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2019/20のスカッド:開幕版 [Arsenal F.C.]

2019/20シーズンのファーストチームのスカッド開幕版です。

Arsenal 1.jpg


1 ベルント・レノ(27)
2 エクトル・ベジェリン(24)(HG)
3 キーラン・ティアニー(22)
4 モハメド・エルネニー(27)
5 ソクラティス・パパスタソプーロス(31)
6 
7 ヘンリク・ムヒタリアン(30)
8 ダニ・セバージョス(23)
9 アレクサンドル・ラカゼット(28)
10 メスト・エジル(30)
11 ルーカス・トレイラ(23)
12 
13 
14 ピエール=エメリク・オーバメヤン(30)
15 エインズリー・メイトランド=ナイルズ(21)(HG)
16 ロブ・ホールディング(23)(HG)
17 
18 ナチョ・モンレアル(33)
19 ニコラ・ぺぺ(24)
20 シュコドラン・ムスタフィ(27)
21 カラム・チェンバース(24)(HG)
22 
23 ダヴィド・ルイス(32)
24 リース・ネルソン(19)(U-21)(HG)
25 
26 エミリアーノ・マルティネス(26)(HG) 
27 コンスタンティノス・マヴロパノス(21)
28 ジョー・ウィロック(19)(U-21)(HG)
29 マテオ・グエンドゥジー(20)(U-21)
30 
31 セアド・コラシナツ(26)
32 エミール・スミス・ロウ(19)(U-21)(HG)
33 マット・メイシー(24)(HG)
34 グラニト・ジャカ(26)
35 ガブリエウ・マルティネッリ(18)(U-21)
  

リザーブ登録

  
シーズンローン
  ウィリアム・サリバ(18)(U-21)
30 エディー・エンケティア(20)(U-21)(HG)


(8/11時点)
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プレミアリーグには「ホームグロウン」制度があり
少なからずチームの構成に影響を与えています。

因に「ホームグロウン制度」とは、
『プレミアリーグのファーストチームのシニア
(22歳以上:1997年12月31日生まれ以前)の登録数は25名まで、
そのうち21歳の誕生日を迎えるシーズンまでに
3年以上イングランド&ウェールズ内のクラブに所属していた
「ホームグロウン」選手が最低8名必要。
(反対に言うと「非ホームグロウン」選手は17名までとなります。)
その他21歳以下の選手の登録は随時追加出来る。』
と言う規定です。

開幕時点でのスカッドの内訳は

ホームグロウン 6名
非ホームグロウン 17名
U-21 5名
ローン 2名

今シーズンのPLも開幕前の8/8で
移籍期間は閉幕しましたが、
一方で他のリーグでは8月末まで開いていますので
今後、チームを離れる選手が
出てくる可能性はあります。

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GK
 1ベルント・レノ(27)
 26エミリアーノ・マルティネス(26)
 33マット・メイシー(24)

昨シーズンで引退したチェフに代わって
背番号「1」を継承した1レノが務める
正GKは心配はありませんでしたが
問題は第2GKをどうするかでした。

その第2GKに新たなGKを獲得する噂もありましたが
結果的には26マルティネスが昇格する事で
決着がつきました。

実際ここまでのプレシーズンマッチでも
しっかりとしたシュートストップ能力と
ハイボールの処理能力を観せており
バイエルン戦でのパンチングミス以外は
大きなミスもなく及第点以上の働きを示していたと思いますので
第2GKとしては合格だと思います。

今シーズンも昨シーズンと同様に
PLとカップ戦で住み分けるのかどうかは分かりませんが
少なくともリーグカップやFA杯、
そしてELのグループステージに関しては
26マルティネスに任せても心配がないと思います。

一方で第3GKもリザーブから昇格する形で
33メイシーが務める事になりましたが
33メイシーに関してはプレシーズンマッチでも
最初のコロラドス・ラピッズ戦で起用されただけでしたので
十分に務まるかどうかは不明です。
しかし昨シーズン第3GKを務めた
26マルティネスが起用された試合が
ELの1試合のみでしたので
経験値の浅い33メイシーでも
大きな問題にはならないと思われます。

昨シーズンでチェフは引退しましたが
今シーズンの1レノ&26マルティネス体制でも
それ程大きな戦力ダウンは起こらないと思われます。


CB 
 5ソクラティス・パパスタソプーロス(31)
 23ダヴィド・ルイス(32)
 20シュコドラン・ムスタフィ(27)
 16ロブ・ホールディング(23)
 21カラム・チェンバース(24)
 27コンスタンティノス・マヴロパノス(21)

去就が注目されていたコシールニーが
ボルドーへ移籍した事で空いた穴は
移籍期間最終日に23ダヴィド・ルイスを獲得して
埋める事になりました。

ここ最近ミスが目立ち始めている23ダヴィド・ルイスが
本当の意味でコシールニーの穴を埋め
昨シーズン崩壊寸前だったDFラインを救う
選手になるのかどうかと言う事に関しては
些か疑問を感じていますが
その一方で正確なロングフィードと
絶対的なキャプテンシーは
今のアーセナルにとっては必要な部分だと思いますので
コンディションが整えば
開幕戦から起用される可能性もあると思います。

その23ダヴィド・ルイスと共にCBの中心を担うのは
今シーズンも5ソクラティスだと思います。
累積警告と言う問題はありますが
強度の高い対人プレーで
このプレシーズンでも
安定した力を発揮していたと思いますので
この2人を中心に進んで行くと思われます。

一方で20ムスタフィがもっとしっかりとしていたら
コシールニーの穴を埋める事が出来たはずでしたが
このプレシーズンマッチを見る限りでは
昨シーズン同様に決定的なピンチに繋がる様なミスを
犯してしまう所は治っておらず
今シーズンもどこまでやってくれるのか
未知数のままだと思います。

反対に昨シーズンフラムへローン移籍していた
21チェンバースはこのプレシーズンマッチでも
流れを読む洞察力や危機察知能力を活かした
先手を打って対応するスタイルで
安定したプレーを観せていたと思いますので
仮に23ダヴィド・ルイスが開幕に間に合わなければ
5ソクラティス&21チェンバースのコンビで
スタートする可能性も十分にあると思います。
その一方で21チェンバースには
優秀なアタッカーと1対1になる様な場面では
根本的な対人強度や粘り強さの様な
CBとして必要なフィジカル的な能力の部分が
不足している為に
対峙するアタッカーを抑える事が出来ない
限界があるのも事実であり
これにより6コシールニーの穴を埋める事は出来たとしても
総合的にチーム力を挙げる様なレベルのプレーを期待するのは
現時点では難しい様に思います。

現在復帰に向けて急ピッチでトレーニングに励んでいる
16ホールディングが復帰してきたら
CBの質的にも量的にも改善されるかもしれません。
しかし膝の前十字靭帯断裂の手術後の選手は
仮にピッチに戻ってこれたとしても
すぐに元のプレーレベルに戻るかどうかは別の話であり
実際、外から観ていても元のレベルに戻るまで
復帰してから1年位掛かった様に観える選手も多々あると思います。
よって16ホールディングが予定よりも
早く復帰出来る事は良いと思いますが
それほど過度な期待をせずに
シーズン後半にレギュラークラスに復帰してくれる事を
目標にして欲しいと思います。

そして27マヴロパノスも鼠径部の怪我で
このプレシーズン中から全くプレー出来ずておらず
完全に出遅れてしまったのは残念です。
本当ならば序列の上の選手がバタバタしている間に
自らの存在をアピールしなければならなかったはずですが
そのチャンスを全く活かせておらず
残念ながら今シーズンもチームの力になってくれる可能性は
少ないかもしれません。

今シーズンは5ソクラティスと
新加入の23ダヴィド・ルイスが中心を担う思われます。
この2人をシーズン前半は21チェンバースがフォローし、
シーズン後半からは怪我から復帰予定の16ホールディングが
この2人に割って入る事が出来れば
最良の形かもしれません。
一方で20ムスタフィと27マヴロパノスに関しては
現状としてはそれほど期待出来る状況ではありませんが
この予想に反してサプライズを起こしてくれる事を
期待したいと思います。
それでもアーセナルのDFラインが
劇的に変わる可能性は低いかもしれませんが
昨シーズンよりは改善される事を期待したいと思います。


右SB
 2エクトル・ベジェリン(24)
 15エインズリー・メイトランド=ナイルズ(21)

左SB
 3キーラン・ティアニー(22)
 18ナチョ・モンレアル(33)
 31セアド・コラシナツ(26)

SBのポジションもCB同様に
問題を抱えたままのポジションだと思います。

右SBは現在欠場中の
2ベジェリンの穴を埋める必要がありますが
リヒトシュタイナーとジェンキンソンがチームを去った為に
15ナイルズ独りでカバーしなければなりません。
その15ナイルズは着実に成長してはいますが
その一方で積極的な攻撃参加を観せる事もあれば
全く攻撃に絡む事が出来ない試合もあり、
鋭いタックルでピンチを防ぐ事もあれば
全く抑えられなくなってしまう試合もあり
好不調の波が激しすぎる様に感じます。
その15ナイルズ独りでシーズン前半の
PLとELの両方をこなすのは現実的に難しいと思います。
この問題は21チェンバースを右SBで起用する事で
何とかカバー出来るかもしれませんが
2ベジェリンが復帰して
元と同様のレベルのプレーが出来る時期までは
質的にも量的にも厳しい状況になるかもしれません。

一方の左SBもこの夏に獲得した3ティアニーが
鼠径部の怪我で10月頃まで実戦起用が出来ない為に
シーズン序盤は18モンレアルと31コラシナツのコンビで
担う事になります。
しかしこれでは年齢的な問題が出てきた18モンレアルと
守備面に不安を抱えている31コラシナツで担っていた
昨シーズンと同様の状況であり
3ティアニーの復帰が待たれます。

結局SBのポジションは
2ベジェリンと3ティアニーの復帰待ちと言う状況であり
この両者が復帰した時に初めて真価が問われると思います。


CMF
 34グラニト・ジャカ(26)
 11ルーカス・トレイラ(23)
 8ダニ・セバージョス(23)
 29マテオ・グエンドゥジー(20)
 28ジョセフ・ウィロック(19)
 4モハメド・エルネニー(27)

このポジションは司令塔タイプの34ジャカ、
DMFタイプの11トレイラ、
攻撃的MFタイプの新加入の8セバージョスを中心に
司令塔タイプの29グエンドゥージと
Box to Boxタイプの28ウィロックが
バックアップする形になると思われます。

昨シーズンエメリ監督に代わってから
安定感を増した34ジャカは
今シーズンは更に重要な役割を果たすかもしれません。

この夏のプレシーズンマッチを見る限り
今シーズンのアーセナルの戦術的なポイントとして
DFラインの裏のスペースへのパスや
大きなサイドチェンジのパスから
そのまま一気に相手ゴールに迫っていく形が
多く観られましたので
その様なロングレンジのパスを得意とする34ジャカには
追い風となる展開になるかもしれません。

その一方で安定感を増したとは言え
時々集中力が切れる場面はまだあり
不用意なパスミスや不要なファールが
未だにある所は気になります。

一方で昨シーズン後半は
パフォーマンスレベルを落としてしまった
11トレイラは現在のスカッドの中で
唯一の本職のDMFであり
脆弱性のあるDFラインを助ける為には
昨シーズン前半に観せていた様なパフォーマンスを
シーズン通して観せてくれるかどうかが
重要になると思います。

新加入の8セバージョスは
CMFと共にトップ下でもプレーする事になると思いますが
CMFでプレーするならば
以前のカソルラの様なチームをテンポアップさせる様な
的確なタイミングで前線にボールを供給する役割を
担ってくれると思います。 
一方で軽量級の8セバージョスが
当たりの激しいPLの中盤に対応出来るかどうか
と言う問題がありますが
PLのスタイルに適応出来れば
中盤に新たな流れをもたらしてくれると思います。

例えば相手にボール保持される展開で
チームの重心を低く設定した場合には
守備力の高い11トレイラを中盤に置いて
34ジャカのロングパスを活かして
手数を掛けずに相手ゴールに一気に迫る形が
合っているかもしれません。
一方でアーセナルがボールを保持する展開では
テンポ良く前線にボールを供給しながら推進力がある
8セバージョスの起用が合っているかもしれませんし、
その相方を11トレイラを起用して
バランスを取るのも良いでしょうし
34ジャカと組んでより攻撃的に行くのも良いかもしれません。

この3人に続くのが
29グエンドゥージと28ウィロックだと思います。
特にこのプレシーズンで評価を上げた
28ウィロックは今シーズンの注目だと思います。

攻守の両面において中盤を広範囲に動く
豊富な運動量と機動力をベースに
攻撃面においては広い視野で
適切なパスコースを導き
テンポ良くパスを捌くだけではなく
急所を突く様な縦パスを送って
チームに推進力を与えるプレーを見せ
守備面においては流れを読んで
危険な場面に誰よりもいち早く顔を出して
ピンチを未然に防ぐ事ができる様になり
この夏の28ウィロックは大きな成長を観せています。

この様に攻守の両面において
存在感を観せれる様になった28ウィロックは
29グエンドゥージと出場機会を争うレベルにまで
来たと思います。

一方で29グエンドゥージは
特に守備面の強度の改善が必要であり
仮にそれがなされなければ
レギュラークラスの3人に割って入るのは
難しいかもしれません。

そして現状のままでは4エルネニーは
更に難しい状況に陥るかもしれません。
確かに中盤の守備的な役割を担えるのは
11トレイラ以外では4エルネニーしかいませんが
仮に4エルネニーが移籍した場合には
21チェンバースをDMFで起用するオプションがありますので
この夏に費やした補強資金を回収する為に
場合によってはこの夏の間に
他のリーグへの移籍する可能性もあるかもしれません。


トップ下・サイドアタッカー
 10メスト・エジル(30)
 19ニコラ・ぺぺ(24)
 7ヘンリク・ムヒタリアン(30)
 24リース・ネルソン(19)
 32エミール・スミス・ロウ(19)
 35ガブリエウ・マルティネッリ(18)

エメリ監督の念願だったウイングタイプの
19ペペを獲得した事で
右サイドはペペで決まりだと思います。
それ以外はこの夏で多く使用した
4−2−3−1を基本的なシステムとして使用するのならば
左サイドに14オーバメヤン、トップ下に10エジルが
もっとも考えられる形だと思います。

スピードに優れる19ぺぺと14オーバメヤンを
両サイドに置く事で
今シーズンのアーセナルが取り組んでいると思われる
DFラインの裏を意識した縦に速い展開をより強力な物とし、
その上、元々縦に速い展開を得意とする10エジルにとっても
両サイドにスピードのある選手がいた方が
より活きる事になると思います。

それと共にもう一つこのプレシーズンで観せていた
下がってきたトップの選手に楔のパスを入れた所から
展開する形においても
下がってきたトップの選手が空けた
ゴール前のスペースに入ってくサイドの選手が
この2人の様により決定力のある選手ならば
相手にとっては脅威だと思います。

一方で14オーバメヤンをトップで起用する場合には
左サイドに7ムヒタリアンを起用する形や
10エジルの代わりにトップ下に
8セバージョスを起用するオプションもあると思います。

24ネルソン、32スミス・ロウ、35マルティネッリの
若い3人はまずはカップ戦を中心に
実績を積み上げていく事になると思います。
そしてこの3人の中から
この夏退団したイウォビの穴を埋める選手として
誰が抜け出してくるのかが注目されます。


ストライカー
 9アレクサンドル・ラカゼット(28)
 14ピエール=エメリク・オーバメヤン(30)

昨シーズン終盤は9ラカゼットと14オーバメヤンを
多くの試合で2トップで起用していましたが
これまでのプレシーズンマッチを観た限りでは
1トップに9ラカゼット、サイドに14オーバメヤンを置く形が
メインになる様に感じます。

勿論、9ラカゼットが起用出来ない時には
14オーバメヤンを1トップで起用する事になると思いますが
この2人を同時に起用する場合には
14オーバメヤンはサイドで起用される場面が多くなると思われます。

一方でこの2人をバックアップする事が期待されていた
30エンケティアがリーズへのシーズンローンに出てしまいましたので
有事の際にはCFでもプレー可能な19ペペが
この2人をバックアップする事になると思います。

そこで問題になるのが
週に2試合のペースで試合を行うスケジュールが続いた場合には
定期的な休みを取る事が出来ずに
勤続疲労の問題が出てくると思われる所です。

本当ならばELのグループステージや
リーグカップの最初の方などは
30エンケティアの様な若い選手の実戦経験を踏む場として
主力選手を休ませるべきだと思いますが
現状としてはそれらの試合にも
この2人の内のどちらかがが
出場しなければならなくなる可能性があり
これがシーズン後半に向けてのコンディションに
重くのしかかってくる可能性があると思います。

そういう意味では30エンケティアを
シーズンローンに出したのは
少なからず問題になる可能性があり
このポジションにおける唯一の問題点かもしれません。


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エメリ監督に変わった最初のシーズンだった
昨シーズンは新たにサイドに起点を置いて
サイドから仕掛けるスタイルが導入されましたが
今シーズンはプレシーズンマッチを観る限り
以前よりも縦に速い展開を目指している様に感じます。

特に相手のDFラインの裏のスペースへの意識が高くなった印象で
裏のスペースに向けて送られた1本のロングパスや
大きなサイドチェンジのパスで一気にゴールに迫る形は
プレシーズンマッチでも十分に脅威を与えていたと思います。
更に14オーバメヤンに加えて
スピードのある19ペペも加わった事で
この攻め手は更にパワーアップする事になるのは間違いなく
攻め手を失い停滞する流れや
相手にボールを支配され続ける展開の時には
手数を掛けない縦に速いこの攻め手は
大きな力を発揮してくれると思います。

そして従来からのボールを保持するポゼッションスタイルでも
積極的な縦パスを意識している印象で
全体的に昨シーズンよりもテンポが速くなっていると思います。
これまでのサイドから仕掛けるスタイル、
そして新しい手数を掛けずに縦に速い展開などの
戦術的なバリエーションを
相手チームや試合の展開により使い分ける事で
昨シーズンの終盤の様な取りこぼしを
減らす事を期待したいと思います。

一方でスカッドの現状としては
今シーズンも攻高守低は変わらないと思います。

昨シーズン51点奪われてしまった守備に関しては
スカッドの現状を見る限りでは
それほど大きな改善が観られない可能性もあり
失点を減らすよりも
その失点を上回るゴールを奪う事が出来るかどうかが
今シーズンもポイントになるかもしれません。

その攻撃面のポイントは
9ラカゼットと14オーバメヤンの2人のストライカーに加え
新たに加わった19ペペの前線のトリオだと思います。

14オーバメヤンは昨シーズン同様に
得点王争いに加わると考えられ
PLシーズン25ゴール辺りが目標になると思います。
そして9ラカゼットが15ゴール、
ペペも15ゴール、と言いたい所ですが
PL初参戦の19ペペは
年末年始辺りからコンディションの問題が出る可能性がありますので
実際的には10ゴール位が目標になるかもしれません。
それでも3人合わせて50ゴール奪う事が出来れば
チーム総ゴール数が80ゴールに到達するのも夢ではなく
仮に昨シーズン同様に50点程奪われたとしても
得失点数差は+30になり
トップ4への返り咲きに大きな力になると思います。

それ以外では10エジルの復調や
8セバージョスとの共演も
今シーズンのポイントになると思いますが
個人的に注目しているのが21チェンバースです。
CBとして要所要所の場面で
穴が空かない様にバックアップする役割は勿論ですが
そのユーティリティー性を活かして
2ベジェリンが復帰してくるまでの間は
右SBのバックアッパーとして、
そして11トレイラしかいない
本職のDMFのバックアッパーとしても期待出来ますので、
この21チェンバース上手く使いこなす事が出来るかどうかが
今シーズンの隠れたポイントになる様に感じます。

又、プレシーズンで活きの良い所を観せてくれていた
若い選手の中では28ウィロックに期待したいと思います。
昨シーズンまではリザーブの選手が
ファーストチームに加わってプレーしている印象でしたが
このプレシーズンマッチでは
ファーストチームの一員として
遠慮せずに自信を持ってプレー出来る様になったと共に
他のメンバーもファーストチームの一員として認めた様に
信頼を持ってボールを預ける様になったと思います。

実際28ウィロックはプレーの面でも
攻守に広範囲をカバーしながら
気の利いたプレーやテンポ良くパスを捌く事で
中盤の流れをスムーズにする潤滑油の様な存在感を示していて
現時点では29グエンドゥージよりも
アーセナルの中盤に良いリズムを生み出している印象です。

この輝きが一時のものではなく
シーズン通して観せる事が出来れば
カップ戦要員だけではなく
PLでも出場機会が得る事が出来るかもしれませんし
11トレイラのコンディション次第では
29グエンドゥージを差し置いて
開幕先発の可能性もあると思います。

今シーズンの最大の目標は
PL優勝というのは変わりありませんが
現実的な目標はまずはトップ4への返り咲きだと思います。

それには先程も書きました様に
得失点差が+30以上が必要であり
80点近くの勝ち点が必要になると思います。

しかし現状のPLは中下位のクラブも
積極的な補強を敢行して戦力アップが図られています。
毎シーズン厳しくなっているPLで
昨シーズン以上の成績を挙げるのは難しいとは思いますが
その厳しい状況を跳ね除けるだけの力を
今シーズンのアーセナルは手に入れたと思います。

まずはトップ4に返り咲いて
来シーズンのCLの出場権を確保し
将来的には優勝争いが出来るクラブに戻る足掛りを
作って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

イトゥアーノから
 CF ガブリエウ・マルティネッリ(18歳)ブラジル 移籍金£600万(推定)

レアル・マドリーから
 攻撃的MF ダニ・セバージョス(23歳)スペイン代表 シーズンローン

サンテティエンヌから
 CB ウィリアム・サリバ(18歳)フランスU-20代表 移籍金£2700万(推定)

リールから
 右サイドアタッカー ニコラ・ペペ(24歳)コートジボワール代表 移籍金£7200万(推定)

セルティックから
 左SB キーラン・ティアニー(22歳)スコットランド代表 移籍金£2500万(推定)

チェルシーから
 CB ダヴィド・ルイス(32歳)元ブラジル代表 移籍金£800万(推定)


OUT

ユベントスへ
 CMF アーロン・ラムジー(28歳)ウェールズ代表 フリー

引退(チェルシースタッフ入り)
 GK ペトル・チェフ(37歳)元チェコ代表 引退

ワトフォードヘ
 ストライカー ダニー・ウェルベック(28歳)イングランド代表 フリー

未定
 右SB ステファン・リヒトシュタイナー(35歳)スイス代表 フリー

トゥベンテへ
 CB フリオ・プレゲスエロ(22歳)スペイン フリー

コルチェスター・ユナイテッドへ
 左SB コーエン・ブラモール(23歳)イングランド フリー

ノリッヂ・シティへ
  CMF チャーリー・ギルモア(20歳)スコットランドU-19 フリー 

ボーフムへ
 右SB ジョルディ・オセイ・トゥトゥ(20歳)イングランド シーズンローン

スウィンドン・タウンへ
 CB ダニエル・バラード(19歳)北アイルランド代表 シーズンローン

ナポリへ
 GK ダヴィド・オスピナ(30歳)コロンビア代表 £360万(推定)

ドンカスター・リーヴァーズへ
 CMF ベン・シーフ(21歳)イングランド シーズンローン

サンテティエンヌへ
 CB ウィリアム・サリバ(18歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハンブルガーSVへ
 右サイドアタッカー ザビエル・アマエチ(18歳)イングランド 移籍金£225万(推定)

ダービー・カウンティーへ
 CB クリスティアン・ビエリク(21歳)ポーランドU-21 移籍金£1000万(推定)

パルチザン・ベオグラードへ
 サイドアタッカー 浅野拓磨(24歳)日本代表 移籍金£100万(推定)

ボルドーへ
 CB ローラン・コシールニー(33歳)元フランス代表 移籍金£460万(推定)

ノッティンガム・フォレストへ
 右SB カール・ジェンキンソン(27歳)元イングランド代表 移籍金£200万(推定)

ブレントフォードへ
 左SB ドミニク・トンプソン(19歳)イングランド 移籍金£300万(推定)

リーズ・ユナイテッドへ
 CF エディー・エンケティア(20歳)イングランドU-21 シーズンローン

エヴァートンヘ
 サイドアタッカー アレックス・イウォビ(23歳)ナイジェリア代表 移籍金£3500万(推定)


(年齢は開幕時)


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