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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜CB〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜CB〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CB〜〜〜

ジュール・クンデ(22歳):CB
Jules Koundé
セビージャ
1998年11月12日生
178cm 70kg
フランスU-21
移籍金 £7700万〜5100万


イスマル・ドゥクレ(18歳):CB
Ismaël Doukouré
ヴァランシエンヌ(リーグ2)
2003年7月24日生
182cm
フランス/コートジボワール
移籍金


ヨアヒム・アンデルセン(25歳):CB
Joachim Andersen
リヨン
1996年5月31日生
192cm 90kg
デンマーク代表
移籍金 £2500万


エドモン・タプソバ(22歳):CB
Edmond Tapsoba
バイエル・レバークーゼン
1999年2月2日生
192cm 80kg
ブルキナファソ代表
移籍金 £5200万


(年齢は2021年9月1日現在)

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この夏で契約が切れる23D.ルイスの退団が決まった
CBに対して補強に動くかどうか注目されます。

基本的に右CBには右利きのCBを2人
左CBには左利きのCBを2人の
4人編成がアルテタ監督の基本編成ですので
仮にこの夏に補強に動くとしたら
ターゲットは右利きのCBと言う事になります。

その中で以前から名前が挙がっているのが
セビージャのクンデやヴァランシエンヌのドゥクレで
最近はリヨンからフラムへローン移籍していたアンデルセンや
リヴァークーゼンのタプソバの名前も挙がっています。

セビージャのクンデはスピードと俊敏性に優れており
スピード自慢のアタッカーに走り負ける事はなく
ポジショニングやDF技術も安定していますので
地上戦では強固な守備を観せてくれます。
そして上背はありませんが
ジャンプ力にも優れているので
空中戦でもそれ程不足感はなく
アフロの髪型のせいかもしれませんが
実際ピッチでプレーしている姿を観ると
それ程小柄には観えません。
同時に足下の技術レベルが高く
バックラインの司令塔として振る舞える
フィード能力も高い所から
現代的なCBの代表的なスタイルと言われており
多くのビッグクラブが獲得に動いています。

ヴァランシエンヌのドゥクレは
今シーズンデビューしたばかりの選手ですが
すぐにポジションを掴み
NEXTウパメカノと評されている新鋭です。
コートジボワールにルーツがある様ですが
フランス生まれであり
近年優秀なCBを輩出している
フランスで育成された通りに
ドゥクレは優れたフィジカル能力と
足下の技術レベルが両立している次世代のCBです。

昨シーズンサンプドリアからリヨンへ移籍したアンデルセンは
そのリヨンではポジションを掴みきれずに
今シーズンはフラムへローン移籍していましたが
そのフラムでの活躍を受けて
PLのビッグクラブが獲得に動くと言われており
その中にアーセナルが含まれていると言われています。

元々サンプドリア時代から高く評価されている
対人プレーの強さとフィード能力の高さは
フラムでも如何なく発揮されており
特に適応が難しいと言われている
速く激しいPL特有のスタイルに対しても
速やかに適応出来ている所は
非常に大きなポイントだと思います。

ここにきてレヴァークーゼンのタプソバの名前も
挙がり始めています。

タプソバは恵まれた肉体を誇る
フィジカル系のCBに観えますが
それだけではない所が
面白いキャラクターだと思います。
勿論、そのフィジカル的な優位性を活かして
デュエルの局面では圧倒的な強さを発揮し、
長い脚のリーチを活かしてボールをハントするのも得意としています。
一方で大柄な選手が抱える俊敏性の問題や
腰高で動きが鈍重になりがちな問題も
タプソバにも観られますが
それらの問題に対して的確なポジショニングと
相手の動きを読む鋭い洞察力で補っている所が
他の大柄な選手とは異なる所かもしれません。

同時に足下の技術も安定しており
フィードの精度も高いと思いますので
フィジカル的な強度を活かす古典的なCBに観えがちですが
実はモダンなCBとしての部分も併せ持つCBだと思います。

その様に特異な能力の持ち主だけに
多くのビッグクラブの獲得候補に入っており
同時に£5200万程度の移籍金が必要と言われていますので
現在のアーセナルには非常にハードルは高いと思います。

この様に将来性のあるCBの補強候補が挙がってはいますが
元々、23D.ルイスの退団が決まっているとは言え
この冬からローンででていた4サリバが復帰してくる予定ですので
その4サリバの起用に目処がたてば
早急な新たなCBの補強は必要なくなります。
同時にこの夏に絶対的に補強が必要なポジションが
他にもありますので
限られた補強資金を投資してCBの補強に動く可能性は
それ程ない様に感じます。


・・・つづく。


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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜ストライカー〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜ストライカー〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜ストライカー〜〜〜

オドソンヌ・エドゥアール(23歳):CF
Odsonne Edouard
セルティック
1998年1月16日生
187cm 83kg
フランスU-21
移籍金 £1500万


パトソン・ダカ(22歳):CF
Patson Daka
レッドブル・ザルツブルク
1998年10月9日生
183cm 74kg
ザンビア代表
移籍金 £2000万


ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(21歳):CF
Dusan Vlahovic
フィオレンティーナ
2000年1月28日生
190cm 75kg
セルビア代表
移籍金 £4200万〜5100万、実際は£2500万程度か?


ムサ・デンベレ(25歳)CF
Moussa Dembélé
リヨン
1996年7月11日生
183cm 74kg
フランス
移籍金 £2500万


(年齢は2021年9月1日現在)

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以前から何度となく噂になっている通り
この夏に9ラカゼットが退団した場合には
このポジションも補強が必要になると思われます。
残りの契約が1年になる9ラカゼットは
この夏は売却する最後のチャンスですので
実際放出する方向で動いていると言われています。

同時に来シーズンはヨーロッパの大会への出場権を失った為に
現実的に支出管理が必要な状況を考えますと
チーム一番の高給取りである
14オーバメヤンの去就もどうなるか分からない状況の様に
個人的には思っています。

どちらにせよこれまでチームを引っ張ってきた
前線の2人の去就によってはその穴埋めが必要であり
その穴埋め候補の筆頭が
セルティックのエドゥアールだと思います。

2018年夏にパリSGからセルティックへ移籍したエドゥアールは
公式戦通算83ゴールを挙げ
今シーズンもリーグ得点王に輝いています。
そのエドゥアールの特筆される所は
アシストも37挙げている所で
ゴールだけではなくチャンスメイクも出来る所だと思います。

見た目の印象はフィジカル重視の様な体型をしており
振る舞い自体も非常に硬質な印象を受けますが
実際は繊細で正確なボールコントロール、
確かなビジョンとアイデアを持っている
テクニカルなストライカーと言うべきであり
以前も書きましたが
硬質な肉体でベルカンプの様なプレーをするストライカー
と言うのが個人的な印象です。

そう言う事もあり単純にゴールを奪うだけではなく
ゴールに繋がるラストパスを出す事も出来るタレントであり
特に今シーズン後半9ラカゼットが担っていた様な
楔のパスを受けてそこから展開してチャンスを広げる様な役割には
適したタレントの様に感じます。

レッドブル・ザルツブルクの新鋭のダカは
今シーズンオーストリアリーグで得点王に輝いたスピードスターで
同じレッドブル・ザルツブルクに在籍していた
マネと比較される逸材と言われています。

線は細いのですがボーディーバランスが良く
その絶対的なスピードにだけ目が行きやすいと思いますが
同時にゴール前の嗅覚も非常に優れており
今後大化けする可能性があると思います。

フィオレンティーナもヴラホヴィッチも
セリエAで売り出し中のストライカーです。

190cmと言う上背がありながら
そのフィジカル的な優位性に頼りすぎずに
テクニカルなプレーを好む印象で
イブラヒモヴィッチと比較される場合もある様ですが
個人的にはゴール前での迫力やゴールの奪い方から
ハーランド的なストライカーに感じます。

一方でそのプレーの殆どを左脚だけでする所や
足下の技術は安定していますが
元々大柄な体格な為にスペースのない所を
切り込んで行く様なプレーには適していない事を考えますと
よりフィジカル的なプレッシャーが強いPLで
同じ様なプレーが出来るかどうかは少し不安に感じます。

最近はリヨンのデンベレも噂に挙がっています。
デンベレはこの冬にリヨンから
アトレティコにローン移籍していましたが
アトレティコでは出場機会を掴めずに
リヨンに戻ってくる様です。
しかしそもそもアトレティコにローン移籍させた様に
デンベレはリヨンの構想から外れていると考えられ
この夏に移籍すると言われています。

デンベレは強靭なフィジカルの持ち主であると共にスピードもあり、
裏に抜け出すのも上手く
左右どちらの脚からでもゴールを狙えるストライカーで
ゴール前では冷静である一方で強引さもあり
以前はドログバと比較される事もありました。
伸び代に関してはやや疑問に感じる所はありますが
フィジカル的に強くゴールに向かう姿勢が強い所は
PL向きのストライカーだと思います。

仮に9ラカゼットの後釜として
同じ様な役割を担う選手の補強を考えているのならば
セルティックのエドゥアールの獲得を希望しますが
14オーバメヤンの後釜と考えているのならば
レッドブル・ザルツブルクのダカは面白いタレントだと思います。
しかし仮に14オーバメヤンが退団したとしても
35マルティネッリがいますので
更にダカまで必要かどうかと言う問題がありますが
ダカは面白いタレントだと思います。

ヴラホヴィッチの様な大柄なストライカーは
絶対的なクオリティーがない限りは
PLでは苦戦する印象がありますので
そのクオリティーがヴラホヴィッチに
あるのかどうかは疑問であり
デンベレに関しては
現状としてはファーストチョイスではないかもしれません。


・・・つづく。


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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜右SB〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜右SB〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜右SB〜〜〜

タリック・ランプティ(20歳):右SB
Tariq Lamptey
ブライトン
2000年9月30日生
163cm 58kg
イングランドU-20 (ガーナ)
移籍金


マックス・アーロンズ(21歳):右SB
Max Aarons
ノリッジ・シティ
2000年1月4日生
178cm 69cm
イングランドU-21
移籍金 £3000万


エメルソン・ロイヤル(22歳):右SB
Emerson Royal
ベティス
1999年1月14日生
181cm 79kg
ブラジルU-23
移籍金 


アクラフ・ハキミ(22歳):右WB、右SB
Achraf Hakimi
1998年11月4日生
インテル・ミラノ
179cm 68kg
モロッコ代表
移籍金 £4250万


(年齢は2021年9月1日現在)

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この夏に2ベジェリンが退団した場合には
その穴埋めとして
新たなレギュラー候補の右SBの補強が
必要になると思われます。

その穴埋め候補として名前が挙がっているのは
当初からブライトンのランプティ、
ノリッジのアーロンズ、ベティスのエメルソン、
インテルのハキミの4名で一貫しています。

元々チェルシーの下部組織で育成されたランプティは
2020年1月にブライトンへ完全移籍し、
昨シーズン終盤にはポジションを掴み
短期間で評価を上げた注目の若手です。

その特徴はやはり攻撃力だと思います。
マーカーを置き去りにするトップスピード、
初速から一気にスピードアップ出来る加速力、
スペースのない所を苦にしない小回りのきくボディーバランス等
スピード形のフィジカル能力に総じて優れ、
鋭く精度の高いクロスも持っています。
一方の守備面も守備者として抑え所を間違わない
プレービジョンもしっかりとしており
年齢を考えれば完成度は高いと思います。

一方で昨年末にハムストリングを痛めてから
回復が思わしくなく
結局3月に手術をする事になった所は気になります。
スピード系の選手にとってはハムストリングの怪我は
致命傷にもなりかねない危険な怪我であるのは勿論ですが
本来ならば受傷直後に行うべき手術を
受傷してから約3ヶ月経ってから行うのは
明らかに回復を遅くらせる事になると思われますし
後遺症の問題も絡んできますので
本来の姿に戻る事が出来るのかどうか
実際復帰してみないとわからないかもしれません。

ノリッジのアーロンズも評価の高い若手右SBで
既に3シーズン前からノリッジのレギュラーとして
130試合出場しています。

アーロンズの特徴はスピードがあるのは勿論ですが
長い距離走る事が出来るスプリント力と
アップダウンを繰り返す事の出来る
スタミナに優れている所だと思います。
そしてボールタッチも細かく正確で
ボディーバランスも良いので
プレッシャーに曝されてもロストする事なく
スペースのない所でも切り込んでいける所が強みだと思います。

ベティスのエメルソンもよく名前が挙がる選手です。
バルセロナが獲得してからすぐに
ベティスへローンに出されたエメルソンは
この夏にバルセロナに戻る予定の様です。
しかし戦力として戻すのか、
それとも売却目的で一時的に戻るのかは不透明な部分がある事から
よく名前が挙がるのだと思われます。

そしてインテルのハキミも名前が挙がっていますが
流石にはハキミの獲得は厳しい様に感じます。
ドルトムントとインテルでの活躍を受けて
今では世界最高の攻撃力も持っている右WBと言われており
今シーズンもスクデットの獲得に貢献しました。
しかしインテルのオーナーである蘇寧グループが
経営難に陥っている為に身売りの噂があり
それが上手くいかなければ
赤字の補填の為に主力選手の売却に迫られていると言われています。
その売却候補にはハキミも含まれている為に
獲得の噂が挙がったと思われますが
多くのビッグクラブを出し抜いて
アーセナルが獲得するのは流石に難しいと思います。

個人的には怪我さえなければ
ランプティが一番気に入っていましたが
怪我の影響を考えますとこの夏に獲得するのは
明らかにリスクが高い取引になると思いますので
この夏の獲得はないと思われます。
同時に2ベジェリンがホームグロウン枠の選手だった事を考えますと
同じホームグロウン選手でありアーロンズが
一番理想に感じますが
£3000万と言われる移籍金を
右SBに投資出来るかどうかは不透明であり
財政的にはデイスカウント出来そうなエメルソンが
狙い目なのかもしれません。

どちらにせよ2ベジェリンの移籍金が
そのまま獲得資金になる可能性がありますので
それなりの移籍金を得られるかどうかは問題であり
多くの資金を得る事が出来なければ
21チェンバース&17ソアレスで乗り切る可能性も
否定出来ないと思います。


・・・つづく。


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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜CMF・DMF〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜CMF・DMF〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CMF・DMF〜〜〜

イヴ・ビスマ(25歳):CMF・DMF
Yves Bissouma
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
1996年8月30日生
181cm 80kg
マリ代表
移籍金 £4000万


サンダー・ベルゲ(23歳):CMF、DMF
Sander Berge
シェフィールド・ユナイテッド
1998年2月14日生
195cm 96kg
ノルウェー代表
移籍金 £2500万〜3500万


ギド・ロドリゲス(27歳):DMF
Guido Rodríguez
レアル・ベティス
1994年4月12日
185cm 78kg
アルゼンチン代表
移籍金 £4340万


デニス・ザカリア(24歳):DMF
Denis Zakaria
ボルシアMG
1996年11月20日生
191cm 81kg
スイス代表
移籍金 £


エドゥアルド・カマヴィンガ(18歳):CMF
Eduardo Camavinga
レンヌ
2002年11月10日生
182cm 68kg 
フランス代表
移籍金 £4300万〜1億


アーロン・ラムジー(30歳):CMF
Aaron Ramsey
ユベントス
1990年12月26日生
178cm 76cm
ウェールズ代表
移籍金 £1700万


(年齢は2021年9月1日現在)

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2シーズン連続ローンで加入していた
8セバージョスがレアルに帰還し
34ジャカにも退団の噂がある
CMF・DMFにも多くの名前が挙がっています。

まず最も名前が挙がっているのが
ブライトンのビスマと
シェフィールド・ユナイテッドのベルゲです。

2018年夏にリールから加入したブライトンのビスマは
年々評価を高めており
この夏にPLのビッグクラブへのステップアップが噂されています。

アフリカ系の選手らしく
どんなに無理な体勢からでも瞬時に次の動きに移る事が出来る
抜群のバネを活かしたプレーが特徴で
相手の動きに先立ってボールをハントする確度が高く鋭い守備と
広範囲をカバーする機動力で
中盤の底をプロテクトするDMFであると共に
一度ボールを持つと一気にボールを持ち上がる
抜群の推進力も兼ね備えている
特異なキャラクターを持ったタレントだと思います。

一方のシェフィールドのベルゲは195cmと言う
規格外の上背の選手で
単純にそのフィジカル的な有意差でプレーするだけではなく
そのフィジカル的な利点の活かし方が非常に上手い印象です。

特にその脚のリーチの長さは非常に特異な性質を作っており
相手が思っている間合いよりも
明らかに広い間合いでボールを奪えに行ける守備範囲の広さ、
反対にボールを持っている時は普通の選手よりも
明らかに広いボールコントロールエリアを有している為に
ベルゲの足下から離れたボールを相手選手が奪いに行ったとしても
普通にボールをコントロールしてその相手をかわす事も出来ます。
上背のある選手に対して「懐が深い」と表現する事がありますが
ベルゲはその懐の深さと共に
自身の周囲に非常に広いボールコントロールエリアを持っている所が
特徴だと思います。

そして大柄な為にスローに観える場面もありますが
リーチが長い為に絶対的なスピードは速く、
若干鈍い俊敏性は前記の広いボールコントロールエリアが補っており
弱点にはなっていないと思います。
唯一気になる所はそのボールタッチの殆どを
右脚1本だけでプレーする所で、
今後プレーの幅を広げる必要性が出て来た時に
苦労する様に感じます。

それ以外ではベティスのロドリゲスや
ボルシアMGのザガリア等の名前も出ていますが
その中で一番驚いているのが
レンヌのカマヴィンガの名前です。

既にフランス代表にも選ばれているカマヴィンガは
レンヌとの契約が残り1年になる為に
この夏にレンヌを離れると言われています。
しかしレアル・マドリーやパリSGを筆頭に
多くのビッグクラブが獲得に動いている逸材中の逸材の為に
とてもアーセナルが手を出せる様なタレントではないと思います。

それでも仮にアーセナルに獲得のチャンスがあるのならば
新型コロナウイルスの影響で
財政状況が悪化した多くのビッグクラブが
若いカマヴィンガの獲得まで手が回らなくなった場合だけであり
その隙に強奪する事が出来るかどうかが
唯一のチャンスだと思われますが
それでも高額な移籍金が必要になるのは変わりはありませんので
カマヴィンガの獲得はかなり難しいと思います。

ラムジーの復帰の噂もありますが
基本的にフリーで移籍した選手を
移籍金を払って再獲得するのは
個人的にはどうかと思います。
特に若い選手ならばまだしも30歳を超えた選手ならば尚更で
個人的にはラムジーの再獲得は噂だけの様に感じます。

この夏のこのポジションの補強は
34ジャカの去就に大きく影響されると思いますが
34ジャカの去就に限らず
最低でも1人の補強が必要である事には変わりはなく
既にPLでの実績のある
ビスマとベルゲがメインターゲットになると思います。

仮にこの2人の内でどちらかを獲得するのならば
個人的にはビスマの方を推します。
しかしリバプールを筆頭に
他のクラブも獲得に動いていると言われている為に
£4000万レベルの移籍金が必要と言われており
財政的に苦しいこの夏のアーセナルが
それだけの資金を投資出来るかどうかはわかりません。
同時に来シーズンはヨーロッパの大会に出る事が出来ませんので
移籍先としてアーセナルは魅力が薄くなっている事を考えますと
かなり苦戦すると思われます。

そう言う意味ではシェフィールドが降格する為に
本来よりも安価な移籍金で獲得が可能になったベルゲの方が
現実的なターゲットなのかもしれません。
そしてノルウェー代表の中でも仲が良いと言われている
11ウーデゴールのアーセナルへの勧誘にも影響するかもしれませんので
ベルゲをアーセナルに連れてくる意義は大きいかもしれません。


・・・つづく。


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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜GK〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜GK〜〜

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〜〜〜GK〜〜〜


マット・ライアン(29歳):GK
Mathew Ryan
ブライトン
1992年4月8日生
184cm 82kg
オーストラリア代表
移籍金 £


アンドレ・オナナ(25歳):GK
André Onana
アヤックス
1996年4月2日生
190cm 82kg
カメルーン代表
移籍金 £700万


(年齢は2021年9月1日現在)

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GKの補強は1レノの去就次第で大きく変わると思います。

メディアでは補強資金を得る為に
クラブが売却に動く可能性を指摘していますが
一方の1レノはアーセナルを離れる意思がない事を
度々表明していますので
1レノの売却に動いていると言う情報自体が偽りなのか?
それとも残留を希望している1レノの意思に反して
クラブが売却しようと動いているのか?
現在の所どちらが本当なのかは良く分かりません。

どちらにせよ1レノは絶対に手放してはならない
タレントと言う事だけは確かだと思いますので
個人的には1レノの売却は反対であり
この夏に補強が必要なのは
その1レノをバックアップする第2GKだと考えます。

しかしここまでGKの補強候補として
名前が挙がっている選手はそれ程多くはなく
現在ローンで加入している33ライアンを
改めて獲得に動く話と
現在ドーピング違反で1年間の活動禁止中の
アヤックスのオナナ位だと思います。

33ライアンに関しては
これまでブライトンで正GKを務めていた経験は伊達ではなく
安定したプレーを観せており
有事の際にも安心してゴールマウスを任せられると共に
もしも仮に1レノが移籍した場合にも
その穴を最小限に留める事が出来るタレントだと思います。

一方のオナナは今年2月にドーピング違反で
現在1年間の活動禁止処分を受けていますが
この夏にその処罰が短縮される可能性がある様で
仮に短縮された場合には
アーセナルが獲得に動くと言われています。

しかしそのオナナはアヤックスの不動の守護神として
ビッグクラブの獲得候補に度々上がる逸材ですので
第2GK候補として加入するとは考えられません。

勿論、33ライアンにも言える事ですが
PLとカップ戦を完全に分業して
定期的な出場機会を保証すれば
加入する可能性はあるかもしれませんが
来シーズンはヨーロッパでの大会に出られなくなった為に
それも叶いません。

反対にオナナの獲得の噂が出る辺りが
クラブ側が補強資金を得る為に
1レノの売却に動いていると言う
一つの根拠だとも言えますので
オナナの噂が事実だとすると
やはりこの夏に1レノが退団する可能性が出てきてしまいます。

どちらにせよ33ライアンにせよオナナにせよ
どちらのGKを獲得するにしても
1レノの残留が一番のポイントであり
その上でこのどちらかが加入すれば
強力なユニットを築く事が出来ると思いますので
どちらを獲得しても満足のいく結果になると思われます。


・・・つづく。


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PL38:ARSENAL vs Brighton [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Brighton
2021年5月23日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (49)19Pépé(←21Chambers)
 (60)19Pépé(←11Ødegaard)
 

1Leno

21Chambers 16Holding  6Gabriel  3Tierney 

18T.Partey  34Xhaka 

 19Pépé    11Ødegaard   32Smith Rowe

14Aubameyang


(74)32Smith Rowe>>>7Saka
(79)14Aubameyang>>>9Lacazette
(86)11Ødegaard>>>35Martinelli


Substitutes
 13Rúnarsson
 22Marí
 17Soares
 25Elneny
 8Ceballos
 30Nketiah


Arsenal 1.jpg観客が戻ってきたエミレーツでの最終戦は
19ペペの見事な2ゴールで勝利しましたが
レスターがスパーズに敗れてしまった為に
来シーズンは26年ぶりに
ヨーロッパの大会への出場権を
失ってしまいました。

先発は前節のクリスタル・パレス戦から
CMFを25エルネニーに代えて34ジャカを起用し
2列目を7サカに代えて
11ウーデゴールを起用してトップ下に配置し
前節トップ下に入っていた32スミス・ロウを
左サイドで起用した以外は
同じメンバーが組まれました。

来シーズンのヨーロッパの大会への出場権を獲得する為には
スパーズとエヴァートンが敗れると共に
まずアーセナルが勝たなければ始まりませんので
この試合は勝利以外必要がありませんでした。

確かに開始からブライトンゴールに迫る場面は
何度もありましたが
ブライトンがしっかりと引いて
守備のブロックを築いていた事もあり
アタッキングエリアまで侵入しても
そこから良い形でシュートを撃てる様な
決定機を作る事が出来ず
スッキリとしない前半でした。

結局前半はアイデアや最後の局面での精度が乏しく
どちらかと言うと雑な印象で
同時にそのブロックを切り崩すだけの
プレースピードも足りていなかったと思います。

その様な中で仕切り直した後半早々に
先制ゴールを奪う事に成功しました。

49分、左サイドから送った3ティアニーのクロスの
クリアーボールを拾った32スミス・ロウから
34ジャカ〜21チェンバースと展開し
その21チェンバースがダイレクトで送った
折り返しを受けた19ペペが
1トラップしてから右脚を振り抜きゴール!!

14オーバメヤンをケアする為に
DFラインが下がった事で出来た僅かなスペースに
タイミング良く入り込んだ19ペペと
そこに間髪入れずにダイレクトで折り返した21チェンバースが
見事にリンクした仕掛けだったと思います。
やはり固められたブロックを攻略するには
この場面の様にダイレクトプレーで
テンポアップする事が必要なのだと思います。

そして見事なハーフボレーを
利き脚ではない右脚で決めた所にも
大きな意味があったと思います。

そして今度は19ぺぺの左脚から追加点が生まれました。

60分、11ウーデゴールのパスを受けた19ペペが
そのままカットインしてきた所から左脚でダンクの股を抜いて
ファーサイドギリギリへ流し込んでゴール!!

対応したダンクは
カットインしてからの左脚のシュートと
縦に抜けてからの右脚の折り返しの
どちらで仕掛けてくるか迷っているかの様に一瞬止まった所を
19ペペは見事に股を抜いたと思います。

これまでの19ペペは
左脚だけを警戒していれば良いアタッカーだったかもしれませんが
今の19ペペは右脚の精度も上がってきている為に
多くの選択肢を持てる様になり
その分相手DFも対応に苦慮する様になってきていると思います。

この場面でも先制点の豪快な右脚のシュートがあったからこそ
最も警戒するべき左脚への意識が減り
その威力を発揮しやすい状況になっていた様に観えました。

この2試合連続2ゴールの19ペペの活躍で
勝ち点3を奪い7位に手がかかっていただけに
レスターがスパーズに敗れてしまったのは残念でした。

特にレスターは来シーズンのCL出場権を得る為には
元々勝利するしかなく、
しかもチェルシーがリードされていましたので
勝てばCL出場権が得られる状況だっただけに
もう少し頑張って欲しかった、、、。

とは言え、最終的に他力本願の状況になってしまったのは
ここまで多くの取りこぼしをしてきたアーセナル自身の問題であり
その代償は払わなければなりません。

これで26年ぶりにヨーロッパの大会に
出る事が出来なくなりました。
この結果を受けて夏の移籍市場は
かなり苦戦する事になると思われ、
既存の選手の中からもチームを退団する選手が
出てくるかもしれませんので
チームの弱体化が懸念されます。

一方でPLのみに集中出来る事で
今までシーズン中には殆どする事が出来なかった
戦術的なトレーニングと
入念なコンディション管理が出来る様になる事で
少数精鋭でも戦える集団を作る事が出来るかもしれません。

その為にはこれまで以上にチームを鼓舞するモチベーター、
チームを一つ纏めるリーダーシップ、
そしてチームをもう1つ上のレベルに上げる監督としての手腕が
アルテタ監督には求められる事になるでしょう。


C'mon Arsenal !!


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追伸、今シーズンもお付き合いしていただきありがとうございました。

昨シーズンはアルテタ監督を迎えてからチームは上り調子になり
最終的にFA杯で優勝して締め括る事が出来ましたので
今シーズンはそのまま上り調子で行けると信じていましたが
残念ながら今シーズンも非常に苦しいシーズンになってしまいました。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け
財政的に難しいシーズンとなり
余剰戦力を放出できないままシーズンを迎えた為に
チーム内に混乱が生じてしまい
早々に失速してしまったのは非常に残念でした。

一方で若い選手が芽を出し始めたのは
厳しい今シーズンの中で数少ない希望だったと思います。
7サカが独り立ちしたのは勿論の事、
32スミス・ロウも続いたのは非常に嬉しい出来事でした。

来シーズンは26年ぶりにヨーロッパの大会で出る事が出来なくなり
舵取りを間違えればチームはさらに失速するかもしれません。
その一方で今シーズン芽を出した若い選手達がさらに成長して
本当の意味でチームの中心選手に成長する
切っ掛けになるシーズンになる可能性もあります。

進むべき道には霧が立ち込めているかもしれませんが
一歩一歩前進して霧を晴らして行き
来シーズンが終わる頃には
再び眩い光を浴びた世界に舞い戻っている事を期待したいと思います。

それまでは我々グナも共に歩み続けましょう!!


では、また。


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2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G3A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G3A EL:2G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G3A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:13G2A EL:3G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G2A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:1G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:10G3A EL:3G1A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G2A EL:0G1A
19ペペ        PL:10G1A EL:6G4A
21チェンバース    PL:0G2A EL:0G1A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:1G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:2G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:2G4A EL:1G3A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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PL37:Crystal Palace vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Crystal Palace 1−3 ARSENAL
2021年5月19日(水)Premier League, Selhurst Park

Goal
 (36)19Pépé(←3Tierney)
 (62)Benteke
 (90+1)35Martinelli(←11Ødegaard)
 (90+5)19Pépé
 

1Leno

21Chambers 16Holding  6Gabriel  3Tierney 

18T.Partey  25Elneny

19Pépé    32Smith Rowe   7Saka

14Aubameyang


(64)7Saka>>>11Ødegaard
(77)3Tierney>>>34Xhaka
(77)18T.Partey>>>35Martinelli


Substitutes
 33Ryan
 22Marí
 17Soares
 8Ceballos
 12Willian
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg非常に大きな勝利になるかもしれません。

来シーズンのヨーロッパでの大会の
出場権を獲得する為には
絶対に負ける事が許されない状況の中で
大きな勝利を挙げました。

先発はGKは1レノ、
右SBには21チェンバース、左SBには3ティアニー
そして16ホールディングと共にCBで起用されたのは
この試合は6ガブリエウでした。
中盤は18トーマスと25エルネニーが組み
2列目には右に19ペペ、左に7サカ、
トップ下に32スミス・ロウが入り
1トップを14オーバメヤンが務める
4−2−3−1が組まれました。

絶対に勝たなければならないこの試合において
アーセナルは開始から全開でした。

1分過ぎ、3ティアニーからのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けた32スミス・ロウから
32スミス・ロウ〜21チェンバース〜19ぺぺ
〜32スミス・ロウ〜21チェンバースと繋ぎ
その21チェンバースから鋭いクロスが送られましたが
ニアに飛び込んだ14オーバメヤンには僅か合わず。

2分過ぎ、中央に入ってきていた19ペペからのスルーパスで
右サイドの裏に抜け出した21チェンバースから
ダイレクトでグラウンダーのクロスが送られました。
このクロスに対してゴール前に入ってきた7サカは
相手のDFに遮られて合わす事は出来ませんでしたが
試合開始から立て続けに気迫を感じるプレーが続きました。

一方で非常に危ない場面がありました。

3分過ぎ、ルーズボールに対して先にボールを触った
21チェンバースに向かって
足の裏を観せて突っ込んできたシュラップに
チェンバースは右足首のやや上を踏まれてしまいました。

ボールを突っついた足が着地した所を
全速力で突っ込んできたシュラップに横から踏みつけられて
足首は大きく捻れてしまいましたので
大事に至らなかったのは本当に良かったと思います。

しかしこのチャージに対して
なぜレッドカードが出なかったのか不思議でたまりません。
勿論、イーブンのボールに対する
避けられない接触とも取れますが
本当にボールだけに向かっていたのならば
つま先から突っ込んでいたと思いますし、
仮に当たったとしても足を踏む様な
もっと下の部分へのチャージになる筈ですので
あの角度で足の裏を見せて突っ込んで来たのは
偶然だけではないと思います。
しかも21チェンバースの足は着地した直後で
完全にロックされた状態で踏みつけられていましたので
仮にもう少し上だったた折れていたかもしれない
非常に危険なチャージだったと思います。

ホジソン監督のホームラストゲームだった為に
忖度したのかもしれませんが
この場面はレッドカードが出て然るべき場面だったと思います。

これまでも同じ様なチャージで
アーセナルの選手はレッドカードを受けてきた一方で
どんなに危険なチャージを受けても
アーセナルには中々レッドカードが提示されない
ダブルスタンダードは本当にどうにかして欲しいものです。

その後はクリスタル・パレスにペースが移って行きましたが
それでも最初にゴールネットを揺らしたのは
アーセナルの方でした。

36分、7サカ〜3ティアニー〜7サカ〜3ティアニーと
細かなパスを繋いで左サイドの深い位置まで侵入した所から送った
3ティアニーのクロスをゴール正面に入ってきた19ペペが
右脚のダイレクトボレーで合わせてゴール!!

パス&ゴーと相手の虚を衝く7サカのヒールパスで
3ティアニーが深い位置まで侵入した仕掛け、
14オーバメヤンがニアに走り込んで
空けたゴール前のスペースに
タイミング良く走り込んで来た19ペペ、
全てが完璧だったと思います。

先制点を奪う事には成功しましたが
一方でその前の時間帯から
クリスタル・パレスらしい仕掛けで
ゴールに迫られる場面が何度もありました。

タウンゼントが入れた右サイドからのCKを
トムキンスにヘッドで合わせられてしまった22分過ぎの場面、
タウンゼントが蹴った右サイドからのFKを
ベンテケにヘッドで合わされてしまった29分過ぎの場面、
タウンゼントが送ったルーズなパスを
ペナルティの左角辺りで競り勝ったベンテケにヘッドで繋げられ
そのボールをシュラップにシュートを撃たれてしまった
31分過ぎの場面、
左サイドから送られたタウンゼントのクロスを
ベンテケにニアでヘッドで合わされてしまった後半開始直後の場面、
ゴール前の強さを活かした仕掛けで
アーセナルゴールは何度も襲われてしまい
1レノのセーブ等でなんとか凌いでいましたが
遂にセットプレーからゴールを許してしまいました。

62分、タウンゼントが蹴った右サイドからのFKを
ベンテケにヘッドで合わされてしまい失点。

マークに付いていた25エルネニーと6ガブリエウを物ともせずに
抜け出されてしまったベンテケらしいゴールだったと思いますが
そもそも後半に入ってからは
完全にペースを握られ続けていたのが問題だったと思います。

前半はまだボールをコントロールしながら
試合を進める事が出来ていましたが
後半は前半ではボールを自由に持たせて貰えていた
18トーマスと25エルネニーの所に
しっかりとマークが付く様になった事で
アーセナルはボールを前に進める事が出来なくなり
相手の守備のブロックの外側を
右往左往するだけで全く良い形が作れなくなってしまいました。

結果、ロングボールを蹴る場面が多くなり
そこから生まれるセカンドボールを
クリスタル・パレスに収められてしまう為に
守勢に回る時間帯が続いてしまい
その後も押し込まれる場面が何度もありました。

左サイドからのCKの流れから入れられたクロスを
ゴール前でベンテケに収められてしまい
至近距離からシュートを撃たれてしまった69分過ぎの場面、
前方に蹴り出されたルーズボールを収めたザハに
ペナルティの中まで切り込まれて
シュートを撃たれてしまった74分過ぎの場面、
21チェンバースや1レノが体を張って防いで
ゴールを死守しましたが
非常に危険な場面でした。

タウンゼントが入れた右サイドからのCKを
ファーサイドでトムキンスが落としたボールを
アイェウにヘッドで押し込まれてしまった82分過ぎの場面、
これも1レノの冷静なセーブでゴールを死守しましたが
非常に危険な場面が続きました。

この様な流れの中で
アーセナルは7サカに代えて11ウーデゴール、
3ティアニーと18トーマスに代えて
34ジャカと35マルティネッリを投入して
25エルネニーを一人アンカーに置く
4−1−4−1に変更しましたが流れは中々変わらず
アーセナルが相手ゴールに迫るのは
この場面まで待たなければなりませんでした。

82分過ぎ、11ウーデゴールからのパスを受けた
21チェンバースが入れたクロスを
ファーサイドに走り込んで来た14オーバメヤンが
右足で合わせましたが枠を捉えられず。

結局3ティアニーに代えて左SBに投入した34ジャカを
CMFに移した3−2−4ー1に変えて
やっとボールが前に進む様になり、
試合終了間際に劇的なゴールが生まれました。

後半ロスタイム、右サイドでボールを受けた
11ウーデゴールが送った
柔らかいタッチのクロスを
ファーサイドから走り込んできた35マルティネッリが
ワントラップしてそのまま押し込みゴール!!

11ウーデゴールのクロスは
DFラインとGKの間に落とす様なコースだった為に
一瞬誰が処理するか戸惑いを誘い
しかもゴールに向かっていく様な球筋のクロスだっただけに
処理に動いたウォードも見送ってGKに任せるのか、
クリアーするのか、GKに戻すのか迷った挙句に
見送る選択肢を取ってしまいました。
しかしこのクロスは
ファーサイドから走り込んで来た35マルティネッリが
要求した通りのコースのクロスだった為に
GKが触る前に35マルティネッリがしっかりと収め、
無人のゴールに押し込み劇的なゴールが生まれました。

そして、ロスタイムも4分が過ぎた所で
試合を終わらせるゴールが生まれました。

95分、スローインからのルーズボールを収めた19ペペが
そのままドリブルでペナルティ内に切り込んで行き
左脚を振り抜いてゴール!!

この時間帯になっても
ルーズボールに対して誰よりも早く反応し、
ボールを収めてからも
まるでまだ試合が始まったばかりの様に
鋭いドリブルで切り込んで行き、
そして最後はフェイクを入れてしっかりとタイミングをずらす
冷静さも失っていなかった19ペペは
今シーズンの開幕時とはまるで別人の様に
大きく大きく成長したと思います。

試合はこのまま1−3で終演。
非常に大きな勝ち点3を奪いました。

残念ながらウエスト・ハムが勝利して
勝ち点62まで伸ばされてしまいましたので
6位に入る事は出来なくなってしまいましたが
7位のスパーズが敗れた事で
勝ち点差が1にまで迫る事に成功しました。

そう言う訳で現在の順位は
7位スパーズ   勝ち点59
8位エヴァートン 勝ち点59
9位アーセナル  勝ち点58
となりました。

そして最終節は
7位のスパーズはアウェイでレスターと対戦します。

現在勝ち点66で4位のリバプールと同点ながら
得失点差で5位に落ちてしまったレスターは
来シーズンのCL出場権をを得る為には
そのスパーズ戦で勝利するしかありません。
その上、得失点差の「4」をひっくり返す為に
最初から猛攻を仕掛けて勝利を目指すと思いますので
大差で勝利しなければならないプレッシャーに負けなければ
絶対に勝利してくれると思います。

8位のエヴァートンはアウェイでシティと対戦します。

基本的にはリーグ優勝を決めたシティにとっては
この試合は完全に消化試合になりますが
今シーズン初めてホームに観客を迎えての試合であり
きっと試合後は観客の前で優勝報告会をすると思いますので
その様なお祭り事の前に
しょっぱい試合をする事はないと信じたいと思います。

一方のアーセナルはエミレーツでブライトンと対戦しますが
この試合はブライトンにとっては完全に消化試合ですので
アーセナルが最も勝ち点3を奪いやすい状況にあると思います。

よってスパーズとエヴァートンが勝利出来ずに
アーセナルが勝利すれば逆転で7位に滑り込む事が出来、
来シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグへの出場権を
獲得する事が出来ます。

PL最終節はPLの試合では
今季初めて観客を迎えての試合になりますので
舞台は揃ったと思います。
エミレーツに駆け付けたグナの声援を受けて
最終戦に勝利し
来シーズンのヨーロッパ・カンファレンス・リーグの出場権を
勝ち取ってくれると私は信じています。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G3A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G3A EL:2G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G3A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:13G2A EL:3G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G1A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:1G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:10G3A EL:3G1A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G2A EL:0G1A
19ペペ        PL:8G1A EL:6G4A
21チェンバース    PL:0G1A EL:0G1A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:1G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:2G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:2G4A EL:1G3A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜攻撃的MF〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜攻撃的MF〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜攻撃的MF〜〜〜

マルティン・ウーデゴール(22歳):攻撃的MF、トップ下
Martin Ødegaard
レアル・マドリー
1998年12月17日生
178cm 68kg
ノルウェー代表
移籍金 £5000万


ホッセム・アワール(23歳):インサイドハーフ、トップ下
オリンピック・リヨン
1998年6月30日生
175cm 70kg
フランス代表
移籍金 £4300万


ユリアン・ブラント(24歳):攻撃的MF、サイドアタッカー
Julian Brandt
ボルシア・ドルトムント
1996年5月2日生
185cm 83kg
ドイツ代表
移籍金 £2200万


エミリアーノ・ブエンディア(24歳):右サイドアタッカー
Emiliano Buendía
ノリッジ・シティ
1996年12月25日生
172cm 72kg
アルゼンチン
移籍金 £4000万


フェリペ・コウチーニョ(29歳):攻撃的MF、左サイドアタッカー
Philippe Coutinho
バルセロナ
1992年6月12日生
172cm 68kg
ブラジル代表
移籍金 £3500万


ナビル・フェキル(28歳):攻撃的MF
Nabil Fekir
レアル・ベティス
1993年7月18日生
173cm 72kg
フランス代表
移籍金 £2600万、(£7700万:バイアウト)


オルクン・コクチュ(20歳):攻撃的MF、CMF
Orkun Kökcü
フェイエノールト
2000年12月29日生
175cm 68kg
トルコU-21
移籍金 £1000万


(年齢は2021年9月1日現在)

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左SBと共にこの夏の最重要補強ポイントが
トップ下を務める事が出来る
攻撃的MFだと思います。

このポジションは年末のチェルシー戦で抜擢された
32スミス・ロウがその期待に十分以上に応えており
来シーズンも2列目の主軸として
プレーする事が期待されますが
実際問題としてファーストチームでのプレー経験が
この半年しかありませんので過度な負担は禁物であり
その32スミス・ロウと併用する事が出来る
タレントが必要だと思われます。

実際この冬の移籍期間で
レアル・マドリーからローンで獲得した
11ウーデゴールはその役割を十分以上に果たしており
既にPLとアーセナルへの適応も済んでいますので
11ウーデゴールの獲得が最優先事項かもしれません。

一方でその11ウーデゴールには
「億」を超えるバイアウト条項が設定されていますが
現在の世の中の情勢から「億」を超える取引にはならなくても
£5000万程度の移籍金が必要だと言われています。
勿論、財政状況が悪い中でこの夏に大型補強を目論んでいる
レアル・マドリーが補強資金を得る為に
移籍金を下げてでも積極的に売却を進めてくるかもしれませんが
それでもそれだけの移籍金を用意する事が出来るかどうかが
大きな問題だと思います。

同時に以前から狙っているアワールも
この夏のターゲットからは外れていないと言われています。
リヨンの財政的な問題や
アワール自身がステップアップする時期と考えている事から
この夏はそれ相応のオファーがあれば
リヨンは移籍を容認すると言われておりますので
アワールはこの夏にリヨンを離れる事が確実視されています。

昨夏も獲得に動いていながら
最終的に要求された移籍金を準備する事が出来ずに
獲得を断念する事になりましたが
1年経った事でその移籍金も
若干下がって来ていると言われていますので
11ウーデゴールと共にこのアワールも
このポジションのトップターゲットだと思われます。

一方で来シーズンはCLのみならず
ヨーロッパの大会への出場権を獲得する事が出来なかった場合には
11ウーデゴールとアワールの移籍先候補から
来シーズンのアーセナルは外れてしまう可能性もあり
アーセナルが十分な資金を投じても
獲得出来ない可能性もあると思います。

この2人に続くターゲットとして
名前が挙がっているのが
ドルトムントのブラントとノリッジのブエンディアです。

2019年夏にレヴァークーゼンから
ドルトムンドに移籍したブラントは
1シーズン目の昨シーズンはレギュラーとして
定期的な出場機会を得ていましたが
今シーズンは若手の台頭もあり
ベンチスタートが多く出場機会が限られている為に
出場機会を得る為に移籍に動く可能性があると言われています。

一方のブエンディアはノリッジの主力として
昇格争いの真っ只中だった冬の移籍期間では
獲得出来ませんでしたが
この夏はその障壁がなくなりましたので
ステップアップ目的で
移籍を希望する可能性は十分にあると思います。

少ないタッチでパスを捌き
タイミングの良いスルーパスで
相手の守備網を切り裂くプレーを得意とするブラントは
より攻撃陣のテンポを上げる必要がある
現在のアーセナルのスタイルにはあっていると思います。
その一方で今シーズンチェルシーに加入した
ハヴァーツやジエクの様な技巧派の選手が
PLの速く激しいスタイルに自分のリズムを崩してしまい
これまで観せている様なプレーが出来ずに苦しんだ様に
ブラントが速やかにPLに適応出来るかどうかは
不透明の部分もあると思います。

一方のブエンディアは今シーズンのチャンピオンシップで
15ゴール17アシストを挙げている様に
そもそもチャンピオンシップで
プレーする様なレベルの選手ではなく
同時にPLでのプレーは昨シーズン経験済みですので
すぐにPLに適応出来る所が一番の売りだと思います。
その一方でノリッジでは右サイドでプレーする事が多く
トップ下でどこまで機能するかに関してはやや不透明な所があり、
同じPL内の移籍の為に£4000万程度の移籍金が
必要と言われている所は少なからず障壁になると思われます。

それ以外ではバルセロナのコウチーニョ、
ベティスのフェキル、
フェイエノールトのコクチュ等の名前も度々挙がります。

財政的にかなり逼迫しているバルセロナは
その赤字分を既存の選手を売却して
なんとか凌ごうとしていると言われており
その売却候補の筆頭がコウチーニョと言われています。
よってこの夏に絶対売却する必要性に迫られている為に
£3500万程度で獲得可能と言われており
このクラスの選手としてはバーゲン価格だと思います。
同様にフェキルも財政的に苦しいベティスの状況から
バイアウト条項として設定している£7700万よりも
かなり安価な移籍金で獲得可能と言われていますので
財政的に苦しいアーセナルにとっても
良い狙い目だと思います。

一方でフェイエノールトのコクチュは
言うなればまだブレイク前のタレントという意味では
狙い目だと思いますが
この夏に必要としている32スミス・ロウへの負担を
減らすタレントかどうかに関しては
不透明の部分も大きいと思います。

個人的には既に適応出来ている11ウーデゴールか
以前から気に入っている
アワールのどちらかの獲得を強く希望しますが
仮に来シーズンのヨーロッパの大会への
出場権を獲得出来なかった場合には
この2人の獲得は非常に難しくなると思います。

同時にチームが世代交代の時期に入っている事を考えますと
28歳後半のコウチーニョとフェキルよりは
一世代若いブラントやブエンディアを獲得して
今後数シーズンかけてチームの再構築に努めた方が
良い様にも感じますので
11ウーデゴールやアワールの獲得が難しければ
ブラントかブエンディアの獲得に努めて欲しいと思います。


・・・つづく。


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2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜左SB〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて補強ポイント〜〜左SB〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜左SB〜〜〜

ライアン・バートランド(32歳)左SB
Ryan Bertrand
サウサンプトン
1989年8月5日生
179cm 85kg
元イングランド代表
移籍金 フリー


ジョシュ・ドイグ(19歳)左SB
Josh Doig
ハイバーニアン
2002年5月18日生
188cm 71kg
スコットランドU-19
移籍金 £


(年齢は2021年9月1日現在)

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この夏に絶対に補強しなければならないのが
バックアッパーが不在の左SBです。

実際3ティアニーを怪我で欠いた時期は
右SBの17ソアレスやCMFの34ジャカを起用したり
以前の様に7サカを起用する試合もありました。

しかしどの選手も本職の左SBではない為に一長一短があり
やはりスカッドにはもう一人本職の左SBの選手が
必要だと思います。

基本的にはその3ティアニーを
バックアップする選手が対象になりますが
一方で常に全力でプレーする3ティアニーは
怪我のリスクが大きい選手ですので
その3ティアニーを定期的に休ませる事の出来る
実力者である事も求められると思います。

しかしここまメディアで
名前が挙がっている左SBはそれ程多くなく
以前はマルセイユのジョルダン・アマヴィ位しか
名前が挙がっていませんでしたが
ここに来てやっと何人かの名前が出始めました。

その中で獲得候補の筆頭が
サウサンプトンのバートランドです。
バートランドはこの夏でサウサンプトンとの契約が切れて
退団する事が決定しましたが
今シーズンも左SBのレギュラーとして
シーズン通して起用されていましたので
実力的な衰えと言うよりは年齢的な問題で
契約延長が見送られたと考えられます。

実際この夏で32歳になりますので
SBとしては徐々に厳しい年齢になってくるのも
事実だと思いますが
現在のアーセナルが必要としているのは
シーズン通して先発フル出場する選手ではなく
3ティアニーをバックアップして
出場機会を分け合う事の出来る選手ですので
年齢的な問題はそれ程大きな問題にはならないと思われます。

同時に財政的に苦しいアーセナルにとっては
フリーで獲得する事が出来る所は大きく、
ホームグロウン選手である所も
大きなポイントだと思いますので
ターゲットとしては狙い目だと思います。

一方でハイバーニアンのドイグは
現在売り出し中の若手で
今シーズンからファーストチームに昇格したにも関わらず
早くもレギュラークラスで起用されている様です。

188cmとSBの選手としては上背があるドイグは
フィジカル的な強度とスピードを兼ね備えており
元々MFの選手だった事もあって技術レベルも安定しており
左利きですがカットインして
右脚でシュートを撃つプレーもレパートリーにある様です。
一方で実質まだ1年目の選手ですので
まだまだこれからの選手と言う印象が強く
現時点で3ティアニーをバックアップし
出場機会を分け合う様な選手なのかどうかは
不透明の部分も多いと思います。

個人的に深読みするのならば
この夏に契約が切れる事で
アーセナルがフリーでの獲得に動いていたと噂されていた
マルセイユのアマヴィが先日契約を延長した所に
一つポイントがある様に感じています。

それはフリーで移籍する道を模索していましたが
結局その移籍する道が途絶えた為に
アマヴィは契約延長に合意した可能性があり、
仮にアーセナルがその移籍候補先だった場合には
理由はどうあれアーセナルが断ったと言う事になりますので
5月頭の時点でアーセナルは既に
左SBの補強の目処が付いていたとも考えれらます。

そうなりますと5月頭の時点で確定に近い状況に出来るのは
フリーで退団するバートランドしかいませんので
ひょっとしたらバートランドのフリーでの獲得は
大筋合意に達しているのではないかと
個人的には期待してしまいます。

どちらにせよ3ティアニーのバックアッパーとしての立場と共に
3ティアニーを休ませる為に
出場機会を分け合える事の出来る実力者と言う意味では
バートランドを獲得出来れば大成功だと思われます。


・・・つづく。


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2021/22シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その2〜〜 [Arsenal F.C.]

2021/22シーズンに向けて:補強のポイント、その2

Arsenal 1.jpg
〜〜CMF・DMF〜〜

今シーズンのこのポジションは
左CMFに34ジャカ、
右CMFに18トーマスが入る形を基本として
それを8セバージョスと25エルネニーが
バックアップする4人体制が組まれていました。

34ジャカは相変わらず安易なミスを犯す場面や
不要なファールもありますが
時にバックラインまで下がって
攻守にCBをフォローする役割や
3ティアニーが上がって空けたスペースを埋める役割など
アルテタ監督が目指すスタイルの中で
重要な役割を担っており
18トーマスも今シーズンは怪我が多かったとは言え
中盤のフィジカル的な強度をもたらすタレントとして
存在感を示したと思いますので
来シーズンもこの2人が中心になると思います。

一方で中盤のクリエイティブな面が期待された
8セバージョスはそのクリエイティブな面を発揮する事が出来ず
反対に失点に繋がるミスも多く
その期待に応える事が出来ませんでしたので
そのままレアル・マドリーに戻る事になると思います。

25エルネニーに関しては
契約が2022年夏までになっている為に
この夏はターニングポイントになりますが
確かに常時先発を担う様なタレントではないかもしれませんが
攻撃面に関しては気の利いたポジショニングで
中盤の潤滑油として関与し、
守備面に関してはとにかく献身的に振る舞える事を考えますと
本人がバックアッパーとしての立場を受け入れるのならば
貴重なバックアッパーとして
チームに残って欲しいと思っています。

よって来シーズンも今シーズンと同様に
4人体制を基本とするのならば
最低でもローン期間が終わる8セバージョスに代わる
4人目の選手が必要になるのは勿論のこと、
ここに来て34ジャカが移籍を希望していると言う話もあり
さらなる再編が必要になる可能性があります。

現状としてはまずローン移籍に出ている
11トレイラ、29グエンドゥージ、28ウィロック、
15メイトランド=ナイルズをスカッドに戻すかどうかが
一番最初のポイントになると思いますが
各々の選手には色々な事情があります。

アトレティコにローンで出ている11トレイラは
家族の問題で南米へ戻る事を強く希望している為に
少なくともロンドンに戻ってくる事はないと思います。

29グエンドゥージもアルテタ監督との関係性が壊れたままですので
アルテタ監督が退任しない限りは
アーセナルに戻ってくる事はないと思います。

生え抜きの2人が戻ってくる事が一番現実的だと思いますが
それぞれの選手はローン先で定期的な出場機会を掴んではいますが
メンバーが異なり既に出来上がったチームへ
シーズン途中で加入する難しさがあるのかもしれませんが
それぞれのチームでは
自らボールに関与するプレーよりも
受け身の状態でプレーしている場面が多い所は
観ていて非常に気になります。

確かにここ最近の28ウィロックは
貴重なゴールを連発して得点を奪えるMFとして
新たな側面を観せ始めていますが
ゲームを作る等のCMFとしての働きは十分とは言えず、
ブルース監督が評している様に
CMFではなくセカンドストライカー的なポジションに
28ウィロックは適正があるのかもしれません。

どちらにせよこの生え抜きの2人も
このままの状況のままならば
アーセナルに戻ってきても
今シーズンの前半と同様に
アルテタ監督のスタイルに
適応する事は難しいかも知れません。

個人的にはリザーブに所属している
66アジーズに期待しています。
今年19歳になる66アジーズはアーセナルだけではなく
イングランド代表でも期待されている逸材と言われており
そろそろファーストチームへの昇格が決まっても
おかしくないと思いますが
さすがにいきなり4人目のCMFとして抜擢するのは難しく
5人目のCMFと言う立ち位置か
ファーストチームでの定期的な出場機会を与える為に
シーズンローンに出る可能性の方が高いかもしれません。

よってローンに出ている既存の選手の中から
補充する事が出来なければ
新たな選手の補強が必要になると思われ、
そのターゲットは8セバージョスが応えられなかった
クリエイティブな役割を担う選手か、
怪我が多い18トーマスをバックアップする
フィジカル的強度の高い選手が
ターゲットになると思われます。

財政状況的にこのポジションに
どれだけ投資できるかは分かりませんが
少なからず補強に動くと思われます。


〜〜トップ下・サイドアタッカー〜〜

昨シーズン終盤から引き続き
可変式3バックシステムを使用していた
シーズン前半は右に新加入の12ウィリアン、
左に14オーバメヤンを起用する形を基本とし
それを19ペペや24ネルソンがバックアップしていましたが
結果が出ずに低迷した為に
年末のチェルシー戦から
32スミス・ロウをトップ下に抜擢し
ここまで主に左WBで起用していた7サカを
右サイドアタッカーの位置で起用した事で
チームの機能性は著しく向上させる事に成功しました。

その後、冬の移籍期間でレアルからローンで獲得した
11ウーデゴールが速やかにチームに適応した事もあり
シーズン後半は7サカ、11ウーデゴール、
32スミシウ・ロウの3人を中心に
14オーバメヤンや19ぺぺを組み合わせる形に落ち着きました。

来シーズンに向けて
右サイドの逆足のサイドアタッカーとしての7サカと
トップ下でもサイドでも
攻撃陣のテンポを挙げる役割を担う32スミス・ロウが
アーセナルの2列目の中心となると思いますが
今シーズンの14オーバメヤンは
これまでの様なキレを完全に失い
しかもそのキレを最後まで取り戻す事が出来ませんでしたので
そろそろウイングストライカーとして限界かも知れません。
仮にサイドで起用するならば
ある程度の運動量が求められる4−2−3−1ではなく
守備への負担が少し減る4−3−3への移行を考える必要性があり、
反対にフィニッシュに特化させる
CFに戻す時期に来たのかも知れません。

一方で今シーズン大きく成長したのが19ペペで、
PLとアーセナルへの適応が完全に終わったと言えると思います。
従来の右サイドのみならず
左サイドで純粋なウイングプレーも出来る様になり
プレーの幅は確実に広がった印象です。

反対に最後まで適応出来なかった12ウィリアンは
場合によってはこのまま構想外になる可能性もあり
補強資金を得る為に、そしてコストカットの為に
1年でアーセナルを後にする可能性は否定出来ないと思います。

同じく結果を出せなかった24ネルソンも
来シーズンの構想から外れる可能性はありますが
まだ21歳と若い事を考えますと
成長を促す為にもう一度ローンに出す可能性は否定出来ません。

その一方で昨シーズンの怪我から年末に復帰した35マルティネッリは
シーズン終盤になり本来の輝きを観せ始めていますので
これまで14オーバメヤンが担っていた
ウイングストライカーの役割は
来シーズン以降は35マルティネッリが引き継ぐ可能性があると思います。

来シーズンに向けてサイドに関しては
サイドから仕掛ける役割を担う右の7サカと
左右どちらでも対応可能になった19ぺぺ、
ウイングストライカーとして35マルティネッリ、
そして場合によって14オーバメヤンや32スミス・ロウも
起用可能ですのでこのままの布陣でも
不足感はそれ程ありませんが
問題はトップ下を担う事が出来るのが
32スミス・ロウしかいない所だと思います。

シーズン後半違いを観せた11ウーデゴールは
ローン期間が終わればレアルに戻る事になっていますので
トップ下を担う事が出来るのは
32スミス・ロウしかいなくなってしまいますが
実質レギュラーとしては
まだ半年しかプレーしていない事を考えますと
過度のプレッシャーに曝す事は良いとは言えず
ある程度その役割を分担出来る選手が必要に感じます。

よってこの夏の移籍期間では
トップ下を担える攻撃的MFの補強は重要ポイントであり
反対に12ウィリアンと24ネルソンは
放出する可能性があると思います。


〜〜CF〜〜

今シーズンのCFは9ラカゼットを中心に
14オーバメヤンを併用し、
この2人をバックアップする30エンケティアが
カップ戦等で起用されていました。

しかしこれまでチームの得点源だった
14オーバメヤンが不振に陥り
例年の半分しかゴールを奪う事が出来ず、
その分9ラカゼットが頑張ったと思いますが
現在の13ゴールは例年通りのゴール数であり
不振だった14オーバメヤンを
カバーするだけのゴール数を
挙げた訳でもありませんでした。

とは言え、現在のシステムでは
9ラカゼットはゴールと共に
前線のターゲットマンとしての役割が求められ
実際そのポストプレーでチームに大きく貢献していたと思います。

一方で30エンケティアも
カップ戦では結果を出していましたが
PLでは中々結果を出す事が出来ずに
14オーバメヤンの不振をカバーする存在感は観せられませんでした。

結局今シーズンのストライカー陣は
期待する様な結果を出す事が出来ませんでしたので
来シーズンに向けて何らかの動きがあると思われます。

そこでまず注目されるのが9ラカゼットの去就です。

今年30歳になる9ラカゼットの契約は
2022年夏までと言われていますので
この夏は契約を延長するかどうかの
ターニングポイントの夏になる為に
メディアでは移籍の噂が絶えません。

実際、財政的に厳しい状況を考えますと
今まで以上に大きく昇給する事は難しく
契約延長を行うにしても減俸での延長になる可能性も
十分にあると思います。
反対にこの夏に残りの契約が1年になる選手の中では
最も市場価値が高い選手でもありますので
補強資金を得る為に放出される可能性も
否定は出来ないと思います。

一方の14オーバメヤンは契約延長したばかりですので
基本的には残留する事になると思いますが
今シーズンは現在の週給に
見合った働きをした訳ではない事を考えますと
支出削減の為に14オーバメヤンの放出に動く可能性も
否定出来ないと思います。

しかし、9ラカゼットにしても14オーバメヤンにしても
ビッグクラブ以外のクラブにとっては
現在の週給は非常に高額であると言うのは言うまでもありませんので
獲得に動く事が出来るクラブは限られていると思います。
同時にそのビッグクラブにしても財政状況が悪化している為に
それなりの移籍金で獲得に動く事が出来るクラブが
本当に現れるのかどうかにも疑問を感じます。

よって補強資金を捻出する為に
9ラカゼットか14オーバメヤンのどちらかの選手を
放出する可能性は否定出来ませんが
実際買い手が現れなければ
揃って残留する可能性も残っていると言う
どっち付かずの状況が最後まで続くかもしれません。

一方で先日契約延長した38バロガンは
来シーズンはファーストチームへ昇格してくると思われ、
今シーズン30エンケティアが担っていた
第3ストライカーの立ち位置に入ると思われますので
30エンケティアの去就は微妙な状況です。

その30エンケティアの契約も2022年夏までと言われていますので
この夏に放出される可能性は否定出来ません。
しかし生え抜きの選手であり
U-21イングランド代表の最多得点記録を持っている事を考えますと
契約延長した上で来シーズンはPLの下位クラブへ
ローン移籍させる事が出来れば一番良い様に感じます。

この夏は9ラカゼットか14オーバメヤンのどちらかを
放出する可能性がありますが
14オーバメヤンを放出する様な事になったとしても
35マルティネッリがその役割を引き継ぐ事が出来ますが
9ラカゼットを放出した場合には
同じ様な役割を担う事が出来るストライカーは
現在のスカッドにはいませんので
新たなストライカーが必要になると思われます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この夏の補強ポイントとしては

1、3ティアニーをバックアップする左SBの実力者

2、トップ下でプレー出来るクリエイティブ能力の高い攻撃的MF

3、第2GK又は1レノの去就によっては正GK

4、中盤のクリエイティブな役割を担うCMFもしくは
  18トーマスをバックアップするフィジカル能力の高いDMF

5、2ベジェリンが移籍した場合には右SBのレギュラー候補

6、9ラカゼットや14オーバメヤンが移籍した場合には新たなストライカー

7、23D.ルイスが退団した場合には場合によってCB

と個人的には考えます。


・・・つづく。


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