SSブログ

2020/21シーズンに向けて〜〜補強ポイント:CF〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:補強ポイント:CF

Arsenal 1.jpg


〜〜〜CF〜〜〜

ジョナサン・デイヴィッド(20歳):CF、トップ下
ヘンク
2000年1月14日生
177cm 70kg
カナダ代表
移籍金 £1750万


オドソンヌ・エドゥアール(22歳):CF
セルティック
1998年1月16日生
187cm 83kg
フランスU-21
移籍金 £2500万


ロドリゴ(29歳):CF
バレンシア
1991年3月6日生
182cm 77kg
スペイン代表
移籍金 £1億1000万(バイアウト) £4500万〜5000万程度


アルカディウシュ・ミリク(26歳):CF
ナポリ
1994年2月28日生
186cm 78kg
ポーランド代表
移籍金 £3950万


ウィサム・ベン・イェデル(30歳):CF
モナコ
1990年8月12日生
170cm 69kg
フランス代表
移籍金 £4000万


ルカ・ヨヴィッチ(22歳):CF
レアル・マドリー
1997年12月23日生
181cm 79kg
セルビア代表
移籍金 £


マウロ・イカルディ(27歳):CF
インテル(パリSGにローン中)
1993年2月19日生
181cm 75kg
アルゼンチン代表
移籍金 £


(年齢は2020年9月1日現在)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このポジションの補強の必要性も
9ラカゼットや14オーバメヤンの去就次第だと思われます。

初期の段階から何度となく名前が挙がっていたのが
ヘンクのデイヴィッドだと思います。
昨シーズン後半からポジションを掴んだ
このカナダ代表の新鋭は
今シーズンここまでのベルギーリーグで
18ゴール8アシストとブレイクして
多くのクラブから注目される存在になりましたが
個人的には現時点のデイヴィッドは
それ程評価していません。

デイヴィッドの特徴としてよく言われるのが
スピードだと思われますが
ボールを持っていない所では
抜群のスピードを観せてくれる一方で
ボールを持っている状況では
相手選手に追いつかれてしまう場面がある様に
本来持っているスピードが
プレーに反映出来ていない印象を受けます。

確かにゴール前でも冷静でプレーの選択も的確に行え
左右遜色なく使える両利きの利点を活かした決定力は魅力ですが
技術的には特筆する様な物は余りなく
ELでは沈黙する試合が多かった事からも
PLでプレー出来るレベルなのかどうかには
少なからず疑問を持っています。

セルティックのエドゥアールもよく名前が挙がる
タレントだと思います。

元々パリSGの下部組織出身のエドゥアールは
ローン移籍を経て2018年夏にセルティックへ完全移籍で加入し
ここまでの今シーズンはスコティッシュ・プレミアシップで
21ゴール12アシストと爆発し
注目を集める様になりました。

個人的にはこのエドゥアールは
非常に不思議な選手に観えてしまいます。
見た目は当たり負けしないフィジカル的な強さが目に付き
ピッチ上でも非常に硬質な印象を受けますが
実際のプレーではパワフルなプレーに傾倒する事はなく
反対に非常に繊細なタッチでボールをコントロールする
技術レベルの高いプレーに目が行きます。

ファースタッチで最適な場所に
ボールを置く事が出来る正確なトラップ、
細かなタッチで相手を翻弄するボールタッチ、
針の穴を通すと言いますか
線を引く様にゴールネットを揺らすコントロールショット、
その硬質な風貌からは想像出来ない繊細な技術と
周囲を使うビジョンとセンスも持ち合わせている印象で
語弊を恐れず言うのならば
ベルカンプが硬質な肉体をまとってプレーすると
この様なプレーをするのではないかと言う印象を持っています。

噂によればエムバペがパリSGに移籍してきたしわ寄せで
パリSGを後にする事になったと言われており
仮にエムバペが移籍してこなければ
パリSGでもファーストチームでプレーしていた
と言われる逸材だった様です。
素行に問題がある所は気になりますが
今後本格的にブレイクする可能性を考えますと
この夏は移籍金が高騰する前の最後のチャンスかもしれません。

既にある程度実績のある
バレンシアのロドリゴ やナポリのミリク、
今シーズンリーグ1でエムバペと共に得点王に輝いた
モナコのベン・イェデル等も噂に挙がっています。

ロドリゴは正確なテクニックと強烈なショットを持っている
左脚のスペシャリストという印象で
柔軟なテクニックとスピード、
そしてボディーバランスに優れている事で
相手のDFに捕まる事も少ないアタッカーだと思います。
一方でほぼ左脚一本でプレーしている為に
基本的に右から左に向かって動く傾向が強く
特にパスを受けると
ボールを左サイドへ持ち出そうとする癖がある為
馴れてしまえば相手のDFに対応され易そうに見えます。
とは言え、その様な癖があっても
実際はボールを奪われる場面が少ないという事は
それだけ俊敏性やテクニックが
優れているという事かも知れません。

ナポリのミリクは左利きのストライカーで
ゴール前のポジショニングセンスを活かした
ワンタッチゴール、
切れ味が鋭く正確な左脚のショット、
そして長身を活かしたヘッド等
ゴールを奪う形のバリエーションが
多岐に渡るフィニッシャーの面と
楔のパスを的確に捌くポストプレーも上手く
下がった位置からラストパスを送って
チャンスメイクも出来る面があり
まさに万能型ストライカーと言えます。

この様に本来ならばもっと評価されて良い
タレントになっていたかもしれませんでしたが
2016年10月に左膝、2017年9月に右膝と
2年連続前十字靭帯断裂のけがを負ってしまった事で
キャリアは大きく停滞してしまい
特に復帰直後はスピードや俊敏性が
著しく損なわれた印象がありましたので
このまま消えていく可能性もあったと思います。

しかし昨シーズン辺りからは
損なわれていたフィジカル的な問題が改善された事で
本来持っているポテンシャルが再び輝き始め
見事に復活したと言えます。

モナコのベン・イェデルはトゥールーズやセビージャでも
コンスタントに2桁ゴールを奪っていましたが
これまではそれ程大きな注目を集める事はなく
実際フランス代表にデビューしたのも昨年6月と遅く
言うなれば遅咲きのストライカーと言えると思います。

ベン・イェデルは右利きですが
右左どちらの脚からでもゴールを奪えると共に
正確なラストパスを送るだけの
技術とセンスを備えているのが特徴で
スピードがあり俊敏性も優れており
柔らかなボールタッチとボディーバランス、
裏へ飛び出すセンスも優れている所から
イメージ的にはアグエロを連想させます。

ロドリゴは£1億以上の
バイアウト条項があると言われていますが
元々財政状況が良くないバレンシアは
昨今の情勢に伴い選手を売却する必要性が
出てきていると言われており
ソレールと同様に
バイアウト条項で設定されている金額以下で
売却する可能性があると言われています。

一方のナポリも一時代が終わり
チームを刷新する為の資金を獲得する為の換金候補に
ミリクが入っていると言われており
ベン・イェデスと同様に£4000万前後の
移籍金で獲得可能と言われています。

ここ最近は14オーバメヤンとトレードという形で
新たなストライカーを獲得する噂もあり
その候補として挙がっているのが
レアル・マドリーのヨヴィッチと
インテルのイカルディです。

レアル・マドリーのヨヴィッチは
昨夏に£5300万の移籍金で
フランクフルトから移籍しましたが
残念ながら期待通りの活躍は観られず
ベンチが定位置になっています。

元々スピードと決定力が売りの
フィニッシャータイプの選手だと思いますが
現状としてはレアル・マドリーの選手の中でプレーすると
一つ一つのプレーの雑さが目立ってしまい
他の選手達と同じレベルで
プレー出来ていない様に観えてしまいます。
結局ヨヴィッチにとっては
レアル・マドリーの様なビッグクラブへ移籍するのは
早すぎたのかもしれません。

その様な状況もありヨヴィッチが来シーズンも
レアル・マドリーに残っている可能性は
少ないと言われていますが
現状のヨヴィッチに対して£5300万の移籍金を払ってでも
獲得するクラブが現れるとは思いませんので
£5300万の回収を諦めて
放出に動くのかどうかがが注目されます。

そこで最近は14オーバメヤンとトレードの噂が出てきています。
14オーバメヤンと契約更新が出来なかった場合には
この夏に放出せざる得なくなるアーセナルと
チームの得点力の向上を目指して
新たなストライカーの獲得に迫られている
レアル・マドリーとの思惑が合致する事で
巷ではトレードの話が挙がっている様です。

仮にレアル・マドリーが
昨今の情勢から第1希望のエムバペを獲得するだけの
高額投資が難しくなっているのならば
お金を全く動かさずに新たなストライカーを獲得する手段として
14オーバメヤンとヨヴィッチのトレードは
あり得ない話ではないと思います。

一方でヨヴィッチは良いストライカーだと思いますが
14オーバメヤンと引き換えに
獲得するだけのタレントなのかどうかは
些か疑問に感じる部分があり、
もしも獲得するにしても昨シーズンのセバージョスの様に
ローンでの獲得を模索するレベルだと思います。

一方でインテルのイカルディは
今シーズンはパリSGにローン移籍していますが
£6100万と言われる買取オプションは
行使しないと言われていますので
この夏は一度インテルに戻る事になると思われます。
しかしイカルディは
インテルのフロント陣やコンテ監督との関係が非常に悪い為に
インテルには戻る場所がないのは周知の事実であり
その為、この夏もインテルは
イカルディの売却先を探す事になると思われます。

そのインテルは仮にこの夏に
ラウタロ・マルティネスをバルセロナに引き抜かれた場合には
その後釜候補として14オーバメヤンの名前が挙がっている関係上
両者のトレードの噂がここ最近挙がっています。

確かにアーセナルの最大の得点源である
14オーバメヤンを失った場合には
それに代わる得点源が必要になりますので
イカルディを求める可能性は十分にあると思いますし
反対にイカルディをどうしても放出したいインテルにとっては
厄介者の精算と新たなストライカーの2つ問題をクリアー出来ますので
渡りに船のトレード話なのかもしれません。

まぁ、イカルディの場合は本人の実力面を考えれば
非常に魅力的な選手だと思いますが
一番の問題は代理人を兼ねている妻ワンダ・ナラだと思います。

彼女がトラブルメイカーと言うのは有名な話で
実際インテルのフロント陣と拗れたのも
ワンダ・ナラ側にも問題があったと言うのは有名な話です。
そして昨夏パリSGへローン移籍する時も
国外への移籍を最後まで拒否していたのは
イカルディではなくワンダ・ナラの方だと言われており
その様な鬼嫁がロンドンへの移籍を認めるかどうかが問題であり
同時にイカルディを獲得すると言う事は
ワンダ・ナラと言う厄介者を迎え入れる覚悟を
アーセナルはしなければならないと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

9ラカゼットと14オーバメヤンの去就によって
このポジションの補強戦略は大きな影響を受けますが
特に大きな影響を受けるのは
現在のアーセナルの最大の得点源である
14オーバメヤンが移籍した場合だと思います。

仮に14オーバメヤンが移籍してしまった場合には
新たにシーズン20ゴール獲得出来るだけの
ストライカーが必要になるのは言うまでもなく
今回挙げたストライカーの中で
その条件をクリアーしそうなのは
インテルのイカルディだけだと思います。

イカルディにはワンダ・ナラと言う厄介者が付いてきますが
これまでの実績を考えれば
14オーバメヤンの代役を十分担うだけの
得点力があると思いますので
仮に14オーバメヤンがインテルへの移籍を
希望している場合には
トレードという形でイカルディの獲得に動いて欲しいと思います。

反対に14オーバメヤンが契約延長して残留する一方で
9ラカゼットが移籍した場合にも
補強が必要になると思われますが
資金面を考慮するならば
セルティックのエドゥアールが
個人的にはお気に入りです。

とは言え、14オーバメヤンをCFに移して
左サイドに35マルティネッリや77サカを起用する形でも
十分に攻撃力は維持出来る様に感じますので
この夏は全く補強しないと言う選択肢もあると思います。

そう言う意味では9ラカゼットの去就よりも
14オーバメヤンの去就の方が
このポジションの補強には大きな影響をもたらすかもしれません。


・・・つづく。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。