハーフが
ベストポジションだと思われますが
PLの激しいボディーコンタクトに
苦しんでいる状況がある為なのか
インサイドハーフよりもプレッシャーが少ない
右サイドで起用される試合もありましたが
今の所、その右サイドではあまり機能出来ていないと思います。

また、8ウーデゴールと並んで
左インサイドハーフで起用された試合もありましたが
同じ左利きでパッサータイプの
8ウーデゴールとはプレースタイル的に似通っている為なのか
インサイドハーフでの8ウーデゴールとの共存も
当初は上手くいっていなかったと思いますので
8ウーデゴールと同じ右インサイドハーフが
主戦場と考えられていたと思います。

この様に、PLのスタイルへの適応にも苦しみ
チーム内でのポジション争いでも上手くいっていなかった
21ヴィエイラでしたが
体調不良の34ジャカに代わって
早い段階で投入された
PL16節のウルヴス戦でのプレーは
一つの切っ掛けになるかも知れません。

この試合での21ヴィエイラは
34ジャカと交代して入った事もあったのか
これまでの様なキーパスやラストパスを供給する
パスの出し手としての振る舞いから
今シーズンの34ジャカの様に
効果的なフリーランニングで
裏のスペースやハーフスペースに積極的に出て
パスの受け手としての振る舞いを観せた事で
8ウーデゴールと上手く共存する事に成功し
チームの中でも機能して観せました。

そしてパスの出し手として振る舞っている時は
基本的に足下でパスを受ける場面が多い為に
相手に捕まり激しいチャージに曝される場面が
多くなっていたと思いますが
この試合の様に積極的にフリーランニングをする事で
相手に捕まり激しいチャージを受ける場面も
減っていたと思います。

PLの激しいボディーコンタクトへの耐性を付ける為に
フィジカル的な強度を上げる事は
確かに必要だと思いますが
この試合を見る限りでは
ボディーコンタクトを受けない
身のこなしやマークの外し方、
そして相手のブロックに出来たスペースの見付け方を
磨いた方が良いのかも知れません、

今後は8ウーデゴールから
右インサイドハーフのポジションを奪いに行くのか?
左インサイドハーフで
8ウーデゴールとの共存を目指すのかは分かりませんが
アルテタ監督が目指すスタイルには
十分に適応出来るレベルの選手だと思いますので
小柄でも激しいPLのスタイルに適応した
カソルラやダビド・シルバの様に
PLのスタイルにしっかりと適応する事が待たれます。


C'mon Arsenal !!


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サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


(年齢は獲得時の年齢)


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冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−1 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−1

Arsenal 1.jpgプレシーズンマッチでは
5戦全勝と相手を寄せ付けない等、
充実したプレシーズンを観て
開幕前に
『ベストメンバーを組む事が出来れば
優勝争い出来るだけのポテンシャルがある』と
書きましたが
ここまでのシーズン前半は
その期待を上回る結果を出していると思います。

12勝1分1敗勝ち点37で首位!!
得点33点はリーグ2位、
失点11点はリーグ1位、
得失点差+22はリーグ2位と
文句の付けようがありません。

その要因はアルテタ監督体制4シーズン目に入り
チームとして成熟してきていると共に
この夏の移籍期間で
昨シーズンまで欠けていたラストピースを
補強出来た事が非常に大きかったと思います。

それでは最初にこの夏に獲得した選手達に付いて
私見的に考えてみたいと思います。

では最初はサンパウロから獲得した
27マルキーニョスです。


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27マルキーニョス(19歳)

サンパウロから獲得した27マルキーニョスは
ブラジルとイングランドの生活環境の違いや
英語が話せない問題などもあり
当初はローン移籍に出される可能性があった様ですが
英語は全く話せない様ですが
6ガブリエウや11マルティネッリの手を借りながら
チームやロンドンでの生活に上手く適応し、
そしてプレシーズンでも評価を上げた事で
シーズン前半はそのままスカッドに残りました。

左利きの27マルキーニョスは逆脚のアタッカーとして
右サイドを主戦場としており
ブラジル人選手らしい
独特なリズムのドリブル突破と
正確な左脚を武器に
リザーブのPL2の試合では
5試合で4ゴール2アシストと
リザーブレベルではない事を証明し、
ファーストチームでの公式戦初出場した
ELグループステージ第1節のチューリッヒ戦でも
1ゴール1アシストを挙げて
チームを勝利に導きました。

この活躍を受けて
この夏にニースへローン移籍した19ペペの穴や
開幕直後に怪我で離脱した24ネルソンに代わって
7サカのバックアッパーとして
名乗りを挙げる事が期待されましたが
今の所、PL1試合途中出場、
EL2試合先発1試合途中出場、
カラバオ杯1試合先発に止まっており
7サカのバックアッパーとしては
十分な働きを観せていません。

現状としてはプレースピードやテンポが
まだブラジル時代のそれからアップデート出来ていない印象で
リザーブレベルの試合ならば
そのプレースピードやテンポでも
個の力で大きな問題にはならないのかもしれませんが
ファーストチームの試合、
特に今シーズンのアーセナルのプレースピードやテンポには
付いて行けていない印象を受けます。
そしてPLの速く激しいスタイルにも
まだ適応出来ていない印象で
ここ最近は得意のドリブルが通用するしないの前に
積極的に仕掛ける場面自体が少なくなっており
明らかに『壁』にぶつかっている様に観えます。

とは言え、ブラジル時代とは明らかに違う次元に
急にやってきた事を考えれば
プレースピードやテンポに付いて行けていないのは
仕方がない事だと思います。
しかしその一方でシーズン序盤の様に失敗を恐れずに
積極的に仕掛ける事をやめてしまっている現状は
ちょっと心配です。

19歳の選手にとっては
アーセナルへの移籍は大きなチャレンジですが
そのチャレンジをピッチの上でしなくなってしまっては
その先の道は開けないと思います。
自信を失っているのか?
スタイルの違いに混乱しているのか?は分かりませんが
今はひたむきにチャレンジし続ける事が
重要に感じます。

現状の『壁』にぶつかっている27マルキーニョスを
この冬の移籍期間でローンに出す可能性がある様ですが
それも色々な問題があるかもしれません。

PLのスタイルに慣らす為には
チャンピオンシップのチーム等に
ローン移籍させて経験を積ませる事が一番かもしれませんが
一方で英語がまだ話せない27マルキーニョスを
イングランドの他のクラブに一人で行かせても
そのチームの中で孤立してしまって
大した成果は出ないかもしれません。

コミニュケーション面を考えれば
スペインやポルトガルのクラブに
ローン移籍させるのも一つかもしれませんが
過去にヴェラやキャンベル等の中南米系の若い選手が
ローン移籍に出ていたスペインやポルトガルのクラブで
結果を出して戻ってきても
結局最後まで速く激しいPLのスタイルには
適応出来なかった事を考えますと
スペインやポルトガルのクラブへのローン移籍は
PL仕様にアップデートする役には立たない可能性がありますので
国外のクラブへ移籍させるにしても
十分に考慮する必要があると思います。

今後アーセナルでポジションを掴む為には
戦術的な理解度や守備面での貢献度等、
改善しなければならない所は沢山あるかも知れませんが
まず最初にクリアーするべきポイントは
現在のアーセナルのプレースピードやテンポの中で
プレーの精度を保ちながら
自らのプレーを行う事が出来るかどうかだと
個人的には思います。
左脚から繰り出されるシュートやクロスの精度は高く
ドリブルでカットインした所から
左脚を振り抜くと言う得意パターンも持っていますので
そこを磨くだけでもチームにとっては
戦術的なオプションになると思いますので
速やかに適応する事が望まれます。

とは言え、元々育成枠としての意味合いもある獲得でしたので
短期的な評価には左右されずに
11マルティネッリを主力選手に育てた様に
27マルキーニョスも地に足を付けて
じっくりと育成して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


(年齢は獲得時の年齢)


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PL16:Wolves vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Wolves 0−2 ARSENAL
2022年11月12日(土)Premier League, Molineux

Goal

 (54)8Ødegaard(←21Vieira)
 (75)8Ødegaard


1Ramsdale

4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard     34Xhaka

 7Saka             11Martinelli

9Jesus


(15)34Xhaka>>>21Vieira
(90)7Saka>>>24Nelson
(90)21Vieira>>>25Elneny
(90)35Zinchenko>>>17Cedric


Substitutes
 30Turner
 3Tierney
 16Holding
 27Marquinhos
 14Nketiah


Arsenal 1.jpgW杯開催に伴う中断前の最後の試合は
ウルヴスを寄せ付けずに勝利し
首位でクリスマスを迎える事になりました。

先発は前節のチェルシー戦と
同じメンバーが組まれました。

しかし試合開始早々に
34ジャカが体調不良を訴えて
試合がストップし
一度はプレーに戻りましたが
やはり続行出来なくなり
15分に21ヴィエイラと交代する
ハプニングがありました。

試合はボールを支配するアーセナルが
ゴール前にバスを置く様に
5−3−2のブロックを築いて守り
アダマ・トラオレとグエデスのスピードを活かした
カウンター狙いのウルブスを
いかにして攻略するかと言う流れで進みましたが
開始早々に惜しいチャンスがありました。

5分過ぎ、11マルティネッリが送ったクロスを
DFラインの裏を取った9ジェズスが収めて
右脚を振り抜きゴールネットに突き刺しました。
残念ながら9ジェズスの位置がオフサイドで
ゴールは認められませんでしたが
ここで決まっていたら
最近ゴールに見放されていたモヤモヤが
払拭出来たかもしれませんでしたので
残念でした。

一方でウルヴスのカウンターで
ゴールに迫られる場面もありました。

6分過ぎ、セメドからの裏に出されたパスを受けた
B.トラオレに左サイドに抜け出され
そこからのグエデスへクロスが送られました。
そのクロスに対してはグエデスに通る前で
12サリバがしっかりとブロックし、
そのこぼれ球に対して詰めてきたアダマ・トラオレが
シュートを放つも6ガブリエウがしっかりとブロックして
ゴールを死守。

そもそもグエデスの位置がオフサイドでしたが
ウルヴスの前線の2人のスピードに対して
CBの2人はしっかりと対応出来ていましたが
それでもギリギリの対応に強いられていたのも事実であり
集中力が試される試合になりました。

その後は引いて守るウルヴスのブロックを
なんとかしてこじ開けようと
あの手この手を駆使して攻め続けました。

4ホワイトからのパスを受けた8ウーデゴールが
ダイレクトで送ったパスを受けた7サカが
右脚で折り返した13分過ぎの場面、
そのクロスはブエノの足に当たり
ゴールに向かいましたが
ホセ・サに掻き出されてゴールならず。

7サカが右CKを蹴った14分過ぎの場面、
6ガブリエウがヘッドで合しましたが
枠を捉える事は出来ず。

35ジンチェンコからのパスを
下がった位置で9ジェズスが受けた21分過ぎの場面、
そこから一気に加速して
ペナルティ内にドリブルで切り込んでいき
右脚を振り抜きました。
そのシュートはキルマンにブロックされてしまいましたが
ゴール前に築かれて強固な壁を
果敢なドリブル突破で風穴を開けようとした
良い仕掛けだったと思います。

左サイドに開いていた21ヴィエイラからのパスを
ハーフスペースで受けた35ジンチェンコが
ダイレクトでクロスを送った22分過ぎの場面、
そのクロスに対して9ジェズスがヘッドで合わせましたが
残念ながら枠を捉える事は出来ず。

11マルティネッリからのパスを
センターサークル辺りで受けた7サカが
そのままドリブルで持ち込み
左サイドに開いていた9ジェズスへ
スルーパスが送られた34分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ジェズスは
ペナルティに入った所で切り替えしてボールを持ち直し
右脚を振り抜きましたが
そのシュートはバーを叩きゴールを奪う事が出来ず、
同時に9ジェズスの位置はオフサイドでした。

4ホワイトが送ったクロスを
ファーサイドで9ジェズスが
ダイレクトボレーで合わせた39分過ぎの場面、
残念ながらジャストミート出来ずに
枠を捉えられませんでしたが
難しい高さのボールだったとは言え
フリーの状況でしたので
絶好調の時期の9ジェズスならば
決めていたかもしれない場面だったと思います。

一方で前半の間で危ない場面は2度ありました。

19分過ぎ、4ホワイトから11マルティネッリへ送られた
サイドチェンジのパスが逸れてしまった為に
11マルティネッリが収める事が出来ずに
こぼれてしまったボールを
セメドに収められてしまった所から
カウンターを受けてしまいました。
そのままドリブルで左サイドを持ち上がってきた
セメドが送ったスルーパスで
グエデスに抜け出されてしまい
そのままシュートを撃たれてしまいましたが
幸い枠を捉えずに救われました。

43分過ぎ、トティのフィードを奪った12サリバが
1ラムズデールに送ったバックパスを
グエデスにカットされてしまい
そのまま持ち込まれてシュートを撃たれてしまいました。
幸い戻ってきた6ガブリエウがブロックして
そのシュートは枠を捉える事はありませんでしたが
そのバックパスを狙っていたグエデスの位置の確認を怠った
12サリバの大きなミスだったと思います。

結局アーセナルゴールに迫られた場面は
ミスが絡んだ場面でしたので
ウルヴスのカウンター狙いに対しては
概ね抑える事が出来ていたと思います。

一方で攻めあぐねている訳ではありませんが
ウルヴスの強固な守備のブロックに対して
攻めきれないまま
前半は0−0で終わりました。

後半は最初にチャンスを作ったのは
ウルヴスのカウンターからでした。

47分過ぎ、8ウーデゴールが送った
クロスのクリアーボールを収めたアダマ・トラオレが
5トーマスのタックルをかわしてながら
一気にドリブルで加速した所から
右サイドを駆け上がってきたグエデスへ展開し
そこからゴールに向かってきたアダマ・トラオレに
クロスが送られました。
幸い前に飛び出した1ラムズデールが
アダマ・トラオレに通る前にカットしましたが
前線の2人だけで完結する事が出来る
ウルヴスのカウンターの脅威が出た場面だと思います。

その後、遂に先制点が生まれました。

54分、35ジンチェンコからのパスを
左サイドに開いていた位置で受けた9ジェズスが
カットインした所から送ったスルーパスで
ハーフスペースに21ヴィエイラが飛び出し、
深い位置にまで侵入した所から
ホセ・サの肩口を越す様に送った
柔らかいタッチの浮き球のクロスを
ゴール前に詰めてきた
8ウーデゴールが押し込みゴール!!

21ヴィエイラのフリーランニングと
9ジェズスの連動した動きで
遂にウルヴスの築いた強固な壁に
風穴をあける事に成功しました。

その後は徐々にウルヴスゴールに迫る場面が
増えていきました。

21ヴィエイラの左サイドに駆け上がる動きに合わせて
35ジンチェンコがスルーパスを送った60分過ぎの場面、
そのまま抜け出した21ヴィエイラが送ったクロスは
クリアーされてしまいましたが
この場面でも21ヴィエイラのフリーランニングが活きた場面でした。

ここ最近の21ヴィエイラは
PL特有の激しいチャージへの対応に
苦労している様に観えましたが
それは元々21ヴィエイラはパスの出し手側の選手なので
足下にパスを受ける場面が多い為に
狙われる場面が多かったのかもしれません。
反対にこの試合では
今まで以上に積極的なフリーランニングを観せており
それにより相手のマークを上手く外す事が出来、
結果としてチャージを受ける局面が減った様に感じます。

そして以前にも21ヴィエイラは8ウーデゴールと並んで
インサイドハーフで起用された事もありましたが
その時は8ウーデゴールと役割が被る為に
その良さが活きていませんでしたが
この試合では34ジャカに代わって
途中出場した事もあった為なのか
今シーズンの34ジャカの様な
ハーススペースを中心に飛び出す動きを
積極的に取り入れていた事で
チームの中でも機能する事が出来ていたと思います。

とは言え、この試合では
アーセナルがボールを持ち続ける流れだった事もあり
34ジャカが担っているもう一つの柱である
左サイドをカバーする守備面の役割を
21ヴィエイラが行う場面はあまりありませんでしたので
現在34ジャカが担っている攻守に多岐にわたる役割を
21ヴィエイラが担えるかどうかは
まだ不透明な部分もあると思いますが
少なくともこれまでの8ウーデゴールの
バックアッパーと言う立ち位置から
34ジャカをバックアップする役割も担える可能性を
示したと思います。

4ホワイトが送ったクロスを
コリンズがヘッドでクリアーして
ファーサイドに流れたボールを
11マルティネッリがダイレクトボレーで
押し込もうとした61分過ぎの場面、
そのシュートはホセ・サのファインセーブで防がれ
そのこぼれ球に対して8ウーデゴールが
ヘッドで押し込もうとしましたが
このシュートもトティにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

4ホワイトが送ったスペースへの
精度の高いフィードを受けて抜け出した
9ジェズスがタメを作った所から
走り込んできた8ウーデゴールへラストパスを送った
64分過ぎの場面、
残念ながらそのパスは
同じく戻ってきたトティにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
右SBに移ってから余り送らなくなっていますが
4ホワイトの精度の高いフィードは
昨シーズンのアーセナルの一つの武器でしたので
4ホワイトはもっとフィードを蹴っても良い様に感じます。

そして試合を決める2点目が生まれました。

75分、コーナフラッグ辺りでボールを奪い返した
11マルティネッリが持ち込んだ所から送ったヒールパスで
入れ替わるように裏に飛び出した35ジンチェンコが
深い位置から送ったクロスのこぼれ球を
11マルティネッリが右脚を振り抜きました。
そのシュートはホセ・サにセーブされてしまいましたが
そこからのこぼれ球を収めた8ウーデゴールが
左脚を振り抜きゴール!!

前後の揺さぶりにウルヴスの守備陣の脚が止まった所で
仕留めたゴールでした。

その後も惜しい場面はありました。

83分過ぎ、ブエノのパスをカットした
8ウーデゴールからのパスを受けた9ジェズスが
右サイドに駆け上がってきた7サカに繋ぎ
その7サカからペナルティに向かって走り込んできた
9ジェズスへタイミング良くリターンパスが送られました。
残念ながら9ジェズスに通る直前に
コリンズにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事が出来ませんでしたが
プレービジョンが共有されていた
良い仕掛けだったと思います。

一方で終了間際に危険な場面がありました。

88分過ぎ、12サリバからのパスを
絞った位置で受けた35ジンチェンコが
ポデンスのチャージを受けて
あっさりとボールをロストしてしまい
そのこぼれ球を収めた
アダマ・トラオレからのパスを受けたポデンスに
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1ラムズデールのファインセーブで
ゴールを死守しましたが
前節のチェルシー戦でも試合の終盤に
足を滑らせてボールをロストしてしまった場面がありましたが
怪我明けの35ジンチェンコは
まだ90分間集中力を保つだけの
コンディションにまでは戻っていないのかもしれません。

試合はこのまま0−2で勝利!!

これで2位シティと勝ち点差5を付けて
首位でW杯の中断に入る事が出来ました。

しかしこのW杯の中断期間が
吉と出るのか?凶と出るのか?
シーズン中にW杯を開催する事は初めての事ですので
どの様な影響をもたらすか全くわかりません。

そのW杯には10名の選手が選ばれています。

イングランド代表
 7サカ
 4ホワイト
 1ラムデール

ブラジル代表に
 9ジェズス
 11マルティネッリ

フランス代表に
 12サリバ

日本代表に
 18冨安

スイス代表に
 34ジャカ

ガーナ代表に
 5トーマス

アメリカ代表に
 30ターナー

日本代表、アメリカ代表、ガーナ代表と
くじ運が悪かったスイス代表は
グループステージ突破出来るかどうかが
焦点だと思いますので
仮にグループステージだけで終われば
9日間で3試合行い
12月初めにはチームに戻ってきます。
これは通常の代表期間とそれ程大きな差がない状況であり
チームに戻ってからも
ある程度コンディションを調整する期間を
儲ける事が出来ますので
W杯の影響は最小限で済ませる事が出来るかもしれません。

一方でイングランド代表、ブラジル代表、フランス代表は
場合によっては決勝戦まで行く可能性があり、
仮に決勝戦まで進んだ場合には
約4週間で7試合を行い
12月18日までカタールに留まる事になります。

その様な状況の中で
大会中に負傷する可能性があるのは勿論ですが
30度以上の環境でプレーする事による
疲労の蓄積やコンディションの低下、
反対にレギュラーでプレーしていた選手が
サブに回る事によるプレー時間の減少や
戦術の違うチームでプレーする事で
フォームを崩してしまう問題など
色々な面で影響が出る可能性があると思います。

同時に勝っても負けても大きな大会の後には
緊張の糸が切れた様な虚脱感や喪失感が
襲ってくるかもしれません。
また、自らのミスで試合を落としたりしたら
想像を絶する罪悪感や
自信の損失が襲ってくるかもしれません。
その様にフィジカル的な問題と
メンタル的に難しい状況の中で
決勝戦の約1週間後のボクシングデイには
PL第17節ウエスト・ハム戦が組まれています。

W杯の余韻に浸る間もなく
真冬のイングランドに戻って
再びアーセナルの為に戦う準備を整えなければならない状況は
選手にとっては非常に過酷だと言わざる得ません。

その様な状況をアルテタ監督は
上手くコントロールする必要があると思います。

W杯に参戦している選手に何かあった時に備えて
イングランドに残ったメンバーで行うドバイキャンプで
サブ組の底上げを行わなければならないと思います。
そして仮に底上げが出来なければ
冬の移籍期間が開いたら速やかに補強を行い
シーズン前半に露呈した選手層の薄さの改善に
努める必要があると思います。

シーズン前半は予想以上に結果を残しましたが
本当の勝負はW杯が終わってからだと思いますので
この中断期間を有効に使って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:4G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G1A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A

 
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CC 3rd:ARSENAL vs Brighton [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−3 Brighton
2022年11月9日(水)Carabao Cup, Emirates Stadium

Goal

 (20)14Nketiah(←24Nelson)
 (27)Welbeck(pk)
 (58)Mitoma
 (71)T. Lamptey


31Hein

17Cedric 12Saliba 16Holding 3Tierney

25Elneny

21Vieira     23Lokonga

27Marquinhos            24Nelson

14Nketiah


(62)12Saliba>>>6Gabriel
(62)27Marquinhos>>>11Martinelli
(72)3Tierney>>>35Zinchenko
(72)21Vieira>>>9Jesus
(80)23Lokonga>>>34Xhaka


Substitutes
 30Turner
 4White
 5T. Partey
 8Ødegaard


Arsenal 1.jpgサブ組中心で挑んだカラバオ杯3回戦は
先制しながらも逆転を許し
プレシーズンも含めて
今シーズンホームで初めて敗れてしまいました。

先発はサリバ以外はサブ組の選手で固めると言う
大きくローテーションを行なった布陣になりました。

GKには公式戦初出場の31ハインが入り
DFラインは右SBに17セドリック
左SBに3ティアニーが入り
CBは12サリバと16ホールディングが組みました。
中盤はアンカーに25エルネニーが入り
インサイドハーフには21ヴィエイラと23ロコンガが並び
前線は右に27マルキーニョス、
左に24ネルソン、1トップに14エンケティアが入る
4−3−3が組まれました。

試合は開始直後からバタバタしてしまいました。

1分過ぎ、下がった位置でボールを収めたウェルベックから
ランプティ〜サルミエントと繋いで
右サイドの裏に抜け出されてしまい
そのサルミエントからのラストパスを受けた
エンシソのファーストタッチで
16ホールディングがかわされてしまい
シュートを撃たれそうになりましたが
12サリバと16ホールディングが閉めて
なんとかシュートは撃たせませんでした。

しかしその場面のこぼれ球に対して
サルミエントが右脚を振り抜いたシュートを
12サリバがブロックしてこぼれた所を
ゴール前に詰めてきたウェルベックに
シュートを撃たれてしまいました。
このシュートも3ティアニーがブロックして
なんとかゴールは死守しましたが
ランプティに詰める事も、
サルミエントに着く事も出来ていない
微妙な距離感で対応してしまった17セドリック、
エンシソのファーストタッチで
簡単にかわされてしまった16ホールディング等、
明らかに軽い対応が招いたピンチだったと思います。

3分過ぎ、マーチが蹴った左サイドからのCKに対して
16ホールディングがヘッドでクリアーたボールが
ペナルティ内に高々と跳ね上がってしまい
そのボールをフェルトマンにヘッドで
ゴール前に折り返されてしまいました。
幸いゴール前にいたエンシソは
合わす事が出来なかった事で救われましたが
エンシソに触られていたら失点していた場面でした。

この場面でも高々と跳ね上がったボールに対して
14エンケティアが対応しましたが
ポジション争いに完全に負けてしまい
フェルトマンと競り合う事すら出来ていなかったのは
軽い対応だったと言わざる得なかったと思います。

この後もアーセナルは落ち着きを取り戻す事が出来ずに
ペースを握る事が出来ませんでしたが
ブライトンも締まりがなかった為に
両チームともぺースを握る事が出来ない
時間帯が続いてしまいしまい
最初のチャンスはこの場面まで
待たなければならなかったと思います。

14分過ぎ、カイセドからのパスをカットした
3ティアニーが出したスペースへのスルーパスで
飛び出した24ネルソンが
深い位置まで侵入した所からの
マイナス方向に折り返し
その折り返しを受けた21ヴィエイラが
左脚を振り抜きました。
残念ながら21ヴィエイラは
ジャストミートする事が出来ずに
大きく枠を外してしまいましたが
完全にフリーの状態だっただけに
せめて枠には飛ばしてほしかったと思います。

その後も守備の緩さが続いてしまいました。

15分過ぎ、スティールが蹴ったロングフィードを
マーチがエンシソに繋ぎ
そのままドリブルで切り込んできたエンシソに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。

そのシュートは枠を捉えず救われましたが
ロングフィードを受けたマーチに付いていた
3ティアニーが抑えられなかったのは
仕方がないにせよ
エンシソがその落としを受けた
DFラインの前のエリアに
アーセナルの選手が誰もいなかったのは
非常に問題だったと思います。
その結果、DFラインの残った3人は
背後のスペースを使われない様に下がりながら
エンシソのドリブルにも対処しなければならない
難しい状況に陥ってしまいましたので
この様に2ラインの間が間伸びしていた状況は
あってなならない状況だったと思います。

全体的に締まりがない流れの中で
1つのプレーでゴールを奪い取りました。

20分、パスを受けたサルミエントに対して
前に出た16ホールディングが
激しいチャージでボールを奪い返し
そのこぼれ球を収めた24ネルソンが
自陣からそのままドリブルで持ち上がった所から
クロスする様に左に開いていった
14エンケティアに送ったパスを
ペナルティの左45度辺りから
ダイレクトで叩き込み先制ゴール!!

冷静に決めた14エンケティアのシュートも
素晴らしかったと思いますが
何よりも24ネルソンのドリブル突破が
このゴールの全てだったと思います。
ファーストプレスにきたカイセドをかわした所から
一気に加速した24ネルソンは
その後も更に加速していって
カイセド、ギルモア、フェルトマン、ダンクを引き付け
14エンケティアのシュートを
完璧にお膳立てしました。

24ネルソンの本来のポジションである
右サイドでは結果を出していましたが
逆足である左サイドで起用された時には
どこか窮屈そうにプレーしていた印象で
結果も残す事が出来ていませんでした。

しかしこの試合では深い位置にまで侵入する前に
積極的にカットインしていったり
ハーフスペースを意識したプレーエリアで
プレーする事で
逆足と言う問題点に対処しようと
していた様に観えました。

また、14分過ぎの場面の様に
深い位置にまで侵入した時も
相手の選手に距離が詰められてしまう前に
内側向きの体勢が取れていましたので
逆足と言う問題点に対する対策はかなり出来ていたと思います。

そして何よりも一気に加速した後に
更にもう一段階ギアを上げた様に加速したドリブルは
この場面の大きなポイントでしたが
昨シーズン終盤に輝いた14エンケティアもそうでしたが
100%の所から更に上げる事が出来るかどうかは
ブレイク出来るかどうかの
一つのポイントだと思いますので
その様なプレーを行い、
それをゴールに結びつける事が出来た24ネルソンは
ブレイクのチャンスを迎えているのかもしれません。

流れが掴めない状況で先制出来ましたが
ミスから同点に追いつかれてしまいました。

25分過ぎ、フェルトマンから出された
裏のスペースへのパスでウェルベックに飛び出されてしまった時に
前に出ようとした31ハインが足を滑らして出遅れてしまった所で
不用意に飛び込んでしまい
ウェルベックと交錯してPK献上。

27分、そのPKをウェルベックに決められてしまい同点。

フェルトマンからのパスに対して
ウェルベックが収めようとしながらも
収める事が出来ずに
結果的に良い塩梅のスペースに流れるパスになった為に
31ハインは焦ってしまったのかもしれませんが
遅れて飛び込んできた31ハインに対して
ウェルベックは明らかに誘っていただけに
手を伸ばした手を引っ込める位の
冷静さ、老獪さを観せて欲しかったと思います。

その後も完全に主導権を握る事が出来ない状況の中でも
ゴールを奪うチャンスはあったと思います。

25エルネニーが送った縦パスを受けた
14エンエケティアが繋いだボールを
27マルキーニョスがヘッドで前方に送った33分過ぎの場面、
コルウィルの前に強引に体をねじ込んで
ボールを収めた14エンケティアが
シュート体勢に入りましたが
戻ってきたコルウィルに潰されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

スティールとほぼ1対1の状況になっていただけに
コルウィルの前に体をねじ込んでボールを奪ってから
14エンケティアがシュートを撃つ体勢に入るまでの間に
時間が掛かりすぎてしまったのは残念でした。

あと1バウンド早くシュートを撃っていたら
コルウィルに潰される前に
シュートを撃つ事が出来ていたと思いますが
この様な状況で自分が撃ちやすいタイミングを待つのではなく
ゴールを奪う為にギアを一つ上げて
もっと早いタイミングで撃つ事が出来ない所が
14エンケティアが昨シーズンの終盤の様な活躍が
出来ていない所かもしれません。

16ホールディングの左サイドのスペースへのパスで
14エンケティアが抜け出した35分過ぎの場面、
ゴール前に走り込んできた
21ヴィエイラに向けて送られた折り返しは
コルウィルの足に引っかかり通らず、
そのこぼれ球を収めた14エンケティアからのパスを受けた
24ネルソンのミドルシュートも
21ヴィエイラに当たってしまいゴールを奪い事が出来ず。

ゴール前に走り込んできた21ヴィエイラは
完全にフリーでしたので
14エンケティアは完全に抜け出して
全くプレッシャーが掛かっていないにも関わらず
折り返しのパスをコルウィルの足に引っ掛けてしまったのは
非常に痛いミスだったと思います。

前半はボールを持つ事は出来ても
いつもの様に試合を支配する事が出来ず、
プレースピードや精度も悪かったと思います。

しかし後半に入ると少しペースが上がったと思います。

25エルネニーからのパスを受けた
23ロコンガがペナルティの外側から右脚を振り抜いた
46分過ぎの場面、
残念ながら枠を捉えられず。

サルミエントのパスをカットした3ティアニーの
ダイレクトパスを14エンケティアが受けた48分過ぎの場面、
ペナルティの外側の左45度の位置から
豪快に右脚を振り抜いたミドルシュートは
左ポストを叩き惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

前に出た12サリバがパスをカットしたこぼれ球に対して
23ロコンガがギルモアの前に上手く体を入れて
ボールを収めた48分過ぎの場面、
その23ロコンガからのパスを受けた24ネルソンが
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもブロックされてしまい
枠を捉える事が出来ず。

21ヴィエイラからのパスを受けた27マルキーニョスが
ランプティをかわしてクロスを入れた52分過ぎの場面、
そこからのクロスに対してゴール前で24ネルソンが
ヘッドで合わせましたが
スティールのファインセーブで防がれ
そのこぼれ球に対して23ロコンガが
角度のない所から折り返したボールに対して
14エンケティアが飛び込みましたが
ダンクにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

この試合の27マルキーニョスは
終始ランプティに抑えられていましたが
厳密には仕掛けて抑えられていた部分もありましたが
ランプティを抜く様な仕掛けを
殆ど観せていなかった言うべきかもしれません。

21ヴィエイラにも当てはまる部分かもしれませんが
PLの激しいスタイルに
完全に本来のフォームを崩してしまっている様に感じます。
シーズン序盤の様なドリブルを仕掛けて
積極的に抜き去ろうとする
ブラジル人らしさが影を潜めてしまっているのは残念です。
とはいえ実際問題としてプレースピードが
PLやアーセナルのレベルに達していない部分もあり
まだまだ時間が必要だと思います。

12サリバの縦パスを受けた21ヴィエイラが
ダイレクトで23ロコンガに繋いだ52分過ぎの場面、
そのパスをペナルティ内で受けた23ロコンガが
右脚を振り抜きましたが枠を捉えられず。

ゴール正面の良い位置からのシュートでしたので
せめて枠には飛ばさなければならなかったと思います。

一方でここ最近の21ヴィエイラはPLの激しい当たりに
ペースを乱されてしまったのか、
以前よりもプレーの精度が落ちている印象を受けます。
同時に難しいプレーに傾倒する傾向もあり
それもプレー精度を落としてしまっている原因かもしれませんが
元々技術力は高い選手ですので
この場面の様なシンプルなプレーでも
相手の急所を突くプレーをする事は出来ますので
なるべく早くPLに適応を済まして
本来のフォームを取り戻して欲しいと思います。

27マルキーニョスのサイドチェンジを
左サイドで24ネルソンが受けた54分過ぎの場面、
カットインして中に切り込んでいきましたが
シュートを撃つ事が出来ず。

24ネルソンはカットインしてフェルトマンをかわした時に
綺麗にシュートコースが空きましたので
そこで右脚を振り抜いても良かったと思います。

ペースを掴んだこの時間帯にゴールを奪えていたら
試合の結果は変わっていたかもしれませんでしたが
次にゴールネットを揺らしたのは
ブライトンの方でした。

58分、サルミエントからのパスを受けたエンシソが送った
裏へのパスで抜け出したサルミエントが
ドリブルで持ち込んだ所から送ったラストパスを
三笘に決められてしまい失点。

サルミエントのパスがエンシソに送られた時に
前に出た16ホールディングが
抑え込めなかった所が一つのポイントだったと思います。
その結果ゴール前は2対3の数的不利の状況に陥り
一番外側にいた三笘がフリーになってしまいました。

そしてその後の追加点もブライトンに奪われてしまいました。

71分、31ハインのフィードを
ウェブスターがヘッドでクリアーしたボールを
エンシソ〜ギルモアへと繋げられ
そのギルモアからのパスを
トップスピードで受けたランプティに
そのまま持ち込まれた所から流し込まれてしまい失点。

終盤もゴールを目指してブライトンゴールに迫りました。

81分過ぎ、34ジャカからのパスを
右サイドで受けた9ジェズスが
走り込んできた24ネルソンへ
ラストパスを送りましたが
そのラストパスは通らずにクリアーされてしまいました。
そしてそのクリアーボールを再び収めた9ジェズスが
ファーサイドでフリーだった11マルティネッリへパスを送り
そのパスを受けた11マルティネッリが
ダイレクトで右脚で合わせましたが
そのシュートをスティールのファインセーブで阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

85分過ぎ、17セドリックが蹴った右サイドからのFKを
6ガブリエウがヘッドで合わせましたが
これもスティールにセーブされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

残念ながらその後もゴールを奪う事は出来ず
1−3で敗戦。

今シーズンのカラバオ杯は
3回戦で姿を消すことになりました。

12サリバ以外は完全にサブ組で挑みましたが
プレーのクオリティー的には
残念ながら十分なレベルを発揮できなかったと思います。

プレーのテンポが中々上がらず
組み立ての精度も良くなかったと思います。
そしてアタッキングエリアに入ってからの
仕掛けのアイデアと精度もぼやけていた印象で
フィニッシュの精度も十分ではなかったと思います。

試合後の会見でアルテタ監督が
選手層的に不足しているとコメントしていた様に
数的にもクオリティ的にも不足しているのは
間違いないと思います。

週末の試合の後はW杯開催に伴い
約1ヶ月半の中断期間に入ります。

アーセナルからも多くの選手が
W杯に出場する事になりますが
一方でサブ組はロンドンに残りますので
この期間を最大限利用して
レギュラー組との差を少しでも埋めて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:4G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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PL15:Chelsea vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Chelsea 0−1 ARSENAL
2022年11月6日(日)Premier League, Stamford Bridge

Goal

 (63)6Gabriel(←7Saka)


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard     34Xhaka

 7Saka              11Martinelli

9Jesus


(78)35Zinchenko>>>3Tierney
(86)8Ødegaard>>>25Elneny
(94)11Martinelli>>>16Holding


Substitutes
 30Turner
 17Cedric
 23Lokonga
 21Vieira
 24Nelson
 14Nketiah


Arsenal 1.jpgLondon is RED!!

W杯中断前の最後の山場となる
アウェイでのチェルシー戦は
点数差以上の力の差を見せつけて
勝利を挙げました。

試合は怪我で離脱した18冨安に代わって
怪我から復帰した
35ジンチェンコが左SBに入った以外は
今シーズンのベストメンバーが組まれました。

試合は開始から非常にアグレッシブな展開で
主導権争いを繰り広げていましたが
鋭い出足で前線から連動的なプレスを仕掛ける
アーセナルの方が上回っているのは明白で
徐々に流れを掴んで行き
チェルシーゴールに迫りました。

9分過ぎ、6ガブリエウが送った
左サイドのスペースへのパスを収めた11マルティネッリが
タメを作った所から
走り込んできた9ジェズスに繋ぎ
その9ジェズスからのクロスを
ペナルティ内で受けた4ホワイトが
右脚を振り抜きましたが
僅かにポストの外側でゴールを奪う事は出来ず。

19分過ぎ、ボールを持ち上がろうとした
ロフタス・チークに対して
素早く寄せてボールを奪い返した9ジェズスが
そのままペナルティ内にドリブルで切り込んで行き
右脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートは
チアゴ・シウバにブロックされてしまいましたが
ジョルジーニョとチャロバーの間を切り込んでいったドリブルは
流石と言うべきの切れ味だったと思います。

28分過ぎ、34ジャカからのパスを
ライン側で受けた11マルティネッリが
カットインしながら送ったクロスを
9ジェズスがファーサイドで
ダイビングヘッドで合わせようとしました。
残念ながら僅かにヒットしませんでしたが
裏に出ようとした9ジェズスが飛び出る前に
タイミングを図る為に一瞬動きを止めた
その一瞬の差で届きませんでした。

その後もチェルシーにゴールに迫られても
強固なCBコンビと5トーマスを中心に
弾き返し続けて
前半はそのまま0−0で終了。

後半も両チーム共にアグレッシブな展開で進みましたが
前半と同様に人とボールに対する反応が早い
アーセナルの圧力の方が勝っており
ゲームをコントロールしていたのはアーセナルの方でした。

その結果、徐々にチェルシーゴールに迫って行きました。

4ホワイト〜7サカ〜8ウーデゴールと繋ぎ
その8ウーでゴールからのサイドチェンジのパスを受けた
9ジェズスがクロスを送った54分過ぎの場面、
残念ながら飛び出してきたメンディのパンチングに
弾き出されてしまいましたが
メンディを超える事が出来ていたら
ファーサイドに飛び込んできた7サカのヘッドに
合っていた場面だったと思います。

右サイドからのショートコーナーで
7サカからボールを引き取った8ウーデゴールが
そのままドリブルでペナルティまで持ち込んできた所から
クロスを送った54分過ぎの場面、
そのクロスに対してゴール前に飛び込んだ5トーマスが
ヘッドで合わしましたが枠を捉える事が出来ず。
完全にチェルシーの虚を衝いた仕掛けでしたが
ポジション的には飛び込んできた5トーマスではなく
その後ろにいた11マルティネッリがヘッドで合わせた方が
確実にゴールを狙う事が出来たかも知れません。

ドリブルで仕掛けた7サカが
右脚でクロスを送った60分過ぎの場面、
そのクロスに対して11マルティネッリが
ファーサイドでダイレクトボレーシュートを試みましたが
残念ながらヒットせず。
完全にフリーの状況でしたので
ダイレクトボレーを狙うには
クロスがやや高かった事を考えれば
トラップしてからのシュートを考えても良かったかもしれません。

チアゴ・シウバがパスの出し所を探して
もたついている隙に猛然と戻ってきた
9ジェズスが背後からボールを奪い返した61分過ぎの場面、
そこからのこぼれ球を収めた
7サカからのパスを受けた9ジェズスが
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
メンディにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ストライカーならばゴールを狙うのは
当然の判断だと思いますが
その一方でファーサイドで11マルティネッリが
フリーで待っていましたので
折り返した方が確実だったかもしれません。

しかしここで得たCKから先制ゴールが生まれました。

63分、7サカが蹴った右CKが
そのまま抜けてきたボールを
6ガブリエウが押し込みゴール!!

ニアに飛び込んできた12サリバが
ヘッドで後ろに流すパターンだったと思いますが
その12サリバはボールに触る事は出来ませんでしたが
良い塩梅にブラインドになったのか
ハヴァーツとチアゴ・シウバが
ボールに触る事が出来ずに抜けてきた所を
6ガブリエウは見事に押し込みました。

その後も緩める事なくチェルシーゴールに
何度も迫りました。

左サイドから35ジンチェンコが
クロスを送った66分過ぎの場面、
チャロバーのヘッドで流れたボールを
ファーサイドで収めた7サカが
ククレジャをかわして右脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉える事は出来ず。

34ジャカが蹴り出したボールを
チャロバーがヘッドしたこぼれ球を
35マルティネッリが9ジェズスに繋いで
カウンターが発動した74分過ぎの場面、
その9ジェズスはチアゴ・シウバ、
ロフタス・チークをドリブルでかわした所から送った
スルーパスで抜け出した8ウーデゴールが
戻ってきたチャロバーをかわして左脚を振り抜きましたが
枠を外してしまいゴールを奪う事が出来ず。

9ジェズスの個人技で最高の形を作りましたが
8ウーデゴールがシュートを撃った瞬間に
決まらない事がわかってしまう
8ウーデゴールのシュート精度のなさは
今後問題になる時が来るかもしれません。

その後は76分過ぎに脚がもつれて転倒し
ボールを奪われてしまった35ジンチェンコに代えて
3ティアニーを投入し、
8ウーデゴールに代えて25エルネニーを投入し
最後は11マルティネッリに代えて
16ホールディングを投入して
DFラインを3バックにする
盤石の逃げ切り体勢を築いて
試合はそのまま0−1で勝利!!

ゴールは1つしか奪えませんでしたが
個々の力の差、チームとしての成熟度の差
どちらもチェルシーを上回る快勝だったと思います。

特に5トーマスと12サリバは
別格の存在感だったと思います。

5トーマスは中盤でのボール回収率が高く
そこからテンポ良くボールを捌いて
中盤を支配していたと思います。

一方の12サリバは危険な場面には
必ず12サリバが現れて
その危険な場面を潰して回った様に
別格の存在感を観せていたと思います。

まぁ、ペナルティでクリアーしようとした時に
空振りしてしまった48分過ぎの場面の様に
集中力を切らしてしまう場面はまだありますが
集中している時の12サリバが
抑えられないアタッカーはいないのではないかと思うほど、
アーセナルに復帰してからの12サリバは
急激に成長していると思います。

あとはここまでPLのDFが
誰一人として抑える事が出来ていない
ハーランドとの対決が待ち遠しい限りです。

これでビッグ6との対戦は
3勝1敗になりました。
ホームでの対戦だけではなく
アウェイの試合でも勝利を収める事が出来たのは
大きな自信と確信に変わったと思います。


C'mon Arsenal !!


追伸、好調の中で9月の代表戦では呼ばれなかった9ジェズスが
無事W杯のメンバーに選ばれました。
もしかしたら前回の代表戦の時に落選した事で
焦りなどがあった為に
ゴールから見放されていたのかもしれませんが
無事W杯メンバーに選ばれた事でその呪縛から解放されて
再びゴールを量産してくれる事を期待したいと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:4G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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EL6:ARSENAL vs FC Zürich [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−0 FC Zürich
2022年11月3日(木)Europa League, Emirates Stadium

Goal
 (17)3Tierney


1Ramsdale

4White 16Holding 6Gabriel 3Tierney

25Elneny

21Vieira     23Lokonga

24Nelson              14Nketiah

9Jesus


(63)25Elneny>>>5T. Partey
(63)9Jesus>>>7Saka
(73)4White>>>18Tomiyasu
(73)21Vieira>>>8Ødegaard
(88)18Tomiyasu>>>17Cedric


Substitutes
 31Hein
 56J. Hillson
 12Saliba
 35Zinchenko
 72Smith
 27Marquinhos
 11Martinelli


Arsenal 1.jpgELグループステージ首位通過が掛かった第6節は
3ティアニーのゴールを守りきり
首位通過を決めました。

先発は鼠径部の怪我で離脱中の
30ターナーに代わって
この試合も1ラムズデールがゴールマウスを守り
DFラインは右SBには4ホワイト、
左SBには3ティアニー、
そしてCBは16ホールディング&6ガブリエウが
組みました。
中盤はアンカーには怪我から復帰してきた
25エルネニーがアンカーを務め
インサイドハーフには21ヴィエイラと23ロコンガが並びました。
そして前線は右に24ネルソン、左に14エンケティア、
1トップに9ジェズスが務める
4−3−3が組まれました。

試合は勝利を求めてアグレッシブではありましたが
芯が通っていないと言いますか、
どこかチグハグした印象は否めず
どの様にゴールを奪うかと言う
明確なビジョンが描けない展開でしたが
それでも偶発的にゴールに迫る場面はありました。

13分過ぎ、後方にいた24ネルソンに向けて
21ヴィエイラが蹴った右CKを
24ネルソンがダイレクトで右脚を振り抜きましたがヒットせずに
そのこぼれたボールを収めた9ジェズスが
鋭く反転して前を向いて左脚を振り抜きましたが
このシュートもコンデにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

しかし中々良いリズムが生まれない状況が続く中で
初めてと言って良い様な連携を切っ掛けとして
先制ゴールが生まれました。

17分、21ヴィエイラからのパスを受けた
24ネルソンが送ったスルーパスで
大外から裏に飛び出した4ホワイトが深い位置まで侵入し
そこからクロスが送られましたが
そのクロスはカットされてしまいました。
そしてそのこぼれ球に対して21ヴィエイラが
ダイレクトボレーを放ちましたが
それもブロックされてしまいましたが
そこからのこぼれ球を
3ティアイニーがペナルティの外側から
豪快に左脚を振り抜き先制ゴール!!

結果的に今シーズン磨きを掛けている
3ティアニーの豪快なミドルシュートが
ゴール右隅に突き刺さりました。
そしてここまでプレービジョンが共有出来ず
チグハグな仕掛けしか出来なかった中で
24ネルソンと4ホワイトが
やっとアーセナルらしい仕掛けを観せてくれたと思います。

その後も散発的にチューリッヒゴールに迫る場面はありました。

20分過ぎ、ボラニヤシェヴィッチからコンデに出されたパスを
21ヴィエイラがカットし
その21ヴィエイラからのパスを受けた14エンケティアが
そのままドリブルで持ち込んだ所から
豪快に右脚を振り抜きました。
その強烈なミドルシュートは
ブレッヒャーの正面で弾き返され
そのこぼれ球を9ジェズスが押し込もうとしましたが
これもカンベリにブロックされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

23分過ぎ、左サイドから送られた3ティアニーのクロスを
21ヴィエイラがダイレクトでジャンピングボレーを試みましたが
残念ながらヒットせず。

29分過ぎ、9ジェズスとのコンビネーションで
ペナルティ内に侵入してきた14エンケティアが
粘った所から送ったラストパスを
21ヴィエイラがダイレクトで右脚で合わしましたが
そのシュートは9ジェズスに当たってしまい
そのこぼれ球に対して24ネルソが左脚を振り抜きましたが
それもカティッチにブロックされてしまい
ゴールネットを揺らす事が出来ず。
そしてそもそも21ヴィエイラのシュートをブロックしてしまった
9ジェズスの位置がオフサイドで
この場面でもゴールを奪う事が出来ず。

35分過ぎ、21ヴィエイラが蹴った右CKを
ニアで14エンケティアがヘッドで合わしましたが
ブレッヒャーのファインセーブで阻まれ
ここでもゴールを奪う事は出来ず。

39分過ぎ、3ティアニー〜14エンケティア〜3ティアニーと繋いで
左サイドのハーフスペースに侵入してきた
3ティアニーからの折り返しを
21ヴィエイラが左脚で合わせましたが
このシュートもゲレロにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

リズムが悪い中でも地力の差を観せて
チューリッヒゴールに迫る場面はありましたが
決定力不足を露呈してしまい
前半は3ティアニーの豪快なミドルシュート1点のみで
終わりました。

後半に入ると早々にビッグチャンスが巡ってきました。

46分過ぎ、21ヴィエイラが蹴った
左サイドからのFKのこぼれ球を
詰めていた9ジェズスが押し込もうとしましたが
前に出てきたブレッヒャーに当たり
枠を捉える事が出来ず。

しかしこの後は流れを掴めずに
チャンスを作れない時間が続く中で
反対にゴールに迫られてしまう場面もありました。

67分過ぎ、右サイドからのオキタの折り返しを
マルケザーノにシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは1ラムズデールのファインセーブで防ぎましたが
ここで弾いたボールをゲレロに蹴り込まれてしまいましたが
ゲレロの位置がオフサイドで救われました。

その後も圧力を上げてきたチューリッヒに
徐々に押され始め終盤は防戦一方になってしまいました。

93分過ぎ、5トーマスがボールを奪われてしまった所から
クラスニーキーにドリブルで切り込まれてしまい
そこからのパスを受けたマルケザーノに
左サイドからグラウンダーのクロスを送られてしまいました。
ゴール前を横切る様なそのクロスは
前に出た1ラムズデールが収めましたが
ニアに飛び込んできたヴィウヌィークに触られていたら
失点していてもおかしくない場面でした。

95分過ぎ、左サイドから蹴られたFKをカティッチに
ヘッドで合わされてしまいましたが
そのヘッドは枠を捉えず、
同時にカティッチの位置がオフサイドで救われました。

結局最後まで試合を落ち着かせる事が出来ずに
バタバタしたままなんとか凌ぎきり
1−0で勝利。

苦しみながらも何とかELグループステージは
首位で通過出来ましたが
試合内容的にはここ最近の悪い流れに
逆戻りしてしまった様な試合でした。

その中で怪我から復帰した25エルネニーは
派手さはありませんでしたが
必要な時に必要な場所に顔を出して
堅実にボールの流れを保つ役割をこなしていたと思います。
この試合は復帰直後と言う事もあり
60分限定だったのかもしれませんが
25エルネニーの復帰で
5トーマスへの負担は減るかもしれません。

一方でここまでアンカーで起用されていた
23ロコンガはインサイドハーフで起用されましたが
要所要所で存在感を観せる場面もありましたが
全体的には印象が薄かったと思います。
守備の負担が減った分、持ち前の推進力をもっと発揮して
チームにダイナミズムをもたらす様なプレーを期待していましたが
技術云々というよりも
34ジャカの様なツボを押さえた様なプレーを
観せる事が出来なかった所が一番の問題かもしれません。

そして最も心配なのが18冨安の怪我です。
4ホワイトに代わって73分に投入さた18冨安は
右ハムストリングを故障してしまい
88分にピッチを後にしました。

現状としてはどの位の問題が発生したか分かりませんが
少なくともボールデッドになるまでは
気にしている様子はありませんでしたので
重症ではない事を祈るばかりです。

これでELグループステージを首位で通過しましたので
CLグループステージ3位との
プレーオフを回避する事が出来ました。
しかし次のPLチェルシー戦に向けたは
不安が残る試合になってしまいました。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:4G5A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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PL14:ARSENAL vs Nottingham Forest [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 5−0 Nottingham Forest
2022年10月30日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (5)11Martinelli(←7Saka)
 (49)24Nelson
 (53)24Nelson(←9Jesus)
 (57)5T. Partey(←24Nelson)
 (77)8Ødegaard(←9Jesus)


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 18Tomiyasu

5T. Partey

8Ødegaard     34Xhaka

 7Saka              11Martinelli

9Jesus


(27)7Saka>>>24Nelson
(62)18Tomiyasu>>>17Cedric
(62)11Martinelli>>>21Vieira
(75)12Saliba>>>3Tierney
(75)34Xhaka>>>14Nketiah


Substitutes
 31Hein
 16Holding
 23Lokonga
 27Marquinhos


Arsenal 1.jpgここ最近の悪い流れを払拭する様な快勝でした。

先発はリバプール戦からPL4試合連続
同じメンバーが組まれました。

試合は開始早々にゴールが生まれました。

5分、左サイドのライン側で
パスをカットした18冨安からのパスを受けた
11マルティネッリが右サイドへサイドチェンジし
そのパスを受けた7サカからのクロスを
ニアサイドに走り込んできた11マルティネッリが
ヘッドで叩き込み先制ゴール!!

電光石火と呼ぶに相応しい
素晴らしいゴールだったと思います。

また、このゴールセレブレーションの後に
先日ミラノで刺傷被害に遭った
22パブロ・マリにエールを送る場面がありました。

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今でこそブラジル人選手は
イングランド人に次ぐ多さになりましたが
以前はD.ルイス位しかブラジル人選手がいない中で
スペイン人ですがフラメンゴでプレーしていた
22マリが加入した時には
公式のトレーニング風景などで
11マルティネッリはよく22マリと一緒にいましたので
仲が良かったのではないかと思われます。
その22マリへのエールを
自らのゴールで送る事が出来た11マルティネッリは
感慨深かったと思います。

その後もアーセナルペースが続きました。

7分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った左CKの
クリアーボールを収めたリンガードに対して
素早く寄せた7サカがボールを奪い返し
その7サカからのパスを受けた9ジェズスが
右サイドからカットインして行き左脚を振り抜きましたが
残念ながらそのシュートは
ポストの僅かに外側でゴールを奪う事が出来ませんでした。

9分過ぎ、左に開いていた9ジェズスから
34ジャカ〜11マルティネッリ〜5トーマス〜7サカへと
右サイドに展開して行き
その7サカからのスルーパスで
ポケットの位置に入ってきた8ウーデゴールが
中に右脚で折り返しました。
その折り返しに対して9ジェズスは
シュートは撃てませんでしたが
そこから戻したボールを
5トーマスがペナルティの外側から
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもブロックされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

10分過ぎ、右サイドのショートコーナーから送った
7サカのクロスに対して
ゴール前に走り込んできた18冨安が
ダイレクトジャンピングボレーで合わせました。
残念ながらブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
18冨安が初出場した昨シーズンのノリッジ戦で
エミレーツを揺らしたジャンピングボレーを彷彿とされる
ジャンピングボレーでした。

14分過ぎ、5トーマスからのパスを受けた7サカが
右サイドからカットインして行った時に
ロディのチャージを受けて倒されながらも繋いだボールを
34ジャカ〜9ジェズスへと繋がり
その9ジェズスが右脚を振り抜きましたが
これもブロックされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

ここでアクシデントが発生しました。

この直後に左足の痛みを訴えた7サカは
一度はプレーを再開しましたが
最終的にプレーを続行する事が出来ずに
27分に24ネルソンと交代しました。

ロディのチャージを受けて
倒れながら繋いだこの場面以外でも
クヤテのチャージを左足に受けた8分過ぎの場面も
かなり痛そうでしたし
4ホワイトが出したスペースへのパスを追った7サカが
ゴールライン側で無理な体勢で折り返した10分過ぎの場面でも
そのままの勢いでピッチ外に出た時に
ピッチの外の傾斜で足を滑らせて左足を捻っていましたので
心配していました。

一応その後も10分弱の間、
左脚をかばいながらですがプレー出来ていましたので
重症ではないと思いますが
W杯を前にした大事な時期であり
次節にはチェルシー戦が控えていましたので
無理させずにすぐに交代させても良かった様に感じます。

その後もアーセナルペースが続きました。

19分過ぎ、5トーマスからの裏へのパスで抜け出した
34ジャカが折り返したボールを
11マルティネッリが左脚で合わせましたが
そのシュートはゴールラインの手前で
ロディーにクリアーされてしまい
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

しかし徐々に勢いが出てきた
ノッティンガム・フォレストに押され始めてしまい
前半の終盤はバタバタしてしまったアーセナルが
ピンチを迎えました。

42分過ぎ、オーリエからのスルーパスで
裏に抜け出したクヤテからの折り返しは
アウォニーに通る前に
12サリバがしっかりとカットしましたが
そのクリアーボールを受けた6ガブリエウが送った
中途半端なパスに対して
リンガードに右脚を振り抜かれてしまいました。
幸いそのシュートに素早く反応した4ホワイトが
体を投げ出してブロックしましたが
6ガブリエウのパスは
周囲に相手選手がいる状況のペナルティ内では
絶対にしてはいけないパスだったと思います。

この場面以外でゴールに迫られたのも
ミス絡みの場面でした。

7分過ぎ、34ジャカが5トーマスに送ったパスを
背後から走り込んできたフロイラーに奪われてしまい
そのままミドルシュートを撃たれてしまいましたが
1ラムズデールの正面でゴールは死守。

31分過ぎ、4ホワイトからのパスを受けた5トーマスが
ダイレクトで12サリバに戻そうとしましたが
足に上手くヒットせずに溢れてしまったボールを
リンガードに奪われてしまい
そのまま持ち込まれ右脚を振り抜かれてしまいました。
幸いこの場面もプレッシャーを掛けた12サリバの前に
枠を大きく外れていきましたので救われましたが
非常に危険なミスでした。

時々集中力が切れた様な安易なミスを犯す場面が
ここ最近多くなっている所は非常に心配であり
この様な状況を考えますと
ここ最近の試合と同様に後半に失速するのではないかと
疑念を抱いたまま後半に入りましたが
後半も前半と同様の勢いを維持したまま
始める事が出来ました。

48分過ぎ、左サイドで11マルティネッリからパスを受けた
18冨安が裏に向けてフリーランニングした
11マルティネッリを囮にして
自ら縦に仕掛けて左脚でクロスを送りました。
そのクロスに対してファーサイドで9ジェズスが
ヘッドで合わせましたが
ヘンダーソンの正面でゴールは奪えませんでしたが
この日の18冨安は非常に積極的だったと思います。

勿論、リバプール戦やPSV戦では
相手チームのエースであるサラーやガクポを抑えて
無力化すると言うタスクを課せられていましたので
前に出る事を自重していた関係もあり
攻撃面での貢献は殆どありませんでしたが
この試合は相手のエースをマークする役割から解放された事で
攻撃面でも本来の18冨安のプレーを
観る事が出来たと思います。

この場面の様に積極的に高い位置にまで侵入して
攻撃に厚みをもたらすプレーは勿論の事、
5トーマスに並ぶ様に
絞った位置にポジションを移して
ビルドアップの段階にも積極的に顔を出し
今シーズンのアルテタ監督が
積極的に求めている偽SB的なプレーも
しっかりとこなしていたと思います。

実際、元々18冨安はCBにコンバートされる前は
ボランチとして育成されていましたので
ボランチの位置でプレーする事自体は
18冨安にとっては自然な事だと思われます。
勿論、左右のどちらの脚からも
精度の高いパスを送る事が出来ますが
本人もコメントしていた様に
攻撃的な選手の様なアイデアやビジョンは
持ち合わせていないかも知れませんので
35ジンチェンコの様にはいかないかもしれませんが
少なくとも3ティアニーよりも
偽SBへの適応はあると思われます。

その35ジンチェンコは偽SBとしては
非常に優秀である一方で
守備面には脆さがあると言う問題がありますので
相手のエースキラーと言う強みと共に
攻撃面でも貢献する事が出来れば
18冨安と35ジンチェンコの序列も
ひっくり返る可能性もあるかもしれません。

そして遂に追加点が生まれました。

49分、5トーマスからの縦パスを受けて
ペナルティに侵入した34ジャカからの折り返しを
9ジェズスが24ネルソンに繋げ
シュートブロックに来たフロイラーを
キックフェイントでかわした24ネルソンが
左脚を振り抜きました。
そのシュートはヘンダーソンにセーブされてしまいましたが
そのこぼれ球を右脚でゴール左上に叩き込みゴール!!

この場面での24ネルソンは非常に冷静だったと思います。
フロイラーをかわした所も冷静でしたが
ヘンダーソンにセーブされた後のこぼれ球に対して
慌てずに狙いすましてゴール左上に蹴り込んだ所は
特に冷静だったと思います。

怪我で出遅れた事もあり
ここまで十分な出場機会が得られずに苦しんでいた
24ネルソンにゴールが生まれた事に対して
他の選手達も自分の事の様に喜んでいる姿は
チームの雰囲気をよく表していたと思いますが
特に4ホワイトとのやり取りは印象的でした。
7サカに代わってピッチに入った24ネルソンに対して
4ホワイトは呼び止めて2、3声をかけていましたが
ゴールを挙げた後に真っ先に駆け寄ってきた
その4ホワイトの胸に
24ネルソンが顔を埋めていた姿は非常に印象的でした。

これまでの24ネルソンはキレのあるドリブルに定評がありましたが
それ以外の部分、
特に守備の面やチームプレー等に問題があった為に
定期的な出場機会が得られずに伸び悩んでいたと思います。
しかし昨シーズンのフェイエノールトへのローンで結果を出し、
そして戻ってきた今シーズンのプレシーズンでは
生まれ変わった様にしっかりとプレスに走り
アルテタ監督が求めているレベルのタスクをこなそうと
非常に積極的な姿勢を観せる様になっていましたので、
遂にアーセナルで結果を出せて良かったと思います。

この後はゴールラッシュが始まりました。

53分、オーリエのクロスのクリアーボールを収めた24ネルソンが
潰されながら34ジャカへ繋ぎ
その34ジャカからのパスを受けた11マルティネッリが
ドリブルで持ち込んだ所からクロスが送られました。
そのクロスをファーで受けた9ジェズスが
8ウーデゴールにボールを預けた後のリターンパスを
ダイレクトで送ったクロスに対して
ニアに入ってきた24ネルソンが合わせてゴール!!

一瞬相手の守備陣が止まった隙に
24ネルソンが上手く相手DFの前を取ったゴールでした。

そしてその24ネルソンのアシストで追加点が生まれました。

57分、5トーマスからのパスを
右サイドで受けた24ネルソンが
ドリブルで仕掛けてタメを作った所から送ったパスを
走り込んできた5トーマスがペナルティの外側から
右脚を振り抜き4点目!!

スパーズ戦と同じ位置から同じ軌道の
完璧なミドルシュートがまた決まりました。

これで24ネルソンは2ゴール1アシストで
爆発した事になりました。
7サカが負傷退場した事で巡ってきたチャンスを
見事に結果に結びつけました。

しかし1試合に3つのゴールに関与するよりも
3試合連続ゴールに関与する方が
はるかに価値があるのは言うまでもなく
勝負はこれからだと思います。

この試合の活躍で伸び悩んでいた24ネルソンが
覚醒してくれれば
7サカからポジションを奪えるかどうかは別としても
現在欠いている7サカのバックアッパーの問題が
解決するだけに留まらず
左利きの7サカと右利きの24ネルソンと言う
スタイルの異なるアタッカーを擁する事で
戦術的にも広がると思われますので
多分チャンスが与えられると思われる
チューリッヒ戦でも
同等の活躍を観せて欲しいと思います。

因みにこの後少しの間左サイドに回ってプレーしましたが
やはり左サイドでは機能する事が出来ていませんでしたので
今後は右サイドに固定して起用して欲しいと思います。

その後もゴールに迫りました。

ジョンソンのミスパスを収めた
8ウーデゴールからスルーパスが送られた58分過ぎの場面、
そのスルーパスを受けた9ジェズスが
右脚を振り抜きましたが
ヘンダーソンのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

5トーマスが送った裏のスペースへのパスで
9ジェズスが抜け出した66分過ぎの場面、
角度のない所から左脚を振り抜きましたが
これもヘンダーソンにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

そして5点目が生まれました。

77分、5トーマスからの楔のパスを受けた
9ジェズスが繋いだボールを受けた
8ウーデゴールが左脚を振り抜き5点目!!

その後も決定機がありました。

84分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った右CKを
ニアサイドで4ホワイトがヘッドで流したボールを
ファーサイドで9ジェズスが押し込もうとしましたが
残念ながら押し込めず。

触るだけで1点と言う場面でしたが
結局この日も9ジェズスは
ゴールを奪う事が出来ませんでした。

これでスパーズ戦でゴールを奪ってから
454分間ゴールを奪えていない様です。
しかし、1点目の24ネルソンのゴールも含めれば
3つのゴールに関与しており、
反対にすでに勝敗が決まっていた
8ウーデゴールのゴールの場面では
自ら強引にシュートを撃とうと思えば
撃つ事が出来たと思います。
しかしより確実性が高い8ウーデゴールに
迷いなく任せる事が出来る
9ジェズスのチームファーストの姿勢が
現在のアーセナルの好調さを支えている
根本の部分だと言えると思いますので
現在ゴールを奪う事が出来ていませんが
その事が9ジェズスの評価を落とす事には
決してならないと思います。

試合はこのまま5−0で快勝!!

ここ数試合調子を落としていた状況を
払拭する様な勝利でした。

前半終了間際にバタバタする場面がありましたが
ここ数試合の様に失速する事なく
最後まで勢いを維持する事が出来ました。

7サカの怪我がどの様な状況なのか心配であり
9ジェズスのゴールが生まれていれば
さらに完璧な勝利になったかもしれませんが
遂に24ネルソンがチームを勝利に導く活躍を示す等
ほぼ完璧な勝利だったと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:4G5A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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