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カラム・チェンバース、アストン・ヴィラへ完全移籍。 [移籍情報]

カラム・チェンバース(27歳)のアストン・ヴィラへの
完全移籍が発表されました。

Arsenal 1.jpg現在のチーム最古参のチェンバースが
遂にアーセナルを去る時が来ました。


移籍金:フリートランスファー?
契約期間:2025年夏まで


アーセナル通算

PL 53試合先発+21試合途中出場:5ゴール6アシスト
CL 4試合先発+2試合途中出場:1アシスト
CL予選 1試合先発+1試合途中出場
EL 10試合先発+7試合途中出場:1アシスト
FA杯 8試合先発+1試合途中出場:1ゴール1アシスト
リーグ杯 9試合先発+2試合途中出場:1ゴール3アシスト
コミュニティー・シールド 1試合先発

公式戦通算 87試合先発+35試合途中出場:7ゴール12アシスト


サウサンプトンの下部組織で育成されたチェンバースは
13/14シーズンにファーストチームに昇格すると
すぐに右SBのポジションを掴み
そのシーズンの活躍を評価したアーセナルが
2014年夏、19歳の時に
サウサンプトンから獲得しました。

しかしある意味不運だったのは
加入した14/15シーズンの開幕時に
起用できるCBがコシールニー1人しかいなかった為に
急遽開幕戦でCBで起用された事だったかもしれません。

もしもこの時に急遽CBで起用されずに
右SBを主戦場として大事に育てられていたら
アーセナルのキャリアはもう少し違う物に
なっていたかもしれませんでしたが
いきなり開幕戦でCBで起用され
それなりに対応出来てしまった事で
右SBだけではなくCBでも起用出来る
ユーティリティー性が常に付いて回る事になってしまい
アーセナルでは右SBとCBの
バックアッパーと言う立ち位置から
中々浮上する事が出来なくなってしまいました。

同時に2019年12月に負った前十字靭帯断裂の怪我で
キャリアにストップが掛かってしまい
昨シーズン後半は右SBとしてそれなりの出場機会を掴みましたが
新たに18冨安が加入した今シーズンは
更に限られた出場機会に留まっていました。

とは言え、アーセナルではポジションを掴む事は出来ませんでしたが
16/17シーズンでローン移籍していた
ミドルズブラでは主にCBのレギュラーとして
2018/19シーズンにローン移籍していた
フラムではDMFのレギュラーとして
定期的な出場機会を掴んでおり、
アーセナル通算7ゴール12アシストも挙げている様に
ゴールに直結する仕事を意外と多く出来ていたのも事実ですので
クラブを選べばPLでも十分に通用するだけの
力はあると思います。

最古参であるチェンバースの移籍は
寂しい部分もありますが
マルティネスがアストン・ヴィラに移籍して
自らの力を証明した事で
アルゼンチン代表の正GKにまで上り詰めた様に
チェンバースも定位置を掴み
イングランド代表に返り咲く位の
活躍を観せてくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンから完全移籍
 左SB リノ・ソウザ(17歳)イングランド/ブラジル 移籍金非公表


OUT

ハイバーニアンへシーズン・ローン
 CB  ハリー・クラーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ASローマヘシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(24歳)イングランド代表 手数料£50万(推定)

ミドルズブラへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(20歳)イングランドU-21 手数料非公表

マルセイユヘ
 左SB セアド・コラシナツ(28歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 契約解除

リンカーン・シティへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表

ウディネーゼへシーズンローン
 CB パブロ・マリ(28歳)スペイン 手数料非公表

所属先未定
 GK デヤン・イリエフ(26歳)北マケドニア 契約解除

レディングへシーズンローン
 GK カール・ハイン(19歳)エストニア代表 手数料非公表

シェフィールド・ウェンズデイ
 CF タイリース・ジョン=ジュールス(20歳)イングランドU-19 手数料非公表

アストン・ヴィラへ完全移籍
 右SB カラム・チェンバース(27歳)元イングランド代表 フリー?


(年齢は2/1時点)


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PL23:ARSENAL vs Burnley [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−0 Burnley
2022年1月23日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal



32Ramsdale

4White  16Holding  6Gabriel  3Tierney

23Lokonga

8Ødegaard    10Smith Rowe

7Saka              35Martinelli

9Lacazette


(77)10Smith Rowe>>>30Nketiah


Substitutes
 1Leno
 21Chambers
 20Tavares
 37Alebiosu
 87Patino
 82Hutchinson
 65Oulad M'Hand
 58Biereth


Arsenal 1.jpgこれで今月の公式戦の戦績は2分け3敗と
2022年に入って未だ未勝利です。
そして最も懸念されるのが
この4試合で奪ったゴールは
シティ戦の1ゴールのみと言う所で
ゴールを奪う事が出来なければ
残念ながら勝つ事は出来ません。

先発はカラバオ杯準決勝2ndレグの
リバプール戦に強行出場した18冨安が
怪我を悪化させてしまい
ベンチ外になった事で
右SBには4ホワイトが入り
CBは16ホールディングと6ガブリエウが組みました。
中盤はダブルビオランチではなく
アンカーに23ロコンガが入り
その前のインサイドハーフに8ウーデゴールと
10スミス・ロウが入る3センターの
4−3−3が組まれました。

消化試合数が少ないとは言え
現在最下位のバーンリーをホームに迎えての
一戦だっただけに
アーセナルがボールを保持しながら
試合を進める展開になりましたが
残念ながらボールを持っていても
中々試合を支配する事が出来ず
反対にボールを持たされている様な
ダラダラとした展開になってしまっていたと思います。

結局、前試合のリバプール戦で懸念していた問題が
やはりこの試合でも出てしまい
勝たなければならない試合を勝つ事が出来なかったのは
非常に残念でした。

まず一つ目の問題は怪我人の問題です。

17セドリックと21チェンバースの両者が
怪我で離脱した為にそのリバープール戦では
怪我明け間もない18冨安を強行起用しましたが
結果として怪我の状態が悪化してしまい
さらに数週間離脱する事になってしまいました。

ベンチには一応21チェンバースが入っていましたが
結局、無理に起用して18冨安の二の舞は避けたかったのか
それともこの冬の移籍期間の間に
移籍する可能性がある21チェンバースを
再び怪我で離脱させる訳にはいかなかったのか
21チェンバースの起用は避けて
この試合では4ホワイトを右SBで起用しました。

勿論、4ホワイトは右SBでも対応可能ですが
その一方で4ホワイトの最大の武器である
精度の高いフィードを発揮する場面は
かなり限定されてしまったと思います。

CBならば精度が高くその1本のパスで
状況を打開する様なロングフィードを
右にも左にも供給する事が出来ますが
右SBでは左サイドに向けて供給するフィードは
正確なサイドチェンジのパスではありますが
距離が長くなる分、
その1本のパスで状況を打開する様な効果は望めませんので
4ホワイトのロングフィードの威力は半減してしまいます。
そして何よりも4ホワイトから縦パスを送る事が出来るコースも
右SBでは限定的にならざる得ませんので
CBで起用された時の様な
4ホワイトの1本のパスからテンポアップする様な場面を
中々作る事が出来ず、
右SBで起用せざる得なかった為の弊害が
この試合では出てしまったと思います。

そして次は中盤の駒不足の問題です。

34ジャカと5トーマスが
出場停止処分を受けていた為に
この試合ではアンカーに23ロコンガを置き
8ウーデゴールと10スミス・ロウをインサイドハーフに置く
3センターが組まれましたが、
DFラインからパスを引き出し
前線にパスを供給してチームにリズムをもたらし
攻撃陣に方向性とテンポアップを促す役割を担うべき
アンカーの23ロコンガが
全く機能していなかったのは大きな問題でした。

その中でも最も良くなかったのはポジショニングです。

バーンリーの2トップは23ロコンガに対して
挟む様な位置取りで常にマークしていましたので
DFラインからパスを引き出すのが
難しかったのかもしれませんが
それを差し引いたとしても
23ロコンガのポジショニングは悪すぎたと思います。

DFラインでボールを持っている時の23ロコンガは
そのボールホルダーと23ロコンガを結ぶ直線上に
相手の選手が入ってしまうポジションに立ってしまうので
ボールホルダーからしてみれば
相手のマーカーに23ロコンガが隠れた状態だったと思います。

反対に言えば23ロコンガは
常に相手の背中を追う様に動いていましたので
これではパスを出せと言われても
ボールホルダーはパスを出す事など不可能だと思います。

とは言え、23ロコンガから見れば
常に相手の背中越しに
ボールホルダーを見る格好になっていたはずですので
その様な状態ではパスを引き出す事が出来ない事を
なぜ認識出来なかったのか不思議でたまりません。

勿論、相手の背後に立って
相手の視界から消える事も大切だと思いますが
同時にパスを出せるタイミングの時には
数歩脇にズレる等の動きを速やかに行い
パスを引き出す必要があったと思いますが
その様なパスを引き出す様な動きも全くせずに
相手のマーカーの背中を追う様に
右往左往していただけでしたので
厳しい言い方をすれば
パスを出して欲しくないのではないかと
勘繰ってしまいました。

実際、この試合の23ロコンガは
3ティアニーからのパスを受けた9ラカゼットが
23ロコンガとのワンツーで前を向き
そのままドリブルで持ち込んだ所から右脚を振り抜いた
15分過ぎの場面の様に
時々効果的なプレーを観せる事もありましたが
殆どの場面では加入当初の様な大胆なプレーは影を潜め
どこか自信がなさそうにプレーしている様に観えましたので
あながち間違っていないのかもしれません。

本来ならば先日のシティ戦の5トーマスの様に
マークに付かれていても
積極的にDFラインからのパスをマーカーの脇で受け、
そのままマーカーを剥がして前を向く様なプレーが
必要だったと思います。
そうすれば相手の守備ブロックは
下がりながらの対応を強いられますので
この試合の様にガッチリと守備のブロックを築かれても
隙を生み出す事が出来、
その隙を突く事でもっと効果的な仕掛けを
観せる事が出来たと思います。

結果的に23ロコンガがアンカーとして
DFラインからパスを引き出せず、
同時に効果的に前線にパスを供給出来なかったのは勿論ですが
その役割を担おうとしなかった事が
この試合でゴールを奪えなかった大きな一因になっていたと思います。

とは言えそもそもは、不用意なレッドカードを受けて
34ジャカと5トーマスが起用出来なかった所が
根本的な問題であり
この2人が起用出来ていたら
この様な試合展開にはならなかったと思います。
よって23ロコンガ云々よりも
中盤が駒不足に陥った事が
勝利を逃した根本的な原因とも言えますが
まぁ、アルテタ監督としてみれば
34ジャカと5トーマスが同時に出場停止処分を受けたのは
全く想定外だったと思いますが、、、。

そして最後は決定力の問題です。

守備のブロックを築いて
しっかりと守っていたバーンリーに対して
攻め倦む場面もありましたが
それでもしっかりと崩して
ゴールを奪うチャンスはあったと思います。

4ホワイトのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた35マルティネッリが
一度8ウーデゴールにボールを戻した後に
ペナルティ内に侵入した所で
8ウーデゴールのリターンパスを受けて
右脚を振り抜いた14分過ぎの場面、
その強烈なシュートはタコウスキにブロックされてしまい
惜しくもゴールは決まりませんでしたが
この二人のコンビネーションで
しっかりと切り崩した良い仕掛けだったと思います。

左サイドの開いた位置でパスを受けた
8ウーデゴールから送られてスルーパスで
4ホワイトが裏に飛び出した14分過ぎの場面では
そこから送られた35マルティネッリへ折り返しは
寸前の所でウェストウッドにカットされてしまいましたが
これも勢いの乗った良い仕掛けだったと思います。

3ティアニーからのパスを受けた9ラカゼットが
23ロコンガとのワンツーで前を向き
そのままドリブルで持ち込んだ所から右脚を振り抜いた
15分過ぎの場面、
スピードに乗って一気にペナルティの中にまで切り込んで行った
ドリブルまでは素晴らしかったと思いますが
最後のシュートの局面で
踏ん張りが効かずに枠の外に流れてしまったのは
ストライカーとしては非常に残念でした。

9ラカゼットから7サカへのパスがカットされたこぼれ球を
鋭い出足で収めた8ウーデゴールから送られたパスで
右サイドの裏に飛び出した10スミス・ロウからの折り返しを
8ウーデゴールが受けてワントラップしてから左脚を振り抜いた
19分過ぎの場面では
そのシュートはポープのファインセーブで防がれてしまい
そのこぼれ球に対して9ラカゼットも右脚を振り抜きましたが
そのシュートもベン・ミーにブロックされてしまいました。

右サイドをドリブルで駆け上がってきた7サカが
ピータースをかわして中に入ってきた所から
9ラカゼットへラストパスを送った37分過ぎの場面では
そのパスを受けた9ラカゼットは
絶妙なファーストタッチで
マークに来たウェストウッドをかわして
3ティアニーに繋ぎましたが
3ティアニーのシュートは枠を捉えられませんでした。

しかし本来ならばウェストウッドをかわした所で
9ラカゼットが左脚を振り抜く形が
理想的な形だったと思いますが
ウェストウッドをかわした時にボールが若干流れてしまった為に
自らシュートを撃つ選択肢を失ってしまったのは残念でした。
15分過ぎの場面でもそうですが
結局9ラカゼットは
シュートへのコーディネーションが安定しない所が
ストライカーとしての最大の弱みだと思います。

6ガブリエウがクリアーしたボールを
35マルティネッリ〜3ティアニー〜10スミス・ロウと
ダイレクトで繋いだ所から速攻が始まった45分過ぎの場面では
その10スミス・ロウから
8ウーデゴール〜7サカへと右サイドへ展開され
その7サカがワンステップした所から左脚を振り抜きましたが
ファーを狙ったそのシュートは
僅かにポストの外側でゴールを奪う事は出来ませんでした。

後半に入ると更な大きなチャンスがありました。

8ウーデゴールが蹴った右CKからのサインプレーで
後方から走り込んできた10スミス・ロウが
ダイレクトで合わせた63分の場面では
ポープのファインセーブで阻まれてゴールを奪う事が出来ず。

右サイドに開いていた9ラカゼットから
7サカ〜9ラカゼットとペナルティ内で繋いだ
65分過ぎの場面では
そのこぼれ球に対して10スミス・ロウが右脚を振り抜きましたが
このシュートもDFの壁にブロックされてしまいゴールを奪えず。

3ティアニーの左サイドの裏のスペースに出されたパスで抜け出した
10スミス・ロウがそのままドリブルでタコウスキを振り切って
深い位置まで侵入した所から折り返したボールを
9ラカゼットがダイレクトで合わせた66分過ぎの場面では
これも枠を捉える事が出来ませんでした。
しかし、ベン・ミーに迫られていたとは言え
ただ無人のゴールに押し込むだけの状況だっただけに
9ラカゼットは決めなければならなかったと思います。

結局の所、9ラカゼットは攻撃陣の潤滑油としては
非常に大きな貢献を観せていると思いますが
点取屋としては不足感を強く感じる試合だったと思います。
その分、2列目の若い4選手が
一時期の様にゴールを量産出来れば良いのですが
この試合の様にしっかり守られた状況を
こじ開けなければならない様な展開の試合では
まだ難しいのも事実だと思います。
一方でその様な状況でもアンリやロビンの様に
チームの為にゴールをこじ開けるのがエースストライカーであり
それがエースとしての責務だと思いますが
残念ながら今のアーセナルには
エースストライカーと呼べる存在がいないのが
大きな問題になってきていると思います。

勿論、今のシティの様に一人のエースストライカーに頼らなくても
どこからでもゴールを奪える様な成熟したチームになれば
問題ないかもしれませんが
その域に達するのは今のアーセナルではまだまだ先だと思いますので
やはり今のアーセナルには苦しい時にゴールを奪ってくれる
決定力の高い本格的なストライカーが必要だと思います。

一方で怪我で離脱してからの10スミス・ロウは
一歩踏み込めていないと言いますか
どこか力をセーブしながらプレーしている様に
感じる場面がありましたが
この場面のタコウスキをかわして切り込んで行った場面では
ここ最近の試合で初めて
全力の状態から更に1段ギアを上げる様に
踏み込んだプレーが出来ていたと思いますので
この様なプレーが出来る様になれば
絶好調の時期の10スミス・ロウが戻ってくるのも
それほど遠くはないかもしれません。

試合は最後までゴールを奪う事が出来ずに
スコアレスドローで終演。

トップ4に入り込む為には
最下位のバーンリーをホームに迎えたこの試合は
絶対に勝ち点3を奪わなければならない試合でしたので
この試合で勝ち点3を奪えなかったのは
後々非常に大きな問題になるかもしれません。

結局、レギュラーメンバーが揃えられれば
十分にトップ4を狙える力があると思いますが
一人でも欠けてしまうと戦力ダウンが避けられない現状を
本当にどうにかしなければならないと思います。

冬の移籍期間が始まってから
ストライカーと中盤の補強に動いていますが
未だにまとめ上げる事が出来ていません。
本当にトップ4を目指すのならば
少なくとも決定力のあるストライカーの補強は必須であり
残りの移籍期間で補強に成功する事を
願うばかりです。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A CC:0G0A
7サカ        PL:6G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G3A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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CC Semi-Final 2nd:ARSENAL vs Liverpool [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−2 Liverpool
2022年1月20日(木)Carabao Cup Semi-Final 2nd, Emirates Stadium

Goal
 (19)Jota
 (77)Jota 

Sent Off
 (90)5T. Partey


32Ramsdale

18Tomiyasu  4White  6Gabriel  3Tierney

8Ødegaard  23Lokonga

 7Saka    10Smith Rowe   35Martinelli

9Lacazette


(73)9Lacazette>>>30Nketiah
(73)10Smith Rowe>>>5T. Partey


Substitutes
 44Hein
 16Holding
 20Tavares
 37Alebiosu
 87Patino
 65Oulad M'Hand
 58Biereth


Arsenal 1.jpg1stレグは退場者を出しながらも
何とかドローで乗り切りましたが
ホームでの2ndレグでは
少ないチャンスを決められてしまい
残念ながら決勝進出を逃してしまいました。

怪我や新型コロナ陽性で離脱していた
18冨安、10スミス・ロウ、8ウーデゴールの
3人が復帰し、
1stレグで怪我で途中交代した7サカも
名を連ねた先発は
GKには32ラムズデールが務め、
DFラインは右SBに18冨安、左SBに3ティアニー、
CBに4ホワイトと6ガブリエウが入りました。
中盤は23ロコンガと8ウーデゴールが組み
2列目は右に7サカ、左に35マルティネッリ
トップ下に10スミス・ロウが入り
1トップを9ラカゼットが務める
4−2−3−1が組まれました。

試合の出だしは良かったと思います。

リバプールを上回る鋭い出足で
ペースを掴んだアーセナルは
リバプールを敵陣に押し込めて流れを掴み
早い段階でチャンスを作りました。

3分過ぎ、マティプが出したパスを
10スミス・ロウが鋭いプレスでカットし
そこからのパスを受けた35マルティネッリが送ったパスを
ペナルティの手前で受けた7サカが
ロバートソンに倒されてFK獲得。

9ラカゼットが蹴ったそのFKは壁を超えて
ゴール右上の角を捉えましたが
ケレハーに弾かれてバーを叩き
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

10スミス・ロウの鋭い出足のプレスで
マティプを慌てさせてボールを奪い返した所から
一気にゴールを迫った仕掛けは
今のアーセナルの目指す形だったと思いますし
9ラカゼットのFKも非常に惜しいFKでしたので
ここで先制点を奪う事が出来ていたら
試合の流れが大きく変わっていたかもしれなかっただけに
残念な場面でした。

しかし先制を奪ったのはリバプールの方でした。

19分、マティプからの縦パスを下がってきて受けたフィルミーノが
ヒールパスで流したボールをアレクサンダーアーノルドが受け
そこから右サイドのジョッタへ展開されました。
そのパスを受けたジョッタに対応した18冨安は
ジョッタの股抜きに付いていけずに
足を滑らせてかわされてしまい
そのままカットインしてきた所から放たれたシュートに
32ラムズデールが逆を突かれてしまい失点。

この日の18冨安はコンディションが明らかに悪かったと思います。
試合後アルテタ監督がコメントしていた様に
怪我から復帰したとは言え
17セドリックと21チェンバースが
怪我で離脱してしまった為に
トレーニングセッションに一度も参加する事なく
ぶっつけ本番でこの試合に挑んだ様ですので
コンディションが悪かったのも仕方がなかったと思います。

その一方でこの日のベンチ側の
センターライン付近から左側に掛けての
ピッチコンディションが非常に悪かったのか
この場面の18冨安だけではなく
8ウーデゴールや2失点目の切っ掛けになってしまった
35マルティネッリ等、
この場所で足を滑らす選手が何人もいました。

冬のイングランドは環境が悪い為に
これまでも芝が緩くなる場面を何度も観てきましたが
冬場対策がしっかりとられているエミレーツでは
これまではその様な事は殆どなかっただけに
管理が杜撰になっているのではないかと
違う部分でちょっと心配になってしまいました。

まぁ、足を滑らさなくても
ジョッタを止められたかどうかが分からない程
この日の18冨安のコンディションは
悪かったと思いますので
怪我人が出た時に対応出来ない
現在のスカッドの選手層の薄さは
これからのシーズン後半に向けて
大きな足枷になる様に感じます。

1点リードを許してからは
徐々にリバプールにペースを掴まれる様になってしまいましたが
それでもカウンターから惜しい場面が何度かありました。

ゴードンのパスを35マルティネッリがカットした所から
カウンターが始まった27分過ぎの場面では
その35マルティネッリからのパスを受けた3ティアニーが
独力でライン側を駆け上がっていった所から送られた折り返しを
35マルティネッリがペナルティ内で受けて
切り込もうとしましたが
ファビーニョの背後からのタックルを受けてカットされてしまい
残念ながらシュートを撃つ事が出来ず。

マティプがトラップを弾いた所で
35マルティネッリがカットした所から
ショートカウンターが始まった31分の場面では
そのこぼれ球を収めた10スミス・ロウから
8ウーデゴール〜7サカと繋ぎましたが
右脚から放ったシュートはロバートソンにブロックされてしまい
残念ながらゴールを奪う事は出来ませんでした。

18冨安と共にリバプールとの1stレグで
後半途中に負傷交代した7サカも
コンディションが悪かった様に観えました。
もっと言えば怪我明けの10スミス・ロウのコンディションも
良くなかったと思います。

後半になると動きが良くなった様に感じましたが
この場面の様に仕掛けが淡白になる傾向が強い時の7サカは
総じてあまり調子が良くない時の7サカであり
実際前半の仕掛けの中心が左サイドに寄っていた事からも
特に前半の7サカは良くなかったと思います。

後半もチャンスはありました。

48分過ぎ、23ロコンガから出された
DFラインの裏への柔らかいタッチのパスで
9ラカゼットが抜け出しましたが
そこから放ったシュートは残念ながら枠を捉えられず。
ロバートソンが背後から迫っていたとは言え
完全に抜け出していただけに
ストライカーならば決めなければならない場面だったと思います。

60分過ぎ、35マルティネッリが蹴った左CKを
ケレハーがパンチングで弾いたボールを
10スミス・ロウがダイレクトボレーでゴールを狙いましたが
残念ながら枠を捉えられず。

ゴールを量産していた時期の10スミス・ロウならば
インパクトに集中した様なコンパクトな振りのシュートで
的確にボールを捉えていたと思いますが
この場面では振りが大きく
同時に軸脚も滑らしてしまい
枠を大きく外してしまったのは残念でした。

切り込んできたジョッタを4ホワイトがカットした所から
カウンターが始まった67分過ぎの場面では
8ウーデゴール〜10スミス・ロウと繋いだ所から送られた
7サカヘのパスが弱すぎた為にカットされてしまい
カウンターの絶好機を活かす事が出来ませんでした。

この試合の10スミス・ロウは
18冨安と同様に怪我から復帰した直後だった為なのか
コンディションがフィットしないまま強行出場した様な印象で
本来の姿とは程遠い印象でした。
それ以外でも全体的にこの試合の10スミス・ロウは
パスを引き出す様な効果的なフリーランニングが少なく
消えていた時間帯が多かったと思います。

71分過ぎ、8ウーデゴールからのサイドチェンジのパスを受けた
35マルティネッリがそのままドリブルで切り込んで
角度のない所から左脚を振り抜きましたが
ケレハーにセーブされゴールを奪えず。

もう少し上手くプレー出来ていたら
ゴールを奪う事が出来るチャンスもあったと思いますが
次にゴールネットを揺らしたのも
リバプールの方でした。

77分、32ラムズデールが前に出てヘッドでクリアーした
ルーズボールを収めた35マルティネッリが
そのままドリブルで持ち上がろうとした時に
前記の様に例のエリアで足を滑らせてボールをロストしてしまい
そのボールを奪ったアレクサンダーアーノルドが送ったパスで
ジョッタに抜け出されてしまい
前に出てきた32ラムズデールの頭を越されてしまい失点。

その後もゴールに迫る場面はありました。

80分、18冨安が入れたスローインから
8ウーデゴール〜18冨安〜5トーマスと
右サイドの深い位置でパスを回した所から
5トーマスのヒールパスを受けた7サカが送ったラストパスを
ゴール正面の位置で受けた35マルティネッリが
ワントラップして右脚を振り抜きましたが
これも枠を捉えられず。

シュートまでの一連の仕掛けの肝になっていたのは
言うまでもなく5トーマスのヒールパスだったと思います。
7サカに送った5トーマスのヒールパスで
リバプールの守備網を一気に後手に回す事に成功した様に
アフリカ・ネイションズ・カップから
帰国直後にも関わらず
大きな存在感を示したと思います。

一方で23ロコンガはこの試合でも
力不足を露呈してしまったと思います。

相手の守備網の隙を突いて自らドリブルで持ち上がったり
48分過ぎの9ラカゼットへのラストパスの様に
時折良いプレーもありましたが
反対に単純な横パスやスペースへのパスをミスする場面も多く
ゲームメイクすると言う役割を
しっかりと担っていたとは言えなかったと思います。

しかしその5トーマスも終盤に不用意なファールで
連続でイエローを受けてしまい退場処分を受けてしまいました。

早期に敗退した事で5トーマスは思ったよりも早く
アフリカ・ネイションズ・カップから帰ってきましたが
これで1stレグで退場した34ジャカと共に
5トーマスも出場停止処分を受ける事となり
中盤の駒不足の問題は今後もしばらくの間続いてしまいます。

試合はこのまま0−2で敗れてしまい
残念ながらカラバオ杯も敗退となりました。

シーズン後半射向けて決定力不足と共に
中盤の駒不足、そしてけが人が続出している問題など
多くの難題が浮き彫りになってしまった
この2連戦でした。

残りの移籍期間を利用して
少しでもこの問題を解決する手立てが
施される事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A CC:0G0A
7サカ        PL:6G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G3A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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パブロ・マリ、ウディネーゼへシーズンローン。 [移籍情報]

22パブロ・マリ(28歳)のウディネーゼへの
シーズンローンが発表されました。

Arsenal 1.jpg今シーズンも思う様な出場機会が
得られていなかった22マリは
出場機会を求めてウディネーゼへ
シーズンローンに出る事になりました。


アーセナル通算

PL 14試合先発
EL 5試合先発:1ゴール
FA杯 2試合先発
リーグ杯 1合先発

公式戦通算 22試合先発:1ゴール


2022年1月にフラメンゴからローン移籍で加わり
その夏に正式に加入した22マリは怪我の影響等もあり
思う様な出場機会が得られていません。

実際、今シーズンは4ホワイトと6ガブリエウのコンビが
絶対的なレギュラーとなっており
右CBの4ホワイトだけに限らず
左CBの6ガブリエウのバックアッパーも
16ホールディオングが務めている為に
PLは勿論の事、カップ戦ですら出場機会が巡ってきていません。

本来アルテタ監督の方針は
左CBには左利きのCBを配する意向だったはずですが
その意向に反して左CBでも16ホールディングを起用していると言う事は
今シーズンの22マリは早い段階で
アルテタ監督の構想から外れていたのかも知れません。

もしかしたら来夏にサリバが戻って来る為の椅子を
準備する布石なのかも知れませんが
このままチームに留まっても
十分な出場機会が得られる可能性は少なく
仮にCBの頭数が一つ減ったとしても
21チェンバースの去就がどうなるかは不透明とは言え
18冨安もCBでプレー可能と言う事を考えれば
大きな穴にはならないと思いますので
アーセナルを離れる良いタイミングなのかもしれません。


C'mon Arsenal !!


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IN

ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンから完全移籍
 左SB リノ・ソウザ(17歳)イングランド/ブラジル 移籍金非公表


OUT

ハイバーニアンへシーズン・ローン
 CB  ハリー・クラーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ASローマヘシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(24歳)イングランド代表 手数料£50万(推定)

ミドルズブラへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(20歳)イングランドU-21 手数料非公表

マルセイユヘ
 左SB セアド・コラシナツ(28歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 契約解除

リンカーン・シティへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表

ウディネーゼへシーズンローン
 CB パブロ・マリ(28歳)スペイン 手数料非公表


(年齢は2/1時点)


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セアド・コラシナツ、マルセイユへ移籍 [移籍情報]

セアド・コラシナツ(28歳)の契約解除及び、
マルセイユへの加入が発表されました。


Arsenal 1.jpgアルテタ監督の構想から外れていた
コラシナツとの契約が解除され、
マルセイユへの加入が発表されました。


アーセナル通算

PL 68試合先発+12試合途中出場
  :2ゴール11アシスト
EL 15試合先発+5試合途中出場
  :2ゴール2アシスト
FA杯 4試合先発+3試合途中出場
リーグ杯 7試合先発+2試合途中出場
コミュニティーシールド 2試合途中出場:1ゴール

公式戦通算 94試合先発+24試合途中出場:5ゴール13アシスト


2017年夏にフリートランスファーで
シャルケから加入したコラシナツは
期待されながらもポジションを掴む事が出来ず、
アルテタ監督が就任してからは構想からも外れてしまい
昨シーズンもシーズン後半は古巣のシャルケへ
ローン移籍に出ていました。

今シーズンも開幕前に移籍する可能性が報じられていましたが
最終的に移籍先が決まらずに残留しましたが
公式戦の出場機会は3試合先発2試合途中出場に留まり
状況を変える事は出来ませんでした。

その様な事もあり双方合意の上
2022年夏まで残っていた契約を解除して
フリートランスファーでマルセイユに加入する事になりました。

ゾーンに入ると持ち前の馬力で左サイドを圧倒するも
守備面に関しては安定感に欠いていた事もあり
アーセナルのスタイルには馴染まなかったかも知れませんが
活躍の場を選べばそのキャラクターが活きるチームは
沢山あると思いますので
マルセイユでの活躍を期待しています。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
IN

ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンから完全移籍
 左SB リノ・ソウザ(17歳)イングランド/ブラジル 移籍金非公表


OUT

ハイバーニアンへシーズン・ローン
 CB  ハリー・クラーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ASローマヘシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(24歳)イングランド代表 手数料£50万(推定)

ミドルズブラへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(20歳)イングランドU-21 手数料非公表

マルセイユヘ
 左SB セアド・コラシナツ(28歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 契約解除

リンカーン・シティへシーズンローン
 右SB ブルック・ノートン・カフィー(18歳)イングランドU-18 手数料非公表


(年齢は2/1時点)


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CC Semi-Final 1st:Liverpool vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Liverpool 0−0 ARSENAL
2022年1月13日(木)Carabao Cup Semi-Final 1st, Anfield

Goal
 

Sent Off
 (24)34Xhaka


32Ramsdale

17Cedric  4White  6Gabriel  3Tierney

23Lokonga  34Xhaka

 7Saka              35Martinelli

9Lacazette  30Nketiah


(11)17Cedric>>>21Chambers
(28)30Nketiah>>>16Holding
(81)7Saka>>>20Tavares


Substitutes
 1Leno
 22Marí
 87Patino
 65Oulad M'Hand
 82Hutchinson
 58Biereth


Arsenal 1.jpgロスタイムも合わせて70分以上の間
10人での戦いを強いられながらも
最後の最後まで足を止める事なく戦い続け
勝利と同等の価値あるスコアレスドローで
2ndレグに繋げました。

先発はGKには1レノではなく
32ラムズデールが起用された様に
サブ組中心のカップ戦要員の布陣ではなく
レギュラーメンバーが組まれました。
DFラインは怪我で離脱中の18冨安が
間に合わなかった右SBには17セドリックが入り、
左SBには3ティアニー、
CBには4ホワイトと6ガブリエウが入りました。
中盤は新型コロナ陽性で離脱していた34ジャカが間に合い
先発に復帰して23ロコンガと組み
2列目の右には7サカ、左には35マルティネッリが入りました。
そして前線は怪我で離脱中の10スミス・ロウが間に合わず
8ウーデゴールも新型コロナ陽性になってしまった為に
9ラカゼットと30エンケティアの
2トップが組まれました。

9ラカゼットをトップ下に起用する形もありますが
この試合では9ラカゼットは2列目ではなく
30エンケティアと並ぶ様な位置どりで
プレーしていましたので
この試合では2トップが組まれていたと思います。

試合はファーストプレーで負傷した17セドリックが
プレー続行不可能となり
開始11分で21チェンバースと
後退せざる得なくなった所から
すでにこの試合の行方を
暗示していたのかも知れません。

それ以外でも34ジャカのバックパスを受けた
32ラムズデールのフィードを
迫ってきたヘンダーソンがブロックした11分過ぎの場面では
明らかに手でブロックしていたのにも関わらず
ハンドが取られませんでした。
意図があろうがなかろうが
腕を伸ばした状態でキックしたボールをブロックしたら
それは明らかにプレーを妨害する行為だと言えますので
普通ならばイエローカードが出ても
おかしくない場面だったと思います。
それでもカードは勿論の事、
ハンドすら取られなかった様に
この試合はアーセナルにとって
逆風が吹いている様にしか思えませんでした。

そしてこの試合のゲームプランを
完全に別な物にしてしまったのが
34ジャカの一発レッドでした。

23分過ぎ、ロバートソンから出された
DFラインの裏へのロングパスに対して
先行していたジョッタを追走していた34ジャカが
クリアーしようとして振った脚でジョッタの腹部を蹴ってしまい
一発レッド、、、。

左後方から送られてきたボールを見ながら
34ジャカはゴールに向かって走っていましたので
34ジャカの右側を先行していたジョッタが
34ジャカの前に入ってこようとしていたのが
見えなかったのかも知れませんので
アクシデント的な部分がなかった訳ではないと思います。
その一方で先行していたジョッタが前に入ってくる事は
ある程度予測が付く事だと思いますので
リスクを犯して強引にクリアーしようとしたのは
浅はかだったと言われても言い訳は出来ないと思います。

勿論、前に出ていた6ガブリエウが空けたスペースから
飛び出してきたジョッタを見逃さずに
34ジャカがしっかりと付いて行った事自体は
褒められるべき対応だったと思いますが
それでもリスクを冒すポイントは間違っていたと思います。

これで数的不利になってしまったアーセナルは
30エンケティアを下げて16ホールディングを投入して
中央に16ホールディング、
右CBに4ホワイト、左CBに6ガブリエウの5バックに移行して
残りの70分間を守りきる決断を下しました。

しかし奇しくも17セドリックに代えて
右SBに21チェンバースを投入していた事が
ここから大きな力を発揮したと思います。

21チェンバースはCBとしては
フィジカル的な強度と高さが物足りず
右SBとしてはスピードやクイックネスが物足りませんが
今回は完全に引いて守る状況になりましたので
スピードやクイックネスの不足分は大きな問題にはならず
反対に右SBとしては十分以上のフィジカル的な強さと高さが
この試合では大いに活かされたと思います。

そして5バックの中で最も凄みを感じたのが4ホワイトでした。

元々鋭い読みと鋭い出足で相手の先手を打つスタイルが
4ホワイトのスタイルだと思いますが
3CBの右CBに入った4ホワイトは
フィジカル的な役割から解放された事で
より大胆でかつリスクを恐れない対応をする様になり
相手が動き出す前に先手を打つ様に先に動き出す事で
相手の仕掛けに遅れる様な場面が殆どなかったのは勿論の事、
パスを出す事自体を躊躇させる場面もあったと思います。

4バックでも十分にその力を発揮していると思いますが
3CBの右CBだとそれが更に研ぎ澄まされた印象で
3CBの右CBがベストポジションと言われている意味が
良く分かる試合でした。

個の力でゴールをこじ開ける事が出来る
サラーとマネがアフリカ・ネイションズ・カップで
欠場していた部分もありますが
強度の高い右SBの21チェンバース、
フィジカル的な強さと高さでゴール前を固める
16ホールディングと6ガブリエウ、
機動力に長けた3ティアニーに
相手の仕掛けを読み、
先手を打って対応する4ホワイトの
5人が組んだ5バックは殆ど隙を見せずに
完全に崩された場面はこの位だったと思います。

89分過ぎ、ウィリアムズのパスを受けた
チェンバレンの折り返しに対して
23ロコンガと16ホールディングと32ラムズデールが
重なってしまった為にクリアー出来なかったボールが
ゴール正面にいた南野の所にこぼれてしまいました。
後は無人のゴールに蹴り込むだけの状況でしたが
幸い南野が大きく枠を外してくれた事で
ゴールを奪われずに救われました。

反対に少ないチャンスながら
ゴールを奪えるチャンスもありました。

70分過ぎ、4ホワイトが送った縦パスを
9ラカゼットが3ティアニーに繋ぎ
その3ティアニーが送ったアーリークロスが
ファン・ダイクの背後に入ってきた7サカに通りました。
しかし難しいバウンドのクロスだった為に
トラップを弾いてしまいしっかりと収められず
なんとか押し込もうとしましたが
前に出てきたアリソンにブロックされてしまい
惜しくもゴールならず。

ここで決まっていたらアンフィールドでの
奇跡の勝利と言われたかもしれませんが
この試合は0−0で乗り切れただけでも
十分に大きな成果と言えると思います。

集中力を切らさずに70分間守り通した
5バックの5人は勿論の事
中盤の3人と共に9ラカゼットも
DFラインの前にまで戻ってきて
泥臭く守備に奔走し続けたからであり
戦う気持ちを切らさなかったチームを誇りに思います。

しかし、これだけハードワークした代償は大きく、
17セドリックと共に7サカも
怪我で試合終了を待たずしてピッチを後にした様に
これでファーストチームに登録している選手の中で
起用出来るフィールドプレーヤーは
12人だけなってしまいました。

スパーズとの次節は規定により延期となりましたが
10スミス・ロウや18冨安が怪我から復帰出来なければ
来週の2ndレグもどうなるか分かりません。

この試合を死に物狂いの思いで
ドローに持ち込んだ事を無駄にしない為にも
出来る限りコンディションを戻して2ndレグに挑み
決勝への切符を手に入れて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A CC:0G0A
7サカ        PL:6G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G3A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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FA 3rd:Nottingham Forest vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Nottingham Forest 1−0 ARSENAL
2022年1月9日(日)The FA Cup, The City Ground

Goal
 (83)Grabban


1Leno

17Cedric  4White  16Holding  20Tavares

23Lokonga

8Ødegaard     87Patino 

7Saka                35Martinelli

30Nketiah


(34)20Tavares>>>3Tierney
(69)87Patino>>>9Lacazette
(90)17Cedric>>>31Kolasinac


Substitutes
 32Ramsdale
 22Marí
 21Chambers
 82Hutchinson
 65Oulad M'Hand
 58Biereth


Arsenal 1.jpgノッティンガム・フォレストとのFA杯3回戦は
最後まで攻略する事が出来ずに
敗退してしまいました。

先発はGKは1レノが務め、
DFラインは右SBは17セドリック、
左SBは20タヴァレス、
CBは4ホワイトと
16ホールディングが入りました。
中盤はアンカーに23ロコンガが入り
8ウーデゴールと87パティーノが
インサイドハーフに並ぶ3センターを組み
前線は右に7サカ、左に35マルティネッリ、
そして1トップを30エンケティアが務める
4−3−3が組まれました。

試合はアフリカ・ネイションズ・カップに参戦中の
5トーマスの不在の影響が非常に大きかったと思います。
同時に34ジャカも新型コロナ陽性で欠場した事で
組み立ての質にも問題が生じてしまったのは言うまでもなく
5バックを敷いてゴール前を固めた
ノッティング・フォレストの守備網を崩す事が
最後まで出来ませんでした。

とは言え、チャンスがなかった訳ではなかったと思います。

8ウーデゴールのパスを受けた30エンケティアが
右サイドからカットインした所から
左脚を振り抜いた29分過ぎの場面や
7サカからのパスを受けた23ロコンガが
右脚を振り抜いた31分過ぎの場面では、
相手DFに当たり枠を捉えられませんでしたが
良いミドルシュートだったと思います。

右サイドからの7サカのクロスを
ファーサイドで30エンケティアが
ヘッドで合わせた57分過ぎの場面や
3ティアニーのパスをペナルティ内で受けた30エンケティアが
そのまま反転して切り込んで行き
左脚を振り抜いた67分過ぎの場面は
ストライカーならば決めなければならなかったと思います。
特に前者は完全にフリーだっただけに
ヘッドを当て損なってしまったのは非常に残念でした。

4ホワイトの裏へのパスで抜け出した
7サカからの折り返しを9ラカゼットへ送った
78分過ぎの場面では
9ラカゼットの前にウォラルに入られて
合わせられなかったのも残念でした。

結局、効果的な縦パスを入れた所から
一気にテンポアップして
コンビネーションで崩す様な場面が少なく
7サカの個人技頼みのサイドからの仕掛けで
ゴールに迫ろうと試みていたと思います。

しかし30エンケティアは
ワンタッチスコアラータイプのストライカーですが
体格的に空中戦は強くない為に
単純な浮き球のクロスは効果的ではなく、
30エンケティアの能力を最も活かす
鋭いグラウンダーのクロスは
ゴール前のスペースを消されてしまっていた為に
中々通せる状況を作る事が出来なかった等、
サイドからの仕掛けもゴールを奪うには
十分ではなかったと思います。

そして30エンケティアはシンプルにパスを受けて
個の力で状況を打開する様なレパートリーは
67分過ぎの様な一気に反転して前を向く様なパターンしか
持ち合わせていない為に
ゴール前のスペースを消されてしまうと
個の力で出来る事は限られてしまいます。

勿論、効果的な縦パスが通り
相手DFラインが後ろ向きで
対応しなければならない様な状況を
もっと作る事が出来ていれば
30エンケティアの能力が発揮出来る状況に
なっていたかもしれませんが
中盤から効果的な縦パスを
入れる事が出来なかった為に
最後まで状況が改善する事はありませんでした。

この試合の中盤は
通常のダブルボランチ+トップ下の構成ではなく
アンカー+2インサイドハーフの3センターの構成でした。

スタッツ上では8ウーデゴールがトップ下に入り、
ダブルボランチを23ロコンガと87パティーノが
組んでいた事になっていましたが
トップ下に8ウーデゴールが入っている時には
守備時にはCFと共に最前線でのプレスを担当する
4−4−2の形を構成しますが
この試合の8ウーデゴールは
最前線のプレスを役割を担っていませんでしたので
トップ下の位置には入っていなかったと思います。

反対に87パティーノがダブルボランチの位置に入っていたら
ビルドアップの段階では
23ロコンガの横に並ぶ様な位置でプレーしていたはずですが
この試合ではビルドアップの早い段階から
2ラインの間の位置まで上がっている場面が多かった事からも
87パティーノはボランチの位置ではなく
一列前のインサイドハーフの位置に入っていたはずです。

しかし元々、8ウーデゴールはトップ下に入っていても
右サイドの7サカの背後のワイドの位置を
プレーの起点にする事が多いので
トップ下のいない4−3−3のシステムが
縦パスを送れなかった原因とは考えられません。

反対に通常のシステムで縦パスがよく通るのは
1トップの9ラカゼットが
2ラインの間にまで下がってきて
縦パスを受ける役割を担っているからですので
30エンケティアももっと効果的に縦パスを受ける役割を
担う必要があったと思いますが
それも十分に担えていなかったのも問題だったと思います。

勿論、アーセナル側の問題だけではなく
ノッティンガム・フォレストも
よく対策が練られていたと思います。
DFラインを5人にしてゴール前を固めたのと共に
23ロコンガにはジンカーナゲル、
8ウーデゴールにはガーナー、
87パティーノにはイエーツと中盤の3人に対して
マンマークを付けてきたのは
非常に効果的だったと思います。

実際、4ホワイトや16ホールディングが
ラインを超えてドリブルで自ら持ち上がる場面が
何度もありましたが
その様なプレーが出てくるのは
パスの出し所を抑えられている為の
苦肉の策と言うのは言うまでもありませんので
前線だけではなく中盤の3人も抑えられていた事が
ビルドアップの質を落とし、
効果的なパスを供給する事が
出来なくなっていた一因だったと思います。

とは言え、ピッチ全体でマンマークを付けてくる
リーズを攻略した様に
マンマークを付けられたら付けられたで
プレーの仕方は幾らでもあったと思います。

実際8ウーデゴールはマークが付くエリアと外れるエリアを
出たり入ったりする事で上手く対応していたと思いますが
23ロコンガと87パティーノは
かなり長い時間マークに付かれたままで
自由を奪われ続けていたのは
問題だったと思います。

数字上でもポゼッション率が
35.2%対64.8%だったにも関わらず
8ウーデゴールのタッチ数が79回あったのに対して
23ロコンガは53回、87パティーのは40回しかなかった様に
この二人のゲームへの関与が少なかったのは確かであり
数字上でも5トーマスや34ジャカの不在を
強く感じさせられる結果だと思います。

そして23ロコンガは最後には
失点に繋がるミスを犯してしまいました。

83分、16ホールディングのパスを受けた23ロコンガが
左サイドに開いていた9ラカゼットに出したパスを
イエーツにカットされてしまい
そこからジョンソン〜イエーツへと
左サイドに展開された所から送られたクロスを
グラバンに合わされてしまい失点。

確かに23ロコンガがアピールした様に
23ロコンガのパスはイエーツの腕に当たっていましたので
ハンドだったかもしれませんが
それを差し引いてもあのエリアで
殆どプレッシャーを受けていない状況で
相手に当ててしまう様なパスを出す方が
軽率だと言わざる得ないと思います。

87パティーノはファーストチーム初先発でしたので
試合の流れに入れなかったのも仕方がありませんが
現状としての23ロコンガは
5トーマスや34ジャカが不在の状況で
その責務を一人で担うのはまだ早い様に感じます。

同時に両SBの出来も良くなかったと思います。

17セドリックは高い位置を取ったり
1人アンカーの23ロコンガの脇に並んでフォローしたり
色々な役割をしっかりと担っていましたが
残念ながらそれ以上の貢献は観せられていなかったと思います。
特に攻撃面では単調と言わざる得ず
ゴール前を固められている状況で
入れられていたクロスには
可能性を感じる事が出来ませんでした。

そして左SBの20タヴァレスはもっと心配な状況で
軽率なミスを繰り返すだけではなく
1レノへのバックパスを強いライナーで返すなど
普通では考えられない様なプレーをいていた様に
完全に集中力を欠いていたのは間違いないと思います。

これまでも集中力を欠いた様なプレーをする事はありましたが
この試合は特に酷く
前半途中で下げられた事に対して
言い訳が出来ないのは勿論の事、
一時期観せていた
3ティアニーのポジションを奪う様な勢いは
残念ながらこの試合で一歩も二歩も
後退したと言わざる得ないと思います。

この試合の敗戦はFA杯の敗退だけではなく
奇しくも現在のアーセナルが抱えている問題点が
全て出てしまった試合だったと思います。

5トーマスと25エルネニーを
アフリカ・ネイションズ・カップで欠き、
15メイトランド・ナイルズがローマへローン移籍した中盤は
頭数的にも十分ではないにも関わらず
34ジャカが新型コロナ陽性で欠場すると言う
想定していた中で最悪の状況になってしまった事で
質の面でも十分ではない事を露呈してしまいました。

5トーマス等が帰ってくるまで
このまま綱渡りを続けていくのか?
この冬の移籍期間で補強するのか?
早急に決断が必要だと思いますが
この試合を観る限りでは個人的には
補強の必要性は高くなったと思います。

その一方でこの1月で最も重要な試合になると思われる試合は
これから約1週間の間に行われる
カラバオ杯準決勝のリバプールとの2連戦と
その試合に挟まれたスパーズ戦だと思われますが
今から選手を獲得しても
この3試合に間に合う可能性は低いと思われますので
それ程補強効果は得られないかも知れません。

そうなりますと5トーマス等が不在の穴を埋める目的で
新たな選手を獲得しても
今となっては「時すでに遅し」であり
今のスカッドの中で解決策を見付ける必要があるかも知れません。

取り敢えず34ジャカが復帰すれば
状況は変わるかも知れませんが
今週のリバプール戦と週末のスパーズ戦に
間に合うかどうかは不透明ですので
4ホワイトを中盤の底で使うオプションを
本気で考える必要があるかも知れません。

同時にやはり右SBのバックアッパーとしては
17セドリックは十分とは言えませんので
この冬に動くかどうかは別としても
このポジションの補強も必要だと思われます。

極端に言えばこの試合で
35マルティネッリとマッチアップして
互角以上の戦いを観せていた
ノッティンガム・フォレストのスペンスの方が
17セドリックよりも良いプレーを観せていたと思います。
勿論、たまたま良かったのかも知れませんが、
スピードと共にフィジカル的な強さと高さもあり
何よりも21歳とまだ若いイングランド人と言う所は
アーセナルの補強方針と合致していると思いますので
安価で獲得出来るのならば
17セドリックと入れ替えても良い位だと思います。

そして30エンケティアも
カラバオ杯準々決勝のサンダーランド戦では
ハットトリックを挙げて存在感を示しましたが
一転してこの試合では全く良い所なく
どちらが本当の30エンケティアなのか迷うばかりです。

基本的に30エンケティアは
ワンタッチスコアラーに特化したタイプの
ストライカーですので
ゴール前のスペースを消されてしまった時に
その状況を打開する術が少ない所が問題で
それと共に1トップの9ラカゼットが
2列目の選手を活かしている
現在好調のアーセナルのスタイルとの噛み合わせも
余り良くない様に感じます。

勿論、チームが更に成熟して
30エンケティアを活かす攻撃スタイルを
臨機応変に使いこなせる様になれば
状況は変わるかも知れませんが
短期的には今まで以上に出場機会が増える可能性は
それほど多くはない様に感じます。

そうなりますと今後半年で状況が変わるとは思えませんので
契約が切れる来夏を待たずして
30エンケティアをこの冬に放出する可能性は
高くなった様に感じます。
そして26バロガンがミドルズブラへ
ローン移籍に出した事を考えますと
ストライカーの補強に動く必要性は更に高まりましたので
噂通りストライカーの補強を
実現させて欲しいと思います。

ベストメンバーが揃った状況ならば
上位クラブとも十分に渡り合える様になったかも知れませんが
レギュラー組とサブ組との間には
少なくない差が生じていますので
ベストメンバーを揃える事の出来ないこの時期に
調子を崩してズルズルと後退しない様に早急に対策を練り
次のカラバオ杯準決勝のリバプール戦では
現状でも十分に戦える事を示して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A CC:0G0A
7サカ        PL:6G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G3A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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フォラリン・バロガン、ミドルズブラへシーズンローン。 [移籍情報]

26フォラリン・バロガン(20歳)のミドルズブラへの
シーズンローンが発表されました。

Arsenal 1.jpg今シーズンはファーストチームに昇格しましたが、
思う様な出場機会が得られていない為に
公式戦での出場機会を求めて
ミドルズブラへシーズンローンに出る事になりました。


アーセナル通算

PL 1試合先発+1試合途中出場
EL 5試合途中出場:2ゴール1アシスト
リーグ杯 1合先発+2試合途中出場

公式戦通算 2試合先発+8試合途中出場:2ゴール1アシスト


ファーストチームに正式に昇格した今シーズンは
更なる飛躍が期待されましたが
今シーズンはヨーロッパの大会に参戦出来なかった影響もあり
公式戦での出場機会が殆ど得られずに
リザーブの試合が中心になっています。

しかしそのリザーブのPL2では
11試合に先発し13ゴール3アシストと
既にリザーブの試合には収まらないレベルにまで
成長してきているのは明白だと思いますので
このままリザーブの試合に出続ける意味は
もう殆どないと思います。

その一方でファーストチームで起用された試合では
その実力を殆ど発揮出来ずにいるのも事実であり
今後更に成長する為にはシニアの選手と混ざり、
より高いレベルでの実戦での経験が必須だと思います。

ローン先であるミドルズブラは
ゴール数が伸び悩んでいる様で
実際、現在のチーム最多得点者は
6ゴールのシュポラルですので
26バロガンにもチャンスがある様に感じます。
そしてそのミドルズブラは
現在は来シーズンのPLへの昇格を目指し
プレーオフ争いの真っ只中にいますので
単純に出場機会を得るだけではなく
結果も求められると思います。

そう言う意味でもチームの昇格降格と言う
本当の意味でのシビアな戦いが求められる
シニアのチームの色々な意味での厳しさを
経験するには非常に良い環境の様に感じます。

その一方でそのミドルズブラで結果を出す事が出来なければ
当然ですがアーセナルのファーストチームで
ポジションを掴む事が難しいのは言うまでもありません。

遅くても来夏にはストライカーの大刷新が
行われる予定だと思われますが
そのメンバーに残る為には
ミドルズブラで出場機会をしっかりと掴むだけではなく
そのミドルズブラをプレーオフに進出させる様な
目に見える結果を出す必要があると思います。

仮に結果を出す事が出来なければ
ファーストチームで定期的にプレーするのは
今後1〜2シーズンは待たなければならないかもしれません。

しかし26バロガンには大きなポテンシャルがあると思います。

あとはファーストチームで
それを開花させる事が出来るかどうかだと思いますので
このローン移籍で自らの力を証明して
来夏には成長した姿で戻ってきて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンから完全移籍
 左SB リノ・ソウザ(17歳)イングランド/ブラジル 移籍金非公表


OUT

ハイバーニアンへシーズン・ローン
 CB  ハリー・クラーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ASローマヘシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(24歳)イングランド代表 手数料£50万(推定)

ミドルズブラへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(20歳)イングランドU-21 手数料非公表


(年齢は2/1時点)


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エインズリー・メイトランド=ナイルズ、ASローマへローン移籍 [移籍情報]

エインズリー・メイトランド=ナイルズ(24歳)の
ASローマへのシーズンローンが発表されました。


Arsenal 1.jpgアルテタ監督の慰留を受けてこの夏は残留した
15メイトランド=ナイルズでしたが
残念ながらポジションを掴む事が出来なかった為に
出場機会を求めてASローマへ
シーズンローンに出る事が決まりました。


シーズンローン
ローン手数料:£50万+ボーナス(推定)


アーセナル通算

PL 41試合先発+31試合途中出場:1ゴール3アシスト
CL 1試合途中出場
EL 26試合先発+4試合途中出場:1ゴール3アシスト
FA杯 8試合先発+5試合途中出場
リーグ杯 14試合先発+3試合途中出場:1ゴール1アシスト
コミュニティーシールド 1試合先発

公式戦通算 88試合先発+44試合途中出場:3ゴール7アシスト


昨シーズン後半はWBAにローン移籍して
多くの出場機会を得た事もあり
夏の移籍期間で他のクラブへの移籍を
希望していたと言われていましたが
本人が希望するCMFでの起用を約束したのか
アルテタ監督の慰留を受けて
この夏はチームに留まる決断をしました。

実際、今シーズンは主にCMFで起用されていましたが
PLでは2試合先発6試合途中出場、
カラバオ杯では2試合先発1試合途中出場に留まっており
十分な出場機会を得る事が出来ていませんでした。

とは言え、アーセナルでプレーするCMFには
DFラインの前のエリアをプロテクトすると共に
ゲームメイクする役割が求められますが
残念ながら今の15メイトランド=ナイルズは
その求められている両方の役割を
十分に応えるだけのレベルではなく
その結果として十分な結果を残せていなかった事が
出場機会が得られなかった最大の理由だと思われますので
仕方がなかったと思います。

現状として5トーマスや25エルネニーが
アフリカ・ネイションズ・カップで不在にも関わらず
ASローマへのローン移籍を認めたという事は
アルテタ監督の構想から外れた事を意味しており
このままアーセナルに残ったとしても
一番下の序列から這い上がる事は難しいと思われますので
新たな環境に移る時期だと思います。

モウリーニョが15メイトランド=ナイルズの事を
CMFとして評価して獲得したのか?
それとも3バックのWBでプレーしていた頃の
15メイトランド=ナイルズを評価して
獲得したのかはわかりませんが
ASローマで結果を出せなければ
今後のキャリアは難しい物になるかもしれませんので
キャリアを続ける為にも頑張って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN




OUT

ハイバーニアンへシーズン・ローン
 CB  ハリー・クラーク(20歳)イングランド 手数料非公表

ASローマヘシーズンローン
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(24歳)イングランド代表 手数料£50万(推定)


(年齢は2/1時点)


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PL21:ARSENAL vs Manchester City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−2 Manchester City
2022年1月1日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (31)7Saka(←3Tierney)
 (55)Mahrez(pk)
 (90)Rodri

Sent off
 (59)6Gabriel

32Ramsdale

18Tomiyasu  4White  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey  34Xhaka

 7Saka    8Ødegaard   35Martinelli

9Lacazette


(63)8Ødegaard>>>16Holding
(71)9Lacazette>>>10Smith Rowe
(84)7Saka>>>25Elneny


Substitutes
 1Leno
 17Cedric
 20Tavares
 23Lokonga
 15Maitland-Niles
 19Pépé


Arsenal 1.jpg今シーズン絶対的な強さを誇り
現在10連勝中のシティに
あと一歩の所まで迫りましたが
後半ロスタイムに逆転ゴールを奪われてしまい
惜しくも敗れてしまいました。

先発は新型コロナ陽性で離脱していた
18冨安の回復が間に合った事で
右SBに18冨安、左SBに3ティアニー、
CBに4ホワイトと6ガブリエウが入る
DFラインのベストメンバーを組まれ
2列目は右に7サカ、左に35マルティネッリ、
トップ下に8ウーデゴールが入る
4−2−3−1が組まれました。

試合は前半は非常に良かったと思います。

これまでのシティ戦では
シティにボールを持ち続けられ
常に後手後手の対応が迫られる展開が多いのですが
この試合では前線から激しく連動的なプレスや鋭い出足で
主導権争いに負ける事なく
反対にシティを後手に回らせる場面もあり、
仮に自陣に攻め込まれたとしても
18冨安が戻ってきたDFラインがしっかりと守って
危険な場面を殆ど作らせていなかったと思います。
反対に鋭い仕掛けでシティゴールに迫る場面も
何度か作る事が出来ていましたので
前半はゲームをコントロール出来ていたのは
アーセナルの方だったと思います。

そして最初に決定機を作ったのも
アーセナルの方でした。

9分過ぎ、32ラムデールからのロングフィードを
左サイドのライン側で受けた35マルティネッリが
ドリブルでカットインした所から9ラカゼットに繋げ
その9ラカゼットからのラストパスを受けた8ウーデゴールが
ペナルティ内に侵入した所で
エデルソンと交錯しましたが
判定はVARも介入しましたが
なぜかノーファールでした。

実際、VARで判定中のリプレイを観ますと
4つの方向からのカットでチェックしている事が分かりますが
残念ながらこの4つのカットでは不十分だったと思います。
特に問題なのが1カット目や2カット目で、
この2つのカットではエデルソンのつま先が
ボールを弾いている様に観えますが
この8ウーデゴールの背後からと前方からのカットでは
前後方向にギャップがあっても
エデルソンのつま先とボールが重なってしまうと
いかにもエデルソンのつま先が
ボールを弾いた様に観えてしまいます。

実際問題としてVARで使用した4つのカットでは
エデルソンの足、8ウーデゴールの足、
そしてボールの3つがはっきりと分かるカットはなく
その3つがはっきりとわかるカットは
VARでは使用されていなかった
リプレイの場面の最初のカットだけでしたので
そのカットがVARでの判定に使われなかったのは
非常に不思議です。

そのカットを見ますとエデルソンのつま先が
ボールを弾いているのではなく
エデルソンのタックルが
ボールとの間にある8ウーデゴールの左足ごと
弾き飛ばしているのがはっきりと分かります。

語弊を恐れずもっと突っ込んで言うのならば
意図的かどうかは別として
8ウーデゴールは自らの足をねじ込む様にした結果
エデルソンの土踏まずの辺りを踏んでおり
それによりエデルソンの足先は外側に捻れていますので
前記の2つのカットで見える
つま先でボールを弾く事は残念ながら不可能です。

これらの事からエデルソンの足が
ボールに触っていないのは一目瞭然であり
ファールを取らなかったのは明らかなミスジャッジと言えます。

まぁ、そもそも9ラカゼットのパスを受けた8ウーデゴールが
ファーストタッチ目を流していなかったら
自らシュートを撃てたかもしれませんが
どちらにせよこの場面でPKを得て
先制していたら状況は大きく変わっていたかもしれませんでした。

その後もチャンスを作る事が出来ていました。

15分過ぎ、7サカからのパスを受けた5トーマスが
絶妙なタッチでB.シウバをかわし
そこから送られたスルーパスを受けた35マルティネッリが
カンセロの追随を許さずにそのまま持ち込み
右脚を振り抜きました。
残念ながらエデルソンのファインセーブで阻まれてしまいましたが
この試合の5トーマスは別格の存在感を示したいたと思います。
この場面の様にボールを受けると
必ず1人や2人かわして
シティの中盤のブロックに風穴を開けて
ボールを前に推し進めて中盤の優位性を保ち
同時に35マルティネッリも
カンセロとの勝負で優位性を保っていたと思います。

19分過ぎ、4ホワイトからの右サイドのスペースへのフィードを
上げってきていた18冨安がダイレクトで折り返しました。
残念ながらアケのダイビングヘッドで阻まれてしまいましたが
シティの守備陣を後手に回した良い仕掛けだったと思います。

24分過ぎ、4ホワイトからのフィードを
右サイドの深い位置で18冨安が収め
対峙したアケの隙を突いてペナルティ内の9ラカゼットに繋ぎ
そのままペナルティの中に走り込んできた18冨安へ
リターンパスが送られましたが
18冨安に繋がる寸前にアケにカットされてしまいました。
そのこぼれ球を8ウーデゴールが
スライディングで5トーマスに繋ぎ
迫ってきたジェズスをかわした所から送ったパスで
右サイドの深い所にまで侵入したサカからクロスが送られました。
残念ながらこれもロドリにクリアーされてしまいましたが
セカンドボールに素早く反応した波状攻撃で
シティの守備陣を前後に激しく揺さぶった
良い仕掛けだったと思います。

そして完璧な崩しから先制点を奪いました。

31分、4ホワイト〜5トーマス〜
34ジャカ〜8ウーデゴールと繋いだ所から
左サイドを上がってきた3ティアニーに展開し、
その3ティアニーから送られたラストパスを
7サカが左脚で合わせてゴール!!

9ラカゼットのファーに向かっての動き出しで
7サカをマークしていたアケが
一瞬9ラカゼットの方に向かって動いた事で
マークから解放された7サカが
その9ラカゼットと入れ替わる様に
右サイドから中に走り込んできた動きは
まさに完璧だったと思います。

もっと言えば35マルティネッリが
左サイドに開き裏へ走り出すタイミングを計っていた事で
カンセロを左サイドに釘付けにさせていた事も
3ティアニーを完全にフリーの状態にさせていましたし、
5トーマスのパスを受けた34ジャカが
ダイレクトで8ウーデゴールに繋いだ事で
一気にテンポアップして
シティの守備陣を後手に回す切っ掛けになりました。
更に言えばB.シウバのパスを受けたデ・ブライネが
ドリブルに入った瞬間に
4ホワイトが鋭い出足でカットした事で
シティの勢いを挫いた場面も
非常に大きなポイントだったと思います。

その後もシティゴールに迫る場面が何度かありました。

38分過ぎ、18冨安の縦パスを受けた9ラカゼットが
7サカに繋ぎ、
そのリターンを受けた9ラカゼットが展開したボールを
左サイドで受けた35マルティネッリが
カットインした所から右脚を振り抜きましたが
僅かに枠の外で惜しくもゴールを奪えず。

41分過ぎ、B.シウバのミスパスをカットした
35マルティネッリが自陣からドリブルで持ち込み
そのままペナルティの中に侵入した所で
ディアスとカンセロに挟まれる様に対応されてしまいましたが
その2人を強引にかわした35マルティネッリは
そのまま左脚を振り抜きましたが
これも僅かに枠の外で惜しくもゴールを奪えず。

どちらも35マルティネッリの個人技で状況を打開した
良い仕掛けだったと思います。
リスクを恐れず自分を信じて強気に仕掛ける事が出来る所が
35マルティネッリのストロングポイントであり
最大の魅力だと思います。

後半もペースを掴んだのはアーセナルの方でしたが
PKを切っ掛けに流れは大きく変わってしまいました。

52分過ぎ、マフレズのパスを受けたB.シウバが
ペナルティの中に侵入した所で
対応した34ジャカが倒してしまい
VARでファールを取られPK献上。

55分、そのPKをマフレズに決められてしまい同点。

B.シウバと34ジャカの接触が
ファールに値するかどうかが問題になりましたが
残念ながらファールを取られてしまったのは
妥当な判定だと思います。

この場面で物議を醸したのが
34ジャカがシャツを引っ張った事で
B.シウバが倒されたのか?
それともその前の段階でB.シウバが自ら倒れたのではないか?
という点が主でしたが
ファールの判定のポイントは
そこではなかったと思います。

この場面でファールがあったかどうかのポイントは
B.シウバが34ジャカの左側を抜け様とした時に
34ジャカが出した左大腿と
B.シウバの左大腿が接触した場面だと思います。
その接触がB.シウバの進行を妨げるだけの接触に
値したかどうかだと思いますが
結果からするとこの接触によりB.シウバは
体勢を崩していましたので
残念ながらペナルティ内でこの様な接触をしてしまったら
ファールを取られても仕方がないと思います。

よって不用意に脚を出してしまった34ジャカのプレーは
軽率だったと言わざるを得ず
同時にペナルティの中でも不用意に脚を出してしまう
34ジャカの悪い癖をB.シウバは知っていたのであれば
ファールを誘ったB.シウバの策略に
まんまとハマってしまったと言わざるを得ないと思います。

このPKを境に試合流れは大きく変わってしまいました。

57分過ぎ、9ラカゼットがヘッドで前方に送ったルーズボールを
ラポルテがヘッドで送ったバックパスが
前に出てきていたエデルソンの頭を超えて
シティのゴールに向かって行きましたが
ゴールラインを割る前にアケにクリアーされてしまいました。
そしてそのクリアーボールを
35マルティネッリが押し込もうとしましたが
それもポストを叩き惜しくもゴールならず。

アトウェル主審が35マルティネッリの
進路と視界を遮っていたとは言え
ストライカーならば決めなければならない
場面だったと思います。

この場面でゴールが決まっていたら
流れはまたアーセナルに傾いたかもしれませんでしたが
この直後に試合の流れを決めてしまう
決定的な出来事が起こってしまいました。

59分、エデルソンのゴールキックを受けた
ジェズスに入れ替わられそうになった6ガブリエウが
腕を使って止めてしまい
この試合2枚目のイエローを受けて
退場処分を受けてしまいました。

このプレー自体がイエローに値するかどうかは別として
6ガブリエウの1枚目のイエローは
公式の記録ではPKが決まった後に
受けた事になっていますので
暴言か何かで受けたのだと思いますが
その『警告』を受けた直後のファールだった為と言う
プラスαの要素が2枚目のイエローを
出させてしまったのかもしれません。

まぁ、これまでのアトウェル主審の事を考えれば
6ガブリエウに何か言われて
冷静な判断が出来なくなっていた可能性は否定出来ませんが、、、
どちらにせよ9分過ぎの8ウーデゴールが
エデルソンに倒された場面ではPKは与えられず、
48分過ぎの35マルティネッリがロドリのタックルで
高々と吹っ飛ばされてもカードすら出ない等
判定に一貫性がなかった為に
ゲームは壊れてしまったのは言うまでもないと思います。

とは言え、ファールを犯してでも
ジェズスを絶対止めなければならない様な
状況ではありませんでしたので
6ガブリエウの行為も
軽率だったと言わざる得なかったと思います。

数的不利になってしまいましたが
その後も選手全員が集中して
シティの攻撃を弾き返し続けましたが
最後の最後でパワープレーに屈してしまいました。

後半ロスタイム、左サイドのライン側から送った
デ・ブライネのクロスを
下がりながら16ホールディングが
ヘッドでクリアーしようとしましたがクリアーしきれずに
そのこぼれ球がラポルテに合わされてしまい
そのシュートは4ホワイトがブロックしましたが
そのこぼれ球をロドリに押し込まれてしまい失点。

試合終了と共に4ホワイトや18冨安がピッチに倒れこんだ様に
最後までよく戦ったと思います。
アウェイでのシティ戦では
早々に34ジャカが退場になり数的不利になったとは言え
5−0と全く歯が立たなかった言える程
非常に大きな差を感じましたが
この試合ではシティが中2日での試合で
コンディション的に難しい試合だったとは言え
特に前半はアーセナルが試合をコントロールし
シティに危険な場面をほとんど作らせませんでした。

後半もPK献上に6ガブリエウの退場と
あっという間にピンチを迎えてしまいましたが
その後もこれまでならば
圧倒的なシティの圧力に屈してしまい
ボロボロになっていたかもしれませんが
この試合では最後まで集中力を切らさずに
体を張って守り続けただけではなく
チャンスがあればシティゴールに迫ろうと
最後まで勝利を目指し続けていましたので
チームとしての成長を強く感じました。

この試合を最後に5トーマス、25エルネニー、
19ぺぺ、14オーバメヤンが
アフリカ・ネイションズ・カップに参戦する為に
チームを離れてしまいます。

特に5トーマスはここ最近は
パフォーマンスを落としていましたが
この試合ではプレシーズンやシーズン当初の様な
DFラインの前で大きな壁となり
ボールを持てば相手が何人来ようが剥がして
ボールを前に推し進めて行くと言う
圧倒的なハイパフォーマンスが戻ってきていましたので
5トーマスの離脱はチームにとって
非常に大きな問題になるかもしれません。

この後はカラバオ杯のリバプール戦もありますが
それよりも第22節のスパーズ戦の方が
非常に重要な試合になると思われます。

トップ4争いの直接的なライバルであるスパーズを
ここで叩く事が出来れば
大きなアドバンテージになるのは言うまでもなく
このシティ戦で観せたパフォーマンスは偶然ではなく
本当に地力が付いてきた証拠になると思います。

ここ最近のシーズンの様な
上位チームに歯が立たなかった頃とは変わり
上位チームとも対等に戦えるチームに成長して来ている事を
そのスパーズ戦で是非とも証明して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A CC:0G0A
7サカ        PL:6G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G3A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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