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PL36:ARSENAL vs Leeds [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Leeds
2022年5月8日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (5)30Nketiah
 (10)30Nketiah(←35Martinelli)
 (66)Llorente

Sent off 
 (27)Ayling


32Ramsdale

17Cedric  16Holding  6Gabriel  18Tomiyasu

25Elneny

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka                35Martinelli

30Nketiah


(68)7Saka>>>19Pépé
(78)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(91)30Nketiah>>>9Lacazette


Substitutes
 1Leno
 20Tavares
 69Swanson
 23Lokonga
 87Patino
 69Oulad M'Hand


Arsenal 1.jpg4連勝!!

ノースロンドン・ダービを前にして
勝ち点差を4にする貴重な勝利を挙げました。

この試合でアルテタ監督は
18冨安を左SBで起用すると言う
策を講じてきました。
以前、18冨安が左脚も遜色使える事に
言及するコメントをアルテタ監督が語っていた
伏線を回収する様に
この試合では18冨安を左SBで起用し
その目的はリーズのエースである
右WGのハフィーニャを抑える為と言う事は
明確だったと思います。

実際18冨安は1本クロスを入れられてしまった以外は
ほぼハフィーニャに仕事をさせていませんでしたので
20タヴァレスではなく18冨安を左SBで起用したこの策は
成功したと言えます。

そして右SBには17セドリックが先発した以外は
前節のウエスト・ハム戦と
同じメンバーが先発しましたが
中盤の構成は25エルネニーと34ジャカのダブルボランチから
25エルネニーをアンカーに置き
34ジャカと8ウーデゴールを
インサイドハーフに配置する
3センターに変更されました。

試合は開始早々に相手のミスから
先制点を奪う事に成功しました。

5分、エイリングのバックパスを受けた
メシレのトラップが少し流れた所を見逃さずに
プレスを仕掛けていた30エンケティアが
一気に距離を詰めてそのまま蹴り込みゴール。

メシレの極めて初歩的なミスだと言えばそうですが
30エンケティアがしっかりとプレスを掛けて
メシレにプレッシャーを与えていたからこそ
誘発する事が出来たミスであり
ボールを奪うつもりで本気でプレスを仕掛けていたからこそ
メシレがトラップミスを犯して流れたボールを
30エンケティアは押し込む事に
成功したとも言えると思いますので
メシレのミスに乗じたゴールと言うよりも
起こるべきして起こったゴールだったと思います。

そして追加点もすぐに生まれました。

10分、34ジャカからのパスを
左ライン側で受けた35マルティネッリが
ハフィーニャとエイリングをドリブルでかわして
深い所まで侵入したところから
マイナス方向に送った折り返しを
30エンケティアが左脚で合わせてゴール!!

この試合終始脅威を与えていた
35マルティネッリのドリブル突破が全てでしたが
同時に一度楔のパスを受けに下がった所から
しっかりとゴール前に詰め、
ややマイナス方向に行き過ぎた35マルティネッリの折り返しを
左足のフェイスを上手く合わせてゴールに流し込んだ
30エンケティアも素晴らしかったと思います。

その後も何度となくリーズゴールに襲い掛かりました。

12分過ぎ、相手のミスパスをカットした8ウーデゴールから
30エンケティア〜8ウーデゴールと繋ぎ
そこからダイレクトにスルーパスが送られました。
残念ながらエイリングにカットされ
35マルティネッリは抜け出せませんでしたが
通っていたら決定的な場面でした。

17分過ぎ、25エルネニーが送った
サイドチェンジのパスを受けた35マルティネッリが
ハフィーニャとエイリングを粘り強くかわした所から
クロスが送られましたが
ファーサイドに入ってきた
30エンケティアには僅かに合わず。

21分過ぎ、17セドリックが送った
右サイドのスペースへのパスで
7サカが深い位置にまで抜け出し、
そこから送ったパスを
遅れてペナルティ内に走り込んできた
8ウーデゴールが受けて
そのままポケットの位置に侵入した所から
中に折り返しましたが
ゴール前に詰めていた30エンケティアには
残念ながら合いませんでした。

23分過ぎ、34ジャカからのパスを受けた
8ウーデゴールがヒールで流したパスを
右サイドでフリーだった7サカが
左脚を振り抜きましたが
このシュートはメシレの正面でゴールならず。

7サカからのパスを受けた
8ウーデゴールがジョレンテをかわした
ボールを浮かしたファーストタッチも
ダイレクトでヒールで流した7サカヘのパスも
非常に美しいプレーでした。

そしてこの後、この試合の流れを決定付ける
レッドカードが出されました。

24分過ぎ、8ウーデゴールが送った
左サイドのスペースへのパスを受けた35マルティネッリが
エイリングのスパイクの裏を見せた
両足タックルで足を刈られてしまいました。
最初の判定はイエローでしたが
VARの結果、判定はレッドに変わり
エイリングは退場になりました。

なぜプロでプレー出来るレベル選手が
相手の脚を刈る以外に意味のない
両足タックルをしてしまうのか?
不思議でなりません。

勿論、両足を揃える事で
ボールを捉える面が大きくなると言う
利点はあるかもしれませんが
正しくボールを狙えていれば
通常の片足のタックルと
大きな差が見出せないと思いますし、
反対に面が大きくなる分、相手の足を刈ってしまう
リスクも高くなると思います。
そして何よりも半身になれている分
片足タックルの方がより先の方まで
足が届く可能性もあると思いますので
その事を理解出来ていれば
ボールを奪うのに非効率的な両足タックルは
プレーの選択肢には入らないと思いますが、、、。

両足タックルは単純に相手を傷つける目的で使うか、
恐怖を与える為の飛び道具として使うかの
どちらかでしか無いと思いますが
プロの選手として脅さなければ優位に立てないと言うのは
情けない話だと思います。

ここからは数的有利になったアーセナルが
圧倒的にボールを支配して
リーズ陣内でプレーする時間が続きました。

37分過ぎ、34ジャカのスルーパスで裏に抜け出した
35マルティネッリが角度のない所から
左脚を振り抜きましたが
メシレの足に阻まれてしまいゴールは奪う事は出来ず。

38分過ぎ、ペナルティのすぐ外側の
角度のない右サイドからの
8ウーデゴールが蹴ったFKは
ハリソンに当たってコースが変わりましたが
メシレのファインセーブで阻まれ
これもゴールを奪う事は出来ず。

50分過ぎ、30エンケティアが倒されて得た
左サイドからのFKを
34ジャカが素早くリスタートし
そのパスを受けた18冨安の折り返しを
ゴール正面の位置で6ガブリエウが受けましたが
相手に囲まれてしまい
反転してのシュートは撃つ事は出来ず。

54分過ぎ、34ジャカからのパスを左サイドで受けた
35マルティネッリがハフィーニャをかわして
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
ニアを捉えたそのシュートも
メシレのファインセーブで阻まれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

59分過ぎ、34ジャカから送られた楔のパスを受けた
30エンケティアが反転しようとした時に
ジョレンテにブロックされたこぼれ球を
走り込んできていた35マルティネッリが収め
そのままペナルティ内に入った所で
左脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉える事は出来ず。

61分過ぎ、17セドリックが入れたクロスを
ペナルティ内で34ジャカが落としたボールを
35マルティネッリが右脚を振り抜きましたが
これも枠を捉えられず。

何度もリーズゴールに迫りながらも
決定打に欠けてゴールを奪えないまま
反対にリーズにゴールを奪われてしまいました。

66分、カルヴィン・フィリップスが蹴った
右サイドからのCKをニアでフィルポが流したボールを
ファーサイドでジョレンテに蹴り込まれてしまい失点。

この試合リーズのファーストシュートが
失点に繋がってしまいましたが
ファーサイドに回り込んできたジョレンテに対して
誰もケア出来ていなかったのも問題だったと思います。

その後もリーズゴールに迫る場面はありました。

74分過ぎ、右から中に入る動きに合わせて送られた
25エルネニーの縦パスを受けた8ウーデゴールが
ストライクをかわした所で左脚を振り抜きましたが
ジョレンテの足に当たって僅かにコースが変わってしまい
枠を捉えられず。

そして試合終了間際に決定的なチャンスが訪れました。

89分過ぎ、メシレもゴール前に上がってきていた
リーズの左サイドからのCKの流れからの
クリアーボールを最後尾で収めたベイトに対して
25エルネニーが仕掛けたスライディングタックルで
ボールを奪い返しました。
この時点でメシレはまだ戻ってきていなかった為に
リーズゴールは完全に無人でしたが
センターサークル付近で、
しかも利き脚ではない右脚で撃つ格好だったとは言え
このこぼれ球を収めた19ぺぺが
無人のゴールに向かってシュートを撃たなかったのは
非常に残念でした。

この時点でゴールを奪えていたら
試合は終わす事が出来ていたと思いますので
リスクを犯してでもゴールを狙うべきだったと思います。

試合はこのまま2−1で4連勝。

リーズのエースであるハフィーニャを完全に抑えた
左SBで起用された18冨安、
左サイドからキレキレの仕掛けを観せて
常にリーズに脅威を与え続けた35マルティネッリ、
そしてこの試合でも2ゴール奪った30エンケティア、
この勝利に貢献した選手は沢山います。
特に30エンケティアは
しっかりとポストプレーもこなして
攻撃陣の歯車として機能し始めていますので
これからも期待出来る様に感じます。

同時にアンカーで起用された25エルネニーも
長い間悩まされていた5トーマスの穴を埋める働きを観せ
この試合の勝利に貢献し、
これで5トーマスが欠場時のアンカーの代役問題は
ひとまず目処が立ったと言えるかもしれません。

一方で7サカは終始プレーにキレがなく心配です。
やはりここ2試合連続プレー続行不能に陥り
途中でピッチを後にした様に
コンディション的に問題が発生している様に観えます。
現状の19ペペの状態が良くないだけに
7サカを起用せざる得ないのは分かりますが
かなり無理させすぎている様に観えますので
怪我をしない事を今はただ祈るだけです。


次はノースロンドン・ダービーです。

この勝利で残り3試合で
勝点差『4』に伸ばす事が出来ました。
よってこのダービーで勝利すれば
4位以上が決定する非常に重要な試合になります。

この試合ハフィーニャを押さえた18冨安が
今度はソンを抑える事が出来るのか?
この試合無双だった35マルティネッリが
再びスパーズDFラインを切り刻めるのか?
そしてコンディションの低下が心配な7サカが
この試合で復活するのか?

何はともあれ
来シーズンのCL出場権の獲得を決める重要な勝利を
ノースロンドン・ダービーで決められれば最高ですので
絶対にこの試合で決めて欲しいと思います!!


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:4G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G6A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:4G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G5A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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