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PL18:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−0 Crystal Palace
2021年1月14日(木)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 


1Leno

 2Bellerín  16Holding  23D.Luiz 15Maitland-Niles

8Ceballos  34Xhaka

  7Saka    32Smith Rowe  14Aubameyang

9Lacazette


(65)15Maitland-Niles>>>19Pépé
(69)8Ceballos>>>18T. Partey
(80)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 13Rúnarsson
 6Gabriel
 21Chambers
 17Soares
 28Willock
 12Willian


Arsenal 1.jpgクリスタル・パレスの硬い守備を崩しきれず
スコアレスドローで終わりました。

先発は22マリに代わって
23D.ルイスがCBに入り
3ティアニーに代わって
15メイトランド=ナイルズが
左SBに入った以外は
前節のWBA戦と同じ布陣が組まれましたが
結果から言えば3ティアニーの不在が
非常に大きかったと言わざる得ない
試合だったと思います。

その3ティアニーはPLでは
第2節のウエスト・ハム戦を欠場した以外は
先発出場が続いており
120分フル出場した先日のFA杯ニューカッスル戦でも
かなり無理をしている様に観えましたので
今回休養を与えた判断は正しい判断だったと思います。

しかしこの冬にシャルケへローン移籍した
31コラシナツに代わって
3ティアニーのバックアッパーを務める事になった
15メイトランド=ナイルズは
以前から指摘しています様に左SBに入った時には
クロスの精度や仕掛けのアイデア等の
攻撃時のプレーに大きな問題があり
残念ながらこの試合ではその不安が的中してしまいました。

実際、32スミス・ロウからのスルーパスで
15メイトランド=ナイルズが左サイドを抜け出した
4分過ぎの場面では
クリスタル・パレスのDFが3人に対して
ゴール前のニアに14オーバメヤン、
ファーに9ラカゼット、
そしてDFラインの前のスペースに7サカと
ゴール前では3対3の状況になっていましたので
良いクロスが入れば決定機になっていたと思いますが
そのクロスはゴールのはるか頭上に飛んで行ってしまいました。
特に14オーバメヤンと9ラカゼットに釣られて
DFラインは大きく下がっていた為に
その前に出来たスペースに走り込んできていた7サカは
完全にフリーの状態でしたので
そこに折り返せば完璧な決定機になっていたと思います。

勿論、15メイトランド=ナイルズは右利きですので
左脚で正確なクロスを入れる事が
難しいのも分かりますが
出来ないならば出来ないなりに
逆脚のサイドアタッカーの様に
左脚でクロスを入れるフェイントで
右脚に持ち替えてから
7サカにグラウンダーのラストパスを送っても
十分に決定機になったと思いますので
左脚のクロスの精度が悪いだけではなく
その精度の悪い左脚でクロスを入れようとする
判断自体が大きな誤りだと思います。

そしてこの場面の様な決定的なミスを犯すと
その後も引きずってしまう所も
15メイトランド=ナイルズの問題の一つで
その後もイージーなパスミスやボールロストを繰り返し
ミスを犯す度に更にミスを繰り返す
負のサイクルから抜け出す事が出来なくなってしまったのは
残念でした。

この試合で入れたクロスはこの1本のみだけだった様に
左SBとしてサイドからの仕掛けは機能しておらず
この試合の中で良かったのは
中に絞った位置でパスを受けた所から
自らドリブルで切り込んでミドルシュートを放った
62分過ぎの場面位だったと思います。

結局、ここ最近のチームの中で
独力でもチャンスをクリエイトする事が出来ていた
3ティアニーを欠いていた為に
この試合のアーセナルの攻撃陣は
左翼を失った様な状態だったと思います。
そして今ではアーセナルの左サイドの
最大の攻め手になっている3ティアニーに比べて
左サイドにおける15メイトランド=ナイルズの攻撃能力は
明らかに劣っており
その3ティアニーのバックアッパーとして
15メイトランド=ナイルズが適当なのかどうかは
もう一度考える必要があると思います。

仮に今後も15メイトランド=ナイルズを
左SBとして起用するのならば
15メイトランド=ナイルズが
サイドの深い位置でプレーしなくても済む様に
左サイドにはよりウイング的な選手を配置しなければ
左SBでの起用は難しいかもしれません。

スコアレスで終わったこの試合でしたが
惜しい場面もありました。

19分過ぎ、右CKからの流れで
左サイドでパスを受けた14オーバメヤンが
そのまま中に切り込んで行き
右脚を振り抜きましたがGK正面でゴールならず。

20分過ぎ、2ベジェリンからのパスを受けた7サカが
そのまま中に切り込んで行った所から
左脚のミドルシュートを放ちましたが
それもGK正面でゴールならず。

33分過ぎ、右サイドの開いた位置で
34ジャカからのパスを受けた
32スミス・ロウから送られた鋭いクロスを
走り込んできた2ベジェリンが合わせました。
その2ベジェリンはジャストミート出来ませんでしたが
その背後には上手くマークから離れた9ラカゼットが
フリーでシュートを撃つ体勢に入っていましたので
9ラカゼットに撃たせても良かったかもしれません。

後半開始直後、34ジャカからのパスを受けた
14オーバメヤンからのクロスを
ゴール前に9ラカゼットがヘッドで飛び込みましたが
ガイタにパンチングで防がれてしまい、
そのクリアーボールを2ベジェリンが
ミドルシュートを放ちましたが
それもわずかに枠の外で惜しくもゴールならず。

54分過ぎ、左サイドからゴールに向かって走り込んできた
15メイトランド=ナイルズに向けて
34ジャカから楔のパスが送られ
そこからダイレクトで戻したボールを
14オーバメヤン〜9ラカゼットと繋ぎ
その9ラカゼットが左脚を振り抜きましたが
惜しくも枠外でゴールを奪えなかったと共に
15メイトランド=ナイルズの所でオフサイドでした。

結局、ゴール前を固めてきた
クリスタル・パレスの守備網を
最後まで崩す事が出来ませんでしたが
試合後のアルテタ監督がコメントしていた様に
この硬い守備網を切り崩すには
アタッキングサードにおいて
ちょっとしたパスのズレ、
プレーイメージのズレがありすぎていたのも
事実だったと思います。

特に2ベジェリンと
7サカや右サイドに開いた32スミス・ロウとの間では
少なからずズレがありその少しのズレが
コンビネーション上問題になっていた所がありましたので
早急に修正が必要だと思いますし
後半途中からピッチに入った18トーマスも
連携面に関してはまだまだ時間が必要なのは
明白だったと思います。

今後勝ち点を稼いでいく為には
ある一定のユニットの間だけに留まらず
チーム全体としてプレーのリズムやビジョンの統一を
早急に図る必要があると思います。

一方で守備面に関しては
公式戦4戦連続クリーンシートを達成した様に
安定感は増したと思います。

この試合でもパワー系のベンテケと
スピード&テクニカル系のザハと言う
特徴的な能力のある2トップに対して
16ホールディングと23D.ルイスは
しっかりと対応出来ていたと思います。

特にこれまでの16ホールディングならば
ザハに苦戦する事が予想されましたが
この試合の16ホールディングは
そのザハのスピードにかなり付いて行けていたと思います。
実際この試合の16ホールディングは
トップスピードと思われる所から
もう一段ギアが上がる様に
更に加速する事が出来ていましたので
これまで懸念だったスピード不足の問題は
今後は解消されるかもしれません。

そしてこのCBの2人と共に
34ジャカの奮闘もクリーンシートの達成に
大きな力になっていたと思います。
中盤の潰し役と共に
ゴール前での危険な場面でも
体を張った守備でゴールを守りきり
クリーンシートに大きく貢献していたと思います。
同時にこの試合では18トーマスも怪我から復帰してきましたので
アーセナルの守備力は更に強固になる事が期待されます。

残念ながら勝ち点3を積み上げる事は出来ませんでしたが
次のニューカッスル戦では確実に勝利を挙げ
前半戦の星取りを五分に戻して
シーズンを折り返して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:3G1A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:7G0A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:3G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:2G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G2A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G0A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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