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PL38:ARSENAL vs Brighton [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Brighton
2021年5月23日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (49)19Pépé(←21Chambers)
 (60)19Pépé(←11Ødegaard)
 

1Leno

21Chambers 16Holding  6Gabriel  3Tierney 

18T.Partey  34Xhaka 

 19Pépé    11Ødegaard   32Smith Rowe

14Aubameyang


(74)32Smith Rowe>>>7Saka
(79)14Aubameyang>>>9Lacazette
(86)11Ødegaard>>>35Martinelli


Substitutes
 13Rúnarsson
 22Marí
 17Soares
 25Elneny
 8Ceballos
 30Nketiah


Arsenal 1.jpg観客が戻ってきたエミレーツでの最終戦は
19ペペの見事な2ゴールで勝利しましたが
レスターがスパーズに敗れてしまった為に
来シーズンは26年ぶりに
ヨーロッパの大会への出場権を
失ってしまいました。

先発は前節のクリスタル・パレス戦から
CMFを25エルネニーに代えて34ジャカを起用し
2列目を7サカに代えて
11ウーデゴールを起用してトップ下に配置し
前節トップ下に入っていた32スミス・ロウを
左サイドで起用した以外は
同じメンバーが組まれました。

来シーズンのヨーロッパの大会への出場権を獲得する為には
スパーズとエヴァートンが敗れると共に
まずアーセナルが勝たなければ始まりませんので
この試合は勝利以外必要がありませんでした。

確かに開始からブライトンゴールに迫る場面は
何度もありましたが
ブライトンがしっかりと引いて
守備のブロックを築いていた事もあり
アタッキングエリアまで侵入しても
そこから良い形でシュートを撃てる様な
決定機を作る事が出来ず
スッキリとしない前半でした。

結局前半はアイデアや最後の局面での精度が乏しく
どちらかと言うと雑な印象で
同時にそのブロックを切り崩すだけの
プレースピードも足りていなかったと思います。

その様な中で仕切り直した後半早々に
先制ゴールを奪う事に成功しました。

49分、左サイドから送った3ティアニーのクロスの
クリアーボールを拾った32スミス・ロウから
34ジャカ〜21チェンバースと展開し
その21チェンバースがダイレクトで送った
折り返しを受けた19ペペが
1トラップしてから右脚を振り抜きゴール!!

14オーバメヤンをケアする為に
DFラインが下がった事で出来た僅かなスペースに
タイミング良く入り込んだ19ペペと
そこに間髪入れずにダイレクトで折り返した21チェンバースが
見事にリンクした仕掛けだったと思います。
やはり固められたブロックを攻略するには
この場面の様にダイレクトプレーで
テンポアップする事が必要なのだと思います。

そして見事なハーフボレーを
利き脚ではない右脚で決めた所にも
大きな意味があったと思います。

そして今度は19ぺぺの左脚から追加点が生まれました。

60分、11ウーデゴールのパスを受けた19ペペが
そのままカットインしてきた所から左脚でダンクの股を抜いて
ファーサイドギリギリへ流し込んでゴール!!

対応したダンクは
カットインしてからの左脚のシュートと
縦に抜けてからの右脚の折り返しの
どちらで仕掛けてくるか迷っているかの様に一瞬止まった所を
19ペペは見事に股を抜いたと思います。

これまでの19ペペは
左脚だけを警戒していれば良いアタッカーだったかもしれませんが
今の19ペペは右脚の精度も上がってきている為に
多くの選択肢を持てる様になり
その分相手DFも対応に苦慮する様になってきていると思います。

この場面でも先制点の豪快な右脚のシュートがあったからこそ
最も警戒するべき左脚への意識が減り
その威力を発揮しやすい状況になっていた様に観えました。

この2試合連続2ゴールの19ペペの活躍で
勝ち点3を奪い7位に手がかかっていただけに
レスターがスパーズに敗れてしまったのは残念でした。

特にレスターは来シーズンのCL出場権を得る為には
元々勝利するしかなく、
しかもチェルシーがリードされていましたので
勝てばCL出場権が得られる状況だっただけに
もう少し頑張って欲しかった、、、。

とは言え、最終的に他力本願の状況になってしまったのは
ここまで多くの取りこぼしをしてきたアーセナル自身の問題であり
その代償は払わなければなりません。

これで26年ぶりにヨーロッパの大会に
出る事が出来なくなりました。
この結果を受けて夏の移籍市場は
かなり苦戦する事になると思われ、
既存の選手の中からもチームを退団する選手が
出てくるかもしれませんので
チームの弱体化が懸念されます。

一方でPLのみに集中出来る事で
今までシーズン中には殆どする事が出来なかった
戦術的なトレーニングと
入念なコンディション管理が出来る様になる事で
少数精鋭でも戦える集団を作る事が出来るかもしれません。

その為にはこれまで以上にチームを鼓舞するモチベーター、
チームを一つ纏めるリーダーシップ、
そしてチームをもう1つ上のレベルに上げる監督としての手腕が
アルテタ監督には求められる事になるでしょう。


C'mon Arsenal !!


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追伸、今シーズンもお付き合いしていただきありがとうございました。

昨シーズンはアルテタ監督を迎えてからチームは上り調子になり
最終的にFA杯で優勝して締め括る事が出来ましたので
今シーズンはそのまま上り調子で行けると信じていましたが
残念ながら今シーズンも非常に苦しいシーズンになってしまいました。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け
財政的に難しいシーズンとなり
余剰戦力を放出できないままシーズンを迎えた為に
チーム内に混乱が生じてしまい
早々に失速してしまったのは非常に残念でした。

一方で若い選手が芽を出し始めたのは
厳しい今シーズンの中で数少ない希望だったと思います。
7サカが独り立ちしたのは勿論の事、
32スミス・ロウも続いたのは非常に嬉しい出来事でした。

来シーズンは26年ぶりにヨーロッパの大会で出る事が出来なくなり
舵取りを間違えればチームはさらに失速するかもしれません。
その一方で今シーズン芽を出した若い選手達がさらに成長して
本当の意味でチームの中心選手に成長する
切っ掛けになるシーズンになる可能性もあります。

進むべき道には霧が立ち込めているかもしれませんが
一歩一歩前進して霧を晴らして行き
来シーズンが終わる頃には
再び眩い光を浴びた世界に舞い戻っている事を期待したいと思います。

それまでは我々グナも共に歩み続けましょう!!


では、また。


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2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G3A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G3A EL:2G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G3A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:13G2A EL:3G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G2A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:1G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:10G3A EL:3G1A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G2A EL:0G1A
19ペペ        PL:10G1A EL:6G4A
21チェンバース    PL:0G2A EL:0G1A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:1G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:2G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:2G4A EL:1G3A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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