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EL32 2nd:ARSENAL vs SL Benfica [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−2 SL Benfica
     (4−3)
2021年2月25日(木)Europa League Round of 32 2nd,
             Georgios Karaiskakis Stadium, Athens.

Goal 
 (21)14Aubameyang(←7Saka)
 (43)Gonçalves
 (61)Rafa Silva
 (67)3Tierney(←12Willian)
 (87)14Aubameyang(←7Saka) 

1Leno

2Bellerín  23D.Luiz  6Gabriel  3Tierney

8Ceballos  34Xhaka

 7Saka    11Ødegaard   32Smith Rowe

14Aubameyang


(63)32Smith Rowe>>>12Willian
(63)8Ceballos>>>18T. Partey
(78)2Bellerín>>>9Lacazette
(90)7Saka>>>21Chambers
(90)11Ødegaard>>>25Elneny


Substitutes
 33Ryan
 44Hein
 17Soares
 22Marí
 19Pépé
 35Martinelli
 30Nketiah


Arsenal 1.jpg1−1で始まった2ndレグは
先制しながらも逆転を許す
厳しい展開の試合でしたが
最後の最後で逆転し
ラウンド16への進出を決めました。

先発は左SBを17ソアレスから
3ティアニーへ変更した以外は
1stレグと同じ布陣が組まれました。

全体的に観てこの日のアーセナルは
良くなかったと思います。
連戦が続いている為の疲労の蓄積なのか
この試合のプレッシャーの為なのかは分かりませんが
セカンドボールへの反応や
デュエルの局面で遅れをとっていた様に
個々の選手のコンディションは
ベンフィカの方が明らかに良かった様に観えました。

同時に戦術的にもベンフィカの方が
機能していた印象で
特にハーフスペースに顔を出してくる選手に対して
アーセナルのケアが甘い為に
そこへ縦パスが入れられ展開されると
下がりながらの対応を余儀される場面が何度もありましたので
プラン通りに試合を進めていたのは
ベンフィカの方に観えました。

一方のアーセナルはコンディション的な問題の為なのか
中々リズムに乗れませんでしたが
その中でも右サイドでの
7サカ、2べシェリン、11ウーデゴールの
関係は良くなかったと思います。

この試合の7サカは通常の試合に比べて
ライン側のポジションを取る事が多かったのですが
これにより2ベジェリンが
オーバーラップするコースを塞いでしまい、
一方の11ウーデゴールもその7サカに近寄り過ぎてしまう為に
インナーラップするコースも塞いでしまい、
結局右サイドのライン側で
この3人が渋滞してしまう場面が何度もありました。

勿論、7サカがライン側でボールを受けて
独力で縦に仕掛けられるのならば
問題はなかったと思いますが
この試合の7サカは特にコンディションが悪く
いつもの様なスピードやキレがない為に
ライン側での脅威にはなっていなかったと思います。

想像するに、ハイラインを敷くベンフィカのDFラインに対して
1stレグでは何度となくオフサイドを取られた反省から、
右サイドからの11ウーデゴールのサイドチェンジのパスを
左サイドに上がってきた3ティアニーが受けて
そこからの折り返しをペナルティの中に入っていた
32スミス・ロウが左脚を振り抜いた19分の場面の様に
右サイドでタメを作った所から
左サイドへ大きなサイドチェンジをして
横への揺さぶりを強めるプランを
基本として考えていたのかもしれません。

しかしそれは右サイドから仕掛けられる事を危惧して
ベンフィカのDFラインが全体的に右へ寄ってきて
初めて成立する仕掛けだと思いますが
前記の様に右サイドは渋滞してしまい
アクションを起こせない状況でしたので
期待した様な大きな展開はそれほど多くなく
ただ攻撃陣が停滞していただけの様に感じました。

個人的には1stレグでオフサイドを取られまくったとは言え
基本的にはハイラインの裏に向けての仕掛けが中心でも
良かった様に感じています。
この試合のスコアが前半終了間際に1−1となり
後半には1−2と逆転されてからは
攻撃にもたついているとすぐに
ベンフィカゴール前に5バック+3MFのブロックが築かれてしまい
そのブロックを崩す事に非常に苦労していましたので
DFラインが下がる前に先手を打つ様に
裏に仕掛けて欲しかったと思っていました。

実際、ベンフィカの3CBの内の
オタメンディとフェルトンゲンの2人は
PLの第一線から退いたCBであり
一般的にPLでのキャリアの限界を迎えるCBは
共通してPLのスピードや俊敏性に付いて行けなくなる事で
PLでのキャリアを終える選手が殆どであり
この2人も同様の問題により
PLを去ったと認識しています。

と言う事を考えますと
タイミング良く裏に抜け出してしまえば
付いてこれない可能性が高く
実際先制点や後半早々の幻のゴールの場面では
裏へのスルーパスで14オーバメヤンが完全に抜け出し
ゴールネットを揺らしました。

21分、ライン側に開いていた
11ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
カットインした所から送ったスルーパスで
14オーバメヤンが裏へ抜け出し
ダイレクトで流し込んで先制ゴール!!

49分過ぎ、8セバージョスの楔のパスを
中に絞ってきた32スミス・ロウがダイレクトで
11ウードゴールに繋ぎ
その11ウーデゴールから送られたスルーパスで
14オーバメヤンが裏へ抜け出し
チップキックでゴールへ流し込みましたが
この場面は14オーバメヤンの位置がオフサイドで
惜しくもゴールはならず。

どちらも14オーバメヤンの裏への動きに合わせる様に送られた
スルーパス1本であっさりと崩す事が出来ていましたので
早い段階から裏への仕掛けがもっとあっても良かった様に感じます。

しかし試合の流れは前半終了間際に
ゴンサルベスに直接FKを決められた事で
変わってしまいました。

このゴールでアウェイゴール数が並ばれてしまった事で
仮にベンフィカに2点目を奪われてしまったら
2−2でも敗退してしまう状況になってしまいました。
よってアーセナルが先にゴールを奪ったとしても
1ゴール差ではまだ安全圏とは言えず
確実に勝つ為には先に2つのゴールを奪う必要性が
出てきてしまいました。

その様な状況の中で
次にゴールを奪ったのはベンフィカの方でした。

61分、アーセナルのCKからの流れで
ベンフィカのGKレイテのパントキックを
8セバージョスがヘッドで1レノへ戻そうとしたボールを
ラファ・シウヴァに奪われてしまい
そのまま1レノもかわされて無人のゴールに入れられて失点。

ここに来て大きなミスが生まれてしまいました。

これまで1stレグの失点はPK、
この試合での1失点目はFKと
完全に崩された形ではゴールを奪われていなかっただけに
ミスからの失点は非常に痛過ぎます。

確かにこの日の8セバージョスは良くなかったと思います。
それは一つ一つのプレー云々ではなく
漠然としたチームの中で
効果的なプレーが出来るかどうかの部分での事で
以前にも指摘しましたが
8セバージョスが良いか悪いかは
簡単な状況に於いてどの様な振る舞いをするかで分かります。

例えば自陣でのビルドアップの始まりの様な場面で
そのままシンプルにテンポ良くパスを捌いている時は
ミスも少なくチームを動かす存在になりますが
反対にわざと1テンポ遅らせたり、
進行方向ではない方向に体をよじらせながら
パスを出したりする試合では
周囲が観えていない時が多く
自分のプレーに酔ってしまっている訳ではないでしょうが
簡単なプレーをわざと難しくプレーしてしまい
それが空回りする様に自滅してしまう場面が多くなる様に感じます。
残念ながらこの試合では後者でした。

この場面でもラファ・シウヴァが
並走しながらすぐ横にまで走り込んで来ているのを
自ら確認していたにも関わらず
なぜそのラファ・シウヴァと同じ進行方向である
1レノに向けてのバックパスを選択してしまったのか?
正直理解に苦しみます。

仮に途中でカットされずに1レノまで届いたとしても
全速力でラファ・シウヴァが迫ってきているはずですので
そこには必ずボールロストするリスクが
発生してしまいます。
言うなれば1レノにとっては
ボールロストをするリスクを背負わされている状況であり
この場面での1レノへのバックパスは
パスの受け手の事を何も考えていない
本当に優しくないプレーだと思います。

ラファ・シウヴァが右サイドから
中央の8セバージョスに並走しながら
近寄ってきていた事を考えれば
一番安全なのはそのラファ・シウヴァの進行方向とは逆の
右側を並走していた2ベジェリンに繋ぐ事だったはずです。

勿論、相手のアタッキングエリアならば
難しいプレーにチャレンジする事は意味がある事ですが
それ以外のエリアであえて難しいプレーを選択する事は
全く意味がない事だと思います。
この様にシンプルなプレーを選択するべき時に選択せず、
難しい選択肢を選択してしまう所が
8セバージョスが中々信頼できる存在として
認められない所だと思います。

結局8セバージョスは
ベンフィカの2つのゴールに関与してしまいましたので
このまま敗れていたら
戦犯として叩かれていたと思います。

まぁ、FKを与えてしまったファールの場面はミスと言うよりも
相手の誘いに不用意にも乗ってしまった軽率さの問題ですが、、、。

一方でこの失点の場面での1レノの対応は
非常に冷静だったと思います。

交錯する事を恐れずにリスクを冒して突っ込んで
ブロックしに行く事も出来たと思いますが
同時に1発レッドになっていた可能性も
あったと思います。
仮にこの場面を防いだとしても
ここで退場処分を受けて数的不利の陥ってしまったら
結果的に勝ち上がる可能性が減っていたかもしれませんので
リスクを冒さなかったのは
1レノのファインプレーだったと個人的には思いますし、
失点しても必ず逆転してくれると
チームへの信頼の現れだったかもしれません。

その想いの通り残りの約30分で
見事に逆転してみせてくれました。

67分、6ガブリエウの楔のパスを
下がって受けにきた12ウィリアンから
34ジャカ〜3ティアニーへと左サイドへ展開され
楔のパスを受けた後に左サイドに走り込んできた
12ウィリアンへ繋げられました。
そしてその12ウィリアンからの
折り返しを受けた3ティアニーが
マークに来たタヴァレスをかわして
ペナルティの中に切り込んでいき
豪快に左脚を振り抜き同点ゴール!!

ゴールを奪った後のリアクションもそうですが
本当に気合のこもったゴールだったと思います。

そして最後はまたこのコンビで決めました。

87分、11ウーデゴールからのパスを
右サイドで受けた7サカから送られた
ファーサイドの14オーバメヤンへの
ピンポイントクロスをヘッドで叩き込み
逆転ゴール!!

ここしかないタイミングでここしかないコースへ送られた
まさに2人のイメージが完全に合致した
ゴールだったと思います。

確かに14オーバメヤンは以前の様な爆発的な力は
薄れてきたかもしれませんが
それでもチームの勝利の為に
決めるべき時に決めるのがエースであり
同時にコンディション的に厳しくても
チームを勝利に導く為に
決定的なプレーをする7サカも
アーセナルのエースとしての看板を
背負う存在になってきたと言えると思います。

嫌な形で失点しまさに絶体絶命の状況に陥りましたが
その嫌な雰囲気を3ティアニーの気合で吹き飛ばし
そして最後は新旧2人のエースが
そのエースとしての重責に応える様にゴールを奪い
チームを勝利に導きました。

この勝利はラウンド16への進出を決めた勝利に止まらず
チームの何かを変える勝利になる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G1A
14オーバメヤン    PL:8G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:4G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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2020/21ELラウンンド16組み合わせ決定!! [Arsenal F.C.]

2020/21ELラウンド16の組み合わせが決定しました。


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          アヤックス(オランダ)vs ヤングボーイズ(スイス)
      ディナモ・キエフ(ウクライナ)vs ヴィジャレアル(スペイン)
           ASローマ(イタリア)vs シャフタル・ドネツク(ウクライナ)
         オリンピアコス(ギリシャ)vs アーセナル(イングランド)
      ディナモ・ザグレブ(クロアチア)vs トッテナム(イングランド)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)vs ACミラン(イタリア)
        スラヴィア・プラハ(チェコ)vs レンジャース(スコットランド)
            グラナダ(スペイン)vs モルデ(ノルウェー)


2020/21 ELラウンド16の対戦相手は
ギリシャのオリンピアコスに決まりました。

3/11(木)A
3/18(木)H

昨シーズンのELラウンド32で対戦し
逆転負けを許したオリンピアコスと
再び対戦する事になりました。

そのオリンピアコスは今シーズンも
ギリシャ・スーパーリーグで首位に立ち
しかも得点56、失点11と
他のクラブを圧倒している様に
現時点でのギリシャ最強のクラブと言えます。

実際、ELラウンド32でもPSVに対して
2試合合計5−4で撃ち勝っており
決して侮ってはならない相手だと思います。

とは言え、来シーズンのCL出場権を得る為には
ELで優勝するしか手がありませんので
昨シーズンと同じ過ちを犯す訳にはいきません。

今回のベンフィカ戦と同様に
勝利を信じて全力で戦い抜き
次に繋げて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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PL25:ARSENAL vs Manchester City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−1 Manchester City
2021年2月21日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 (2)Sterling
 

1Leno

2Bellerín  16Holding  22Marí  3Tierney

25Elneny  34Xhaka

19Pépé    11Ødegaard    7Saka

14Aubameyang


(73)19Pépé>>>9Lacazette
(73)11Ødegaard>>>32Smith Rowe
(82)16Holding>>>23D.Luiz
(86)25Elneny>>>8Ceballos


Substitutes
 33Ryan
 17Soares
 6Gabriel
 12Willian
 35Martinelli


Arsenal 1.jpg公式戦17連勝中の
絶好調シティを止める事が出来ませんでしたが
その差は少しづつ減ってきているのは
間違いないと思います。

先発はここ2戦のメンバーから
少し変更が加えられました。
まず左SBには怪我から復帰してきた
3ティアニーが起用され
CMFには8セバージョスに代わり
25エルネニーが入りました。
2列目はここまで右に入っていた
7サカが左に入り
右には19ペペが起用されました。

この変更が戦術的な変更なのか
それともコンディション的な問題による変更なのかは
はっきりとは分かりませんが
少なくとも7サカを左サイドで起用してきたのは
戦術的な理由だと思われます。

今シーズンのシティの中で
最も厄介な存在と言われているのが
右SBに入っているカンセロだと思います。

グアルディオラのチームのSBは
サイドを守りサイドを駆け上がって
攻撃に幅をもたらす存在ではなく
中に絞った位置でプレーして
中盤に厚みをもたらす役割を担うのは
今更言うまでもありませんが
今シーズンのカンセロは
その役割を更にもう一歩進めた様な存在に感じます。

今シーズンのカンセロは言うなればアンカーに並んで
4−3−3の弱点である
アンカーの脇のスペースを埋める役割は勿論の事、
インサイドハーフの様に
攻撃の組み立てに積極的に絡むだけに留まらず
この試合で言えばデ・ブライネやギュンドアンが担う様な
2ラインの間まで積極的に上がってきて
アタッキングエリアでのプレーにも積極的に絡み、
もっと言えば当たり前の様に
最前線にまで顔を出す場面もあり
SBにも関わらず「フリーマン」と表現される様な存在です。
しかもそれがポジショナルプレーの概念の中で
完璧に成立している存在になっている為に
相手にとっては捕まえ所がない
非常に厄介な存在になっています。

これに対してアルテタ監督は
7サカを左サイドのワイドな位置ではなく
ハーフスペースのレーンの位置に配置して
中に絞ってプレーしてくるカンセロに対応させる
役割を与えていました。
基本的にワイドな位置でプレーする事を好む19ペペではなく
ハーフスペースの位置でも柔軟にプレー出来る
7サカを左サイドで起用した理由がここにあると思われます。

反対に攻撃面においても
7サカが絞った位置のハーフスペースでのプレーは
重要なポイントになっていたと思います。

元々4−3−3が基本システムであるシティにとって
アンカーの両脇のスペースが
一番ギャップが生まれやすいエリアであり
そのエリアでボールを受ける7サカに対して
そのギャップを埋める様にカンセロが中に絞って
対応してくる場面が多く観られます。
反対にカンセロが中に絞ってくる為に
左サイドには3ティアニーが侵入してくる事が出来る
スペースが生み出される事になり
実際何度となく3ティアニーは
そのスペースに侵入してきて仕掛ける事が出来ていました。

反対にその3ティアニーにカンセロが対応しようと
ワイドな位置に戻ると
7サカに自由なスペースが生まれますので
シティの厄介な存在であるカンセロに対して
反対にアルテタ監督は厄介な状況を生み出す事に
成功していたと思います。

17分過ぎ、16ホールディングのサイドチェンジのパスの
ルーズボールを収めた7サカが送ったスルーパスで
裏に抜け出した3ティアニーの折り返しに対して
7サカが右脚を振り抜きました。

この場面ではルーズボールを受けた7サカに
カンセロが付いていた事で
ワイドの位置にいた3ティアニーは
フリーで裏に侵入する事が出来ました。
そしてその3ティアニーを追って
カンセロがワイドの位置に戻った事で
今度は7サカがフリーになる事が出来、
シュートを撃つ事が出来ていました。

残念ながらそのシュートは
オフサイドポジションにいた14オーバメヤンに当たってしまい
ゴールは奪えませんでしたが
そのカンセロの所を見事に崩した場面だったと思います。

38分過ぎ、11ウーデゴールからのサイドチェンジのパスが
カットされたこぼれ球を34ジャカ〜7サカと繋ぎ
その7サカから送られたパスを受けた3ティアニーが
左サイドから鋭いクロスが送られましたが
そのクロスはクリアーされてしまいました。

ニアサイドに14オーバメヤンが走り込んでいただけに
3ティアニーからのクロスがもっとGKよりのコースだったら
際どい場面になっていたかもしれませんでしたが
この場面もハーフスペースで
フリーの状態でボールを手にした
7サカが起点となった仕掛けでした。

前半は特にこの7サカと3ティアニーの所が
アーセナルのストロングポイントになっていたと思いますが
後半に入りカンセロ、マフレズ、フェルナンジーニョが
7サカと3ティアニーのマークの受け渡しを
しっかりとする様になってからは
その左サイドも厳しい状態になってしまったのは残念でした。

とは言え、全体的に観てもこれまでのシティ戦に比べて
より拮抗する場面は増えたと思います。

昨シーズンの勝利したFA杯準決勝では
基本的にアーセナルは守備のブロックを築いて守って
少ないチャンスをゴールに繋げて勝利した様に
あくまでも本来のスタイルではない
リアクションフットボールで掴み取った
勝利だったと思います。

今シーズンの第5節のシティ戦は
1−0で敗れはしましたが
自らアクションを起こしてシティの守備網を崩し
シティゴールに迫る場面を作る事が出来ていましたので
大分真っ向勝負する事が出来る様になっていたと思います。

そしてこの試合はシティのレベルにまではいっていないにせよ
アーセナルもポジショナルプレーの理論の上でプレーする事が
大分出来る様になってきた印象で
ある時間帯では良く言われる様に
チェスの駒を動かす様に
人とボールが連動的に動くせめぎ合いは
観ていて楽しかったです。

とは言え、後半になるとこれまでの様に
守備のブロックを築いてシティの攻撃を凌ぐ様な
リアクションフットボールを
しなければならない時間帯もありましたので
まだまだ改善しなければならない部分があるのも
事実だと思います。

現状のアーセナルはそのポジショナルプレーの理論が
チームの根底の部分にしっかりと浸透し始めた事で
そのポジショナルプレーの目的である
3つの優位性の内の「量的優位性」「位置的優位性」を
シティを相手にしても得る事が出来る様になった事で
スムーズにボールを前に進める様になってきていましたが
「質的優位性」に関しては
余り作る事が出来ていなかったと思います。

これは元々のタレント力にも問題があるのかもしれませんが
「量的」「位置的」な優位性を得ても
最終的に局面を打開する様な「質的」な部分が
シティに比べて足りないと感じる部分がやはりあり
シティのレベルに追いつく為には
個々の選手のクオリティの部分の向上も
絶対条件になるのかもしれません。

それでも同じ土俵の上で戦える様になってきましたので
チームとしての成長を感じました。

結局、試合開始早々の失点が勝敗を決してしまいました。

2分、ルベン・ディアスのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けたマフレズが折り返したボールを
スターリングにヘッドで合わされてしまい失点。

マークの受け渡しの失敗?で
スターリングをフリーにしてしまったのは
大きなミスだったと思います。
元々は2ベジェリンがマークをしていましたが
マフレズがクロスを入れる瞬間、
スターリングが16ホールディオングの背後に移動した為に
2ベジェリンはマークを離してしまいましたが
一方の16ホールディングは
2ベジェリンからマークを受け渡された事に気が付かずに
スターリングをフリーにしてしまいました。

もしもマークの受け渡しを的確に行い
最初から16ホールディングが競り合いに行っていたら
高さに勝る16ホールディングならば
しっかりとクリアー出来ていたと思われただけに
非常に残念な失点でした。

その後も何度かあった危険な場面は
最後まで集中して守りきりましたが
反対に決定機は作る事も出来ず
このまま0−1で終演。

勝ち点3とは言わなくても
勝ち点1でも奪いたかった試合でしたが
今まで蒔いてきた種が
遂に芽吹き始めたと感じる試合でしたので
この道を突き進んで行けば
シーズン終盤に向けて
まだまだ挽回出来ると思います。

自らを信じてこの道を突き進んで行って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:1G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:8G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:4G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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EL32 1st:SL Benfica vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

SL Benfica 1−1 ARSENAL
2021年2月18日(木)Europa League Round of 32 1st, Stadio Olimpico, Rome

Goal 
 (55)Pizzi(pk)
 (57)7Saka(←17Soares)


1Leno

2Bellerín  23D.Luiz  6Gabriel  17Soares

8Ceballos  34Xhaka

 7Saka    11Ødegaard   32Smith Rowe

14Aubameyang


(63)17Soares>>>3Tierney
(77)32Smith Rowe>>>19Pépé
(77)14Aubameyang>>>35Martinelli
(90)11Ødegaard>>>12Willian
(90)8Ceballos>>>25Elneny


Substitutes
 33Ryan
 44Hein
 21Chambers
 16Holding
 22Marí
 30Nketiah
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg勝てる試合でしたが
アウェイでの1stレグでドローならば
悪い結果ではないかもしれません。

先発は個人的に予想していた
ローテーションは全くせずに
リーズ戦と同じメンバーを組んできました。

試合はアーセナルが
ボールを保持する形で進み
ビッグチャンスも何度か作る事に
成功していました。

17分過ぎ、8セバージョスから送られたロングスルーパスで
右サイドの裏に抜け出した2ベジェリンから
ゴール前にグラウンダーのクロスが送られました。
そのクロスに対してファーサイドに走り込んできた
14オーバメヤンが合わせましたが
枠を外してしまいゴールならず。

完全にフリーだった決定機だっただけに
決めなければならなかった場面でした。
そして序盤の流れを考えますと
ここで決めていたらその後の展開は
かなり楽になっていたと思いますので
決められなかったのは非常に残念でした。

39分過ぎ、右CKからの流れで
8セバージョス〜11ウーデゴール〜23D.ルイス〜
11ウーデゴールとスペースの無い所を
細かなパス交換で繋いでペナルティの中に入って行き
その11ウーでゴールがオタメンディをかわして
深くまで切り込んだ所から
8セバージョスに折り返しました。
残念ながら8セバージョスは押し込む事が出来ず、
同時に23D.ルイスの位置がオフサイドでしたので
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
11ウーデゴールのテクニカルなプレーが光った場面でした。

49分過ぎ、右サイドの7サカからのクロスを
ゴール前に走り込んできた32スミス・ロウが
ダイレクトで合わせましたがGKのレイテに阻まれ、
同時に32スミス・ロウの位置がオフサイドで
ゴールならず。

51分過ぎ、7サカからのパスを受けた
2ベジェリンからの楔のパスを受けた8セバージョスが
ダイレクトで繋いだボールで
7サカがペナルティの中を切り込んで行き
ブロックに来たオタメンディをかわして
左脚を振り抜きましたが
枠を外してしまいゴールならず。

ファーサイドからベリッシモが飛び込んで来たのが
目に入ったのかもしれませんが
完全に崩してシュートコースを作れていただけに
少なくとも枠に飛ばさなければならなかったと思います。

何度かチャンスを生み出したアーセナルに対して
危険な場面を殆ど作る事が出来なかったベンフィカでしたが
先制点を奪ったのはそのベンフィカの方でした。

52分過ぎ、左サイドからのショートコーナーからの流れで
ゴンサルベスが入れたクロスが
ブロックに行った32スミス・ロウの腕に当たってしまい
PK献上。

55分、そのPKをピッツィに決められてしまい失点。

しかし先制された事でアーセナルの攻撃陣は
一段ギアを上げた様に攻勢を強め
早々に同点ゴールを奪いました。

57分、8セバージョスの右サイドへのフィードを受けた
7サカからの32スミス・ロウへの折り返しは
カットされてしまいましたが
そのルーズボールを収めた14オーバメヤンからのパスを受けた
11ウーデゴールのスルーパスで
裏に抜け出した17ソアレスの折り返しを
ゴール前で7サカが合わせて同点ゴール!!

17ソアレスへダイレクトで送った
11ウーデゴールのスルーパスは
ベンフィカDF陣の動きが一瞬止まる
まさにキラーパスと呼ぶに相応しい
完璧なパスだったと思います。

その後も惜しい場面は何度かありました。

62分過ぎ、23D.ルイスのパスを受けた
11ウーデゴールがダイレクトで送ったスルーパスで
14オーバメヤンが抜け出し
右脚を振り抜きましたが枠を捉えられず。

74分、6ガブリエウからのロングフィードで
14オーバメヤンが裏に抜け出しましたが
切り返そうとした時に
戻ってきたベリッシモにカットされてしまいシュートを撃てず。

リーズ戦の様な鋭さが14オーバメヤンにあれば
前半の最初のチャンスも含めて
何個かゴールを奪っていてもおかしくなかったのと思いますが
この日の14オーバメヤンは調子が上がらなかった時期の様に
判断が鈍くプレーの鋭さに欠けおり
ゴールを奪ってチームを勝利に導けなかったのは残念でした。

その後も両チーム共に決定打に欠いて
1−1のまま終演。

一応アウェイゴールは獲得しましたが
新型コロナウイルス関係の渡航制限の為、
2ndレグもギリシャのオリンピアコスのホームスタジアムで
行われる事が決まっていますので
基本的にはホームアドバンテージと言うものは
存在しないと思います。

よってアウェイゴール云々ではなく
次の2ndレグで勝利したチームが
次に進むと言う意気込みで
今度こそ勝利して欲しいと思います。

同時に攻撃陣の機能性、創造性を考えますと
この前線のメンバーは現時点でのベストかもしれませんので
現在公式戦17連勝と絶好調の
シティとの対戦は楽しみです。
そしてこの試合はCL、ELの出場権を獲得する権利が
アーセナルにあるかどうかの一つのテストになると思いますので
是が非でも勝利して欲しいと思います。

その一方で休みなく出続けている選手も多く
フィジカル的なリスクがあるのも事実であり
ここから始まるタイトなスケジュールを
同じメンバーで乗り切る事が出来るかどうかは
不安がない訳ではありません。

そう言う意味でも本当はこの試合に勝って
2ndレグは選手を休ませるだけの
余裕が欲しかった試合でした。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:1G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:8G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:4G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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PL24:ARSENAL vs Leeds [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−2 Leeds
2021年2月14日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 (13)14Aubameyang(←34Xhaka)
 (40)14Aubameyang(pk)
 (45)2Bellerín(←8Ceballos)
 (47)14Aubameyang(←32Smith Rowe)
 (58)Struijk
 (69)Costa


1Leno

2Bellerín  23D.Luiz  6Gabriel  17Soares

8Ceballos  34Xhaka

 7Saka    11Ødegaard   32Smith Rowe

14Aubameyang


(62)32Smith Rowe>>>12Willian
(78)11Ødegaard>>>25Elneny
(89)8Ceballos>>>16Holding


Substitutes
 33Ryan
 22Marí
 21Chambers
 19Pépé
 35Martinelli
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg14オーバメヤンのハットトリックで
4試合ぶりに勝利しました。

先発は少し変更が加えられました。

GKは出場停止明けの1レノが復帰し、
同じく出場停止明けの23D.ルイスも復帰し
6ガブリエウと共にCBに入りました。
アストン・ヴィラ戦で負傷した18トーマスに代わって
CMFには8セバージョスが起用され
トップ下には11ウーデゴールが
移籍後初先発で起用されました。
その2列目は右に7サカ、左に32スミス・ロウが入り
1トップを14オーバメヤンが務める
4−2−3−1が組まれました。

試合は非常に面白い試合だったと思います。
ピッチ全体でマンマークに付いて
常にタイトでアグレッシブに仕掛けてくるリーズに対して
真っ向から受けて立つ様な激しいプレスと
そのリーズのマンマークを掻い潜る様に
ダイレクトプレーを中心とした速い展開と
一気にリーズゴールに迫るアグレッシブな
アーセナルの攻撃は
非常に見応えがありました。

そのフルスロットルでリーズゴールに迫るアーセナルは
開始早々から良い出だしだったと思います。

相手のプレスを掻い潜った6ガブリエウの
14オーバメヤンへ送った縦パスから始まった
開始30秒からの波状攻撃の場面、
8セバージョス〜14オーバメヤン〜2ベジェリンと繋ぎ
ミドルシュートを放った2分過ぎの場面、
シュートこそはブロックされたり枠を外したりして
決める事は出来ませんでしたが
試合開始早々からリーズの守備ブロックを
崩す事に成功していました。

その良い流れのまま先制点を奪う事に成功しました。

13分、6ガブリエウの縦パスを下がって受けた
32スミス・ロウがダイレクトで34ジャカに繋ぎ
その34ジャカからのパスを左サイドで受けた14オーバメヤンが
カットインした所から右脚を振り抜き先制ゴール!!

今シーズンの14オーバメヤンは
同じ様な形からシュートを撃っても
DFに引っ掛かる事が多かったのですが
この日の14オーバメヤンは
右足でボールを少し右に動かしてから
右脚を振り抜くまでがとにかく速く鋭く、
シュートブロックに来たアイリングとクーパーを先んじて
その間を撃ち抜いて観せました。

2連敗を喫して後がないこの試合に懸けるチームの思いが
試合開始からアグレッシブな姿勢を作り出した様に
この試合の14オーバメヤンも
これまでのシーズンに比べて
3割増し位の鋭さを観せていた様に感じます。

その後もアーセナルの攻勢は続きました。

27分過ぎ、バックラインからドリブルで持ち込んだ
23 D.ルイスが7サカとのワンツーで
裏に抜け出した所から
ゴール前の14オーバメヤンへ
折り返しが送られました。

その14オーバメヤンのシュートは
惜しくもアイリングにブロックされて
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
決めきれなかった14オーバメヤンを叱咤した様に
23D.ルイスの気合の入り方も半端ない感じでした。

そして疑惑の判定です。

32分過ぎ、23D.ルイスの縦パスを受けた7サカが
11ウーデゴールとのワンツーでプレスをかわして
そのままアリオスキとクーパーの間を
ドリブルで切り込んで行った所で
クーパーに倒され一度はPKと判定されましたが
VARによりこの判定は取り消されてしまいました。

まずポイントは2つだと思います。
1つ目は7サカが倒れたのは
クーパーのチャージの為かどうか?

確かにクーパーをかわそうと右側にコースを変えた瞬間、
7サカのステップが右脚を伸ばす様な格好で乱れており
多分この事から自らバランスを崩したとして
ファールが取り消されたポイントになったと思われます。

しかし7サカがそのまま直進方向に倒れたのならまだしも
右方向に飛ばされる様に倒れたのは
このステップの乱れだけでは理由としては弱く
実際、7サカの左脚とクーパーの脚が接触していた様に
最終的に倒されたのはクーパーとの接触がなければ
起こり得なかった事だと思います。

勿論、7サカはファールを誘っていたのは
多分間違いないと思いますが
自ら倒れる様なダイブを犯した訳ではありませんので
PKが妥当だったと個人的には思っています。

そして2つ目はそのクーパーのチャージは
ボールに対して行った物なのか?

抜けてきた7サカに対してクーパーは出遅れており
些細な接触だったかも知れませんが
ボールに対してのチャレンジでもなければ
偶発的に起きた接触でもなく
自らアクションを起こした
7サカ自身に対するチャージですので
先日のウルブス戦での指標に照らし合わせれば
1発レッドが妥当の判定になると思います。

幸いこの判定がこの試合の勝敗に関係する事がなかったので
大きな問題になりませんでしたが
本当ならばもっと問題にして良い場面の様に感じます。

そして今度は本当のPKを獲得しました。

38分過ぎ、右サイドでボールをロストした7サカが
そのままボールを追ってGKのメシレの所まで行った所で
もたついたメシレからボールを奪い返した瞬間に倒されPK獲得。

執拗にボールを追っていった7サカは勿論ですが
メシレがもたついたのは
クーパーへのパスコースを切りながら近づいていった7サカ、
アイリングを14オーバメヤンが
ストライクを11ウーデゴールがマークして
連動的にメシレのパスコースを奪った事による
完璧な対応がもたらしたものでした。

40分、このPKを14オーバメヤンが豪快に突き刺しゴール!!

そして前半終了間際に更に追加点が生まれました。

45分、14オーバメヤンからの左サイドからのクロスを
ファーサイドで2ベジェリンがヘッドで中に折り返し、
そのパスを受けた32スミス・ロウが繋いだボールを
8セバージョスが股抜きのパスで2ベジェリンに繋ぎ
その2ベジェリンがアリオスキをかわして
豪快にニアをぶち抜きゴール!!

ゴール前の周囲を囲まれた状態でもしっかりと繋いだ
32スミス・ロウと
スペースのない所で股を抜いた8セバージョスの
確かな技術でリーズを圧倒した場面だったと思います。

もっと言えばこのゴールの起点となっていた
ペナルティの前を右サイドから左サイドへ向かって横断していった
7サカのドリブルも圧巻でした。

タイトにマークに付いていたアリオスキに
後ろからシャツを引っ張られながらも怯む事なく
反対にアリオスキを引きずり倒す様に
ドリブルで突き進んで行った7サカは
フィジカル的には勿論の事、
ここでボールを奪われる事は許されない責任感など
本当に色々な意味で強くなった所を示したと思います。

前半が終わった時に14オーバメヤンが吠えていた姿が
画面に抜かれていましたが
まさにそれだけ気合が入っていた前半だったと思います。
しかし今シーズンのリーズは3点奪われても
4点取りに来る様なチームですので
後半早々に4点目が入ったのは非常に大きかったと思います。

47分、23D.ルイスからの縦パスを受けた
14オーバメヤンがダイレクトで繋いだボールを受けた7サカが
そのままドリブルで突き進んでシュートを放ちました。
このシュートはブロックされてしまいましたが
17ソアレスの激しいプレスで奪い返したそのルーズボールを
32スミス・ロウがドリブルで持ち込んで折り返したボールを
ファーサイドで14オーバメヤンがダイビングヘッドで叩き込み
ハットトリック達成!!

32スミス・ロウの折り返しが
クロスだったのかシュートだったのかは分かりませんが
ダイレクトプレーでマークを剥がして
一気に前に突き進む、
ボールを失ってもリーズに負けない
素早く激しいプレスで奪い返すと言う
この試合のコンセプトが凝縮したゴールだったと思います。

普通ならば後半早々に追加点を奪われて
4点差になればそれで試合が終わるのが普通ですが
それでも心が折れずに立ち向かってくるのがリーズです。

48分過ぎ、アリオスキのパスを受けたラフィーニャに
ペナルティの外側から
豪快なミドルシュートを撃たれてしまいました。

このシュートは1レノのファインセーブで防ぎましたが
少し緩んだアーセナルに対して
まだまだ諦めていないリーズと言う図式が
現れた場面だったと思います。

そしてそのリーズに押し切られる形で
2つのゴールが奪われてしまいました。

58分、ラフィーニャからの右サイドからのCKを
ストライクの豪快なヘッドで叩き込まれてしまい失点。

69分、ラフィーニャからのスルーパスで
右サイドの裏へ侵入してきたロバーツからの折り返しを
コスタに決められてしまい失点。

ストライクのゴールは
アーセナル側が緩んだと言うよりも
リーズの気合いに押し切られた様な失点でしたが
コスタのゴールは
裏に走り込んできたロバーツに
付いていけなかった2ベジェリン、
走り込んできたコスタに付いていけなかった34ジャカと
試合開始からかなりのハイペースでプレーし続けていた事もあり
流石に足が止まり始めた印象でしたので
ちょっと嫌な失点の仕方でした。

一方でアーセナルもリーズゴールに迫る場面はありました。

60分過ぎ、左サイドで32スミス・ロウからのパスを受けた
14オーバメヤンがドリブルで中に向かって侵入した所から
送られたスルーパスを
11ウーデゴールが左脚を振り抜きましたが
メシレのファインセーブで阻まれゴールならず。

75分過ぎ、2ベジェリンからのパスを受けた
34ジャカが送ったラストパスを
14オーバメヤンがダイレクトで合わせましたが
このシュートはポストを叩きゴールならず。

82分過ぎ、8セバージョス〜25エルネニー〜7サカ〜25エルネニーと
右サイドで繋いだ所から
その25エルネニーの楔のパスを受けた12ウィリアンからのパスで
走り込んできた7サカがそのまま裏に抜け出し
左脚を振り抜きましたがファーサイドのポストを叩き、
同時に最後の7サカの位置がオフサイドでしたので
ゴールならず。

86分過ぎ、ルーズボールを収めた17ソアレスが
そのまま持ち込んで強烈なミドルシュートを放ちましたが
メシレのファインセーブで阻まれゴールならず。

勢いに乗ったら止まらなくなるリーズを止める為にも
もう一つゴールが欲しい所でしたが
残念ながら最後までゴールを奪う事は出来ませんでした。
しかし試合は25エルネニーや16ホールディングを投入したアーセナルが
そのまま逃げ切り4試合ぶりの勝利を挙げました。

この試合初先発した11ウーデゴールは
ゴールやアシストこそ生み出せませんでしたが
その一方でリーズのアグレッシブな対応に対しても
ボールを収め次に繋げるプレーはしっかりと出来ていましたので
PLへの適応問題はクリアー出来たと言えると思います。

一方でこの試合の中で一番流れが良くなかったのが
32スミス・ロウに代わって
12ウィリアンが投入されてからの時間帯で
何故だか未だに12ウィリアンは
チームのブレーキになってしまいます、、、。

次はELベンフィカ戦です。

ここ最近主軸を担っていた
9ラカゼット、19ペペ、16ホールディングを
このリーズ戦の先発から切り離したのは
ELベンフィカ戦に備えてだと思われます。

そうなりますとそのELベンフィカ戦は
この試合で起用した様なベストメンバーではなく
これまでのカップ戦と同様に
ローテーションしてくる可能性が高い様に感じます。

勿論、ELは簡単に落とす事は許されませんので
この3人を軸にしたメンバーを組んでも
十分なメンバーなのかどうかは
賛否が分かれると思いますが、
実際このリーズ戦に出場したメンバーは
フィジカル的にかなり消耗した可能性があり
又、そのベンフィカ戦の次はPLシティ戦,
ベンフィカとの2ndレグの次はPLレスター戦と
PL上位陣との試合が続きますので
出来る事ならばELベンフィカ戦では
この試合で先発したレギュラー組を使わずに
出来る限り長い時間サブ組だけで乗り切って欲しいと考えても
不思議ではないと思います。

とは言え、完全なサブ組だけでは
流石に戦力的に厳しいと思われますので
9ラカゼット、19ぺぺ、16ホールディングを
攻守の軸として起用する事で
戦力面を担保しようとするのではないかと推測されます。

まぁ、右SBは最悪21チェンバースを起用する事が出来ますが
まだ3ティアニーが怪我から復帰出来ていない左SBは
17ソアレスを起用する事しか出来ず、
CMFも34ジャカか8セバージョスのどちらかは
起用しなければなりませんので
この試合での先発メンバーを
完全に休ませる事は出来ませんが、、、。

どちらにせよそのシティ戦とレスター戦に
万全の状態で挑む為にも
次のELベンフィカ戦は
この3人を加えたサブ組を中心にしたメンバーで
乗り切る事が出来るかどうかは非常に重要であり
9ラカゼット、19ぺぺ、16ホールディングには
そのミッションを達成する活躍を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:8G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:4G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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PL23:Aston Villa vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Aston Villa 1−0 ARSENAL
2021年2月6日(土)Premier League, Villa Park

Goal 
 (2)Watkins


33Ryan

2Bellerín  16Holding  6Gabriel  17Soares

18T. Partey  34Xhaka

7Saka    32Smith Rowe    19Pépé

9Lacazette


(59)9Lacazette>>>14Aubameyang
(65)17Soares>>>11Ødegaard
(75)18T. Partey>>>12Willian


Substitutes
 13Rúnarsson
 22Marí
 21Chambers
 25Elneny
 8Ceballos
 35Martinelli


Arsenal 1.jpg連敗です。

負けるべきではない試合を
2戦連続落としてしまいました。

先発は前節のウルヴス戦で
退場処分を受けた1レノと
23D.ルイスに代わって
33ライアンと6ガブリエウが
それぞれGKとCBに入った以外は
前節と同じメンバーが組まれました。

試合は開始早々に
ミスから失点してしまいました。

2分、マックギンから送られた前方へのパスを
6ガブリエウがカットし、
そのボールを受けた17ソアレスが
6ガブリエウへ戻しましたが
そのパスが弱かった為に
トラオレに奪われてしまい
そのトラオレからの折り返しを
ワトキンスに決められてしまい失点。

前節非常に悪い形で敗れただけに
この試合の立ち上がりは大事にして欲しかったですが
悪い流れを助長する様に
ミスから失点してしまったのは
非常に良くなかったと思います。

その流れが影響してしまったかどうかは分かりませんが
この日のアーセナルは寄せが速く、
一歩踏み込んだ対応をしてくる
アストン・ヴィラに苦しめられ
中々良いリズムに乗る事が出来なかったと思います。

特に前半は要所要所の鍵となる場面で
パスやクロスはカットされ引っかかる、
ドリブルで突破を図っても引っかかって突破出来ない等
ボールは持っていても
前を向いて点と点を結ぶ様なプレーが繋がらず
結果として良い形でシュートを撃てる状況を
作る事が出来ませんでした。

よって前半の間で本当の意味で
アストン・ヴィラのゴールに迫ったのは
マルティネスのファインセーブで防がれた
28分過ぎの34ジャカのFKの場面と
一度はブロックされながらも
もう一度右脚を振り抜いた
43分の19ペペのシュートの場面位でした。

しかし後半に入ると徐々にゴールに迫る場面は増えました。

51分過ぎ、18トーマスのパスを受けた
32スミス・ロウからパスを受けた19ペペが
ペナルティ内に侵入した所から右脚を振り抜きました。
しかしカーブを掛けようとした
そのシュートは曲がり切らずに枠外へ逸れてゴールならず。

54分過ぎ、9ラカゼットのパスを受けた32スミス・ロウが
自らドリブルで割って入った所からシュートを撃ちました。
そのシュートはミングスにブロックされてしまいましたが
32スミス・ロウにはこの位の
ゴールに向かう強引さがあった方が良い様に感じます。

55分過ぎ、7サカからのパスを受けた2ベジェリンが
左脚でシュートを放ちましたが
マルティネスにセーブされゴールならず。

56分過ぎ、2ベジェリンからのパスを受けた7サカが
そのまま右脚を振り抜きましたが
ターゲットにブロックされてしまいゴールならず。

バウンドを合わせようとした為に
ターゲットに寄せる時間を与えてしまったのは
失敗だったと思います。
この試合のアストン・ヴィラの寄せの速さを考えれば
多少強引にでももう1バウンド前のタイミングで
撃った方が良かった様に感じます。

その様な状況の中で
いつもより早く動いたアルテタ監督は
9ラカゼットに代えて14オーバメヤンを投入しました。

63分過ぎ、34ジャカの浮き球のパスで
裏に抜け出した19ペペからゴール前に折り返しましたが
ゴール前の14オーバメヤンは押し込めず。

34ジャカからのパスが高かった為に仕方がありませんでしたが
もしも19ペペがダイレクトで折り返す事が出来ていれば
決定機になっていたと思います。

そして17ソアレスに代えて11ウーデゴールを入れて
7サカを左SB、32スミス・ロウを右サイド、
そして11ウーデゴールをトップ下に配する形に変更されました。

68分過ぎ、7サカからのパスを受けた34ジャカが
ダイレクトで入れた縦パスを19ペペが受け
トレゼゲのチャージを物ともせずに
ペナルティ内を切り込んだ所から
左脚で折り返しが入れられました。
その折り返しのボールはコンサに当たって
ゴールに向かって行きましたが
マルティネスに阻まれゴールならず。

83分過ぎ、左サイドから7サカが
32スミス・ロウへ出したパスのリターンを受けて
ペナルティ内に侵入した所からの折り返しを
11ウーデゴールが左脚を振り抜きました。

そのシュートは枠を捉えられませんでしたが
7サカからの折り返しがもう少し強く出ていたら
11ウーデゴールはもっと余裕を持って撃てていた様に感じます。

結局あと一歩の所まで行くのですが
アストン・ヴィラの強固なブロックを崩し切る事が出来ず
落としていけない勝ち星をまた落としてしまいました。

この様に残念な結果に終わってしまいましたが
今後に向けて良かった所もありました。

まず一つ目は33ライアンです。

前節のウルヴス戦で退場処分を受けて
出場停止中の1レノに代わり
移籍後初めて起用された33ライアンは
予想以上のパフォーマンスで
危険な場面を何度となく救ったと思います。

バークリーのパスを受けたワトキンスに
ミドルシュートを撃たれてしまった49分過ぎの場面、
マックギンがミドルシュートを放った53分過ぎの場面、
ワトキンスのパスを受けたグリーリッシュが
強烈なシュートを放った78分過ぎの場面
グリーリッシュのパスを受けた
ワトキンスが右脚を振り抜いた85分過ぎの場面等、
どれも危険なシュートでしたが
見事なセービングでゴールを守りました。

その様な中でも圧巻だったのはこの場面でした。

30分過ぎ、バークリーからのパスを受けたトラオレに
16ホールディングと17ソアレスの間を
ドリブルで抜け出されてしまい
そこから浮き球でゴールを狙われてしまいました。

それに対して前に出てきた33ライアンは
不用意に飛び込まずに
冷静にトラオレの動きを最後まで見定めてから
その浮き球に反応して
この決定的なピンチからゴールを守って見せました。

この様に先に動かずに相手の動きを見定める
駆け引きの妙も然り、
前記のセービングの場面でのファインセーブは勿論の事
ただセーブするだけではなく
弾いたボールをどこに弾き出すかまで
しっかりとコントロールされたセービング等、
33ライアンはGKとして基礎となる部分が
非常に高レベルのGKだと感じました。

約3シーズン半程の間、
ブライトンのゴールを守ってきたのは伊達ではなく
反対にこれだけのGKが
なぜブライトンで出番を失ってしまったのか?
そちらの方が不思議に思ってしまいます。

とにかく33ライアンの加入で
第2GK問題が解決したのは非常に良かったと思います。

そしてもう一つは11ウーデゴールです。

約7分だけだったユナイテッド戦に比べて
この試合では約25分程の出場時間が与えられましたので
11ウーデゴールが何をもたらしてくれるかが
少し分かった様に感じます。

まず左サイドから7サカからのパスを受けた
11ウーデゴールが走り込んできた19ぺぺに向けて
スルーパスを送った72分過ぎの場面の様に
スペースのない所でも苦にせず、
繊細なタッチのラストパスを送れる所は
やはり魅力に感じます。

そして枠を外してしまいましたが
7サカの折り返しに対して
左脚を振り抜いた83分過ぎの場面の様に
空いたスペースにタイミング良く入って来て
フィニッシュの局面に顔を出すセンスは
トップ下としては非常に重要な資質だと思います。

そして25分程の間ではありますが
PL独特の速く激しい状況に対しても
それ程苦にしていない様に観えましたので
今後連携面が築かれていけば
もっと良くなっていく様に感じます。

その一方で18トーマスが再びハムストリング?臀部?を
負傷してしまいました。

リーガに比べてPLは
フィジカル的な負担が多いリーグですので
その負担にまだ適応出来ていないだけかも知れませんが
その一方で元々体が硬いのではないかと
疑わしい部分もあります。

以前アップされたアーセナル公式のトレーニング動画の中で
列になって左右の脚を振り上げながら
ウォーミングアップする場面がありましたが
23D.ルイスなんかは胸の高さまで振り上げていたのに対して
18トーマスは90°も上がっていませんでした。

勿論、ただダラダラとウォーミングアップを
していただけかも知れませんが
こう何度もハムストリングや臀部を負傷する事を考えますと
根本的にそれらの筋肉が硬いのではないか?
反対に何度も負傷しているのならば
ストレッチ系のウォーミングアップは
もっとしっかりとするべきではないか?
と思ってしまいます。

18トーマスが中盤に入ればチームを変えるだけの力があるだけに
もう少しフィジカル的なケアに努めて欲しいと思います。

本来ならば落とすべきではない2試合を
良くない形で落としてしまいましたので
再びチームの中に悪い風が吹かないか
非常に心配です。

その様な状況にならない様にする為にも
次のリーズ戦は絶対に勝利しかないと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:5G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:4G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G3A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G1A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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PL22:Wolves vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Wolves 2−1 ARSENAL
2021年2月2日(火)Premier League, Molineux

Goal 
 (32)19Pépé(←9Lacazette)
 (45)Neves(pk)
 (49)Moutinho

Sent off
 (45)23D.Luiz
 (72)1Leno

1Leno

2Bellerín  16Holding  23D.Luiz  17Soares

18T. Partey  34Xhaka

7Saka    32Smith Rowe    19Pépé

9Lacazette


(46)9Lacazette>>>6Gabriel
(61)19Pépé>>>14Aubameyang
(75)18T. Partey>>>13Rúnarsson


Substitutes
 21Chambers
 25Elneny
 8Ceballos
 11Ødegaard
 12Willian
 35Martinelli


Arsenal 1.jpgウルブスを圧倒していた試合展開が
1枚のレッドカードで
完全に異なる試合になってしまいました。

先発は前節ユナイテッド戦を
欠場した7サカが先発に戻りましたが
母親の看病から戻ってきた
14オーバメヤンはベンチスタートとなりました。

前半のアーセナルは
素晴らしかったと思います。

30秒過ぎ、18トーマスからのフィードで
裏に抜け出した7サカが左脚を振り抜きましたが
ポストを叩きゴールならず。

3分過ぎ、34ジャカのパスを受けた17ソアレスが
そのままドリブルで左サイドから侵入して
折り返したボールを7サカが左脚を振り抜きましたが
ルイ・パトリシオのファインセーブで阻まれてゴールならず。

8分過ぎ、32スミス・ロウが送った左サイドからのクロスを
16ホールディングがヘッドで逸らし、
そのボールをファーサイドで受けた
9ラカゼットが折り返したボールを
7サカが右脚を振り抜きゴールネットを揺らしましたが
9ラカゼットの位置がオフサイドだった為に
ゴールは取り消し。

24分過ぎ、32スミス・ロウ〜19ぺぺ〜17ソアレス〜
19ぺぺ〜32スミス・ロウと
細かなパスを繋いで左サイドを攻め上がり
その32スミス・ロウが深い位置まで侵入した所から
戻されたボールを19ペペが左脚を振り抜きましたが
バーを叩きゴールならず。

ゴールこそ奪えませんでしたが
試合開始から決定機を立て続けに創り
ウルヴスゴールに迫った勢いのまま
遂に先制点を奪いました。

32分、素早いプレスで19ペペがボールを奪い返し
そのボールを収めた9ラカゼットからの
リターンパスを受けた19ペペが
そのままセメドとネベスをかわして
ペナルティの中に入った所から
右脚を振り抜きゴール!!

この様に前半のアーセナルは
ウルヴスを圧倒していたと思います。

しかし前半ロスタイムのラストプレーで
問題が発生しました。

1レノが蹴ったゴールキックのルーズボールを
ホセ〜ネベス〜ポデンスと繋ぎ
そのポデンスから送られたスルーパスで
抜け出されてしまったホセと
後ろから追いかけていた23D.ルイスが接触してしまい
1発レッドを受けてしまいました。

まずどの様な状況であれペナルティ内での接触で
ホセを倒してしまいましたのでPKに関しては
何も言い逃れできませんが
これがレッドに値するファールだったのかどうかは
意見が分かれている様です。

この場面のレッドが妥当かどうかは
2つの問題があると思われます。

1つ目は「三重罰」の問題です。
1つのファールに対して
PK、退場、出場停止と言う3つの罰を与えるのは
量刑的に不均等との考えがあり
ペナルティ内で決定機を阻止する様なファールを犯した場合でも
PK+警告が妥当という暗黙の?ルールがあります。
ただしこのルールはファールを犯した選手が
ボールを奪うチャレンジをした時に
偶発的にファールを起こした場合に限り、
ホールディング、プッシング、引っ張る等の
ボールではなく相手選手に対して妨害行為を行った場合は
退場処分が妥当と言うルールだったと思います。
ではこの場面での23D.ルイスはどうだったのか?

確かにタックルをするなどの
ボールに対して直接的なチャレンジはしていません。
そういう意味では上記のルール上は退場処分かもしれませんが
反対にこの場面で起きた事は
23D.ルイスはホセとの接触を避けようとしていましたが
最終的に接触してしまったと言うアクシデントです。
どこかでファーデナントが言っていた様ですが
では、後方から接触を避けようとせずに
後方からボールに向かって強引に
スライディングタックルを仕掛ければ
レッドがイエローに変わったのでしょうか?
それはおかしな話だと私も思います。

今回はいつもの23D.ルイスの様に相手を掴んだり
腕を引っ張ったりして妨害した訳ではありませんので
二重罰のルールが適用されるべきだったと感じています。

そしてもう1つはこのファールの悪質性の問題です。

この場面の接触はホセが地面を蹴って後方に振り上がってきた左足が
後方から追っていた23D.ルイスの左膝に
偶然当たっただけであり
23D.ルイスが脚を伸ばした訳でもなければ
何か妨害する様な意図的な動きをした事で
起こった接触でもないのは勿論の事、
23D.ルイス自身も避けようのない接触だったと思います。

勿論、接触する様な位置関係で後方から迫ったのが悪い、
と言われてしまえばそれまでですが
迫る事を否定されてしまうと
守備者としては何も出来なくなってしまいます。

勿論、結果的にはこの接触で
決定機を潰してしまったのは事実であり
それに対しての罰は受けるべきですが
ホセを倒してしまったのは
偶発的なアクシデントでしたので
PKを逃れる事は出来ないと思いますが
23D.ルイスを退場させるかどうかを
議論させる様なファールでは
元々なかったと思います。

この2つの理由からこの場面での23D.ルイスの退場は
明らかに過剰な処罰と言うべきであり
なぜVARで確認しなかったのか強く疑問を感じます。

仮に23D.ルイスが退場になっていなければ
前半の流れからして試合の結果は
全く別物になっていた可能性もあったと思います。
しかし数的不利になったアーセナルは
後半は防戦一方になり
後半早々のモウチーニョのスーパーゴールで奪われた1点を
取り戻す事は出来ませんでした。

因みに1レノのペナルティ外でのハンドの1発レッドは
当然妥当であり
その様な軽率な行いをした1レノは
批判されても仕方がないと思います。

目測を誤って焦ったのかもしれませんが
それを差し引いても手を出してしまったのは
理解に苦しみます。
確かにトラオレが猛然と迫ってきたら
焦るのも分かりますが
ペナルティエリアから僅か数m程の位置での出来事ですので
そもそもダイレクトでクリアーしようとせずに
ペナルティ内に戻ってキャッチすれば済む話だったと思います。
そう言う意味でもこの時点での1レノは
完全に冷静さを失ってたのではないかと思われます。

結局9人になったアーセナルは
わずかな隙を突いてウルヴスゴールを目指しましたが
ゴールを奪う事は出来ず終演。

1枚のレッドカードの問題で
試合の行方は完全に異なる方向へ行ってしまいましたが
一方で何度もあった前半の決定機を決めて
早々に勝敗を決していれば
レッドカードが出る様な場面も
生まれる事はなかったかも知れません。

とにかく上位陣を追撃するに当たり
大きな勝ち点3を失ってしまいました。
そしてここからの3試合で守備の要を失ってしまった代償は
非常に大きな物になってしまうかもしれません。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:5G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:4G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G3A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G1A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


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2020/21冬の移籍期間が閉幕して [移籍情報]

2020/21冬の移籍期間が閉幕して


Arsenal 1.jpg


IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン

レアル・マドリーから
 攻撃的MF マルティン・ウーデゴール(22歳)ノルウェー代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

オリンピアコスへ
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー

フェネルバフチェへ
 攻撃的MF メスト・エジル(32歳)元ドイツ代表 フリー

チャールトンへ
 CMF マット・スミス(20歳)イングランド シーズンローン

ウィールドストーンへ
 CB ジョセフ・オロウ(21歳)シーズンローン

キルマーノックへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

シャルケヘ
 CB シュコドラン・ムスタフィ(28歳)元ドイツ代表 フリー

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ
 両SB エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳)シーズンローン

ニューカッスルへ
 CMF ジョー・ウィロック(21歳)シーズンローン


(年齢は2/1時点)


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この冬の移籍期間のポイントは
「攻撃をクリエイトするチャンスメイカー」の獲得と
「余剰戦力の人員整理」と言う
2つの大きな目標がありましたが
その2つの目標と共に
実力不足を露呈してしまった
「第2GK問題」に対しても
的確な補強が出来ましたので
期待通りの成果を挙げられたと思います。

「攻撃をクリエイトするチャンスメイカー」に関しては
移籍市場が開く前から色々な名前が挙がっていました。
ノリッジ・シティのブエンディアを筆頭に
インテルのエリクセン、ドルトムントのブラント等
メディアに挙がった選手は数多くいましたが
単純に現在の財政状態から
投資出来る資金が非常に限られていた為に
完全移籍での獲得が基本となる
ブエンディアやエリクセンには
手を出す事が出来なかったのは明白で
実質ローンでの獲得が可能な選手が
補強の対象になっていたと思います。

その様な状況の中でタイミング良く
レアル・マドリーで出場機会を掴めていなかった
11ウーデゴールが出場機会を求めて
移籍を希望したと言うのは
アーセナルにとって非常にラッキーだったと思います。

そして当初は昨シーズンローン移籍していた
レアル・ソシエダに戻る事が有力視されていましたが
その様な状況の中で強奪出来たのは
フロント陣の成果だと思います。

チャンスメイク能力は昨シーズンローン移籍していた
レアル・ソシエダで実証されており
同時に中盤の高齢化が進むレアル・マドリーは
この逸材を手放す意向がなく
ローン移籍が前提だった所も
資金が限られているアーセナルにとっては
渡りに船だったと思います。

勿論、PLの独特のスタイルに
すぐに適応出来るかどうかの問題はありますが
現在トップ下のレギュラーである
32スミス・ロウの出場機会を保ちつつ
その負担を軽減する事が目標と考えれば
非常に良い補強だと思います。

一方で昨夏に移籍したマルティネスに代わり
第2GKとして獲得した13ルナルソンが
実力不足を露呈してしまった事で
優先順位はそれ程高くなかったとは言え
第2GKも潜在的に補強が必要なポジションでした。
その第2GKにブライトンで出場機会を失っていたとは言え
PLでの経験が豊富な33ライアンを
ローンで獲得出来たのは
もしかしたら11ウーデゴールの獲得よりも
チームにとっては非常に重要な取引になるかもしれません。

一方で31コラシナツがシャルケへローン移籍し
15メイトランド=ナイルズがWBAヘローン移籍した為に
本職の左SBが3ティアニーのみになってしまったのは
少なからず問題だと思います。

勿論、17ソアレスの左SBでの起用に目処が立ち
緊急時には7サカも対応可能ではありますが
2ベジェリン、3ティアニー、17ソアレスの
3人しか本職のSBがいない状況は
やはり不安が残ります。
今後21チェンバースがコンディションを上げて
起用可能な状況になれば4人体制になりますが
それでも左SBの駒不足は否めませんので
左SBの補強も行えれば
更に完璧な補強になっていたと思います。

そしてもう一つの問題だった
余剰戦力の人員整理を
この冬の移籍期間で実施出来た所も
良かったと思います。

PLとELの登録枠から外れていた
エジルとソクラティスを
それぞれフェネルバフチェとオリンピアコスへ
CBの序列を下げていたムスタフィをシャルケへ
移籍金が発生しない契約解除と言う形での
放出になりましましたが
それでも合わせて£50万以上の週給を
削減する事が出来ましたので
財政的には良い取引になったと思います。

同じく出場機会が限られていた31コラシナツは
元々家族がドイツへの帰還を希望していた事もあり
ローンと言う形ですがシャルケへ移籍しましたが
状況を考えますと2022年夏までの契約が残っていますが
このまま片道切符になる可能性もあると思います。

この様に余剰戦力の人員整理が進んだ事で
スカッドのスリム化が計られましたが
同時に4サリバ、15メイトランド=ナイルズ、
28ウィロック等の若い選手達に出場機会を与える為に
ローン移籍に出した所もこの冬の特徴だと思います。

完全にフォームを崩していた4サリバ、
来夏のユーロ2020でイングランド代表入りを目指している
15メイトランド=ナイルズ、
壁にぶつかっている28ウィロックと
各々異なる理由がありますが
それぞれの問題をこのローン移籍で解決して
来夏に戻ってくる事が期待されています。

最後にファーストチームの問題ではありませんが
来夏で契約が切れる38バログンの去就が
未だに決まっていない所は非常に気になる所です。

メディアによれば契約更新するかどうかは
主にファーストチームでの出場機会を
得られるかどうかがポイントになっている様ですが
14オーバメヤン、9ラカゼットは勿論の事、
30エンケティアや35マルティネッリと言う
既にファーストチームのスカッドに入っている若い選手、
そして同じ2001年生まれで今シーズンはローンに出ている
ジョン=ジュールズとストライカーの層は
近年稀に見る厚さを誇っていますので
チームとして定期的な出場機会を
約束する事が出来ないのも十分に理解出来ます。

実際、同じ19歳だった18/19シーズンの
30エンケティアと比べても
今シーズンの38バログンは
しっかりと結果を出していますので
U-21イングランド代表最多ゴール記録保持者である
30エンケティアを上回るストライカーに
成長する可能性を秘めている38バログンを
他のクラブに流出させてしまうのは
大きな間違いになる可能性があると思います。

イアン・ライト以来の
イングランド籍のエースストライカーが
アーセナルに生まれる可能性もあると思いますので
是が非でも契約延長をまとめて欲しいと
強く願います。

この冬の移籍期間では
11ウーデゴールと33ライアンをローンで獲得し
32スミス・ロウの負担を軽減するチャンスメイカーと
第2GKの問題を解決する補強が出来たと思います。
同時に余剰戦力の人員整理も行い
シーズン後半のスカッドは25人編成になりました。

よって、左SBの選手層に問題が残っていますが
限られた予算の中での補強と考えれば
限りなく100点に近い評価を与えても良いと考えます。


C'mon Arsenal !!


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1 ベルント・レノ(28)
2 エクトル・ベジェリン(25)(HG)
3 キーラン・ティアニー(23)

5 
6 ガブリエウ(23)
7 ブカヨ・サカ(19)(U-21)(HG)
8 ダニ・セバージョス(24)
9 アレクサンドル・ラカゼット(29)
10 
11 マルティン・ウーデゴール(22)
12 ウィリアン(32)
13 ルナル・アレックス・ルナルソン(25)
14 ピエール=エメリク・オーバメヤン(31)
15 
16 ロブ・ホールディング(25)(HG)
17 セドリック・ソアレス(29)
18 トーマス・パーティ(27)
19 ニコラ・ぺぺ(25)
20 
21 カラム・チェンバース(26)(HG)
22 パブロ・マリ(27)
23 ダヴィド・ルイス(33)
24 リース・ネルソン(21)(U-21)(HG)
25 モハメド・エルネニー(28)
26 
27 
28 
29 
30 エディー・エンケティア(21)(U-21)(HG) 
31 
32 エミール・スミス・ロウ(20)(U-21)(HG)
33 マット・ライアン(28)
34 グラニト・ジャカ(28)
35 ガブリエウ・マルティネッリ(19)(U-21)
  

シーズンローン
4 ウィリアム・サリバ(19)(U-21)
11 ルーカス・トレイラ(24)
15 エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23)(HG)
27 コンスタンティノス・マヴロパノス(23)
28 ジョー・ウィロック(21)(U-21)(HG)
29 マテオ・グエンドゥージ(21)(U-21)
31 セアド・コラシナツ(27)


ホームグロウン 3名
非ホームグロウン 17名
U-21 5名
ローン 7名

(年齢は2/1現在)


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ジョー・ウィロック、ニューカッスルへローン移籍 [移籍情報]

ジョー・ウィロック(21歳)のニューカッスルへの
シーズンローンが発表されました。


Arsenal 1.jpgここまでの28ウィロックは
年々順調に出場機会を伸ばしていましたが
今シーズンは思う様に
出場機会を伸ばす事が出来ず
出場機会を求めてニューカッスルへの
シーズンローンが決まりました。


アーセナル通算

PL 12試合先発+28試合途中出場
  :1ゴール1アシスト
EL 16試合先発+5試合途中出場
  :6ゴール3アシスト
FA杯 6試合先発+2試合途中出場:2ゴール
リーグ杯 6試合先発+2試合途中出場:2ゴール
コミュニティーシールド 1試合途中出場

公式戦通算 40試合先発+38試合途中出場:11ゴール4アシスト


今シーズンはELでは4試合先発+1試合途中出場し
3ゴール3アシストと
グループステージ突破に大きく貢献しましたが
その一方でPLでは結果を残す事が出来ず
2試合先発+5試合途中出場と
十分な出場機会を掴む事が出来ずに
苦しんでいました。

確かに現在の28ウィロックのプレースタイルと
4−2−3−1システムとの噛み合わせが悪いのは
確かだと思います。

語弊を恐れず言うならば
28ウィロックのプレースタイルは
ラムジーのそれと似通っていると思いますが
同時にそのラムジーと同じ問題も抱えていると思います。

28ウィロックの強みはラムジーと同様に
2列目や3列目から前線に飛び出し
フィニッシュの局面に顔を出す
ダイナミックさにあると思いますが
その一方で4−2−3−1の「2」のポジションとしては
組み立て能力が平凡であり
守備力に関してもフィジカル的な能力が十分ではない為に
最適なポジションとは言えず、
トップ下としては相手を崩すクリエイティブ能力も
平均点に止まると思いますので
現在のアーセナルが求めているトップ下像には
合致していないと思われます。
サイドアタッカーとしてもスピードやドリブル技術等の
自ら仕掛ける能力が十分ではない為に難しく
4−2−3−1のどのポジションで起用しても
中途半端な印象は否めないと思います。

勿論、ELグループステージの対戦相手の様な
格下のチームが相手ならばそれでも十分に通用しますが
PLのクラブを相手にしますとその強みよりも
弱みの方が目立ってしまう場面が多くなっている為に
出場機会を伸ばせなくなっていると思われます。

本当ならば4−3−3のインサイドハーフが
適正ポジションだと思われますが
現在は4−2−3−1で結果が出ている事を考えますと
28ウィロックの為に4−3−3へ移行する事は
現実的にないと思われます。

この様に現在の28ウィロックは
壁にぶつかっていると言えますので
その壁を乗り越える為にも
環境を変えてみる事は非常に意義があると思います。
環境を変える事で
今まで見えていなかった所が見える様になり
新たなスタイルを開花させて
来夏に戻ってくる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン

レアル・マドリーから
 攻撃的MF マルティン・ウーデゴール(22歳)ノルウェー代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

オリンピアコスへ
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー

フェネルバフチェへ
 攻撃的MF メスト・エジル(32歳)元ドイツ代表 フリー

チャールトンへ
 CMF マット・スミス(20歳)イングランド シーズンローン

ウィールドストーンへ
 CB ジョセフ・オロウ(21歳)シーズンローン

キルマーノックへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

シャルケヘ
 CB シュコドラン・ムスタフィ(28歳)元ドイツ代表 フリー

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ
 両SB エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳)シーズンローン

ニューカッスルへ
 CMF ジョー・ウィロック(21歳)シーズンローン


(年齢は2/1時点)


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エインズリー・メイトランド=ナイルズ、WBAへローン移籍 [移籍情報]

エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳)の
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへの
シーズンローンが発表されました。


Arsenal 1.jpg今シーズンの前半は出場機会が限られていた
15メイトランド=ナイルズは
来夏のユーロ2020の代表に選ばれる為に
出場機会を求めて
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ
シーズンローンで移籍する事になりました。


アーセナル通算

PL 39試合先発+25試合途中出場
  :1ゴール3アシスト
CL 1試合途中出場
EL 26試合先発+4試合途中出場
  :1ゴール3アシスト
FA杯 8試合先発+5試合途中出場
リーグ杯 12試合先発+2試合途中出場:1ゴール
コミュニティーシールド 1試合先発

公式戦通算 84試合先発+37試合途中出場:3ゴール6アシスト


昨シーズン終盤から使っていた可変式3バックシステムでは
左WBとして新たな側面を発揮し、
その活躍が認められてイングランド代表にも
呼ばれる様になっていましたが
今シーズン途中から4バックシステムに戻ってからは
出場機会が減っていました。

来夏に開催予定であるユーロ2020の
イングランド代表に選ばれる為には
定期的な出場機会を掴んでアピールする必要がありますが
2ベジェリン、3ティアニーの両SBの牙城は高く
ここ最近は右SBが本職の17ソアレスが
左SBでも結果を出し始めていますので
かなり厳しい状況に陥っていました。

このままの限られた出場機会では
イングランド代表の選考から漏れる可能性がある為に
定期的な出場機会を得る為に
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへの移籍を
決断した気持ちは十分に理解出来ます。

同時に昨夏も移籍する一歩手前まで行っていた事を考えますと
今回のローン移籍で結果を出せなければ
戻ってきても自分の居場所がなくなっている可能性もあると思います。
そうならない為にもアルテタ監督に
重要な戦力と認めさせる様な絶対的な活躍を挙げて
来夏に戻ってきて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン

レアル・マドリーから
 攻撃的MF マルティン・ウーデゴール(22歳)ノルウェー代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

オリンピアコスへ
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー

フェネルバフチェへ
 攻撃的MF メスト・エジル(32歳)元ドイツ代表 フリー

チャールトンへ
 CMF マット・スミス(20歳)イングランド シーズンローン

ウィールドストーンへ
 CB ジョセフ・オロウ(21歳)シーズンローン

キルマーノックへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

シャルケヘ
 CB シュコドラン・ムスタフィ(28歳)元ドイツ代表 フリー

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ
 両SB エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳)シーズンローン

ニューカッスルへ
 CMF ジョー・ウィロック(21歳)シーズンローン


(年齢は2/1時点)


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