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EL2:ARSENAL vs Standard Liege [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−0 Standard Liege
2019年10月3日(木)Europa League, Emirates Stadium

Goal
 (13)35Martinelli(←3Tierney)
 (15)35Martinelli(←24Nelson)
 (21)28Willock
 (57)8Ceballos(←35Martinelli)
 

26Martinez

2Bellerin 20Mustafi 16Holding 3Tierney

11Torreira

28Willock   8Ceballos

15Maitland-Niles             24Nelson  

35Martinelli


(66)15Maitland-Niles>>>19Pepe
(73)28Willock>>>29Guendouzi
(79)24Nelson>>>14Aubameyang


Substitutes
 1Leno
 31Kolasinac
 21Chambers
 34Xhaka


Arsenal 1.jpg完勝!!

スタンダール・リエージュをホームに迎えた
ELグループステージ第2戦は
再び若い選手達が躍動しました。

先発はGKに26マルティネスが入り
DFラインはCBには
20ムスタフィと16ホールディングが起用され
左SBには3ティアニー、
そして右SBには遂に2ベジェリンが
名を連ねました。
中盤はアンカーは11トレイラが務め
インサイドハーフには28ウィロックと8セバージョスが入り
前線は右に15ナイルズ、左に24ネルソン、
トップに35マルティネッリが入る
4−3−3が組まれました。

この試合も若い選手達を中心に組まれましたが
その若い選手達が持てる力を爆発させて
試合開始からペースを掴みました。

3分過ぎ、8セバージョスのパスを受けた24ネルソンが
そのままドリブルでカットインしてきた所から
ミドルシュートを放ちましたが枠を捉えられず。

5分過ぎ、ライフィスのパスを受けたチミロット対して
プレスを仕掛けた35マルティネッリが
ボールを奪い返し、
そこから送られたパスを受けた28ウィロックが
ゴールに向かって切り込んでいきましたが
戻ってきたライフィスのチャージを受けて
シュートを撃つ事は出来ず。

6分過ぎ、8セバージョスからのパスを
左サイドで受けた24ネルソンが
そこかららカットインしてきて右脚を振り抜きましたが
これもGKのミリンコビッチ・サビッチの正面でゴールならず。

ゴールこそ奪えませんでしたが
序盤からゴールを求める気持ちを
前面に出す様にゴールに襲いかかりました。

その勢いのまま早々に先制点を奪う事に成功しました。

13分、20ムスタフィから送られたロングフィードを
左サイドで受けた24ネルソンからのパスを
ライン側で受けた3ティアニーが
ヴォイヴォダをかわしてから送った鋭いクロスを
ニアに飛び込んできた35マルティネッリが
ヘッドで合わせて先制ゴール!!

3ティアニーのクロスの精度は
今更言うまでもありませんが
マーカーをかわす一連の動きは非常に速く、
もっと言えばマークに付かれていても
マーカーの脇にボール1個分のコースが空いていれば
そのコースを通して正確なクロスを送ってしまう為に、
相手にとっては分かっていても
ブロック出来ないのではないかと思えてしまいます。
ここ何年もの間アーセナルのスカッドに欠けていた
本格的なクロッサーを遂に手に入れたと思います。

そして35マルティネッリの動きも
非常に良かったと思います。
最初はファンフースデンの背後に回り込む様な動きで
ファンフースデンの死角に入った所から
一気にファンフースデンの前に顔を出してヘッドで合わせる所は
ストライカーとしてのセンスを強く感じました。

その勢いのまますぐに追加点を奪う事にも成功しました。

15分、ドリブルで持ち上がってきた3ティアニーから
ライン側でボールを受けた24ネルソンが
マークに付いていたヴォイヴォダを
ドリブルで一気にかわした所から中に折り返しました。
その折り返しをペナルティ内で収めた35マルティネッリが
右脚を振り抜きゴール!!

スピードを活かして振り切る様に左サイドの深くまで侵入する
24ネルソンのドリブルは
この試合通して非常に有効だったと思います。
そしてスペースのない所で素早くボールを動かして
シュートコースを作ってから右脚を振り抜くまでの
35マルティネッリの一連の動きは非常に速く
ここでもストライカーとしてのセンスを感じると共に
そのストライカーになる為に
相当の鍛錬を積んできた様に見えます。

その後もチャンスは続きました。

16分過ぎ、ヴォイヴォダのパスをカットした
3ティアニーから送られたアーリークロスを
ゴール前に走り込んできた28ウィロックが
ダイレクトボレーで合わせるも惜しくも枠を捉えられず。

ピンポイントで届けた
3ティアニーのアーリークロスと
ゴール前に走り込んでいきた28ウィロックのタイミングが
完璧に合った場面でしたので
決めなければならない場面だったと思います。

そしてその後28ウィロックが追加点を決めました。

21分、24ネルソンとのワンツーで
左サイドを抜け出した3ティアニーからの
リターンを受けた24ネルソンがカットインした所から
右脚を振り抜きました。
そのシュートはファンフースデンにブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を受けた28ウィロックが
ゴール右端に突き刺しゴール!!

その後もゴールに迫る場面は続きました。

24分過ぎ、左サイドで8セバージョスのプレスで奪い返したボールを
24ネルソンがドリブルで深い位置まで侵入した所から折り返したボールを
ゴール前で35マルティネッリが合わせようとしましたが
ジャストミートせず。

反対に前半の間にゴールに迫られたのは
この場面位だったと思います。

38分過ぎ、エムポクからのパスを受けて
右サイドからペナルティの中に侵入してきていたガヴォリに
至近距離からシュートを撃たれてしまいました。 
ベジェリンに当たり少しコースが変わったそのシュートは
マルティネスが冷静にセーブしてゴールを死守。

そして前半終了間際にもチャンスがありました。

42分過ぎ、相手のパスをカットした35マルティネッリが
15ナイルズとのワンツーを受けた後に送ったスルーパスで
24ネルソンがゴールに迫りましたが
前に出てきたミリンコビッチ・サビッチと交錯して
シュートを撃つ事が出来ず。 

後半もアーセナルペースで進みました。

47分過ぎ、8セバージョスからのパスを受けた
35マルティネッリがペナルティの外から
ミドルシュートを放ちましたが
わずかに枠の外。

49分過ぎ、8セバージョスから送られた
ロングスルーパスで抜け出した
3ティアニーが折り返したクロスを
ペナルティ内で35マルティネッリが受けましたが
残念ながら足を滑らせてしまいシュートは撃てず。

52分過ぎ、8セバージョスからのパスを左ライン際で受けた
3ティアニーがダイレクトで24ネルソンに繋ぎ
そのまま深い位置にまで侵入した所から
鋭いグラウンダーのクロスが送られました。
GKの前を横切る様に送られたそのクロスに対して
35マルティネッリが飛び込みましたが
つま先を当てるのが精一杯で
残念ながら枠を捉えられず。

そして後半最初にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルでした。

57分、15ナイルズから送られたパスで
裏へ抜け出した35マルティネッリから送られた
柔らかいタッチの折り返しを
ゴール前に飛び込んできた8セバージョスが押し込みゴール!!

このゴールで勝敗は決したと思いますが
その後も両チーム共にゴールに迫る場面は
何度かありました。

59分過ぎ、CKからのクリアーボールを収めた15ナイルズが
処理にもたついてプレスに曝された事により
ミスパスを犯した所からカウンターを受けてしまいました。
そして右サイドのルスティンから送られたクロスに対して
対応した15ナイルズが再びトラップミスを犯して
ムポクに収められてしまい
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
このシュートは26マルエィネスがしっかりとセーブして
ゴールは死守されましたが
この試合前線の右サイドで起用された15ナイルズは
大きなインパクトを示す事が出来なかっただけではなく
最後は不安定な所をまた見せてしまったのは残念でした。

63分過ぎ、右サイドからの2ベジェリンのクロスが
左サイドに流れたボールを
3ティアニーがヒールで24ネルソンに繋いぎ
そこから送られたクロスを
35マルティネッリが飛び込んでヘッドで合わせましたが
当たりが浅かった為に
ミリンコビッチ・サビッチに防がれてしまいゴールならず。

この後、66分に15ナイルズに代わり19ペペが
73分に28ウィロックに代わり29グエンドゥージが投入されました。

この後もチャンスは続きました。

76分過ぎ、19ペペからのパスを受けた24ネルソンが
ヴォイヴォダをかわして
左サイドの深い位置まで入り込んだ所から送られたクロスを
ファーサイドで受けた8セバージョスが
右脚を振り抜きましたが
DFにブロックされてしまいゴールならず。
そしてそのこぼれ球を
再び11トレイラが右脚を振り抜きましたが
ブロックされてしまいこれもゴールならず。

ここで24ネルソンに代わり14オーバメヤンが
トップに投入され
反対に35マルテイネッリが左サイドへ移りました。

81分過ぎ、16ホールディングのパスを受けた
35マルティネッリがヴォイヴォダをかわして
左サイドの深い位置にまで侵入した所から送られた折り返しを
19ペペがダイレクトで合わせましたが
ブロックされてしまいゴールならず。
そのこぼれ球を収めた2ベジェリンが
持ち込んでシュートを放ちましたが
こらは枠を捉えられず。

84分過ぎ、8セバージョスからのパスを左サイドで受けた
35マルティネッリがダイレクトで折り返したボールを
ゴール前に走り込んできた11トレイラが
ダイレクトで合わせましたが
DFにブロックされてしまいゴールならず。

88分過ぎ、8セバージョスのパスを受けた
3ティアニーがダイレクトで送ったクロスを
ゴールに向かって走り込んできていた
8セバージョスがヘッドで合わせましたが
ミリンコビッチ・サビッチのファインセーブで
防がれてしまい残念ながらゴールならず。

91分過ぎ、3ティアニーのパスを受けた
14オーバメヤンが左サイドの深い位置から
右足のアウトサイドキックで入れたクロスを
ゴール前に飛び込んできた35マルティネッリが
ヘッドで合わせましたが残念ながら枠は捉えられず。
もしかしたら35マルティネッリの背後に飛び込んできていた
19ペペの方が良い形で合す事が出来たかもしれません。

試合はこのまま4−0で完勝。
再び若い選手達が躍動しました。


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26マルティネス

 3試合連続クリーンシート達成。 しかし序盤に前に出ながらもボールに触れないと言うハイボールの処理を誤る。 アルゼンチン代表にも初めて呼ばれた様に今がチャンスの時だ。このチャンスをしっかりと掴む為にもこの様なミスは減らしたい。
 
2ベジェリン

 怪我から復帰後初先発を飾る。 急激なストップも問題なく出来ておりフィジカル的には上向きに見えるが、一方で全体的にはまだプレーリズムやイメージにズレがある様に観えた。 もう少し時間が必要だろう。

20ムスタフィ

 3試合連続クリーンシートを達成するも、時折軽率なミスパスを犯してしまう所はよろしくない。

16ホールディング

 正確な読みと冷静な対応で零封に貢献する。 フィードもシンプルに繋ぐものから1列も2列も飛ばして前線に向けて鋭い縦パスを送る物まで攻撃陣をテンポアップさせていた。 フィジカル的にも本当の意味で1段ギアを上げる全速疾走も出来ており完全に準備は整っただろう。

3ティアニー

 スピードあふれるドリブルと鋭いストップ・アンド・ゴーだけではなく、絶妙なスルーパスを受けて深い位置まで侵入して脅威を与えた様にコンビネーションの面もノッティンガム・フォレスト戦の時よりもかなり向上した。 そしてそこから送られるクロスはニアに送る鋭いクロスも、DFの頭を越えて落とす様なピンポイントクロスも、アーリークロスも、どれも精度が高かった。 1本のクロスでビッグチャンスを創造する本当の意味でのクロッサーを遂に手に入れた。 

11トレイラ

 アンカーの位置で先発する。 DFラインの前のエリアをしっかりとケアしながら28ウィロックや8セバージョスにテンポ良くパスを供給していた。 アンカーとしても十分にやっていけるだろう。 後半途中に28グエンドゥージが投入されてからはアンカーの位置を譲りインサイドハーフに移った。

28ウィロック

 中盤の心臓として攻守において広範囲で存在感を示すだけではなくフィニッシュの局面に顔を出して攻撃陣に厚みをもたらした。 

8セバージョス

 この試合では左サイドを切り崩したロングスルーパスが特に印象的だった。 ボールを触る機会が多ければ多いほどリズムに乗ってプレーの質が良くなる印象。

15ナイルズ

 2列目の右サイドで先発するもインパクトを残せず。 
 
24ネルソン

 非常に良かった。 スピードに乗ったドリブルで相手SBを一気に振り切って何度となく深い位置まで切り込んでいった。 この様な縦にドリブルで仕掛けるプレーが一番輝くのか?

35マルティネッリ

 2ゴール1アシストと再び結果を出す。 やはりゴール前でのセンスが抜群で、それと共にゴール前でどの様に振る舞うべきかを良く理解している。 そしてそれを実行する為に相当の鍛錬を積んできている印象。 14オーバメヤンが投入されてから左サイドに移ったがやはりゴールに近いポジションの方が怖さを与える様に感じる。

19ペペ

 後半途中から15ナイルズに代わって投入されるも、インパクトは残せず。

29グエンドゥージ

 28ウィロックに代わり後半途中から投入され、アンカーの位置に入る。

14オーバメヤン

 24ナルソンに代わって後半途中から投入される。
 
 
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スタンダール・リエージュを下したこの試合の選手達は
言うなればバックアッパーと言う位置付けの
選手達と言えるかもしれませんが
その選手達は非常にアグレッシブなプレーを観せていたと思います。

一方でこの試合でも10エジルは起用されなかっただけではなく
ベンチにも入りませんでした。
試合後、エメリ監督は10エジルを起用しなかった理由を
この試合に挑む上で最も適している選手を起用したと述べましたが
そして同時に
「10エジルはしたい様にプレーする事が出来るが、、、」とも述べました。
要するに現在の10エジルのプレーは
チームの求めているプレーではない為に
起用していないとも読み取れるコメントであり
このままの状況ならば
今後も10エジルが起用される可能性はないかもしれません。

そのチームが求めているプレーというのが
この試合の様なプレーというのならば
それは如何なる場面でも脚を止めずに、
常にアグレッシブにプレーする
攻守においてスピード感を重視するスタイルなのかもしれません。

その様なアグレッシブさ、スピード感に関しては
これまでの10エジルからは離れたスタイルであり
そのスタイルをまだ取り入れられていない10エジルは
まだ若く経験の浅い選手と比べても劣っていると言う様に
エメリ監督は評価しているのかもしれません。

確かに実際にもこの試合で起用された若い選手達は
プレーする事に飢えた獣の様であり
試合に出る事に飢えた獣の様であり
そして勝利する事に飢えた獣の様であり
その獣達が鎖から解き放された様に
ピッチの上を駆け回っていた様に感じます。

今後再び10エジルがピッチに戻る事が出来るかどうかは
飢えた獣の様になれるかどうかなのかもしれません。

一方で2ベジェリンはもう少し時間が必要かもしれませんが
16ホールディングと3ティアニーの準備は
整ったと言えると思います。
週末のボーンマス戦はこの試合に起用されなかった
ここまでのレギュラー組が起用されると思いますが
その後に実施される代表戦の後は
この2人や2ベジェリンを組み込んだ布陣が
本格的に稼働し始める事になると思います。

いよいよ今シーズンのベストチームが
姿を観せてくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:7G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
19ペペ        PL:1G1A EL:0G1A
21チェンバース    PL:1G0A EL:0G0A CC:0G3A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:2G1A CC:2G0A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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