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PL8:Brentford FC vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Brentford FC 0−3 ARSENAL
2022年9月18日(日)Premier League, Brentford Community Stadium

Goal
 (17)12Saliba(←7Saka)
 (28)9Jesus(←34Xhaka)
 (49)21Vieira(←7Saka)


1Ramsdale

4White 12Saliba 6Gabriel 3Tierney

5T. Partey

21Vieira    34Xhaka

 7Saka           11Martinelli

9Jesus


(78)5T. Partey>>>23Lokonga
(78)11Martinelli>>>14Nketiah
(86)4White>>>18Tomiyasu
(90)7Saka>>>27Marquinhos
(90)21Vieira>>>83Nwaneri


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 96Sousa
 72M. Smith


Arsenal 1.jpgエリザベス女王の崩御に伴い
PL第7節エヴァートン戦と
ELグループステージ第2戦PSV戦が延期となり
10日ぶりの試合になりましたが
昨シーズンは開幕戦で苦渋を味あわされてしまった
敵地でのブレントフォード戦は
全く寄せ付ける事なく3発快勝で
開幕からの好調を維持しました。

先発はトレーニング中に負傷した
8ウーデゴールと35ジンチェンコに代わって
21ヴィエイラが右インサイドハーフに
3ティアニーが左SBに起用され
怪我で離脱していた5トーマスが
アンカーに復帰した以外は
ベストメンバーが組まれました。

試合は開始早々からアーセナルがペースを掴み
ブレントフォードゴールに迫りました。

1分過ぎ、6ガブリエウの楔のパスを
中央の入って来ていた11マルティネリが
ダイレクトで34ジャカに繋ぎ
その34ジャカからのリターンを
ペナルティ内で11マルティネッリが受けました。
残念ながらそこからのシュートは
ヒットしませんでしたが
ダイレクトパスを繋いだ完璧な崩しだったと思います。

10分過ぎ、5トーマスからのパスを受けた21ヴィエイラから
9ジェズスの動きに合わせて
スルーパスが送られました。
残念ながらこの日のピッチの芝が長くて
パスが全然走らなかった事もあり
9ジェズスに通る直前に
ベン・ミーにカットされてしまいましたが
パスが走るエミレーツだったら
そのまま抜け出せていたかもしれない
絶妙なタイミングのスルーパスだったと思います。

そしてセットプレーから先制ゴールが生まれました。

17分、7サカが蹴った右CKを
12サリバがニアで流す様にヘッドで合わせたボールが
ファーサイドのポストの内側を叩き
ゴールに吸い込まれゴール!!

元々はニアの選手が流して
ファーの選手が押し込むと言う
パターンのセットプレーだったかもしれませんが
良い時間帯に先制ゴールを奪う事が出来ました。

そして直ぐに追加点も生まれました。

28分、3ティアニーからのパスを受けた34ジャカが送った
柔らかいタッチのクロスを
ゴール前で9ジェズスがヘッドで合わせてゴール!!

34ジャカのピンポイントクロスも流石でしたが
ヤンソンの背後から死角に入り
そのまま離れる様にステップバックしながら決めた
9ジェズスの動きとヘッドも
ストライカーとしての質の高さを見せ付けたと思います。

後半に入ってもアーセナルがペースを握り
早々に試合を決める3点目が生まれました。

49分、ドリブルで持ち込んだ7サカからのパスを受けた
21ヴィエイラがペナルティの外側から
左脚を振り抜きゴール!!

狙いすましたそのミドルシュートは
ニアのポストの内側を叩くと言う
分かっていても絶対に取れない様な
完璧なコースのミドルシュートでした。

その後も惜しい場面は続きました。

56分過ぎ、下がった位置でボールを受けた9ジェズスからの
楔のパスを受けた34ジャカが繋いだボールで
走り込んで来た9ジャズスが抜け出し
左脚を振り抜きましたが
ラヤのファインセーブに阻まれゴールを奪う事は出来ず。

34ジャカが無理な体勢で送った事もあり
9ジェズスへのリターンパスが
微妙なバウンドになってしまった為に
ボールが少し流れてしまいましたが
リターンパスがしっかりと9ジェズスの足下に収まっていたら
更に完璧な決定機になっていたと思います。
まぁ、ボールが流れながらも
しかりと枠を捉える鋭いシュートを撃てる9ジェズスは
流石だと思いますが。。。・

一方で危険な場面はこの位だったと思います。

ヘンリーからのパスで右サイドの裏に抜け出した
イェンセンから入れられたクロスが
ゴール前に入って来ていたヒッキーに通る直前に
戻って来た34ジャカがスライディングでクリアーした
59分過ぎの場面、
右サイドの裏に抜け出したイェンセンをカバーする為に
12サリバが右サイドに釣り出されていただけに
大きく空いてしまったニアのスペースを
34ジャカがしっかりとカバーしていなければ
ヒッキーに決められていたかもしれない場面でした。

この場面が示す様に今シーズンの34ジャカは
非常に集中していると思います。
34ジャカには集中力を切らしたり
強い闘争心から不用意なファールを犯す欠点がありますが
今シーズンは集中力を切らす場面が少なく
その強い闘争心は相手に向かい過ぎる事なく
危険な状況に陥った時には
まず自分が率先して動いて
そのピンチを防ごうとする強い責任感に昇華されており
若い選手が多いチームの中で
非常に心強い存在になっていると思います。

34ジャカが潰されてボールが奪われた所から
ダムズゴールが送ったスルーパスで
トニーに抜け出されそうになってしまった64分過ぎの場面、
12サリバがしっかりと対応して
そのピンチを未然に防ぐ事に成功しました。

先日のユナイテッド戦で
ラシュフォードにゴールを奪われた形と
似た様な形でしたが
その時は半身に構える向きを誤った事もあり
そのスルーパスへの反応が遅れてしまいましたが
この場面ではそのスルーパスを読んでいた様に
鋭い反応の完璧な対応を観せたと思います。

バプティストのスルーパスで
抜け出されてしまったダムズゴールに
至近距離からシュートを撃たれてしまった70分過ぎの場面、
素早く前に出た1ラムズデールが
しっかりとセーブしてゴールを死守。

そして終盤も惜しい場面がありました。

65分過ぎ、4ホワイトからのグラウンダーの折り返しを
ペナルティ内で収めた11マルティネッリが
ゴール前に入って来ていた34ジャカに繋ぎ
その34ジャカが落としたボールに対して
7サカが左脚を振り抜きました。

惜しくもラヤのファインセーブに阻まれてしまいましたが
スペースのない所を細かなパスで繋いだ
アーセナルらしい仕掛けだったと思います。

85分過ぎ、3ティアニーの裏のスペースへの
浮き球のパスで抜け出した9ジェズスが
粘ってヤンソンをかわしてペナルティ内に侵入し、
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
このシュートもラヤのファインセーブに阻まれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

昨シーズンとは異なり
終始試合を支配したまま0−3で快勝!!

ユナイテッド戦での敗戦を引きずらずに
しっかりと勝ち点3を積み上げました。

やはり5トーマスが復帰すると
中盤の安定性が大きく変わる印象を受けます。

守備面での強度は勿論の事、
特に周囲に相手選手がいようとも
バックラインからのパスがしっかりと収まり
テンポ良く展開する事が出来る攻撃面に関しては
5トーマスが居るのと居ないのとでは雲泥の差があり
それは終盤5トーマスに代わって
23ロコンガがアンカーに投入されてから、
それまでは殆ど中に絞る事なく
ワイドな位置でプレーする場面が多かった3ティアニーが
急に23ロコンガに並ぶ様に
中に絞ってプレーする場面が増えた様に
23ロコンガでは一人で任う事が出来ない仕事量を
34ジャカが要所要所でフォローしていたとは言え
5トーマスは一人で担う事が出来ていたと言えると思います。

代表戦明けにはスパーズ、リバプールとの
ビッグゲームが控えていますので
ユナイテッド戦では不在でしたが
この連戦では絶対に5トーマスは出場して欲しいと思います。

そしてこの試合のロスタイムに
イーサン・ヌワネリがPLデビューを果たしました。
僅か4分弱の出場機会で
ボールタッチも相手のパスをブロックした僅か1回だけでしたが
15歳181日でのデビューは
PLの最年少記録を更新する若さであり
今後どの様な成長を果たすか非常に楽しみです。

昨シーズンは連勝と連敗を繰り返す
よくない流れがありましたが
前試合のユナイテッド戦の敗戦を引きずる事なく
しっかりと勝利を挙げる事が出来た所は
いよいよ本格的に勝者のメンタリティーが
備わって来たと言えるかもしれませんね。


C'mon Arsenal !!


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6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:1G4A
8ウーデゴール    PL:3G0A 
9ジェズス      PL:4G3A 
11マルティネッリ   PL:3G0A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:1G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:1G3A 
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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2022/23夏の移籍期間が閉幕して [移籍情報]

2022/23夏の移籍期間が閉幕して


Arsenal 1.jpg


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IN

サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)

リヨンへ完全移籍
 ストライカー アレクサンドル・ラカゼット(31歳)元フランス代表 フリー

ストーク・シティへシーズンローン
 CB ハリー・クラーク(21歳)イングランド 手数料非公表

スパルタ・ロッテルダムへシーズンローン
 CB オマル・レキク(20歳)チュニジア代表 手数料非公表

イプスウィッチ・タウンへシーズンローン
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

RKCヴァールヴァイクへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(19歳)デンマークU-19 手数料非公表

ボーフムへ完全移籍
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(23歳)イングランド 移籍金非公表

サンダーランドへ完全移籍
 CB ダニエル・バラード(22歳)北アイルランド代表 移籍金非公表

FCデン・ボスへシーズンローン
 ストライカー ニコライ・モラー(20歳)スウェーデンU-20 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへ完全移籍
 CMF マテオ・グエンドゥージ(23歳)フランス代表 £900万(推定)

ポーツマスへ完全移籍
 右SB ザック・スワンソン(21歳)イングランド 移籍金非公表

チェルムスフォード・シティへローン移籍(1月まで)
 GK オヴィ・エヘァリ(19歳) イングランド 手数料非公表

エア・ユナイテッドへシーズンローン
 CB アレックス・カーク(19歳)イングランド 手数料非公表

バーミンガム・シティへシーズンローン
 CB オーストン・トラスティ(24歳)アメリカ 手数料非公表

チェルシーへ完全移籍
 サイドアタッカー オマリ・ハッチンソン(18歳)イングランドU-19 移籍金非公表

レアル・オビエドへシーズンローン
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(18歳)メキシコ代表 手数料非公表

キルマーノックへシーズンローン
 右SB ライアン・アレバイオス(20歳)イングランド 手数料非公表

クルー・アレクサンドラへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクウォ(20歳)イングランド 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへシーズンローン
 左SB ヌーノ・タヴァレス(22歳)ポルトガルU-21 手数料非公表

クローリー・タウンへシーズンローン
 CB マジード・オグングポ(19歳)アイルランドU-19 手数料非公表

フラムへ完全移籍
 GK ベルント・レノ(30歳)ドイツ代表 £800万(推定)

スタッド・ランスへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

ブラックプールへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(18歳)イングランドU-19 手数料非公表

ガラタサライへ完全移籍
 DMF ルーカス・トレイラ(26歳)ウルグアイ代表 £500万(推定)

モンツァへ買取義務付シーズンローン
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン 買取設定額£420万(推定)

アランヤスポルへシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(27歳)アイスランド代表 手数料非公表

ロザラム・ユナイテッドへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表

ブロムリーへシーズンローン
 GK トム・スミス(20歳)イングランド 手数料非公表

ハル・シティへシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(19歳)オランダ 手数料非公表

ニースへシーズンローン
 右WG ニコラ・ペペ(27歳)コートジボワール代表 手数料非公表

チェルトナム・タウンへ完全移籍
 CMF ジェームズ・オラインカ(21歳)イングランド 移籍金非公表

UDイビサへシーズンローン
 DMF ミゲル・アゼース(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

サウサンプトンへ買い取りオプション付きシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25歳)イングランド 手数料公表

チェスターフィールドへシーズンローン
 DMF ティム・アキノラ(21歳)イングランド 手数料非公表

バルセロナへ完全移籍
 右SB エクトル・ベジェリン(27歳)スペイン フリー


(年齢は9/1時点)


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昨シーズンはCLの出場権を獲得する
一歩手前の所にまで迫りながらも逃してしまいましたが
今シーズンは開幕から5連勝と
完璧なスタートをきった様に
この夏の補強は概ね成功したと思います。

では、この夏の補強を振り返る前に
まずこの夏の移籍期間が始まる前に
個人的に挙げていた補強のポイントを
振り返ってみたいと思います。

1、得点力不足を解消するストライカー

2、CMF

3、19ぺぺに代わるサイドアタッカー

4、18冨安をバックアップする右SB

5、3ティアニーをバックアップする左SB

の5つを挙げましたが
まず昨冬の段階でこの夏に加入する事が実質決まっていた
30ターナーが予定通り加入して
フラムへ移籍したレノに代わって
第2GKの座に就きました。

その30ターナーはプレシーズン中に
積極的に起用されていましたが
そのプレシーズンマッチでは
アーセナルが圧倒する展開の試合が多かった為に
その実力はまだ未知数と言わざる得ない一方で
バックラインでのボールの扱いに関しては
やはり不安定な部分がありそうに観えました。

実際、ELのチューリッヒ戦でも
不安定なボール捌きがありましたので
アルテタ監督のスタイルに適応出来るかどうか
不安があります。

この夏の移籍期間での最も重要な補強ポイントは
「1」のストライカーでしたが
そのストライカーにはマンチェスタ・シティから
9ジェズスを獲得しました。

9ジェズスはアグエロの後継者と言われながらも
シティでは殻を破る事が出来ず、
同時にシティがハーランドとアルバレスと言う
新たなストライカーを補強した事で
残りの契約が1年になっていた9ジェズスは
シティを離れる可能性が高いと言われていて
多くのビッグクラブがその動向を追っていました。

その様な状況の中でシティ時代にコーチとして指導した
アルテタ監督の存在が大きなポイントとなり
CLの出場権を持っていないにも関わらず
アーセナルが獲得に成功したのは大きな成果だと思います。

まず新たなストライカーに求めていた
「得点力・決定力」に関しては
プレシーズンでは5試合で7ゴール奪い
PLでも開幕6試合で3ゴール3アシスト挙げて
その期待に十分に応えていると思います。

同時にアーセナルの1トップには得点力と共に
前線でのポストプレーも求められる要素ですが
9ジェズスはプレッシャーを受けても揺らぐ事なく
ボールをしっかりと収める事が出来、
そこから確度の高いポストプレーや
自らドリブルで仕掛けるプレーも可能ですので
その要求にも十分に応えられていると思います。

そしてサイドや下がった位置でもプレー可能で
チャンスメイカーとしても振る舞う事も出来ますので
アルテタ監督が求めてる多くの役割を担う
万能型のストライカーとして
100点に近いタレントだと思います。

次に重要な補強になったのが
「5」の左SBです。

加入してから怪我の為に
シーズン通して稼働する事が出来ていない
3ティアニーの負担を減らす実力者として
この夏は左SBの補強は必須でしたが
シティから獲得した35ジンチェンコは
3ティアニーの負担を減らすだけではなく
チーム戦術を変える程の補強になったかもしれません。

その35ジンチェンコは本来の左SBとしてのプレーと共に
元々本職がCMF、攻撃的MFと言う事もあり
流れの中で中に絞ってプレーする
「偽SB」と言われるプレーが特徴で
中盤の底をカバーするアンカーと共に
中盤の底をプロテクトすると共に
組み立ての段階にも大きく貢献して
中盤の強度とボールの流れの安定に
大きな存在感を観せています。

因みに3ティアニーが起用された試合でも
その3ティアニーは「偽SB」のプレーが求められていましたので
「偽SB」は35ジンチェンコを起用した時だけの特別な戦術ではなく
アルテタ監督は今シーズンの戦術・システムの変更を行ったと思われ
そういう意味では生粋のSBタイプの3ティアニーにとっては
難しい状況になっている様に感じます。

よって「偽SB」を戦術的に採用した現在のチームの中では
左SBの序列は35ジンチェンコの方が上に来ていますが
その35ジンチェンコにも問題がない訳ではなく
守備の面に関してはいくらか問題があると思います。

特に1対1での対応が
元々MFだった為なのか非常に軽く
守備者のそれとはかけ離れた印象を受けます。

よって3守備面に関しては
5ジンチェンコに比べて3ティアニーの方が
明らかに安定していますので
対戦相手によってこの2人は使い分けられるかもしれません。

一方で「4」の18冨安をバックアップする右SBの補強は
見送られました。

それはローンから復帰した12サリバが
予想以上にフィットして大きな存在感を観せている事が
大きく関与していると思われます。

昨シーズンまでのCBのファーストチョイスは
4ホワイト&6ガブリエウでしたが
その12サリバがフィットした事で
開幕からCBのファーストチョイスは
12サリバ&6ガブリエウになっています。

この変更により中央の強度は格段に上がりましたが
その一方で昨シーズン大きな武器になっていた
4ホワイトのフィード能力が活かせなくなると言う
弊害が発生する可能性もありました。

しかし丁度18冨安が
昨シーズンの怪我からの復帰が遅れていた事もあり
開幕から4ホワイトを右SBで起用し、
そして右SBに十分に対応出来る目処がたった事で
ゴール前の強度と4ホワイトのフィード能力を
両立させる妥協点が見い出され
それにより今シーズンの右SBは
4ホワイト&18冨安の2人で十分だと
アルテタ監督は判断したのだと思います。

「3」の19ペペに代わるサイドアタッカーは
ウルヴスのネト等の実力者が
獲得候補として挙がっていましたが
最終的には見送られました。

その19ペペを筆頭に多くの選手を
完全移籍での放出が出来なかった為に
補強資金を増やす事が出来なかった事が
影響していたのかもしれませんが
結局サイドアタッカーは
サンパウロから獲得した
27マルキーニョスの獲得だけに止まりました。

とは言え、その27マルキーニョスは
獲得当初は育成枠の獲得として
ヨーロッパのフットボール文化に慣らす為に
ローン移籍に出す可能性も報じられていましたが
リザーブチームと共に出場したPL2の試合では
3試合で3ゴール1アシストと
既にリザーブレベルの育成枠の選手ではない事を自ら証明し
そして初起用されたELチューリッヒ戦では
1ゴール1アシストとチームを勝利に導く活躍を観せるなど
現在空席だった7サカのバックアッパー候補として
一気に名乗りを挙げました。

今シーズンはEL等のカップ戦での起用が中心になると思いますが
そこでしっかりと結果を出して
この夏に補強を見送った事の正当性を
証明して欲しいと思います。

そしてこの夏の移籍期間でストライカーと共に
最重要補強ポイントだと思われていたのが
「2」のCMFでしたが
このポジションも補強が見送られました。

この夏はポルトから21ヴィエイラを獲得しましたが
その21ヴィエイラはこの夏に求めていた
現在の34ジャカが担っている様なバランサータイプや
守備的なカラーのあるCMFとはタイプが異なり
8ウーデゴールの様な攻撃的MFですので
このポジションの補強として獲得した訳ではないはずです。

実際この夏はこのポジションの補強候補として
数多くの名前が挙がっており
当初からレスターのティーレマンスがその筆頭でした。
そのティーレマンスもアーセナルへの移籍に
前向きと言われていましたが
最終的に正式なオファーが出される事なく
移籍期間は終了してしまいました。

この夏のレスターは財政的に問題を抱えていましたので
残りの契約が1年になるティーレマンスを
安価な移籍金でも放出すると
アーセナルサイドは考えていたのかもしれませんが
レスターが求めていた移籍金が思ったよりも高額だったとか
アルテタ監督が求めているタイプの選手よりも
ティーレマンは攻撃色が強すぎたとか、
色々な憶測が流れ
結果として正式なオファーが出される事はありませんでした。

その一方で移籍期間が閉まる直前に
25エルネニーが怪我で長期離脱する事が決まった事で
急遽アストン・ヴィラのドウグラス・ルイスの獲得に動きましたが
それも移籍金を£2500万までが上げて交渉した様ですが
折り合う事が出来ずに獲得に至りませんでした。

この夏の残りの補強資金の限界が£2500万がだったのか?
それとも残りの契約が1年のルイスに
£2500万以上の投資は
見合わないと判断したのかは分かりませんが
必要以上の投資を行わない判断は
決して間違った判断ではないと思います。

その一方でこの夏の重要な補強ポイントである
中盤の選手層の拡充に失敗してしまっ事が
現在のスカッドにとって大きな問題という事は
PLアストン・ヴィラ戦やユナイテッド戦を観れば
一目瞭然だと思います。

5トーマスと25エルネニーが不在になった時に
アンカーのポシションをどの様な形でカバーするのか?
昨シーズンと同じ問題に今シーズンも悩まされるかもしれません。

23ロコンガの成長を期待して根気強く起用し続けるのか?
再び34ジャカをコンバートするのか?
4ホワイトや18冨安をコンバートするのか?
アルテタ監督の次なる一手が待たれます。

一方で構想外の選手を放出して
補強資金を獲得するミッションは
残念ながら失敗と言わざる得ないと思います。

移籍期間が始まる前の個人的の予想では

9ラカゼット        フリー
1レノ          £850万
19ペペ         £2500万
マヴロパノス       £350万
グエンドゥージ     £1000万
ベジェリン       £1000万
トレイラ        £1000万
マリ          £1000万
メイトランド=ナイルズ £1500万
ネルソン        £1500万

合計         £1億700万

これ位の補強資金を得る事が目標でしたが

現実は

9ラカゼット        フリー
1レノ          £800万(推定)
19ペペ           ローン
マヴロパノス       £300万(推定)
グエンドゥージ      £900万(推定)
ベジェリン         フリー
トレイラ         £500万(推定)
マリ            ローン
メイトランド=ナイルズ   ローン
ネルソン           残留

合計          £2500万(推定)

でした。

勿論、これにローン手数料や給与の削減分も加わりますので
実際はもっと多くの資金が浮いていると思いますが
純粋な移籍金として回収出来た金額は
予想の1/4程度でした。

そういう意味ではサイドアタッカーに対して
踏み込んだ投資が出来なかったり
ドウグラス・ルイスに£2500万以上の投資が出来なかったのは
予算的な問題だった可能性は否定出来ないと思います。

結果としてこの夏の移籍金収支は
収入が£2500万(推定)だったのに対して
支出が£1億2180万(推定)で
£9680万(推定)のマイナス収支になりました。
昨シーズンの約£1億2000万(推定)のマイナス収支よりは
多少減りましたが
2年連続これだけのマイナス収支は心配ではあります。

エドゥ&アルテタ体制になってから
チームの重要な戦力となる選手を的確に補強してきた様に
選手の獲得に対する方針と
それを実行する部分に関しては素晴らしいと思います。
その一方で構想外になった選手を
しっかりと売却する事が出来ておらず
この選手を放出する為の交渉術には
問題があると言わざるを得ません。

移籍金収支のマイナス収支が続きながらも
毎シーズン£1億以上の投資を続ける事が出来るのならば
特に問題はないかもしれませんが
選手の放出時に移籍金を殆ど回収する事が出来ない
昨今の交渉下手がこのまま続く様であれば
いつか財政的に厳しくなる時が
来てしまうかもしれませんので
そろそろどうにかしなければならないと思います。

そしてこの夏も経験値を上げる為に
多くの若い選手達がローン移籍に出ましたが
26バロガンはスタッド・ランスで
4試合先発2試合途中出場で5ゴール挙げ
20タヴァレスはマルセイユで左WBとして
リーグ1とCLで8試合先発し3ゴール挙げる等
早速結果を出しています。
そして昨冬に獲得したオーストン・トラスティも
今シーズンはアーセナルに合流しないまま
バーミンガムにローン移籍で出ましたが
そのバーミンガムでは開幕から8試合連続先発で起用され、
リザーブの選手の中にも
ブラックプールへ出た69パティーノや
ロザラム・ユナイテッドへ出たノートン・カフィー等も
しっかりと出場機会を掴んでおり
来夏に大きく成長して帰ってくる事が期待されます。


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この夏の移籍期間が始まる前に個人的に挙げていた
1、得点力不足を解消するストライカーには9ジェズスを獲得し
3、19ぺぺに代わるサイドアタッカーには
先行投資として獲得した27マルキーニョスが可能性を示し
5、左SBには35ジンチェンコを獲得しました。

それ以外にも退団したレノに代わる第2GKには
30ターナーを獲得し、
8ウーデゴールをバックアップする攻撃的MFとして
21ヴィエイラを獲得し、
そしてローンバックして来た12サリバは
早くもCBの主軸になっていますが
4、18冨安をバックアップする右SBに関しては
4ホワイトをコンバートする事で補強は見送られました。

この様に獲得した選手に関しては
どの選手も効果的な補強になっていると思いますが
その一方で補強が見送られた2、CMFに関しては
早速5トーマス&25エルネニーが
同時に離脱してしまうと言う問題に対して
層の薄さを露呈してしまった様に
CMFの補強が行えなかったのは
今シーズンも大きなウィークポイントに
なるかもしれません。

この夏にCMFを獲得する事が出来れば
100点満点の補強になったと思いますが
ストライカーと共に
この夏の最重要補強ポイントだった
CMFの補強が見送られた事は
かなり大きな問題に発展する可能性があると
個人的には思っていますので
今シーズンの夏の補強の評価は少し厳しめの

『60点』位だと考えています。


C'mon Arsenal !!


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EL1:FC Zürich vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

FC Zürich 1−2 ARSENAL
2022年9月8日(木)Europa League, Kybunpark

Goal
 (16)27Marquinhos(←14Nketiah)
 (44)Kryeziu(pk)
 (62)14Nketiah(←27Marquinhos)


30Turner

18Tomiyasu 16Holding 6Gabriel 3Tierney

23Lokonga

 21Vieira    34Xhaka

27Marquinhos            11Martinelli

14Nketiah


(69)3Tierney>>>35Zinchenko
(69)21Vieira>>>8Ødegaard
(69)27Marquinhos>>>7Saka
(78)14Nketiah>>>9Jesus


Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 4White
 12Saliba
 72M. Smith
 44Cirjan
 85Cozier-Duberry


Arsenal 1.jpgELグループステージ第1戦は
敵地に乗り込んでチューリッヒと対戦しました。

先発は可能な限りローテーションを敢行して
これまで出場機会が限られていた
サブ組にチャンスが与えられました。
GKは加入後初先発の30ターナーが務め
DFラインは右SBに18冨安、
左SBに3ティアニーが入り
CBは16ホールディングと6ガブリエウが組みました。
中盤はアンカーは23ロコンガが務め
右インサイドハーフに21ヴィエイラ、
左インサイドハーフに34ジャカが入り
前線は右に27マルキーニョス、左に11マルティネッリ、
そして1トップを14エンケティアが務める
4−3−3が組まれました。

試合は元々の自力で勝るアーセナルが
ボールを支配して試合を進める形で始まりましたが
要所要所で雑なプレーが目立ってしまい
チューリッヒゴールに迫る場面は
数えるほどしか作れませんでした。

11分過ぎ、18冨安からのパスを
右サイドのワイドな位置で受けた
27マルキーニョスが送ったクロスを
ゴール前に入ってきた11マルティネッリが
ヘッドで合わせましたが
惜しくも枠を捉える事が出来ず。

その様な中でカウンターから
先制ゴールを奪う事に成功しました。

16分、クラスニキのシュートをブロックしたボールを収めた
21ヴィエイラが左サイドのスペースに向けて
ロングスルーパスが送られ
そのスルーパスで抜け出した14エンケティアが
持ち込んだ所からの折り返しを
ファーサイドに走り込んできた27マルキーニョスが
右脚で押し込み先制ゴール!!

チューリッヒの守備ブロックの攻略に苦しんでいた中で
非常に切れ味鋭いカウンターで
ゴールを奪えたのは非常に良かったと思います。

その後もアーセナルのペースで試合は進みました。

19分過ぎ、34ジャカからのパスを受けた
23ロコンガが送ったDFラインの頭を越す
浮き球のパスで抜け出した21ヴィエイラが
GKの頭を越すループシュートで
ゴールを狙いましたが
残念ながら枠を捉える事が出来ず。

23分過ぎ、3ティアニーからのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けた21ヴィエイラからのラストパスを受けた
34ジャカが左脚を振り抜きましたが
GKのブレッヒャーのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

反対に危険な場面はこの場面くらいだったと思います。

33分過ぎ、21ヴィエイラが送った
11マルティネッリへのパスが
ボラニヤシェヴィッチにカットされた所から
カウンターを受けてしまいました。
そのボラニヤシェヴィッチからのパスを受けた
ジェマイリの左サイドのスペースへのパスで抜け出した
オキタが送ったクロスが
ゴール前に入ってきたアイェグンが
合わす事が出来ずに流れた所を
ファーサイドに走り込んできたセルネスに
合わされてしまいました。
幸い右寄りのポジションを取っていた3ティアニーが
戻ってきてセルネスのシュートをブロックして
難を逃れましたが
完璧に崩されてしまった場面でした。

そしてCKからの流れの中で
PKを献上してしまいました。

41分過ぎ、左サイドからのCKの流れで
ペナルティ内に送られたルーズボールを
クリアーしようとした14エンケティアが
体をねじ込んできたアリティの脚を蹴ってしまい
PK献上。

44分、そのPKをクリエジウに決められてしまい失点。

ボールを支配しながらも自らの雑なプレーもあり
チューリッヒの守備ブロックを崩すのに
苦慮していた前半だっただけに
0−1で前半を終える事が出来なかったのは
良い経過とは言えなかったと思います。

後半に入るとアーセナルは攻勢を強めて行きました。

21ヴィエイラからのパスを受けた11マルティネッリが
左のペナルティの角辺りから侵入して
右脚を振り抜いた45分過ぎの場面、
クリエジウのパスをカットした
27マルキーニョスが持ち込んだ所で
スイッチしてボールを引き取った14エンケティアが
左脚を振り抜いた46分過ぎの場面、
前者はクリエジウにクリアーされ、
後者は惜しくも枠を捉えられませんでしたが
この様なシンプルな仕掛けながらも
前半に比べてテンポが速くなった事で
シュートを撃つ所にまで至る事が出来る様になりました。

センターサークルの中から送った
34ジャカの鋭い縦パスを受けた
3ティアニーが左脚を振り抜いた51分過ぎの場面、
この場面の様にこの日の3ティアニーは
かなりハーフスペースを意識してプレーしていたと思います。

素早いプレスでボールを奪い返した23ロコンガが
間髪入れずに送ったパスを受けた14エンケティアが
ドリブルでペナルティ内に切り込んで行った所から
左脚を振り抜いた53分過ぎの場面、
残念ながらそのシュートはGKの正面でしたが
この場面でボールを奪い返した様な反応の鋭さを
23ロコンガが常に観せれる様になれば
評価は変わると思いますが、、、
相変わらず棒立ちの場面が多い所は変わっていません、、、。

23ロコンガのパスを受けた
34ジャカが送った浮き球のパスを
11マルティネッリがダイレクトボレーを撃った
60分過ぎの場面、
横にフリーだった14エンケティアがいましたので
シュートを撃たずにパスでも良かったかもしれません。

そしてついに追加点を奪う事に成功しました。

62分、11マルティネッリのサイドチェンジのパスを受けた
27マルキーニョスが右サイドから送った丁寧なクロスを
ファーサイドで14エンケティアが叩きつける様なヘッドで
突き刺しゴール!!

これで公式戦初出場のマルキーニョスは
1ゴール1アシストとしっかりと結果を出した事になりました。

終盤、3ティアニー、21ヴィエイラ、27マルキーニョスに代えて
35ジンチェンコ、8ウーデゴール、7サカが投入され
その後14エンケティアに代えて9ジェズスも投入され
レギュラーメンバーが揃った攻撃陣が攻勢を強めました。

8ウーデゴールのスルーパスで
DFラインの裏に飛び出した73分過ぎの場面、
深い位置からのマイナス方向の7サカの折り返しは
誰にも合いませんでしたが
下がったDFラインの前のスペースに
誰かが入ってきていたら決定機になっていたと思います。

7サカからの横パスを受けた34ジャカが
8ウーデゴールとのパス交換をした後に
裏のスペースに出したパスで7サカが抜け出した
84分過ぎの場面、
完璧に崩しましたがゴール前に入ってくる選手とのタイミングが合わず
中に折り返すタイミングを逸してしまったのは残念でした。

右CKからの流れで7サカが
右サイドからカットインして左脚を振り抜いた
85分過ぎの場面、
そして8ウーデゴールのスルーパスで
左サイドの裏に抜け出した
11マルティネッリからの折り返しを受けた9ジェズスが
左脚を振り抜いた86分過ぎの場面、
前者はDFにブロックされ、
後者はGKのファインセーブに阻まれてしまいましたが
際どいシュートでした。

しかしその後はゴールを奪う事が出来ず
試合はそのまま1−2で勝利。

チームの地力を考えれば
もう少し楽な展開で勝利して欲しかったと思いますが
新加入の27マルキーニョスと
PLでは出場時間が限られている14エンケティアが
揃って1ゴール1アシストと
チームを勝利に導く活躍を観せてくれたのは
良かったと思います。

その27マルキーニョスは初出場とは思えない
落ち着いたプレーを観せていたと思います。
これからもっとレギュラー組と同じピッチに立つ為には
更にプレースピードや確度を上げる必要があると思いますが
プレーの意図はしっかりとしており
リザーブの試合では別格の活躍を観せていた様に
より高いレベルの試合にどんどん起用して
鍛えて行きたいタレントだと思います。

一方で21ヴィエイラは先制点の起点になった様な
素晴らしいパスを観せてくれましたが
所々で雑なプレーもあり
期待したレベルには達していなかったと思います。
まだ2試合目ですのでこれからだと思いますが
10スミス・ロウのコンディションが整わないだけに
8ウーデゴールの負担を減らす為にも
プレーの精度をもっと上げる必要があると思われます。

GKのターナーは危険なシュートを受ける場面が
殆どありませんでしたので
シュートストップ能力を発揮する場面が訪れませんでしたが
一方で相手のプレッシャーに曝された時に
パスミスを犯してしまった6分過ぎの様に
やはり足下の技術に関しては不安がある様に観えてしまいます。

そして昨シーズンのレギュラーSBコンビが
今シーズン初めて先発しましたが
3ティアニーにせよ18冨安にせよ
今シーズンのここまでの試合で35ジンチェンコが観せていた様な
「偽SB」としてのプレーが求められていました。

18冨安に関しては昨シーズンからアンカーの横に並んで
中盤の底の厚みをもたらすような振る舞いをする事がありましたが
3ティアニーに関してはアタキングサードに入ってから
中に向かってプレーする場面はありましたが
基本的にはライン側を主戦場としていましたので
この試合の様なアンカーの横にまで絞ってきて
組み立ての段階をフォローする様なプレーは
今までは殆どありませんでした。

その事からも35ジンチェンコだけが特別に
「偽SB」としてプレーしている訳ではなく
今シーズンのアルテタ監督は
「偽SB」を活用する様なシステム・戦術的な変更を
行った可能性があり
その「偽SB」を本格的にチームに持ち込む為に
35ジンチェンコを獲得した可能性もあるかもしれません。

とは言え、元々3ティアニーは
MFの様に足下の技術レベルやパスセンスが
長けている訳ではありませんので
偽SBとして組み立ての段階に関与しようとしても
それほど効果的に関与する事が出来ていなかったと思います。

3ティアニーが怪我明けという事もあると思いますが
「偽SB」としてのプレーレベルを鑑みて
現在アルテタ監督は35ジンチェンコを重用していると思われます。

ELグループステージ第1戦は
思ったよりも苦しみましたが
今後もELグループステージでは
サブ組を積極的に起用して
少しでもレギュラー組との間にある差が
埋まる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:1G2A EL:1G1A 
8ウーデゴール    PL:3G0A 
9ジェズス      PL:3G3A 
11マルティネッリ   PL:3G0A 
12サリバ       PL:1G1A
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:1G2A 
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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PL6:Manchester United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Manchester United 3−1 ARSENAL
2022年9月4日(日)Premier League, Old Trafford

Goal
 (34)Antony
 (60)7Saka
 (65)Rashford
 (75)Rashford 


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

23Lokonga

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka            11Martinelli

9Jesus


(73)35Zinchenko>>>14Nketiah
(73)23Lokonga>>>10Smith Rowe
(73)8Ødegaard>>>21Vieira
(80)4White>>>18Tomiyasu


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 17Cédric
 3Tierney
 27Marquinhos


Arsenal 1.jpg勝てるチャンスがあった試合だったと思いますが
そのチャンスを活かす事が出来ず
反対に鋭いカウンターに引き裂かれて
悔しい敗戦です。

先発は怪我で離脱していた35ジンチェンコが
予定よりも早く復帰して
左SBで先発した以外は
前節のアストン・ヴィラ戦と
同じメンバーが組まれました。

試合は開始早々に
非常に危険な場面がありました。

7分過ぎ、ダロートの左サイドからのクロスを
ファーサイドのエリクセンにダイレクトボレーで
合わされてしまいました。

幸いそのシュートは枠を捉えずに救われましたが
そのエリクセンに対して
誰もマークに付いていなかったのは問題でした。

この日のエリクセンの基本ポジションは
マクトミネイと2ボランチを組む形でしたが
攻撃時にはブルーノ・フェルナンデスと並ぶ
攻撃的な位置にまで上がってきていました。
それに対してアーセナルは
守備時に2ボランチの位置にまで下がってくる
34ジャカとアンカーの23ロコンガで
この2人に対応する格好になっていたと思いますが
この場面では元々23ロコンガが
ブルーノ・フェルナンデスを観ていましたが
ブルーノ・フェルナンデスがボールサイドに寄って行った事で
そのマークを34ジャカに任せる様に
23ロコンガはマークから外れました。

しかし問題なのは、その23ロコンガが
背後に上がってきていたエリクセンの立ち位置を
2回程確認していたにも関わらず
エリクセンの方にポジションを移す訳でもなく
そのまま中央のポジションに留まってしまった所です。

この時点でエリクセンが完全にフリーだった事は
23ロコンガは確認していたはずですので
7サカに戻る様に指示する事も出来たでしょうし、
自らのポジションを後ろに移す事も出来たと思いますが
そのどちらもしなかったのは疑問しかありません。

勿論、クロスに素早く反応して
エリクセンに届く前にカットする事が出来れば
文句はありませんが
送られてきたクロスに対しての反応も鈍い様では
言い訳は出来ないと思います。

しかしすぐにアーセナルもユナイテッドゴールに迫りました。

8分過ぎ、左サイドのFKの流れから
34ジャカが入れたクロスのこぼれ球を
ゴール正面の位置で12サリバが右脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートは枠を捉えられませんでしたが
良い位置でフリーの状態だっただけに
決めて欲しかった場面でした。

そして次はユナイテッドでした。

10分過ぎ、右サイドからドリブルで切り込んできたサンチョに
角度のない所からシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは1ラムズデールのファインセーブでゴールを死守。

序盤から交互にゴールに迫る場面がありましたが
最初にゴールネットを揺らしたのは
アーセナルの方でした。

11分過ぎ、素早いプレスバックで
8ウーデゴールがエリクセンからボールを奪い返した所から
7サカが送ったスルーパスで
11マルティネッリが抜け出し
そのまま左脚を振り抜きゴール!!
と思われましたが
VARの結果エリクセンの背後からの
8ウーデゴールのチャージがファールに取られてしまい
このゴールは取り消されてしまいました。

その後は一進一退の状況が続きながらも
決定打に欠ける展開が続きましたが
次の決定機もアーセナルでした。

31分過ぎ、右サイドからの8ウーデゴールのクロスを
ファーサイドで11マルティネッリがヘッドで合わせました。
このシュートはデ・ヘアのファインセーブで阻まれ
決まりませんでしたが
完璧なピンポイントクロスだったと思います。

一方でそのこぼれ球に対して9ジェズスが
オーバーヘッドでゴールを狙った場面での
マルティネスのチャージは
ファールがあったのではないかと思います。

確かに9ジェズスはオーバーヘッドをする為に
足を高く上げ様としていましたので
それ自体がハイキックでファールを取られても
仕方がないかもしれませんが
その一方でマルティネスは頭を抱えて
地面をのたうち回っていましたが
9ジェズスが蹴ったボールが当たっただけで
決して頭を蹴られた訳ではなく
実際、9ジェズスの脚は
マルティネスの左の脇腹辺りを蹴る格好になっていましたので
足が高く上がる可能性はありましたが
思ったよりも足が高く上がる状況ではなかったと思います。

そして実際マルティネスはボールをクリアーしようと
ボールに向かって頭から突っ込んできた訳ではなく
9ジェズスを突く様に左腕を伸ばして
突っ込んできていた事からも
ボールに対してのアクションなしに
9ジェズスのシュートを妨害したとも言えます。

この二つのファールの要素のどちらを取るかは
主審の判断に委ねられてしまいますが
まぁ、あたかも蹴られた様に振る舞った
マルティネスの演技を観れば
危険なハイキックとして
ファールを取られても仕方がないでしょうかね?

そしてその直後、先制点を奪われてしまいました。

34分、エリクセンからのパスを受けた
ブルーノ・フェルナンデスが
ドリブルで侵入してきた所を
6ガブリエウがタックルで止めようとしましたが止められず
そのこぼれ球を収めたサンチョからラシュフォード、
そしてそのラシュフォードからのラストパスを受けた
アントニーに決められてしまい失点。

残念ながらこの失点の場面では
アーセナルの守備網には
大きな穴が出来ていたと思います。

エリクセンからブルーノ・フェルナンデスへ
パスが送られた時、
本来はDFラインの前のエリアをカバーするべき
23ロコンガはエリクセンに釣り出されて
センターラインを越えて前に出てしまい、
34ジャカはマクトミネイに付いて
センターサークルの右側に寄っていた為に
センターサークルの中にいた
ブルーノ・フェルナンデスは誰もマークが付かずに
完全に浮いている状態になっていました。

その為、パスを受けたブルーノ・フェルナンデスに対して
6ガブリエウが前に出て抑えに行くしかなくなり
結果としてサンチョ&ラシュフォード&アントニーに対して
4ホワイト&12サリバ&35ジンチェンコの
3対3の状況になってしまいました。

そしてサンチョからパスが入ったラシュフォードを抑える為に
35ジンチェンコは中に絞らざる得なくなり
アントニーがフリーになった所で勝負ありでした。

仮にこの場面を防ぐ事が出来たとすると
ブルーノ・フェルナンデスにパスが入った時点で
その背後にいた11マルティネッリが
サボらずにしっかりとプレスバックするしかなかったと思います。

6ガブリエウに代わって11マルティネッリが
ブルーノ・フェルナンデスを抑えに行っていれば
ブルーノ・フェルナンデスを止める事が出来なくても
6ガブリエウはDFラインに留まる事が出来ましたので
その結果35ジンチェンコも中に絞る必要がなくなりますので
アントニーをフリーする事はなかったと思います。

結果として7分過ぎの場面と同様にマークのズレから
DFラインの前のスペースに
大きな『穴』が空く場面が何度かあり
それがこの試合の勝敗を決するポイントに
なってしまった様に感じます。

その後は攻勢を強めたアーセナルが
ボールを支配してユナイテッドゴールに迫りましたが
決定機を作る事が出来ず前半は終了。

後半に入るとペースを掴んだアーセナルが
ユナイテッドを敵陣内に押し込める様に
更に攻勢を強めていきました。

35ジンチェンコのパスをペナルティ内で受けた34ジャカが
グランダーで折り返した46分過ぎの場面、
DFラインの前に出来たスペースに
誰かが入ってきていたら決定機になっていた場面でした。

ドリブルで左サイドから侵入してきた
11マルティネッリからのパスを
9ジェズスが受けた47分過ぎの場面、
軽快なステップでペナルティ内に切り込んでいきましたが
残念ながら途中でカットされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

右サイドのスローインに対して
入れ替わる様にマルティネスをかわした
9ジェズスが深い位置にまで侵入した51分過ぎの場面、
そこからのマイナス方向への折り返しを
走り込んできた8ウーデゴールが
左脚で合わせましたが枠を捉える事が出来ず、
左サイドに流れたボールを
11マルティネッリが折り返したボールを
今度は右サイドで収めた7サカが
鋭く反転した所から右脚を振り抜きましたが
そのシュートも枠を捉えられず。

7サカのシュートはまだしも
最初の8ウーデゴールが合わした場面は
完全にフリーな状態だっただけに
決めなければならなかった場面でした。

一方で7サカがシュートを撃った場面での
7サカの背後から仕掛けられた
マラシアのスライディングタックルは
全くボールに関与する事なく
明らかなレイトタックルでしたので
PKを与えられてしかるべき場面だったと思いますが
この場面でもファールを取られる事はなかったのも
疑問に感じます。

1ラムズデールからのフィードを受けた4ホワイトから
8ウーデゴール〜4ホワイト〜7サカ
〜9ジェズス〜7サカ〜11マルティネッリ〜7サカと
右サイドから左サイドへと展開した54分過ぎの場面、
残念ながらその7サカからの折り返しは
ポストを叩いて繋がりませんでしたが
流れる様な綺麗な展開でした。

そしてついに同点ゴールが生まれました。

60分、34ジャカからのパスを受けた
8ウーデゴールが送ったスルーパスで
9ジェズスが抜け出そうとした所で
ヴァランにカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を7サカが決め同点ゴール!!

ユナイテッドを完全に圧倒し続けて
遂にゴールを奪いましたので
このまま押し切る事が出来れば良かったのですが
残念ながらカウンターを受けて失点してしまいました。

65分、23ロコンガが送った9ジェズスへの縦パスが
ズレた所からカウンターを受けてしまいました。
そのパスを収めたダロートから
エリクセン〜ブルーノ・フェルナンデスと繋げられ、
そのブルーノ・フェルナンデスからのスルーパスで
ラシュフォードに抜け出されてしまい失点。

そもそも23ロコンガのミスパスが引き金となった
カウンターでしたが
結局この場面でもDFラインの前のエリアが
ガラガラになってしまっていた所が
大きな問題だったと思います。

パスを出した23ロコンガは左に流れながら
パスを出していた関係で
左のライン側にポジションを移しており、
もう一方の34ジャカは
攻撃時には前に出て行く事が多い為に
この場面では最前線にいました。
その空いたDFラインの前のスペースは
35ジンチェンコが埋めていましたが
一人でカバーするにはそのスペースは大きすぎたと思います。

その後もミスが続いてしまいました。

68分過ぎ、1ラムズデールが出した
35ジンチェンコへのパスがフレッジにカットされてしまい
そのカットしたボールをブルーノ・フェルナンデスに
シュートを撃たれてしまいました、
幸い前に飛び出してきた1ラムズデールがブロックして
ゴールを死守しましたが
2つ目の失点から明らかにリズムが悪くなり始めていました。

そこでアルテタ監督は35ジンチェンコ、
23ロコンガ、8ウーデゴールに代えて
10スミス・ロウ、21ヴィエイラ、14エンケティアを投入しました。
しかしこの交代で4ホワイト&12サリバ&6ガブリエウの
3バックに移行するのか、
それとも11マルティネッリを左SBに下げて
4バックを維持すのか
はっきりしない状況の時に
再びカウンターを受けて失点してしまいました。

75分、左サイドからのスローインを受けた
ロナウドからパスを受けた
ブルーノ・フェルナンデスのスルーパスで
エリクセンに抜け出されてしまい
ペナルティ内に侵入した所からのパスを
ラシュフォードに押し込まれてしまい失点。

この場面のポイントは2つだと思います。
まず1つ目のポイントは
11マルティネッリの立ち位置だと思います。

この場面ではスローインを受けたロナウドに
対応していたのは6ガブリエウでしたが
仮に11マルティネッリが左SBに下がっていたのならば
ライン側にいたブルーノ・フェルナンデスを
観ていなければならなかったと思いますが
実際の11マルティネッリの立ち位置は
スローインを入れたダロートと
ブルーノ・フェルナンデスの間の
中途半端な位置でした。

その結果、ロナウドからのパスを受けた
ブルーノ・フェルナンデスへの対応が遅れてしまった様に
11マルティネッリのポジションがあやふやだった為に
結果としてワイドな位置の守備に
脆弱な部分が存在していたと思われます。

そしてもう1つのポイントは
仮に3バックに変更していたのならば
6ガブリエウが対応したのは間違いではないかもしれませんが
その一方で前に出た6ガブリエウの後ろのスペースを埋める為に
12サリバが左サイドに移っていた結果
12サリバと4ホワイトの間には
広大なスペースが出来てしまい
そのスペースを誰がケアするかもあやふやだった所です。

結局、6ガブリエウが前に出てボールを取りに行きましたが
ワイドな位置の守備が薄い為に取りきれず、
同時に12サリバと4ホワイトの間に出来た
広大なスペースに走り込んできたエリクソンに対して
誰も付く事が出来なかったと言う、
この試合中何度か出現した『穴』が
また空いてしまいました。

やはり5トーマスの不在は
非常に大きな痛手だと言わざる得ません。
基本的にDFラインの前に留まって
広いスペースをカバーし、
危機察知能力にも長けている5トーマスがいたら
ここまで大きな穴を空ける事はなかったかもしれません。

その5トーマスがいつ復帰するのか?
また、今後も繰り返し欠場する可能性があるのか?

この試合の様な重要な試合の時に
5トーマスを起用する事が出来るかどうかは
今スーズンも重要なポイントになってしまう様に感じます。

それでも終盤もゴールを求めて攻め続けました。

6ガブリエウの楔のパスを
9ジェズスが落としたボールを
21ヴィエイラが左脚を振り抜いた85分過ぎの場面、
残念ながら枠を捉えられませんでしたが
楔のパスを受けた9ジェズスの意図を
21ヴィエイラは完全に理解した動きでした。

右サイドのワイドな位置でパスを受けた
21ヴィエイラがクロスを送った89分過ぎの場面、
そのクロスはマクトミネイにクリアーされてしまいましたが
ヴァランとマグワイアの間を射抜き
ファーサイドに走り込んできた
11マルティネッリにピンポイントで合う様なこのクロスを観ても
21ヴィエイラは彼にしか観えないパスコースを観る事が出来る
特別なビジョンの持ち主だと言う事が分かる場面でした。

残念ながら追加点を奪う事が出来ず
試合はこのまま3−1で敗戦。

試合を完全に支配して圧倒した場面もありましたが
ブルーノ・フェルナンデスとエリクセンと言う
2人のワールドクラスのプレーメイカーが
リンクした時の仕掛けを止めるだけの
組織的な成熟度やソリッドさは
残念ながらこの日のアーセナルにはありませんでした。

以前から指摘されている様に
5トーマスが不在の時に
どの様に対処するかと言う問題が
解決出来ていません。
勿論、仮に25エルネニーがいたら
まだ違う結果になっていたかもしれませんが
その25エルネニーも同時に離脱すると言う
アクシデントに対応出来ていません。

これまでと同様にポジショニングの問題や
危機察知能力の低さ、次の展開の読みと反応の鈍さ等
アンカーとしての適応がないと思われる
23ロコンガをアンカーの位置で起用せざる得ない所が
そもそも問題なのは言うまでもないと思います。

とは言え、その23ロコンガは
前節のアストン・ヴィラ戦に比べれば
かなり良くなっていたと思います。
前記の様に根底にある問題は改善出来ていませんので
結局『穴』が空く一因になってしまいましたが
例えばダロートからのパスを受けた
ブルーノ・フェルナンデスに対して
23ロコンガの鋭いチャージを仕掛けた25分過ぎの場面の様に
これまで以上に球際で激しい対応が出来る様になっており、
時々ではありますが意味のある動きで
バックラインからパスを引き出す場面もありました。
そして元々のストロングポイントである
ボールと共に動きながら
タイミング良くパスを送る場面もありましたので
アストン・ヴィラ戦に比べれば
まだ希望がある様に感じました。

そして加入後怪我で出遅れていた21ヴィエイラは
予想以上のプレーを観せてくれたと思います。

特に89分過ぎの11マルティネッリに送ったクロスは
一握りの選手にしか見出す事の出来ない
特別なパスだと思いますので
これから非常に期待したいと思います。

現状としては8ウーデゴールと同じ役割が与えられると思いますが
リザーブの試合では一列前の右サイドで起用されていましたので
7サカをバックアップする役割も期待されているのかもしれませんが
その特別なパスセンスを考えますと
インサイドハーフでプレーさせた方が活きる様に感じます。

そしてこの日のプレーが付録でなければ
怪我で思う様にプレー出来ていない
10スミス・ロウを再び左サイドに押し退けて
インサイドハーフのバックアッパー一番手になる可能性も
あるかもしれません。

ここまでのアーセナルは
開幕から絶好調でしたが
最も重要なのは次の試合だと思います。

昨シーズンも調子が良い時期が終わった後に
連敗を喫した事が原因で
最終的にCLの出場権を取り逃してしまいましたので
次の試合でしっかりと勝利して
悪い流れに乗らない様にして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:1G2A 
8ウーデゴール    PL:3G0A 
9ジェズス      PL:3G3A 
11マルティネッリ   PL:3G0A 
12サリバ       PL:1G1A 
34ジャカ       PL:1G2A 
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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PL5:ARSENAL vs Aston Villa [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Aston Villa
2022年8月31日(水)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (31)9Jesus
 (74)Douglas Luiz
 (77)11Martinelli(←7Saka)


1Ramsdale

4White 12Saliba 6Gabriel 3Tierney

23Lokonga

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka            11Martinelli

9Jesus


(65)4White>>>18Tomiyasu
(81)8Ødegaard>>>10Smith Rowe
(87)7Saka>>>16Holding
(87)9Jesus>>>14Nketiah


Substitutes
 30Turner
 17Cédric 
  72Smith
 21Vieira
 27Marquinhos


Arsenal 1.jpg18シーズンぶりの開幕5連勝です!!

先発は怪我で欠場している
5トーマスと35ジンチェンコに加え
その5トーマスに代わって
前節起用されていた25エルネニーも
ハムストリングの怪我で離脱した為
アンカーのポジションには23ロコンガが入り
それ以外は前節のフラム戦と
同じメンバーが起用されました。

厳密には左インサイドハーフに入った34ジャカは
攻撃時にはこれまで通り
高い位置にまで侵入して攻撃陣に厚みをもたらす
インサイドハーフとして振舞っていましたが
守備時には23ロコンガと並ぶ位置にまで下がり
2ボランチを組んでいましたので
この試合は4−3−3と4−2−3−1の
ハイブリットなシステムだったと思います。

試合は昨シーズンはアンカーとしての適応がない所を露呈した
23ロコンガがどの様なプレーを観せてくれるかが注目されましたが
開始早々緩さを露呈してしまいました。

2分過ぎ、アストン・ヴィラがクリアーした後の
ルーズボールを収めたブエンディアが左サイドへ展開し
そのパスを受けたベイリーから
ラムジー〜ブエンディアとダイレクトで繋げられた所から
ダイレクトでシュートを撃たれてしまいました。
幸い4ホワイトがプレッシャーを掛けた事で
枠を捉えませんでしたが
ルーズボールをブエンディアが収めた場面では
ブエンディアのすぐ脇にいたのにも関わらず
23ロコンガは競り合う所か
プレッシャーを与える事もせず
その後ゴールに向かって走り込んで行った
ブエンディアに対して付いて行かずに
ジョッグで様子を伺ってしまったのは
怠慢と言わざる得ないと思います。

勿論、最初のクリアーボールをワトキンスと競り合った
6ガブリエウも目測を誤ってボールを後ろに逸らしてしまい
ラムジーからブエンディアへのダイレクトパスに対しても
付いていけていませんでしたので
バタバタし過ぎだと言わざる得ませんでしたが、
2ラインの間で相手にボールを持たれる事の危険性、
ペナルティ内に遅れて走り込んでくる選手の危険性を
全く理解していない様な
この時の23ロコンガノプレーを観れば
23ロコンガにはアンカーとしての素質がない事は
一目瞭然だと思います。

その後はアーセナルペースで進み
ヴィラゴールに迫る場面が続きました。

9分過ぎ、23ロコンガが倒されて得た右サイドからのFKを
8ウーデゴールが早いタイミングでリスタートし
そのパスを受けた9ジェズスが
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
マルティネスのファインセーブで阻まれゴールを奪う事は出来ず。

10分過ぎ、右CKからの流れで12サリバが送ったクロスを
ペナルティ内で受けた6ガブリエウが
左脚を振り抜きましたが
ミングスにブロックされてしまい枠を捉える事は出来ず。

11分過ぎ、左サイドからのショートコーナーの場面で
8ウーデゴールのパスを受けた7サカが
ダイレクトで左脚を振り抜きましたが
このシュートはブロックされてしまい
そのこぼれ球を最後は
6ガブリエウが右脚でシュートを放ちましたが
そのシュートもマルティネスの正面で
ゴールを奪う事は出来ず。

15分過ぎ、9ジェズスのプレスに曝された
カマラの中途半端なバックパスを奪った
8ウーデゴールからのスルーパスを
ミングスと競り合いながら収めた9ジェズスが
角度のない所から右脚を振り抜きました。
このシュートもマルティネスの
ファインセーブで防がれてしまい、
そのこぼれ球に対して8ウーデゴールが放った
左脚のシュートもカマラにブロックされてしまい、
更にそのこぼれ球に対して8ウーデゴールが
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもミングスにブロックされてしまい
惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

22分過ぎ、4ホワイトからのパスを受けた
8ウーデゴールから34ジャカ〜11マルティネッリと繋がり
その11マルティネッリからのクロスを
ファーサイドでフリーだった7サカが
右足で合わせましたが枠を捉えられず。

4ホワイトのパスを受けた時に
後ろに戻す様な動きから一気に前を向いて
攻撃陣にスイッチが入れた8ウーデゴールのプレーは
俊逸だったと思います。
一方で完全にフリーだっただけに
7サカは決めなければならなかったと思います。

何度もチャンスがありましたが
ゴールに結び付ける事が出来ませんでしたが
ついに先制ゴールが生まれました。

31分、11マルティネッリの裏へのパスを受けた
34ジャカが送った鋭い折り返しが
コンサに当たってゴールに向かってきてしまい
そのボールをマルティネスが弾いた所を
ジェズスが押し込み先制ゴール!!

その後もビッグチャンスは続きました。

43分過ぎ、8ウーデゴールからの浮き球のパスを
ゴール前に走り込んできた9ジェズスが
キャッシュと競り合いながら収めて
右脚のボレーシュートを放ちました。
残念ながらこのシュートも
マルティネスのファインセーブで防がれてしまい、
そのこぼれ球を7サカが押し込もうとしましたが
それも押し込めずにキャッスにクリアーされてしまいました。
そしてクリアーしたボールに対して
3ティアニーが右脚を振り抜きましたが
そのシュートは9ジェズスに当たってしまい
その9ジェズスからのパスに対して
もう一度3ティアニーが左脚を振り抜きましたが
そのシュートもマルティネスに防がれゴールを奪う事が出来ず。

前半ロスタイム、3ティアニーのクロスに対して
34ジャカがヘッドで落としたボールを
11マルティネッリが距離のある所から
右脚のダイレクトボレーを放ちましたが
ゴール右上を捉えたそのシュートも
マルティネスのファインセーブで防がれてしまい
惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

前半は非常に良い仕掛けが出来ており
同時に一度では終わらない波状攻撃で
ヴィラゴールに何度となく迫っていただけに
もう1、2点ゴールを奪って
早々に勝敗を決する事が出来なかったのは残念でした。

後半に入ってもアーセナルペースで試合は進みました。

50分過ぎ、左サイドでボールを持った11マルティネッリが
DFの頭を越す柔らかいタッチの浮き球のパスを
ゴールに向かって走り込んできた9ジェズスに向かって送りました。
残念ながら9ジェズスに通る直前に
ミングスにカットされてしまいましたが
阿吽の呼吸の仕掛けだったと思います。

54分過ぎ、9ジェズスに対するチャージで得た左サイドのFKを
8ウーデゴールが蹴りましたが
ゴール右上を捉えたそのFKも
マルティネスのファインセーブに阻まれゴールは奪えず。

その後もヴィラゴールに迫りながらも
決定機を作る事が出来ないまま
セットプレーでヴィラにゴールを奪われてしまいました。

74分、右サイドからのCKを蹴った
ドゥグラス・ルイスに直接ゴールに叩き込まれてしまい失点。

全く同じ形でドゥグラス・ルイスが決めている
ヴィラのトレーニング動画が上がっていた様に
GKの前に立った選手がGKの動きを防いだ所で
CKを直接ゴールに叩き込むサインプレーでしたが
そもそも完全に掴んだり押したりしていないとは言え
ゴールエリアの中でGKを背中に背負う様に動きを抑える行為が
なぜキーパーチャージに当たらないのかが理解出来ません。

仮にこの状態から逃れる為には
背負われている格好の1ラムズデールが
カマラを押すか腕を引っ張る等して
無理やりどけるしかありませんが
それをしてしまうとファールを取られて
PKを献上するる可能性もありますので
現実的にその様な激しい事は出来ないと思います。

よってこのカマラの様な行為に対して
しっかりとファールを取ってくれないと
立場上、守備側が圧倒的な不利な状況になってしまいますので
ファールを取って然るべきだったと思います。

この様な理不尽な形で失点してしまいましたが
この失点で火が付き
さらにギアを上げる事が出来るのが
今のアーセナルの強い所です。

77分、6ガブリエウのロングフィードを
左サイドで受けた11マルティネッリから
右サイドに上がってきた18冨安へパスが送られ
その18冨安からのパスを受けた7サカのクロスを
ファーサイドで11マルティネッリがダイレクトボレーで合わせて
ゴール!!

アストン・ヴィラの希望を砕く
素晴らしいゴールだったと思います。

終盤に16ホールディングを投入して
3バックにする定番の形で逃げ切り
2−1で5連勝!!

この試合も失点をゴールを奪うエネルギーに変えて
見事に勝ちきりました。

その一方で早くも怪我人が続出している所は
非常に心配です。

特に5トーマスに続き、
25エルネニーが怪我で離脱してしまった
アンカーのポジションは問題です。

この試合で起用された23ロコンガは
昨シーズンと変わらず
非常に厳しい出来だったと思います。

それほど厳しいプレッシャーに曝されていないにも関わらず
相変わらずポジショニングが悪い為に
DFラインから効果的にパスを引き出す事が出来ず、
アンカーとしてテンポ良くパスを捌いて
ゲームを作る事が出来ていなかったと思います。

この試合では34ジャカが下がって来て
34ジャカを経由して組み立てていましたので
それほど問題になっていませんでしたが
組織的なハイプレスを
仕掛けてくるチームと対戦した時には
ボールが全く前に進まなくなる可能性があると思います。

そして最も良くなかったのが
守備時の対応です。

まず前記の様にヴィラの人とボールの動きに対して
23ロコンガの反応は非常に薄かったと思います。
単純に反応が遅いのならばまだしも
23ロコンガはすぐに対応しなければならない場面でも
反応する事なく静観してしまう場面が非常に多く
仮に反応したとしても
例えばプレスバックしなければならない場面でも
ジョギングで戻って来てしまう様な対応をよく観てしまいます。
実際、そのプレスバックをしなければならない場面では
23ロコンガの後方から
34ジャカが追い越していく場面もありました。
しかも34ジャカはボールを奪い返したと見るや
チームが攻撃に移行する為に
いち早くパスを受けるポジショニング取りをしていたのに対して
23ロコンガはこの時点でもまだジョギングしたままでした。

その34ジャカに限らず、
9ジェズスや11マルティネッリ、8ウーデゴールの様な
攻撃を担う選手たちが
物凄い勢いでプレスバックする姿を観ても
何も感じないのであれば
23ロコンガは今後も厳しいかもしれません。

とにかく直近の問題は
この週末のマンチェスター・ユナイテッド戦で
誰をアンカーで起用するのか?だと思いますが
正直23ロコンガでは荷が重いと言わざる得ません。

この夏の移籍期間でドゥグラス・ルイスを獲得出来ていたら
この問題は解決していたかもしれませんが
移籍金が折り合わずに獲得が見送られましたので
現有スカッドで対応するしかありません。

4ホワイトや18冨安をアンカーで起用するプランを
推す意見もありますが
余程の事がない限りアルテタ監督は
この2人をアンカーとして使う事はない様に感じます。
仮に緊急的に起用するのならば
4ホワイトや18冨安ではなく
頑なにアンカーでの起用を避けていた34ジャカを
アルテタ監督は起用するのではないかと思っています。

それは今シーズンの34ジャカは常に集中し
課題だった機動力不足を
90分間献身的に動き続ける事で補っていると思いますので
個人的には34ジャカをアンカーで起用するプランは
ありだと感じています。

とは言え、アルテタ監督はこの試合でも起用した様に
23ロコンガには期待しているのだと思います。

その期待に応える為には
23ロコンガは何か難しい事をする必要はないと思います。
ただ単にどの様な状況でも常に全力で走り、
全力でボールを奪いに当たる、
一瞬も気を緩める事なく
90分間集中してボールと人喰らい付く、
ただそれを貫くだけで
23ロコンガは劇的に変わる可能性があると思います。

23ロコンガが自分に何が足りないかを自覚して
アルテタ監督の期待に応える為に
改善に努める事を
期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G2A 
8ウーデゴール    PL:3G0A 
9ジェズス      PL:3G3A 
11マルティネッリ   PL:3G0A 
12サリバ       PL:1G1A 
34ジャカ       PL:1G2A 
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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2022/23のスカッド:最終版 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンのファーストチームのスカッド最終版です。

Arsenal 1.jpg


1 アーロン・ラムズデール(23)(HG)
2 
3 キーラン・ティアニー(25)
4 ベン・ホワイト(24)(HG)
5 トーマス・パーティ(29)
6 ガブリエウ(24)
7 ブカヨ・サカ(20)(U-21)(HG)
8 マルティン・ウーデゴール(23)
9 ガブリエル・ジェズス(25)
10 エミール・スミス・ロウ(22)(HG)
11 ガブリエウ・マルティネッリ(21)(U-21)
12 ウィリアム・サリバ(21)(U-21)
13 
14 エディー・エンケティア(23)(HG)
15
16 ロブ・ホールディング(26)(HG)
17 セドリック・スアレス(31)
18 冨安健洋(23)
19 
20 
21 ファビオ・ヴィエイラ(22)
22 
23 アルベール・サンビ・ロコンガ(22)
24 リース・ネルソン(22)(HG)
25 モハメド・エルネニー(30)
26 
27 マルキーニョス(19)(U-21)
28 
29 
30 マット・ターナー(28)
31 カール・ハイン(20)(U-21)(HG)
32 
33 
34 グラニト・ジャカ(29)
35 オレクサンドル・ジンチェンコ(25)


シーズンローン
 13 ルナル・アレックス・ルナルソン(27)
 15 エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25)(HG)
 19 ニコラ・ぺぺ(27)
 20 ヌーノ・タヴァレス(22)
 22 パブロ・マリ(29)
 33 アーサー・オコンクウォ(20)(U-21)(HG)
 26 フォラリン・バロガン(21)(U-21)(HG)
   ルーカス・トレイラ(26)


(年齢は9/1現在)


ホームグロウン 6名
非ホームグロウン 13名
U-21 5名
ローン 8名


C'mon Arsenal !!


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IN

サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)

リヨンへ完全移籍
 ストライカー アレクサンドル・ラカゼット(31歳)元フランス代表 フリー

ストーク・シティへシーズンローン
 CB ハリー・クラーク(21歳)イングランド 手数料非公表

スパルタ・ロッテルダムへシーズンローン
 CB オマル・レキク(20歳)チュニジア代表 手数料非公表

イプスウィッチ・タウンへシーズンローン
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

RKCヴァールヴァイクへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(19歳)デンマークU-19 手数料非公表

ボーフムへ完全移籍
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(23歳)イングランド 移籍金非公表

サンダーランドへ完全移籍
 CB ダニエル・バラード(22歳)北アイルランド代表 移籍金非公表

FCデン・ボスへシーズンローン
 ストライカー ニコライ・モラー(20歳)スウェーデンU-20 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへ完全移籍
 CMF マテオ・グエンドゥージ(23歳)フランス代表 £900万(推定)

ポーツマスへ完全移籍
 右SB ザック・スワンソン(21歳)イングランド 移籍金非公表

チェルムスフォード・シティへローン移籍(1月まで)
 GK オヴィ・エヘァリ(19歳) イングランド 手数料非公表

エア・ユナイテッドへシーズンローン
 CB アレックス・カーク(19歳)イングランド 手数料非公表

バーミンガム・シティへシーズンローン
 CB オーストン・トラスティ(24歳)アメリカ 手数料非公表

チェルシーへ完全移籍
 サイドアタッカー オマリ・ハッチンソン(18歳)イングランドU-19 移籍金非公表

レアル・オビエドへシーズンローン
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(18歳)メキシコ代表 手数料非公表

キルマーノックへシーズンローン
 右SB ライアン・アレバイオス(20歳)イングランド 手数料非公表

クルー・アレクサンドラへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクウォ(20歳)イングランド 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへシーズンローン
 左SB ヌーノ・タヴァレス(22歳)ポルトガルU-21 手数料非公表

クローリー・タウンへシーズンローン
 CB マジード・オグングポ(19歳)アイルランドU-19 手数料非公表

フラムへ完全移籍
 GK ベルント・レノ(30歳)ドイツ代表 £800万(推定)

スタッド・ランスへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

ブラックプールへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(18歳)イングランドU-19 手数料非公表

ガラタサライへ完全移籍
 DMF ルーカス・トレイラ(26歳)ウルグアイ代表 £500万(推定)

モンツァへ買取義務付シーズンローン
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン 買取設定額£420万(推定)

アランヤスポルへシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(27歳)アイスランド代表 手数料非公表

ロザラム・ユナイテッドへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表

ブロムリーへシーズンローン
 GK トム・スミス(20歳)イングランド 手数料非公表

ハル・シティへシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(19歳)オランダ 手数料非公表

ニースへシーズンローン
 右WG ニコラ・ペペ(27歳)コートジボワール代表 手数料非公表

チェルトナム・タウンへ完全移籍
 CMF ジェームズ・オラインカ(21歳)イングランド 移籍金非公表

UDイビサへシーズンローン
 DMF ミゲル・アゼース(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

サウサンプトンへ買い取りオプション付きシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25歳)イングランド 手数料公表

チェスターフィールドへシーズンローン
 DMF ティム・アキノラ(21歳)イングランド 手数料非公表

バルセロナへ完全移籍
 右SB エクトル・ベジェリン(27歳)スペイン フリー


(年齢は9/1時点)


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エクトル・ベジェリン、バルセロナへ完全移籍 [移籍情報]

エクトル・ベジェリン(27歳)のバルセロナへの完全移籍が発表されました。

Arsenal 1.jpg既にアルテタ監督の構想から外れていたベジェリンは
残り1年残っていた契約を破棄した上で
古巣のバルセロナへ復帰する事が決まりました。


契約解除によるフリートランスファー


アーセナル通算

PL 169試合先発+14試合途中出場
  :8ゴール20アシスト
CL 15試合先発:1アシスト
EL 17試合先発+1試合途中出場
  :1ゴール3アシスト
FA杯 11試合先発+1試合途中出場:3アシスト
リーグ杯 5試合先発+3試合途中出場:2アシスト
コミュニティー・シールド 3試合先発

公式戦通算 220試合先発+19試合途中出場:9ゴール29アシスト


2011年夏にバルセロナの下部組織から
アーセナルの下部組織に移籍したベジェリンは
2014年夏にファーストチームへ昇格してからも
順調にステップアップしてきました。
しかし2019年1月に負った
左膝関節前十字靭帯断裂の怪我が大きな転機となり
その怪我からの復帰後も
パフォーマンスレベルは期待したレベルに戻る事はなく
ポジションを失った昨シーズンは
ベティスへシーズンローンに出ていました。

昨シーズンが終わった時点では
ベジェリン自身はそのままベティスへの
完全移籍を希望していましたが
ベティスとは移籍金が折り合わずに破談してしまい
アーセナルに戻ってきていました。

しかし戻ってきた後も
アルテタ監督の構想に入る事はなかったベジェリンは
早い段階から移籍を希望していましたが
結局、移籍金と高額年俸が障害となり
獲得に動くクラブが現れず
最終的に残り1年となっていた契約を破棄し
大幅な減俸をベジェリンが受け入れた事で
古巣のバルセロナへの復帰が決まりました。

30歳オーバーと高額年俸が原因で
移籍先が見つけられない状況だった
エジルやオーバメヤンとは異なり
ベジェリンはまだ27歳と若かったので
すぐに見つかると思われていた移籍先が
全く見つからなかったのは
アーセナルにとっては誤算だったかもしれません。

怪我さえなければもしかしたら
まだアーセナルでプレーしていた可能性も
あったかもしれませんが
現在のベジェリンのスピードやフィジカル的な強度では
PLでは勿論の事、
アルテタ監督が求めるレベルのプレーをするのは
難しくなっていましたので
今後は無理をしなくても済む環境で
有意義な選手生活を送って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)

リヨンへ完全移籍
 ストライカー アレクサンドル・ラカゼット(31歳)元フランス代表 フリー

ストーク・シティへシーズンローン
 CB ハリー・クラーク(21歳)イングランド 手数料非公表

スパルタ・ロッテルダムへシーズンローン
 CB オマル・レキク(20歳)チュニジア代表 手数料非公表

イプスウィッチ・タウンへシーズンローン
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

RKCヴァールヴァイクへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(19歳)デンマークU-19 手数料非公表

ボーフムへ完全移籍
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(23歳)イングランド 移籍金非公表

サンダーランドへ完全移籍
 CB ダニエル・バラード(22歳)北アイルランド代表 移籍金非公表

FCデン・ボスへシーズンローン
 ストライカー ニコライ・モラー(20歳)スウェーデンU-20 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへ完全移籍
 CMF マテオ・グエンドゥージ(23歳)フランス代表 £900万(推定)

ポーツマスへ完全移籍
 右SB ザック・スワンソン(21歳)イングランド 移籍金非公表

チェルムスフォード・シティへローン移籍(1月まで)
 GK オヴィ・エヘァリ(19歳) イングランド 手数料非公表

エア・ユナイテッドへシーズンローン
 CB アレックス・カーク(19歳)イングランド 手数料非公表

バーミンガム・シティへシーズンローン
 CB オーストン・トラスティ(24歳)アメリカ 手数料非公表

チェルシーへ完全移籍
 サイドアタッカー オマリ・ハッチンソン(18歳)イングランドU-19 移籍金非公表

レアル・オビエドへシーズンローン
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(18歳)メキシコ代表 手数料非公表

キルマーノックへシーズンローン
 右SB ライアン・アレバイオス(20歳)イングランド 手数料非公表

クルー・アレクサンドラへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクウォ(20歳)イングランド 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへシーズンローン
 左SB ヌーノ・タヴァレス(22歳)ポルトガルU-21 手数料非公表

クローリー・タウンへシーズンローン
 CB マジード・オグングポ(19歳)アイルランドU-19 手数料非公表

フラムへ完全移籍
 GK ベルント・レノ(30歳)ドイツ代表 £800万(推定)

スタッド・ランスへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

ブラックプールへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(18歳)イングランドU-19 手数料非公表

ガラタサライへ完全移籍
 DMF ルーカス・トレイラ(26歳)ウルグアイ代表 £500万(推定)

モンツァへ買取義務付シーズンローン
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン 買取設定額£420万(推定)

アランヤスポルへシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(27歳)アイスランド代表 手数料非公表

ロザラム・ユナイテッドへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表

ブロムリーへシーズンローン
 GK トム・スミス(20歳)イングランド 手数料非公表

ハル・シティへシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(19歳)オランダ 手数料非公表

ニースへシーズンローン
 右WG ニコラ・ペペ(27歳)コートジボワール代表 手数料非公表

チェルトナム・タウンへ完全移籍
 CMF ジェームズ・オラインカ(21歳)イングランド 移籍金非公表

UDイビサへシーズンローン
 DMF ミゲル・アゼース(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

サウサンプトンへ買い取りオプション付きシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25歳)イングランド 手数料公表

チェスターフィールドへシーズンローン
 DMF ティム・アキノラ(21歳)イングランド 手数料非公表

バルセロナへ完全移籍
 右SB エクトル・ベジェリン(27歳)スペイン フリー


(年齢は9/1時点)


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エインズリー・メイトランド=ナイルズ、サウサンプトンへシーズンローン [移籍情報]

エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25歳)の
サウサンプトンへのシーズンローンが発表されました。


Arsenal 1.jpg昨冬からアルテタ監督の構想から外れている
15メイトランド=ナイルズは
残り1年になっていた契約を1年延長した上で
買い取りオプション付きローンで
サウサンプトンへ移籍する事になりました。


買い取りオプション付きシーズンローン


アーセナル通算

PL 41試合先発+31試合途中出場:1ゴール3アシスト
CL 1試合途中出場
EL 26試合先発+4試合途中出場:1ゴール3アシスト
FA杯 8試合先発+5試合途中出場
リーグ杯 14試合先発+3試合途中出場:1ゴール1アシスト
コミュニティーシールド 1試合先発

公式戦通算 88試合先発+44試合途中出場:3ゴール7アシスト


15メイトランド=ナイルズは
昨冬に出場機会を求めて
ASローマヘローン移籍していましたが
そこでも出場機会を得る事が出来ず
この夏にアーセナルに戻ってきていました。

しかしこれまでと同様に
現在のアーセナルのスタイルに
適応出来るだけのレベルではない事は
プレシーズンを観る限り明らかであり
現実的に開幕からここまで
ベンチに入る事も出来ていませんでした。

アルテタ監督の構想から完全に外れている為、
本当ならば完全移籍での放出が
クラブとしてはベストな選択肢だったと思いますが
一方で結果を出す事が出来ていない
最近の15メイトランド=ナイルズを
完全移籍で獲得に動くクラブが現れなかったのも事実であり
買い取りオプションを付けたとは言え
シーズンローンと言う形での放出は
仕方がなかったかも知れません。


C'mon Arsenal !!


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IN

サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)

リヨンへ完全移籍
 ストライカー アレクサンドル・ラカゼット(31歳)元フランス代表 フリー

ストーク・シティへシーズンローン
 CB ハリー・クラーク(21歳)イングランド 手数料非公表

スパルタ・ロッテルダムへシーズンローン
 CB オマル・レキク(20歳)チュニジア代表 手数料非公表

イプスウィッチ・タウンへシーズンローン
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

RKCヴァールヴァイクへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(19歳)デンマークU-19 手数料非公表

ボーフムへ完全移籍
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(23歳)イングランド 移籍金非公表

サンダーランドへ完全移籍
 CB ダニエル・バラード(22歳)北アイルランド代表 移籍金非公表

FCデン・ボスへシーズンローン
 ストライカー ニコライ・モラー(20歳)スウェーデンU-20 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへ完全移籍
 CMF マテオ・グエンドゥージ(23歳)フランス代表 £900万(推定)

ポーツマスへ完全移籍
 右SB ザック・スワンソン(21歳)イングランド 移籍金非公表

チェルムスフォード・シティへローン移籍(1月まで)
 GK オヴィ・エヘァリ(19歳) イングランド 手数料非公表

エア・ユナイテッドへシーズンローン
 CB アレックス・カーク(19歳)イングランド 手数料非公表

バーミンガム・シティへシーズンローン
 CB オーストン・トラスティ(24歳)アメリカ 手数料非公表

チェルシーへ完全移籍
 サイドアタッカー オマリ・ハッチンソン(18歳)イングランドU-19 移籍金非公表

レアル・オビエドへシーズンローン
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(18歳)メキシコ代表 手数料非公表

キルマーノックへシーズンローン
 右SB ライアン・アレバイオス(20歳)イングランド 手数料非公表

クルー・アレクサンドラへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクウォ(20歳)イングランド 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへシーズンローン
 左SB ヌーノ・タヴァレス(22歳)ポルトガルU-21 手数料非公表

クローリー・タウンへシーズンローン
 CB マジード・オグングポ(19歳)アイルランドU-19 手数料非公表

フラムへ完全移籍
 GK ベルント・レノ(30歳)ドイツ代表 £800万(推定)

スタッド・ランスへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

ブラックプールへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(18歳)イングランドU-19 手数料非公表

ガラタサライへ完全移籍
 DMF ルーカス・トレイラ(26歳)ウルグアイ代表 £500万(推定)

モンツァへ買取義務付シーズンローン
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン 買取設定額£420万(推定)

アランヤスポルへシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(27歳)アイスランド代表 手数料非公表

ロザラム・ユナイテッドへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表

ブロムリーへシーズンローン
 GK トム・スミス(20歳)イングランド 手数料非公表

ハル・シティへシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(19歳)オランダ 手数料非公表

ニースへシーズンローン
 右WG ニコラ・ペペ(27歳)コートジボワール代表 手数料非公表

チェルトナム・タウンへ完全移籍
 CMF ジェームズ・オラインカ(21歳)イングランド 移籍金非公表

UDイビサへシーズンローン
 DMF ミゲル・アゼース(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

サウサンプトンへ買い取りオプション付きシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25歳)イングランド 手数料公表

チェスターフィールドへシーズンローン
 DMF ティム・アキノラ(21歳)イングランド 手数料非公表

バルセロナへ完全移籍
 右SB エクトル・ベジェリン(27歳)スペイン フリー


(年齢は9/1時点)


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