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2024/25シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その4〜〜 [Arsenal F.C.]

2024/25シーズンに向けて:補強のポイント、その4

Arsenal 1.jpg
〜〜まとめ〜〜

昨夏に補強した選手達が
揃って機能したのと共に
既存の選手達も着実に成長した
今シーズンのチームは安定感が増し
戦力値も大幅に上昇したと思います。

それでも今シーズンもPL制覇に
あと一歩届かなかった様に
来シーズンに向けて更に戦力値を上げる必要性があり
実際、戦力値を上がる為に改善が必要なポジションは
まだ残っていると思います。

同時にその様に戦力値を上げたチームと言うのは
あくまでもレギュラー組が揃った状態での
チームに対する物であり
そのレギュラー組の選手が欠けた時に
戦力値を落とさずにいられるポジションは
僅かだと思いますので
レギュラー組とサブ組の間に残っている戦力差を埋め、
積極的なローテーションを可能とする
バックアッパーの戦力値の底上げも
この夏の重要な補強ポイントになると思います。


よって現在のチームの戦力値を上げる為に
まず必要なのは
シーズン20ゴール奪う事が出来る決定力のある

1、エースストライカー

と言うのは言うまでもないと思います。

今シーズンもチームの総得点は91点挙げた様に
全体を通して観れば
十分に破壊力がある攻撃陣だったと思いますが
一方で今シーズンの敗れた試合や
勝ちキレなかった試合、苦戦した試合を観ますと
多くのチャンスを作りながらも
ゴールだけが奪えなかったと言う試合があり、
特に自陣にブロックを築いて固められて
スペースが限られてしまった試合では
コンビネーションを駆使して崩し
前線の全ての選手がゴールを狙うと言う
現在のスタイルでは
限界を感じる場面も何度かあったと思います。

よってその様な難しい状況でも
巡ってきた一つのチャンスを
確実に決める事の出来る高い決定力のある
ストライカーが必要であり
しかも何もない所からでも個の力で
ゴールをこじ開ける事が出来る様な
絶対的な能力を備えた
ワールドクラスもしくはワールドクラス予備軍の
ストライカーを加える事が出来れば
シーズン100ゴールに迫る事も
十分に可能だと思いますので
この夏の最重要ターゲットは
ストライカーだと思います。


次のターゲットは

2、 DMF

だと思います。

先日契約延長が発表された20ジョルジーニョが
来シーズンも残留する事が決まった一方で
この夏で残りの契約が1年となる
5トーマスの去就次第では
このポジションも補強が必要になるのは
言うまでもないと思います。

このシーズン終盤の様に
5トーマスを起用する事が出来れば
中盤の強度と安定性は確実に上がりますが
今シーズンもそうだった様に
稼働率が余りにも悪い為に
シーズン通して計算しづらい問題がありますので
この夏に放出する可能性はかなりある様に感じます。

勿論、41ライスと20ジョルジーニョの二人で
このポジションを回す事も可能だと思いますが
来シーズンも41ライスをインサイドハーフに使う可能性があり
同時に20ジョルジーニョでは中盤の強度の面に
不安が残りますので
5トーマスを放出する様ならば
守備能力も高いDMFの補強は必須だと思います。

その場合、5トーマスと同様に
フィジカル能力が高いDMFがターゲットになるのか?
20ジョルジーニョの様にゲームメイク力に長け
同時に20ジョルジーニョよりも守備能力のあるタイプが
ターゲットになるのか?
41ライスの様にインサイドハーフと併用できる
Box to Boxタイプがターゲットになるのか?
注目されます。


既にニューカッスルが接触してきていると言う噂がある様に
この夏に1ラムズデールがチームを去るのは
ほぼ決まっていると思われます。
よってその穴埋めとしての

3、GK

の補強も必須だと思います。

アルテタ監督は常々GKのポジションには
2人の実力者が必要と言っている様に
1ラムズデールに代わる第2GKは
31ハイン等の下部組織の選手を昇格させるよりも
新たなGKの獲得に動く可能性の方が高いと思われます。

その一方でアルテタ監督は第2GKに出場機会を与える機会が
非常に少ない監督でもありますので
第2GKと言う立場を受け入れて
実力者を獲得するのは非常に難しい様に感じます。

よってその様な状況を受け入れてくれる事が多い
30歳オーバーのベテランのGKが
ターゲットになると思われますが
同時に現在のアーセナルのスタイルに適応出来る
足元の技術レベルが安定していて
しかもペナルティの外側にまで出ていく事を苦にしない
スイーパーGKとしての能力も求められると思いますので
このポジションの補強は何かを妥協しなければ
非常に難しくなる様に感じます。


次はバックアッパーの底上げとして
DFラインの拡充も
重要なポイントだと思われます。

右SBに関しては怪我の問題はあるにせよ
4ホワイト、18冨安、12ティンバーが対応可能ですので
補強の必要性はないと思われますが
ほぼ2サリバと6ガブリエウの2人で回していた

4、CB

と、反対に本当の意味でレギュラーが定まらなかった

5、左SB

の選手層の拡充も補強のポイントだと思います。

その場合、CBと左SBのそれぞれを補強するのか?
それとも4ホワイト&18冨安&12ティンバーと同様に
左SBとしてもプレー可能なCBを補強するのか?
2つのパターンが考えられますが
本職の左SBの実力者を補強出来れば
CBとしてプレー可能な
4ホワイト&18冨安&12ティンバーを
CBとして起用する事も可能になりますので
左SBのみを補強する可能性も残されているかもしれません。


そして最後は移籍期間毎に恒例となっている
7サカをバックアップし
場合によってローテーションする事も可能な

6、右サイドアタッカー

の実力者。


この様に今夏の補強ポイントは

1、決定力のあるエースストライカー
2、5トーマスの去就によってはDMF
3、1ラムズデールに代わるGK
4、CBのバックアッパー
5、左SB
6、右サイドアタッカー(左利きの)

と考えます。


・・・つづく。


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2024/25シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その3〜〜 [Arsenal F.C.]

2024/25シーズンに向けて:補強のポイント、その3

Arsenal 1.jpg
〜〜サイドアタッカー〜〜

今シーズンのこのポジションは
右の7サカ&左の11マルティネッリを軸に
19トロサールと24ネルソンが
バックアップする布陣でしたが
シーズン終盤に11マルティネッリが
足の怪我で離脱している間に起用された
19トロサールがしっかりと結果を出した事で
最終的には右の7サカ&
左の19トロサールのコンビが軸になって
今シーズンを締め括りました。

シーズン通して右サイドの主軸だった7サカは
今シーズンもエースとして
非常に大きな存在感を観せ続けたと思います。

一方で左サイドの主軸だった11マルティネッリは
今シーズンはここまでPLで6ゴール4アシストと
15ゴール挙げた昨シーズンと比べて
大きくゴール数を減らしており
同時にPL27節のシェフィールド・ユナイテッド戦で
足を負傷してから
パフォーマンスレベルを大きく落としてしまった事で
シーズン終盤はそのポジションを
19トロサールに奪われてしまいました。

その19トロサールは左サイドだけではなく
CFの位置や左インサイドハーフの位置でも起用され
しかもその多くは後半途中から投入される
「インパクター」として投入される事が多かったにも関わらず
37節終わった時点でPL12ゴール1アシストと
非常に大きな存在感を示したと思います。

独力で仕掛け、強引に突破してくる
11マルティネッリは相手にとっては
非常に厄介な存在だったと思いますが
一方の19トロサールはズバ抜けたスピードがある訳でもなく
キレキレのドリブルで仕掛けてくる訳でもありませんが
巡ってきたシュートチャンスを
確実に決める決定力が非常に高く
全体的に決定力に面に苦しんだ今シーズンのアーセナルの中では
最も決定力が高かった印象を受けました。

この様に左サイドに関しては
高いレベルでポジション争いを行なう事が出来ており
その上で仮に先発から起用されなくても
後半途中から投入されれば
11マルティネッリはその爆発的なスピードを武器に、
19トロサールはその決定力を武器にして
「インパクター」とし存在感を発揮する事が出来ている所も
このポジションの大きな強みになっていたと思います。

そして今シーズンのシーズン終盤のCLとPLの試合が続いた時期に
11マルティネッリと19トロサールを
ローテーションする様に交互に起用していた様に
現在のチームの中で唯一ローテーションする事が出来る
ポジションと言っても過言ではない事からも
この夏に補強が必要になるポジションではないと思われます。

反対に右サイドに関しては
今シーズンも7サカがほぼ一人で回している状況が続いたのは
問題だと思います。

本来なら昨夏に契約延長を勝ち取った
24ネルソンがその役割を担うはずだったのかもしれませんが
その24ネルソンはドリブルにしても、クロスにしても、
コンビネーションにしても
どれをとっても中途半端な印象は否めず
7サカのポジションを脅かす事は勿論の事
7サカを休ませる為に試合の終盤に投入される場面すら
限られた数だったと思います。

7サカは怪我への高い耐性があり
同時に連戦に対応する為に
徹底したコンディション管理を行う
プロ意識が非常に高い選手ですので
ここまで大きな怪我で長期離脱する様な事はありませんでしたが
一方でアーセナルのエースを止める為に
非常に激しく悪質なタックルを受ける機会が
年々多くなっている事を考えれば
いつか怪我で離脱する日が来るかもしれません。

その様な状況を回避する為には
定期的に休息やローテーションが必要なのは言うまでもなく
この夏こそは7サカのバックアッパー問題を
解決しなければならないと思います。

現在のスカッドには24ネルソン以外では
21ヴィエイラもこのポジションで起用される事がありますが
元々攻撃的MFの21ヴィエイラは
自ら仕掛けるよりも他の選手を使う事に長けたタイプですので
本当の意味でこのポジションに適しているかどうかには
少なからず疑問が残ります。

そう言う意味では9ジェズスは
現実的な解決策になるかもしれません。

9ジェズスはシティ時代に
右サイドで起用されていた時期もあった様に
このポジションでも十分にプレー出来ると思われます。
その一方でシティからアーセナルに引き抜いた時に
CFとして高く評価していると説得し
9ジェズスもCFでのプレーを求めて
アーセナルへ移籍してきた経緯がありますので
サイドでの起用に難色を示す可能性があると思います。

実際、9ジェズスはシーズン終盤に
CFのポジションを29ハヴァーツに奪われており
同時に新たなストライカーの補強の噂もありますので
来シーズンはCFでの出場機会は減る可能性があります。

その様な状況を踏まえて最終的に右サイドでプレーする事を
9ジェズスが承諾してくれれば
7サカ&9ジェズスの2人で十分かもしれませんが
一方でCFに固執して右サイドでのプレーに難色を示した場合には
この夏に補強に動く必要性が高くなると思います。

因みに冬の移籍期間でフルミネンセへローンに出た
27マルキーニョスはブラジルリーグのシーズンが終わる
来冬までフルミネンセでプレーする予定ですので
来シーズンのチーム構成からは既に外れており
さらに買取オプションも付いていると言われていますので
このままチームを去る可能性もあると思います。

又、下部組織には45コジエ=デュベリーと言う逸材がおり
7サカの再来と言われている様に
そのプレースタイルや仕掛け方等は
まさに7サカその物ですので
将来的には7サカのバックアッパー候補に入ってくるかもしれません。

実際、今シーズンのPL2では
17試合に先発して9ゴール5アシストと結果も出していますので
ファーストチームへの昇格もそう遠くはないかもしれません。

その一方で45コジエ=デュベリーは小柄で
上背も170cm程しかありませんので
その体格でシニアの選手の中でも
PL2の試合と同様のプレーが出来るかどうかという問題がありますので
来シーズンはテストする目的で
ローンに出してみても良い様に感じます。

この夏こそはここ数シーズン問題だった
7サカのバックアッパー問題を解決する必要性があり
ストライカーを補強するかどうかにもよりますが
9ジェズスを本格的にコンバートする事で
解決する事が出来るかもしれませんが
それが叶わなければ
新たな右サイドアタッカーの補強に動く必要性があり
出来る事ならば左利きの右サイドアタッカーが理想だと思います。


〜〜CF〜〜

このポジションは9ジェズスを軸に
14エンケティアがバックアップする布陣でしたが
どちらも期待した活躍は出来なかったと思います。

今シーズンの9ジェズスは昨シーズンの膝の怪我の影響もあり
調子が上がってくると怪我で離脱するという事を繰り返してしまい
波に乗れないシーズンだったと思います。

実際、今シーズンは膝の痛みや違和感がなく
プレーした試合はなかったと
9ジェズスがコメントしていた様に
フィジカル的な問題を抱えながらプレーしていた様です。

その様な事もあり今シーズン37節終了時点で
PLで4ゴールしか挙げていなかった様に
ストライカーとしての働きを全う出来ていませんでした。

しかも問題なのは実際のゴール数もさる事ながら
決定機を決めきれない場面が非常に多い所で
その決定力の低さは
シーズン前半のアーセナルが
波に乗れなかった一因にもなっていたと思います。

同様に14エンケティアも今シーズンは
37節終了時点で5ゴールしか挙げておらず
しかもその内の3ゴールは
第10節のシェフィールド・ユナイテッド戦で挙げた
ハットトリックの3点ですので
シーズン通してわずか3試合でしか
ゴールを挙げる事が出来ませんでした。

そしてその第10節のハットトリックのゴールを最後に
PLではゴールを奪えていなかった様に
シーズンが進むにつれて
出場機会を失っていったのは
当然の流れだったかもしれません。

その様な事もあり2月終盤からは
29ハヴァーツがCFにコンバートされましたが
実際、29ハヴァーツがCFで起用されてからのアーセナルは
攻撃陣は活性化され
その29ハヴァーツもCFで先発したPL11試合で
7ゴール6アシスト挙げた様に
今シーズンのこのポジションで最も機能し、
結果も出したのは29ハヴァーツでした。

とは言え、確かにコンバートされた29ハヴァーツは
非常に短期間の間にストライカーとして進化した様に
アルテタ監督の期待に応えたと思いますし、
単純計算すればシーズン通してCFで起用されれば
シーズン20ゴールも夢ではないかもしれませんが、
それでもPLやCLを制覇するチームのエースストライカーが
29ハヴァーツで十分なのか?
と言う問題は付いて回ります。

勿論、それは9ジェズスと14エンケティアにも当てはまる所で
20ゴールとは言わないまでも
シーズン15ゴールも奪えない9ジェズスを擁して
PL制覇出来るのか?
「インパクター」として全く機能しない
14エンケティアはバックアッパーとして適しているのか?
と言う問題がありますので
来シーズン以降も常にPLとCL制覇争いをする為には
シーズン20ゴール奪う事の出来る様な
何もない所からでもゴールを生み出す事の出来る
エースストライカーが必要だと思います。

よって現在のチームを1ランク上のステージに上げる為にも
この夏はストライカーの補強は避けられないと思います。

そして新たなストライカーを補強出来るかどうかにもよると思いますが
仮に新たなストライカーの獲得に成功した場合には
結果を出せていない14エンケティアは
この夏に放出される可能性が高く、
同時にCFの位置での出場機会が限られる可能性が高い
9ジェズスもサイドアタッカーとの併用を承諾出来なければ
この夏にチームを離れる可能性もある様に感じます。


・・・つづく。


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2024/25シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その2〜〜 [Arsenal F.C.]

2024/25シーズンに向けて:補強のポイント、その2

Arsenal 1.jpg
〜〜アンカー〜〜

今シーズンのこのポジションの主軸は
新加入の41ライスが担いました。

勿論、昨シーズンまでの主軸だった5トーマスが
シーズン通して万全な状態だったら
状況は変わっていたかもしれませんが
その5トーマスは怪我に伴い
シーズンの半分以上離脱してしまった事もあり
ファーストチョイスは41ライスでした。

その41ライスをアンカーに配置する形と共に
41ライスをインサイドハーフに配置して
アンカーに20ジョルジーニョを起用するオプションも
今シーズンは効果的だったと思います。

シーズン前半でこの形を使用する時は
どちらかと言うと強豪チームとの対戦等の
拮抗した展開になる事が予想された試合の時が多く
この時は20ジョルジーニョと41ライスが
ダブルボランチに近い形を組む様な格好の
中盤の守備的な強度を上げる目的で
組まれていたと思います。

一方でシーズン後半でこの形を組む時は
ダブルボランチの様な形ではなく
純粋に20ジョルジーニョがアンカーを務め
その20ジョルジーニョを
インサイドハーフに入った41ライスが
フォローする形が組まれました。

これにより20ジョルジーニョの
機動力とフィジカル的な強度が不足している問題は
41ライスがカバーする事で守備的な強度を保ちつつ
中盤の底からの20ジョルジーニョの
卓越したゲームメイク能力を活かして
より中盤の支配力とチャンスメイク力を
向上させる事に成功したと思います。

そして5トーマスがやっと怪我から回復し
コンディションが戻ってきたシーズン終盤には
アンカー5トーマス&インサイドハーフ41ライスと言う
シーズン前に最も期待していたコンビが実現し
期待していた通りに中盤の強度は格段に上がり
同時にゲームメイクの面も安定した
ユニットだったと思います。

この様にゲームメイク力に長ける20ジョルジーニョ、
フィジカル的な強度に長ける5トーマス、
そしてチームの心臓である41ライス、
三者三様のキャラクターの有しているこの3人体制は
強力だったと思います。

しかし先日20ジョルジーニョの契約延長が発表された様に
41ライスと共に20ジョルジーニョの残留が決まった事で
この夏の5トーマスの去就は慌ただしくなってきたと思います。

5トーマスはピッチに立てば
今でも世界で指折りのDMFであり
アーセナルにとっても重要な戦力になり得ると思いますが
問題はピッチに立っている時間が
あまりにも短い所だと思います。

特に離脱した理由の殆どが筋肉系のトラブルだった事を考えますと
今年31歳になる年齢を考えれば
今後もこの様な筋肉系のトラブルは
更に増えるリスクがあると考えるのが普通だと思います。

そう考えますと残りの契約が1年になるこの夏は
クラブとしては5トーマスの売り時だと考えるのが普通であり
5トーマスがこの夏にチームを離れる可能性は
かなり高い様に感じます。

よってこの夏は5トーマスの穴を埋める
補強が必要だと考えます。

その場合、5トーマスと同様に
機動力がありフィジカル的な強度に優れる
DMFタイプを補強するのか?
アーセナルのテンポの良い攻撃を活性化できる
ゲームメイク力に優れるタイプを補強するのか?
それとも41ライスの様な
インサイドハーフでもプレー出来る様な
Box to Box色の強い選手を補強するのか?

どちらにせよこの夏は
稼働率が非常に悪い5トーマスに代え
新たなアンカー候補の補強が必要になると思われます。

尚この夏で契約が切れる25エルネニーは
このままチームを離れるのが既定路線だと思われます。


〜〜インサイドハーフ〜〜

このポジションはシーズン前半は
右の8ウーデゴール&左の29ハヴァーツ
と言うコンビを軸にしていましたが
29ハヴァーツがCFにポジションを移してからの
シーズン後半は右の8ウーデゴール&左の41ライス
と言うコンビが軸になりました。

その中でもシーズン通して
右インサイドハーフの主軸として起用されていた
8ウーデゴールは別格だったと思います。

昨シーズンも攻撃陣の中心選手として
大きな存在感を観せていたと思いますが
それでも強豪チームとのビッグゲーム等の時には
存在感が薄れる試合もあったと思います。

しかし今シーズンはいかなる試合でも
まさに『王様』と呼ぶに相応しいほどの
大きな存在感を示し続け、
これまでは基本的にはピッチの右側を中心にプレーしていましたが
今シーズンは流れの中から
ピッチの左側にまで顔を出す場面も増えた様に
攻撃ののスイッチを入れるのは
常に8ウーデゴールであり
多くのチャンスは8ウーデゴールを経由していたと言っても
過言ではなかったと思います。

それと共に最前線でファーストディフェンダーとして
非常にアグレッシブにプレスを仕掛ける
献身性と責任感は
いかなる時でもチームの為に戦い、
そして勝利の為に戦い続ける事を厭わない
偉大なキャプテンとしての姿そのものであり
来シーズンも攻撃陣の中心と言うのは勿論の事
キャプテンとしてPL制覇の為に
チームを牽引していってくれると思います。

一方でシーズン前半で
左インサイドハーフで起用されていた29ハヴァーツは
その時期はまだ完全にアーセナルのスタイルに
適応出来ていた時期ではありませんでしたので
左インサイドハーフとしての29ハヴァーツを
どの様に評価すれば良いのか難しい所です。

勿論、CFにコンバートされてから
非常に大きなインパクトを残している
今の29ハヴァーツならば左インサイドハーフでも
違った存在感を示してくれるかもしれません。

しかし、来シーズンに向けて新たなストライカーを
補強するかどうかによると思いますが
CFのファーストチョイスになっている現状を考えますと
そのままCFが主戦場になる可能性は十分にあると思いますので
来シーズンは左インサイドハーフでの起用は
オプションになるかもしれません。

一方でシーズン後半に左インサイドハーフで
主に起用された41ライスは
言うなれば昨シーズンジャカが担っていた役割を完璧にこなし
その上で攻撃面では1ランクグレードアップさせる
大きな存在感を示していたと思います。

本人としては『6番』のポジションが好きな様ですが
個人的にはDFラインの位置から最前線のエリアまで
カバー出来る機動力と
深い位置からボールを持ち上がる事の出来る推進力、
そしてスペースのない所でも苦にしない
足元の技術レベル等を考えますと
『8番』ポジションの方が
持っている能力の全てを活かせる様に感じますので
このまま左インサイドハーフが主戦場になっても良い様に感じます。

勿論、5トーマスの去就と
その穴埋めとしてどの様な選手を補強するかによっては
41ライスはアンカーの位置で起用される試合が増えるかもしれませんが
チームのバランス的には攻撃の全権を握る8ウーデゴールと
Box to Boxタイプで攻守の至る所に顔を出し
大きな存在感を観せる41ライスのコンビは
非常にバランスが良く
来シーズンもファーストチョイスになる可能性が高いと思います。

一方でこの3人をバックアップしていたのが
10スミス・ロウと21ヴィエイラでしたが
10スミス・ロウは膝の怪我などもあり
なかなかコンディションが上向きにならず、
21ヴィエイラはソケイ部の怪我で手術を行なった影響もあり
お互いのプレー時間は限られたものでしたので
レギュラー組の3人を脅かす所か
バックアッパーとしても
期待したレベルのプレーを観せる事は
出来ていなかったと思います。

手術を必要とするくらいのソケイ部の怪我を負った
21ヴィエイラは今シーズンは仕方がないと思われますが
昨シーズンのソケイ部の怪我から
完全復活を目指していたはずの10スミス・ロウからは
残念ながら復活の匂いを感じる事は出来ませんでした。

確かに出場したら何かしら良いプレーを観せてくれていましたので
怪我の影響や技術レベルが低下した様には観えませんでした。

その一方でアルテタ監督が構築している今のチームでは
非常に高いインテンシティが求められ、
それによりここ1〜2シーズンの間で
チームは急激に進化していますが、
残念ながら今の10スミス・ロウは
そのインテンシティの面に全く付いていけていません。

よって一つ一つのプレーを切り取れば
良い印象を受ける事もありますが
90分間通して観ると機能していない
もしくは存在感がないと言う印象になる事が多く
これではアルテタ監督が重要な局面で
信頼してピッチに出す事は出来なかったのも
仕方がないと思います。

とは言え、10スミス・ロウがゴール前で得意としている
スペースのない所でスペースを見出し、
そして誰よりも早く反応して
そこに向けて素早く踏み出して入り込むと言うプレーは
これもインテンシティが高くなければ出来ないプレーですので
決してインテンシティの高いプレーが出来ない訳ではないと思います。

問題は90分間如何なる場面でも集中して
そのインテンシティの高いプレーをし続ける事が出来る
継続性の問題だと思いますので
フィジカル的にもメンタル的にも
その様なインテンシティの高いプレーを継続するだけの
タフさを身に付ける事ができなければ
来シーズンも非常に限られたプレー時間しか
得られないと思われます。

今シーズンは主軸を担った3人が怪我をせずに
フル稼働出来たおかげで大きな問題にはなりませんでしたが
来シーズンもフル稼働出来ると言う保証は
残念ながらないと思います。

よって有事の際に信頼してピッチに送り込む事が出来る
バックアッパーが必要なのは勿論ですが
PLとCLの2つの大会を戦い抜く為にも
定期的なローテーションを行う事が出来る
選手層が必要なのは言うまでもありません。

その役割を10スミス・ロウや21ヴィエイラが
担う事が出来るのか
この夏は判断しなければならないと思われますが
このポジションよりも補強が必要なポジションが
他にある事を考えますと
個人的にはこの2人に
もう1シーズンチャンスが与えられる様に感じています。

一方で下部組織のこのポジションには
2人の才能が控えており
一人は今シーズンスウォンジーにローンに出ていたパティーノで
もう一人は63ヌワネリです。

以前からその才能が高く評価され
次に下部組織からファーストチームに昇格するのは
パティーノだと言われ続けていましたが
現状としてはすぐにファーストチームに昇格するのは
厳しい様に感じます。

今シーズンローン移籍に出ていたスウォンジーでも
技術レベルの高さから期待され
シーズン前半は定期的に起用されていた様ですが
徐々に出場機会が減っていき
シーズン後半はベンチスタートが主になっていました。

スウォンジーのスタイルの問題もあるかもしれませんが
実際スウォンジーでのプレーは
テンポや局面局面での判断が遅く、
アグレッシブなプレーも観せていましたが
それはインテンシティが高いと言うよりも
ただ荒々しいだけで
理に叶ったアグレッシブさでもありませんので
インテンシティの高い現在のアーセナルに戻っても
ファーストチームのテンポの中でプレーするのは
残念ながら難しい様に感じます。

そう言う意味では次にファーストチームに上がってくるのは
63ヌワネリになると思われます。
17歳になった63ヌワネリは
先日正式にプロ契約を結んだ様に
クラブからの期待は絶大で
今シーズン唯一出場したPLウエスト・ハム戦では
勝敗が決した後だったとは言え
ファーストチームの選手の中に混ざっても
同じテンポと強度でプレー出来ていましたので
既にファーストチームでプレーする準備は整っていると思います。

その様な63ヌワネリを来シーズンは
ファーストチームでの出場機会を与える為に
ローン移籍に出すと言う噂もありますが
言っても63ヌワネリはまだ17歳ですので
この年齢で未知の環境に放り込む事のリスクを考えますと
来シーズンはローン移籍に出す事はないと
個人的には思っています。

とは言え、その63ヌワネリは
今シーズンのPL2では13試合出場して
10ゴール3アシスト挙げた様に
もうPL2の試合ではする事はないと思いますので
早ければ来シーズンから
正式にファーストチームに昇格しても
おかしくはないと思っています。

そう言う意味では10スミス・ロウにせよ
21ヴィエイラにせよすぐに結果を出さなければ
その立場を63ヌワネリに奪われてもおかしくらいの危機感を持って
来シーズンは挑んで欲しいと思います。

蛇足ですが今シーズンのU-18のチームには
14歳ながらU-18のチームでプレーして
2ゴール5アシストと結果を出している
マックス・ダウマンと言う逸材もいます。

現在63ヌワネリが持っている
15歳181日と言うクラブ最年少出場記録を
塗り替えるとしたら
このダウマンだと言われていますので
これらの若い才能の芽を伸ばす余地を
残しておいて欲しいと言う面からも
このポジションの補強は
そこまで積極的に行って欲しくはないと思っています。

一方で今シーズンルートンにローン移籍に出ていた
ロコンガもこのポジションの選手ですが
そのルートンではそれなりに出場機会を掴んでいましたが
それらの試合を観る限りでは
相変わらず流れを読む力が弱く、
人やボールに対する反応も遅い。
もっと厳しい事を言えば
自分のラインよりも自ゴール側に相手が侵入しているにも関わらず、
全力で帰陣せずにゆっくりと戻ってくる所は変わっておらず
この様な状況では
アーセナルに戻ってきても厳しいのは言うまでもありませんので
この夏にチームを離れる可能性は高いと思います。


・・・つづく。


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2024/25シーズンNEW HOME KIT発表 [Arsenal F.C.]

2024/25シーズンのHOME KITが発表されました。

mit6141_f1.jpeg


今シーズンも慣例通りホーム最終戦に合わせて
来シーズンのHOME KITが発表されました。

今回の新しいHOME KITの
ファーストインプレッションは
正直『?』と言う感じでした。

伝統的なアーセナルのシャツの
赤と白の比率に比べて
圧倒的に白が多すぎる比率、
そこに3本線のみならず
ワンポイントというには大きすぎる紺色のライン。

ちょっとらしくない印象です。

勿論、実際選手達が着た姿を観ると
赤と白の比率や紺色のラインは
あまり気にならなくなっていましたが
伝統的なシャツを継承した様な
今シーズンのシャツが完璧だっただけに
来シーズンのこのシャツに慣れるまでは
時間が必要かもしれません。


C'mon Arsenal !!


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PL37:Manchester United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Manchester United 0−1 ARSENAL
2024年5月12日(日)Premier League, Old Trafford

Goal

 (20)19Trossard(←29Havertz)

22Raya

 4White  2Saliba  6Gabriel  18Tomiyasu

5Thomas

8Ødegaard    41Rice

 7Saka             19Trossard

29Havertz



(66)19Trossard<>>>11Martinelli
(82)7Saka<>>>9Jesus
(92)5Thomas<>>>20Jorginho
(92)8Ødegaard<>>>15Kiwior


Substitutes
 1Ramsdale
 35Zinchenko
 21Vieira
 10Smith Rowe
 14Nketiah
 

Arsenal 1.jpgこの重要な局面で鬼門である
オールドトラフォードに乗り込んでの第37節は
前半で奪った1点を守りきり
逆転優勝への望みを
最終節に繋げました。

先発は前節のボーンマス戦後
出場が危ぶまれていた7サカと18冨安も
先発に名を連ね
4試合連続同じメンバーが組まれました。

試合は序盤に押し込んだアーセナルが
まずチャンスを掴みました。

3分過ぎ、ガルナチョが蹴り出したボールを
カットした5トーマスが8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールからのヒールパスを受けた7サカが
切り込んだ所から左脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートはオナナの正面で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
スペースのない所を8ウーデゴールの個人技で
切り崩した良い仕掛けでした。

一方でその後はユナイテッドにペースを握られてしまい
ミスから決定機を作られてしまいました。

3分過ぎ、カゼミロからの前線へのフィードを
ホイルンドが受けましたが
2サリバが速やかに奪い返し
そこから5トーマスにパスが送られました。
しかしその5トーマスが寄せてきたマクトミネイを
かわそうとした時にボールを奪われてしまい
そのこぼれ球に対してホイルンドに
左脚を振り抜かれてしまいましたが
幸いホイルンドが軸足を滑らしてくれたお陰で
シュートはヒットせず救われました。

ホイルンドのミスに救われたとは言え
ゴール正面の位置で完全にフリーの状況で
シュートを撃たれてしまう状況になってしまったのは
非常に良くなく
ここで失点していたら
この試合の流れは大きく変わっていた可能性もありましたので
5トーマスは猛省してほしいと思います。

その後もユナイテッドの若い両翼が
アーセナルゴールに迫ってきました。

6分過ぎ、カゼミロのサイドチェンジのパスを
2サリバがヘッドで弾き返したボールをガルナチョが収め
そのガルナチョがカットインしてきた所から
右脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートは2サリバがブロックしてゴールを死守。
そしてそのこぼれ球を収めたメイヌーからのパスを受けた
ディアロがカットインした所から送ったパスを受けた
ガルナチョに右脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートも6ガブリエウがブロックして
ゴールを死守。

その後は基本的にはユナイテッドがペースを握っていましたが
先にゴールネット揺らしたのは
アーセナルの方でした。

20分、オナナが蹴ったフィードを
2サリバがヘッドで繋いだボールを
4ホワイトがダイレクトで29ハヴァーツに繋ぎ
そのままポケットの位置に侵入した所から送った折り返しを
ニアに向かって走り込んできた19トロサールが合わせて
ゴール!!

29ハヴァーツの位置がオフサイドではない事を判断し
間髪入れずにパスを送った
4ホワイトのパスが全てだったと思いますが
そもそも一人だけ取り残され
しかもチンタラと上がって行った為に
DFラインを揃える事が出来なかった
カゼミロの怠慢な動きが
この失点を招いてしまったと言っても
過言ではないと思います。

CBに怪我人が続出した為に
イヤイヤCBをさせられている様なカゼミロを
CBで起用しなければならなかった
テン・ハグ監督に深く同情します。

その後もユナイテッドゴールに迫りました。

27分過ぎ、7サカからのサイドチェンジのパスを受けた41ライスが
そのまま持ち込んだ所で止められてしまいましたが
そのこぼれ球に対して
走り込んできた18冨安が右脚を振り抜きましたが
そのミドルシュートもエヴァンスにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

27分過ぎ、4ホワイトが送ったスルーパスを受けて
裏に抜け出した7サカが
体勢を崩しながら送ったラストパスを
ペナルティの中に走り込んできた4ホワイトが受け
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
このシュートも枠を捉えられず。

一方で前半の終了間際に危ない場面もありました。

42分過ぎ、ディアロのサイドチェンジのパスを受けた
ガルナチョにドリブルでポケットの位置にまで侵入された所から
鋭い折り返しが送られてしまいました。

幸い至近距離からのその折り返しは
22ラヤが弾き出しましたが
もし22ラヤが触る事が出来なかったら
その背後に詰めていたホイルンドに
押し込まれていたかもしれない場面でしたので
22ラヤのプレーはファインプレーだったと思います。

前半はこのまま0−1で折り返したアーセナルが
後半も最初にチャンスを作りました。

54分過ぎ、右サイドから
8ウーデゴール〜7サカ〜4ホワイトと繋いで
ペナルティの中に侵入した所から
その4ホワイトが送ったパスを
41ライスが右脚を振り抜きました。
そのシュートはワンビサカにブロックされてしまいましたが
そこからのこぼれ球を受けた41ライスが
左サイドの19トロサールに繋ぎ
その19トロサールからの折り返しを
ゴール前に走り込んできた7サカが合わせようとしましたが
合わせる前にダロトのスライディングタックルにブロックされてしまい
ここでもゴールを奪う事は出来ず。

とは言え、アーセナルらしい連動的な仕掛けで
ユナイテッドゴールに迫った場面でした。

しかしその後はガルナチョにゴールに迫られてしまいました。

57分過ぎ、エヴァンスとのワンツーで
マークに付いていた4ホワイトをかわした
ガルナチョにそのままトップスピードのドリブルで
ペナルティの中への侵入を許してしまいましたが
2サリバがボールをカットしてシュートを撃たさず。

トップスピードで侵入してきたガルナチョに対して
2サリバは下がりながらと言う
難しい対応を強いられていましたが
その様な状況にも関わらず
全く焦る事なく冷静にボールだけをカットした2サリバは
格の違いを見せ付けたと思います。

60分過ぎ、ディアロのサイドチェンジのパスを受けたガルナチョが
対峙した4ホワイトをかわしてカットインした所から
右脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートは枠を大きく外しましたが
4ホワイトと7サカが完全に逆を突かれてしまった事で
ハーフスペースの所に
大きな穴を空けてしまったのは良くなかったと思います。

この直後に今度はアーセナルがチャンスを作りました。

63分過ぎ、18冨安からのパスを受けた19トロサールが
そのままドリブルで持ち込んだ所からの折り返しを
29ハヴァーツが流し
その流したボールを受けた8ウーデゴールが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートはオナナの正面でゴールを奪う事は出来ず。

一方でミスから再びゴールに迫られてしまいました。

71分過ぎ、4ホワイトが送ったパスを18冨安が受ける寸前に
アントニーにカットされてしまい
そのまま持ち込まれた所から左脚を振り抜かれてしまいました。

幸いアントニーのシュートは22ラヤの正面で救われましたが
4ホワイトのパスを立ち止まって待って受けようとした
18冨安の一瞬の隙を突かれてしまった危ない場面だったと思います。

76分過ぎ、アムラバトからダロトヘ送られたパスが逸れた所を
7サカがカットしましたが
今度はその7サカから
5トーマスに向けて送ったパスが逸れてしまい
そのパスをカットしたメイヌーから
マクトミネイ〜ガルナチョと繋げられ
そのガルナチョに左脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートはポストの外側で救われましたが
ショートカウンターのチャンスだっただけに
7サカのミスパスは悔やまれます。

その後はユナイテッドゴールに迫りました。

78分過ぎ、8ウーデゴールのスルーパスで
左サイドを抜け出した11マルティネッリが
そのままカットインした所から右脚を振り抜きましたが
そのシュートはオナナのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

82分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った右CKが
ワンビサカの頭に当たり
あわやオウンゴールになりかけましたが
そのボールもオナナのファインセーブで防がれ
そのこぼれ球を収めた11マルティネッリからのパスを受けた
41ライスが放ったミドルシュートも
オナナのファインセーブでふせがれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

88分過ぎ、22ラヤが蹴った
リスタートのボールのルーズボールを収めた9ジェズスから
8ウーデゴール〜41ライスと繋いで
ポケットの位置にまで侵入した所から
41ライスが折り返したボールに対して
11マルティネッリが押し込もうとした寸前に
エリクセンにカットされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

結局最後まで追加点を奪う事は出来ませんでしたが
終盤に15キヴィオルを投入して5バックに変更し
そのまま守り切ったアーセナルが

0−1で勝利!!

鬼門のオールドトラフォードで勝利を収め
逆転優勝への望みを最終節に繋ぎました。

これでアーセナルは
37試合消化して勝ち点86、得失点差61
シティは
36試合消化して勝ち点85、得失点差58

アーセナルは暫定首位に立っていますが
2試合残しているシティの方が
圧倒的に有利な状況です。

それぞれの最終節は
アーセナルはホームでエヴァートンと対戦し
シティはホームでウエスト・ハムと対戦します。

両対戦チーム共に降格争いにも
ヨーロッパの大会への出場権争いにも
関係ない順位ですので
最終節はそれ程難しい試合にはならないと思われます。

よってPL優勝の行方は
本日行われるスパーズ対シティの
結果次第になるかもしれません。

現状としてスパーズは
36試合消化して勝ち点63の5位で
37試合消化して勝ち点68の
4位アストン・ヴィラを勝ち点差5で追っている形ですので
このシティ戦で敗れれば
来シーズンのCL出場権を獲得する望みが
完全になくなります。

一方でこのシティ戦でスパーズが勝てば
アーセナルはPL優勝に大きく前進します。

負ければCL出場権を失い
勝てばアーセナルの優勝をアシストする。

スパーズにとっては史上最大のジレンマを感じる
試合だと思いますが
今シーズンのホーム最終戦で不甲斐ない試合をして
CL出場権を逃す様な事があれば
スタンドのファンから大ブーイングが巻き起こるのは必至ですので
きっとやってくれると信じていますよ!!


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:4G4A CL:0G1A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:16G9A CL:4G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:8G8A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G5A CL:4G3A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:12G1A CL:3G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G2A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:12G7A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:7G9A CL:0G1A


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2024/25シーズンに向けて〜〜補強のポイント、その1〜〜 [Arsenal F.C.]

2024/25シーズンに向けて:補強のポイント、その1

Arsenal 1.jpgPL逆転優勝に向けて
今シーズンもあと1試合になりました。

シーズン終盤に失速してしまい
PL制覇を達成する事が出来なかった
昨シーズンと異なり
今シーズンは最終節まで
シティとのタイトル争いを繰り広げている
現状を考えればチームは
確実に強くなっていると思います。

とは言え、ベストメンバーでの戦力差は
殆どなくなったとは言え、
そのレギュラー組をバックアップする
スカッド全体の戦力差はまだまだ大きく
PLとCLの2つの大会を制覇する為には
更なる戦力アップが必要だと思います。

それではまず今シーズンの各ポジションの現状を考察し
補強の必要性を考えてみたいと思います。


〜〜GK〜〜

今シーズンのスタートは1ラムズデールが
ゴールマウスを守っていましたが
9月の代表期間明けから
22ラヤがゴールマウスを守る様になり
正GKの22ラヤを1ラムズデールがバックアップし
そして第3GKを31ハインが務めると言う
3人体制のシーズンになりました。

22ラヤは何度か決定的なミスを犯した場面もありましたが
全体的には安定しており
同時にスイーパーGKとして
DFラインの裏のスペースをしっかりとカバーし
DF陣と共にリーグ最少失点の守備ブロックを形成しました。

現在は買取オプション付きのローン移籍という形で
アーセナルに加入していますが
その買取オプションを行使する事が
ほぼ決まっていると言われている事からも
来シーズンもGKの主軸は22ラヤになると思われます。

一方で正GKの座を奪われた1ラムズデールは
出場機会を求めて
アーセナルを離れる可能性が高いと思われます。

同時に今シーズン第3GKを務めた31ハインは
公式戦では一度も起用されなかった様に
アルテタ監督はそこまで評価していない可能性があり
実際、この夏で切れると言われている契約を
延長すると言う話も
今の所出てきていない事からも
1ラムズデールの退団に伴い
第2GKに昇格する可能性が殆どないのは勿論の事、
この夏でアーセナルを離れる可能性もあると思います。

それは今シーズンはローンに出ていた
33オコンクウォも同様で
この夏で切れる契約を延長すると言う話が
出てきていない事を考えますと
33オコンクウォもチームを離れる可能性があると思います。

よってこの2人もこの夏でアーセナルを離れる事になった場合には
第3GKの穴埋めも必要になりますので
これまで通り下部組織から昇格させるのか
それとも第3GKも補強しなければならないのか
決断が必要になると思います。

どちらにせよ1ラムズデールがチームを離れた場合には
その穴を埋める新たなGKの補強が必要なのは
言うまでもありません。

その場合には第2GK候補の選手を補強するのか?
それとも22ラヤには高さと言う問題がありますので
上背がありスイーパーGKとしてプレー出来る
新たな実力者を獲得して正GKの座を争わせるのか?
注目されます。


〜〜CB〜〜

2サリバ&6ガブリエウのコンビが
PL最強のCBコンビだという事に
異論を唱える人は殆どいないほど
今シーズンのこの2人のパフォーマンスは
傑出していたと思います。

一方で今シーズンもこのポジションはこの2人で固定されており
この2人以外でCBで起用されたのは
6ガブリエウがサウジ行きに揺れていたシーズン序盤に
4ホワイトが務めた以外は
15キヴィオルがPLとカラバオ杯で1試合づつ
18冨安がカラバオ杯で1試合起用されただけでした。

幸い2サリバ&6ガブリエウに大きな怪我がなく
シーズン通して稼働する事が出来ましたので
大きな問題にはなりませんでしたが
仮にどちらかが離脱する様な事があった場合には
今シーズンの結果は大きく異なっていたかもしれません。

よって、実質不在と言える
この2人のバックアッパーをどうするのか?と言う点が
来シーズンに向けて改善しなければならない問題と言うのは
言うまでもないと思われます。

勿論、現状のスカッドの中にも
4ホワイト、15キヴィオル、18冨安に加え
今シーズンは怪我で離脱していた12ティンバーも
CBとしてプレー出来ますので
有事の際にはこれらの選手を
起用するプランなのかもしれませんが
前記の様に実際、今シーズンは
これらの選手をCBで起用した試合は
わずか数試合しかありませんでしたので
本当にその様なプランがあるのかどうか疑問に感じます。

特に35ジンチェンコや
18冨安の怪我が重なった為とは言え、
CBのバックアッパーとして期待されていた
15キヴィオルを完全にコンバートした様に
左SBで起用し続けた事を考えれば
アルテタ監督は15キヴィオルの事を
CBとしてはそれほど評価していない様に感じてしまいます。

今シーズンは7シーズンぶりにCL出場を果たした
言うなればチャレンジャーでしたので
ある程度リスクを犯して挑んでも言い訳が出来ますが
来シーズンもPL制覇を目指すと共に
CLでも更に上のステージを目指すのならば
2サリバと6ガブリエウの2人だけで
シーズンの佳境となる3月4月5月の3ヶ月間の
週2試合のスケジュールを乗り切ろうとするのは
余りにもリスクが高すぎると思います。

あくまでも今シーズンは上手くいきすぎただけと捉え
PLとCLの2つの大会を安定した戦力で乗り切る為にも
2サリバと6ガブリエウの2人を
定期的に休ませてローテーションする事が出来る
実力者を最低でもあと一人は必要だと考えます。


〜〜右SB〜〜

このポジションは今シーズンも
ほぼ4ホワイト一人で担ったと言っても
過言ではないと思います。

勿論、開幕戦で新戦力の12ティンバーが負傷して
長期離脱してしまった事や
今シーズンも18冨安が怪我を繰り返してしまい
稼働率が悪かった事が影響してしまったのは
言うまでもないと思います。

実際、11月頃の約一ヶ月間は
怪我から復調してベストコンディションを取り戻していた
18冨安が一時期ポジションを掴んでいた様に
12ティンバーが怪我で離脱せずに、
そして18冨安がシーズン通して
ベストコンディションを維持する事が出来ていたら
4ホワイト一人でこのポジションを担う様な状況には
なっていなかったかもしれません。

とは言え、その4ホワイトのパフォーマンス自体は
7サカ&8ウーデゴールとの右サイドのコンビネーションが
さらに磨きがかかり、
現在のアーセナルのストロングポイントの一つになっている様に
替えのきかない存在だったのも事実だと思います。

その一方で4ホワイトは
常に右膝にテーピングを巻いている様に
慢性的な膝蓋腱の炎症?を抱えていると言われており
明らかに稼働過多と言うのは言うまでもないと思いますので
来シーズンはそろそろ定期的な休養を取り
コンディションのコントロールに努める必要性がある様に感じます。

来シーズンは既に怪我から復帰している12ティンバーが
開幕からフル稼働出来ると思われますので
左SBと併用する事になるかもしれませんが
4ホワイトに12ティンバーと18冨安を加えた
3人体制が組めれば
層的にも戦力的にも大きな不足感はないと思います。

よって左SBの状況にもよりますが
来シーズンに向けて右SBの補強の必要性は
基本的にはないと考えます。

唯一の懸念材料はパリオリンピック日本代表のオーバーエイジ枠に
18冨安が選出されてしまった時で、
18冨安はこの様な大会に参戦した後は
決まって怪我等でコンディションを崩す傾向がありますので
グナとしては出来ればオーバーエイジ枠に選ばれない事を
祈りたいと思います。

又、この夏で契約が切れる17セドリックは
このまま退団する事になると思われます。


〜〜左SB〜〜

今シーズンの左SBは最も定まらないポジションだったかもしれません。

元々のプランでは
コミュニティーシールドとPL開幕戦で起用された
12ティンバーがこのポジションの主軸を担う
予定だったのかもしれませんが
そのPL開幕戦で負傷してしまった為に
そのプランは大きく狂ってしまったのかもしれません。

結局このポジションは
昨シーズン主軸を担っていた35ジンチェンコが
最も多く先発で起用されましたが
それでもここまでPL20試合の先発に留まり、
残りは15キヴィオルがPL10試合、
18冨安がPL6試合で先発した様に
この3人を併用したシーズンでした。

シーズン前半はその35ジンチェンコが
主に起用されていましたが
小さな怪我などのコンディションの問題もありましたが
全体的に観れば偽SBとしての
存在感を示すのに苦労していたと思います。

それは新たに加入した41ライスとの
噛み合わせの問題もあるでしょうし
シーズン後半からその41ライスが
左インサイドハーフで起用される様になってからは
これまで偽SBとして
35ジンチェンコが中に入ってプレーしていたエリアは
機動力がある41ライスがカバー出来てしまう為に
35ジンチェンコが中に入ってプレーするスペースが
なくなってしまった影響もあると思います。

それにより偽SBとしての存在感を示せなくなると
反対に35ジンチェンコの守備面の脆さが
大きな問題になるのは言うまでもなく
今シーズンも決定的なピンチを招いてしまう場面があった様に
アルテタ監督が求めているレベルの守備強度は
残念ながら35ジンチェンコには備わっていないと思います。

その様な問題もありシーズン後半は15キヴィオルをコンバートして
起用された期間もありました。

その15キヴィオルはこれまでも
左SBで起用された試合はありましたが
偽SBとして中に入ってゲームメイクするプレーや
状況によって的確にポジショニングを変える様な動きに
問題があった為に
実用性は低いと思われていました。

その問題に対してアルテタ監督は
その偽SBとしての役割を右SBの4ホワイトに任せて
15キヴィオルを偽SBの仕事から解放する事で
解決しました。

これにより従来のSBの仕事だけに集中する事が出来た
15キヴィオルは持ち前の守備的な強度を発揮して
左サイドの守備の安定性を向上させ、
時折観せるオーバーラップも
攻撃陣の良いアクセントになっていたと思います。

そしてシーズン終盤はコンディションが上がってきた
18冨安が左SBで起用されました。

その18冨安は35ジンチェンコの様な
本格的な動きは出来ないまでも
15キヴィオルに比べて
柔軟に偽SBの役割をこなす事が出来、
同時に35ジンチェンコは勿論の事
15キヴィオルと比べても
対人守備に優れていますので
今シーズンのメンバーの中では
バランス的には最も良い選択の様に感じます。

とは言え、守備面での安定性が増すだけではなく
偽SBとして中に入りゲームメイク等の攻撃面でも
より多くの存在感を求めるならば
18冨安では不足感があるのも事実だと思いますので
この左SBは現在のアーセナルのポジションの中で
更にレベルをアップする事が可能なポジションだと思います。

そう言う意味では開幕戦で負傷離脱した
12ティンバーがベストコンディションを取り戻せたら
その問題は12ティンバーが解決してくれる可能性があると思います。

スピードがあり対人強度も強く
同時にディフェンス技術も備わっていますので
守備面での安定性は言うまでもなく
18冨安と比べてよりMF的なプレーも苦にしない12ティンバーは
偽SBとしてのプレーに十分に対応出来ていましたので
今シーズンの開幕戦で起用された様に
来シーズンの左SBの主軸候補は
12ティンバーが筆頭の様に感じます。

問題は怪我明けの12ティンバーが
従来のパフォーマンスをすぐに取り戻せるのかと
選手層の問題だと思います。

右SBの所でも書きました様に
12ティンバーと18冨安は
右SBと併用する可能性があり、
同時に15キヴィオルもCBと併用する可能性は
まだ消えていないと思います。

そしてCBの所でも書きました様に
現状のスカッドには本当の意味で
2サリバと6ガブリエウをバックアップする選手が不在ですので
有事の際には15キヴィオルだけに留まらず
4ホワイト、12ティンバー、18冨安が
CBをカバーしなければならなくなる可能性もあると思います。

例えば今シーズンのスカッドから
2人離脱者が出てしまうと
一気に危ういスカッドになってしまうのは
言うまでもありません。

そう言う意味では
SBでもプレー出来るCBか
安定した守備力があり偽SBとしてプレー可能なSBを
もう一人加える事が出来れば
より安定したスカッドになると思います。

安定した守備力があり偽SBとしてプレー可能なSBに関しては
勿論、右SBが本職のSBでも良いと思いますが
12ティンバーも18冨安も右利きの事を考えれば
出来れば左利きの左SBを本職とするSBを
一人補強する事が出来れば
理想的だと思います。

そして新たな左利きのSBを補強する事が出来れば
この夏に35ジンチェンコがチームを離れる可能性は
非常に大きくなる様に感じます。

一方で今シーズンローン移籍に出ている
ティアニーとタヴァレスは
チームを離れる可能性が高いと思います。

個人的には右SBが偽SBを務めるパターンがあるのならば
左利きの左SBはティアニーで良い様に感じますが
一方で現在のティアニーが
アーセナルに戻ってきても
ファストチョイスではない状況を
受け入れるかどうかは分かりませんので
この夏にアーセナルを離れる可能性の方が高いと思います。

一方のタヴァレスに関しては
ローン先のノッティンガム・フォレストでも
全く出場機会を掴めなかった様に
残念ながらPLのレベルでは難しいと思いますので
身の丈にあったクラブへの移籍先を
探すべきだと思います。

この夏は安定した守備力があり
偽SBとしてプレー可能なSBの補強が必要であり
出来れば左利きの左SBが本職のSBが理想だと思います。
そしてその補強によっては
35ジンチェンコが退団する可能性もあると思われます。


・・・つづく。


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2023/24シーズン〜〜補強を振り返って、その2〜〜 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズン〜〜補強を振り返って、その2〜〜


今回は今シーズン加入した選手について私見的に評価してみたいと思います。
Arsenal 1.jpg


29カイ・ハヴァーツ(24歳)

攻撃的MF、CF:主軸

ジャカの抜けたインサイドハーフの穴埋めと
9ジェズスに代わるCF

評価:優


シーズン前半のアーセナルのスタイルへの適応に
苦しんでいた姿を考えれば
今の29ハヴァーツの姿は
まさに別人と言っても過言ではないと思います。

29ハヴァーツはプレシーズンのトレーニングに
初期の段階から参加していましたので
アーセナルのスタイルへ適応する時間は
十分にあったのにも関わらず
シーズン前半は攻撃時も守備時も
どこにポジションを取れば良いのか?
次にどの様なアクションを取れば良いのか?
と言う基本的な動きを全く理解していない様に
完全に浮いた存在だったと思います。

実際、29ハヴァーツが起用されていた
アーセナルの左インサイドハーフは
偽SBとして中に入ってくる35ジンチェンコや
11マルティネッリの動きに合わせて
動かなければならない為に
難しいポジションだったと思いますが
ジャカが起用されていた昨シーズンと比べて
この時期のアーセナルの左サイドが
全く機能していなかった様に
29ハヴァーツはかなり厳しい状況だったと思います。

それでもアルテタ監督が根気強く使い続けた事で
11月の終わり頃にはポジショニングが
大きく改善し始めたと思います。

それにより的確なポイントとタイミングで
ボールに絡む事が出来る様になった事で
アーセナルの左サイドのボールの流れはかなり良くなり、
同時に連動的なプレスを仕掛ける事が出来る様になった事で
守備面も安定したと思います。

そして年明けのドバイキャンプの期間で
各々の選手とプレーイメージを共有する事ができ始めたのか
プレー選択の精度とその判断スピードが上がり
連携面が向上してきた事で
より多くのゴールに絡め始めてきました。

それに合わせて他の選手に比べてパススピードが遅い為に
攻撃に移った時のテンポアップの妨げになっていた問題も
この辺りの時期からで改善され始め、
アーセナルの左サイドの攻撃が
右サイドからの攻撃と同じレベルの
プレースピードで仕掛ける事が出来る様になったのも
29ハヴァーツのプレー選択の精度と判断スピードの向上、
そして実際のパススピードの向上とは
無関係ではないと思われます。

この様にチームの中で機能する様になった29ハヴァーツを
コンディションが上がってこない9ジェズスに代えて
CFの位置で起用し始めた
アルテタ監督の英断は
結果として大当たりだったと思います。

当初は0トップ的な役割が主だと思われていたと思います。
実際、元々は攻撃的MFだっただけに
パスを受けた時には
より良い位置にいる選手に繋げようとする傾向が
強かったと思います。

しかしこの傾向により
本来ならば自らシュートを撃つべきタイミングでも
まず他の選手を探してしまう為に
自らがシュートを撃つタイミングを逸してしまう事もあり
言うなれば急造のCF感は否めませんでした。

しかしシーズン最終盤に向かうにつれて
パスを受けた時には自らシュートを撃つ意識が強くなり始め、
それに伴いパスを引き出す動き、
パスを受けてからの体勢の整え方等は
シュートを撃つ事を前提とした動きになり
そしてそこからシュートを撃つまでの一連の動きは
ストライカーの動きその物になった様に
CFの位置で起用されている攻撃的MFから
本物のストライカーに進化したと言えると思います。

この様に全く適応出来ずに完全に浮いていた存在から
チームに適応してチームの中で機能し始めると
チームの状態自体も上向きになり、
そして最終的にストライカーとして新たな姿に進化した事で
シーズン後半の躍動したチームの原動力になった事からも
最終的な評価は

『優』

と考えます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
12ユリエン・ティンバー(22歳)

右左SB:レギュラー候補

35ジンチェンコに代わる偽SB

評価:不能


コミュニティー・シールドとPL開幕戦で
左SBで先発から起用された様に
本来ならば今シーズンの左SBの主軸になっていたと思えるほど
プレシーズン中の12ティンバーの出来は
傑出していたと思います。

スピードがあり、同時に球際にも強く
そして高いディフェンス技術で
確実にボールをハントする守備面だけではなく
安定した足元の技術レベルとセンス、
そしてボールの持っている時の振る舞い方など
普通のDFとは一線を画す所も特徴であり
その特徴を活かして偽SBとしても
かなり期待されていたと思います。

それだけに開幕戦で
右膝関節前十字靭帯損傷と言う
大怪我を負ってしまったのは残念でした。

仮に12ティンバーが怪我で離脱していなければ
今シーズンのDFラインの構成は
少なからず変わっていた可能性があり
それにより更に強固なユニットを
築く事も出来ていたかもしれませんでした。

もっと言えば、この夏に獲得した41ライスと
同じレベルの重要な補強になっていた可能性もあったと思います。

残念ながら今シーズンはほぼ稼働する事が出来ませんでしたので
今シーズンの評価は

『不能』

としましたが
来シーズンは今シーズン期待された様な活躍を観せてくれる事を
期待したいと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
41デクラン・ライス(24歳)

アンカー・インサイドハーフ:主軸

5トーマスに代わるアンカーと
ジャカの抜けたインサイドハーフの穴埋め

評価:優


イングランド選手最高額の£1億500万の移籍金で
ウエスト・ハムから獲得した41ライスは
その移籍金の見合うだけの価値を
自ら証明したと思います。

アンカーとしては中盤の底の広い範囲を
カバーする抜群の機動力、
決して当たり負けしないフィジカル的な強さと
そのフィジカル的な強さに頼らない
確かなディフェンス技術、
そしてボールの動きを予測する確かな洞察力と
相手の先手を打つ出足の鋭さで
相手の攻撃の芽を未然に摘みまくる守備能力で
今シーズンの中盤の守備の安定性は
確実に向上したと思います。

同時にシーズン後半からは
左インサイドハーフで起用される場面が多くなりましたが
元々のストロングポイントでもある
抜群の推進力で左サイドを活性化させただけではなく
左サイドに開いたと思えば
最前線にも顔を出し、
それどころか右サイドにまで顔を出したかと思えば
アンカーをフォローする為に3列目にまで
速やかに戻ってきている等
その機動力の高さでピッチの至る所に顔を出し
攻守に渡ってチームを活性化させる存在だったと思います。

そして左CKのキッカーとして
多くのゴールを生み出すと共に
アーセナルのスカッドに欠けていた
ミドルレンジからのシュートの撃ち手として
新たな力をチームにもたらしたと思います。

その上で、どの様な時でも足を止める事なく
前を向いて戦い続ける姿勢は
特筆するするポイントであり
その天性のキャプテンシーも
8ウーデゴールと共に
苦境に立たされた時のチームの支えになっていたと思います。

この様に基本的に悪かった所を探すのが困難なくらい
我々が求めていた全てを
チームにもたらしたと思いますので
今シーズンの評価は

『優』

でも足りないくらい傑出していたと思います。


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22ダヴィド・ラヤ(27歳)

GK:主軸

1ラムズデールに代わる正GK

評価:優


ブレントフォードからシーズンローンで加入した
22ラヤは早い段階で1ラムズデールから
正GKの座を奪ったのは少なからず驚きがありました。

実際、神掛かったセービングで
多くのピンチからゴールを守ってきた様に
シュートストップ能力的には
1ラムズデールは全く負けておらず
反対に22ラヤは上背がない分
ハイボールの処理に関しては
1ラムズデールの方が優れている様に感じます。

その一方で足元の技術レベルに関しては
22ラヤの方が優っており
DFラインに混ざって
バックラインでのボール回しに参加する事を
苦にしないのは勿論ですが
特に大きな違いは
ペナルティの外側に出る事を好んでいない
1ラムズデールとは対照的に
22ラヤは積極的にペナルティの外側にまで
出てくる事が出来る所だと思います。

アーセナルはDFラインを非常に高い位置に設定して
多くの時間、相手を敵陣の中に押し込める事で
試合を支配すると言うスタイルをとっている関係で
そのDFラインの背後には
広大なスペースが生まれてしまいます。

この様な状況の中でカウンターを受けない様に
DFラインの裏にできる広大のスペースをカバーする為に
GKにがペナルティの外側に出てくる事が出来るかどうかが
非常に大きなポイントになると思いますが
1ラムズデールはそれを遂行出来なかった所が
今シーズンの正GKの交代劇の
最も重要なポイントだと個人的には思っています。

とは言え、前記の様に上背のない22ラヤは
ハイボールの処理に問題があるのは言うまでもなく
同時にゴールの上の角には
どう頑張ってもセーブする事が出来ない
エリアが存在するのは言うまでもないと思います。

それらのマイナス面を差し引いても
ハイラインのスタイルを完成する為には
ペナルティの外側にまで積極的に出る事が出来る
スイーパーGKタイプの22ラヤが必要だったのは言うまでもなく
結果として、今シーズンは
カウンターから失点する場面が減ったのは勿論の事、
現時点で15試合でクリーンシートを達成し
今シーズンのゴールデングローブ賞を受賞した事を考えますと
今シーズンの評価は

『優』

で問題ないと思います。

この様な状況を踏まえ
昨夏はPSRの規定に抵触する可能性があった為に
買取オプション付きのローン移籍と言う形で加入していましたが
この夏にはその買取オプションを行使する事が
決まったと言われています。


・・・つづく。


(年齢は移籍当時)


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ジョルジーニョ、契約延長!! [移籍情報]

20ジョルジーニョ(32歳)の契約延長が発表されました。

jorginho-signs-contract.JPG

この夏までだった契約を
1年延長する事が発表されました。


契約期間:2025年夏まで(推定)
週給:


アーセナル通算

PL 19試合先発+18試合途中出場:3アシスト
CL 6試合先発+3試合途中出場:1ゴール
EL 2試合先発
FA杯 2試合先発
リーグ杯 4試合先発

公式戦通算 33試合先発+21試合途中出場:1ゴール3アシスト


2023年冬にチェルシーから加入した20ジョルジーニョは
フィジカル的な強度の面には問題がありますが
32歳になった今も
中盤の底からボールを捌いて試合を作る
ゲームメイク能力と
スルーパスや裏のスペースに送られるタッチダウンパス等の
1本のパスで決定機を作るチャンスメイク能力は
全く衰えていませんので
まだまだ戦力的にも計算が出来る存在だと思います。

そして何よりもいつ、どの様な状況で起用されても
すぐに対応出来る様に
日頃のトレーニングから準備を怠らない姿勢は
他の選手の良い見本になっていると思います。

今後もファーストチョイスと言う状況ではないと思いますが
色々な意味でチームをしっかりとバックアップする
欠かす事の出来ない存在として
チームを支え続けてくれると思いますし
将来的に指導者へ転身した時に
この1年はきっと貴重な1年になると思われます。


C'mon Arsenal !!


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PL36:ARSENAL vs Bournemouth [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−0 Bournemouth
2024年5月4日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal

 (45)7Saka(pk)
 (70)19Trossard(←41Rice)
 (90+7)41Rice(←9Jesus)

22Raya

 4White  2Saliba  6Gabriel  18Tomiyasu

5Thomas

8Ødegaard    41Rice

 7Saka             19Trossard

29Havertz



(81)19Trossard<>>>11Martinelli
(86)7Saka<>>>9Jesus


Substitutes
 1Ramsdale
 15Kiwior
 35Zinchenko
 20Jorginho
 21Vieira
 10Smith Rowe
 14Nketiah
 

Arsenal 1.jpg圧倒しながら中々ゴールが生まれない展開でしたが
終わってみれば3発快勝で
危なげなく勝利を挙げました。

先発は3試合連続同じメンバーが組まれました。

試合は開始から全開のアーセナルが
ボーンマスゴールに何度となく
迫っていきました。

クライファートに対して
激しいショルダーチャージを仕掛けた
29ハヴァーツが奪い返したボールを
41ライスがボールを持ち上がり
そのままペナルティ内まで持ち込んだ所から
7サカにパスが送られた5分過ぎの場面、
その7サカは対峙したクックをかわして
ポケットの位置にまで侵入した所から折り返しましたが
その折り返しはブロックされてしまい
シュートに繋げられず。

8ウーデゴールからのスルーパスを受けた
19トロサールが切り返した所から右脚を振り抜いた
6分過ぎの場面、
そのシュートはザバルニーにブロックされてしまい
そのこぼれ球を収めた8ウーデゴールが
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもザバルニーにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

8ウーデゴールから送られたスルーパスを
7サカを追い越して裏に飛び出した4ホワイトが受け
その4ホワイトから7サカにダイレクトで繋げられた
7分過ぎの場面、
その7サカの右脚から放たれたシュートも
クックにブロックされてしまいましたが
7サカの中に向かった動きの背後を通す形で送られた
8ウーデゴールのスルーパスは俊逸だったと思います。

18冨安のサイドチェンジのパスを
右サイドに開いた位置で受けた29ハヴァーツが
その背後を駆け上がってきた4ホワイトに
ヒールパスで繋ぎ
そのままポケットの位置にまで侵入した所から送られた
4ホワイトの折り返しを
8ウーデゴールが右脚で合わせた9分過ぎの場面、
そのシュートもセネシにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

18冨安から送られたDFラインの裏へのパスで
29ハヴァーツが抜け出した13分過ぎの場面、
そのパスを受けた29ハヴァーツが
ダイレクトで左脚を振り抜きましたが
トラバースのファインセーブで防がれ
ゴールを奪う事が出来ず。

4ホワイトから裏のスペースに出されたパスを受けた7サカが
ポケットの位置にまで侵入した所から折り返した
15分過ぎの場面、
その折り返しも身を呈したセネシにブロックされてしまい
シュートには繋がらず。

41ライスからのパスを
左サイドのライン際で受けた
19トロサールから送られたパスを受けて
18冨安がインナーラップしてきた
16分過ぎの場面、
そのままペナルティ内に入った所から送られた
18冨安のラストパスは
クックにカットされてしまいましたが
18冨安はセネシと1対1の場面だっただけに
自らシュートを狙って勝負しても良かった様に感じます。

自らボールを持ち上がってきた2サリバが
一度7サカにボールを預けた所からのリターンパスを受けて
そのまま裏に飛び出した17分過ぎの場面、
そしてそのままペナルティの中にまで入っていった2サリバが
切り返してセネシをかわした所から
左脚を振り抜きましたが
そのシュートもトラバースのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

2サリバからのパスを受けた7サカが
右サイドからペナルティ内に
自らドリブルで切り込んでいった19分過ぎの場面、
そこから対峙したウアタッラを
鋭い切り返しでかわした所から左脚振り抜きましたが
トラバースのファインセーブで防がれ
これもゴールを奪う事は出来ず。

7サカが蹴った右CKを
ファーサイドから走り込んできた18冨安が
ヘッドで合わした19分過ぎの場面、
このヘッドもブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

8ウーデゴールが蹴ったFKを
ファーサイドで18冨安がヘッドで折り返した
22分過ぎの場面、
その折り返しを受けた5トーマスが
ダイレクトで右脚を振り抜きましたが
そのシュートは枠を大きく外れてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

7サカからの折り返しを
ペナルティの前に出来ていたスペースに入ってきた
5トーマスが受けて左脚を振り抜いた26分過ぎの場面、
そのシュートもトラバースのファインセーブに防がれ
ゴールを奪う事が出来ず。

8ウーデゴールが送ったクロスを
ファーサイドで29ハヴァーツが
ヘッドで折り返したボールに対して
ペナルティ内で41ライスがダイレクトで右脚を振り抜いた
37分過ぎの場面、
そのシュートも僅かにポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ず。

ゴールこそ奪えませんでしたが
この様にアーセナルが圧倒的に支配した
展開だったと思います。
一方で前半の間でボーンマスが
本当の意味でアーセナルゴールに迫ったのは
このミス絡みの場面だけだったと思います。

16分過ぎ、クックが送った左サイドのスペースへのフィードに対して
6ガブリエウがボール処理をミスって
ソランケに入れ替わられてしまい
そのままペナルティの中への侵入を許してしまいました。
幸い2サリバが冷静にボールを奪い返して
シュートを撃たせませんでしたが
6ガブリエウの処理はちょっと軽率だったと思います。

一方的な展開ながらゴールが奪えないまま終わろうとしていた
前半終了間際に絶好機が訪れました。

41分過ぎ、8ウーデゴールが送ったスルーパスで
抜け出してきた29ハヴァーツが
前に飛び出してきたトラバースと交錯して
PK獲得。

45分、そのPKを7サカが決め
先制ゴール!!

29ハヴァーツは確かにトラバースと接触していましたが
接触したのが明らかにPKを誘う様に残した左足がでしたので
審判によってはファールを取らない人がいてもおかしくない
微妙な判定だったと思いますので
PKを獲得する事が出来て良かったと思います。

一方的な展開にも関わらず
1点も奪えないまま前半が終わると
嫌な焦りなどが出てしまい
後半の流れに影響が出てしまう事もありますので
ここで1点奪えたのは非常に大きかったと思います。

後半もこの流れのまま
まずアーセナルがボーンマスゴールに迫りました。

スミスからクリスティーに出されたパスに対して
41ライスが鋭い出足でカットしたボールを
スミスに腕を引っ張られながらも
29ハヴァーツがキープし
そこから送られたラストパスを受けた7サカが
左脚を振り抜いた48分過ぎの場面、
そのシュートはトラバースのファインセーブで防がれ
ゴールを奪う事が出来ず。

ノンステップでのシュートだったとは言え、
7サカは完全にフリーな状況でしたので
もっと鋭いシュートを撃って欲しかったと思います。

5トーマスからの楔のパスを
セネシを背負いながら受けた29ハヴァーツが
反転した動きでザバルニーをかわして
左脚を振り抜いた51分過ぎの場面、
このシュートもトラバースのファインセーブで阻まれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

楔のパスを受けて反転して
ザバルニーをかわした所までは完璧でしたが
ジャストミートしなかった最後のシュートの所だけは
残念でした。

一方で後半はボーンマスも
アーセナルゴールに迫る場面がありました、

52分過ぎ、19トロサールからのパスを受けた
8ウーデゴールが
クックとクライファートに挟まれる形のチャージを受け、
そのこぼれ球を収めた5トーマスも
クライファートのチャージを受けて
ボールが奪われた所から
スコットにドリブルで持ち込まれてしまい
そのスコットからのラストパスを受けたソランケに
角度のない所から左脚を振り抜かれてしまいました。
幸いそのシュートは22ラヤのファインセーブで防ぎ
ゴールを死守しましたが
ファール紛いのチャージだったとは言え
非常に危ないショートカウンターだったと思います。

その後もアーセナルがボーンマスゴールに迫りました。

8ウーデゴールが送ったロングスルーパスを受けた29ハヴァーツが
抜け出した所から折り返した53分過ぎの場面、
その折り返しに対して
7サカがファーサイドからゴールに向かって走り込んできましたが
シュートを撃つ寸前に追走してきていたクックの
スライディングタックルでそのパスはカットされてしまい
惜しくもシュートを撃つ事が出来ず。

遅れたタイミングでポケットに向かって走り込んできた
41ライスが8ウーデゴールから送られたパスを受け、
そこから折り返しが送られた64分過ぎの場面、
残念ながらその折り返しはゴール前を横切ってしまいましたが
誰かが飛び込んで触っていたら
ゴールを奪える可能性が高い場面だっただけに
残念でした。

そして次にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルでした。

70分、8ウーデゴールから
29ハヴァーツに向かって送られたパスが
カットされてこぼれたボールを収めた
41ライスが送ったラストパスを
19トロサールがダイレクトで右脚を振り抜きゴール!!

冷静に19トロサールに繋いだ
41ライスのラストパスも俊逸でしたが
何よりもここでも19トロサールの決定力の高さが
発揮された素晴らしいゴールだったと思います。

しかしこの後、判断が分かれる場面がありました。

72分過ぎ、セネシが送ったクロスを
ファーサイドでソランケと18冨安が競ったボールが
ゴール前に高々と跳ね上がりました。
そのボールに対して前に出てパンチングしようとした
22ラヤがソランケと接触した事で
中途半端なパンチングになってしまい、
そのこぼれ球に対してクリスティーが放った
左脚のシュートはバーを叩きましたが
そこで跳ね返ってきたボールを
セメンヨに押し込まれてしまいました。

しかし判定は
22ラヤに対するソランケのキーパーチャージが取られ
ゴールは認められず。

確かに接触自体は軽微で
ちょっと押したくらいの軽いチャージだったと思いますので
ファールを取るほどではないという考えもあると思います。
一方でソランケのチャージは
ボールに対する一連の動きの中で起こった接触ではなく
直接22ラヤに向けられたチャージでしたので
それにより22ラヤの動き自体を妨げたのであれば
当然キーパーチャージを取って然るべきだと思います

まぁ、どちらにせよ
本来のルールではゴールエリア内では
GKは保護されているはずですので
本来のルールが適応された珍しい場面だったと思います。

その後もボーンマスゴールに迫りました。

76分過ぎ、右サイドの深い位置から
ボールを持ち出そうとした
クライファートからボールをカットした
5トーマスが送った浮き球のパスで
7サカが裏に抜け出し
そこから折り返しを
8ウーデゴールがダイレクトで合わせました。
残念ながらそのシュートは僅かにポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
非常に鋭く迫力のある
ショートカウンターだったと思います。

80分過ぎ、裏に向かって走り込んできた29ハヴァーツに向けて
19トロサールが送ったパスが
カットされたこぼれ球を収めた
8ウーデゴールが送ったラストパスを
ゴール前で受けた29ハヴァーツが
左脚を振り抜きましたが
29ハヴァーツの位置がオフサイドで
同時にそのシュートもポストを叩いてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

85分過ぎ、左サイドのFKからの流れで
8ウーデゴールが送ったクロスを
ファーサイドで29ハヴァーツがヘッドで競ったこぼれ球を
6ガブリエウが左脚を振り抜きゴールネットを揺らしました。

残念ながら29ハヴァーツの位置がオフサイドポジションだった為に
このゴールは取り消されてしまいましたが
シュート自体はスーパーゴールだったと思います。

そして試合終了間際に試合を終わらせるゴールが生まれました。

97分、8ウーデゴールからのパスを
右サイドで受けた9ジェズスが
カットインした所から送ったラストパスを
走り込んできた41ライスが受け
角度のない所から右脚を振り抜きゴール!!

コースが殆どない中で撃ち抜いた
41ライスのシュートも素晴らしかったと思いますが
何よりも8ウーデゴールのパスを受けた9ジェズスが
カットインし始めた時点では
まだ遥か後方にいた41ライスが
この時間帯にも関わらず
一気にゴール前にまで走り込んできた
このフリーランニングは圧巻だったと思います。

試合はこのまま3−0で勝利!!

ゴールこそは3つしか奪えませんでしたが
そのゴール数以上に
圧倒した試合だったと思います。

ここ数試合のアーセナルは
チームの勢いがピークアウトした事を心配した
一時期の状況から完全に脱して
再び無双状態に入っていると思います。

現状としてはシティの結果次第と言うの状況は変わりませんが
このシーズン最終盤にも関わらず
更に勢いを増している
今のアーセナルの事を
心の底から誇りに思います。

この様に最後の最後まで戦い続ける姿勢を貫き通せば
勝利の女神は必ずアーセナルに微笑んでくれると思いますので
その勝利の女神が目を離せなくなる様な楽しい試合を
残りの2試合でも観せてくれる事を
期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:4G4A CL:0G1A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:16G9A CL:4G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:8G8A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G5A CL:4G3A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:11G1A CL:3G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G2A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:12G6A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:7G9A CL:0G1A


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2023/24シーズン〜〜補強を振り返って、その1〜〜 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズン〜〜補強を振り返って、その1〜〜


今シーズンの「移籍・補強」について振り返ってみたいと思います。


IN

〜〜夏期移籍〜〜

チェルシーから完全移籍
 攻撃的MF カイ・ハヴァーツ(24歳)ドイツ代表 総額£6500万(推定)

アヤックスから完全移籍
 CB ユリエン・ティンバー(22歳)オランダ代表 総額£3800万(推定)

ウエスト・ハムから完全移籍
 DMF デクラン・ライス(24歳)イングランド代表 総額£1億500万(推定)

ブレントフォードから買い取りオプション付きシーズンローン
 GK ダヴィド・ラヤ(27歳)スペイン代表 手数料£300万(推定)


〜〜冬期移籍〜〜

ナントからローンバック
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-23 ローンバック


OUT

〜〜夏期移籍〜〜

リヨンへ完全移籍
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)イングランド フリー

未定
 CB ザック・アヴェ(19歳)イングランド フリー

未定
 LW ジョエル・イデホ(20歳)オランダ フリー

未定
 LW ジョージ・ルイス(23歳)ノルウェー フリー

未定
 CMF マット・スミス(22歳)イングランド フリー

未定
 GK トム・スミス(21歳)イングランド フリー

St.ガレンへ完全移籍
 ストライカー ニコライ・モーラー(21歳)スウェーデン 移籍金非公表

FCラピド・ブカレストへシーズンローン
 CMF カタリン・シルジャン(20歳)ルーマニア 手数料非公表

バローAFCへ完全移籍
 CB メイズド・オグンボ(20歳)アイルランド 移籍金非公表

ACモンツァへ完全移籍
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン £600万(推定)

レヴァークーゼンへ完全移籍
 CMF グラニト・ジャカ(30歳)スイス代表 £2150万(推定)

コルチェスター・ユナイテッドへシーズンローン
 CMF マウロ・バンデイラ(19歳)ポルトガル 手数料非公表

イーストボーン・バラへシーズンローン
 ストライカー ビリー・ヴィガー(19歳)イングランド 手数料非公表

スラウ・タウンヘシーズンローン
 GK ヒューバート・グラチェ(20歳)ポーランド 手数料非公表

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍
 CB オーストン・トラスティ(25歳)アメリカ代表 £500万(推定)

マザーウェルへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ノッティンガム・フォレストへ完全移籍
 GK マット・ターナー(29歳)アメリカ代表 £1000万(推定)

スウォンジー・シティへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ナントヘシーズンローン
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-20 手数料非公表

カーディフ・シティヘシーズンローン
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28)アイスランド代表 手数料非公表

ミルウォールへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(19歳)イングランドU-20 手数料非公表

ダービー・カウンティへローン移籍(2023年末まで)
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(22歳)イングランドU-21 手数料非公表

レアル・ソシエダはシーズンローン
 左SB キーラン・ティアニー(26歳)スコットランド代表 手数料非公表

ASモナコへ完全移籍
 ストライカー フォラリン・バロガン(22歳)アメリカ代表 総額£3430万(推定)

FCデン・ボス(オランダ2部)ヘシーズンローン
 CMF サラー・アウラド・ムハンド(20歳)オランダ 手数料非公表

ノッティンガム・フォイレストへ買取オプション付きシーズンローン
 左WB ヌーノ・タヴァレス(23歳)ポルトガルU-21 手数料£100万

チェルトナム・タウンへシーズンローン
 ストライカー ネイサン・バトラー=オイェデジ(20歳)イングランド 手数料非公表

ダービー・カウンティU-21へシーズンローン
 左SB ヘンリー・ジェフコット(19歳)イングランド 手数料非公表

レザーヘッドへローン(2023年末まで)
 GK ブライアン・オコンクォ(17歳)イングランド 手数料非公表

ウィガン・アスレチックへローン(2023年末まで)
 CB オマル・レキク(21歳)チュニジア代表 手数料非公表

レクサムへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクォ(21歳)イングランド 手数料非公表

ルートン・タウンへシーズンローン
 CMF アルベール・サンビ・ロコンガ(23歳)ベルギー 手数料非公表
 
クリスタル・パレスへ完全移籍
 CB ロブ・ホールディング(27歳)元イングランド代表 £400万(推定)

ブロムリーヘシーズンローン
 CB アレックス・カーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ブロムリーヘシーズンローン
 左WG キド・テイラー=ハート(20歳)イングランド 手数料非公表

KVコルトレイクへ完全移籍
 右SB ライアン・アレバイオス(21歳)イングランド 移籍金非公表

トラブゾンスポルへ完全移籍
 右WG ニコラ・ペペ(28歳)フランス 契約解除

ティグレス(メキシコ)へ完全移籍
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(19歳)メキシコ代表 移籍金非公表

アル・ビッダ(カタール)ヘ完全移籍
 CMF ティム・アキノラ(22歳)イングランド 移籍金非公表


〜〜冬期移籍〜〜

SKシュトゥルム・グラーツへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ヘルタ・BSCへ完全移籍
 DMF ブラッドリー・イブラヒム(19歳)イングランド 移籍金非公表

FCコペンハーゲンへ完全移籍
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(28歳)アイスランド代表 契約解除

スウォンジー・シティへシーズンローン
 左WG チャールズ・サゴエ Jr(19歳)イングランド 手数料非公表

アストン・ヴィラへ完全移籍
 左SB リノ・ソウザ(19歳)イングランドU-19 移籍金非公表

アトレティコ・バレアレスへ完全移籍
 CML ミゲル・アジーズ(21歳)イングランド 移籍金非公表

レディングへシーズンローン
 CB ゼイン・モンルイ(20歳)イングランド 手数料非公表

レイトン・オリエントへシーズンローン
 CF カヨン・エドワーズ(20歳)イングランド 手数料非公表

スルヴェットヘシーズンローン
 CB オマル・レキク(22歳)チュニジア代表 手数料非公表

フルミネンセヘシーズンローン(買取オプション付き?)
 右WG マルキーニョス(20歳)ブラジルU-23 手数料非公表


(年齢は移籍当時)


Arsenal 1.jpg

昨シーズンはあと一歩の所まで迫りながらも
シティに逆転を許し
PLのタイトルを取り逃した経験を踏まえ
夏の移籍期間ではこれまでにない大型補強を敢行し
スカッドの拡充に努めました。

では、まず昨夏の段階で個人的に挙げていた
補強のポイントは

1、インサイドハーフ・CMF

2、左利きの右サイドアタッカー

3、左SB

4、右SB

5、CB

でした。

昨シーズン中心選手として
代えの効かない存在だった
ジャカがレヴァークーゼンに移籍した事を踏まえ
そのジャカの穴を埋める為に
まず最初に補強したのが29ハヴァーツでした。

無策な補強戦略でスカッドの人員が膨れ上がっていた
チェルシーが人員整理する必要性に迫られた為に
移籍市場に出された29ハヴァーツを
速攻で獲得したのは少なからず驚きだったと思います。

そして同時にウエスト・ハムから
イングランド人選手史上最高額の
£1億500万の移籍金で獲得した41ライスも
怪我が多くシーズン通して稼働する事が難しい
5トーマスに代わる
アンカーのレギュラー候補としてだけではなく
移籍したジャカの穴を埋める補強と考えられており
当初は29ハヴァーツは適応に苦しんでいましたが
結果としてはこの2人を獲得した事により
中盤の質と選手の層を
大幅に向上させる事に成功しました。

一方でDFライの拡充に関しては
アヤックスから12ティンバーを獲得しました。

アヤックス時代は主にCBでプレーしていましたが
アーセナルに移籍してからは
右左のSBで起用され
同時に与えられた偽SBとしての役割も
完璧にこなしていましたので
両SB・偽SB・そして場合によってはCBと
12ティンバー一人で多くのポジションと役割をこなす
非常に大きな補強になるはずだっただけに
開幕戦で負傷し長期離脱してしまったのは
非常に残念でした。

そして昨シーズン第2GKを務めていたターナーを
ノッティンガム・フォイレストに放出した事に伴い
新たにブレントフォードから22ラヤを獲得しました。

昨シーズンは主役級の活躍を観せていた
1ラムズデールの正GKの座は安泰だと思われていましたが
アルテタ監督はシーズン開始早々に
1ラムズデールから22ラヤに
正GKを変更したのは少なからず驚きでした。

とは言え、元々アルテタ監督は
バックラインから丁寧にボールを繋いで
ビルドアップするスタイルを目指していた事を考えれば
足下の技術レベルが高い22ラヤを獲得した時点で
正GKの交代は避ける事が出来なかったのだと思います。

実際、バックラインでのボール回しに関しては
22ラヤを起用した試合の方が安定していた事を考えれば
この補強も理に叶った補強だったと思います。

この様に『1』のインサイドハーフ・CMFに関しては
29ハヴァーツと41ライスと言う
一線級の補強が出来、
12ティンバーが開幕戦で負傷さえしなければ
『3、4、5』のDFラインの選手層も
大きく拡充されていたと思います。

一方で長い間不在の7サカをバックアップする
『2』の左利きの右サイドアタッカーに関しては
この夏は補強する事が出来ずまた持ち越しになりましたが
当初は考えもしなかった
正GKの交代劇に関しても
結果として良い補強になったと思いますので
昨夏に獲得した選手は
結果としては皆大当たりだったと言えると思います。

この様な状況の中で
昨冬の移籍期間が始まる前の段階で
個人的に挙げていた
補強のポイントは

1、フィジカル能力に長けたストライカー

2、5トーマスの去就によってDMF

3、1ラムズデールの去就によって第2GK

4、DFラインの拡充

5、左利きの右サイドアタッカー

でした。

まず昨シーズンの怪我の影響からか
9ジェズスのパフォーマンスレベルが
中々上がってこない為に
シーズン前半は決定力不足に苦しみましたので
9ジェズスとはタイプの異なる
新たなストライカーの補強に動くのではないかと
噂されていました。

しかし夏の移籍期間で大型補強を敢行したアーセナルは
PSRの規定に抵触する可能性があった為に
22ラヤを完全移籍で獲得する事が出来ずに
買い取りオプション付きのローン移籍と言う形で獲得した様に
この時点で今シーズンの補強資金はほぼ底をついていたと思われます。

仮に5トーマスや1ラムズデール等が移籍した場合には
その資金を元手に
新たな選手の補強に動いた可能性があったかもしれませんが
この冬の移籍期間では大きな動きはなく
新たな選手の獲得は行われませんでした。

よってアルテタ監督は
29ハヴァーツをCFにコンバートする事で
『1』に対して対処する事となり
結果としてはこのコンバートが大当たりして
ストライカーの決定力不足の問題を
解消する事に成功しました。


12ティンバーが開幕戦でほぼシーズン棒に振る
大怪我を負ってしまったのは予想外だったとは言え
この夏に獲得した選手達は
総じて期待通りの働きを観せ
昨シーズンと比べても
戦力アップと選手層の拡充に成功したと思います。

一方でほぼ休みなく稼働し続けている
4ホワイト&2サリバ&ガブリエウへの負担を減らす
DFラインの拡充と
7サカをバックアップする左利きのサイドアタッカーの補強は
今シーズンも行われずに来夏に持ち越しになってしまったのは
今後大きな問題になる可能性があります。

特にDFラインの3名が大きな怪我もなく
シーズン通して稼働し続ける事ができた事で
今シーズンは大きな問題にはなりませんでしたが
仮にこの中の誰かが離脱する様な事があった場合には
現在の位置にいる事は出来ていなかったかもしれません。

それだけに来夏こそはこの問題に
真剣に取り組んでほしいと思います。

これらを踏まえ今シーズンの補強は

『95点』

と評価します。

獲得した選手は総じて大当たりだった事を考えれば
限りなく100点に近い補強だったと思いますが
一方で、前記の様にDFラインの選手層と
7サカのバックアップの部分に
問題を残したままだった所を
5点減点しました。


・・・つづく。


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