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イーサン・ヌワネリ、プロ契約締結!! [移籍情報]

63イーサン・ヌワネリ(17歳)とのプロ契約が締結されました。

nwaneri-signs-mertesacker.jpg

3月21日に17歳の誕生日を迎えた
63ヌワネリと最初のプロ契約が締結されました。


契約期間:非公開
週給:非公開


アーセナル通算

 PL 2試合途中出場

 公式戦通算 2試合途中出場


9歳の時にアーセナルのアカデミーに加入した63ヌワネリは
驚異的なスピードでステップアップし
2022年9月18日のPLブレントフォード戦に
15歳181日で出場した63ヌワネリは
それまでのPL最年少出場記録だった
ハーヴェイ・エリオットの16歳30日を更新すると共に
1964年8月22日に15歳185日で出場した
デレク・フォースターのイングランドトップリーグにおける
最年少出場記録も59年ぶりに更新し
歴史にその名を刻みました。

今シーズンは16歳ながらU-21チームの中心選手として
PL2を中心にプレーしていますが
それらのリザーブでの試合では
14試合出場し14ゴール3アシストを挙げている様に
既にリザーブの枠には収まりきらないレベルにまで成長しており
実際2024年2月11日に行われた
PLウエスト・ハム戦に
後半途中から出場した63ヌワネリは
ファーストチームの選手たちに混じっても埋もれる事なく
大きな存在感を示していたと思います。

その様な63ヌワネリが
来シーズンからはファーストチームに
昇格する事が期待されています。

本職は攻撃的MFですので
インサイドハーフが主戦場になると思いますが
一方で左利きの63ヌワネリは
右サイドのワイドの位置でも
問題なくプレーが可能だと思いますので
現在、代えが効かない状況になっている
8ウーデゴールと7サカのバックアップを
63ヌワネリに託す英断を下しても良いと
個人的には思っています。

まぁ、実際この2人のバックアップを
63ヌワネリ一人で務めるのは
早くても2〜3シーズン後になると思いますが
セスク、ジャック、7サカの時の様に
彼らを信じて起用し続ければその期待に応え
早い段階からチームの中心選手を担う選手に
成長するだけのポテンシャルを持っていると思いますので
来シーズンからは正式にファーストチームに昇格させ
是非とも多くのチャンスを与えて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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冨安健洋、契約延長!! [移籍情報]

18冨安健洋(25歳)の契約延長が発表されました。

tomiyasu-contract.png.jpeg

日本歴代最高のDFとの呼び声が高い18冨安の
契約延長が発表されました。


契約期間:2026年夏まで+1年延長オプション付き(推定)
週給:£10万(推定)


アーセナル通算

PL 31試合先発+24試合途中出場:1ゴール3アシスト
CL 4試合先発+1試合途中出場:2アシスト
EL 5試合先発+3試合途中出場:1アシスト
FA杯 2試合先発
リーグ杯 2試合先発+1試合途中出場

公式戦通算 44試合先発+29試合途中出場:1ゴール6アシスト


2021年夏にボローニャから加入した18冨安は
右SBのポジションをすぐに掴み
そのまま不動の地位を掴むかと思われましたが
その後は毎シーズン怪我に泣かされ続け
未だにシーズン通して稼働し続けた
シーズンはありません。

しかしSBとして右左問わないユーティリティ性と
SBの中では随一の強度の高い守備力を
アルテタ監督は高く評価しており
本職であるCBでもプレー可能な18冨安は
チームに欠かせない選手だと思います。

実際、無双状態に入った時の18冨安は
PLでも屈指のディフェンス力を観せてくれていると思います。
その一方で無双状態に入った時こそ
怪我のリスクが高まっている様な印象も受けます。

無双状態の18冨安は
リミッターを解除した様な状態で
プレーしているのかどうかは分かりませんが
少なくとも100%の強度のプレーに
耐えられる肉体を手にする事が出来るかどうかが
今後のキャリアにおいて
重要なのは言うまでもないと思います。

18冨安が100%の強度のプレーに
耐えられる肉体を手にする事が出来た暁には
不動のポジションを掴むのは勿論のこと、
PLでも屈指のDFになるのは間違いないと思います。

もっと言えばアーセナルがPLで優勝する為には
無双状態の18冨安が必要であり
仮に18冨安が無双状態でシーズン通して稼働できれば
CL優勝も夢ではないかもしれません。

今後もアーセなrの主力として
チームに多くのタイトルをもたらして
アーセナルのレジェンドの仲間入りを
果たして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2023/24 CL準々決勝の組み合わせ決定!! [Arsenal F.C.]

2023/24 CL準々決勝の組み合わせ決定しました。

CL.jpg


準々決勝

1、 アーセナル(イングランド) vs バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

2、 アトレティコ・マドリード(スペイン) vs ドルトムント(ドイツ)

3、 レアル・マドリード(スペイン) vs マンチェスター・シティ(イングランド)

4、 パリ・サンジェルマン(フランス) vs バルセロナ(スペイン)


準決勝

  2の勝者 vs 4の勝者

  1の勝者 vs 3の勝者


2023/24 CL準々決勝の対戦相手は
バイエルン・ミュンヘンに決まりました。

過去6シーズンCLに出場出来なかったアーセナルにとっては
他リーグのエリートクラブと対戦する機会自体が少なかったので
どのクラブと対戦する事になっても
非常に楽しみな試合になるのは間違いありませんでしたので
その様な観点から見ますと
日常的に対戦を観る事が出来る
シティとの対戦が回避出来た事だけは
正直良かったと思います。

その中で決まったのがバイエルン。

グアルディオラ監督時代のバイエルンと対戦した
16/17シーズンCLラウンド16では
2試合連続1−5と言う大差で敗れ、
その苦い記憶を残し、
アーセナルはCLの舞台から遠ざかっていました。

その借りを返す時が遂に来たと思います。

あの時のアーセナルに在籍していたのは
もう25エルネニーしか残っていませんが
新たな監督の下、PLを席巻している今のアーセナルならば
あの時の借りを絶対返してくれると思います。

そしてバイエルンを破ると準決勝は
レアルとシティの勝者と対戦します。

言うなればUEFAクラブランキングのトップ3のクラブと
同じ山に入ってしまいましたので
厳しい試合になると思いますが
反対に言えばこの山を勝ち抜いたクラブが
CL制覇に最も近いクラブになると思いますので
非常に楽しみな組み合わせになったと思います。


準々決勝
1stレグ(H)  4/9(火)
2ndレグ(A) 4/17(水)


準決勝
1stレグ(H)  4/30(火) or 5/1(水)
2ndレグ(A) 5/7(火) or 8(水)

決勝 ウェンブリー・スタジアム
6/1(土)


C'mon Arsenal !!


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CL R16 2nd:ARSENAL vs Porto [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−0 Porto
     (1−1)
2024年3月12日(火)UEFA Champions League Round 16th 2nd, Emirates Stadium

Goal
 (41)19Trossard(←8Ødegaard)


Penalty Shootout

  8Ødegaard ○ー○ Pepê
   29Havertz ○ー● Wendell
     7Saka ○ー○ Grujić
     41Rice ○ー● Galeno
        (4−2)


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice 

 7Saka             19Trossard

29Havertz



(83)20Jorginho>>>9Jesus
(106)15Kiwior>>>35Zinchenko
(106)19Trossard>>>14Nketiah


Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 18Tomiyasu
 17Cedric
 5Thomas
 25Elneny
 21Vieira
 10Smith Rowe
 24Nelson


Arsenal 1.jpgCLベスト8の進出を賭けた2ndレグは
PK戦までもつれ込みましたが
14シーズンぶりにベスト8への進出を決めました。

先発は怪我で離脱中の11マルティネッリは
結局間に合わず、
ブレントフォード戦と同様に
左サイドには19トロサールが起用されました。

試合は1stレグと同様に
前線からの激しいプレッシングと
下がった位置でスペースを消す様に
守備のブロックに築くポルトに対して
アーセナルがなんとかこじ開けようと
あの手この手で迫る展開になりました。

左サイドから上げた19トロサールのクロスに対して
ファーサイドで競り勝った
4ホワイトがヘッドで合わせた3分過ぎの場面、
残念ながらそのヘッドはバーを超えてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

4ホワイトからのパスを
右サイドで受けた7サカがニコを振り切って
ペナルティの中まで侵入して
左脚を振り抜いた12分過ぎの場面、
オタヴィオの股を抜いたそのシュートは
コスタにセーブされゴールを奪う事が出来ず。

そしてそのこぼれ球を収めた
7サカから8ウーデゴール〜20ジョルジーニョと渡った所から
ゴールに向かって走り込んで行った
8ウーデゴールの動きに合わせて
20ジョルジーニョからスルーパスが送られました。

残念ながらそのパスを受けた8ウーデゴールは
ガレノとオタヴィオに挟まれる様にブロックされてしまい
シュートを撃つ事が出来ませんでしたが
この試合はスペースのない所でも
果敢に切り込んで行けていたと思います。

右ショートコーナーから
7サカ〜19トロサール〜7サカと繋ぎ
その7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが左脚を振り抜いた
13分過ぎの場面、
そのシュートは僅かにポストの外側で
ゴールを奪う事が出来ず。

左サイドから19トロサールが送った
クロスに対して7サカがヘッドで合わせた
14分過ぎの場面、
7サカのヘッドはジャストミートしませんでしたが
ゴール前のスペースに上手く入り込んでいたと思います。

一方で速攻からピンチを迎える場面もありました。

21分過ぎ、コスタからのパスを受けたペペーが
高い位置にまで上がってきていたジョアン・マリオに展開し
そのジョアン・マリオからのクロスを受けたエバニウソンに
ペナルティの中から右脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートは22ラヤのファインセーブで防ぎましたが
バレラをケアする為に
41ライスが前に出ていた事で出来てしまった
20ジョルジーニョとの間のスペースに
下がってきたペペーに向けてコスタから直接パスが送られた事で
崩されてしまった危ない場面でした。

その後は一進一退の展開になりましたが
その様な中で8ウーデゴールからの
素晴らしいパスで先制点を奪う事に成功しました。

41分、19トロサールからのパスを受けた
8ウーデゴールがプレスを仕掛けてきた
コンセイソンをかわし、
そこからペペーのチャージを受けながら送ったスルーパスで
抜け出した19トロサールが右脚を振り抜きゴール!!

コンセイソンをかわした事で
ぺぺーとバレラのみならず
本来19トロサールをケアしなければならなかった
ジョアン・マリオも
8ウーデゴールの動きに気を取られた所で
殆ど勝負があったと思います。

結果として19トロサールを見失っていた
ジョアン・マリオの内側を通す様に送ったスルーパスに
ジョアン・マリオは付いて行く事が出来ず、
19トロサールに決定的な状況をプレゼントした
8ウーデゴールの一連のプレーは流石であり
非常に美しい崩しだったと思います。

これで2試合合計1対1になり
完全に振り出しに戻りました。

後半はポルトが攻勢を強めてきた事もあり
流れを掴めない時間帯が続きましたが
それでもゴールネットを揺らす場面がありました。

66分過ぎ、4ホワイトから
DFラインの裏に向けて送られたボールに対して
追走していた29ハヴァーツが
ボールの処理に一瞬躊躇した
ペペとコスタの間に体を強引に捩じ込んだ事で
こぼれたボールを
8ウーデゴールが無人のゴールに蹴り込みましたが
29ハヴァーツが交錯した所でファールを取られ
ゴールは認められず。

確かに明らかにポルトボールの状況になっていたら
ファールを取られても仕方がないと思いますが
この時点ではぺぺにしてもコスタにしても
完全にボールをコントロールした状態ではありませんでしたので
イーブンの状態のボールに対して
ボールを保持しようとしていた状況での交錯と考えれば
一概にこの交錯がファールとは言い切れない場面だったと思います。

よって純粋にこの3者が交錯して倒れただけならば
29ハヴァーツがコスタやペペと交錯して倒した一方で
コスタやペペが29ハヴァーツの動きを遮って
倒したとも言えたと思いますので
ファールを取られなかった可能性もあったと思いますが
最後の最後で交錯して倒れた時に
ペペのシャツを掴んでいた29ハヴァーツが
そのままペペのシャツを引っ張る格好で
倒す形になってしまいましたので
これにより単純に交錯しただけの状況では
なくなってしまいました。

29ハヴァーツにしてみては
全く意図していなかったのかもしれませんが
結果的にシャツを引っ張って引き倒してしまったら
ファールを取られても仕方がなかったと思います。

一方で再びカウンターからピンチを迎えてしまいました。

69分過ぎ、7サカから4ホワイトヘのスルーパスが
ウェンデルにカットされてしまった所から
バレラ〜ニコと繫げられ
そのニコからのパスが
前に出ていた20ジョルジーニョの背後に走り込んできた
コンセイソンに通ってしまった事で
2サリバ&6ガブリエウ&15キヴィオル対
コンセイソン&ガレノ&エバニウソンの
3対3の状況に陥ってしまいました。

幸いボールを持ち込んで来たコンセイソンが放ったシュートは
22ラヤがセーブして難を逃れましたが
21分過ぎの場面もそうでしたが
ファーストプレスが決まらなかった時に
20ジョルジーニョの周囲に大きなスペースが
生まれてしまう所が
現在のアーセナルの守備時の弱点かもしれませんので
その辺りをどの様にケアするべきか
早急に修正が必要だと思います。

終盤に9ジェズスを投入してから
ポルトゴールに迫る場面がありました。

82分過ぎ、7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが
ペナルティの中に切り込んで行った所でカットされたこぼれ球を
7サカが9ジェズスに繋ぎ
その9ジェズスが右脚を振り抜きましたが
残念ながらコスタの股間を狙ったシュートは
セーブされてしまい
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

84分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた
7サカが右サイドからカットインした所から
豪快に左脚を振り抜きました。
そのシュートはコスタのファインセーブに阻まれ
そのこぼれ珠に対して8ウーデゴールが左脚を振り抜きましたが
そのシュートは枠を捉らえられず。

7サカのシュートをセーブする為に
コスタは左に飛んでいましたので
ゴールの右半分は大きく空いていただけに
8ウーデゴールは決めなければならなかったと思います。

90分過ぎ、右サイドのライン側に開いて行った
8ウーデゴールから送られたスルーパスで
ポケットの位置に抜け出した7サカから
マイナス方向に折り返しました。

残念ながら7サカからの折り返しは
ニアに入って来た29ハヴァーツには合いませんでしたが
折り返しのコースがもう少しゴール側だったら
29ハヴァーツに合っていただけに
惜しい場面でした。

後半アディショナルタイム、4ホワイトからのパスを受けた
8ウーデゴールが上手くターンして
ニコをかわして中に向かって行った所から
9ジェズスにパスを出し、
その9ジェズスのヒールでのリターンパスを受けた
8ウーデゴールがマルセイユルーレットで
更に切り込んで行こうとしました。

残念ながら8ウーデゴールは潰されてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
非常に気迫がこもったプレーだったと思います。

結局90分では勝負がつかず
試合は延長戦に突入しました。

109分過ぎ、41ライスからの
サイドチェンジのパスを受けた7サカから
8ウーデゴール〜14エンケティア〜7サカと
スペースのない所を細かく繋いで行き
その7サカが左脚を振り抜きましたが
オタヴィオにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

115分過ぎ、2サリバからのフィードを右サイドで受けた
4ホワイトから29ハヴァーツへ
グラウンダーのクロスが送られましたが
トラップが流れてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

この様な重要な場面で
29ハヴァーツのトラップの不安定さが
出てしまったのは残念でした。

結局、延長戦でも最後までゴールを奪う事が出来ずに
PK戦に突入しましたが
この試合でもアルテタ監督が選手交代のカードを
上手くきれなかったのは残念でした。

試合開始から激しくプレッシングを行い続けていたポルトは
かなり疲弊していたと思われ、
実際延長戦に入ると
脚が止まっていた選手もいたと思います。
その様な状況にも関わらず
延長後半から投入したのが
ドリブラーである24ネルソンではなく
ストライカーの14エンケティアだったのは
少なからず疑問に感じました。

脚が止まっていたポルトの守備陣にとっては
ドリブラーである24ネルソンが投入され
ドリブルを仕掛けられ続けた方が
嫌だった思いますし、
例えドリブル自体が有効打にならなくても
そのドリブルにより相手のエラーを誘発する
可能性もあったと思います。

同時に14エンケティアを投入した事で
9ジェズスが左サイドに移る事になった事で
9ジェズスが消えてしまったのも
もったいなかったと思います。

9ジェズスの強みは
スペースのない所でもボールが収まり
周囲とのコンビネーションプレーが出来る所だと思います。
実際、中央でプレーしていた時間帯は
良い形でボールに絡んでチャンスを作っていたと思いますが
左サイドに移ってからはその様な場面は殆どなかった様に感じます。

よってこの2つの点からも
14エンケティアではなく
24ネルソンを投入して欲しかったと
個人的には思いました。

何はともあれこの試合の様に試合を支配しながらも
ゴールを奪う事が出来なかったチームが
粘りに粘って守り続けた相手チームに
PK戦で敗れてしまうと言うパターンは良く観ますので
今回も一抹の不安がなかった訳ではありませんが
その不安も一人目に蹴った8ウーデゴールが決めた時点で
吹き飛んだ人も多かったと思います。

コイントスで自ら先行を選び
そして自ら最初のキッカーとして
ペナルティスポットに立ちPKを決める。

最もプレッシャーがかかる状況を
キャプテンとして引き受け
その重積に押しつぶされる事なく決めてみせた
8ウーデゴールの姿を心強く感じたのは
私だけではないと思いますし
その様な不安を払拭するには十分だったと思います。

結局、4人全員決めたアーセナルに対して
2人目のウェンデルはポストを叩き
そして4人目のガレノに対しては
コースを読み切った22ラヤがファインセーブを観せて
4−2でPK戦に勝利して
ベスト8への進出を決めました。

1stレグに続き2ndレグも
ポルトの前線から執拗に激しく仕掛けてくるプレスと
献身的なプレスバックからの
ゴール前のスペースを消す緻密なブロックに
苦戦してしまいました。

とは言え、1stレグに比べて
前線のフリーランニングとそれを活かす
縦方向のパスで何度かチャンスを作り
先制ゴールもこのパターンで生み出しましたので
この試合に向けて練っていたと思われる対策は
大体成功したと言えるかもしれません。


これから始まるCLベスト8からは本当の意味での
ヨーロッパのエリートクラブとの対戦が始まります。

リアル・マドリー
バルセロナ
アトレティコ・マドリーのスペインの3強、

ヨーロッパ屈指の金持ちクラブである
パリSG、

バイエルンとドルトムントのドイツの2強

そしてマンチェスター・シティ

どのクラブも強敵であると共に
ここ何年もの間、
これらのエリートクラブとの対戦がなかっただけに
この様なエリートクラブとの対戦が観れるのは
純粋にフットボールファンとしても楽しみです。

とは言え、折角他のリーグのエリートクラブと
対戦出来る機会を得た訳ですので
出来る事ならば日常的にその対戦を観る事が出来る
シティとの対戦だけは避けて欲しいと思いますが、、、。

何はともあれ14シーズンぶりに
CLベスト8に進出した事を祝いたいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:2G4A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:13G8A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:6G6A CL:2G1A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:3G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:8G3A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:6G6A CL:0G1A


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ベン・ホワイト、契約延長!! [移籍情報]

4ベン・ホワイト(26歳)の契約延長が発表されました。

white-signs.png.jpeg

不動の右SBとしての地位を
確固たるものにしている4ホワイトの
契約延長が発表されました。


契約期間:2028年夏まで+1年延長オプション付き(推定)
週給:£万(推定)


アーセナル通算

PL 93試合先発+4試合途中出場:4ゴール9アシスト 
CL 5試合先発+3試合途中出場
EL 3試合先発+4試合途中出場
FA杯 2試合先発+1試合途中出場
リーグ杯 6試合先発
コミュニティー・シールド 1試合先発

公式戦通算 110試合先発+12試合途中出場:4ゴール9アシスト

(2024年3月14日現在)


2021年夏にブライトンから加入した4ホワイトは
すぐにCBのポジションを掴み
そのままCBの主軸としてプレーすると思われましたが
その予想を反して2022/23シーズンからは
右SBにコンバートされ不動の地位を築いています。

このコンバートはその夏に偽SBとしてプレーする
35ジンチェンコを獲得した事や
怪我で離脱していた18冨安の復帰が
遅れていた事も影響していたと思われますが
同時に偽SBとしてプレーする
35ジンチェンコを左SBの位置に配置するシステム上
右SBは3CBの右CBの様な役割も求められる関係で
本職がCBである4ホワイトのコンバートは
必然だったとも言えます。

しかし4ホワイトはその守備的な役割だけに留まらず
7サカ&8ウーデゴールとの間に築かれた
成熟したコンビネーションで
右サイドの攻撃の活性化にも一役買っており
同時にここ最近は離脱していた35ジンチェンコに代わって
偽SBとして中盤の底の位置に入ってプレーする場面も増えており
確実にプレーの幅を広げてきています。

現在離脱中の12ティンバーや18冨安が
本格的にスカッドに戻ってきた時は
またCBでプレーする場面も増えるかもしれませんが
2CB、3CB、右SB、偽SBと
ユーティリティー性を高めている4ホワイトは
今後もチームの主軸を担っていくと思われます。


C'mon Arsenal !!


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PL28:ARSENAL vs Brentford [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Brentford
2024年3月9日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (19)41Rice(←4White)
 (45+3)Wissa
 (86)29Havertz(←4White)


1Ramsdale

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice 

 7Saka             19Trossard

29Havertz



(70)20Jorginho>>>9Jesus
(79)19Trossard>>>24Nelson
(79)15Kiwior>>>35Zinchenko
(95)8Ødegaard>>>5Thomas


Substitutes
 31Hein
 17Cedric
 21Vieira
 10Smith Rowe
 14Nketiah


Arsenal 1.jpg4ホワイトの丁寧なクロスからの2つのゴールで
シティとの直接対決の前の
この大事な試合に勝利して
首位に浮上しました。

試合はブレントフォードからの
ローン移籍中の22ラヤが起用出来ない為に
ゴールマウスは1ラムズデールが守り
前節足を負傷した11マルティネッリに代わって
左サイドに19トロサールが入った以外は
前節と同じ布陣が組まれました。

試合は自陣でスペースを消す様に
緻密なブロックを築いたブレントフォードに対して
ボールを支配して攻め込むアーセナルと言う展開で
好調なアーセナルは試合開始から
ブレントフォードゴールに迫って行きました。

コリンズからのパスを7サカがカットし
そのこぼれ球を8ウーデゴールが
コリンズからファールを受けながら繋いだボールを
20ジョルジーニョがダイレクトで7サカに繋ぎ
そこから鋭いクロスが送られた1分過ぎの場面、
そのクロスは19トロサールに通りましたが
トラップでボールを弾いてしまった為に
戻ってきたラスムッセンにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ず。

19トロサールからのスルーパスを
左に向かって流れてきていた7サカが受けて
左ポケットの位置に飛び出した6分過ぎの場面、
そこから送られたマイナス方向への折り返しは
ブロックされてしまいましたが
スペースを消された状況でも
7サカが左サイドにまで顔を出す等
自らが動く事で上手くギャップを作り出し
そこを上手く突いた場面だったと思います。

そしてカウンターから決定機が生まれそうになりました。

15分過ぎ、ブレントフォードの
左サイドからのCKをセーブした1ラムズデールが
すぐさま前線を駆け上がる19トロサールに向かって
スローイングが送られました。
センターラインに到達したそのスローイングを受けた
19トロサールはそのままゴールに向かいましたが
ペナルティに入る手前で
戻ってきたラスムッセンに止められてしまい、
その後、後ろから駆け上がってきた29ハヴァーツと
一瞬お見合いしてしまった為に
戻ってきたオンエカにボールをカットされてしまい
このカウンターをシュートで締めくくる事が出来ず。

戻ってきたラスムッセンと比べても
19トロサールはそこまでスピード負けしていませんでしたので
切り返してかわそうとせずに
強引にでもそのままゴールに向かって
突き進んで欲しかったと思いますし、
もっと言えばフレッケンが前に出ていましたので
後に出てくるトニーの様に
ファーストタッチ目でロングシュートを狙っても
面白かったと思います。
同時に止められた後に
走り込んできた29ハヴァーツと
一瞬お見合いしてしまいましたが
戻ってきたブレントフォードの選手達は
一度足が止まったタイミングでしたので
トップスピードで走り込んできていた19ハヴァーツが
ボールを引き取っていたら
相手は付いて来れなかった様に感じます

19トロサールにせよ29ハヴァーツにせよ
どちらも強引さが欠けてしまったのは
残念でした。

その後もブレントフォードゴールに向けて
仕掛け続けました。

18分過ぎ、20ジョルジーニョから
右のポケットに向かって走り込んできた
19トロサールに向けて送られた浮き球のパスを
19トロサールがヘッドで落とし
そのボールに対して8ウーデゴールが走り込んできましたが
ノルガールドのショルダーチャージで潰されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

その直後に1本のクロスから
先制点を奪う事に成功しました。

19分、4ホワイトから送られたピンポイントクロスを
ファーサイドで41ライスが合わせてゴール!!

最近の試合と同様にこの試合も
良い仕掛けは出来ていたと思いますが
一方でそこからシュートにまでは
中々至らないでいたと思います。

その様な状況の中で
シンプルなクロスをヘッドで合わせると言う
言わばアーセナルらしくない仕掛けで
ゴールを奪う事が出来た所は
チームとしての成長を強く感じます。

その後もアーセナルペースで進みました。

下がってきた29ハヴァーツからパスを受けた7サカからのパスを
ペナルティの中で8ウーデゴールが受けた23分過ぎの場面、
その8ウーデゴールの前には
4人の選手が立ちはだかっていた為に
シュートを撃つ事が出来ずに29ハヴァーツに繋げましたが
その29ハヴァーツの左脚からのシュートも
フレッケンの正面でゴールを奪う事は出来ず。

8ウーデゴールからのスルーパスで
7サカがポケットに飛び出した25分過ぎの場面、
そこからの折り返しは誰も合いませんでしたが
完璧なコンビネーションだったと思います。

裏のスペースに向けて20ジョルジーニョから
浮き球のパスが送られた32分過ぎの場面、
そのパスで裏に抜け出した29ハヴァーツが
ダイレクトで折り返しましたが
その折り返しもクリアーされてしまい
シュートに繋がらず。

センターラインの手前から20ジョルジーニョが送った
裏へのパスで29ハヴァーツが抜け出した
34分過ぎの場面、
フレッケンと1対1になりましたが
29ハヴァーツの左脚から放たれたシュートは
枠を捉えられず。

結果的に29ハヴァーツの位置が
オフサイドという判定もありましたが
どちらにせよ浮かしたボールでゴールを狙うのならば
前に出てきたフレッケンの肩口を抜ける様なコースに
正確に蹴らなければ決まらなかったと思いますので
29ハヴァーツのシュートは
甘すぎていたと思います。

41ライスからのパスを受けた7サカが
縦に仕掛けた所から右脚を振り抜いた
37分過ぎの場面、
そのシュートも枠を捉えられず。

自陣からボールを持ち上がってきた
6ガブリエウが送ったスルーパスで
19トロサールが裏に抜け出した42分過ぎの場面、
そこからの折り返しを
29ハヴァーツがダイレクトボレーで合わせましたが
それもヒットせずに枠を大きく外してしまいました。

前半はほぼ一方的な展開でしたが
最後の最後でミスから失点してしまいました。

前半アディショナルタイム、
15キヴィオル〜6ガブリエウ〜1ラムズデールへと
ボールを戻した所で
1ラムズデールに対して猛然とプレスを仕掛けてきたウィッサに
1ラムズデールが蹴ったパスがブロックされてしまい
跳ね返ったボールがそのままゴールに吸い込まれて失点。

6ガブリエウからのパスを受けた1ラムズデールが
猛然とプレスに走ってきたウィッサに
気が付いていなかったのが原因だと思いますが
結果的には一瞬ですがパスを出すまでに
時間が掛かってしまった様に観えました。

1ラムズデール的には2サリバを飛ばして
4ホワイトに直接パスを送りたかったのだと思いますが
前半終了間際でしたので
シンプルに2サリバに託しても良かった様に感じます。

完全にボールを支配しながらも
良い形でシュートを撃つ場面を中々作れない状況の中で
ミスから同点に追いつかれてしまったのは
後半に向けて非常に良くない展開だったと思います。

そういう意味ではアルテタ監督の指示なのか
円陣を組んだ選手達がその場で決めたのかは分かりませんが
解説でも触れていましたが
後半のキックオフを
バックラインでパスを回す事から始めたのは
非常に愛を感じるキックオフだったと思います。

このキックオフが影響したかどうかは分かりませんが
後半もアーセナルは落ち着いてペースを握りました。

45分過ぎ、20ジョルジーニョからのパスを受けた
41ライスのクロスを7サカが落とし
そのボールに対して8ウーデゴールが右脚を振り抜きましたが
ヒットせずシュートは枠を捉える事が出来ませんでした。

47分過ぎ、19トロサールからのパスを受けた
7サカがダイレクトで左脚を振り抜きましたが
このシュートも枠を捉える事が出来ませんでした。

一方で非常に危ない場面が訪れました。

54分過ぎ、ヤネルトが前方に蹴り出したボールを受けた
トニーに超ロングシュートを撃たれてしまいました。

幸いそのシュートは
1ラムズデールのファインセーブで防ぎましたが
1ラムズデールが前に出ていたのを観たトニーが
瞬時にロングシュートを撃つ判断を下すと共に、
ダイレクトで撃つ判断を下した所は
これぞストライカーと言うべき大胆さがあり
しかもダイレクトで撃ったその長ロングシュートを
正確にゴールマウスを捉えさせるだけの高い技術レベルも
示したと思いますので
敵ながら流石と言うしかない場面でした。

一方でフィンセーブを観せた1ラムズデールも
流石と言うべきだと思います。
実際、フル跳躍で腕を思いっきり伸ばした状態で
セーブしていましたので
仮に22ラヤだったら届かなかった可能性もあったと思います。

その後もアーセナルの攻勢は続きました。

56分過ぎ、29ハヴァーツからのパスを受けた
7サカがそのまま縦に切り込んで行き
ポケットの位置にまで侵入した所から折り返しましたが
ゴール前に詰めていた29ハヴァーツと19トロサールには合わず。

58分過ぎ、7サカが蹴った右CKを
ニアで6ガブリエウがヘッドで合わしましたが
ゴールライン上でヤネルトにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

59分過ぎ、7サカからのスルーパスで抜け出した
8ウーデゴールがポケットの位置に侵入した所から
折り返しましたが
その折り返しもブロックされてしまい
シュートに繋げる事が出来ず。

その後、判定が分かれる場面が続きました。

61分過ぎ、8ウーデゴールが入れたクロスに対して
ゴール前に入っていた19トロサールが
後ろからラスムッセンに引っ張られ倒されましたが
判定はノーファール。

64分過ぎ、8ウーデゴールからの縦パスを
ペナルティの中で受けた29ハヴァーツが
コリンズと接触しましたが
判定はノーファール。

29ハヴァーツの場面は
明らかにファールを貰いに行っていましたので
ファールは取れなかったと思いますし、
反対にブレントフォードは
シミュレーションを訴えていましたが
実際接触はしていましたので
シミュレーションを取る事も出来なかったと思います。

一方で19トロサールの場面は
ボールに対して反応していた19トロサールの
肩口から腕を回して動きを抑えていましたので
これはファールを取って然るべきだった様に感じます。

その後、再び危険な場面を迎えました。

70分過ぎ、アイエルがゴール前に送ったパスを
コリンズにヘッドで合わされてしまいましたが
そのヘッドも1ラムズデールのファインセーブで防ぎ
ゴールを死守。

この場面も至近距離からのシュートを
驚異的な反応で防ぐ1ラムズデールの
真骨頂と言うべきセービングだったと思います。

その後もブレントフォードゴールに迫りました。

73分過ぎ、右CKからの流れから
8ウーデゴールからのパスを受けた
41ライスがペナルティの外側から
ダイレクトでミドルシュートを放ちましたが
このシュートもバーを叩きゴールを奪えず。

そして試合終盤、遂に決勝点を奪いました。

86分、8ウーデゴールからのスルーパスで
裏に抜け出した4ホワイトが丁寧に送ったクロスを
29ハヴァーツがヘッドで合わしゴール!!

4ホワイトからのクロスを
ヘッドで合わせるという形で
2つのゴールを奪い2−1で勝利!!

アーセナルらしくないゴールで勝利を収めましたが
最近のセットプレーからのゴールもそうですが
中々決定的なシュートを撃つチャンスが作れない状況でも
言わば飛び道具の様に
シンプルなクロス1本でゴールを奪って勝利を掴み取った所は
本当に勝負強くなったと感じずにはいられません。

勿論、アーセナルのスタイルは
圧倒的にボールを支配しながら
システマチックにゲームメイクし、
その上で流動的で連動的な攻撃陣のコンビネーションで
相手の守備網を切り崩してゴールを奪うスタイルだと思いますが
このスタイルの弱点は
ゴール前のスペースを消されてしまった時であり
その様な状況の時にどの様にゴールを奪う事が出来るかが
アーセナルの課題の一つだったと思います。

その答えの一つがセットプレーだったのは間違いないと思います。

仮に決定的な状況でシュートを撃つ事が出来なくても
シュートやクロスがブロックされる事で
自ずとCKが多くなりますので
そのCKからゴールを奪う為に
セットプレーの精度を高めてきたのは
非常に理に叶っていたと思います。

とは言え、セットプレーに頼りすぎてしまうと
ポルトとのCL1stレグの様に
単調な試合になってしまう事もありますので
オープン攻撃からの攻め手を増やす必要があったと思います。

その一つがスペースが僅かしかない状況でも
DFラインの裏にあるその僅かなスペースに
正確なパスを送る事が出来る
20ジョルジーニョを配置する事だったと思いますが
これは基本となる流動的で連動的な仕掛けの
バリエーションを増やしているだけで
新たな枠組みの攻撃パターンではなかったと思います。

その様な状況の中で今回、
クロスをヘッドで合わせてゴールを奪うと言う
ゴール前で高さを使った攻撃パターンで
ゴールを奪って観せたのは
非常に大きな意味があると思います。

実際、アルテタ監督が就任してから
前線の高さを活かす攻撃パターンは
これまで手付かずの状況だったと言っても
過言ではないと思います。

勿論それは、スカッドの中に
高さがある攻撃的な選手がいなかった為に
物理的に出来なかったと言う部分もあると思います。

実際、昨シーズンはジャカをインサイドハーフに上げて
攻撃的なポジションでプレーさせる事で
前線に高さを生み出していましたが
元々ジャカは攻撃的なポジションを
得意とする選手ではない為に
本当の意味でその高さを活かす事は
出来ていなかったと思います。

その様な状況の中で
29ハヴァーツと41ライスと言う上背のあり
攻撃的なポジションでも振る舞える選手を昨夏獲得したのは
ゴール前で高さを活かした攻撃を構築する為と
考えても間違いはないと思います。

特に29ハヴァーツは当初は全く機能しなかったにも関わらず
根気強く使い続けて適応させていったのは
この日の為だったのかもしれません。

勿論、前線に上背のある選手を投入すれば
全てが解決する訳ではありませんが
そこは高精度のセットプレーを構築してきた様に
どこにどのタイミングで入っていけば良いのか?
どのコースにどの様なクロスを入れれば良いのか?
既に緻密なパターンが植え付けられている事だと思いますので
遂にそれらが日の目を見たと言えるのかもしれません。

アルテタ監督が就任してから5シーズン、
土台を一から組み直す作業から始まり
昨シーズンはその上に戦術が共有された
チームが遂に構築されました。
そして今シーズンはそのチームはブラッシュアップされ
全ての面で更に1ランク上がったチームに
なろうとしていると思います。

現在は勝ち点差1の中に3チームが入る
大混戦のPL優勝争いになっています。

残り10試合、1試合も落とせない状況ですが
この混戦から抜け出し優勝する為には
次のシティ戦で勝利する事が必要なのは
言うまでもないと思います。

本当はすぐにでも戦ってほしい気持ちですが
残念ながら月末まで待たなければなりません。

絶対王者であるシティに勝利して
アーセナルこそが優勝に相応しいチームだと言う事を
証明する時が来たと思いますので
今から非常に楽しみです。

とは言えその前にポルトとのCL2ndレグも
勝利しなければなりません。

より前線からプレッシャーを掛けてくる面や
より緻密に構築されたブロックを築いている面等は
この日のブレントフォードを上回っていますが
ゴール前のスペースを消して
シュートを撃たせない事に注力する
守備組織という面で言えば
ポルトと同じコンセプトのチームだったと思いますので
そのポルト戦に向かうに当たり
良い予行練習が出来たと思います。

1stレグと同様に中々良い形で
シュートを撃つ事が出来ない展開も予想されますが
その様な状況に陥っても
我々にはセットプレーがあり、
フリーランニングを最大限に活かす20ジョルジーニョの
ピンポイントパスがあり、
そして1本のクロスをゴールに結び付ける
高さも手にする事が出来ました。

それらの一撃必殺の飛び道具を駆使すれば
1stレグの様な状況にはきっとならないはずです。

長い間阻まれていたCLベスト8の壁を
遂に打ち破る時が来たと思います。

エミレーツが大歓声で揺れる所を
また見れる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:2G4A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:13G8A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:6G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:8G3A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:6G6A CL:0G1A


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PL27:Sheffield United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sheffield United 0−6 ARSENAL
2024年3月4日(月)Premier League, Bramall Lane

Goal
 (5)8Ødegaard
 (13)Bogle(og)
 (15)11Martinelli(←15Kiwior)
 (25)29Havertz(←11Martinelli)
 (39)41Rice(←7Saka)
 (58)4White(←29Havertz)


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice 

 7Saka             11Martinelli

29Havertz



(46)7Saka>>>21Vieira
(64)11Martinelli>>>9Jesus
(65)4White>>>17Cedric
(65)20Jorginho>>>5Thomas
(74)41Rice>>>19Trossard


Substitutes
 1Ramsdale
 10Smith Rowe
 24Nelson
 14Nketiah


Arsenal 1.jpg6発大勝!!!!!

リーグ戦のアウェイゲームで
3戦連続5得点以上奪って勝利した
イングランドで初めてのチームとなった
アーセナルは止まりません!!

先発は前節のニューカッスル戦と
同じメンバーが組まれました。

試合は開始直後からシェフィールドゴールに
襲いかかりました。

1分過ぎ、2サリバからのパスを
右サイドのライン側で受けた7サカから
20ジョルジーニョにパスが送られ
その20ジョルジーニョとのワンツーで
裏に抜け出した7サカが
深い位置にまで持ち込んだ所から折り返したボールを
ゴール前に走り込んできた41ライスが合わせましたが
残念ながらそのシュートはアフメドジッチにブロックされてしまい
惜しくもゴールは奪えず。
そしてそのこぼれ球に対して
7サカが左脚を振り抜きましたが
そのシュートもバーを叩きゴールを奪う事が出来ず、
その跳ね返ったボールに対して
11マルティネッリがダイレクトで撃ち返しましたが
そのシュートもライン上でロビンソンにクリアされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

7サカからのパスを受けた
20ジョルジーニョが完璧なタイミングとコースで送った
ダイレクトでのリターンパス1本で
完全に崩してしまった場面でした。

ダイレクトでなければ崩せない時に放たれる
20ジョルジーニョのダイレクトパスは
本当にシビレます。

その後もビッグチャンスは続きました。

3分過ぎ、7サカからのパスをハーフスペースで受けた
8ウーデゴールが縦に抜けようと仕掛けた所で
ソウザのスライディングタックルでカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を受けた4ホワイトから
ゴール前を横切る様な
グラウンダーのクロスが送られましたが
ゴール前に入ってきていた29ハヴァーツの足は
僅かに届かず。

そしてこの直後に先制点が生まれました。

5分、6ガブリエウからのパスを受けた20ジョルジーニョが
ダイレクトで11マルティネッリに繋ぎ
その11マルティネッリからの送られた裏へのパスで
飛び出した41ライスの折り返しを
ゴール前に入ってきた8ウーデゴールが
ダイレクトで左脚を振り抜きゴール!!

41ライスの折り返しがアフメドジッチの足に当たって
コースが変わった事で
41ライスにはアシストは付きませんでしたが
完璧に崩したゴールだったと思います。

この場面でも20ジョルジーニョが
ダイレクトで縦パスを送った事で
完全に先手を打つ事に成功した様に
20ジョルジーニョのパスは
その後の攻撃を非常に楽にさせていると思います。

その後もアーセナルは手を緩めませんでした。

10分過ぎ、右ハーフスペースの下がった位置でボールを持った
8ウーデゴールから送られたサイドチェンジのパスを
その11マルティネッリが受け
そこから丁寧に折り返したボールを
ゴール前に入ってきた7サカが受けて
左脚を振り抜きましたが
そのシュートはブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

この場面の8ウーデゴールのサイドチェンジのパスも
シビレました。
41ライスのフリーランニングに対応した
ボーグルが空けたスペースに向けて
シェフィールドの守備のブロックの間を
貫く様に送った低い弾道のサイドチェンジのパスは
本当に美しかったと思います。

そして追加点が生まれました。

13分、中に入った位置から4ホワイトが送ったパスを
右サイドで受けた7サカが
対峙したトラスティをドリブルでかわして置き去りにして
ポケットの位置にまで侵入し、
そこから送った鋭いクロスが
ゴール前に入っていたボーグルの足に当たり
オウンゴール!!

今度は7サカの個の力で完全に崩したゴールでした。

この試合でシェフィールドは
本職がCBのトラスティを左SBの位置で起用していましたが
それは7サカを止める為だったのは明らかだったと思います。

トラスティはこの夏までアーセナルに在籍しており
夏のトレーニングキャンプでは
7サカと対峙する事を
何度も経験していたと思いますので
もしかしたらその経験から
止めてくれる事を期待していたのかもしれませんが
7サカにしてみても同じ様に
トラスティと対峙する事を
何度となく経験していたはずですので
そのトラスティの弱点は熟知していたと思われます。

よって蓋を開けてみたらこの場面の様に
トラスティは7サカを止める事は全然出来ず
完全に圧倒されてしまいました。

トラスティはローン先のバーミンガムで結果を出して
アーセナルに戻ってきていましたが
結局、シーズン始まる前にアーセナルから放出された様に
アーセナルでプレーするには力不足だった事を
この試合で証明してしまったと思います。

そして手を緩めないアーセナルはすぐに追加点を奪いました。

15分、右サイドに開いてきていた29ハヴァーツから
8ウーデゴール〜11マルティネッリへと
左サイドへ繋げられ
そのパスを受けた11マルティネッリが持ち込んだ所から
追い越してきた15キヴィオに送ったパスを
15キヴィオルがダイレクトで戻したボールに対して
11マルティネッリがダイレクトで左脚を振り抜きゴール!!

自らのフリーランニングで
11マルティネッリと対峙していた
ボーグルを11マルティネッリから剥がし、
それによりシュートコースが出来るであろう
11マルティネッリに戻してシュートを撃たせると言う
15キヴィオルが描いたプレービジョンを
完璧に遂行した様な
素晴らしいプレーだったと思います。

開始15分で3ゴール奪われたシェフィールドは
何が問題なのか?
なぜ簡単に崩されてしまうのか?
全くわからない状況だったと思います。

流石にこの様な状況を変える為に
シェフィールドはノーウッドを下げて
オズボーンを投入して
4バックから5バックに変えてきました。

当初のプランは4−5−1のシステムで中盤を厚する事で
アーセナルの侵入を防ごうとしたのだと思いますが
その中盤のブロックがアーセナルの中盤を
全く捕まえる事が出来なかったのは
予想外だったのかもしれません。

よってシェフィールドの当初のプランは
早々に頓挫してしまい
5バックを敷いて
とにかくゴール前を固めて
これ以上ゴールを奪われない事だけに
注力する様になりましたが
それでも今のアーセナルは止まる事はありませんでした。

20分過ぎ、左サイドに開いていた41ライスが
8ウーデゴールにパスを出した後に
中に入ってきた動きに合わせて
8ウーでゴールから縦パスが送られ
そのパスを受けた41ライスが
ペナルティの外側から豪快に右脚を振り抜きました。

残念ながらその強烈なシュートは
グルビッチにセーブされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
スペースのない所をこの2人だけのコンビネーションで
見事に切り崩しました。

そして4点目が生まれました。

25分、6ガブリエウと20ジョルジーニョのプレスに曝された
マクバーニーからのバックパスを受けた
アフメドジッチを
29ハヴァーツと11マルティネッリが
挟み込んでボールを奪い取り
その11マルティネッリからのパスを受けた29ハヴァーツが
左脚で冷静にファーサイドネットに決めてゴール!!

この辺りからシェフィールドのプレーは荒くなり出し
この場面ではボールを奪われたアフメドジッチに
11マルティネッリが背後からシャツを引っぱられて
引き倒されてしまい、
28分過ぎの場面では左サイドに流れて行った
8ウーデゴールが背後から
ボーグルの非常に危険なタックルを受けてしまう等、
怪我をさせられないか心配になる場面が増えてきました。

それでもアーセナルの勢いは止まる事なく
シェフィールドゴールに迫りました。

34分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた
20ジョルジーニョから
右サイドから中に向かって走り込んできた
11マルティネッリに向かって
ダイレクトで縦パスが送られ
そのパスを受けた11マルティネッリが
左脚を振り抜きました。
そのシュートはブロックされてしまいましたが
この場面でも20ジョルジーニョのダイレクトで送られた
縦パスが冴えていたと思います。

そして5点目が生まれました。

39分、8ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
上手く裏に抜け出した所からの折り返しを
41ライスが冷静に合わせてゴール!!

前半の間に0−5となった事もあり
体調的に優れなかった7サカは前半で退き
後半頭から21ヴィエイラが右サイドに投入されました。

後半もアーセナルがボールを支配し
シェフィールドのゴールに迫り続けました。

52分過ぎ、22ラヤが蹴り出したボールを収めた
29ハヴァーツが出した裏へのパスで
21ヴィエイラが抜け出し
ボールを持ち込んだ所から
ファーサイドに駆け上がってきた11マルティネッリ向けて
クロスが送られましたが
そのクロスは流れてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

そして6点目もすぐに生まれました。

58分、20ジョルジーニョから送られた
右サイドの裏へのロングパスで
29ハヴァーツが抜け出し
ペナルティ内に入った所からのラストパスを
4ホワイトが左脚を振り抜きゴール!!

ニューカッスル戦の所で
「左脚でシュートを撃つ自信がなかったのか」と
書いた事を聴いていたかの様に
完璧な左脚のゴールだったと思います。

しかしこの後懸念していた怪我が発生してしまいました。

11マルティネッリが右足を負傷し
63分に9ジェズスと交代しました。

どうやらどこかのタイミングで交錯した時に
足を切ってしまった様です。
それだけならばその傷が癒えれば
すぐに復帰してくると思いますが
現在の好調を維持する為にも
最低でもシティ戦までは
怪我で離脱する者が出ない事を祈るばかりです。

ここで怪我明けの9ジェズスと5トーマスが
投入されました。

この交代が影響したのか
アーセナルのペースはやや落ちてしまい
シェフィールドのゴールに迫る場面は減りましたが
それでも決定機を作る事に成功しました。

81分過ぎ、相手のクロスに対して
6ガブリエウがヘッドでクリアしたボールを
トラスティと競り合った9ジェズスが
上手く入れ替わってボールを収めた所から
カウンターが始まりました。

そこからボールを持ち込んで行った9ジェズスが
ソウザに止められた所で
スイッチする様に29ハヴァーツが
ボールを引き取って切り込んで行き
そこからのラストパスを受けた9ジェズスが
右脚を振り抜きました。

9ジェズスが放ったそのコントロールショットは
グルビッチのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
絶好調のチームに出場機会を得る為には
この様なチャンスをしっかりと
ゴールに結びつける必要があると思います。


試合はこのまま0ー6で勝利!!


首位争いをしているチームと最下位のチームと言う順位差以上に
力の差が出た試合だったと思います。
特に先発した布陣の連携面は際立っており
もっとゴールが生まれてもおかしくない状況だったと思います。


一方で怪我で離脱していた
21ヴィエイラ、9ジェズス、5トーマスが
復帰を果たしたのは良かったと思いますが
コンディションの問題なのか、試合勘の問題なのか
リズムやテンポが前半のチームと比べて
明らかに落ちていたと思います。

勿論、0−6になった後という事もあり
試合全体の雰囲気としては
そこまでガツガツとプレーする様な
状況ではなかった所も影響していると思いますが
それを差し引いても9ジェズスや5トーマスが
ポジションを奪い返すには
まだ時間が必要に観えました。

アルテタ監督は調子の良いチームは
弄らない傾向が強い監督だと思いますので
当分の間この試合の先発メンバーを中心に
起用し続けると思われますが
それによりある一定の選手への負荷が
大きくなり過ぎてしまうという問題があり、
同時に先日書きました様に
残りのシーズンを考えますと
この勢いのまま最後まで突っ走る事が出来るかどうかは
まだ分かりませんので
9ジェズスにせよ5トーマスにせよ、
勿論、まだ復帰を果たしていない
18冨安や35ジンチェンコにせよ
いずれチャンスは巡ってくると思いますし
これらの選手が控えている事は
PL優勝に向けて大きな力になる事は間違いないと思います。

何はともあれ月末のアウェイで行われるシティ戦まで
この最高の状態を維持してほしいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:2G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:13G8A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:6G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:7G3A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:5G6A CL:0G1A


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