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CC4th:Liverpool vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Liverpool 5−5 ARSENAL
     (5−4)
2019年10月30日(水)Carabao Cup, Anfield

Goal
 (6)20Mustafi(og)
 (19)11Torreira
 (26)35Martinelli
 (36)35Martinelli(←77Saka)
 (43)Milner(pk)
 (54)15Maitland-Niles(←10Ozil)
 (58)Oxlade-Chamberlain
 (62)Origi
 (70)28Willock(←29Guendouzi)
 (90)Origi

Penalty shoot-out
 ARSENAL        Liverpool
 2Bellerin     ◯ー◯ Milner
 29Guendouzi   ◯ー◯ Lallana
 35Martinelli   ◯ー◯ Brewster
 8Ceballos    Xー◯ Origi
 15Maitland-Niles ◯ー◯ Jones


26Martinez

2Bellerin 20Mustafi 16Holding  31Kolasinac

11Torreira   28Willock

15Maitland-Niles    10Özil      77Saka   

35Martinelli


(65)10Özil>>>29Guendouzi
(72)11Torreira>>>8Ceballos
(83)31Kolasinac>>>3Tierney


Substitutes
 33Macey
 5Sokratis
 19Pepe
 9Lacazette

Arsenal 1.jpg

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2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A
5ソクラティス    PL:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
10エジル       PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G0A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G2A EL:2G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
34ジャカ       PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:3G1A CC:4G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A CC:0G1A


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PL10:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−2 Crystal Palace
2019年10月27日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (7)5Sokratis(←34Xhaka)
 (9)23Luiz
 (32)Milivojević(pk)
 (52)J. Ayew
 

1Leno

21Chambers 5Sokratis  23Luiz  3Tierney 

29Guendouzi   34Xhaka  

19Pepe                8Ceballos

  9Lacazette   14Aubameyang


(61)34Xhaka>>>77Saka
(75)3Tierney>>>31Kolasinac


Substitutes
 26Martinez
 2Bellerin
 16Holding 
 11Torreira
 35Martinelli


Arsenal 1.jpgいやいや、悪い流れです。

セットプレーから早々に2点リードしながらも
その後追加点を奪う事が出来ずに
追いつかれてしまいドロー。
現状の守備力では2点のリードでも
足りないと言うことか、、、。

先発はGKに1レノが入り
左SBには遂に3ティアニーが先発起用され
21ジェンキンソン、5ソクラティス、23ルイスと
DFラインを組みました。
中盤はCMFに29グエンドゥージと34ジャカが入り
右サイドハーフに19ペペ、
左サイドハーフに8セバージョスが入る
ボックス型に4人で構成されました。
そして前線は9ラカゼットと14オーバメヤンが
2トップを組む4−4−2が組まれました。

試合は最初にゴールに迫ったのは
クリスタル・パレスの方でした。

3分過ぎ、8セバージョスのマークを振り切って
左サイドをドリブルで持ち上がってきた
タウンセンドから入れられたクロスを
マッカーサーにヘッドで合わされてしまいました。
このヘッドは1レノの正面で問題はありませんでしたが
簡単にサイドからの侵入を許し
DFラインの前に出来てしまうスペースを突かれて
シュートまで持って行かれてしまう
現在のアーセナルの脆弱さが
出てしまっていたと思います。

単騎で上がってきたタウンセンドに対して
8セバージョスと3ティアニーが
しっかりとダブルチームを組む事なく
クロスを入れられてしまったのも問題ですが
DFラインの前のスペースを埋めるべき34ジャカが
この場面で行方不明になっていたのは疑問です。
その34ジャカはタウンセンドがドリブルで上がり始めた時に
なぜかそのタウンセンドの背後を切る様な
ポジショニングを取っていました。
しかし普通に考えればドリブラーのタウンセンドが
スピードに乗ってドリブルを始めたら
そのまま前に突き進んでいくか
どこかのタイミングで中に切り込んで行くか、
その2つの選択肢が危険な状況になる可能性がある選択肢であり
守備側にとってはまずケアするべき部分だと思います。
反対に仮にどこかで止まってバックパスをしたとしても
そこから危険な状況に陥る可能性は
それほど高くはならないと思いますので
34ジャカがタウンセンドの背後を切る様に動いたのは
この場面では明らかに間違いであり
中に切り込んできた時に備えて
タウンセンドの内側を並走して戻ってくるのが
正しい選択だったと思われます。

そしてタウンセンドが中に切り込んで来なくても
そのまま並走して戻って来ていれば
DFラインの前のスペースのニアサイドを埋める事も
出来ていたはずですが
結果的には34ジャカがプレーの選択を誤って戻ってこなかった為に
DFラインの前のスペースを
29グエンドゥージが一人でケアする状況になってしまい
幸いこの場面ではDFラインの前のスペースに入ってきたのが
マッカーサー一人でしたので
大きな問題にはなりませんでしたが
もしももう一人走り込んで来ていたら
最低でも一人は完全にフリーの状態になっていたと思います。
この場面では失点には繋がりませんでしたが
小さな事ですがこの様なちょっとしたミスを
一つ一つ丁寧に修正して行かなければ
現在のアーセナルの守備の脆弱性は
改善しない様に感じます。

一方でセットプレーから先制点を奪う事に成功しました。

7分、19ペペが入れた右CKのルーズボールを
ケイヒルがヘッドでクリアーしようとしましたが
大きくクリアーする事が出来ず
そのボールを34ジャカがヘッドで繋いだ所を
5ソクラティスが蹴り込み先制ゴール!!

そして再びセットプレーから追加点が生まれました。

9分、ペペが入れた右CKを
クヤテ?の頭をかすめて流れてきたボールを
ファーサイドで23ルイスが押し込みゴール!!

早い段階で2点リードする事に成功して
優位に試合を進められると
この時は誰もが思っていたと思います。

その後も惜しい場面はありました。

11分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを受けた
3ティアニーがそのまま縦に切り込んでいき
中にクロスが送られました。
そのクロスを受けた9ラカゼットが
ワントラップして左脚を振り抜きましたが
ヘネシーのファインセーブで阻まれゴールならず。

13分過ぎ、相手の右サイドからのCKの流れたボールを収めた
29グエンドゥージから送られた敵陣へのロングパスで
14オーバメヤンが抜け出しましたが
戻ってきたウォードのプレッシャーを受けて
シュートは枠を捉える事が出来ず。
29グエンドゥージのパスを14オーバメヤンが
そのまま前方に送る事が出来ていたら
ウォードの追撃もかわす事が出来たかもしれませんでしたが
ワンタッチ目でボールのコースが
左側に寄ってしまった為に
左側から寄せてきたウォードの追撃が
視界に入ってしまったのか
体勢が整わないままシュートを撃ってしまったのは
非常に残念でした。

しかし時間が経つにつれて
クリスタル・パレスゴールに近づく場面は減っていき
反対にクリスタル・パレスの中で
最も注意が必要なザハの仕掛けから
PKを奪われてしまいました。

28分過ぎ、ミリボイェビッチからのロングフィードを
右サイドのスペースで受けたザハが
対峙した21チェンバースをかわす時に
交錯して転倒しましたが
主審のアトキンソンの判定は
ザハのシミュレーションでノーファールでした。
しかしここでVARが入り
それにより判定は覆ってPK献上。

32分、そのPKをミリボイェビッチに決められてしまい失点。

この場面でザハと21チェンバースの絡みは
残念ながら明らかにファールがあったと思います。
右足のアウトサイドでボールを右側に振ってから
右足のインフロントに引っ掛ける様にして
切り返してかわす仕掛けは
ザハの十八番のプレーであり
このザハの切り返しが非常に鋭く素速い為に
DFは釣られてついつい脚を出してしまうのも
仕方がないかもしれません。
その一方で確かにザハは
この一連の仕掛けで
ファールを誘っていたのも事実であり
21チェンバースがその誘いに乗ってしまったのは
失敗だったと思います。

ここまでの時間帯はこのザハに対して
常に2人以上のチームで対応する事で
上手く抑え込んでいたと思いますが
この時だけは猛然と戻ってきた29グエンドゥージも間に合わず
21チェンバースが一人で
対応しなければならない状況を作られてしまった時点で
この勝負は負けていたのかもしれません。

それにしてもこの試合を裁いていたアトキンソンは
自分の目の前で起こったこのファールを
正確にジャッジ出来なかった事を
どの様に感じているのでしょうか?
正確にジャッジする責任を丸投げ出来るので喜んでいるのか?
それとも自らの判定能力の低さを悔いているのか?
誰か一度聞いて欲しいものです。

これで1点差になってしまった事で
クリスタル・パレスに勢いが生まれ始め
反対にアーセナルはここ最近の試合と同様に
チームとして噛み合わなくなっていき
次のビッグチャンスはこの場面くらいだと思います。

43分過ぎ、9ラカゼットが倒されて得たFKを
クイックリスタートした34ジャカからのパスを受けた
14オーバメヤンが19ペペに繋ぎ
その19ペペがゴール正面の位置で3人に囲まれながらも
右脚を振り抜きましたが
残念ながら僅かに右ポストの外側でゴールならず。

とは言え、時間とスペースのない状況で
コンパクトで鋭い振りのシュートを
利き脚ではない右脚で19ペペが放った事は
非常に意味があったと思います。
ここまでPLへの適応に苦しんでいた19ペペは
自信を失ってしまったかの様に
最良なプレーの選択が出来なくなりつつあり、
不要な力みが出始めて
プレー自体の精度も欠いていたと思います。
しかしこの場面では何の躊躇もなく
利き脚ではない右脚で
そのままシュートを撃つ事を選択し
しかもゴールこそ奪えませんでしたが
コール隅を狙った弾道が低く鋭い
ほぼ100点のシュートを撃って観せました。

これは先日のELでFKを2本叩き込んで
チームを逆転勝利に導いた事や
この試合でも19ペペのCKからゴールを奪った事で
メンタル的な呪縛から解放され
自信が蘇り始めた兆候だと思いますし、
リール時代から課題だった右脚のプレーの改善を
移籍してきてからしっかりと取り組んできた成果だと思われます。
とは言え、ピッチの上での表情が
いまだに少しドギマギしている様に観える所は気になりますが
その表情がもっと晴れやかになれば
今以上に本領発揮する事になると思います。

前半終わり間際には危険な場面もありました。

前半ロスタイム、左サイドからのクロスを
21チェンバースがヘッドでクリアーしたボールを
ファン・アーンホルトが収め、
そのファン・アーンホルトがクヤテとのワンツーで
切り込んできた所から左脚でシュートを撃たれてしまいました。
このシュートは1レノのファインセーブで
ゴールを守る事が出来ましたが危うい場面でした。

前半はこのまま2−1で終わりましたが
決定的な攻撃の形が作れない攻撃陣の問題と
最終的にバックラインまで攻め込まれた所で
弾き返し続けなければならない
守備陣の問題が出始めていましたので
嫌な予感が漂いながら後半に突入しました。

その嫌な予感通り同点ゴールが奪われてしまいました。

52分、ザハのパスを受けて
右サイドの裏のスペースに侵入してきたマッカーサーから送られた
柔らかいタッチのクロスを
ファーサイドに飛び込んできた
アイェウにヘッドで押し込まれてしまい失点。

当初は5ソクラティスと23ルイスの間にいたアイェウが
隙を突いて23ルイスの背後に回った時に
自身の背後には誰もカバーする人がいないにも関わらず
23ルイスがアイェウの事を離してしまったのは
失敗だったと思います。

この後もペースが掴めないまま
例の問題の場面が訪れました。

60分過ぎ、77サカとの交代を命じられた34ジャカが
チンタラと歩いて戻ってくる姿に対して
スタンドのグナがブーイングを浴びせ、
それに対して34ジャカは挑発的な態度で煽ると言う
問題が発生しました。

個人的にはこの場面の34ジャカの態度は看過出来ません。

前節シェフィールドに敗れたアーセナルは
上位陣に付いて行く為には
ホームで行われたこの試合では
絶対に勝ち点3を得る必要がありました。
しかし2点のリードを守れずに
同点に追いつかれてしまった状況で
チンタラと歩いてベンチに戻ってくると言うのは
勝利を目指しているチームの事を
全く理解していないと言われても言い訳は出来ず
少なくともチームをまとめ
勝利の為に先頭に立たなければならない
キャプテンがする行動ではなかったと思います。
勿論、他の選手ではなく
2試合連続自分が交代を命じられた事に
腹を立てていたのかも知れませんが
それでも自分のエゴを封印してでも
1分1秒も無駄にしない為に
全速力でベンチに戻ってくるのが
チームの勝利の為に全てを捧げる
キャプテンとしての正しい振る舞いだったと思います。

しかしこの場面での34ジャカは
チンタラ歩いている自分に向けられたブーイングに対して
さらにスタンドを煽る様な仕草をして
自分のエゴを前面に出してしまったのは残念であり
この様にチームの事よりも自分の事を優先する34ジャカは
残念ながらキャプテンとしては失格だと思います。

更に言えば、ベンチに留って仲間が勝利の為に戦っている姿を観ずに
そのままシャツを脱ぎ控え室に戻って行ってしまったのは
キャプテンとしてその任を放棄する行いと言うだけではなく
アーセナルのシャツを纏う事も放棄する行いだと思います。

これらの行いを考えれば
34ジャカをキャプテンから下ろすのが
妥当だと個人的には思います。
そして場合によっては
この冬の放出対象になってもおかしくない位の
愚行だったと思いますので
エメリ監督にはパリSGの時の様に「なあなあ」にはせずに
厳密な処罰を下す事を期待したいと思います。

本当にリーチマイケルの垢を煎じて飲ませたい気分です(苦笑)

ここからアーセナルは反撃を開始しました。

61分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを
右サイドに開いてきた9ラカゼットが受け
その9ラカゼットからの
DFラインの裏へのスペースへのパスで抜け出した
21チェンバースがゴール前にクロスを入れました。
そのクロスは誰にも合わずワードにクリアーされてしまいましたが
そのこぼれ球を再び収めた21チェンバースが
左脚のコントロールショットでゴールを狙いましたが
残念ながら枠は捉えられず。

63分過ぎ、8セバージョスのパスを受けた29グエンドゥージが
ペナルティの外側からミドルシュートを放ちましたが
ヘネシーにセーブされゴールならず。

66分過ぎ、19ペペが蹴った左CKを
9ラカゼットがニアで流す様にヘッドで合わせましたが
これもヘネシーに阻まれゴールならず。

71分過ぎ、29グエンドゥージが送った浮き球のパスを受けて
ペナルティの深い位置まで侵入した9ラカゼットが
角度の無い所から強引に右脚を振り抜きましたが
惜しくもポストの外側を叩きゴールならず。

そして終盤、この試合の勝敗を分ける
疑惑の判定がありました。

82分過ぎ、19ペペが入れた左CKを
9ラカゼットがニアで背後に逸らし
そのボールを21チェンバースが
押し込もうと粘りましたが押し込めず。
しかしそこからのクリアーボールを
5ソクラティスが蹴り込みゴール!!
と思われましたがなぜかVARに掛けられてしまい
その結果、21チェンバースの所でファールがあったとの判定で
このゴールは取り消されてしまいました。

9ラカゼットが逸らしたボールは
ミリボイェビッチの左の腰骨辺りに当たってこぼれ
そのボールをまず21チェンバースが収めて
左脚で自分の方に引寄せました。
しかしそのボールが21チェンバースの右脚に当たり
完全には収まらなかった為に
ミリボイェビッチのやや背後にあったボールを
再び引き寄せようとした21チェンバースの左脚と
21チェンバースのファーストタッチの時に
ボールを収められなかった為に
既に前方に倒れ始めていたミリボイェビッチが
無理な体勢から無理やりボールを引き寄せようとして
残した左脚が絡んでそのまま両者は倒れました。

この場面ではこの倒れた所で
ファールがあったかどうかが
問題になっていたのだと思いますが
まず始めに忘れてはならないのは
ボールをコントロールしていたのは
21チェンバース側だったと言う事です。
そのボールをコントロールしていた21チェンバースが、
ボールをコントロールする事が出来ずに
体勢を崩したミリボイェビッチが
残す様に出していた脚と絡んで
両者が転倒した訳ですので
どちらのプレーが妨げられたかは明白だと思います。

もっと言えば21チェンバースは
ミリボイェビッチが残した脚に引っかからなければ
倒れる事はなかったと思いますが
ミリボイェビッチは脚が引っかかる前の段階で
完全に重心が前に移って体勢を崩していましたので
倒れた事が判定の重要なポイントとするならば
ミリボイェビッチが倒れた切っ掛けは
21チェンバースの脚と絡んだ為だけではないと思います。

PLのVARは主審自身がVTRを観に行って判定しない分
無駄な時間が省ける一方で
そのVARの判定がどの様に判定されているかが
完全にブラックボックス化しているので
それは非常に良くないと思います。
どこかのリーグだか大会だかではそうだったと思いますが
VARでの判定になった時は
そのVARの判定している室内の映像が出ていましたので
PLのVARも中継やスタジアムでその室内の映像を流したり
スタジアムでは難しかもしれませんが
少なくとも中継上ではそこで行われている音声も同時に流せば
どの様な基準でどの様な点が問題になったのかがはっきりしますので
そうすればその判定が多少理不尽なものになったとしても
誰もが納得する事になるのではないかと思います。

その後もゴールを目指して攻め続けました。

87分過ぎ、左サイドの開いた位置でパスを受けた
14オーバメヤンがそのまま切り込んで行き
右脚でミドルシュートを放ちましたが
ブロックされゴールならず。

88分過ぎ、左ショートコーナーからの流れで
77サカとのワンツーで左サイドから深い位置まで
ドリブルで切り込んできた
29グエンドゥージから送られた折り返しを
9ラカゼットが受け、
その9ラカゼットからのパスを受けた23ルイスが
ゴール正面から左脚でシュートを放ちましたが
そのシュートもヘネシーのファインセーブに防がれゴールならず。

その後はゴールキックの流れから
ザハに切り込まれてシュートを撃たれたり
アーセナルのCKからの流れで
カウンターを受けようとした場面で
29グエンドゥージがザハをラグビーの様なタックルで止めたりと
危ない場面もありましたが
そのままスコアは動かず
2−2のドローで終演。

大きく後退する事を意味する
勝ち点2の損失になったと思います。


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1レノ

 決定機はそれ程なかったが失点の場面は防ぐのは難しかっただろう。
 
21チェンバース

 ザハの罠にかかりPKを献上する。 それ以外の場面ではダブルチーム以上の人数で囲む様に対応してザハを上手く抑えていただけに残念だった。 一方で21チェンバースが守備的に振る舞う事でCBと共に3バックの様な硬さを見せる場面もあり守備に重きを置く対応を考えた場合には2ベジェリンではなく21チェンバースを起用するのは今後もありだろう。

5ソクラティス

 最初のチャンスを確実に決めて先制点を奪う。 そして幻になってしまったが決勝点も決めて攻撃面でも大きく貢献した。

23ルイス

 2点目を決めるも、同点ゴールを奪われた場面ではもっと良い対応が出来ただろう。

3ティアニー

 遂にPL初出場を飾り正確なクロスでチャンスを演出する。 ELヴィトーリア戦で終盤に脚が攣った事もあり75分で31コラシナツと交代する。

29グエンドゥージ

 攻撃の起点となり、時にはリスクを冒したドリブルを仕掛けて最後まで1点を求め続けた。 最後にカウンターを受けた場面でのファールは失点を防ぐ為には仕方がなかったが、本来ならば1発レッドを受けても仕方がなかっただろう。

34ジャカ

 交代でピッチを退く時の振る舞いは非常に良くなかった。 キャプテンとしての資質が疑われても仕方がなく。 このままキャプテンの座に留まるのは現実的ではないだろう。

19ペペ

 19ぺぺのCKから3度ゴールネットを揺らした。 まだ流れの中からゴールを奪えていないが43分過ぎの場面の右脚のシュートを観ればゴールネットを揺らすのもそれ程遠くないだろう。
 
8セバージョス

 決定機を演出する事は出来ず。
 
9ラカゼット

 前線に9ラカゼットが入った事でボールの収まりは良くなった。 狭いスペースで勝負出来る所は9ラカゼットを起用した時の強みだろう。

14オーバメヤン

 29グエンドゥージからのロングパスを受けたカウンターの場面では抜け出せていただけにしっかりとゴールに結びつけなければならなかっただろう。

77サカ

 34ジャカに代わり後半途中から投入される。

31コラシナツ

 3ティアニーに代わり後半途中から投入される。

 
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アウェイでの戦績が悪かった現状を考えますと
ホームでのこの試合では
しっかりと勝点3を獲得しなければならない
試合だったと思います。

しかし2点を先行しながらも
追いつかれてしまうと言う最悪の流れだけではなく
結局3度ゴールネットを揺らした場面は
全てセットプレーからと言う事を考えますと
攻撃面でのクリエイティビティーの低下が疑われます。

このままメンバーを固定する事で
その状況が改善していくのか?
本当に10エジルはもう必要がないのか?
問われる時期なのかもしれません。

一方で34ジャカの振る舞いが
チームに大きな影の落としてしまったと思います。

その34ジャカの処遇によっては
チームの内部分裂を起こす可能性もありますので
その処遇を間違える事は許されず
エメリ監督のチームマネージメント能力が
問われる状況だと思います。

昨シーズンも一枚岩と思われていたチームが
急に雰囲気が悪くなる時期がありましたので
今回の問題をしっかりと解決して
再び1枚岩になる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A
5ソクラティス    PL:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G2A EL:2G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
34ジャカ       PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:3G1A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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EL3:ARSENAL vs Vitoria [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−2 Vitoria
2019年10月24日(木)Europa League, Emirates Stadium

Goal
 (9)Edwards
 (32)35Martinelli(←3Tierney)
 (37)Duarte
 (80)19Pepe
 (90)19Pepe
 

26Martinez

2Bellerin 20Mustafi 16Holding 3Tierney

11Torreira  28Willock

15Maitland-Niles   32Smith Rowe   35Martinelli

9Lacazette


(46)15Maitland-Niles>>>29Guendouzi
(46)28Willock>>>8Ceballos
(75)9Lacazette>>>19Pepe


Substitutes
 1Leno
 31Kolasinac
 21Chambers
 77Saka


Arsenal 1.jpg辛勝でした。

グループFで2連敗中のヴィトーリアを
エミレーツに迎えたグループステージ第3戦は
守備陣の緩さを突かれて
先行される嫌な流れを
19ペペのFK2発で何とか逆転して
3連勝を飾りました。

先発はGKは26マルティネス、
DFラインはELグループステージの前節と同様に
右から2ベジェリン、20ムスタフィ、
16ホールディング、3ティアニーが並びました。
中盤はCMFは11トレイラと28ウィロックが組み
2列目に右に15ナイルズ、左に35マルティネッリ、
トップ下に32スミス・ロウが入りました。
そして1トップを9ラカゼットが務める
4−2−3−1で始まりましたが
試合途中から32スミス・ロウが左に回り
35マルティネッリと9ラカゼットが2トップを組む
4−4−2にシステムの変更がありました。

試合はリズム良く始まった様に観えましたが
すぐにヴィトーリアのサイドからの攻撃に曝されてしまい
危険な場面を作られてしまいました。

2分過ぎ、タプソバからのパスを右サイドで受けたハニンから
2ベジェリンと20ムスタフィの間のハーフスペースに入ってきた
ダビッドソンに繋げられ
そのダビッドソンからの折り返しを
ダ・シルバに合わされてしまいました。
幸いその折り返しが若干ズレたお陰で
ジャストミートせずに枠を外してくれましたが
タイミングが合っていたら非常に危険な場面になっていたと思います。

3分過ぎ、ダビッドソンからのスルーパスで
左サイドを駆け上がってきたガルシアに抜け出されてしまい
そこから送られた折り返しを
ペナルティ内で受けたアルメイダに
16ホールディングがかわされてシュートを撃たれてしまいました。
幸いこのシュートも体勢を崩していた事で
強いシュートを撃つ事が出来ずに
26マルティネスが的確にセーブしてゴールは守られましたが
この場面もCBの手前に出来てしまうスペースを
的確に突かれた非常に危険な場面でした。

そしてそのサイドからの仕掛けから
先制点を奪われてしまいました。

9分、GKのミゲル・シウヴァからのフィードのルーズボールを
アルメイダ〜エドワーズ〜ガルシアと繋いで
左サイドを侵入してきた所から
ガルシアが送ったマイナス方向の折り返しを
ペナルティ内で受けたエドワーズに決められてしまい失点。

ここまでの僅か数分の間でも分かります様に
ヴィトーリアは
現在のアーセナルのDFラインの周囲の至る所に
スペースが出来てしまうと言う問題点に対して
的確なプランを練ってきた様に感じます。

この失点を契機に?
システムを4−2−3−1から
9ラカゼットと35マルティネッリの2トップの
4−4−2に変更されましたが
今度はミスからピンチを招いてしまいました。

14分過ぎ、中盤でパスを受けた28ウィロックが
右方向へ送ったパスが誰にも収まる事なく
ダビッドソンに奪われてしまい
そのままドリブルで持ち込まれた所から送られたパスを
右サイドの深い位置で受けたハニン折り返されてしまいました。
その折り返しは20ムスタフィがブロックしましたが
そのこぼれ球がペナルティ内で大きく跳ね上がった所を
ポハにダイレクトボレーで狙われてしまいました。
幸いポハのシュートもヒットせずに救われましたが
28ウィロックにしてみれば
20ムスタフィが前に上がってくる事を見越して
スペースにパスを出したのだと思いますが
そのイメージが共有出来なかった様に
この頃からパスがズレてしまう場面や
動きが逆を突いてしまうなど
イメージの共有がなされなくなり
チームの歯車はどんどん狂い出していったと思います。

その様な中でも何度かゴールに迫る場面はありました。

16分過ぎ、左サイドに開いていた9ラカゼットに向けて
パスを出した32スミス・ロウが
その9ラカゼットからのリターンを受けて
ペナルティの中に侵入し右脚を振り抜きました。
そのシュートはタプソバにブロックされてしまいましたが
9ラカゼットからのリターンを受けた
32スミス・ロウの反転しながら
マークに付いていたアグをかわして
前を向いく一連の動きは
センスを感じる完璧な動きだったと思います。
惜しまれるのは少しボールが流れてしまった為に
タプソバに寄せられてしまいましたが
前を向いてすぐのタイミングで右脚を振り抜く事が出来れば
更に大きなチャンスになっていたと思います。

その後もサイドを破られる場面がありました。

22分過ぎ、ゴールキックに対してダ・シルバが
ヘッドで前方に送ったボールを受けたダビッドソンに
右サイドを駆け上がってきたハニンに
ヒールパスで繋げられてしまい
そのまま深い位置まで侵入してきたハニンに
ゴール前に鋭いクロスを入れられてしまいました。
そのクロスは16ホールディングがクリアーしましたが
サイドで数的不利に陥り易い状況は
メンバーが変わっても同様に繰り返されてしまう所を見ますと
この場面でも駆け上がってきたハニンに
15ナイルズが付いて戻ってこなかったと言う
個々の問題だけではなく
根本的な守備コンセプト等に問題があるのかもしれません。

しかし時間が経つにつれて
再び少しづつ噛み合い出したアーセナルは
ゴールに迫り始めました。

28分過ぎ、15ナイルズから送られた
右サイドへのスペースへのパスで抜け出した2ベジェリンから
鋭いクロスが送られましたが
そのクロスは35マルティネッリの懐に入りすぎてしまった為に
押し込めず。

2ベジェリンのイメージとしては
マークの付いているCBがギリギリ届かず、
そして35マルティネッリの立ち位置から脚を伸ばせば
ギリギリ届く様なコースを狙ったのかも知れませんが
クロスが出てくるタイミングを読み取るのが上手い
35マルティネッリはそこから更に1歩前に出れてしまうので
本当はあと1m程前方に
クロスを送っても良かったのかもしれません。

30分過ぎ、11トレイラからの
楔のパスを受けた9ラカゼットが
2人に囲まれながらボールを走り込んできた11トレイラに繋ぎ
そこから右サイドの2ベジェリンに繋いだ所から
折り返しが入れられました。
そのクロスはブロックされてしまい
チャンスは広がりませんでしたが
従来の素早いコンビネーションを観せる場面が
増えてきた印象です。

流れがアーセナルに向き始めた所で
同点ゴールが生まれました。

32分、11トレイラからの楔のパスを受けた
28ウィロックがダイレクトに左サイドに展開し
そのボールを受けた3ティアニーが送ったクロスを
35マルティネッリがヘッドで合わせて同点ゴール!!

やはり3ティアニーのピンポイントクロスは
非常に精度が高く強力な武器だと思いますので
そろそろPLの試合でも起用するべきだと思います。
そしてこの試合でもゴール前での勝負強さを観せた
35マルティネッリはゴールゲッターとしての資質を
この試合でも観せてくれたと思います。

これで流れが変わったアーセナルは更にゴールに迫りました。

32分過ぎ、パスを受けたアグに対して
35マルティネッリが果敢なプレスでボールを奪い返し
そのこぼれ球を受けた28ウィロックからのパスを受けた
32スミス・ロウが右脚を振り抜きましたが
ブロックされてしまいゴールならず。
28ウィロックからのパスが少しズレた為に
32スミス・ロウが強振出来なかったのは残念でした。

しかしミスから再びゴールを奪われてしまいました。

37分、11トレイラのパスを受けた15ナイルズが
トラップで弾いてしまった所を
ダビッドソンに奪われてしまい
そのダビッドソンにそのままドリブルで持ち込まれた所から
左脚のミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは左ポストを叩き救われましたが
その跳ね返ったボールを詰めていたダ・シルバに決められてしまい
失点。

狙われていたとは言え
流れがアーセナルに傾いていただけに
15ナイルズのトラップミスは非常に痛いミスでした。

41分過ぎ、タプソバからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けたエドワーズがポハに繋ぎ
そのポハからのパスを受けたダビッドソンに
ミドルシュートを撃たれてしまいましたが
枠外で救われました。

結局最後まで流れを掴みきれないまま
前半は終わってしまいました。

後半からは調子が上がらなかった
28ウィロックと15ナイルズに代えて
29グエンドゥージと8セバージョスが投入され
アンカーに29グエンドゥージ、
インサイドハーフに11トレイラと8セバージョスが並ぶ
4−3−3にシステムが変更されました。

後半は開始直後にチャンスを作る事に成功しました。

46分過ぎ、8セバージョスからのパスを受けた
32スミス・ロウがファーストタッチで
マークにきたガルシアをかわして
そのままドリブルで切り込んで行った所から
11トレイラにパスが送られました。
その11トレイラが
反対サイドでフリーだった9ラカゼットに
パスを出す事が出来ずに潰されてしまったのは残念でしたが
仮に9ラカゼットにパスを出せていたら
完璧な決定機になっていたと思います。

48分過ぎ、右サイドからのショートコーナーから入れられた
8セバージョスのクロスを
ゴール前で20ムスタフィが合わせましたが
残念ながら枠を捉える事は出来ず。

一方で後半もサイドの深い位置まで
侵入を許してしまう場面が何度かありました。

49分過ぎ、アルメイダからのスルーパスで
右サイドを突破してきたダビッドソンが
深い位置まで侵入した所から
ニアサイドに走り込んできたポハへラストパスが送られ
ポハはヒールで流し込もうとしましたが
26マルティネスがしっかりとセーブしてゴールを死守。

50分過ぎ、左サイドからガルシアが入れたクロスを
ファーサイドから走り込んできたダビッドソンに
ヘッドで合わされてしまいましたが
26マルティネスの正面でゴールを死守。

その後は徐々にチャンスも散発的になってしまいました。

53分過ぎ、8セバージョスの左サイドのスペースへのスルーパスで
3ティアニーが抜け出し、
その3ティアニーに向けて仕掛けられた
ガルシアのスライディングタックルをかわした所から
グラウンダーのクロスが入れられました。
そのクロスはアグにブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を受けた32スミス・ロウが
右脚を振り抜きましたが
残念ながら枠外でゴールならず。

66分過ぎ、素早いプレスでポハから
ボールを奪い返した8セバージョスが
9ラカゼットへスルーパスが送られましたが
9ラカゼットはそのスルーパスに付いて行けずに
クリアーされてしまいシュートを撃てず。

70分過ぎ、右サイドをドリブルで上がってきたハニンを追って
猛然と戻ってきてボールを奪い返した35マルティネッリが
そのまま今度は猛然とドリブルで突き進んだ所から
右サイドでフリーになっていた11トレイラに
パスを繋ぎました。
そのパスを受けた11トレイラは
ゴール前に走り込んできていた9ラカゼットに向けて
クロスを送りましたが
タプソバにカットされてしまい繋がらず。

35マルティネッリからパスを受けた11トレイラが
ワンタッチしている間に
タプソバが寄せられてしまいましたので
ワンタッチせずにダイレクトでクロスを
送るべきだったと思います。
この辺りの瞬時に判断を下す面や
決定的なパスを送るスキルの精度等を
本来の役割ではない11トレイラに求めるのは酷だと思いますが
その11トレイラがラストパスを送る役割を
担わなければならない状況になっている
現在のアーセナルには何かしら問題があるのは間違いないと思います。

一方で自陣深い位置まで全速力で戻ってきた
35マルティネッリの飽くなき執念には
何人かの選手は見習わなければならないように感じます。

この後、9ラカゼットに代わり19ペペが投入され
その19ペペが右サイドに入り
35マルティネッリが1トップに移りました。

その19ペペの左脚から同点ゴールが生まれました。

78分過ぎ、8セバージョスからのパスを受けた11トレイラが
浮き球を使ってロドリゲスをかわそうとした時に倒されて
やや右サイドの位置でFKを獲得しました。

80分、そのFKを19ペペがゴール左隅に突き刺し同点ゴール!!
ミゲル・シウヴァが逆を突かれた部分もありますが
分かっていてもセーブするのはかなり厳しい
完璧なFKだったと思います。

このゴールにより勢いを取り戻したアーセナルは
ヴィトーリアゴールに更に迫りました。

81分過ぎ、20ムスタフィから送られたロングスルーパスで
2ベジェリンが一気に右サイドの裏へ抜け出し
そこからマイナス方向への折り返しを
35マルティネッリがダイレクトで合わせましたが
ミゲル・シウヴァのファインセーブで阻まれ
残念ながらゴールは奪えず。

2ベジェリンのスピードがベストの状態にまで
戻ったかどうかは別としても
相手の裏のスペースを伺うプレーは
15ナイルズや21チェンバースのプレーに比べて
やはり切れ味が良く効果的だと思いますので
2ベジェリンもPLの試合へ
本格復帰する時期に来たと思います。

82分過ぎ、左CKからの流れで
右サイドから送った32スミス・ロウのクロスに対して
後方から走り込んできた20ムスタフィが
打点の高いヘッドで豪快に合わせましたが
残年ながら枠を捉えられず。

84分過ぎ、19ペペがタプソバに倒されて
右サイドでFKを得ました。
19ペペが蹴ったそのFKに対して
ゴール前に飛び込んできた16ホールディングが
ダイビングヘッドで合わせましたが
そのシュートもミゲル・シウヴァのファインセーブに阻まれ
ゴールならず。

90分過ぎ、19ペペから送られたスルーパスで
35マルティネッリが裏に抜け出しましたが
戻ってきたタプソバに抑えられてしまい
シュートまでは持って行けず。

疲れもあったのかもしれませんが
スルーパスを受けた35マルティネッリは
最初からシュートありきの考えで
もっと直線的にゴールに向かった方が
相手にとっては嫌だった様に感じます。

惜しい所までは迫っていましたが
どうしてもゴールを決められない中で
試合終了間際に19ペペの左脚が
チームを救いました。

後半ロスタイム、強引にドリブルで切り込んできた
29グエンドゥージがロシーニャに倒され
ゴール正面の位置でFKを獲得しました。
そのFKを19ペペが再びゴール左隅に突き刺し
逆転ゴール!!
壁の外側を巻いてゴール左上の角に突き刺されたら
分かっていても防ぐのは難しいFKだったと思います。

試合はこのまま逃げ切り終演。

19ペペの2発のFKに救われて
なんとかグループステージ3連勝を飾りました。


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26マルティネス

 2つの失点は完全に崩された為の失点でありどうする事も出来なかっただろう。 
 
2ベジェリン

 3週間前のスタンダール・リエージュ戦に比べかなり良くなってきた印象。 特にDFラインの裏を伺うプレーは迫力があり非常に効果的だった。 そろそろPLの試合にも復帰か。

20ムスタフィ

 全体的に安定していた。 アーセナルが攻勢を強めた後半は攻撃面にも積極的に参加して厚みをもたらした。

16ホールディング

 全体的には安定していたが、3分過ぎの場面でアルメイダにかわされてしまったのは頂けない。 難しい対応が要求されるがその様な状況でも更に一歩踏み込んだ対応が欲しい所だ。 

3ティアニー

 3ティアニーに深い位置まで侵入させない様に対応されていた事もあり序盤は思う様に攻撃参加出来ていなかったが、深い位置まで侵入しなくてもピンポイントクロスで同点ゴールをアシストする。 88分過ぎの場面ではDFラインの裏に走り込んできたペレイラをしっかりと付いて行き危険な場面を未然に防ぐ集中力も観せた。 一方でこのプレーの後に脚を攣ってしまった様に週2試合のペースで試合をこなせるかどうかには疑問を感じるが、そろそろPLの試合でも起用する時期に来ただろう。

11トレイラ

 前半は中盤の底からパスを捌き、後半はインサイドハーフとして攻撃面で顔を出す機会が多くなったが、楔のパスを入れるべき場面で入れられなかったり、決定機に繋がる場面でそのパスの選択を誤ったり、攻撃面での役割は十分にこなせていなかった。 元々のプレースタイル的にその様な役割を担うスタイルの選手ではないので仕方がないが、その11トレイラがその様な役割を担わなければならないアーセナルの現状に問題があるのか?

28ウィロック

 何度かダイナミックなプレーを観せたが、ミスパスからピンチを招くなど全体的には存在感が薄く前半のみで退く。

15ナイルズ

 この試合でも右サイドアタッカーの位置で先発するもインパクトは残せず。 そして狙われていたとはいえ15ナイルズのボールロストから2点目を奪われる。 前半のみで退く。

32スミス・ロウ

 トップ下の位置で先発し、途中から左サイドに移る。 要所要所でその閃きとセンスの感じるプレーを観せ完全復活にまた一歩近づいた印象。
 
35マルティネッリ

 ゴール前での勝負強さを観せ同点ゴールをヘッドで叩き込む。 それ以外の場面でもゴール前での絶妙なポジショニングを観せるだけではなく、70分過ぎの場面では全速力でプレスバックしてボールを奪還する等、勝利に対する飽くなき執念を観せた。

9ラカゼット

 決定的な場面は巡ってこずに沈黙。

8セバージョス

 後半頭から15ナイルズに代わり投入されインサイドハーフの位置に入る。 要所要所でチャンスを導くパスを送る。 その一方でこの日も集中力を切らした様なキックミスを観せる。

28グエンドゥージ

 後半頭から28ウィロックに代わり投入され、チームに勢いをもたらす。 やや強引なドリブル突破からファールを誘い19ぺぺの逆転のFKを導く。

19ペペ

 完璧なFKを2本突き刺しチームを勝利に導く。 この2つのFKだけに限らずその正確な左脚から繰り出されるセットプレーで存在感を観せるが、一方でまだ流れの中からは存在感を示す事が出来ていない。 しかしこの2つのFKでメンタル的な呪縛は和らいだであろう。 ここからが本当の勝負だ。
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

19ぺぺの2つのFKで劇的な勝利を挙げましたが
格下と思われるヴィトーリアが相手だったにも関わらず
主導権を明け渡す場面が何度もあった様に
チームとしての機能不全はメンバーが変わっても
変わらない事を考えますと
今のアーセナルには根本的に問題があるのは
間違いないと思います。

それは実況でも何度も指摘されていた様に
選手間の距離感が全体的に間延びしている所は
問題の一つになっていると私も思います。

選手間の距離感が空きすぎているが為に
テンポ良くボールが回らず、
更にテンポが上がらないが為に
相手のプレスにも曝されやすい状況に
なってしまっていたと思います。

また、バックラインから最前線まで距離が空いてしまうが為に
その間に大きなスペースが出来てしまい
結果としてDFラインの前に
大きなスペースが出来てしまう事もあれば
味方のサイドアタッカーの帰陣が間に合わずに
サイドで数的不利に陥る場面もあったと思います。

実際この試合でもサイドから攻略される場面や
サイドからハーフスペースに侵入される場面、
そしてサイドから崩されDFラインの前のスペースを使われて
先制点も奪われており
メンバー云々の問題と言うよりも
守備組織やコンセプト等の根本的な部分に問題がある様に感じます。

現実的にこのままの状況が続くのであれば
今後もだだ漏れ状態で失点を繰り返す可能性もあると思います。

早急に改善出来るかどうか?
今シーズンの命運を握っているのかもしれません。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G2A EL:2G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:3G1A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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PL9:Sheffield United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sheffield United 1−0 ARSENAL
2019年10月21日(月)Premier League, Bramall Lane

Goal
 (31)Mousset
 

1Leno

21Chambers 5Sokratis  23Luiz  31Kolasinac

29Guendouzi  34Xhaka  

19Pepe      28Willock      77Saka

14Aubameyang


(46)28Willock>>>8Ceballos
(69)34Xhaka>>>9Lacazette
(78)19Pepe>>>35Martinelli


Substitutes
 26Martinez
 3Tierney
 16Holding
 11Torreira


Arsenal 1.jpg惨敗です。

昇格組のシェフィールド・ユナイテッドの
ホームに乗り込んでのこの試合でも
アーセナルは機能する事が出来ずに
非常に大切なこの試合を落としてしまいました。

先発はGKには1レノが入り、
この代表期間中に布陣を変えると
個人的に思っていたDFラインも
これまでと同様に
右から21チェンバース、5ソクラティス、
21ルイス、31コラシナツが並びました。
中盤はCMFに29グエンドゥージと34ジャカが並び、
2列目には右に19ペペ、左に77サカ、
トップ下に28ウィロックが入り
1トップを14オーバメヤンが務める
4−2−3−1が組まれました。

試合は最初にペースを掴んだのはシェフィールドの方で
右サイドの深い位置まで何度も侵入を許してしまい
立て続けにCKを奪われる流れから始まりましたが
アーセナルも前線のスペースへ送ったパスから
チャンスが訪れました。

4分過ぎ、21チェンバースから送られた
右サイドのスペースへのパスで抜けだした19ペペが
ダイレクトでゴール前に折り返しましたが
ゴール前に走り込んできた14オーバメヤンには通らず。

序盤の19ペペは代表戦でリフレッシュしたのか
今までよりも元気な姿を観せていたと思いますが
それも長続きはせずに
すぐにこれまでの姿に戻ってしまったのは残念でした。

一方で序盤からゴールに迫られる回数が多いながらも
ゴール前をしっかりと固めていた事もあり
ピンチになる前に弾きかえす事が出来ていましたので
本当の意味で危険な場面は
この場面が最初だったかもしれません。

19分過ぎ、フレックのパスをペナルティ内で受けた
マクゴールドリックが戻したボールを
21チェンバースがカットしましたが
そのこぼれ球を収めたスティーヴンスに
ゴール前にクロスを送られてしまいました。
幸いそのクロスを受けたムセが上手く合わせられずに救われましたが
普通に合わせられていたら
失点していてもおかしくない場面だったと思います。

反対にアーセナルらしいコンビネーションで
サイドから崩して決定機を作る事に成功しました。

20分過ぎ、シェフィールドの右サイドからCKのクリアーボールを
19ぺぺ〜77サカ〜34ジャカ〜28ウィロックと
右サイドから左サイドに向けて展開していき
その28ウィロックからのスルーパスを受けて
左サイドの裏に抜け出した31コラシナツからの折り返しを
ゴール前で19ぺぺがダイレクトで合わせようとしましたが
これも合わせられず。
31コラシナツのクロスは完璧なクロスであり
19ぺぺもゴール正面で完全にフリーの状態でしたので
後はただ合わせれば良いだけでした。
にも関わらずこんな簡単なボールに対して
しっかりと合わせられなかったの
普通ならば信じられない様なミスであり
反対にこの様な信じられない様なミスを犯してしまうほど
19ぺぺは自信を失っているのかもしれません。

そして序盤から多くのCKを与えていたアーセナルが
そのCKから先制点を奪われてしまいました。

31分、ノーウッドが蹴った右サイドからのCKを
ファーサイドでオコネルがヘッドで折り返し
そしてそのボールをムセに押し込まれてしまい失点。

大きなピンチに至らなくても
序盤から何度となく深い位置まで侵入を許し
CKを与え続けたツケを払う事になってしまったと思います。

この後物議を及ぼす判定がありました。

34分過ぎ、CKの流れからボールを奪還した77サカが
31コラシナツからのリターンを受けて
そのままドリブルでペナルティ内に切り込んでいった所で
エガンと交錯して倒されましたが
マイク・ディーンの判定はシミュレーション。

しかしスローで観る限りでは
エガンの出した右足に
77サカが躓く形で転倒した様に観えましたので
ファールを取ってもおかしくない場面だったと思います。
反対に仮に77サカが自分から躓いて
シミュレーションを狙ったのならば
芝に躓いた跡が残っているはずですが
この場面では躓いた跡は芝にはありませんでしたので
少なくともシミュレーションを狙って
自ら躓いた訳ではないと思います。

なぜこの様な微妙な状況にも関わらず
マイク・ディーンはVARで確認しなかったのか?
非常に疑問が残ります。
こう言う際どい場面をPLの審判陣が
正確に判定するスキルを持ち合わせていない為に
VARを導入したにも関わらず
そのVARを活用しなければ全く意味がないと思います。
結局、VARを導入してもPLの不正確の判定は
今後も変わらないのでしょうか?

結局、攻撃の形を作れないまま
前半が終わろうとした時に
34ジャカの飛び道具が飛び出しました。

前半ロスタイム、21チェンバースのクロスが
カットされたこぼれ球を
34ジャカが左脚を振り抜きましたが
ゴール右上を捉えたその強烈なミドルシュートは
ヘンダーソンの好セーブに阻まれてしまいゴールならず。

アーセナルは散発的なチャンスしか作れないまま終わり
反対にシェフィールドには
予めに立てたであろうのプラン通りに試合を進められてしまい
プラン通りやられてしまった印象の前半でした。
そこでエメリ監督は仕掛けの質の向上を求めて
後半頭から28ウィロックに代えて
8セバージョスを入れてきました。

この交代もあり前半に比べて後半は
ボールを持てる様になりましたが
反対にシェフィールドに5+4のブロックで
ゴール前を固められてしまった事で
今度はそのタイトなブロックを崩すのに
苦労する事になってしまいました。

その様な状況の中で
後半の最初のチャンスはこの場面だったと思います。

58分過ぎ、31コラシナツからのパスを
左サイドで受けた14オーバメヤンから77サカに繋ぎ
その77サカから送られた
柔らかいタッチのクロスを
ゴール前でフリーだった8セバージョスが
ダイレクトボレーで合わせましたが
しっかりとヒットする事が出来ずに
その弱々しいそのシュートはヘンダーソンに防がれゴールならず。

確かに8セバージョスが入った事で
パスの出し手が増えましたので
流れは良くなったと思いますが
その一方でこの日の8セバージョスは
この場面の様なシュートをミスしたり
パスやクロスを大きく外したりと
一つ一つのプレーの精度が非常に悪く
チャンスを壊してしまった場面が何度かあったと思います。

一方でアーセナルにも危険な場面がありました。

60分過ぎ、ランドストラムからのパスを受けたフレックに
強烈なミドルシュートを撃たれてしまいました。
このシュートは僅かに枠の外で救われましたが
この場面でもシュートを撃ったフレックに加え
その外側にもう一人スティーヴンスが余っている状況に対して
21チェンバースが一人で対応する格好になっていましたので
21チェンバースにとっては難しい状況だったと思います。
そもそもこの試合を通して
サイドで数的不利に陥る場面が多いにも関わらず
後半に入っても全く対応がなされていなかったのは
非常に疑問を感じます。

その後も決定機を作れなかった事もあり
69分に34ジャカに代えて9ラカゼットを投入して
1トップに9ラカゼットが入り
1トップだった14オーバメヤンが左サイドに移り
左サイドだった77サカがトップ下に、
トップ下だった8セバージョスがCMFに移る形に変わりました。

その9ラカゼットが1トップに入った事で
前線に向けて送られるロングフィードや楔のパスが
幾分収まる様になり
スペースが消された状況でも
何度かゴールに向かって切り込める様になったと思います。

71分過ぎ、ボールを奪い返した後に
そのままドリブルで切り込んで行った9ラカゼットが
ペナルティのすぐ外側で
マクゴールドリックに倒されFK獲得。

72分過ぎ、19ペペが蹴ったそのFKは
ゴールを捉えていましたが
ヘンダーソンにセーブされこれもゴールならず。

その後、19ペペに代えて35マルティネッリが投入されましたが
チャンスを作る事は出来ずに
そのまま終演。

結局セットプレーから奪われた1点が
勝敗を分ける事になりましたが
何よりも問題なのは
14オーバメヤンの総シュート数が1本
9ラカゼットの総シュート数が0本
と言う数字が表している様に
全くチャンスを作れていないと言う所だと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1レノ

 それ程危険な場面はなかっったが、失点の場面はどうする事も出来なかっただろう。 一方でバックラインからパスを繋いでビルドアップする場面ではマークに付いているパスの受け手に危険なタイミングでパスを送ってしまっていた。 これは1レノの単純なミスなのか? それともパスを受ける中央のCMFがマークを受けていてもそのままダイレクトでSBに繋げると言う元々のプラン通りにパスを送っただけなのか?どちらだかわからないが、同じ様な過ちを繰り返しているのは何故なのか?
 
21チェンバース

 守備面では危険な場面をしっかりとカバー出来ていたが、一方でビルドアップの場面とクロスに関しては良くなかった。 シェフィールドはアーセナルの右サイドから何度となく仕掛けてきたがそれを防ぎきってもそこからのフィードやビルドアップのパスを味方に繋げる事が出来ない為にまたすぐに同サイドから攻め込まれる。 最終的にゴール前でブロックする事でシェフィールドの攻撃を断ち切る事は出来ていたが何度となくCKを与える事となり、その中の1本を決められてしまう結果を招いた。 一方で攻撃参加を積極的に観せるもそこから送られるクロスには可能性を感じなかった。 DFラインの守備面を強化すると言う意味では21チェンバースの右SBでの起用は有用だが攻撃面を重視するならば今後厳しくなるかもしれない。

5ソクラティス

 何度となく深い位置まで侵入されるもゴール前を固めて弾き返し続ける。

23ルイス

 ゴール前を固めてシェフィールドの攻撃を跳ね返し続ける強さを観せる。

31コラシナツ

 左サイドの高い位置まで攻め上がり攻撃に厚みをもたらした。 特に20分過ぎの場面では決定的な折り返しを入れる。 しかしゴール前を固められた状況ではピンポイントで届けるクロスは観せられず。 一方でカウンターを受けた時には誰よりも早く帰陣する献身性も観せた。

28グエンドゥージ

 カウンターを受けた時にはリスクを犯したディフェンスで守った様に攻守にアグレッシブな姿勢がひかり、勝利を目指し続けた。

34ジャカ

 効果的なパスを前線に供給する事が出来ず。 見せ場は前半終了間際のミドルシュート位だった。

19ペペ

 20分過ぎの決定機はただ合わせるだけだっただけに決めなければならなかっただろう。 完全に不調者のメンタリティーに嵌っている様な印象。

28ウィロック

 攻撃陣に厚みをもたらす事が出来ずに前半のみで退く。
 
77サカ

 鋭いドリブルはアクセントになっていた。 一方でロングボールを前線に放り込む現在のスタイルではフィジカル的な強度が足りない77サカではボールが収まらないのも仕方がないだろう。

14オーバメヤン

 総シュート数が1本だった様にチャンスに恵まれず。

8セバージョス

 後半頭から28ウィロックに代わり投入されパスの出しどころが増えた事で流れは良くなったが、シュート、パス、クロスの精度が極端に悪くチャンスを活かす事が出来ず。 どちらかと言うと天才肌タイプの選手なだけに当たり外れがあるのは仕方がないが、この日のクオリティーレベルは非常に残念だった。

9ラカゼット

 後半途中から34ジャカに代わり投入される。 前線で体を張れてボールが収まる9ラカゼットが入った事でロングボールを前線に放り込むスタイルは多少良くなった。

35マルティネッリ

 終盤19ペペに代わり投入されるもインパクトは残せず。
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

長いシーズンを考えれば
決して落としてはいけない試合だったと思いますが
良い所なく敗れてしまいました。

その結果を踏まえて
まず最初の問題として考えなければならないのが
「アウェイ問題」です。

今シーズンも開幕戦こそはアウェイで
ニューカッスルに勝利しましたが
その後はPLでは2分2敗と未勝利が続いており
アウェイの試合での勝負弱さを露呈しています。

昨シーズンもアウェイでの戦績は非常に悪かったのですが
今シーズンもこの流れが断ち切れなければ
昨シーズンと同様に最後の最後で勝ち点が足りずに
CL出場権を逃してしまう可能性があるとと思いますので
なんとか早急に対策を講じる必要があると思います。

そしてその「アウェイ問題」以上に問題に感じるのが
今シーズンの戦術上のモデルチェンジの問題です。

この試合でもバックラインからロングフィードを送り込む形を
多用する場面が多かったと思いますが
そのロングフィードが
前線に全くと言って良いほど収まる事がないのが現状であり
戦術的に成り立っているとは言えない状況だと思います。

勿論、現在の状況は生みの苦しみなのかもしれませんが
ロングフィードを前線に送る現在の形は
先日も書きました様に時代遅れの
「キック・アンド・ラッシュ」を観ている様な印象であり
明らかにチームとして後退している様に感じます。

とは言え、9ラカゼットが怪我から復帰してきた事で
前線にロングフィードを放り込むスタイルも
少しは形になるのかもしれませんが
それでも本当にこのスタイルをチームの軸と考えているのならば
フィジカル的に強い古典的なスタイルのイングランド人CFを
前線に配置する位の方向転換が必要に感じます。

一方でこの試合でもバックラインから繋いで
ビルドアップするスタイルを
機能させる事が出来ていなかったと思います。

特にゴールキックからリスタートする時の
選手の配置は観ていて疑問に感じる場面がありました。

ゴールキックからリスタートする時には
GKのすぐ横に並ぶ様に両CBが配置され
そのCBにGKからボールが送られる所から始まります。
そこからライン際に開いているSBか
ペナルティのすぐ外側にポジショニングを取っている
CMFにパスが送られる形が
スタンダードになっていると思います。

しかし、相手チームが
各々にマンマークを付ける様に選手を配置する事で
このバックラインから繋ぐ形は
非常にやりにくい状況に置かれているのが現状であり
それに対して何らかの対策が必要だと感じますが
その対策が一向に講じられている様には観えないのが現状であり
その唯一の対策として行われているのが
バックラインから前線にロングフィードを放り込む形と言うのは
まさに愚の骨頂だと思います。

仮にマークに付かれている状況でも
テンポ良くパスを繋ごうと考えるのならば
まず最初に考えなければならないのが
基本に則って選手の距離感を適正に保つ事だと
個人的には思います。

選手の距離感が適切に保たれていれば
マークに付かれていたとしても
このレベルの選手ならば
ダイレクトで繋ぐ事はそれほど難しい事ではなく
相手が寄せてくるスピードを上回るスピードで
ボールを展開する事が出来れば
その相手のマンマークを無力化する事も
十分に可能な様に感じます。

しかし現状の選手の配置を観ますと
2列目から前のこの試合で言えば4人は
TV画面の中に入ってくる事が殆どない様に
どちらかと言うとペナルティボックスよりも
センターラインに近い位置に
ポジショニングを取っているのではないかと思われます。
しかしこれでは選手間の距離がかなり空いているのは間違いなく
この様に間延びした状況で相手のマークを掻い潜りながら
前線までパスを繋げと言うのは
無理がある様に感じます。

例えを挙げるのならば
私の記憶が正しければ
ポゼッションに優れているチームの
DFラインの最後列から最前線までの距離は
一般的に30m〜35m位に保つ事が理想的と
言われていたと思います。
そしてその距離感を保った状態のブロックが
上下にアップダウンしながら適正な距離感を保ち続ける事が
テンポ良くパスを繋ぐスタイルを行う上で重要と
言われていたと思います。

という事は、最後列からパスを繋いでビルドアップする時にも
極端に言えばGKと並んだ位置の最後列から最前線まで距離を
その30m〜35m程度の範囲に
収める事が必要ではないでしょうか?

そうなりますと、ペナルティのすぐ外側に配置している
CMFをマークしている相手の守備ラインの背後まで
2列目の選手のラインを下げる事になりますが
それにより右SB〜CMF〜CMF〜左SBと
2列目の右サイド〜トップ下〜左サイドの2つのラインの中に
均等の距離感を保った5つのトライアングルを作る事が出来、
そのトライアングルを活かして素早いパス回しを行えば
相手のマークを剥がす事は簡単になると思います。

その様にして相手の前線からのマンマークを突破する事が出来れば
残っている相手の守備網はかなり手薄になっているのは
想像するのは難しくなく
一気に優位な状況が得られる様に感じます。

勿論、その2列目にもDFラインの選手を削って
相手はマンマークを付けてくるかもしれませんが
反対に言えばそうなれば相手の最終ラインの人員は減りますので
その様な状況になればいよいよ
バックラインからロングフィードを送る時だと思います。
その時には相手のDFラインの周囲には
スペースが出来ている事が期待できますので
前線へのピンポイントで送るフィードではなく
スペースへパスを送る事で
スピードに優れるアーセナルの前線は
その特徴を存分に発揮する事になり
ロングフィードが前線に収まらない問題も
解消する事が出来るのではないでしょうか?

まぁ、これは素人の机上の空論ですので
上手く行くとは限りませんが
現状のアーセナルの戦術的なスタイルは
非常に中途半端という事だけは間違いないと思います。

そしてこの試合でもトップ下を採用したシステムだったにも関わらず
先発とは言わなくても
ベンチにも10エジルを入れておかなかったのは不可思議であり
全てにおいて根本的な改善が必要だと思われます。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G2A EL:0G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:2G1A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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PL8:ARSENAL vs Bournemouth [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−0 Bournemouth
2019年10月6日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (9)23Luiz(←19Pepe)
 

1Leno

21Chambers 5Sokratis  23Luiz  31Kolasinac

34Xhaka

29Guendouzi    8Ceballos 

19Pepe               77Saka

14Aubameyang


(63)19Pepe>>>35Martinelli
(75)8Ceballos>>>28Willock
(83)77Saka>>>11Torreira


Substitutes
 26Martinez
 16Holding
 15Maitland-Niles
 3Tierney


Arsenal 1.jpgボーンマスをホームに迎えたPL第8節は
23ルイスのヘッドで早々に先制しましたが
後半に入ると恒例の守備組織の崩壊が始まり
その1点を守りきるのが精一杯という
厳しい内容の試合でした。

先発はGKには1レノが入り
DFラインは右から21チェンバース、5ソクラティス、
23ルイス、31コラシナツが並びました。
中盤はアンカーに34ジャカが入り、
インサイドハーフは
29グエンドゥージと8セバージョスが務め、
前線は右に19ペペ、左に77サカ、
トップに14オーバメヤンが入る
4−3−3が組まれました。

試合の入り方はまずまずで
早い時間帯からチャンスを作り出していました。

5分過ぎ、右サイドに開いていた
8セバージョスからのパスを受けた
77サカが14オーバメヤンに繋ぎ
その14オーバメヤンがペナルティの外側から
豪快に右脚を振り抜きましたが
僅かに枠の外側でゴールならず。

そしてセットプレーから先制点を奪う事に成功しました。

9分、19ペペが入れた右CKを
ニアに走り込んで来た23ルイスが
豪快にヘッドで合わせて先制ゴール!!

23ルイスが後方からニアに向けて
あれだけ長い距離を走ってきたら
マークに付いていたカルム・ウィルソンも
完全に付いていくのはほぼ不可能だった思います。
後はその23ルイスにピンポイントで
19ペペのCKが送られるかどうかの話で
この場面の様に完全に合ってしまったら
どうする事も出来なかったと思います。

しかしこの後は両チーム共に
決定機を作るのに苦労しました。

16分過ぎ、リコが蹴った右サイドからのFKを
ゴール前でソランケにヘッドで合わされてしまいましたが
枠外で救われました。

18分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを受けた34ジャカが
そのままドリブルで持ち上がった所から送られたパスは
カットされてしまいましたが
そのこぼれ球を素早く拾った77サカからのパスを受けた
19ペペがワントラップして左脚を振り抜きました。
ゴール左上を狙ったコントロールショットは
僅かに枠を捉える事は出来ませんでしたが
こういう形のシュートが一度決まれば
19ペペも精神的には大分楽になると思われますが、、、。

35分過ぎ、左サイドの開いた位置で
77サカからのパスを受けた8セバージョスが
右サイドをフリーで駆け上がってきた21チェンバースに向けて
クロスが送られました。
そのクロスに対して21チェンバースは
ダイレクトボレーシュートで狙いましたが
そのシュートは枠を捉えられず。

ゴール前に向かって走り込んで来た
14オーバメヤンと19ペペを囮にした
良い仕掛けでしたが
前半の間にゴールに迫ったのは
これが最後だったと思います。

結局、早々にセットプレーでゴールを奪いましたが
その後はボールを保持しながらも
ボーンマスの守備のブロックを崩す事が出来ず
反対に1テンポ遅れるとすぐに詰め寄られてしまう
ボーンマスのプレスと
デュエルでの分の悪さにより
徐々にリズムを崩されてしまった印象で
この悪い流れは後半に入るとさらに悪くなって行き
完全にボーンマスペースになって行きました。

50分過ぎ、23ルイスを背負いながら
パスを受けたカルム・ウィルソンが送った
裏へのパスで抜け出してきたソランケを
5ソクラティスが一度は止めましたが
そのこぼれ球を再び収めたソランケからのパスを受けた
カルム・ウィルソンに5ソクラティスと
DFラインまで下がってきていた29グエンドゥージの間を
ドリブルで割られてしまい、
前に出た1レノもかわされた所から
ゴール前に折り返されてしまいました。
しかしこの折り返しが
ゴール前に詰めていたキングに繋がる寸前に
しっかりと戻ってきていた
21チェンバースがカットしてピンチを救い
そのこぼれ球をレルマ〜ウィルソン〜リコと繋いだ所で
再び21チェンバースが仕掛けたスライディングタックルで
ボールを奪還してこのピンチを何とか凌ぎ切りました。

55分過ぎ、ハリー・ウィルソンから送られたスルーパスに対して
左サイドから駆け上がってきたステイシーに
ダイレクトで折り返されてしまいました。
その折り返しは1レノが掻き出して
ピンチを未然に防ぐ事が出来ましたが
もしも1レノの頭を越されてしまっていたら
ゴール前にはソランケとキングが詰めていましたので
危険な場面だったと思います。

57分過ぎ、ソランケからボールを引き取ったビリングに
左サイドからカットインしてきた所から
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
このシュートも枠をそれて行きましたが
この後半の立ち上がりは
明らかにアーセナルの選手達の動きが悪く
同時に集中しきれていないのか
人とボールに対する反応が非常に鈍い様に観えました。
その為に簡単に突破を許してしまう場面が出てきたり
55分過ぎと57分過ぎの場面の様に
DFラインの前のエリアで
ボーンマスに好きな様にボールを持たれてしまい
そこからの仕掛けに対して
対応に追われる場面ばかりだった様に感じます。

この後、調子が一向に上がらない19ペペに代えて
35マルティネッリが起用されましたが
流れはボーンマスのままでした。

64分過ぎ、ハリー・ウィルソンから送られた
左サイドのスペースへのパスで抜け出されたキングに
ゴール前に鋭いクロスを入れられてしまいました。
そのクロスもゴール前に飛び込んで来たフレイザーに通る前に
21チェンバースが的確にクリアーして難を逃れましたが
相変わらず緩さだけが目立つ守備が続いていました。

65分過ぎ、23ルイスから21チェンバースに出されたパスを
フレイザーにカットされてしまい
そのこぼれ球を収めたカルム・ウィルソンから引き取った
フレイザーにそのままドリブルで切り込まれて
シュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは5ソクラティスがブロックして
ゴールを死守する事に成功しましたが
動きの緩慢さは続いていました。

この後に8セバージョスに代えて
28ウィロックが投入されましたが
この交代は8セバージョスの問題ではなかったと思います。
この日の8セバージョスは
自分の頭の上をボールが飛んでいく
難しい展開でしたが
ボールを持った時には前に出ようとする推進力と
仕掛けのアイデアを示していたと思います。
一方で一向に流れを取り戻せていない状況に対して
8セバージョスよりも攻守において
広範囲カバーする事が出来て球際の強さがある
28ウィロックを投入する事で
残りの15分間を逃げ切ろうと考えたのかもしれません。

それでも中々シュートチャンスを作る事が出来ず
次にチャンスが訪れたのはこの場面だと思います。

82分過ぎ、28ウィロックからのパスを受けた
35マルティネッリがペナルティ内に侵入した所から
ゴール右上の隅を狙ったコントロールショットを放ちましたが
そのシュートは惜しくも枠を捉えられず。

そして77サカに代えて11トレイラを投入して
いよいよ逃げ切り体制に入りましたが
バラバラの状態は一向に改善されず
危険な状況は最後まで続きました。

89分過ぎ、リコから送られたスルーパスで
右サイドの深い位置まで侵入してきた
グルンフェルトからのマイナス方向の折り返しを
ゴール前に走り込んできたキングの背後にいた
29グエンドゥージが体を張って
なんとかクリアーしてゴールを死守。

90分過ぎ、右サイドからのCKに対して
クックにヘッドで合わされてしまいましたが
これも枠外で救われました。

90分過ぎ、フレイザーから出されたスルーパスで
左サイドの深い位置まで侵入してきたカルム・ウィルソンに
鋭いクロスを入れられてしまいましたが
これも前に出た1レノが収めてゴールを死守。

この様に後半は
殆どチャンスを作る事が出来なかったアーセナルでしたが
最後の最後でビッグチャンスを迎えました。

後半ロスタイム、28グエンドゥージから送られた
裏のスペースへのパスに対して
アケのヘッドでクリアーしたボールをカットした21チェンバースが
持ち込んだ所からゴール前に鋭いグラウンダーのクロスが送られました。
そのクロスに対してニアから飛び出した
14オーバメヤンが合わせましたが
ポストを叩き惜しくもゴールならず。
まぁ、ゴールに入っていたとしても
14オーバメヤンの位置が
オフサイドポジションでしたので
VARによりこのゴールは取り消されていたと思います。

試合はこのまま終演。

早々に奪った1点を守りきり
勝ち点3を得る事に成功しました。


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1レノ

 攻められ続けた割には本当の意味で危険な場面はそれほど多くなく零封を達成する。
 
21チェンバース

 完全に崩された場面で最後の砦となりゴールを守る。 終盤プレーの精度を落とす場面もあったが、緩慢な動きに終始したチームの中でいつも通りのアグレッシブなプレーを保ち続けていた。

5ソクラティス

 強度の高いプレーでゴールを守り続けた。

23ルイス

 チームの戦術だったかもしれないがロングフィードを多用していた事で本来のスタイルでゲームを支配する事は出来ず。

31コラシナツ

 効果的に攻撃に絡む事が出来ずにクロスの精度も十分ではなかった。

34ジャカ

 ゲームを組み立てる事が出来ず。

28グエンドゥージ

 間延びした中盤と前線を繋ぐ推進力を観せるも、バラバラのチームをまとめる事が出来ず。

8セバージョス

 組立たないチームを何とかしようとしていたがシュートに繋がるプレーは観せられず。

19ぺぺ

 セットプレーから唯一のゴールをアシストするも、流れの中からは効果的なプレーは観せられず。
 
77サカ

 流れを掴めないチームの中でインパクトを残せず。

14オーバメヤン

 試合終了間際の場面が唯一の見せ場だったか? ロングフィードを直接前線に送られるも元々ハイボールに強くはない為に殆どの場面で競り負けてしまっていた。 ロングフィードを送る戦術はオーバメヤンにはあっていなかっただろう。

35マルティネッリ

 19ペペに代わり後半途中から投入される。 攻撃面だけではなく守備面でもアグレッシブなプレーを観せる。

28ウィロック

 8セバージョスに代わって後半途中から投入される。

11トレイラ

 77サカに代わって後半途中から投入される。
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

早々に奪ったゴールを
なんとか守りきる事には成功しましたが
それが守りきったと言う言葉が正しいかどうかは
疑問に感じます。

シーズン序盤から常に悩まされている様に
前半はまだそれなりに対応出来ていたと思いますが
後半に入ると守備組織の未熟さが顔を出し
組織的にボーンマスの攻撃に対応する事が出来ずに
ただ単に攻撃を跳ね返し続けているだけの様な対応に
なってしまっていたと思います。
特にDFラインの前のエリアが
この試合でもスカスカになる場面が散見され
無防備な状況で受けるボーンマスの攻撃を
DFラインが何とか跳ね返す様な場面が何度も繰り返されたと思います。

一方で攻撃面に関しても
アーセナルの本来のパスをしっかりと繋いで
ゲームを組み立てるスタイルが
この試合ではあまり出来ていなかった為に
全体的に非常に単調な流れに終始していたと思います。

その大きな要因として
バックラインからロングフィードを多用していた事が
少なからず影響していた様に感じます。
開幕からのアーセナルは
バックラインから丁寧に繋ぐスタイルを重視していましたが
相手チームがバックラインに対して
執拗にプレスを仕掛けてくる事で
このスタイルが機能不全に陥る事が多かった為に
この試合では手数を掛けずに
バックラインからのロングフィードを直接前線に送ると言う
戦術的なプランがあったのかもしれません。

しかしその前線に送られるロングフィードが
ことごとく繋がる事がなかった所は大いに問題であり、
その上、弾き返されるだけならばまだしも
そのままボーンマスボールになる場面も多く
結果としてボーンマスに主導権を明け渡し続けてしまう
原因になってしまっていたと思います。

相手の攻撃をDFラインで弾き返し
そこから前線にロングボールを蹴る流れは
昔々のイングランドの代名詞だった
キックアンドラッシュでも
目指しているのではないかと思うほど
アーセナルらしさは感じられませんでした。

バックラインからパスを繋いで組み立てる
従来のスタイルが上手くいかないからと言って
安易に手数を掛けずにロングフィードを送っても
現状としてはそれも上手くいってはおらず
本来のアーセナルらしさを取り戻す為にも
早急に対策を考える必要がある様に感じます。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G2A EL:0G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:2G1A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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EL2:ARSENAL vs Standard Liege [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−0 Standard Liege
2019年10月3日(木)Europa League, Emirates Stadium

Goal
 (13)35Martinelli(←3Tierney)
 (15)35Martinelli(←24Nelson)
 (21)28Willock
 (57)8Ceballos(←35Martinelli)
 

26Martinez

2Bellerin 20Mustafi 16Holding 3Tierney

11Torreira

28Willock   8Ceballos

15Maitland-Niles             24Nelson  

35Martinelli


(66)15Maitland-Niles>>>19Pepe
(73)28Willock>>>29Guendouzi
(79)24Nelson>>>14Aubameyang


Substitutes
 1Leno
 31Kolasinac
 21Chambers
 34Xhaka


Arsenal 1.jpg完勝!!

スタンダール・リエージュをホームに迎えた
ELグループステージ第2戦は
再び若い選手達が躍動しました。

先発はGKに26マルティネスが入り
DFラインはCBには
20ムスタフィと16ホールディングが起用され
左SBには3ティアニー、
そして右SBには遂に2ベジェリンが
名を連ねました。
中盤はアンカーは11トレイラが務め
インサイドハーフには28ウィロックと8セバージョスが入り
前線は右に15ナイルズ、左に24ネルソン、
トップに35マルティネッリが入る
4−3−3が組まれました。

この試合も若い選手達を中心に組まれましたが
その若い選手達が持てる力を爆発させて
試合開始からペースを掴みました。

3分過ぎ、8セバージョスのパスを受けた24ネルソンが
そのままドリブルでカットインしてきた所から
ミドルシュートを放ちましたが枠を捉えられず。

5分過ぎ、ライフィスのパスを受けたチミロット対して
プレスを仕掛けた35マルティネッリが
ボールを奪い返し、
そこから送られたパスを受けた28ウィロックが
ゴールに向かって切り込んでいきましたが
戻ってきたライフィスのチャージを受けて
シュートを撃つ事は出来ず。

6分過ぎ、8セバージョスからのパスを
左サイドで受けた24ネルソンが
そこかららカットインしてきて右脚を振り抜きましたが
これもGKのミリンコビッチ・サビッチの正面でゴールならず。

ゴールこそ奪えませんでしたが
序盤からゴールを求める気持ちを
前面に出す様にゴールに襲いかかりました。

その勢いのまま早々に先制点を奪う事に成功しました。

13分、20ムスタフィから送られたロングフィードを
左サイドで受けた24ネルソンからのパスを
ライン側で受けた3ティアニーが
ヴォイヴォダをかわしてから送った鋭いクロスを
ニアに飛び込んできた35マルティネッリが
ヘッドで合わせて先制ゴール!!

3ティアニーのクロスの精度は
今更言うまでもありませんが
マーカーをかわす一連の動きは非常に速く、
もっと言えばマークに付かれていても
マーカーの脇にボール1個分のコースが空いていれば
そのコースを通して正確なクロスを送ってしまう為に、
相手にとっては分かっていても
ブロック出来ないのではないかと思えてしまいます。
ここ何年もの間アーセナルのスカッドに欠けていた
本格的なクロッサーを遂に手に入れたと思います。

そして35マルティネッリの動きも
非常に良かったと思います。
最初はファンフースデンの背後に回り込む様な動きで
ファンフースデンの死角に入った所から
一気にファンフースデンの前に顔を出してヘッドで合わせる所は
ストライカーとしてのセンスを強く感じました。

その勢いのまますぐに追加点を奪う事にも成功しました。

15分、ドリブルで持ち上がってきた3ティアニーから
ライン側でボールを受けた24ネルソンが
マークに付いていたヴォイヴォダを
ドリブルで一気にかわした所から中に折り返しました。
その折り返しをペナルティ内で収めた35マルティネッリが
右脚を振り抜きゴール!!

スピードを活かして振り切る様に左サイドの深くまで侵入する
24ネルソンのドリブルは
この試合通して非常に有効だったと思います。
そしてスペースのない所で素早くボールを動かして
シュートコースを作ってから右脚を振り抜くまでの
35マルティネッリの一連の動きは非常に速く
ここでもストライカーとしてのセンスを感じると共に
そのストライカーになる為に
相当の鍛錬を積んできた様に見えます。

その後もチャンスは続きました。

16分過ぎ、ヴォイヴォダのパスをカットした
3ティアニーから送られたアーリークロスを
ゴール前に走り込んできた28ウィロックが
ダイレクトボレーで合わせるも惜しくも枠を捉えられず。

ピンポイントで届けた
3ティアニーのアーリークロスと
ゴール前に走り込んでいきた28ウィロックのタイミングが
完璧に合った場面でしたので
決めなければならない場面だったと思います。

そしてその後28ウィロックが追加点を決めました。

21分、24ネルソンとのワンツーで
左サイドを抜け出した3ティアニーからの
リターンを受けた24ネルソンがカットインした所から
右脚を振り抜きました。
そのシュートはファンフースデンにブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を受けた28ウィロックが
ゴール右端に突き刺しゴール!!

その後もゴールに迫る場面は続きました。

24分過ぎ、左サイドで8セバージョスのプレスで奪い返したボールを
24ネルソンがドリブルで深い位置まで侵入した所から折り返したボールを
ゴール前で35マルティネッリが合わせようとしましたが
ジャストミートせず。

反対に前半の間にゴールに迫られたのは
この場面位だったと思います。

38分過ぎ、エムポクからのパスを受けて
右サイドからペナルティの中に侵入してきていたガヴォリに
至近距離からシュートを撃たれてしまいました。 
ベジェリンに当たり少しコースが変わったそのシュートは
マルティネスが冷静にセーブしてゴールを死守。

そして前半終了間際にもチャンスがありました。

42分過ぎ、相手のパスをカットした35マルティネッリが
15ナイルズとのワンツーを受けた後に送ったスルーパスで
24ネルソンがゴールに迫りましたが
前に出てきたミリンコビッチ・サビッチと交錯して
シュートを撃つ事が出来ず。 

後半もアーセナルペースで進みました。

47分過ぎ、8セバージョスからのパスを受けた
35マルティネッリがペナルティの外から
ミドルシュートを放ちましたが
わずかに枠の外。

49分過ぎ、8セバージョスから送られた
ロングスルーパスで抜け出した
3ティアニーが折り返したクロスを
ペナルティ内で35マルティネッリが受けましたが
残念ながら足を滑らせてしまいシュートは撃てず。

52分過ぎ、8セバージョスからのパスを左ライン際で受けた
3ティアニーがダイレクトで24ネルソンに繋ぎ
そのまま深い位置にまで侵入した所から
鋭いグラウンダーのクロスが送られました。
GKの前を横切る様に送られたそのクロスに対して
35マルティネッリが飛び込みましたが
つま先を当てるのが精一杯で
残念ながら枠を捉えられず。

そして後半最初にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルでした。

57分、15ナイルズから送られたパスで
裏へ抜け出した35マルティネッリから送られた
柔らかいタッチの折り返しを
ゴール前に飛び込んできた8セバージョスが押し込みゴール!!

このゴールで勝敗は決したと思いますが
その後も両チーム共にゴールに迫る場面は
何度かありました。

59分過ぎ、CKからのクリアーボールを収めた15ナイルズが
処理にもたついてプレスに曝された事により
ミスパスを犯した所からカウンターを受けてしまいました。
そして右サイドのルスティンから送られたクロスに対して
対応した15ナイルズが再びトラップミスを犯して
ムポクに収められてしまい
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
このシュートは26マルエィネスがしっかりとセーブして
ゴールは死守されましたが
この試合前線の右サイドで起用された15ナイルズは
大きなインパクトを示す事が出来なかっただけではなく
最後は不安定な所をまた見せてしまったのは残念でした。

63分過ぎ、右サイドからの2ベジェリンのクロスが
左サイドに流れたボールを
3ティアニーがヒールで24ネルソンに繋いぎ
そこから送られたクロスを
35マルティネッリが飛び込んでヘッドで合わせましたが
当たりが浅かった為に
ミリンコビッチ・サビッチに防がれてしまいゴールならず。

この後、66分に15ナイルズに代わり19ペペが
73分に28ウィロックに代わり29グエンドゥージが投入されました。

この後もチャンスは続きました。

76分過ぎ、19ペペからのパスを受けた24ネルソンが
ヴォイヴォダをかわして
左サイドの深い位置まで入り込んだ所から送られたクロスを
ファーサイドで受けた8セバージョスが
右脚を振り抜きましたが
DFにブロックされてしまいゴールならず。
そしてそのこぼれ球を
再び11トレイラが右脚を振り抜きましたが
ブロックされてしまいこれもゴールならず。

ここで24ネルソンに代わり14オーバメヤンが
トップに投入され
反対に35マルテイネッリが左サイドへ移りました。

81分過ぎ、16ホールディングのパスを受けた
35マルティネッリがヴォイヴォダをかわして
左サイドの深い位置にまで侵入した所から送られた折り返しを
19ペペがダイレクトで合わせましたが
ブロックされてしまいゴールならず。
そのこぼれ球を収めた2ベジェリンが
持ち込んでシュートを放ちましたが
こらは枠を捉えられず。

84分過ぎ、8セバージョスからのパスを左サイドで受けた
35マルティネッリがダイレクトで折り返したボールを
ゴール前に走り込んできた11トレイラが
ダイレクトで合わせましたが
DFにブロックされてしまいゴールならず。

88分過ぎ、8セバージョスのパスを受けた
3ティアニーがダイレクトで送ったクロスを
ゴールに向かって走り込んできていた
8セバージョスがヘッドで合わせましたが
ミリンコビッチ・サビッチのファインセーブで
防がれてしまい残念ながらゴールならず。

91分過ぎ、3ティアニーのパスを受けた
14オーバメヤンが左サイドの深い位置から
右足のアウトサイドキックで入れたクロスを
ゴール前に飛び込んできた35マルティネッリが
ヘッドで合わせましたが残念ながら枠は捉えられず。
もしかしたら35マルティネッリの背後に飛び込んできていた
19ペペの方が良い形で合す事が出来たかもしれません。

試合はこのまま4−0で完勝。
再び若い選手達が躍動しました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

26マルティネス

 3試合連続クリーンシート達成。 しかし序盤に前に出ながらもボールに触れないと言うハイボールの処理を誤る。 アルゼンチン代表にも初めて呼ばれた様に今がチャンスの時だ。このチャンスをしっかりと掴む為にもこの様なミスは減らしたい。
 
2ベジェリン

 怪我から復帰後初先発を飾る。 急激なストップも問題なく出来ておりフィジカル的には上向きに見えるが、一方で全体的にはまだプレーリズムやイメージにズレがある様に観えた。 もう少し時間が必要だろう。

20ムスタフィ

 3試合連続クリーンシートを達成するも、時折軽率なミスパスを犯してしまう所はよろしくない。

16ホールディング

 正確な読みと冷静な対応で零封に貢献する。 フィードもシンプルに繋ぐものから1列も2列も飛ばして前線に向けて鋭い縦パスを送る物まで攻撃陣をテンポアップさせていた。 フィジカル的にも本当の意味で1段ギアを上げる全速疾走も出来ており完全に準備は整っただろう。

3ティアニー

 スピードあふれるドリブルと鋭いストップ・アンド・ゴーだけではなく、絶妙なスルーパスを受けて深い位置まで侵入して脅威を与えた様にコンビネーションの面もノッティンガム・フォレスト戦の時よりもかなり向上した。 そしてそこから送られるクロスはニアに送る鋭いクロスも、DFの頭を越えて落とす様なピンポイントクロスも、アーリークロスも、どれも精度が高かった。 1本のクロスでビッグチャンスを創造する本当の意味でのクロッサーを遂に手に入れた。 

11トレイラ

 アンカーの位置で先発する。 DFラインの前のエリアをしっかりとケアしながら28ウィロックや8セバージョスにテンポ良くパスを供給していた。 アンカーとしても十分にやっていけるだろう。 後半途中に28グエンドゥージが投入されてからはアンカーの位置を譲りインサイドハーフに移った。

28ウィロック

 中盤の心臓として攻守において広範囲で存在感を示すだけではなくフィニッシュの局面に顔を出して攻撃陣に厚みをもたらした。 

8セバージョス

 この試合では左サイドを切り崩したロングスルーパスが特に印象的だった。 ボールを触る機会が多ければ多いほどリズムに乗ってプレーの質が良くなる印象。

15ナイルズ

 2列目の右サイドで先発するもインパクトを残せず。 
 
24ネルソン

 非常に良かった。 スピードに乗ったドリブルで相手SBを一気に振り切って何度となく深い位置まで切り込んでいった。 この様な縦にドリブルで仕掛けるプレーが一番輝くのか?

35マルティネッリ

 2ゴール1アシストと再び結果を出す。 やはりゴール前でのセンスが抜群で、それと共にゴール前でどの様に振る舞うべきかを良く理解している。 そしてそれを実行する為に相当の鍛錬を積んできている印象。 14オーバメヤンが投入されてから左サイドに移ったがやはりゴールに近いポジションの方が怖さを与える様に感じる。

19ペペ

 後半途中から15ナイルズに代わって投入されるも、インパクトは残せず。

29グエンドゥージ

 28ウィロックに代わり後半途中から投入され、アンカーの位置に入る。

14オーバメヤン

 24ナルソンに代わって後半途中から投入される。
 
 
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スタンダール・リエージュを下したこの試合の選手達は
言うなればバックアッパーと言う位置付けの
選手達と言えるかもしれませんが
その選手達は非常にアグレッシブなプレーを観せていたと思います。

一方でこの試合でも10エジルは起用されなかっただけではなく
ベンチにも入りませんでした。
試合後、エメリ監督は10エジルを起用しなかった理由を
この試合に挑む上で最も適している選手を起用したと述べましたが
そして同時に
「10エジルはしたい様にプレーする事が出来るが、、、」とも述べました。
要するに現在の10エジルのプレーは
チームの求めているプレーではない為に
起用していないとも読み取れるコメントであり
このままの状況ならば
今後も10エジルが起用される可能性はないかもしれません。

そのチームが求めているプレーというのが
この試合の様なプレーというのならば
それは如何なる場面でも脚を止めずに、
常にアグレッシブにプレーする
攻守においてスピード感を重視するスタイルなのかもしれません。

その様なアグレッシブさ、スピード感に関しては
これまでの10エジルからは離れたスタイルであり
そのスタイルをまだ取り入れられていない10エジルは
まだ若く経験の浅い選手と比べても劣っていると言う様に
エメリ監督は評価しているのかもしれません。

確かに実際にもこの試合で起用された若い選手達は
プレーする事に飢えた獣の様であり
試合に出る事に飢えた獣の様であり
そして勝利する事に飢えた獣の様であり
その獣達が鎖から解き放された様に
ピッチの上を駆け回っていた様に感じます。

今後再び10エジルがピッチに戻る事が出来るかどうかは
飢えた獣の様になれるかどうかなのかもしれません。

一方で2ベジェリンはもう少し時間が必要かもしれませんが
16ホールディングと3ティアニーの準備は
整ったと言えると思います。
週末のボーンマス戦はこの試合に起用されなかった
ここまでのレギュラー組が起用されると思いますが
その後に実施される代表戦の後は
この2人や2ベジェリンを組み込んだ布陣が
本格的に稼働し始める事になると思います。

いよいよ今シーズンのベストチームが
姿を観せてくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G1A EL:0G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:2G1A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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PL7:Manchester United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Manchester United 1−1 ARSENAL
2019年9月30日(月)Premier League, Old Trafford

Goal
 (45)McTominay
 (58)14Aubameyang(←77Saka)
 

1Leno

21Chambers 5Sokratis  23Luiz  31Kolasinac

34Xhaka

  11Torreira     29Guendouzi

19Pepe               77Saka

14Aubameyang


(55)11Torreira>>>8Ceballos
(75)19Pepe>>>24Nelson
(79)77Saka>>>28Willock


Substitutes
 26Martinez
 15Maitland-Niles
 16Holding
 35Martinelli


Arsenal 1.jpgお互いのチームが真正面から
ぶつかりあった様な
気持ちの良い試合になりました。

先発はGKには1レノが入り
DFラインはCBは
5ソクラティスと23ルイスのコンビが起用され
左SBには31コラシナツが起用されましたが
右SBに15ナイルズではなく
この試合では21チェンバースが起用されました。
中盤はアンカーには34ジャカが
インサイドハーフには
11トレイラと29グエンドゥージが起用され
前線は右に19ぺぺ、左に77サカ、
トップに14オーバメヤンが入る
4−3−3が組まれました。

試合は高い位置から積極的に仕掛けるプレスと
ゴール前をしっかりと閉めた強度の高いディフェンスで
ユナイテッドにペースを掴ませない様に
上手くコントロールしながら
縦に速い攻めを狙う流れでしたので
両チーム共にシュートチャンスが巡ってくるまで
時間を要しました。

28分過ぎ、左サイドのライン際で
29グエンドゥージと34ジャカがプレスを掛けたこぼれ球を
ペレイラに拾われてしまい
そのままドリブルで侵入してきた所から
ペナルティの手前で23ルイスもかわされてしまい
シュートを撃たれてしまいましたが
このシュートは1レノのファインセーブでゴールを死守。

29分過ぎ、左サイドのライン際に開いていた
14オーバメヤンからの楔のパスを受けた77サカの
リターンパスを受けた14オーバエヤンは
リンデロフに止められてしまいましたが
そのこぼれ球を拾った77サカから
右サイドでフリーだった19ペペへ送ったボールを
19ペペがダイレクトで左脚を振り抜きましたが
枠を大きく外してしまいゴールならず。

35分過ぎ、23ルイスのロングパスを受けて
左サイドの深い位置に侵入した14オーバメヤンが送ったクロスを
逆サイドで受けた19ペペが左脚を振り抜きましたが
ジャストミートする事が出来ずにゴールならず。

この試合の19ペペは良くなかったと思います。
序盤から試合に入れていない印象で中々流れに乗れず
時々ドリブルで存在感を観せる場面もありましたが
巡ってきたシュートチャンスやクロスを入れる場面で
しっかりとボールコントロールする事が出来ず、
全体的にボールが足に付いていない印象を受けました。

41分過ぎ、ボールを持っていた29グエンドゥージが
ポグバの激しいショルダーチャージで
吹っ飛ばされてボールを失った所から
ポグバが送ったロングスルーパスで
ラッシュフォードに抜け出されてしまいました。
しかしそのラッシュフォードに対して
戻ってきた5ソクラティスが
なんとか蓋をした事でシュートは撃たせず。

43分過ぎ、左サイドからのユナイテッドのCKをクリアーした所から
カウンターが始まりました。
そのクリアーボールを受けた19ペペから送られた
前方へのロングパスを
ペレイラが足を滑られて後逸した事で77サカに通り
その77サカがそのままドリブルで持ち込んで左脚を振り抜きました。
逆サイドを狙ったそのシュートは
デ・ヘアの好セーブで阻まれ、
そのこぼれ球を対して走り込んできた29グエンドゥージが
右脚でゴールを狙いましたが
そのシュートもデ・ヘアの好セーブで阻まれてしまい
惜しくもゴールならず。

リンデロフと1対1の状況で
ドリブルに自信を持ている77サカならば
自ら仕掛けてフィニッシュを選択するのは
間違いではなかったと思いますが
その一方で29グエンドゥージが逆サイドからフリーで
走り込んできていましたので
77サカは自らシュートを撃たずに
その29グエンドゥージにラストパスを出していても
面白かったかもしれません。

前半終了間際のビッグチャンスでしたが
この後のCKからのカウンターの流れから
先制点を奪われてしまいました。

45分、アーセナルの右CKのクリアーボールを収めた
ペレイラから送られたスルーパスで
ジェームズに左サイドの突破を許してしまい
そこからゴール前にグラウンダーのクロスが入れられてしまいました。
そのクロスは逆サイドに走り込んできた
ラッシュフォードには合いませんでしたが
そのラッシュフォードから折り返されたボールを
マクトミネイにペナルティの外側から
ミドルシュートを決められてしまい失点。
ここまで強度の高い守備で
ユナイテッドの攻撃を上手く押さえ込んでいただけに
先制点を奪われてしまったのは非常に残念でした。

後半は前半に比べてより前に出る意識が強くなった事で
ゴールに迫る場面が増えたと思います。

50分過ぎ、29グエンドゥージからの
サイドチェンジのパスを右サイドで受けた21チェンバースから
14オーバメヤン〜21チェンバース〜14オーバメヤンと繋ぎ
14オーバメヤンが深い位置にまで侵入した所から入れたクロスを
ゴール正面で11トレイラが
ダイレクトで合わせようとしましたが
ジャストミートせず。
11トレイラを見ていたリンデロフが
なぜかズルズルと下がってしまった事で
11トレイラは完全にフリーの状態になっていただけに
決めなければならない決定機だったと思います。

このシュートチャンスを活かせなかったからではないと思いますが
この後11トレイラに代わって
8セバージョスが投入されました。
確かにこの試合のアーセナルの中盤の構成は
34ジャカにせよ29グエンドゥージにせよ
パスを供給する側のタイプの選手ですので
残ったインサイドハーフに入っている11トレイラが
積極的にゴール前に顔を出さざる得ない状況だったのかもしれません。
勿論、元々11トレイラは攻撃的MFでしたので
攻撃するのは大好きだと思いますが
残念ながらその攻撃的MFでは大成しなかった過去がある様に
ゴール前で絡むプレーには限界があるのも事実だと思います。
この試合での11トレイラは中盤の広い範囲をカバーしながら
調子が良い日にはユナイテッドの最重要人物になるポグバに対して
ガツガツとプレッシャーを掛けて自由を奪っていた様に
アグレッシブなプレーで中盤を引き締めていたと思います。
その11トレイラを下げて
中盤のバランスを崩すリスクを冒してでも
更に攻勢を強める為に
攻撃的な8セバージョスを早々に投入したのは
個人的には良い判断だったと思います。

そして相手のミスから同点ゴールを奪う事に成功しました。

58分、右サイドからのユナイテッドのスローインから
19ペペのプレスに曝されたトゥアンゼベが
ミスパスを犯してしまい
そのミスパスを受けた77サカが
ダイレクトで送ったパスを受けて抜け出した14オーバメヤンが
左脚の浮き球で綺麗に流し込みゴール!!
と思ったら判定はオフサイド、、、。
しかしこのオフサイドの判定はVARの対象となり
14オーバメヤンの遥か後ろに
マグワイアが残っていた事が確認され
同点ゴールが認められました!!

それにしても線審には目の前にいた
マグワイアが見えていなかったのでしょうか?
しかしその様な事はあり得ないと思います。
なぜならばこの時のこの線審は
マグワイアをオフサイドラインの基準点として動いていましたので
マグワイアの事が見えなかったと言うのは
全く言い訳になりません。
それにしても非常に恥ずかしいミスジャッジだと思います。

このゴールで勢いに乗ったアーセナルは
さらにユナイテッドゴールに迫りました。

59分過ぎ、8セバージョスからのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けた21チェンバースが
一度29グエンドゥージに預けた所から
裏のスペースに走り込む動きに合わせて
29グエンドゥージから絶妙なスルーパスが送られました。
そしてそのスルーパスを受けた21チェンバースから送られたクロスを
ゴール前で77サカが合わせましたが
そのシュートはリンデロフの脚に当たってしまい
残念ながら枠から外れてしまいました。

この時間帯は完全にアーセナルが流れを掴みましたが
その後はユナイテッドが反撃してきました。

63分過ぎ、リンデロフからの縦パスを受けた
ラッシュフォードが左サイドのペレイラに展開し
そのペレイラが持ち込んで左脚を振り抜きました。
そのシュートは23ルイスがブロックしましたが
そのこぼれ球を受けたポグバに
ペナルティの外側から強烈で正確なミドルシュートを
撃たれてしまいましたが
これも僅かに枠の外で救われました。

69分過ぎ、ヤングが入れた右サイドからのCKを
ファーサイドから走り込んできたマクトミネイに
ヘッドで合わされてしまいました。
このヘッドも枠を捉える事なく救われましたが
完全にフリーの状態で合わされてしまいましたので
非常に危険な場面だったと思います。

72分過ぎ、左サイドからのユナイテッドのCKからの流れで
ペレイラからのパスを受けたマグワイアに
ペナルティの外側から強烈なミドルシュートを撃たれてしまいました。
このシュートは1レノのファインセーブでゴールを死守しましたが
この時間帯は完全にユナイテッドにペースを掴まれてしまいました。

この後、最後まで調子を上げられなかった19ペペに代わり
24ネルソンが投入されました。

77分過ぎ、マグワイアからのパスを受け
左サイドからドリブルで仕掛けてきたジェームズを
24ネルソンが対応しましたが
止める事が出来ずに深い位置にまで侵入を許してしまいました。
そこから送られた鋭いクロスは
21チェンバースがブロックして事なきに済みましたが
前評判通りこのジェームスを止めるのは
そう簡単な事ではない印象です。

この後にこの試合で仕掛けの切り札になっていた77サカに代わり
そのまま左サイドに28ウィロックが投入されました。
勝利の為にもう1点欲しい状況であると共に
勢いに乗るユナイテッドにも対応しなければならないと言う状況で
深い位置からでも前に運ぶ事が出来る推進力と
サイドの広い範囲をカバーしてサイドの強度を上げる事で
ペースを引き戻す役割を28ウィロックは託されたのかもしれません。

28ウィロックが投入された事で
要所要所の場面で止める事は出来ましたが
それでも完全にユナイテッドの勢いを止める事が出来ず
両チームともに最後まで激しくゴールに迫る場面が続きました。

89分過ぎ、ドリブルで切り込んできたマクトミネイを
23ルイスのチャージでFKを与えてしまいました。

90分過ぎ、ラッシュフォードが蹴った
ペナルティのすぐ外側からのそのFKは
ゴール左隅を捉えた鋭いFKでしたが
これも1レノのファインセーブで防ぎゴールを死守。

91分過ぎ、左サイドからのスローインを受けた28ウィロックが
そのままドリブルでペナルティ内に侵入した所から
24ネルソンへラストパスが送られましたが
シュートはジャストミートせずにゴールならず。
28ウィロックのグイグイと推しの強いドリブル特徴が出た仕掛けでしたが
一方で24ネルソンはゴール前でフリーだっただけに
もう少しどうにかならなかったのかと思います。

試合はこのまま1−1のドローで終演。

これまでの対戦では
特にモウリーニョが指揮していた時代は
熱くなるが為に激しさよりも荒さが目立つ事が多くなり
不快に感じる試合もありましたが
今回の対戦では正々堂々と真正面からぶつかり合う様な
アグレッシブな展開が最後まで続きましたので
観ていて非常に気持ちの良い試合だったと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1レノ

 ビッグセーブでチームを救う。 失点の場面では5ソクラティスと34ジャカの陰になってしまったのか?一歩も動く事が出来ず。
 
21チェンバース

 早々に不用意なファールでカードを受けるも、そのファールに対して尾を引く事もなくその後も強度の高いプレーを観せていた。 そして途絶える事のない勝利への強い意志を示し続ける様に右サイドを上下動を繰り返し、特に右サイドの裏のスペースへ走り込むプレーで大いに脅威を与えていた。 試合終了間際には左ハムストリングが痙攣?していたのは心配だがこの試合のベストの一人だった。

5ソクラティス

 強度の高いプレーでゴール前でユナイテッドの攻撃を跳ね返し続ける。

23ルイス

 軽い対応で突破を許す場面もあったが全体的には強度の高いプレーでユナイテッドの攻撃を跳ね返し続けた。

31コラシナツ

 気迫がこもったアグレッシブなプレーを観せる。

34ジャカ

 批判される程悪くはなかったと思うが、不用意なファールを犯してしまう所は変わらず。

11トレイラ

 中盤の広い範囲をカバーしつつ、ポグバにプレッシャーを掛け続けてペースを掴ませず。 中盤の強度を保つ大きな役割を担っていた。 一方で中盤の構成上、パスの出し手タイプの2人に対してゴール前に侵入する役割を担わざる得ない部分があり、積極的にゴール前にまで侵入するも決定機は決められず。 後半途中に攻勢を強める為に8セバージョスと交代する。 

29グエンドゥージ

 攻守において誰よりも一歩目が早く、そして決して脚を止める事がなかった。 ボールを持てば非常に早くボールを供給して攻撃陣のテンポを上げ、守備の面でも強度の高いプレーにも対応出来ていた。 誰よりも強く勝利を欲していた様に観え、この試合のベストの一人だった。 

19ペペ

 最初から試合に入れず、その後も流れに乗れていなかった。 シュートの場面でもクロスを入れる場面でもボールが足に付いていない様にボールをコントロール出来ておらず、丁重なパフォーマンスに終始する。 
 
77サカ

 試合を振り出しに戻す14オーバメヤンのゴールをアシストする。 スペースのない所でもボールを失わないキープ力と突破力に加え、今シーズンの77サカは激しいボディーコンタクトを受けてもブレないフィジカル的な強度とボディーバランスを手に入れた事で容易に止める事が出来ないアタッカーに変貌しつつある。 活きの良い若手というよりも、28ウィロックと共にもう主力の一人と言えるレベルだ。 

14オーバメヤン

 この試合で唯一放ったシュートをゴールに結びつけてチームのピンチを救う。 決めるべき時に決める事の出来るのはエースストライカーの証拠。

8セバージョス

 11トレイラに代わり後半途中から投入される。 攻勢を強める目的だったが効果は断片的だった。

24ネルソン

 19ペペに代わり後半途中から投入されるもプレーのスピードも強度も周囲と同じレベルでプレー出来ず。 この試合の激しく速い展開に乗り切れなかった。

28ウィロック

 77サカに代わり後半途中から投入される。 激しいアップダウンにも耐えうる強度と推進力の高さで右サイドでの優位性を保とうとした。
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ピッチでプレーしている選手達からは
勝とうとする強い意志と共に
誰一人として勝つ事しか信じていないかの様な
信念や執念を感じる試合だったと思います。

そしてユナイテッドもホームでの意地を観せる様に
強度の高いプレーで応戦した事で
両チーム共に正々堂々と真正面からぶつかり合った
気持ちの良い試合になりました。

この様な心身共に強度の高い試合が出来る所は
チームにとっては良い傾向だと思いますが
それと共にチームの中からも強い突き上げがある所も
今のアーセナルにとっては良い傾向だと思います。

本当の意味でSBとしてのプレーが未だに出来ていない
15ナイルズを横目に
持てる力を一切出し惜しみせずに
結果が出なければ終わってしまう様な危機感を持って
常に全力でプレーしている21チェンバース、
プレシーズンから大きな成長を観せている28ウィロックと
その28ウィロックに触発されたのか
これまで以上に攻守のインテンシティーを高めて
中盤を支配する勢いの29グエンドゥージ、
そして18歳になったばかりとは思えない
冷静さと自信に満ち溢れたプレーを観せている77サカ等、
昨シーズンまでのレギュラー選手達を
完全に押しのけてしまう程の勢いを
チームに注入していると思います。

ここに怪我から完全に復帰してくる16ホールディング、
2ベジェリン、3ティアニーが加わる事で
チーム内には更に激しいポジション争いが生み出され
それがチームを成長させてくれる事になると思います。

勿論、この試合は勝つチャンスのあった試合だっと思いますので
ドローという結果は残念でしたが
この様にチームの底力を押し上げる潮流と
ピッチの上でのメンタル的な強度を示し続ける事が出来れば
今後は必ず結果も付いてくると思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
8セバージョス    PL:0G2A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G1A EL:0G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G0A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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