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冬の移籍期間に向けて2023/24、その2−2 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2023/24、その2−2

Arsenal 1.jpg次はDFです。


〜〜DF〜〜

今シーズンのDFラインは
選手層の問題を抱えているのは
明らかだと思います。

この夏にチームを離れた
ホールディングとティアニーに代わって
新たに12ティンバーを獲得しましたが
その12ティンバーが開幕戦で
右膝関節前十字靭帯損傷を負い
長期離脱を強いられてしまった為に
実質的に昨シーズンから
2名減と言う状況になっています。

勿論、SBを担っている4ホワイトと18冨安は
本職はCBですので
有事の際にはCBで起用する事ができ、
反対に本職がCBの15キヴィオルは
左SBでもプレーする事が可能ですので
頭数が足りなくても
ユーティリティー性が高い選手がいる事で
何とか乗り切る事が出来ると
アルテタ監督は考えているのかも知れませんが
普通に考えれば4つのポジションを
6人でカバーしている状況は
明らかに頭数が足りておらず
実際、両SBをハイレベルでカバーする事が出来る18冨安を
怪我で数週間欠く事になった現状は
大きな問題になりつつあると思います。

一方でポジション別に考えますと
CBの主軸の2サリバと6ガブリエウは
今ではPLで1、2を争うCBコンビに成長しましたので
この2人がシーズン最後までフル稼働する事が出来れば
全く問題がないだけではなく
現在のチームのストロングポイントになっていると思いますので
レギュラークラスのCBは必要ないと思いますが
一方でこの2人をバックアップする15キヴィオルは
徐々にPLのスタイルに適応してきているとは言え
現状としては試合終盤の守備固めや
左SBでの起用が多い事からも
2サリバや6ガブリエウと
ローテーションで起用される程の信頼を
掴み取れている訳ではないと思いますので
この冬に補強が必要かどうかは別として
ローテーションが組めるレベルの
CBの補強は潜在的に必要だと思います。

一方のSBは右SBの4ホワイト、
左SBの35ジンチェンコを軸に
18冨安が両SBをバックアップする陣容でしたが
4ホワイトが怪我で離脱している隙に
18冨安が評価を上げて
再びポジションを掴もうとしていました。

本職がCBの4ホワイトと18冨安を
右SBに配置している様に
アルテタ監督は守備面を重視した選手を
右SBには起用していますが
7サカや8ウーデゴールとの連携面で
一日の長がある4ホワイトの方が
これまでは攻撃面でも
より大きな存在感を発揮していたと思います。

一方で4ホワイトに比べフィジカル能力に長け
無理が効くディフェンスが出来る18冨安は、
「エースキラー」として
より守備面で大きな存在感を発揮していましたが
ここにきて8ウーデゴールや7サカとの
連携面が向上してきている様に
攻撃面でも存在感を発揮し始めており
4ホワイトが持っていた攻撃面での優位性が
薄らいできた印象を受けます。

左SBに関しては
基本的に偽SBとしてプレーする事が求められており
本職がCMFの35ジンチェンコは
ゲームメイクを担うだけではなく
攻撃陣に厚みをもたらす役割も担っており
攻撃面に関しては絶大な存在感を示していると思います。
その一方で守備に関しては非常に緩く
同時に決定的なミスを犯す場面も多い為に
これまでにも何度も大きな問題を起こしていますので
残念ながら盤石と呼べる様な状況ではないと思います。

反対に18冨安を左SBで起用した時には
守備面での安定感は非常に高くなり
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウ&18冨安が並ぶ
DFラインはまさに鉄壁の強さを観せていると思います。

その一方で18冨安は偽SBとして
中に絞った位置でプレーする事も出来ますが
左サイドのバランサーとして
気の利いたプレーを観せてくれますが
中盤の底でボールを捌く事は出来ても
35ジンチェンコの様なゲームメイクする様なレベルでは
残念ながらまだありませんので
35ジンチェンコに比べて
攻撃面に関しては不足感は否めません。

同時に15キヴィオルを左SBで起用した時も
基本的に守備重視の起用法であり
偽SBとしてゲームメイクに参加する程の
レベルではありません。


CBの2サリバと6ガブリエウは
まさに鉄壁であり
両SBにしても一長一短あるとは言え
現在怪我で離脱中の12ティンバーが
怪我から復帰して完全復活すれば
守備面の強度的にも
中盤の底でのゲームメイク的にも
最もバランスよく対応してくれると思いますので
少なくとも現時点ではレギュラークラスの補強を
考える必要はないと思います。

その一方で選手層に関しては
明らかに不足しており
仮に同時に離脱者が出てしまった時には
大きな問題が発生すると思います。

実際、怪我で離脱した18冨安に続き
最近まで怪我で欠場していた
4ホワイトの怪我が再発して起用できなくなった場合には
既に構想外になっている17セドリックを
起用せざる得なくなります。

レギュラー組が健在ならば
強固なDFラインを築けたとしても
誰かが欠けた時に大きく強度を損なうのは
昨シーズン終盤に2サリバを失った時に
一度経験していますので
同じ過ちを犯さない為にも
最低でももう一人バックアッパーが必要だと考えます。

そして4ホワイトや18冨安が
CBで起用可能な事を考えますと
CBのバックアッパーではなく
SBのバックアッパーを獲得した方が良い様に感じますが
前記の様に12ティンバーが復帰した後は
再び状況が変わると思いますので
獲得するにしても完全移籍ではなく
シーズンローンで補強出来れば理想的だと思います。


C'mon Arsenal !!


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