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PL26:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−1 Newcastle United
2024年2月24日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (18)Botman(og)
 (24)29Havertz(←11Martinelli)
 (65)7Saka(←29Havertz)
 (69)15Kiwior(←41Rice)
 (84)Willock


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice 

 7Saka             11Martinelli

29Havertz



(64)11Martinelli>>>19Trossard
(76)7Saka>>>24Nelson
(76)29Havertz>>>14Nketiah
(76)8Ødegaard>>>10Smith Rowe
(89)20Jorginho>>>25Elneny


Substitutes
 1Ramsdale
 17Cedric
 21Vieira 
 9Jesus


Arsenal 1.jpgCLポルト戦の敗戦を引きずる事なく
難敵ニューカッスルを寄せ付けずに
4発快勝しました。

先発は3戦連続同じだったメンバーから
変更が加えられました。

まず中盤には20ジョルジーニョが起用されましたが
先日のリバプール戦の様な
41ライスとダブルボランチを組む形ではなく
41ライスが左インサイドハーフに上がって、
20ジョルジーニョが一人アンカーを務める
通常の3センターの形になりました。
そしてここまで左インサイドハーフを務めていた
29ハヴァーツがトップに移る形の
4−3−3が組まれました。

試合はキックオフ直後からCKを獲得したり
2分過ぎの場面ではカリウスからのパスを受けた
シェアに対して果敢にプレスを仕掛けた
29ハヴァーツがパスをブロックして
ボールを奪い返した様に
開始直後からフルスロットルで
ニューカッスルゴールに迫って行き、
アーセナルがペースを掴みました。

7分過ぎ、20ジョルジーニョからの楔のパスが
ギマランイスにカットされた所で
素早く寄せた41ライスがボールを奪い返し
そこから8ウーデゴール〜29ハヴァーツ〜
41ライスとダイレクトで繋いだ所から
更にダイレクトで送られたラストパスを受けた
7サカが左脚を振り抜きました。
そのシュートはブロックされて
カリウスにセーブされてしまいましたが
ボールを奪い返してから間髪入れずに
ダイレクトパスを繋いで
完全に崩した場面だったと思います。

9分過ぎ、7サカからのバックパスを受けた
20ジョルジーニョがダイレクトパスで
8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールがダイレクトで背後に流したパスで
ハーフスペースを抜け出した41ライスが
豪快に右脚を振り抜きました。
残念ながらその強烈なシュートは
カリウスの正面でゴールを奪う事は出来ませんでしたが
この場面でも2つのダイレクトパスで
完全に崩す事に成功しました。

そしてセットプレーから
早々に先制点を奪う事に成功しました。

18分、7サカが蹴った右CKに対して
ニアサイドに走り込んできた6ガブリエウが
ヘッドで合わせました。
そのシュートはカリウスにセーブされてしまいましたが
そのこぼれ球をクリアしようとした所で
最終的にボトマンの膝に当たったボールが
ゴールラインを割ってしまいオウンゴールで先制!!

またもやセットプレーから先制点を奪いました。

その後も惜しい場面は続きました。

敵陣の左サイドでボールをキープしたイサクに対して
6ガブリエウが寄せてボールを奪い返した所から
41ライス〜11マルティネッリと繋ぎ
その11マルティネッリからのラストパスを
29ハヴァーツが2ラインの間で受けた20分過ぎの場面、
対峙したシェアをかわそうとした所で
戻ってきたギマランイスと交錯して倒してしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでした。

29ハヴァーツは元々ストライカーではありませんので
仕方がない所かもしれませんが
良い位置でボールを受けても
そこからシュートに至るまで
非常に時間がかかってしまう所は
改善が必要なのは言うまでもないと思います。

20ジョルジーニョからの楔のパスを
下がりながら受けた29ハヴァーツが
インナーラップしてきていた4ホワイトへ
ダイレクトで繋いだ22分過ぎの場面、
4ホワイトはそのままペナルティの中に侵入して行きましたが
そこから送った41ライスへのラストパスは
カットされてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

左脚でシュートを撃つ自信がなかったのかもしれませんが
下がって行った29ハヴァーツと一緒に
ボトマンも付いて行っていましたので
29ハヴァーツからのパスを受けた4ホワイトの目の前には
シュートを撃つだけのコースが空いていたはずですので
4ホワイトは41ライスに繋がずに
自ら左脚を振りに行って欲しかった場面でした。

チャンスを活かせない場面が続きましたが
この勢いのまま追加点が生まれました。

24分、左サイドから右サイドに向かって
斜めに走り込んできた11マルティネッリに向かって
20ジョルジーニョから浮き球の
ピンポイントパスが送られ
そのパスを受けた11マルティネッリから送られた
マイナス方向への折り返しを
29ハヴァーツが合わせてゴール!!

大胆なフリーランニングと
無理な体勢からマイナス方向に折り返したプレーは
11マルティネッリらしい
素晴らしいプレーでしたが
11マルティネッリのランニングを見逃さずに
正確に浮き球のパスを送った
20ジョルジーニョは流石としか言いようがないと思います。

この試合も20ジェルジーニョは
際立っていたと思います。
この場面の様なゴールに直結する
ピンポイントパスは勿論ですが
要所要所で観せていた
ダイレクトで送る楔のパスは
相手の守備のブロックを切り裂いて
対応を後手に回すキラーパスであり
同時に攻撃陣にスイッチを入れると言う意味でも
非常に有効だったと思います。

前試合のポルト戦では
守備のブロックを切り崩すのに
非常に苦労していましたが
それに対するアルテタ監督の応えが
この20ジョルジーニョの起用だったと思われます。

その後もチャンスは続きました。

カリウスからのパスを受けたシェアに対して
距離を詰めた8ウーデゴールがパスをカットした
26分過ぎの場面、
そのボールを収めた8ウーデゴールから
ゴール前の29ハヴァーツへラストパスが送られましたが
そのパスは戻ってきたロングスタッフにカットされてしまい
押し込む事は出来ず。

20ジョルジーニョからの楔のパスを受けた
8ウーデゴールが一度ライン側の7サカにボールを預け、
その7サカからのリターンパスを受けた8ウーデゴールが
縦に抜けようとした動きから送ったヒールパスを
7サカが受けてそのまま一気にポケットに侵入した
30分過ぎの場面、
そこから送ったクロスに対して
全力でゴール前に走り込んできた11マルティネッリが
ジャンピングヘッドで合わせましたが
枠を捉えられず。

スペースを完全に消された状況の中で
7サカと8ウーデゴールの2人で
完全に切り崩してしまった
完璧なコンビネーションだったと思います。

11マルティネッリが送ったクロスのこぼれ球を
7サカが収めた37分過ぎの場面、
ペナルティ内のスペースのない所を
強引に切り込んで行き
そこから右脚で放った強烈なシュートは
カリウスのファインセーブに阻まれて
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
非常に見応えのある仕掛けだったと思います。

一方で前半の間で
ニューカッスルがアーセナルゴールに迫ったのは
この場面位だったと思います。

42分過ぎ、右サイドのライン側から
マイリが送ったスルーパスで
アルミロンが飛び出しましたが
完璧なタイミングで前に出て
距離を詰めた22ラヤがシュートを撃たさず
同時にアルミロンの位置がオフサイドでした。

結局、前半はニューカッスルに
1本のシュートも撃たせない
完璧な試合運びでしたが
後半もその勢いのまま
最初にチャンスを作ったのも
アーセナルの方でした。

46分過ぎ、22ラヤからのフィードを
右ライン側で受けた7サカが
中にカットインした所から
下がった位置から走り込んできた
11マルティネッリに繋げられ
その11マルティネッリからのスルーパスで
裏に抜け出した29ハヴァーツが
カリウスと1対1になりましたが
29ハヴァーツのシュートは枠を捉える事が出来ず。

そして追加点が生まれました。

65分、29ハヴァーツからのパスを右サイドで受けた7サカが
カットインした所から左脚を振り抜きゴール!!

ボトマンの陰に隠れて見えなかった為?
シェアがクリア出来なかった部分もありましたが
それでも角度のない所から
逆側にサイドネットを射抜いた
7サカのシュートは見事だったと思います。

今シーズンの前半はカットインした所から
中々ゴールを決める事が出来ませんでしたが
このゴールの様に多少厳しい状況でも
しっかりと決める事が出来る今の7サカは
まさに絶好調だと言えると思います。

そして試合を終わらせる4点目もすぐに生まれました。

69分、41ライスが蹴った左CKを
ニアに飛び込んできた15キヴィオルが
流す様にヘッドで合わせてゴール!!

一方で終盤でゴールを奪われてしまいました。

84分、ニューカッスル陣内からドリブルで持ち上がってきた
バーンズからゴードンに繋げられ、
そのゴードンからのパスを受けて
サイドの深い位置にまで飛び出してきた
ダン・バーンの折り返しを
ウィロックにヘッドで決められてしまい失点。

解説でも触れられていましたが
バーンズのドリブルに対して
本来ならば止めなければならない立ち位置にいた
20ジョルジーニョが付いていけずに
侵入を許してしまった所が
全ての問題だったと思います。

この試合の20ジョルジーニョは
試合を支配すると言う点で言えば
まさに完璧だったと思いますが
一方で機動力に欠ける20ジョルジーニョは
守勢に回った時には
この様な問題に陥る可能性は避けられないと思います。

そう言う意味ではカバーする範囲を限定する事が出来る
ダブルボランチの一角で起用した方が
やはり安全なのかもしれません。

試合終了間際にもゴールに迫る場面がありました。

91分過ぎ、シェアからのパスを受けた
ダン・バーンがトラップミスを犯してしまい
そこでこぼれたボールを奪った24ネルソンが
そのまま右サイドを持ち上がった所から
クロスが送られました。
そのクロスはカットされてしまいましたが
そこからこぼれたボールを収めた10スミス・ロウが
左脚を振り抜きましたが
ゴールライン上でダン・バーンにクリアーされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ゴール前に出来ていたスペースを見つけて
そこに上手く入り込み
そこからの正確なシュートで
ゴールマウスを捉える
10スミス・ロウの特徴が全て出た場面でしたが
ゴールだけが生まれなかったのは残念でした。

92分過ぎ、ショートコーナーからの流れから
24ネルソンがミドルシュートを放ちましたが
このシュートはカリウスにセーブされ
ゴールを奪う事は出来ず。

93分過ぎ、自陣で15キヴィオルからのパスを受けた
10スミス・ロウがそのままドリブルで持ち上がり
一緒に付いてきたマイリを振り切って
ポケットの位置まで入り込んだ所から
折り返しました。
その折り返しを受けた19トロサールは
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
11マルティネッリの様な爆発的なスピードがある訳ではありませんが
他の追随を許さない推進力のあるドリブルも
10スミス・ロウの魅力の一つだと思います。

試合はこのまま4−1で勝利!!

スペースを消され緻密に対策が練られた
守備のブロックを崩す事が出来なかった
ポルト戦から中2日、
20ジョルジーニョをアンカーに配置して
ゲームメイクの役割を担わせ
同時に11マルティネッリを中心に
アグレッシブにフリーランニングを敢行する事で
攻め倦んでしまったポルト戦で観せた問題点を
見事に払拭したと思います。

とは言え、この形がスタンダードになるかどうかは
まだわかりませんが
攻め倦んだ時のオプションとしては
非常に有効なのは間違いないと思います。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:1G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:13G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:5G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:5G3A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G2A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:6G2A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:4G6A CL:0G1A


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