PL30:Aston Villa vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]
Aston Villa 0−1 ARSENAL
2022年3月19日(土)Premier League, Villa Park
Goal
(30)7Saka
(69)7Saka>>>19Pépé
(77)9Lacazette>>>30Nketiah
(86)8Ødegaard>>>16Holding
Substitutes
33Okonkwo
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
82Hutchinson
コンディション的に非常に苦しい試合でしたが
その様な状況でもきっちりと勝ち点3を持ち帰り
来シーズンのCL出場権獲得に向けて
また一歩近づきました。
先発は臀部の故障でメンバーから外れた
32ラムズデールに代わって
1レノがゴールマウスを守り
体調不良で外れた35マルティネッリに代わって
10スミス・ロウが左サイドに入った以外は
前試合のリバプール戦と同じメンバーが起用され
シズテムも4−3−3に戻りました。
試合はアルテタ監督が試合前に不満を述べていた様に
水曜日のナイトゲームのリバプール戦から
中2日でランチタイムの試合を行わざる得なかった為に
全体的に観るとコンディションは悪そうに観えました。
それでも前半はまだ良かったと思います。
5トーマスからのサイドチェンジのパスで
7サカが右サイドを抜け出した2分過ぎの場面、
深い位置まで侵入した
7サカからの折り返しを受けた
8ウーデゴールが送ったラストパスを
10スミス・ロウが右脚を振り抜きました。
そのシュートは枠を捉えられずに
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
流れる様な完璧な仕掛けだったと思います。
ヴィラの左サイドからのCKから
カウンターが始まった8分過ぎの場面、
こぼれ球を収めた10スミス・ロウが
左サイドをドリブルで駆け上がり
そこからのパスを受けた8ウーデゴールが
ダイレクトて繋いだボールを
5トーマスが右脚を振り抜きました。
そのシュートはマルティネスの正面で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
カウンターからの連動的な仕掛けだったと思います。
8ウーデゴールからのパスをライン側で受けた
7サカがドリブルでカットインした所から
ゴール前の9ラカゼットへクロスを送った9分過ぎの場面、
そのクロスがコンサの体に当たったボールが
枠に向かって飛んで行きましたが
マルティネスのファインセーブでゴールにはならず。
マルティネスの前でワンバウンドする
GKにとっては非常に嫌なボールだったと思いますが
素早く反応してボールを弾き出した所は
流石と言わざる得ないと思います。
3ティアニーからのパスを受けた10スミス・ロウが
34ジャカとのワンツーでカットインした所から
逆サイドの7サカへサイドチェンジのパスが送られた
17分過ぎの場面、
そのパスを受けた7サカが
8ウーデゴールとのコンビネーションで
ポケットにまで入り込んでいった所から送られた折り返しを
ゴール前に飛び込んできた10スミス・ロウが合わせました。
残念ながら9ラカゼットとポジションが被ってしまった影響もあり
クリーンヒット出来ずに決める事は出来ませんでしたが
左サイドから右サイドへの展開と
裏へ裏へと繰り返し仕掛けた
7サカと8ウーデゴールのコンビネーションは
非常に迫力があったと思います。
そして先制点が生まれました。
30分、右サイドからのFKの場面で
サインプレーで7サカからのパスを受けた17セドリックが
深い位置まで侵入した所から送ったクロスを
下がった位置で4ホワイトが中にボールを送り込み
そのこぼれ球を7サカが左脚を振り抜きゴール!!
ゴール前のDFの壁の隙間を撃ち抜いた
アーセナルのPL2000ゴール目と言う
メモリアルゴールを7サカが決めました。
この後、物議を催す判定がありました。
31分過ぎ、コウチーニョが
ミングスへ出したパスが短かった為に
7サカとイーブンになったボールに対して
ミングスが仕掛けたスライディングタックルが
7サカの足に入ってしまいました。
確かに一歩早くボールを触ってはいますが
その勢いのままミングスの足の裏が
7サカの足を捉えていましたので
非常に危険なプレーだったと思います。
その一方でボールも確実に捉えていましたので
故意のファールではなかったのも事実であり
レッドカードを出せなかったのも理解出来ますが
問題なのはその後に9ラカゼットを突き飛ばした
マックギンの行為です。
主審のアンディ・マドリーに9ラカゼットが抗議するのは
キャプテンとして補償されていると言える権利ですので
この場面で9ラカゼットがアンディ・マドリーに詰め寄るのは
当然の行為だと思いますが
その9ラカゼットに対してマックギンは
まさにタックルする様に吹っ飛ばしていましたので
これは完全な暴力行為であり
しかもプレーが止まった状況で
完全に故意に行った暴力行為ですので
絶対にレッドカードの対象だと思います。
にも関わらずこの場面でイエローしか出さなかった
アンディ・マドリーの判定は明らかに間違いであり
この後の試合の流れに大きく関与する可能性があった
誤審だと言わざる得ないと思います。
一方で前半の間で危険な場面は
この場面位だったと思います。
20分過ぎ、左サイドからワトキンスに向けて送られた
マックギンからのアーリークロスを
4ホワイトがダイビングボレーでカットしました。
4ホワイトがカットしなければ
その背後でゴールに向かっていたワトキンスに
合わされていた状況でしたので
非常に大きなプレーだったと思います。
後半に入っても最初はペースを保っていたと思います。
47分過ぎ、17セドリックが蹴った右CKを
ペナルティの外側で受けた10スミス・ロウが
右脚を振り抜きました。
そのシュートはマルティネスにセーブされてしまいましたが
8ウーデゴールがサイドに寄る動きで
マックギンの立ち位置をずらした事で
ペネルティの外側で待っていた10スミス・ロウが
完全にフリーとなる
綺麗なサインプレーだったと思います。
49分過ぎ、マックギンがもたついている隙に
9ラカッゼットが背後からボールを奪い返し
そのボールを8ウーデゴールが7サカへと展開し
その7サカからのリターンパスを
ゴールに向かって走り込んできた8ウーデゴールが受けて
左脚を振り抜きました。
そのシュートはコンサの脚に当たってしまい
ゴールは奪えませんでしたが
この時間帯はまだハイプレスが効いていたと思います。
しかし、60分を過ぎた辺りから
徐々に動きが鈍くなりだしてしまい、
19ペペの動き出しでミングスを釣り出して出来たスペースで
34ジャカからのパスを受けた9ラカゼットが
ヤングと1対1の状況になった73分過ぎの場面等の様に
決定機はありましたが
かわしきるだけのキレは残っておらず、
徐々にアストン・ヴィラにペースを握られる様になってしまいました。
そしてイングスを投入して
最前線に高さと強さを注入して
圧を強めてきたアストン・ヴィラに対して
アーセナルは16ホールディングを投入して
5バックに変更する事で跳ね返し続けましたが
ロスタイムも4分が過ぎた所で
19ペペがドゥグラス・ルイスを倒してしまい
ペナルティの右角辺りからのFKを与えてしまいました。
この試合のラストプレーとなったコウチーニョのFKは
ゴール左隅を捉える際どいFKでしたが
1レノのファインセーブでゴールを死守し
そこで試合終了!!
フィジカル的に非常に難しい試合でしたが
先制ゴールを守り切って
4位をキープする事に成功しました。
欠場した32ラムズデールに代わって
ゴールマウスを守った1レノは
本当の意味で危険な場面はそれ程ありませんでしたが
最後のFKでビッグセーブを観せた様に
サブに回っていてもしっかりとその実力を保っており
非常に心強い存在だったと思います。
同時にサブに回っても腐らずに
日頃からチームの為に
常に準備をし続けていたであろう事は
試合終了直後にビッグセーブでチームを救った
1レノの所にチームの全員が駆け寄って讃え、
一緒に勝利を喜び合う姿を観てもはっきりと分かりました。
ヤングは「優勝したような喜びようだ」と揶揄していましたが
一つ一つの勝利をチーム全体で喜び合う姿は勿論、
怪我で欠場した32ラムズデールが志願して同行して
一緒に勝利を喜び合う姿を観れば
今のチームはどれだけ一体感があるかは
分かると思います。
実際問題として32ラムズデールと比較しても1レノは
そのシュートストップ能力は甲乙つけ難い一方で
ペナルティの外側に出ていくプレーは
32ラムズデールに比べてより積極的な印象で
ハイラインを敷くアーセナルのスタイル的には
32ラムズデールもこの位ペナルティの外に出て欲しい様に感じます。
反対にフィードの精度に関しては
2本に1本から3本に1本程度しか
狙い通りの球が蹴れていなかった印象で
32ラムズデールに比べて明らかに見劣りしていた印象で
結局、この部分の差がアルテタ監督が
32ラムズデールを正GKに任命したポイントの様に感じます。
一方で体調不良で欠場した35マルティネッリと
この試合起用された10スミス・ロウとでは
左サイドのシステムや仕掛け方が変わった所は
興味深かったと思います。
35マルティネッリはゴール前に入ってきて
フィニッシュの局面にも顔を出しますが
基本的にはリバプール戦で観せた様な
ライン側でボールを受けて
そこからドリブルで仕掛けるプレーを好んでいる様に
サイドのレーンでプレーする事が多いと思います。
その結果一つ内側のハーフレーンをカバーする為に
左インサイドハーフの34ジャカが
より高い位置でプレーする機会が多くなり
反対に3ティアニーは一歩下がった所から
サイドのレーンを35マルティネッリと共有しながら
プレーする格好になる為に
高い位置まで侵入する回数は若干減る様に感じます。
一方の10スミス・ロウはサイドでボールを受けたとしても
そのままサイドのレーンを自ら仕掛けるよりも
そのサイドのレーンを3ティアニーに明け渡して
中に向かう場面が多い事からも
ハーフレーンでプレーする場面が多いと思います。
それによりサイドのレーンは
常に深い位置まで上がってきた3ティアニーが担い
インサイドハーフの34ジャカは一歩下がった位置に留まって
3ティアニーが上がって出来たサイドのスペースを
カバーする役割を担っていた様に観えます。
実際、試合中には3ティアニーに対して
34ジャカが高い位置まで上がる様に促していた様に
アルテタ監督が以前よく使っていた
3ティアニーがウイングの様な高い位置にまで上がり
34ジャカがバックラインまで下がって
2人のCBと疑似的な3CBの形に近い形で
プレーする場面もあった様に観えました。
そして現在のアーセナルはポケットの所に
積極的に侵入した所から折り返す形を
好んで行う様になっていますが
35マルティネッリが起用された時は
リバプール戦で観せた様に自ら仕掛けて
ポケットの位置まで侵入する事が多い為に
左サイドから仕掛ける場合は
チャンスメイカーを担う場面が多いのに対して
10スミス・ロウが起用された時は
3ティアニーや34ジャカののパスで
10スミス・ロウが侵入する事もあれば
10スミス・ロウのパスで3ティアニーが侵入する事もあり
後者の場合にはパスを出した10スミス・ロウは
そのままゴールに向かってポジションを変え
3ティアニーからの折り返しに対して
フィニッシュを担う事もありますので
左サイドから仕掛ける場面でも
10スミス・ロウは状況によって
チャンスメイカーにもフィニッシャーにもなる事が出来る所が
この2人の大きな違いの様に感じます。
どちらが優れているかの問題ではありませんが
例えば相手SBが1対1がそれ程得意ではなければ
35マルティネッリに積極的に仕掛けさせる事で
簡単に攻略出来るかもしれませんし、
守備組織がしっかりしているチームを相手にした時には
10スミス・ロウを起用して
コンビネーションで切り崩した方が
効果的かもしれません。
7サカ&8ウーデゴールのコンビネーションと
7サカの独力での突破が冴える右サイドだけではなく
アーセナルの左サイドも形ができ始めたと言えると思います。
一方でレギュラークラスの選手達の
コンディションが優れない状況を考えますと
途中出場した19ぺぺと30エンケティアは
もっと積極的にアピールしなければならなかったと思います。
特に終盤投入された30エンケティアは
前線の選手達の動きが鈍くなり
ハイプレスが全く効かなくなっていただけに
フレッシュな30エンケティアだけでも
試合終了までの間、走り続ける位の気概を
観せて欲しかったと思いますが
実際は燃料切れの9ラカゼットよりも
運動量が少なかった様に感じたのは非常に残念です。
一方で試合を終わらす為に投入された16ホールディングは
流石だと言わざる得なかったと思います。
今シーズンの16ホールディングはベンチ生活が長く
期待している様な出場機会を得られていませんが
その様な状況でも腐らずに
与えられている仕事で確かな結果を出していると思います。
カラバオ杯準決勝のリバプールとの1stレグを筆頭に
PLウルヴス戦、ワトフォード戦と
1点も許されない状況で投入され
4ホワイトと6ガブリエウと3CBを形成して
しっかりと零封した様に
このアストン・ヴィラ戦でも終盤に投入され
しっかりと試合を終わらせました。
16ホールディングが3CBの中央に投入する事で
ゴール前の高さと強さがもたらされ
守備の強度が格段に上がるのは勿論ですが
同時にこの古参のイングランド人は
疲れているチームメイトを鼓舞する様に
しっかりと声を出して
チームに活力を与える役割も担っていた様に感じます。
勿論、本人が求めている使われ方ではないと思いますが
実際4ホワイト&16ホールでィング&6ガブリエウが並ぶ3CBは
PLでも屈指の強度を誇ると言っても
決して過言ではない様に感じます。
これからシーズン終盤に向けて
まだまだ厳しい試合が続くかもしれませんが
16ホールディングが投入されれば
もうゴールを奪われる事がないと感じさせる程の
信頼感をチームにもたらし
来シーズンのCL出場権を掴み取る為の切り札に
なる可能性があると思います。
これで4位をキープしたままで
代表戦に突入する事になります。
一時は代表に選ばれる選手が激減し
多くの選手がチームに残る様な時期もありましたが
4ホワイト、7サカ、10スミス・ロウ、
そして怪我で辞退しましたが32ラムズデールの4人が
イングランド代表に選ばれた様に
アーセナルの主力選手の殆どが
各国の代表戦に向かう様になりました。
それはそれで喜ばしい事ですが
その反面、それに伴う怪我のリスクや
コンディションの問題が出てきますので
心配な面がない訳でわありません。
それでも多くの選手を代表戦に出す事が出来る事は
それだけチームが強くなっている証拠だと思いますので
この勢いを維持して来シーズンのCL出場権を
掴み取って欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:9G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:4G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
2022年3月19日(土)Premier League, Villa Park
Goal
(30)7Saka
1Leno
17Cedric 4White 6Gabriel 3Tierney
5T. Partey
8Ødegaard 34Xhaka
7Saka 10Smith Rowe
9Lacazette
(69)7Saka>>>19Pépé
(77)9Lacazette>>>30Nketiah
(86)8Ødegaard>>>16Holding
Substitutes
33Okonkwo
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
82Hutchinson
コンディション的に非常に苦しい試合でしたが
その様な状況でもきっちりと勝ち点3を持ち帰り
来シーズンのCL出場権獲得に向けて
また一歩近づきました。
先発は臀部の故障でメンバーから外れた
32ラムズデールに代わって
1レノがゴールマウスを守り
体調不良で外れた35マルティネッリに代わって
10スミス・ロウが左サイドに入った以外は
前試合のリバプール戦と同じメンバーが起用され
シズテムも4−3−3に戻りました。
試合はアルテタ監督が試合前に不満を述べていた様に
水曜日のナイトゲームのリバプール戦から
中2日でランチタイムの試合を行わざる得なかった為に
全体的に観るとコンディションは悪そうに観えました。
それでも前半はまだ良かったと思います。
5トーマスからのサイドチェンジのパスで
7サカが右サイドを抜け出した2分過ぎの場面、
深い位置まで侵入した
7サカからの折り返しを受けた
8ウーデゴールが送ったラストパスを
10スミス・ロウが右脚を振り抜きました。
そのシュートは枠を捉えられずに
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
流れる様な完璧な仕掛けだったと思います。
ヴィラの左サイドからのCKから
カウンターが始まった8分過ぎの場面、
こぼれ球を収めた10スミス・ロウが
左サイドをドリブルで駆け上がり
そこからのパスを受けた8ウーデゴールが
ダイレクトて繋いだボールを
5トーマスが右脚を振り抜きました。
そのシュートはマルティネスの正面で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
カウンターからの連動的な仕掛けだったと思います。
8ウーデゴールからのパスをライン側で受けた
7サカがドリブルでカットインした所から
ゴール前の9ラカゼットへクロスを送った9分過ぎの場面、
そのクロスがコンサの体に当たったボールが
枠に向かって飛んで行きましたが
マルティネスのファインセーブでゴールにはならず。
マルティネスの前でワンバウンドする
GKにとっては非常に嫌なボールだったと思いますが
素早く反応してボールを弾き出した所は
流石と言わざる得ないと思います。
3ティアニーからのパスを受けた10スミス・ロウが
34ジャカとのワンツーでカットインした所から
逆サイドの7サカへサイドチェンジのパスが送られた
17分過ぎの場面、
そのパスを受けた7サカが
8ウーデゴールとのコンビネーションで
ポケットにまで入り込んでいった所から送られた折り返しを
ゴール前に飛び込んできた10スミス・ロウが合わせました。
残念ながら9ラカゼットとポジションが被ってしまった影響もあり
クリーンヒット出来ずに決める事は出来ませんでしたが
左サイドから右サイドへの展開と
裏へ裏へと繰り返し仕掛けた
7サカと8ウーデゴールのコンビネーションは
非常に迫力があったと思います。
そして先制点が生まれました。
30分、右サイドからのFKの場面で
サインプレーで7サカからのパスを受けた17セドリックが
深い位置まで侵入した所から送ったクロスを
下がった位置で4ホワイトが中にボールを送り込み
そのこぼれ球を7サカが左脚を振り抜きゴール!!
ゴール前のDFの壁の隙間を撃ち抜いた
アーセナルのPL2000ゴール目と言う
メモリアルゴールを7サカが決めました。
この後、物議を催す判定がありました。
31分過ぎ、コウチーニョが
ミングスへ出したパスが短かった為に
7サカとイーブンになったボールに対して
ミングスが仕掛けたスライディングタックルが
7サカの足に入ってしまいました。
確かに一歩早くボールを触ってはいますが
その勢いのままミングスの足の裏が
7サカの足を捉えていましたので
非常に危険なプレーだったと思います。
その一方でボールも確実に捉えていましたので
故意のファールではなかったのも事実であり
レッドカードを出せなかったのも理解出来ますが
問題なのはその後に9ラカゼットを突き飛ばした
マックギンの行為です。
主審のアンディ・マドリーに9ラカゼットが抗議するのは
キャプテンとして補償されていると言える権利ですので
この場面で9ラカゼットがアンディ・マドリーに詰め寄るのは
当然の行為だと思いますが
その9ラカゼットに対してマックギンは
まさにタックルする様に吹っ飛ばしていましたので
これは完全な暴力行為であり
しかもプレーが止まった状況で
完全に故意に行った暴力行為ですので
絶対にレッドカードの対象だと思います。
にも関わらずこの場面でイエローしか出さなかった
アンディ・マドリーの判定は明らかに間違いであり
この後の試合の流れに大きく関与する可能性があった
誤審だと言わざる得ないと思います。
一方で前半の間で危険な場面は
この場面位だったと思います。
20分過ぎ、左サイドからワトキンスに向けて送られた
マックギンからのアーリークロスを
4ホワイトがダイビングボレーでカットしました。
4ホワイトがカットしなければ
その背後でゴールに向かっていたワトキンスに
合わされていた状況でしたので
非常に大きなプレーだったと思います。
後半に入っても最初はペースを保っていたと思います。
47分過ぎ、17セドリックが蹴った右CKを
ペナルティの外側で受けた10スミス・ロウが
右脚を振り抜きました。
そのシュートはマルティネスにセーブされてしまいましたが
8ウーデゴールがサイドに寄る動きで
マックギンの立ち位置をずらした事で
ペネルティの外側で待っていた10スミス・ロウが
完全にフリーとなる
綺麗なサインプレーだったと思います。
49分過ぎ、マックギンがもたついている隙に
9ラカッゼットが背後からボールを奪い返し
そのボールを8ウーデゴールが7サカへと展開し
その7サカからのリターンパスを
ゴールに向かって走り込んできた8ウーデゴールが受けて
左脚を振り抜きました。
そのシュートはコンサの脚に当たってしまい
ゴールは奪えませんでしたが
この時間帯はまだハイプレスが効いていたと思います。
しかし、60分を過ぎた辺りから
徐々に動きが鈍くなりだしてしまい、
19ペペの動き出しでミングスを釣り出して出来たスペースで
34ジャカからのパスを受けた9ラカゼットが
ヤングと1対1の状況になった73分過ぎの場面等の様に
決定機はありましたが
かわしきるだけのキレは残っておらず、
徐々にアストン・ヴィラにペースを握られる様になってしまいました。
そしてイングスを投入して
最前線に高さと強さを注入して
圧を強めてきたアストン・ヴィラに対して
アーセナルは16ホールディングを投入して
5バックに変更する事で跳ね返し続けましたが
ロスタイムも4分が過ぎた所で
19ペペがドゥグラス・ルイスを倒してしまい
ペナルティの右角辺りからのFKを与えてしまいました。
この試合のラストプレーとなったコウチーニョのFKは
ゴール左隅を捉える際どいFKでしたが
1レノのファインセーブでゴールを死守し
そこで試合終了!!
フィジカル的に非常に難しい試合でしたが
先制ゴールを守り切って
4位をキープする事に成功しました。
欠場した32ラムズデールに代わって
ゴールマウスを守った1レノは
本当の意味で危険な場面はそれ程ありませんでしたが
最後のFKでビッグセーブを観せた様に
サブに回っていてもしっかりとその実力を保っており
非常に心強い存在だったと思います。
同時にサブに回っても腐らずに
日頃からチームの為に
常に準備をし続けていたであろう事は
試合終了直後にビッグセーブでチームを救った
1レノの所にチームの全員が駆け寄って讃え、
一緒に勝利を喜び合う姿を観てもはっきりと分かりました。
ヤングは「優勝したような喜びようだ」と揶揄していましたが
一つ一つの勝利をチーム全体で喜び合う姿は勿論、
怪我で欠場した32ラムズデールが志願して同行して
一緒に勝利を喜び合う姿を観れば
今のチームはどれだけ一体感があるかは
分かると思います。
実際問題として32ラムズデールと比較しても1レノは
そのシュートストップ能力は甲乙つけ難い一方で
ペナルティの外側に出ていくプレーは
32ラムズデールに比べてより積極的な印象で
ハイラインを敷くアーセナルのスタイル的には
32ラムズデールもこの位ペナルティの外に出て欲しい様に感じます。
反対にフィードの精度に関しては
2本に1本から3本に1本程度しか
狙い通りの球が蹴れていなかった印象で
32ラムズデールに比べて明らかに見劣りしていた印象で
結局、この部分の差がアルテタ監督が
32ラムズデールを正GKに任命したポイントの様に感じます。
一方で体調不良で欠場した35マルティネッリと
この試合起用された10スミス・ロウとでは
左サイドのシステムや仕掛け方が変わった所は
興味深かったと思います。
35マルティネッリはゴール前に入ってきて
フィニッシュの局面にも顔を出しますが
基本的にはリバプール戦で観せた様な
ライン側でボールを受けて
そこからドリブルで仕掛けるプレーを好んでいる様に
サイドのレーンでプレーする事が多いと思います。
その結果一つ内側のハーフレーンをカバーする為に
左インサイドハーフの34ジャカが
より高い位置でプレーする機会が多くなり
反対に3ティアニーは一歩下がった所から
サイドのレーンを35マルティネッリと共有しながら
プレーする格好になる為に
高い位置まで侵入する回数は若干減る様に感じます。
一方の10スミス・ロウはサイドでボールを受けたとしても
そのままサイドのレーンを自ら仕掛けるよりも
そのサイドのレーンを3ティアニーに明け渡して
中に向かう場面が多い事からも
ハーフレーンでプレーする場面が多いと思います。
それによりサイドのレーンは
常に深い位置まで上がってきた3ティアニーが担い
インサイドハーフの34ジャカは一歩下がった位置に留まって
3ティアニーが上がって出来たサイドのスペースを
カバーする役割を担っていた様に観えます。
実際、試合中には3ティアニーに対して
34ジャカが高い位置まで上がる様に促していた様に
アルテタ監督が以前よく使っていた
3ティアニーがウイングの様な高い位置にまで上がり
34ジャカがバックラインまで下がって
2人のCBと疑似的な3CBの形に近い形で
プレーする場面もあった様に観えました。
そして現在のアーセナルはポケットの所に
積極的に侵入した所から折り返す形を
好んで行う様になっていますが
35マルティネッリが起用された時は
リバプール戦で観せた様に自ら仕掛けて
ポケットの位置まで侵入する事が多い為に
左サイドから仕掛ける場合は
チャンスメイカーを担う場面が多いのに対して
10スミス・ロウが起用された時は
3ティアニーや34ジャカののパスで
10スミス・ロウが侵入する事もあれば
10スミス・ロウのパスで3ティアニーが侵入する事もあり
後者の場合にはパスを出した10スミス・ロウは
そのままゴールに向かってポジションを変え
3ティアニーからの折り返しに対して
フィニッシュを担う事もありますので
左サイドから仕掛ける場面でも
10スミス・ロウは状況によって
チャンスメイカーにもフィニッシャーにもなる事が出来る所が
この2人の大きな違いの様に感じます。
どちらが優れているかの問題ではありませんが
例えば相手SBが1対1がそれ程得意ではなければ
35マルティネッリに積極的に仕掛けさせる事で
簡単に攻略出来るかもしれませんし、
守備組織がしっかりしているチームを相手にした時には
10スミス・ロウを起用して
コンビネーションで切り崩した方が
効果的かもしれません。
7サカ&8ウーデゴールのコンビネーションと
7サカの独力での突破が冴える右サイドだけではなく
アーセナルの左サイドも形ができ始めたと言えると思います。
一方でレギュラークラスの選手達の
コンディションが優れない状況を考えますと
途中出場した19ぺぺと30エンケティアは
もっと積極的にアピールしなければならなかったと思います。
特に終盤投入された30エンケティアは
前線の選手達の動きが鈍くなり
ハイプレスが全く効かなくなっていただけに
フレッシュな30エンケティアだけでも
試合終了までの間、走り続ける位の気概を
観せて欲しかったと思いますが
実際は燃料切れの9ラカゼットよりも
運動量が少なかった様に感じたのは非常に残念です。
一方で試合を終わらす為に投入された16ホールディングは
流石だと言わざる得なかったと思います。
今シーズンの16ホールディングはベンチ生活が長く
期待している様な出場機会を得られていませんが
その様な状況でも腐らずに
与えられている仕事で確かな結果を出していると思います。
カラバオ杯準決勝のリバプールとの1stレグを筆頭に
PLウルヴス戦、ワトフォード戦と
1点も許されない状況で投入され
4ホワイトと6ガブリエウと3CBを形成して
しっかりと零封した様に
このアストン・ヴィラ戦でも終盤に投入され
しっかりと試合を終わらせました。
16ホールディングが3CBの中央に投入する事で
ゴール前の高さと強さがもたらされ
守備の強度が格段に上がるのは勿論ですが
同時にこの古参のイングランド人は
疲れているチームメイトを鼓舞する様に
しっかりと声を出して
チームに活力を与える役割も担っていた様に感じます。
勿論、本人が求めている使われ方ではないと思いますが
実際4ホワイト&16ホールでィング&6ガブリエウが並ぶ3CBは
PLでも屈指の強度を誇ると言っても
決して過言ではない様に感じます。
これからシーズン終盤に向けて
まだまだ厳しい試合が続くかもしれませんが
16ホールディングが投入されれば
もうゴールを奪われる事がないと感じさせる程の
信頼感をチームにもたらし
来シーズンのCL出場権を掴み取る為の切り札に
なる可能性があると思います。
これで4位をキープしたままで
代表戦に突入する事になります。
一時は代表に選ばれる選手が激減し
多くの選手がチームに残る様な時期もありましたが
4ホワイト、7サカ、10スミス・ロウ、
そして怪我で辞退しましたが32ラムズデールの4人が
イングランド代表に選ばれた様に
アーセナルの主力選手の殆どが
各国の代表戦に向かう様になりました。
それはそれで喜ばしい事ですが
その反面、それに伴う怪我のリスクや
コンディションの問題が出てきますので
心配な面がない訳でわありません。
それでも多くの選手を代表戦に出す事が出来る事は
それだけチームが強くなっている証拠だと思いますので
この勢いを維持して来シーズンのCL出場権を
掴み取って欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:9G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:4G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
PL27:ARSENAL vs Liverpool [Arsenal マッチリポート]
ARSENAL 0−2 Liverpool
2022年3月16日(水)Premier League, Emirates Stadium
Goal
(54)Jota
(62)Firmino
(67)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(74)7Saka>>>19Pépé
(80)9Lacazette>>>30Nketiah
Substitutes
1Leno
16Holding
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
トップ4入りに向けて
勝ち点3が欲しかった試合でしたが
8連勝中の2位リバプールの壁は
まだまだ強固でした。
先発は前節と同じメンバーが起用されましたが
システムは5トーマスと34ジャカが
中盤の底に並ぶ4−2−3−1が組まれました。
試合は開始早々から非常にアグレッシブな試合でした。
アレクサンダーアーノルドが入れた
左サイドからのCKをファン・ダイクに
ヘッドで合わされてしまった
1分過ぎの場面、
32ラムズデールのファインセーブで防ぎましたが
この日もリバプールの前に出る圧力は
強烈だったと思います。
しかしこの日のアーセナルは
この様な強烈な圧力を発するリバプールに屈して
以前の試合の様に引いて守りを固める事はせずに
ハイプレスに曝されても恐れずに
5トーマスを中心にその鋭いプレスを掻い潜って
ボールを前に押し進め、
パスの出し所を抑えられた時には
4ホワイト、32ラムズデール、5トーマス等から
7サカや35マルティネッリへの
両サイドのスペースを意識したパスや
サイドチェンジのパスを有効に使って
深い位置まで侵入する等、
序盤はがっぷり四つに組んで
試合の主導権を争う展開でした。
実際サイドの深い位置にまで侵入して
何度かチャンスを作る事が出来ていました。
14分過ぎ、6ガブリエウが送ったフィードを
左サイドで3マルティネッリ〜3ティアニー
〜35マルティネッリと繋いだ所から35マルティネッリが
アレクサンダーアーノルドをかわして深い位置まで侵入し
そこからニアに走り込んできた9ラカゼットへ
鋭い折り返しが送られました。
惜しくもタイミングが合わずにクリアーされてしまいましたが
中央からリバプールの緻密な守備ブロックを崩すのは
非常に難しいかも知れませんが
サイドの深い位置にまで素早く展開する事が出来れば
35マルティネッリ対アレクサンダーアーノルド、
7サカ対ロバートソンの様に1対1の勝負に持ち込め、
この場面の様にその1対1の勝負に勝つ事が出来れば
決定機を作る事も可能だと言う事を示した場面であり
ここ最近ポケットの深い位置まで侵入した所から折り返す仕掛けを
多用していたのはこの日に向けてだったのかも知れません。
32分過ぎ、6ガブリエウの鋭い縦パスを
マティプを背負いながら受けた9ラカゼットが粘って
中に入ってきた35マルティネッリに繋ぎ
その35マルティネッリから
走り込んできた8ウーデゴールへ
スルーパスが送られましたが
並走してきたロバートソンにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。
一方で開始直後のCKからファン・ダイクに
ヘッドで合わされてしまった場面以降で
本当の意味でゴールに迫られたのは
この場面だったと思います。
44分過ぎ、DFラインの裏に送られた
アレクサンダーアーノルドのロングパスで
マネに抜け出されてしまいました。
幸い戻ってきた6ガブリエウのプレッシャーもあり
マネのシュートは枠を捉えませんでしたが
DFラインの裏へ送った一本のパスで
決定機を作ったこの場面の様に
後半からは3列目から手数を掛けずに
DFラインの裏のスペースに向けて
積極的にパスを送ると言う戦術変更を
リバプールはしてきた様に観えました。
攻勢を強めてきたリバプールが
後半早々にアーセナルゴールに襲いかかってきました。
45分過ぎ、ヘンダーソンからのスルーパスで
マネに裏に抜け出され、
ゴールネットを揺らされてしまいましたが
幸いマネが飛び出すのが早く
オフサイドで救われました。
一方でアーセナルもサイドから崩して
リバプールゴールに迫りました。
48分過ぎ、6ガブリエウからのパスを受けた
35マルティネッリが再びアレクサンダーアーノルドをかわして
深い位置にまで侵入し
そこで対峙したヘンダーソンの股を抜いて
ポケットにまで侵入した所から中に折り返しました。
残念ながら誰にも合いませんでしたが
誰かがゴール前に詰めてワンタッチしていたら
ゴールを奪える決定機になっていただけに残念です。
そして先制点を奪う絶好機が訪れました。
50分過ぎ、アリソンへのチアゴからのバックパスを
9ラカゼットがカットし
その9ラカゼットからのパスを受けた8ウーデゴールが
狙いすましてシュートを撃ちましたが
アリソンに阻まれゴールを奪えず。
相手のミスから訪れた絶好機だっただけに
ここで先制点を奪う事が出来ていたら
前半の様な勢いを取り戻せていたかもしれませんし
何よりもリバプールに大きなダメージを
与える事が出来ていたかもしれなかっただけに
非常に残念な場面でした。
そして先制点を奪ったのはリバプールの方でした。
54分、チアゴからのロングスルーパスで
裏に抜け出したジョッタに
角度のない所からニアサイドを撃ち抜かれてしまい
失点。
3列目から送ったチアゴのロングスルーパスは勿論ですが、
マネの中に向かうフリーランニングで
4ホワイトが釣り出され
4ホワイトと17セドリックに間に
大きなスペースを作られてしまったのは問題であり
17セドリックもライン側にいたロバートソンを見すぎて
ジョッタを失認していたのも残念でした。
その後すぐに追加点も奪われてしまいました。
62分、ロバートソンのミドルシュートを
ブロックした7サカが
ライン側までボールを追った所から
前に出ようとした所をロバートソンにカットされてしまい
そのまま深い所まで侵入した所から
ロバートソンが折り返したボールを
ニアに入ってきたフィルミーノに合わされてしまい
失点。
その後はなかなか決定機を作る事が出来ず
次にゴールに迫ったのは終了間際でした。
87分過ぎ、右サイドから
10スミス・ロウ〜5トーマス〜34ジャカと繋ぎ
その34ジャカからのラストパスを
35マルティネッリがダイレクトで
右脚を振り抜きましたが
そのコントロールショットは
僅かにポストの外側でゴールならず。
試合はこのまま0−2で終演。
非常にアグレッシブな展開の試合で
今シーズンリバプールと対戦した4度の試合の中では
もっとも迫った試合だったと思います。
特に前半は互角に渡り合ったと言える十分な内容で
チームとしての成長を強く感じる内容でしたが
一方で後半に入ってからは攻勢を強めてきた
リバプールとの間に少なからず差を感じてしまいました。
勿論、ここ最近の週に1試合のペースで行ってきた時の
試合とは異なり
久しぶりの中2日での試合だった為に
後半はペースが落ちてしまった所もあると思いますが
もっとも大きな差はフィニッシュの局面での精度や
決定力だと思われます。
角度のない所から殆どスペースがないニアを
見事にぶち抜いて先制点を奪ったジョッタに対して
あとボール1個分内側ならば
アリソンの手も届かずポストの内側を叩いたかもしれない
87分過ぎの場面の35マルティネッリ、
ロバートソンの鋭い折り返しを
ニアに走り込んできて見事に合わせたフィルミーノに対して、
度々ポケットまで侵入した35マルティネッリから
折り返しが送られましたが
9ラカゼットを中心に誰も合わせられなかったアーセナル。
そしてチアゴのミスパスからの決定機を
決めきれなかった54分過ぎの場面も含めて
もしも決めていたらと思ってしまう場面が
何度かありました。
これまでの様に多くの時間でリバプールにボールを持たれ
その猛攻をゴール前を固めて必死に凌ぎきる様な展開ではなく
しっかりと真正面からぶつかり合って
力と力の勝負が出来る様になり、
35マルティネッリや7サカがサイドでの攻防で圧倒する等
リバプールの守備陣を崩せる様になった所は
大きな成長だと思いますが
更に上を目指すのならば
崩した後にいかにしてゴールネットを揺らす事が出来るかの部分を
改善しなければならないと思います。
その為にはゴール前でのアイデアの共有や
精度を上げる事は勿論だと思いますが
やはり以前から指摘している様に
決定力のある点取屋が不在という問題は
今後も大きな問題になるかも知れません。
この敗戦の影響を最小限にする為にも
次のアストン・ヴィラ戦は重要です。
このリバプール戦で敗れたとはいえ
まだ消化試合が2試合少ない状況で
暫定4位を維持していますので
再び立ち上がりトップ4を目指して
戦い続けなければならないと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:8G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:4G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
2022年3月16日(水)Premier League, Emirates Stadium
Goal
(54)Jota
(62)Firmino
32Ramsdale
17Cedric 4White 6Gabriel 3Tierney
5T. Partey 34Xhaka
7Saka 8Ødegaard 35Martinelli
9Lacazette
(67)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(74)7Saka>>>19Pépé
(80)9Lacazette>>>30Nketiah
Substitutes
1Leno
16Holding
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
トップ4入りに向けて
勝ち点3が欲しかった試合でしたが
8連勝中の2位リバプールの壁は
まだまだ強固でした。
先発は前節と同じメンバーが起用されましたが
システムは5トーマスと34ジャカが
中盤の底に並ぶ4−2−3−1が組まれました。
試合は開始早々から非常にアグレッシブな試合でした。
アレクサンダーアーノルドが入れた
左サイドからのCKをファン・ダイクに
ヘッドで合わされてしまった
1分過ぎの場面、
32ラムズデールのファインセーブで防ぎましたが
この日もリバプールの前に出る圧力は
強烈だったと思います。
しかしこの日のアーセナルは
この様な強烈な圧力を発するリバプールに屈して
以前の試合の様に引いて守りを固める事はせずに
ハイプレスに曝されても恐れずに
5トーマスを中心にその鋭いプレスを掻い潜って
ボールを前に押し進め、
パスの出し所を抑えられた時には
4ホワイト、32ラムズデール、5トーマス等から
7サカや35マルティネッリへの
両サイドのスペースを意識したパスや
サイドチェンジのパスを有効に使って
深い位置まで侵入する等、
序盤はがっぷり四つに組んで
試合の主導権を争う展開でした。
実際サイドの深い位置にまで侵入して
何度かチャンスを作る事が出来ていました。
14分過ぎ、6ガブリエウが送ったフィードを
左サイドで3マルティネッリ〜3ティアニー
〜35マルティネッリと繋いだ所から35マルティネッリが
アレクサンダーアーノルドをかわして深い位置まで侵入し
そこからニアに走り込んできた9ラカゼットへ
鋭い折り返しが送られました。
惜しくもタイミングが合わずにクリアーされてしまいましたが
中央からリバプールの緻密な守備ブロックを崩すのは
非常に難しいかも知れませんが
サイドの深い位置にまで素早く展開する事が出来れば
35マルティネッリ対アレクサンダーアーノルド、
7サカ対ロバートソンの様に1対1の勝負に持ち込め、
この場面の様にその1対1の勝負に勝つ事が出来れば
決定機を作る事も可能だと言う事を示した場面であり
ここ最近ポケットの深い位置まで侵入した所から折り返す仕掛けを
多用していたのはこの日に向けてだったのかも知れません。
32分過ぎ、6ガブリエウの鋭い縦パスを
マティプを背負いながら受けた9ラカゼットが粘って
中に入ってきた35マルティネッリに繋ぎ
その35マルティネッリから
走り込んできた8ウーデゴールへ
スルーパスが送られましたが
並走してきたロバートソンにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。
一方で開始直後のCKからファン・ダイクに
ヘッドで合わされてしまった場面以降で
本当の意味でゴールに迫られたのは
この場面だったと思います。
44分過ぎ、DFラインの裏に送られた
アレクサンダーアーノルドのロングパスで
マネに抜け出されてしまいました。
幸い戻ってきた6ガブリエウのプレッシャーもあり
マネのシュートは枠を捉えませんでしたが
DFラインの裏へ送った一本のパスで
決定機を作ったこの場面の様に
後半からは3列目から手数を掛けずに
DFラインの裏のスペースに向けて
積極的にパスを送ると言う戦術変更を
リバプールはしてきた様に観えました。
攻勢を強めてきたリバプールが
後半早々にアーセナルゴールに襲いかかってきました。
45分過ぎ、ヘンダーソンからのスルーパスで
マネに裏に抜け出され、
ゴールネットを揺らされてしまいましたが
幸いマネが飛び出すのが早く
オフサイドで救われました。
一方でアーセナルもサイドから崩して
リバプールゴールに迫りました。
48分過ぎ、6ガブリエウからのパスを受けた
35マルティネッリが再びアレクサンダーアーノルドをかわして
深い位置にまで侵入し
そこで対峙したヘンダーソンの股を抜いて
ポケットにまで侵入した所から中に折り返しました。
残念ながら誰にも合いませんでしたが
誰かがゴール前に詰めてワンタッチしていたら
ゴールを奪える決定機になっていただけに残念です。
そして先制点を奪う絶好機が訪れました。
50分過ぎ、アリソンへのチアゴからのバックパスを
9ラカゼットがカットし
その9ラカゼットからのパスを受けた8ウーデゴールが
狙いすましてシュートを撃ちましたが
アリソンに阻まれゴールを奪えず。
相手のミスから訪れた絶好機だっただけに
ここで先制点を奪う事が出来ていたら
前半の様な勢いを取り戻せていたかもしれませんし
何よりもリバプールに大きなダメージを
与える事が出来ていたかもしれなかっただけに
非常に残念な場面でした。
そして先制点を奪ったのはリバプールの方でした。
54分、チアゴからのロングスルーパスで
裏に抜け出したジョッタに
角度のない所からニアサイドを撃ち抜かれてしまい
失点。
3列目から送ったチアゴのロングスルーパスは勿論ですが、
マネの中に向かうフリーランニングで
4ホワイトが釣り出され
4ホワイトと17セドリックに間に
大きなスペースを作られてしまったのは問題であり
17セドリックもライン側にいたロバートソンを見すぎて
ジョッタを失認していたのも残念でした。
その後すぐに追加点も奪われてしまいました。
62分、ロバートソンのミドルシュートを
ブロックした7サカが
ライン側までボールを追った所から
前に出ようとした所をロバートソンにカットされてしまい
そのまま深い所まで侵入した所から
ロバートソンが折り返したボールを
ニアに入ってきたフィルミーノに合わされてしまい
失点。
その後はなかなか決定機を作る事が出来ず
次にゴールに迫ったのは終了間際でした。
87分過ぎ、右サイドから
10スミス・ロウ〜5トーマス〜34ジャカと繋ぎ
その34ジャカからのラストパスを
35マルティネッリがダイレクトで
右脚を振り抜きましたが
そのコントロールショットは
僅かにポストの外側でゴールならず。
試合はこのまま0−2で終演。
非常にアグレッシブな展開の試合で
今シーズンリバプールと対戦した4度の試合の中では
もっとも迫った試合だったと思います。
特に前半は互角に渡り合ったと言える十分な内容で
チームとしての成長を強く感じる内容でしたが
一方で後半に入ってからは攻勢を強めてきた
リバプールとの間に少なからず差を感じてしまいました。
勿論、ここ最近の週に1試合のペースで行ってきた時の
試合とは異なり
久しぶりの中2日での試合だった為に
後半はペースが落ちてしまった所もあると思いますが
もっとも大きな差はフィニッシュの局面での精度や
決定力だと思われます。
角度のない所から殆どスペースがないニアを
見事にぶち抜いて先制点を奪ったジョッタに対して
あとボール1個分内側ならば
アリソンの手も届かずポストの内側を叩いたかもしれない
87分過ぎの場面の35マルティネッリ、
ロバートソンの鋭い折り返しを
ニアに走り込んできて見事に合わせたフィルミーノに対して、
度々ポケットまで侵入した35マルティネッリから
折り返しが送られましたが
9ラカゼットを中心に誰も合わせられなかったアーセナル。
そしてチアゴのミスパスからの決定機を
決めきれなかった54分過ぎの場面も含めて
もしも決めていたらと思ってしまう場面が
何度かありました。
これまでの様に多くの時間でリバプールにボールを持たれ
その猛攻をゴール前を固めて必死に凌ぎきる様な展開ではなく
しっかりと真正面からぶつかり合って
力と力の勝負が出来る様になり、
35マルティネッリや7サカがサイドでの攻防で圧倒する等
リバプールの守備陣を崩せる様になった所は
大きな成長だと思いますが
更に上を目指すのならば
崩した後にいかにしてゴールネットを揺らす事が出来るかの部分を
改善しなければならないと思います。
その為にはゴール前でのアイデアの共有や
精度を上げる事は勿論だと思いますが
やはり以前から指摘している様に
決定力のある点取屋が不在という問題は
今後も大きな問題になるかも知れません。
この敗戦の影響を最小限にする為にも
次のアストン・ヴィラ戦は重要です。
このリバプール戦で敗れたとはいえ
まだ消化試合が2試合少ない状況で
暫定4位を維持していますので
再び立ち上がりトップ4を目指して
戦い続けなければならないと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:8G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:4G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
PL29:ARSENAL vs Leicester [Arsenal マッチリポート]
ARSENAL 2−0 Leicester
2022年3月13日(日)Premier League, Emirates Stadium
Goal
(11)5T. Partey(←35Martinelli)
(59)9Lacazette(pk)
(77)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(85)7Saka>>>19Pépé
(87)9Lacazette>>>30Nketiah
Substitutes
1Leno
16Holding
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
クリーンシートで5連勝!!
暫定4位を守る勝利を挙げました。
先発はこれで3試合連続同じメンバーの
4−3−3が組まれました。
試合はここ数試合の様な
開始からフルスロットルで
相手ゴールに襲い掛かる様な
ハイテンションの状態ではなく
幾らか落ち着いた状態でスタートしましたが
徐々にペースが上げて行き
レスターゴールに迫って行きました。
7分過ぎ、左ライン側でパスを受けた35マルティネッリから
34ジャカ〜8ウーデゴールと繋がり
そこからゴール前に走り込んできた35マルティネッリに向けて
8ウーデゴールからのラストパスが通りました。
35マルティネッリのシュートはシュマイケルにブロックされ
同時に35マルティネッリの位置がオフサイドでしたが
3人に囲まれた状況からちょこんと浮かせた
8ウーデゴールのラストパスには
センスを感るパスでした。
9分過ぎ、4ホワイトからのロングフィードを受けて
右サイドの深い位置まで侵入した7サカが
8ウーデゴールとのワンツーで
ペナルティ内に切り込んだ所から
左脚を振り抜きました。
このシュートはソユンクにブロックされてしまいましたが
この日も8ウーデゴールを中心に
攻撃陣は機能していたと思います。
そして先制点はセットプレーからでした。
11分、35マルティネッリが入れた左CKを
ニアに入ってきた5トーマスが
ヘッドで流し込みゴール!!
残りのシーズン、まだ難しい試合が残っていますが
シーズン前半の様にセットプレーから
ゴールを奪える様になれば
その様な難しい試合でも
勝ち点を拾う事が出来ると思われますので
シーズン終盤に向けて
セットプレーを磨き直して欲しいと思います。
先制した後は試合をコントロールする様に
落ち着いた展開に戻しながら
要所要所でレスターゴールに襲い掛かると言う
前節の反省を踏まえたゲームコントロールをしながら
試合が進みました。
その様な中で迫力のある波状攻撃が何度かありました。
17分過ぎ、6ガブリエウ〜34ジャカ〜
5トーマス〜8ウーデゴールと
波が押し寄せる様に規律的に駆け上がってきた
各々の選手に繋いで
レスターのプレスを掻い潜り
そこから右サイドに開いていた7サカに展開しました。
その7サカがペナルティに入って行った所で
追い越してきた17セドリックに繋ぎ
深い位置まで侵入した所から折り返しましたが
若干ズレてしまった事で9ラカゼットは合わせられず、
そこから7サカが繋いだボールを
34ジャカが左脚を振り抜きましたが
それもメンディにブロックされゴールを奪えず、
そしてそのこぼれ球を収めた5トーマスのミドルシュートも
ポストの角を叩きゴールなりませんでした。
20分過ぎ、ライン側でパスを受けた7サカが
ルーク・トーマスをかわした所から
そのままドリブルでペナルティの中まで侵入した所で
潰されてしまいましたが
8ウーデゴールの素早いプレスで
バーンズからボールを奪い返して
左サイドの35マルティネッリへ展開し
その35マルティネッリがカットインした所から
右脚を振り抜きましたが
これもシュマイケルにセーブされゴールは奪えず。
どちらも一つの攻撃では終わらずに
最終的にシュートで完結する所まで
何度でも繋いで攻め続けた場面でしたが
その様な波状攻撃が出来る今のアーセナルの攻撃陣は
相手にとっては非常に厄介だと感じると思われます。
一方で危ない場面も何度かありました。
23分過ぎ、デューズバリー・ホールの裏へのパスで
バーンズに抜け出されてしまいました。
幸い前に出た32ラムズデールが
ブロックして何を逃れましたが
5トーマスの脇に出来たスペースで
フリーでボールを持たれた所から
決定的なパスを送られてしまうと言う
現在のシステム上の問題がまた顔を出してしまいました。
24分過ぎ、イヘアナチョのダイレクトパスを受けて
右サイドの裏に抜け出てきた
デューズバリー・ホールからのクロスを
32ラムズデールが弾き出したこぼれ球を
マディソンに収められてしまいましたが
そのマディソンがペナルティ内を切り込んできた所で
4ホワイトのスライディングタックルでカットして
シュートを撃たせず。
ペナルティ内でしたので
一つ間違えればPKを取られる可能性もあった
非常に危険な場面で仕掛けた
4ホワイトのタックルは完璧であり
あそこで4ホワイトが停めなければ
ゴールを奪われてしまう可能性が高かっただけに
非常に大きな意味のあるタックルだったと思います。
35分過ぎ、左サイドのショートコーナーからの流れで
オルブライトンが入れたクロスを
バーンズにヘッドで合わされてしまいましたが
32ラムズデールのスーパーセーブでゴールを死守。
前半の間に同点に追い付かれていたら
その後の試合展開は大きく変わっていたかも知れませんでしたので
先程の4ホワイトのタックルと共に
この32ラムズデールのセーブは
非常に大きなプレーだったと思います。
後半も連動的な波状攻撃でレスターゴールに迫りました。
50分過ぎ、ドリブルで侵入してきたバーンズを
6ガブリエウがカットした所から速攻が始まりました。
そのカットしたボールを
8ウーデゴール〜7サカ〜9ラカゼット〜8ウーデゴールへと
ダイレクトで繋いだ所から
34ジャカ〜35マルティネッリへと左サイドへ展開し
その35マルティネッリがドリブルで深い位置まで侵入した所から
9ラカゼットへ折り返しましたが
残念ながら9ラカゼットは押し込めず。
そしてそのこぼれ球を収めた9ラカゼットからのパスを受けた
34ジャカのクロスを7サカがファーサイドで
ダイレクトボレーで合わせましたが
シュマイケルに弾き出されてしまい
惜しくもこれもゴールならず。
そして追加点に繋がるPKを獲得しました。
53分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った左サイドからのFKに対して
クリアーしきれずに溢れたボールに対して
4ホワイトが右脚を振りましたが
シュマイケルのファインセーブで阻まれゴールならず。
しかしそのリバウンドを5トーマスがヘッドで押し込んだボールが
ソユンクの手に当たり
VARの結果PK獲得。
59分、そのPKを9ラカゼットがキッチリと決めて追加点!!
その後も現在のアーセナルらしいキレのある攻めで
レスターゴールに迫る場面がありました。
バーンズからのパスを8ウーデゴールがカットした所から
速攻が始まった63分過ぎの場面、
カットしたボールを5トーマス〜34ジャカ〜8ウーデゴールへと
ダイレクトパスで繋いで前を向いた8ウーデゴールから
左サイドのスペースへ出されたパスで
35マルティネッリが抜け出しました。
残念ながら戻ってきたDFに前を塞がれ
その35マルティネッリからのパスを受けた7サカは
9ラカゼットとのコンビネーションを試みましたが上手く行かず
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
ボールを奪ってからのトランジションは
素晴らしかったと思います。
17セドリックのスローインを受けた7サカが
右サイドの深い位置に侵入した所から
走り込んできた17セドリックに折り返した73分過ぎの場面、
35マルティネッリが左サイドの深い位置まで
ドリブルで切り込んだ所から
ニアに走り込んできた8ウーデゴールに折り返した
73分過ぎの場面、
どちらもゴールには結び付きませんでしたが
ポケットにまで侵入した所から折り返すパターンを
この試合でも何度も観せていた様に
仕掛けのパターンとしてかなり磨かれ始めている印象であり
この形からゴールが生まれる日も近いと思います。
34ジャカのスルーパスを受けて裏に抜け出した
10スミス・ロウがそのまま角度のない所から
右脚を振り抜いた81分過ぎの場面、
そのシュートはシュマイケルに防がれてしまいましたが
9ラカゼットがニアに走り込んで来ていた様に
上記と同様にポケットに入った所から
マイナス方向に折り返す形も出来ましたが
その裏を突いて自らゴールを狙いに行く
選択が出来る様になった所が
10スミス・ロウが今シーズンゴールを量産している
要因かも知れません。
一方で前節のワトフォード戦では
終盤に守備がバタバタしてしまいましたが
この試合では2点リードした時点で
積極的に前に出て攻守に存在感を示していた34ジャカが
5トーマスと並ぶ位置まで下がって
ダブルボランチの形を作る等、
対策を練ってきた様に感じます。
実際、守備の意識は最後まで高く
右サイドからドリブルでカットインしてきた
バーンズからのパスを受けたイヘアナチョが
ゴール前に走り込んできたバーンズに
リターンパスが送られた64分過ぎの場面では
そのパスに素早く反応した3ティアニーが
寸前の所でクリアーして難を逃れ、
バーンズからのパスを
後方からペナルティの中に走り込んできた
エヌディディがヒールで戻した88分の場面でも
そこからのこぼれ球がバーンズの所にこぼれた時も、
バーンズからダカに繋げられた時も、
慌てずに素早く対応してシュートを撃たせませんでした。
5トーマスが一人でアンカーを務めている時の
その脇のスペースをケアする問題や
17セドリックの所の守備強度の問題等はありますが
取り敢えず零封出来た事は良かったと思います。
次は延期になっていたリバプール戦です。
年明けのカラバオ杯準決勝で対戦した時とは
現在のアーセナルは
完全に別なチームなっていると言っても過言ではなく
特に5トーマスの充実度、
及び8ウーデゴールと34ジャカとの
3人のコンビネーションで
プレスを回避してボールを前に押し進める鋭さは
PLトップクラスのレベルに達してきていると思いますので
カラバオ杯の時の様な守勢に回らずに
攻勢に出る時間帯も増えると思われます。
そしてチャンスメイカーとし完全に攻撃陣を掌握し
日に日に輝きを増している8ウーデゴールと
ボールを持てば簡単には停められなくなっている
7サカの2人が牽引している前線も
1月の時と比べて大きく成長しており
フィニッシュの局面が完全に噛み合う様になれば
大量得点を奪う可能性も十分にあるのではないかと思います。
後は、リバプール自慢の3トップを抑えられるか否か?
これまで以上にアーセナルは前に出て
攻撃する時間帯が増えると思いますが
それによりリバプールの鋭いショートカウンターを
受ける場面が増えるかも知れません。
よってここ最近の試合の通り
インサイドハーフに8ウーデゴールと34ジャカを並べて
ハイプレスの鋭さ活かす前で守る形をとるのか?
それとも中盤の底をダブルボランチにして
重心を下げてカウンター対策をとるのか?
議論が分かれるかも知れません。
個人的には力と力が
真正面からぶつかり合う様な試合が好きなので
ここ最近の様に4−3−3で
試合を支配しに行って欲しいと思いますが、、、。
トップ4を盤石にする為にも
アーセナルには勝ち点3が必要であり、
リバプールもこの試合で勝ち点3を得る事が出来れば
首位シティと勝ち点1差になりますので
両チームにとってこの試合は非常に重要なのは言うまでもなく
両チーム共に勝ち点3を取りに来ると思います。
勝利を強く求める両チームが
ハイレベルでハイテンションの試合を奏でるのは間違いなく
その上で勝利して来シーズンのCL出場権を得るのに相応わしい事を
次のリバプール戦で証明して欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:8G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:4G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
2022年3月13日(日)Premier League, Emirates Stadium
Goal
(11)5T. Partey(←35Martinelli)
(59)9Lacazette(pk)
32Ramsdale
17Cedric 4White 6Gabriel 3Tierney
5T. Partey
8Ødegaard 34Xhaka
7Saka 35Martinelli
9Lacazette
(77)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(85)7Saka>>>19Pépé
(87)9Lacazette>>>30Nketiah
Substitutes
1Leno
16Holding
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
クリーンシートで5連勝!!
暫定4位を守る勝利を挙げました。
先発はこれで3試合連続同じメンバーの
4−3−3が組まれました。
試合はここ数試合の様な
開始からフルスロットルで
相手ゴールに襲い掛かる様な
ハイテンションの状態ではなく
幾らか落ち着いた状態でスタートしましたが
徐々にペースが上げて行き
レスターゴールに迫って行きました。
7分過ぎ、左ライン側でパスを受けた35マルティネッリから
34ジャカ〜8ウーデゴールと繋がり
そこからゴール前に走り込んできた35マルティネッリに向けて
8ウーデゴールからのラストパスが通りました。
35マルティネッリのシュートはシュマイケルにブロックされ
同時に35マルティネッリの位置がオフサイドでしたが
3人に囲まれた状況からちょこんと浮かせた
8ウーデゴールのラストパスには
センスを感るパスでした。
9分過ぎ、4ホワイトからのロングフィードを受けて
右サイドの深い位置まで侵入した7サカが
8ウーデゴールとのワンツーで
ペナルティ内に切り込んだ所から
左脚を振り抜きました。
このシュートはソユンクにブロックされてしまいましたが
この日も8ウーデゴールを中心に
攻撃陣は機能していたと思います。
そして先制点はセットプレーからでした。
11分、35マルティネッリが入れた左CKを
ニアに入ってきた5トーマスが
ヘッドで流し込みゴール!!
残りのシーズン、まだ難しい試合が残っていますが
シーズン前半の様にセットプレーから
ゴールを奪える様になれば
その様な難しい試合でも
勝ち点を拾う事が出来ると思われますので
シーズン終盤に向けて
セットプレーを磨き直して欲しいと思います。
先制した後は試合をコントロールする様に
落ち着いた展開に戻しながら
要所要所でレスターゴールに襲い掛かると言う
前節の反省を踏まえたゲームコントロールをしながら
試合が進みました。
その様な中で迫力のある波状攻撃が何度かありました。
17分過ぎ、6ガブリエウ〜34ジャカ〜
5トーマス〜8ウーデゴールと
波が押し寄せる様に規律的に駆け上がってきた
各々の選手に繋いで
レスターのプレスを掻い潜り
そこから右サイドに開いていた7サカに展開しました。
その7サカがペナルティに入って行った所で
追い越してきた17セドリックに繋ぎ
深い位置まで侵入した所から折り返しましたが
若干ズレてしまった事で9ラカゼットは合わせられず、
そこから7サカが繋いだボールを
34ジャカが左脚を振り抜きましたが
それもメンディにブロックされゴールを奪えず、
そしてそのこぼれ球を収めた5トーマスのミドルシュートも
ポストの角を叩きゴールなりませんでした。
20分過ぎ、ライン側でパスを受けた7サカが
ルーク・トーマスをかわした所から
そのままドリブルでペナルティの中まで侵入した所で
潰されてしまいましたが
8ウーデゴールの素早いプレスで
バーンズからボールを奪い返して
左サイドの35マルティネッリへ展開し
その35マルティネッリがカットインした所から
右脚を振り抜きましたが
これもシュマイケルにセーブされゴールは奪えず。
どちらも一つの攻撃では終わらずに
最終的にシュートで完結する所まで
何度でも繋いで攻め続けた場面でしたが
その様な波状攻撃が出来る今のアーセナルの攻撃陣は
相手にとっては非常に厄介だと感じると思われます。
一方で危ない場面も何度かありました。
23分過ぎ、デューズバリー・ホールの裏へのパスで
バーンズに抜け出されてしまいました。
幸い前に出た32ラムズデールが
ブロックして何を逃れましたが
5トーマスの脇に出来たスペースで
フリーでボールを持たれた所から
決定的なパスを送られてしまうと言う
現在のシステム上の問題がまた顔を出してしまいました。
24分過ぎ、イヘアナチョのダイレクトパスを受けて
右サイドの裏に抜け出てきた
デューズバリー・ホールからのクロスを
32ラムズデールが弾き出したこぼれ球を
マディソンに収められてしまいましたが
そのマディソンがペナルティ内を切り込んできた所で
4ホワイトのスライディングタックルでカットして
シュートを撃たせず。
ペナルティ内でしたので
一つ間違えればPKを取られる可能性もあった
非常に危険な場面で仕掛けた
4ホワイトのタックルは完璧であり
あそこで4ホワイトが停めなければ
ゴールを奪われてしまう可能性が高かっただけに
非常に大きな意味のあるタックルだったと思います。
35分過ぎ、左サイドのショートコーナーからの流れで
オルブライトンが入れたクロスを
バーンズにヘッドで合わされてしまいましたが
32ラムズデールのスーパーセーブでゴールを死守。
前半の間に同点に追い付かれていたら
その後の試合展開は大きく変わっていたかも知れませんでしたので
先程の4ホワイトのタックルと共に
この32ラムズデールのセーブは
非常に大きなプレーだったと思います。
後半も連動的な波状攻撃でレスターゴールに迫りました。
50分過ぎ、ドリブルで侵入してきたバーンズを
6ガブリエウがカットした所から速攻が始まりました。
そのカットしたボールを
8ウーデゴール〜7サカ〜9ラカゼット〜8ウーデゴールへと
ダイレクトで繋いだ所から
34ジャカ〜35マルティネッリへと左サイドへ展開し
その35マルティネッリがドリブルで深い位置まで侵入した所から
9ラカゼットへ折り返しましたが
残念ながら9ラカゼットは押し込めず。
そしてそのこぼれ球を収めた9ラカゼットからのパスを受けた
34ジャカのクロスを7サカがファーサイドで
ダイレクトボレーで合わせましたが
シュマイケルに弾き出されてしまい
惜しくもこれもゴールならず。
そして追加点に繋がるPKを獲得しました。
53分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った左サイドからのFKに対して
クリアーしきれずに溢れたボールに対して
4ホワイトが右脚を振りましたが
シュマイケルのファインセーブで阻まれゴールならず。
しかしそのリバウンドを5トーマスがヘッドで押し込んだボールが
ソユンクの手に当たり
VARの結果PK獲得。
59分、そのPKを9ラカゼットがキッチリと決めて追加点!!
その後も現在のアーセナルらしいキレのある攻めで
レスターゴールに迫る場面がありました。
バーンズからのパスを8ウーデゴールがカットした所から
速攻が始まった63分過ぎの場面、
カットしたボールを5トーマス〜34ジャカ〜8ウーデゴールへと
ダイレクトパスで繋いで前を向いた8ウーデゴールから
左サイドのスペースへ出されたパスで
35マルティネッリが抜け出しました。
残念ながら戻ってきたDFに前を塞がれ
その35マルティネッリからのパスを受けた7サカは
9ラカゼットとのコンビネーションを試みましたが上手く行かず
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
ボールを奪ってからのトランジションは
素晴らしかったと思います。
17セドリックのスローインを受けた7サカが
右サイドの深い位置に侵入した所から
走り込んできた17セドリックに折り返した73分過ぎの場面、
35マルティネッリが左サイドの深い位置まで
ドリブルで切り込んだ所から
ニアに走り込んできた8ウーデゴールに折り返した
73分過ぎの場面、
どちらもゴールには結び付きませんでしたが
ポケットにまで侵入した所から折り返すパターンを
この試合でも何度も観せていた様に
仕掛けのパターンとしてかなり磨かれ始めている印象であり
この形からゴールが生まれる日も近いと思います。
34ジャカのスルーパスを受けて裏に抜け出した
10スミス・ロウがそのまま角度のない所から
右脚を振り抜いた81分過ぎの場面、
そのシュートはシュマイケルに防がれてしまいましたが
9ラカゼットがニアに走り込んで来ていた様に
上記と同様にポケットに入った所から
マイナス方向に折り返す形も出来ましたが
その裏を突いて自らゴールを狙いに行く
選択が出来る様になった所が
10スミス・ロウが今シーズンゴールを量産している
要因かも知れません。
一方で前節のワトフォード戦では
終盤に守備がバタバタしてしまいましたが
この試合では2点リードした時点で
積極的に前に出て攻守に存在感を示していた34ジャカが
5トーマスと並ぶ位置まで下がって
ダブルボランチの形を作る等、
対策を練ってきた様に感じます。
実際、守備の意識は最後まで高く
右サイドからドリブルでカットインしてきた
バーンズからのパスを受けたイヘアナチョが
ゴール前に走り込んできたバーンズに
リターンパスが送られた64分過ぎの場面では
そのパスに素早く反応した3ティアニーが
寸前の所でクリアーして難を逃れ、
バーンズからのパスを
後方からペナルティの中に走り込んできた
エヌディディがヒールで戻した88分の場面でも
そこからのこぼれ球がバーンズの所にこぼれた時も、
バーンズからダカに繋げられた時も、
慌てずに素早く対応してシュートを撃たせませんでした。
5トーマスが一人でアンカーを務めている時の
その脇のスペースをケアする問題や
17セドリックの所の守備強度の問題等はありますが
取り敢えず零封出来た事は良かったと思います。
次は延期になっていたリバプール戦です。
年明けのカラバオ杯準決勝で対戦した時とは
現在のアーセナルは
完全に別なチームなっていると言っても過言ではなく
特に5トーマスの充実度、
及び8ウーデゴールと34ジャカとの
3人のコンビネーションで
プレスを回避してボールを前に押し進める鋭さは
PLトップクラスのレベルに達してきていると思いますので
カラバオ杯の時の様な守勢に回らずに
攻勢に出る時間帯も増えると思われます。
そしてチャンスメイカーとし完全に攻撃陣を掌握し
日に日に輝きを増している8ウーデゴールと
ボールを持てば簡単には停められなくなっている
7サカの2人が牽引している前線も
1月の時と比べて大きく成長しており
フィニッシュの局面が完全に噛み合う様になれば
大量得点を奪う可能性も十分にあるのではないかと思います。
後は、リバプール自慢の3トップを抑えられるか否か?
これまで以上にアーセナルは前に出て
攻撃する時間帯が増えると思いますが
それによりリバプールの鋭いショートカウンターを
受ける場面が増えるかも知れません。
よってここ最近の試合の通り
インサイドハーフに8ウーデゴールと34ジャカを並べて
ハイプレスの鋭さ活かす前で守る形をとるのか?
それとも中盤の底をダブルボランチにして
重心を下げてカウンター対策をとるのか?
議論が分かれるかも知れません。
個人的には力と力が
真正面からぶつかり合う様な試合が好きなので
ここ最近の様に4−3−3で
試合を支配しに行って欲しいと思いますが、、、。
トップ4を盤石にする為にも
アーセナルには勝ち点3が必要であり、
リバプールもこの試合で勝ち点3を得る事が出来れば
首位シティと勝ち点1差になりますので
両チームにとってこの試合は非常に重要なのは言うまでもなく
両チーム共に勝ち点3を取りに来ると思います。
勝利を強く求める両チームが
ハイレベルでハイテンションの試合を奏でるのは間違いなく
その上で勝利して来シーズンのCL出場権を得るのに相応わしい事を
次のリバプール戦で証明して欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:8G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:4G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
PL28:Watford vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]
Watford 2−3 ARSENAL
2022年3月6日(日)Premier League, Vicarage Road
Goal
(5)8Ødegaard(←7Saka)
(11)Hernandez
(30)7Saka(←9Lacazette)
(52)35Martinelli(←9Lacazette)
(87)Sissoko
(73)35Martinelli>>>19Pépé
(79)9Lacazette>>>30Nketiah
(90)8Ødegaard>>>16Holding
Substitutes
1Leno
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
82Hutchinson
4連勝!!
来シーズンのCL出場権の獲得に向けて
大きく前進する勝利を挙げました。
先発はふくらはぎの怪我で離脱中の18冨安と
新型コロナ陽性になってしまった
10スミス・ロウが欠場した事もあり
前試合のウルヴス戦と同じメンバーが組まれました。
試合はオフサイドで救われましたが
開始早々に完全に崩されて
ゴールネットを揺らされる波乱のスタートで
始まりました。
試合開始直後、アーセナル陣内に蹴り込まれたボールの
ルーズボールを収めたエルナンデスから
パスを受けたペドロのスルーパスで
デニスに抜け出されてしまい
そのままファーサイドに流し込む様に決められてしまいました。
6ガブリエウがラインをコントロールする様に
しっかりと見ていましたのでオフサイドが取れましたが
5トーマスの脇に出来る
17セドリックや4ホワイトとの間のギャップを
上手く使われてしまったのは間違いなく
この後にも守備面が安定せずに
度々隙が出来てしまう状況を暗示する様な
立ち上がりだった様に感じます。
一方でこの日の攻撃陣は素晴らしく
早々に先制点を奪う事に成功しました。
5分、4ホワイトからのパスを受けた17セドリックから
7サカ〜8ウーデゴール〜7サカとダイレクトで繋いで
右サイドを突破しその7サカからの折り返しを
ペナルティ内に走り込んできて受けた8ウーデゴールが
冷静に左脚を振り抜き先制ゴール!!
7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが
前方のスペースに送った
ダイレクトのヒールパスは本当にシビレれました。
同時にリターンパスが返ってくる事を信じて疑わずに
間髪入れずに前方のスペースに向かって走り出した7サカ、
そしてその7サカからの折り返しが入ってくる事を
信じて疑わずに間髪入れずに9ラカゼットが走り込んで空けた
ペナルティ内に出来たスペースに向かって
走り込んだ8ウーデゴール、
この2人のコンビネーションは
一つ上の次元に移行した様に感じます。
その後も7サカのプレーが光りました。
7分過ぎ、4ホワイトのパスを受けた5トーマスが
ダイレクトで展開したボールを右サイドで受けた7サカが
カマラをかわした後、
背後からクレヴァリーのチャージを受けながらも
体勢を崩さずにそのまま前方のスペースにボールを持ち出し
インナーラップしてきた17セドリックへ繋ぎました。
残念ながらファーサイドを狙った
17セドリックのクロスは合いませんでしたが
ちょっとやそっとのチャージには負けない
最近の7サカの強さとボディーバランスの良さも
一つ上の次元に達した様に感じます。
10分過ぎ、32ラムズデールからのロングキックを
右サイドで受けた7サカが
そのままスピードに乗ったドリブルで
カットインして行った所から
9ラカゼットとのワンツーで
そのままペナルティの中に侵入を試みました。
惜しくも戻ってきたカマラにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
非常にダイナミックな仕掛けだったと思います。
しかし、次にゴールネットを揺らしたのは
ワトフォードの方でした。
11分、左サイドの深い位置にまで侵入してきた
シソコがデニスに繋ぎ、
そのデニスからのパスを受けたキコ・フェメニアが
ダイレクトで中に折り返したボールを
エルナンデスにオーバーヘッドで決められてしまい失点。
エルナンデスのオーバーヘッドは止める事の出来ない
完璧なオーバーヘッドだったと思いますが
反対に3ティアニーと34ジャカと共に
35マルティネッリもしっかりと戻ってきて
人数は揃っていたにも関わらず
デニスを追い越してきたキコ・フェメニアに対して
誰もケアしていなかったのは問題だったと思います。
早い時間に同点に追い付かれてしまいましたが
それでもこの日の攻撃陣は
コンビネーションが冴え渡っており
ワトフォードゴールに迫り続けました。
17分過ぎ、5トーマスの楔のパスを受けた9ラカゼットが
8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールからのパスを
中央に入ってきた35マルティネッリが受けて
右脚を振り抜きましたが
ブロックされてしまいゴールは奪えず。
17分過ぎ、17セドリックのクロスのクリアーボールを
34ジャカがデニスと競り合いながら繋げたボールを
5トーマスが左脚を振り抜きましたが
惜しくも枠を捉えられず。
確かに5トーマスのミドルシュートは
全く決まらないのは問題ですが
ミドルシュートを撃つ事が出来る
良い位置でボールを受けているのも事実ですので
いつかは試合を決めるミドルシュートを決めてくれると
信じて待ちたいと思います。
そして早い時間帯に追加点を奪う事に成功しました。
30分、6ガブリエウの7サカへの楔のパスが
クレヴァリーにカットされた所で
すぐに7サカが背後からボールを奪い返し
その7サカのパスを受けた9ラカゼットが
ヒールで戻したボールを
走り込んできた7サカが豪快に左脚を振り抜きゴール!!
自らへのパスがカットされながらも
気持ちを切らさずにすぐに奪い返しに行った7サカの責任感と
7サカと9ラカゼットが描いたイメージが合致した
素晴らしいゴールだったと思います。
その後もダイナミックな仕掛けで
ワトフォードゴールに迫りました。
8ウーデゴールのスルーパスで
17セドリックがペナルティ内に侵入した42分過ぎの場面では
惜しくもカマラのタックルでカットされてしまい、
34ジャカのパスを受けた5トーマスからのパスを
ペナルティ内で受けた35マルティネッリが右脚を振り抜いた
44分過ぎの場面では
そのシュートはキャスカートにブロックされてしまいましたが
フリーランニングが活きたダイナミックな仕掛けは
シーズン前半のアーセナルでは観られなかった動きであり
全体的に観ても攻撃から守備、守備から攻撃の
トランジションが非常に鋭く、
相手の守備のブロックに出来るギャップを
理解したポジショニングを取れる様になった事で
ビルドアップが非常にスムーズになり、
そしてアタッキングエリアに入ってからも
ダイレクトパスを連動的に繋ぎ、
仕掛けのビジョンを共有した攻撃陣は
明らかに異なる次元に踏み込んだ印象を受けます。
一方で守備面に関しては
緩さを観せる場面がありました。
シソコからのパスを受けたデニスに
左サイドからカットインされてしまい
左脚を振り抜かれてしまった24分過ぎの場面、
このシュートは32ラムズデールのファインセーブで
ゴールを死守しましたが
ワトフォードの手数を掛けない仕掛けで
再び左サイドの侵入を許してしまいました。
左サイドに向けてルザに
ロングスルーパスが送られてしまった46分過ぎの場面、
ペナルティから大きく飛び出してきた
32ラムズデールがクリアーしましたが
そのクリアーが中途半端だった為に
シソコにカットされてしまいました。
幸い3ティアニーが寄せて
ロングシュートを撃たれるのは防ぎましたが
ゴールは完全に無人だった事を考えれば
失点していても不思議ではない場面でした。
32ラムズデールはシュートストップ能力、
ゴール前の空中戦の強さ、キック精度、
チームを鼓舞するバイタリティー、
どれをとっても非常に高いレベルだと思いますが
唯一問題なのがペナルティの外に出た時のプレーだと思います。
外に出るタイミングや判断が不安定で
その為なのかペナルティの外に出ると
急に余裕を失った様なプレーをしてしまう所は
DFラインを高く保つアーセナルの守備組織を考えますと
アキレス腱になる可能性がありますので
早急に改善に努めて欲しいと思います。
全体的に緩かった守備面の状況を考えますと
次のゴールが非常に重要でしたが
次にゴールネットを揺らしたのもアーセナルでした。
52分、右タッチラインを割ったボールを収めた
アルテタ監督がすぐに7サカに繋ぎ
その7サカのスローインで
右サイドを駆け上がってきた17セドリックから
8ウーデゴール〜9ラカゼットへとダイレクトで繋ぎ、
その9ラカゼットが落としたボールを
35マルティネッリが右脚を振り抜いてゴール!!
17セドリック〜8ウーデゴール〜9ラカゼットへと
ダイレクトで繋いだ事で
ワトフォードの守備陣を完全に後手に回らさせ
最後の35マルティネッリも丁寧かつ豪快にを決めた
非常に綺麗なゴールだったと思います。
その後もこの試合のダイナミックな攻撃陣は
ワトフォードゴールに迫る場面が何度もありました。
9ラカゼットのアクロバティックなチャージで
ボールを奪い返した所から
5トーマスのパスを8ウーデゴールが受けて
カウンターが始まった55分過ぎの場面、
右サイドの7サカに展開した所から
最後はその7サカが8ウーデゴールとのワンツーで
ゴール前に切り込もうとしましたが
そのパスは僅かに合わず。
8ウーデゴールのプレスでサミルからボールを奪い返し
ショートカウンターが始まった57分過ぎの場面、
その8ウーデゴールからのパスを受けた9ラカゼットが
ペナルティの手前まで持ち込んだ所から
8ウーデゴールへラストパスが送られましたが
8ウーデゴールはシュートは撃たずに
もう一度9ラカゼットに戻した所で
9ラカゼットは左脚を振り抜きましたが
枠を捉えられず。
なんとか9ラカゼットにゴールを奪って欲しいと言う
8ウーデゴールの強い気持ちが見えましたが
そのまま8ウーデゴールが撃った方が
可能性は高かった様に感じます。
5トーマス〜34ジャカ〜9ラカゼット
〜35マルティネッリ〜3ティアニーと展開して
左サイドの深い位置まで侵入した所から
折り返した59分過ぎの場面、
ファーサイドから全力で走り込んできた8ウーデゴールには
僅かに合いませんでしたが
非常にダイナミックな仕掛けでした。
シソコからのパスを34ジャカがカットした66分の場面、
34ジャカ〜9ラカゼット〜8ウーデゴールと繋いだ所から
ゴールに向かって全力で走り込んできた
7サカへスルーパスが送られましたが
併走していたカマラに掻き出されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。
どの場面も連動性とダイナミズムがあり、
あと少し違えば何個かゴールが生まれていた
可能性があったと思います。
一方で守備面に関しては後半も不安定だったと思います。
56分過ぎ、32ラムズデールが蹴ったパスが
ペドロにカットされてしまい
そのボールを受けたデニスが繋いだクレヴァリーに
シュートを撃たれてしまいましたが
32ラムズデールのファインセーブでゴールは死守。
61分過ぎ、左サイドからドリブルを仕掛けてきたエルナンデスを
ガブリエウのタックルで一度は止めましたが
そのこぼれ球を収めたキコ・フェメニアが出した
裏のスペースへのパスでエルナンデスに抜け出されてしまい
そこからの折り返しを受けたデニスに
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
幸いデニスのトラップが乱れて
シュートを撃つまでに出来た僅かな時間で
戻ってきた4ホワイトがブロックして難を逃れましたが
そもそも6ガブリエウ、34ジャカ、3ティアニーの3人が
一箇所に集まってしまった為に
左サイドをカバーする人が誰もいなくなってしまった対応は
非常に良くなかったと思います。
71分、3ティアニーと35マルティネッリの
間に出来てしまったスペースを通されてしまった
シソコのスルーパスで抜け出した
キコ・フェメニアの折り返しを
ファーサイドでデニスに合わされてしまいました。
幸いデニスがキックミスしてくれたおかげで救われましたが
普通ならばゴールが奪われてもおかしくない場面でした。
80分過ぎ、17セドリックの中途半端なバックパスを
デニスに奪われてしまい
そのデニスからペナルティ内に走り込んできたカマラに
パスを出されてしまいました。
幸い4ホワイトがスライディングでクリアーして難を逃れましたが
クリアー出来なければ32ラムズデールとの1対1になる
決定的なピンチになっていたと思います。
いつゴールを奪われてもおかしくない様な危険な場面を
相手のミスもありなんとか凌いでいましたが
終了間際に遂にゴールを奪われてしまいました。
87分、左サイドのライン側から送った
エルナンデスのアーリークロス気味のパスを
ペナルティ内で収めたシソコに決められてしまい失点。
ラストパスを送ったエルナンデスに対して誰もケアしておらず
シソコに付いていた34ジャカもカバーしきれていない等、
要所要所の所で緩さが出てしまった
この試合の守備面の問題点が凝縮された様な
ゴールの奪われ方だったと思います。
結局、最後は16ホールディングを投入して逃げ切りましたが
試合後にアルテタ監督が話していた様に
もう少し賢く試合を進めるべきだった様に感じます。
とは言え、チーム全体のプレースピードや
連動性の質が格段に上がった攻撃陣が
ダイナミックに前に出ようとし続けていた
この試合の様な展開は嫌いではありませんし
更に上を目指す様なリスクを冒した仕掛けも
可能性を感じる物だったと思います。
そしてPLの試合でチャンスを与えられても
どこか吹っ切れない様なプレーをしてしまう
印象だった30エンケティアも
7サカ、8ウーデゴール、35マルティネッリに引っ張られる様に
ダイナミックなプレーを観せてくれたのは
非常に良かったと思います。
残念ながらポストを叩いてしまいましたが
8ウーデゴールのパスを受けた所から
そのまま持ち込み豪快に右脚を振り抜いた80分過ぎの場面や
僅かに合いませんでしたが
CKからの流れで左サイドから19ぺぺが送ったクロスに
ヘッドで飛び込んだ82分過ぎの場面等は
ゴールを奪う事を前提とした
非常にストライカーらしプレーだったと思いますので
近い将来自分の力でゴールを奪う時が来ると思います。
結局、ドバイでのミニキャンプと共に
週に1試合のペースにより
十分にトーニング時間が得られている事が
大きな成果を出し始めていると思います。
十分にトレーニングが出来ている事で
チームとしての基盤が安定したのは勿論の事
各々の選手が一致したビジョンで
プレー出来る様になってきた事で
この短期間でチームは大きく変貌したと思います。
守備面に関しては欠場中の18冨安が戻ってきたら
また安定すると思われますので
1日も早く復帰する事が望まれますが
反対に今の攻撃陣が今後行われる
リバプールやチェルシーに対して
どこまで通用するか非常に楽しみです。
これで消化試合が3試合少ないながらも
単独4位に浮上しました。
現状に満足せずに更なる高みを目指して
シーズン最後まで走り続けて欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:1G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:8G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:3G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G2A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
2022年3月6日(日)Premier League, Vicarage Road
Goal
(5)8Ødegaard(←7Saka)
(11)Hernandez
(30)7Saka(←9Lacazette)
(52)35Martinelli(←9Lacazette)
(87)Sissoko
32Ramsdale
17Cedric 4White 6Gabriel 3Tierney
5T. Partey
8Ødegaard 34Xhaka
7Saka 35Martinelli
9Lacazette
(73)35Martinelli>>>19Pépé
(79)9Lacazette>>>30Nketiah
(90)8Ødegaard>>>16Holding
Substitutes
1Leno
20Tavares
69Swanson
23Lokonga
25Elneny
82Hutchinson
4連勝!!
来シーズンのCL出場権の獲得に向けて
大きく前進する勝利を挙げました。
先発はふくらはぎの怪我で離脱中の18冨安と
新型コロナ陽性になってしまった
10スミス・ロウが欠場した事もあり
前試合のウルヴス戦と同じメンバーが組まれました。
試合はオフサイドで救われましたが
開始早々に完全に崩されて
ゴールネットを揺らされる波乱のスタートで
始まりました。
試合開始直後、アーセナル陣内に蹴り込まれたボールの
ルーズボールを収めたエルナンデスから
パスを受けたペドロのスルーパスで
デニスに抜け出されてしまい
そのままファーサイドに流し込む様に決められてしまいました。
6ガブリエウがラインをコントロールする様に
しっかりと見ていましたのでオフサイドが取れましたが
5トーマスの脇に出来る
17セドリックや4ホワイトとの間のギャップを
上手く使われてしまったのは間違いなく
この後にも守備面が安定せずに
度々隙が出来てしまう状況を暗示する様な
立ち上がりだった様に感じます。
一方でこの日の攻撃陣は素晴らしく
早々に先制点を奪う事に成功しました。
5分、4ホワイトからのパスを受けた17セドリックから
7サカ〜8ウーデゴール〜7サカとダイレクトで繋いで
右サイドを突破しその7サカからの折り返しを
ペナルティ内に走り込んできて受けた8ウーデゴールが
冷静に左脚を振り抜き先制ゴール!!
7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが
前方のスペースに送った
ダイレクトのヒールパスは本当にシビレれました。
同時にリターンパスが返ってくる事を信じて疑わずに
間髪入れずに前方のスペースに向かって走り出した7サカ、
そしてその7サカからの折り返しが入ってくる事を
信じて疑わずに間髪入れずに9ラカゼットが走り込んで空けた
ペナルティ内に出来たスペースに向かって
走り込んだ8ウーデゴール、
この2人のコンビネーションは
一つ上の次元に移行した様に感じます。
その後も7サカのプレーが光りました。
7分過ぎ、4ホワイトのパスを受けた5トーマスが
ダイレクトで展開したボールを右サイドで受けた7サカが
カマラをかわした後、
背後からクレヴァリーのチャージを受けながらも
体勢を崩さずにそのまま前方のスペースにボールを持ち出し
インナーラップしてきた17セドリックへ繋ぎました。
残念ながらファーサイドを狙った
17セドリックのクロスは合いませんでしたが
ちょっとやそっとのチャージには負けない
最近の7サカの強さとボディーバランスの良さも
一つ上の次元に達した様に感じます。
10分過ぎ、32ラムズデールからのロングキックを
右サイドで受けた7サカが
そのままスピードに乗ったドリブルで
カットインして行った所から
9ラカゼットとのワンツーで
そのままペナルティの中に侵入を試みました。
惜しくも戻ってきたカマラにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
非常にダイナミックな仕掛けだったと思います。
しかし、次にゴールネットを揺らしたのは
ワトフォードの方でした。
11分、左サイドの深い位置にまで侵入してきた
シソコがデニスに繋ぎ、
そのデニスからのパスを受けたキコ・フェメニアが
ダイレクトで中に折り返したボールを
エルナンデスにオーバーヘッドで決められてしまい失点。
エルナンデスのオーバーヘッドは止める事の出来ない
完璧なオーバーヘッドだったと思いますが
反対に3ティアニーと34ジャカと共に
35マルティネッリもしっかりと戻ってきて
人数は揃っていたにも関わらず
デニスを追い越してきたキコ・フェメニアに対して
誰もケアしていなかったのは問題だったと思います。
早い時間に同点に追い付かれてしまいましたが
それでもこの日の攻撃陣は
コンビネーションが冴え渡っており
ワトフォードゴールに迫り続けました。
17分過ぎ、5トーマスの楔のパスを受けた9ラカゼットが
8ウーデゴールに繋ぎ
その8ウーデゴールからのパスを
中央に入ってきた35マルティネッリが受けて
右脚を振り抜きましたが
ブロックされてしまいゴールは奪えず。
17分過ぎ、17セドリックのクロスのクリアーボールを
34ジャカがデニスと競り合いながら繋げたボールを
5トーマスが左脚を振り抜きましたが
惜しくも枠を捉えられず。
確かに5トーマスのミドルシュートは
全く決まらないのは問題ですが
ミドルシュートを撃つ事が出来る
良い位置でボールを受けているのも事実ですので
いつかは試合を決めるミドルシュートを決めてくれると
信じて待ちたいと思います。
そして早い時間帯に追加点を奪う事に成功しました。
30分、6ガブリエウの7サカへの楔のパスが
クレヴァリーにカットされた所で
すぐに7サカが背後からボールを奪い返し
その7サカのパスを受けた9ラカゼットが
ヒールで戻したボールを
走り込んできた7サカが豪快に左脚を振り抜きゴール!!
自らへのパスがカットされながらも
気持ちを切らさずにすぐに奪い返しに行った7サカの責任感と
7サカと9ラカゼットが描いたイメージが合致した
素晴らしいゴールだったと思います。
その後もダイナミックな仕掛けで
ワトフォードゴールに迫りました。
8ウーデゴールのスルーパスで
17セドリックがペナルティ内に侵入した42分過ぎの場面では
惜しくもカマラのタックルでカットされてしまい、
34ジャカのパスを受けた5トーマスからのパスを
ペナルティ内で受けた35マルティネッリが右脚を振り抜いた
44分過ぎの場面では
そのシュートはキャスカートにブロックされてしまいましたが
フリーランニングが活きたダイナミックな仕掛けは
シーズン前半のアーセナルでは観られなかった動きであり
全体的に観ても攻撃から守備、守備から攻撃の
トランジションが非常に鋭く、
相手の守備のブロックに出来るギャップを
理解したポジショニングを取れる様になった事で
ビルドアップが非常にスムーズになり、
そしてアタッキングエリアに入ってからも
ダイレクトパスを連動的に繋ぎ、
仕掛けのビジョンを共有した攻撃陣は
明らかに異なる次元に踏み込んだ印象を受けます。
一方で守備面に関しては
緩さを観せる場面がありました。
シソコからのパスを受けたデニスに
左サイドからカットインされてしまい
左脚を振り抜かれてしまった24分過ぎの場面、
このシュートは32ラムズデールのファインセーブで
ゴールを死守しましたが
ワトフォードの手数を掛けない仕掛けで
再び左サイドの侵入を許してしまいました。
左サイドに向けてルザに
ロングスルーパスが送られてしまった46分過ぎの場面、
ペナルティから大きく飛び出してきた
32ラムズデールがクリアーしましたが
そのクリアーが中途半端だった為に
シソコにカットされてしまいました。
幸い3ティアニーが寄せて
ロングシュートを撃たれるのは防ぎましたが
ゴールは完全に無人だった事を考えれば
失点していても不思議ではない場面でした。
32ラムズデールはシュートストップ能力、
ゴール前の空中戦の強さ、キック精度、
チームを鼓舞するバイタリティー、
どれをとっても非常に高いレベルだと思いますが
唯一問題なのがペナルティの外に出た時のプレーだと思います。
外に出るタイミングや判断が不安定で
その為なのかペナルティの外に出ると
急に余裕を失った様なプレーをしてしまう所は
DFラインを高く保つアーセナルの守備組織を考えますと
アキレス腱になる可能性がありますので
早急に改善に努めて欲しいと思います。
全体的に緩かった守備面の状況を考えますと
次のゴールが非常に重要でしたが
次にゴールネットを揺らしたのもアーセナルでした。
52分、右タッチラインを割ったボールを収めた
アルテタ監督がすぐに7サカに繋ぎ
その7サカのスローインで
右サイドを駆け上がってきた17セドリックから
8ウーデゴール〜9ラカゼットへとダイレクトで繋ぎ、
その9ラカゼットが落としたボールを
35マルティネッリが右脚を振り抜いてゴール!!
17セドリック〜8ウーデゴール〜9ラカゼットへと
ダイレクトで繋いだ事で
ワトフォードの守備陣を完全に後手に回らさせ
最後の35マルティネッリも丁寧かつ豪快にを決めた
非常に綺麗なゴールだったと思います。
その後もこの試合のダイナミックな攻撃陣は
ワトフォードゴールに迫る場面が何度もありました。
9ラカゼットのアクロバティックなチャージで
ボールを奪い返した所から
5トーマスのパスを8ウーデゴールが受けて
カウンターが始まった55分過ぎの場面、
右サイドの7サカに展開した所から
最後はその7サカが8ウーデゴールとのワンツーで
ゴール前に切り込もうとしましたが
そのパスは僅かに合わず。
8ウーデゴールのプレスでサミルからボールを奪い返し
ショートカウンターが始まった57分過ぎの場面、
その8ウーデゴールからのパスを受けた9ラカゼットが
ペナルティの手前まで持ち込んだ所から
8ウーデゴールへラストパスが送られましたが
8ウーデゴールはシュートは撃たずに
もう一度9ラカゼットに戻した所で
9ラカゼットは左脚を振り抜きましたが
枠を捉えられず。
なんとか9ラカゼットにゴールを奪って欲しいと言う
8ウーデゴールの強い気持ちが見えましたが
そのまま8ウーデゴールが撃った方が
可能性は高かった様に感じます。
5トーマス〜34ジャカ〜9ラカゼット
〜35マルティネッリ〜3ティアニーと展開して
左サイドの深い位置まで侵入した所から
折り返した59分過ぎの場面、
ファーサイドから全力で走り込んできた8ウーデゴールには
僅かに合いませんでしたが
非常にダイナミックな仕掛けでした。
シソコからのパスを34ジャカがカットした66分の場面、
34ジャカ〜9ラカゼット〜8ウーデゴールと繋いだ所から
ゴールに向かって全力で走り込んできた
7サカへスルーパスが送られましたが
併走していたカマラに掻き出されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。
どの場面も連動性とダイナミズムがあり、
あと少し違えば何個かゴールが生まれていた
可能性があったと思います。
一方で守備面に関しては後半も不安定だったと思います。
56分過ぎ、32ラムズデールが蹴ったパスが
ペドロにカットされてしまい
そのボールを受けたデニスが繋いだクレヴァリーに
シュートを撃たれてしまいましたが
32ラムズデールのファインセーブでゴールは死守。
61分過ぎ、左サイドからドリブルを仕掛けてきたエルナンデスを
ガブリエウのタックルで一度は止めましたが
そのこぼれ球を収めたキコ・フェメニアが出した
裏のスペースへのパスでエルナンデスに抜け出されてしまい
そこからの折り返しを受けたデニスに
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
幸いデニスのトラップが乱れて
シュートを撃つまでに出来た僅かな時間で
戻ってきた4ホワイトがブロックして難を逃れましたが
そもそも6ガブリエウ、34ジャカ、3ティアニーの3人が
一箇所に集まってしまった為に
左サイドをカバーする人が誰もいなくなってしまった対応は
非常に良くなかったと思います。
71分、3ティアニーと35マルティネッリの
間に出来てしまったスペースを通されてしまった
シソコのスルーパスで抜け出した
キコ・フェメニアの折り返しを
ファーサイドでデニスに合わされてしまいました。
幸いデニスがキックミスしてくれたおかげで救われましたが
普通ならばゴールが奪われてもおかしくない場面でした。
80分過ぎ、17セドリックの中途半端なバックパスを
デニスに奪われてしまい
そのデニスからペナルティ内に走り込んできたカマラに
パスを出されてしまいました。
幸い4ホワイトがスライディングでクリアーして難を逃れましたが
クリアー出来なければ32ラムズデールとの1対1になる
決定的なピンチになっていたと思います。
いつゴールを奪われてもおかしくない様な危険な場面を
相手のミスもありなんとか凌いでいましたが
終了間際に遂にゴールを奪われてしまいました。
87分、左サイドのライン側から送った
エルナンデスのアーリークロス気味のパスを
ペナルティ内で収めたシソコに決められてしまい失点。
ラストパスを送ったエルナンデスに対して誰もケアしておらず
シソコに付いていた34ジャカもカバーしきれていない等、
要所要所の所で緩さが出てしまった
この試合の守備面の問題点が凝縮された様な
ゴールの奪われ方だったと思います。
結局、最後は16ホールディングを投入して逃げ切りましたが
試合後にアルテタ監督が話していた様に
もう少し賢く試合を進めるべきだった様に感じます。
とは言え、チーム全体のプレースピードや
連動性の質が格段に上がった攻撃陣が
ダイナミックに前に出ようとし続けていた
この試合の様な展開は嫌いではありませんし
更に上を目指す様なリスクを冒した仕掛けも
可能性を感じる物だったと思います。
そしてPLの試合でチャンスを与えられても
どこか吹っ切れない様なプレーをしてしまう
印象だった30エンケティアも
7サカ、8ウーデゴール、35マルティネッリに引っ張られる様に
ダイナミックなプレーを観せてくれたのは
非常に良かったと思います。
残念ながらポストを叩いてしまいましたが
8ウーデゴールのパスを受けた所から
そのまま持ち込み豪快に右脚を振り抜いた80分過ぎの場面や
僅かに合いませんでしたが
CKからの流れで左サイドから19ぺぺが送ったクロスに
ヘッドで飛び込んだ82分過ぎの場面等は
ゴールを奪う事を前提とした
非常にストライカーらしプレーだったと思いますので
近い将来自分の力でゴールを奪う時が来ると思います。
結局、ドバイでのミニキャンプと共に
週に1試合のペースにより
十分にトーニング時間が得られている事が
大きな成果を出し始めていると思います。
十分にトレーニングが出来ている事で
チームとしての基盤が安定したのは勿論の事
各々の選手が一致したビジョンで
プレー出来る様になってきた事で
この短期間でチームは大きく変貌したと思います。
守備面に関しては欠場中の18冨安が戻ってきたら
また安定すると思われますので
1日も早く復帰する事が望まれますが
反対に今の攻撃陣が今後行われる
リバプールやチェルシーに対して
どこまで通用するか非常に楽しみです。
これで消化試合が3試合少ないながらも
単独4位に浮上しました。
現状に満足せずに更なる高みを目指して
シーズン最後まで走り続けて欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
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3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:1G1A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:3G0A CC:0G0A
7サカ PL:8G5A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:3G7A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:5G2A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A