SSブログ

PL26:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−1 Newcastle United
2024年2月24日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (18)Botman(og)
 (24)29Havertz(←11Martinelli)
 (65)7Saka(←29Havertz)
 (69)15Kiwior(←41Rice)
 (84)Willock


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice 

 7Saka             11Martinelli

29Havertz



(64)11Martinelli>>>19Trossard
(76)7Saka>>>24Nelson
(76)29Havertz>>>14Nketiah
(76)8Ødegaard>>>10Smith Rowe
(89)20Jorginho>>>25Elneny


Substitutes
 1Ramsdale
 17Cedric
 21Vieira 
 9Jesus


Arsenal 1.jpgCLポルト戦の敗戦を引きずる事なく
難敵ニューカッスルを寄せ付けずに
4発快勝しました。

先発は3戦連続同じだったメンバーから
変更が加えられました。

まず中盤には20ジョルジーニョが起用されましたが
先日のリバプール戦の様な
41ライスとダブルボランチを組む形ではなく
41ライスが左インサイドハーフに上がって、
20ジョルジーニョが一人アンカーを務める
通常の3センターの形になりました。
そしてここまで左インサイドハーフを務めていた
29ハヴァーツがトップに移る形の
4−3−3が組まれました。

試合はキックオフ直後からCKを獲得したり
2分過ぎの場面ではカリウスからのパスを受けた
シェアに対して果敢にプレスを仕掛けた
29ハヴァーツがパスをブロックして
ボールを奪い返した様に
開始直後からフルスロットルで
ニューカッスルゴールに迫って行き、
アーセナルがペースを掴みました。

7分過ぎ、20ジョルジーニョからの楔のパスが
ギマランイスにカットされた所で
素早く寄せた41ライスがボールを奪い返し
そこから8ウーデゴール〜29ハヴァーツ〜
41ライスとダイレクトで繋いだ所から
更にダイレクトで送られたラストパスを受けた
7サカが左脚を振り抜きました。
そのシュートはブロックされて
カリウスにセーブされてしまいましたが
ボールを奪い返してから間髪入れずに
ダイレクトパスを繋いで
完全に崩した場面だったと思います。

9分過ぎ、7サカからのバックパスを受けた
20ジョルジーニョがダイレクトパスで
8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールがダイレクトで背後に流したパスで
ハーフスペースを抜け出した41ライスが
豪快に右脚を振り抜きました。
残念ながらその強烈なシュートは
カリウスの正面でゴールを奪う事は出来ませんでしたが
この場面でも2つのダイレクトパスで
完全に崩す事に成功しました。

そしてセットプレーから
早々に先制点を奪う事に成功しました。

18分、7サカが蹴った右CKに対して
ニアサイドに走り込んできた6ガブリエウが
ヘッドで合わせました。
そのシュートはカリウスにセーブされてしまいましたが
そのこぼれ球をクリアしようとした所で
最終的にボトマンの膝に当たったボールが
ゴールラインを割ってしまいオウンゴールで先制!!

またもやセットプレーから先制点を奪いました。

その後も惜しい場面は続きました。

敵陣の左サイドでボールをキープしたイサクに対して
6ガブリエウが寄せてボールを奪い返した所から
41ライス〜11マルティネッリと繋ぎ
その11マルティネッリからのラストパスを
29ハヴァーツが2ラインの間で受けた20分過ぎの場面、
対峙したシェアをかわそうとした所で
戻ってきたギマランイスと交錯して倒してしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでした。

29ハヴァーツは元々ストライカーではありませんので
仕方がない所かもしれませんが
良い位置でボールを受けても
そこからシュートに至るまで
非常に時間がかかってしまう所は
改善が必要なのは言うまでもないと思います。

20ジョルジーニョからの楔のパスを
下がりながら受けた29ハヴァーツが
インナーラップしてきていた4ホワイトへ
ダイレクトで繋いだ22分過ぎの場面、
4ホワイトはそのままペナルティの中に侵入して行きましたが
そこから送った41ライスへのラストパスは
カットされてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

左脚でシュートを撃つ自信がなかったのかもしれませんが
下がって行った29ハヴァーツと一緒に
ボトマンも付いて行っていましたので
29ハヴァーツからのパスを受けた4ホワイトの目の前には
シュートを撃つだけのコースが空いていたはずですので
4ホワイトは41ライスに繋がずに
自ら左脚を振りに行って欲しかった場面でした。

チャンスを活かせない場面が続きましたが
この勢いのまま追加点が生まれました。

24分、左サイドから右サイドに向かって
斜めに走り込んできた11マルティネッリに向かって
20ジョルジーニョから浮き球の
ピンポイントパスが送られ
そのパスを受けた11マルティネッリから送られた
マイナス方向への折り返しを
29ハヴァーツが合わせてゴール!!

大胆なフリーランニングと
無理な体勢からマイナス方向に折り返したプレーは
11マルティネッリらしい
素晴らしいプレーでしたが
11マルティネッリのランニングを見逃さずに
正確に浮き球のパスを送った
20ジョルジーニョは流石としか言いようがないと思います。

この試合も20ジェルジーニョは
際立っていたと思います。
この場面の様なゴールに直結する
ピンポイントパスは勿論ですが
要所要所で観せていた
ダイレクトで送る楔のパスは
相手の守備のブロックを切り裂いて
対応を後手に回すキラーパスであり
同時に攻撃陣にスイッチを入れると言う意味でも
非常に有効だったと思います。

前試合のポルト戦では
守備のブロックを切り崩すのに
非常に苦労していましたが
それに対するアルテタ監督の応えが
この20ジョルジーニョの起用だったと思われます。

その後もチャンスは続きました。

カリウスからのパスを受けたシェアに対して
距離を詰めた8ウーデゴールがパスをカットした
26分過ぎの場面、
そのボールを収めた8ウーデゴールから
ゴール前の29ハヴァーツへラストパスが送られましたが
そのパスは戻ってきたロングスタッフにカットされてしまい
押し込む事は出来ず。

20ジョルジーニョからの楔のパスを受けた
8ウーデゴールが一度ライン側の7サカにボールを預け、
その7サカからのリターンパスを受けた8ウーデゴールが
縦に抜けようとした動きから送ったヒールパスを
7サカが受けてそのまま一気にポケットに侵入した
30分過ぎの場面、
そこから送ったクロスに対して
全力でゴール前に走り込んできた11マルティネッリが
ジャンピングヘッドで合わせましたが
枠を捉えられず。

スペースを完全に消された状況の中で
7サカと8ウーデゴールの2人で
完全に切り崩してしまった
完璧なコンビネーションだったと思います。

11マルティネッリが送ったクロスのこぼれ球を
7サカが収めた37分過ぎの場面、
ペナルティ内のスペースのない所を
強引に切り込んで行き
そこから右脚で放った強烈なシュートは
カリウスのファインセーブに阻まれて
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
非常に見応えのある仕掛けだったと思います。

一方で前半の間で
ニューカッスルがアーセナルゴールに迫ったのは
この場面位だったと思います。

42分過ぎ、右サイドのライン側から
マイリが送ったスルーパスで
アルミロンが飛び出しましたが
完璧なタイミングで前に出て
距離を詰めた22ラヤがシュートを撃たさず
同時にアルミロンの位置がオフサイドでした。

結局、前半はニューカッスルに
1本のシュートも撃たせない
完璧な試合運びでしたが
後半もその勢いのまま
最初にチャンスを作ったのも
アーセナルの方でした。

46分過ぎ、22ラヤからのフィードを
右ライン側で受けた7サカが
中にカットインした所から
下がった位置から走り込んできた
11マルティネッリに繋げられ
その11マルティネッリからのスルーパスで
裏に抜け出した29ハヴァーツが
カリウスと1対1になりましたが
29ハヴァーツのシュートは枠を捉える事が出来ず。

そして追加点が生まれました。

65分、29ハヴァーツからのパスを右サイドで受けた7サカが
カットインした所から左脚を振り抜きゴール!!

ボトマンの陰に隠れて見えなかった為?
シェアがクリア出来なかった部分もありましたが
それでも角度のない所から
逆側にサイドネットを射抜いた
7サカのシュートは見事だったと思います。

今シーズンの前半はカットインした所から
中々ゴールを決める事が出来ませんでしたが
このゴールの様に多少厳しい状況でも
しっかりと決める事が出来る今の7サカは
まさに絶好調だと言えると思います。

そして試合を終わらせる4点目もすぐに生まれました。

69分、41ライスが蹴った左CKを
ニアに飛び込んできた15キヴィオルが
流す様にヘッドで合わせてゴール!!

一方で終盤でゴールを奪われてしまいました。

84分、ニューカッスル陣内からドリブルで持ち上がってきた
バーンズからゴードンに繋げられ、
そのゴードンからのパスを受けて
サイドの深い位置にまで飛び出してきた
ダン・バーンの折り返しを
ウィロックにヘッドで決められてしまい失点。

解説でも触れられていましたが
バーンズのドリブルに対して
本来ならば止めなければならない立ち位置にいた
20ジョルジーニョが付いていけずに
侵入を許してしまった所が
全ての問題だったと思います。

この試合の20ジョルジーニョは
試合を支配すると言う点で言えば
まさに完璧だったと思いますが
一方で機動力に欠ける20ジョルジーニョは
守勢に回った時には
この様な問題に陥る可能性は避けられないと思います。

そう言う意味ではカバーする範囲を限定する事が出来る
ダブルボランチの一角で起用した方が
やはり安全なのかもしれません。

試合終了間際にもゴールに迫る場面がありました。

91分過ぎ、シェアからのパスを受けた
ダン・バーンがトラップミスを犯してしまい
そこでこぼれたボールを奪った24ネルソンが
そのまま右サイドを持ち上がった所から
クロスが送られました。
そのクロスはカットされてしまいましたが
そこからこぼれたボールを収めた10スミス・ロウが
左脚を振り抜きましたが
ゴールライン上でダン・バーンにクリアーされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ゴール前に出来ていたスペースを見つけて
そこに上手く入り込み
そこからの正確なシュートで
ゴールマウスを捉える
10スミス・ロウの特徴が全て出た場面でしたが
ゴールだけが生まれなかったのは残念でした。

92分過ぎ、ショートコーナーからの流れから
24ネルソンがミドルシュートを放ちましたが
このシュートはカリウスにセーブされ
ゴールを奪う事は出来ず。

93分過ぎ、自陣で15キヴィオルからのパスを受けた
10スミス・ロウがそのままドリブルで持ち上がり
一緒に付いてきたマイリを振り切って
ポケットの位置まで入り込んだ所から
折り返しました。
その折り返しを受けた19トロサールは
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
11マルティネッリの様な爆発的なスピードがある訳ではありませんが
他の追随を許さない推進力のあるドリブルも
10スミス・ロウの魅力の一つだと思います。

試合はこのまま4−1で勝利!!

スペースを消され緻密に対策が練られた
守備のブロックを崩す事が出来なかった
ポルト戦から中2日、
20ジョルジーニョをアンカーに配置して
ゲームメイクの役割を担わせ
同時に11マルティネッリを中心に
アグレッシブにフリーランニングを敢行する事で
攻め倦んでしまったポルト戦で観せた問題点を
見事に払拭したと思います。

とは言え、この形がスタンダードになるかどうかは
まだわかりませんが
攻め倦んだ時のオプションとしては
非常に有効なのは間違いないと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:1G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:13G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:5G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:5G3A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G2A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:6G2A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:4G6A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0) 

CL R16 1st:Porto vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Porto 1−0 ARSENAL
2024年2月21日(木)UEFA Champions League Round 16th 1st, Estadio do Dragao

Goal
 (90+4)Galeno


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

41Rice

8Ødegaard   29Havertz

 7Saka            11Martinelli

19Trossard



(73)19Trossard>>>20Jorginho


Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 17Cedric
 73Sweet
 79Heaven
 25Elneny
 63Nwaneri
 21Vieira
 10Smith Rowe
 24Nelson
 14Nketiah
 

Arsenal 1.jpg敵地で行われたCLラウンド16の1stレグは
最後の最後で隙を観せてしまい
1−0で敗れてしまいました。

先発はPLで2戦連続大勝した
布陣を弄らずに組んできました。

試合は前線から速く激しいプレスを仕掛けてくる
ポルトに対して
ボールを保持して隙を伺うアーセナル
と言う展開でしたが
結果的にはポルトの
荒々しいプレスへの対応に苦しみ
中々良いリズムが奏でられず
最後までポルトのブロックを崩す事が出来ませんでした。

とは言え、アーセナル自身も本来のプレーが
出来ていなかった面もあると思います。

例えば、開始早々の41ライスが
イエローカードを受けた場面等は
その代表だと思います。

1分過ぎ、バックラインでボールを回している時に
6ガブリエウからパスを受けた41ライスは
プレスに曝された為に一度ボールを2サリバに戻した後に
右サイドの低い位置に流れて行きました。
そこで41ライスは7サカに裏を狙う様に指示を出していた時に
ボールから目を離していた41ライスに向かって
2サリバがパスを送ってしまった為にそのパスが流れてしまい
そのボールを収めたガレノを
41ライスがスライディングタックルで倒してしまい
イエローカードを受けてしまいました。

全くプレッシャーをかけられた場面ではありませんでしたので
ノールックでパスを出した2サリバの判断は軽率だったと思いますし
41ライスにしても仮にボールを奪われても
中に入れない様な対応をすれば
危なくない場面でしたので
強引にタックルを仕掛けたのも判断ミスだったと思います。

この様に普段ならば犯さない様なミスを
犯してしまった事を考えますと
「浮き足だっていた」と言えるのかもしれません。

開始早々に41ライスが
イエローカードを受けてしまった事で
荒々しいプレスを仕掛けてくるポルトに対して
攻守においてリスクを冒した様なプレーが
しづらくなったのは間違いなかったと思います。

同時に非常にハイラインでコンパクトに築いた
ポルトの守備のブロックには隙がなく
アーセナルの選手達が
どの様にボールを動かすかを熟知しているかの様に
パスコースは消され、
パスを出してもカットされる場面が多く観られました。

その上、ポルトの選手は非常に出足が速く
誰一人として与えられた役割をサボる事なく
遂行し続けていた事で
アーセナルの選手達は
全く時間が与えられない状況でのプレーを
強いられていた為に
本来のプレーがしづらかった部分もあると思いますが
それでももっと上手い戦い方はあったと思います。

例えば41ライスがイエローカードを受けた前の場面でも
6ガブリエウのパスを受けた41ライスが
前を向いた時に7サカは下がってきましたが
反対に裏に向かって走り出していたら
DFラインを突破して
深い位置にまで侵入出来ていたかもしれませんし
開始早々に裏のスペースへの意識を
ポルトに植え付けておけば
裏を狙う動きに釣られて下がった
DFラインの前に生まれたスペースで
8ウーデゴールや19トロサールが
パスを受ける機会も増えていたかもしれませんので
極端なハイラインを敷いていた
ポルトのDFラインの裏のスペースを
シンプルにもっと使っても良かった様に感じました。

一方でこの試合でのアーセナルは
重要な局面でのプレーの精度が悪く
同時に明らかなミスにならなくても
パスコースが少しズレたりタイミングがズレる事で
勢いを損ねてしまい
自らリズムを壊す場面もあったと思います。

それと共にアーセナルが良いリズムで仕掛けて行くと
ファールを厭わないポルトの選手に潰されて
流れを切られてしまう場面が多々あり
流れの中からポルトゴールに迫る事が
殆ど出来ていなかったと思います。

結局、この試合のアーセナルの攻め手は
セットプレーしかなく
34分の場面では7サカが蹴った右CKを
ファーサイドで2サリバがヘッドで競り勝ち、
前半アディショナルタイムでは
7サカが蹴った右CKを
ファーサイドから入ってきた
29ハヴァーツがヘッドで合わし、
55分過ぎの場面では
41ライスが蹴った左CKを
ファーサイドで19トロサールが
ダイレクトボレーで合わし、
後半アディショナルタイムでは
41ライスが蹴ったFKを
6ガブリエウがヘッドで合わせましたが
これらのセットプレーでも
ゴールに結びつける事は出来ませんでした。

一方でポルトには数が少ないながら
決定機を作られてしまう場面がありました。

20分過ぎ、左サイドをドリブルで切り込んできた
コンセイソンのクロスを
ニアサイドに入ってきたペペーが合わせた所で
6ガブリエウがブロックしましたが
そこから跳ね上がったこぼれ球に対して
ガレノにダイレクトボレーシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートはポストを叩き
そこから跳ね返ってきたボールを
再びガレノが押し込もうとしましたが
そのシュートも枠を捉えず救われました。

完全に崩された訳ではありませんでしたが
この場面では緩さが目立ってしまったのは残念でした。

左サイドから切り込んできたコンセイソンに対して
15キヴィオルは付いて行けずに
簡単にクロスを上げさせてしまったのは
軽い対応だったと思いますし
6ガブリエウがブロックして跳ね上がったボールに対して
2サリバはボールウォッチャーになってしまい
反応する事が出来なかったのは
重大なミスだったと思います。

ローン生活をしていた頃の2サリバは
この場面の様に集中力が途切れた様に
ボールウォッチャーになる場面がありましたが
アーセナルに復帰してからの2サリバには
この悪い癖は1、2度しか出ていなかったと思います。

しかしここにきてこの昔の悪い癖が顔を出してきたり
41ライスへの不用意なパスを送るミスを犯した
開始早々の場面や
22ラヤからの何でもないパスを
トラップミスを犯して収められなかった
67分過ぎの場面の様な
考えられないミスを犯した事を考えますと
メンタル的に疲弊してきていないか
非常に心配です。

6ガブリエウと共に2サリバは
このチームの要であり
その2サリバが調子を崩す様な事があると
チームは土台から一気に崩れ出すかもしれません。

PLの試合ではフル出場している様に
代えの効かない存在だと言う事は分かりますが
そろそろどこかのタイミングで
リフレッシュさせる必要がある様に感じます。

試合は両チーム共に最後まで集中力を保ち
ヒリヒリとした緊張感が漂い続けたまま
試合終盤まできましたが
最後の最後で集中力を切らしてしまいました。

93分過ぎ、ポルトの波状攻撃を
何とか凌いでこぼれてきたボールを収めた11マルティネッリから
右サイドを駆け上がっていた
7サカに向けてパスが送られましたが
そのパスがオタヴィオにカットされてしまい
そのオタヴィオからのパスを受けたガレノに
ペナルティの外側から
ゴール右上の角に決められてしまい失点。

7サカを狙ったのか、
それともその手前の8ウーデゴールを狙ったのかはわかりませんが
仮に通っていたら7サカ&8ウーデゴール&29ハヴァーツ対
オタヴィオ&ぺぺと言う3対2という場面になっていましたので
狙いは良かったと思いますが
11マルティネッリのパスが中途半端だったのは
非常に残念でした。

同時に以前も書きました様に
上背のない22ラヤには絶対的に防げないコースがあり
それがゴールの上の角だというのは言うまでもないと思います。
よってこの場面の様にそこまで鋭いシュートではなくても
ゴールの上の角に正確に狙われてしまうと
22ラヤは防ぐ事が出来ませんので
如何にしてシュートを撃たせる事を防ぐかが重要であり
そう言う意味では本人も試合後のコメントしていましたが
シュートを撃ったガレノに対しての
41ライスの寄せは甘かったと思います。

試合はこのまま1−0で敗戦。

1stレグを0−0で折り返していれば
ホームでの2ndレグはかなり有利な展開になっていただけに
1−0で敗れてしまった非常に残念でしたが
どちらにせよラウンド8に進出する為には
勝利が必須なのは変わりがありませんので
ホームでの2ndレグでは
この試合とは異なる展開を期待したいと思います。

とは言え、この試合が緊張感のある
ヒリヒリとした雰囲気の試合になったのは
アーセナル側が良かった訳ではなく
アーセナルに対して完璧な対策を立ててきた
ポルト側が圧倒的な集中力を持って
与えられた役割を遂行し続けた事で
アーセナルにまともな攻撃をさせなかった為だったのは
言うまでもないと思います。

そう言う意味では次の2ndレグは
アーセナルの良い所を完璧に潰してきたポルトに対して
アルテタ監督はどの様な対策を練ってくるのかが
注目されます。

例えば、この試合では攻め手に欠いた状況でしたが
その様な状況にも関わらず
アルテタ監督が選手交代で切ったカードは
20ジョルジーニョだけでした。

勿論、怪我で離脱中の9ジェズスや5トーマスがいれば
異なるカードを切っていたかもしれませんし、
29ハヴァーツを下げてしまうと
前線に高さがなくなってしまう問題があり
カウンターの局面で力を発揮する11マルティネッリを
ピッチに残しておきたかったのも分かりますが
例えばスペースのない所でもスペースを見つける術に長け
スペースのない状況を苦にしない
10スミス・ロウを投入しても良かった様に感じます。

どちらにせよこの試合の様なレベルの集中力では
CLの試合では通用しないのは
これではっきりしたと思います。

先日のリバプール戦の様な
高い集中力と最高のテンションで
2ndレグを迎えて
自らの力を証明して
ラウンド8への切符を掴み取ってほしいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:1G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:12G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:5G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:5G2A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:0G2A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:5G1A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:4G5A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0) 

PL25:Burnley vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Burnley 0−5 ARSENAL
2024年2月17日(土)Premier League, Turf Moor

Goal
 (4)8Ødegaard
 (41)7Saka(pk)
 (47)7Saka(←8Ødegaard)
 (66)19Trossard
 (78)29Havertz(←15Kiwior)


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

41Rice

8Ødegaard   29Havertz

 7Saka            11Martinelli

19Trossard



(69)4White>>>17Cedric
(69)7Saka>>>24Nelson
(69)19Trossard>>>14Nketiah
(79)41Rice>>>20Jorginho
(84)29Havertz>>>10Smith Rowe


Substitutes
 1Ramsdale
 73Sweet
 25Elneny
 40Bandeira
 

Arsenal 1.jpg5発大勝!!

前節のウエスト・ハム戦に続き
再び攻撃陣が大爆発しました。

先発はそのウエスト・ハム戦と
同じメンバーが組まれました。

試合は、開始早々にゴールが生まれました。

4分、41ライスからのパスを受けた
11マルティネッリが
左サイドを持ち込んだ所から
右足のアウトサイドで送った折り返しを
8ウーデゴールが1トラップしてから
ゴール右下に突き刺しゴール!!

11マルティネッリのクロスが
アシニョンに僅かに当たった為に?
アシストは付きませんでしたが
シンプルな仕掛けから早速ゴールを奪う事に
成功しました。

その後も決定機が続きました。

11分過ぎ、右サイドのライン側の7サカが送った
DFラインの裏へのパスで
19トロサールが抜け出しましたが
前に出てきたトラフォードをかわそうとした時に
カットされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

19トロサールは完全に抜け出して
トラフォードと1対1になっていましたので
自ら仕掛けたのは間違いではなかったと思いますが
11マルティネッリにクロスを送っても
面白かったかもしれません。

16分過ぎ、右サイドの7サカが
3人に囲まれながら送ったクロスを
ゴール前に走り込んできていた
29ハヴァーツが受けましたが
巧みなトラップから反転して
ボールを左脚に持ち替えようとしましたが
残念ながらボールが流れてしまい
シュートを撃つ事は出来ず。

一方でバーンリーにゴールに迫られる場面もありました。

24分過ぎ、7サカがかわされて
右サイドの深い位置にまで
ドリブルで侵入してきたオドベールに
角度のない至近距離から所からシュート?
クロス?が送られましたが
素早く反応した22ラヤが
しっかりとセーブしてゴールを死守。

その後も何度かバーンリーゴールに迫る場面がありました。

27分過ぎ、エステベからのパスを
41ライスがカットしたボールを
7サカが素早く19トロサールへ繋ぎ
その19トロサールがペナルティの中まで侵入しました。
残念ながら戻ってきた
エステべとベルゲに塞がれてしまい
シュートを撃つ事が出来ませんでしたが
逆サイドには11マルティネッリがフリーでいましたので
11マルティネッリへパスを出しても
良かった様に感じます。

31分過ぎ、右サイドで得たFKを
8ウーデゴールが素早くリスタートし
そこから送られたスルーパスで
右サイドの裏に飛び出した7サカから
ゴール前に走り込んできていた
29ハヴァーツへ折り返しが送られました。
残念ながら戻ってきたベルゲに
カットされてしまいましたが
もしも通っていたら確実にゴールを奪う事が出来ていたと思います。

33分過ぎ、8ウーデゴールが送った
DFラインの裏への柔らかいタッチのパスを
走り込んでいた29ハヴァーツが落とし
その落としを受けた7サカから
ゴール前に入ってきた19トロサールへ
折り返しが送られました。
残念なが19トロサールが空振りしてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
プレービジョンを共有して
完璧に崩した仕掛けだっただけに
19トロサールは
決めなければならなかったと思います。

そして追加点に繋がるPKを獲得しました。

38分過ぎ、中央の位置に入ってきた29ハヴァーツに向けて
8ウーデゴールから鋭い楔のパスが入り
そのパスを受けた29ハヴァーツが落としたボールを受けた
19トロサールが縦に抜けようとした所で
アシニョンのタックルで倒されてPK獲得。

41分、そのPKを7サカが右下に決めてゴール!!

前半の間に2点差に出来た事で
その後はかなり楽に試合を進める事が出来、
後半開始早々に3点目も生まれました。

47分、2サリバが送ったサイドチェンジのパスの
こぼれ球を収めた15キヴィオルから
29ハヴァーツ〜8ウーデゴールへと間髪入れずに繋げられ
そのパスを受けた8ウーデゴールから
左SBのデルクロワの背後を通す形で送られたスルーパスで
7サカが抜け出しボールを少し動かして
タイミングをずらした所から
右脚でゴール右上を打ち抜きゴール!!

タイミングを見計らった8ウーデゴールのスルーパスも
7サカの右脚のパワーショットも完璧でしたが
11マルティネッリがルーズボールに競り合ってから
15キヴィオル〜29ハヴァーツ〜8ウーデゴールへと繋いだ
一連の流れも素晴らしかったと思います。

その後も手を緩めずに
バーンリーゴールに迫り続けました。

63分過ぎ、トラフォードからのパスを受けた
ブラウンヒルがベルゲへ送ったパスを
猛ダッシュしてきた11マルティネッリがカットしましたが
ペナルティに入った所で
ブラウンヒルのチャージを受けて
潰されてしまいました。
しかし11マルティネッリは倒れた状態のまま泥臭く
19トロサールに向けてラストパスを送りましたが
そのパスを受けた19トロサールのシュートは
枠を捉えられず。

64分過ぎ、デルクロワからのフィードを
前に出てきた4ホワイトがカットしたボールを
11マルティネッリが収め
その11マルティネッリからのラストパスを
19トロサールがダイレクトで左脚を振り抜きましたが
このシュートも枠を捉えられず。

ここまで何度も訪れたビッグチャンスを
決めきれなかった19トロサールは
遂にゴールネットを揺らしました。

66分、8ウーデゴールが出した
左サイドのスペースへのパスを
長い距離駆け上がってきた15キヴィオルが収め
そこから送られたクロスを
29ハヴァーツが収めきれずにこぼれたボールに対して
19トロサールが左脚を振り抜きゴール!!

ここまで決定機を決めきれなかった
19トロサールでしたが
やっとゴールを奪いました。

そして最後は29ハヴァーツが決めました。

78分、15キヴィオルから
左サイドのスペースに向けて送られたスローインで
抜け出した29ハヴァーツが
デルクロワの股を抜いてゴール前に侵入した所から
右脚を振り抜きゴール!!

この試合の29ハヴァーツは
非常に良かったと思いますが
特にフリーランニングの質が向上しており
それがこの試合の攻撃のポイントになっていたと思います。

この得点の場面でも
隙を付いてDFラインの裏で
15キヴィオルのスローインを受けた事が
起点になっていましたが
この場面以外でも
アシニョンとオシェイの間や
オシェイとエステベの間等の
DFラインの間に出来ていたスペースに入り込み
そこから最適なタイミングで裏に向かって走り込む事で
8ウーデゴール等から縦パスやスルーパスを
引き出していたと思います。

勿論、前線を動き回る19トロサールや
前線の選手間で流れる様に行われるポジションチェンジにより
バーンリーのDFラインにギャップを生じさせている所も
ポイントの一つだと思いますが
そのギャップを上手く突いていたのが
29ハヴァーツのフリーランニングだったと思います。

強いて言えばこの様な場面で受けた
パスの収まりが悪かったのは残念でした。

急所を突く様なパスが送られてきますので
それなりに強いパスが送られてきているとは言え
トラップでボールが足元に収まらずに
弾いてしまう場面が多かったのは残念でした。

しっかりと足元に収まっていたら
更に多くの決定機をゴールに結びつける事が出来た
可能性がある場面が何度かありましたので
そこは今後の課題だと思います。

とは言え、流動的で連動的なアーセナルのスタイルへの
適応に苦しんでいた29ハヴァーツが
ここに来て完全に適応した事が
最近の大量得点の後押しになっているのは間違いなく
ここからのシーズン終盤に向けて
大きな力になってくれるのは間違いないと思います。

試合はこのまま0−5で勝利!!

チーム力に差があったとは言え
アウェイで2試合連続大量得点を奪った攻撃陣は
非常に大きなインパクトを与えたと思います。

こうなりますと現在怪我で離脱している
9ジェズスや35ジンチェンコが戻ってきた時に
アルテタ監督はどの様な布陣を組むのか?
注目されます。

元々アルテタ監督は調子が良い時は
その布陣を弄らない傾向が強い監督だと思いますので
19トロサールの0トップシステムを
使い続ける可能性は十分にあると思います。
一方でアルテタ監督は
9ジェズスに対する信頼も非常に高い所がありますので
今シーズンの基本布陣である
1トップに9ジェズスを配置するシステムに戻すかもしれません。

実際問題として19トロサールを0トップで起用すると
トップの位置に19トロサールが留まらない事で
29ハヴァーツを始め11マルティネッリや7サカも
積極的にトップの位置に入ってくる場面が多くなりますので
流動的で連動的なアーセナルの攻撃スタイルが
より活性化した様に感じます。

勿論、9ジェズスもトップの位置に
留まるタイプの選手ではありませんので
19トロサールの時と同様に
流動的で連動的なスタイルを実践出来ると思いますが
ここ2試合の素晴らしい関係性と
同等以上のものを9ジェズスが提供出来るかどうか、
と言う部分に関しては
絶対に大丈夫だと断言は出来ない状況だと思います。

左SBに関しても順当に行けば
35ジンチェンコが戻ってきたら
35ジンチェンコを起用する事になるのかもしれませんが
先日のリバプール戦でも書いた様に
アーセナルのスタイルへの適応を済ませた
15キヴィオルはこの試合で観てもわかります様に
プレーへの迷いが完全に消え
自信を持ってプレーしており
これまでとは別人の様なプレーを観せていると思います。

15キヴィオルが左SBで起用する時は
4ホワイトが偽SBとしての役割を担う事になりますので
左CB的な守備的な役割が多くなりますが
それでも攻撃時には前に上がって行ってしっかりとボールに絡み
流れに乗ったプレーが出来ていますので
起用する事に躊躇する理由はなくなったと思います。

そう言う意味では35ジンチェンコと言うよりも
18冨安がポジション争いのライバルになるのかもしれません。
勿論、18冨安の方が高い対人守備力があり
偽SBとしても無難にこなす事が出来ますので
一歩リードしていると思いますが
アジアカップで約1ヶ月半離脱している間に
15キヴィオルは確実に力を付けており
その差は18冨安の背中に手が届くところまで
来ているかもしれません。

どちらにせよ15キヴィオルの成長は
アーセナルのDF陣にとって
大きなプラスアルファをもたらす事は間違いないと思います。

今週からCLの試合が再開され
週に2試合のスケジュールが入ってきます。

昨シーズンまではレギュラー組が欠場すると
一気に戦闘力を落としていましたが
今シーズンはサブ組の底上げがしっかりと進んでおり
現在みたいにレギュラー組を欠いている時期でも
レギュラー組に劣らない試合内容で
しっかりと結果を出す事が出来る様になっていますので
厳しいスケジュールでもしっかりと乗り越え
同時に結果も残してくれると思います。

とは言え、現在絶好調のチームの中で
不安がない訳ではありません。
それはチームとしてのピークを迎えたのが
些か早すぎる点です。

仮にチームとしてのピークを
現在迎えているのならば
2月のこの時期からシーズン終わるまでの約3ヶ月の間
そのピークを維持するのは現実的に難しく
昨シーズンと同様にシーズン終盤に失速してしまわないか
非常に心配です。

昨シーズンのシティは3月、4月、5月と調子を上げて行き
三冠を達成した様に
チームとしてのピークは
もう少し後の時期が理想だと思いますので
今の絶好調の状態をいつまで維持する事が出来るか?
調子が落ちてきた時に
何か起爆剤を用意する事が出来るか?
注目されます。

そう言う意味では現在のピークが
完全にレギュラー組が揃った状態ではない状態で
迎えている所が救いかもしれません。

現在の状況は本当のピークを迎える為の助走段階で
本当のピークは現在離脱している
9ジェズス、18冨安、35ジンチェンコが復帰し
そして最後に5トーマスが復帰した時に迎えるかもしれません。

仮にそうなれば最高のタイミングでピークを迎える事になると思います。

そして今シーズンこそは最高の状態で
リバプールとシティとの首位争いを
最後まで繰り広げる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:1G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:12G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:5G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:5G2A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:0G2A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:5G1A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:4G5A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0) 

マルキーニョス、フルミネンセへシーズンローン [移籍情報]

27マルキーニョス(20歳)のフルミネンセへの
シーズンローンが発表されました。

Arsenal 1.jpgこの冬に一度アーセナルに戻ってきていた
27マルキーニョスは
今度はフルミネンセへ
シーズンローンに出る事が決まりました。

移籍期間:2025年冬まで(買取オプション付き?)


アーセナル通算

PL 1試合途中出場
EL 2試合先発+1試合途中出場
  :1ゴール1アシスト
FA杯 1試合途中出場
リーグ杯 1試合先発

公式戦通算 3試合先発+3試合途中出場:1ゴール1アシスト


昨夏からナントにシーズンローンで出ていた
27マルキーニョスは
この冬にアーセナルに戻ってきていました。

そのナントでは十分な出場機会を
掴む事が出来ていなかった事もあると思いますが
この冬に開催されていたパリ五輪の南米予選に
ナントが派遣する事を拒んだ為に
パリ五輪の南米予選への参加を希望していた27マルキーニョスは
ナントとのシーズンローンを半年で切り上げたと言う
噂もあります。

とは言え、アーセナルに戻ってきても
残りのシーズンで出場機会を得る事は
難しいのは言うまでもありませんので
再びローン移籍する必要がありましたが
ヨーロッパのクラブへは
冬の移籍期間は既に閉じている関係で
ローン移籍する事が出来ませんので
ブラジルのフルミネンセへ
ローン移籍する事が決まりました。

昨シーズン後半はノリッジヘ、
今シーズン前半はナントへシーズンローンで出ていましたが
どちらでも思う様な結果が出せないでいましたので
若い27マルキーニョスにとって
慣れ親しんだブラジルに戻るのは
良い選択かもしれません。

その一方で、今回のローン期間は
ブラジルのシーズンが終わる
2025年冬までと言われています。

と言う事は、実質的に
アーセナルの来シーズンの編成に含まれない事が
決まったと言っても過言ではありませんので
今回のローン移籍で余程の結果を出さない限りは
来冬にアーセナルに合流するのは
現実的ではないと思います。

よって今回のローン移籍は
片道切符になる可能性がある移籍だと思いますので
是が非でも大きな結果を出して
アーセナルへの帰還を果たして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
IN



OUT


フルミネンセヘシーズンローン(買取オプション付き?)
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-23 手数料非公表


(年齢は2024年2/15時点)


nice!(2)  コメント(0) 

PL24:West Ham United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

West Ham United 0−6 ARSENAL
2024年2月11日(日)Premier League, London Stadium

Goal
 (32)2Saliba(←41Rice)
 (41)7Saka(pk)
 (44)6Gabriel(←41Rice)
 (45+2)19Trossard(←8Ødegaard)
 (63)7Saka(←8Ødegaard)
 (65)41Rice(←4White)


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

41Rice

8Ødegaard   29Havertz

 7Saka            11Martinelli

19Trossard



(67)41Rice>>>25Elneny
(67)7Saka>>>24Nelson
(67)19Trossard>>>14Nketiah
(77)11Martinelli>>>63Nwaneri
(77)4White>>>17Cedric


Substitutes
 1Ramsdale
 76Walters
 20Jorginho
 40Bandeira


Arsenal 1.jpg6発大勝!!

ボールを支配しながらも
ゴールだけが生まれずに敗れた
年末にエミレーツで行われた
ウエスト・ハム戦の
鬱憤を晴らす様な
ゴールラッシュを観せて
4連勝を飾りました。

先発はふくらはぎの怪我で離脱した
35ジンチェンコに代わって
15キヴィオルが左SBに入り
同じく怪我で離脱中の9ジェズスに代わって
1トップには19トロサールが入りました。
そして中盤は前節の41ライス&20ジョルジーニョの
ダブルボランチから
通常の1アンカー&2インサイドハーフに戻し
左インサイドハーフには
29ハヴァーツが入りました。

試合は通常の入り方とは異なる形で
始まりました。

通常はキックオフしたボールを
22ラヤが大きく蹴り出して
ボールを深い位置にまで送り込み
そのまま相手を相手陣内に押し込めて
流れを掴む形を取りますが、
この試合は前線にボールを大きく蹴り出す事なく
バックラインで丁寧にボールを繋ぐ形で始まりました。

これはハイプレスを仕掛けてくる
ボーウェンを中心にしたウエスト・ハムの前線の選手に
無駄走りをさせる事で
ハイプレスのキレを削ぎ落とす事を
狙っていたのかもしれません。

実際、1分過ぎにはクドゥズのプレスに曝された
15キヴィオルがボールをロストし、
14分過ぎには8ウーデゴールからのパスを受けた41ライスが
相手選手に囲まれてしまい
最後はボーウェンのタックルを受けてボールをロストしてしまい、
17分過ぎにはウォード・プラウズのプレスに曝された
11マルティネッリがパスミスをしてしまった様に
ウエスト・ハムのハイプレスは
非常に危険な切れ味がありましたので
その対策を講じたのかもしれません。

同時にエミレーツの試合では
相手陣内に押し込んで攻め続けましたが
ゴール前のスペースを消す様に
引いて守っていたウエスト・ハムのブロックを
最後まで崩せなかった事を踏まえて
闇雲に攻め込み過ぎずに
バックラインでボールを丁寧に回す事で
ウエスト・ハムの選手を前に引き摺り出し
ウエスト・ハムのブロックが間延びしてきてた所で出来た
スペースが消される前に一気に攻め込む様な
コンセプトだったのかもしれません。

しかし通常の試合に比べて
非常にスローなテンポで始まり、
8ウーデゴールも下がってきて
ビルドアップの段階に関与する場面が多かった為に
肝心のテンポアップして
攻撃に移る事が出来ない状況を観て
18分過ぎに、アルテタ監督は
4ホワイトに偽SBとして
中に入ってくる様に指示を出しました。

これにより、8ウーデゴールは
3列目まで下がってくる頻度が減り
相手の2ラインの間でプレーする機会が増えた事で
攻撃陣のリズムは格段に良くなり
ウエスト・ハムゴールに迫り始めました。

21分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを
ライン側で受けた7サカが送ったクロスを
19トロサールがヘッドで合わしましたが
そのヘッドは惜しくも枠を捉えられず。

22分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた
7サカが送ったスルーパスを
右サイドにポジションを移していた
11マルティネッリが受け、
そこから送られたクロスを
29トロサールがダイレクトボレーで合わせました。

残念ながらそのシュートはアレオラのファインセーブで阻まれ
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
流れる様なアーセナルらしい仕掛けだったと思います。

27分過ぎ、7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが
ペナルティの外側から左脚を振り抜きましたが
このシュートもソウチェクにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

29分過ぎ、下がってきてパスを受けた19トロサールが
センターサークルの位置から送ったピンポイントのパスを受けた
11マルティネッリが左サイドを抜け出し
そこからゴール前に走り込んできた
8ウーデゴールに向けて
グラウンダーのクロスが送られました。

そのクロスは8ウーデゴールには合わず
アゲルドにクリアーされてしまいましたが
この仕掛けのカギとなったパスを送った19トロサールは
この試合ではトップに位置に入りましたが
トップの位置には拘らず
完全にフリーマンとしてあらゆる所に顔を出しながら
ボールに絡む事で良いアクセントになっていたと思います。

その後セットプレーから先制点を奪いました。

32分、41ライスが蹴った左CKを
2サリバがヘッドで合わして先制ゴール!!

この後もアーセナルのペースは続きました。

34分過ぎ、41ライスからのパスを受けた
8ウーデゴールが送ったクロスを
ゴール前に入ってきていた7サカが
ヘッドで合わせようとしましたがヒットせず。
そしてその後の流れから
15キヴィオルが送ったクロスを
再び7サカがヘッドで合わしましたが
そのヘッドも枠を捉える事が出来ず。

最初のクロスの場面では7サカは
アゲルドとズマの間に上手く入り込み
完全にフリーだっただけに
決めて欲しい場面だったと思います。

36分過ぎ、4ホワイトから
19トロサール〜8ウーデゴールへと繋ぎ
その8ウーデゴールからのスルーパスで抜け出した
7サカが前に出てきたアレオラをかわすように
シュートを流し込みました。

このシュートも枠を捉える事が出来ませんでしたが
スペースのない所でもその裏にある僅かなスペースを
完全に崩した良い仕掛けだったと思いましす。

そして追加点に繋がるPKを獲得しました。

37分過ぎ、自陣の3列目まで下がってきて
6ガブリエウからのパスを受けた
19トロサールが送ったDFラインの裏へのパスで
抜け出した7サカが
前に出てきたアレオラをかわした所で
そのアレオラと交錯してPK獲得。

41分、このPKを7サカが冷静に決めてゴール!!

この場面でも下がってきた19トロサールから送られた
1本のパスで決定機を生み出した場面でした。

この後の前半が終わるまでのわずかな時間で
立て続けにゴールを奪いました。

44分、左サイドのライン側で得た
41ライスが蹴ったFKを
ニアに走り込んできた6ガブリエウが
ヘッドで叩き込みゴール!!

47分、8ウーデゴールからのラストパスを受けた
19トロサールが切り返してズマかわした所から
丁寧に右脚を振り抜いて
ゴール右上に突き刺してゴール!!

前半の間に4つのゴールを奪い
ほぼ勝敗は決しましたが
それでも手を緩める事なく
ウエスト・ハムゴールに迫り続けました。

46分過ぎ、29ハヴァーツからのパスを受けた
11マルティネッリが深い位置にまで持ち込んだ所から送った
マイナス方向への折り返しに対して
19トロサールが左脚を振り抜きましたが
同じタイミングで入ってきた8ウーデゴールが
目に入ったのかジャストミートする事が出来ずに
枠を大きく外してしまいました。

57分過ぎ、8ウーデゴールから送られた
楔のパスを受けた29ハヴァーツが落としたボールを
7サカがペナルティ内を斬り込んで行った所から
左脚を振り抜きましたが
このシュートはアレオラのファインセーブで防がれ
ゴールを奪う事は出来ず。

58分過ぎ、右サイドから切り込んできた19トロサールから
8ウーデゴール〜29ハヴァーツへと
スペースのない所を繋ぎ
その29ハヴァーツからのラストパスを受けた
11マルティネッリが右脚を振り抜きましたが
そのシュートはブロックされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

そして追加点が生まれました。

63分、8ウーデゴールから
左足のアウトサイドで送られたスルーパスを受けた
7サカが切り返してアゲルドをかわした所から
左脚でニアをぶち抜きゴール!!

その後は41ライスが決めました。

65分、11マルティネッリからのパスを
ペナルティ内で受けた4ホワイトから戻されたパスに対して
同じタイミングで走り込んできてしまった
19トロサールと8ウーデゴールがお見合いしてしまい、
そのまま流れたボールに対して
後方から走り込んできた41ライスが
豪快に右脚を振り抜きゴール!!

古巣のウエスト・ハムとの試合で決めた
このゴールは41ライスにとっては
感慨深いゴールになったと思います。

その後もアーセナルペースが続きました。

71分過ぎ、8ウーデゴールが送った
右サイドからのマイナス方向の折り返しに対して
25エルネニーが右脚を振り抜きましたが
そのミドルシュートはアレオラの正面で
ゴールを奪う事は出来ず。

73分過ぎ、29ハヴァーツからのパスを受けた
11マルティネッリが左ライン側から
深い位置にまで侵入した所から送られた折り返しを
14エンケティアが右脚を振り抜きましたが
これもアレオラの正面でゴールを奪う事は出来ず。

試合はこのまま0−6で大勝しましたが
この試合の終盤のハイライトは
7サカに代わってと投入された
63ヌワネリだったと思います。

昨シーズン起用された時は
試合終了間際の僅かな時間だけでしたが
今回はアディショナルタイムも合わせて
15分以上プレーする事が出来ましたので
しっかりとボールに関与する事が出来ていたと思います。

とは言え、ただボールに関与していただけではなく
各々のプレーではその才能の片鱗を
しっかりと観せていたと思います。

8ウーデゴールからのパスを
2ラインの間で受けた80分過ぎの場面では、
一度14エンケティアに繋ぎ
その14エンケティアからのリターンパスを
ペナルティ内で受けた所から
巧みなファーストタッチで裏に抜け出しました。

そこからのマイナス方向への折り返しは
14エンケティアには合いませんでしたが
角度はありませんでしたが
63ヌワネリは左利きですので
思いっきり左脚を振り抜いても
面白かったかもしれません。

8ウーデゴールからの縦パスを受けた24ネルソンから
63ヌワネリ〜29ハヴァーツ〜24ネルソンと
スペースのない所を繋いだ81分過ぎの場面では
その24ネルソンの所からこぼれたボールを収めた
63ヌワネリは冷静に戻して
25エルネニーのミドルシュートに繋げました。

8ウーデゴールからのパスを
やや下がった位置で受けた89分過ぎの場面では
そのまま中に向かって移動して
25エルネニー〜29ハヴァーツ〜63ヌワネリと繋げた所から
14エンケティアへスルーパスを送りました。
残念ながらシュートには繋がりませんでしたが
自由にポジションを移しながら攻撃を組み立て、
最後のスルーパスも
相手のタイミングを外した絶妙なスルーパスだったと思います。

勿論、0−6と既に勝敗は決した試合でしたので
ウエスト・ハムの選手は
そこまで激しいプレーはしてきませんでしたし
特に8ウーデゴールは
ボールを持ったらとにかく63ヌワネリへボールを回して
積極的に関与させ様としていましたので
通常の試合でも同じ様なプレーを観せられるかどうかは
また別かもしれませんが
それでも流れの中で何の違和感もなく
自分のプレーを堂々と行えていた事を考えますと
ファーストチームでプレーする準備は
既に整ったと言って良いと思います。

実際、リザーブでは怪我?の影響でPL2の試合では
僅か5試合しか出場出来ていませんが
それらの試合では別格の存在感を既に示し始めており
4ゴール2アシストと結果も出していますので
来シーズンは本格的にファーストチームに昇格しても
決して時期尚早ではないと思いますし、
もっと言えば、ポジションと役割が異なりますが
今シーズンスウォンジーにローンで出ている
パティーノよりも早く
ファーストチームに定着する可能性もあると思います。

この様な63ヌワネリの活躍を観てしまうと
76ウォルタースも観てみたかったと思います。

勿論、ベンチには17セドリックが残っていましたので
順番からすれば出番が限られている
17セドリックが起用されるのが筋ですが
一方でこの夏で契約が切れ
退団する事が既定路線の17セドリックよりも
将来がある76ウォータースを
ファーストチームデビューさせて
ファーストチームでプレーする準備が出来ているかどうかを
観てみても良かった様に感じます。

この試合は6ゴールを奪う結果になりましたが
そもそもエミレーツでのウエスト・ハム戦も
アーセナルは30本もシュートを撃っていましたので
この位の得点差の試合になったのは
それ程不思議な状況ではなかったのかもしれません。

それを差し引いてもこの試合の攻撃陣は
素晴らしかったと思います。

トップの位置に入った19トロサールは
トップの位置に拘らずに、
下がってきたら29ハヴァーツが前に出てトップの位置に入り
左サイドに流れれば11マルティネッリがトップの位置に入るなど
非常にスムージにポジションチェンジを繰り返しながら
ボールに絡み続けていたと思います。

言うなれば流動的で連動的なプレーを
非常に高い次元で具現化出来ていたと思いますので
アーセナルの攻撃陣は
一つ上のレベルにステップアップした印象を受けます。

その19トロサールは
最もプレーしやすいポジションはトップ下だと
以前コメントしていましたが
この様な0トップは勿論、
2トップの一角が最も輝くのかもしれません。

同時に、早速8ウーデゴールは
流れの中から2つのアシストを挙げました。
前節も書きましたが周囲の動きの質が上がれば上がる程
8ウーデゴールのアシストの数は増えていく可能性がありますので
今後も非常に楽しみです。

来週からはCLの試合が再開されます。

5トーマスの再負傷は計算外だったと思いますが
現在怪我で離脱している
9ジェズス、35ジンチェンコ、18冨安、
10スミス・ロウ、21ヴィエイラは
近々復帰予定ですので
やっとベストな布陣に戻れるかもしれません。

実際、9ジェズスや35ジンチェンコを欠いた状態でも
これだけ機能させる事が出来ていれば
ここから始まる週に2試合のスケジュールでも
十分に乗り越える事が出来ると思われますので
このままシーズン終盤に向けて
突き進んで欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:1G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:10G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:4G5A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:5G2A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:0G1A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:6G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:4G1A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:4G5A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0) 

PL23:ARSENAL vs Liverpool [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−1 Liverpool
2024年2月4日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (14)7Saka
 (45+3)6Gabriel(og)
 (67)11Martinelli
 (90+2)19Trossard(←15Kiwior)

Sent off
 (88)Konaté

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice  20Jorginho

8Ødegaard           

 7Saka             11Martinelli

29Havertz



(46)35Zinchenko>>>15Kiwior
(74)11Martinelli>>>19Trossard
(79)7Saka>>>24Nelson


Substitutes
 1Ramsdale
 17Cedric
 76Walters
 25Elneny
 10Smith Rowe
 14Nketiah


Arsenal 1.jpg負ければ首位争いから脱落を意味する
非常に重要なリバプール戦に勝利し
PL制覇への挑戦権を
再び手にしました。

先発は1月に行われたFA杯3回戦の
リバプール戦と同様に
41ライスと20ジョルジーニョが中盤の底に並び
8ウーデゴールが右インサイドハーフの位置に入る
変則的な中盤を再び組み
そして膝に問題が発生した9ジェズスに代わって
29ハヴァーツが1トップに入る以外は
前節のフォレスト戦と同じメンバーが組まれました。

試合は大声援が響き渡る
エミレーツスタジアムの後押しを受けて
試合開始からアグレッシブに
リバプールゴールに向かって
攻め込みました。

3分過ぎ、リバプール陣内の右サイドの頭上に上がった
ルーズボールに対して
41ホワイトと20ジョルジーニョが競り勝って繋いだボールを
8ウーデゴールが7サカに繋ぎ
その7サカが深い位置にまで切り込んでいった所から
右脚を振り抜きましたが
グラフェンベルフのプレッシャーを受けて
枠を捉える事は出来ず。

10分過ぎ、ゴメスからのクロスをキャッチした
22ラヤからカウンターが始まりました。

クロスをキャッチした22ラヤは
間髪入れずに左サイドを駆け上がっていた
11マルティネッリに向けてスローイングを送り
そのパスを受けた11マルティネッリは
追走するコナテを振り切って
深い位置にまで侵入した所から
左脚でクロスが送られました。
そのクロスはゴール前に走り込んできていた
7サカに綺麗に届きましたが
ゴメスのプレッシャーに曝されていた為か
7サカのヘッドはヒットせずに
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

22ラヤがキャッチしてから
7サカがヘッドで合わせるまで約12秒と言う
非常に鋭いカウンターでしたが
フィニッシュだけが足りませんでした。

一方でリバプールにも
ゴールに迫られる場面がありました。

12分過ぎ、センターラインを超えた辺りから送られた
マカリスターの鋭い縦パスを受けたガクポに
右脚を振り抜かれてしまいました。
幸いそのシュートは
ゴール右側に切れて救われましたが
6ガブリエウと2サリバが
息の合ったオフサイドトラップを仕掛ける中で
4ホワイトがオフサイドラインを崩してしまった為に
オフサイドトラップ取り損ねてしまった
危ない場面でした。

そして、この後に先制点が生まれました。

14分、35ジンチェンコからのパスを受けた
8ウーデゴールがダイレクトで送ったスルーパスで
29ハヴァーツが抜け出しアリソンと1対1の状況から
右脚を振り抜きました。
そのシュートはアリソンのファインセーブで
阻まれてしまいましたが
そのこぼれ球を7サカが冷静に蹴り込み
先制ゴール!!

ダイレクトで送った8ウーデゴールの
スルーパスが素晴らしかったのは言うまでもありませんが
バックラインでボールを回していた
6ガブリエウから送られたパスを
20ジョルジーニョ〜29ハヴァーツ〜6ガブリエウ
〜35ジンチェンコとダイレクトパスで繋いで
リバプールの選手のマークのズレを生じさせた
システマティックなビルドアップも
素晴らしかったと思います。

そしてこの場面の様に
ドバイキャンプ以降DFラインの裏を狙う
フリーランニングの意識が強くなったのは間違いなく
その恩恵を一番強く受けているのは
もしかしたら8ウーデゴールかもしれません。

元々は8ウーデゴールは
天才肌のパッサータイプの選手で、
最も得意としているのは
動いている相手に合わせるパスだったと思いますが
これまでのアーセナルのスタイル的には
足元へのパスを細かく繋いで相手を崩すパターンが多かった為に
この場面の様な一撃必殺のスルーパスを送る機会が
それ程多くなかったと思います。

しかし今回のドバイキャンプ以降
裏のスペース等に向けての
フリーランニングの意識が
チーム全体で強くなった事で
これまで以上に8ウーデゴールからの1本のパスで
崩す場面が増えている印象を受けますので
今までは優れたパス能力を持ちながらも
その能力に見合ったアシスト数を
挙げる事が出来ていなかった
8ウーデゴールのアシスト数は増えてくる様に感じます。

その後もアグレッシブなプレスから
決定機を作る場面がありました。

20分過ぎ、11マルティネッリに向けて送られた
サイドチェンジのパスを途中でカットした
アレクサンダーアーノルドに対して
猛然とプレスを仕掛けて行った11マルティネッリが
アレクサンダーアーノルド〜アリソン
〜アレクサンダーアーノルドと繋げられたボールに対しても
そのまま追う様にプレッシャーを掛け続けました。
そしてその動きに連動する様にプレスを仕掛けて嵌めに行った
29ハヴァーツのプレスに曝された
アレクサンダーアーノルドが出した中途半端なパスを
11マルティネッリがカットし
そのこぼれ球を29ハヴァーツが
泥臭く繋いだボールを受けた8ウーデゴールが
左脚を振り抜きました。

残念ながらそのシュートは
ファン・ダイクにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
自ら撃たずに左サイドで裏を伺っていた
11マルティネッリにパスを出しても
面白かったかもしれません。

一方でリバプールにゴールに迫られる場面もありました。

26分過ぎ、コナテからのパスを左サイドのライン側で受けた
アレクサンダーアーノルドから
ダイレクトでアーリークロスが送られました。

そのクロスに対してガクポがニアに走り込んできましたが
並走していた6ガブリエウが
しっかりとカットしてシュートを撃たせず。

その後も惜しい場面がありました。

37分過ぎ、左サイドのライン側で得たFKを
8ウーデゴールは直接中に入れずに
ライン側の11マルティネッリにパスを送り、
その11マルティネッリから戻されたボールを受けた41ライスが
左脚でクロスを入れると言うサインプレーを試みました。

そのクロスはクリアされてしまいましたが
そのクリアしたボールを収めた6ガブリエウが
左脚を振り抜きましたが
このシュートもアリソンにセーブされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

45分過ぎ、右サイドから仕掛けていた
7サカから戻されたボールを
20ジョルジーニョがそのままダイレクトで
11マルティネッリに縦パスが送られ
そのパスを受けた11マルティネッリが
反転して右脚を振り抜きました。

そのシュートはコナテにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
20ジョルジーニョに向けて
7サカからバックパスが送られた事により
リバプールのDFラインが押し上げようとする動きの
裏を突いた20ジョルジーニョの縦パスは
まさにキラーパスと言うに相応しいパスだったと思います。

このままリードして前半を終わろうとしていた
アディショナルタイムに
ミスから失点してしまいました。

45+3分、アリソンからのゴールキックのこぼれ球を収めた
グラフェンベルフが送った裏へのパスを
ディアスが収めた所で
2サリバが上手く体を入れましたが
一瞬22ラヤとお見合いをした隙に
ディアスに足を捻じ込まれてボールを突っつかれてしまい
そのボールが6ガブリエウに当たって
そのままゴールに吸い込まれてしまい
オウンゴール、、、。

2サリバが体を入れてマイボールにした時に
22ラヤにキャッチして欲しかった2サリバと
その意図を感じる事が出来ずに前に出てこなかった22ラヤ、
2サリバと22ラヤのコミュニケーションミスが悔やまれます。

1−0のままで前半が終わっていたら
ほぼ完璧な前半だったと思いますが
前半終了間際に1−1にされた事により
少なからず流れは変わってしまったと思います。

そしてアーセナルは後半頭から
35ジンチェンコに代えて
15キヴィオルを左SBに投入して来ました。

ふくらはぎに問題が発生した為の交代の様ですが
この試合は中盤の底に
41ライスと20ジョルジーニョが並ぶ
ダブルボランチを組んできましたので
35ジンチェンコが偽SBとして
中でプレーするスペースが限定されていたのと共に
リバプールの右SBに入っていアレクサンダーアーノルドが
最近の試合の様に偽SBとして中に入ってプレーせずに
ライン側でプレーしていた事からも
守備力に問題がある35ジンチェンコの所を
狙っていたのは明白だったと思いますので
その点からも左サイドから攻撃をケアする為に
早々に15キヴィオルを投入したのは
良い判断だったと思います。

後半は息を吹き返したリバプールが
攻勢を強めて来ました。

45分過ぎ、ルーズボールを収めた
ジョッタからのパスを受けたマクアリスターに
豪快なロングシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは枠を捉えず。

47分過ぎ、右サイドからカットインして来た
ジョーンズに右脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートも枠を捉えず。

後半開始早々のリバプールの勢いが
一段落すると徐々に落ち着きを取り戻したアーセナルが
リバプールゴールに迫り出しました。

51分過ぎ、20ジョルジーニョからの鋭い縦パスを
ハーフスペースで受けた29ハヴァーツが繋げたボールを
8ウーデゴールが左脚を振り抜きましたが
コナテにブロックされてしまい惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

ここでの20ジョルジーニョの縦パスも痺れました。

グラフェンベルフと対峙していた20ジョルジーニョは
まず6ガブリエウにライン側にポジションを移る様に指示を出して
その6ガブリエウに一度パスを送りました。
これにより目の前を塞いでいたグラフェンベルフは
6ガブリエウの方にポジションを移さざる得なくなり
その6ガブリエウからのリターンパスを受けた時には
20ジョルジーニョの目の前にはパスコースが出来ていました。
あとはマークのズレが修正される前に
29ハヴァーツに向けて綺麗な縦パスを突き刺す。

パスを出す前から行なっていた
この1本のパスを通す為のお膳立ては
全てが理に叶っており
流石と言わざる得ないと思います。

55分過ぎ、8ウーデゴールが蹴ったFKを
6ガブリエウがヘッドで合わせましたが
枠を捉える事は出来ず。

59分過ぎ、11マルティネッリから出されたパスを
センターサークルの手前で受けた41ライスが
追随するディアスを振りっ切って
一気にリバプール陣内にまで持っていき
そこからのパスを受けた7サカが
カットインした所から左脚を振り抜きましたが
ヌニェスにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

62分過ぎ、15キヴィオルからのパスを
ライン側で受けた11マルティネッリが送った
裏のスペースへのパスで
29ハヴァーツが抜け出しましたが
ペナルティの中に入った所で
マクアリスターに潰されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

29ハヴァーツはファーストタッチ目で
ペナルティの中に向かう方向にボールを動かしましたので
これにより並走して戻って来ていた
マクアリスターの前を抑えようとしたのかもしれませんし
最悪倒されればPKを獲得できると
考えていたのかもしれませんが
ファールにならない様に上手く対応した
マクアリスターを褒めるべきだと思います。

この様にリバプールゴールに迫りながらも
決定機を作る事が出来ませんでしたが
思いもよらない形からゴールを奪う事に成功しました。

67分、DFラインの裏に向かって走り出した
11マルティネッリに向けて
6ガブリエウからロングフィードが送られますた。
そのフィードに対して対応していたファン・ダイクが
前に出て来たアリソンに任せようとスルーしましたが
アリソンはクリアする事が出来ずに
こぼれたボールを11マルティネッリが
蹴り込みゴール!!

単純に観ればファン・ダイクとアリソンの
連携ミスによる物でしたが
最後まで諦めずに歩みを止めなかった
11マルティネッリが最後の所で
ファン・ダイクに向けて行なったショルダーチャージにより
ファン・ダイクがアリソンと交錯しそうになった為に
アリソンはクリアする事が出来なかった、
と言うのがこのゴールが生み出された
本質の部分でしたので
単純なミスから生まれたゴールではなく
最後まで手を抜かないと言う
11マルティネッリの姿勢が生み出した
ゴールだったと言えると思います。

その後は一進一退の展開が続きました。

76分過ぎ、左サイドからのリバプールのCKを
29ハヴァーツがヘッドでクリアして高々と上がったボールに対して
マクアリスターにダイレクトボレーシュートを
撃たれてしまいましたが
僅かにポストの外側で救われました。

83分過ぎ、右サイドから送った8ウーデゴールのクロスを
ゴール前に飛び込んできた15キヴィオルが
ヘッドで合わしました。

残念ながらそのシュートはアリソンの正面で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
コナテとゴメスの間に出来ていたスペースを見つけ
そこにタイミング良く飛び込んできた
15キヴィオルのフリーランニングは素晴らしく
同時に自分のポジションから離れてでも
この様なチャンスに絡む事が出来る様になった事を考えますと
15キヴィオルは本当の意味で
アルテタ監督のスタイルに適応したと
言えるかもしれません。

そして88分にコナテが29ハヴァーツを倒し
2枚目のイエローを受けて退場した事で
勝敗の行方はほぼ決まり
後半アディショナルタイムに
ゴールを奪って試合を終わらせました。

92分、15キヴィオルがヘッドで繋いだ
ルーズボールを収めた19トロサールが
エリオットとディアスをかわして
左サイドからゴールに向かって駆け上がり
そのまま豪快に左脚を振り抜いたシュートが
ファン・ダイクの足に当たり
僅かにコースが変わってアリソンの股間を抜いてゴール!!

試合はこのまま3−1で終わり勝利!!

負ければ首位争いから脱落する可能性があった
この重要な試合に勝利し
優勝争いに踏みとどまりました。

この試合の肝は中盤の底に
41ライスと20ジョルジーニョを並べた所だったのは
言うまでもないと思います。

FA杯での直接対決に続き
再びこの布陣を組みましたが
そのFA杯と同様に
この2人が中盤の底に並んだ事で
攻守に渡り安定感は向上して
中盤を支配する事に成功したと思います。

勿論、エースであるサラーと
チャンスメイクの局面で違いを生み出していた
ソボスライを欠いていなければ
リバプールは数少ないチャンスを
ゴールに結び付けられていた可能性は否定出来ませんが
それを差し引いても
ミスからの失点1つ以外は
絶賛大爆発中だったリバプールの攻撃陣を
完全に封じ込めた完勝だったと思います。

とは言え、次のアウェイでのウエスト・ハム戦は
更に重要な試合になると思います。

年末のホームでの試合では
圧倒的にボールを支配しながらも
ゴール前のスペースを消されて
分厚く守るウエスト・ハムを
最後まで切り崩す事が出来ずに敗れてしまった様に
ゴール前のスペースを消してくる相手から
どの様にゴールを奪うかと言う問題に
当時のアーセナルはぶつかっていました。

その問題に対してはこの冬のドバイキャンプで
十分に取り組んできたと思いますが
本当にその問題が解消されたのかどうかは
次節のウエスト・ハム戦ではっきりすると思います。

ここから始まる優勝争いに勢いを付ける為にも
次節のウエスト・ハム戦は
ホームでの借りをしっかりと返して
多くのゴールを奪って勝利して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:1G1A
4ホワイト      PL:1G1A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:8G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:4G3A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:5G2A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:0G1A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:5G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:4G1A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:3G3A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0) 

2023/24冬の移籍期間が閉幕して [移籍情報]

2023/24冬の移籍期間が閉幕して


Arsenal 1.jpg


IN

ナントからローンバック
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-23 ローンバック


OUT

SKシュトゥルム・グラーツへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ヘルタ・BSCへ完全移籍
 DMF ブラッドリー・イブラヒム(19歳)イングランド 移籍金非公表

FCコペンハーゲンへ完全移籍
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28歳)アイスランド代表 契約解除

スウォンジー・シティへシーズンローン
 左WG チャールズ・サゴエ Jr(19歳)イングランド 手数料非公表

アストン・ヴィラへ完全移籍
 左SB リノ・ソウザ(19歳)イングランドU-19 移籍金非公表

アトレティコ・バレアレスへ完全移籍
 CML ミゲル・アジーズ(21歳)イングランド 移籍金非公表

レディングへシーズンローン
 CB ゼイン・モンルイ(20歳)イングランド 手数料非公表

レイトン・オリエントへシーズンローン
 CF カヨン・エドワーズ(20歳)イングランド 手数料非公表

スルヴェットヘシーズンローン
 CB オマル・レキク(22歳)チュニジア代表 手数料非公表


(年齢は2024年2月1日現在)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この冬の移籍期間に入る前の段階では

1、フィジカル能力に長けたストライカー
2、5トーマスの去就によってDMF
3、1ラムズデールの去就によって第2GK
4、DFラインの拡充
5、左利きの右サイドアタッカー

の5つのポジションに対する
補強の必要性を書きましたが
最終的に何も起こりませんでした。

やはり既に夏の移籍期間の段階で
FFPに抵触する可能性がある為に
22ラヤを買い取りオプション付きのローン移籍で
獲得せざる得なかった様に
新たな補強を行うだけの財政的な余裕はなかったと思われます。

実際、現在のチームが抱えている
得点力不足の問題を解消する為に
トップクラスのストライカーの補強が
求められていましたが
そのクラスのストライカーを獲得する為には
最低でも£6〜8000万レベルの投資が必要になりますので
それだけの投資を行うだけの余裕がなかったのは理解していますし
もう少し安価な投資で
獲得できるレベルのストライカーでは
意味がない事も理解していますので
ストライカーの補強に関しては
来夏に仕切り直す決断をした事を尊重したいと思います。

また怪我で離脱していた5トーマスがチームに残留して
しかも戦線への復帰が間近であり
同時に1ラムズデールも残留する事が決まりましたので
DMFとGKの補強も見送られました。

そして残った4のDFラインの拡充と
5の左利きの右サイドアタッカーに関しても
元々優先順位はそれほど高くないポジションでしたので
来夏に持ち越しになったのも
仕方がない決断だと思います。

結局、この冬の移籍期間でチームに加わったのは
ナントからローンバックしてきた
27マルキーニョスだけでしたが
現在南米オリンピック予選に参戦している
27マルキーニョスはその後はブラジルのクラブに
ローン移籍に出る可能性もあるとも言われていますので
実質的に戦力の上積みはゼロとなりました。

反対にローン移籍に出ていたルナルソンが
契約解除という形で
FCコペンハーゲンに加入した以外は
スカッドの減員もありませんでしたが
一方でリザーブのアジーズ、イブラヒム、リノ・ソウザの3選手が
完全移籍でチームを離れました。

完全に伸び悩んでいたアジーズはまだしも
将来が期待されていた
イブラヒム、リノ・ソウザが引き抜かれたのは
少なからず痛手だと思います。
特にリノ・ソウザは近い将来ファーストチームデビューする事が
期待されていた逸材であり
アストン・ヴィラが引き抜いた様に
PLデビューする準備は整いつつあったと思いますので
非常にに残念です。

しかし、リノ・ソウザは
元々ヘイルエンドで育成された選手ではなく
2022年1月に
ウエスト・ブロムから移籍してきた選手ですので
アーセナルへの愛着よりも
より条件の良い所でプレーする事を優先しても
仕方がないかもしれません。

とは言え、アストン・ヴィラに移籍したリノ・ソウザは
チームに留まる事なく
そのままチャンピオンシップのプリマス・アーガイルに
ローン移籍で出されましたので
アストン・ヴィラに移籍したのは
ファーストチームでプレーする為ではなかったのか?
ローン移籍に出たければアーセナルに残っていても
チャンスはあったのではないか?
と思ってしまいます。

何はともあれ、現在のリザーブチームには
63ヌワネリを筆頭に
76ウォルターズ、59ルイス・スケリー、45コジエ・デュベリー、
そしてローンに出ている
パティーノ、ノートン・カフィーの様な
年代別代表にも選ばれている逸材を
他のクラブに引き抜かれない様に
十分にケアする必要があると思います。

この冬の移籍期間では
新たな選手の補強を行う事は出来ませんでしたが
ワールドクラスのストライカーを筆頭に
来夏は更に大き補強を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1 アーロン・ラムズデール(25)(HG)
2 ウィリアム・サリバ(22)(HG)
3
4 ベン・ホワイト(26)(HG)
5 トーマス・パーティ(30)
6 ガブリエウ(26)
7 ブカヨ・サカ(22)(HG)
8 マルティン・ウーデゴール(25)
9 ガブリエル・ジェズス(26)
10 エミール・スミス・ロウ(23)(HG)
11 ガブリエウ・マルティネッリ(22)(HG)
12 ユリエン・ティンバー(22)
13 
14 エディー・エンケティア(24)(HG)
15 ヤクブ・キヴィオル(23)
16 
17 セドリック・スアレス(32)
18 冨安健洋(25)
19 レアンドロ・トロサール(29)
20 ジョルジーニョ(32)
21 ファビオ・ヴィエイラ(23)
22 ダヴィド・ラヤ(28)(HG)
23 
24 リース・ネルソン(24)(HG)
25 モハメド・エルネニー(31)
26 
27 マルキーニョス(20)(U-21) 
28 
29 カイ・ハヴァーツ(24)
30 
31 カール・ハイン(21)(U-21)(HG)
32 
33 
34 
35 オレクサンドル・ジンチェンコ(27)
41 デクラン・ライス(25)(HG)


シーズンローン
 3 キーラン・ティアニー(26)
 23 アルベール・サンビ・ロコンガ(23)
 33 アーサー・オコンクウォ(21)(HG)
   ヌーノ・タヴァレス(23)


シニア登録選手 合計24名 
 ホームグロウン  10名
 非ホームグロウン 14名
U-21 2名
ローン 4名


(年齢は2024年2月1日現在)


nice!(2)  コメント(0) 

PL22:Nottingham Forest vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Nottingham Forest 1−2 ARSENAL
2024年1月30日(火)Premier League, The City Ground

Goal
 (65)9Jesus(←35Zinchenko)
 (72)7Saka(←9Jesus)
 (89)Awoniyi


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

 8Ødegaard   10Smith Rowe

 7Saka             11Martinelli

9Jesus



(71)10Smith Rowe>>>29Havertz
(78)11Martinelli>>>19Trossard
(78)9Jesus>>>14Nketiah
(92)35Zinchenko>>>15Kiwior
(92)8Ødegaard>>>20Jorginho


Substitutes
 1Ramsdale
 17Cedric
 76Walters
 24Nelson


Arsenal 1.jpg引いて守る相手に苦戦しましたが
それでもしっかりと2つのゴールを奪い
勝利を収めました。

先発は前節のクリスタル・パレス戦から
左インサイドハーフを29ハヴァーツから
10スミス・ロウに変更し
左サイドアタッカーを
19トロサールから11マルティネッリに
変更した以外は
怪我で出場が危ぶまれていた
41ライスも6ガブリエウも
先発に名を連ねました。

試合はポゼッション率が26.6%対73.4%だった様に
圧倒的にボールを支配した展開でしたが
引いて守りゴール前を固めてきた
フォレストの分厚い壁を打ち破るのに
苦労した前半だったと思います。

4ホワイトからのポケットに向かって走り込んで来た
9ジェズスに向けて楔のパスが送られた
12分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ジェズスから
サイドから走り込んで来た7サカに
ヒールパスが送られ
その7サカから繋げられた8ウーデゴールが
ペナルティの中から左脚を振り抜きました。
そのシュートはゴール前に立ちはだかる
分厚い壁に阻まれてしまいましたが
スペースを完全に消されていたゴール前に
9ジェズスのフリーランニングで
スペースをこじ開けた
良いコンビネーションだったと思います。

左サイドに開いていた
11マルティネッリからのパスを受けた
35ジンチェンンコからのスルーパスが送られた
13分過ぎの場面、
3人に囲まれた僅かなスペースから送られたスルーパスを
うまく受け取ってそのまま裏に抜け出した10スミス・ロウから
中に折り返されましたが
ニアに走り込んで来た9ジェズスに通る寸前に
ムリーリョにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ず。

とは言え、スペースを見つけてタイミング良く動き出す
10スミス・ロウの特徴と
上手く噛み合った仕掛けだったと思います。

35ジンチェンコからのパスを
左ライン際で受けた11マルティネッリが
モンティエルをかわしてカットインした所から
右脚を振り抜いた22分過ぎの場面、
このシュートもムリーリョにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

4ホワイトからの楔のパスを
右サイドのハーフスペースで受けた9ジェズスが
カットインしてきた所からのこぼれ球を受けた
10スミス・ロウが右脚を振り抜いた29分過ぎの場面、
そのシュートは枠を捉える事は出来ませんでしたが
こぼれ球を受けてからシュートを撃つまでの
10スミス・ロウの一連の動作は
非常にスムーズで俊敏であり
この一瞬の動きがあったからこそ
スペースのない所でも上手くシュートコースを
生み出す事に成功したとも言えると思います。

35ジンチェンコからのパスを左サイドで受けた
9ジェズスが対峙していたダニーロとウィリアムズ間から
10スミス・ロウにパスを送った38分過ぎの場面、
その10スミス・ロウからのリターンパスを受けた9ジェズスが
ゴールに向かって走り込んで行った所から
折り返しが送られましたが
ゴール前にポジションを移してきた
10スミス・ロウには合わずにスルーして
その背後にいた8ウーデゴールが受けて
41ライスに繋ごうとしましたが
そこでモンティエルにパスがカットされてしまい
残念ながらシュートを撃つ事は出来ませんでした。

とは言え、以前にも書いた事がありますが
やはり9ジェズスと10スミス・ロウの相性が
非常に良いのは間違いないと思います。
最後のパスこそ合いませんでしたが
この場面でも攻撃のスイッチを入れた
9ジェズスから10スミス・ロウへの
最初のパスが送られた時点で
描かれたゴールへの道筋を
この2人は共有出来ていた様に
一瞬の迷いもなく2人は動いていたのは
印象的でした。

左サイドにポジションを移していた
7サカからのパスを受けた35ジンチェンコから
折り返しが送られた42分過ぎの場面、
その折り返しはムリーリョにカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を収めた10スミス・ロウが繋いだボールを
7サカが右脚を振り抜きましたが
そのシュートもムリーリョにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

46分過ぎから延々と続いた波状攻撃から
最終的に8ウーデゴールがクロスを送った
47分過ぎの場面、
そのクロスをファーサイドで9ジェズスがヘッドで合わしましたが
そのヘッドもターナーにセーブされ
ゴールを奪う事は出来ず。

40分過ぎにダニーロにミドルシュートを撃たれた以外は
完全にアーセナルが支配した前半でしたが
ゴールだけが生まれませんでした。

とは言え、年末の連敗中の時の様に
ゴールの匂いが全くしない様な状況ではなく
この試合ではバリエーションに富んだ
良い仕掛けが出来ていたと思いますので
後は誰が点を取るかと言う問題を
どの様に解決するかだけだったと思います。

後半もアーセナルのペースで試合は進みました。

52分過ぎの場面、9ジェズスからのパスを
2ラインの間で受けた8ウーデゴールが送ったラストパスを
ペナルティ内で受けた7サカが右脚を振り抜きましたが
そのシュートはターナーのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

56分過ぎ、4ホワイトからのパスを
ハーフスペースで受けた7サカがヒールパスでスイッチし、
そのパスを受けた8ウーデゴールからの
ラストパスを受けた9ジェズスが
抜け出した所から右脚を振り抜きましたが
そのシュートもポストを叩き
ゴールを奪う事は出来ず。

57分過ぎ、8ウーデゴールが蹴ったFKが
クリアーされたこぼれ球を
7サカがヘッドで繋いだボールを受けた
9ジェズスが巧みな浮き球で相手をかわし
反転した所からボレーシュートを撃ちましたが
このシュートも枠を捉えられず。

56分過ぎの場面ではムリーリョが
57分過ぎの場面ではマンガラが
シュートブロックに飛び込んできたのが
目に入ったのかも知れませんが
完全に決定機でしたので
決めなければならない場面だったと思います。

この日も9ジェズスは決める事が出来ないのかと言う
雰囲気が漂う中で遂に9ジェズスが決めました。

65分、35ジンチェンコが入れた
左サイドからのスローインを受けた9ジェズスが
そのまま持ち込み角度のない所から
ターナーの股を抜き先制ゴール!!

アーセナルがかなり攻勢を強めていた時間帯だった事もあり
ボールがタッチを割った事で
フォレストの選手たちの緊張の糸が
一瞬切れた様に動きが止まった所を
上手く突いたゴールだったと思います。

同時にこの至近距離からのシュートの対応としては
ターナーの姿勢は明らかに腰高だったと思います。
もしかしたら普段のトレーニングの時から
ターナーが腰高だった事を
9ジェズスは知っていたのかもしれませんね。

そして追加点もすぐに生まれました。

72分、フォレストの左サイドからのCKを
クリアーしたボールの流れから
モンティエルが中途半端に出したパスを
8ウーデゴールがカットした所から
ショートカウンターが発動しました。
その8ウーデゴールから送られたパスを受けた
9ジェズズが持ち込んだ所から送ったラストパスを
ファーサイドで受けた7サカが
右脚を振り抜きゴール!!

前節のクリスタル・パレス戦では
11マルティネッリがゴールを奪い
この試合では9ジェズスと7サカが
ゴールを奪うと言う
奪うべき人がゴールを奪う事が出来たのは
非常に良かったと思います。

このままクリーンシートで試合が終わるかと思われた
試合終盤に失点してしまいました。

89分、ダニーロが出したロングパスを
左サイドで受けたモンティエルが
ヘッドで中に折り返したボールを
サリバに競り勝ったアウォニーに
押し込まれてしまい失点。

ダニーロのロングパスを受けたモンティエルに対する
35ジンチェンコの対応は
明らかに緩かったと思います。
時間的に十分に余裕があったにも関わらず
35ジンチェンコは落下地点に入って
モンティエルと競り合おうとしなかったのは
怠慢だったと言われても仕方がない対応だったと思います。

確かに35ジンチェンコを起用すれば
中盤の支配力は圧倒的に上がり
試合を支配する事が出来ますが
守備面での問題は如何ともし難い問題だと思います。

このゴールで息を吹き返したフォレストに
後半ロスタイムにもゴールに迫られる場面がありました。

92分過ぎ、ダニーロが入れた左CKの流れから
最終的にアウォニーに押し込まれそうになりましたが
22ラヤがセーブしてゴールを死守。

終盤の失点からバタバタしてしまいましたが
試合はこのまま1−2で終わり
2連勝を飾りました。

この試合の注目は
久しぶりに先発で起用された
10スミス・ロウだったと思いますが
結果から言えば良かったと思います。

10スミス・ロウが良かったかどうかを判断する上で
その比較の対象になるのは
ここまでは左インサイドハーフで起用されてきていた
29ハヴァーツになると思いますが
その29ハヴァーツに比べて
アタッキングサードでのプレーは
明らかに良かったと言えると思います。

まずその29ハヴァーツに比べて
10スミス・ロウの方がボールを持った時の
プレースピードが圧倒的に速かった様に感じました。
それは純粋なプレースピード自体が速い部分もありますが
どちらかと言うとパスを受けてから
次のプレーを選択している様に感じる29ハヴァーツに比べて
10スミス・ロウはパスを受けた時点で
どの様にボールを動かしてシュートを撃つべきか、
パスの受け手の次の動きを予測して
どのコースにどの様なタイミングでパス出すべきか、と言う
その後のプレービジョンが出来上がっている印象を受け
その結果、判断に迷いがなく
そのままそのプレーを遂行する事が出来るので
プレースピードが速いのではないかと推測されます。

そのプレースピード以外でも
プレーのリズムやテンポも
他の選手と同じリズムやテンポで
プレー出来ていた所も
29ハヴァーツとは異なる所の様に感じます。

勿論、全ての選手が
常に同じリズムやテンポでプレーしてしまうと
攻撃は単調になってしまいますので
29ハヴァーツの様にリズムやテンポの異なる選手も必要だと思いますが
少なくとも攻撃のスイッチが入ってからは
同じリズムやテンポでプレー出来た方が
観ていて勢いを感じますし、
同時にそこにプレースピードが加われば
そこに迫力も出てくると思います。

それと共に前記の様に9ジェズスとは
プレービジョンの共有が速やかで的確だった事もあり
スペースを見つけるビジョンと
そこに走り込むタイミング感覚に長ける
10スミス・ロウの特徴を
9ジェズスは活かす事の出来る存在になり得ると思いますので
非常に強力なコンビになる可能性があると思います。

それらの事を踏まえますと
攻撃陣の流動性と連動性が売りの
アーセナルのスタイルに対しては
29ハヴァーツよりも10スミス・ロウの方が
適している様に感じます。

その一方で10スミス・ロウに不足感がない訳ではなく
特にミドルサードでのプレーに関しては
まだまだ改善の余地があると思います。

まずビルドアップの段階で
ボールに絡んだ時の10スミス・ロウは
バックパス等の後ろ向きのプレーが多い所は気になります。

例えば3列目からパスを受けた時の8ウーデゴールは
背後からのマークがキツい時以外は
基本的には前を向き
ボールを前に進め様とするプレーを
選択している様に観えます。

これによりビルドアップからゲームメイク、
そして仕掛けの段階への移行が
スムーズになるだけではなく
3列目から2列目にボールラインが移る事で
全体的なブロックを前に進める事も出来ると思います。
そして何よりもボールを持って前を向いた8ウーデゴールは
攻撃のスイッチを入れる役割を担う事になりますので
攻撃的MFとしての能力を
存分に発揮する事も出来る状況を
自ら作っているとも言えると思います。

勿論、流れによっては41ライスの横まで降りてきて
ゲームメイクの段階からボールに関与する事の多い
8ウーデゴールに対して
偽SBの35ジンチェンコが中に絞ってきて
41ライスの横でゲームメイクに関与する為に
3列目まで下がってくる必要のない
10スミス・ロウとでは
自ずとプレーエリアや役割が異なりますので
そこまでゲームメイクの段階に関与する必要性はなく
アタッキングサードでのプレーに
注力していれば良いのかもしれませんが
それでも3列目からボールを引き取った後に
前を向き自ら攻撃の起点になる様な振る舞いを
もっと増やした方が
アーセナルの攻撃はよりスムーズになる様に感じます。

そして以前から指摘されている様に
守備面での貢献はまだまだ少ないと思います。

勿論、要所要所でいるべき所にポジションを取り
しっかりとプレスもかけていますが
その一つ一つからは隙あればボールを奪いに行こうとする
意識は余り感じられず
その為なのか、不意にボールにアタックするチャンスが訪れても
一歩で遅れる場面が散見されます。

この辺りに関してはここ最近の29ハヴァーツの方が
一歩先に行っているのかもしれません。

以前は29ハヴァーツも同様の問題がありましたが
最近の29ハヴァーツはボールの流れに合わせて
距離の取り方、寄せるべきか待つべきかの判断が向上した印象で
例えば味方にせよ相手にせよボールをロストした時には
すぐに対応出来る様な絶妙な距離感と
ボールを回収しようとする意識を観せる様になったと思います。

そう言う意味でも10スミス・ロウも
3トップの一角ではなくインサイドハーフで出場機会を掴む為には
その辺りの意識改革はまだまだ必要だと思います。

今後、アルテタ監督が29ハヴァーツと10スミス・ロウを
どの様に使い分けるのか?
勿論、怪我で離脱中の21ヴィエイラが戻ってきたら
三者三様の使い方が必要になると思われますし、
同時に5トーマスも復帰間近ですので
選手層が一気に厚くなる中盤の組み合わせは
非常に楽しみな状況になりました。

その中でもアーセナルスタイルを
最も明確に体現出来るのが
10スミス・ロウであり
シーズン後半にもう一度爆発する事が出来れば
攻撃陣の得点力不足も
幾らか解消する事が出来ると思われますので
今後も大いに期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:1G1A
4ホワイト      PL:1G1A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:7G7A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:4G3A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:4G2A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:4G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:4G1A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:3G3A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0)