SSブログ

PL20:ARSENAL vs Wolves [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Wolves
2022年2月24日(木)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (10)Hee-chan
 (82)19Pépé(←30Nketiah)
 (90+5)José Sá (og)


32Ramsdale

17Cedric  4White  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey

8Ødegaard   34Xhaka

 7Saka             35Martinelli

9Lacazette


(71)35Martinelli>>>19Pépé
(76)17Cedric>>>30Nketiah
(90)3Tierney>>>20Tavares


Substitutes
 1Leno
 16Holding
 69Swanson
 23Lokonga
 25Elneny
 82Hutchinson


Arsenal 1.jpg新型コロナ感染症の影響で延期になっていた
この第20節ウルヴス戦は
厳しい試合になりましたが
後半ロスタイムに逆転ゴールを奪い
非常に大きな勝ち点3を
積み上げる事に成功しました。

まず先発への復帰が期待されていた18冨安は
反対側のふくらはぎの調子が良くない為に
この試合は再びベンチ外になった事で
右SBはそのまま17セドリックが起用され
体調不良の為に欠場した
10スミス・ロウに代わって前線の左サイドには
出場停止明けの35マルティネッリが入った以外は
ブレントフォード戦と同じメンバーが組まれました。

この試合はトップ4争いをする上で
非常に重要な試合だった事もあり
試合開始から非常にアグレッシブだったと思います。

開始10秒過ぎ、右サイドでパスをカットした8ウーデゴールから
4ホワイト〜7サカ〜9ラカゼット〜7サカと繋いで
ウルヴスの守備網の隙間を切り込んで行った所から
35マルティネッリへラストパスが送られましたが
その35マルティネッリが右脚を振り抜こうとした瞬間に
背後からセメドに体を入れられてしまい
シュートはヒットする事が出来ず。
残念ながらゴールは奪えませんでしたが
開始早々から強固なウルヴスの守備網を完全に圧倒した様に
非常に気合が入っている事が一目瞭然でした。

しかし、ミスから先制点を奪われてしまいました。

10分、右サイドの深い位置に送られた
ウルヴスのリスタートのボールを収めた
6ガブリエウが32ラムズデールに戻したバックパスを
ファン・ヒチャンに奪われてしまい
そのまま無人のゴールに流し込まれて失点。

6ガブリエウのバックパスが
中途半端だったのは勿論でしたが
そのバックパスを狙っていたファン・ヒチャンを
ケアするべきだった4ホワイトが
ケア出来ていなかった所も問題だったと思います。

しかしその後もアーセナルは
何度もウルヴスゴールに迫りました。

4ホワイトの縦パスを受けた
7サカのラストパスを
9ラカゼットが右足のアウトサイドで受けた
ファーストタッチでコーディをかわして
ペナルティ内で前を向いた14分過ぎの場面、
決定機になりかけましたが
戻ってきたコーディのスライディングタックルで
ボールを掻き出されてしまい
良い形でシュートを撃つ事が出来ず。

8ウーデゴールのパスをライン側で受けた7サカが
ファン・ヒチャン、サイスと
次々とかわしてカットインして行った所から
8ウーデゴールにラストパスを送った16分過ぎの場面、
そのパスを受けた8ウーデゴールは
切り込んでいった所から右脚を振り抜きましたが
惜しくもサイスにブロックされてしまいゴールを奪えず。

17セドリックからのパスを
2ラインの間で受けた8ウーデゴールが送ったスルーパスで
9ラカゼットが抜け出した20分過ぎの場面、
この場面も9ラカゼットはシュートを撃つ事が出来ず。

4ホワイトが送った右サイドの裏へのスペースのパスで
7サカが抜け出した21分過ぎの場面、
右脚を振り抜いた7サカのシュートは
戻ってきたコーディにブロックされてしまい
ここでもゴールを奪う事は出来ず。

8ウーデゴール〜7サカ〜9ラカゼットと
繋いだ所でのこぼれ球を収めた5トーマスから
7サカに向けてスルーパスが送られた27分過ぎの場面、
通っていたら決定機でしたが
イメージが噛み合わずに通す事が出来ず。

右サイドから送られた17セドリックのクロスが
左サイドへ流れたボールを収めた3ティアニーが
もう一度折り返した28分過ぎの場面、
その折り返しに対して9ラカゼットが合わせましたが
これもキルマンにブロックされてしまいゴールを奪えず。

5トーマスのパスを受けた9ラカゼットが
ネベスをかわして前を向いた所から
左脚でミドルシュートを放った31分過ぎの場面、
このシュートもホセ・サにセーブされてしまいゴールならず。

35マルティネッリのパスを
左サイドの開いた位置で受けた
9ラカゼットから折り返しが入れられた34分過ぎの場面、
その折り返しに対して35マルティネッリが合わせましたが
枠を捉える事が出来ず。

34ジャカのパスを受けた8ウーデゴールが
DFの頭を越す浮き球のラストパスを送った42分過ぎの場面、
そのパスを受けて裏に抜け出し35マルティネッリが
浮き球のシュートでホセ・サの頭を越そうとしましたが
これも決まらず。

後半も開始早々からウルヴスゴールに迫りました。

35マルティネッリからのパスを受けた
3ティアニーが深い位置まで侵入した所から折り返した
後半45分過ぎの場面、
その折り返しをペナルティ内で35マルティネッリが受けましたが
ウルヴスの厚い壁にシュートコースを塞がれてしまい
角度のない所から強引にシュートを撃つも
枠を捉える事が出来ず。

4ホワイトからのパスを受けた5トーマスが
ファーストタッチでネヴェスをかわして
前を向いた所からスルーパスを送った54分過ぎの場面、
そのパスを受けた7サカが
ペナルティ内に切り込んで行き左脚を振り抜きましたが
コーディとサイスの壁にブロックされてしまいゴールを奪えず。

5トーマスからDFラインの裏に
柔らかいタッチのパスが送られた56分過ぎの場面、
7サカが完全に抜け出していましたので
通っていたら決定機になっていただけに
惜しい場面でした。

左サイドから送られた35マルティネッリの鋭いクロスを
ペナルティ内で9ラカゼットが受けた57分過ぎの場面、
振り向きざまに右脚を振り抜きましたが
枠を捉える事が出来ず。
9ラカゼットのファーストタッチが収まらずに
ボールが若干足から離れてしまった為に
反転してのシュートがヒット出来なかったのは残念でした。

右サイドから17セドリックとのワンツーで
ペナルティ内に切り込んできた所から
7サカがラストパスを送った69分過ぎの場面、
このパスを受けた5トーマスが
ダイレクトでミドルシュートを放ちましたが
これも枠を捉えられず。

17セドリックのパスを受けた7サカが
ドリブルで強引に切り込んできた所から
ラストパスが送られた70分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ラカゼットは
トラップした後に右脚を振り抜きましたが
ホセ・サのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。
タイミング的にはトラップせずに
そのままダイレクトで撃った方が
良かった様に感じます。

左CKからの流れから
34ジャカがラストパスを送った72分過ぎの場面、
そのパスを受けた4ホワイトが
左脚を振り抜きましたがこれも枠を捉える事が出来ず。

シュートを撃つまでの一連の仕掛けは
テンポが良く、キレもあり、
各々のイメージが共有された
素晴らしい仕掛けが多く観られただけに
決定力がもう少し高ければ
もっと早い段階でゴールを奪えていたかもしれませんでした。

結局ゴールを奪う事が出来たのは
後半途中に選手交代をしてからでした。

71分に35マルティネッリを下げて19ぺぺを投入し、
76分に17セドリックを下げて
30エンケティアを投入して
バックラインを
4ホワイト&6ガブリエウ&3ティアニーの3バックに変更し
前線を9ラカゼット&30エンケティアが2トップを組む
4−5−2にシステムを変更しました。

この途中出場した2人が同点ゴールを生み出しました。

82分、8ウーデゴールから送られた
裏のスペースへの浮き球のパスで抜け出した
30エンケティアの折り返しを
ゴール前で受けた19ぺぺが
反転して左脚を振り抜きゴール!!

走り込んできた19ぺぺに向けて
ダイレクトで正確に折り返した
30エンケティアの折り返しは勿論、
反転シュートに向けて完璧な位置にボールを置いた
19ぺぺのファーストタッチは完璧だったと思います。

その後も逆転に向けて
アーセナルは歩を緩めませんでした。

87分過ぎ、7サカのクロスがクリアーされたボールを
34ジャカが8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールが左脚でコントロールショットを放ちましたが
そのシュートは左上のポストの角をかすめてゴールならず。

94分過ぎ、20タヴァレスからのパスを
左サイドで受けた7サカが
そのままドリブルでカットインした所から
右脚を振り抜きました。
このシュートもホセ・サのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ませんでしたが
7サカのシュートはタイミングを上手くズラした
良いシュートだったと思います。

そして終了間際についに逆転ゴールが生まれました。

95分、19ぺぺから8ウーデゴール〜9ラカゼット〜19ペペと繋ぎ
最後はその19ぺぺから送られたラストパスを受けた9ラカゼットが
右脚を振り抜いたシュートは
ホセ・サの手を弾いてゴールに吸い込まれて逆転ゴール!!

公式ではホセ・サのオウンゴールになっていた様に
9ラカゼットのシュートは
ヒットせずに枠に飛ばなかったのか?
それとも最初から7サカへの
折り返しだったのかは分かりませんが
この逆転ゴールは9ラカゼットのゴールと言っても差し支えない程
劇的な逆転ゴールだったと思います。

ポデンスのスルーパスでヒメネスに抜けだされてしまった
12分過ぎの場面や、
ポデンスの左サイドからのクロスを
ヒメネスに頭で合わされてしまった45分過ぎの場面、
ポデンスのスルーパスでファン・ヒチャンに抜けだされてしまった
46分過ぎや
アイ・ヌーリからの折り返しをネトに合わされてしまった
85分過ぎの場面の様に
何度か危険な場面はありましたが
結局ミスからの失点のみで乗り切り
2−1で終演。

トップ4入りのチャンスを伺っていた
ウルヴスとの2連戦で連勝した事で
トップ4入りに大きく前進すると共に
3位チェルシーの背中に手が届く所にまできました。

依然として決定力不足という問題はありますが
組織としてのチーム力は格段に上がっており
同時に個々の選手のスキルも
確実に上がっているのは間違いないと思います。
特にブレントフォード戦の時にも書きました様に
シーズン前半は全く仕事をしていなかった19ぺぺが
昨シーズン後半の様な凄みを観せ始めており
これからもチームを勝利に導くジョーカーとして
重要な働きを観せてくれそうです。

そして何よりもチームが一つになり
勝利のために全てを捧げる事が出来ている所も
シーズン後半に向けて重要な部分であり
開幕時と比べても現在のアーセナルは
一つも二つも上のレベルのチームになったと言えると思います。

まだ重要な試合は残っていますが
この勢いを保ち続ければ
それらの重要な試合でも
良い結果を得てくれるハズです。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A CC:0G0A
7サカ        PL:7G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G5A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


nice!(0)  コメント(0)