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2018/19シーズン〜〜CB総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜CB〜〜

6ローラン・コシールニー(33歳)
5ソクラティス・パパスタソプーロス(31)
20シュコドラン・ムスタフィ(27歳)
16ロブ・ホールディング(23歳)
27コンスタンティノス・マヴロパノス(21歳)


Arsenal 1.jpg今シーズンもアーセナルのDFラインは
最初から最後まで安定する事はありませんでした。

今シーズン就任したエメリ監督の特徴としては
相手チームのスタイルやシステムによって
3バックと4バックを
柔軟に使い分ける所にあったと思いますが
残念ながら十分に機能する組み合わせを
見出す事が出来なかったと思います。

シーズン序盤は昨シーズン終盤に
アキレス腱断裂を負った6コシールニーが
長期欠場中だった事もあり
新加入の5ソクラティスと
20ムスタフィのコンビで始まりましたが
第6節のエヴァートン戦で
5ソクラティスが負傷退場すると
代わって16ホールディングが起用され
その後5ソクラティスが復帰してくるまでは
20ムスタフィと16ホールディングがCBを組みました。

この期間起用された16ホールディングが
そのチャンスをしっかりと掴んで
素晴らしいパフォーマンスを観せた事で
5ソクラティスが復帰した後もそのまま起用され続け
DFラインは20ムスタフィ&5ソクラティス&
16ホールディングの3バックが組まれる様になり
シーズン序盤は16ホールディングが
DFラインを支えたと言っても良い程の
活躍を観せたと思います。

しかし第15節のマンチェスター・ユナイテッド戦で
ラッシュフォードと接触した時に
16ホールディングが左膝前十字靭帯損傷を負ってしまい
残りのシーズンを欠場する事が決まった事が
DFラインの混乱の始まりだったかも知れません。

その後、残された20ムスタフィと5ソクラティスが
怪我や累積警告の出場停止で起用出来ない試合があった為に
18モンレアルだけではなく
12リヒトシュタイナーや34ジャカも
3バックの一角で起用され
そして挙句の果てには
怪我から復帰したばかりの6コシールニーを
すぐにフル稼働で起用し始めなければならなった事からも
安定したDFラインの構築とは
程遠い状況だったことが伺えると思います。

結局シーズン通してPLで起用されたCBコンビまたはトリオは
緊急的に組んだ物も含めますと
20通りにも及んでしまいました。
その中で最も多く組んだのが
20ムスタフィと5ソクラティスのコンビでしたが
それでもたった9試合だけでした。
(フル出場は1試合、それ以外は0.5試合換算)

勿論、対戦相手のスタイルやシステムに応じて
4バックと3バックを使い分ける
エメリ監督のスタイルを考えれば
その組み合わせが多くなるのは
ある程度仕方がないと思いますが
それにしても多すぎるのは間違いなく
DFラインを安定させる事の出来る組み合わせを
エメリ監督は最後まで見出す事が出来なかったと
言えると思います。

今シーズンの状況を考えますと
現状のタレント力を補うだけの守備組織の構築は
エメリ監督には難しいと判断した方が良いかもしれません。
仮にそうであるならば
その脆弱な守備組織を補う為に
新たなCBのタレントを迎える事が唯一の打開策であり
この夏に新たなCBの実力者を迎える事が出来るかどうかが
来シーズンの命運を握るかも知れません。


C'mon Arsenal !!


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