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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:最終回〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:最終回

Arsenal 1.jpg


2020/21シーズンに向けての補強ポイントとして

1、即戦力のCB

2、ローン期間が終了する8セバージョスと共に
  11トレイラが移籍する可能性のあるCMF・DMF

3、14オーバメヤンが引き抜かれた場合には
  その穴埋めとしてのストライカー、サイドアタッカー

4、9ラカゼットが引き抜かれた場合にはその穴埋めとなるCF

5、2ベジェリンをバックアップする右SB

6、10エジルが退団した場合にはその穴埋めとなる攻撃的MF

7、26マルティネスが引き抜かれた場合にはその穴埋めとなる第2GK

等を考えていましたが、
「7」のGKに関しては特に補強の噂が
挙がってきていませんので
この夏に補強に動く可能性はないと思われます。

それではその他の6つのポジションに関して
どの様な補強が出来るのか
総合的に考えてみたいと思います。

まずこの夏の移籍市場での問題点は
以前の様にどの選手にどの位の移籍金を投資すれば
獲得する事が出来るかと言う前に
そもそも補強に費やす予算が全くないと言う事が
大きな問題になっています。

その為、以前から幾つかのシチュエーションに備えた
プランを考える必要があると
アルテタ監督もコメントを出していましたが
このままの状況が続けば想定していた中でも
財政的に最も厳しいシチュエーションが
現実になりそうな様相です。

現在新型コロナウイルスの問題で
中断している今シーズンのPLは
6月中の再開を目指している様ですので
何とか再開に漕ぎ着ける事が出来れば
放映権収入は得る事が出来そうです。

その一方で再開したとしても基本的には
無観客での再開になると思われますので
マッチデイ収入は得る事が出来ず、
年間シートの払戻等も必要になりますので
今シーズンは相当の減収になる事は
避けられないと思われます。

更に悪い事にその無観客試合は
来シーズンも続く可能性がある為に
マッチデイ収入や年間シートの収入が
来シーズンも得られない可能性が出てきており
これまでと同じ様な予算編成では
来シーズン末には金庫にある現金が
全て無くなる可能性が指摘されています。

よってこの様に大幅な減収が考えられる来シーズンは
これまでとは異なり大きく緊縮財政に舵を切ると思われます。
特に支出を抑える為に人件費を中心としたコスト管理の見直しや
補強資金の減額は避けられないと思われ
以前にも書きました様に
この夏に選手を獲得する為には
まず既存の選手を売却する事が必要になると思います。

しかしその様な状況はアーセナルに限った事ではなく
他のクラブも同様に補強資金の確保に苦労している事から
選手を売却すると言っても
希望通りの移籍金が得られる様な状況になるとは限らず
現実的にそれ程多くの補強資金を確保出来ないかも知れません。

よってこの夏はこれまでの様な
移籍金で選手を獲得する形から
移籍金の代わりに選手を絡めたトレードの形態で
選手を獲得する形が多くなると言われています。
そして移籍金がかからないフリーエージェントの選手は
財政難のクラブにとっては重宝される存在になると思われますので
例年以上に争奪戦になる可能性が高く
ローン移籍という形も多くなると思われます。

それではその様な状況を加味しつつ
個人的に理想と思っている
この夏にアーセナルが獲得して欲しい選手を考えてみました。

・9ラカゼットとトレードという形で
アトレティコ・マドリーからトーマス・パーテイを獲得して
「2」の問題を解決する。

・空いたCFには14オーバメヤンを移す事で
「4」のCFの補強は見送る。

・「3」のサイドにはフリートランスファーで
チェルシーからウィリアンを獲得して穴を埋める。

・同じく現在ローン移籍で加入している17ソアレスを
そのままフリーで獲得して
「5」の右SBの問題に対して対処する。

・一方でこの夏で契約最終年に入る
10エジルはこの夏に移籍する意思がない事を
代理人を通して度々表明している事もあり
「6」のトップ下の補強は見送る。

・「1」のCBに対しては
この夏に使える資金をかき集めて
RBライプツィッヒのウパメカノの獲得に全て投入する。

しかしこの様な補強を遂行する為には
クリアーしなければならない大きな問題が2つあり、
その1つ目は14オーバメヤンの契約延長問題です。

仮にトーマスを獲得する為に
9ラカゼットを差し出したとしても
14オーバメヤンを残留させる事が出来れば
攻撃力を維持する事は十分に可能だと思います。
一方で契約延長に失敗して
この夏に14オーバメヤンを放出する事になった場合には
アーセナルは最大の得点源を失う事になってしまいますので
この夏に新たな得点源が必要になります。

その場合には14オーバメヤンとトレードという形で
インテルのイカルディを獲得して欲しいと
個人的には思います。

そしてもう1つの問題は
ウパメカノを獲得するだけの資金を
準備する事が出来るかどうかです。

まず現状としてこの夏に移籍を希望している選手は何人かいます。

現在ローン移籍でローマに在籍している7ムヒタリアン、
出場機会が減少している5ソクラティス、
ロンドンに馴染めていない11トレイラ。

アルテタ監督は以前補強に付いて
アーセナルでプレーしたいと思うかどうかが重要であり
特別な説得をする事はしない
と言う様なコメントしていた事を考えますと
これら3選手は売却される可能性が高いと思います。

一方でこの他にもこの夏で残りの契約が1年になる
14オーバメヤン、10エジル、77サカ、23ルイス、20ムスタフィも
場合によっては放出候補に入ると思われます。
特に14オーバメヤンと同様に契約延長に動いていながら
未だにサインを貰えていない77サカと
契約延長の動きがあるのかどうかが
はっきりしていない20ムスタフィは
状況によってこの夏に去る可能性があるかもしれません。

そして人員整理の対象になる可能性がある
31コラシナツ、4エルネニー、
15ナイルズ、27マヴロパノス辺りも
場合によっては換金対象になる可能性がありますが
昨今の状況を考えますと1人の選手で
高額な移籍金を獲得する事は難しい為に
複数名の放出が必要になるかも知れません。

それでもウパメカノを獲得するだけの
£5000万以上の資金を作る事は
かなり難しいミッションになると思われますので
もっと安価なプランBの選手を
選択しなければならなくなるかも知れません。

とは言え、現在の脆弱なDFラインを改善する為には
ウパメカノレベルのタレントが絶対に必要だと思いますので
是が非でも獲得して欲しいと思います。


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1Leno

2Bellerín  Upamecano  23Luiz  77Saka 

Thomas  34Xhaka 

19Pepe     10Özil     Willian

14Aubameyang


Substitutes
GK:26Martínez
CB:Saliba、16Holding、21Chambers
右SB:17Soares、(21Chambers)
左CB:3Tierney
CMF:29Guendouzi、28Willock
右サイドアタッカー:24Nelson、(Willian)
左サイドアタッカー:35Martinelli、(77Saka)
トップ下:32Smith Rowe、(28Willock)
CF:30Nketiah、(35Martinelli)


C'mon Arsenal !!


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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:その他〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:その他

Arsenal 1.jpg


〜〜〜左SB〜〜〜

レイヴァン・クルザワ(27歳):左SB
パリSG
1992年9月4日生
182cm 73kg
フランス代表
移籍金 フリー


セルヒオ・レギロン(23歳):左SB
レアル・マドリー
1996年12月16日生
180cm 67kg
スペイン
移籍金 


〜〜〜右SB〜〜〜

セドリック・ソアレス(29歳):右SB
アーセナルへローン中
1991年8月31日生
171cm 67kg
ポルトガル代表
移籍金 フリー


(年齢は2020年9月1日現在)


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これまで挙げたポジション以外で
補強の噂が最も挙がっているのは
左SBだと思います。

左SBには本職の3ティアにーと31コラシナツに加え
今シーズンブレイクした77サカもいますので
本来ならば補強の可能性が論じられるよりも
人員整理の対象になるポジションだと思いますが
それでも補強の噂が止まらないのは
残り1年になっている77サカの契約延長交渉が
未だに進んでいない為だと思われます。

よって77サカとの契約延長に失敗して
他のクラブへ流失してしまった場合に備えて
水面下で継続的に動いているのかも知れません。

その左SBの獲得候補の中で
最も頻繁に名前が挙がっているのが
パリSGのクルザワだと思います。

冬の移籍期間でも獲得の噂に挙がっていたクルザワは
この夏にパリSGとの契約が切れる為に
フリーで獲得する事が可能になりました。
そのクルザワに対して
アーセナルを始め他のPLのクラブも
獲得に動いていると言われており
噂では5年契約に加え
週給£10万クラスの契約を希望していると言われています。

しかしこの様なクルザワの希望に対して
アーセナルが応える事が出来るかどうかに関しては
アーセナルがどの様な意向を持って
獲得に動いているかにかかっている様に感じます。

仮にこの夏に77サカが移籍してしまうか、
又は本来のサイドアタッカーに戻す事になり
尚且つ3ティアニーや31コラシナツに代えて
レギュラークラスとして迎える意向ならば
今年の9月で28歳になるクルザワを
5年契約で迎えても良いと思いますが
反対にバックアッパーになった場合には
33歳になる手前までの5年契約を結んでしまうと
場合によっては不良債権になる可能性も秘めていると思いますので
5年契約は長すぎる様に感じます。

給与面に関してもレギュラークラスという事であれば
31コラシナツが週給£10万(推定)、
3ティアニーが週給£8万(推定)もらっている事を考えれば
決して出せない金額ではないと思われますが
バックアッパーと言う事であれば
週給£10万クラスの給与は高すぎる様に感じます。
特に昨今の情勢からある程度の期間は
クラブの収入は確実に減る可能性がある事を考えれば
人件費の削減は必須だと思われますので
今後新たに獲得する選手に対して
週給£10万クラスの給与を出す事は
もう簡単ではないと思います。

それ以外ではレアル・マドリーの
レギロンの噂もあります。

今シーズン、セビージャへローン移籍に出ているレギロンは
そのセビージャではしっかりと結果を出していますが
一方で現在のレアル・マドリーには
長い間不動の地位を築いていたマルセロに加え
昨夏にメンディーが加わり
そのメンディーはマルセロの地位を
脅かす勢いを観せています。
その為、仮にこの夏にマルセロが
レアル・マドリーを去る様な事が起きれば別ですが
現状のスカッドのままでは
来シーズンもレギロンが入り込む隙がないと言われている事から
換金候補とも言われている様です。

とは言え、マルセロがレアル・マドリーを去るのは
それ程遠い未来ではない事を考えますと
生え抜きで2023年夏まで契約を残すレギロンを
完全移籍という形で簡単に放出するとは考えられず
仮にこの夏に他のクラブに移ったとしても
再びローン移籍の可能性が高いと思います。
一方でアーセナルとしても
このポジションに多くの投資を出来る状況ではありませんので
獲得に動くとしてもあくまでも
ローン移籍と言う形だけだと思いますので
そういう意味では幾らか獲得するチャンスはあるかもしれません。

一方で補強のポイントと所で書きました
2ベジェリンのバックアッパーに不安がある右SBに対しては
補強の噂は殆ど聞こえてきませんので
この夏にフリーになる17ソアレスを
そのまま獲得するのかもしれません。

冬に加入した17ソアレスは怪我の影響で
ここまで全く稼働出来ていませんが
怪我の問題がある事を予め分かっていても
冬の移籍期間でローンで獲得した事からも
既に冬の段階でこの夏にそのままフリーで獲得する事を
前提としていたのかもしれません。

又、26マルティネスが引き抜かれた場合には
新たな第2GKの補強が必要になると
補強のポイントの所でも書きましたが
今の所、GKの補強の噂はあまり挙がってきていませんので
この夏に26マルティネスが移籍する可能性はないと
考えて良いのかもしれません。


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クルザワを中心に左SBの補強の噂が
根強く続いている事を考えますと
77サカとの契約延長の話し合いは
本当に上手くいっていないのかもしれません。

それが昇給の問題なのか?
CLやELへの出場権の問題なのか?
ポジションの問題なのか?は分かりませんが
今シーズン同様に左SBとしても
本来の左サイドアタッカーとしても
アーセナルの未来を担う人材だと思いますので
何としてでも契約延長に漕ぎ着けなければならないと思います。

よって個人的には左SBの補強よりも
77サカとの契約延長を強く期待しています。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:CF〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:CF

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CF〜〜〜

ジョナサン・デイヴィッド(20歳):CF、トップ下
ヘンク
2000年1月14日生
177cm 70kg
カナダ代表
移籍金 £1750万


オドソンヌ・エドゥアール(22歳):CF
セルティック
1998年1月16日生
187cm 83kg
フランスU-21
移籍金 £2500万


ロドリゴ(29歳):CF
バレンシア
1991年3月6日生
182cm 77kg
スペイン代表
移籍金 £1億1000万(バイアウト) £4500万〜5000万程度


アルカディウシュ・ミリク(26歳):CF
ナポリ
1994年2月28日生
186cm 78kg
ポーランド代表
移籍金 £3950万


ウィサム・ベン・イェデル(30歳):CF
モナコ
1990年8月12日生
170cm 69kg
フランス代表
移籍金 £4000万


ルカ・ヨヴィッチ(22歳):CF
レアル・マドリー
1997年12月23日生
181cm 79kg
セルビア代表
移籍金 £


マウロ・イカルディ(27歳):CF
インテル(パリSGにローン中)
1993年2月19日生
181cm 75kg
アルゼンチン代表
移籍金 £


(年齢は2020年9月1日現在)


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このポジションの補強の必要性も
9ラカゼットや14オーバメヤンの去就次第だと思われます。

初期の段階から何度となく名前が挙がっていたのが
ヘンクのデイヴィッドだと思います。
昨シーズン後半からポジションを掴んだ
このカナダ代表の新鋭は
今シーズンここまでのベルギーリーグで
18ゴール8アシストとブレイクして
多くのクラブから注目される存在になりましたが
個人的には現時点のデイヴィッドは
それ程評価していません。

デイヴィッドの特徴としてよく言われるのが
スピードだと思われますが
ボールを持っていない所では
抜群のスピードを観せてくれる一方で
ボールを持っている状況では
相手選手に追いつかれてしまう場面がある様に
本来持っているスピードが
プレーに反映出来ていない印象を受けます。

確かにゴール前でも冷静でプレーの選択も的確に行え
左右遜色なく使える両利きの利点を活かした決定力は魅力ですが
技術的には特筆する様な物は余りなく
ELでは沈黙する試合が多かった事からも
PLでプレー出来るレベルなのかどうかには
少なからず疑問を持っています。

セルティックのエドゥアールもよく名前が挙がる
タレントだと思います。

元々パリSGの下部組織出身のエドゥアールは
ローン移籍を経て2018年夏にセルティックへ完全移籍で加入し
ここまでの今シーズンはスコティッシュ・プレミアシップで
21ゴール12アシストと爆発し
注目を集める様になりました。

個人的にはこのエドゥアールは
非常に不思議な選手に観えてしまいます。
見た目は当たり負けしないフィジカル的な強さが目に付き
ピッチ上でも非常に硬質な印象を受けますが
実際のプレーではパワフルなプレーに傾倒する事はなく
反対に非常に繊細なタッチでボールをコントロールする
技術レベルの高いプレーに目が行きます。

ファースタッチで最適な場所に
ボールを置く事が出来る正確なトラップ、
細かなタッチで相手を翻弄するボールタッチ、
針の穴を通すと言いますか
線を引く様にゴールネットを揺らすコントロールショット、
その硬質な風貌からは想像出来ない繊細な技術と
周囲を使うビジョンとセンスも持ち合わせている印象で
語弊を恐れず言うのならば
ベルカンプが硬質な肉体をまとってプレーすると
この様なプレーをするのではないかと言う印象を持っています。

噂によればエムバペがパリSGに移籍してきたしわ寄せで
パリSGを後にする事になったと言われており
仮にエムバペが移籍してこなければ
パリSGでもファーストチームでプレーしていた
と言われる逸材だった様です。
素行に問題がある所は気になりますが
今後本格的にブレイクする可能性を考えますと
この夏は移籍金が高騰する前の最後のチャンスかもしれません。

既にある程度実績のある
バレンシアのロドリゴ やナポリのミリク、
今シーズンリーグ1でエムバペと共に得点王に輝いた
モナコのベン・イェデル等も噂に挙がっています。

ロドリゴは正確なテクニックと強烈なショットを持っている
左脚のスペシャリストという印象で
柔軟なテクニックとスピード、
そしてボディーバランスに優れている事で
相手のDFに捕まる事も少ないアタッカーだと思います。
一方でほぼ左脚一本でプレーしている為に
基本的に右から左に向かって動く傾向が強く
特にパスを受けると
ボールを左サイドへ持ち出そうとする癖がある為
馴れてしまえば相手のDFに対応され易そうに見えます。
とは言え、その様な癖があっても
実際はボールを奪われる場面が少ないという事は
それだけ俊敏性やテクニックが
優れているという事かも知れません。

ナポリのミリクは左利きのストライカーで
ゴール前のポジショニングセンスを活かした
ワンタッチゴール、
切れ味が鋭く正確な左脚のショット、
そして長身を活かしたヘッド等
ゴールを奪う形のバリエーションが
多岐に渡るフィニッシャーの面と
楔のパスを的確に捌くポストプレーも上手く
下がった位置からラストパスを送って
チャンスメイクも出来る面があり
まさに万能型ストライカーと言えます。

この様に本来ならばもっと評価されて良い
タレントになっていたかもしれませんでしたが
2016年10月に左膝、2017年9月に右膝と
2年連続前十字靭帯断裂のけがを負ってしまった事で
キャリアは大きく停滞してしまい
特に復帰直後はスピードや俊敏性が
著しく損なわれた印象がありましたので
このまま消えていく可能性もあったと思います。

しかし昨シーズン辺りからは
損なわれていたフィジカル的な問題が改善された事で
本来持っているポテンシャルが再び輝き始め
見事に復活したと言えます。

モナコのベン・イェデルはトゥールーズやセビージャでも
コンスタントに2桁ゴールを奪っていましたが
これまではそれ程大きな注目を集める事はなく
実際フランス代表にデビューしたのも昨年6月と遅く
言うなれば遅咲きのストライカーと言えると思います。

ベン・イェデルは右利きですが
右左どちらの脚からでもゴールを奪えると共に
正確なラストパスを送るだけの
技術とセンスを備えているのが特徴で
スピードがあり俊敏性も優れており
柔らかなボールタッチとボディーバランス、
裏へ飛び出すセンスも優れている所から
イメージ的にはアグエロを連想させます。

ロドリゴは£1億以上の
バイアウト条項があると言われていますが
元々財政状況が良くないバレンシアは
昨今の情勢に伴い選手を売却する必要性が
出てきていると言われており
ソレールと同様に
バイアウト条項で設定されている金額以下で
売却する可能性があると言われています。

一方のナポリも一時代が終わり
チームを刷新する為の資金を獲得する為の換金候補に
ミリクが入っていると言われており
ベン・イェデスと同様に£4000万前後の
移籍金で獲得可能と言われています。

ここ最近は14オーバメヤンとトレードという形で
新たなストライカーを獲得する噂もあり
その候補として挙がっているのが
レアル・マドリーのヨヴィッチと
インテルのイカルディです。

レアル・マドリーのヨヴィッチは
昨夏に£5300万の移籍金で
フランクフルトから移籍しましたが
残念ながら期待通りの活躍は観られず
ベンチが定位置になっています。

元々スピードと決定力が売りの
フィニッシャータイプの選手だと思いますが
現状としてはレアル・マドリーの選手の中でプレーすると
一つ一つのプレーの雑さが目立ってしまい
他の選手達と同じレベルで
プレー出来ていない様に観えてしまいます。
結局ヨヴィッチにとっては
レアル・マドリーの様なビッグクラブへ移籍するのは
早すぎたのかもしれません。

その様な状況もありヨヴィッチが来シーズンも
レアル・マドリーに残っている可能性は
少ないと言われていますが
現状のヨヴィッチに対して£5300万の移籍金を払ってでも
獲得するクラブが現れるとは思いませんので
£5300万の回収を諦めて
放出に動くのかどうかがが注目されます。

そこで最近は14オーバメヤンとトレードの噂が出てきています。
14オーバメヤンと契約更新が出来なかった場合には
この夏に放出せざる得なくなるアーセナルと
チームの得点力の向上を目指して
新たなストライカーの獲得に迫られている
レアル・マドリーとの思惑が合致する事で
巷ではトレードの話が挙がっている様です。

仮にレアル・マドリーが
昨今の情勢から第1希望のエムバペを獲得するだけの
高額投資が難しくなっているのならば
お金を全く動かさずに新たなストライカーを獲得する手段として
14オーバメヤンとヨヴィッチのトレードは
あり得ない話ではないと思います。

一方でヨヴィッチは良いストライカーだと思いますが
14オーバメヤンと引き換えに
獲得するだけのタレントなのかどうかは
些か疑問に感じる部分があり、
もしも獲得するにしても昨シーズンのセバージョスの様に
ローンでの獲得を模索するレベルだと思います。

一方でインテルのイカルディは
今シーズンはパリSGにローン移籍していますが
£6100万と言われる買取オプションは
行使しないと言われていますので
この夏は一度インテルに戻る事になると思われます。
しかしイカルディは
インテルのフロント陣やコンテ監督との関係が非常に悪い為に
インテルには戻る場所がないのは周知の事実であり
その為、この夏もインテルは
イカルディの売却先を探す事になると思われます。

そのインテルは仮にこの夏に
ラウタロ・マルティネスをバルセロナに引き抜かれた場合には
その後釜候補として14オーバメヤンの名前が挙がっている関係上
両者のトレードの噂がここ最近挙がっています。

確かにアーセナルの最大の得点源である
14オーバメヤンを失った場合には
それに代わる得点源が必要になりますので
イカルディを求める可能性は十分にあると思いますし
反対にイカルディをどうしても放出したいインテルにとっては
厄介者の精算と新たなストライカーの2つ問題をクリアー出来ますので
渡りに船のトレード話なのかもしれません。

まぁ、イカルディの場合は本人の実力面を考えれば
非常に魅力的な選手だと思いますが
一番の問題は代理人を兼ねている妻ワンダ・ナラだと思います。

彼女がトラブルメイカーと言うのは有名な話で
実際インテルのフロント陣と拗れたのも
ワンダ・ナラ側にも問題があったと言うのは有名な話です。
そして昨夏パリSGへローン移籍する時も
国外への移籍を最後まで拒否していたのは
イカルディではなくワンダ・ナラの方だと言われており
その様な鬼嫁がロンドンへの移籍を認めるかどうかが問題であり
同時にイカルディを獲得すると言う事は
ワンダ・ナラと言う厄介者を迎え入れる覚悟を
アーセナルはしなければならないと思います。

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9ラカゼットと14オーバメヤンの去就によって
このポジションの補強戦略は大きな影響を受けますが
特に大きな影響を受けるのは
現在のアーセナルの最大の得点源である
14オーバメヤンが移籍した場合だと思います。

仮に14オーバメヤンが移籍してしまった場合には
新たにシーズン20ゴール獲得出来るだけの
ストライカーが必要になるのは言うまでもなく
今回挙げたストライカーの中で
その条件をクリアーしそうなのは
インテルのイカルディだけだと思います。

イカルディにはワンダ・ナラと言う厄介者が付いてきますが
これまでの実績を考えれば
14オーバメヤンの代役を十分担うだけの
得点力があると思いますので
仮に14オーバメヤンがインテルへの移籍を
希望している場合には
トレードという形でイカルディの獲得に動いて欲しいと思います。

反対に14オーバメヤンが契約延長して残留する一方で
9ラカゼットが移籍した場合にも
補強が必要になると思われますが
資金面を考慮するならば
セルティックのエドゥアールが
個人的にはお気に入りです。

とは言え、14オーバメヤンをCFに移して
左サイドに35マルティネッリや77サカを起用する形でも
十分に攻撃力は維持出来る様に感じますので
この夏は全く補強しないと言う選択肢もあると思います。

そう言う意味では9ラカゼットの去就よりも
14オーバメヤンの去就の方が
このポジションの補強には大きな影響をもたらすかもしれません。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:攻撃的MF〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:攻撃的MF

Arsenal 1.jpg


〜〜〜攻撃的MF〜〜〜

オルクン・コクチュ(19歳):トップ下
フェイエノールト
2000年12月29日生
175cm 68kg
トルコU-21
移籍金 £2300万


ナビル・フェキル(27歳):トップ下、サイドアタッカー
ベティス
1993年7月18日生
173cm 72kg
フランス代表
移籍金 £4300万


フセム・アワール(22歳):トップ下、インサイドハーフ、左サイドアタッカー
リヨン
1998年6月30日生
175cm 70kg
フランスU-21
移籍金 £6500万


カイ・ハフェルツ(21歳):トップ下、サイドアタッカー、インサイドハーフ
バイヤー・レバークーゼン
1999年6月11日生
188cm 77kg
ドイツ代表
移籍金 £8650万


(年齢は2020年9月1日現在)


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攻撃的MFに関しては
最も多く名前が挙がっているのが
フェイエノールトのコクチュです。
フェイエノールトの生え抜きのコクチュは
昨シーズン途中からファーストチームへ昇格し
今シーズンは主力として活躍している19歳の新鋭です。

右利きですが左脚も遜色なく使えるコクチュは
前線へのロングレンジのパス、
ピンポイントで送られるサイドチェンジのパス、
ロングスルーパス等の
チームを動かすパスから
2ラインの間から決定機を作り出すラストパスまで
質の高いパスを操るパッサータイプの選手です。

小柄ですがボディーバランスが良く
相手のプレッシャーを受けても
常に相手が届かない所にボールを置いて
ボールロストのリスクを下げているので
フィジカル的な不足感を感じさせません。

そして何よりも相手のアタッキングエリアに侵入しても
常に冷静に最適なパスコースを見付けられる所は
19歳としては非常に成熟している印象を受け
例えるならば
独特なリズムとビジョンを持っている10エジルよりも
無駄な部分を削ぎ落として最適なプレーを繰り出す
セスクの様な選手になる様に感じます。

現在のフェイエノールトではトップ下で起用されていますが
運動量も豊富で
組み立ての初期の段階に顔を出す事も好む所から
攻撃の全権を担うインサイドハーフにも
適応がある様に感じます。

この様に既にエールディヴィジの枠には
収まっていない印象を受け
近い将来ブレイクする可能性を考えますと
現在の£2300万と言う移籍金は
バーゲン価格と言えるかもしれません。

一方でベティスのフェキルの名前も
最近よく見かけます。

フェキルはトップ下が主戦場ですが
10エジルの様なパスを操るチャンスメイカーではなく
上背はありませんが体幹がしっかりとしていて重心が低く
細かく正確なボールタッチと
推しの強さを活かしたドリブルで
自ら相手の守備網を切り込んでいくプレーを起点として
そこからラストパスを送って
シュートチャンスを演出すると共に
パンチ力のある左脚で
自らゴールを狙う事も出来る
アタッカー色の強い選手だと思います。

そのフェキルは昨夏、
多くのビッグクラブが獲得に動く中で
その移籍先としてベティスを選択して
周囲を驚かせましたが
巷の噂ではこの移籍は
スペインの2強へステップアップする為の
リーガでの実績作りをする為だったと言われており
その関係上、それ以外のクラブへの移籍には
それ程興味を示していないとも言われています。

一方でそれ程噂には挙がっていませんが
この夏で22歳になるリヨンのアワールも
そろそろ国外のビッグクラブへ
ステップアップする時期に入ったと思いますので
獲得候補に入れても良い様に感じます。

アワールはスピードに乗ってもブレる事のないドリブルと
そこから送られるラストパスの質の高さが売りの攻撃的MFで
フィジカル的には華奢ですが
ボディーバランスが良く
ボールが足に吸い付く様な
非常に柔軟で正確な足下の技術を有している事で
スペースのない所でも全く苦にしていない印象です。

パスを受けたらまずドリブルから始まる所は
フェキルと似ているかもしれませんが
そのフェキルのドリブルは
自ら守備網を切り裂く事を目的としているのに対して
アワールのドリブルはあくまでも
ラストパスを送る為の準備をしている印象で
ドリブルを仕掛ける事で出来た相手守備陣の穴に向けて
切れ味鋭いラストパスを送って
シュートチャンスを演出するプレーを得意としています。

現在のリヨンではシステム上トップ下よりも
インサイドハーフや左サイド、
CMFの位置でプレーする事が多く
役割の異なるそれらのポジションでも
柔軟に適応している所も強みだと思います。

とは言え、そのアワールは
多くのビッグクラブが追う人気銘柄と言う事もあり
£6500万程度の移籍金が必要であり
現状のアーセナルの財政状況としては
獲得するのは難しいタレントだと思われます。

そして個人的に最も気に入っている選手が
レバークーゼンのハフェルツです。

多くのビッグクラブが獲得に動いているハフェルツは
この夏にレバークーゼンから移籍すると言われていて
その中でもバイエルンがその最有力候補と言われていましたが
昨今の情勢に伴いビッグクラブと言えども
€1億と言われている移籍金を出せる状況ではなくなった事で
ハフェルツの移籍話は振り出しに戻ったと言われています。

その様な状況に伴い移籍金の下落が期待されますが
元々の市場価値を考えれば
アーセナルが手を出せるだけの金額まで下がるとは思えず
何かしらのミラクルが起こって
アーセナルへの移籍が決まって欲しいと
個人的には願っていますが
現状のアーセナルが手を出せる様なタレントではないと思われます。


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そもそも10エジルには移籍する意思がありませんので
このまま残留すれば新たな選手を補強する可能性は低く、
仮に10エジルが移籍したとしても
28ウィロックや32スミス・ロウを代役に立てる
プランBがありますので
このポジションの補強は見送られるかもしれません。

特に既に実績のなるフェキル、アワール、ハフェルツの様な
タレントを獲得する為には
高額な移籍金が必要であり
残念ながら現在のアーセナルには
それだけの余裕はないと思われます。

その様な財政状況を考慮すれば
まだブレイク前のコクチュならば
ギリギリ手を出せる選手だと思われますが
一方で現在のスカッドには
同年代で生え抜きの28ウィロックや32スミス・ロウがいますので
これらの選手を人員整理してまで
コクチュの獲得に動くべきかどうかは正直分かりません。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:サイドアタッカー〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:サイドアタッカー

Arsenal 1.jpg


〜〜〜サイドアタッカー〜〜〜

カルロス・ソレール(23歳):左右サイドアタッカー
バレンシア
1997年1月2日生
183cm 72kg
スペイン代表
移籍金 £3400万 (€1億5000万のバイアウト条項あり)


ディオゴ・ジョッタ(23歳):左サイドアタッカー
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
1996年12月4日生
178cm 64kg
ポルトガル代表
移籍金 £5000万


ウィリアン(32歳):右サイドアタッカー
チェルシー
1988年8月9日生
178cm 70kg
ブラジル代表
移籍金 フリー


(年齢は2020年9月1日現在)

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サイドアタッカーに関しては
14オーバメヤンの去就次第と思われますが
仮に移籍してしまった場合の
補強候補も噂に挙がっています。

まずサイドアタッカーでは
以前から名前が挙がっていたのが
バレンシアのソレールです。
バレンシア生え抜きのソレールは
以前はCMFを主戦場にする選手だった様ですが
17/18シーズンからは
4−4−2システムの右サイドハーフへコンバートされ
今シーズンは左サイドハーフに主戦場を移して
プレーの幅を広げています。

安定した足下の技術とスピードに優れ
推進力のあるドリブルが特徴の一つだと思いますが
現在のバレンシアが4−4−2を採用している関係かもしれませんが
ワイドな位置からサイドを仕掛けるプレーよりも
中に絞ってきて決定的なラストパスを送って
シュートチャンスを創造するプレーが
非常に魅力的な選手だと思います。
その様なプレーが得意なのは
元々CMFで育成されてきた為だと思いますが
そう言う意味ではウイング的な選手と言うよりも
将来的にはトップ下やインサイドハーフで
攻撃の全権を担う様な選手になるのかもしれませんので
14オーバメヤンとは異なる役割の選手と言えます。

そのソレールは€1億5000万と言われる
バイアウト条項が存在している様ですが
財政的に不安定なバレンシアは
昨今の情勢を受けて安価な移籍金で
選手を放出する可能性があり
実際には£3400万辺りの移籍金で
獲得が可能になると言われています。

この他にはウルヴスのポルトガル代表のジョッタも
噂に挙がった一人です。
2017年夏にアトレティコ から
ローン移籍していたジョッタは
そのままウルヴスに完全移籍して
既にPLで結果を残している点は
大きな魅力です。

そのジョッタはスピードと俊敏性に優れ
フィジカル的にはそれ程強さを感じませんが
一方でボディーバランスが非常に良く
体勢を崩されてもボールをロストしない柔軟性を持っています。
ボールタッチも柔軟かつ正確で
スペースを見付けるセンスと
そこに入り込むタイミングに優れており
それらを活かしたオフザボールの質の高さが
最大の武器と言えるかもしれません。

主戦場は左サイドで、
そこからスピードに乗ったドリブルや
味方とのコンビネーションで
左サイドを切り込んでいくプレーと共に
タイミングを見計らってゴール前に侵入して
フィニッシュの局面で存在感を観せる所は
現在の14オーバメヤンの役割に近い役割を担えると思います。

ソレールにしてもジョッタにしても
プレースタイルは異なりますが
アルテタが目指すチームスタイルに合致するタレントだと思います。
しかしどちらの選手もそれなり投資が必要な選手の為、
現在のアーセナルの財政状況を踏まえますと
手が出せるかどうかは分かりません。

その様な状況の為なのか
この夏に契約満了でチェルシーを退団する予定の
ウィリアンの獲得の噂は根強くあります。

2013年夏にチェルシーに加入してから約7シーズンの間
PLを代表するサイドアタッカーとして
これまでの実績は今更言うまでもないと思います。
そのウィリアンは当初は以前から興味を持っていたバルセロナが
獲得に動くのではないかと言われていましたが
そのバルセロナは世代交代の時期に入っている事で
獲得の可能性はかなり低くなっていると思われます。
その一方でウィリアンは
ロンドンに残る事を希望していると言われており
その事からスパーズやアーセナルが
その移籍候補に挙がっています。

年齢的には31歳になリましたが
今シーズンもチェルシーの主力の一人として
まだ衰えを観せていませんので
戦力的にもウィリアンは十分に良い選択だと思います。


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個人的な嗜好としては
ここぞと言うタイミングでラストパスを出してくれる
バレンシアのソレールが気に入っていますが
値下げされる可能性が高いとは言え
現在のアーセナルがこのポジションに
£3400万の投資が出来るかどうかは不透明であり
この夏は多くの投資が出来ない状況を考えます
フリーで獲得可能なウィリアンの獲得が
最も現実的な様に感じます。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:CMF・DMF〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:CMF・DMF

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CMF・DMF〜〜〜

トーマス・パーテイ(27歳):DMF、右SB
アトレティコ・マドリー
1993年6月13日生
186cm 78kg
ガーナ代表
移籍金 £4300万(バイアウト条項)


デニス・ザカリア(23歳):CMF、インサイドハーフ
ボルシアMG
1996年11月20日生
191cm 80kg
スイス代表
移籍金 £4300万


マルク・ロカ(23歳):DMF、CMF
エスパニョール
1996年11月26日生
184cm 74kg
スペイン
移籍金 £3500万(バイアウト条項)


ダニ・セバージョス(24歳):CMF、トップ下、インサイドハーフ
レアル・マドリー
1996年8月7日生
176cm 65kg
スペイン代表
移籍金 £4300万(バイアウト条項?)


(年齢は2020年9月1日現在)


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この夏の補強ポイントの中で
CBと共に良く噂に挙がるのが
このCMF・DMFだと思います。

その中で最も具体的な話が出ているのが
アトレティコ・マドリーのトーマス・パーテイだと思います。

以前から何度も獲得候補の噂に挙がっている様に
トーマスはアーセナルの中盤に大きな変化をもたらしてくれる
タレントだと思います。

ガーナ代表のトーマスはフィジカル的に非常に強く
その上機動力にも優れており
中盤の広範囲をカバーする献身的な選手であると共に
ここ最近はそのパワーと機動力を活かして
中盤に大きな推進力をもたらすの役割を務める様にもなっており
以前の様なフィジカル的な強さを前面に出していたDMFから
Box to BoxタイプのCMFに変貌してきていると思います。

このトーマスには現在£4300万の
バイアウト条項が設定されている様ですが
アトレティコは流失を阻止する為に
契約更新してバイアウト条項の倍増を目論んでいると言われ
仮に契約更新されてしまうと
アーセナルはもう手を出せなくなってしまいますので
この夏がトーマスを獲得する最後のチャンスだと思います。

一方でこの夏のアトレティコは
攻撃陣の強化を必要としており
その補強候補の一人に9ラカゼットの名前が挙がっている事で
この両者のトレードの話がメディアの中では持ち上がっています。

確かに9ラカゼットはアーセナルの主軸を担っている選手ですが
決してアンタッチャブルな存在という訳ではなく
一方で現在のアーセナルの財政状況では
£4300万と言う金額を
すぐに出せる様な状況でもない事を考えますと
中盤から後ろの強化と安定化を図る為に
9ラカゼットを差し出してトーマスを獲得するのも
個人的にはありだと思っています。

その一方で先日トーマスの父親が
アーセナルとの移籍交渉が存在している事を
メディアにリークしたのが
個人的には非常に胡散臭く感じており
今回のアーセナルとの移籍話は
トーマスがアトレティコからより良い契約条件を引き出す為の
出汁に使われている可能性もあるのではないかと
疑っている自分もいます。

このトーマスの獲得がプランAならば
本当ならば補強資金がない時のプランBが
以前名前が挙がっていた
ル・アブールのパペ・グェイエだったかもしれませんが
既にワトフォードへの移籍が決まってしまいましたので
現状としてプランBが誰なのかは分かりません。

それ以外ではボルシアMGのザカリアや
エスパニョールのロカの名前も挙がっています。

冬の移籍期間でも名前が挙がっていたザガリアは
圧倒的なフィジカル的な強度を誇り
長い脚を活かしたボール奪取能力と
正確にパスを捌く能力、
そして推進力がある所から
「スイスのビエラ」と評されるタレントで
設定されている移籍金も£4300万と
かなり高く設定されています。

£4300万と言う金額は
現在のアーセナルにとっては簡単に出せる金額ではありませんが
ボルシアMGの財政状況がそれ程強固ではない為に
昨今の情勢からもう少し安価な移籍金で
獲得出来る様になる事を個人的には期待していました。
しかしこのザガリアもマンチェスター・ユナイテッドを筆頭に
多くのビッグクラブが獲得に動いている人気銘柄の為に
簡単に値下げに応じる可能性は低く
獲得する為には設定どおりの投資が必要かもしれません。

エスパニョールのロカは
左利きですが右脚も安定しており
テンポ良くパスを捌いて
攻撃の方向付けをすると共に
最前線に送られるロングレンジのパスや
サイドチェンジのパスの精度も高い
司令塔と言う印象です。
そしてボールタッチも柔軟かつ正確で敏捷性も高いので
スペースのない所でもボールを受ける事が出来、
激しいハイプレスを仕掛けてくるチームへの対応も
問題ないと思います。
この様に技術レベルの高さと共に
守備面に関しても
出足が早くボディーコンタクトを恐れない対応と
ボールをハントする技術レベルもしっかりとしており
言うなればスペイン人らしいボランチの選手と言う印象です。

バイアウト条項には£35000万で設定されている様ですが
市場価値はこれから上昇する可能性が高いタレントだと思いますので
投資額的には今が買い時のタレントだと思います。

それ以外では今シーズンローンで加入している8セバージョスを
完全移籍で獲得する案もある様ですが
中長期的にはジダン監督の構想に入っている事から
簡単に手放す可能性は低く
バイアウト条項?の設定通りの
£4300万の投資が必要と言われています。


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アルテタ監督が現在構築しているシステムを考えますと
現在34ジャカが担っている役割と
そのパートナーが担っている
中盤の底の広範囲をカバーしながら
チームに推進力を与える役割の2つの役割が存在しており
この夏はどちらの役割の選手を求めているかによって
ターゲットは変わってくるかもしれませんが
現在中盤の底をカバーしながら推進力を与える役割を担っている
8セバージョスはこの夏にレアルに戻る事になっており
同時に11トレイラも移籍する可能性がある事を考えれば
この役割を担う選手が絶対的に必要になるのは言うまでもなく
今回挙げた選手の中でこの役割を担うのに適しているのは
トーマスとザガリアだと思います。

一方で現在代役がいない34ジャカの役割を求めるのならば
ロングレンジのパスの精度が高いロカが適していると思いますが
優先順位としてはこちらの役割の方が低い様に感じます。

個人的には現在のアーセナルの中盤に欠けている
フィジカル的な強度と
その強度を前面に出す強烈な推進力は魅力的であり
同時に右SBでプレーする事が出来る所から
2ベジェリンのバックアッパー問題も一気に解決してくれますので
仮に9ラカゼットを失ったとしても
トーマスの獲得を希望しています。

一方のザガリアも同じ位魅力的に感じますが
前記の様に基本的に高額投資をしない限り
獲得する事が難しい事を考えますと
9ラカゼットと言うカードがありますので
そのカードを上手く使って
トーマスの獲得を是非実現して欲しいと思います。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:CB〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:CB

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CB〜〜〜

ダヨ・ウパメカノ(21歳):CB
RBライプツィッヒ
1998年10月27日生
185cm 79kg
フランスU-21
移籍金 £5200万(バイアウト条項)


アクセル・ディサシ(22歳):CB
スタッド・ランス
1998年3月11日生
190cm 86kg
フランス
移籍金 £1500万


ガブリエウ・マガリャンイス(22歳):CB
リール
1997年12月19日生
190cm 78kg
ブラジルU-23
移籍金 £3000万


パウ・トーレス(23歳):CB
ヴィジャレアル
1997年1月16日生
191cm 79kg
スペイン代表
移籍金 £4370万(バイアウト条項)


ウナイ・ヌニェス(23歳):CB
アスレティック・ビルバオ
1997年1月30日生
186cm 81kg
スペイン代表
移籍金 £2620万(バイアウト条項)


デヤン・ロヴレン(31歳):CB
リバプール
1989年7月5日生
188cm 80kg
クロアチア代表
移籍金 £


クリス・スモーリング(30歳):CB
マンチェスター・ユナイテッド、(ローマへローン移籍中)
1989年11月22日生
192cm 81kg
イングランド代表
移籍金 £2500万


サミュエル・ユムティティ(26歳):CB
バルセロナ
1993年11月14日生
182cm 75kg
フランス代表
移籍金 £6000万〜7700万


パブロ・マリ(27歳):CB
フラメンゴ
1993年8月31日生
193cm 87kg
スペイン
移籍金 £1350万(買取オプション行使)


(年齢は2020年9月1日現在)

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現状として最も多くの補強候補の名前が挙がっているのが
CBだと思います。

その中で以前から何度となく名前が挙がっているのが
RBライプツィッヒのウパメカノです。

不利な体勢で対応してもブレない強さと
スピードを備えているフィジカル能力の高さと
しっかりと対峙してしまえばそう簡単には抜かせない
ディフェンス技術を持ち合わせており
その上、常に大局を見る事が出来る冷静さ等、
この年齢としては非常に成熟したCBだと思います。
そしてロングフィードを蹴る技術も安定しており
利き足ではない左脚でも積極的にパスを送る事が出来る等、
足下の技術レベルも安定していると思います。

そのウパメカノは
2021年夏までと言われている契約を
延長する意思がないと言われており
この夏にRBライプツィッヒから
移籍するのが確実と言われています。
その時にはバイアウト条項に設定されている
£5200万前後の移籍金で獲得可能となり
アーセナルにとってはかなり厳しい金額ですが
全く手が届かない金額でもないと思われます。

この様に評価を高めている事もあり
ここ最近はアーセナルだけに限らず
バルセロナやレアル・マドリーのスペイン勢や
マンチェスター・ユナイテッド等のPL勢と共に
バイエルンも獲得に乗り出しています。
そしてそのバイエルンは
ウパメカノの獲得に一歩リードしていると言われており
アーセナルがこのまま獲得競争に生き残れるかどうかは
かなり難しい状況になりつつあると思います。

その様な状況の為なのか
最近具体的な噂に挙がっているのが
ランスのアクセル・ディサシです。

ディサシはリーグ1で最小失点を誇るランスの
DFラインの中心選手として売り出し中のCBで
パワーとスピードを兼ね備えた
フィジカルモンスターと言う印象です。

ボディーコンタクトや空中戦にめっぽう強いのは勿論の事
鋭い出足で仕掛ける切れ味の鋭いタックルは
まさに刈り取ると表現出来る様な豪快さがあります。
その一方であまり駆け引きと言うものが
存在していない様に見えてしまい
どちらかと言うとそのフィジカル能力に頼った
直線的な対応が多い所は気になります。
とは言え、その様な対応で成立してしまう程
フィジカル能力が高いとも言えますが、、、。
ロングレンジのフィードも送る事が出来ますが
全体的な印象としては足下の技術レベルは
平均点程度だと思われます。
勿論、現状のフィジカル能力に頼りすぎるディフェンススタイルでは
いつか壁にぶつかる可能性がありますが
一方でこれからディフェンス技術を向上させていけば
大化けする可能性もあると思いますので
まだ移籍金が高騰する前のタレントとしては
良い狙い目の様に感じます。

同じリーグ1からはリールのガブリエウ・マガリャンイスの名前が
以前から何度か挙がっています。
ブラジルUー23のガブリエウは昨シーズン後半から台頭し
今シーズンは完全にポジションを掴んで更に評価を高めています。

ディサシに比べて線が細く
フィジカル的な強度はそれ程高くはないと思いますが
その一方で長い脚を活かした1対1の対応が
非常上手いCBだと思います。
確かに脚は非常に長いのですが決して腰高にはならず
深い懐で相手の動きを抑えながら
ボールの動きを予測している様に
その長い脚を活かして最適なタイミングで
ボールをカットする技術が非常に高く
楔のパスを入れられてもパスを受けたアタッカーを
決して前を向かせる事はなく
ドリブルで進入してきても
そう簡単には突破を許す事がない
アタッカーにとっては非常に嫌なタイプのCBだと思います。

足下の技術に関しては
希少価値である左利きと言うプラスポイントはありますが
特別高いと言う印象はありません。

このリーグ1の2人は
「剛」のディサシに対して
「柔」のガブリエウという印象ですが
ディサシを獲得するのに必要な移籍金が
£1500万に対して
ガブリエウを獲得するのに必要な移籍金が
£3000万と言われている様に
ガブリエウの方が市場価値は高く
多くのビッグクラブの関心が高まっている事を考えますと
今後移籍金は高騰する可能性があると多います。

スペインの方からは
ヴィジャレアルのパウ・トーレスと
アスレティック・ビルバオのウナイ・ヌニェスの
名前が挙がっています。

ヴィジャレアルのトーレスは
その左脚から放たれるロングフィードや
サイドチェンジのパスの質の高さと正確さと共に
スイッチを入れる鋭いパスを送れる所が高く評価されている様に
足下の技術レベルが高い現代的なCBだと思います。
守備面に関してはスピードがある一方で
フィジカル的な強さは特筆するレベルではないと思いますが
冷静に相手の動きを見極めて長い脚を活かしてボールをハントする
クレバーな対応をするCBだと思います。

一方でビルバオのヌニェスは
デュエルの局面で相手が体勢を崩す事があっても
ヌニェスは体勢を崩す事のないフィジカル的な強さと
空中戦の強さを見せると共に
一気に加速する事が出来るスピード能力、
相手のアタッカーの動きにしっかりと付いていける
俊敏性にも優れているフィジカル能力が高いCBだと思います。
どちらかと言うと「剛」のイメージですが
足下の技術レベルもスペイン人CBらしく安定しており
大きなサイドチェンジのパスも正確に送る事が出来ると思います。

とは言えヴィジャレアルの
不動のレギュラーであるトーレスに対して
ヌニェスはポジションを掴み切れていない様に
設定されているバイアウト条項も
トーレスが£4370万に対して
ヌニェスは£2620万と差があります。
実際、トーレスには
バルセロナやマンチェスター・シティが
獲得に動いていると言う噂もあり
競合するビッグクラブが多い分、
獲得する為には高額な移籍金以外にも
超えなければならない壁が多くあると思いますので
そう言う意味ではまだそこまで高騰していない
ヌニェスの方が狙いやすいターゲットだと思います。

全く異なるアプローチとして
PLで実績のあるベテラン選手を獲得する噂もあり
そこで名前が挙がっているのが
残りの契約が1年になりこの夏に移籍すると言われている
リバプールのロヴレンと
ローン先のローマで復活した
マンチェスター・ユナイテッドのスモーリングの2人です。

確かに実績のあるベテランを獲得するアプローチは
短期的には成功する例は多々ありますので
サリバが独り立ちするまで、
そして16ホールディングが完全復活するまでの
ワンポイント感覚で獲得すると言うのならば
十分にありだと思います。
しかしこの夏に求めているのは即戦力のCBであると共に
今後サリバや16ホールディングと共に
アーセナルのDFラインの主軸になりうる選手
と言う部分もあると思いますので
そう言う観点から見ればそれほど長い間の活躍が見込めない
30歳以上のベテラン選手は適していない様にも感じます。

特に昨シーズンの23ルイスに続き
この夏もベテラン選手を獲得してしまいますと
結局、毎年新たなCBを求め続ける状況になるだけだと思いますので
どうしても他の選手を獲得する事が出来なかった場合以外は
ベテラン選手の獲得は個人的には反対です。

以前から何度も補強候補に挙がっている
バルセロナのユムティティが
インテルのラウタロ・マルティネスと
パリSGのネイマールを獲得する為に必要な
補強資金を作る為の換金候補に挙がっていると言われており
この夏移籍市場に出されると言われています。

しかし結局手術を行わなかった膝の状態に
大きな不安があるユムティティが
以前の様なベストパフォーマンスを取り戻せるとは
個人的には思っていませんので
£6000万と言われている移籍金の価値は
もうないのではないと思っています。
よって£3000万レベルまで移籍金が下落しない限りは
ユムティティの獲得は個人的には反対です。


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個人的には£5200万と言うの高額投資が出来るのならば
RBライプツィッヒのウパメカノが理想だと思いますが
競合クラブが多数存在している事を考えますと
これ以外にも多額な経費が必要になる可能性があり
今のアーセナルの財政状況ではかなり厳しい様に感じます。

勿論、新型コロナウイルスの影響で
多くのクラブが財政危機に陥っている為に
市場価値よりも安価な移籍金で
選手を放出するケースも多くなると思いますが
レッドブル資本のRBライプツィッヒは
財政基盤的には安定していると言われていますので
ウパメカノをバイアウト条項の設定金額以下で獲得する事は
難しいと思われます。

反対にそれまで盛んにウパメカノの獲得の噂が出ている中で
ガブリエウやトーレスの様な
移籍金が£3000万〜4000万クラスの選手ではなく
移籍金が£1500万と言われる
ディサシの獲得に動いていると言う噂が出てきた所は
現在のアーセナルの財政的な問題点を
よく表している様に感じます。

先日アルテタ監督がコメントしている様に
今後の状況によって幾つかの異なる補強方針が
この夏のアーセナルには存在しているのは
周知の事実だと思います。

今後リーグ戦が再開され
来シーズンのCL・ ELの出場権を獲得出来た場合のプランAならば
それなりの高額投資が可能になり
ウパメカノの様な移籍金が高い選手の獲得に動ける様になる一方で
リーグ戦が再開されなかったり
来シーズンのCL・ELの出場権を逃した場合のプランBになった場合には
CBには£1500万程度の投資しか出来なくなると言うのが
現在のアーセナルの財政状況なのかもしれません。

しかしこの夏はDFラインの問題を解決してくれる
即戦力のCBの獲得が必要と言う事を大前提に考えますと
まだ移籍金が高騰する前の若手の有望株の選手には
些かにが重い様に感じます。

確かに噂に挙がっているディサシは
これから大化けする可能性があるタレントだと思いますので
その可能性に賭ける価値はあるのかもしれませんが
その才能とタレント力にアーセナルの将来を賭けている
サリバと言う存在が既にいる事を考えますと
この2人が期待通りの成長を見せてくれれば
向こう5シーズン以上安泰になる一方で
期待を裏切る様な事が起きた場合には
来シーズンも悲惨な状況が待っていると言えます。

そう言う意味では移籍金が
£5000万を上回るウパメカノの様な選手の獲得は無理としても
せめて既に1シーズン以上継続的に稼働している
ガブリエウやトーレスクラスのタレントを
獲得して欲しいと思います。

リールとは昨夏に19ペペを獲得したパイプがあると思いますので
それを活かして欲しいと思いますし、
スペインの中堅クラブであるヴィジャレアルは
元々それ程財政基盤が安定しているクラブではないと思いますので
昨今の情勢からバイアウトの設定金額以下でも
獲得が可能になる可能性はあると思います。

とは言え、少なくともアーセナルをトップ4に戻す為には
脆弱なDFラインを改善させる事が第一であり
それを早急に実現させる為には
ウパメカノの様なレベルのタレントを獲得するしかないとも思いますので
昨シーズン19ペペを獲得した様に
無理をしてでも獲得を実現させて欲しいと個人的には思います。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜放出候補〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:放出候補

Arsenal 1.jpg
中断しているPLの動向によっては
大きな損失が出る可能性があり
来シーズンのEL・CLの出場権を
獲得する事が出来なかった場合には
来シーズンは大きな減収に陥る可能性がある為に
この夏の補強資金は場合によって
『0』から始まる可能性があります。

更に言えば昨夏の移籍金の
分割払い分を考慮しますと
場合によっては
マイナスから始まる可能性もありますので
この夏はまず既存の選手を売却して
補強資金を作り出す所から始める必要が
あるのかもしれません。

そこで補強資金を獲得する為に
この夏に放出される可能性のある選手に付いて
考えてみたいと思います。


〜〜放出候補〜〜

ヘンリク・ムヒタリアン(31歳):トップ下
契約 2021年夏
移籍先 ASローマ
アーセナル希望額:£1800万
ローマ希望額:£870万

ピエール=エメリク・オーバメヤン(31歳):CF
契約 2021年夏
移籍先 レアル・マドリー、バルセロナ、パリSG、インテル、マンチェスターU
予想移籍金:£5000万

アレクサンドル・ラカゼット(29歳)CF
契約 2022年夏
移籍先 アトレティコ・マドリー
予想移籍金:£5000万

ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳):CB
契約 2021年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

シュコドラン・ムスタフィ(28歳):CB
契約 2021年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

セアド・コラシナツ(27歳):左SB
契約 2022年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

モハメド・エルネニー(28歳):CMF
契約 2022年夏
移籍先 ベシクタシュ
アーセナル希望額:£1800万(買取オプション)

コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳):CB
契約 2023年夏
移籍先
予想移籍金:£数00万

ルーカス・トレイラ(24歳):DMF
契約 2023年夏
移籍先 ACミラン
予想移籍金:£3500万

エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳):右SB、CMF
契約 2023年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

マテオ・グエンドゥージ(21歳):CMF
契約 2022年夏
移籍先
予想移籍金:£4000万

メスト・エジル(31歳):トップ下
契約 2021年夏
移籍先
予想移籍金:£2000万〜0


(年齢は2020年9月1日現在)

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まず最も具体的な話が出ているのが
今シーズンローマへローン移籍していた
7ムヒタリアンだと思います。
7ムヒタリアン本人もローン先のローマも
そのまま移籍する事に前向きな発言をしており
移籍金の折り合いさえ付けば
この取引は成立する可能性が高いと思います。

とは言え、移籍金として
£1800万を希望するアーセナルに対して
£870万で獲得したいローマとの間には
まだまだ金額的に隔たりがありますので
すんなりとこの移籍交渉がまとまるかどうかは分かりませんが
現在の世界情勢を考えますと
どのクラブも財政状態が悪化している為に
この夏の移籍市場は移籍金の下落傾向が強くなると言われますので
ローマが希望する£870万寄りの移籍金で
決着するのではないかと思われます。

これ以外で具体的な噂として挙がっているのが
14オーバメヤンと9ラカゼットです。

この夏で残りの契約が1年になる14オーバメヤンは
未だに新規契約が結ばれておらず
この夏にアーセナルを去る可能性が日に日に高まっています。
その様な状況を見て引き抜きに動いているビッグクラブも多く
レアル・マドリーとバルセロナのスペインの2強や
パリSG、インテル、マンチェスター・ユナイテッド等が
その候補に挙がっています。

ロナウドが移籍してから得点力の低下が問題になっている
レアル・マドリーはこの夏は攻撃陣の強化が
大きな補強ポイントになっており
獲得希望リストの中に14オーバメヤンも
入っていると言われています。

とは言え、そのリストの最上位に位置しているのが
パリSGのエムバペであり
その次はもしかしたらドルトムントのホーランドかもしれませんので
14オーバメヤンはそれ程優先順位の高い候補ではないと思われます。

特にレアル・マドリーは世代交代の時期に入っていますので
幾らシーズン20ゴールが期待出来るとは言え
31歳の14オーバメヤンを積極的に獲得に動くとは思えませんので
レアル・マドリーへ移籍が成立するのは
前記の様な選手の獲得に失敗した時に
限られる様に感じます。

一方のバルセロナへの噂も挙がっていますが
スアレスの後釜候補として
インテルのラウタロ・マルティネスの獲得や
ネイマールの再獲得が最優先事項だと思われますので、
バルセロナでもそれ程優先順位の高い獲得候補ではないと思われます。
それにバルセロナも世代交代の時期に入っている事を考えますと
31歳の14オーバメヤンを積極的に獲得に動く可能性は低く
そもそもバルセロナのプレースタイルと
14オーバメヤンのプレースタイルの噛み合わせが
個人的には悪すぎると思いますので
仮にバルセロナに移籍したとしてもその実力の半分も
出す事は出来ない様に感じます。

一方でバルセロナにラウタロ・マルティネスを狙われている
インテルがその後釜候補として
14オーバメヤンの名前を挙げている様です。
実際、ラウタロ・マルティネスが
バルセロナに引き抜かれた場合には
£9000万以上の値が付くと言われていますので
資金的には十分にあると思われます。
とは言え、現在アーセナルから
週給£20万(推定)貰っている14オーバメヤンに対して
ルカクが貰っている年棒€750万(推定)が最高給のインテルが
それ以上の年棒を提示出来るかどうかは些か疑問です。

最近ではマンチェスター・ユナイテッドも
噂に挙がっていますが
元々14オーバメヤンはCLへの出場を強く希望していますので
CLの出場権の獲得が危ういユナイテッドは
そう言う意味で移籍候補から外れる様に感じます。
そしてそれ以外のクラブに付いても
£5000万と言われる移籍金が大きな壁となり
獲得に動く様なクラブは出てこない様に感じます。

現実的に移籍が成立する可能性が高いと思われるのが
パリSGだけだと個人的には思っています。
この夏のパリSGは
カバーニが契約満了でチームを去る事がほぼ決まっていると共に
エムバペがレアル・マドリーへ引き抜かれる可能性と
ネイマールがバルセロナへ引き抜かれる可能性に直面しています。
これらの選手が同時にチームを去る様な事態が起きた場合には
その穴埋めが必要になるのは言うまでもなく
短期的でも結果が優先される状況になりそうなパリSGにとっては
シーズン20ゴールが期待出来る14オーバエヤンは
格好のターゲットになると思われます。

以前から14オーバメヤンはスペインの2強への加入を
希望していた経緯がありますので
この両クラブからの誘いがあった場合には
間違いなくこれらのクラブへの移籍を選択すると思いますが
金銭面やCLの出場権、チームでの出場機会等の観点から考えますと
パリSGへの移籍が最も可能性が高い様に感じます。

とは言え、アーセナルにとっては
絶対エースである14オーバメヤンの流出は
何がなんでも避けなければなりませんので
全力で慰留に動いて欲しいと思いますが
少なくとも慰留を実現させる為には
来シーズンのCL出場権の獲得が絶対条件だと思います。

一方の9ラカゼットにも
アトレティコ・マドリーからの引き抜きの噂が挙がっています。

アトレティコ・マドリーが
9ラカゼットの獲得に動くのは
アーセナルに移籍する前のリヨン時代から何度かあり
当時は加入の寸前の状況にまでなったと言うのは
周知の事実だと思います。
その後、9ラカゼットはアーセナルに加入する事になりましたが
この夏の獲得候補の中に
再び9ラカゼットが挙がっている様です。

現在のアトレティコ・マドリーは
CFの弱体化が問題になっている為に
この夏はCFの補強に動いていると言われ
その獲得候補の筆頭は
この冬も獲得にも動いていたカバーニだと言われています。
所がここ最近の噂ではカバーニが移籍先として
ボカを選ぶ可能性が報じられている所から
その次善の策として9ラカゼットの名前が挙がり始めています。

そこで問題になるのが移籍金です。
カバーニはこの夏にパリSGとの契約が切れますので
アトレティコはフリーで獲得する事が出来ますが
9ラカゼットはまだ契約を2年残している関係で
その9ラカゼットを引き抜くとなると
£5000万クラスの移籍金が発生すると言われています。
ただでさえ財政状況が良くないアトレティコが
£5000万の移籍金を捻出出来るかどうかは疑問ですが
個人的には最近報道されている様に
トーマス・パーテイとのトレードならば
両クラブにとって良い取引になる様に感じます。

この夏のアーセナルは
トーマス・パーテイの獲得にも動いていると言われ
約£4300万と言われる契約解除金を出して
獲得する可能性が報じられていました。
しかし現状の財政状況のアーセナルが
£4300万もの資金を捻出するのは
現実的に難しいのではないかと思っていましたので
トーマス・パーテイの獲得は無理だと思っていましたが
9ラカゼットとのトレードと言う形ならば
その可能性は十分にある様に感じます。

実際アルテタ監督が9ラカゼットの放出を
承諾するかどうかは分かりませんが
9ラカゼットと14オーバメヤンの
どちらかを残留させると言うのならば
個人的には14オーバメヤンの残留を希望します。

それにシーズン中断前の数試合で9ラカゼットに変えて
30エンケティアを起用していた様に
アルテタ監督の評価も落としている可能性があり
決してアンタッチャブルな存在ではないと思われますので
補強資金を作る為、
そしてトーマス・パーテイを獲得する為ならば
9ラカゼットの放出に踏み切る可能性は
否定出来ないと思います。

それ以外では5ソクラティス、20ムスタフィ、
31コラシナツのDFラインの選手は
人員整理の意味合いも含めて
放出候補に入っていると思われます。

年齢的な問題が出始め、
アルテタ監督が求めるフィード能力を
満たしていないと思われる5ソクラティスは
残りの契約が1年になっている事もあり
本人も覚悟している様に
この夏にアーセナルを去る可能性が高いと思われます。
同様に20ムスタフィも
残りの契約が1年になりますが
未だに契約延長の話が聞こえてこない事を考えますと
この夏に放出される可能性が高い選手の一人だと思います。

勿論、この2人はこの夏に新たなCBを補強出来るかどうかにより
状況が変わってくると思いますが
仮に新たなCBの獲得の目処が立ったら
放出される可能性は更に高くなると思われます。

一方で31コラシナツは77サカが台頭してきた事により
余剰戦力になりつつありますので
補強資金を得る為に放出される可能性が高いと思います。

どの選手もアーセナルとしては
£1500万以上の移籍金が欲しい所だと思いますが
前記の様にこの夏は移籍金は下落傾向の
買い手側が有利な市場になると思われますので
£1000万前後が落とし所になるのかも知れません。

ローン移籍に出ている4エルネニーと27マヴロパノスも
この夏の放出候補になると思われます。
4エルネニーは今シーズンローン移籍しているベシクタシュでは
DMFのレギュラーとしてシーズン通して
安定した活躍を観せている事もあり
ベシクタシュは4エルネニーの買取りには
前向きと言われていますが
今シーズンのローン契約に付帯している
£1800万と言われる買取オプションの設定額は
ベシクタシュの財政状況では厳しいと言われています。

27マヴロパノスに関しては純粋に人員整理として
放出される可能性が高いと思いますが
この冬にローン移籍したのが
ブンデスリーガ2部のニュルンベルグという事からも
その移籍先は下部リーグになる可能性が高く
多くの移籍金は望めないと思われます。

一方で11トレイラに関してはイングランド特有の
気候や環境に未だに馴染めていない為に
11トレイラ自身が潜在的に移籍を希望していると言われており
昨夏は慰留に成功しましたが
この夏も移籍を志願するのではないかと言われています。

その様な状況の11トレイラの獲得に動いているのがACミランであり
この冬に続いてこの夏も獲得に動いていると言われています。
とは言えアーセナルにとっては
貴重なDMFとして高く評価しており
2023年夏まで契約を残している事からも
安売りする気は全くなく
最低でも£3500万レベルの移籍金が必要だと言われています。

現状としてFFPの問題を抱えているACミランが
それだけの投資ができるとは思えませんので
この取引が成立する可能性は低いと思いますが
それでもイングランドの環境に馴染めていない
11トレイラが移籍を強く志願した場合には
移籍先がACミランではなくても
この夏に移籍する可能性はあると思われます。

15ナイルズと29グエンドゥージに関しては
放出される様な噂は聞こえてきませんが
個人的には微妙な立場に立っている印象があります。

15ナイルズは本職のCMFでは頭数には入っておらず
多くの試合で起用されてきた右SBに対しては
本人的に乗り気ではない事を表明しており
実際右SBとしてもそれほど成長しているとは言えません。
その為に現状として何か特別な特徴がある選手でもありませんので
スカッドの中では「宙ぶらりん」の状況になっており
ベンチから外れる試合も多くなっています。
よって、このままスカッドに残しても
上手い使い方が見い出せないままで
終わってしまう可能性がありますので
このままの状況が続くのならば
お互いの為に放出する事を考えても良いのかも知れません。

一方の29グエンドゥージは
アルテタ監督が求める高いレベルの要求にまだ応えられておらず
現状としては序列を落としています。
その上、ドバイ合宿の時に
アルテタ監督と衝突したと言われており
両者の間に何かしら影を落としている可能性は否定出来ず
その問題が解消されていなければ
放出リストに載る可能性もあるかも知れません。
仮に放出する様な事になった場合には
£4000万以上の移籍金で売却する事になると思われますが
アーセナルにとっては将来的に主軸を担う人材だと思いますので
この時期に手放すのは過ちだと思います。

そして最後に問題になるのが10エジルの去就です。
残りの契約が1年になっている10エジルは
先日も代理人を通して
契約満了までアーセナルに残る意思を示していた様に
本人は残留を希望している様です。
その一方でフロント陣は高給取りの10エジルを
放出したがっているのは誰もが知る所ですが
週給£35万と言う高額な報酬を貰っている10エジルを
移籍金を払ってまで獲得に動くクラブは今の所見当たらず
現実的にこの夏に放出するのは難しい様に感じます。


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この夏は新型コロナウイルスの蔓延で
全世界的に財政危機に陥っている様に
多くのクラブも財政難に陥っています。
その為に早々に現金を必要としているクラブは
市場価格よりも安価な価格でも
選手を手放さなければならない場面が多くなると思われ
総じて移籍金は下落すると言われています。

よって5ソクラティス、20ムスタフィ、
31コラシナツ、7ムヒタリアン、4エルネニーを
それぞれ£1500万程度の移籍金で売却し
合わせて£7500万程度調達出来れば
もしかしたらこの夏の移籍資金としては十分かもしれませんが
それぞれ£1000万程度しか移籍金が得られなかった場合には
合わせて£5000万程度しか調達する事が出来ず、
この夏の補強資金としては十分とは言えないと思います。

そうなりますと、やはり14オーバメヤンか9ラカゼットと言う
高額の移籍金を得られる選手を放出に踏み切る必要が出てきますが
個人的には14オーバメヤンは残留させて欲しいと思っています。

10エジルに関しては実際獲得に動くクラブがあるかどうかは分かりませんが
年間£1800万程度の給与コストを削減する為に
フロント陣は放出に動く可能性は否定出来ないと思います。


・・・つづく。


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