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CC3rd:Brentford vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Brentford 0−1 ARSENAL
2023年9月27日(水)Carabao Cup 3rd, Gtech Community Stadium

Goal
 (8)24Nelson(←14Nketiah)
 

1Ramsdale

4White  18Tomiyasu  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

10Smith Rowe     29Havertz

71Sagoe Jr             24Nelson

14Nketiah



(69)4White>>>35Zinchenko
(69)71Sagoe Jr>>>9Jesus
(82)10Smith Rowe>>>8Ødegaard
(82)24Nelson>>>25Elneny
(87)14Nketiah>>>17Cedric

Substitutes
 31Hein
 76Walters
 73Sweet
 45Cozier-Duberry


Arsenal 1.jpg大幅にターンオーバーして挑んだ
カラバオ杯3回戦のブレントフォード戦は
1点を守り抜き4回戦へ駒を進めました。

先発はGKには1ラムズデールが入りました。
DFラインはCBは6ガブリエウと18冨安が組み
右SBに4ホワイト、
左SBに15キヴィオルが入りました。
中盤はアンカーを20ジョルジーニョが務め
10スミス・ロウと29ハヴァーツが
インサイドハーフに並び
前線はトップに14エンケティア、
左に24ネルソンが入り
そして右にはリザーブの71サゴエJrが
ファーストチーム初起用されました。

この先発メンバーで驚かされたのは
やはり18冨安のCBでの起用だと思います。

元々CBの頭数が足りない事もあり
この試合でも6ガブリエウは起用されましたが
そのパートナーは普通に考えれば
2サリバが欠場していた昨シーズン終盤に
コンビを組んでいた15キヴィオルか
シーズン序盤にCBで起用されていた
4ホワイトが有力視されていましたので
同じメンバーでも
右から4ホワイト&15キヴィオル&6ガブリエウ&18冨安か
18冨安&4ホワイト&6ガブリエウ&15キヴィオル
と言う並びが予想されました。

この様な予想に反して
これまで緊急時以外では
CBで起用されてこなかった18冨安を
カラバオ杯とは言え
CBで起用してきたと言う事は
12ティンバーが長期離脱してしまった事で
CBの頭数が足りなくなっている現状を鑑みて
18冨安がCBで起用可能かどうかを
テストしたのかもしれません。

勿論、日本人としては
先日の日本代表ドイツ戦でのパフォーマンスを観るまでもなく
CBとしての18冨安の技量は分かっていますが
実際2サリバや6ガブリエウ、そして4ホワイトの代役として
同レベルのパフォーマンスを実戦で観せる事が出来るかどうか
証明する必要があったのかもしれません。

試合はボールは持っていても
試合を支配する様な展開にはなりませんでしたが
その理由としては
大幅にメンバーを代えて挑んだ事もあると思いますが
最も大きな原因は偽SBシステムを使わなかった所と
バックラインから丁寧に繋ぐ事に拘らずに
1ラムズデールが前線に向けてロングボールを蹴る場面が
非常に多かった所だと思います。

その様な状況の中で相手のミスから
早々にゴールを奪う事が出来たのは
良かったと思います。

8分、ヨルゲンセンからのピノックへの
バックパスが逸れた所を
14エンケティアがカットし
その14エンケティアからの
ラストパスを受けた24ネルソンが
冷静に決めて先制ゴール!!

その後は両チーム共に
決定機を作る事に苦しんでしまい
両チーム共にゴールに迫ったのは
この場面位だったと思います。

19分過ぎ、アーセナルのゴール前に
ルーズに蹴り込まれたボールに対して
4ホワイトのクリアーが小さく
そのルーズボールを拾ったヤネルトに
ペナルティの中から左脚を振り抜かれてしまいました。
幸いそのシュートは素早く反応した18冨安がブロックして
ゴールを死守しましたが
4ホワイトがしっかりとクリアー出来なかった様に
中途半端な対応だったと思います。

30分過ぎ、4ホワイトからのパスを受けた10スミス・ロウが
その前を向いてドリブルで切り込んで行き
一度20ジョルジーニョにボールを預けた後の
リターンパスを受けて一気にペナルティ内に侵入し、
そのままピノックとコリンズをかわして行き
左脚を振り抜きました。
そのシュートはフレッケンのファインセーブに阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ませんでしたが
この場面の様に
ボールを持った時の10スミス・ロウの良い所は
前を向いて仕掛ける意識が強い所であり
ボールと共に動きながら仕掛ける
質と精度の高さだと思います。

33分過ぎ、ノアゴーアが送った
左サイドからのクロスが
ゴール前に走り込んできたウィッサに
ダイレクトで合わされてしまいました。
幸い枠を捉えずに救われましたが
エムベウモのマークに付いていた
18冨安の背後に出来ていたスペースを
誰もケアしておらず
そこに走り込んできたウィッサに
誰も付いていなかったと言う
非常に危険な場面だったと思います。

後半は更にペースを掴む事が出来ずに
ブレントフォードに攻め込まれる場面が多くなり
決定的なピンチを迎えてしまいました。

64分過ぎ、左サイドからのロングスローのこぼれ球を
ペナルティの中で収めたウィッサに
右脚を振り抜かれてしまいました。

その際どいシュートは
1ラムズデールのスーパーセーブで防いで
ゴールを死守しましたが
1ラムズデールが触っていなければ
ポストの内側を叩いて決められていたかもしれない
非常に危険な場面だったと思います。

一方で後半の間でブレントフォードに迫ったのは
この場面位だったと思います。

69分過ぎ、35ジンチェンコが送った
左サイドのスペースへのパスで抜け出した
29ハヴァーツからの折り返しを
24ネルソンがダイレクトで合わせましたが
ポストの外側を叩き惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

35ジンチェンコのパスで29ハヴァーツが
裏に抜け出した所までは完璧だったと思いますが
ゴール正面の位置には
14エンケティアがフリーでいましたので
ファーサイドから走り込んできた24ネルソンではなく
ゴール前の14エンケティアに折り返した方が
確実性は上がっていたか様に感じます。

同時に仮に24ネルソンを狙ったのならば
もっと鋭く速い折り返しを送ってあげた方が
24ネルソンは合わせやすかったと思いますが
この場面でも29ハヴァーツのパスは
なぜか緩いパスを送っていました。

この様に未だに他の選手たちに比べて
プレースピードが遅く鈍く、
完全に別のリズムでプレーしている29ハヴァーツが
今後本当に適応するのかどうか心配です。

その後はブレントフォードに
ゴールに迫られる場面が続きました。

35ジンチェンコから
20ジョルジーニョへのパスが逸れたボールを
ウィッサが落とし
ヤネルトに左脚を振り抜かれてしまった
70分過ぎの場面、
幸いそのシュートは枠を捉えずに救われましたが
またミスから危険な場面を作られてしまいました。

バックラインからのフィードに対して
ウィッサが落としたボールをオネカに
右脚を振り抜かれてしまった76分過ぎの場面、
このシュートも1ラムズデールのファインセーブで
ゴールを死守。

オネカが送った柔らかいタッチのパスを
前線に上がってきていたコリンズがヘッドで競り
そのこぼれ球をイエンセンが折り返したボールを
ヨリゲンセンにヘッドで押し込まれてしまった
77分過ぎの場面、
幸いヘッドで競ったコリンズの所がオフサイドで
ゴールは認められず。

左サイドからゴドスが入れたクロスが
ファーサイドにまで流れてきた83分過ぎの場面、
そのボールを収めたルイス・ポッターに
左脚を振り抜かれてしまいましたが
このシュートも15キヴィオルの
身を挺したブロックでゴールを死守。

アーセナルゴールに迫られる場面が何度かありましたが
最後まで集中して守り切り
試合はこのまま0−1で勝利。

ウエスト・ハムとの4回戦に駒を進めました。

まずCBとして先発した18冨安は
CBとしても十分に機能する事を
しっかりと証明したと思います。

スピードやクイックネスに優れる
相手アタッカーに対しても
全く引けを取る事はなくしっかりと対応し
デュエルの局面でも強度不足を感じる場面はなかったと思います。
同時に前に出て行く判断や
カバーリングする判断の誤りもなく
19分過ぎの場面の様なビッグブロックを観せて
チームを救う場面もあった様に
ディフェンス面に関しては
2サリバや6ガブリエウや4ホワイトに比べても
大きな差は感じなかったと思います。

一方で唯一物足りなかったのが
パスの面だと思います。
ロングフィードなりビルドアップのショートパスなり
上記の3人に比べると無難なものが多く
周囲とのタイミングが合わずに
手詰まりになる場面やミスパスになる場面もありましたので
この辺りが改善されれば
CBとしても出場機会が巡ってくる様に感じます。

とは言え、CBのバックアッパーのライバルに当たる
15キヴィオルも左SBで先発した後に
後半途中から右CBに移り
しっかりとアピールしていたと思います。
その15キヴィオルも左利きですが
右脚も遜色なくボールを扱える事が出来、
しかも左脚から放たれるロングフィードの精度は
非常に高いと思いますので
18冨安にはない良さを持っていると思います。

とにかく、35ジンチェンコ以外の5人がCBでプレー出来、
4ホワイトは右SBと、15キヴィオルは左SBと、
そして18冨安が両SBと兼務出来る事で
明らかに頭数が足りていないDF陣の現状を
何とか乗り切って欲しいと思います。

そして右インサイドハーフで先発した10スミス・ロウも
彼らしさを出す場面があって
良かったと思いますが
果たして10スミス・ロウは
インサイドハーフのポジションに
適しているのかどうか
疑問に感じるところもありました。

10スミス・ロウのストロングポイントは
ボールを持った状態でドリブルで仕掛ける
ラン・ウィズ・ザ・ボールや
スペースのない所でのコンビネーション、
そしてスペースを見付ける的確なビジョンと
そこに最適なタイミングで飛び込む
タイミング感覚だと思います。

実際30分過ぎの場面では
パスを受けた10スミス・ロウは
トップスピードのまま切り込んで行き、
そして20ジョルジーニョとのコンビネーションで
トップスピードのままペナルティ内に入って行き、
ブロックに来たピノックとコリンズの逆を突いて
出来たスペースに飛び込んで行きシュートを撃つと言う
10スミス・ロウのストロングポイントの全てが詰まった
仕掛けを観せてくれました。

元々10スミス・ロウは攻撃的MFに分類され
決定的なラストパスを送って
ゴールを演出するパッサー寄りの選手だったと思いますが
ファーストチームに定着してからは
シュートチャンスを演出するプレーよりも
自らが動く事でチャンスを作り
自らがフィニッシュの局面に
顔を出す事で存在感を発揮する
アタッカーもしくはフィニッシャー色が
強くなっている様に感じます。

それに伴ってなのか
アタッキングエリアに入る前に
ボールを持って自らゲームメイクする意識はあまり感じず
無難にパスを回す場面が多い様に
ゲームメイカーとして
ボールに絡む場面が減っている様に観えます。

例えば8ウーデゴールは
中盤でボールを持った所から
そのまま持ち上がるなり
パスで展開するなり
深い位置からボールと絡みながら共に移動して
アタッキングエリアに入って行きますが
最近の10スミス・ロウは
中盤でボールを受けても
そのボールを他の選手に託して自分は止まってしまう事が多く
その後アタッキングエリアに入ってから
ボールに絡み出す様な違いがある様に感じます。

この様な違いを考えますと
ゲームメイクからチャンスメイク
そしてフィニッシュの局面までの
全ての役割を担う
インサイドハーフよりも
前線で自由に動き回る様な
3トップの一角で起用した方が
10スミス・ロウの持ち味が活きる様に感じますし
仮にインサイドハーフで起用するならば
逆サイドのインサイドハーフには
ゲームメイクからチャンスメイクまでの役割を
しっかりと担う事の出来る選手を起用して
10スミス・ロウはフリーマンの様に
縛りがない状況でプレーさせた方が
活きる様に感じます。

よって以前の様な10スミス・ロウは
8ウーデゴールから
ポジションを奪わなければならない関係性から
異なる役割を担って共存する関係に
変わってきたと思いますので
10スミス・ロウをインサイドハーフで起用するならば
29ハヴァーツや21ヴィエイラと
左インサイドハーフのポジションを
争わなければならないと思われます。

最後にゴールマウスを守った
1ラムズデールはチームを救う
スーパーセーブを観せるなど
流石の所を観せたと思います。

一方で前記の様にバックラインから
丁寧にパスを繋いでビルドアップするだけではなく
この試合では前線に向けて
シンプルにロングキックを蹴る場面が非常に多かったのは
気になります。

試合後アルテタ監督は
「ダイレクトにプレーし過ぎた事で難しくなった」と
コメントしていましたので
元々アルテタ監督の指示があった訳ではなく
1ラムズデールの判断で行っていた可能性があります。

もっと深読みするのならば
今回の正GKの交代劇の理由は
22ラヤの方が足元の技術レベルが高い為に
バックラインから丁寧にパスを繋ぐ
アルテタ監督の戦術には
22ラヤの方が適している為と考えるのが
一般的だと思いますので
昨シーズンまでその戦術に則って
バックラインから丁寧に繋いできた自分のプレーが
信頼出来ないのならば
ロングキックを蹴った方が、、、、と
1ラムズデールは反抗している様にも、、、。

仮に本当に1ラムズデールが
バックラインから丁寧に繋いでビルドアップすると言う
アルテタ監督の基本戦術を反故にする様に
ロングキックを蹴っていたのならば
アルテタ監督との関係性は
急速に悪くなっている可能性がありますので
非常に心配です。

実際、来夏のユーロ2024にイングランド代表の
正GKとしての出場を目指している
1ラムズデールにとっては
この時期の第2GKへの降格を受け入れるのは
なかなか難しいと思いますので
巷で噂されている様に
この冬に出場機会を求めてアーセナルを離れる可能性は
否定出来ないと思います。

ローテーションを敢行して挑んだ
カラバオ杯ブレントフォード戦は
勝利を挙げたとは言え
試合内容的には十分ではなかったと思います。

その上、怪我人が続出している現状を考えますと
週末のPLボーンマス戦も
ベストメンバーが組めない状況になる可能性が
高くなっていますので
この夏に改善に努めていた
選手層の問題に対する真価が
問われる試合になるかもしれません。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:0G1A
9ジェズス      PL:1G0A CL:1G0A
7サカ        PL:3G2A CL:1G1A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:2G0A CL:1G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
41ライス       PL:1G0A


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PL6:ARSENAL vs Tottenham Hotspur [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−2 Tottenham Hotspur
2023年9月24日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (26)Romero(og)
 (42)Son
 (54)7Saka(pk)
 (56)Son
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard     21Vieira

 7Saka              9Jesus

14Nketiah



(46)41Rice>>>20Jorginho
(46)21Vieira>>>29Havertz
(77)9Jesus>>>24Nelson
(97)7Saka>>>10Smith Rowe

Substitutes
 1Ramsdale
 18Tomiyasu
 15Kiwior
 17Cedric
 25Elneny


Arsenal 1.jpg今シーズン最初のノースロンドンダービーは
ミスからの2つの失点で
勝利を逃してしまいました。

先発は左インサイドハーフには
再び21ヴィエイラが入り
怪我で欠場した19トロサールに代わって
左サイドには9ジェズスが起用され
1トップには14エンケティアが入った以外は
前試合のPSV戦と同じメンバーが組まれました。

注目のGKはこの試合でも
22ラヤが起用された事からも
22ラヤが正GKに昇格したと考えて
間違いないと思います。

試合はいつものノースロンドンダービーに比べて
それ程熱量が上がらない状態でスタートした事もあり
些細なミスパスが散見され
ボールを保持する事に苦しんだ序盤でしたが
それでも何度かスパーズゴールに迫る場面はありました。

激し目のプレスを仕掛けた8ウーデゴールが
ビスマからボールを奪い返した13分過ぎの場面、
そこから21ヴィエイラ〜8ウーデゴール〜7サカと繋ぎ
その7サカからのクロスを
ファーサイドに走り込んできた9ジェジスが
ダイレクトで合わせましたが
ヴィカリオのファインセーブで防がれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

ウドジェのバックパスがそれた所を
14エンケティアが収めて
そのまま右脚を振り抜いた15分過ぎの場面、
角度のない所からのシュートでしたが
このシュートもヴィカリオのファインセーブに阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

そしてこの右サイドから
先制ゴールが生まれました。

26分、8ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
カットインした所から左脚を振り抜いたシュートが
ロメロの足に当たって角度が変わり
そのままゴールに吸い込まれて先制ゴール!!

ここまでのスパーズは7サカを止める為に
基本的にウドジェとジョンソンの
ダブルチームで対応していましたが
この場面では一気に駆け上がって行った4ホワイトに
ジョンソンが付いて行った為に
マークの受け渡しが中途半端になり
7サカが一瞬フリーの状況になった所を
一気に攻めきったゴールだったと思います。

その後もスパーズゴールに迫る場面がありました。

4ホワイトからのパスを受けた7サカが
中に向かって動きながら
21ヴィエイラにサイドチェンジのパスを送り
その21ヴィエイラからファーサイドに走り込んでいた
9ジェズスへクロスが送られた29分過ぎの場面、
残念ながらそのクロスは
9ジェズスの前でファン・デ・フェンに
ヘッドでクリアーされてしまいましたが
良い感じでテンポアップ出来た
仕掛けだったと思います。

そして決定機を迎えました。

31分過ぎ、下がってきたマディソンが
ヴィカリオからのパスを受けた所で
プレスを仕掛けた9ジェズスがボールを奪い返し
そのまま右脚を振り抜きましたが
そのシュートは枠を捉える事が出来ず。

ボールを奪い返した9ジェズスは
ゴール正面の位置でヴィカリオと
1対1の状態になっていましたので
枠を大きく外してしまったのは
大きなミスだったと思います。

同時にアーセナルの選手が前線から嵌めに行った事で
ミスを誘発させた場面でしたが
この様な決めなければならない場面で
冷酷に決める事が出来ない所を改善出来なければ
いつまで経ってもシティに追い付く事は難しいと思います。

一方で前半の終盤になると
スパーズに危険な場面を作られてしまいました。

37分過ぎ、ソンからのパスを受けた
クルゼフスキが左サイドから
侵入してきた所から送られたパスで
追い越してきたソンが深い位置にまで入り込み
そこからの折り返しをジョンソンに合わされてしまいました。
幸いそのシュートは22ラヤのファインセーブで
何とか凌ぎましたが
完全に崩されてしまいました。

確かに今シーズンのスパーズは
連動的にボールを繋げる事が出来る様になっており
この場面でもパスを繋いで
一気にペナルティの所まで侵入してきましたが
そもそも最初にクルゼフスキにパスを出したソンに対して
35ジンチェンコは付いて行かなかった為に
裏への侵入を許してしまい、
ゴール前でもジョンソンの動きを
誰もしっかりとケアしていなかった様に
集中力を欠いていたと言われても
おかしくなかったと思います。

そしてミスから失点してしまいました。

42分、マディソンからの左サイドのスペースへのパスで
クルゼフスキが深い位置にまで侵入し
そこからのパスを受けたサールにクロスを入れられてしまいました。
しかしそのクロスに対して
ファーサイドで22ラヤが弾き出す事が出来ず、
そのこぼれ球を収めたジョンソンに
至近距離からシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは22ラヤがセーブし何とかゴールを死守。
しかしその後のルーズボールをマディソンに収められてしまい
そのマディソンに応対した7サカが
簡単にかわされてしまい
深くまで侵入した所からのラストパスを
ソンに合わされてしまい失点。

ここまでミスを繰り返してしまったら
流石に失点しない方がおかしいくらいだと思います。

まず最初のミスはサールのクロスに対する
22ラヤの対応です。

確かにゴール方向に向かう嫌な軌道のクロスで
バックステップを踏みながらの対応でしたので
難しい対応を迫られたと思いますが
仮に前や横方向に弾くのならば
しっかりとペナルティの外側にまで
弾かなければならなかったと思いますし、
ペナルティの外側にまで弾く事が出来ないのなれば
ゴールラインの外に出すべきだったと思います。

にも関わらず前に弾き
そのボールがゴールエリアの中に落ちてしまうと言うのは
最悪の対応だったと思います。

22ラヤは上背はありませんが
そのポジショニングの上手さと
前に出るタイミング感覚の良さで
ハイボールに対する対応も安定していると思いますが
それは速い弾道のクロスに対してであり
この場面の様な大きく弧を描く様な軌道の
シンプルなクロスに対しては
上背がない分、危うさが出てしまうのかもしれませんので
この辺りが上背のない22ラヤの弱点なのかもしれません。

そしてルーズボールを収めたマディソンに対して
応対した7サカは
これ以上中に入られる事だけは
絶対に避けなければならない場面で
マディソンの右斜め後ろからアプローチした為に
簡単にかわされてしまいました。
確かに後ろにはウドジェが控えていましたので
そのウドジェへのパスコースを
切ろうとしたのかもしれませんが
仮にウドジェにパスが出されたとしても
ゴール前には選手が揃っていましたので
そこからクロスを入れられたとしても
そこまで危険な場面にならなかったと思いますが
反対に深い位置にまで侵入を許してしまえば
何が起こってもおかしくない状況に陥りますので
絶対に中に入れさせない様な対応をしなかった
7サカの対応は大きなミスだったと思います。

そして最後はマディソンが7サカをかわした時に
ボールが流れてゴールラインに向かって転がった時に
ニアを守っていた41ライスや4ホワイトは
そのままゴールラインを割るだろうと
セルフジャッジをしてしまった為に
一瞬反応はが遅れてしまったのも
大きなミスだったと思います。
もしもセルフジャッジせずにすぐに反応していれば
マディソンがラストパスを送る前に
4ホワイトはクリアー出来たかもしれませんし
41ライスはソンへのパスを
防ぐ事も出来たと思いますので
この大事な局面でこれだけミスを重ねてしまっては
失点を防ぐ事など無理な話だと思います。

前半の間に1−1に追いつかれてしまいましたが
更に悪い事に背部に問題が発生した
41ライスが前半のみで退き
代わって20ジョルジーニョが投入されましたが
結果からするとアンカーに20ジョルジーニョが入った事で
中盤の強度は著しく低下してしまったと思います。

それでも後半早々にゴールを奪う事に成功しました。

49分過ぎ、7サカが蹴った右CKが
ゴール前にこぼれた所を
4ホワイトが右脚を振り抜きましたが
そのボールがロメロの手に当たり
VARの結果PK獲得。

54分、そのPKを7サカが中央に蹴り込みゴール!!

後半早々にゴールを奪い
これで流れはアーセナルに傾くかと思われましたが
再びミスからゴールを奪われてしまいました。

56分、9ジェズスからのバックパスを受けた20ジョルジーニョが
迫ってきたマディソンをかわそうとした時に
ボールを奪われてしまい
そのまま持ち込まれた所からのラストパスを
ソンに決められてしまい失点。

なぜ20ジョルジーニョはシンプルに
パスを回さなかったのか?
なぜマディソンをかわそうとしてしまったのか?

ゴールを奪い1点リードした状況でしたので
攻勢を強めてくるであろうスパーズの勢いをいなしながら
落ち着いて試合を進めれば良い状況でしたので
前からマディソンが迫ってきたのならば
後ろの2サリバにボールを回して
マディソンに無駄走りをさせれば
良いだけの状況だったと思います。
仮にその後2サリバにソンが迫ってきたら
斜め前方に35ジンチェンコが待っていましたので
2サリバから35ジンチェンコにボールを回すだけで
このスパーズの前線からのプレスを回避するのは
容易な状況だったと思います。

本当に20ジョルジーニョが
意味のない無駄なプレーを試みたばっかりに
大きな代償を払わなければならなくなったのは
非常に残念です。

この後も20ジョルジーニョが狙われてしまい
ピンチを招いてしまいました。

68分過ぎ、35ジンチェンコからのリスタートのボールを受けた
20ジョルジーニョの背後からマディソンのチャージを受けて
ボールをロストしてしまった所から
速攻を受けてしまいました。
そのこぼれ球を収めたサールから
クルゼフスキに繋げられ
そのクルゼフスキのスルーパスで裏に抜け出したソンに
ニアからシュートを撃たれてしまいました。

幸いそのシュートは付いて行った2サリバがブロックして
ゴールを奪われる事はありませんでしたが
最も強度が弱い所を狙い撃ちしてくる様に
20ジョルジーニョは狙われていたと思います。

その後も何度かスパーズゴールに迫る場面はありました。

20ジョルジーニョ〜8ウーデゴール〜4ホワイトと繋いだ所から
クロスが入れられた76分過ぎの場面、
そのクロスに対してニアに走り込んできた14エンケティアは
胸に当てるのがやっとでヘッドで押し込む事が出来ず。

8ウーデゴールからパスを受けた24ネルソンが
カットインした所から豪快に右脚を振り抜いた
84分過ぎの場面、
そのシュートはビスマにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

4ホワイトからのスローインを
8ウーデゴール〜7サカへと繋ぎ
その7サカから14エンケティアへのパスを
ロメロがカットしたボールに対して
29ハヴァーツが左脚を振り抜いた86分過ぎの場面、
このシュートも枠を大きく外してしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

左CKのクリアーボールを収めた7サカが
ペナルティの外側から左脚を振り抜いた
91分過ぎの場面、
ゴール左下を捉えたそのシュートも
ヴィカリオのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

このままゴールを奪う事が出来ずに
2−2のままドロー。

勝てる試合を自らのミスで
その勝利を手放してしまったのは
残念でした。

確かにポステコグルー監督が就任したスパーズは
昨シーズンに比べて格段良くなっていた事もあり
流れを掴む事が最後まで苦しんだ印象でした。

特に怪我で41ライスを失った後半は
中盤の強度が確実に落ちてしまい
スパーズにボールを持たれた時には
押し込まれてしまう場面が増えてしまったと思いますので
2週後に控えているシティ戦までに
41ライスもしくは5トーマスが
復帰する事が出来るかどうかは
非常に大きなポイントになると思います。

そして失点に繋がった
決定的なミスを連発してしまったのも
非常に大きな問題だと思います。

確かにミッドウィークに
PSVとCLの試合を行ったアーセナルと
1週間何もなかったスパーズとでは
コンディション的に差が出てしまうのは
ある程度仕方がありませんが
問題はフィジカル的な部分だけではなく
メンタル的な部分も
この試合のアーセナルは明らかに
ベストな状態ではなかったと思います。

語弊を恐れずに言うならば
そのCLのPSV戦の方が
明らかにテンションが高く
集中していた様に観えましたが
この試合はそのPSV戦でエネルギーを使い切った
抜け殻とは言わないまでも
その試合で使ってしまったエネルギーが
完全に回復する前にピッチに立っている様に観えました。

それはピッチにいる選手だけではなく
エミレーツに駆けつけたグナも
PSV戦ではスタジアムを揺らす様なチャントが
絶えず響き渡っていたのに対して
この試合は静かに感じる場面も多かったと思います。

結局ダブルを達成した昨シーズンは
湧き上がるような闘志が
選手から感じると共に
スパーズの選手を抑え込む様な
重圧感がエミレーツに充満していましたが
この試合はそこまでの熱量を感じなかった所も
この様な結果を招いた一因だったかもしれません。

そして早くも怪我人が続出し始めている所も
非常に心配です。

前記の様に5トーマスに続き
41ライスも怪我で離脱したアンカーは
20ジョルジーニョがいるとは言え
完全にボールを支配する様な展開ならばまだしも
ある程度押し込まれる様な展開の試合では
中盤の底の強度不足は問題になると思われます。

この試合も19トロサールを起用出来ていたら
もう少しチャンスを作れたかもしれませんが
11マルティネッリに続いて
19トロサールも怪我で離脱してしまったのも
大きな痛手だったと思います。
実際この試合では左サイドには
9ジェズスを起用しましたが
11マルティネッリや19トロサールを起用した時に比べて
明らかに迫力不足だったと思います。

その上、この試合の終盤にウドジェに倒された時に
倒れ込んできたウドジェの下敷きになった右足を
7サカは負傷してしまいました。

この怪我が長引く様ならば
アーセナルのストロングポイントである
両翼をもぎ取られた状態に陥りますので
果たしてアルテタ監督は
24ネルソンと10スミス・ロウを信頼して
ピッチに送り出す事が出来るのかどうか?
試される事になると思います。

その様な状況の中で非常に心配しているのが
CBです。
今シーズンは2サリバ&6ガブリエウ&15キヴィオルの3人に
4ホワイトを加えた4人で運用する予定だったと思いますが
12ティンバーが長期離脱した影響もあり
4ホワイトは再び右SBとして
出ずっぱりの状態に陥っています。
よって現状としてCBをカバーするよりも
休息を与える必要がある状況だと思いますので
実質的に、前記の3人で回さなければならない
状況だと思います。

そうなりますと次のカラバオ杯に
15キヴィオルを起用したとしても
2サリバか6ガブリエウのどちらかは
起用せざるえなくなっており
これにより怪我のリスクが
蓄積されていくかもしれません。

勿論、18冨安をCBで起用する事も出来ると思いますが
18冨安をCBデ起用すると出ずっぱりの4ホワイトや
怪我への耐性が低い35ジンチェンコを
休ませる事が出来なくなりますので
余程の事がない限りは
18冨安をCBで起用する事はないと思われます。

中盤や前線に怪我人が出ている現状も問題ですが
それでもまだ何とかやり繰り出来ると思いますが
DFラインに怪我人が出てしまうと
一気に崩壊する可能性を秘めていますので
非常にリスキーな状況だと思います。

そう言う部分も含めて次のカラバオ杯
ブレントフォード戦は
例えカラバオ杯のタイトルを捨てたとしても
思い切ったローテーションをする決断を
アルテタ監督には求めたいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
9ジェズス      PL:1G0A CL:1G0A
7サカ        PL:3G2A CL:1G1A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:2G0A CL:1G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A
41ライス       PL:1G0A


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マルティン・ウーデゴール、契約延長!! [移籍情報]

8マルティン・ウーデゴール(24歳)の契約延長が発表されました。

odegaard-signs.JPG

今では誰もが認める我らがキャプテンとの
契約延長が発表されました。


契約期間:2028年夏まで
週給:£30万(推定)


アーセナル通算

PL 83試合先発+9試合途中出場:25ゴール13アシスト
CL 1試合先発:1ゴール
EL 7試合先発+6試合途中出場:1ゴール
FA杯 1試合先発+1試合途中出場
リーグ杯 3試合先発:1アシスト
コミュニティ・シールド 1試合先発


公式戦通算 96試合先発+16試合途中出場:27ゴール14アシスト


2021年冬の移籍期間で
レアル・マドリーからローン移籍という形で
アーセナルに加入した8ウーデゴールは
一度レアル・マドリーに戻った後に
2021年夏の移籍期間で正式に加入して
すぐにポジションを掴み取りました。

そして昨シーズンはチーム最多の15ゴールを奪い
ゴールゲッターとして新たな能力を開花し
PLベスト11に選出されるまでになりました。

キャプテンとしては
声を張り上げる様なタイプではありませんが
どの様な時でも手を抜かず
常に先頭に立って全力で戦う姿勢で
チームを引っ張るキャプテンとして
今では誰からも認められる存在だと思います。

昨シーズンは惜しくもP制覇を逃してしまいましたが
今シーズンこそは念願のPLを制覇する為に
チームを引っ張って行って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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CL1:ARSENAL vs PSV Eindhoven [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−0 PSV Eindhoven
2023年9月24日(水)UEFA Champions League, Emirates Stadium

Goal
 (8)7Saka
 (20)19Trossard(←7Saka)
 (38)9Jesus(←19Trossard)
 (70)8Ødegaard(←24Nelson)
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard     29Havertz

 7Saka              19Trossard

9Jesus



(58)19Trossard>>>24Nelson
(58)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(69)7Saka>>>21Vieira
(69)9Jesus>>>10Smith Rowe
(76)41Rice>>>20Jorginho

Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 15Kiwior
 17Cedric
 25Elneny
 14Nketiah


Arsenal 1.jpg7シーズぶりのCLグループステージ第1戦は
最高の雰囲気のエミレーツで
4ゴールを挙げて快勝しました。

先発はエヴァートン戦に続いて
ゴールマウスは22ラヤが入り
怪我で離脱した
11マルティネッリに代わって
19トロサールが左サイドに入りました。
そして左インサイドハーフは
21ヴィエイラから29ハヴァーツに
1トップは14エンケティアから
9ジェズスに変更された以外は
前試合のエヴァートン戦から
メンバーの変更はありませんでした。

試合は序盤からハイテンポな展開で攻め立てた
アーセナルが流れを掴みました。

4ホワイトからのパスを受けた8ウーデゴールが
7サカにスルーパスを送った2分過ぎの場面、
裏に抜け出そうとした7サカが
ボールを受ける寸前にボスカリにカットされてしまいましたが
プレービジョンが共有された
良い仕掛けだったと思います。

そしてこの2人の仕掛けから
早々に先制点を奪う事に成功しました。

8分、41ライス〜8ウーデゴール〜7サカへと
右サイドへ展開した所から
その7サカからのパスを受けて
ペナルティの中に侵入した8ウーデゴールが
豪快に左脚を振り抜きました。
そのシュートはベニテスのファインセーブに
阻まれてしまいましたが
そのこぼれ球をゴール前に詰めていた
7サカが押し込み先制ゴール!!

ボールを持った7サカのプレッシャーに曝された
PSVのDFラインがズルズルと下がった事で出来た
DFラインの前のスペースでラストパスを受け
そこからの一振りでゴールを狙う形は
かなり必勝パターンになってきたと思います。

その後もPSVゴールに迫る場面が続きました。

右サイドのライン側を持ち上がってきた
7サカからのパスを受けた
8ウーデゴールが送ったスルーパスで
裏に抜け出した4ホワイトが折り返した
10分過ぎの場面、
ゴール前に詰めていた9ジェズスは
残念ながら合わせる事が出来ませんでしたが
まさに触れば1点と言う場面でした。

8ウーデゴールからのパスを
左サイドで受けた19トロサールからの折り返しを受けた
8ウーデゴールがダイレクトで左脚を振り抜いた
18分過ぎの場面、
残念ながらそのシュートはジャストミートしませんでしたが
この場面も下がったDFラインの前のスペースで
折り返されたボールに合わせる形の仕掛けでした。

そしてこの形から追加点が生まれました。

20分、4ホワイトがクリアーしたボールを
9ジェズスが収めた所からカウンターが発動しました。
その9ジェズスから7サカに展開し
その7サカからの折り返しを
DFラインの前に出来たスペースで
19トロサールがダイレクトで合わせてゴール!!

カウンターの起点となった
9ジェズスのボールの持ち出し方も俊逸でしたが
フィニッシュの場面でも
19トロサールがシュートを撃つ為のスペースを作った
ニアに向かってのフリーランニングも俊逸だったと思います。

その後もアーセナルペースは続きました。

8ウーデゴールからの楔のパスを
ペナルティの中で9ジェズスが
ベリャ・コチャップを背負いながら受けた
21分過ぎの場面、
その9ジェズスが落としたボールを受けた29ハヴァーツが
回り込んで右脚を振り抜きましたが
枠を捉えられず。

一度7サカにボールを預けた後に
その7サカからのリターンパスを受けた9ジェズスが
裏に抜けた23分過ぎの場面、
付いてきたボスカリを鋭い切り返しでかわして
左脚を振り抜きましたが
ベニテスのファインセーブに阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

8ウーデゴールからのパスを
左サイドで受けた19トロサールが
タメを作った所から送ったラストパスを受けた9ジェズスが
右脚を振り抜いた24分過ぎの場面、
このシュートもベニテスのファインセーブに
阻まれてしまいましたが
9ジェズスのシュートを撃つまでの
一連の動作は鋭く完璧だっただけに
防いだベニテスを褒めるべきでしょう。

ここまではベニテスのファインセーブに阻まれていましたが
遂に9ジェズスの右脚からゴールが生まれました。

38分、6ガブリエウから出されたスペースへのパスで
裏に抜け出した19トロサールが
狙いすまして送ったクロスを
ファーサイドで受けた9ジェズスが
1トラップして右脚を振り抜きゴール!!

クロスをしっかりと足元に止めて
右脚を振り抜くと言う
シンプルな仕掛けでしたが
19トロサールのクロスなり
9ジェズスのトラップなり
その一つ一つのプレーは寸分の狂いもない
完璧なプレーだった事で生まれたゴールだったと思います。

前半の間に3点を奪い
試合の行方はほぼ決まりましたが
後半に入ってもアーセナルの攻勢は続きました。

8ウーデゴールが送った裏への浮き球のパスで
9ジェズスが抜け出した49分過ぎの場面、
迫ってきたベリャ・コチャップを
かわそうと切り返した所でカットされてしまい
シュートは撃てませんでしたが
タイミング的には小細工せずに
そのままシュートを撃った方が
可能性があったように感じます。

ゴールライン側でベリャ・コチャップを吹っ飛ばして
ルーズボールをキープした24ネルソンからのパスを
ペナルティの中で受けた29ハヴァーツが
9ジェズスへラストパスを送った61分過ぎの場面、
ニアで合わせた9ジェズスのシュートは
枠を捉える事は出来ませんでしたが
そもそも24ネルソンからのパスを受けた時点で
29ハヴァーツは自らシュートを撃っても良かった様に感じます。

そして試合を決める4点目が生まれました。

70分、4ホワイトからのスペースのパスを受けた
29ハヴァーツから10スミス・ロウ〜24ネルソン〜
10スミス・ロウ〜24ネルソンと繋ぎ
その24ネルソンからのラストパスを受けた8ウーデゴールが
ペナルティの外側から左脚を振り抜きゴール!!

結局このゴールもDFラインの前に出来たスペースを
活用したゴールでした。

終盤もPSVゴールに迫る場面がありました。

8ウーデゴールのパスを
29ハヴァーツが落としたボールを受けた
10スミス・ロウが24ネルソンへスルーパスを送った
81分過ぎの場面、
そのパスを受けた24ネルソンは
サイドでタメを作った所から
ゴールに向かって走り込んできた10スミス・ロウに
ラストパが送られました。
残念ながら10スミス・ロウが
そのパスを受ける寸前にカットされてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
後方からスペースを見つけて
そこにタイミング良く飛び込んできた
10スミス・ロウの鋭いフリーランニングは
復活を印象付けるのに十分なプレーだったと思います。

そして最後までPSVを寄せ付けずに
4−0で勝利。

7シーズンぶりのCLの試合でしたが
幸先の良い形でスタートを切る事が出来ました。

まずこの試合での注目ポイントは
GKにどちらの選手を起用してくるかだったと思いますが
結果としては22ラヤを起用してきました。

試合途中に交代する機会が殆どない
GKと言うポジションの特性上、
ローテーションをするにしても
リーグ戦とカップ戦で分業するパターンが
その殆どだと思いますが
PLのエヴァートン戦に続いて
このCLのPSV戦でも22ラヤを起用した事で
ローテーションではなく
序列の逆転が起こった可能性が示唆されます。

この試合でもビッグセーブする様な場面は
訪れませんでしたが
例えばハイボールの処理などの時の
22ラヤのポジショニングや飛び出すタイミング感覚は
非常に正確であり
上背がない弱点を全く感じる事はありませんでしたし
全体的には慌てる様な場面は皆無で
DFラインに安心感をもたれしていたと思いますので
ビッグセーブでチームを救い
最後方からチームを鼓舞する様な存在感がある一方で
時々大きなミスを犯してしまう悪い癖がある
1ラムズデールから22ラヤに
正GKの座が移った考えても
おかしくないと思います。

奇しくもレノから1ラムズデールに
正GKの座が移った時も
9月の代表期間明けからでしたので
今回も代表期間明けの22ラヤの起用は
ローテーションではなく
正GKの交代が行われた可能性は否定できません。

現時点ではアルテタ監督は
正GKの交代を明言していませんが
仮に次のノースロンドンダービーでも
22ラヤが起用された場合には
正GKの交代が行われたと考えて
まず間違いないと思われます。

そしてこの試合で先発から起用された29ハヴァーツは
これまでよりは多少良くなっていたと思います。

それはエヴァートン戦での21ヴィエイラに付いて書いた様に
この試合の29ハヴァーツは
スペースへのフリーランニングや
ボールホルダーに対して先手を打って
ボールに絡もうとする動きが増えていた事で
これまでの試合に比べて
効果的にボールに絡む機会は増えていたと思います。

その一方で一つ一つのプレーに対する
他の選手との間にある認識の差は
相変わらず変わっていない印象を受けます。

例えば10分過ぎの場面では
29ハヴァーツの裏に向けての動き出しに合わせて
35ジンチェンコから浮き球のパスが送られましたが
29ハヴァーツは背後にいた
19トロサールに向かって送られたパスと
誤解してしまったのか一瞬止まってしまい
そこから動き直したためにそのパスは通りませんでした。

単純な空間認知能力が低いだけかもしれませんが
そもそも35ジンチェンコとの間に
信頼関係が築けていたら、
もしくはこの様な場面で
35ジンチェンコがどの様なタイミングで
そのようなパスを送る事が出来るかを理解していたら
動きを止める事はなかったと思いますし
仮にパスが出て来ずに無駄な動きになったとしても
35ジンチェンコを信じて動きを完遂すべきだと思います。

結局このパスを受けていたら
GKと1対1になるチャンスでしたので
そのチャンスを活かせなかったのは残念でした。

11分過ぎの場面ではPSVに押し込まれた状況から
41ライスがクリアーしたボールが
29ハヴァーツの背後に飛んできましたが
その29ハヴァーツは
そのまま収め様と動こうともせず、
背後に迫っていたスコウテンがボールに触った段階で始めて
その存在に気が付いたかの様に動き出す様な有り様は
非常に問題だと思います。

69分過ぎの最終的に8ウーデゴールのゴールが生まれた場面では
元々4ホワイトのフィードを受けた29ハヴァーツは
ボスカリを振り切って前にはGKしかいない状況になりましたが
なぜかそのままゴールに向かわずに
スピードを緩めて10スミス・ロウ達が
上がってくるのを待ってしまいました。

少し後ろからベリャ・コチャップが並走していたとは言え
基本的には前は空いていましたので
なぜゴールに向かわなかったのか正直謎です。

もっと言えばそのままゴールに向かって行けば
ベリャ・コチャップはハヴァーツを止ざる得なくなりますので
反対サイドには10スミス・ロウ&24ネルソン対テゼと言う
絶対的な有利な状況を作る事が出来たはずですので
一直線にゴールに向かって自らシュートを撃てれば撃ち、
仮にベリャ・コチャップに追いつかれてしまった時は
反対サイドの2人にラストパスを送るのが
最もゴールに近かった様に感じます。

確かにボールに絡むために
自らが積極的に動こうとする姿勢は
評価して良いと思いますが
その一方で相変わらずハヴァーツのプレービジョンは
他の選手とは明らかに異なったままだと思いますので
チームの中で機能するのは
まだまだ時間が掛かりそうだと思います。

一方で遂に10スミス・ロウが起用されました。

ソケイ部の手術の影響で昨シーズンは殆ど稼働出来ず
復帰したシーズン終盤も
コンディションが上がらずに苦労していましたが
夏の間にイングランドU-21代表の一員として
優勝したU-21欧州選手権に参加していた事が良かったのか
コンディションは改善され
力強いプレーを再び観せてくれたのは良かったと思います。

とは言え、以前からそうですが
人とボールの動きに対して一瞬遅れてしまう所は
まだ観られますので
インサイドハーフとしてプレーするならば
この辺りは改善しなければならないと思いますが
その一方でこの試合でもスペースを見つけ
そのスペースにタイミング良く
入ってくるプレーは健在であり
特にワイドの2人が仕掛けて出来たスペースを
インサイドハーフの選手が活用すると言う
現在のアーセナルの攻撃のパターン的にも
10スミス・ロウのこのダイナミックな
フリーランニングは必ず活きると思いますので
29ハヴァーツのプレー時間をなくしてしまう位の
活躍を観せてくれる事を期待したいと思います。

次はのースロンドンダービーです。
どちらがゴールマウスを守るのか?
左インサイドハーフは誰が入るのか?
注目ポイントはありますが
何よりも現在調子がよさそうなスパーズを
しっかりと叩いて
スパーズに相応しい順位に
導いてあげなければなりませんね。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
9ジェズス      PL:1G0A CL:1G0A
7サカ        PL:2G2A CL:1G1A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:2G0A CL:1G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A
41ライス       PL:1G0A


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PL5:Everton vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Everton 0−1 ARSENAL
2023年9月17日(日)Premier League, Goodison Park

Goal
 (69)19Trossard(←7Saka)
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard     21Vieira

 7Saka              11Martinelli

14Nketiah



(24)11Martinelli>>>19Trossard
(66)14Nketiah>>>9Jesus
(80)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(90)21Vieira>>>29Havertz

Substitutes
 1Ramsdale
 15Kiwior
 20Jorginho
 10Smith Rowe
 24Nelson


Arsenal 1.jpgここ5シーズンの間、なぜか勝つ事が出来なかった
グディソンパークで久しぶりに勝利しました。

先発は1ラムズデールに代えて
22ラヤをGKに起用すると共に
遂に29ハヴァーツに代えて
21ヴィエイラを先発から
左インサイドハーフで起用してきました。

試合は圧倒的にボールを支配して
エヴァートンゴールに迫る
アーセナルに対して
守ってカウンターを狙う
エヴァートンと言う流れで始まり
開始早々に何度か良い形が訪れました

7サカの楔のパスを受けた14エンケティアが
ヒールパスで裏に流した3分過ぎの場面、
そのパスが少しズレた為に
裏に向かって走り込んで来ていた
8ウーデゴールには繋がりませんでしたが
そのパスが繋がっていたら
ピックフォードと1対1になっていた
良いアイデアだったと思います。

左からのショートコーナからの流れで
35ジンチェンコからの縦パスを受けた21ヴィエイラが
右脚を振り抜いた9分過ぎの場面、
そのシュートは枠を捉えられませんでしたが
ハーフスペースの嫌な所に入り込んだ21ヴィエイラ、
そこに鋭い縦パスを通した35ジンチェンコ、
裏に向かう動きでオナナを引き付けて
21ヴィエイラにシュートを撃つ為の
スペースを作った11マルティネッリ、
プレーヴィジョンが共有された
良い仕掛けだったと思います。

そして早々にエヴァートンの
ゴールネットを揺らしました。

18分過ぎ、6ガブリエウが出した横パスに対して
猛然と迫ってきたベトがカットしたボールを
14エンケティアが収め
そのボールを受けた21ヴィエイラが送った
スルーパスで抜け出した11マルティネッリが
冷静にゴールに流し込みましたが
VARの結果、14エンケティアの位置が
オフサイドだった為にこのゴールは
取り消されてしまいました。

それにしてもこれまでも何度か書いてきた様に
前にスペースがある状況で送られる
21ヴィエイラのラストパスは
ワールドクラスの精度であり
この場面のスルーパスも非常に美しかったと思います。

一方でこの場面で11マルティネッリが
左ハムストリングを痛めてしまい
ピッチを後にする事になってしまいました。
とは言え、11マルティネッリが負傷しても
ベンチには19トロサールが控えていますので
そこまで痛手にならない所は
現在のスカッドの充実ぶりを表していると思います。

その後もエヴァートンゴールに迫り続けました。

7サカからの裏に出されたパスを
その7サカを追い越してきた4ホワイトが受けて
そのままポケットの位置にまで侵入した所から
中に折り返しが入れられた25分過ぎの場面、
その折り返しはブランスウェイトにカットされてしまい、
そのこぼれ球を受けた4ライスが
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもブランスウェイトにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

41ライス〜4ホワイト〜8ウーデゴール〜4ホワイトと
細かく繋いで右サイドから中に侵入した所から
4ホワイトが左脚を振り抜いた39分過ぎの場面、
そのシュートはピックフォードの正面で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
ブランスウェイトとダンジュマに囲まれながら
4ホワイトに繋いだ
8ウーデゴールの流す様なヒールパスは
流石でした。

後半に入るとギアを上げてきたアーセナルが
更にエヴァートンゴールに迫っていきました。

35ジンチェンコの浮き球のパスで
裏に抜け出した21ヴィエイラが
ダイレクトでグラウンダーのクロスを折り返した
45分過ぎの場面、
残念ながらゴール前には誰も飛び込んでいなかった為に
ピックフォードの目の前を横切る様なそのクロスを
押し込む事は出来ませんでしたが
右サイドから仕切り直して
7サカ〜4ホワイト〜41ライスと繋いだ所から
右サイドからペナルティの中に走り込んできた
8ウーデゴールにラストパスが送られ
そのまま左脚を振り抜きましたが
そのシュートもピックフォードのファインセーブで阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

スペースのない所でタイミング良く走り込む事で
シュートを撃つ空間を作り出した
8ウーデゴールのフリーランニングと
それを見逃さずに的確なラストパスを送った
41ライスの見事なコンビネーションだったと思います。

35ジンチェンコからの裏へのパスで抜け出した
19トロサールからゴール前を横切る様な
鋭いクロスが送られた55分過ぎの場面、
そのクロスはミコレンコにクリアーされ
そのこぼれ球を収めた21ヴィエイラのシュートも
ドゥクレにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ルーズボールをカットした41ライスからのボールを受けた
8ウーデゴールからのスルーパスで
裏に抜け出した14エンケティアが
右脚を振り抜いた57分過ぎの場面、
残念ながらそのシュートも
タコウスキにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

後半も圧倒的に攻め続けながらも
ゴールを奪う事が出来なかったアーセナルに
遂にゴールが生まれました。

69分、右サイドからのショートコーナーからの流れで
21ヴィエイラ〜35ジンチェンコ〜
8ウーデゴールと繋ぎ
その8ウーデゴールからのスルーパスで
裏に抜け出した7サカからの折り返しを
19トロサールがダイレクトで左脚で合わせゴール!!
やや苦しい格好でしたが
しっかりと左足の面を合わせた
19トロサールの技ありのシュートでした。
そして全体的な流れもアーセナルらしい
人とボールが連動して動いて崩した
完璧な仕掛けだったと思います。

その後も惜しい場面はありました。

6ガブリエウが送ったロングパスを
ミコレンコとブランスウェイトの間に出来ていた
スペースで9ジェズスが受けた75分過ぎの場面、
残念ながら9ジェズスはそのまま抜け出す事が出来ずに
戻ってきたミコレンコに潰されてしまいましたが
ユナイテッド戦のゴールの時と同様に
DFラインに出来ていた隙を見逃さずに
その隙に的確なタイミングで飛び込んでいく
9ジェズスのセンスは流石だと思います。

ブランスウェイトが出したルーズなパスが
ミコレンコに当たりこぼれたボールを
19トロサールが素早く8ウーデゴールに繋ぎ
そのまま持ち込んだ所から右脚を振り抜いた
76分過ぎの場面、
そのシュートはピックフォードの
ファインセーブで防がれてしまい
そのこぼれ球を収めた21ヴィエイラが
狙いすまして左脚を振り抜きましたが
このシュートも体を挺して飛び込んできた
ミコレンコにブロックされてしまい
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

終盤には18冨安を投入して
万全な形で1点のリードを守り切り
試合はこのまま0−一で勝利!!

鬼門のグディソンパークで
貴重な勝ち点3を持って帰る事に成功しました。

この試合の注目はアーセナルデビューを飾った
22ラヤだったと思います。

とは言え、この試合では
危険な場面は殆どありませんでしたので
セービングに関しては何とも言えませんが
その一方で1ラムズデールと最も異なっていた所は
やはり足元でボールを扱う場面だったと思います。

1ラムズデールも決して足元の技術レベルが
低い方ではありませんが
戦術的にペナルティの外にまで出ていきますが
それはあくまでも高いDFラインの裏のスペースを埋めているだけで
そこまで積極的にペナルティの外側で
ボールに関与するタイプではないと思います。

反対に22ラヤはペナルティの外側にまで出ていく事を恐れずに
しかもそのペナルティの外側でも
積極的にボールに関与しようとする
「スイーパーキーパー」と呼ばれるスタイルの片鱗を
観せていたと思います。

実際、この試合はポゼッション率26%対74%と
アーセナルが圧倒的にボールを保持する展開でしたので
よりバックラインでのポゼッションを安定させる事を考えれば
11人目のフィールドプレーヤーとして振る舞う事が出来る
22ラヤを起用する事は理に適っており、
同時にエヴァートンのカウンター戦術に対処する為にも
ペナルティの外側にまで積極的に出ていき
DFラインの裏の広大のスペースをカバーする事の出来る
「スイーパーキーパー」タイプの22ラヤの方が
適していると言えるかもしれません。

そう言う意味ではアルテタ監督がコメントしていた様に
他のポジションと同様に
対戦相手の特徴によって
異なるスタイルのGKを使い分ける考えは
決して間違っているとは言えず、
この試合の様に圧倒的にボールを支配する事が可能な試合では
22ラヤを起用し
相手チームにゴールに迫られる場面が多い試合では
1ラムズデールを起用する様な使い分けが
今後も行われるかもしれません。

そしてもう一つの注目ポイントの
21ヴィエイラも期待通りの活躍を観せたと思います。

本来の21ヴィエイラはオフサイドで取り消された
11マルティネッリのゴールをアシストした様な
ゴールに直結するラストパスを送る
パサータイプの選手でしたが
昨シーズン終盤辺りからは
自らが動いてパスの受け手となる場面が増えており
それによりプレーの幅は大きく広がった印象を受けます。

実際この試合でもハーフスペースの嫌なポジションで
縦パスを受けると共に
その裏のスペースにも積極的に走り込んで
パスを受けるフリーランニングも
非常に効果的だったと思います。

結局、これまでの様な純粋なパサーでは
スペースの有無やパスの受け手の動きなどの他の要素に
プレーの成否が影響を受けやすい側面がありますが
自らが効果的なフリーランニングをする事が出来れば
スペースのない所でもボールに絡む事が出来る様になり
そして8ウーデゴールがそうであったよう様に
自らがパスの受け手となり
自らがゴールを決めるフィニッシャーとして振る舞う事で
ゴールと言う新たな武器を得る事が
出来る様になるかもしれません。

どちらにせよ元々アルテタ監督が目指すスタイルは
ポジションに囚われ過ぎずに
フレキシブルに動きながら仕掛けるスタイルだと思いますので
そのスタイルの中で生き残る為には
この様なプレースタイルの変更は
必然だったかもしれませんし
今の29ハヴァーツに求められている所は
現在の21ヴィエイラの様なスタイルだと思われます。

今週からはミッドウィークに
CLの試合が始まりますが
離脱してしまった11マルティネッリの穴は
19トロサールで十二分に埋める事が出来ますので
そこまで大きな問題にはならないと思われます。

同時に10スミス・ロウや24ネルソンも
左サイドでプレー可能ですので
ここまで出場機会に恵まれていない
この2人にもチャンスが巡ってくるかもしれません。

これまでは選手を固定する傾向が強かった
アルテタ監督が果たしてローテーションを行ってくるのか?
層が厚くなったスカッドを
有効に使う事が出来るのか?
そう言う意味でも次のCLのPSV戦は
注目されます。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:0G1A
9ジェズス      PL:1G0A
7サカ        PL:2G2A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:2G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A
19トロサール     PL:1G0A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
41ライス       PL:1G0A


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2023/24夏の移籍期間が閉幕して [移籍情報]

2023/24夏の移籍期間が閉幕して


Arsenal 1.jpg


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IN

チェルシーから完全移籍
 攻撃的MF カイ・ハヴァーツ(24歳)ドイツ代表 総額£6500万(推定)

アヤックスから完全移籍
 CB ユリエン・ティンバー(22歳)オランダ代表 総額£3800万(推定)

ウエスト・ハムから完全移籍
 DMF デクラン・ライス(24歳)イングランド代表 総額£1億500万(推定)

ブレントフォードから買い取りオプション付きシーズンローン
 GK ダヴィド・ラヤ(27歳)スペイン代表 手数料£300万(推定)


OUT

リヨンへ完全移籍
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)イングランド フリー

未定
 CB ザック・アヴェ(19歳)イングランド フリー

未定
 LW ジョエル・イデホ(20歳)オランダ フリー

未定
 LW ジョージ・ルイス(23歳)ノルウェー フリー

未定
 CMF マット・スミス(22歳)イングランド フリー

未定
 GK トム・スミス(21歳)イングランド フリー

St.ガレンへ完全移籍
 ストライカー ニコライ・モーラー(21歳)スウェーデン 移籍金非公表

FCラピド・ブカレストへシーズンローン
 CMF カタリン・シルジャン(20歳)ルーマニア 手数料非公表

バローAFCへ完全移籍
 CB メイズド・オグンボ(20歳)アイルランド 移籍金非公表

ACモンツァへ完全移籍
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン £600万(推定)

レヴァークーゼンへ完全移籍
 CMF グラニト・ジャカ(30歳)スイス代表 £2150万(推定)

コルチェスター・ユナイテッドへシーズンローン
 CMF マウロ・バンデイラ(19歳)ポルトガル 手数料非公表

イーストボーン・バラへシーズンローン
 ストライカー ビリー・ヴィガー(19歳)イングランド 手数料非公表

スラウ・タウンヘシーズンローン
 GK ヒューバート・グラチェ(20歳)ポーランド 手数料非公表

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍
 CB オーストン・トラスティ(25歳)アメリカ代表 £500万(推定)

マザーウェルへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ノッティンガム・フォレストへ完全移籍
 GK マット・ターナー(29歳)アメリカ代表 £1000万(推定)

スウォンジー・シティへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ナントヘシーズンローン
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-20 手数料非公表

カーディフ・シティヘシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28)アイスランド代表 手数料非公表

ミルウォールへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ダービー・カウンティへローン移籍(2023年末まで)
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(22歳)イングランドU-21 手数料非公表

レアル・ソシエダはシーズンローン
 左SB キーラン・ティアニー(26歳)スコットランド代表 手数料非公表

ASモナコへ完全移籍
 ストライカー フォラリン・バロガン(22歳)アメリカ代表 総額£3430万(推定)

FCデン・ボス(オランダ2部)ヘシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(20歳)オランダ 手数料非公表

ノッティンガム・フォイレストへ買取オプション付きシーズンローン
 左WB ヌーノ・タヴァレス(23歳)ポルトガルU-21 手数料£100万

チェルトナム・タウンへシーズンローン
 ストライカー ネイサン・バトラー=オイェデジ(20歳)イングランド 手数料非公表

ダービー・カウンティU-21へシーズンローン
 左SB ヘンリー・ジェフコット(19歳)イングランド 手数料非公表

レザーヘッドへローン(2023年末まで)
 GK ブライアン・オコンクォ(17歳)イングランド 手数料非公表

ウィガン・アスレチックへローン(2023年末まで)
 CB オマル・レキク(21歳)チュニジア代表 手数料非公表

レクサムへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクォ(21歳)イングランド 手数料非公表

ルートン・タウンへシーズンローン
 CMF アルベール・サンビ・ロコンガ(23歳)ベルギー 手数料非公表
 
クリスタル・パレスへ完全移籍
 CB ロブ・ホールディング(27歳)元イングランド代表 £400万(推定)

ブロムリーヘシーズンローン
 CB アレックス・カーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ブロムリーヘシーズンローン
 左WG キド・テイラー=ハート(20歳)イングランド 手数料非公表

KVコルトレイクへ完全移籍
 右SB ライアン・アレバイオス(21歳)イングランド 移籍金非公表

トラブゾンスポルへ完全移籍
 右WG ニコラ・ペペ(28歳)フランス 契約解除

ティグレス(メキシコ)へ完全移籍
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(19歳)メキシコ代表 移籍金非公表

アル・ビッダ(カタール)ヘ完全移籍
 CMF ティム・アキノラ(22歳)イングランド 移籍金非公表


(年齢は2023年9/1時点)


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昨シーズンはPL優勝まであと一歩の所まで行きましたが
シーズン終盤に怪我人が続出した事で
残念ながら失速してしまい
シティの3連覇を許してしまいました。

それを受けてこの夏は£2億以上の移籍金を投資して
積極的な補強を敢行して
悲願のPL制覇に向けて
強い意気込みを見せた夏になったと思います。

まずこの夏の移籍期間が始まる前に
個人的に挙げていた補強のポイントは

1、インサイドハーフ・CMF
2、左利きの右サイドアタッカー
3、左SB
4、右SB
5、CB

の5つでしたが
実際行われた補強は
・左インサイドハーフ対して29ハヴァーツ
・アンカーに対して41ライス
・両SB・偽SBに対して12ティンバー
・GKに対して22ラヤの4名でした。

この夏の最大の補強ポイントは
ジャカの退団に伴い空席になっていた
左インサイドハーフでしたが
その左インサイドハーフに対して
チェルシーの29ハヴァーツを獲得したのは
少なからず意外だったと思います。

人員整理が必要だったチェルシーが
これまでの主力だった選手に対しても
積極的に売り出していた事も影響したのか
それまで全く噂に挙がっていなかった
29ハヴァーツを急遽?総額£6500万の移籍金で獲得して
多くの人を驚かせました。

チェルシー時代では主に1トップのポジションで起用され
レヴァークーゼン時代では
主にトップ下で起用されていた29ハヴァーツを
どこのポジションで起用するのか注目されましたが
アルテタ監督が中盤での起用を明言していた様に
ここまでは左インサイドハーフでの起用が続いていますので
ジャカの穴を埋める為に
アルテタ監督は獲得したとみて間違いないと思います。

一方で個人的には総額£1億500万の
イングランド選手最高額で獲得した
41ライスをジャカの後釜にすると考えていましたが
現状としてはコミュニティ・シールドのシティ戦以外は
一貫してアンカーのポジションで
起用し続けていますので
アルテタ監督は41ライスの事を
ジャカの後釜とは考えていないと思われます。

しかしその29ハヴァーツは
開幕から左インサイドハーフで起用されていますが
今の所全くフィットする事が出来ていない所は
少なからず問題だと思います。

プレシーズン序盤からしっかりと参加し
そのプレシーズン中の試合を含めて
既に10試合消化しているにも関わらず
左インサイドハーフとして全くフィットしていない
29ハヴァーツにインサイドハーフとしての
資質が本当にあるのかと
疑問を持たれても仕方がないと思います。

勿論、今シーズンのアルテタ監督は
昨シーズン以上にフレキシブルにポジションを変える
可変システムを目指している様に観えますので
我々の目にはまだ映ってこない
29ハヴァーツを活かす着地点が
アルテタ監督には観えているのかもしれませんが
このままの状況が続くのならば
現在絶好調の21ヴィエイラや
復活を目指している10スミス・ロウ等の既存の選手が
退団したジャカの穴を埋める可能性もあると思います。


この夏はDFラインも補強の対象でしたが
状況によりその優先度は異なっていました。

仮に2サリバの契約延長が実現していなければ
CBの補強の優先度は挙がっていたと思いますが
この夏に契約延長が締結された事を受けて
その補強の優先度は下がり、
更にプレシーズン中では新加入の12ティンバーを
右SBの位置で偽SBとして起用し、
シーズン始まってからは5トーマスを
右SBの位置で偽SBとして起用して
各々結果を出した事もあり
昨シーズンまで右SBを務めていた4ホワイトを
CBで起用する事も可能になりましたので
実質的にCBの補強は見送られました。

一方でSBに対してはアヤックスから
12ティンバーを獲得しました。

とは言えその12ティンバーは
アヤックス時代では右SBでプレーする時もありましたが
基本的にはCBを主戦場としいましたので
当初はCBに対する補強なのか
SBに対する補強なのかはっきりしませんでした。

その様な状況の中でアルテタ監督は
プレシーズンから一貫してSBで起用していた様に
SBの補強として12ティンバーを獲得したのは明らかであり
その上で偽SBとしてプレーさせる目的を持って
獲得したと言う事もすぐにはっきりしました。

昨シーズンまでのアーセナルは
偽SBとしてプレー出来るのは
実質的に左SBに入る35ジンチェンコ一人だけでしたので
偽SBとしてプレー出来る選手の拡充も
この夏のテーマの一つだったと思います。

更に言えば元々はCMFの35ジンチェンコは
守備者としては守備の強度が
明らかに足りないと言う問題を抱えていましたので
守備強度が十分な本職がDFの選手で
尚且つ偽SBとして対応可能な選手を
見つける必要性がありましたが
そう言う意味では
12ティンバーは理想的な選手だったと思います。

とは言え、アヤックス時代は
基本的にはCBを主戦場としていて
積極的に前にボールを持ち上がる
リベロ的なプレーはしていましたが
偽SBの様に中盤でゲームメイクする様な
プレーを実戦では殆どした経験がない
12ティンバーに偽SBの資質がある事を見抜いた
アルテタ監督やエドゥSDの先見の明は
流石としか言えません。
同時にこれまでプレーした経験がないと思われる
偽SBとしてのプレーに対応し
この新しいシステムに速やかに適応した12ティンバーも
素晴らしい能力の持ち主と言えると思います。

結局、12ティンバーは
右SBは勿論ですが左SBでもプレー可能であり
本職のCBと合わせて
DFラインの全てのポジションでプレーする事が出来、
しかも両SBの位置で偽SBとしても振る舞う事が出来る様に
一人で多くのポジションと役割をカバーする事が出来る
この夏の最高の補強になる可能性もあったと思います。

それだけに開幕戦で
右膝関節前十字靭帯損傷の怪我を負ってしまったのは
非常に残念でありチームにとっては
非常に大きな損失になってしまったと思います。


総額£1億500万(推定)の移籍金を投資して獲得した
41ライスは既にチームの中心として
大きな存在感を観せていると思います。

その41ライスは対人強度が高く、
ボールを奪い返すディフェンススキルも優れており
同時に機動力があり、危機察知能力が高く
その上で献身性を併せ持っている事で
中盤の底の広い範囲をカバーし
中盤の強度は確実に上げる存在感を
早くも発揮していると思います。

また、プレッシャーを掛けられている状況でも
ボールを引き取り次に展開する事の出来る
足元の技術レベルも高く、
サイドチェンジのパスの精度も高いと思います。

まだチームとして偽SBシステムの
マイナーチェンジを繰り返している関係もあるのか
ウエスト・ハム時代の様な
縦の推進力を発揮する場面や
攻撃のスイッチを入れる様な縦パスを入れる場面は
まだ少ないと思いますが
今後周囲との関係性がもっと確立してくれば
更に良くなると思われます。

そして既に何シーズンも前から
チームの中心選手でいるかの様な
ピッチ内外での圧倒的な存在感を観ると
生まれ持ったリーダーの資質を感じます。
今後41ライスがいる事でチームは安定し
41ライスがいる事で最後まで諦めない
闘うチームになっていく様に感じますので
今シーズンが終わる頃には
£1億500万(推定)の移籍金は
決して高くはなかったとは感じているかもしれません。


そして最後に獲得した22ラジャは
賛否が分かれる補強だったと思います。

スペイン代表にも選ばれている22ラヤは
ブレントフォードでは正GKとして活躍し
足元の技術レベルが非常に高く
セービング能力にも定評があるGKで
1ラムズデールと同じ
PLを代表するGKの1人でした。

試合数が増加している昨今の状況を考えれば
レベルの高いGKをチームに2人準備するのは
決して間違った判断ではないと思いますが
その一方でこの2人の間の関係性を心配する声も聞かれます。

そこで重要になると思われるのが
GKコーチを務めている
イニャキ・カニャ・パボンコーチの存在だと思います。

イニャキ・カニャ・パボンコーチは
ブレントフォード時代に直接指導していた
ラヤをアーセナルに呼び寄せた関係で
1ラムズデールから22ラヤに
正GKの交代を推し進めるのではないかと言う噂もありますが
その一方でここ最近のGKチームの雰囲気が
すこぶる良いのは
勿論、各々の選手のキャラクターもあると思いますが
それを束ねているイニャキ・カニャ・パボンコーチの
尽力もあると思います。

その様なGKチームの和を大切にしている様に観える
イニャキ・カニャ・パボンコーチが
わざわざGKチームの雰囲気を壊す様なリスクを
犯す事はないと思いますので
1ラムズデールと22ラヤの2人を同じGKチームに入れても
波風を立てる事はなく
各々をリスペクトする事が出来るキャラクターだと
確信を持っていたのではないかと推測されます。

今後、どちらが正GKの座に着くかは分かりませんが
どのポジションにおいても
高いレベルでのポジション争いを求めている
アルテタ監督の意向を反映した補強であり
両GKは一つのポジションを求めて
更にレベルアップする事を期待したいと思います。


一方で個人的に補強ポイントとして挙げていた
2の「左利きの右サイドアタッカー」に関しては
この夏の移籍期間でも補強は見送られました。

それはこの夏に契約が切れる予定だった
24ネルソンとの契約延長が締結できた事が
関係していると思われますし、
14マルティネッリや19トロサールも
右サイドでプレーする事自体は可能ですので
7サカに問題が発生したとしても
その穴を埋める事が出来ると言う算段だと思いますが
今シーズンのスカッドで
最も層が薄いポジションという状況が
問題にならない事を祈るばかりです。


新たな選手の獲得と共に
肥大化し始めていたスカッドの
人員整理もこの夏の課題だったと思います。

この夏に移籍した選手の中には
ジャカやバロガンやティアニーの様に
戦力として計算出来ながらも
家庭の事情や出場機会を求めて移籍した選手もいますが
ここ数シーズン問題なのは
アルテタ監督の構想から外れた選手達を
完全移籍で放出する事が出来ていない為に
徐々にスカッドが肥大化している所だと思います。

そう言う意味では昨シーズンローン移籍に出ていた選手達を
完全移籍で放出する事が出来るかどうかも
この夏の注目ポイントでしたが
残念ながらこの夏もルナルソン、タヴァレス、オコンクォ
ロコンガは完全移籍で放出する事が出来ずに
ローン移籍するに留まり
最後の最後で契約解除を行なった上で
トラブゾンスポルへの入団が決まったペペとは異なり
17セドリックに至っては
昨シーズンと同様にローン移籍させる事も出来ずに
スカッドに残る事になってしまったのは
大きな失敗だと思います。


この夏はこれまでにない
高額投資を敢行した移籍期間だった関係で
移籍金収支の問題もありました。

この夏は
29ハバーツ  £6500万(推定)
12ティンバー £3800万(推定)
41ライス  £1億500万(推定)
計    £2億1100万(推定)投資し
そこに22ラヤのローン手数料として£300万(推定)を加えた
£2億1400万(推定)と言う莫大な支出を行いました。

本来ならば移籍金£3000万(推定)で
22ラヤを完全移籍で獲得する所を
FFPに抵触する可能性が出てきていた為に
買取オプション付きローン移籍という形で獲得した様に
かなりギリギリのラインで投資を行った事が伺えます。

一方でこの莫大な支出に対して
選手を放出して得た移籍金収入は

マリ      £600万(推定)
ジャカ    £2150万(推定)
トラスティ   £500万(推定)
ターナー   £1000万(推定)
バロガン   £3430万(推定)
ホールディング £400万(推定)
計      £8080万(推定)に留まりました。

本来ならばバロガンの移籍に際して
£5000万クラスの移籍金を期待していた思いますし
移籍先ですぐに戦力として計算出来る
3ティアニーやタヴァレス等は
完全移籍させて移籍金収入を伸ばしたかったと思われますが
結果としてローン移籍という形になってしまった為に
期待した移籍金収入を得る事が出来ず、
結果的に総支出の半分も回収出来なかったのは
大きく目論見が外れたと思われます。

とは言えこの夏の移籍金の
大きなマイナス収支に関しては
今シーズンはCLへ出場する事になりましたので
しっかりとグループステージを突破し
上位進出を果たす事が出来れば
そこからの収入で十分に回収可能だと
計算した上で行ったと推測されますので
CLでもしっかりと上位進出する事が出来れば
問題ないと思いたいと思います。

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この夏の移籍期間が始まる前には
・インサイドハーフ・CMF
・左利きの右サイドアタッカー
・左SB
・右SB
・CB
の5つを補強ポイントを
個人的には挙げていましたが
実際補強が行われたのは
・左インサイドハーフに対して29ハヴァーツ
・アンカーに対して41ライス
・両SB・偽SBに対して12ティンバー
・GKに対して22ラヤの4名になりました。

アンカーとして起用されている
41ライスをインサイドハーフで起用する可能性は
まだ残っていると思っていますが
現状として左インサイドハーフに対して
29ハヴァーツを獲得したのは
少なからず意外であり
しかもその29ハヴァーツは
左インサイドハーフのポジションに
適応出来ていないと言う問題を起こしていますので
左インサイドハーフに対して
29ハヴァーツを獲得した判断が
正しかったのかどうか意見が分かれています。

同時に戦力的な上積みにはなりましたが
第2GKの30ターナーに代えて
敢えて22ラヤを獲得する必要性があったかどうかと言う点も
少なからず意見が分かれていると思います。

一方で今の所アンカーで起用されている
41ライスはすでに中心選手の風格を醸し出しており
両SB・偽SBそしてCBのポジション・役割を
一人でカバー出来る12ティンバーも
DFラインの安定性を上げる
効果的な補強だったと言えると思います。

よって
この夏のプラスポイントは
・チームの中心選手として期待出来る41ライスの獲得
・22ラヤを獲得した事でのGKチームの戦力値の向上
・DFラインと偽SBの問題を解決する12ティンバーの獲得

一方のマイナスポイントは
・ジャカが抜けた左インサイドハーフの穴を
 29ハヴァーツが埋められていない現状
・この夏も7サカをバックアップする
 左利きの右サイドアタッカーの補強を見送り
・12ティンバーの長期離脱による
 DFラインの潜在的な駒不足の問題

が挙げられます。

この夏の移籍期間の評価は
総合的には『75点』くらいだと考えます。

仮に12ティンバーが長期離脱しなければ
『90点』以上をつけても良かった様に感じますが、、、。


C'mon Arsenal !!


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2023/24のスカッド:最終版・改訂版 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズンのファーストチームのスカッド最終版です。

Arsenal 1.jpg


1 アーロン・ラムズデール(24)(HG)
2 ウィリアム・サリバ(22)(HG)
3
4 ベン・ホワイト(25)(HG)
5 トーマス・パーティ(30)
6 ガブリエウ(25)
7 ブカヨ・サカ(21)(HG)
8 マルティン・ウーデゴール(24)
9 ガブリエル・ジェズス(26)
10 エミール・スミス・ロウ(23)(HG)
11 ガブリエウ・マルティネッリ(22)(HG)
12 ユリエン・ティンバー(22)
13 
14 エディー・エンケティア(24)(HG)
15 ヤクブ・キヴィオル(23)
16 
17 セドリック・スアレス(32)
18 冨安健洋(24)
19 レアンドロ・トロサール(28)
20 ジョルジーニョ(31)
21 ファビオ・ヴィエイラ(23)
22 ダヴィド・ラヤ(27歳)(HG)
23 
24 リース・ネルソン(23)(HG)
25 モハメド・エルネニー(31)
26 
27 
28 
29 カイ・ハヴァーツ(24)
30 
31 カール・ハイン(21)(U-21)(HG)
32 
33 
34 
35 オレクサンドル・ジンチェンコ(26)
41 デクラン・ライス(24)(HG)


シーズンローン
 3 キーラン・ティアニー(26)
 13 ルナル・アレックス・ルナルソン(28)
 23 アルベール・サンビ・ロコンガ(23)
 27 マルキーニョス(20)(U-21)
 33 アーサー・オコンクウォ(21)(HG)
   ヌーノ・タヴァレス(23)

(年齢は9/1現在)


シニア登録選手 合計24名 
 ホームグロウン  10名
 非ホームグロウン 14名
U-21 1名
ローン 6名


C'mon Arsenal !!


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IN

チェルシーから完全移籍
 攻撃的MF カイ・ハヴァーツ(24歳)ドイツ代表 総額£6500万(推定)

アヤックスから完全移籍
 CB ユリエン・ティンバー(22歳)オランダ代表 総額£3800万(推定)

ウエスト・ハムから完全移籍
 DMF デクラン・ライス(24歳)イングランド代表 総額£1億500万(推定)

ブレントフォードから買い取りオプション付きシーズンローン
 GK ダヴィド・ラヤ(27歳)スペイン代表 手数料£300万(推定)


OUT

リヨンへ完全移籍
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)イングランド フリー

未定
 CB ザック・アヴェ(19歳)イングランド フリー

未定
 LW ジョエル・イデホ(20歳)オランダ フリー

未定
 LW ジョージ・ルイス(23歳)ノルウェー フリー

未定
 CMF マット・スミス(22歳)イングランド フリー

未定
 GK トム・スミス(21歳)イングランド フリー

St.ガレンへ完全移籍
 ストライカー ニコライ・モーラー(21歳)スウェーデン 移籍金非公表

FCラピド・ブカレストへシーズンローン
 CMF カタリン・シルジャン(20歳)ルーマニア 手数料非公表

バローAFCへ完全移籍
 CB メイズド・オグンボ(20歳)アイルランド 移籍金非公表

ACモンツァへ完全移籍
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン £600万(推定)

レヴァークーゼンへ完全移籍
 CMF グラニト・ジャカ(30歳)スイス代表 £2150万(推定)

コルチェスター・ユナイテッドへシーズンローン
 CMF マウロ・バンデイラ(19歳)ポルトガル 手数料非公表

イーストボーン・バラへシーズンローン
 ストライカー ビリー・ヴィガー(19歳)イングランド 手数料非公表

スラウ・タウンヘシーズンローン
 GK ヒューバート・グラチェ(20歳)ポーランド 手数料非公表

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍
 CB オーストン・トラスティ(25歳)アメリカ代表 £500万(推定)

マザーウェルへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ノッティンガム・フォレストへ完全移籍
 GK マット・ターナー(29歳)アメリカ代表 £1000万(推定)

スウォンジー・シティへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ナントヘシーズンローン
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-20 手数料非公表

カーディフ・シティヘシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28)アイスランド代表 手数料非公表

ミルウォールへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ダービー・カウンティへローン移籍(2023年末まで)
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(22歳)イングランドU-21 手数料非公表

レアル・ソシエダはシーズンローン
 左SB キーラン・ティアニー(26歳)スコットランド代表 手数料非公表

ASモナコへ完全移籍
 ストライカー フォラリン・バロガン(22歳)アメリカ代表 総額£3430万(推定)

FCデン・ボス(オランダ2部)ヘシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(20歳)オランダ 手数料非公表

ノッティンガム・フォイレストへ買取オプション付きシーズンローン
 左WB ヌーノ・タヴァレス(23歳)ポルトガルU-21 手数料£100万

チェルトナム・タウンへシーズンローン
 ストライカー ネイサン・バトラー=オイェデジ(20歳)イングランド 手数料非公表

ダービー・カウンティU-21へシーズンローン
 左SB ヘンリー・ジェフコット(19歳)イングランド 手数料非公表

レザーヘッドへローン(2023年末まで)
 GK ブライアン・オコンクォ(17歳)イングランド 手数料非公表

ウィガン・アスレチックへローン(2023年末まで)
 CB オマル・レキク(21歳)チュニジア代表 手数料非公表

レクサムへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクォ(21歳)イングランド 手数料非公表

ルートン・タウンへシーズンローン
 CMF アルベール・サンビ・ロコンガ(23歳)ベルギー 手数料非公表
 
クリスタル・パレスへ完全移籍
 CB ロブ・ホールディング(27歳)元イングランド代表 £400万(推定)

ブロムリーヘシーズンローン
 CB アレックス・カーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ブロムリーヘシーズンローン
 左WG キド・テイラー=ハート(20歳)イングランド 手数料非公表

KVコルトレイクへ完全移籍
 右SB ライアン・アレバイオス(21歳)イングランド 移籍金非公表

トラブゾンスポルへ完全移籍
 右WG ニコラ・ペペ(28歳)フランス 契約解除


(年齢は2023年9/1時点)


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ニコラ・ペペ、トラブゾンスポルへ完全移籍。 [移籍情報]

ニコラ・ペペ(28歳)の
トラブゾンスポルへ完全移籍が発表されました。

Arsenal 1.jpg構想外になっていたペペは
契約を解除した上で
まだ夏の移籍期間が閉まっていない
トルコのトラブゾンスポルへ完全移籍が決まりました。


移籍金:フリートランスファー


アーセナル通算

PL 43試合先発+37試合途中出場
  :16ゴール9アシスト
EL 12試合先発+7試合途中出場
  :8ゴール6アシスト
FA杯 7試合先発:1ゴール2アシスト
リーグ杯 5試合先発+1試合途中出場:2ゴール4アシスト

公式戦通算 67試合先発+45試合途中出場
      :27ゴール21アシスト


19ペペは2019年夏にクラブ史上最高額である
£7200万の移籍金でリールから加入しましたが
結果を出す事が出来ず
昨シーズンもニースへシーズンローンに出ていました。

しかしそのニースでも大きなインパクトを示す事が出来ずに
この夏にアーセナルに戻ってきていましたが
構想外の状況は変わっていませんでしたので
この夏にチームを離れる事は既定路線でした。

しかしその様なペペに対して
サウジアラビアのクラブ以外は
獲得に興味を示すクラブは現れませんでしたが
ペペ自身はヨーロッパでのキャリアを
継続する事をを希望していた為に
サウジアラビアのクラブへの移籍もまとまらずに
宙に浮いた状態のままでした。

その様な状況の中でトラブゾンスポルへの完全移籍が決まったのは
非常にラッキーだったかもしれません。
契約解除を行なった上での完全移籍という事もあり
獲得に要した£7200万と言われる移籍金は
全く回収できませんでしたが
週給£14万と言われる給与を
削減する事が出来ただけでも
良しとするべきだと思います。

残念ながらPLでプレーするには
フィジカル的な強度に対する耐性と
プレースピードを改善する事が出来ませんでしたが
トルコの地では持てる力を発揮できる事を願っています。


C'mon Arsenal !!


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IN

チェルシーから完全移籍
 攻撃的MF カイ・ハヴァーツ(24歳)ドイツ代表 総額£6500万(推定)

アヤックスから完全移籍
 CB ユリエン・ティンバー(22歳)オランダ代表 総額£3800万(推定)

ウエスト・ハムから完全移籍
 DMF デクラン・ライス(24歳)イングランド代表 総額£1億500万(推定)

ブレントフォードから買い取りオプション付きシーズンローン
 GK ダヴィド・ラヤ(27歳)スペイン代表 総額£300万(推定)


OUT

リヨンへ完全移籍
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)イングランド フリー

未定
 CB ザック・アヴェ(19歳)イングランド フリー

未定
 LW ジョエル・イデホ(20歳)オランダ フリー

未定
 LW ジョージ・ルイス(23歳)ノルウェー フリー

未定
 CMF マット・スミス(22歳)イングランド フリー

未定
 GK トム・スミス(21歳)イングランド フリー

St.ガレンへ完全移籍
 ストライカー ニコライ・モーラー(21歳)スウェーデン 移籍金非公表

FCラピド・ブカレストへシーズンローン
 CMF カタリン・シルジャン(20歳)ルーマニア 手数料非公表

バローAFCへ完全移籍
 CB メイズド・オグンボ(20歳)アイルランド 移籍金非公表

ACモンツァへ完全移籍
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン £600万(推定)

レヴァークーゼンへ完全移籍
 CMF グラニト・ジャカ(30歳)スイス代表 £2150万(推定)

コルチェスター・ユナイテッドへシーズンローン
 CMF マウロ・バンデイラ(19歳)ポルトガル 手数料非公表

イーストボーン・バラへシーズンローン
 ストライカー ビリー・ヴィガー(19歳)イングランド 手数料非公表

スラウ・タウンヘシーズンローン
 GK ヒューバート・グラチェ(20歳)ポーランド 手数料非公表

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍
 CB オーストン・トラスティ(25歳)アメリカ代表 £500万(推定)

マザーウェルへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ノッティンガム・フォレストへ完全移籍
 GK マット・ターナー(29歳)アメリカ代表 £1000万(推定)

スウォンジー・シティへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ナントヘシーズンローン
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-20 手数料非公表

カーディフ・シティヘシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28)アイスランド代表 手数料非公表

ミルウォールへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ダービー・カウンティへローン移籍(2023年末まで)
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(22歳)イングランドU-21 手数料非公表

レアル・ソシエダはシーズンローン
 左SB キーラン・ティアニー(26歳)スコットランド代表 手数料非公表

ASモナコへ完全移籍
 ストライカー フォラリン・バロガン(22歳)アメリカ代表 総額£3430万(推定)

FCデン・ボス(オランダ2部)ヘシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(20歳)オランダ 手数料非公表

ノッティンガム・フォイレストへ買取オプション付きシーズンローン
 左WB ヌーノ・タヴァレス(23歳)ポルトガルU-21 手数料£100万

チェルトナム・タウンへシーズンローン
 ストライカー ネイサン・バトラー=オイェデジ(20歳)イングランド 手数料非公表

ダービー・カウンティU-21へシーズンローン
 左SB ヘンリー・ジェフコット(19歳)イングランド 手数料非公表

レザーヘッドへローン(2023年末まで)
 GK ブライアン・オコンクォ(17歳)イングランド 手数料非公表

ウィガン・アスレチックへローン(2023年末まで)
 CB オマル・レキク(21歳)チュニジア代表 手数料非公表

レクサムへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクォ(21歳)イングランド 手数料非公表

ルートン・タウンへシーズンローン
 CMF アルベール・サンビ・ロコンガ(23歳)ベルギー 手数料非公表
 
クリスタル・パレスへ完全移籍
 CB ロブ・ホールディング(27歳)元イングランド代表 £400万(推定)

ブロムリーヘシーズンローン
 CB アレックス・カーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ブロムリーヘシーズンローン
 左WG キド・テイラー=ハート(20歳)イングランド 手数料非公表

KVコルトレイクへ完全移籍
 右SB ライアン・アレバイオス(21歳)イングランド 移籍金非公表

トラブゾンスポルへ完全移籍
 右WG ニコラ・ペペ(28歳)コートジボワール代表 契約解除


(年齢は2023年9/1時点)


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PL4:ARSENAL vs Manchester United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−1 Manchester United
2023年9月3日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (27)Rashford
 (29)8Ødegaard(←11Martinelli)
 (90+7)41Rice(←7Saka)
 (90+11)9Jesus(←21Vieira)
 

1Ramsdale

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard     29Havertz

 7Saka              11Martinelli

14Nketiah



(76)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(76)29Havertz>>>21Vieira
(76)14Nketiah>>>9Jesus
(90)11Martinelli>>>24Nelson
(90+9)8Ødegaard>>>20Jorginho

Substitutes
 22Raya
 15Kiwior
 10Smith Rowe
 19Trossard


Arsenal 1.jpg後半アディショナルタイムの
劇的な逆転劇でユナイテッドを下しました。

先発はトレーニング中にソケイ部を痛めた
5トーマスに代わって
35ジンチェンコが左SBに入って偽SBを担い
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウ
&35ジンチェンコと言う
昨シーズンのベストメンバーのDFラインが
今シーズン初めて組まれました。
そして1トップを19トロサールから
14エンケティアに戻した以外は
これまでと同様のメンバーが組まれました。

前節の活躍を受けて21ヴィエイラを
先発から起用してくると思われましたが
この試合も引き続き29ハヴァーツを
先発で起用してきたのは
少なからず意外でした。

試合はボールを支配したアーセナルペースで始まり
最初の決定機を作ったのもアーセナルの方でした。

12分過ぎ、ワンビサカからのパスを受けた
フェルナンデスに対して
背後から仕掛けたライスのスライディングタックルで
ボールを取り返した所から
14エンケティア〜11マルティネッリへと繋がり
その11マルティネッリが
左サイドを持ち込んだ所から送ったクロスに対して
ダロットがヘッドでクリアーしたボールが
ゴール前に詰めていた29ハヴァーツの足元に溢れてきましたが
29ハヴァーツは空振りしてしまいゴールを奪う事は出来ず。

確かに目の前にマルティネスが
シュートブロックをしに来ていたのが
目に入ったのかもしれませんが
それでも1トラップしたボールは
不規則な回転をしていた訳ではありませんでしたので
空振りしてしまうと言うのは
信じられないミスだと思います。

このゴール正面の位置で
フリーの状況で訪れたこの決定機を
決めきれなかった29ハヴァーツは
この後失点にも関与してしまいました。

27分、エリクセンが
クリアー気味に蹴り出したボールを収めた29ハヴァーツが
8ウーデゴールに送ったパスが
エリクセンにカットされた所から
カウンターを受けてしまいました。
そのエリクセンから送られた
スルーパスを受けたラッシュフォードに
カットインした所から右脚を振り抜かれてしまい失点。

29ハヴァーツが出したパスは
本当に不用意なパスだったと思います。
これまでも何度も書いていますが
29ハヴァーツのパスは
他の選手に比べて明らかに弱く
そのパススピードの遅さが
アーセナルの攻撃のテンポを遅らせている
一因になっているのは周知の事実だと思いますが
一方でその緩慢なパスは
相手にとってはカットする
格好の標的になっているのも言うまでもなく
この場面でもエリクセンは明らかに狙っていたと思います。

他の選手はビシビシと鋭い球筋のパスを通しているにも関わらず
自分だけ緩慢なスピードのパスを送っている事に
違和感を感じないのでしょうか?
それとも自分だけ異なっている事に
気が付いていないのでしょうか?
もしも気が付いていないのならば
周りの人は教えてあげなければならないと思います。

アルテタ監督としては起用しながら
適応してくれる事を待っている段階だと思いますし
開幕して4戦で結論を出すのは
時期尚早だと言う意見もあると思いますが
29ハヴァーツはプレシーズン中に5戦、
そしてコミュニティ・シールドでも起用されていますので
アーセナルに加入してから既に
10戦起用されているにも関わらず
プレシーズンの初戦だったニュルンベルグ戦と
何一つ変わらずに
浮いた存在のままと言うのは問題だと思います。

現状としてはこのまま先発から起用し続けても
上手くいかない現状に自信を失うだけであり
同時に周囲の選手から信頼されなくなるだけだと思います。

そして当然結果を出し続けている21ヴィエイラは勿論ですが
開幕からまだ一度も起用されていない
10スミス・ロウの不満も溜まってくる可能性もあると思いますので
そろそろ他の選手がそうである様に
仮に1年かかったとしても
短い時間から少しずつ起用して
時間をかけて適応させるべきだと思います。

勿論、獲得する時の契約条項に
先発から起用し続けなければならないと言う
大人の事情があるのかもしれませんが
そろそろベンチスタートさせる決断をする時期だと
個人的には非常に強く思っています。

ミスから先制されてしまいましたが
その直後に同点ゴールを奪いました。

29分、6ガブリエウからの縦パスを
中に入りながら11マルティネッリがヒールで背後に流し
そのボールを受けた35ジンチェンコからのパスを
14エンケティアがダイレクトで11マルティネッリに繋ぎ
その11マルティネッリからの折り返しを
8ウーデゴールがダイレクトで冷静に左脚を振り抜きゴール!!

ダイレクトパスを織り交ぜながら
まさに流れる様な仕掛けで
完璧に崩した同点ゴールでした。

その後は一進一退という流れで
シュートを撃つ所までは行くのですが
両チームのゴール前は硬く
本当の意味でゴールを脅かす所にまでは至らないまま
前半は終わりました。

この前半でも29ハヴァーツは浮いた存在でしたので
前節で19トロサールを14エンケティアに代えた様に
この試合でも後半頭から29ハヴァーツを代えてくる事を
期待していましたが残念ながら
メンバー交代がないまま後半はスタートしました。

後半もアーセナルのペースで始まり
何度かシュートチャンスを作る事は出来ましたが
最初に決定機を作ったのはユナイテッドの方でした。

53分過ぎ、エリクセンからのパスを受けた
フェルナンデスからマルシャルにラストパスが送られ
そのパスを受けたマルシャルに
そのまま縦に抜け出された所から
シュートを撃たれてしまいました。

角度のない所から撃たれたそのシュートは
1ラムズデールがセーブし、
そのこぼれ球を今度はラッシュフォードに
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも2サリバがブロックして
何とかゴールを死守。

先制点の時もそうですがユナイテッドは
フェルナンデスにせよラッシュフォードにせよ
元々タレント力が非常に高い選手がいますので
チームとしてまとまりがなくても
一度ハマった時には非常に危険な場面を作られてしまう
油断出来ない相手だと言うのは間違いないと思います。
とは言え、反対に言えばとポイントとなる選手を
押さえてしまえば危険性がなくなるとも言えますが、、、。

その後はアーセナルも決定機を作りかけました。

58分過ぎ、41ライスの縦パスを
下がってきて受けた14エンケティアから送られた
右足のアウトサイドでのスルーパスを
29ハヴァーツが受けて
そのままワンビサカとカゼミロの間を
切り込んで行った所で倒されて
一度はPKを獲得しました。
しかしVARの結果、接触が認められなかった為に
そのPKは取り消されてしまいました。

確かにPKを貰いに行きたくなる気持ちは
分からなくもありませんが
利き足ではない右脚でしか
シュートを撃つ事が出来な状況でもなければ、
角度が限定された状況でもなく
ワンビサカとカゼミロとの間の
非常に良い位置でボールを受け、
そこからのボールコントロールも完璧で
完全に前を向けていましたので
自らシュートを撃ちに行って欲しかった場面でした。

実際、ペナルティの中に入っていましたので
ワンビサカにせよカゼミロにせよ
この場面以上の激しいチャージをする事は
出来なかったはずですので
左側からコンタクトに来たワンビサカに対して
左腕で壁を作るなり
しっかりと体をぶつけるなりしてブロックすれば
そのまま抜け出して左脚でシュートを撃つ事は
可能だったと思います。

ここでゴールを奪う事が出来れば
現状の不甲斐ない状況を打開する
切っ掛けになる可能性もありましたが
そのチャンスを活かせなかったの残念です。

一方で解説でも触れていましたが
14エンケティアのポストプレーや
下がった位置でボールに絡むプレーの質は
昨シーズンに比べて格段に上がった印象です。

昨シーズンまでは下がってボールを受けても
ただボールに絡んで捌いているだけで
そこからチャンスを広げる事は
あまり出来ていませんでしたし
実際収まり具合も不安定だったと思います。

しかし今シーズンはプレッシャーを掛けられた状況でも
しっかりと収まる様になり
そしてそこから出されるパスも
しっかりとしたビジョンの中で
出される様になったと思います。

実際この場面で出した
タイミングをズラして送った右足のアウトサイドのパスも
あのタイミングでパスを出さなければ
ワンビサカとカゼミロの間を
29ハヴァーツが抜ける事は出来ませんでしたので
しっかりとしたプレービジョンの中で送られた事が
はっきりとわかるパスだったと思います。

昨シーズンまでの9ジェズスと14エンケティアの間には
プレースタイルの違いもあり
少なくない差があったと思いますが
今シーズンの14エンケティアはその差を
確実に埋めてきたと思います。
後は昨シーズン課題だった
途中出場の状況から結果を出す事が出来る様になれば
アーセナルの前線はさらに磐石になると思います。

その後も両チーム共に
ゴールに迫る場面がありました。

67分過ぎ、7サカからのショートコーナーから
8ウーデゴール〜7サカと繋げられ
その7サカからのパスを受けた11マルティネッリが
ペナルティの外側からダイレクトで右脚を振り抜きましたが
そのシュートは僅かにポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ず。

71分過ぎ、右サイドの深い位置で
ボールを収めたラッシュフォードに
4ホワイトが突破されてしまい
ポケットの位置にまで侵入を許した所から
折り返されてしまいました。

幸いその折り返しを受けたホイルンドに対しては
しっかりと付いていた6ガブリエウが抑え込んで
シュートを撃たせませんでしたが
先制点の時と同様に
ラッシュフォードがボールを持てば
一人でも仕掛けられるだけの強力な力がありますので
1対1での対応は避けるべきだと思います。

80分過ぎ、左サイドでパスを受けた11マルティネッリが
中に向かってカットインした所から
9ジェスス〜8ウーデゴール〜4ホワイトへと
右サイドに向かって繋いで行き
その4ホワイトからのグラウンダーの折り返しを
ゴール前に入ってきていた7サカが
ダイレクトで合わせましたが
そのシュートはオナナの正面で決められず。

ニアに入ってきていた9ジェズスがスルーした事で
ファーサイド寄りにいた7サカは
フリーになっていましたので
決めなければならない場面だったと思いますが
ちょっと丁寧に行きすぎたと思います。

84分過ぎ、4ホワイトからのスローインを
右サイドの深い位置で受けた9ジェズスが
マークに来たエヴァンスを振り切って
7サカにラストパスが送られました。
残念ながらそのパスを7サカは収められませんでしたが
収めていたらペナルティ内で
斜め45度と言う絶好の位置で
シュートを撃つチャンスだっただけに
残念でした。

その後にカウンターから危険な場面が2度ありました。

86分過ぎ、41ライスがドリブルで切り込んで行った所で
カゼミロにカットされてしまった所から出された
ロングスルーパスで
ホイルンドにペナルティの中への侵入を許してしまいましたが
対峙した6ガブリエウが強引に体をねじ込んで
それ以上のホイルンドの侵入は許しませんでした。

確かに試合後テン・ハーグ監督が怒っていた様に
ギリギリの対応だったと思いますが
あの位の対応ではPKは取れなかったと思います。

87分過ぎ、フェルナンデスの9ジェズスの
背後からのスライディングタックルで
ボールを奪われてしまった所から
速攻を受けてしまいました。
そこからエリクセン〜フェルナンデス
〜ホイルンド〜カゼミロと繋いだ所からの
カゼミロのスルーパスでガルナチョに抜け出されてしまい
1ラムズデールと1対1になった所から
ゴールネットを揺らされてしまいました。

一度はゴールが認められてしまいましたが
VARの結果、6ガブリエウが仕掛けていた
オフサイドトラップで
ガルナチョのオフサイドが認められ
ゴールは取り消され救われました。

そして運命の後半のアディショナルタイムに
ついに逆転ゴールが生まれました。

97分、7サカが蹴った右CKを
ファーサイドで受けた41ライスが
右脚を振り抜きました。
41ライスの右脚から放たれたその強烈なシュートは
エヴァンスの足に当たりコースが変わり
そのままゴールニアサイドに突き刺さって逆転ゴール!!

そして試合終了間際に駄目押しゴールが生まれました。

101分、エリクセンがゴール前に放り込んだボールを
2サリバがヘッドでクリアーしたボールを収めた
24ネルソンが21ヴィエイラに繋ぎ
その21ヴィエイラからのスルーパスを受けた9ジェズスが
そのままペナルティの中に持ち込んだ所で
ブロックしに飛び込んで来たダロットを冷静にかわして
右脚で流し込みゴール!!

鋭い切り返しでダロットをかわした
9ジェズスのコンディションは
かなり戻って来た印象です。
前節はまだコンディションが整っていない印象で
動きが重かったと思いますが
この試合では動きはかなり鋭くなっており
ボールに絡む場面も多くなっていたと思います。

14エンケティアの成長もあり
9ジェズスの立場は必ずしも安泰ではなくなっていますが
やはり9ジェズスは違いを生み出す
必要なタレントだと言う事を証明したと思います。

試合はこのまま劇的な逆転劇で3−1で勝利!!

開幕から波に乗り切れない試合が続いていましたが
その流れから抜け出す切っ掛けになるかもしれない
劇的な逆転勝利だったと思います。

そして代表期間明けから始まる
CLグループステージに向けて
いくつか良い兆しもあったと思います。

まず怪我で出遅れていた
9ジェズスのコンディションが
かなり上がってきた印象を受けますので
代表期間明けからすぐに始まる
CLグループステージでは
14エンケティアと併用する事が
可能になったと思います。

同時に35ジンチェンコに代わって
後半途中から18冨安が投入されましたが
18冨安がDFラインに加わった事で
守備の強度は格段に上がっていたと思います。

そしてかなり積極的に高い位置にまで上がって
攻撃陣をフォローすると共に
積極的に中に入ってボールに絡む
偽SBとしてもしっかりと振舞っていたと思います。

勿論、シュートに繋がる様な
決定的なクロスを送る場面や
攻撃のスイッチを入れる様な
効果的な縦パスを入れる場面はありませんでしたが
試合が締まったのは間違いなかったと思います。

そしてこの試合でも後半途中から投入された
21ヴィエイラは結果を出しました。
最後の9ジェズスへのスルーパスは
コース、スピード共に完璧なスルーパスだった様に
やはり前にスペースが空いた状況での
21ヴィエイラの左脚は
ワールドクラスの精度があると思います。

この試合の終盤は機能性が再び上がった様に
29ハヴァーツを下げてからの方が
圧倒的にチームは機能していたと思います。
実際、決定機を決められなかったのも問題であり
先制点に繋がるミスパスも問題でしたが
この試合でも29ハヴァーツは
76分間のプレー時間で
僅かに34回しかタッチ数はなかった様です。

これは先発したフィールドプレーヤーの中では最少であり
この試合でも試合の流れに入っていけていなかったのは
言うまでもなかったと思います。

仮にこの代表期間中もチームに残っていたら
何らかの修正が施される可能性もあったと思いますが
残念ながら29ハヴァーツは
ドイツ代表に合流する事になっていますので
この代表期間中に状況が変わる事はないと思います。

前節でも書きましたが
やはり結果を出した選手には
その結果が報われるべきだと思いますので
そろそろ21ヴィエイラを
先発から起用する時期に来ていると思います。

何はともあれ、開幕から4戦は
チームの機能性が万全ではない状況にも関わらず
3勝1分けと無敗で乗り切りましたので
スタートダッシュには成功したと言えると思います。

その一方で王者シティは4戦全勝で
首位に立っている事を考えれば
まだまだ現状は十分とは言えず
そして代表期間明けには
遂にCLのグループステージも始まりますので
予断を許せない状況だと思います。

昨シーズンに比べれば
レギュラー組とサブ組の間にあった差は
確実に縮まっていると思いますので
今後はその駒をもっと上手く使う事を
アルテタ監督には求めたいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
9ジェズス      PL:1G0A
7サカ        PL:2G1A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:2G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A
19トロサール     CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
41ライス       PL:1G0A


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2023/24のスカッド:最終版 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズンのファーストチームのスカッド最終版です。

Arsenal 1.jpg


1 アーロン・ラムズデール(24)(HG)
2 ウィリアム・サリバ(22)(HG)
3
4 ベン・ホワイト(25)(HG)
5 トーマス・パーティ(30)
6 ガブリエウ(25)
7 ブカヨ・サカ(21)(HG)
8 マルティン・ウーデゴール(24)
9 ガブリエル・ジェズス(26)
10 エミール・スミス・ロウ(23)(HG)
11 ガブリエウ・マルティネッリ(22)(HG)
12 ユリエン・ティンバー(22)
13 
14 エディー・エンケティア(24)(HG)
15 ヤクブ・キヴィオル(23)
16 
17 セドリック・スアレス(32)
18 冨安健洋(24)
19 レアンドロ・トロサール(28)
20 ジョルジーニョ(31)
21 ファビオ・ヴィエイラ(23)
22 ダヴィド・ラヤ(27歳)(HG)
23 
24 リース・ネルソン(23)(HG)
25 モハメド・エルネニー(31)
26 
27 
28 
29 カイ・ハヴァーツ(24)
30 
31 カール・ハイン(21)(U-21)(HG)
32 
33 
34 
35 オレクサンドル・ジンチェンコ(26)
41 デクラン・ライス(24)(HG)
  ニコラ・ぺぺ(28)


シーズンローン
 3 キーラン・ティアニー(26)
 13 ルナル・アレックス・ルナルソン(28)
 23 アルベール・サンビ・ロコンガ(23)
 27 マルキーニョス(20)(U-21)
 33 アーサー・オコンクウォ(21)(HG)
   ヌーノ・タヴァレス(23)

(年齢は9/1現在)


シニア登録選手 合計25名 
 ホームグロウン  10名
 非ホームグロウン 15名
U-21 1名
ローン 6名


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
IN

チェルシーから完全移籍
 攻撃的MF カイ・ハヴァーツ(24歳)ドイツ代表 総額£6500万(推定)

アヤックスから完全移籍
 CB ユリエン・ティンバー(22歳)オランダ代表 総額£3800万(推定)

ウエスト・ハムから完全移籍
 DMF デクラン・ライス(24歳)イングランド代表 総額£1億500万(推定)

ブレントフォードから買い取りオプション付きシーズンローン
 GK ダヴィド・ラヤ(27歳)スペイン代表 手数料£300万(推定)


OUT

リヨンへ完全移籍
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)イングランド フリー

未定
 CB ザック・アヴェ(19歳)イングランド フリー

未定
 LW ジョエル・イデホ(20歳)オランダ フリー

未定
 LW ジョージ・ルイス(23歳)ノルウェー フリー

未定
 CMF マット・スミス(22歳)イングランド フリー

未定
 GK トム・スミス(21歳)イングランド フリー

St.ガレンへ完全移籍
 ストライカー ニコライ・モーラー(21歳)スウェーデン 移籍金非公表

FCラピド・ブカレストへシーズンローン
 CMF カタリン・シルジャン(20歳)ルーマニア 手数料非公表

バローAFCへ完全移籍
 CB メイズド・オグンボ(20歳)アイルランド 移籍金非公表

ACモンツァへ完全移籍
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン £600万(推定)

レヴァークーゼンへ完全移籍
 CMF グラニト・ジャカ(30歳)スイス代表 £2150万(推定)

コルチェスター・ユナイテッドへシーズンローン
 CMF マウロ・バンデイラ(19歳)ポルトガル 手数料非公表

イーストボーン・バラへシーズンローン
 ストライカー ビリー・ヴィガー(19歳)イングランド 手数料非公表

スラウ・タウンヘシーズンローン
 GK ヒューバート・グラチェ(20歳)ポーランド 手数料非公表

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍
 CB オーストン・トラスティ(25歳)アメリカ代表 £500万(推定)

マザーウェルへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ノッティンガム・フォレストへ完全移籍
 GK マット・ターナー(29歳)アメリカ代表 £1000万(推定)

スウォンジー・シティへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ナントヘシーズンローン
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-20 手数料非公表

カーディフ・シティヘシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28)アイスランド代表 手数料非公表

ミルウォールへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ダービー・カウンティへローン移籍(2023年末まで)
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(22歳)イングランドU-21 手数料非公表

レアル・ソシエダはシーズンローン
 左SB キーラン・ティアニー(26歳)スコットランド代表 手数料非公表

ASモナコへ完全移籍
 ストライカー フォラリン・バロガン(22歳)アメリカ代表 総額£3430万(推定)

FCデン・ボス(オランダ2部)ヘシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(20歳)オランダ 手数料非公表

ノッティンガム・フォイレストへ買取オプション付きシーズンローン
 左WB ヌーノ・タヴァレス(23歳)ポルトガルU-21 手数料£100万

チェルトナム・タウンへシーズンローン
 ストライカー ネイサン・バトラー=オイェデジ(20歳)イングランド 手数料非公表

ダービー・カウンティU-21へシーズンローン
 左SB ヘンリー・ジェフコット(19歳)イングランド 手数料非公表

レザーヘッドへローン(2023年末まで)
 GK ブライアン・オコンクォ(17歳)イングランド 手数料非公表

ウィガン・アスレチックへローン(2023年末まで)
 CB オマル・レキク(21歳)チュニジア代表 手数料非公表

レクサムへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクォ(21歳)イングランド 手数料非公表

ルートン・タウンへシーズンローン
 CMF アルベール・サンビ・ロコンガ(23歳)ベルギー 手数料非公表
 
クリスタル・パレスへ完全移籍
 CB ロブ・ホールディング(27歳)元イングランド代表 £400万(推定)


(年齢は2023年9/1時点)


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