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PL20:Southampton vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Southampton 1−3 ARSENAL
2021年1月26日(火)Premier League, St Mary's Stadium

Goal 
 (3)Armstrong
 (8)19Pépé(←34Xhaka)
 (39)7Saka(←9Lacazette)
 (73)9Lacazette(←7Saka)


1Leno

2Bellerín  16Holding  23D.Luiz  17Soares

18T. Partey  34Xhaka

7Saka    32Smith Rowe    19Pépé

9Lacazette


(72)32Smith Rowe>>>12Willian
(78)18T. Partey>>>25Elneny
(90)19Pépé>>>28Willock


Substitutes
 33Ryan
 6Gabriel
 21Chambers
 15Maitland-Niles
 35Martinelli
 30Nketiah


Arsenal 1.jpg先日のFA杯の敗戦から中2日で行われたこの試合は
先制されながらもしっかりと3ゴール決めて
勝利を納めました。

レギュラー組を揃えた先発はGKには1レノが入り
DFラインには右SBに2ベジェリン、
左SBにはこの試合でも17ソアレスが入りました。
CBは16ホールディングと23D.ルイスが組み
中盤は18トーマスと34ジャカが起用されました。
2列目の右に7サカ、左に19ぺぺ、
トップ下に32スミス・ロウが入り
1トップを9ラカゼットが務める
4−2−3−1が組まれました。

母親の病気の看病の為にこの試合も欠場した
14オーバメヤンの代わりに
左サイドで起用された19ぺぺと
ふくらはぎのハリ感等で大事を取っている
3ティアニーに代わり左SBに入った17ソアレスの
左サイドが機能するかどうかが
注目ポイントだったかもしれません。

試合開始からアグレッシブな姿勢を示したアーセナルが
開始早々、ビッグチャンスを作りました。

0分、ベドナレクの縦パスをカットした
34ジャカから送られたスルーパスで
9ラカゼットが抜け出しマッカーシーと1対1になりました。
股間を狙った9ラカゼットのシュートは
太腿に当たり決まりませんでしたが
見事なショートカウンターだったと思います。

しかしその直後、サウサンプトンに
先制点を奪われてしまいました。

3分、左サイドからのCKをアームストロングに
ダイレクトで決められてしまい失点。

後ろから遅れて走り込んできた為に
アームストロングをフリーにしてしまったのは
ミスだったと思われます。

しかし前回とは異なり
サウサンプトンの激しく緻密なプレスに対しても
速いテンポのパス回しと
正確なサイドチェンジのパスでそのプレスを掻い潜り
何度となくサウサンプトンゴールに迫る事が出来ていました。

4分過ぎ、34ジャカのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けた7サカが
そのままドリブルでペナルティ内に切り込んでいった所から
鋭いグラウンダーのクロスが入れられました。

そのクロスはカットされてしまいましたが
ここ最近の7サカの前を向いたら仕掛けると言う意識を
強く感じる仕掛けだったと思います。

そして早々に同点ゴールが生まれました。

8分、スティーヴンスのパスをカットした7サカから
18トーマス〜34ジャカと繋がり
その34ジャカからのスルーパスを受けた19ペペが
左脚を振り抜き同点ゴール!!

以前にも書きましたが19ペペが左サイドに入ると
右サイドで起用された時に比べて
縦方向に仕掛ける意識が高くなる印象で
この場面でもハーフスペースの位置で
34ジャカのスルーパスを呼び込んだ
縦方向への動きだしは完璧だったと思います。
そして相手右SBのバレリーを背中でブロックしながらも
縦に抜ける動きのまま左脚を振り抜く事が出来ましたので
個人的には19ペペの左サイドでの起用は
19ペペの新たな側面を呼び起こす良策だと思います。

その後も両チームの激しいプレスの応酬から
攻守が激しく入れ替わる
観ていて楽しい展開が続きました。

13分過ぎ、7サカのクロスのクリアーボールを
17ソアレスがダイレクトボレーで狙いましたが
よくコントロールされたそのボレーシュートは
ポストの僅か外側でゴールならず。

16分過ぎ、マッカーシーからのフィードを受けた
アダムスから送られた1本のパスが
ハーフスペースの14ウォルコットに通ってしまい
そのまま持ち込まれてシュートを撃たれてしまいましたが
シュートがヒットしないと言う
14ウォルコットの「あるある」に救われました。

23分過ぎ、ボキンズが入れたクロスを
アダムスにヘッドで合わされてしまいましたが
1レノのファインセーブでゴールを死守。

そして次にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルの方でした。

39分、1レノからのゴールキックのルーズボールを
34ジャカが9ラカゼットへ繋ぎ
その9ラカゼットから送られたスルーパスで抜け出した
7サカが飛び出してきたマッカーシーをかわして
無人のゴールに流し込みゴール!!

このゴールは7サカの成長を強く感じる
ゴールだったと思います。
9ラカゼットのスルーパスを呼び込む
裏に向かっての動き出しの鋭さは勿論ですが
マッカーシーをかわしてから
体勢が整う前に間髪入れずに右脚で流し込んだ所に
成長を感じました。

ゴールまではまだ距離があり
縦にかわした事で利き足である左脚とは
逆の右脚で撃たなければならない状況になっていましたが
以前の7サカならば確実性を考えて
一度左脚に持ち替えてからゴールを狙ったり
もう1〜2歩進んで体勢を整えてから
ゴールを狙ったりしたかもしれませんが
実際サウサンプトンのDFが全速力で戻ってきていましたので
このタイミングを逃していたら
決まっていたかどうかは怪しいタイミングだったと思います。

そう言う意味でも右脚で撃とうとした決断や
戻ってきたDFにカットされない様に
多少体勢を崩していても間髪入れずに撃った判断は
正確な状況判断だったと思いますし
決めるべきそのポイントを逃さなくなった
感覚は以前と異なってきたと思います。

言うなればここ最近の7サカは
優秀な若い選手と言う存在から
自分のプレーで試合を決する責任感を受け入れた
大人の選手になった様に感じます。

後半に入るとサウサンプトンが攻勢を強めてきて
押し込まれる場面もありましたが
同時にアーセナルも前半同様にハイプレスから
ボールを奪い返してチャンスを作っていました。

52分過ぎ、ウォルコットにボールが入った所で
34ジャカが潰して奪い返しその流れから
17ソアレスが送った裏のスペースへのパスで
32スミス・ロウが抜け出し
前に出てきたマッカーシーを避ける様なシュート?を撃ちました。

17ソアレスのパスを引き出す様な
32スミス・ロウの動き出しは完璧で
マッカーシーと1対1の状況になっていただけに
フィニッシュの局面だけは中途半端で残念でした。
中には誰もいませんでしたので
折り返した訳ではないと思いますが
シュートとしては弱すぎたと思います。
この場面の様なコントロールショットで良かったのか?
マッカーシーに当たるかもしれませんが
思いっきり左脚を振り抜いたパワーショットが良かったのか?
ダイレクトで撃たずにマッカーシーをかわしてから
ゴールを狙った方が良かったのか?
この辺りのフィニッシュの局面で
どの様にしてゴールを奪うかが
現在の32スミス・ロウの課題だと思われます。

55分過ぎ、7サカからのスペースへのパスで抜け出した
2ベジェリンが深い位置まで侵入した所から
ゴール前を横切る様な鋭いクロスが入れられましたが
ゴール前に飛び込んで合わせた19ぺペは
残念ながら押し込めず。

2ベジェリンからのクロスが中途半端に高かった為に
19ぺぺはジャンピングボレーで
合わせなければなりませんでしたので
合わせられなかったのも仕方がなかったかもしれませんが
仮に低い弾道ならばゴールを奪えたかもしれない場面でした。

そして次にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルでした。

72分過ぎ、左サイドのライン側から送った
17ソアレスのサイドチェンジのパスを
右サイドの7サカがダイレクトで折り返し
それをゴールに向かって走り込んできていた
9ラカゼットが合わせてゴール!!

62分過ぎでも観せていましたが
17ソアレスのサイドチェンジのパスは
非常に効果的だったと思います。
そのサイドチェンジのパスは右脚から放たれる為に
ゴールライン方向に向かって
フックしていく様な軌道のパスになり
そのパスを受けた時点で既に7サカは
深い位置まで侵入出来ており
ダイレクトで中に折り返せる状況になっていましたので
この1本のサイドチェンジのパスで
この決定機のお膳立てが出来てしまっていました。
そしてそのパスを受けた7サカがダイレクトで送った
抑えの効いた折り返しのパスも
パススピード、タイミング、コースどれを取っても
完璧だったと思います。

終盤危ない場面もありました。

82分過ぎ、フォスターからのフィードを
25エルネニーと23D.ルイスの連携ミスから
23D.ルイスが後逸してしまい
アダムスに抜け出されてしまいました。
幸いスピードが蘇った16ホールディングが
しっかりと蓋をして難を逃れましたが
その後も今度は1レノと23D.ルイストの間で
連携ミスを犯してしまい
アダムスにボールを奪われそうになってしまいました。

この日の23D.ルイスは要所要所で
集中力を切らす場面があった所は気になります。
この様な所は元々ある23D.ルイスの悪癖と言える所ですので
ある程度許容しなければなりませんが
これから上位チームと対戦する場面が増えていけば
一つのミスも許されない状況になる事もありますので
何とか集中力を切らさずに最後まで頑張って欲しいものです。

85分過ぎ、ウォード・プラウズの
ペナルティのすぐ外側からのFKは
ゴール右隅を捉えましたが
これも1レノのファインセーブで死守し
試合はこのまま1−3で終演しました。

この試合注目していた19ぺぺと17ソアレスの
左サイドの2人は良かったと思います。

19ぺぺは右サイドで起用されると
得意のドリブルを駆使して相手をかわし
カットインして行こうとする傾向が強くなりますが
左サイドで起用されると縦へ仕掛ける思考が強くなる所が
19ペペの特徴だと思います。

まぁ、19ペペの右脚の精度を考えますと
左サイドからカットインしても
出来る事は少ないので
当然と言えば当然ですが、、、。

それにより自らドリブルで仕掛けたい右サイドでは
足下にボールを受けたがる一方で
縦に仕掛ける思考が強い左サイドですと
右サイドに比べてスペースに出されるボールに対して
よりスムーズに動ける様になっていた様に感じます。
実際、先制点も足下ではなく
前方のスペースへのパスを要求して
上手くハーフスペースを抜け出して決めており
この試合のチーム戦術的にも
前のスペースに積極的に仕掛ける場面が多かった事を考えますと
19ペペの左サイドでの起用は
その戦術に対してもしっかりと嵌っていたと思います。

そして欠場した14オーバメヤンの代役という意識もあったのか
いつもの試合に比べてゴール前に顔を出す場面が多かった所も
評価する所だと思いますが
一方で集中力が持続せず
特に後半は守備の局面で淡白なプレーが増えてしまった所は
改善しなければならないと思います。

とは言え、前試合でも書きました様に
最近の19ぺぺは言われているほど悪くはなく
確実に良くなっていると思います。
そして今回ゴールと言う結果も出しましたので
今後は更に期待しても良い様に思います。

一方で17ソアレスは前試合のFA杯サウサンプトン戦に続き
左SBで起用されましたが
その試合に比べて明らかに異なっていたのが
攻撃面での振る舞い方だと思います。

前試合ではサイドをワイドに使って
深い位置まで侵入した所からクロスを入れる場面が多く
その試合では7本のクロスを入れていました。
しかしその7本のクロスの精度に問題があり
実際通ったのはたった1本しかなく
攻撃の仕掛けとしては全く成立していませんでした。

一方でこの試合ではクロスはたった2本しか入れていなかった様に
クロスを入れる事をプレーの主軸に置いていなかったと思われます。
実際、ワイドに開いて深い位置まで侵入する場面より
インナーラップする場面の方が印象に残っており
ワイドな位置から縦に仕掛ける事が出来る
19ペペとの関係性は良かったと思います。

同時に9ラカゼットのゴールの起点となった
7サカへのサイドチェンジのパスは
左利きの3ティアニーでは同じ軌道のボールを送る事が出来ない
右利きの17ソアレスだから出来るサイドチェンジのパスであり
その1本のパスで敵陣深くまで7サカは侵入する事が出来た様に
今後も決定機を作り出す大きな武器になる様に感じます。

前試合ではその3ティアニーのバックアップに
大きな問題を抱えている様に感じていましたが
この試合での17ソアレスは
ワイドな位置から深い位置に侵入して
独力でも仕掛けられる3ティアにーとは
異なる形でしっかりと答えを出したと思います。

現在のアーセナルのスカッドは
レギュラー組とサブ組の間に大きな差がありますが
今後も続くタイトなスケジュールを乗り切る為には
レギュラー組をサブ組がしっかりとカバー出来るかどうかが
非常に重要なポイントであり
同時にこの試合での19ぺぺや17ソアレスの様に
レギュラー組と同じ事は出来なくても
各々の個性を出してチームとして
しっかりと機能する事が出来る様になれば
バックアップに留まらず
戦術的な幅ももたらす事になると思いますので
そう言う意味でもこの試合は大きな収穫を得たと思います。

次はマンチェスター・ユナイテッド戦です。
どちらも苦しい時期を乗り越えて
現在好調なチーム同士の戦いになります。

再び上位争いに復帰する為には
順位表の上にいるチームを
一つ一つ蹴落として行かなければなりません。
そう言う意味でも次のユナイテッド戦は
今のアーセナルが上位争いに復帰出来るだけの準備が
整ったかどうかが試される試合になると思います。

2戦連続欠場している3ティアニーと共に
後半途中に退いた
32スミス・ロウや18トーマスの状態が気になりますが
ベストなメンバーで真正面からぶつかり
勝利する事でアーセナルの力を証明して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G1A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:5G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:3G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G3A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G1A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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マルティン・ウーデゴールをレアル・マドリーからローンで獲得!! [移籍情報]

マルティン・ウーデゴール(22歳)を
レアル・マドリーからローンで獲得しました。

DSC_1251_2021012523228276.JPG

この冬の移籍期間で求めていた
クリエイティブ能力の高い選手として
アーセナルが獲得したのは
レアル・マドリーの11ウーデゴールでした。


シーズンローン
ローンフィー:総額£180万(推定)
週給:£3.8万
背番号:11

1998年12月17日生
178cm 68kg
ノルウェー代表


レアル・マドリー通算

リーガ 3試合先発+5試合途中出場
CL 2試合先発
コパ・デル・レイ 1試合先発

通算 6試合先発+5試合途中出場


ノルウェーのストレームスゴトセトから2015年1月、
16歳の時にレアル・マドリーの下部組織に加入した11ウーデゴールは
ここまでヘーレンフェーン、フィテッセ、
レアル・ソシエダとローンを繰り返した後に
昨シーズンのレアル・ソシエダでの活躍が評価され
今シーズンはレアル・マドリーに戻ってきていました。

しかし戻ってきたレアル・マドリーでは
ジダン監督の信頼を得る事が出来ずに
思う様な出場機会を得られていない為に
この冬に出場機会を求めて
再びローン移籍を希望していた様です。

一方のアーセナルはこの冬の移籍期間で
クリエイティブ能力の高い選手の獲得に動いていたのは
周知の事実であり
実際ノリッジのブエンディア等の獲得に
動いていたと言われていました。

しかしシーズン前半は絶不調だったチームも
年末から32スミス・ロウが台頭してきた事で
チームのクリエイティブの面の問題は
大きく改善されようとしていますので
この冬の移籍期間で補強に動く必要性は
かなり減ってきていたと思います。

とは言え、その32スミス・ロウが
このままシーズン終わるまで
今のレベルのプレーを持続出来るかどうかは
まだ不透明であり
同時に今の32スミス・ロウの役割を
同じレベルで担う事が出来る選手が
現在のスカッドにはいないと言う問題もありました。

その上でその32スミス・ロウを筆頭に
7サカや35マルティネッリ等の
若いタレントの成長を阻まない様に
出場機会を保つ必要性も考えれば
今回の取引の様に完全移籍での獲得と言うよりも
シーズンローンでの獲得は理想的だったと思います。

何はともあれ今シーズンの11ウーデゴールは
思う様な結果を出せていないといっても
18/19シーズンのフィテッセでは
公式戦37試合先発2試合途中出場で11ゴール12アシストを挙げ
昨シーズンのレアル・ソシエダでも
公式戦34試合先発2試合途中出場で7ゴール9アシストを挙げた様に
その能力には疑いがないと思います。

あとはPL特有の速く激しいスタイルに
速やかに対応出来るかどうかだと思います。
より高いインテンシティ、より速いプレーリズムに
対応出来れば大いなる力を発揮してくれると思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン

レアル・マドリーから
 攻撃的MF マルティン・ウーデゴール(22歳)ノルウェー代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

オリンピアコスへ
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー

フェネルバフチェへ
 攻撃的MF メスト・エジル(32歳)元ドイツ代表 フリー


(年齢は2/1時点)


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FA 4th:Southampton vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Southampton 1−0 ARSENAL
2021年1月23日(土)The FA Cup 4th, St Mary's Stadium

Goal 
 (24)Gabriel(og)


1Leno

2Bellerín  16Holding  6Gabriel  17Soares

25Elneny  34Xhaka

  19Pépé     12Willian    35Martinelli

30Nketiah


(57)25Elneny>>>18T. Partey
(57)35Martinelli>>>7Saka
(71)2Bellerín>>>9Lacazette


Substitutes
 13Rúnarsson
 33Ryan
 23D.Luiz
 21Chambers
 15Maitland-Niles
 28Willock


Arsenal 1.jpgサブ組中心で挑んだFA杯4回戦は
オウンゴールで失った1点を返せずに
連覇の夢は絶たれてしまいました。

先発はさすがに加入直後の33ライアンを
起用する事はなく
GKには1レノが入りました。
DFラインには右SBには
2ベジェリンが入りましたが
左SBにはこの試合でも
休養が与えられた3ティアニーに代わって
17ソアレスが起用され、
CBは新型コロナウイルス感染後
初めて起用された6ガブリエウが
16ホールディングと組みました。
中盤は25エルネニーと34ジャカが組み
2列目は右に19ペペ、左に35マルティネッリ、
トップ下に12ウィリアンが入り
1トップを30エンケティアが務める
4−2−3−1が組まれました。

試合はサブ組を中心に組まれた布陣だった事もあり
FA杯3回戦と同様に
後半メンバー交代が行われるまでは
この試合も良くありませんでした。

サウサンプトンの鋭く激しいハイプレスに苦しんだとは言え
CMFに入った25エルネニーと34ジャカは
効果的な縦パスを前線に入れる事が出来ず
サイド〜バックラインを右往左往させる事しか出来なかったのは
問題だったと思います。

この試合、左SBに入った17ソアレスは
相手の守備ブロックの隙を見付けて
ハーフスペースあたりを効果的に突く
インナーラップで存在感を観せる場面もありましたが
深い位置まで入った所からのクロスが
壊滅的に精度を欠いていたのは問題でした。

この17ソアレスの左SBでの起用は
左SBでの攻撃面に大きな問題を抱えている
15メイトランド=ナイルズに対して
利き足ではない左脚でも
クロスを入れる事が出来る17ソアレスならば
左サイドの攻撃力を落とさないと
期待して起用されたのだと思いますが
残念ながらその期待に応える事は
出来ていなかったと思います。

15メイトランド=ナイルズにせよ
17ソアレスにせよ
3ティアニーのバックアッパーとしては
今の所合格点を与えられるレベルではないと思われます。
この試合でも終盤は7サカを左SBで起用していましたが
現在の7サカの状態を考えますと
より相手ゴールに近い位置で
9ラカゼットや32スミス・ロウ等と共に
プレーさせるべきだと思いますので
3ティアニーのバックアッパー問題は
今後の鍵になるかもしれません。

トップ下に入った12ウィリアンは
一言で言えばクリエイティブ不足だと思います。
確かに効果的な縦パスが供給されないと言う
チャンスメイクの前段階に問題があった為に
難しい状況でプレーしていたと思いますが
それを差し引いてもシュートとキーパスが
それぞれ1本づつだけだったと言うのは
トップ下としては少なすぎると思います。

19ぺぺも特に前半は
存在感を観せる様な場面は余りありませんでしたが
後半に入り選手交代が行われた後は
何度かチャンスメイクする場面があったと思います。

クリアーボールを収めた後、19ペペ〜30エンケティア〜
19ぺぺ〜30エンケティアとコンビネーションで繋いで
右サイドからペナルティ内に侵入した57分過ぎの場面や
左サイドで12ウィリアンからのパスを受けた19ぺぺが送った
スルーパスで30エンケティが抜け出した66分過ぎの場面、
そして最終的にはオフサイドでしたが
18トーマスの縦パスを中央で受けた19ぺぺから
9ラカゼット〜30エンケティア〜19ペペと
コンビネーションで中央突破した79分過ぎの場面等、
シュートに繋がるプレーは出来ていたと思います。
実際5本のキーパスは両チーム合わせてもダントツの数字であり
後はもう少し細かな部分でのプレーの精度や効率化を図れれば
自ずと結果は付いてくる様に感じます。

35マルティネッリに関しては
良い形でボールに触る事が出来なかった為なのか
どこか集中し切れずに
空回りしていた様な印象を受けました。
とは言え、15分過ぎの左サイドからのペペのFKの場面では
上手く飛び出してGKと1対1になった様に
チャンスがなかった訳ではないと思います。
しかしそのFKに対して
ダイレクトボレーで合わせられなかったのは
痛いミスだったと思いますし
反対に後方からの来るボールをダイレクトで撃つのは
難易度が高いプレーになりますので
ワントラップしてから撃っても良かった様に感じます。

久しぶりにチャンスを与えられた30エンケティアも
結果を出す事は出来ませんでした。
確かにシュート3本はチーム最多でしたが
その3本のシュートはどれも決定機だっただけに
決めなければならなかったと思います。

19ペペのスルーパスで抜け出した66分過ぎの場面は
フォスターのファインセーブを褒めるべきだと思いますが、
19ペペとのコンビネーションで
ペナルティ内に切り込んで行った57分過ぎの場面では
19ペペからのラストパスを受けた時に
トラップが流れてしまった為に
ジャストミート出来ない中途半端なシュートになってしまいましたし、
後半ロスタイムのスローインからの流れの場面でのシュートは
明らかに力んでしまっていましたので
枠を捉える事が出来ませんでした。
それ以外でもボールコントロールをミスして
チャンスを広げられない場面が
何度かあったと思いますので
言うなれば決定的な仕事をするだけの
プレー精度がこの試合では欠けていたと言わざる得ないと思います。

一方でオウンゴールを献上してしまった
6ガブリエウも序盤は良くなかったと思います。

新型コロナウイルスの濃厚接触者となり
その後検査で陽性が出た為の
隔離期間の影響もあったのかもしれませんが
序盤は動きが硬くパスミスも多かったと思います。
言うなれば集中力を欠いていた様な印象でしたが
それはこの試合に限った訳ではなく
隔離期間に入る前のチームの状態が最悪だった時期でも
既に集中力を欠いた様なプレーが増えていましたので
隔離期間の影響だとは一概には言えないかもしれません。

時期的な事を考えればこの年末年始は
PL初参戦の選手にとっては鬼門の時期であり
心身共に溜まっていた疲労が顔を出し
急激にパフォーマンスレベルを落としてしまう選手は
後を経ちませんので
6ガブリエウもこの時期に入ったのかもしれません。

とは言え、オウンゴールを献上してからは
目を覚ましたかの様に
プレーは安定し始めましたので
それ程心配は要らないのかもしれませんが
まだまだタイトなスケジュールが続きますので
6ガブリエウの復調は絶対に必要だと思います。

結局この試合もチームが動き出すのは
後半途中に選手交代が行われるまで
待たなければなりませんでした。

その中で特に大きな変化をもたらしたのが
18トーマスだったと思います。
18トーマスが投入されてからは
前線に向けて縦パスが入る様になった事で
攻撃陣にリズムが生まれ
敵陣の深い位置でプレーする時間が
格段に増えたと思います。

そう言う意味では最初からレギュラーメンバーを揃えていたら
違う結果になっていた可能性もありますので
この試合でサブ組を起用した
アルテタ監督の決断は正しかったのかどうか
意見が分かれると思います。

カラバオ杯のシティ戦でも
サブ組を中心とした布陣を組んで惨敗した
苦い経験がありながらも
そのカラバオ杯よりも優先度が高いFA杯でも
同じ様な事を繰り返し
しかもディフェンディング・チャンピオンだった事を考えれば
連覇を目指して万全の布陣で挑んでも良かった様に
個人的には感じています。

その一方で今一番重要なのはPLであり
順位が上向いて来ている現状を保ち
更に上を目指す事を考えれば
レギュラークラスの選手に無理させるのは
確かに得策とは言えず
特に今回は中2日で
再びサウサンプトンと戦わなければならない事を考えますと
火曜日に行われるPLサウサンプトン戦に
万全な状態のベストメンバーで挑む
と言う考えも理解出来ます。

とは言え、今後もタイトなスケジュールが続く事を考えれば
FA杯の試合がなくなる事で
スケジュール的には大分楽になり
それによりPLとELに集中する事が出来る様になるのは
不幸中の幸いになるかもしれません。
レギュラー組とサブ組の間に生じている実力差を考えれば
今後はより多くの試合で
ベストメンバーを組み続ける必要性が
あるかもしれませんので
そう言う意味では試合数が少ない方が
有利に働くとも考えられます。

何はともあれ次のPLサウサンプトン戦で
勝利しなければ
この試合をサブ組で挑んだ意味がなくなります。

よって次はレギュラー組で完膚なきまでに
サウサンプトンを叩いて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:4G1A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:7G0A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:5G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:2G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G3A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G0A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A

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メスト・エジル、フェネルバフチェへ完全移籍 [移籍情報]

メスト・エジル(32歳)のフェネルバフチェへの
完全移籍が発表されました。


Arsenal 1.jpg昨シーズンの終盤から
アルテタ監督の信頼を失い
今シーズンもPL、ELの
選手登録から漏れていた
エジルの次の舞台は
フェネルバフチェに決まりました。


アーセナル通算

PL 175試合先発+9試合途中出場
  :33ゴール54アシスト
CL 28試合先発+1試合途中出場
  :7ゴール6アシスト(予選1試合含む)
EL 16試合先発+3試合途中出場
  :2ゴール5アシスト
FA杯 12試合先発+3試合途中出場:2ゴール4アシスト
リーグ杯 5試合先発+1試合途中出場:2アシスト
コミュニティーシールド 1試合先発

公式戦通算 237試合先発+17試合途中出場:44ゴール71アシスト


エジルはアルテタ監督が就任してからは
主力選手として起用されていましたが
新型コロナウイルス感染症の影響によるPL中断中に
アルテタ監督の信頼を損なって出場機会を失い
今シーズンもPLとELの登録枠から外れて
完全に構想外になっていました。

その様な状況でも当初は
契約が切れる今シーズン末までは
チームに残る事を表明していましたが
このままアーセナルに残っても
プレーする機会が巡ってこない現実を
エジルは受け入れたのか、
この冬の移籍期間で契約を解除して
フェネルバフチェへ移籍する決断を遂に下しました。

元々キャリアの晩年は子供の頃からファンだった
フェネルバフチェでプレーする事を夢見ていたのは
公然の秘密でしたしので
早かれ遅かれフェネルバフチェへ移籍する事は
誰もが分かっていたと思います。

プレースピードの高速化が進み
よりフィジカル的な能力が求められる様になった
ここ最近のPLの流れには
残念ながらエジルは置いていかれてしまいましたが
トルコリーグならばその持てる才能を
まだまだ存分に発揮出来ると思われます。

2013年9月にレアル・マドリーから
当時世界No.1のトップ下の選手だったエジルが加入した時は
本当に信じられませんでした。
同時にスタジアム建設費用返済の為に
移籍金の安い若い逸材を獲得して
育てていくと言うスタイルから
エジルの様なスター選手を獲得する事が出来る様になった
新たな時代の幕開けにワクワクした事を覚えています。

アーセナルでの晩年は難しい時間を過ごしましたが
トルコの地で我々が知っている輝きを
再び観せてくれる事を期待しています。


C'mon Arsenal !!


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

移籍先未定
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー

フェネルバフチェへ
 攻撃的MF メスト・エジル(32歳)元ドイツ代表 フリー


(年齢は2/1時点)


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マット・ライアンをブライトンからローンで獲得!! [移籍情報]

マット・ライアン(28歳)を
ブライトンからローンで獲得しました。

SM2_4803_2021012111529259_2021012135819932.JPG

クリエイティブ能力の高い攻撃的な選手と共に
もう一つ懸念材料だった
1レノをバックアップする第2GKとして
ブライトンから33マット・ライアンを
今シーズン終わりまでのシーズンローンで獲得しました。


シーズンローン
背番号:33

1992年4月8日生
184cm 82kg
オーストラリア代表


ブライトン通算

PL 121試合先発:27クリーンシート
FA杯 2試合先発

通算 123試合先発:27クリーンシート


2017年夏にバレンシアから
ブライトンへ移籍した33ライアンは
加入直後から不動のGKとして
PL残留に大きく貢献してきましたが
今年12月途中からは
下部組織出身のスペイン人GKサンチェスに
ポジションを奪われてしまいました。

しかしこれまでブライトンでの3シーズン半の間に
公式戦123試合でゴールマウスを守ってきた
その経験と実力はアーセナルにとって
非常に大きな力になってくれると思います。

これで昨夏に第2GKとして獲得した13ルナルソンが
その期待に十分に応えられていない問題は
解決されると思われますが
同時に実力者である33ライアンには
単に1レノをバックアップする役割だけに留まらず
その1レノを脅かす存在として
猛然とプッシュしてくれる事も期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

移籍先未定
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー


(年齢は2/1時点)


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PL19:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−0 Newcastle United
2021年1月18日(月)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 (50)14Aubameyang(←18T. Partey)
 (61)7Saka(←32Smith Rowe)
 (77)14Aubameyang(←17Soares)


1Leno

17Soares  16Holding  23D.Luiz  3Tierney

18T. Partey  34Xhaka

  7Saka    32Smith Rowe  14Aubameyang

9Lacazette


(67)18T. Partey>>>25Elneny
(78)14Aubameyang>>>12Willian
(82)32Smith Rowe>>>35Martinelli


Substitutes
 13Rúnarsson
 6Gabriel
 2Bellerín
 28Willock
 19Pépé
 30Nketiah


Arsenal 1.jpg3発快勝!!
これでシーズン前半戦の戦績を
五分に戻しました。

先発は右SBを2ベジェリンから
17ソアレスに
左SBを15メイトランド=ナイルズから
3ティアニーへ
そしてCMFを8セバージョスから
18トーマスへ変更した以外は
前節のクリスタル・パレス戦と
同じメンバーが組まれました。

この試合はニューカッスルの
出来の悪さもありましたが
アーセナルは攻守共に終始安定していた印象で
特に先発で起用された18トーマスが
チームに新たな力をもたらしていたと思います。

まず守備面に関して言えば
確実に強度は上がったと思います。
それは単純なフィジカル的な強度に留まらず
元々機動力に難がある34ジャカに対して
18トーマスは機動力に優れている為に
34ジャカがカバーしきれないエリアまで
しっかりとカバー出来ていたと思います。

特に現在のアーセナルの戦術上
左SBのティアニーが常に高い位置を取る事が多い為に
その3ティアニーが空けた左サイドのスペースを
左CMFの34ジャカが埋める事になりますが
それにより残ったDFラインの前のスペースを
18トーマスは一人でも
十分にカバーする事が出来ていたと思います。

一方で攻撃面に関してはテンポ良く
長短織り交ぜたパスで
攻撃陣を後方から支えていたと思います。

これまでのアーセナルの布陣の中で
後方から正確なロングフィードを送る役割と言えば
23D.ルイスと34ジャカが主に担っていますが
どちらも左サイドでプレーする事を好んでいますので
パスの出所はどうしても左サイドに偏っていました。
しかし18トーマスがCMFに入った事で
右サイドからも正確なロングフィードを送る事が出来る様になり
特に右利きの18トーマスと左利きの34ジャカがCMFに並ぶと
多様な局面で多種の球筋のフィードを
前線に供給する事が出来る様になりましたので
これだけでも攻め手のバリエーションは
格段に増える事になったと思います。

同時にリスクを恐れずに
的確なタイミングで縦パスを送れる所も
攻撃陣の力になっていた思います。

7サカや32スミス・ロウが躍動している
現在のチームにおいて重要なポイントの一つが
9ラカゼットを中心としたポストプレーであり
例えば下がってきた9ラカゼットに
的確なタイミングで楔のパスが送られてくるかどうかが
前線のコンビネーションの発動に重要になっていますが
この試合での18トーマスは
リスクを恐れずに的確なタイミングで
しっかりと楔のパスを送る事が出来ていたと思います。

この様に多くのポイントで存在感を示していましたが
その中でもこの試合の18トーマスの1番のポイントは
そのポジショニングの妙だったと思います。
相手のマーカーが周囲にいても楔のパスを送れるのは
パスの受け手に対してパスコースを見出している
最適なポジショニングが取れているからだと思います。
そのポジショニングは守備面においても
重要なのは言うまでもないと思いますが
特に効果を発揮していたのが
周囲の選手とのパスを引き出す位置関係だと思います。

特に34ジャカとの位置関係は絶妙で
34ジャカの問題点の一つとして
前にボールを送れない時はリスクを避けて
バックパスに逃げる傾向が強く
それがプレッシャーを掛けられれば掛けられる程
その傾向が強くなってしまうと言うのがありますが
この試合では34ジャカの前方のパスコースが
塞がれてしまっても
すぐに18トーマスが現れてボールを引き取り
そこからボールを前に進ませる場面が何度もあったと思います。

これにより一度バックラインに戻して作り直さずに
流れが切れる事なく組み立てを続行する事が出来ますので
攻撃陣のリズムは格段に良くなっていた様に感じました。

この試合先発で起用された18トーマスは
前節のクリスタル・パレス戦に比べても
チームに馴染み始めているのが
はっきりと実感出来る非常に良い出来だったと思います。
とは言え、守備の強度や
パスを供給する司令塔としての能力と共に
より高い位置まで自ら持ち上がる推進力や
アタッキングエリアで攻撃陣と絡む様なプレー等の
18トーマスの違った側面は
この試合では殆ど観られませんでした。
アルテタ監督からの指示だったのか
まだチーム戦術を完全に消化していない為に
自制していたのかは分かりませんが
今後より高い位置でのプレーも観せ始めると
アーセナルの攻撃面は更に変わってくるかもしれません。

そう言う訳でこの試合のアーセナルは
良い形での攻撃が出来ていたと思います。

14分過ぎ、17ソアレスからのパスを受けた32スミス・ロウが
右サイドのライン側から中に入っていく動きでルイスを釣り出し
その動きで出来た右サイドの裏のスペースに出てきた7サカに
スルーパスが送られました。
そのパスを受けた7サカは深い位置まで侵入した所から
右脚を振り抜き
そのシュート?クロス?がダロウの足に当たり
ファーに抜けてきた所を
14オーバメヤンが無人のゴールに向けて合わせましたが
ポストを叩いてしまいゴールならず。

26分過ぎ、18トーマスのロングフィードを
左サイドで受けた32スミス・ロウが
そのままドリブルで持ち込んだ所から
マイナス方向に送った折り返しを
遅れて走り込んできた14オーバメヤンが
左脚でシュートを放ちましたが
枠を捉えられず。

46分過ぎ、18トーマスからの楔のパスを
下がってきて受けた9ラカゼットが
ダイレクトで裏に送ったパスで7サカが抜け出し
右脚でクロスを入れました。
そのクロスはクラークにブロックされてしまいましたが
ペナルティ内に舞い上がった
そのルーズボールを収めた9ラカゼットが
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもダロウのファインセーブで防がれてしまい
惜しくもゴールならず。

前半は何度か作った決定機を
決めきる事が出来ませんでしたが
後半早々先制ゴールが生まれました。

50分、18トーマスから送られたロングフィードを
左サイドで受けた14オーバメヤンが
自らそのまま持ち込み
1対1になったクラフトをかわして
左脚を振り抜いて先制ゴール!!
18トーマスからの正確なフィードと
14オーバメヤンのスピードが融合した見事なカウンターでした。

ここ最近の不調だった14オーバメヤンは
この場面の様な最も得意とする形が訪れても
力んで決める事が出来なかっただけに
しっかりと決めきる事が出来たのは
非常に大きな意味があり
これで完全復活したと言えると思います。

その後も立て続けにニューカッスルゴールに迫りました。

54分過ぎ、7サカからのパスを
右サイドの開いた位置で受けた9ラカゼットが
そのままハーフスペースを上がってきた7サカに
リターンパスが送られましたが
そのパスはDFに当たりコースが変わって
DFラインの前にエリアでフリーでいた
32スミス・ロウに繋がりましたが
シュートを撃たなかったのは残念でした。

目の前にラスセルズがいたとは言え
タイミング的にはそのままダイレクトで
右脚を振り抜いても良いタイミンングでしたので
個人的には撃って欲しかったと思います。
特にトップ下ならば
常にシュートを撃つ意識を持っている方が
相手にとっては嫌な存在だと思いますので
撃てるチャンスがあるのならば
もっと積極的に撃つべきだと思います。

57分過ぎ、右サイドからのスローインのボールを
7サカが受けてペナルティの中に侵入し、
9ラカゼットとのワンツーで更に侵入した所から
左脚を振り抜きましたがクラフトにブロックされゴールならず。

ここ最近の7サカはチャンスメイクだけに留まらず
自らシュートを撃てる形を作る意識が
かなり高くなっている印象で
それが相手に脅威を与え始めていると思います。
そう言う意味では32スミス・ロウも
7サカを見習って欲しいと思います。

そしてこの2人のコンビネーションから
追加点が生まれました。

60分、左サイドのライン側で
14オーバメヤンからのパスを受けた32スミス・ロウが
そのままドリブルで駆け上がり
最後はラスセルズをかわして
深い位置まで侵入した所からの折り返しを
ゴール前の7サカが左脚で合わせてゴール!!

32スミス・ロウが緩急を使って
ラスセルズを翻弄した所で
勝負は付いていたと思います。

65分過ぎ、ボックス内で
14オーバメヤンから送られた裏へのパスで抜け出した
3ティアニーからゴール前を横切る様な
グラウンダーの鋭いクロスが送られましたが
ゴール前の9ラカゼットが伸ばした脚は僅かに届かず。

65分過ぎ、右サイドから送られた7サカのクロスを
ファーサイドで9ラカゼットがヘッドで合わせましたが
ダロウのファインセーブで防がれてしまい
これもゴールならず。

年末年始にゴールを量産してチームを引っ張っていた
9ラカゼットにもゴールが生まれていれば
更にチームに勢いをもたらしていたと思いますので
そろそろ9ラカゼットにもゴールが欲しい時期です。

一方で決定的な場面を
パスミスで潰してしまった場面もありました。

72分過ぎ、7サカから送られたパスを右サイドで受けた
32スミス・ロウがファーサイドに走り込んでいた
14オーバメヤンに向かってクロスを入れましたが
そのクロスが弱すぎた為に14オーバメヤンに届く前に
DFにカットされてしまい決定的な場面を活かせず。

カウンター気味の状況に対して
ニューカッスルのDFラインは
準備が整わないまま下がりながらの対応になっていましたので
そのDFラインとGKとの間を横切る様に
スピードボールを入れていたら
ファーサイドに走り込んできた14オーバメヤンに繋がり
絶好機になっていた場面でした。
スタミナ的に苦しい時間帯だったかもしれませんが
今後チームの中心を担っていくのならば
最後まで集中力を切らさない事が
32スミス・ロウには求められます。

そして最後は再び14オーバメヤンが決めました。

77分、相手のクリアーボールを
右サイドでカットした17ソアレスが
7サカからのリターンパスを受けて裏に抜け出し
そのまま深い位置まで切り込んで行った所からの折り返しを
ゴール前で14オーバメヤンが合わせてゴール!!

試合はこのまま3−0で勝利!!
公式戦5戦連続のクリーンシートで
PL前半戦の戦績を五分に戻しました。

実際シーズン前半の総失点19はリーグ4位と
守備面に関しては確実に安定感を増しており
総ゴール数こそ23点とリーグ12位と低迷していますが
総シュート数224、枠内シュート数78に対して
被総シュート数219、被枠内シュート数60と
遂に総シュート数、枠内シュート数共に
上回る事が出来ましたので攻撃面に関しても
確実に上向きになってきていると思います。

現時点ではまだ10位ですが
この調子を維持していけば
シーズン後半は大いに巻き返す事が出来ると
信じて疑いません。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:4G1A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:7G0A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:5G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:2G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G3A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G0A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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ソクラティス・パパスタソプーロス、契約解除 [移籍情報]

ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)の契約解除が発表されました。


Arsenal 1.jpg今シーズンのPLとELの
選手登録から漏れていた
ソクラティスとの契約解除が決まりました。


アーセナル通算

PL 44試合先発:3ゴール2アシスト
EL 15試合先発+2試合途中出場:2ゴール
FA杯 5試合先発+2試合途中出場:1ゴール
リーグ杯 1試合先発

公式戦通算 65試合先発+4試合途中出場
      :6ゴール2アシスト


2018年夏にドルトムントから加入したソクラティスは
最初のシーズンこそは主力として活躍しましたが
昨シーズンから徐々に出場機会を減らし
アルテタ監督が就任してからは構想から外れ
今シーズンもPLとELの登録枠から外れていました。

実際、ここ最近のソクラティスは
スピードや敏捷性不足を露呈する場面が多く
パフォーマンスレベルを落としていましたので
特にプレースピードの高速化が進んでいる
最近のPLでは厳しい状況だったと思います。

ボスからエメリ前監督、そしてアルテタ監督へと代わる
難しい時期の加入でしたので
思う様な力を発揮出来なかったのかもしれませんが
環境を変えればまだまだ主力として活躍出来ると思います。

今はまだ移籍先が決まっていない様ですが
ジェノア、セビージャ、ベティス等
獲得に動いているクラブは多数ある様ですので
移籍先はすぐに決まると思われます。


C'mon Arsenal !!


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)



OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

移籍先未定
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー


(年齢は2/1時点)


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PL18:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−0 Crystal Palace
2021年1月14日(木)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 


1Leno

 2Bellerín  16Holding  23D.Luiz 15Maitland-Niles

8Ceballos  34Xhaka

  7Saka    32Smith Rowe  14Aubameyang

9Lacazette


(65)15Maitland-Niles>>>19Pépé
(69)8Ceballos>>>18T. Partey
(80)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 13Rúnarsson
 6Gabriel
 21Chambers
 17Soares
 28Willock
 12Willian


Arsenal 1.jpgクリスタル・パレスの硬い守備を崩しきれず
スコアレスドローで終わりました。

先発は22マリに代わって
23D.ルイスがCBに入り
3ティアニーに代わって
15メイトランド=ナイルズが
左SBに入った以外は
前節のWBA戦と同じ布陣が組まれましたが
結果から言えば3ティアニーの不在が
非常に大きかったと言わざる得ない
試合だったと思います。

その3ティアニーはPLでは
第2節のウエスト・ハム戦を欠場した以外は
先発出場が続いており
120分フル出場した先日のFA杯ニューカッスル戦でも
かなり無理をしている様に観えましたので
今回休養を与えた判断は正しい判断だったと思います。

しかしこの冬にシャルケへローン移籍した
31コラシナツに代わって
3ティアニーのバックアッパーを務める事になった
15メイトランド=ナイルズは
以前から指摘しています様に左SBに入った時には
クロスの精度や仕掛けのアイデア等の
攻撃時のプレーに大きな問題があり
残念ながらこの試合ではその不安が的中してしまいました。

実際、32スミス・ロウからのスルーパスで
15メイトランド=ナイルズが左サイドを抜け出した
4分過ぎの場面では
クリスタル・パレスのDFが3人に対して
ゴール前のニアに14オーバメヤン、
ファーに9ラカゼット、
そしてDFラインの前のスペースに7サカと
ゴール前では3対3の状況になっていましたので
良いクロスが入れば決定機になっていたと思いますが
そのクロスはゴールのはるか頭上に飛んで行ってしまいました。
特に14オーバメヤンと9ラカゼットに釣られて
DFラインは大きく下がっていた為に
その前に出来たスペースに走り込んできていた7サカは
完全にフリーの状態でしたので
そこに折り返せば完璧な決定機になっていたと思います。

勿論、15メイトランド=ナイルズは右利きですので
左脚で正確なクロスを入れる事が
難しいのも分かりますが
出来ないならば出来ないなりに
逆脚のサイドアタッカーの様に
左脚でクロスを入れるフェイントで
右脚に持ち替えてから
7サカにグラウンダーのラストパスを送っても
十分に決定機になったと思いますので
左脚のクロスの精度が悪いだけではなく
その精度の悪い左脚でクロスを入れようとする
判断自体が大きな誤りだと思います。

そしてこの場面の様な決定的なミスを犯すと
その後も引きずってしまう所も
15メイトランド=ナイルズの問題の一つで
その後もイージーなパスミスやボールロストを繰り返し
ミスを犯す度に更にミスを繰り返す
負のサイクルから抜け出す事が出来なくなってしまったのは
残念でした。

この試合で入れたクロスはこの1本のみだけだった様に
左SBとしてサイドからの仕掛けは機能しておらず
この試合の中で良かったのは
中に絞った位置でパスを受けた所から
自らドリブルで切り込んでミドルシュートを放った
62分過ぎの場面位だったと思います。

結局、ここ最近のチームの中で
独力でもチャンスをクリエイトする事が出来ていた
3ティアニーを欠いていた為に
この試合のアーセナルの攻撃陣は
左翼を失った様な状態だったと思います。
そして今ではアーセナルの左サイドの
最大の攻め手になっている3ティアニーに比べて
左サイドにおける15メイトランド=ナイルズの攻撃能力は
明らかに劣っており
その3ティアニーのバックアッパーとして
15メイトランド=ナイルズが適当なのかどうかは
もう一度考える必要があると思います。

仮に今後も15メイトランド=ナイルズを
左SBとして起用するのならば
15メイトランド=ナイルズが
サイドの深い位置でプレーしなくても済む様に
左サイドにはよりウイング的な選手を配置しなければ
左SBでの起用は難しいかもしれません。

スコアレスで終わったこの試合でしたが
惜しい場面もありました。

19分過ぎ、右CKからの流れで
左サイドでパスを受けた14オーバメヤンが
そのまま中に切り込んで行き
右脚を振り抜きましたがGK正面でゴールならず。

20分過ぎ、2ベジェリンからのパスを受けた7サカが
そのまま中に切り込んで行った所から
左脚のミドルシュートを放ちましたが
それもGK正面でゴールならず。

33分過ぎ、右サイドの開いた位置で
34ジャカからのパスを受けた
32スミス・ロウから送られた鋭いクロスを
走り込んできた2ベジェリンが合わせました。
その2ベジェリンはジャストミート出来ませんでしたが
その背後には上手くマークから離れた9ラカゼットが
フリーでシュートを撃つ体勢に入っていましたので
9ラカゼットに撃たせても良かったかもしれません。

後半開始直後、34ジャカからのパスを受けた
14オーバメヤンからのクロスを
ゴール前に9ラカゼットがヘッドで飛び込みましたが
ガイタにパンチングで防がれてしまい、
そのクリアーボールを2ベジェリンが
ミドルシュートを放ちましたが
それもわずかに枠の外で惜しくもゴールならず。

54分過ぎ、左サイドからゴールに向かって走り込んできた
15メイトランド=ナイルズに向けて
34ジャカから楔のパスが送られ
そこからダイレクトで戻したボールを
14オーバメヤン〜9ラカゼットと繋ぎ
その9ラカゼットが左脚を振り抜きましたが
惜しくも枠外でゴールを奪えなかったと共に
15メイトランド=ナイルズの所でオフサイドでした。

結局、ゴール前を固めてきた
クリスタル・パレスの守備網を
最後まで崩す事が出来ませんでしたが
試合後のアルテタ監督がコメントしていた様に
この硬い守備網を切り崩すには
アタッキングサードにおいて
ちょっとしたパスのズレ、
プレーイメージのズレがありすぎていたのも
事実だったと思います。

特に2ベジェリンと
7サカや右サイドに開いた32スミス・ロウとの間では
少なからずズレがありその少しのズレが
コンビネーション上問題になっていた所がありましたので
早急に修正が必要だと思いますし
後半途中からピッチに入った18トーマスも
連携面に関してはまだまだ時間が必要なのは
明白だったと思います。

今後勝ち点を稼いでいく為には
ある一定のユニットの間だけに留まらず
チーム全体としてプレーのリズムやビジョンの統一を
早急に図る必要があると思います。

一方で守備面に関しては
公式戦4戦連続クリーンシートを達成した様に
安定感は増したと思います。

この試合でもパワー系のベンテケと
スピード&テクニカル系のザハと言う
特徴的な能力のある2トップに対して
16ホールディングと23D.ルイスは
しっかりと対応出来ていたと思います。

特にこれまでの16ホールディングならば
ザハに苦戦する事が予想されましたが
この試合の16ホールディングは
そのザハのスピードにかなり付いて行けていたと思います。
実際この試合の16ホールディングは
トップスピードと思われる所から
もう一段ギアが上がる様に
更に加速する事が出来ていましたので
これまで懸念だったスピード不足の問題は
今後は解消されるかもしれません。

そしてこのCBの2人と共に
34ジャカの奮闘もクリーンシートの達成に
大きな力になっていたと思います。
中盤の潰し役と共に
ゴール前での危険な場面でも
体を張った守備でゴールを守りきり
クリーンシートに大きく貢献していたと思います。
同時にこの試合では18トーマスも怪我から復帰してきましたので
アーセナルの守備力は更に強固になる事が期待されます。

残念ながら勝ち点3を積み上げる事は出来ませんでしたが
次のニューカッスル戦では確実に勝利を挙げ
前半戦の星取りを五分に戻して
シーズンを折り返して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:3G1A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:7G0A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:3G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:2G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G2A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G0A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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ロブ・ホールディング、契約延長!! [Arsenal F.C.]

16ロブ・ホールディング(25歳)との契約延長が発表されました。


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今シーズン遂にポジションを掴んだ
16ホールディングの
契約延長が発表されました。


契約期間:2024年夏まで+1年延長オプション付き
週給:非公開

アーセナル通算

PL 46試合先発+7試合途中出場:1アシスト
CL 1試合先発
EL 15試合先発+2試合途中出場:1ゴール
FA杯 7試合先発+4試合途中出場
リーグ杯 12試合先発:1ゴール
コミュニティーシールド 2試合先発

公式戦通算 83試合先発+13試合途中出場:2ゴール1アシスト

(2021年1/13現在)


2016年夏にボルトンから加入した16ホールディングは
イングランド人CBの大器として期待されながらも
中々頭角を表す事が出来ず
18/19シーズンに入り
やっと定期的な出場機会を掴んだ矢先の
2018年12月に左膝関節前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまい
長期離脱を余儀なくされてしまいました。
そして復帰した昨シーズンもその怪我の影響で
本来のパフォーマンスを出す事が出来ずに
苦しい時を過ごしていました。

しかし昨シーズンのPL中断明けからは
本来のパフォーマンスを取り戻し
今シーズンはここまでPLでは13試合で先発で起用された様に
アルテタ監督の信頼を得て
遂にポジションを掴む事に成功しました。

勿論、絶対的なトップスピードや敏捷性の問題など
更に上のクラスにステップアップする為には
まだ課題も残されていますが
怪我を克服して自らの力を証明した16ホールディングならば
きっとこれらの課題も克服してくれると思います。

そしてイングランド籍の選手がセンターラインにいる事は
イングランドのチームにとっては大事な事であり
チームの屋台骨を支える存在として
さらなる成長を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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FA 3rd:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Newcastle United
2021年1月9日(土)The FA Cup 3rd, Emirates Stadium

Goal 
 (109)32Smith Rowe(←9Lacazette)
 (117)14Aubameyang(←3Tierney)


1Leno

17Soares  23D.Luiz  22Marí  3Tierney

28Willock  25Elneny

  19Pépé     12Willian    24Nelson

14Aubameyang


(57)24Nelson>>>32Smith Rowe
(66)28Willock>>>34Xhaka
(66)12Willian>>>7Saka
(106)19Pépé>>>9Lacazette
(120)17Soares>>>15Maitland-Niles


Substitutes
 13Rúnarsson
 21Chambers
 30Nketiah


Arsenal 1.jpgFA杯の3回戦は延長戦までもつれ込みましたが
最後の最後で2発決め
4回戦に駒を進めました。

先発はGKには1レノが入り
DFラインには右SBに17ソアレス、
左SBに3ティアニー、
CBに23D.ルイスと22マリが入りました。
中盤は28ウィロックと25エルネニーが組み
2列目の右に19ぺぺ、左に24ネルソン、
トップ下に12ウィリアンが入り
1トップを14オーバメヤンが務める
4−2−3−1が組まれました。

当初の予定では2列目の左には
35マルティネッリが起用される予定でしたが
試合前のウォーミングアップ中に
右足首を捻ってしまった為に
急遽24ネルソンが起用されました。

先日のカラバオ杯シティ戦では
13ルナルソンが起用されていましたので
この試合でも13ルナルソンが起用される可能性もあったと思いますが
13ルナルソンではなく1レノを起用してきたという事は
アルテタ監督がFA杯をどれだけ重要に考えているかが伺え、
実際、後半ロスタイムのカウンターを受けた場面では
キャロルの至近距離からのシュートを
神掛かったセービングで防ぎ
そのこぼれ球を再びキャロルに狙われた所でも
全力で振ってきたキャロルの左脚に恐れる事なく
一瞬早くボールを掻き出して
敗戦のピンチからチームを救った様に
1レノの起用は正解だったと思われます。

一方で前試合のWBA戦からは
その1レノ、22マリ、3ティアニー、14オーバメヤンの4人以外は
メンバーを入れ替えてきており
ここ最近の連勝を支えている
32スミス・ロウや7サカにポジションを奪われ様としている
12ウィリアンや19ぺぺがどの様なプレーで
自らの存在価値を示す事が出来るかどうか?
そしてその32スミス・ロウや7サカと
同年代の24ネルソンや28ウィロックが
この2人に触発されブレイクする切っ掛けを掴む事が出来るかどうかを
注目して観ていました。

試合は22マリからのロングフィードを左サイドで受けた
24ネルソンがカットインしてシュートを放った
開始早々の場面や
19ぺぺが右サイドからそのままドリブルでカットインして行き
左脚を振り抜いた2分過ぎの場面等
試合開始から積極性は観られましたが
全体的に中々テンポを上げる事が出来ず、
そして要所要所でミスや雑なプレーを犯してしまう為に
チャンスを活かす事が出来ない状況は
3連勝を挙げたここ最近のチームとは別物の
低迷していた時期のチームを観ている様でした。

個々の選手に目を向けますと
まず怪我から復帰して久しぶりに起用された24ネルソンは
25エルネニーからのリターンを受けて
中に入ってきた19ペペが
ファーサイドでフリーになっていた24ネルソンに向けて
綺麗なダイレクトパスを送った8分過ぎの場面では
トラップをミスしてその決定的なパスを後逸してしまい、
12ウィリアンからのパスを受けた3ティアニーが
緩急を上手く利用して左サイドの深い位置まで
独力で突破した所から送った折り返しを
ペナルティの中でフリーで受けた27分過ぎの場面では
1トラップしてから放ったシュートはブロックされてしまい
これらの決定機を活かす事が出来ませんでした。

確かに8分過ぎの場面の19ペペのパスは
24ネルソンに対して前方に逃げる様な
きつめのスピンが掛かったパスでしたので
トラップしづらかったのだと思いますが
ファーサイドで完全にフリーの状態だっただけに
1トラップして自らシュートを撃つ事も
ダイレクトで14オーバメヤンに折り返す事も出来る
決定的な場面でしたので
収められなかったのは大きなミスだったと思います。

そして27分過ぎの場面も
DFラインの前に出来たスペースで
完全にフリーの状態で完璧なタイミングで
3ティアニーの折り返しを受けましたので
なぜダイレクトで撃たなかったのか
疑問に感じる場面でした。

28ウィロックは19ペペが入れたクロスを頭で合わした
63分過ぎの場面は非常に惜しい場面でしたが
それ以外は非常に悪かったと思います。
パスミスを犯す、周囲とのイメージが合わない、
ボールロストを犯す、その後のプレスバックもない。
チームに力を与える働きが出来ないだけではなく
完全に足を引っ張っていたと思います。

12ウィリアンは決して悪かった訳ではありませんでしたが
このポジションで求められるレベルのプレーは
殆ど観せる事が出来ていなかったと思います。
確かにボールに絡む場面もあったと思いますが
あくまでも流れの中での中継点のプレーに
留まっていた様に感じます。

それと共に元々スピードで勝負するタイプではないとは言え、
この試合の12ウィリアンは
フィジカル的なスピードが低下している様に観えたのは
非常に気になります。
だからと言う訳ではないと思いますが
相変わらずテンポアップする様な部分も少なく
32スミス・ロウや7サカと比べてしまうと
明らかにスローでダナミックさに欠けていると
言わざる得ないと思います。

一方で19ペペはゴールやアシストこそ
挙げられませんでしたが
良いプレーは出来ていたと思います。

前記の様に8分過ぎの24ネルソンへのパスや
63分過ぎの28ウィロックへのクロス等、
決定的なパスを供給する事も出来ていましたし
この試合でも何度か激しいチャージを受けていましたが
簡単に潰される事はなく
体勢を崩されながらも踏ん張って
強引に突破していく場面が何度かありました。
そして以前の様にライン際で足下にパスを要求するだけではなく
ラインの裏へのオフザボールの動きも増え、
同時に積極的にカットインして
仕掛けるプレーも増えてきており
確実に成長してきていると思います。

後は結果だけですが、
例えば14オーバメヤンとのワンツーで抜け出して
ペナルティの中に侵入した32分過ぎの場面や
22マリのロングフィードを
DFラインの裏に抜け出した19ぺぺが受けて
ペナルティの中に侵入した102分過ぎの場面では
シュートを撃つまでに時間を掛けてしまった為に
決めきる事が出来ず、
17ソアレスからのパスを受けた19ペペが
相手のチャージを受けて体勢を崩しながらも
強引に中に切り込んで行き
左脚を振り抜いた71分過ぎの場面では
シュートコースが空いていましたが
枠を捉えられなかった様に
決めるべき時に決められない所は課題だと思います。

前者の様な決定機ではパスを受けてから
シュートを撃つまでのイメージを
もっと明確に持つべきであり
後者の様な自らが得意とする形では
絶対に決める事が出来る様にならないといけないと思います。

とは言え、世間では色々と言われていますが
今の19ペペは時間は掛かっていますが
確実に機能し始めていると思いますので
もう少し時間を与えれば
結果を出してくれる様になると
個人的には思います。

一方で12ウィリアンに関しては
機能するしないと言うよりも
3連勝を挙げたメンバーの
プレーのリズムやテンポとは異なっている所が問題であり
12ウィリアン自身がそのリズムやテンポに
対応出来るかどうかが今後の問題だと思います。

又、32スミス・ロウや7サカに続いて欲しい
24ネルソンや28ウィロックは結果を出す事が出来ず
しかも28ウィロックに関しては
今シーズンワーストの出来だったのは
非常に残念でした。

結局、後半途中から32スミス・ロウ、
7サカ、34ジャカが投入されるまでは
本当の意味でチームが動き出す事はなく、
そして試合を決めるラストピースとして
9ラカゼットが投入された事で
この試合は決しました。

109分、クラークがこぼしたボールをカットした
32スミス・ロウから7サカに繋ぎ
その7サカからのパスを
9ラカゼットがヘッドで裏に流したボールを
走り込んできた32スミス・ロウが右脚で決め
先制ゴール!!

各々の距離感が良くプレーイメージが共有されている
この3人が揃うとチームはテンポが上がり
細かなパスを繋ぐアーセナルらしいチームに変貌する事が
今回も証明されたと思います。

そして最後は待ちに待ったゴールが生まれました。

117分、34ジャカからのスルーパスで
左サイドの裏の深い所まで抜け出した
3ティアニーからの折り返しを
ゴール前で14オーバメヤンが合わせてゴール!!!!!

この試合でも、自陣からのリスタートの場面で
23D.ルイスから送られたフィードを受けた14オーバメヤンが
右サイドを抜け出して右脚を振り抜いた24分過ぎの場面や
3ティアニーのクロスをヘッドで合わせた
73分過ぎの場面や81分過ぎの場面など
ゴールを挙げるチャンスがあっても
決められずにいましたが
最後の最後で遂に14オーバメヤンの脚から
ゴールが生まれました。

これで本当の意味でゴール欠乏症の
最後の呪縛が解けたと思いたいです。

この試合はある意味、
チームを復調させた3連勝中のメンバーから
メンバーを代えても
同じ様にチームが機能するのかどうかの
テストだったと思いますが
残念ながら不合格だったと言わざる得ないと思います。

よって現在の流れを保つ為には
当分の間、3連勝中のメンバー構成を
基本としなければならないかもしれません。

しかし、このままではコンディション管理が
問題になるかもしれません。
実際、ここ最近の3戦に比べて動きにキレがなく
体が重そうに感じる場面があった32スミス・ロウは
遂1〜2ヶ月前まではリザーブの試合を中心に
プレーしていた選手であり
昨シーズン後半ローン移籍に出ていたハダースフィールドでも
常に先発でプレーしていた訳ではありませんので
今後も週に2試合行う様なスケジュールで
今と同じ様なパフォーマンスを維持出来るかどうかは
不透明かもしれません。
そして今のチームの中で最も重要な攻め手を担っている
3ティアニーもPLの試合では殆ど出突っ張りであり
この試合でも腰に手を当てて息していた様に
幾らタフだと言っても
いつかは限界を迎えそうで怖いです。

それだけにサブ組の選手を起用しても
チームとして機能させなければなりませんし
機能しなかったとしても
その変化は最小限に留まらせる事が
今後の課題だと思います。


これで公式戦4連勝を飾りました。
この調子でシーズン前半の残り2試合も勝利し、
勝率を5割以上に戻してシーズンを折り返して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:3G1A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:7G0A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:3G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:2G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G2A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G0A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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