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PL15:Luton Town vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Luton Town 3−4 ARSENAL
2023年12月5日(火)Premier League, Kenilworth Road

Goal
 (19)11Martinelli(←7Saka)
 (24)G. Osho
 (44)9Jesus(←4White)
 (49)Adebayo
 (57)Barkley
 (59)29Havertz(←9Jesus)
 (90+6)41Rice(←8Ødegaard)


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

41Rice

8Ødegaard   29Havertz

 7Saka              11Martinelli

9Jesus



(63)9Jesus>>>35Zinchenko
(63)11Martinelli>>>19Trossard


Substitutes
 1Ramsdale
 17Cedric
 76Walters
 20Jorginho
 25Elneny
 24Nelson
 14Nketiah


Arsenal 1.jpg劇的な、本当に劇的な勝利でした。

先発は前節で左のふくらはぎを負傷した
18冨安に代わって4ホワイトが右SBに入り
左SBも35ジンチェンコに代わって
15キヴィオルが起用されました。
そして左インサイドハーフを
19トロサールから29ハヴァーツに代えた以外は
前節と同じメンバーが組まれました。

試合は5+4のブロックを築きながらも
決して下がってゴール前を固めるような事はせずに
前線から非常に激しく素早いプレスを仕掛けてくる
ルートンに対して中々流れが掴めませんでしたが
相手のミスからの一瞬の隙を突いて
先制点を奪う事に成功しました。

19分、ベルからのバックパスがそれた為に
GKのカミンスキが外に蹴り出した事で得たスローインを
9ジェズスが素早くリスタートし
そのスローインを受けた7サカが
ペナルティの中に切り込んだ所から送ったラストパスを
11マルティネッリが右脚を振り抜き先制ゴール!!

ルートンの守備のブロックが整う前に
リスタートした9ジェズスの判断は
流石でした。

しかしすぐにセットプレーから
同点ゴールを奪われてしまいました。

24分、ドーティーが蹴った右サイドからのCKを
オショにヘッドを合わされてしまい失点。

フィジカル的に強いアデバヨの後ろに出来てしまったスペースに
上手く入ってきてしまったオショを
マルティネッリが抑え込めずに
フリーにしてしまった対応は
よろしくなかったと思います。

すぐに同点に追いつかれてしまいましたが
アーセナルはギアを一段上げて
ルートンゴールに迫り始めました。

26分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを
ペナルティの中で受けた9ジェズスが
角度のない所から右脚を振り抜きましたが
カミンスキにセーブされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

30分過ぎ、タウンゼンドからのバックパスをカットした
9ジェズスがそのまま左サイドに向かって
ドリブルで持ち上がり
その9ジェズスと入れ替わる様に
ゴールに向かって走り込んできた11マルティネッリに向けて
ラストパスが送られました。
ペナルティの中のでそのパスを受けた
11マルティネッリは
スペースのない所で素早く左脚を振り抜きましたが
このシュートもカミンスキのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

38分過ぎ、41ライスからの
右サイドのスペースへのパスを受けた7サカが
カットインしてきた所から豪快に左脚を振り抜きましたが
このシュートもカミンスキのファインセーブに防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

そして前半終了間際に追加点を奪う事に成功しました。

44分、7サカから送られたうスルーパスで
ポケットの位置に飛び出した4ホワイトからのクロスを
ファーサイドに向かって走り込んできた9ジェズスが
ヘッドで合わせてゴール!!

ニアに向かって走り込んできた29ハヴァーツが
オショとメンジを引き付けた事で
その裏に出来たスペースにタイミング良く
走り込んできた9ジェズスと
その9ジェズスを見逃さずに送った
4ホワイトの正確なクロスが
見事に噛み合ったゴールだったと思います。

良い時間帯にリードを奪うゴールを奪いましたので
後半はこのままアーセナルが流れに乗るかと思われましたが
後半開始早々に再びセットプレーから
同点ゴールを奪われてしまいました。

49分、ドーティーが入れた左サイドからのCKを
アデバヨにヘッドに合わされてしまい失点。

確かにフィジカル能力に長けた
アデバヨの非常に高いヘッドでしたが
それを差し引いても前に出た22ラヤが
ボールに触る事が出来なかったのは
大きなミスと言われても仕方がないと思います。

そして更に逆転ゴールも奪われてしまいました。

57分、タウンゼンドからのパスを
右サイドで受けたバークリーに
そのまま持ち込んだ所から左脚を振り抜かれてしまい
失点。

確かにペナルティの中に侵入してきた
バークリーに対して
寄せ切る事が出来なかった4ホワイトも
問題だったと思いますが
同時に脇の下を抜かれてしまった22ラヤも
セーブ出来なかったのは
ミスと言われても仕方がないかもしれません。

ハイボールの処理に対しては
上背がない22ラヤに関しては
まだ許容しなければならない所かもしれませんが
これまでシュートストップ能力を
高く評価されてきた22ラヤが
何もプレッシャーを受けていない状態からの
シュートだったとは言え
簡単に脇の下を抜かれてしまったのは
これまでの評価が揺らぐ可能性もある
失態だったと思います。

しかしアーセナルもすぐに
同点に追いつきました。

59分、7サカが前方にルーズに蹴り出したボールを収めた
9ジェズスがダイレクトで丁寧に送ったラストパスを
ゴール前に走り込んできた29ハヴァーツが
右脚で押し込みゴール!!

マークに付いていたメンジに
まず体をぶつける事で
密着マークを上手く外した
9ジェズスのボールの収め方は
俊逸だったと思います。

この後も勝利を目指してアーセナルは
攻勢を強めていきました。

74分過ぎ、8ウーデゴールが
ドリブルで持ち上がりペナルティの外側から
左脚を振り抜きましたがカミンスキにセーブされ
ゴールを奪う事が出来ず。

76分過ぎ、モリスからのボールを奪った7サカが
そのまま持ち込み
対峙したモリスとベルの間を切り込んで
ペナルティの中に入った所からのラストパスを
19トロサールがダイレクトで右脚を振り抜きましたが
オショにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

77分過ぎ、7サカが蹴った右CKの場面で
ヘッドで合わせようと飛び込んだ
6ガブリエウの左腕をオショが引っ張って引き倒しましたが
判定はノーファール、、、。

普通に考えればボールに対して競っていなかったオショが
ボールに競りに行っていた6ガブリエウの腕を
引っ張って倒していたらファールだと思いますが
アーセナルの選手に対して相手の選手が
この程度の行為を行う事は
PGMOLの中では公式に許されているようですので
当然ファールを取られる事はありませんでした。

77分過ぎ、ドリブルで持ち上がってきた
8ウーデゴールが送ったスルーパスを
ゴールに向かって走り込んできた7サカが
ダイレクトで19トロサールに繋ぎましたが
19トロサールがメンジをかわした所で
カボレにカットされてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

79分過ぎ、4ホワイトが送ったクロスを
29ハヴァーツがヘッドで背後に流したボールに対して
19トロサールが飛び込みましたが
惜しくも間に合わず。

85分過ぎ、上がってきた6ガブリエウから
35ジンチェンコ〜19トロサール〜6ガブリエウ
〜35ジンチェンコと細かく繋いで
左サイドの裏に抜け出した35ジンチェンコからの
柔らかいタッチのクロスを
29ハヴァーツがヘッドで合わせましたが
このシュートもカミンスキにセーブされてしまい
惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

86分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた
19トロサールがペナルティの外側から
ミドルシュートを撃ちましたが
コースを狙ったこのシュートも
惜しくも枠を捉える事が出来ず。

最後の所の壁を打ち破る事が出来ないまま
6分の後半アディショナルタイムの
6分が過ぎた所での
まさにラストプレーで
劇的な決勝ゴールを奪いました。

96分、8ウーデゴールが送ったクロスを
41ライスがヘッドで合わせてゴーーーール!!

マンチェスター・ユナイテッド戦の
アディショナルタイムでのゴールもそうでしたが
最後の最後まで勝負を諦めない強い意志と
それを実現させる勝負強さを41ライスは再び発揮した
劇的なゴールだったと思います。

この劇的な決勝ゴールで3−4で勝利!!

非常に大きな勝ち点3になったと思います。

その一方で前節のウルヴス戦で
左ふくらはぎに問題が発生し
試合終了を待たずしてピッチを後にした18冨安が
精査の結果ふくらはぎに損傷がみつかり
数週間以上の離脱が発表されました。

日に日に調子を上げて絶好調だった18冨安が
ショックを受けているのは言うまでもないと思いますが
ただでさえ頭数が足りていないDF陣の中で
さらに18冨安まで欠く事は
チームにとっては非常に痛手であり
これから年末年始の厳しいスケジュールを考えますと
非常に不安です。

とは言え、これからの
アストン・ヴィラ、ブライトン、
リバプールの3連戦は
シーズン前半の大きな山場になる試合であり
この3連戦を乗り切る事が出来るかどうかで
シーズン前半を首位で折り返す事が出来るかどうかの
大きなポイントになると思います。

特に次のアストン・ヴィラは
ホームでのPLの試合では全て勝利している様に
ホームでは無敵であり
今節のアストン・ヴィラホームでのシティ戦でも
ロドリを欠いていたとは言え
王者シティを圧倒する様な試合で撃破していますので
タイプ的にシティと似ているチームカラーの
アーセナルも厳しい試合になる事が予想されます。

3失点したこの試合では
守備面の問題を露呈してしまいましたが
一方で攻撃陣は絶好調の状態のままだと思いますので
新たな怪我人が出ない限り
今のアーセナルの勢いを止められる事はないと思います。

同時に勢いに乗るアストン・ヴィラを
ヴィラのホームで下す事で
首位争いをするにはまだ時期尚早だと言う事を
アストン・ヴィラに分からせると共に
シーズン後半に向けてどのチームがPLをリードしていくのかを
他の19チームに分からせる勝利をあげて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:1G1A
4ホワイト      PL:1G1A
7サカ        PL:5G6A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:4G2A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:2G1A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:2G2A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G0A CC:0G1A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:3G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G0A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:3G1A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G1A
41ライス       PL:3G2A CL:0G1A


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