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PL35:Tottenham Hotspur vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Tottenham Hotspur 2−3 ARSENAL
2024年4月28日(日)Premier League, Tottenham Hotspur Stadium

Goal

 (15)Højbjerg (og)
 (27)7Saka(←29Havertz)
 (38)29Havertz(←41Rice)
 (64)Romero
 (87)Son(pk)

22Raya

 4White  2Saliba  6Gabriel  18Tomiyasu

5Thomas

8Ødegaard    41Rice

 7Saka             19Trossard

29Havertz



(63)19Trossard<>>>11Martinelli
(89)8Ødegaard<>>>15Kiwior


Substitutes
 1Ramsdale
 35Zinchenko
 20Jorginho
 21Vieira
 10Smith Rowe
 14Nketiah
 9Jesus
 

Arsenal 1.jpg
North London is RED!!

PLでの逆転優勝を目指す
アーセナルにとって
最も大きな関門だった
アウェイでのノースロンドンダービーは
不調のスパーズを寄せ付けずに
勝利しました。

先発は大方の予想通り
大勝したチェルシー戦のメンバーのまま
組んできました。

試合はいつも通り積極的で素早いハイプレスで
スパーズのバックラインにプレッシャーを掛けて
パスの出所を抑えつつ、
全体的にはボールを保持する事には拘らず
しっかりとブロックを築いて
スパーズの選手の侵入を抑える様な
守備から入る形で始まりました。

とは言え、自陣に閉じこもっているばかりではなく
スパーズのDFラインの裏に積極的にパスを送る
手数をかけない形で
スパーズゴールに迫る場面もかなりありました。

12分過ぎ、5トーマスが送ったDFラインの裏へのパスで
8ウーデゴールが抜け出し、
そこから送られたパスを受けた29ハヴァーツが
ゴールネットを揺らしましたが
8ウーデゴールの位置がオフサイドでゴールは認められず。

そして積極的なハイプレスで
上手く嵌め込んで決定機を作り出しました。

13分過ぎ、ファン・デ・フェンが苦し紛れに出したパスを
カットした5トーマスが8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールからのパスを受けた41ライスが
右脚を振り抜きましたが
そのシュートはロメロにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ここで得たCKから先制点を奪う事に成功しました。

15分、7サカが蹴った右CKに対して
18冨安と競っていたホイビュアが
ヘッドでゴールに叩き込みオウンゴール!!

セットプレーから先制点を奪う事に成功しましたが
一方でスパースにもセットプレーから
危ない場面を作られてしまいました。

18分過ぎ、マディソンが蹴った
右サイドからのCKを
8ウーデゴールを突き飛ばしたロメロに
ヘッドで合わされてしまいましたが
そのヘッドは僅かにポストの外側で救われました。

19分過ぎ、マディソンが蹴った右サイドからのFKを
ファーサイドでロメロにヘッドで合わされてしまいましたが
このヘッドもポストを叩き救われました。

そしてCKの流れから
ゴールネットを揺らされてしまいました。

21分過ぎ、右サイドからのCKを
7サカがクリアーしたボールを収めたペドロ・ポロが放った
ロングシュートはブロックしましたが
そこからゴール前にこぼれたボールを
ファン・デ・フェンに押し込まれてしまいました。

幸いVARの結果、
ファン・デ・フェンの位置がオフサイドで
ゴールは取り消されましたが
ここで同点に追いつかれてしまっていたら
流れは変わっていたかもしれない
この試合のポイントだったと思います。

一方でカウンターから追加点を奪う事に成功しました。

27分、ペナルティの中に切り込んで来た
マディソンを41ライスがブロックした所から
41ライス〜7サカ〜29ハヴァーツへと繋ぎ
その29ハヴァーツがタメを作っている間に
駆け上がって来た7サカに向けて
その29ハヴァーツからロングパスが送られました。
そしてそのパスを受けた7サカが
鋭い切り返しで戻って来たデイビスをかわした所から
左脚を振り抜きゴール!!

29ハヴァーツから送られた
裏へのパス1本で決定機を作り
仕上げは7サカの個人技で完全に崩した
完璧なカウンターだったと思います。

そして再びゴールネットを揺らしたのも
アーセナルでした。

38分、41ライスが蹴った左CKを
ゴール前に入って来た29ハヴァーツが
ヘッドで合わせてゴール!!

ゴール前に入って来た29ハヴァーツに対して
応対しなければならなかった
ロメロが1テンポ遅れてしまった所で
殆ど勝負が決まっていたと言っても
過言ではなかったと思います。

一方で前半終了間際に危ない場面がありました。

44分過ぎ、ペドロ・ポロから送られた
DFラインの裏へのロングフィードを受けて
ソンが抜け出してきましたが
そこから放たれたシュートは
枠を大きく外してゴールは奪われず。

この前半は消え続けていたソンが
唯一決定機に絡んだ場面だったと思いますが
そのチャンスを活かせなかった様に
この日のソンは終始精彩を欠いていたと思います。

敵地のノースロンドンダービーで
前半の間に3点を奪うと言う
最高の形で折り返す事に成功しましたが
後半も前半同様に守備を意識しながら
スパーズの隙を突いて一気にゴールに迫る展開は続き
後半早々にビッグチャンスが巡ってきました。

47分過ぎ、41ライスが蹴った
右サイドからのFKを
18冨安がダイビングヘッドで合わせました。

そのシュートは惜しくもバーを超えてしまいましたが
18冨安の前にいた6ガブリエウが
サールをブロックした事で
デイビスの背後に出来た大きなスペースで
18冨安は完全にフリーになっていただけに
決めなければならなかったと思いますし
首を振らずにそのままゴールに向けて
まっすぐヘッドしても良かった様に感じます。

その後も両チームに決定機が訪れました。

50分過ぎ、8ウーデゴールからボールを奪った勢いのまま
ゴール前に侵入してきロメロに
クルセフスキーが送ったクロスを
ヘッドで合わされてしまいました。

幸いそのヘッドは枠を外れましたが
6ガブリエウは相手を背負った状況の時に
体を屈め過ぎてしまう為なのか
上から覆い被されてしまい
ジャンプしてボールを競る事が出来なくなる場面がある所は
非常に気になります。

52分過ぎ、ボールを持ち込んできた19トロサールからのパスを受けて
裏に飛び出した29ハヴァーツからの
柔らかいタッチのクロスを
ファーサイドで7サカがダイレクトボレーで合わせましたが
ビカーリオのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

その後は一進一退の展開が続きましたが
ミスから失点してしまいました。

64分、2サリバからのバックパスを受けた
22ラヤが出したパスを
ロメロにカットされてしまい
そのまま右脚を振り抜かれて失点。

とにかく22ラヤが出したパスは
中途半端だったと思います。

5トーマスに向けてパスを出したのだと思いますが
その前を遮る位置にいたロメロに当ててしまったのは
ミス以外の何物でもないと思います。

勿論、流れの中からとは言え
本来そこにいるはずのないロメロが
CFの位置にまで上がってきていたのに
気が付いていなかったのか?
それとも驚いて動揺したのか?
分かりませんが
それでも直接ロメロに当たる様なパスを出してはいけないと思います。

もしかしたらちょっと軸足が滑っていましたので
ロメロの頭を越そうとしたパスが上に挙がらずに
ロメロに当ててしまったのかもしれませんが
そもそもリシャルリソンは寄せてきていたとは言え、
そこまでプレッシャーを
感じる状況ではありませんでしたので
もっと落ち着いてパスを出すべきだったと思います。
そしてこの試合のここまでのアーセナルの守備は
セーフティーを基本としていたと思いますので
グラウンダーのパスを出せる状況ではなかったら
5トーマスへはパスを出さずに
前線に大きく蹴り出した方が良かったと思います。

どちらにせよこのゴールでスタジアムは息を吹き返してしまい
アーセナルの楽勝ムードは消えてしまいました。

そして終盤PKを献上してしまい
更に難しい状況に陥ってしまいました。

83分過ぎ、右サイドからサールが入れたクロスを
クリアーしたボールに対して
蹴り出そうとした41ライスの足が
そのボールに対して先に体を入れてきた
デイビスを蹴り上げてしまい
VARの結果PK献上。

87分、そのPKをソンに決められてしまい失点。

これで1点差になったしまった為に
アルテタ監督は8ウーデゴールを下げて
15キヴィオルを投入して5バックにして
完全に守備を固め、
スパーズのサイドからのクロスやセットプレーに対して
最後まで集中力を切らす事なく
跳ね返し続けてゴールを守りきり
試合はこのまま2−3で勝利!!

ノースロンドンを再びく染めると共に
PL逆転優勝に向けて
非常に大きな勝利を収めました。

この試合もフィジカル的には
非常に苦しい試合だったと思います。

特に41ライスの疲弊具合は
非常に心配です。

勿論、どんな時も前に出る姿勢は崩しませんでしたが
それでもこれまでと比べて
ボールを追うのを諦めるのが早く
動きの鋭さも欠けていたと思います。

同時に18冨安もベストな状況ではなかったと思います。
この試合で対峙したクルゼフスキの仕掛けに対して
何度も後手に回される場面があり
特にスピード勝負を仕掛けられた時に
付いていけない場面が多かったのは気になります。

仮にシーズン前半の怪我する前の18冨安ならば
相手の切り返しや鋭い出足に対して
先手を突く様に鋭く反応し、
相手よりも更に鋭い出足で
制圧する事が出来ていた様に感じます。

とは言え、これは41ライスの様な疲弊と言うよりも
フィジカルコンディションが
まだベストな状態にまで戻ってきていないと言う
印象を受けます。

どちらにせよ、タイトなスケジュールだった4月が終わり
これからの残りの3試合は
週に1試合の状況になりますので
溜まりに溜まった疲労の解消に努めると共に
コンディションを上げて行き
このまま最終戦まで走り抜けて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:4G4A CL:0G1A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:15G9A CL:4G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:8G8A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G4A CL:4G3A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:10G1A CL:3G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G2A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:12G6A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:6G8A CL:0G1A


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