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PL1:Newcastle United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Newcastle United 0−1 ARSENAL
2019年8月11日(日)Premier League, St James' Park

Goal
 (58)14Aubameyang(←15Maitland-Niles)
 

1Leno

15Maitland-Niles 21Chambers 5Sokratis 18Monreal 

29Guendouzi   34Xhaka 

7Mkhitaryan    28Willock    24Nelson

14Aubameyang


(64)28Willock>>>8Ceballos
(71)24Nelson>>>19Pepe
(84)7Mkhitaryan>>>35Martinelli


Substitutes
 26Martinez
 23Luiz
 11Torreira
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg2019/20シーズンの開幕戦は
アウェイでのニューカッスルとの対戦になりました。
昨シーズンもアウェイでの試合に苦しんだ様に
やはりこの試合でも厳しい戦いになりましたが
当たり千金の14オーバメヤンの一発で
勝利を挙げました。

先発はGKには1レノが入り
DFラインは右SBに15ナイルズ、
左SBに18モンレアル、
そしてCBには
5ソクラティス&21チェンバースが起用されました。
CMFは34ジャカと29グエンドゥージが組み
2列目は右に7ムヒタリアン、左に24ネルソン
トップ下に28ウィロックが入り
1トップに14オーバメヤンが入る
4−2−3−1が組まれました。

新加入の8セバージョス、19ペペ、23ルイスは
まだ加入間もない為にベンチスタートになりましたが
一方で10エジルと31コラシナツの2人は
先日と窃盗事件の影響で
保安上の問題によりこの試合への帯同が見送られました。

個人への襲撃予告でもあったのか、
自宅に強盗が入るリスクがあるのか分かりませんが
不測の事態を恐れて
ロンドンを離れられない状況になっているのは
非常に問題です。
その愚かなギャング団が1日でも早く一網打尽になり
10エジルと31コラシナツが
通常通りプレー出来る様になる事を願います。

試合は開幕戦とアウェイの両方に分が悪いアーセナルは
やはり苦戦しました。
ボールを保持する事は出来ても
ボールを前に進める事が出来ずに
中々相手ゴールの近くまでボールを持ち込めませんでしたので
最初のチャンスはこの場面だったと思います。

14分過ぎ、28ウィロックからのパスを受けた15ナイルズが
そのままドリブルで右サイドを駆け上がり
深い位置まで侵入した所から
鋭い切り返しでリッチーをかわして折り返しました。
その折り返しを24ネルソンがヒールで流したラストパスは
ゴール前に走り込んできた28ウィロックには合いませんでしたが
良いアイデアだったと思います。

一方でニューカッスルにもゴールに迫られてしまいました。

16分過ぎ、右サイドからのリッチーのクロスを
ジョエリントンにヘッドで合わされてしまいましたが
僅かにポストの外で救われました。

19分過ぎ、右サイドからのスローインを受けた
シェルビーにミドルシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは24ネルソンの脚に少し当たりコースが変わって
ポストの外側を叩いて救われました。

その後も両チーム共にゴールに迫る場面がありました。

22分過ぎ、34ジャカが送った左サイドの裏へのパスで
抜け出した18モンレアルから送られた折り返しのパスを
走り込んできた7ムヒタリアンが
ダイレクトで左脚を振り抜きましたが
そのシュートは枠を大きく外してしまいゴールならず。
裏のスペースへの一本のパスで一気にゴールに迫る
今シーズンの一つのポイントとなる形での
決定機だっただけに
7ムヒタリアンは強振せずに
丁寧に合わせる様に
ゴールマウスを狙って欲しかったと思います。

25分過ぎ、ハイデンからのパスを受けたジョエリントンに
そのままドリブルで切り込まれてしまい
左脚を振り抜かれてしまいました。
幸いそのシュートは1レノの正面で救われましたが
34ジャカと29グエンドゥージの間を
簡単に割られてしまい
その後に構えていた5ソクラティスもかわされてしまったのは
ちょっと軽い対応だったと思います。

30分過ぎ、7ムヒタリアンから送られた
裏のスペースへのパスで抜け出した14オーバメヤンが
ワントラップして左脚を振り抜きましたが
ドゥブラフカの正面でゴールならず。
7ムヒタリアンと14オーバメヤンのホットラインから生まれた
見事な仕掛けだったと思います。

前半はこのまま0−0で終了。

ボールを保持していながらも
本当の意味で決定機と呼べるのは
22分過ぎと30分過ぎの2回位しか作れませんでした。
34ジャカは裏のスペースへ送るパスで
存在感を示しましたが
一方で34ジャカと29グエンドゥージの2人共に
攻撃陣全体をテンポアップさせる事が出来ず、
前線の方は前線で
24ネルソンは未だに他の選手とのイメージの共有が出来ずに
焦りなのかボールが足に付いていない様な状況が散見され
7ムヒタリアンはチャンスに絡んではいますが
そこからのラストパスの精度に欠けてしまう場面が多く
本当の意味でアーセナルが試合をコントロールしている様な
前半ではなかったと思います。

後半も同じ様な展開で始まりましたが
最初にチャンスを掴んだのはアーセナルでした。

51分過ぎ、左サイドの開いた所から送られた
34ジャカの裏のスペースへのスルーパスで
14オーバメヤンが抜け出して
角度のない所から左脚を振り抜きました。
そのシュートはダメットにブロックされて
枠を捉えられませんでしたが
後半もオーバメヤンを裏に走らせる形が
唯一の攻め手だったと思います。

51分過ぎ、24ネルソンが蹴った左CKを
ニアで34ジャカがヘッドで合わせました。
そのヘッドは上手くファーに逸らしましたが
僅かに枠を捉えられませんでした。

そして遂に先制点が生まれました。

58分過ぎ、ダメットからウィレムスへのパスを
全速力でダッシュした15ナイルズが
カットした所から送られたクロスを
14オーバメヤンが綺麗なトラップで収めて
前に出てきたドゥブラフカをかわす様に押し込み
先制ゴール!!

ここまで非常に出来が悪かった15ナイルズが
この場面だけは素晴らしいプレーを観せてくれたと思います。
前半はボールが足に付いていない印象で
ディフェンス面でも対応が軽く
完全に試合に入れていない様に観えましたが
このプレーから少しの間だけは
非常に良いパフォーマンスを観せてくれたと思います。
何はともあれここで観せた15ナイルズのパスカットは
チームを勝利に導いた素晴らしいプレーだったと思います。

この後、64分に28ウィロックに代わり
8セバージョスが投入され
71分に24ネルソンに代わり
19ペペが投入されました。

新加入の注目の2人が投入されましたが
残念ながら現状としてはまだ時間が必要な状況だったと言えます。

8セバージョスはまだ流れの中でボールを動かす事が出来ず、
周囲との連携面も殆ど噛み合う事がなかったと思います。
一方で19ペペは連携面等の前に
まだフィットネス自体が整っていない様な印象で
更にもう少し時間が必要だと思います。

終盤はチャンスが殆ど作る事が出来ず
反対にニューカッスルにゴールに迫られる場面がありました。

83分過ぎ、ウィレムスからパスを受けた
サン=マクシマンに右サイドからカットインしてきた所から
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは19レノがしっかりとセーブ。

後半ロスタイム、センターサークル付近から
ペナルティの中に送られたFKを
ラスセルズがヘッドで折り返したボールを
ゴール前でジョエリントンに
合わされそうになりましたがヒットせず
そのこぼれ球を19レノが収めてゴールを死守。

試合はこのまま0−1で終演。

苦手の開幕戦でしかも更に苦手なアウェイでの試合で
見事勝利を収めました。


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1レノ

 何度か危険な場面もあったがしっかりと対応して零封に貢献する。
 
15ナイルズ

 チームを勝利を導くアシストを決める。 この場面でのパスカットは素晴らしくそこから少しの間は良かったが全体的には悪かった。 特に前半はボールが足に付かず、ディフェンス面でも軽い対応が目立っておりしっかりと試合に入れていなかった印象だった。

21チェンバース

 全体的に冷静で安定した対応で零封に貢献。

5ソクラティス

 全体的に安定していた。

18モンレアル

 22分過ぎの場面では良いタイミングで裏に飛び出し、粘った所から7ムヒタリアンに折り返して決定機を演出した。

29グエンドゥージ

 全体的にボールを捌くリズムが悪く的確にテンポアップするパスが出せていなかった。 昨シーズンよりも縦に向かう傾向が強い今シーズンのアーセナルにおいては、もっと縦パスや自らドリブルで持ち上がる様な推進力を観せるプレーが必要だ。

34ジャカ

 DFラインの裏へのパスでチャンスを演出する。 数少ないながらもDFラインの裏への1本のパスでゴールに迫る形は停滞した流れの中でも決定機を演出できていた。

7ムヒタリアン

 ボールによく絡んでいたが最後の局面での精度が悪かった。 一方で14オーバメヤンとの連携だけは何よりも絆は強かった。

59ウィロック

 決定機にはそれ程絡めなかったがボールによく絡んでいた。 そして豊富な運動量でディフェンス面でも貢献していた。 しかし後半はボールが収まらなくなりロストする場面が多くなった。

24ネルソン

 この試合でも周囲とのイメージの共有が出来ず浮いていた。

14オーバメヤン

 巡ってきた3つの決定機の全てをゴールの枠に飛ばし、その内の1つを決めてチームを勝利に導く。

8セバージョス

 28ウィロックに代わり後半途中に投入される。 しかし全体的にチームの流れに乗ってプレー出来ず。 まだ時間が必要だろう。

19ペペ

 24ネルソンに代わり後半途中に投入される。 全体的にまだフィジカルコンディションが整っておらずまだ時間が必要だろう。 
 
35マルティネッリ

 7ムヒタリアンに代わり終盤投入される。


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今シーズンの開幕戦は苦しい展開でしたが
クリーンシートを達成して
苦手のアウェイの試合で
大きな勝ち点3を挙げました。

保安上の問題で10エジルと31コラシナツが起用出来ず
8セバージョスと19ペペの新加入組は
まだフィットしている訳ではない現状で
若い選手を組み込みながら勝ち点3を挙げたのは
非常に評価出来ますが

その一方でこの布陣では力不足と言うのも事実であり
1日でも早く10エジルと31コラシナツの安全が確保され
8セバージョスと19ペペがフィットする事が待たれます。


C'mon Arsenal !!


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14オーバメヤン    PL:1G0A 
15ナイルズ      PL:0G1A 


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