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PL24:Wolves vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Wolves 0−1 ARSENAL
2022年2月10日(木)Premier League, Molineux

Goal
 (25)6Gabriel(←9Lacazette)

Sent Off
 (69)35Martinelli

32Ramsdale

17Cedric  4White  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey

8Ødegaard   34Xhaka

 7Saka             35Martinelli

9Lacazette


(68)8Ødegaard>>10Smith Rowe
(71)7Saka>>>16Holding
(81)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 33Okonkwo
 75Awe
 20Tavares
 23Lokonga
 25Elneny
 19Pépé


Arsenal 1.jpgまたもや退場者を出してしまい
苦しい状況に陥ってしまいましたが
前半に奪った虎の子の1点を守りきって
2022年初勝利を挙げました。

先発はGKは32ラムズデールが務め
DFラインはCBは4ホワイトと6ガブリエウが組み
左SBには3ティアニーが入りましたが
怪我で離脱中の18冨安は間に合わなっかた為に
右SBには17セドリックが起用されました。
中盤は5トーマスがアンカーを務め
インサイドハーフに8ウーデゴールと
34ジャカが入る3センターを組み
前線は右に7サカ、左に35マルティネッリ、
1トップに9ラカゼットが入る
4−3−3が組まれました。

このメンバーならば5トーマスと34ジャカが
ダブルボランチを組み
8ウーデゴールがトップ下に入る
4−2−3−1も組めましたが
この試合では34ジャカと8ウーデゴールを
インサイドハーフに並べて
ネヴェスとデンドンカーを抑えに行く事で
この試合を支配するのが
アルテタ監督のプランだった様です。

同時に今回の代表期間の2週間のインターバルを利用して行った
ドバイ合宿の成果も出ていたと思います。

前線から仕掛けるプレスは非常に鋭く
ボールを持った時にはテンポ良く連動的にボールを繋いで
相手のプレスをしっかりと掻い潜って
ゲームをコントロールしていたと思います。

その一方で現在のウルブスは
PL2番目に少ない失点数の堅守を誇っており
5バックのDFラインは非常に強固だった為に
シュートチャンスはそれ程多く作る事が出来ず
先制点が生まれる前にウルブスゴールに迫ったのは
この場面位だったと思います。

21分過ぎ、FKのリスタートからの流れで
8ウーデゴールからのスルーパスで
裏に抜け出した7サカからのグラウンダーの折り返しを
4ホワイトがダイレクトで合わしましたが
キルマンにブロックされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

23分過ぎ、右サイドを7サカ〜8ウーデゴール
〜17セドリックと繋いだ所からクロスが送られましたが
ゴール前の9ラカゼットには僅かに合わず
この場面でもゴールを奪う事は出来ませんでした。

しかしこの仕掛けで得たCKから
先制点が生まれました。

25分、35マルティネッリが蹴った左CKは
クリアーされてしまいましたが
そのボールを4ホワイトがもう一度中に折り返したボールを
ゴール前で9ラカゼットが合わせようとした時に
ホセ・サと交錯して流れた所を
6ガブリエウが押し込みゴール!!

その後も少ないながら
ウルヴスゴールに迫る場面はありました。

41分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った右CKを
ニアで9ラカゼットがヘッドで合わせましたが
ブロックされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

42分過ぎ、17セドリックからのパスを受けた7サカが
マルシャルとポデンスをドリブルでかわした後、
8ウーデゴールとのワンツーで裏に抜け出した所からの折り返しを
9ラカゼットがダイレクトで合わせましたが
ホセ・サの正面でこれもゴールを奪う事が出来ず。

49分過ぎ、5トーマスのパスが攻撃のスイッチとなり
8ウーデゴール〜7サカ〜17セドリックと繋いで
深い位置まで侵入しました。
そこからの折り返しはブロックされてしまいましたが
その後、7サカ〜9ラカゼット〜
8ウーデゴール〜17セドリックと繋ぎ
その17セドリックからもう一度送った折り返しを
ペナルティ内で9ラカゼットに通りましたが
トラップを足下に収める事が出来ずに
シュートまでは持って行く事が出来ず。

17セドリックの折り返しが強目だったとは言え
ストライカーならば
ダイレクトで右脚を振りに行って欲しかったですし
トラップをするのならば
すぐにシュートを撃つ事が出来る所に
ボールをしっかりと置いて欲しかったと思いますが
そのトラップしたボールが跳ねてしまったのは
非常に残念でした。

そしてこの後、試合の展開を大きく狂わす
35マルティネッリの退場が起きてしまいました。

68分過ぎ、まず左サイドでシキーニョとポデンスに囲まれて
ボールをロストした35マルティネッリが
素早くスローインしたポデンスを突き飛ばしてしまい、
その直後にスローインを受けてドリブルで駆け上がっていた
シキーニョを追っていた35マルティネッリが
後方から突き飛ばしてしまい、
その両方の行為に対してそれぞれイエローカードが提示されて
イエローカード2枚で退場処分を受けてしまいました。

それぞれの行為は『警告』を受けても仕方がない様な
愚行だったと思いますので
退場処分を受けても言い訳は出来ないと思います。

その一方でもしもポデンスを突き飛ばした時点で
イエローカードが出されていたら
その後にシキーニョを突き飛ばす様な愚行を
35マルティネッリはしなかった可能性もあると思います。

実際イエローカードを2枚提示された場合に
退場処分を受けると言う意味は
『警告』を受けたにも関わらず
愚行を繰り返す者に対する処分ですので
この場面の様に1枚目のイエローカードが提示されて
『警告』を受けていない状況下で犯してしまった
35マルティネッリの愚行に対して
2枚目のイエローカードを提示して
退場処分を科す処分をする事が
本来の意味的に有効だったのかどうかには
少なからず疑問を感じる部分もあります。

しかし、この場面はウルヴスがカウンターを仕掛ける
大きなチャンスでしたので
その場でプレーを止めて
イエローカードを提示する事が出来なかったのも
事実だと思います。

元々マイケル・オリバーは
厳格なジャッジで定評がありますが
一つ一つの状況を踏まえれば
正しい判断だったと個人的には思います。

これでまたもや数的不利の状況に陥ってしまいましたが
アルテタ監督の次への決断は非常に早かったと思います。

この直後にアルテタ監督は
7サカを下げて16ホールディングを投入して
リバプールとのカラバオ杯1stレグと同様に
5バックに切り替えて
残りの約20分間を守り抜く決断を下しました。

実際、ウルヴスはCFのヒメネスの高さを活かした攻撃が
重要なパターンになっており
セメドのクロスをヒメネスにヘッドで合わされてしまった
36分過ぎの様に
4ホワイトと6ガブリエウのコンビだけでは
ヒメネスを抑え込む事は困難だったかもしれませんが
16ホールディングを3CBの中央に投入した事で
ヒメネスを抑えやすくなったのは
結果的には非常に良かったと思います。

4ホワイト&16ホールディング&6ガブリエウの3CBは
補完性が良く非常に強固なユニットであり
試合後アルテタ監督がコメントしていた様に
残りの時間守り切れたのは
16ホールディングの活躍があったからこそであり
これからも16ホールディングは
チームを救う重要なオプションになると思います。

そして32ラムズデールも非常に大きな仕事をしたと思います。

73分過ぎ、左サイドからのネヴェスのクロスに対して
32ラムズデールが前に出てパンチングで弾き出しましたが
そのこぼれ球をサイスにシュートを撃たれてしまいましたが
これも32ラムズデールのファインセーブでゴールを死守。

82分過ぎ、左サイドからドリブルで切り込んできたシキーニョに
角度のない至近距離からシュートを撃たれてしまいましたが
これも32ラムズデールのファインセーブでゴルを死守し、
そのこぼれ球を収めたヒメネスに折り返されたボールを
シキーニョに押し込まれそうになりましたが
それも16ホールディングがクリアーしてゴールを死守。

特に73分過ぎの場面の32ラムズデールは圧巻だったと思います。

パンチングする為に飛び込んだ32ラムズデールは
立ち上がるや否や一瞬首を振って
自分の立ち位置が正しい事を確認した上で
セーブしていましたので
このファインセーブは必然のセーブだったと
言って良いほど完璧なセービングだったと思います。

守備陣だけではなく残った10人が
集中力を切らさずに最後まで守りきった事で
勝利を掴む事が出来ましたが
本当ならばガブリエウからのスルーパスで
9ラカゼットが抜け出して
ホセ・サと1対1になった71分過ぎの場面で
9ラカゼットが決めていたら
もう少し楽な展開になていたかもしれませんでした。

この場面だけに限らずに49分過ぎの場面でも
ストライカーならば決めなければならなかったと思います。

毎試合の様に退場者を出す現状も問題ですが
やはりストライカーの決定力不足の問題が解消出来なければ
これからも綱渡りの試合が続くかもしれません。

とは言え、冬の移籍期間で少数精鋭になったチームが
ドバイ合宿を経て自信を取り戻す為にも
この勝利は非常に重要な勝利になると思います。

冬の移籍期間で誰も補強しなかった判断を正当化する為にも
どの様な形でも勝利を積み重ねて行き
来シーズンのCL出場権を掴み取って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A CC:0G0A
7サカ        PL:6G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G4A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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