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GK〜1ペトル・チェフ [Arsenal F.C.]

1ペトル・チェフ(37歳)

PL 7試合先発:9失点2クリーンシート
EL 11試合先発:11失点2クリーンシート
FA杯 2試合先発:3失点1クリーンシート
カラバオ杯 2試合先発:3失点1クリーンシート


Arsenal 1.jpg今シーズンのアーセナルは
新たな正GK候補として
レバークーゼンから19レノを獲得した事で
本格的な世代交代が始まりました。

ここまでアーセナルの
ゴールマウスを守って来た1チェフは
昨シーズン辺りから年齢的な衰えが
確かに観え始めていたと思います。
その様な状況から場合によっては
開幕から19レノがゴールマウスを守る可能性も
考えられていましたが
実際はシーズン序盤でゴールマウスを守っていたのは
これまで同様に1チェフでした。

勿論、19レノが新たなチームや
PLの雰囲気に慣れるまで
時間が必要だったのかもしれませんが
その一方で19レノと言う新たなライバルが現れた事で
1チェフは以前の様な集中力と
アグレッシブなゴールキーピングを取り戻し
非常に充実したプレーを観せていた所もあり
その姿勢を評価した所もあったと思います。

しかし、エメリ監督が求める
GKを含めたバックラインから丁寧に繋ぐスタイルに対して
1チェフは非常に苦しんでしまいました。
今となってはオールドスタイルと呼ばれる様な
GKらしいGKの代表が1チェフであり
その長年のキャリアの中で経験した事のないスタイルを
始めて要求された事もあって
全くと言って良いほど対応出来ていなかったと思います。

そして無理して足下でボールを扱おうと
必要以上にナーバスになっていた為なのか
普通のプレーに於いてもぎこちなく、
不安定に観えてしまう様な影響も
出始めてしまったのは残念でした。

実際問題としてDFラインの選手が
安心してボールを預ける事が出来ないと言う状態は
エメリ監督が目指すスタイルとしては
看過出来なくなるのは時間の問題であり
早かれ遅かれ19レノに正GKの座を譲る事になるのは
避けられなかったと思います。

その一方でその後に任されたELの試合では
非常に安定したプレーでチームを決勝に導きました。

そのELの試合では必要以上に繋ごうとせずに
時にはオールドスタイルのままでプレーしていたのが
良かったのかもしれません。

本当ならば来シーズンのCL出場権を賭けたEL決勝で
長い間所属していたチェルシーを相手に
勝利を飾って引退の花道を飾る事が出来れば
最高の引退セレモニーになっていたと思いますが
残念ながらその夢は叶いませんでした。

今シーズンで1チェフは引退してしまいますが
ワールドクラスのGKのプレーを
存分に観せてくれたと思います。


C'mon Arsenal !!


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