SSブログ

2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:CB〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:CB

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CB〜〜〜

ダヨ・ウパメカノ(21歳):CB
RBライプツィッヒ
1998年10月27日生
185cm 79kg
フランスU-21
移籍金 £5200万(バイアウト条項)


アクセル・ディサシ(22歳):CB
スタッド・ランス
1998年3月11日生
190cm 86kg
フランス
移籍金 £1500万


ガブリエウ・マガリャンイス(22歳):CB
リール
1997年12月19日生
190cm 78kg
ブラジルU-23
移籍金 £3000万


パウ・トーレス(23歳):CB
ヴィジャレアル
1997年1月16日生
191cm 79kg
スペイン代表
移籍金 £4370万(バイアウト条項)


ウナイ・ヌニェス(23歳):CB
アスレティック・ビルバオ
1997年1月30日生
186cm 81kg
スペイン代表
移籍金 £2620万(バイアウト条項)


デヤン・ロヴレン(31歳):CB
リバプール
1989年7月5日生
188cm 80kg
クロアチア代表
移籍金 £


クリス・スモーリング(30歳):CB
マンチェスター・ユナイテッド、(ローマへローン移籍中)
1989年11月22日生
192cm 81kg
イングランド代表
移籍金 £2500万


サミュエル・ユムティティ(26歳):CB
バルセロナ
1993年11月14日生
182cm 75kg
フランス代表
移籍金 £6000万〜7700万


パブロ・マリ(27歳):CB
フラメンゴ
1993年8月31日生
193cm 87kg
スペイン
移籍金 £1350万(買取オプション行使)


(年齢は2020年9月1日現在)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現状として最も多くの補強候補の名前が挙がっているのが
CBだと思います。

その中で以前から何度となく名前が挙がっているのが
RBライプツィッヒのウパメカノです。

不利な体勢で対応してもブレない強さと
スピードを備えているフィジカル能力の高さと
しっかりと対峙してしまえばそう簡単には抜かせない
ディフェンス技術を持ち合わせており
その上、常に大局を見る事が出来る冷静さ等、
この年齢としては非常に成熟したCBだと思います。
そしてロングフィードを蹴る技術も安定しており
利き足ではない左脚でも積極的にパスを送る事が出来る等、
足下の技術レベルも安定していると思います。

そのウパメカノは
2021年夏までと言われている契約を
延長する意思がないと言われており
この夏にRBライプツィッヒから
移籍するのが確実と言われています。
その時にはバイアウト条項に設定されている
£5200万前後の移籍金で獲得可能となり
アーセナルにとってはかなり厳しい金額ですが
全く手が届かない金額でもないと思われます。

この様に評価を高めている事もあり
ここ最近はアーセナルだけに限らず
バルセロナやレアル・マドリーのスペイン勢や
マンチェスター・ユナイテッド等のPL勢と共に
バイエルンも獲得に乗り出しています。
そしてそのバイエルンは
ウパメカノの獲得に一歩リードしていると言われており
アーセナルがこのまま獲得競争に生き残れるかどうかは
かなり難しい状況になりつつあると思います。

その様な状況の為なのか
最近具体的な噂に挙がっているのが
ランスのアクセル・ディサシです。

ディサシはリーグ1で最小失点を誇るランスの
DFラインの中心選手として売り出し中のCBで
パワーとスピードを兼ね備えた
フィジカルモンスターと言う印象です。

ボディーコンタクトや空中戦にめっぽう強いのは勿論の事
鋭い出足で仕掛ける切れ味の鋭いタックルは
まさに刈り取ると表現出来る様な豪快さがあります。
その一方であまり駆け引きと言うものが
存在していない様に見えてしまい
どちらかと言うとそのフィジカル能力に頼った
直線的な対応が多い所は気になります。
とは言え、その様な対応で成立してしまう程
フィジカル能力が高いとも言えますが、、、。
ロングレンジのフィードも送る事が出来ますが
全体的な印象としては足下の技術レベルは
平均点程度だと思われます。
勿論、現状のフィジカル能力に頼りすぎるディフェンススタイルでは
いつか壁にぶつかる可能性がありますが
一方でこれからディフェンス技術を向上させていけば
大化けする可能性もあると思いますので
まだ移籍金が高騰する前のタレントとしては
良い狙い目の様に感じます。

同じリーグ1からはリールのガブリエウ・マガリャンイスの名前が
以前から何度か挙がっています。
ブラジルUー23のガブリエウは昨シーズン後半から台頭し
今シーズンは完全にポジションを掴んで更に評価を高めています。

ディサシに比べて線が細く
フィジカル的な強度はそれ程高くはないと思いますが
その一方で長い脚を活かした1対1の対応が
非常上手いCBだと思います。
確かに脚は非常に長いのですが決して腰高にはならず
深い懐で相手の動きを抑えながら
ボールの動きを予測している様に
その長い脚を活かして最適なタイミングで
ボールをカットする技術が非常に高く
楔のパスを入れられてもパスを受けたアタッカーを
決して前を向かせる事はなく
ドリブルで進入してきても
そう簡単には突破を許す事がない
アタッカーにとっては非常に嫌なタイプのCBだと思います。

足下の技術に関しては
希少価値である左利きと言うプラスポイントはありますが
特別高いと言う印象はありません。

このリーグ1の2人は
「剛」のディサシに対して
「柔」のガブリエウという印象ですが
ディサシを獲得するのに必要な移籍金が
£1500万に対して
ガブリエウを獲得するのに必要な移籍金が
£3000万と言われている様に
ガブリエウの方が市場価値は高く
多くのビッグクラブの関心が高まっている事を考えますと
今後移籍金は高騰する可能性があると多います。

スペインの方からは
ヴィジャレアルのパウ・トーレスと
アスレティック・ビルバオのウナイ・ヌニェスの
名前が挙がっています。

ヴィジャレアルのトーレスは
その左脚から放たれるロングフィードや
サイドチェンジのパスの質の高さと正確さと共に
スイッチを入れる鋭いパスを送れる所が高く評価されている様に
足下の技術レベルが高い現代的なCBだと思います。
守備面に関してはスピードがある一方で
フィジカル的な強さは特筆するレベルではないと思いますが
冷静に相手の動きを見極めて長い脚を活かしてボールをハントする
クレバーな対応をするCBだと思います。

一方でビルバオのヌニェスは
デュエルの局面で相手が体勢を崩す事があっても
ヌニェスは体勢を崩す事のないフィジカル的な強さと
空中戦の強さを見せると共に
一気に加速する事が出来るスピード能力、
相手のアタッカーの動きにしっかりと付いていける
俊敏性にも優れているフィジカル能力が高いCBだと思います。
どちらかと言うと「剛」のイメージですが
足下の技術レベルもスペイン人CBらしく安定しており
大きなサイドチェンジのパスも正確に送る事が出来ると思います。

とは言えヴィジャレアルの
不動のレギュラーであるトーレスに対して
ヌニェスはポジションを掴み切れていない様に
設定されているバイアウト条項も
トーレスが£4370万に対して
ヌニェスは£2620万と差があります。
実際、トーレスには
バルセロナやマンチェスター・シティが
獲得に動いていると言う噂もあり
競合するビッグクラブが多い分、
獲得する為には高額な移籍金以外にも
超えなければならない壁が多くあると思いますので
そう言う意味ではまだそこまで高騰していない
ヌニェスの方が狙いやすいターゲットだと思います。

全く異なるアプローチとして
PLで実績のあるベテラン選手を獲得する噂もあり
そこで名前が挙がっているのが
残りの契約が1年になりこの夏に移籍すると言われている
リバプールのロヴレンと
ローン先のローマで復活した
マンチェスター・ユナイテッドのスモーリングの2人です。

確かに実績のあるベテランを獲得するアプローチは
短期的には成功する例は多々ありますので
サリバが独り立ちするまで、
そして16ホールディングが完全復活するまでの
ワンポイント感覚で獲得すると言うのならば
十分にありだと思います。
しかしこの夏に求めているのは即戦力のCBであると共に
今後サリバや16ホールディングと共に
アーセナルのDFラインの主軸になりうる選手
と言う部分もあると思いますので
そう言う観点から見ればそれほど長い間の活躍が見込めない
30歳以上のベテラン選手は適していない様にも感じます。

特に昨シーズンの23ルイスに続き
この夏もベテラン選手を獲得してしまいますと
結局、毎年新たなCBを求め続ける状況になるだけだと思いますので
どうしても他の選手を獲得する事が出来なかった場合以外は
ベテラン選手の獲得は個人的には反対です。

以前から何度も補強候補に挙がっている
バルセロナのユムティティが
インテルのラウタロ・マルティネスと
パリSGのネイマールを獲得する為に必要な
補強資金を作る為の換金候補に挙がっていると言われており
この夏移籍市場に出されると言われています。

しかし結局手術を行わなかった膝の状態に
大きな不安があるユムティティが
以前の様なベストパフォーマンスを取り戻せるとは
個人的には思っていませんので
£6000万と言われている移籍金の価値は
もうないのではないと思っています。
よって£3000万レベルまで移籍金が下落しない限りは
ユムティティの獲得は個人的には反対です。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

個人的には£5200万と言うの高額投資が出来るのならば
RBライプツィッヒのウパメカノが理想だと思いますが
競合クラブが多数存在している事を考えますと
これ以外にも多額な経費が必要になる可能性があり
今のアーセナルの財政状況ではかなり厳しい様に感じます。

勿論、新型コロナウイルスの影響で
多くのクラブが財政危機に陥っている為に
市場価値よりも安価な移籍金で
選手を放出するケースも多くなると思いますが
レッドブル資本のRBライプツィッヒは
財政基盤的には安定していると言われていますので
ウパメカノをバイアウト条項の設定金額以下で獲得する事は
難しいと思われます。

反対にそれまで盛んにウパメカノの獲得の噂が出ている中で
ガブリエウやトーレスの様な
移籍金が£3000万〜4000万クラスの選手ではなく
移籍金が£1500万と言われる
ディサシの獲得に動いていると言う噂が出てきた所は
現在のアーセナルの財政的な問題点を
よく表している様に感じます。

先日アルテタ監督がコメントしている様に
今後の状況によって幾つかの異なる補強方針が
この夏のアーセナルには存在しているのは
周知の事実だと思います。

今後リーグ戦が再開され
来シーズンのCL・ ELの出場権を獲得出来た場合のプランAならば
それなりの高額投資が可能になり
ウパメカノの様な移籍金が高い選手の獲得に動ける様になる一方で
リーグ戦が再開されなかったり
来シーズンのCL・ELの出場権を逃した場合のプランBになった場合には
CBには£1500万程度の投資しか出来なくなると言うのが
現在のアーセナルの財政状況なのかもしれません。

しかしこの夏はDFラインの問題を解決してくれる
即戦力のCBの獲得が必要と言う事を大前提に考えますと
まだ移籍金が高騰する前の若手の有望株の選手には
些かにが重い様に感じます。

確かに噂に挙がっているディサシは
これから大化けする可能性があるタレントだと思いますので
その可能性に賭ける価値はあるのかもしれませんが
その才能とタレント力にアーセナルの将来を賭けている
サリバと言う存在が既にいる事を考えますと
この2人が期待通りの成長を見せてくれれば
向こう5シーズン以上安泰になる一方で
期待を裏切る様な事が起きた場合には
来シーズンも悲惨な状況が待っていると言えます。

そう言う意味では移籍金が
£5000万を上回るウパメカノの様な選手の獲得は無理としても
せめて既に1シーズン以上継続的に稼働している
ガブリエウやトーレスクラスのタレントを
獲得して欲しいと思います。

リールとは昨夏に19ペペを獲得したパイプがあると思いますので
それを活かして欲しいと思いますし、
スペインの中堅クラブであるヴィジャレアルは
元々それ程財政基盤が安定しているクラブではないと思いますので
昨今の情勢からバイアウトの設定金額以下でも
獲得が可能になる可能性はあると思います。

とは言え、少なくともアーセナルをトップ4に戻す為には
脆弱なDFラインを改善させる事が第一であり
それを早急に実現させる為には
ウパメカノの様なレベルのタレントを獲得するしかないとも思いますので
昨シーズン19ペペを獲得した様に
無理をしてでも獲得を実現させて欲しいと個人的には思います。


・・・つづく。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。