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PL36:Chelsea vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Chelsea 0−1 ARSENAL
2021年5月12日(水)Premier League, Stamford Bridge

Goal
 (16)32Smith Rowe(←14Aubameyang)
 

1Leno

16Holding  22Marí  6Gabriel

7Saka  18T.Partey  25Elneny  3Tierney

11Ødegaard    32Smith Rowe

14Aubameyang


(65)7Saka>>>2Bellerín
(79)14Aubameyang>>>9Lacazette
(76)2Bellerín>>>21Chambers


Substitutes
 33Ryan
 17Soares
 8Ceballos
 12Willian
 19Pépé
 35Martinelli


Arsenal 1.jpg絶好調のチェルシーを相手に
シーズンダブルを達成して
来シーズンのヨーロッパでの大会への
望みを繋ぎました。

この試合ではシステムを変えてきました。
GKは1レノが入り
バックラインは右から16ホールディング、
22マリ、6ガブリエウの3バックが組まれました。
中盤は18トーマスと25エルネニーが組み
右WBには7サカ、
左WBには3ティアニーが入りました。
そして11ウーデゴールと
32スミス・ロウが2シャドーに入り
1トップを14オーバメヤンが務める
3−4−2−1が組まれました。

チェルシーはトゥヘル監督に代わってから
絶好調なだけあって
ポゼッションは68%対32%
総シュート数は19本対5本と
スタッツだけを観れば完全に圧倒されてしまいましたが
最初から最後まで集中力を切らさずにしっかりと守り
そしてチェルシーの一つのミスから挙げたゴールが
最終的に決勝点になりました。

16分、チェルシーがバックラインでボールを回している時に
ズマからのパスを受けたジョルジーニョが
ケパに戻そうとしたバックパスが
無人のゴールに向かってしまいました。
そのボールは必死に戻ってきたケパが
寸前の所で掻き出しましたが
そのボールを受けた14オーバメヤンから贈られたパスを
32スミス・ロウが丁寧に流し込み先制ゴール!!

前線から仕掛けたハイプレスが
見事にハマったと思います。
右サイドでボールを受けたズマに対して
11ウーデゴールが前方のパスコースを切り
チアゴ・シウヴァには14オーバメヤン、
ギルモアには25エルネニーが付いていました。
その状況の中でズマは
下がってきたジョルジーニョにボールを預けましたが
すぐさま25エルネニーがプレスに動いた事で
ジョルジーニョはそのままボールをズマに戻しました。
しかし11ウーデゴールのプレスを受け
同時に25エルネニーがすぐさまギルモアに付いた事で
ズマはまたパスコースを失ってしまった事で
もう一度ジョルジーニョにパスを送りましたが
そのジョルジーニョには今度が32スミス・ロウがプレスを仕掛けた事で
ジョルジーニョは焦ってしまったのか?
無人のゴールに向かってパスを送ってしまうと言う
大きなミスを犯してしまいました。

当然の事ですがバックパスを受ける準備をしていたケパは
一貫してゴールマウスの右側で枠を外す位置で待っていましたが
名手であるジョルジーニョが
その立ち位置を確認出来ていなかったのは意外でした。

同時に14オーバメヤンと32スミス・ロウが
必死に戻ってきていたケパが掻き出す可能性に備えて
しっかりとゴール前に詰めていたのに対して
あのチアゴ・シウヴァがゴールを奪われ様としているにも関わらず
全く反応せずに静観していた所も
非常に大きなミスだったと思います。

確かにこの決勝ゴールはジョルジーニョの
大きなミスによりもたらされましたが
そのミスを誘発させ
その後も一瞬の隙も観せずにゴールに向かう姿勢を崩さなかった
アーセナルが導き出したゴールだったと思います。

一方で危険な場面は何度もありました。

10分過ぎ、6ガブリエウから22マリへのパスを
ハヴァーツにカットされて奪われてしまい
そのままドリブルで持ち込まれて
1レノと1対1になってしまいました。

幸いハヴァーツが放ったシュートは枠を外れて救われましたが
ハヴァーツに気付かずにボールを奪われた
22マリの対応も勿論問題でしたが
そもそも6ガブリエウのパス自体が中途半端だったと思います。
パスを出した後にライン側に開く事に気を取られていたのか
明らかにパス自体が弱く
仮に22マリがハヴァーツに気付いていたとしても
大きく蹴り出すしか方法はなかったと思います。

この様にここ最近の6ガブリエウは
自信を失っているのか?
シーズン前半観せていた様な大胆なプレーが減り
どこかこぢんまりとした
無難にまとめようとする様な印象のプレーが多い所は
非常に気になります。

21分過ぎ、ボールを持って上がってきた
アスピリクエタから送られたスルーパスで
裏に飛び出したプリシッチからのマイナス方向の折り返しを
ゴール正面でマウントに合わされてしまいました。

そのシュートはゴール前に立ちはだかった
16ホールディングがブロックしてゴールを死守しましたが
完全に崩されてしまいました。

27分過ぎ、ジョルジーニョからの縦パスを受けた
ハヴァーツからのラストパスを受けたマウントに
左脚を振り抜かれてしまいました。

このシュートも1レノのファインセーブで死守しましたが
この時間帯はチェルシーの速い仕掛けに
遅れを取り始めていたと思います。

60分過ぎ、マウントが入れた右CKを
ハヴァーツにヘッドで合わされ、
そのボールをファーサイドで詰めていた
プリシッチに押し込まれてしまいましたが
プリシッチの位置がオフサイドでゴールは取り消されました。

85分過ぎ、センターサークル辺りの
ルーズボールを収めたジルーから送られたパスで
右サイドを抜け出したきたハドソン・オドイが入れたクロスを
ファーサイドのプリシッチに合わされてしまいましたが
シュートがヒットせずに救われました。

89分過ぎ、左サイドから入れられた
ジエクのアーリークロスを
ゴール前に残っていたズマに
ヘッドで合わされてしまいました。
そのシュートも1レノのファインセーブで死守しましたが
ポストを叩いて戻ってきたボールを
ダイレクトでジルーに合わされてしまいましたが
それもポストを叩き救われました。

後半ロスタイムにカウンターから
チェルシーゴールに迫る場面がありましたが
3バックを組んだ様にこの試合のコンセプトは
まず失点しない事に重きを置き
少ないチャンスをゴールに繋げる形だったのかもしれません。
そのコンセプト通りに選手全員がしっかりと集中し守り続け
最後の砦である1レノもファインセーブを観せて
クリーンシートを達成した所が全てだったと思います。

決して綺麗な勝利ではなく
泥臭い勝利でしたが
来シーズンのヨーロッパでの大会への出場権を得る為には
非常に重要な勝ち点「3」になったかもしれません。

依然として他のクラブの成績次第ですが
このまま残りの2戦に連勝すれば
奇跡が起こるかもしれません。

その奇跡を信じて残りの2試合も
全力で勝ち点「3」を奪いに行って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!




追伸、来シーズンからCL、ELに続き
ヨーロッパカンファレンスリーグと言う
UEFA主催の3つ目の大会が本当に始まる様です。

そこでPLではどの様に出場権が割り当てられるかが
注目されますが
これまでと同様にPLからヨーロッパの大会に出場出来るのは
合計7チームと言うのは変わっていないようです。

今シーズンまではPLの上位3チームがCLの本戦への出場権、
PL4位のチームがCLプレーオフへの出場権が与えられ、
FA杯の優勝チームとPL5位のチームがELの本戦への出場権、
カラバオ杯の優勝チームがELプレーオフへの出場権が
与えられていましたが
どうやらそのカラバオ杯の優勝チームに
ヨーロッパカンファレンスリーグへの出場権が
割り振られる事になった様です。

そしてFA杯とカラバオ杯の優勝チームが
PLの上位チームだった場合には
そこで与えられる出場権はPLの6位、7位のクラブに移る所も
同様な様ですので
今シーズンではPL5位と6位のチームにEL出場権、
7位のチームにヨーロッパカンファレンスリーグへの出場権が
与えられる事になりそうです。

7位に入ってもヨーロッパカンファレンスリーグへの出場権しか
得られない事になりそうですが、、、
それでも頑張りましょう!!


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2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G2A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G3A EL:2G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G3A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:13G2A EL:3G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G0A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:1G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:10G3A EL:3G1A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G2A EL:0G1A
19ペペ        PL:6G1A EL:6G4A
21チェンバース    PL:0G1A EL:0G1A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:1G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:2G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:2G4A EL:1G3A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:1G1A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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