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2020/21シーズン〜〜ストライカー総括〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンを振り返って〜〜ストライカー〜〜

Arsenal 1.jpg


今回はストライカーについて
2020/21シーズンを振り返ってみたいと思います。

今シーズンもこれまでと同様に
1トップの位置に9ラカゼット、
左サイドに14オーバメヤンの
2人のストライカーを置く形が基本の形でしたが
昨シーズンと異なる所は
14オーバメヤンを1トップの位置で起用する試合が増えた所で
実際、14オーバメヤンは左サイドよりも
1トップでの方が多く起用されていました。

これはストライカーとしてはゴールが少ないと言う
9ラカゼット側にも問題があるのかもしれませんが
14オーバメヤンはスピードやキレに陰りが見え始めた為に
サイドでは使えにくくなっているとは言え
エースをベンチに置いておく訳にはおけないと言う事情もあり
1トップでの起用が増えたのかもしれません。

一方でカップ戦を中心に起用された
30エンケティアも公式戦合計6ゴールと
キャリアハイの成績を残してはいましたが
14オーバメヤンと9ラカゼットの牙城を脅かす程の
活躍を観せる事は出来ず
キャリアの帰路に立たされています。

来シーズン以降の事を考えますと
14オーバメヤン、9ライアゼット共に30代に入った
このポジションは世代交代の時期に入ったと思います。
30エンケティアが巻返しを観せるのか?
来シーズンはファーストチームに昇格すると思われる
38バロガンが割って入ってくるのか?
それとも新たなストライカーが軸になるのか?
来シーズンは少なからず新たな時代に入る事になると思われます。


〜〜14ピエール=エメリク・オーバメヤン(32歳)〜〜


PL 26試合先発+3試合途中出場:10ゴール3アシスト
EL 5試合先発+3試合途中出場:3ゴール1アシスト
FA杯 1試合先発:1ゴール
コミュニティー・シールド 1試合先発:1ゴール


昨年9月に契約延長した14オーバメヤンは
今シーズンもゴールを量産してくれる事を期待していましたが
その期待に反して大不振に陥りました。

これまではPLで20ゴールが約束されていましたが
今シーズンは年内に挙げたゴールは僅かに3ゴール、
年が明けてから固め打ち等があり
最終的には何とか10ゴールを奪いましたが
ゴールを挙げた試合は僅か7試合に留まってしまいました。

シーズン前半は昨シーズンと同様に
左サイドでウイングストライカーとして起用されていましたが
今シーズンの14オーバメヤンは
サイドから持ち込んでゴールを奪う得意のプレーが
全く通用しなくなっていた様に
プレーのスピードとキレが明らかに落ちていたと思います。

その様な状況もあってなのか
シーズン途中からは1トップで起用される試合が多くなりましたが
それでも状況はそれ程大きく変わる事はありませんでした。

実際、決定機と呼べる状況は
結構訪れていたと思いますが
その多くの決定機と呼べる状況を
決める事が出来なかったと言うのが
今シーズンの最大の問題だったと思います。

そしてプレーのスピードやキレを失ったと共に
運動量も落ちてきている印象で
ラストパスを呼び込むフリーランニングの
質と量も落ちてきており
前線で孤立する場面も多かったと思います。

同時に9ラカゼットが担っていた最前線でボールを収め
そこから展開する様なポストプレーに関しても
お世辞にも上手い方だとは言えませんので
14オーバメヤンを1トップで起用する為には
少なからずスタイル変更が必要なのかもしれません。

とは言え、決める事は出来なかったとは言え
決定機と呼べる様な状況は結構訪れていた事を考えれば
プレーのキレを取り戻して決定力が上がって来れば
またゴールを奪える様になるかもしれません。

最大の武器だったスプリント力が落ちてしまった今、
サイドでの起用は難しくなると思われますので
フィニッシュに特化する形のストライカーに
スタイルチェンジする事が出来るかどうかが
今後生き残る事が出来るかどうかの
大きなポイントになる様に感じます。


〜〜9アレクサンドル・ラカゼット(30歳)〜〜


PL 22試合先発+9試合途中出場:13ゴール2アシスト
EL 5試合先発+3試合途中出場:3ゴール
FA杯 2試合途中出場:2アシスト
カラバオ杯 1試合先発+1試合途中出場:1ゴール


9ラカゼットを評価する上で
ゴール数だけを観るのは適していないと思います。

最前線で体を張ってボールの収まり役となり
そこから展開する事で
攻撃陣のテンポアップする役割を担い
同時に前線から激しいプレスを仕掛ける事で
守備面でも大きな働きを観せていたと思います。

そして今シーズンはPLでチームトップの13ゴールを挙げ
ゴール数でも一応結果を残したと思いますが
それでも1トップにポジションを移してきた
14オーバメヤンにポジションを譲る試合が増えてしまいました。

確かに9ラカゼットはPLではシーズン15ゴールを
超えた事はありませんので
もしかしたらアルテタ監督はストライカーには
もっと多くのゴールを求めているのかもしれません。

同時に今年で30歳になった9ラカゼットが
この歳からゴール数を伸ばすとも考え難く
残りの契約が1年になるこの夏は
確かに売り時なのかもしれません。


〜〜30エディー・エンケティア(22歳)〜〜


PL 4試合先発+13試合途中出場:2ゴール1アシスト
EL 6試合先発+2試合途中出場:3ゴール
FA杯 1試合先発
カラバオ杯 2試合先発:1ゴール
コミュニティー・シールド 1試合先発


今シーズンは出場試合数、ゴール数共に
キャリアハイの数字を残した様に
更なる飛躍が期待されたシーズンでしたが
シーズンが進むにつれて出場機会は減少し
14オーバメヤンと9ラカゼットの牙城を
崩す事が出来ませんでした。

代表レベルではそれまでシアラーやジェファーズが保持していた
イングランドU-21最多得点記録を更新しましたが
これもシアラーは12試合で13ゴール挙げたのに対し、
30エンケティアは16ゴール挙げていますが
17試合も出場していますので
逆の言い方をすれば長い期間U-21に留まっていたから
達成できた記録であり
反対にA代表に呼ばれる程の実力がないとも言えます。

30エンケティアはスピードがあり
足下のテクニックも非凡で
裏に飛び出すのも上手い
どちらかと言うとゴールの嗅覚で勝負するタイプの
ストライカーだと思いますが
ワンランク上のストライカーを目指すのならば
絶対にゴールを奪う事が出来る
自分の形を見つける必要があると思います。

来シーズンはこのままアーセナルに残るのか?
契約延長してローン移籍に出るのか?
それとも移籍してしまうのかは分かりませんが
今後シアラーの様にA代表の主力を担う様な
ワールドクラスのストライカーに成長するのか
それともジェファーズの様に
ここがピークの選手になってしまうのか
岐路に立っている様に感じます。


〜〜38フォラリン・バロガン(19歳)〜〜


EL 5試合途中出場:2ゴール1アシスト
カラバオ杯 1試合途中出場


リザーブチームで注目されていた38バロガンが
遂にファーストチームデビューを果たしました。

しかも格下チームが主だったとは言え
ELグループステージでは
4試合で途中出場しプレータイム合計約61分で
2ゴール1アシストを挙げ結果も残しました。

その38バロガンは上背はそれほどありませんが
実際の上背よりも大きく観え、フィジカル的にも強く
それでいてスピーディーでシャープな印象も受けます。

そして裏に飛び出すプレーも上手いのですが
ペナルティの中でパスを受けて
自らシュートに持っていくプレーも上質であり
色々なシュートパターンを持っている所が強みだと思います。

来シーズンは正式にファーストチームに昇格すると思われますが
一世代上の30エンケティアを追い抜き
7サカや32スミス・ロウに続いて一気に飛躍して
14オーバメヤンや9ラカゼットの牙城を
切り崩す事が期待されます。


C'mon Arsenal !!


(年齢は2021年6/30時点)


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マテオ・グエンドゥージ、マルセイユへ買取オプション付ローン移籍。 [移籍情報]

マテオ・グエンドゥージ(22歳)の
マルセイユへの買取オプション付ローン移籍が発表されました。

Arsenal 1.jpgアルテタ監督の構想から外れ
昨シーズンもヘルタ・ベルリンヘ
シーズンローンで出ていたグエンドゥージは
今シーズンはマルセイユへ
シーズンローンに出る事が決まりました。

ローン手数料:£85万(推定)


アーセナル通算

PL 42試合先発+15試合途中出場:1アシスト
EL 9試合先発+8試合途中出場:1ゴール
FA杯 3試合先発+1試合途中出場
リーグ杯 3試合先発+1試合途中出場:3アシスト

公式戦通算 57試合先発+25試合途中出場:1ゴール4アシスト


2018年夏にロリアンから
19歳で加入したグエンドゥージは
早い段階からその才能を発揮して
将来を嘱望されていましたが
メンタル面の未熟さを露呈して
アルテタ監督の構想から外れてしまい
この夏は当初から補強資金を得る為の
売却候補になっていました。

咋夏も売却候補でしたが移籍先が決まらずに
ヘルタ・ベルリンヘのシーズンローンという形で
お茶を濁す事になりましたが
今シーズンも買取オプションが付いているとは言え
ローン移籍という形になったのは
理想的な形とは言えないと思います。

出場試合数等の条件を満たした場合には
買取義務が発生する様な契約が入っているのかもしれませんが
昨シーズン同様に構想に入っていないグエンドゥージを
完全移籍での放出出来なかったのは
明らかにフロント陣の交渉力不足だと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
IN




OUT

未定
 CB ダヴィド・ルイス(34歳)元ブラジル代表 契約満了

カーディフ・シティへ完全移籍
 CB マーク・マクギネス(20歳)アイルランドU-21 非公表

KVオーステンデ(ベルギー)へ完全移籍
 CB ゼック・メドレー(21歳)イングランド 非公表

FCローザンヌ・スポルト(スイス)へ完全移籍
 サイドアタッカー トレイ・コイル(20歳)イングランド 非公表

シュツットガルトへ買取オプション付きローン
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(23歳)ギリシャ代表 手数料£50万(推定)

ミルウォールへシーズンローン
 CB ダニエル・バラード(21歳)北アイルランド代表 手数料非公表

ブレントフォードへ完全移籍
 CB ダニエル・オイェゴケ(18歳)イングランドU-18 非公表

コベントリー・シティへ完全移籍
 DMF ベン・シーフ(23歳)イングランド 非公表

ドンカスター・ローヴァーズへシーズンローン
 CMF マット・スミス(20歳) イングランド 手数料非公表

マルセイユへ買取オプション付シーズンローン
 CMF マテオ・グエンドゥージ(22歳)フランスU-21 手数料£85万(推定)


(年齢は9/1時点)


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2020/21シーズン〜〜トップ下総括〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンを振り返って〜〜トップ下〜〜

Arsenal 1.jpg


今回はトップ下について
2020/21シーズンを振り返ってみたいと思います。

シーズン前半は昨シーズン終盤から結果を出していた
3−4−3の可変式3バックシステムを採用していた関係で
トップ下のポジションはありませんでしたが
チームの不調もありシーズン中盤から
システムを4−2−3−1に変更した事で
トップ下のポジションが生まれ
最初にそのポジションに就いたのが
32スミス・ロウでした。

今シーズンもカップ戦では起用されながらも
PLではベンチにも入らない時期を過ごしていた
32スミス・ロウを15節チェルシー戦でいきなり抜擢し
その起用に応える様に活躍したこの試合を切っ掛けに
チームはそれまでの不振を抜け出す事に成功しました。

その後、冬の移籍期間でレアル・マドリーから
11ウーデゴールをローンで獲得した事で
シーズンが終わるまでこの2人が
このポジションを務めて行きました。

元々適応が難しいPLに
適応に費やす時間が少ない冬の移籍期間に加入しながらも
11ウーデゴールは驚くべきスピードで適応し
3月の代表戦で足首を負傷するまでは
素晴らしい活躍を観せたと思います。

とは言え11ウーデゴールの獲得は
不調だったチームの流れを変えた
32スミス・ロウを信頼していなかった訳ではないと思います。
実際11ウーデゴールがトップ下に入った試合でも
32スミス・ロウをサイドで起用する試合もあれば
32スミス・ロウを起用し
11ウーデゴールをベンチに置いた試合もありましたので
32スミス・ロウの活躍に
満足していなかった訳ではなかったと思います。

その一方で32スミス・ロウが持続的にプレーした経験は
昨シーズンの冬にローン移籍していた
ハダースフィールドでの半年間だけですので
目覚ましい活躍をしていたとは言え
このままシーズンが終わるまで持続出来るかどうかは
少なからず疑問を持っていたとしても不思議ではなく、
シーズン途中で32スミス・ロウが下降線に入っても
11ウーデゴールがいる、
反対に11ウーデゴールがPLに適応出来なくても
32スミス・ロウがいると言う
二重に保険を掛けていたのかもしれません。
しかし実際はそのどちらの不安も当たらずに
両者共に目覚ましい活躍を観せたのは
嬉しい誤算だったと思います。

ローン期間が終わった
11ウーデゴールがレアルに戻った事で
来シーズンのこのポジションは再び
32スミス・ロウ一人に戻ってしまいます。
この半年間目覚ましい活躍を観せたとは言え
やはりまだシーズン通して稼働した経験がありませんので
32スミス・ロウの負担を軽減させる為に
新たな攻撃的MFを補強する可能性があると思います。

それでもこのポジションの軸を
生え抜きの32スミス・ロウが担う事が期待されます。


〜〜32エミール・スミス・ロウ(20歳)〜〜


PL 18試合先発+2試合途中出場:2ゴール4アシスト
EL 8試合先発+3試合途中出場:1ゴール3アシスト
FA杯 1試合途中出場:1ゴール
カラバオ杯 1試合途中出場


不調だったシーズン前半のチームの流れを変えた一人が
32スミス・ロウだったと思います。

それまで機能不全に陥っていたチームを改善させる為に
15節のチェルシー戦でシステムを4−2−3−1に変更し
その試合でトップ下に起用された32スミス・ロウは
7サカとのコンビでチームを勝利に導き
そのままポジションを掴みました。

元々テクニカルな攻撃的MFとして期待され
2018年9月にファーストチームデビューを飾りましたが
そのシーズンの冬の移籍期間でローン移籍した
RBライプツィヒでは怪我の影響もあり
26分しかプレー時間が得られずに失敗に終わりた。
そして昨シーズンの冬にローン移籍していた
ハダーズフィールドでは定期的な出場機会を掴みましたが
今シーズン序盤は怪我で出遅れた事もあり
中々出場機会を掴む事が出来ずに苦しんでいましたので
そのチェルシー戦での活躍は驚きだったかもしれませんが
そこに繋がる兆候はELグループステージで起用された試合から
少しづつ観えていたと思います。

グループステージの4節と5節は途中出場ながら
1ゴール1アシストと結果を出し
先発で起用された6節のダンドーク戦でも
格下チームが相手だったとは言え
25エルネニーのゴールをアシストする等
左サイドから何度となくチャンスを作り出して
攻撃陣をけん引していました。

そしてカラバオ杯シティ戦でも
後半途中から投入された32スミス・ロウは
何度となくシュートチャンスを演出する等、
この惨敗した試合の数少ない光明だった事を考えますと
チェルシー戦での32スミス・ロウの起用は
満を持した起用と言うべきであり
この試合での活躍も
なんら不思議な事ではなかったのかもしれません。

ここ1〜2シーズンの低迷していた32スミス・ロウは
プレーのスピードやキレを失っていた為に
自らのテクニカルなプレーを
具現化出来ていなかったと言う印象でしたが
今シーズンの32スミス・ロウは
そのスピードとキレが戻ってきた印象で
トップ下で起用されれば
タイミングの良い鋭いスルーパスで
シュートチャンスを作り出し、
サイドで起用されれば
ドリブルでサイドを切り裂いて
深い位置まで侵入した所からの折り返しで
シュートチャンスを作り出していました。

そしてフリーランニングの質も高く
良質なパス・アンド・ゴーと
ラン・ウィズ・ザ・ボールで
攻撃陣のボールの流れは非常に速やかになったと思います。

来シーズンに向けての課題は
シーズン通して今シーズンと同様のプレーを
持続する事が出来るかどうかと
ゴール数を増やす事が出来るかどうかだと思います。

どちらにせよアーセナルの将来を明るくする為にも
7サカと共に32スミス・ロウが
アーセナルの中心になる事が求められます。


〜〜11マルティン・ウーデゴール(22歳)〜〜


PL 9試合先発+5試合途中出場:1ゴール2アシスト
EL 5試合先発+1試合途中出場:1ゴール


冬の移籍期間でレアル・マドリーから
ローン移籍で加入した11ウーデゴールは
適応に難しいPLに速やかに適応して
大きな存在感を観せました。

トップ下としての確かなビジョンと
それを実現する高度なテクニックには
元々定評がありましたが
PL特有の速く激しいスタイルには
少なからず苦しむと思われました。

しかしそのPL特有の激しい当たりに負けないどころか
反対にそのアグレッシブなプレーで
相手を圧倒する場面もあり、
予想は見事に覆されました。

唯一残念なのは完全に適応した所で
代表戦で足首を負傷してしまい
その後コンディションを崩してしまった所で
あの怪我さえなければ
もっと大きなインパクトを残していたかもしれません。

今シーズンいっぱいで
ローン期間が終わった11ウーデゴールは
レアルに戻りましたが
今シーズンの補強した選手の中では
非常に効果的な補強だったと思います。


C'mon Arsenal !!



(年齢は2021年6/30時点)


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2020/21シーズン〜〜サイドアタッカー総括〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンを振り返って〜〜サイドアタッカー〜〜

Arsenal 1.jpg


今回はサイドアタッカーについて
2020/21シーズンを振り返ってみたいと思います。

シーズン当初は昨夏に獲得した12ウィリアンを
右サイドで起用し、
左サイドには14オーバメヤンを
ウイングストライカーとして配置する形を基本形として
19ぺぺと24ネルソンがバックアップする布陣でしたが
新たなチャンスメイカーとして期待されていた
12ウィリアンが開幕戦こそ活躍しましたが
その後は全く機能しなかった事で
シーズン中盤にシステムを4−2−3−1に変更するのと同時に
可変式3バックシステムでは
主に左WBで起用していた7サカを
右サイドで起用する新たな形が成功し、
その後は7サカがこのポジションの軸となりました。

そしてシーズン終盤には
PLのスタイルに完全に適応した19ぺぺが
リール時代を彷彿とされるゴールを量産し始めた事で
7サカと共にこのポジションの軸に成長したのは
来シーズンに向けて良いポイントだったと思います。

一方で今シーズン飛躍が期待された24ネルソンは
出場機会を殆ど掴む事が出来ずに
その期待を裏切りましたが
反対に昨シーズンの怪我から年末に復帰した35マルティネッリは
シーズン終盤にチャンスを掴み
徐々に出場機会を増やしていきましたので
14オーバメヤンに代わる新たなウイングストライカー候補として
来シーズン以降は今シーズン以上の出場機会が
得られると思われます。


〜〜7ブカヨ・サカ(19歳)〜〜


PL 30試合先発+2試合途中出場:5ゴール3アシスト
EL 8試合先発+1試合途中出場:2ゴール3アシスト
FA杯 2試合途中出場
カラバオ杯 2試合先発
コミュニティー・シールド 1試合先発:1アシスト


今シーズンは可変式3バックシステムの
左WBでスタートしました。
とは言え、左WBといっても
守備時には深い位置まで戻ってきますが
攻撃時には基本的にウイングとして振る舞っており
チームが不調だったシーズン前半の中で
数少ない安定していた選手だったと思います。

しかしチームが不調だった為に
システムを4−2−3−1に変更するのと同時に
右サイドで起用されたのは
当初は少なからず驚きを覚えました。

それまでの出場機会の殆どが
左サイドで起用されていましたので
14オーバメヤンを左サイドから動かせない理由があったとは言え
7サカを右サイドで起用するのは意外でした。
しかし当の本人は右サイドに入っても
全く問題とせずに新たな側面を生み出したと思います。

基本的に左サイドでは左利きという事もあり
敵陣の深い位置までドリブルやコンビネーションで切り込み
そこから折り返しを送ってチャンスメイクする
ウイングプレーが基本でしたが
右サイドでは深い位置まで侵入するプレーは左サイドと同様に行いつつ
カットインした所からラストパスを送るプレーや
自らフィニッシュを撃つプレー等、
攻め手のバリエーションを増やす事が出来ていましたので
相手にとっては更に厄介な存在になっていたと思います。

来シーズンもこのポジションの軸は
7サカが担って行く事になると思いますが
唯一不足しているのはゴールだと思います。
特に右サイドで起用された時には
カットインした所から
ゴールを狙えるチャンスは増えていくはずですので
更にもう1ランク上の選手に成長する為にも
確実にゴールを奪う事が出来る形と決定力を
身に付ける必要性があると思います。


〜〜19ニコラ・ぺぺ(26歳)〜〜


PL 16試合先発+13試合途中出場:10ゴール1アシスト
EL 10試合先発+3試合途中出場:6ゴール4アシスト
FA杯 2試合先発
カラバオ杯 2試合先発+1試合途中出場


ここまでの19ペペはPLスタイルへの適応に苦しみ
期待していた結果を出す事が出来ていませんでしたが
今シーズン後半になりPLへの適応を済ませた19ペペは
遂に本領を発揮し始めたと思います。

その切っ掛けは第9節のリーズ戦の
1発レッドだったかもしれません。
自らの愚行で受けたその退場処分から戻ってきた19ペペは
それまでとは打って変わって
献身的で常に全力でプレーする様になり
そのアグレッシブな姿勢が
結果として速く激しいPLのスタイルに負けない強さを
身に付ける事になった様に感じます。

同時にこれまでは右サイド専任の選手でしたが
今シーズンは7サカが右サイドで結果を出していた事もあり
左サイドで起用される試合も増えました。
しかしこれが19ペペのプレーの幅を広げる事に
大きく貢献した様に感じます。

最も得意とする右サイドでは
ドリブルでカットインして行き
そこから左脚を振り抜いてゴールを狙うプレーで
完結する事を目指す事が多い為に
基本的に足下にボールを要求する場面が多いと思いますが
左サイドでは縦に仕掛けるウイングプレーが中心になる事もあり
前のスペースを意識したプレーをする様になり
その結果、自らドリブルで仕掛けるだけではなく
スペースへのパスを要求する場面も多くなった様に感じます。

そしてその前のスペースを意識するプレーは
右サイドに入っても観せる様になった事で
これまでカットインさせない事を
重点的にケアしていた相手選手に
縦の仕掛けも意識させる様になり、
意識が2つに分散した事で
結果としてカットインするプレーを
仕掛けやすくなったと思います。

そして何よりもプレーの幅を広げたのが
右脚のプレーの成長だと思います。
加入当初は左脚だけケアすれば良い選手と
揶揄された事もありましたが
今シーズンはその右脚で何度もゴールを奪っており
この2シーズンの間、右脚の向上に努めた成果も
出たシーズンだっと思います。

PLの速く激しいスタイルに完全に適応した
PL仕様の選手に成長した19ペペは
ウイングプレーを観せる左サイドと
カットインしてゴールを狙う事の出来る右サイドと言う
異なる2つのキャラクターを手に入れ
同時に右脚の精度を向上させた事で更にプレーの幅を広げた事で
シーズン終盤の主役になりました。

来シーズンは7サカと共に
このポジションの軸となり
今シーズン以上のゴールを挙げる事が期待されます。


〜〜12ウィリアン(32歳)〜〜


PL 16試合先発+9試合途中出場:1ゴール5アシスト
EL 3試合先発+6試合途中出場:2アシスト
FA杯 2試合先発
カラバオ杯 1試合途中出場
コミュニティー・シールド 1試合先発


チャンスメイク力の低下を改善する事が期待され
昨夏加入した12ウィリアンは
開幕戦こそ結果を出しましたが
その後はアーセナルのスタイルに適応する事が出来ずに
沈黙し続けました。

結果からすればアーセナルが奏でるリズムと
12ウィリアンが持っているリズムの噛み合わせが非常に悪く
本来ならばそのどちらかが合わせるべき所が上手くいかずに
最後までピッチの中で浮いた存在のままだったと思います。

長い間チェルシーでプレーしていた事で
異なるリズムのチームに適応する事が
難しかったのはある意味仕方がない事であり
同時に長い年月染み付いた自分のリズムを
今の年齢から変えるのも難しいと思いますので
チーム側が変わらない限り
12ウィリアンが活きる事は難しいのかもしれません。

しかし来シーズンもアルテタ監督が続投する事を考えますと
チームのリズムが変わる事もないと思われますので
このままの状況ならば噂通り
移籍を考える必要があるかもしれません。


〜〜35ガブリエウ・マルティネッリ(20歳)〜〜


PL 7試合先発+7試合途中出場:2ゴール1アシスト
EL 6試合途中出場
FA杯 1試合先発
カラバオ杯 1試合途中出場:1アシスト


昨シーズン負った膝の軟骨の怪我から
年末に復帰した35マルティネッリは
当初は出場機会を掴むのに苦労しましたが
シーズン終盤になり徐々に出場機会を掴んでからは
しっかりと結果を出したと思います。

実際、その少ない出場機会で
PLで2ゴール1アシストを挙げた事からも
来シーズンは更なる飛躍が期待されます。

現実的に14オーバメヤンに
スピードやプレーのキレの衰えが見え始めている事を考えますと
今後もウイングストライカーとして起用するのは
難しい可能性があり
来シーズンはその14オーバメヤンに代わって
35マルティネッリがウイングストライカーとしての役割を
担う様になる事が多くなるかもしれません。


〜〜24リース・ネルソン(21歳)〜〜


PL 2試合途中出場
EL 3試合先発+1試合途中出場:1ゴール1アシスト
FA杯 1試合先発
カラバオ杯 1試合先発
コミュニティー・シールド 1試合途中出場


今シーズンは更なる飛躍が期待されましたが
7サカや32スミス・ロウが飛躍する中で
残念ながらその期待に応える活躍を
観せる事は出来ませんでした。

結局出場機会を得たのは
ELのグループステージだけで
その後は怪我などもありましたが
ベンチにも入らない期間が続きました。

定期的な出場機会を得る為にローン移籍に出た
15メイトランド=ナイルズや28ウィロックの様に
冬の移籍期間でローン移籍に出る事が出来なかったのは
不運だったと思いますが
来シーズンはそのELの出場権も失ってしまいましたので
このままチームに残っても
それ程多くの出場機会を得る事は出来ないかもしれません。

よって今シーズンと同様な状況が続く可能性があるのならば
定期的な出場機会を得る為に
ローン移籍に出るべきだと考えます。


C'mon Arsenal !!


(年齢は2021年6/30時点)


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2020/21シーズン〜〜CMF・DMF総括〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンを振り返って〜〜CMF・DMF〜〜

Arsenal 1.jpg


今回はCMF・DMFについて2020/21シーズンを振り返ってみたいと思います。

今シーズンはアルテタ監督が就任してから
重用している34ジャカと
今シーズンの補強の目玉だった18トーマスを軸に
25エルネニー、8セバージョス、28ウィロックが
バックアップする布陣だったと思います。

34ジャカは本職のDMFだけではなく
チーム事情によって3バックの一角や左SBで起用されても
その役割をしっかりと務めて
バックラインからしっかりとビルドアップする
アルテタ監督のスタイルの重要なピースになっていました。
新加入の18トーマスは
加入当初こそはPLの速く激しいスタイルに苦しんだのか
筋肉系の怪我で何度か離脱してしまいましたが
シーズン後半は大きな怪我で離脱する事なく
そのフィジカル的な強度と機動力を活かして
その存在感を発揮したと思います。

その18トーマスが怪我に苦しんでいたシーズン前半に
存在感を発揮したのが25エルネニーでした。
昨シーズンローンに出ていた25エルネニーは
当初は放出候補と言われていましたが
戦術理解度の高さを発揮して
アルテタ監督のスタイルに素早く適応した事で
貴重なバックアッパーとしての地位を掴みました。
シーズン通してこのポジションに穴が空かなかったのは
25エルネニーの存在があったからこそと言えると思います。

その一方で期待を裏切ったのが8セバージョスだったと思います。
時々良いプレーをする試合もありましたが
致命的なミスを犯す場面も何度かあり
今シーズンのローン移籍は失敗だったと言わざる得ません。

同時に28ウィロックもその期待に応えられなかったと思います。
ELの試合では良いプレーを観せていましたが
アルテタ監督のスタイルに完全に適応する事が出来ずに
PLの試合では存在感を発揮する事が出来ませんでした。

今シーズンのCMF・DMFは
長い間問題だった中盤のフィジカル的な強度不足に対しては
18トーマスを獲得した事である程度解消出来たと思いますが
その一方で中盤のクリエイティブ不足の問題に対しては
8セバージョスがその期待に応えられず
来シーズンに向けて改善するべきポイントだと思われます。


〜〜34グラニト・ジャカ(28歳)〜〜


PL 29試合先発+2試合途中出場:1ゴール2アシスト
EL 10試合先発
FA杯 1試合先発+1試合途中出場
カラバオ杯 1試合先発
コミュニティー・シールド 1試合先発


今シーズンもこのポジションの軸は34ジャカでした。
中盤の深い位置からパスを供給する本来の役割と共に
アルテタ監督から求められた様々な役割を
担ったシーズンだったと思います。

3バックの一角に入った時は勿論の事、
可変式3バックシステムに於いても
高い位置まで上がって行く
左CBの3ティアニーが空けたスペースに下がってきて
そのスペースを埋めると共に
バックラインからのロングフィードの供給役として振る舞う事で
23D.ルイスと34ジャカと言う
2箇所の攻撃の起点を
バックラインに作る事が出来ていました。

これはシーズン終盤に3ティアニーが怪我で離脱した時期に
左SBに起用された時も同様で
SBとしての役割よりもバックラインに留まり
同じく怪我で離脱していた34D.ルイスに代わって
バックラインからロングフィードを供給する役割を
アルテタ監督に求められていた様に感じます。

よってアルテタ監督が34ジャカに求めていたのは
正確なロングフィードだったのかもしれません。

その一方で強いプレッシャーに曝されてしまうと
効果的な縦パスを供給出来なくなる所は相変わらずで
中盤の底をプロテクトする選手としては
機動力に欠ける所も不足感を感じます。

同時に強い闘志の持ち主と言う所は評価しますが
相変わらず不用意なファールも多く
敗因になった12節バーンリー戦の一発退場は
言い訳できない愚行だったと思います。

この様にアルテタ監督のシステムで重要な役割を担いながらも
改善が必要な所も多くあり
この夏にローマが獲得に動いている状況に対して
その移籍を容認しているのは
結局アルテタ監督は
34ジャカのプレーに納得していない為と考えられます。


〜〜15トーマス・パーティ(28歳)〜〜


PL 18試合先発+6試合途中出場:2アシスト
EL 6試合先発+2試合途中出場:1アシスト
FA杯 1試合途中出場


今シーズンの補強の目玉として
夏の移籍期間に加入した18トーマスは
PLの速く激しいスタイルに苦しんだのか
シーズン前半は怪我で何度か離脱してしまい
十分に稼働したとは言えませんでした。

しかし適応し始めたシーズン後半は
しっかりと稼働出来る様になり
十分に存在感を観せる様になったと思います。

実際、フィジカル的な強度と
中盤を広範囲カバーする機動力は
長い間アーセナルの中盤に求められていた部分であり
長短織り交ぜたパスを捌くだけではなく
リスクを冒して縦パスを供給する所も
アーセナルの中盤に新たな側面をもたらしたと思います。

その一方で時折繊細さが欠けると言いますか
淡白なプレーを行なう場面もあり
集中力の問題がある様に感じます。

34ジャカに退団の噂がある現状を考えますと
来シーズン以降は18トーマスが軸となって
回す事になると思います。
そしてフィジカル的な強度と機動力のある18トーマスならば
3センターのアンカーを務める事も可能だと思いますので
新たに4−3−3のシステムへ移行することも可能だと思いますが
反対にアンカーを務めるならば
より高度な集中力が必要だと考えます。


〜〜25モハメド・エルネニー(28歳)〜〜


PL 17試合先発+6試合途中出場:1ゴール
EL 5試合先発+7試合途中出場:2ゴール
FA杯 2試合先発
カラバオ杯 2試合先発+1試合途中出場
コミュニティー・シールド 1試合先発


昨夏の段階では放出候補でしたが
ベシクタシュのローンから帰ってきた25エルネニーは
持ち前の戦術的理解度の高さを発揮し
アルテタ監督のスタイルに素早く適応して
開幕から出場機会を掴みました。

例えば可変式3バックシステムでは
左CBの3ティアニーが攻め上がった時に出来るスペースを
残った2人のCBが左にスライドして埋めた時には
右サイドに出来たスペースに25エルネニーが下がってきて
右CBの様な振る舞って巧みにカバーするなど
34ジャカと同様に状況に合わせて
多くの役割を上手くこなしていたと思います。

元々、攻守に於いて気の利いたポジショニングと
パスをテンポ良く捌く潤滑油としての役割には定評があり
今シーズンの補強の目玉だった18トーマスが
怪我で離脱してあまり稼働が出来なかった
シーズン前の時期をカバーしたのは
25エルネニーであり
突出した能力がある訳ではありませんが
反対に大きな穴がない25エルネニーは
今後も良質なバックアッパーとして
チームには欠かせない存在だと思います。


〜〜8ダニ・セバージョス(24歳)〜〜


PL 17試合先発+8試合途中出場:3アシスト
EL 6試合先発+6試合途中出場
カラバオ杯 2試合先発+1試合途中出場


昨シーズン終盤にチャンスを掴んで
存在感を示した8セバージョスには
今シーズンはさらなる飛躍が期待されていましたが
その期待に応える事は出来ていなかったと思います。

元々アーセナルの中盤はクリエイティブな面が不足しており
そのクリエイティブな面を改善する役割が期待されていましたが
時折クリエイティブなプレーを観せる場面もありましたが
反対に失点に直結する決定的なミスも多かったと思います。

特に良い日と悪い日の差が非常に激しく
MVP級の活躍をする日もあれば、
全てが噛み合わない日もあり
この両極端のどちらの8セバージョスが顔を出すのか分からない状況は
指揮官としては非常に使い難かったと思います。


〜〜28ジョー・ウィロック(21歳)〜〜


PL 2試合先発+5試合途中出場
EL 4試合先発+1試合途中出場:3ゴール3アシスト
FA杯 1試合先発
カラバオ杯 3試合先発
コミュニティー・シールド 1試合途中出場


昨シーズンは公式戦20試合先発24試合途中出場した28ウィロックには
更なる飛躍が期待されましたが
今シーズンは10試合先発7試合途中出場に留まり
出場機会を求めて冬の移籍期間にニューカッスルへ
ローン移籍していました。

とは言え、出場機会こそは昨シーズンよりも減っていましたが
ゴールとアシスト数に関しては
昨シーズンも5ゴール1アシスト挙げましたが
今シーズンはシーズン前半のみで3ゴール3アシスト挙げており
決して悪い数字ではなかったと思います。

しかし今シーズンのそのゴールとアシストは
格下クラブであるELのグループステージで挙げた物であり
最も重要なPLでは結果を出す事が出来なかった所が
出場機会が伸びなかった所だったのかもしれません。

その一方でローン移籍先のニューカッスルでは
そのPLで11試合先発3試合途中出場し8ゴール挙げました。
特に出場出来なかったアーセナル戦を挟んで
6試合連続ゴールを挙げたシーズン終盤は圧巻で
ゴールゲッターとして可能性を示したと思います。

元々ゴール前に飛び込むタイミングやセンスに優れており
実際ニューカッスルでも
前線のサン・マクシマンやジョエリントンに
マークが集中する事で生じたスペースに
上手く入り込んでゴールに繋げていたと思います。

その一方でゲームを組み立てる能力や
チャンスを創造する能力は平均点レベルであり
そのニューカッスルでもゴール以外では
それ程印象に残るプレーはなかった様に感じます。

この辺りがアーセナルのスタイルと噛み合わない部分で
丁寧にパスを繋いでゲームを作る
ポゼッションスタイルのアーセナルよりも
ニューカッスルの様なダイレクトプレーを基本とする
チームの方がプレースタイル的には噛み合うのかもしれません。

どちらにせよ現状のままならば
ポゼッションスタイルのアーセナルの中では
28ウィロックの足りない面が目立ってしまい
反対にストロングポイントを活かす事が出来ない可能性もありますので
今後はCMFではなくアタッカーにコンバートした方が
もしかしたら28ウィロックの能力が活きるのかもしれません。


C'mon Arsenal !!



(年齢は2021年6/30時点)


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