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2020/21シーズンに向けて〜〜放出候補〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:放出候補

Arsenal 1.jpg
中断しているPLの動向によっては
大きな損失が出る可能性があり
来シーズンのEL・CLの出場権を
獲得する事が出来なかった場合には
来シーズンは大きな減収に陥る可能性がある為に
この夏の補強資金は場合によって
『0』から始まる可能性があります。

更に言えば昨夏の移籍金の
分割払い分を考慮しますと
場合によっては
マイナスから始まる可能性もありますので
この夏はまず既存の選手を売却して
補強資金を作り出す所から始める必要が
あるのかもしれません。

そこで補強資金を獲得する為に
この夏に放出される可能性のある選手に付いて
考えてみたいと思います。


〜〜放出候補〜〜

ヘンリク・ムヒタリアン(31歳):トップ下
契約 2021年夏
移籍先 ASローマ
アーセナル希望額:£1800万
ローマ希望額:£870万

ピエール=エメリク・オーバメヤン(31歳):CF
契約 2021年夏
移籍先 レアル・マドリー、バルセロナ、パリSG、インテル、マンチェスターU
予想移籍金:£5000万

アレクサンドル・ラカゼット(29歳)CF
契約 2022年夏
移籍先 アトレティコ・マドリー
予想移籍金:£5000万

ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳):CB
契約 2021年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

シュコドラン・ムスタフィ(28歳):CB
契約 2021年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

セアド・コラシナツ(27歳):左SB
契約 2022年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

モハメド・エルネニー(28歳):CMF
契約 2022年夏
移籍先 ベシクタシュ
アーセナル希望額:£1800万(買取オプション)

コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳):CB
契約 2023年夏
移籍先
予想移籍金:£数00万

ルーカス・トレイラ(24歳):DMF
契約 2023年夏
移籍先 ACミラン
予想移籍金:£3500万

エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳):右SB、CMF
契約 2023年夏
移籍先
予想移籍金:£1500万〜1000万

マテオ・グエンドゥージ(21歳):CMF
契約 2022年夏
移籍先
予想移籍金:£4000万

メスト・エジル(31歳):トップ下
契約 2021年夏
移籍先
予想移籍金:£2000万〜0


(年齢は2020年9月1日現在)

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まず最も具体的な話が出ているのが
今シーズンローマへローン移籍していた
7ムヒタリアンだと思います。
7ムヒタリアン本人もローン先のローマも
そのまま移籍する事に前向きな発言をしており
移籍金の折り合いさえ付けば
この取引は成立する可能性が高いと思います。

とは言え、移籍金として
£1800万を希望するアーセナルに対して
£870万で獲得したいローマとの間には
まだまだ金額的に隔たりがありますので
すんなりとこの移籍交渉がまとまるかどうかは分かりませんが
現在の世界情勢を考えますと
どのクラブも財政状態が悪化している為に
この夏の移籍市場は移籍金の下落傾向が強くなると言われますので
ローマが希望する£870万寄りの移籍金で
決着するのではないかと思われます。

これ以外で具体的な噂として挙がっているのが
14オーバメヤンと9ラカゼットです。

この夏で残りの契約が1年になる14オーバメヤンは
未だに新規契約が結ばれておらず
この夏にアーセナルを去る可能性が日に日に高まっています。
その様な状況を見て引き抜きに動いているビッグクラブも多く
レアル・マドリーとバルセロナのスペインの2強や
パリSG、インテル、マンチェスター・ユナイテッド等が
その候補に挙がっています。

ロナウドが移籍してから得点力の低下が問題になっている
レアル・マドリーはこの夏は攻撃陣の強化が
大きな補強ポイントになっており
獲得希望リストの中に14オーバメヤンも
入っていると言われています。

とは言え、そのリストの最上位に位置しているのが
パリSGのエムバペであり
その次はもしかしたらドルトムントのホーランドかもしれませんので
14オーバメヤンはそれ程優先順位の高い候補ではないと思われます。

特にレアル・マドリーは世代交代の時期に入っていますので
幾らシーズン20ゴールが期待出来るとは言え
31歳の14オーバメヤンを積極的に獲得に動くとは思えませんので
レアル・マドリーへ移籍が成立するのは
前記の様な選手の獲得に失敗した時に
限られる様に感じます。

一方のバルセロナへの噂も挙がっていますが
スアレスの後釜候補として
インテルのラウタロ・マルティネスの獲得や
ネイマールの再獲得が最優先事項だと思われますので、
バルセロナでもそれ程優先順位の高い獲得候補ではないと思われます。
それにバルセロナも世代交代の時期に入っている事を考えますと
31歳の14オーバメヤンを積極的に獲得に動く可能性は低く
そもそもバルセロナのプレースタイルと
14オーバメヤンのプレースタイルの噛み合わせが
個人的には悪すぎると思いますので
仮にバルセロナに移籍したとしてもその実力の半分も
出す事は出来ない様に感じます。

一方でバルセロナにラウタロ・マルティネスを狙われている
インテルがその後釜候補として
14オーバメヤンの名前を挙げている様です。
実際、ラウタロ・マルティネスが
バルセロナに引き抜かれた場合には
£9000万以上の値が付くと言われていますので
資金的には十分にあると思われます。
とは言え、現在アーセナルから
週給£20万(推定)貰っている14オーバメヤンに対して
ルカクが貰っている年棒€750万(推定)が最高給のインテルが
それ以上の年棒を提示出来るかどうかは些か疑問です。

最近ではマンチェスター・ユナイテッドも
噂に挙がっていますが
元々14オーバメヤンはCLへの出場を強く希望していますので
CLの出場権の獲得が危ういユナイテッドは
そう言う意味で移籍候補から外れる様に感じます。
そしてそれ以外のクラブに付いても
£5000万と言われる移籍金が大きな壁となり
獲得に動く様なクラブは出てこない様に感じます。

現実的に移籍が成立する可能性が高いと思われるのが
パリSGだけだと個人的には思っています。
この夏のパリSGは
カバーニが契約満了でチームを去る事がほぼ決まっていると共に
エムバペがレアル・マドリーへ引き抜かれる可能性と
ネイマールがバルセロナへ引き抜かれる可能性に直面しています。
これらの選手が同時にチームを去る様な事態が起きた場合には
その穴埋めが必要になるのは言うまでもなく
短期的でも結果が優先される状況になりそうなパリSGにとっては
シーズン20ゴールが期待出来る14オーバエヤンは
格好のターゲットになると思われます。

以前から14オーバメヤンはスペインの2強への加入を
希望していた経緯がありますので
この両クラブからの誘いがあった場合には
間違いなくこれらのクラブへの移籍を選択すると思いますが
金銭面やCLの出場権、チームでの出場機会等の観点から考えますと
パリSGへの移籍が最も可能性が高い様に感じます。

とは言え、アーセナルにとっては
絶対エースである14オーバメヤンの流出は
何がなんでも避けなければなりませんので
全力で慰留に動いて欲しいと思いますが
少なくとも慰留を実現させる為には
来シーズンのCL出場権の獲得が絶対条件だと思います。

一方の9ラカゼットにも
アトレティコ・マドリーからの引き抜きの噂が挙がっています。

アトレティコ・マドリーが
9ラカゼットの獲得に動くのは
アーセナルに移籍する前のリヨン時代から何度かあり
当時は加入の寸前の状況にまでなったと言うのは
周知の事実だと思います。
その後、9ラカゼットはアーセナルに加入する事になりましたが
この夏の獲得候補の中に
再び9ラカゼットが挙がっている様です。

現在のアトレティコ・マドリーは
CFの弱体化が問題になっている為に
この夏はCFの補強に動いていると言われ
その獲得候補の筆頭は
この冬も獲得にも動いていたカバーニだと言われています。
所がここ最近の噂ではカバーニが移籍先として
ボカを選ぶ可能性が報じられている所から
その次善の策として9ラカゼットの名前が挙がり始めています。

そこで問題になるのが移籍金です。
カバーニはこの夏にパリSGとの契約が切れますので
アトレティコはフリーで獲得する事が出来ますが
9ラカゼットはまだ契約を2年残している関係で
その9ラカゼットを引き抜くとなると
£5000万クラスの移籍金が発生すると言われています。
ただでさえ財政状況が良くないアトレティコが
£5000万の移籍金を捻出出来るかどうかは疑問ですが
個人的には最近報道されている様に
トーマス・パーテイとのトレードならば
両クラブにとって良い取引になる様に感じます。

この夏のアーセナルは
トーマス・パーテイの獲得にも動いていると言われ
約£4300万と言われる契約解除金を出して
獲得する可能性が報じられていました。
しかし現状の財政状況のアーセナルが
£4300万もの資金を捻出するのは
現実的に難しいのではないかと思っていましたので
トーマス・パーテイの獲得は無理だと思っていましたが
9ラカゼットとのトレードと言う形ならば
その可能性は十分にある様に感じます。

実際アルテタ監督が9ラカゼットの放出を
承諾するかどうかは分かりませんが
9ラカゼットと14オーバメヤンの
どちらかを残留させると言うのならば
個人的には14オーバメヤンの残留を希望します。

それにシーズン中断前の数試合で9ラカゼットに変えて
30エンケティアを起用していた様に
アルテタ監督の評価も落としている可能性があり
決してアンタッチャブルな存在ではないと思われますので
補強資金を作る為、
そしてトーマス・パーテイを獲得する為ならば
9ラカゼットの放出に踏み切る可能性は
否定出来ないと思います。

それ以外では5ソクラティス、20ムスタフィ、
31コラシナツのDFラインの選手は
人員整理の意味合いも含めて
放出候補に入っていると思われます。

年齢的な問題が出始め、
アルテタ監督が求めるフィード能力を
満たしていないと思われる5ソクラティスは
残りの契約が1年になっている事もあり
本人も覚悟している様に
この夏にアーセナルを去る可能性が高いと思われます。
同様に20ムスタフィも
残りの契約が1年になりますが
未だに契約延長の話が聞こえてこない事を考えますと
この夏に放出される可能性が高い選手の一人だと思います。

勿論、この2人はこの夏に新たなCBを補強出来るかどうかにより
状況が変わってくると思いますが
仮に新たなCBの獲得の目処が立ったら
放出される可能性は更に高くなると思われます。

一方で31コラシナツは77サカが台頭してきた事により
余剰戦力になりつつありますので
補強資金を得る為に放出される可能性が高いと思います。

どの選手もアーセナルとしては
£1500万以上の移籍金が欲しい所だと思いますが
前記の様にこの夏は移籍金は下落傾向の
買い手側が有利な市場になると思われますので
£1000万前後が落とし所になるのかも知れません。

ローン移籍に出ている4エルネニーと27マヴロパノスも
この夏の放出候補になると思われます。
4エルネニーは今シーズンローン移籍しているベシクタシュでは
DMFのレギュラーとしてシーズン通して
安定した活躍を観せている事もあり
ベシクタシュは4エルネニーの買取りには
前向きと言われていますが
今シーズンのローン契約に付帯している
£1800万と言われる買取オプションの設定額は
ベシクタシュの財政状況では厳しいと言われています。

27マヴロパノスに関しては純粋に人員整理として
放出される可能性が高いと思いますが
この冬にローン移籍したのが
ブンデスリーガ2部のニュルンベルグという事からも
その移籍先は下部リーグになる可能性が高く
多くの移籍金は望めないと思われます。

一方で11トレイラに関してはイングランド特有の
気候や環境に未だに馴染めていない為に
11トレイラ自身が潜在的に移籍を希望していると言われており
昨夏は慰留に成功しましたが
この夏も移籍を志願するのではないかと言われています。

その様な状況の11トレイラの獲得に動いているのがACミランであり
この冬に続いてこの夏も獲得に動いていると言われています。
とは言えアーセナルにとっては
貴重なDMFとして高く評価しており
2023年夏まで契約を残している事からも
安売りする気は全くなく
最低でも£3500万レベルの移籍金が必要だと言われています。

現状としてFFPの問題を抱えているACミランが
それだけの投資ができるとは思えませんので
この取引が成立する可能性は低いと思いますが
それでもイングランドの環境に馴染めていない
11トレイラが移籍を強く志願した場合には
移籍先がACミランではなくても
この夏に移籍する可能性はあると思われます。

15ナイルズと29グエンドゥージに関しては
放出される様な噂は聞こえてきませんが
個人的には微妙な立場に立っている印象があります。

15ナイルズは本職のCMFでは頭数には入っておらず
多くの試合で起用されてきた右SBに対しては
本人的に乗り気ではない事を表明しており
実際右SBとしてもそれほど成長しているとは言えません。
その為に現状として何か特別な特徴がある選手でもありませんので
スカッドの中では「宙ぶらりん」の状況になっており
ベンチから外れる試合も多くなっています。
よって、このままスカッドに残しても
上手い使い方が見い出せないままで
終わってしまう可能性がありますので
このままの状況が続くのならば
お互いの為に放出する事を考えても良いのかも知れません。

一方の29グエンドゥージは
アルテタ監督が求める高いレベルの要求にまだ応えられておらず
現状としては序列を落としています。
その上、ドバイ合宿の時に
アルテタ監督と衝突したと言われており
両者の間に何かしら影を落としている可能性は否定出来ず
その問題が解消されていなければ
放出リストに載る可能性もあるかも知れません。
仮に放出する様な事になった場合には
£4000万以上の移籍金で売却する事になると思われますが
アーセナルにとっては将来的に主軸を担う人材だと思いますので
この時期に手放すのは過ちだと思います。

そして最後に問題になるのが10エジルの去就です。
残りの契約が1年になっている10エジルは
先日も代理人を通して
契約満了までアーセナルに残る意思を示していた様に
本人は残留を希望している様です。
その一方でフロント陣は高給取りの10エジルを
放出したがっているのは誰もが知る所ですが
週給£35万と言う高額な報酬を貰っている10エジルを
移籍金を払ってまで獲得に動くクラブは今の所見当たらず
現実的にこの夏に放出するのは難しい様に感じます。


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この夏は新型コロナウイルスの蔓延で
全世界的に財政危機に陥っている様に
多くのクラブも財政難に陥っています。
その為に早々に現金を必要としているクラブは
市場価格よりも安価な価格でも
選手を手放さなければならない場面が多くなると思われ
総じて移籍金は下落すると言われています。

よって5ソクラティス、20ムスタフィ、
31コラシナツ、7ムヒタリアン、4エルネニーを
それぞれ£1500万程度の移籍金で売却し
合わせて£7500万程度調達出来れば
もしかしたらこの夏の移籍資金としては十分かもしれませんが
それぞれ£1000万程度しか移籍金が得られなかった場合には
合わせて£5000万程度しか調達する事が出来ず、
この夏の補強資金としては十分とは言えないと思います。

そうなりますと、やはり14オーバメヤンか9ラカゼットと言う
高額の移籍金を得られる選手を放出に踏み切る必要が出てきますが
個人的には14オーバメヤンは残留させて欲しいと思っています。

10エジルに関しては実際獲得に動くクラブがあるかどうかは分かりませんが
年間£1800万程度の給与コストを削減する為に
フロント陣は放出に動く可能性は否定出来ないと思います。


・・・つづく。


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