SSブログ

CL3:Sevilla FC vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sevilla FC 1−2 ARSENAL
2023年10月24日(火)UEFA Champions League, Estadio Ramón Sánchez Pizjuán

Goal
 (45+4)11Martinelli(←9Jesus)
 (53)9Jesus(←41Rice)
 (59)Gudelj
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  18Tomiyasu

20Jorginho

8Ødegaard     41Rice 

 7Saka              11Martinelli

9Jesus



(73)8Ødegaard>>>29Havertz
(81)7Saka>>>19Trossard
(81)9Jesus>>>14Nketiah
(91)11Martinelli>>>15Kiwior

Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 35Zinchenko
 17Cedric
 25Elneny
 21Vieira
 24Nelson
 10Smith Rowe


Arsenal 1.jpg前節のアウェイでのランス戦で敗れてしまった事もあり
今節のアウェイでのセビージャ戦は
落とす事の許されない試合でしたが
しっかりと実力差を示して
勝利を収めました。

先発はPLチェルシー戦から
35ジンチェンコから18冨安に
左SBを変更した以外は
同じメンバーが組まれました。

試合はセビージャファンのチャントが鳴り響く中で
中々ペースが掴めませんでしたが
それでも最初にゴールに迫ったのは
アーセナルでした。

5分過ぎ、ライン側の11マルティネッリからの
パスを受けた18冨安が
そのまま反転してペナルティの中に入って行き
右脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートはニアポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
思えばこの試合を通して一貫して
ハーフスペースの高い所にまで上がってきて
攻撃陣をフォローし続けた
18冨安の活躍の始まりだったと思います。

そして決定機が訪れました。

7分過ぎ、6ガブリエウからのパスを
自陣の左ライン側で受けた18冨安が送った
ロングレンジのパスを
最前線で9ジェズスが収め
その9ジェズスから送られたスルーパスで抜け出した
11マルティネッリがニーランと1対1になりましたが
11マルティネッリのシュートは
前に出てきたニーランに止められてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

プレービジョンが完全にリンクしていた
9ジェズスと11マルティネッリのコンビネーションは勿論ですが
最前線でマークが外れて上手く浮いていた
9ジェズスの動きを見逃さずに
ピンポイントでパスを送った18冨安のパスも
素晴らしかったと思います。

一方でセビージャにも
ゴールに迫られる場面がありました。

9分過ぎ、ナバスのクロスに対して
ニアに走り込んできたオカンポスに合わされてしまいましたが
そのシュートは枠を捉えられず。

そしてこの試合でも22ラヤのミスパスから
決定機が作られそうになってしまいました。

20分過ぎ、2サリバからのパスを受けた22ラヤが
前方のジョルジーニョに向けて
ダイレクトでパスを送りましたが
そのパスが逸れてしまい
そのパスを受けたオカンポスから
ゴール前に入ってきていたリュケバキオに
ダイレクトパスが送られてしまいました。
幸いリュケバキオがトラップミスを犯した事で
シュートには至りませんでしたが
リュケバキオはゴール正面の位置で
完全にフリーの状態でしたので
シュートを撃たれていたら
失点していた可能性が高い場面だったと思います。

その後は一進一退の状況は続き
良い形は散発的でした。

22分過ぎ、左サイドのスローインから
11マルティネッリ〜18冨安〜6ガブリエウ〜11マルティネッリと繋いだ所から
11マルティネッリのラストパスをペナルティ内で受けた9ジェズスが
右脚を振り抜きました。
残念ながらボールが足元に入ってしまった為に
そのシュートはヒットせずに枠を捉える事は出来ませんでしたが
ライン側のスペースにない所をうまく攻略した場面でした。

そして前半終了間際に
決定的なピンチを作られてしまいました。

45分過ぎ、20ジョルジーニョからの楔のパスを
カットしたラモスからオカンポスに展開され
オカンポスと対峙した4ホワイトもかわされてしまい
そこからカットインしてきた所から送られたラストパスを
走り込んできたエン=ネシリに左脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートは枠を捉えませんでしたが
2サリバと6ガブリエウの間に出来ていたスペースに
飛び込まれてしまった
非常に危険な場面だったと思います。

そもそもこの場面は
20ジョルジーニョの楔のパスをカットされた所から
速攻を受けた場面だった為に
後方には4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウの
3人しか残っていませんでした。
同時にアンカーの20ジョルジーニョは
パスがカットされてからそのまま
ボールを追う様に右サイドにポジションを移していましたので
DFラインの前のエリアにも大きな穴が空いていました。

その様な状況の中でパスをカットしたラモスが
そのまま右サイドに上がってきた事で
そのラモスに対応する為に2サリバは
右サイドにポジションを移した一方で
6ガブリエウは中央やや左の位置に留まって
右にスライドしてこなかった為に
2サリバと6ガブリエウの間に
大きなスペースを空けてしまったのは
重大なミスだったと思います。

勿論、左サイドにいたリュケバキオを
気にしてスライドしてこなかったのかもしれませんが
仮に右サイドにスライドした後に
リュケバキオにサイドチェンジのパスが送られても
対応するだけの時間は十分にあったと思いますので
この場面では左サイドを捨ててでも
右サイドにスライドしてきて
ゴール前に出来てしまっていたスペースを
消しておくべきだったと思います。

その一方でオカンポスからエン=ネシリへ
パスが通っても
6ガブリエウはエン=ネシリに
寄せてこなかった事を考えますと
そもそもそこにスペースが出来ていた事も
エン=ネシリが走り込んできた事も
6ガブリエウは気が付いていなかった
可能性もあると思います。

幸い、走り込んできたエン=ネシリに気が付いた18冨安が
追随する様に戻ってきてプレッシャーを掛けた事で
エン=ネシリのシュートは外れましたが
厳密にはその18冨安のシュートブロックも
間に合っていませんでしたので
失点していてもおかしくない
非常に危険な場面だったと思います。

どうしても偽SBシステムを行う上で
後ろの枚数が少なくなる状況になる場面はあると思いますが
この様な状況に対して
どの様に対処するべきだったのか
再考する必要があると思います。

一方で前半のラストプレーで
先制点を奪う事に成功しました。

45+4分、セビージャの攻撃を跳ね返した
6ガブリエウのクリアーボールを受けた9ジェズスが
スマレとグデリに囲まれた状況を
巧みなボール捌きで反転してかわし、
そこからスルーパスが送られました。
そのスルーパスを受けて抜け出した11マルティネッリは
冷静にニーランをかわして
ゴールに流し込み先制ゴール!!

スマレとグデリをかわした9ジェズスの反転したプレーが
全てだったと思いますが
同時に9ジェズスが反転して前を向く前から
11マルティネッリが走り出している点も
見逃してはならないと思います。

決める事が出来なかった7分過ぎの場面もそうですが
この2人の強固な信頼関係があるからこそ生まれた
綺麗なカウンターのゴールだったと思います。

非常に良い時間帯にゴールを奪ったアーセナルは
後半もセビージャゴールに迫って行きました。

47分過ぎ、ナバスのスローインをラキティッチが
ナバスに戻したパスを
11マルティネッリがカットしたボールが
ペナルティの中にいた9ジェズスへのパスとなり
そのボールを受けた9ジェズスは前に出てきた
ニーランの頭を越そうとしましたが
そのシュートはニーランにブロックされてしまいました。
しかしそのこぼれ球を今度は8ウーデゴールが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートも残念ながら枠を捉えられず。

グデリやラモスがゴール前で構えていたとは言え
前に出ていたニーランはゴール前に不在でしたので
8ウーデゴールは強振せずに
冷静に枠を狙って欲しかったと思います。
こここ最近の8ウーデゴールは
不要に強振する場面が減っていましたが
今回は昔の悪い癖が出てしまったと思います。

そして追加点が生まれました。

53分、22ラヤから送られたロングフィードに対して
グデリがヘッドでクリアーしたボールを収めた41ライスが
左サイドに開いていた9ジェズスに繋ぎ
そのパスを受けた9ジェズスが
対峙するナバスをかわした所から
豪快に右脚を振り抜きゴール!!

角度のない所からファーサイドの上の角を撃ち抜いた
9ジェズスのシュートは勿論素晴らしかったと思いますが
ジリジリと詰めて行って
ペナルティの中に入った9ジェズスが
ボールを動かしてシュートコースを作るまでの
駆け引きも見応えがあったと思います。

その後もアーセナルペースで進みました。

55分過ぎ、6ガブリエウからの楔のパスを受けた
41ライスがそのままドリブルで持ち上がり、
そこから送られたパスを受けた
11マルティネッリが送ったクロスを
ファーサイドで受けた7サカが落とし、
そのボールを8ウーデゴールが
ダイレクトでシュートを撃ちました。

47分過ぎの場面とは異なり
今度は左脚を強振せずに
コースを狙いに行った様ですが
そのシュートはブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

後半も良い形でセビージャゴールに迫りまっていましたが
セットプレーから失点してしまいました。

59分、ラキティッチが蹴った
左サイドからのCKを
グデリにヘッドで合わされてしまい失点。

4ホワイトと9ジェズスの間にスペースが
若干出来ていたと言う問題はありましたが
単純にそのスペースに入っていたグデリに
競り負けたと言って良い失点だったと思います。

その後はセビージャが攻勢を強めてきた事もあり
一進一退の状況が続きました。

61分過ぎ、自ら倒されて得た右サイドのFKを
7サカが蹴りました。
ゴールに向かっていく軌道のそのFKは
ニーランのパンチングで防がれてしまいましたが
その前に誰かが触ってコースが変わっていたら
ゴールに吸い込まれていたかもしれない
狙いが面白いFKだったと思います

65分過ぎ、ナバスが送った左サイドからのクロスを
ゴール前でマリアーノのヘッドで浮き上がったボールに対して
オカンポスがオーバーヘッドでシュートを撃ちましたが
そのシュートは枠を捉えませんでした。

65分過ぎ、ラキティッチが送った前線へのフィードを
右サイドでオカンポスがヘッドで中に折り返したボールを
マリアーノがオーバーヘッドで狙いましたが
6ガブリエウが抑えていたエン=ネシリに当たり
ゴールは死守。

68分過ぎ、ラキティッチのパスを
20ジョルジーニョがカットしたこぼれ球を
収めた41ライスがそのままドリブルで持ち上がり
追随するラメラ、ラキティッチ、スマレを振り切って
一気に敵陣にまで侵入しました。
そこから41ライスは対峙したグデリに誘導される様に
右に向かってコースを変え右サイドの7サカに展開しましたが
左サイドには9ジェズスも駆け上がっていましたので
右へ誘導しようとしたグデリの背後にスルーパスを出して
9ジェズスを走らせた方が可能性はあったかもしれませんでした。

とは言え、自陣から一気に加速して抜け出した
41ライスのドリブルは非常に迫力があり
同時に他の追随を許さない41ライスの推進力は
やはり魅力的だと思います。

終盤は攻勢を強めてきていたセビージャに
押し込まれる場面が増えた事もあり
最後は5バックにして守りましたが
最後まで危険な場面を作られてしまいました。

93分過ぎ、フアンル・サンチェスが送った
左サイドからのクロスに対して
飛び出した22ラヤはパンチングを試みましたが
そのパンチングがヒットせずに
ボールがゴール方向に飛んでしまい
肝を冷やしてしまいました。

96分過ぎ、ラキティッチがルーズに蹴り出したボールを
左サイドでオカンポスが受け
そのまま持ち込まれてシュートを撃たれてしまいました。

そのシュートは枠を捉えず救われましたが
それがプレッシャーになったかどうかは分かりませんが
この時もフリーだったオカンポスに対して
猛然と寄せて行ったのは18冨安でした。

試合はこのまま1−2で勝利!!
再びグループステージ首位に戻ることに成功しました。

この試合で特筆するべきポイントは
誰がなんと言っても
18冨安のパフォーマンスだったと思います。

左SBに入った18冨安のパフォーマンスは
ほぼ完璧だったと言って良い
パフォーマンスだったと思います。

守備面に関しては対峙した
ナバスやリュケバキオの突破を悉く防ぎ、
クロスに対してもしっかりとブロックすると共に
仮に入れられたとしても
巧みなポジショニングや距離感で
良いコースにクロスを入れさせなかったのも
流石だったと言えます。

特に歳を取ったと言っても
アンストッパブルのウインガーとして
若い頃は名を馳せていたナバスを
自由にさせなかったと言うだけでも
その役割は十分だったと思いますが
この試合の18冨安が素晴らしかったのは
左サイドを活性化させた
アーセナルがボールを持っていた時の
プレーの方だと思います。

2サリバ〜29ジョルジーニョ〜41ライスへと繋いで
セビージャのハイプレスを回避した所から
スルスルッとハーフスペースを上がってきた18冨安へ展開し
そこから11マルティネッリヘ繋いだ
37分過ぎの場面が代表される様に
ビルドアップに参加する為に下がってきた
41ライスが空けたハーフスペースのエリアを
18冨安が速やかに埋めていた事で
3列目から前線へのボールの流れは
澱みなく繋がる様になっていたと思います。

これまでは41ライスが下がってくると
本来左インサイドハーフの選手がカバーするエリアに
ポッカリと穴が空いてしまい
その為、左サイドへ展開出来ないか、
仮に展開出来たとしてもスピード感がなく
同時に11マルティネッリが孤立する場面が多かったと思いますが
18冨安がこのスペースを埋めていた事で
スピード感のある展開が出来ると共に
11マルティネッリを孤立させなかったと言う所も
非常に重要な存在になっていたと思います。

実際、5分過ぎのシュートの場面もそうですし、
7分過ぎの9ジェズスへのロングフィードもそうですが
この試合の18冨安はこれまで以上に左サイドで
ボールに絡んでいたと思います。

41ライスからのパスを受けた18冨安が
ライン側から裏に向かって走り出した9ジェズスに向けて
スルーパスが送られた12分過ぎの場面、
そのスルーパスはナバスにカットされてしまい
通りませんでしたが
パスを送るタイミングは完璧で
ナバスの内側を通そうとした狙いも
良いアイデアだったと思います。

カットインしてきた11マルティネッリから
一度ボールを引き取った18冨安が
そのままDFラインの裏に向かって走り込んで行った
11マルティネッリに向けて浮き球のパスが送った
21分過ぎの場面、
残念ながら素早くカバーリングに来た
ラモスにカットされてしまいましたが
この様なトリッキーな仕掛けの場面でも
しっかりとプレービジョンが共有させていたと思います。

11マルティネッリと6ガブリエウのプレスで
奪い返したボールを収めた18冨安が
2ラインの間に入ってきていた41ライスに向けて
間髪入れずに楔のパスを送った25分過ぎの場面、
そのパスを受けた41ライスは
そのままの勢いに乗って
ドリブルでポケットの位置にまで侵入した所から
折り返しましたが
2ラインの間に入ってきてフリーになっていた
41ライスの事を見逃さずに送った18冨安の楔のパスは
まさにセビージャの急所を突くパスだったと思います。

この様にこれまでに無いくらい
高い位置でもボールに絡み、
周囲の選手とコンビネーションを築いていましたが
それだけ18冨安は周囲の選手が求めている
ポジショニングやプレーのビジョンが出来ていたと言う事であり
反対に言えばこれまでチームに欠けていた部分が
浮き彫りになったとも言えたと思います。

そして18冨安が出すの指示に対して
チームがしっかりと応えていた場面が増えていた所も
大きな変化を感じました。

例えば、37分過ぎには
バックラインでボールを持っていた2サリバに対して
ハーフスペースの上がった位置にいた18冨安は
中に向かって斜めに走り出す事でナバスを引き付けて
11マルティネッリへのパスコースを作った場面がありましたが
この場面では斜めに走り出した18冨安は
2サリバに対して「パスコースを空けたぞ」と言わんばかりに
手で指示を出していました。
そして後半に入るとアルテタ監督からの指示なのか
頻回に下がってくる41ライスに対して
18冨安が前に出ていた前半とは異なり
41ライスが前に出る場面が増えましたが
どうしても下がってきてしまう41ライスに対して
18冨安は前に出る様に指示を出して
後ろからプッシュしていた姿は
非常に印象的でした。

この様にこれまではどこか信頼されていない様に
ボールに絡む場面が限定されていた18冨安が
この90分の間に今までとはガラッと変わる位の信頼を
周囲の選手から得る様になったのは間違いないと思います。

これにより41ライスが左インサイドハーフに入った時には
35ジンチェンコよりも18冨安が左SBに入った方が
チームに躍動感と安定感をもたらしたのは
間違いありませんので
このまま41ライスを左インサイドハーフで起用し続けるのならば
左サイドのポジション争いは
18冨安がリードしたと言えると思います。

しかし、このまま18冨安がファーストチョイスとして
左SBで起用され続けるかと言われれば
そうでもない様に感じます。

一つ目の理由は
18冨安を先発から起用すると
守備的なのオプションが
15キヴィオルしか残らない為に
有事の際には対応出来なくなるリスクが出てしまいます。
よって少なくとも12ティンバーが戻ってくるまでは
有事の際には左右SBとCBに対応出来る18冨安を
ベンチに控えさせていた方が
チームマネージメント上は楽な様に感じます。

そしてもう一つは18冨安のフィジカル的な問題です。
この試合を観ていても分かります様に
この形での起用された時の18冨安は
非常に多くの運動量を求められてしまいますので
まだシーズン通して完走したことのない18冨安が
シーズン終わりまで怪我で離脱する事なく
完走出来るかどうかに関しては
不安が残っていると思います。

よって現状としては対戦相手によって
35ジンチェンコと18冨安を
併用される可能性が高い様に感じます。
それは18冨安と同様に怪我への耐性が低い
35ジンチェンコの事を考えても
この二人でポジションを分け合った方が
フィジカルコンディションをマネージメントする上で
有用だと思います。

そのフィジカル的なマネージメントと言えば
9ジェズスの状態が心配です。

昨シーズンのW杯中に右膝を怪我をして長期離脱し、
シーズン終盤に戻ってきましたが
結局ベストコンディションに戻らないまま
昨シーズンは終わってしまいました。

そして今シーズンはプレシーズンを精力的にこなし
USツアーの最終戦のバルセロナ戦では
完全復活を印象付ける活躍を観せた矢先に
帰国後右膝の問題が発生して再び離脱して
開幕2戦目まで欠場してしまいました。

そしてPLシティ戦では7サカの代役として
右サイドで圧倒的な存在感を示し、
そしてこの試合でも1ゴール1アシストと
チームを勝利に導く活躍を観せて
再び完全復活を印象付けてくれた矢先に
再び負傷、、、、。

右ハムストリングの怪我の状態はまだ分かりませんが
やっとベストな9ジェズスに戻ろうとした時に
怪我で水を差される状況は非常によろしくありません。

19エンケティアを始め19トロサールも
29ハヴァーツも1トップの位置でプレーする事は可能ですが
やはり9ジェズスがいるのといないのとでは
攻撃陣の迫力は変わってしまいます。

どうか今回の怪我は軽症で
すぐに復帰してくれる事を祈るばかりです。

最後は22ラヤ問題です。

これまでの試合と変わってこの試合では
バックラインから繋いで行く事に固執する場面は減り
ロングキックを蹴る場面が増えました。

それは20分過ぎの場面で
22ラヤが再びミスパスを犯して
ピンチを招いたからなのかどうかは分かりませんが
アルテタ監督の中で何かが変わった可能性があると思います。

同時に93分過ぎの場面でのクロスに対して
パンチングミスを犯してしまったのは
非常に印象が悪いのは私だけではないと思います。

ビルドアップに参加してミスパスを犯すと言うのは
GKとしてはプラスアルファ的な部分でのミスだと思いますが
パンチングのミスはGKとして
本質的な部分でのミスであり
特に上背のない22ラヤにはハイボールに対する疑問符は
少なからず付いて回る問題ですので
ここ最近続いているミスが
ゴールキーピング自体のミスに波及し始めたとするならば
非常に心配です。

昨シーズンまでのスタッツ的には
1ラムズデールよりも22ラヤの方が
圧倒的な数字を出していますが
ビッグクラブで上位争いをするチームと
中下位で残留を目指すチームとでは
一つ一つのプレーに掛かるプレッシャーは
大きく異なりますので
その大きなプレッシャーに押しつぶされて
その傷が深くならない内に
22ラヤをそろそろ休ませるべきの様に感じます。

この試合の勝利は
CLグループステージで
再び首位に躍り出る重要な勝利であると共に
開幕から機能不全を起こしていたチームに
一つの答えを提示した試合になったと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G3A CL:1G2A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:3G1A
11マルティネッリ   PL:1G2A CL:1G0A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:2G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G1A
41ライス       PL:2G0A CL:0G1A


nice!(2)  コメント(0) 

PL9:Chelsea vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Chelsea 2−2 ARSENAL
2023年10月21日(土)Premier League, Stamford Bridge

Goal
 (15)Palmer(pk)
 (48)Mudryk
 (77)41Rice
 (84)19Trossard(←7Saka)
 

22Raya

 4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

20Jorginho

8Ødegaard     41Rice 

 7Saka               11Martinelli

9Jesus



(46)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(68)20Jorginho>>>10Smith Rowe
(68)9Jesus>>>14Nketiah
(78)8Ødegaard >>>29Havertz
(78)11Martinelli>>>19Trossard

Substitutes
 31Hein
 15Kiwior
 5Thomas
 24Nelson


Arsenal 1.jpg不運な形からのPKと偶然の産物の様なゴールで
2点リードされた状況から
終盤意地を観せて
何とか追いつきました。

先発は中盤の構成は
アンカーに20ジョルジーニョを置き
インサイドハーフに8ウーデゴールと
41ライスが並ぶ
前節のシティ戦と同じメンバーが組まれた一方で
ハムストリングの怪我で
前節のシティ戦を欠場した7サカが復帰して
左サイドで先発し、
右に11マルティネッリ、
1トップに9ジェズスが入る
4−3−3が組まれました。

試合は雨足が強く
ピッチの状態が悪かった為なのか
些細なミスが多く
試合開始からピンチを迎えてしまいました。

チアゴ・シウバのロングフィードを受けたスターリングに
深い位置にまで侵入された所から
折り返されてしまった50秒過ぎの場面、
そこからの折り返しは6ガブリエウがカットしましたが
そのこぼれ球を収めた35ジンチェンコが
11マルティネッリに出したパスを
カイセドにカットされてしまいました。
そのカイセドからのパスを受けたギャラガーのシュートは
4ホワイトがブロックし、
そのこぼれ球を受けたフェルナンデスのシュートも
枠をとらえず救われましたが
ペナルティ内で出すパスとしては
35ジンチェンコのパスは
あまりにも軽率なパスだったと思います。

サリバからのパスを受けた41ライスが
ダイレクトで戻そうとしたパスが
パーマーがカットされてしまった1分過ぎの場面、
幸いそのままボールを持ち込んできた
パーマーからスターリングへのパスが逸れた為に
このショートカウンターは完結せずに救われましたが
何でもないダイレクトパスがヒットしなかった
41ライスのパスも不注意だったと思います。

そして不運な形からPKを献上してしまいました。

10分過ぎ、左サイドから入れられた
スターリングのクロスを
ムドリクにヘッドで合わされたボールが
競っていた2サリバの手に当たってしまい
VARの結果ハンドが取られてPK献上。

15分、そのPKをパーマーに決められたしまい失点。

その後も中々ペースを掴めませんでしたが
何度かチャンスはありました。

19分過ぎ、35ジンチェンコからのスルーパスで
左サイドを抜け出した41ライスが
右脚のアウトサイドで中に折り返しましたが
ゴール前に入ってきた9ジェズスには合わず。
ゴールに向かって入ってきた9ジェズスはまだしも
7サカはもっと早く反応して
ファーサイドに走り込んできていたら
フリーで飛び込めたと思いますので
反応できなかったのは残念でしたし
タイミング的には41ライスの2タッチ目の時に
右足のインフロントに引っ掛けて
ファーサイドを狙っても面白かったと思います。

25分過ぎ、7サカからのパスを受けて
裏に抜け出した4ホワイトが送った
グラウンダーのクロスを
ペナルティ内で受けた9ジェズスが
反転してシュートを撃ちましたが
チアゴ・シウバにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

その後も流れを掴む事が出来ないまま
チェルシーに何度かゴールに迫られてしまいました。

ドリブルで切り込んできたギャラガーからの
ラストパスを受けたパーマーに
左脚を振り抜かれてしまった29分過ぎの場面、
そのシュートは幸い僅かにポストの外側で救われましたが
上手くタイミングを合わされて
6ガブリエウの股を抜かれてしまった
技術レベルが高いシュートだったと思います。

パーマーからのパスを受けたスターリングが
35ジンチェンコをかわして
ドリブルで切り込まれた所からの
ラストパスを受けたグストにシュートを撃たれてしまった
43分過ぎの場面、
そのシュートは枠を捕らえずに救われましたが
絶好調の今シーズンのスターリングを抑えるには
35ジンチェンコには重荷だったのは
間違いない場面だったと思います。

その様な状況を観てアルテタ監督は
後半頭から35ジンチェンコに代えて
18冨安を左SBに投入してきました。

勿論、35ジンチェンコが良い様にあしらわれていた
スターリングへの対策として
18冨安を投入したのは間違いないと思いますが
同時にこの試合では左インサイドハーフの41ライスが
頻回に下がってきて
アンカーの20ジョルジーニョと
ダブルボランチの様に並ぶ場面が多かった為に
偽SBとして中盤の底でゲームメイクする事が
最大の特徴である35ジンチェンコのその特徴を
活かす場面があまりありませんでしたので
35ジンチェンコをピッチに残さなければならない
理由は殆どなかったと思います。

実際、左SBに入った18冨安は
スターリングを完全に封印していたと言って良い
パフォーマンスを観せていましたので
アルテタ監督の狙いは的中していたと思います。

とは言え、41ライスが頻回に下がってきた事が
前半の流れを悪くして
テンポアップ出来なくしていた一因にも
なっていたと思います。

解説でも触れていましたが
ビルドアップの段階で
41ライスが下がってきてしまうと
中盤の底と前線とを繋ぐ役割をする選手が
右サイドの8ウーデゴールと
下がってくる9ジェズスに限られてしまい
左サイドには繋ぐ選手がいなくなってしまう為に
スムーズにビルドアップする事が
出来なくなっていたと思います。

その為、チェルシーのブロックが築かれる前に
相手のアタッキングエリアに入る事も出来なくなり
ただ後ろでボールを持っている時間が長くなるだけで
本当の意味でボールを持って
攻撃を仕掛ける時間を作るのに
苦労していたと思います。

元々、中盤の広い範囲をカバーする事が出来る機動力が
41ライスのストロングポイントの一つではありますので
中盤の底まで下がってきてボールに絡む事を
好んでするのも仕方がないかもしれませんが
後半からはアルテタ監督から指示があったのか
ボールが右サイドにある時は
中盤の底のラインにまで下がってくる事はあっても
ボールが左サイドに回ってきた時には
41ライスは前に出る様になり
それによりボールの流れは大分良くなったと思います。

とは言え、前に出ずにライン側に開くだけの場面もまだ多く
バックラインからのボールの逃げ所としては
良い位置だと思いますが
ビルドアップの観点から観ると
あまり効果的なポジショニングとは言えませんので
まだもう少し修正は必要だと思います。

この様に後半は少し修正されて
全体的に前に出れる様になり始めた矢先に
不運な形から失点してしまいました。

48分、ギャラガーからのパスを受けて
右サイドを侵入してきたムドリクが送ったクロスが
そのままゴールに吸い込まれてしまい失点。

上背のない22ラヤは相手のアタッカーよりも
より早く良いポジションを取り
より良い状態でジャンプする事で
ゴール前の制空権を保っている関係で
クロスが入れられた時には
ゴールより少し前目のポシションを
取りがちのGKだと思います。

その事もありこの場面でも
前目のポジションを取っていた22ラヤを見たムドリクが
直接狙った可能性は否定出来ませんが
どちらにせよ以前も書きましたが
山なりの軌道のクロスに対して
ステップバックしながらジャンプして
対応しなければならない状況が
上背のない22ラヤの唯一の
そして最大の弱点だと思いますので
結果としてはこの様なボールに対して
処理しきれないリスクがある22ラヤは
自分の背後を意識したポジショニングを取るなり
何らかの対応が必要だと思います。

2−0にリードされてしまいましたが
勢いを取り戻したアーセナルは
徐々にチェルシーゴールに迫り出しました。

41ライスからパスを受けた11マルティネッリが
カットインした所から右脚を振り抜いた52分過ぎの場面、
そのシュートはチアゴ・シウバにブロックされてしまい
枠を捉える事は出来ませんでしたが
この仕掛けに至るまでのデュエルの局面では圧倒し
その後の右から左への展開に対して
チェルシーの守備陣が後手に回った様に
アーセナルの攻撃陣のテンポが上がってきた印象を受ける
仕掛けだったと思います。

11マルティネッリが蹴った左CKのこぼれ球を
20ジョルジーニョがダイレクトで右脚を振り抜いた
55分過ぎの場面、
そのシュートはブロックされてしまい、
そのこぼれ球を最終的に18冨安が右脚を振り抜きましたが
そのシュートもカイセドに当たり枠を捉えられず。

一方でミスから危険な場面を作ってしまいました。

56分過ぎ、バックラインでボールを回している時に
6ガブリエウからのパスを受けた22ラヤが
41ライスに出したパスを
パーマーにカットされてしまいました。
幸いそのパーマーに対して22ラヤは
上手く距離を詰めた事で
シュートをブロックする事に成功しましたが
6ガブリエウサイドからそのままボールを追って
寄せてきていたパーマーは
6ガブリエウへのパスコースを消しながら
41ライスへのパスコースを残す様に接近して
41ライスへパスを出させる様に
明らかに誘っていたと思いますので
その誘いに乗って41ライスへパスを出してしまった
22ラヤは軽率だったと思います。

仮にここで3点目を奪われていたら
この試合は完全に終わっていたと思いますので
ある意味この試合の
ターニングポイントの一つだったと思います。

更に危険なカウンターを受ける場面もありました。

66分過ぎ、アーセナルの右CKからの流れで
パーマーが前方に大きく蹴り出したボールを
スターリングに収められてしまい
そのスターリングからのスルーパスで
抜け出してきたジャクソンに
22ラヤと1対1の状況を作られてしまいました。
その状況に対して素早く前に出た22ラヤは
ジャクソンが動くのをしっかりと見極めて距離を詰めて行き
素早くボールを奪い取る事に成功しましたが
非常に危険な場面でした。

自らのミスパスを犯した場面も
このカウンターの場面も
気が付いた時には22ラヤの間合いに誘い込まれている様な
距離の詰め方は俊逸で
しかも不用意に飛び込む事なく
相手の動きを完全に見極めて
相手が動き出したタイミングで一気にボールを奪いに行く
駆け引きは素晴らしかったと思います。

その後はハイテンポの一進一退の展開が続きましたが
今度は相手のミスからスーパーゴールが生まれました。

77分、コルウィルからのバックパスを受けた
サンチェスがフェルナンデスに出したパスが逸れた所を
素早く反応した41ライスが
ダイレクトで右脚を振り抜きゴール!!

サンチェスがゴールを空けて
ビルドアップに参加していた事もあり
ゴールがガラ空きだった事を見逃さずに
30m強以上の距離からのロングレンジのシュートを
正確に叩き込んだ41ライスの技術の高さを観せた
スーパーゴールだったと思います。

このゴールでさらに勢いづいたアーセナルは
この試合でも途中出場した選手が
ゴールを奪いました。

84分、29ハヴァーツからのパスを受けた
7サカが送ったクロスを
ファーサイドに走り込んできた19トロサールが
右脚のアウトサイドで合わせてゴール!!

シティ戦では怪我で前半のみで退いた
19トロサールに代わって
後半頭から投入された11マルティネッリが
決勝ゴールを奪い、
この試合では11マルティネッリに代わって
終盤投入された19トロサールが
試合を振り出しに戻す
同点ゴールを奪う。

アルテタ監督の采配が的中したと言えばそうですが
11マルティネッリが出てきても
19トロサールが出てきても
どちらも結果を出す活躍を観せた様に
長い間問題だった選手層の問題は
確実に改善してきていると言えると思います。

終盤もチェルシーゴールに迫る場面はありました。

85分過ぎ、4ホワイトが送った
裏のスペースへのフィードに対して
走り込んできた14エンケティアが
チアゴ・シウバと競り合いながら
強引に脚を伸ばして
ダイレクトシュートを放ちました。

残念ながらそのシュートは
枠を捕らえられませんでしたが
ここまでのチアゴ・シウバに抑えられていた
14エンケティアがそのチアゴ・シウバに競り勝って
シュートに繋げる事が出来た意義は
大きかったと思います。

その後もアグレッシブにゴールを目指しましたが
両チーム共にゴールを奪う事が出来ずに
2−2でドロー。

前半は完全にチェルシーの試合でしたが
後半は何とか持ち直して
最終的にドローに持ち込む事が出来ましたが
この後半の様なプレーを
前半から出来ていたら
違う結果になっていた可能性があったと思います。

現状としては41ライスが
インサイドハーフで起用された時の振る舞い方には
まだまだ修正が必要だと思います。

元々20ジョルジーニョには
機動力や強度が足りないと言う問題がありますので
インサイドハーフに入った41ライスが
守備時にはアンカーの20ジョルジーニョと
ダブルボランチの形を形成する事で
20ジョルジーニョが不足している
機動力や強度を補填する意図があるのだと思いますので
仮にアンカーに5トーマスを起用した時には
また異なる状況になる可能性はありますが
どちらにせよ41ライスをインサイドハーフで起用する事で
中盤の強度は確実に上がっていると思います。

その一方で前記の様に頻回に下がってきて
ビルドアップの起点として振る舞い出すと
チームの重心が下がりすぎてしまい
かえってビルドアップのスムーズさを欠き
テンポアップ出来ない状況になるのは問題だと思います。

同時に下がってきてビルドアップの段階に
41ライスが頻回に顔を出すと
35ジンチェンコが中に入って行くスペースも消されてしまい
偽SBとして振る舞う35ジンチェンコは
浮いた存在になってしまいますので
ビルドアップの段階は35ジンチェンコに任せて
41ライス自身はもっと積極的に前に出て
中盤の底と前線との繋ぎ役に徹する
必要性があると思います。

反対に41ライスが下がる事を基本とするならば
偽SBとしての35ジンチェンコの存在意義が薄くなりますので
ディフェンス面を考慮して
左SBには18冨安の起用を考慮するべきだと思いますし、
3ティアニーの様なサイドの高い位置にまで攻め込む
攻撃的なSBの起用を考えるべきの様に感じます。

その18冨安は前半手を焼いていたスターリングを封印した様に
エースキラーとして圧巻のパフォーマンスを観せたと思います。
そしてシティ戦で結果を出した事で
メンタル的に余裕が生まれたのか
中に入ってからのプレーにも積極性が出ており
同時にインナーラップして
相手のハーフスペースの嫌な所にも
積極的に顔を出せる様になってきたと思いますので
ボールに絡む場面が増えたのは良いと思います。
とは言え、ポジショニングをあともう少し修正していたら
もっとボールに絡む場面が増え
更に決定的な仕事が出来そうな場面はまだあると思いますので
今後の更なる成長を期待したいと思います。

最後はGK問題です。

アルテタ監督が目指すスタイルでは
バックラインでボールを持つ時は
GKはペナルティの外側にまで出てきて
DFラインの近くでプレーする事を
GKに求めており
実際22ラヤはボールを持っている時には
左サイドに大きく開く6ガブリエウに代わって
左CBの様な位置で
バックラインのボール回しに参加してくる場面が
何度かありました。

その一方でCLランス戦では18冨安へのパスがカットされ
それが失点に繋がり、
シティ戦ではパスを出そうとした所で
果敢に迫ってきたアルバレスにそのパスがブロックされてしまい
危うくゴールを奪われかけました。
そしてこの試合では誘っていたパーマーの誘いに気が付かずに
41ライスに出したパスがペナルティ内でカットされてしまい
失点仕掛けると言う失態を演じてしまいました。

勿論、「たまたま」が続いたと言う可能性もありますが
3試合連続続いてしまいますと
22ラヤもアルテタ監督が求める
11人目のフィールドプレーヤーとしては
実力不足ではないかと言う疑念が上がってきても
おかしくないと思われます。

実際、48分のムドリクのクロスが
そのままゴールに吸い込まれた場面では
仮に1ラムズデールならば防いでいたかもしれませんし、
反対に56分過ぎのパスをカットされた後に
パーマーに対する対応や
66分過ぎのカウンターから
ジャクソンと1対1になった場面での対応など
普通に考えれば絶対的に不利の状況でも
しっかりとゴールを守り切った対応は
流石と言わざる得ない部分もありますので
22ラヤをどの様に評価するかは
非常に意見が分かれると思います。

とは言え、アルテタ監督の目指すスタイルでは
GKが11人目のフィールドプレーヤーとして振る舞う事が
求められていますので
今後も22ラヤがファーストチョイスとして
起用されて行くと思われますが
その22ラヤが11人目のフィールドプレーヤーとして
実力不足と言うのならば
ポジションを奪還する為のチャンスを
1ラムズデールにも与えて欲しいと強く思います。

次はアウェイでのCLセビージャ戦です。

前節のランス戦を落としてしまっている関係で
このセビージャ戦は負けられない試合になってしまいましたので
これまで同様にターンオーバーは数人のみで
ほぼベストメンバーを組んでくると思われますが
ここ2試合サブ組が結果を出している様に
モチベーションが高いサブ組をもっと信頼して
起用しても良い様にかんじます。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G3A CL:1G2A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:2G0A
11マルティネッリ   PL:1G2A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:2G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G1A
41ライス       PL:2G0A


nice!(2)  コメント(0) 

PL8:ARSENAL vs Manchester City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−0 Manchester City
2023年10月8日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (86)11Martinelli(←29Havertz)
 

22Raya

4White   2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice

 9Jesus               19Trossard

14Nketiah



(46)19Trossard>>>11Martinelli
(75)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(75)20Jorginho>>>5Thomas
(75)14Nketiah>>>29Havertz

Substitutes
 1Ramsdale
 15Kiwior
 21Vieira
 10Smith Rowe
 24Nelson


Arsenal 1.jpgFA杯では19/20シーズンの準決勝で
2−0で勝利を収めた事はありますが
PLに関しては2015年12月の勝利を最後に
15戦ぶりの勝利であり
直近では12連敗中という
ここ最近全く歯が立たなかった
シティをついに沈める事に成功しました。

先発はGKは22ラヤが務め
DFラインは4ホワイト&2サリバ
&6ガブリエウ&35ジンチェンコと言う
ベストメンバーが組まれました。
中盤はアンカーは20ジョルジーニョが務め
インサイドハーフで8ウーデゴールと並んだのは
41ライスでした。
前線は怪我で離脱した7サカに代わって
9ジェズスが右に入り
左に19トロサール、1トップに14エンケティアが入る
4−3−3が組まれました。

試合は90分の間、
一瞬の隙も許さないヒリヒリしっぱなしの
非常にテンポの速い展開の試合になりました。

その中で最初にチャンスを作ったのは
シティの方でした。

3分過ぎ、フォーデンが蹴った左サイドからのCKを
ファーサイドでグバルディオルに合わされてしまいました。
そのシュートはゴールライン上で
41ライスがヘッドでクリアーし
そのこぼれ球を収めたアルバレスが
ヘッドでゴール前に送ったボールを
ハーランドがヘッドで流し、
そのボールを受けたアケに
左脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートも枠を捉えずに救われました。

この場面でゴールを奪われていたら
この試合の為に立てていたプランが全て崩れて
これまでの様な一方的な試合になっていたかもしれなかった
非常に重要な場面だったと思います。

それだけにニア寄りのゴール前を守っていた41ライスが
CKの軌道がファーサイドに向かったのを観て
すぐにゴールマウスの中にポジションを移した判断は
非常に素晴らしく、
クリアーしなければ確実に決まっていたシュートを
ゴールライン上でクリアーしたのは
単純にゴールを守っただけではなく
この試合を壊さない様にした
非常に価値があるスーパープレーだったと思います。

その後は両チーム共に
相手のパスの出し所を抑える様に
ハイプレスを仕掛け続け、
反対にボールを持った時には
そのプレスを掻い潜る隙を
探り合うという感じの展開で
時間が過ぎて行きました。

その様な流れの中で
シティの連動的なプレスに捕まってしまい
非常に危険な場面を作られてしまいました。

16分過ぎ、パスの出し所を探して
バックラインでパスを回している時に
6ガブリエウからのパスを受けた22ラヤが
右サイドに向かって蹴り出そうとした所で
ボールを追ってきたアルバレスに
ブロックされてしまいました。
幸いブロックされたそのボールは
枠を捉えずに済みましたが
タイミングやポジションが少し異なっていたら
そのまま枠の中に入ってもおかしくない
際どい場面だったと思います。

23分過ぎ、41ライスからのバックパスを受けた
22ラヤが41ライスに向けてリターンパスを送りましたが
その41ライスがコヴァチッチのタックルを受けて
ボールをロストしてしまいました。
そこからのショートカウンターは
集中して何とか凌ぎましたが
一瞬非常に危険な状況になっていたのは確かでした。

その後も一進一退の展開の中で
賛否が分かれる場面がありました。

27分過ぎ、2サリバからのパスを
下がりながら受けた8ウーデゴールに対して
その背後から仕掛けたコヴァチッチのタックルが
8ウーデゴールの右脛を捉えましたが
判定はイエロー止まりでした。

なぜレッドカードが出なかったのか
非常に疑問を感じる場面だったと思います。

コヴァチッチのタックルは
ボールを狙ったタックルではありましたが
コヴァチッチのタックルがボールを捉えるよりも一瞬早く
8ウーデゴールがボールを蹴った為に
そのボールを蹴った8ウーデゴールの脚を
コヴァチッチの足が捉えてしまいました。

よってこのタックルは故意ではないのは
間違いないと思いますが
その一方でコヴァチッチのタックルは
8ウーデゴールが避ける事が出来ない
背後から仕掛けたタックルであり、
しかも足の裏を見せた状態でのタックルでした。
そして幸い芝に引っ掛かったスパイクが
すぐ外れたから問題はありませんでしたが
ボールを蹴った後に8ウーデゴールの足が
地面に着地した瞬間に脚を捉えたタックルでしたので
もしもスパイクがそのまま芝に引っ掛かってしまっていたら
ウーデゴールの脚は折れていた可能性もあったと思います。

この様に故意のタックルかどうかは関係なく
非常に危険なタックルだったのは間違いありませんので
なぜVARが介入したにも関わらず
イエロー止まりだったのか?
疑問を感じずにはいられませんし、
仮にこの試合を裁いていたマイケル・オリヴァー自身が
このVARのレビューを観ても
イエローのままで済ます事が出来たのかどうか?
非常に疑問を感じます。

そのコヴァチッチはそのすぐ後にも
再びタックルを仕掛けてファールを犯しています。

34分、22ラヤからのパスを受けた41ライスに対して
コヴァチッチは再び背後からタックルを仕掛け、
そのタックルが41ライスの右脚を捉えましたが
ここでも2枚目のイエローは出ず。

勿論この2度目のタックルは
ボールを狙ったコヴァチッチの足が
一瞬早くボールを蹴った41ライスの右足と
接触した形ですので
故意な悪質なタックルではなく
8ウーデゴールの時よりも
危険度は高くないタックルだったと思いますので
このタックル単体で考えれば
イエローを出す様なファールではなかったと思います。

一方でこのタックルも41ライスが避ける事の出来ない
背後から仕掛けたタックルであり、
足の裏で41ライスの足を刈ったタックルでした。
しかも両方の場面共に
ボールを触る事が出来ていない事からも分かります様に
レイトタックルだったという事を
もっと問題視するべきだったと思います。

そしてこの2つのタックルは
それぞれの場面で絶対に仕掛けなければならない
明確な理由がない場面でのタックルだった事を考えれば
この試合のコヴァチッチは
相手の選手に危害が及ぼうが全くお構いなしに
危険なプレーを仕掛けている状態と言えますので
選手と試合を守るべき立場の審判団は
この危険分子を処理する必要があったと思います。

さらに言えば最も問題なのは
『警告』を受けた状況にも関わらず
その警告を無視して同様のファールを
犯した所だと思います。

判定に対して不服を言った選手には
躊躇なくイエローを出す昨今で
危険なプレーをするなと『警告』を受けた選手が
その『警告』を無視する様に
同様のファールを犯しても何もお咎めなし、、、。
これは全く理にかなっていません。

判定に納得せずに不服を言う行為と
『警告』を無視する様な行為と
言葉に出すか態度で示すのかの違いだけではないのでしょうか?
実際18冨安は同様の状況で
もっとソフトなファールでも
2枚目のイエローを受けて退場しています。

まぁ、これまでも何度も書いてきましたが
アーセナルに対してだけは
他のチームとは全く異なる判定基準で
ジャッジされていますので
このくらいの事は仕方がない事なのかもしれませんが
これだけは確かなのは
仮にタックルを仕掛けたのがジャカだったら
最初のタックルの段階でレッドカードが出ていた事だけは
確かだと思います。

その後も両チームともに非常に集中していた事もあり
ゴールに迫られたのは
この場面くらいだったと思います。

39分過ぎ、フォーデンのスルーパスで
右サイドの裏に抜け出してきた
グバルディオルにクロスを入れられてしまいました。
幸いそのクロスはファーサイドに飛び込んできた
ハーランドには合いませんでしたが
22ラヤも6ガブリエウも
そのクロスを触る事が出来ませんでしたので
ハーランドがしっかりと飛んでいたら合っていたかもしれない
非常に危険な場面だったと思います。

前半は0−0で終わりましたが
これまでの試合の様に
シティにボールを完全に支配されて
そのシティの攻撃をゴール前を固めて
凌ぎ続けるという展開ではなく
完全にがっぷり四つに組んだ状態で
お互い一歩も引かない様な前半だったと思います。

しかしハムストリングに問題が生じた19トロサールに代わって
後半の頭から11マルティネッリが投入されてから
試合の流れはガラッと変わり
シティゴールに迫る場面が増えていきました。

35ジンチェンコからのパスを
ワイドの位置で受けた11マルティネッリが
カットインしながらクロスを送った46分過ぎの場面、
ファーサイドに飛び込んできた
9ジェズスには合いませんでしたが
早速11マルティネッリの馬力が出た場面だったと思います。

8ウーデゴールからのパスを受けた41ライスからのパスを
11マルティネッリが持ち込んで
左脚を振り抜いた49分過ぎの場面、
そのシュートはエデルソンの正面でしたが
手数を掛けずに一気に迫る良い仕掛けだったと思います。

11マルティネッリの投入は攻撃面に限らず
守備面でも大きな存在感を示したと思います。

シウバからのパスを受け
ドリブルで持ち込んできたリコ・ルイスを
全速力で戻ってきた11マルティネッリが潰した
54分過ぎの場面、
最終的にはファールになってしまいましたが
20ジョルジーニョも41ライスも
右サイドに釣り出されていた為に
DFラインの前のエリアに大きな穴が空いていましたので
11マルティネッリが戻ってこなかったら
非常に危ない状況になっていたと思います。

この様な危険な状況を感じ取ったのか
ハムストリングの怪我明けにも関わらず
再発の恐怖に負ける事なく全速力で戻ってきた
11マルティネッリのこの試合にかける
強い気持ちを感じる事が出来た場面だったと思います。

実際、試合後アルテタ監督が明かしていた様に
怪我をした直後に11マルティネッリは
「シティ戦までに戻ってくる」と話し、
スタッフ陣は無理だと思われた状況の中で
試合前日には「戻ってくるといいましたよね」と
しっかりとこの試合に合わせて調整してきた事からも
11マルティネッリのこの試合にかける気持ちは
人一倍に強かったと思われます。
そしてこの場面の様に実際ピッチの上で観せたプレーは
その強い気持ちに全くの偽りがない事を証明したと思います。

この11マルティネッリの強い気持ちに引っ張られる様に
アーセナルはさらに攻勢を強めていきましたが
それでも決定機を作る事が出来ず
終盤まで一進一退の攻防は続いて行き
次にシティゴールに迫ったのはこの場面だったと思います。

84分過ぎ、ジェズスが入れた右サイドからのスローインを
ポケットの位置に入ってきた29ハヴァーツが胸で
ペナルティに入ってきた8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールからのパスを受けた9ジェズスが
角度のない所をドリブルで切り込んで行きましたが
アケとディアスに潰されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。
スペースのない所を何とか切り込んで
チャンスを作ろうとしましたが
ディアスとアケのCBは非常に硬かったと思います。

その直後についにゴールが生まれました。

86分、ハーフスペースをスルスルッと上がってきた
18冨安に対して5トーマスからロングパスが送られ
そのパスを18冨安がヘッドで落としたボールを
29ハヴァーツが11マルティネッリに繋ぎ
そのボールに対して11マルティネッリが
豪快に右脚を振り抜いたシュートは
アケの顔面に当たってコースが変わり
そのままゴールに突き刺さりゴーーーーーーーーーール!!

このゴールが決勝ゴールとなり
ついにシティから勝利を挙げました。

それにしてもこの試合の終盤の
両監督の戦略のせめぎ合いは
非常にしびれました。

まず最初に動いたのはグアルディオラ監督の方で
特に後半は攻め手に欠いていた事もあり
何とか攻略の切っ掛けを掴む為に
60分にリコ・ルイス、コヴァチッチ、アルバレスを下げて
ストーンズ、ヌネス、ドクを投入してきました。

この交代のポイントは
ストーンズをアンカーに入れて
先発からアンカーの位置でプレーしていたシウバを
前に上げた所もポイントだったと思いますが
最も大きなポイントはドクを右サイドアタッカーの位置に投入して
アーセナルの守備陣の穴である35ジンチェンコの所を
攻略の糸口にしようとしていたのは明確だったと思います。

それに対してアルテタ監督は
ドクを抑える為に35ジンチェンコに代えて
18冨安を投入しましたが
ピッチサイドに18冨安が出てくるや否や
グアルディオラ監督はそのドクを右から左に移動しました。

グアルディオラ監督がドクを右サイドに投入してきたのは
35ジンチェンコの所を突く事を目的としていたのは
明白だと思いますが
そのドクを18冨安に抑えられてしまう事を嫌って
右から左に移動したのも明白だったと思います。
その一方で策士のグアルディオラ監督が
投入されたドクに対して
アルテタ監督が35ジンチェンコに代えて
18冨安を左SBに投入してくる事を
予測していなかったのかと言われれば
決してそのような事はなく
絶対に予測していたと思います。

そう考えますともしかしたらドクを投入したのは
35ジンチェンコの所を攻略しようとしただけではなく
攻撃面に強みがある35ジンチェンコを下げさせ
守備面には強みがありますが
攻撃面に関しては平均的な18冨安を引きずり出す事で
左サイドの攻撃力を減退させる目的があったのではないかと
深読みしたくなってしまいます。

実際、後半頭から11マルティネッリが左サイドに入ってから
前半とは打って変わってアーセナルの左サイドは
活性化していましたので
左SBを18冨安に代えさせる事で
その11マルティネッリを孤立させようとした様にも感じます。

もっと言えば、グアルディオラ監督は
ドクをそのまま右サイドアタッカーの位置に残す事も出来たと思います。
それによりドクの攻撃力は半減してしまうかもしれませんが
一方で18冨安はドクをケアする為に
攻撃参加する頻度は少なくなったと思いますので
どちらにせよ11マルティネッリを孤立させる事は出来たと思います。

にも関わらずドクを右から左に移動させたと言う事は
勿論、ドクの攻撃力を活かしたかったと言う
思惑もあったと思いますが
一方で左サイドで18冨安を自由にしたとしても
攻撃面でそれほど貢献する事はないと
甘く見ていた可能性があったのではないかと思ってしまいます。

そのような状況の中で右から左へ移ったドクを観た
アルテタ監督が18冨安に前に出る様に指示したのは
結果としてこの試合の勝敗を分けた英断になったと思われます。

勿論、アルテタ監督の意図は
高い位置からプレッシャーを掛けて
高い位置でボールを取り戻す事を目的にしていたようですが
その指示を受けた18冨安は
ライン側のウイングの位置にまで上がる場面もあれば
41ライスと入れ替わりながら
ハーフスペースをインナーラップしていき
1トップの近い位置にまで上がる場面もありました。

そしてこのハーフスペースをインナーラップする動きが
決勝点の起点になったのは言うまでもなく
ウォーカーとディアスの間に出来ていた
スペースを見付けた18冨安が
そこに向かって一気に駆け上がっていったのに対して
マークしていたフォーデンがその動きを察知できずに
完全に遅れをとった事で
18冨安はフリーで侵入する事に成功しました。

最前線にまで駆け上がってきた18冨安を
誰もが予測していなかったのと同様に
5トーマスからのパスを受けた18冨安が
冷静にヘッドで29ハヴァーツに繋げると言う
パーフェクトなプレーでチャンスを広げて観せた所も
流石のグアルディオラ監督も
予測する事は出来なかったのではないかと思います。

結果的には左サイドで18冨安を自由にさせてしまった事が
グアルディオラ監督の敗因と言っても
過言ではないと思います。

一方でこの試合にはデ・ブライネとロドリと言う
中盤の要となる選手を欠いていた事も
忘れてはならないと思います。

特に出場停止中のロドリを欠いていた所は
シティにとっては大きな問題になっていた様で
ロドリの代役としてフィリップスやヌネスやコヴァチッチを
ここまで起用してきた様ですが
期待したレベルで機能しなかったのか
カラバオ杯ニューカッスル戦も
ボーンマス戦も敗れています。

それを受けてこの試合では
シウバをアンカーの位置に置いて
ゲームメイクさせていましたが、
シウバを3列目に下げたら下げたで
今度は攻撃面に問題が起きてしまった様に観えました。

これまではデ・ブライネが欠場しても
ギュンドアンやシウバがそれをカバーしていましたので
攻撃面での質をそこまで落とす事はなかったと思いますが
ギュンドアンはバルセロナに移籍してしまい
同時にこの試合ではシウバを3列目で起用した事で
シウバも高い位置でプレー出来なかった事で
攻撃面の質は大きく低下してしまったと思います。

実際この試合でのシティのシュート数は4本しかなく
ハーランドに関しては1本もシュートを撃つ事が出来ませんでした。
この様に世界最高のCFを擁していても
その選手にシュートを撃つチャンスが巡ってこなければ
ただの一選手と変わりがなくなり
まさに宝の持ち腐れ状態だったと思います。

よってシウバをアンカーの位置で起用した事が
デ・ブライネとロドリの欠場の穴を埋める
最適な策にはなっておらず
かえって攻撃力の低下を招く結果になっていたと思います。

その一方で22ラヤに関しては危ない場面もありましたが
それ以外のアーセナルの選手達は皆
完璧なプレーを観せてくれたと思います。

特に2サリバ、41ライス、9ジェズスは
圧巻のプレーを観せてくれたと思います。

世界最高のCFで現在最も止める事が難しい
選手の一人であるハーランドを
6ガブリエウと2サリバのCBコンビは
完全に無力化しましたが
特にこの場面での2サリバのプレーは圧巻でした。

37分過ぎ、35ジンチェンコのシュートが
ブロックされた所から
シティにカウンターを受けてしまいましたが
リコ・ルイスが出したスペースへのパスに対して
そのスペースに向けて全速力で走り込んできたハーランドと
全速力で戻ってきた2サリバが接触した時に
2サリバはハーランドを吹っ飛ばして防ぎました。

勿論、腕や脚などを使って転ばした訳でもなければ
シャツを引っ張って止めたり
不意を突いてぶつかっていった訳でもなく
お互いの肩と肩がぶつかり合う
クリーンなショルダーチャージでの激突であり
サリバだけではなくハーランド自身も
ぶちかまそうとハードヒットを仕掛けてきた状況で
2サリバは全く体勢が崩す事なく
ハーランドを吹っ飛ばしたのは
この試合のハイライトの一つだったと思います。

現在のハーランドに対して
この様に当たり負けしないCBが
他にどれだけいるでしょうか?
間違いなく現在の2サリバは
ワールドクラスのCBの中でも
世界最高のCBの座に
また一つ近づいた様に感じます。

同時に41ライスも素晴らしかったと思います。

この試合では左インサイドハーフに入りましたが
実質的には20ジョルジーニョと
ダブルボランチを形成する場面が多かったと思います。

そこから20ジョルジーニョと共に
効果的なサイドチェンジのパスを送り
ゲームを組み立てると共に
中盤のフィルター役として
絶大な存在感を示していたと思います。

そしてより攻勢に出た後半は
41ライスはより高い位置にまで
出ていく場面が多くなりましたが
それでも守備時には深い位置にまで戻ってきて
シティの攻撃を防ぎ続けた様に
最後まで広い範囲をカバーし続けました。

その中でも圧巻だったのはこの場面だったと思います。

80分過ぎ、自陣からドリブルで持ち上がってきたヌネスが
ハーランドとのワンツーでさらに切り込んで行こうとした時に
そのヌネスを追走してきた41ライスが
ヌネスの背後からボールを掻き出すようなタックルで
ボールを奪い返し、
危険な状況に陥る事を未然に防ぎました、
しかもノーファールで!!

結局41ライスがいる事で
シティはボールを持っていても
中から崩す事に苦労していた様に
これまで苦戦を強いられてきた
中盤での主導権争いでも
互角以上の戦いが出来ていたと思います。

そして9ジェズスです。

7サカが怪我で欠場した事もあり
本来のポジションであるCFではなく
右サイドで起用されましたが
9ジェズスがそこにいた意味は非常に大きかったと思います。

これまでの試合ではシティの攻撃を凌ぎ
そこからパスを送ってもすぐに潰されて
またすぐにシティの攻撃に曝されてしまい
シティの攻撃を延々と凌ぎ続ける様な場面が
良くありましたが
この試合ではとりあえず9ジェズスの所にボールを送れば
難しい状況でもしっかりとボールを収めてくれましたので
連続的にシティの攻撃を受け続ける様な場面は
なくなっていました。

勿論、ボールを収めて
そのままキープして時間を作るだけではなく
そこから繋いでチャンスを広げ、
そして状況によっては強引にでも切り込んで行って
シティの守備陣に混乱を生み出そうと
90分の間、奮闘していたと思います。

しかもそれをパワーとスピードを兼ね備えた
グバルディオルを相手にしても
抑えられる事なく圧倒し続けていた所もポイントで
アーセナルがいつもの試合の様に
しっかりと攻撃を組み立てる事が出来ていたのも
9ジェズスの貢献が大きかったと思います。

それ以外の選手も
試合終了まで前線で全速力で
ボールホルダーを追いかけ続けた8ウーデゴールや
黙々と中盤の底のスペースを消し続けた20ジョルジーニョ、
最終的に被シュート数4本に抑えたDFライン等
全ての選手が最高のプレーを観せてくれたと思います。

そして各々の選手が最高のプレーを行なっていた所に
11マルティネッリが加わった事で
アーセナルは勢いを増したのは
言うまでもないと思います。

前記の様にアグレッシブなプレーで
攻撃陣を牽引したのは勿論ですが
前記の54分過ぎの場面の
全速力で帰陣してリコ・ルイスを潰した場面や
90分過ぎの22ラヤから送られた
左サイドのスペースへのロングフィードを
18冨安が深い位置にまで追っていった関係で
左SBの位置に穴が空いている事に気が付いた
11マルティネッリがシティボールになるや否や
全速力で帰陣していって
左SBの位置で守備に加わった場面など
本当にこの試合に勝とうとする強い意志と
勝つ為にはなんでもすると言う覚悟を
11マルティネッリは何度となくみせてくれました。

怪我をしてから3週間の間、
怪我を治す為に、
そして試合に出れる状態に戻す為に
全ての事を行なってきたと思います。
自ら持っている力を出し惜しみせずに
全てを捧げる様な覚悟を持った
11マルティネッリプレーは
本当に目頭が熱くなるものばかりだったと思います。

勿論、この試合のシティは
デ・ブライネとロドリを欠いていた事は
忘れてはならないと思います。
シーズン終盤に組まれているアウェイでの直接対決では
この試合と同様な結果になるかどうかは
まだ分かりません。

しかし王者シティと互角の戦いの末に勝利した事実は
選手達に大きな自信になったと思いますし
本当の意味でPLを制覇する準備が整ったと言えると思います。


本当に最高の試合でした!!


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G2A CL:1G2A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:2G0A
11マルティネッリ   PL:1G2A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G1A
41ライス       PL:1G0A


nice!(2)  コメント(0) 

CL2:RC Lens vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

RC Lens 2−1 ARSENAL
2023年10月3日(火)UEFA Champions League, Stade Bollaert-Delelis

Goal
 (14)9Jesus(←7Saka)
 (25)Thomasson
 (69)Wahi
 

22Raya

18Tomiyasu  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard    29Havertz

 7Saka               19Trossard

9Jesus



(34)7Saka>>>21Vieira
(71)35Zinchenko>>>4White
(71)29Havertz>>>10Smith Rowe
(71)19Trossard>>>24Nelson
(80)8Ødegaard>>>14Nketiah

Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 15Kiwior
 17Cedric
 25Elneny
 5Thomas
 20Jorginho


Arsenal 1.jpgほぼベストメンバーで挑んだ
CLグループステージ第2節のランス戦は
7サカを怪我で失った上で
逆転負けを喫すると言う
最悪の結果に終わってしまいました。

先発はコミュニティ・シールドから
先発で起用され続けていた4ホワイトに代えて
18冨安が右SBで先発し
前線の左には怪我から復帰した19トロサールが
起用されました。
そしてこの試合の1トップに
9ジェズスが起用された以外は
前試合のボーンマス戦と同じメンバーが組まれました。

この試合は次のシティ戦に備えて
ローテーションを行なってくるかどうか
注目していましたが
アルテタ監督は4ホワイトの所以外は
基本的にはローテーションを
行なってきませんでしたが
結果としてはそれが裏目に出てしまったと
言えると思います。

試合はアーセナルがボールを保持して
試合を進めて行きましたが
ブロックを築いてスペースを消して守る
ランスを崩すのに苦労していただけに
早い時間帯に相手のミスから
ゴールを奪う事が出来たのは
ラッキーだったと思います。

14分、トマソンのメディナへのバックパスを
カットした7サカがダイレクトで9ジェズスに繋ぎ
そのパスを受けた9ジェズスが
冷静にゴール左下に決めて先制ゴール!!

相手のミスパスからだったとは言え
手数を掛けずに一気にゴールを奪う事が出来ましたが
その後も何度かランスゴールに迫りましたが
ゴールを奪うのに苦労し続けてしまいました。

19分過ぎ、35ジンチェンコが送った
DFラインの裏への浮き球のパスを
29ハヴァーツがダイレクトボレーで合わせました。
残念ながらサンバのファインセーブで阻まれ
ゴールを奪う事が出来ませんでしたが
プレービジョンが合致した良い仕掛けだったと思います。

一方で今度はアーセナルのミスから
ゴールを奪われてしまいました。

24分過ぎ、22ラヤから送られた18冨安へのフィードを
マチャドにカットされてしまい
そこから間髪入れずに送られたアーリークロスに対して
中央で受けたワイが落としたボールを
トマソンに決められてしまい失点。

22ラヤのフィードは完全に狙われていましたので
不用意だったと言わざる得ませんが
そもそも22ラヤから
あの様なサイドチェンジするパスが送られてくる時には
もっと低い位置にいる18冨安に送られるか、
もしくはピンポイントで送られなければ
この場面の様にカットされるリスクが高く
そこからショートカウンターを
受ける可能性が高くなってしまいますので
この場面ではまだ18冨安は下がり切っていませんでしたので
無理して18冨安を狙わずに
2サリバにボールを託すだけで良かった様に感じます。

この後に7サカが左ハムストリングを痛めて
プレー続行不可能になり
21ヴィエイラと交代しなければならなくなってしまいました。

7サカはスパーズ戦、ボーンマス戦と
打撲などにより2試合連続で途中交代していましたが
確かにその怪我と今回のハムストリングの怪我は
直接的には関係ないかもしれませんが
その時の怪我の痛みをかばってプレーしていた為に
余計な負荷がかかってしまう様な
間接的に影響した可能性は否定出来ず、
そもそもフル出場が当たり前の7サカに
2試合連続途中交代しなければならないアクシデントが続いたのは
よく言う「虫の知らせ」だったのかもしれませんので
そのサインを見逃して無理させてしまったのは
アルテタ監督の判断ミスだと思います。

早い段階で7サカを失った事で
さらに仕掛けは単発的になってしまいました。

35ジンチェンコのからのスルーパスで
19トロサールが左サイドの裏に飛び出した35分過ぎの場面、
より深い位置に向けてボールを持ち出した所で
グラディにタックルでカットされてしまい折り返せませんでしたが
そもそも深い位置に持ち込まずに
ダイレクトで中に折り返していれば
DFラインの前のエリアで
29ハヴァーツと8ウーデゴールが浮いていましたので
シュートチャンスは広がっていたと思います。

右サイドのFKからの流れで
8ウーデゴールから送られたクロスが
ファーサイドに流れた前半ロスタイム、
そのボールに対して9ジェズスが
ダイレクトで右脚を振り抜きましたが枠を捉えられず。

後半も何度か惜しい場面はありました。

パスを受けたメンディに対して
背後から仕掛けた9ジェズスのチャージで
ボールを奪い返した48分過ぎ、
そのこぼれ球を収めた29ハヴァーツが
持ち込んだ所からラストパスが送られ
そのパスを受けた19トロサールは鋭い切り返しで
グラディのスライディングタックルをかわして
右脚を振り抜きましたが
サンバのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

8ウーデゴールが蹴った左CKを
ファーサイドから侵入してきた18冨安が
ダイレクトボレーで合わせた65分過ぎの場面、
このシュートもサンバのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

一方で後半に入ると
何度か完全に崩されてしまいました。

63分過ぎ、6ガブリエウが出したパスが
グラディにカットされた所から
ショートカウンターを受けてしまいました。
そのこぼれ球を受けたメンディが送った
スルーパスでトマソンに裏に抜け出されてしまい
そこからの折り返しを
アブドゥル・サメドに合わされてしまいました。
幸いそのシュートは枠を捉えず救われましたが
そもそもボールの奪われ方が
非常に良くなかったと思います。

この場面では22ラヤからの縦パスを受けた
29ハヴァーツがサイドに開いていた6ガブリエウへ
ダイレクトで叩く形でしたが
その6ガブリエウに対してソトカが迫っていた為に
6ガブリエウは29ハヴァーツに戻す選択をしましたが
パスを出した29ハヴァーツは
スイッチを切った様に次のアクションに対する準備を怠り
反応が遅れてしまったのは問題だったと思います。

勿論、この形で展開する時は
6ガブリエウは前方の19トロサールに繋げるのが
スタンダードの形ではありますが
常に予定通りに事が進む訳ではなりませんので
次に起こり得るいくつかのアクションを常に予測し
それらに対する準備をしながらプレーする事で
相手に先手を打ってテンポ良くパスを繋いでプレーする
現在のアーセナルのスタイルが築かれている事を考えますと
その様に常に複数の選択肢を予測する事が出来ていない所が
29ハヴァーツがここまで適応に苦しんでいる
本質の一つなのかもしれません。

そして遂に逆転ゴールを許してしまいました。

69分、ソトカとのワンツーで左サイドを抜け出してきた
フランコフスキから送られたクロスを
ワイに決められてしまい失点。

DFラインの穴である35ジンチェンコの所を
うまく突かれてしまった失点でした。
どうしても35ジンチェンコは
SBとしては明らかにスピードが足りない為に
一度振り切られてしまうともう追いつく事が出来ず
その後はなす術がなくなってしまう問題があります。
その為、35ジンチェンコの裏をいかにして攻略するかが
相手チームの攻撃のポイントになっているのは言うまでもなく
そこをランスに見事に突かれてしまいました。

試合終盤も攻勢を強めてランスゴールに迫りました。

84分過ぎ、ランスのペナルティエリアを出た付近で
ボールを奪い返した10スミス・ロウが
自ら右脚を振り抜きましたが
その無回転のブレ球のシュートも
サンバのパンチングで弾かれゴールを奪う事は出来ず。

88分過ぎ、41ライスのフィードを
24ネルソンがヘッドで落とした所から
9ジェズス〜21ヴィエイラ〜10スミス・ロウ
〜14エンケティアと繋ぎ
その14エンケティアからの折り返しを
ゴール前で24ネルソンが合わせましたが
そのシュートもグラディの
身を挺したブロックで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

後半ロスタイム、24ネルソンが蹴った右CKが
ファーサイドから折り返されたボールを
10スミス・ロウが右脚を振り抜きましたが
このシュートもソトカにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

このままゴールを奪う事が出来ず
2−1で敗戦。

この敗戦でグループステージは
2位に後退してしまいました。

勿論、これはELではなくCLですので
格下と思われたチームでも
そう簡単に勝たせてくれる筈はなく
この試合の様に返り討ちにあってしまう事もあると思いますので
グループステージを突破するに当たり
今後も気が抜けない試合が続きそうです。

とは言え、CLグループステージの問題も去る事ながら
最も問題なのは次のシティ戦を前に
7サカを怪我で失ってしまった事だと思います。

これで11マルティネッリに続き7サカも失い
言うなればアーセナルの攻撃陣の生命線である
両翼を失ってしまいましたので
シティ戦は非常に心配です。

確かに19トロサールは11マルティネッリの穴を
埋めてくれると思いますが
19トロサールはどちらかと言うと
アタッキングエリア内で
絶妙なコンビネーションや
決定的なラストパスを送る事で
存在感を出すタイプだと思いますので
ペナルティの近い位置でどれだけボールに絡めるかが
重要になってきます。

それに対して11マルティネッリは
全くの無の状況でも
単騎で仕掛けて切り崩す力がありますので
アタッキングエリアに限らず
自陣でボールを持っても
そこからロングカウンターを仕掛ける事も出来る所が
19トロサールとは大きく異なる所だと思います。
よって相手にボールが支配される時間が
長くなる事が予想されるシティ戦では
19トロサールよりも11マルティネッリの方が
脅威を与える事が出来ると思われます。

一方で7サカの代役として考えられるのが
この試合でも途中交代で入った
21ヴィエイラになるかもしれませんが
スペースがなくても、マーカーが付いていても
独力で切り込んで行ける7サカに対して
21ヴィエイラはあくまでもパッサーですので
その様なプレーは期待出来ません。

同時に21ヴィエイラのパスは
前にスペースがあればワールドクラスの威力がありますが
スペースを消されてしまいますと
その力は半減してしまうと言う問題点もあると思いますので
この試合の様にサイドでボールを受けても
切り込む事もラストパスを送る事も出来ずに
消えてしまう可能性があります。

勿論、この試合のランスの様に
ブロックを築いてスペースを消す様な戦術を
シティがしてくる事はないと思いますので
21ヴィエイラのラストパスで
決定機を作る場面も訪れると思いますが
それでも21ヴィエイラの起用するのならば
サイドよりもインサイドハーフの方が
活きる様に感じます。

18冨安に関してはこの試合でも
守備面に関しては安定していたと思いますので
次のシティ戦ではグリーリッシュ対策として
右SBとして起用される可能性はあると思いますが
その一方で攻撃面に関してはよく言われている様に
物足りないと思います。

試合を観ていると分かると思いますが
ビルドアップの場面では18冨安が飛ばされる様に
パスが来ない場面があり、
高い位置にまで上がった時、
特に裏に向かって走り込んでも
殆どパスは出て来ません。
その辺りは裏に走り込んで頻回にスルーパスを受ける
4ホワイトとは大きく異なっており
タイミング等の連携面の問題なのか
単純に信頼関係の問題なのか分かりませんが
攻撃面での貢献は殆ど期待出来ない状況です。

それは左SBに移り偽SBとして
中盤の底でプレーしていた時も
同様に攻撃面での貢献が少なく、
この試合の様にスペースを消された状況を打開する為に
リスクを犯して勝負する様な縦パスを送る場面は殆どなく
無難な横パスが殆どだったと思います。
同時にポジショニングが悪い為なのか
円滑なボールの流れにも乗れていたとは言えなかったと思いますので
偽SBとして中盤の底でプレーしていますが
それが機能的だったかどうかと言う面は
全くの別物だと思います。

純粋に守備力と言うことだけを考えれば
4ホワイトや35ジンチェンコよりは
計算ができる存在だと思いますが
アルテタ監督が重要視していると思われる
ボールの流れの中により高いレベルで入って行ける
技術レベルの高さやセンスが伴わなければ
ポジションを掴むのはまだ難しい様に感じます。


シーズン序盤の天王山である次のシティ戦は
非常に重要な試合になりますので
出来ればベストメンバーで挑んで欲しかったと
思っていただけに残念です。
それでも絶対に負けは許されない試合と言うのは
言うまでもなく
同時にPL制覇を達成する為には
倒さなければならない相手ですので
どの様な形になろうとも
勝利のみを目指して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G2A CL:1G2A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:2G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G0A
41ライス       PL:1G0A


nice!(2)  コメント(0) 

PL7:Bournemouth vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Bournemouth 0−4 ARSENAL
2023年9月30日(土)Premier League, Vitality Stadium

Goal
 (17)7Saka
 (44)8Ødegaard(pk)
 (53)29Havertz(pk)
 (94)4White(←8Ødegaard)
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard    29Havertz

7Saka               9Jesus

14Nketiah



(69)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(69)14Nketiah>>>24Nelson
(76)7Saka>>>21Vieira
(81)41Rice>>>20Jorginho
(81)29Havertz>>>10Smith Rowe

Substitutes
 1Ramsdale
 15Kiwior
 25Elneny
 19Trossard


Arsenal 1.jpgけが人が続出して心配された
PL第7節ボーンマス戦は、
結果的には4ゴール奪い快勝でした。

先発はGKは引き続き22ラヤが務め
DFラインは怪我で出場が危ぶまれていた
2サリバが復帰して
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウ
&35ジンチェンコの
ベストメンバーが組まれました。
中盤は同じくスパーズ戦で背部に問題が発生して
前半で退いた41ライスが復帰してアンカーに入り
インサイドハーフには8ウーデゴールと
29ハヴァーツが並びました。
前線もそのスパーズ戦の終盤に
右足を痛めて心配された7サカが
先発から起用されましたが
怪我で欠場していた19トロサールは
ベンチには戻ってきましたが
先発には名を連ねずに
左サイドには9ジェズスが入り
1トップを14エンケティアが務める
4−3−3が組まれました。

試合はしっかりとブロックを築いて守る
ボーンマスを崩すのに苦労しましたが
徐々にボーンマスゴールに迫り出しました。

5分過ぎ、ボーンマスが
前線からマンマーク気味に付いていた事で
パスコースが消されている状況の中で
そのブロックの裏に出来ていたスペースに
サイドからスルスルと入ってきた35ジンチェンコに向けて
22ラヤが鋭い縦パスを通し
そこから速攻が始まりました。
そのままドリブルで持ち上がった所から
右サイドの7サカに展開し
その7サカからのスルーパスで
裏に飛び出した4ホワイトが中に折り返しました。

残念ながらその折り返しはクリアーされてしまいましたが
パスコースを消されている状況の中で
ロングキックで逃げる事はせずに
慌てる事なく冷静に
ボーンマスのブロックに出来た隙を突いて
速攻の起点となる縦パスを通す事が出来る
センスとパス技術の高さを観ますと
アルテタ監督が22ラヤを獲得した
理由が分かる気がします。

10分過ぎ、4ホワイト〜41ライス〜8ウーデゴール
〜29ハヴァーツ〜9ジェズスへと右から左へ展開し
その9ジェズスからのスルーパスで
裏に抜け出した29ハヴァーツが左脚を振り抜きましたが
ザバルニーにブロックされてしまい
枠を捉えられず。

9ジェズスからのパスを受けて
裏に抜け出した所までは良かったと思いますが
そこからシュートを撃つまでの間に
29ハヴァーツは若干時間を要してしまた為に
ザバルニーがシュートブロックするだけの時間を
与えてしまったのは残念でした。
この辺りのプレーのスピードとキレ不足が
改善出来なければ
今後も難しいように感じます。

一方でボーンマスにもゴールに迫られてしまう場面がありました。

11分過ぎ、センターサークル辺りで
29ハヴァーツがボールを失った所から
カウンターを受けてしまいました。
そこからボールを持ち上がった
タバーニアが送ったスルーパスで
ソランケに抜け出されてしまいましたが
素早くカバーリングに動いた2サリバが
タックルでそのシュートを防いでゴールを死守。

この様な序盤の中で先制点を奪ったのは
アーセナルの方でした。

17分、7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが
ファーサイドに走り込んできた
9ジェズスに向かって送ったクロスを
9ジェズスがヘッドで合わせました。
しかしそのシュートはバーに当たって
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
その跳ね返ったボールを
ゴール前に詰めていた7サカがヘッドで押し込み
先制ゴール!!

サイドで起用された9ジェズスが
サイドからゴールに向かって走り込んできた所を
逆サイドからクロスで狙うパターンでしたが
ゴール前を固めた相手に対しては
非常に有効な仕掛けだと思います。

その後もボーンマスゴールに迫り続けました

35ジンチェンコからパスを受けた8ウーデゴールが
DFラインの頭を越す浮き球のラストパスを送った
19分過ぎの場面、
残念ながら走り込んできた14エンケティアのコースと
若干ズレた為に
前に飛び出してきたネトにカットされてしまいましたが
8ウーデゴールのアイデアは
非常に良かったと思います。

41ライスのパスを2ラインの間で受けた
8ウーデゴールから送られたスルーパスで
9ジェズスがポケットに侵入した23分過ぎの場面、
そこからのクロスはブロックされてしまいましたが
41ライスからのパスを2ラインの間で受けた
8ウーデゴールのパスの受け方も
9ジェズスに向けてスルーパスを送る時の
8ウーデゴールのボールを動かし方と
タイミングの取り方も俊逸だったと思います。

左サイドからのショートコーナーからの流れで
35ジンチェンコが左脚を振り抜いた24分過ぎの場面、
そのシュートはネトのファインセーブで防がれてしまいましたが
非常に可能性を感じるシュートだったと思います。

右サイドで4ホワイト〜8ウーデゴール
〜7サカ〜14エンケティア〜35ジンチェンコと繋いだ所から
35ジンチェンコのリターンパスを受けた
14エンケティアがペナルティ内に切り込んだ
35分過ぎの場面、
体勢を崩してしまった事もあり
14エンケティアのシュートは
ブロックされてしまいましたが
細かく繋いで綺麗に崩した場面でしたので
14エンケティアはストライカーならば
この様な場面ではしっかりとシュートを撃って
完結しなければならなかったと思います。

そして2点目に繋がるPKを獲得しました。

41分過ぎ、35ジンチェンコとのワンツーで
裏に抜け出した14エンケティアが
アーロンズが仕掛けたタックルで倒されPK獲得。

44分、そのPKを8ウーデゴールが決めゴール!!

そもそもPKを獲得した場面の始まりは
自陣の左サイドのライン側で
35ジンチェンコがボールを奪い返し、
そこからスペースに出されたスルーパスで
14エンケティアが抜け出した所からが始まりであり、
そこから35ジンチェンコが一気に前線にまで駆け上がって
14エンケティアが裏に抜け出す
ワンツーパスの出し手になった様に
この場面の35ジンチェンコのプレービジョンは
完璧だったと思います。

前半の終盤にはアーセナルゴールに迫られる場面がありました。

右サイドからのCKからの流れで
アーロンズからの鋭い縦パスをビリングが受けた45分過ぎの場面、
そのパスを受けたビリングに
ペナルティ内への侵入を許してしまいましたが
そのビリングのシュートは
6ガブリエウがしっかりとブロックしてゴールを死守。

右サイドからドリブルで切り込んできた
クライファートがクリスティとワンツーを試みた
49分過ぎの場面、
そのワンツーは繋がりませんでしたが
そのこぼれ球に対してクリスティに
左脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートも22ラヤがセーブしてゴールを死守。

2点リードして前半は終わりましたが
後半もアーセナルのチャンスで始まりました。

46分過ぎ、右サイドからカットインしてきた
8ウーデゴールが35ジンチェンコとのワンツーで
ペナルティ内に切り込んで行き
そこから裏に向けて送られたヒールパスに対して
飛び出してきた7サカが押し込もうとしました。
しかしそのシュートは
前に出てきたネトにブロックされてしまい、
そしてそのこぼれ球に対して35ジンチェンコが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートもセネシにブロックされてしまい
惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

しかし早々に3点目を奪いました。

50分過ぎ、左サイドに流れていた7サカからの折り返しを
ペナルティで受けた8ウーデゴールが
クリスティのタックルで倒されてPK獲得。

53分、そのPKを29ハヴァーツが決めて3点目!!

本来のPKキッカーは7サカでしたが
その7サカはすでに先制点を挙げていた事もあり
2点目のPKの時には
8ウーデゴールに譲っていましたが
この場面では29ハヴァーツに譲られました。

勿論、フラム戦以来ゴールに見放されている
14エンケティアだって
エースの9ジェズスだってPKを蹴りたかったと思いますが
あえて29ハヴァーツに蹴らせたのは
ここまで適応に苦しんで闇に落ちている29ハヴァーツに
その深い闇から抜け出す切っ掛けを与えたかったと言う
チームの総意の表れだと言うのは言うまでもなく
このゴールでその深い闇から抜け出して
自信を取り戻す事を期待したいと思います。

その後もボーンマスゴールに迫りました。

左ライン側でフィードを受けた
9ジェズスからのパスを
14エンケティアがヘッドで送ったパスで
29ハヴァーツが裏に抜け出した60分過ぎの場面、
そこから折り返された29ハヴァーツの折り返しは
クリアーされてしまい
ゴール前に走り込んできた
14エンケティアには通りませんでした。

とは言え、そもそもボーンマスのDFの間を射抜いて
14エンケティアに届けたければ
もっとパススピードが速く鋭い折り返しを送らなければ
絶対に無理だったと思います。
この辺りの29ハヴァーツの感覚のズレは
自信云々の問題ではないのかもしれません。

左のショートコーナーからの流れで
7サカが右脚を振り抜いた
60分過ぎの場面、
このシュートもブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ルーズボールを競り合ったザバルニーをかわした
14エンケティアがそのままドリブルで持ち込み
カットインした所から右脚を振り抜いた
67分過ぎの場面、
そのシュートは僅かにポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
ストライカーらしい良い仕掛けとシュートだったと思います。

21ヴィエイラが送った右サイドの裏へのパスで抜け出した
9ジェズスがそのまま持ち込んで
右脚を振り抜いた77分過ぎの場面、
角度のない所から振り抜いたそのシュートは
枠を捉えられませんでしたが
結果からするとゴール前に詰めていた24ネルソンは
中に入りと見せかけて
ファーサイドに走り込んでいた方が
可能性があったかもしれません。

セネシが出したパスをカットした21ヴィエイラが
そのままドリブルでカットインした所から
DFラインの間を斜めに射抜く
スルーパスを送った78分過ぎの場面、
そのパスは9ジェズスに通る前に
前に出てきたネトにカットされてしまいましたが
77分過ぎの場面と同様に
9ジェズスの動きを見逃さずに
スルーパスを送る21ヴィエイラと
反対に21ヴィエイラから
パスが出てくる事を信頼して積極的に動き出す9ジェズスと言う
良い関係性が築かれてきている様に観えました。

下がった位置で8ウーデゴールからのパスを受けた
9ジェズスがライン側の21ヴィエイラに繋ぎ
その21ヴィエイラから
そのままゴールに向かって駆け上がってきた
9ジェズスにラストパスが送られた86分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ジェズスは
そのままボールを前に持ち出して
シュートを放ちましたが
前に出てきたネトにブロックされてしまい
ここでもゴールを奪う事は出来ず。

スローインを受けたザバルニーが
ボールコントロールをミスした所で
ボールを奪った9ジェズスが
セネシに抱きつかれて倒されながらも
24ネルソンに繋いだ89分過ぎの場面、
その24ネルソンからのラストパスを受けた
10スミス・ロウが流し込む様に
右脚を振り抜きましたが
ネトのファインセーブに防がれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

仮にネトが触っていなくても
ギリギリポストの内側を叩いていた位の
際どいコースしか残っていない状況でのシュートでしたので
ネトのファインセーブを褒めるべきだと思いますし
同時にファールを受けながらもプレーを止めずに
24ネルソンに繋いだ9ジェズスの献身性は
流石としか言いようがありません。

そして試合を終わらせる4点目が生まれました。

94分、21ヴィエイラが倒されて得た
右サイドからのFKの8ウーデゴールが蹴ったボールを
4ホワイトがヘッドで叩き込みゴール!!

そして最後のこの場面でもゴールが決まれば
さらに最高の試合になっていたかもしれません。

95分過ぎ、アーロンズから出されたパスを受けた
シニステラに対して背後からプレッシャーをかけた18冨安が
ボールを突っついてロストさせ、
そのこぼれ球を収めたアーロンズに対しても
素早く寄せた8ウーデゴールと24ネルソンが
ボールを奪い返してショートカウンターが発動されました。
そして8ウーデゴールからのパスを受けた
9ジェズスがタメを作っている間に
上がってきた10スミス・ロウにボールを託し
その10スミス・ロウが豪快に右脚を振り抜きましたが
このシュートもネトのファインセーブで阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

この場面で10スミス・ロウにもゴールが生まれれば
完璧な試合になったと思いますが
何はともあれ前試合のカラバオ杯ブレントフォード戦と同様に
トップスピードで的確なタイミングでスペースに飛び込んで
ゴールを強襲する10スミス・ロウが
本格的に戻ってきた事を強く印象つげる
仕掛けだったと思います。 

そう言う意味でも9ジェズスの様な
ボールをしっかりと収める事が出来て
そこからチャンスメイクする事が出来る
利他的な選手と組ませると
10スミス・ロウは更に輝くと思いますので
1トップの9ジェズスの周囲を自由に動き回る
10スミス・ロウの姿をもっと観てみたいと思います。

試合はこのまま0−4で完勝!!

次節のシティ戦に向けて
弾みとなる試合になったと思います。

とは言え、そのシティ戦に向けて
ミッドウィークに開催される
CLランス戦をどの様な布陣で挑むのか、
非常に注目されます。

幸い怪我で危ぶまれていた
7サカ、41ライス、2サリバ、21ヴィエイラは
この試合に出場し
19トロサールもベンチに戻ってきましたが
その一方でこの試合でも7サカは脚を蹴られて
後半途中で退いた様に
プレーする事は可能と言えでも
万全の状態でプレーしているかどうかは
別な話だと思いますので

よってそのシティ戦にベストメンバーで挑む為にも
CLランス戦も思い切った
ローテーションをする事を個人的には望んでいますが
CLグループステージ突破するに当たり
アウェイのランス戦は取りこぼしが許されない
重要な試合とも言えますので
アルテタ監督はベストメンバーを組む可能性も
高い様に感じます。

とは言え、次節はシティを倒す最大のチャンスだと思います。

今シーズンのシティはこれまでチームの中心選手だった
ギュンドアンやマフレズがチームを去り
新たなサイクルへの過渡期の上
最大の中心選手であるデ・ブライネは
怪我で長期離脱中であり
同時に代役が不在のロドリも
一発退場による出場停止中の為に
アーセナル戦では起用出来ませんので
特にシティの中盤は緊急事態と言える状況だと思います。

実際、今節のウルブス戦では
ストーンズとシウバも怪我で起用出来なかった為に
攻めきる事が出来ずに今シーズン初黒星を喫したように
今まさにシティを敗る最大のチャンスが訪れています。

とは言え、シティはシティですので
簡単に勝たせてくれるチームではありませんので
アーセナルもベストメンバーで挑まなければ
危ないと思います。

よって少しでも問題がる選手は
CLランス戦での起用を控えて欲しいと
個人的には思っていますし、
代わりに起用されるであろう
10スミス・ロウや24ネルソンや18冨安や21ヴィエイラは
その期待に必ず応えてくれると信じています。

とにかく次節のシティ戦は
シーズン序盤の天王山ですので
CLランス戦は上手く乗り切って
シティ戦に備えて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G2A CL:1G1A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:1G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G0A
41ライス       PL:1G0A


nice!(2)  コメント(0)