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2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜右・左SB〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜右・左SB〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜右・左SB〜〜〜

アーロン・ヒッキー(20歳):左SB、右SB
Aaron Hickey
ボローニャ
2002年6月10日生
175cm 72kg
スコットランド代表
移籍金 £2500万


ナウエル・モリーナ(24歳):右SB
Nahuel Molina
ウディネーゼ
1998年4月6日生
175cm 72kg
アルゼンチン代表
移籍金 £2500万


マックス・アーロンズ(22歳):右SB
Max Aarons
ノリッジ
2000年1月4日生
171cm 69kg
イングランドU-21
移籍金 £


ジェド・スペンス(22歳):右SB
Djed Spence
ミドルズブラ(ノッティンガム・フォレストへローン中)
2000年8月9日生
184cm 71kg
イングランド
移籍金 £1200万


ノルディ・ムキエレ(24歳):右SB、右CB
Nordi Mukiele
RBライプツィヒ
1997年11月1日生
185cm 74kg
フランス代表
移籍金 £850万


マティアス・オリベラ(24歳):左SB
Mathías Olivera
ヘタフェ
1997年10月31日生
184cm 78kg
ウルグアイ代表
移籍金 £1700万



(年齢は2021年9月1日現在)

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今シーズンのこのポジションは
レギュラーである18冨安と3ティアニーが
揃って起用出来ている試合と
この2人をバックアップする
17セドリックと20タヴァレスが起用された試合では
後者の方が明らかに質が落ちてしまい
特に守備強度の低下は大きな問題だったと思います。

同時に18冨安にしても3ティアニーにしても
シーズンの半分近くを怪我で欠場してしまった
と言う問題もあり
この夏はレギュラー組とサブ組との間にある
少なくない差を埋める必要があると思います。

まず獲得候補の筆頭として
ボローニャのヒッキーの名前が挙がっています。

2020年夏にハーツから移籍したヒッキーは
昨シーズンは怪我などもあり
限定的な起用に留まりましたが
今シーズンは左SB・左WBのポジションを掴み
大きく評価を高めました。

スピードに乗ったドリブルで
ライン側を豪快にオーバーラップするプレーは勿論ですが
スピード一辺倒ではなく柔軟なボールタッチを活かした
仕掛けも出来るモダンなタイプのSBだと思います。

そして何よりもは左利きですが
右脚も遜色なく使う事が出来る為に左SB・左WBだけではなく
右SB・右WBでも起用出来る所がヒッキーの大きな強みであり
それにより左サイドからカットインして
右脚でシュートを撃つ事は勿論ですが
右サイドからカットインして左脚でシュートを撃つ様な
ウイングストライカーの様なプレーも可能にしています。

それと共に守備面に関しては
アグレッシブで粘り強いディフェンスを観せている様に
スコットランド人SBの系譜をしっかりと継いでおり
この夏に20歳になる年齢を考えますと
成熟している印象を受けます。

よって3ティアニーのバックアッパーとしては
申し分ないだけではなく
状況によっては18冨安のバックアップも可能であり
同じ様に両脚でのプレーが可能な
20タヴァレスに比べても
足下の技術レベルは安定していて
仕掛けのレパートリーが豊富に観えるヒッキーを
その20タヴァレスと入れ替えても良い様に感じます。

同時にワイドな位置からの仕掛けが中心の3ティアニーにはない
中に入った位置でのプレーが可能と言う事を考えますと
チームとしてサイドからの
仕掛けのバリエーションが増える可能性もあります。
よってPLに適応しこのペースで成長していけば
本当の意味で3ティアニーとポジションを争う日も
そう遠くはないかもしれませんので
是非とも獲得して欲しいタレントだと思います。

そし左SBの補強位候補として
ヘタフェのマティアス・オリベラの名前も
挙がり始めています。

今年ウルグアイ代表デビューを果たしたオリベラは
そのフィジカル的強度を活かした
ハードなディフェンスが売りの守備系のSBと言う印象です。

現在3ティアニーをバックアップしている
20タヴァレスは守備に問題を抱えていますので
そう言う意味では守備が計算出来る
守備力が高いSBの獲得は理にかなっていると思います。
その一方で攻撃面に関しては平均的と言われており
ウイングの様にワイドな位置からの仕掛けを担う
アーセナルの左SBとしては
やや物足りない感じもします。

左SBに比べて右SBに関しては
多くの名前が挙がっています。

ウディネーゼのモリーナに関しては
この冬にウディネーゼにローン移籍して
正CBとして定着した22マリに対して
ウディネーゼが完全移籍での獲得を希望していると言われており
その取引の一環として
モリーナの獲得の噂が出ただけかもしれませんので
どれほど信憑性があるのかは不明です。

ノリッジのアーロンズは
ノリッジがPLから降格した為に
コスト管理等の関係で
この夏に売り出されるのではないかと言われており
その移籍先はPLクラブと言われています。
しかしノリッジでは不動の右SBとしてプレーし
次代のイングランド代表候補と言われているアーロンズが
18冨安のバックアッパーと言う立ち位置を受け入れて
アーセナルに移籍してくるかどうかは不明ですので
これも信憑性に欠ける様に感じます。

ミドルズブラから今シーズン
ノッティンガム・フォレストへローン移籍していた
ジェド・スペンスの名前も良く挙がっています。

その発端は今シーズンのFA杯で
アーセナルと直接対決した時の活躍が
非常に印象的だった事が始まりで
フィジカル的な強度、スピード
SBとしてのダイナミックさ等
非常に可能性を感じるプレーが評価され
PLのクラブの獲得候補に入ってきています。

しかしこれまでPLでのプレー経験がなく
チャンピオンシップが主戦場の選手ですので
PLでどこまで通用するかに関しては
不透明な部分もありますが
この夏で21歳とまだ若く、
同時に今シーズンの成長を考えますと
18冨安のバックアップを務めさせながら
ある程度時間を掛けて
経験を積ませながら成長を促すと言うのも
十分にありだと思います。

RBライプツィヒのムキエレは
フィジカル的な強度と高さ、
そしてスピードを兼ね備えた
フィジカル能力の高い右SBで
そのフィジカル能力の高さを活かして
3バックの右CBでも高いレベルでプレー出来る
ユーティリティー性が魅力です。

元々その守備能力が高く評価されていた様ですが
今シーズンは攻撃面が成長した事で
フランス代表にもデビューを果たし、
その上で2023年夏までと言われている契約の
延長交渉が進んでいない事もあって
マンチェスター・ユナイテッドを筆頭に
ビッグクラブが獲得に動いていると言われています。

ストライカーやCMF等への投資が必要な現状を考えますと
両SBのバックアッパーに対する補強は必要であったとしても
それほど高額な投資をする事は難しいと思いますので
それぞれのポジションに£2000万以上の投資を希望するのは
現実的ではない様に感じます。

そう言う意味では£2500万前後の移籍金は必要ですが
左SBと右SBの2つのポジションの補強を
一人で済ませる事が出来るヒッキーは
決して高額すぎると言う訳ではないと思います。

そして仮にアルテタ監督が明言している通りに
この夏にサリバが復帰するのならば
右SBのバックアッパーはヒッキーとサリバの2人で
十分に対応出来ると思いますので
経験を積ませる為に20タヴァレスを
ローンに出す事が出来るだけではなく
17セドリックを売却する事も出来る
と言う利点もあります。

よってこの夏のこのポジションの補強は
ヒッキー一択で良い様に感じます。


・・・つづく。


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モハメド・エルネニー、契約延長!! [移籍情報]

25モハメド・エルネニー(29歳)の契約延長が発表されました。

Arsenal 1.jpg25エルネニーの契約は
この夏までになっていましたが
シーズン終盤の活躍が評価され
1年契約+1年延長オプションの契約を
掴み取りました。


契約期間:2023年夏まで
     +1年延長オプション(推定)
週給:


アーセナル通算

PL 58試合先発+25試合途中出場:1ゴール5アシスト
CL 1試合先発+5試合途中出場:1ゴール1アシスト
EL 19試合先発+12試合途中出場:3ゴール3アシスト
FA杯 9試合先発+1試合途中出場
リーグ杯 13試合先発+2試合途中出場:1アシスト
コミュニティー・シールド 2試合先発

公式戦通算 102試合先発+45試合途中出場:5ゴール10アシスト


2016年1月にバーゼルから加入した25エルネニーは
これまでは完全にポジションを掴む事が
出来た事はありませんが
それでもその時が来るまで準備を怠らず、
そしてその時が来た時にはその役割を全うする
信頼のおけるバックアッパーとして
チームに大きく貢献してきました。

しかし今シーズンは殆ど出番がなかった為に
この夏に切れる契約は更新される事なく
このまま退団すると思われていましたが
5トーマスが怪我で離脱した
今シーズン終盤に巡ってきた出場機会で
しっかりとその穴を埋める働きを観せた事で
見事に契約延長を掴み取りました。

今後もバックアッパーと言う立ち位置は
変わらないかもしれませんが
「アーセナルでキャリアを終えたい」と語る様に
加入してから一度も揺らぐ事がない
25エルネニーの「アーセナル愛」は本物であり
これからもチームが窮地に陥った時には
その窮地から抜け出す為に全力で戦ってくれるでしょう。


C'mon Arsenal !!


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PL38:ARSENAL vs Everton [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 5−1 Everton
2022年5月22日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (27)35Martinelli(pk)
 (31)30Nketiah(←35Martinelli)
 (45)van de Beek
 (56)17Cedric(←7Saka)
 (59)6Gabriel(←17Cedric)
 (82)8Ødegaard(←19Pépé)


32Ramsdale

17Cedric  16Holding  6Gabriel  20Tavares

25Elneny

8Ødegaard   34Xhaka

 7Saka               35Martinelli

30Nketiah


(63)34Xhaka>>>23Lokonga
(67)30Nketiah>>>9Lacazette
(77)7Saka>>>19Pépé


Substitutes
 1Leno
 4White
 69Swanson
 65Oulad M'Hand
 87Patino
 10Smith Rowe


Arsenal 1.jpg今シーズンの最終戦
エヴァートンとのホームでの試合は
5発大勝しましたが勝ち点2届かず
来シーズンのCL出場権を掴む事は出来ませんでした。

先発は前節強行出場した4ホワイトが外れて
出場停止明けの16ホールディングがCBに入り、
右SBは前節ハムストリグを負傷した
18冨安に代わって17セドリックが務めました。
そして10スミス・ロウに代わり35マルティネッリが
左サイドで先発した以外は
前節と同じメンバーで4−3−3が組まれました。

試合は前節残留を決めたエヴァートンに対して
僅かながらCLの出場権を獲得する可能性が残っていて
ホームの大歓声に後押しされたアーセナルとでは
モチベーションに差があった事もあり
開始からボールを支配して試合を進めました。

4分過ぎ、34ジャカのDFラインの裏への浮き球のパスを
走り込んできた20タヴァレスが
ダイレクトで折り返したボールのこぼれ球を
8ウーデゴールが左脚を振り抜きましたが
体を張ったブロックに阻まれてゴールを奪う事は出来ず。

10分過ぎ、34ジャカの楔のパスを受けた30エンケティアが
そのまま反転して右脚を振り抜きました。
そのシュートはキーンにブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を走り込んできていた35マルティネッリが
至近距離から右脚を振り抜きましたが
これもベゴヴィッチのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

そしてPKを獲得しました。

22分過ぎ、17セドリックのクロスを
イウォビがヘッドでクリアーしたボールを
ペナルティ内で受けた35マルティネッリが
左脚でボレーシュートを放ちました。
そのシュートはイウォビがブロックしましたが
VARの結果ハンドが認められPK獲得。

27分、そのPKを35マルティネッリがきっちりと決めて
先制ゴール!!

そして追加点もすぐに生まれました。

31分、7サカが蹴った右CKに対して
ニアで35マルティネッリがヘッドで流したボールを
30エンケティアがヘッドで押し込みゴール!!

その後もアーセナルペースで進みました。

31分過ぎ、右サイドに開いていた8ウーデゴールからの
裏へのスルーパスで抜け出した7サカが
ポケットの位置まで侵入した所から中に折り返されましたが
ゴール前に走り込んできた35マルティネッリが触る前に
イウォビに触られてしまい押し込む事が出来ず、
そしてそのこぼれ球を35マルティネッリが
もう一度押し込もうとしましたが
それもホルゲイトにクリアーされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

39分過ぎ、35マルティネッリのアーリークロスを
ゴール前に走り込んできた30エンケティアが
ヘッドで合わせましたがベゴヴィッチのパンチングに阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

43分過ぎ、6ガブリエウからのフィードを受けた7サカが
一度30エンケティアにボールを預け
その30エンケティアからのスルーパスを受けて
DFラインの裏に抜け出しましたが
ファン・デ・ベークからのプレッシャーを受けながら放った
左脚からのシュートは枠を捉える事が出来ず。

良い形は作れているのですが
それを確実にゴールに結びつけるだけの絶対的な決定力が
この最終戦でも足りていなかったと思います。

そして前半ロスタイムにゴールを奪われてしまいました。

前半ロスタイム、イウォビからのパスを受けて
ポケットの位置に入ってきた
キャルバート=ルーウィンからの折り返しを
ゴール前に走り込んできた
ファン・デ・ベークに押し込まれてしまい失点。

この失点以外でも要所要所で
守備の甘さが出ていたと思います。

右サイドからのスローインを受けた
デレ・アリがバックヘッドで前方に送ったボールを
走り込んできたグレイに
シュートを撃たれてしまった18分過ぎの場面、
そのシュートは32ラムズデールがセーブして防ぎましたが
キャルバート・ルーウィンをマークする為に
16ホールディングがライン側まで出ていた為に
6ガブリエウが右サイドの方まで絞ってきていましたが
それに呼応して20タヴァレスが
右側にスライドしてきていなかった為に
6ガブリエウと20タヴァレスの間に
スペースを空けてしまっていた所が
そもそも大きな問題であり
同時に走り込んできていたグレイをマークしていた
34ジャカが追走せずにそのまま見送ってしまった事で
フリーでの侵入を許してしまったのも問題だったと思います。

左サイドを上がってきたイウォビのグラウンダーのクロスを
右サイドから中に入ってきたグレイに
シュートを撃たれてしまった37分過ぎの場面、
そのグレイのシュートは枠を外れて救われましたが
16ホールディングがキャルバート・ルーウィンに対して
マンマークで付いていた関係で
ニアサイドに16ホールディングと6ガブリエウが集まってしまい
その結果今度は16ホールディングと17セドリックの間に
大きなスペースが出来てしまったのは問題であり
キャルバート・ルーウィンが上手くスルーしたとは言え、
中に走り込んできたグレイに対して
17セドリックが出遅れてしまったのも問題だったと思います。

そしてこの失点の場面でも
ポケットの位置に入ってきたキャルバート・ルーウィンに対して
6ガブリエウが出遅れてしまった為に
距離を詰められなかった所から始まり、
グレイをマークしていたとは言え
その折り返しは16ホールディングの目の前を
横切って行きましたので
本来ならば速やかにクリアーに動くべきでしたが
スルーしてしまったのは大きなミスだったと思います。
そしてこの場面でも16ホールディングと17セドリックの間には
大きなスペースが出来てしまっていた為に
ファン・デ・ベークの侵入を許してしまい、
同時にそこの入ってきたファン・デ・ベークを
誰一人観ていなかったと言う失態も演じてしまいました。

全体的に前半の守備陣は
一つのユニットとして連携面が取れていなかった為に
DFラインに度々大きな穴を空けてしまうと言う
ミスを繰り返していました。
同時にボールに気を取られてばかりで
そのスペースに入ってくる選手を誰もケアしていないと言う
ミスも繰り返していましたので
ボールを支配していたからこの3つの場面位で済んでいましたが
普通の展開ならばもっと多くの決定機を作られていてもおかしくなく
この試合にしても場合によっては2−3でリードされていても
おかしくない状況だったと思います。

後半もアーセナルペースで進みました。

53分過ぎ、ボールをロストしかけた所で
粘り強くキープした20タヴァレスが
そのままドリブルで持ち込んだ所から
右脚を振り抜きましたが枠を捉えられず。
タイミング的にはもう一歩手前で
シュートを撃っていた方がチャンスはあったかもしれません。

そして次のゴールもセットプレーから生まれました。

56分、右CKの場面で7サカが送ったグラウンダーのボールを
後方から走り込んできた17セドリックが
綺麗に蹴り込みゴール。
完璧なサインプレーでした。

その後もチャンスは続きました。

57分過ぎ、ウーデゴールが送ったスルーパスで
抜け出した7サカがそのまま持ち込み
右脚でシュートしましたが
並走していたブランスウェイトブロックされてしまい?
枠を捉える事が出来ず。

43分過ぎの場面でもそうでしたが
アルテタ監督も危惧している様に
昨シーズンからユーロ2020、
そしてそのまま今シーズンに突入した7サカは
大きな休みを取る事なくプレーし続けてきましたので
明らかにフィジカルコンディションが
落ちている様に観えます。
この2つの場面でも一度は完全に抜け出しながらも
最終的に追いすがる相手選手のプレッシャーに
踏ん張り切れずにシュート体勢を崩してしまっていましたので
最近はフィジカル的にかなり苦しい状態のまま
プレーし続けているのかもしれません。
幸い大きな怪我をせずにシーズンを終える事が出来ましたが
6月の代表戦での使われ方については
確かに気を付けなければならないかもしれません。

しかしここで得たCKからの流れから追加点を奪いました。

59分、7サカが蹴った右CKを
キャルバート・ルーウィンがヘッドでクリアーしたボールを
17セドリックが収め
そこからのパスを受けた6ガブリエウが
左脚を振り抜きゴール!!

その後もチャンスは続きました。

73分過ぎ、25エルネニーのパスを受けて
中に切り込んできた7サカから
35マルティネッリに繋げられ
その35マルティネッリからのパスを
左の大外から走り込んできた23ロコンガが
右脚で合わせましたが
ニアを捉えたそのシュートは
ベゴヴィッチのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

78分過ぎ、イウォビのパスをカットした
8ウーデゴールからのパスを受けた9ラカゼットが
ゴール右上を狙ったコントロールショットを放ちましたが
残念ながら枠を捉えられず。

そして最後は8ウーデゴールが決めました。

82分、右サイドの深い位置で
ルーズボールを収めた19ペペからの
パスを受けた8ウーデゴールがゴールにパスする様に
綺麗にファーサイドに流し込みゴール!!

今シーズンのラストゴールに相応しい
おしゃれなゴールでした。

試合はこのまま5−1で勝利。

残念ながらスパーズも勝利した為に
逆転4位とはならずに
来シーズンのCL出場権を逃してしまいました。

最終的には勝ち点『69』止まりでしたが
以前に予想した様にやはり勝ち点『70』が
CL出場権を獲得出来るかどうかの分かれ道であり
結局そのあと一つの勝利を挙げる事が出来るかどうか、
その一勝をどの様にして挙げるかどうかを
考えなければならないと思います。

この試合では5ゴール奪ったとは言え
結局流れからゴールを奪えたのは
最後の8ウーデゴールのゴールだけでした。
勿論、セットプレー絡みからゴールを奪えると言う所は
長いシーズンを考えれば非常に重要な要素ですが
その一方で更に上位を目指す為には
相手を完全に崩してねじ伏せる様にゴールを奪って
強さを証明する必要があり
今シーズンの様な良い仕掛けで崩しても
それを高確率でゴールに結び付ける事が出来ないと言う
決定力不足の問題を改善する事が出来るかどうかが
来シーズンの向けて非常に重要なポイントになると思います。

同時に前半の様に簡単に崩されてしまっていては
勝てる試合を取りこぼしてしまう事も増えると思いますので
いま一度守備組織の整備を徹底する必要もあると思います。

この最終戦の大勝よりも
浮き彫りになった問題点の改善に着手し
来シーズンこそはCLの出場権を
掴み取って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!

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追伸、今シーズンもお付き合いしていただき
ありがとうございました。

今シーズンは開幕3連敗と言う
最悪のスタートで始まった事を考えれば
最終節までCL出場権を争う事が出来るとは
正直思ってもいませんでした。

そしてその後も絶好調の時期もあれば
急激に調子を崩して連敗する時期もあり
浮き沈みが激しいシーズンでしたが
それでもPLで最も若いチームは
大きく成長したシーズンだったと思います。

来シーズンに向けて
この若い選手たちを中心としたチームが
どの様に成長していくのか?
アルテタ監督がどの様に導いていくのか?
そしてこの夏はどの様な新しい選手が加わるのか?
今から楽しみです。

残念ながら今シーズンは悔しい思いをしましたが
来シーズンが終わる頃には
最高の喜びを一緒に感じたいですね。


では、また。


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:5G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G7A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:7G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:1G1A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G2A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:5G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:6G6A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜サイドアタッカー〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜サイドアタッカー〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜サイドアタッカー〜〜〜

コーディ・ガクポ(23歳):左WG
Cody Gakpo
PSVアイントホーフェン
1999年5月7日生
187cm 76kg
オランダ代表
移籍金 4200万


ラヒーム・スターリング(27歳):左右WG、CF
Raheem Sterling
マンチェスター・シティ
1994年12月8日生
170cm 65kg
イングランド代表
移籍金


パウロ・ディバラ(28歳):セカンドトップ、右WG
Paulo Dybala
ユベントス
1993年11月15日生
177cm 73kg
アルゼンチン代表
移籍金 フリー


ムサ・ディアビ(23歳):左WG、右WG
Moussa Diaby
レヴァークーゼン
1999年7月7日生
170cm 67kg
フランス代表
移籍金:£6400万


セルジュ・グナブリー(27歳):右WG
Serge Gnabry
バイエルン・ミュンヘン
1995年7月14日生
176cm 77kg
移籍金


マルキーニョス(19歳):右WG、左WG
Marquinhos
サンパウロ
2003年4月7日生
175cm
ブラジル
移籍金:£300万


(年齢は2021年9月1日現在)


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以前からよく名前が挙がっていたのが
PSVのガクポです。

右利きの逆脚の左WGで
長身を活かしてストライドの大きい
スピードに乗ったドリブルと
細かなステップでスペースのない所でも切り込んでいける
ドリブルの両方を保持している特異な選手で
同時に状況判断能力も高く
冷静に決定的なラストパスを出すスキルとビジョンも持っている
次代のオランダ代表の主力候補です。

今シーズンのエールディヴィジでは12ゴール13アシストと
チャンスメイクだけではなくゴールも奪える
ウイングストライカーとして評価を高めた事で
多くのビッグクラブがその動向を注視している様ですが
まだ£4000万レベルで取引可能と言われており
本人もこの夏はステップアップする時期だと捉えている様です。

同時に最近よく名前が挙がっているのが
シティのスターリングです。

今シーズンもPL13ゴール5アシストと
それなりの結果を出していますが
2シーズン前に20ゴール挙げたシーズンと
比較される為なのか
それとも定期的に起用されない試合がある為なのか
シティからは移籍を容認している様な話が聴かれます。

確かにスターリングを獲得出来れば
右に7サカ、左にスターリングと言う
イングランド代表のレギュラークラスの
両サイドアタッカーが揃いますので非常に魅力的な話ですが
本当に移籍する可能性があるのかどうかは
個人的には疑問を感じています。

スターリングにとっては
その20ゴール奪ったシーズンが異常なだけで
10数ゴール位の数字が本来の活躍の数字であり
定期的に控えに回るのは元々グアルディオラは
積極的にローテーションを行う監督であり
それを可能にするだけの豪華で分厚い選手層を
擁しているだけだと思います。
よってスターリングはアンタッチャブルな存在ではないにせよ
ジェズスとは異なりチーム内の序列が
今後急落する様な状況ではない様に感じますので
何かの理由でスターリングが
強く移籍を望まない限りは引き抜くのは難しい様に感じます。

同じくユベントスを契約満了で退団するディバラも
噂に挙がる一人です。

ディバラは一度は契約延長がまとまりかけた様ですが
その後新たに減俸が提示された為に契約延長交渉は決裂し
この夏にユベントスを退団しました。
それによりフリーで獲得出来る為に
多くのビッグクラブが獲得に動いていますが
その行き先は財政的に優位なPLへの移籍が有力と言われており
当然その中にはアーセナルも入っています。

しかしディバラはサイドでもプレー可能ですが
最も活きるのはセカンドトップのポジションですので
現在アーセナルがメインで使っている
4ー3ー3のシステムで
ディバラの能力を最大限引き出せるかどうかは疑問です。
4−2−3ー1ならばトップ下に
ディバラを組み込む事が出来ますが
そうなりますと8ウーデゴールのポジションがなくなりますので
システムを変更を行ってまで
ディバラの獲得に動くかどうかには疑問を感じます。

今シーズンブンデスリーガでブレイクした
レヴァークーゼンのディアビも
この夏にステップアップすると思われるタレントで
多くのビッグクラブが獲得に動いていると言われています。

パリSGの下部組織出身のディアビは
2019年夏にレヴァークーゼンに完全移籍し
最初のシーズンから徐々にポジションを掴んで行き
昨シーズンはブンデスリーガで4ゴール12アシスト挙げ
存在感を高めました。
そして今シーズンはブンデスリーガで
ここまで13ゴール12アシスト挙げた様に
ゴールも奪える様になった事で
フランス代表でもデビューを果たし
一気にブレイクした印象です。

ディアビの特徴はスピードに乗ったドリブルで
一度スピードに乗ってしまえば
追い縋るのが難しい程の抜群のスピードを備えています。
同時に柔軟で正確な足下のタッチで
スペースのない所でも切り込んでいける
ドリブル技術とキープ力も魅力で
そこから送られる正確なクロスと共に
相手の急所を突く様なスルーパスやラストパスの
アイデアと精度が上がった事が
アシスト数は増加に繋がっていると思います。
そして左利きですが右脚からもクロスやシュートを
撃つ事が出来る事もあり
以前は左サイドが主戦場でしたが
最近は右サイドで逆脚のウインガーとしても
大きな存在感を示しており
そこに今シーズンは決定力が加わった事で
1ランク上のウイングストライカーに
成長したと言えます。

その様な技術面も魅力ですが
個人的に最も魅力を感じているのが
常に動き続けている所です。
高速ドリブルで仕掛けた後も止まる事なく、
パスを出した後も止まる事なく、
ゴールを目指して動き続けて動き続き
それがボールを持っている時と同じ
ハイスピード・ハイテンポで動き続けている所は
ある種の特殊能力だと思います。
そしてそのハイスピード・ハイテンポで動きながら
しっかりとボールに絡み続け
その上でしっかりと結果を出していますので
ブンデスリーガよりもハイテンポで試合が展開する
PLにもすぐに適応出来る可能性がある様に感じます。

唯一気になる所が若干ボールを持ち過ぎる所です。
そう簡単にボールを奪われる事がない為に
ボールを持ちすぎてしまう場面があり
レヴァークーゼンでは仕掛けのエースですので
周囲がディアビに合わせてくれますが
移籍先のクラブによっては
その持ち過ぎる傾向が合わない場面も出てくるかもしれません。

どちらにせよこれからワールドクラスに
成長する可能性を秘めているタレントだと思いますので
獲得出来れば大きな戦力になると思われます。

しかしそのディアビを獲得する為には
£7400万クラスの移籍金が必要と言われており
この夏にそれだけの投資を
サイドアタッカーに出来るかどうかには
少なからず疑問を感じます。

そして個人的に夢なのが
グナブリーの帰還です。

グナブリーは2023年夏までになっている
現在の契約の延長交渉が進んでおらず
場合によってはこの夏にバイエルンを離れる可能性が
挙がってきています。

そのグナブリーは自分のSNSに
アーセナルのシャツを纏った姿で度々登場している様に
今もアーセナル愛が変わっていない事を匂わせ続けていますので
条件面がクリアー出来れば
可能性がない訳ではない様に感じています。

その一方でバイエルンが提示した
€1700万と言われる年俸の
新規契約のオファーを蹴ったと言われていますので
グナブリーを獲得する為には
最低でも£27万以上の週給の提示が
必要になると思われます。

しかし昨今のアーセナルは高額年俸の選手を
次々に退団させている様に
給与面のコスト管理を徹底している印象ですので
給与バランスが崩れる様な投資をする様には
残念ながら考えられません。
よってもし本当にグナブリーが帰還するにしても
契約満了でフリーで獲得出来る様な状況以外は
考えにくいかもしれません。

その一方でサンパウロのマルキーニョスを
£300万で獲得が決まりそうだとの報道が流れています。

左利きの逆脚の右サイドアタッカーで
左サイドでもプレー可能な19歳の新鋭です。

2021年夏にファーストチームデビューを飾ったばかりですので
サンパウロではレギュラーという訳ではなく
基本的にはサブが中心の選手ですが
エドゥのレーダーに引っかかったのならば
期待出来るかもしれません。

ダイジェスト映像を観る限りではスピードがあり
柔軟なボールタッチでボールを自在に操る
ブラジル人らしいアタッカーという印象で
特にカットインした所からゴールを狙う
左脚の精度が高い所が
最大の武器の様に感じます。

一方でPLに比べブラジルリーグの試合は
明らかにテンポが遅く
スペースと時間に余裕がある状況で
プレーしている状況ですので
現在よりもテンポが速くスペースが限られてしまうPLで
すぐに順応出来るかどうかには
不透明な部分があると思います。

よって獲得したとしても即戦力と言う立ち位置ではなく
先行投資という立ち位置の獲得になると思いますので
サイドアタッカーの戦力を拡充する補強には
ならないかもしれません。

現実的にスターリングやディバラの獲得は
かなり困難なミッションという事を考えますと
PSVのガクポやレヴァークーゼンのディアビが
メインターゲットになると思います。

どちらもゴールが奪えチャンスメイクも出来る
現代的なサイドアタッカーで
得点力不足に苦しむ現在のアーセナルが
求めている人材だと思いますので
どちらか一方でも獲得出来れば
非常に大きな補強になると思われます。

しかしこの夏はストライカーとCMF・DMFに
投資を集中させなければならない事情を考えますと
ディアビは勿論、ガクポへの投資も
難しいかもしれません。


・・・つづく。


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2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜CMF・DMF〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜CMF・DMF〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CMF・DMF〜〜〜

ユーリ・ティーレマンス(25歳): CMF
Youri Tielemans
レスター・シティ
1997年5月7日生
176cm 72kg
ベルギー代表
移籍金 £4000万


ルベン・ネヴェス(25歳):CMF・DMF
Rúben Neves
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
1997年3月13日生
180cm 80kg
ポルトガル代表
移籍金 £7000万


ドウグラス・ルイス(24歳):CMF
Douglas Luiz
アストン・ヴィラ
1998年5月9日生
178cm 66kg
ブラジル代表
移籍金 £3200万


オーレリアン・チュアメニ(22歳):DMF・CMF
Aurelién Tchouaméni
モナコ
2000年1月27日生
187cm 81kg
フランス代表
移籍金 £6800万


デクラン・ライス(23歳): DMF
Declan Rice
ウエスト・ハム
1999年1月4日生
188cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £1億5000万


(年齢は2022年9月1日現在)

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この夏の2つ目の最重要補強ポイントがCMF・DMFです

その中で獲得候補のポールポジションに立っているのが
レスターのティーレマンスとウルヴスのネヴェスです。

ティーレマンスは中盤の底で
攻守の両面に存在感を示す選手ですが
今シーズンも6ゴール奪った様に
組み立て段階だけに限らず
よりゴールに近い場所でも存在感を発揮する
攻撃的MFの面も持ち合わせていると思います。

一方でネヴェスはティーレマンスと同様に
中盤の底でゲームを作る司令塔としてと共に
ウルヴスではモウチーニョと組む事が多い様に
より守備のタスクを担う場面が多く
そう言う意味ではアンカーとしても振る舞える
CMFだと思います。

個人的には5トーマスが欠場した時に
アンカーとしてプレーする事も出来るタイプのCMFを
補強して欲しいと考えていますので
ティーレマンスよりもネヴェスの方が好みですが、
一方で5トーマスが健在ならば
組み立てから仕掛けまで幅広く貢献出来る
ティーレマンスの方が活きると思いますので
どの部分を重視するかによって
ターゲットは代わってくると思います。

同時に2024年夏まで契約が残っていると言われている
ネヴェスを獲得するには
ウルヴスは£7000万クラスの移籍金を
要求すると言われていますが
残りの契約が1年になるティーレマンスは
契約延長交渉を拒否している為に
レスターはこの夏に売却せざる得ないと言われており
その為£4000万程度の移籍金で
獲得可能と言われている分、
獲得のハードルはネヴェスよりは低いと思われます。

実際、既にアーセナルが獲得に動いていると言われていますので
この夏のこのポジションのメインターゲットは
ティーレマンスだと思われます。

冬の段階で名前が挙がっていた
ドウグラス・ルイスは
最近は名前が挙がらなくなっていますので
補強候補から外れたのかもしれませんが
反対に最近個人的に気になっているのが
モナコのチュアメニです。

今シーズンフランス代表デビューを果たした新たな逸材は
非常に高いフィジカル能力を活かした
強度の高いディフェンスと
広範囲をカバーする機動力が売りのDMFで
もう少し攻撃面でも貢献出来る様になれば
ビエラの様なタレントになる可能性も
秘めている様に感じます。

一方で多くのビッグクラブから注目されている様に
獲得する為には£6800万レベルの移籍金が必要とされており
かなりハードルが高いタレントだと思います。

仮に誰でも獲得可能と言うのならば
ウエスト・ハムのデクラン・ライスが
一番理想的なタレントだと個人的には思います。

中盤の底を広く激しくカバー出来る守備力と
組み立てから仕掛けまで貢献出来る攻撃力を兼ね備えていますので
ダブルボランチの一角としては勿論、
アンカーとしても起用でき
アーセナルの中盤をもう1ランク上げる事が出来る
タレントだと思います。

しかし現実的には£1億5000万と言われる移籍金を
アーセナルが出せるはずがありませんので
ライスの獲得は夢物語だと思います。

そして最後に残る問題が来シーズンのCL出場権です。

プレースタイル面と移籍金の面の両面を考えますと
既に交渉に動いていると言われている
ティーレマンスが理想的なターゲットだと思われますが
来シーズンのCL出場権を逃した場合に
どの様な展開になるのか
不透明な部分が残されています。

レスターもウルヴスも
来シーズンはCLもELも出場権がありませんので
仮にアーセナルが来シーズンのCL出場権を逃したとしても
ステップアップの移籍先として
選んでくれる可能性はあると思いますが
一方でCL出場権を持っている
他のクラブから声を掛けられた場合には
そちらのクラブを選択する可能性も十分にあると思います。

そう言う意味では仮に来シーズンのCL出場権を逃した場合には
高額投資を行ってでも確実に獲得出来る選手を
メインターゲットにする必要があるかもしれません。


・・・つづく。


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コンスタンティノス・マヴロパノス、シュツットガルトへ完全移籍。 [移籍情報]

コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)の
シュツットガルトへの完全移籍が発表されました。

Arsenal 1.jpg2シーズン連続シュツットガルトへローン移籍していた
マヴロパノスはローン移籍に付帯していた
買取オプションが行使されて
シュツットガルトへ完全移籍する事になりました。


移籍金:£300万(推定)


アーセナル通算

PL 6試合先発+1試合途中出場
EL 1試合先発

公式戦通算 7試合先発+1試合途中出場


アルテタ監督が就任してからも
結局一度もチームに合流しなかった事からも
当初から構想外だったのかもしれませんが
ローン先のシュツットガルトでは
レギュラーCBとしてしっかりと結果を出し
チームのブンデスリーガ残留に貢献していました。

残念ながらアルテタ監督の目指すスタイルの
CBではなかったと思いますが
ミスリンタートの元で活躍の場を見付ける事が出来たのは
良かったと思います。

PASヤニナから獲得した時の
£180万と言われる移籍金も回収する事が出来ましたので
マヴロパノスにとってもシュツットガルトにとっても
そしてアーセナルにとっても
win-winの取引だと思われます。


C'mon Arsenal !!


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IN




OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)


(年齢は9/1時点)


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2022/23シーズンNEW HOME KIT [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンのHOME KITが発表されました。

Arsenal_22-23_Home_Authentic_Jersey_Red_H35904_01_laydown.jpg


これまでの慣例通り最終戦に合わせて
来シーズンのHOME KITが発表されました。

この新しいHOME KITは
これまでにリークされていた画像通りのデザインで
胴体部分が赤で袖の部分が白の
スタンダードなデザインになりました。
唯一個性を出そうとしているのが襟のデザインで
その襟に稲妻模様を施している所が
このシャツのポイントの様です。

このデザインは今シーズンのアディダスのシャツの
統一デザインの様で
クラブによって異なる模様が襟に入る所で
差別化を図っている様ですが
ここ最近のアディダスのシャツは
本当に個性がなくなってつまらないデザインと思うのは
私だけでしょうか?

個人的には襟付きのシャツは優等生感を感じてしまい
好みではありません。
泥だらけになりながら荒々しく戦うと言うのが
PLのクラブのイメージですので
襟なしのスポーティーなシャツの方が
個人的には好みです。

まぁ、気をてらい過ぎるデザインもどうかと思いますので
スタンダードなカラーリングのデザインは好きですが
それを差し引いたとしても
ワクワク感を感じないデザインだったのは
ちょっと残念です。


C'mon Arsenal !!


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PL37:Newcastle United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Newcastle United 2−0 ARSENAL
2022年5月16日(月)Premier League, St James' Park

Goal
 (55)4White(og)
 (85)Guimaraes


32Ramsdale

18Tomiyasu  4White  6Gabriel  20Tavares

25Elneny  34Xhaka

 7Saka    8Ødegaard   10Smith Rowe

30Nketiah


(39)18Tomiyasu>>>17Cedric
(53)10Smith Rowe>>>35Martinelli
(62)20Tavares>>>9Lacazette
(73)6Gabriel>>>19Pépé


Substitutes
 1Leno
 69Swanson
 23Lokonga
 65Oulad M'Hand
 87Patino


Arsenal 1.jpg完敗です。

この連敗でトップ4から陥落してしまい
自力での来シーズンのCL出場権獲得の可能性は
消えてしまいました。

先発は怪我明けの4ホワイトと
スパーズ戦でハムストリングを痛めた
6ガブリエウを先発から起用し
右SBに18冨安、左SBに20タヴァレスの
DFラインが組まれました。
それ以外は35マルティネッリに代わって
10スミス・ロウを左サイドで起用した以外は
同じメンバーが先発しましたが
中盤は3センターではなく
25エルネニーと34ジャカの
ダブルボランチが組まれました。

4ホワイトと6ガブリエウが
この試合に間に合うかどうかは
実際、6ガブリエウを73分で下げた様に
万全の状態にまで回復して
この試合に出てきた訳ではないかもしれません。

しかし、この試合を落としてしまったら
来シーズンのCL出場権争いで
窮地に陥ってしまうのは言うまでもなく
リスクを承知で起用した可能性があると思いますが
そのギャンブルに応える様な
結果が得られなかったのは残念でした。

試合は終始ニューカッスルペースでした。

11月にエディ・ハウが監督に就任してから
約半年経ちましたが
ニューカッスルは完全に様変わりしていました。

戦術はシンプルですが非常に効果的でした。

ハイプレスでボールを回収した後に
手数を掛けずにDFラインの裏にパスを送って
スピードとパワーのあるサン・マクシマンとウィルソンと
パワーはありませんがテクニックと敏捷性のあるアルミロンを走らせ
DFラインに対して執拗にプレッシャーをかけ続けてきました。
そしてこの冬に加入したギマラエスが
要所要所で急所を突く様な楔のパスやスルーパスを送る事で
アーセナルの守備陣は後手に回る場面が非常に多かったと思います。

結局サン・マクシマンに対応する為に
フルスプリントで下がりながら対応を強いられた
18冨安が前半終了を待たずに
右ハムストリングを負傷してしまい
17セドリックに代わった時点で
もしかしたらこの試合の行方は
決まってしまっていたのかもしれません。

実際、2つの失点はその右サイドを破られた為に
奪われてしまいました。

55分、右サイドの自陣にまで下がったライン側でパスを受けた
サン・マクシマンから
その前方に空いたスペースに向かって
走り込んできたジョエリントンへパスが送られ
そこから入れられた鋭いクロスを
下がりながら対応した4ホワイトがクリアーしきれずに
足に当てたボールはそのままゴールに吸い込まれ
オウンゴール、、、、。

まずセンターラインまで下がったサン・マクシマンに対して
センターラインを超えて17セドリックが対応しましたが
距離を詰められずに中途半端な距離感で対峙した時に
恐怖を感じたのは私だけではなかったと思います。

この様な状況になってしまうと
サン・マクシマンが自ら仕掛けても
この場面の様に17セドリックの背後のスペースに
パスを出されても
圧倒的に不利な状況に陥りますので
この様な状況は決して作られてはならない
状況だったと思います。

しかしこの場面は
左サイドのスローインからのリスタートでしたので
中盤の選手が全体的に左に寄っていた為に
右サイドをカバーするのが
17セドリック一人しか残っていませんでした。

その様に右サイドがスカスカだったのならば
本当ならばある程度距離をとってディレイさせて
自分の背後のスペース等に対して
誰かがカバー出来る体制が整うまで
待つべきだったと思いますが
17セドリックは無謀にも一人で前に出て行ってしまい
結果として何も出来ずに
あっさりと右サイドを破られてしまったのは
大きなミスだったと思います。

そしてもう一つ決定的だったのは
ジョエリントンに付いていた25エルネニーが
途中で少しスピードを緩めてしまった所です。

そこで一瞬スピードを緩めた為に
その後トップスピードに入ったジョエリントンに
25エルネニーは追いつく事は出来ず
そのまま振り切られてしまいました。

初動を誤った17セドリックと
スピード不足と共に
自分よリスピードのある相手に対する
対処の方法を誤った25エルネニー、
この大きな2つのミスが失点を導いてしまいました。

85分、ジョエリントンのパスを受けて
右サイドをオーバーラップしてきた
ターゲットの折り返しをウィルソンが落として
ギマラエスにミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは4ホワイトが体を張ってブロックしましたが
34ジャカの中途半端なクリアーボールを
収められてしまったロングスタッフが送った
チップキックの裏へのパスで
ウィルソンに抜け出されてしまい
シュートを撃たれてしまいました。
その至近距離からのシュートも
32ラムズデールが防ぎましたが
そのこぼれ球をギマラエスに決められてしまい失点。

右サイドに侵入してきたターゲットに対して
19ペペと17セドリックのダブルチームで対応しながら
いとも簡単に中に折り返され、
34ジャカの中途半端なクリアーボールを
収めに行った8ウーデゴールは
あっさりと競り負けてしまい、
ロングスタッフにボールを奪われ、
そしてそのロングスタッフが裏へパスを送った時に
17セドリックはラインを上げずに残ってしまう。

幾ら4ホワイトが体を張ってゴールを守り、
32ラムズデールがスーパーセーブを観せても
これだけミスが続けば守り切る事は不可能だと思います。

18冨安が最後まで残っていたら
もしかしたら踏ん張りきれた可能性は
ゼロではないかもしれませんが
それを差し引いたとしても
全体的に選手から覇気が感じられなかったのは
非常に残念です。

ニューカッスルのスタイルはシンプルですが
それを可能にしていたのは
チームが一体になってよく走り
そしてデュエルの局面では
激しく競り合っていたからだと思います。

それに対してこの日のアーセナルは
全ての局面で走り負け、競り負けていましたので
残念ながらこれでは勝負になりません。

来シーズンのCL出場権がかかった
重要な試合のプレッシャーに
押し潰されてしまったのかもしれませんが
34ジャカがコメントしていた様に
そのプレッシャーに勝てない様ならば
これまで以上に厳しい試合が待っている
CLに出る資格はないと言うのは強く同意します。

確かにまだ若いチームであり
今シーズンも目まぐるしく状況が変わる中で
若い選手たちはよく戦ってきたと思います。
それでもここがゴールではない筈です。
更なる高みを目指さなければなりませんし
更なる高みを目指すのならば
一人一人がもっと強くならなければなりません。

最終節に奇跡が起こる可能性はまだ残っています。

その奇跡を信じて。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:4G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G6A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:4G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G5A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A

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2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜ストライカー〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜ストライカー〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜ストライカー〜〜〜


ガブリエル・ジェズス(25歳):CF、右サイドアタッカー
Gabriel Jesus
マンチェスター・シティ
1997年4月3日生
175cm 75kg
ブライル代表
移籍金 £4250万〜5000万


ジョナサン・デイヴィッド(22歳):CF
Jonathan David
LOSCリール
2000年1月14日生
177cm 77kg
カナダ代表
移籍金 £3750万


ダルウィン・ヌニェス(23歳):CF
Darwin Núñez
SLベンフィカ
1999年6月24日生
187cm 78kg
ウルグアイ代表
移籍金 £6000万〜6850万


ヴィクター・オシムヘン(23歳):CF
Victor Osimhen
SSCナポリ
1998年12月29日生
185cm 77kg
ナイジェリア代表
移籍金 £8000万


タミー・エイブラハム(24歳):CF
Tammy Abraham
ASローマ
1997年10月2日生
191cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £6800万


アレクサンデル・イサク(22歳): CF
Alexander Isak
レアル・ソシエダ
1999年9月21日生
190cm 79kg
スウェーデン代表
移籍金 £7500万(€9000万)バイアウト条項


ドミニク・キャルバート=ルーウィン(25歳):CF
Dominic Calvert-Lewin
エヴァートン
1997年3月16日生
187cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £6000万


ウーゴ・エキティケ(19歳):CF
Hugo Ekitike
スタッド・ランス
2002年1月20日生
190cm 75kg
フランスU-21
移籍金 £3400万


マーカス・ラッシュフォード(24歳):CF、左サイドアタッカー
Marcus Rashford
マンチェスター・ユナイテッド
1997年10月31日生
186cm 70kg
イングランド代表
移籍金 £6000万


(年齢は2022年9/1現在)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここ2シーズン得点力不足に悩まされ
同時にこの夏に9ラカゼットと30エンケティアの
契約が切れるストライカーは
この夏に絶対に補強しなければならないポジションです。

その為、昨冬の移籍期間から
数多くの選手の名前が挙がってきていますが
ここにきて最も現実的な名前として挙がっているのが
マンチェスター・シティの
ガブリエル・ジェズスです。

この夏にシティはドルトムントからハーランドを獲得すると共に、
冬の段階でリーベル・プレートから
アルゼンチン代表のジュリアン・アルバレスの獲得も決めている為に
ジェズスの出場機会は
今まで以上に限られたものになると言われており
同時に現行契約が2023年夏までとなっている関係で
シティに契約延長の意思がなければ
この夏にシティを離れる可能性が高いと言われています。

アグエロの後継者と言われていながら
シティでは完全に開花する事が出来ていませんが
ジェズスは元々オフ・ザ・ボールの質が非常に高く
周囲を使うポストプレーも上手い万能型のストライカーで
そして何よりも決定力も高い所は
現在のアルテタ監督の戦術にフィットすると共に
得点力不足を解消する可能性を秘めていると思います。

又、キレのあるドリブルも備えているのと共に
ここ最近のシティが
ゼロトップを使う事が多かった戦術上の理由もあり
CFではなく右サイドで起用される場面も多い様ですので
場合によっては19ペペに代わって
7サカをバックアップする補強にもなり得ますので
非常に魅力的な選手だと思います。

実際、既にエドゥがジェズスの代理人と
接触していると言う話が出ていますので
アーセナルのメインターゲットだと思われますが
問題は契約が残り一年になっているとは言え
今後PLの覇権を争う事になる
ライバルクラブに安価で放出するとは考えられず
移籍金がどの位になるかがポイントだと思われます。

次によく名前が挙がるのが
リールのジョナサン・デイヴィッドと
ベンフィカのダルウィン・ヌニェスです。

年齢が22歳、23歳と
どちらも売り出し中の若いストライカーで
20代前半の選手を中心にチームを構成している
現在のアーセナルの方針に合致している選手だと思います。

デイヴィッドは非常にスピードがあり
上背はありませんがボディーバランスが良い印象で
両足遜色なくシュートを撃つ事が出来る所が
強みの一つだと思います。

一方でリールに加入した20/21シーズンは13ゴール、
今シーズンもここまで13ゴールと
PLよりはレベルが落ちると思われるリーグ1でも
点取屋として誰もが認める結果を残している訳では無く
今シーズンのCLラウンド16で対戦したチェルシー戦でも
そのチェルシーのDF陣に抑え込まれていましたので
この夏に求めている
『得点力不足を解消するストライカー』としては
十分な力を持っていない様に個人的には感じますし
それならば30エンケティアで良いのでは?
と感じてしまいます。

一方のベンフィカのヌニェスは
ポルトガルリーグで得点王争いを独走し
CLでもバルセロナ、バイエルン、リバプール等の
ベンフィカよりも格上のチームから
ゴールを奪っている様に
点取屋としての力を開花しようとしています。

上背がありフィジカル的な強さと共に
スピードも兼ね備えたストライカーで
強引にでもゴールを目指す所は
いかにもウルグアイ人ストライカーという感じで
カバーニの系譜を継いでいると思います。

一方でドリブルやパス、ポストプレー等の
フィニッシュ以外のプレーは雑で
シュートに繋がる動きも荒削りと言う印象を受けます。

言い換えればまだ完成したストライカーではなく
これからもまだ伸び代があるとも言えますが
一方でこの雑で荒削りの部分が
アーセナルのスタイルに適応出来るかどうかには
少なからず不安を感じる部分があり
これらの問題が解消出来なければ
ワールドクラスのストライカーにまでは
成長出来ない可能性もあるかもしれません。

そして何よりも商売上手のベンフィカは
£6000万以上の移籍金を要求していると言われており
今シーズンの活躍から多くのビッグクラブが
獲得に動いている為に
今後更に移籍金が高騰する可能性がある所が
一番の障壁かもしれません。

セリエAからはナポリのヴィクター・オシムヘンと
ローマのタミー・エイブラハムの名前も良く挙がります。

2021年夏にリールから移籍したオシムヘンは
スピードとフィジカル能力に優れたストライカーで
移籍後は怪我等もありフル稼働出来ていませんので
それほどゴール数は伸びていませんが
本来ならばもっと評価されていてもおかしくない
ポテンシャルを持ったストラカーだと思います。

一方のエイブラハムは
チェルシー時代の19/20シーズンに
PL15ゴール挙げてプチブレイクを果たしましたが
その後停滞していた為に
昨夏に新天地を求めてローマへ移籍しました。
そのローマではセリエAで15ゴール、
公式戦合計25ゴール奪って
ローマのエースとして評価を再び上げたと思います。
そしてチェルシーの下部組織出身だけに
PLへの適応問題がない所も魅力的だと思います。

一方で選手を決して安売りする事がない事で有名なナポリは
オシムヘンの移籍金を£8000万に設定していると言われており
エイブラハムに関しても
昨夏チェルシーから移籍した時の契約には
£6800万の買い戻し条項が付帯していると言われている為に
獲得するには最低でも
その£6800万以上の移籍金が必要と言われていますので
現時点での選手の格に対して
移籍金が高額過ぎる所は大きな問題だと思います。

昨冬に名前が挙がっていたレアル・ソシエダのイサクや
エヴァートンのキャルバート=ルーウィンは
かなりトーンダウンした様に感じます。

実際、イサクはラ・リーガで5ゴール
キャルバート=ルーウィンは
怪我等もありPLで3ゴールに留まっており
得点力不足を解消するストライカーとしては不足感が否めず
既にターゲットから外れた可能性があるかもしれません。

仮に2人目のストライカーが必要になる場合には
より安価な移籍金で獲得出来る選手の獲得が必要になりますが
決して安価とは言えませんが
前記のストライカーに比べて若くて安価な選手として
名前が挙がっているのが
スタッド・ランスのウーゴ・エキティケです。

エキティケは190cmと長身で
長いストライドを活かしたスプリント能力があり
同時にボールタッチが柔軟で
ポストプレーもしっかりとこなす事の出来る
フランスU-21代表のストライカーです。

本格的にランスのファーストチームにデビューしたのは
今シーズンからですが
リーグ1で22試合出場し9ゴール3アシストと
まずまずの結果を残しており
その将来性から多くのビッグクラブが
動向を追っていると言われています。

今すぐに得点力不足を解消するとは言えませんが
将来性を考えて獲得するのも手だと思いますが
2001年生まれのの26バロガン、
2003年生まれの58ミカ・ビエレスと77カヨン・エドワーズ等の
下部組織出身の有望なストライカー達と同年代のストライカーであり
その辺りとの兼ね合いを考えなければならないと思います。

それ以外にはマンチェスター・ユナイテッドで
居場所を失いつつあるマーカス・ラッシュフォードが
この夏に移籍する可能性があると言われており
その移籍先が注目されています。

一時期はエムバペ等と共にメッシ&ロナウド時代の
次の主役の一人と目されていましたが
ここ最近は停滞していてその評価は急落しています。

確かに以前の様な輝きを取り戻せるのならば
ユナイテッドが値札を付けている
£6000万の移籍金で獲得するのもありだと思いますが
今シーズンのプレーぶりを観る限りでは
かなりリスキーだと思います。

現状として近々オファーする準備をしていると言われている
ジェズスが本命と言うのは間違いないと思いますので
この夏にジェズスを獲得する事が出来れば
100点に近い補強になると思われます。

その一方で来シーズンのCL出場権を
逃す様な事があった場合には
ジェズスはアーセナルへの移籍を
拒む可能性もあると思いますので
その時にどの様なプランが残っているのかは
非常に心配です。

来シーズンのCLへの出場が決まっている
ナポリのオシムヘンやベンフィカのヌニェスが
CL出場権持っていないアーセナルを
移籍先に選ぶとは考えられませんので
PLへの適応問題がないローマのエイブラハム辺りが
現実的なターゲットになるかもしれませんし
イサクやキャルバート=ルーウィンが
再び獲得リストに戻ってくるかもしれません。

それでもこの冬に取り逃した
ヴラホヴィッチの獲得にユベントスが要した移籍金と
同じレベルの移籍金を投資して獲得せざるを得ず
コスト・パフォーマンス的に
かなりマイナス決算になる可能性は否めません。

そう考えますともっと安価な
若くて才能のあるストライカーで手を打ち
更に数シーズンかけて
チームの再建に努める事も
考える必要があるかもしれません。


・・・つづく。


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PL22:Tottenham Hotspur vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Tottenham Hotspur 3−0 ARSENAL
2022年5月12日(木)Premier League, Tottenham Hotspur Stadium

Goal
 (22)Kane(pk)
 (37)Kane
 (47)Son

Sent off 
 (33)16Holding


32Ramsdale

17Cedric  16Holding  6Gabriel  18Tomiyasu

25Elneny

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka                35Martinelli

30Nketiah


(63)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(73)30Nketiah>>>9Lacazette
(76)6Gabriel>>>20Tavares


Substitutes
 1Leno
 69Swanson
 4White
 23Lokonga
 87Patino
 19Pépé


Arsenal 1.jpg勝てば6シーズンぶりのCL出場が決まる
非常に大事なノーズロンドン・ダービーでしたが
退場者を出してしまった事もあり
CL出場が決まるのは
残りの2試合に持ち越しになりました。

先発は前試合のリーズ戦と同じ
4−3−3が組まれましたが
結果からすると
ソンを抑える為に18冨安を
従来の右SBで起用しなかったのは
失敗だったと言わざる得ないと思います。

この試合のDFラインは
左SBに入った18冨安とクルセフスキーが対峙し
6ガブリエウとケインが対峙し
16ホールディングとソンが対峙する
3つのマッチアップが存在していました。
勿論、ソンに対しては16ホールディングだけではなく
17セドリックが対応する場面もありましたが
主に対峙する事が多かったのは
16ホールディングだったと思います。

その16ホールディングとソンは
試合開始からかなり激しくやり合っており
ファールだけではなく
どさくさに紛れて16ホールディングが
ソンの脇腹に蹴りを入れたり、
ソンが16ホールディングの顔面に肘を入れたり
そのソンを16ホールディングが一回転させて退けたり
プレー以外の部分でも激しくやり合っていました。

しかし基本的に16ホールディングは
ソンを止めるのに苦慮しており
シンプルにプレーで止められない時には
激しい対応で止めざる得なくなる場面が
何度もあったと思います。
その結果ファールで止める場面が続いてしまった事で
ファールの累積で警告を受けてしまい
そしてその直後の32分過ぎの場面では
ダイアーがDFラインの裏のスペースに出したパスに呼応して
裏に抜けようとしたソンの進路を
16ホールディングが塞いだ時に
16ホールディングの肘がソンの顔面を捉えたとして
2枚目のイエローが提示され、
退場処分を受けてしまいました。

確かに接触した時にソンの顔面に強く接触していますが
それが16ホールディングの肘なのか
ショルダーチャージだったのかは議論の余地があると思います。
なぜならば189cmのホールディングの
腕を下げた状態の肘が
183cmのソンの顔面を捉えると言うのは
少なからず無理がある話であり
低い姿勢で突っ込んできたソンの
策に嵌ってしまった可能性もあると思います。

とは言え、16ホールディングは
肩から腕に掛けて張って
ソンを弾き飛ばそうとする意思があったのは確かであり
仮に1枚イエローを提示されていなければ
逃れる事が出来たかもしれませんが
警告を受けた直後に激しい接触をしてしまえば
警告を無視した形になってしまいますので
2枚目のイエローが提示されて
退場処分を受けても言い逃れは出来ないと思いますし
既に警告を受けている者としては
浅はかな対応だったと言わざる得ないと思います。

それ以外でも1失点目のPKの切っ掛けになった
ペナルティ内での17セドリックのソンへのファールに関しても
もっと上手く対応出来たと思います。

20分過ぎ、クルセフスキーが入れたクロスを
ファーサイドに入ってきたソンに対して
17セドリックが背後から接触して弾きとばしてしまい
PKを献上してしまいました。

確かにたまたま踏切りのタイミングと
17セドリックの接触が合ってしまった為に
あの程度のチャージでも派手に吹っ飛んでしまったと言う
不運もあったと思いますが
これが17セドリックがボールをクリアーしようと
ジャンプした状態で背後から接触していれば
PLでは正当なチャージと判断されたかもしれません。

しかし実際はジャンプする等の
ボールに対するアクションがないまま
17セドリックはソンの背後に接触していましたので
プッシングを取られても言い訳出来ないと思いますし、
結果として競り合う距離にまでに詰める事が出来なかった
ポジショニングや出足の悪さが原因だと思います。

結果からすると残念ながら
16ホールディングや17セドリックでは
現在絶好調のソンを抑える事は
最初から難しかったと言わざる得なかったと思います。

そう言う意味でもやはり18冨安は
左SBではなく右SBで起用するべきだったと思います。

仮に18冨安を右SBに配置していたら
18冨安がソンと対峙し、
16ホールディングがケインと対峙し
6ガブリエウがクルセフスキーと対峙する形になり
現在のスパーズで最も危険な存在であるソンに対して
アーセナルの中で最も優れたDFをぶつけていたら
抑えられていた可能性もあったと思います。

まぁ、それはそれで16ホールディングがケインを
抑えられたかどうかと言う問題はありますが、、、。

その16ホールディングが退場した為に
数的不利の状況に陥ってしまいましたが
ベンチには怪我明けの4ホワイトが入っていましたが
ぶっつけ本番で投入するリスクを冒さなかったのは
正解だったと思います。

確かに怪我から順調に回復している様ですが
まだフルトレーニングに復帰出来ていない4ホワイトを
無理に起用して怪我を再発させてしまった場合には
4ホワイト、6ガブリエウ、16ホールディングの
3人で回していたCBは
完全に回らなくなってしまう可能性がありましたので
この試合だけに捉われすぎずに
残りの2試合も含めてマネージメントするならば
この試合で4ホワイトを使わなかったのは
ベストな決断だったと思います。

その結果アルテタ監督は
8冨安を右CB、34ジャカを左CBに移動して
6ガブリエウとの3バックに変更し
右WBに17セドリック、左WBに35マルティネッリ、
左インサイドハーフに右サイドから7サカを移した
3−5−1にシステムを変更してきました。

奇しくも18冨安が移籍してから初めて
本職のCBでプレーする事になりましたが
安定していて非常に良かったと思います。

対人対応は強さの面でも
スピードや俊敏性の面でも
CBとしてもPLで十分にやっていけるだけの力を
証明したと思いますし
公式のトレーニング動画を観る限り
これまでチームの中でCBに入って
トレーニングをしていた場面を観た事がありませんでしたので
ほぼぶっつけ本番でここまで出来るのは流石だと思います。

これで有事の際には
18冨安をCBで起用できる目処が立った事は
チームにとっては大きなプラスだと思いますが
悪い事は続くもので試合終盤に
6ガブリエウがプレー続行不能になってしまいました。

ハムストリングを気にする素振りを観せていましたので
ハムストリングに問題が発生したのだと思いますが
それがただ攣っただけなのか?
それとも肉離れの様に
本格的に痛めてしまったのかは分かりませんが
非常に心配です。

今シーズンのアーセナルは
ここまでは先発を固定する様に
少数精鋭のチームで戦ってきた事で
相互理解が高まりチームの機能性は上がって来ましたが
その一方で3ティアニー、5トーマス、4ホワイトと
チームの主軸を担う選手に怪我による離脱者が増えて来ている様に
シーズン終盤になってくると
フィジカル的な負荷の蓄積が問題になってくると言う
少数精鋭で挑んできた弊害が出始めていると思います。

前記の様に今シーズンのCBは
4ホワイト、6ガブリエウ、16ホールディングの
ほぼこの3人だけでCBを回して来た為に
16ホールディングが出場停止で起用出来ないだけではなく
6ガブリエウも怪我で起用出来ないとなれば
怪我明けの4ホワイトしか残りません。

その4ホワイトは順調に怪我から回復して来ているとは言え
やっとフルトレーニングに加わる段階ですので
次のニューカッスル戦で起用可能かどうかは
まだ決まった訳ではありません。

そうなりますと6ガブリエウを怪我で起用出来なかった場合には
いよいよ18冨安を先発からCBで起用する事になると思います。

勿論、18冨安の能力ならばCBでも
十分に結果を出してくれると思いますが
その一方でニューカッスルの仕掛けのエースである
マクシマンに対してどの様に対処するかと言う
新たな問題が発生してきますので
残りの2試合も難しい試合が続く事になると思います。

これからの2試合は
来シーズンのCL出場権を獲得する上で
最も重要な2試合になります。

この試合に負けたとは言えまだ勝ち点差『1』で
4位をキープしていますので
残りの2試合を勝利で終わらす事が出来れば
来シーズンのCL出場権を獲得する事が出来ます。

確かに大きなプレッシャーに曝され事になると思います。

しかし今シーズンは開幕3連敗して最下位から始まりました。
そこから一つ一つ勝利を積み重ねて行き
CL出場権に手が届く所まで来た事を思い出せば
自分達がどれだけの事をして来たか分かると思います。
その事を考えれば
ここから2試合に降りかかるプレッシャーなんて
何でもないと思います。

CL出場権を手中に収める為にも
自分達が今シーズン歩んできた道を信じて
最後まで戦い抜いて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:4G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G6A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:4G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G5A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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