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2022/23シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その2〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて:補強のポイント、その2

Arsenal 1.jpg
〜〜CMF・DMF〜〜

今シーズンのこのポジションは
ダブルボランチを組む形と
アンカー+インサイドハーフの
3センターを組む形の
2つのシステムを使い分けており、
来シーズンに向けてどちらのシステムを
メインに使って行くかによって
変わってくる部分もありますが
シーズン途中にダブルボランチから
3センターへ移行した事からも
アルテタ監督は3センターを
メインに考えている可能性が高いと思います。

その3センターを組んだ時には、
アンカーは5トーマスが務め、
インサイドハーフの右に8ウーデゴール、
左に34ジャカが務める形を基本としていました。

インサイドハーフに関しては
タイプ的にはインサイドハーフがベストだと思われる
23ロコンガは勿論の事、
10スミス・ロウも起用出来ますが
アンカーに関しては
34ジャカは中盤の底をひとりでカバーするには
機動力に問題があり、
Box to Boxタイプの23ロコンガは
そもそもアンカーの適性が
あるのかどうかと言う問題がある等
アンカーを務められるのが
5トーマスしかいないと言う問題がありました。

実際、5トーマスが離脱していた時期に
中盤が機能不全を起こしてしまった様に
23ロコンガをアンカーで起用する等
色々と試していましたがどれも上手くいきませんでした。

結局、シーズン終盤には
34ジャカと25エルネニーのダブルボランチに戻す事で
中盤にバランスを取り戻す事に成功しましたが
3センターを組むには
5トーマスへの依存度が高すぎると言うのは
問題だと思います。

その様な状況の中で
唯一可能性を示したのが25エルネニーでした。
この夏に契約が切れる25エルネニーは
シーズン通して殆ど出場機会が得られていませんでしたが
前記の様に5トーマスが離脱したシーズン終盤で
34ジャカとダブルボランチを組んで
中盤のバランスを取り戻す事に貢献し、
先日のリーズ戦で務めたアンカーでも
バックラインからパスを引き出し、
そこからテンポ良くボールを捌いて
チームに良いリズムを奏でていたと思いますで
5トーマスと比べてスケール感の問題はありますが
アンカーの適性は十分にあると思います。

しかしその25エルネニーは
この夏で契約が切れると言う問題があり
最近の活躍で契約延長の話も出ている様ですが
どちらにせよチームをもう1ランク上に上げる為には
5トーマスとポジション争いが出来るレベルの
アンカーに適性のある選手の補強は必須だと思います。

一方で今シーズンローンに出ているトレイラ、
15メイトランド=ナイルズ、グエンドゥージに関しては
補強資金を得る為に放出が既定路線だと思われます。

フィオレンティーナでレギュラーとして
活躍しているトレイラは
フィオレンティーナ、トレイラ共に
完全移籍での移籍を希望している事もあり
この夏にチームを去ると思われますが
問題は£1300万と言われる移籍金を
フィオレンティーナが用意出来るかどうかが
焦点だと思われます。

15メイトランド=ナイルズは出場機会を求めて
この冬早々にASローマヘローン移籍しましたが
結果を出せずにベンチが定位置になっています。
現状としてはCMFとしては勿論の事、
右SBとしても右WBとしても
残念ながらこのレベルのチームで
出場機会を得る事の出来るレベルではないと言わざるをえず
身の丈にあったクラブを探す時期に来ていると思われます。

そしてマルセイユで主力として活躍し
フランス代表にも呼ばれる様になった
グエンドゥージも現在のローン移籍に付帯している
£950万と言われる買取オプションが行使されて
マルセイユへ完全移籍する可能性が高いと言われていますので
現在ローン移籍している3選手が
チームに戻ってくる可能性は殆どないと思います。

一方でこのポジションは下部組織の選手も
順調に育ってきており
その中でも87パティーノ、65サラー・アウラド・ムハンド、
38アジーズ等
期待されている選手が多数存在しています。

今シーズンファーストチームデビューを飾った
18歳の87パティーノは
ジャックを超えるアカデミーの最高傑作と言われており
ダブルボランチの一角として起用するには
まだ線が細くフィジカル的な強度が上がってくるまでは
ファーストチームで出場機会を得るのは難しそうに観えますが
一方でインサイドハーフならば
フィジカル的な負担が減る一方で
その攻撃的センスを存分に発揮出来るかもしれませんので
4−3−3へのシステム変更が
87パティーノにとっては良い追い風になるかもしれません。

同じく18歳の65サラー・アウラド・ムハンドは
元々は中盤の底からボールを捌く
司令塔的な選手だった様に観えましたが
最近は1列前にポジションを移して
後方からパスを送りつつも
フィニッシュの局面にも顔を出す
Box to Boxタイプの選手に変化してきている様に観えます。
87パティーノと同様に小柄な体格もあり
ダブルボランチではすぐにファーストチームで
起用出来る状況には観えませんが
インサイドハーフならばチャンスはあるかもしれません。

そしてこの2人より1歳年上の19歳の38アジーズは
以前はこのポジションで
最もファーストチームに近い選手と言われていた
下部組織の逸材で
本当ならば今シーズンのポーツマスへのローン移籍が
ファーストチームへの昇格の足掛かりになるはずでしたが
ポーツマスでは思う様な出場機会を得る事が出来ずに
そのローン移籍を途中で切り上げて
冬に戻ってきてしまいました。

しかしその35アジーズは以前に本人が手本にしている選手として
ブスケツの名前を挙げていた様に
アンカーを務める事が出来るタレントだと思います。
視野の広さとパスセンスと共に
フィジカル的にも成熟していますので
本当ならばアンカーの2番手として
名乗りを挙げて欲しい所ではありますが
今シーズンの停滞を考えますと
もう少し時間が必要かもしれません。

どちらにせよ来シーズンは
これらの下部組織の選手達にも
カップ戦等でチャンスは巡ってくると思われますので
7サカや10スミス・ロウに続き
ファーストチームに定着出来るかどうか楽しみです。

この夏に契約が切れる25エルネニーが
契約延長した場合には
補強方針は多少変わる可能性はありますが
来シーズンの試合数の増加を考えますと
最低でも1人は補強が必要であり、
中盤の底でしっかりとゲームを作る事の出来る
司令塔としての能力が高く、
中盤の底のエリアをしっかりとカバー出来る
守備力と機動力がある
アンカーを務める事も出来るタイプの選手で、
理想を言えば5トーマスと同様に
フィジカル的強度も高ければ最高だと思います。

その様な選手を獲得するとなりますと
高額投資が必要になると思われますが
このまま来シーズンCLで戦う事になれば
絶対に必要な投資になると思われます。


〜〜トップ下・サイドアタッカー〜〜

今シーズンのこのポジションは
若い選手が大きく成長した事で
大きく様変わりしたポジションになりました。

昨シーズン途中から左から右へポジションを移した7サカは
更に凄みを増してアンストッパブルな存在となり、
同時に得点力も上がってきた事で
エースと呼ぶに相応しい存在になりつつあります。

一方の左は10スミス・ロウと35マルティネッリが
ポジションを争っている状況です。

本職がトップ下の10スミス・ロウは
トップ下からポジションを移す形になりましたが
ラン・ウィズ・ザ・ボールの能力の高さを活かしたドリブルと共に
攻撃的MFらしくオーバーラップしてきた左SBを
活かすプレーが出来る所も持ち味であり
同時に今シーズンはゴール前でのポジショニングが
大きく改善された事で
良い形でシュートを撃つ事が出来る様になり
それによりゴール数も二桁の大台に乗せる事に成功しました。

35マルティネッリはCFでもプレー出来る様に
ストライカー色が強い選手ですが
独力でサイドから仕掛ける事も出来る
ウイング的な能力も高く
ウイングストライカーと呼ぶに相応しい選手だと思います。

周囲を使いながらサイドを崩し
そこからフィニッシュの局面に顔を出して
ゴールを奪う10スミス・ロウと
独力でサイドから仕掛けると共に
ゴール前でフィニッシャーとして振る舞う事が出来る
35マルティネッリと言う
異なるキャラクターを持っている選手を擁している事が
左サイドの強みになっていると思います。

そして10スミス・ロウはトップ下として
35マルティネッリはCFとしても起用可能な所も
少数精鋭のスカッドの中では
重要な存在だったと思います。

この3人にシステムが4−2−3−1の場合には
トップ下として8ウーデゴールが加わりますが
シーズン後半はシステムを4−3−3に移行した事もあり
トップ下で起用されていた8ウーデゴールは
右インサイドハーフで起用される様になりました。

元々8ウーデゴールは低い位置にまで下がってきて
組み立ての段階から関与する事を好むスタイルでしたので
インサイドハーフの方がより活きるのかもしれません。

今シーズンの間に大きく成長したこの4人が
来シーズンも主軸を担う事になると思いますが
一方でこの4人に続くべき19ペペは
今シーズンも活躍は散発的で
期待したレベルではなかったのは残念でした。

来シーズンも4−3−3をメインに使うのならば
トップ下を務められる選手は
8ウーデゴールと10スミス・ロウの2人がいれば
十分だと思いますが、
サイドに関しては少なくとも4人は必要だと思います。

しかしその4人目と期待されていた19ペペが
十分な活躍を観せられない状況が続いており
その19ペペに£2500万の値札を付けたと言う噂がありますので
アルテタ監督の構想からは
外れ始めているのは事実だと思います。

よって来シーズンに向けて
空く可能性がある4人目の席をどの様な形で埋めるかが
ポイントだと思います。

その候補の一人としてまず名前を挙げなければならないのが
今シーズンフェイエノールトへローン移籍している
24ネルソンだと思います。

移籍当初はチャンスが巡って来ずに途中出場が主でしたが
その後徐々に出場機会を増やしていき
3月頃からは急にゴールとアシストを量産し始めて
右ウイングのレギュラーとして
ポジションを掴んでいます。

オランダは元々ウイング文化が根付いていると言う事が
24ネルソンを成長させたのか
ここ最近のダイジェストを観ますと
キレのあるドリブルの活かし方が上手くなっており
そのドリブルとスピードを活かした仕掛けで
右サイドの脅威になっている様に観えます。

とは言え、PLとエールディヴィジの間には
少なからずレベルの差が存在していますし
サイドを切り崩した後のクロスやシュートには
まだ改善の余地があると思いますので
そのままのプレーがPLで通用するかどうかは分かりませんが
少なくとももう一度チャンスを与えられても良い様に感じます。

一方でアンストッパブルなレベルへ昇華した7サカは
現状の24ネルソンの一歩も二歩も
先を行っている存在と言う事は言うまでもなく
チームに戻ってきたとしても
7サカとポジション争いをすると言うよりは
バックアッパーと言う存在になってしまう可能性もあります。

しかし来シーズンCLで戦う事になるならば
現状では十分ではなく
7サカ等とポジションを争いが出来るレベルのアタッカーを補強して
チームをもう1ランク挙げる起爆剤が
必要かもしれません。


〜〜CF〜〜

今シーズンのCFはシーズン前半は
オーバメヤンがエースを務めていましたが
規律違反を犯した事で冬に放出され、
その後は9ラカゼットが
ファーストチョイスで起用されました。

その9ラカゼットは前線でのボールの収まり所として
2列目の選手を活かすプレーと
前線からの献身的なプレスで
チームプレーヤーとして大きく貢献していますが
その一方でストライカーとしてはゴール数は伸び悩み
昨シーズンと同様にチームは得点力不足に陥ってしまいました。

その9ラカゼットをバックアップしていた30エンケティアが
シーズン終盤のチェルシー戦で2ゴールを挙げてから
9ラカゼットに代わって先発する様になり
可能性を広げている最中ですが
それでもCFの得点力不足は
来シーズンに向けて最大の改善ポイントだと思います。

同時に9ラカゼットと30エンケティアの契約が
この夏に切れるという問題があり
30エンケティアに関しては
最近の活躍を受けて慰留に動いているという話もありますが
9ラカゼットに関してはシーズン終盤に
30エンケティアが先発で起用される様になってからは
殆ど起用されなくなった事を考えますと
この夏にチームを離れる事は決定的だと思われます。

仮にこの夏にこのままこの2人が退団してしまうと
現在ミドルズブラへローン移籍している
26バロガン一人しかスカッドには残らない事になってしまいます。

しかしその26バロガンはミドルズブラでは
定期的に出場機会は得ていますが活躍は散発的で
今の所リザーブで観せていた様な
絶対的な活躍は観せる事が出来ておらず
ファーストチームで通用するレベルには
達していない印象を受けます。

よって退団する可能性が高い9ラカゼットに代わる
新たなストライカーを補強し
得点力不足の改善に努めなければならないのは勿論ですが
26バロガンの成長が思う様に進んでいない現状を考えますと
30エンケティアも同時に退団する様ならば
更にもう一人ストライカーの補強が必要になるかもしれません。

とは言え35マルティネッリもCFでの起用が可能な事を考えますと
ストライカーのバックアッパーは
35マルティネッリにも兼務させる事で
補う可能性は残されていますが
そうなりますと2列目の頭数不足が
問題になる場合が出てきますので
尚更2列目にはもう一人選手が必要だと思われます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この夏の補強ポイントとしては

1、得点力不足を解消するストライカー
2、アンカーも務める事の出来るCMF
3、19ぺぺに代わるサイドアタッカー
4、18冨安をバックアップする右SB
5、3ティアニーをバックアップする左SB
6、サリバの去就によって第4CB
7、ストライカーのバックアッパー

と考えます。


量的にも質的にも絶対的に不足している
 『1、得点力不足を解消するストライカー』と
5トーマスが欠場した場合に
質を落としてしまう
 『2、アンカーも務める事の出来るCMF』の
2つが最優先補強ポイントだと言うのは
言うまでもないと思います。

そして結果を出す事の出来ない19ペペに
見切りを付ける可能性が出てきているのならば
 『3、19ぺぺに代わるサイドアタッカー』を
獲得して入れ替える可能性もあると思います。

同じく18冨安と17セドリック、
3ティアにーと20タヴァレスの間にある
レベルの差を埋める為に
 『4、18冨安をバックアップする右SB』
 『5、3ティアニーをバックアップする左SB』
も補強の対象に入ってくるかもしれません。

また、現在マルセイユにローン移籍に出ているサリバが
チームに戻らずにそのまま移籍する様な事態になった場合には
 『6、サリバの去就によって第4CB』と
9ラカゼットだけではなく30エンケティアも
退団した場合には
 『7、ストライカーのバックアッパー』
の補強も必要になるかもしれません。

どちらにせよ
 『1、得点力不足を解消するストライカー』と
 『2、アンカーも務める事の出来るCMF』は
絶対に補強が必要なポジションだと思いますので
高額投資が必要かもしれませんが
しっかりと補強して欲しいと思います。


・・・つづく。


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PL36:ARSENAL vs Leeds [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Leeds
2022年5月8日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (5)30Nketiah
 (10)30Nketiah(←35Martinelli)
 (66)Llorente

Sent off 
 (27)Ayling


32Ramsdale

17Cedric  16Holding  6Gabriel  18Tomiyasu

25Elneny

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka                35Martinelli

30Nketiah


(68)7Saka>>>19Pépé
(78)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(91)30Nketiah>>>9Lacazette


Substitutes
 1Leno
 20Tavares
 69Swanson
 23Lokonga
 87Patino
 69Oulad M'Hand


Arsenal 1.jpg4連勝!!

ノースロンドン・ダービを前にして
勝ち点差を4にする貴重な勝利を挙げました。

この試合でアルテタ監督は
18冨安を左SBで起用すると言う
策を講じてきました。
以前、18冨安が左脚も遜色使える事に
言及するコメントをアルテタ監督が語っていた
伏線を回収する様に
この試合では18冨安を左SBで起用し
その目的はリーズのエースである
右WGのハフィーニャを抑える為と言う事は
明確だったと思います。

実際18冨安は1本クロスを入れられてしまった以外は
ほぼハフィーニャに仕事をさせていませんでしたので
20タヴァレスではなく18冨安を左SBで起用したこの策は
成功したと言えます。

そして右SBには17セドリックが先発した以外は
前節のウエスト・ハム戦と
同じメンバーが先発しましたが
中盤の構成は25エルネニーと34ジャカのダブルボランチから
25エルネニーをアンカーに置き
34ジャカと8ウーデゴールを
インサイドハーフに配置する
3センターに変更されました。

試合は開始早々に相手のミスから
先制点を奪う事に成功しました。

5分、エイリングのバックパスを受けた
メシレのトラップが少し流れた所を見逃さずに
プレスを仕掛けていた30エンケティアが
一気に距離を詰めてそのまま蹴り込みゴール。

メシレの極めて初歩的なミスだと言えばそうですが
30エンケティアがしっかりとプレスを掛けて
メシレにプレッシャーを与えていたからこそ
誘発する事が出来たミスであり
ボールを奪うつもりで本気でプレスを仕掛けていたからこそ
メシレがトラップミスを犯して流れたボールを
30エンケティアは押し込む事に
成功したとも言えると思いますので
メシレのミスに乗じたゴールと言うよりも
起こるべきして起こったゴールだったと思います。

そして追加点もすぐに生まれました。

10分、34ジャカからのパスを
左ライン側で受けた35マルティネッリが
ハフィーニャとエイリングをドリブルでかわして
深い所まで侵入したところから
マイナス方向に送った折り返しを
30エンケティアが左脚で合わせてゴール!!

この試合終始脅威を与えていた
35マルティネッリのドリブル突破が全てでしたが
同時に一度楔のパスを受けに下がった所から
しっかりとゴール前に詰め、
ややマイナス方向に行き過ぎた35マルティネッリの折り返しを
左足のフェイスを上手く合わせてゴールに流し込んだ
30エンケティアも素晴らしかったと思います。

その後も何度となくリーズゴールに襲い掛かりました。

12分過ぎ、相手のミスパスをカットした8ウーデゴールから
30エンケティア〜8ウーデゴールと繋ぎ
そこからダイレクトにスルーパスが送られました。
残念ながらエイリングにカットされ
35マルティネッリは抜け出せませんでしたが
通っていたら決定的な場面でした。

17分過ぎ、25エルネニーが送った
サイドチェンジのパスを受けた35マルティネッリが
ハフィーニャとエイリングを粘り強くかわした所から
クロスが送られましたが
ファーサイドに入ってきた
30エンケティアには僅かに合わず。

21分過ぎ、17セドリックが送った
右サイドのスペースへのパスで
7サカが深い位置にまで抜け出し、
そこから送ったパスを
遅れてペナルティ内に走り込んできた
8ウーデゴールが受けて
そのままポケットの位置に侵入した所から
中に折り返しましたが
ゴール前に詰めていた30エンケティアには
残念ながら合いませんでした。

23分過ぎ、34ジャカからのパスを受けた
8ウーデゴールがヒールで流したパスを
右サイドでフリーだった7サカが
左脚を振り抜きましたが
このシュートはメシレの正面でゴールならず。

7サカからのパスを受けた
8ウーデゴールがジョレンテをかわした
ボールを浮かしたファーストタッチも
ダイレクトでヒールで流した7サカヘのパスも
非常に美しいプレーでした。

そしてこの後、この試合の流れを決定付ける
レッドカードが出されました。

24分過ぎ、8ウーデゴールが送った
左サイドのスペースへのパスを受けた35マルティネッリが
エイリングのスパイクの裏を見せた
両足タックルで足を刈られてしまいました。
最初の判定はイエローでしたが
VARの結果、判定はレッドに変わり
エイリングは退場になりました。

なぜプロでプレー出来るレベル選手が
相手の脚を刈る以外に意味のない
両足タックルをしてしまうのか?
不思議でなりません。

勿論、両足を揃える事で
ボールを捉える面が大きくなると言う
利点はあるかもしれませんが
正しくボールを狙えていれば
通常の片足のタックルと
大きな差が見出せないと思いますし、
反対に面が大きくなる分、相手の足を刈ってしまう
リスクも高くなると思います。
そして何よりも半身になれている分
片足タックルの方がより先の方まで
足が届く可能性もあると思いますので
その事を理解出来ていれば
ボールを奪うのに非効率的な両足タックルは
プレーの選択肢には入らないと思いますが、、、。

両足タックルは単純に相手を傷つける目的で使うか、
恐怖を与える為の飛び道具として使うかの
どちらかでしか無いと思いますが
プロの選手として脅さなければ優位に立てないと言うのは
情けない話だと思います。

ここからは数的有利になったアーセナルが
圧倒的にボールを支配して
リーズ陣内でプレーする時間が続きました。

37分過ぎ、34ジャカのスルーパスで裏に抜け出した
35マルティネッリが角度のない所から
左脚を振り抜きましたが
メシレの足に阻まれてしまいゴールは奪う事は出来ず。

38分過ぎ、ペナルティのすぐ外側の
角度のない右サイドからの
8ウーデゴールが蹴ったFKは
ハリソンに当たってコースが変わりましたが
メシレのファインセーブで阻まれ
これもゴールを奪う事は出来ず。

50分過ぎ、30エンケティアが倒されて得た
左サイドからのFKを
34ジャカが素早くリスタートし
そのパスを受けた18冨安の折り返しを
ゴール正面の位置で6ガブリエウが受けましたが
相手に囲まれてしまい
反転してのシュートは撃つ事は出来ず。

54分過ぎ、34ジャカからのパスを左サイドで受けた
35マルティネッリがハフィーニャをかわして
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
ニアを捉えたそのシュートも
メシレのファインセーブで阻まれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

59分過ぎ、34ジャカから送られた楔のパスを受けた
30エンケティアが反転しようとした時に
ジョレンテにブロックされたこぼれ球を
走り込んできていた35マルティネッリが収め
そのままペナルティ内に入った所で
左脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉える事は出来ず。

61分過ぎ、17セドリックが入れたクロスを
ペナルティ内で34ジャカが落としたボールを
35マルティネッリが右脚を振り抜きましたが
これも枠を捉えられず。

何度もリーズゴールに迫りながらも
決定打に欠けてゴールを奪えないまま
反対にリーズにゴールを奪われてしまいました。

66分、カルヴィン・フィリップスが蹴った
右サイドからのCKをニアでフィルポが流したボールを
ファーサイドでジョレンテに蹴り込まれてしまい失点。

この試合リーズのファーストシュートが
失点に繋がってしまいましたが
ファーサイドに回り込んできたジョレンテに対して
誰もケア出来ていなかったのも問題だったと思います。

その後もリーズゴールに迫る場面はありました。

74分過ぎ、右から中に入る動きに合わせて送られた
25エルネニーの縦パスを受けた8ウーデゴールが
ストライクをかわした所で左脚を振り抜きましたが
ジョレンテの足に当たって僅かにコースが変わってしまい
枠を捉えられず。

そして試合終了間際に決定的なチャンスが訪れました。

89分過ぎ、メシレもゴール前に上がってきていた
リーズの左サイドからのCKの流れからの
クリアーボールを最後尾で収めたベイトに対して
25エルネニーが仕掛けたスライディングタックルで
ボールを奪い返しました。
この時点でメシレはまだ戻ってきていなかった為に
リーズゴールは完全に無人でしたが
センターサークル付近で、
しかも利き脚ではない右脚で撃つ格好だったとは言え
このこぼれ球を収めた19ぺぺが
無人のゴールに向かってシュートを撃たなかったのは
非常に残念でした。

この時点でゴールを奪えていたら
試合は終わす事が出来ていたと思いますので
リスクを犯してでもゴールを狙うべきだったと思います。

試合はこのまま2−1で4連勝。

リーズのエースであるハフィーニャを完全に抑えた
左SBで起用された18冨安、
左サイドからキレキレの仕掛けを観せて
常にリーズに脅威を与え続けた35マルティネッリ、
そしてこの試合でも2ゴール奪った30エンケティア、
この勝利に貢献した選手は沢山います。
特に30エンケティアは
しっかりとポストプレーもこなして
攻撃陣の歯車として機能し始めていますので
これからも期待出来る様に感じます。

同時にアンカーで起用された25エルネニーも
長い間悩まされていた5トーマスの穴を埋める働きを観せ
この試合の勝利に貢献し、
これで5トーマスが欠場時のアンカーの代役問題は
ひとまず目処が立ったと言えるかもしれません。

一方で7サカは終始プレーにキレがなく心配です。
やはりここ2試合連続プレー続行不能に陥り
途中でピッチを後にした様に
コンディション的に問題が発生している様に観えます。
現状の19ペペの状態が良くないだけに
7サカを起用せざる得ないのは分かりますが
かなり無理させすぎている様に観えますので
怪我をしない事を今はただ祈るだけです。


次はノースロンドン・ダービーです。

この勝利で残り3試合で
勝点差『4』に伸ばす事が出来ました。
よってこのダービーで勝利すれば
4位以上が決定する非常に重要な試合になります。

この試合ハフィーニャを押さえた18冨安が
今度はソンを抑える事が出来るのか?
この試合無双だった35マルティネッリが
再びスパーズDFラインを切り刻めるのか?
そしてコンディションの低下が心配な7サカが
この試合で復活するのか?

何はともあれ
来シーズンのCL出場権の獲得を決める重要な勝利を
ノースロンドン・ダービーで決められれば最高ですので
絶対にこの試合で決めて欲しいと思います!!


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:4G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G6A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:4G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G5A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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2022/23シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その1〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて:補強のポイント、その1

Arsenal 1.jpgアルテタ監督がチームを率いて
3シーズン目の今シーズンは
チームは大きく成長し
来シーズンのCL出場権の獲得に
手が届く所にまで来ました。

昨夏は若くて活きの良い選手を加えて
チームを刷新すると共に
スカッドのスリム化も図り
少数精鋭で乗り切りましたが
このままCL出場権を獲得出来れば
来シーズンは大幅な試合数の増加が待っていますので
その状況を乗り切る為には
更なるチームの強化と拡充が必要だと思われます。

それでは現状の各ポジションの状況を考え
補強が必要なポジションを今一度考えてみたいと思います。


〜〜GK〜〜

今シーズンのGKは正GKの32ラムズデールと共に
その32ラムズデールにポジションを奪われた1レノが
冬の移籍期間で移籍せずにシーズン終了まで残った事で
2人の実力者を擁する磐石のポジションでしたが
今年はW杯がある関係で1レノは
この夏にレギュラーとしてプレー出来るクラブへ
移籍する可能性が高いと言われています。

それは公式にはまだ発表されていませんが
冬の段階でニューイングランド・レボリューションの
アメリカ代表GKマット・ターナーの獲得が
内定している事からも
この夏に1レノが退団するのは
既定路線だと考えるのが普通だと思います。

よって第2GKとして十分な実力が備わっているかどうかは
まだ未知数な部分はありますが
獲得が決まっているターナーが
第2GKとして1レノの穴を埋める事になると思います。

そして第3GKは今シーズンと同様に
33オコンクウォと49ハインが争う事になると思いますが
49ハインがこの冬にレディングにローン移籍して
経験を積んでいた事を考えますと
来シーズンは経験を積む為に
33オコンクウォがローン移籍に出る可能性があるかもしれません。

そして今シーズンローンに出ていた13ルナルソンは
このまま放出される可能性が高いと考えます。

これらによりこの夏に1レノが退団したとしても
新たなGKの補強に動く可能性はないと考えます。


〜〜CB〜〜

今シーズンは4ホワイトと6ガブリエウのコンビを軸に
16ホールディングがバックアップすると言う、
ほぼこの3人でCBを回していました。

4ホワイトと6ガブリエウのコンビは非常に安定しており、
ゴール前に高さと強度が必要な時や
絶対にゴールを許せない状況の時には
ピンポイントで16ホールディングが起用され、
特に4ホワイト&16ホールディング&6ガブリエウの
3人で形成する3バックは
決してゴールを許す事のない完璧な壁として
何度も試合を終わらしてきました。

16ホールディングが現在の使われ方に納得しているのならば
4ホワイトと6ガブリエウと共に
来シーズンもこの3人のスカッド入りは決定的だと思われますが
来シーズンは試合数が増加する予定ですので
CBは最低でも4人は必要だと思います。

その残りの1枠をどの様に補填するかがこの夏の課題ですが
現在ローン移籍に出ている選手で補填出来るかどうかが
最初のポイントになると思います。

まず、冬の移籍期間でウディネーゼへローン移籍した
22マリは左利きのCBとして貴重な存在でしたが
今シーズン前半は殆ど出場機会が与えられなかった事を考えますと
既にアルテタ監督の構想から外れている可能性があります。
よって22マリはウディネーゼでレギュラーとして活躍していますが
アーセナルに戻ってくる可能性は低いと考えます。

同じくマヴロパノスも
シュツットガルトの正CBとして活躍していますが
残念ながらアルテタ監督のチームに
一度も呼ばれていない事を考えますと
アルテタ監督の構想には入っていないと思われ
現在シュツットガルトへのローン移籍に付帯している
€300万と言われる買取オプションが行使されて
そのままシュツットガルトへ移籍する可能性が高いと言われています。

イタリアで活躍している22マリにしても
ドイツで活躍しているマヴロパノスにしても
結局アルテタ監督が求めているCBとは
タイプ的に異なるタイプのCBだと思われますので
アーセナルに復帰しても4人目のCBとしては
十分に機能するかどうかは疑問であり
反対に補強資金の捻出の為に
完全移籍での売却出来るかどうかの方が
ポイントになると思います。

その一方でマルセイユにローン移籍しているサリバは
高さと強さとスピードを兼ね備えており
フィードの精度も水準以上ですので
アルテタ監督が求めているタイプのCBだと思いますが
状況は複雑だと思います。

まずマルセイユで不動のCBとして結果を出し
フランス代表にも呼ばれる様になったサリバは
PLでプレーする準備が出来たと言えるかもしれません。

その一方で規律を重んじるアルテタ監督が
以前チャンスを貰えなかった事に対する不平不満を
公にコメントしていたサリバを
許したのかどうかと言う問題があり、
エジルやオーバメヤンの様な中心選手であったとしても
規律を重んじない選手を放出してきた事を考えますと
いくら実力が伴ったとしても
チームに戻さない可能性もあると思います。

個人的にはマルセイユでのサリバのプレーを観る限りでは
流れを読む力や危機察知能力がまだ不足している印象で
危険な状況に対して反応する事が出来ずに
ボールウォッチャーになっている場面を
何度か目にしていますので
アーセナルに戻ってきたとしても
4ホワイトや6ガブリエウから
すぐにポジションを奪えるレベルではないと思っています。

よって戻ってきたとしても
定期的な出場機会が得られない可能性があり
仮にその様な状況に陥った時に不満を抱くのではなく
更に精進してポジション争いに挑む準備が
サリバに出来ているのかどうか?
と言う問題があると思いますが
個人的にはその辺りに付いては少なからず疑問を持っています。

反対に言えばポジションを掴む為に本気で努力すれば
これからも更なる成長が期待でき、
そして4ホワイトや6ガブリエウから
ポジションを奪う事が出来れば
本当の意味でワールドクラスのCBになれると思いますので
その事を理解してポジション争いに挑んで欲しいと思いますが、、、。

仮にポジション争いに挑む準備が出来てなく
不満分子化する可能性があるのならば
この1年で評価を高めた事で
他のビッグクラブから興味を持たれる様になっていますので
£5000万程度の値段が付けば
売却しても良い様に個人的には思っています。

とは言え、最善の策はサリバをチームに呼び戻し
4ホワイト、6ガブリエウ、16ホールディング、サリバの
4人体制が理想だと思います。

そこに状況によってCBでのプレーが可能な18冨安と
3バックであれば起用可能な34ジャカが
フォローする形を築ければCBも磐石だと思います。

一方で冬の移籍期間で獲得し
現在はまだ古巣のコロラド・ラピッズでプレーしている
アメリカ代表CBのオーストン・トラスティに関しては
ヨーロッパでの環境に慣らす為に
そのままローン移籍に出る事が噂されていますので
仮にチームに留まったとしても
プラスアルファ程度の存在になると思われます。

一方でサリバがチームに戻らない事が決まれば
新たなCBの補強が必要になると思われますが
なるべくならばその形は避けて欲しいと思います。


〜〜右SB〜〜

昨夏に獲得した18冨安がすぐにフィットし、
持ち前のフィジカル的強度とスピード、
そしてフットボールIQの高さで
右サイドの守備強度は格段に上がり
ディフェンスラインの安定化に
大きく貢献したと思いますので
来シーズンも18冨安が
ファーストチョイスになると思われます。

一方で攻撃面に関しては、タイミングの良いオーバーラップや
鋭いクロスを送って貢献していますが、
ウイングの選手の様な
独力でサイドを突破する様な仕掛けは
あまりレパートリーに入っていない様に観えますので
攻撃面でのその不足分をどの様に評価するかによって
より攻撃力のある選手を補強するかどうかが決まると思います。

18冨安をバックアップする17セドリックは、
18冨安が離脱している期間、
良くカバーしていたと思いますが
その一方で攻守両面共に平均的であり
18冨安との間には少なからず差が存在していると思いますので
右SBのバックアッパーのグレードアップの必要性は
あるかもしれません。

又、ベティスにローン移籍している2ベジェリンは
チームの若返りを図っているアーセナル側の事情と
スペインへの帰還を希望していた本人の意向を考えますと
補強資金を獲得する為に
完全移籍での放出が既定路線だと思われます。

一方でサリバが復帰した場合には
右SBでも起用可能であり
その点からもこの夏の補強は
見送られる可能性があると思われますが
あくまでも18冨安と同様に
守備面に特徴のある右SBと言う形になると思われますので
補強資金に余裕があるのならば
18冨安とポジション争いが出来レベルで
攻撃面に特徴がある選手の補強に動いても良い様に感じます。

しかしその場合には17セドリックの放出と
セットになると思われます。


〜〜左SB〜〜

来シーズンも3ティアニーが軸になると思われますが
やはり気になるのは怪我の多さです。

今シーズンも10月と4月の2回怪我で離脱しており
アーセナルに移籍してからまだ一度も
シーズン通して稼働出来ていません。
それだけにその3ティアニーをバックアップする選手が
非常に重要になると思われます。

今シーズンは3ティアニーのバックアッパーは
20タヴァレスが務めましたが、
攻撃力は申し分ない一方で守備力には問題があり、
又、ミスを犯した時はその後不安定な状況が続くと言う
メンタル的な成熟度にもまだ問題がありますので
3ティアニーを完全にバックアップ出来たとは言えませんでした。

とは言え、20タヴァレスはまだ成長過程の選手であり
この位の問題が発生する事は
織り込み済みだったと思いますので
すぐに見切りを付ける様な事はしないと思われます。

そしてリーズ戦で18冨安を左SBで起用した様に
3ティアニーが不在の試合で
守備を重視しなければならない時には
18冨安を起用する事で補填出来る目処が立ちましたので
仮に18冨安をバックアップする
新たな実力者を右SBに獲得する事が出来れば
18冨安の左SBでの起用も十分にアリだと思います。

とは言え、アルテタ監督が現在の20タヴァレスでは
十分ではないと考えている場合には
新たな選手の補強に動く可能性は十分にあると思いますが
その場合には経験を積ませる為に
20タヴァレスのローン移籍とセットとなると思います。

しかし、他のポジションに比べて
優先順位はそこまで高くはない様に感じます。


・・・つづく。


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ミケル・アルテタ監督、契約延長!! [Arsenal F.C.]

ミケル・アルテタ監督(40歳)の契約延長が発表されました。


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契約期間:2024/25シーズン末まで

2019年12月にエメリ前監督の後任として
アーセナルの監督に就き、
3シーズン目の今シーズンは
CL出場権に手が届く所にまで戻ってきました。

とは言え、現チームはまだ一歩目を踏み出したばかりであり
ピークを迎えるのはまだまだこれからです。

若くて活きの良い選手達を信頼し、
そして成長させてきたアルテタ監督が
このチームをどの様に導いていくのか
今から楽しみです!!


C'mon Arsenal !!


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2021/22シーズン〜〜補強を振り返って、その2〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズン〜〜補強を振り返って、その2〜〜


今回は今シーズン加入した選手について私見的に評価をしてみたいと思います。
Arsenal 1.jpg


20ヌーノ・タヴァレス(21歳)

左SB:バックアッパー

不在だった3ティアニーのバックアッパー

評価:可


ベンフィカから獲得した23タヴァレスは
3ティアニーが10月後半から怪我で離脱していた期間は
スピードと強度を兼ね備えたフィジカル的能力、
推進力の強いオーバーラップと
両脚使える特性を活かしたインナーラップで
攻撃面でインパクトを残したと思います。

一方で守備面に関しては状況判断が甘く
最良の選択肢を選ぶ事が出来ない問題があり
同時にミスも多く、
そのミスを引きずるメンタル的な問題もある等、
まだまだ改善が必要な面も多い為に
3ティアニーのポジションを
脅かす存在にはなれていません。

そう言う意味では今シーズンの評価は
『不可』に近いかもしれませんが
守備面の問題を改善する事が出来れば
大きく飛躍する可能性もあると思いますので
大きな将来性に期待して
今回は『可』としたいと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
23アルベール・サンビ・ロコンガ(21歳)

CMF:バックアッパー

5トーマスや34ジャカをバックアップする期待の若手

評価:可


5トーマスが足首の怪我で出遅れた開幕直後や
34ジャカが膝の怪我で離脱した
10月からの約2ヶ月の間、
この2人を良くカバーしていたと思います。

ラン・ウィズ・ザ・ボールでの推進力、
ラストパスを出せるパスセンス、
強烈なミドルシュートなど
今後このポジションの主力になる
可能性を秘めていると思います。

その一方でPL特有の激しいチャージに翻弄され
ボールをロストしてしまう場面が散見されると共に
ポジショニングの面に大きな問題がある様に感じます。

敵陣に攻め込んでいる時は上記の特徴を活かして
存在感を発揮出来る一方で
自陣で特にバックラインからボールを引き出して
ゲームを作るビルドアップの段階では
ポジショニングが悪い為にボールを引き出して
そこからスムーズに展開出来ないと言う
問題が発生してしまい
アンカーで起用された試合では
チームの機能不全を引き起こす一因に
なってしまっていました。

とは言え現在の23ロコンガに
アンカーとしての適正があるのかどうかの
問題はあると思います。

単にCMF・DMFと言っても
フィジカル的な強度が強く守備に特化したDMF、
中盤の底でゲームを作る司令塔、
攻守の広い範囲をカバーするBox to Boxタイプ、
より高い位置でチャンスメイクに関与する攻撃的MFタイプ等、
タイプの異なる選手が含まれ、
主にアンカーに求められるのは
DMFと司令塔の面だと思います

一方で現在の23ロコンガの特徴を考えますと
Box to Boxタイプだと思われますので
アンカーと言うよりもインサイドハーフが
最も適したポジションであり
ボランチで使うにしても司令塔タイプの選手等と
コンビを組ませる必要があると思いますので
特に機能しなかったアンカーでの評価が
23ロコンガの現状を全て反映している訳ではないと思います。

今後PL特有の激しいスタイルに順応し
ポジショニングの面が改善されれば
アンカーとしての適正が出てくるかもしれませんが
アンカーだけを評価すれば
今シーズンは『不可』だと思います。

一方でアンカーでの起用が
ミスマッチだとするのならば
そこまで評価を落とす事はないと思いますので
差し引き『可』位が妥当だと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4ベン・ホワイト(24歳)

CB:主軸

D.ルイスに代わるDFリーダー

評価:優


当初はフィジカル的な強度と高さ不足が懸念されていましたが
それを補うだけの俊敏性とスピード、
的確な状況判断が出来る洞察力、
そして最後まで諦めない責任感と闘争心で
それらのマイナス面を完全に払拭していたと思います。

同時に高精度のフィードは
チームにとって大きな武器になっており
攻守に大きな存在感を示した4ホワイトは
DFラインの主軸と言って差し支えないと思います。

6ガブリエウの成長もありますが
新加入の32ラムズデールと18冨安と共に
DFラインを安定化し
守備強度の向上を大きく貢献したと思いますので
今シーズンの評価は
文句なしの『優』としたいと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
8マルティン・ウーデゴール(22歳)

攻撃的MF:主軸

攻撃を牽引するチャンスメイカー

評価:優


ローン移籍していた昨冬も
速やかに適応しインパクトを残しましたが
適応を済まし改めて完全移籍で加入した今シーズンは
更に大きなインパクトを示したと思います。

シーズン序盤こそはペースが上がらずに
完全なレギュラーとは言い難い状況でしたが
シーズンが進むにつれてポジションを掴み
現在は攻撃陣を牽引する
中軸選手と呼べる存在になっていると思います。

ポジションも序盤戦は
主に4−2−3−1を使用していた事もあり
トップ下が主戦場でしたが
シーズン途中からシステムが4−3−3に変更されると
右インサイドハーフにポジションを移し、
組み立ての段階から
アタッキングサードでのチャンスメイクまで
攻撃面の広い範囲でボールに関与する様になり、
同時に7サカとのコンビネーションは
攻撃陣のストロングポイントになっています。

そしてシーズン終盤の現在
8ウーデゴールは更に進化し、
決定的なパスを供給する場面も増えており
ここ数シーズン問題になっていた
攻撃面でのクリエイティブ不足の問題は
完全に解消されたと言えると思います。

よって今シーズンの評価は
文句なしの『優』だと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
32アーロン・ラムズデール(23歳)

GK:主軸

1レノに代わる正GK

評価:優


当初は第2GKとして
当時正GKだった1レノをバックアップする目的として
32ラムズデールを獲得したと思われていましたが
開幕3連敗を受けて
第4節のリッジ戦で先発すると
そのままポジションを掴み
一気に正GKの座に就きました。

シュートストップ能力が素晴らしいのは勿論ですが
PL特有のゴール前での激しい空中戦も
イングランド人GKの32ラムズデールは慣れた物で
1レノに比べて非常に安定感がありました。
そしてキック精度も非常に高く
一気に前線に送るフィードは
良いアクセントになっています。

一方でペナルティの外に出ていく
判断とタイミングが悪いと言う問題があり
ペナルティの外に飛び出したプレーで
何度か危険な場面がありました。

実際DFラインを高く設定しているアーセナルでは
その背後のスペースをGKがカバーする必要がありますので
前に出るプレーに関しては改善が必要だと思います。

そして技術的な面だけではなく
明るく、気迫を全面に出すキャラククターと共に
良い時は大々的に讚え、悪い時はチームを全力で鼓舞する
ポジティブな振る舞いは
チームに活力と安心感を与える存在と言え、
チームの雰囲気を良くしていると思います。

よって今シーズンの評価は
文句なしの『優』としたいと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
18冨安健洋(22歳)

右SB:主力

2ベジェリンに代わる正右SB

評価:優〜良


多くの現地のグナが18冨安が
ここまでの活躍をするとは
誰も予想していなかったと思いますが
加入直後で代表期間明けの第4節ノリッジ戦で
先発で出場すると
瞬く間に現地のグナの心を掴みました。

これまでのアーセナルは攻撃面に偏重していた為に
右サイドの守備面には大きな穴が空いていましたが
18冨安はフィジカル的な強度と共にスピードも兼ね備え
同時に非常に無理が効く俊敏性を駆使して
PLの名だたるアタッカーを封じ込めた様に
その穴を1mmの隙間がない位
完璧に埋めたと思います。

攻撃面に関しても元々キック精度が高く
左脚も遜色使える面を活かして
ピルドアップ面に貢献し、
派手さはありませんがツボを押さえた攻撃参加も
十分に及第点を与えられると思います。

年末から繰り返し負傷した
ふくらはぎの怪我の影響で
4ヶ月近く離脱してしまったのは残念ですが
PL初参戦の選手がその速く激しい
PL特有のスタイルに苦労する中で
速やかに適応し想像を上回る活躍を見せたとは言え
やはり大きな負荷に曝され続けていたのだと思います。

怪我する前の活躍だけを評価すれば
文句なく『優』だと思いますが
結果的に約4ヶ月近く稼働出来なかった事を
差し引きますと

『優〜良』の間位の評価だと思います。


・・・つづく。


(年齢は移籍当時)


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PL35:West Ham United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

West Ham United 1−2 ARSENAL
2022年5月1日(日)Premier League, London Stadium

Goal
 (38)16Holding(←7Saka)
 (45)Bowen
 (54)6Gabriel(←35Martinelli)


32Ramsdale

18Tomiyasu  16Holding  6Gabriel  20Tavares

25Elneny   34Xhaka

 7Saka     8Ødegaard   35Martinelli

30Nketiah


(77)18Tomiyasu>>>17Cedric
(87)7Saka>>>10Smith Rowe
(92)8Ødegaard>>>23Lokonga


Substitutes
 1Leno
 54Kirk
 69Swanson
 69Oulad M'Hand
 19Pépé
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg内容は良くない試合でしたが
非常に貴重な勝利を挙げました。

先発はここまでフル稼働だった4ホワイトが
ハムストリングに問題が発生した為に
欠場したCBには
16ホールディングが起用され
6ガブリエウと組み
右SBには遂に18冨安が復帰しました。
中盤は34ジャカと25エルネニーが組み
2列目は右に7サカ、
トップ下に8ウーデゴールが入りましたが
左には10スミス・ロウに代わって
35マルティネッリが起用され
1トップを30エンケティアが務める
4−2−3−1が組まれました。

試合はEL準決勝を木曜日に戦った
ウエスト・ハムに比べても
アーセナルの方が動きが重く
序盤からパスミスが目立ち等
入り方は良くありませんでした。

そしてバックラインからのパスコースが塞がれてしまうと
ボールを前に運ぶ事が出来なくなり、
相手のブロックを越して
前線にフィードを送ろうとしても繋がらない等、
4ホワイトの不在が大きかったと思います。

そしてこれまでは前が詰まった時に
非常に効果的だったサイドチェンジのパスも
例えばマルティネッリに届く前に
何度となく引っ掛かってしまう場面が観られた様に
中々テンポが挙げる事が出来ないまま
ウエスト・ハムゴールに迫ったのは
この場面まで待たなければなりませんでした。

37分過ぎ、ボーウェンのミスパスを受けた
8ウーデゴールからのパスを受けた30エンケティアが
ドリブルで切り込んで行った所から
右脚を振り抜きました。

ゴール右下を捉えたそのシュートは
ファビアンスキのファインセーブに阻まれて
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
8ウーデゴールからパスを受けた30エンケティアが
一気に加速して守備のブロックの間を鋭く切り込んで行き
最後もズマの逆を取ってDFラインに風穴を開けた
ドリブルは素晴らしかったと思います。

そしてここで得たCKから先制ゴールが生まれました。

38分、7サカが蹴った右CKに対して
ランツィーニをかわしてゴール前に入ってきた
16ホールディングがヘッドで叩き込みゴール!!

全く良い仕掛けが出来ない状況だっただけに
セットプレーからのゴールは
非常に貴重なゴールだったと思います。

しかし得点した後にピンチを迎えると言う
最近の悪い流れがまた出てしまいました。

39分過ぎ、フォルナルスが蹴った右サイドからの CKを
ニアでライスに合わされてしまいました。

このシュートは32ラムズデールのファインセーブで
何とか防ぎましたが非常に危険な場面だったと思います。

その後もボールを奪ってもパスミスやボールロストを繰り返し
中々リズムに乗り事が出来ず、
ウエスト・ハムの攻撃を跳ね返し続ける流れが続いてしまい
前半終了間際に遂にゴールを奪われてしまいました。

45分、ライスからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けたコーファルの折り返しを受けた
ボーウェンに決められてしまい失点。

ボーウェンのシュートが
6ガブリエウに当たってコースが変わってしまうと言う
不運はありましたが
そもそもライスのサイドチェンジのパスを受けた
コーファルに対する20タヴァレスの対応が
緩すぎたと思います。

サイドチェンジのパス自体は
それ程スピードのあるパスではありませんでしたので
20タヴァレスがもっと速やかに距離を詰めていたら
あのタイミングで折り返しを入れる事を
防げたかもしれませんでした。

後半も良い流れが掴めないまま
ウエスト・ハムにゴールに迫られてしまいました。

47分過ぎ、フォルナルスが送った
DFラインの前を横切るようなパスを
右サイドから走り込んできたベンラーマに
シュートを撃たれてしまいましたが
16ホールディングがブロックしてゴールを死守。

51分過ぎ、34ジャカへ送った
20タヴァレスからのパスが逸れた所を
ランツィーニが収め、
そこから繋げられたフォルナルスが送った
左サイドの裏のスペースへのパスで
ボーウェンに抜け出されてしまい
前に出てきた32ラムズデールが
ボーウェンと交錯した様に観えました。

幸いボーウェンのシミュレーションで救われましたが
小細工せずにそのまま抜け出そうとしていたら
もしかしたらそのまま抜け出されていたかもしれない
危険な場面だったと思います。

同時にボーウェンのスピードに置いていかれてしまった
16ホールディングはスピード不足を露呈し
ペナルティの外に出るプレーに問題がある
32ラムズデールの弱点も出てしまったと思います。

ここでまた個人技からウエストハム・ゴールに迫りました。

52分過ぎ、34ジャカのサイドチェンジのパスを
右サイドのライン側で受けた7サカが
カットインした所から左脚を振り抜きました。

そのニアを狙ったシュートも
ファビアンスキのファインセーブで防がれてしまいましたが
流れが悪い中でも
個人技でゴールに迫れる様になったのは
7サカの成長だと思います。

そしてここで得たCKから
再びゴールを奪いました。

54分、7サカが蹴った右CKのこぼれ球を
左サイドで受けた35マルティネッリが折り返したボールを
ファーサイドに入ってきた6ガブリエウが
ヘッドで叩き込みゴール!!

再びセットプレーから
非常に重要なゴールを奪いました。

その後もウエスト・ハムゴールに迫る場面はありました。

58分過ぎ、35マルティネッリからのパスを
左サイドのライン側で受けた30エンケティアが
カットインした所で
35マルティネッリからのリターンを受けた所で
左脚を振り抜きましたが
ファビアンスキの正面でゴールを奪う事は出来ず。

64分過ぎ、8ウーデゴールが送った
左サイドのスペースへのパスを受けた30エンケティアが
そのまま持ち込んだ所から右脚を振り抜きましたが
これもファビアンスキの正面でゴールを奪う事は出来ず。

71分過ぎ、25エルネニーが送った
左サイドのスペースへのパスを受けた30エンケティアが
そのまま持ち込んだ所からズマをかわして
右脚を振り抜きましたが
これもポストの僅かに外側でゴールを奪う事が出来ず。

78分過ぎ、コーファルのミスパスを奪った
30エンケティアが放ったミドルシュートも
ファビアンスキのファインセーブで防がれゴールを奪う事が出来ず。

結局、ウエスト・ハムゴールに迫ったと言っても
カウンターや相手のミスに乗じた形で
ゴールに迫っただけで
本当の意味で崩してゴールに迫る場面は
あまり作る事が出来ず
試合はそのまま1−2で勝利。

前節良くなかった30エンケティアは
ゴールこそ奪えませんでしたが
この試合は良かったと思います。

確かにもう少し上手くやれば
ゴールを奪う事が出来そうな場面は多々ありましたので
ゴールを奪う事が出来なかったのは非常に残念でしたが
その一方でどの場面でもしっかりと枠を捉えていた様に
シュートを意識したプレーがしっかりと出来ていたと思います。

そして何よりもフルスプリントで
プレスを掛けていた場面が何度もありましたので
流れが悪い試合なりに
出来る事はしっかりとしていたと思います。

一方でこの試合でも20タヴァレスは
あまり良くなかったと思います。

前節PKを与えるミスを犯してから
非常に不安定になっていましたが
この試合も非常に不安定で
簡単な場面でのミスパスやボールロストが何度かあり
失点の場面での対応も非常に緩かったと思います。
前節のミスを引きずっているのかどうかの
本当の所は分かりませんが
一度不安定になるとそこから抜け出せない所は
起用する側からすると問題だと思います。

そして35マルティネッリも良くなかったと思います。

プレーのキレがないと共に人やボールに対する反応が遅く、
ボールタッチが雑でロストする場面も何度かありました。
本当ならばこの様な良くない流れの試合では
その個人技で状況を打開してくれる事が
期待されている存在だと思いますが
その期待に応えられていなかったのは
残念でした。

一方で怪我から復帰した18冨安は
良かったと思います。
最終的にプレー続行不可能になり
怪我の再発が心配ですが
18冨安が入ると右サイドの強度は格段に上がりますので
怪我の再発ではない事を祈りたいと思います。

この様な良くない流れの試合でも
セットプレーからゴールを奪い
勝ち点3を奪う事が出来た事は
来シーズンのCL出場権を獲得する上で
非常に価値ある勝利になったと思います。

その一方で今後の対戦相手を考えますと
少なからず心配な部分があります。

残りの4試合の対戦相手は
ホームでのリーズ戦、
アウェイでのスパーズ戦
アウェイでのニューカッスル戦
ホームでのエヴァートン戦になり
アウェイでのノースロンドンダービーで
来シーズンのCL出場権争いは
大筋決まる可能性がありますが
それ以外の3試合も
非常に厄介な試合になるかもしれません。

ここ最近の試合を観ますと
チェルシーやユナイテッドの様に
相手がしっかりと攻め込んでくる様な対戦相手に対しては
敵陣にスペースが生まれる関係で
アーセナルにとては崩しやすくなりますので
スパーズ戦はそれ程心配していませんが
反対に降格圏争いをしているリーズ戦やエヴァートン戦は
勝ち点1が大きな影響を受ける状況にいますので
ゴール前をガチガチに固めてくる等、
難しい試合になるかもしれません。

まず次節に対戦するリーズは現在17位で
降格圏の18位エヴァートンとは勝ち点差2点の状況です。
しかもリーズの方が消化試合1試合多い状況を考えますと
その差はあってない様な状況です。

その様に降格圏争いをしているリーズは
一つ一つの試合に対するモチベーションが
非常に高いと言うのは言うまでもなく
フィジカル的に苦しいはずのウエスト・ハムに
圧倒されてしまう場面が多かった
この試合の様な戦いをしてしまったら
そのリーズ戦で足元をすくわれる可能性もあると思います。
特にピッチ全体でマンマークに付ける様に
プレスをかけ続けるリーズとの試合では
ミスを一つでも犯してしまったら
そのままゴールを奪われてしまう可能性がありますので
非常に危険な試合になる可能性があります。

同じ意味で現在降格圏争いをしている
エヴァートンとの最終節も
非常に難しい試合になるかもしれませんので
出来る事ならば最終節を迎える前に
降格チームが決まっている事を願いたいと思います。

そういう意味では
冬の補強に成功して完全に立ち直ったとは言え
ニューカッスルは降格圏争いも
EL出場権争いもしていませんので
モチベーションという意味では
アーセナルの方が高い状態で挑める分、
絶対に勝ち点3を獲得しなければなりませんが
それがプレッシャーにならないか心配です。

来シーズンのCL出場権を獲得する為には
4連勝すれば文句なく獲得出来ますが
現実的に勝ち点70がポイントだと考えますと
残りの4試合で3勝出来るかどうかが
分かれ目になるかもしれません。

確かにチェルシー戦からの3連勝は
非常に重要な勝利でしたが
次節スパーズがリバプールと対戦する事を考えますと
次節のリーズ戦を勝利する事が出来るかどうかが
来シーズンのCL出場権を獲得する上で
最も重要な試合になるかもしれません。

この試合の様な試合をしていては
リーズに圧倒されてしまう可能性もあります。
これまで以上のモチベーションを持って絶対に勝利して
来シーズンのCL出場権争いを
更に有利に進めて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:4G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G6A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:2G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G4A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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