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Friendly Match:Al-Nasr Dubai SC vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Al-Nasr Dubai SC 2−3 ARSENAL
2019年3月26日(火)Friendly Match, Al Maktoum Stadium

Goal
 (14)Fernandez
 (42)25Jenkinson
 (51)9Lacazette(←10Özil)
 (72)John-Jules
 (90)Jalal(pk)
 

19Leno

25Jenkinson 20Mustafi 27Mavropanos 47Medley

43Gilmour  54Sheaf 

66Amaechi  10Özil  22Suarez

9Lacazette


(46)19Leno>>>1Czech
(46)20Mustafi>>>6Koscielny
(46)66Amaechi>>>53Pleguezuelo
(46)25Jenkinson>>>15Maitland-Niles
(46)47Medley>>>56Thompson
(67)10Özil>>>52Osei-Tutu
(67)9Lacazette>>>72John-Jules
(67)43Gilmour>>>75Olayinka

〜〜〜最終形〜〜〜

1Czech

53Pleguezuelo 6Koscielny 27Mavropanos

52Osei-Tutu 75Olayinka 54Sheaf 56Thompson

15Maitland-Niles   22Suarez  

72John-Jules



Substitutes
  

Arsenal 1.jpg代表ウィークを利用して
アーセナルのメインスポンサーである
エミレーツの本拠地であるドバイまで遠征して
接待試合が敢行されました。

何人かの選手は代表チームへ合流している事もあり
この試合はは残留した選手と共に
リザーブの選手との混合チームが編成されました。

先発のGKは19レノが起用され
DFラインは右SBに25ジェンキンソン、
CBに20ムスタフィと27マヴロパノスの
ファーストチーム組みと共に
左SBにはリザーブの47メドレーが起用されました。
中盤は42ギルモアと54シーフのリザーブコンビが入り
2列目にはトップ下の10エジルと
左サイドの22スアレスと共に
右サイドには18歳のアミーチが起用され
1トップに9ラカゼットが入る
4−2−3−1が組まれました。

試合は対戦相手との実力差を考えれば
アーセナルペースで進むと思われましたが
序盤からチャンスを作ったのはアル・ナスルの方でした。

開始直後、DFラインから送られた
20ムスタフィの裏のスペースへのパスで
フェルナンデスに抜け出されてしまいました。
そして対応した20ムスタフィも
簡単なフェイントに付いていけずにかわされてしまい
ペナルティ内からシュートを撃たれてしまいました。
幸い19レノがしっかりとセーブして
ゴールは守られましたが
この場面で見せたような0ムスタフィの軽い対応が
この後も問題を引き起こします。

3分過ぎ、左サイドのドュトラから出されたスペースへのパスで
フェルナンデスに抜け出されてしまい
そこから折り返されたクロスを
ニアに飛び込んできたネグレドに
ダイレクトボレーで合わされてしまいましたが
これも19レノがしっかりとセーブしてゴールは死守。

それにしても連続して裏を取られてしまったのは
非常によろしくなかったと思います。
確かにチリ人のフェルナンデスと
元スペイン代表でセビージャで活躍した後に
マンチェスター・シティにも一時期在籍していた
ネグレドの2トップはかなり厄介で
上手くタイミングをズラしながら
裏に飛び出してくる動きに
オフサイドトラップを連続して掛け損ねてしまいました。
このレベルの対戦相手だったお陰で
ゴールこそは奪われませんでしたが
これがPLのクラブを相手にしていたら
この時点で2点奪われていても
何らおかしくない状況だったと思います。

10分過ぎ、ゴールキックからのルーズボールを収めた
フェルナンデスから素早く送られたスルーパスで
ネグレドに抜け出されてしまい
ペナルティの中に入った所から左脚を振り抜かれてしまいました。
幸いシュートコースが甘く
このシュートも19レノがしっかりとセーブしましたが
裏のスペースを的確に突いてくる
相手の攻撃にDFラインは付いていけていない印象です。

そしてその様な流れの中で早々に失点してしまいました。

14分、前に出て対応していた47メドレーの裏に出来たスペースに
出されたパスを受けたドュトラから折り返されたボールを
フェルナンデスにゴール左ポストの内側を叩く
コントロールショットで決められてしまい失点。

パスの出し所へ対応する為に47メドレーが
前に出たのは仕方がないと思いますが
そこに出来た47メドレーの裏のスペースに走り込んできた
ドュトラに対して43ギルモアのカバーが遅れてしまったのは
その裏のスペースをカバーする意識が少なかったと言われても
仕方がないと思います。
そして何よりも問題だったのが
ドュトラからの折り返しを受けたフェルナンデスに対応した
20ムスタフィが何でもないキックフェイントに
まんまと引っかかってピッチに寝転んでしまい
あっさりとかわされてしまった所であり
このレベルでプレーする選手としては
信じられないような軽率なプレーだったと思います。
勿論、メインスポンサーを喜ばせる為の接待試合でしたので
盛り上げる為にサービスしたのかもしれませんし、
豪勢なおもてなしに弾けすぎて
昨日の酒でも残っていたのかもしれませんが
それでも全く意味のない親善試合ではありますが
集中出来ていないにも程があり、
本当に醜すぎる失態だったと思います。

この失点で目が覚めたのか
少しづつ攻撃が噛み合い始めました。

20分過ぎ、DFラインの裏に向かって走り出した
9ラカゼットに合わせる様に
センターサークルを越えた辺りから
54シーフがピンポイントパスを送り
そのパスを受けた9ラカゼットが
ワントラップしてシュートを放ちましたが
前に出てきたGKの正面でゴールならず。
9ラカゼットは完璧なタイミングで飛び出し
その9ラカゼットに合わせる様に
ピタリと落とした54シーフのパスも完璧でしたので
相手GKが前に出るタイミングが
あと少しでも遅れていたら
ゴールを奪えていたかもしれませんでした。

28分過ぎ、左サイドの深い位置から
マイナス方向に送られた
22スアレスからの折り返しを受けた10エジルが
ペナルティの中の狭いスペースで
9ラカゼットとのワンツーでスペースを作って
右脚を振り抜きましたが
このシュートもブロックされてしまいゴールならず。

31分過ぎ、54シーフからのパスを受けた22スアレスが
そのままドリブルで持ち込んで行き
シュートを放ちましたがブロックされてしまいゴールならず。
ペナルティに入った段階でシュートコースが空いていただけに
ゴール右上の角を狙う様にシュートを撃っていたら
面白かい場面だったと思いましたが
中の状況に合わせようとしたのか
シュートを撃つタイミングを逸してしまったのは残念でした。

そしてこの試合で誰よりも積極的な姿勢でプレーしていた
22スアレスが起点となり同点ゴールが生まれました。

42分、アミーチからのパスを受けた22スアレスが
左から右に向かってペナルティの手前を
ドリブルで横切りながら
裏に向かって走り出した25ジェンキンソンに
タイミング良くスルーパスが送られ
そのパスを受けた25ジェンキンソンがダイレクトで右脚を振り抜きました。
そのシュートはバーを叩いてしまいましたが
そのリバウンドを収めようと9ラカゼットが競ったこぼれ球を
再び25ジェンキンソンが左脚で振り抜き同点ゴール!!

SBがフィニッシュに絡む形は
アーセナルらしい形だったと思います。
そしてこのゴールの起点となった22スアレスは
この場面以外でもここまで良いプレーをしていたと思います。

11分過ぎ、左サイドのライン際で
47メドレーからのパスを受けた22スアレスが
そのままドリブルで相手選手を2人かわして
ペナルティの中へ切り込んで行き
シュートを放ちました。
このシュートはブロックされてしまいましたが
こう見ますとサイドからドリブルで仕掛けられるプレーは
チームとしてはやはり必要なプレーなのは間違いないと思います。

12分過ぎ、左サイドで10エジル〜22スアレス〜10エジル〜47メドレー
〜22スアレス〜10エジル〜47メドレーと細かく繋いだ所から送られた
47メドレーのクロスを
ゴール前に向かって走り込んできた22スアレスがヘッドで合しましたが
GK正面でゴールならず。
これまで周囲とは全く噛み合わなかった22スアレスでしたが
この様なコンビネーションが見せられる様になった所は
ドバイでミニキャンプを行った数少ない良かった所かもしれません。

このまま同点で前半が終わるかと思われましたが
前半終了間際に非常に危険な場面を作られてしまいました。

44分過ぎ、左サイドでパスを受けたフェルナンデスに
そのままドリブルで侵入されてクロスを入れられてしまい
そのクロスをファーサイドでフリーの状態から
ネグレドにヘッドで合わされてしまいました。
ネグレドのヘッドはミートせず救われましたが
この場面では全ての場面で
気が抜けた様なプレーをしてしまっていたのは残念です。
まずドリブルで侵入してきたフェルナンデスに対して
47メドレーが対峙しましたが
裏に侵入してきたドュトラが気になったのか
不用意な距離をとってしまい
フェルナンデスに対して全くプレッシャーを掛ける事が出来ず、
そしてフォローに来た43ギルモアは
ドリブルのコースを切る事も出来ずに
全くフォローする事が出来ないまま
ただフェルナンデスのドリブル突破を見送るしか出来なかったのは
非常に残念な対応だったと思います。
そしてネグレドに対しても
20ムスタフィと25ジェンキンソンの対応が遅れてしまい
ここでも全くプレッシャーを掛ける事が出来なかったのは
非常に残念な対応であり
ネグレドがミスを犯さずにしっかりと合わされていたら
確実に失点していた場面だったと思います。

後半に入るとメンバーの入れ替えが行われました。

GKは1チェフに変更され
DFラインも53プレゲスエロと6コシールニーが入り
27マヴロパノスと共に3バックを組みました。
そして25ジェンキンソンに代わり15ナイルズが右WBに、
47メロデーに代わり56トンプソンが左WBに入り
2列目を10エジルと22スアレスが2シャドーを組む
3−4−2−1に変更されました。

この交代でDFラインが安定したと共に
前半苦しめられたフェルナンデスとネグレドも退いた事で
流れはアーセナルに傾きました。

45分過ぎ、53プレゲスエロからのロングスルーパスで
15ナイルズが右サイドから抜け出し
そこから折り返されたボールが9ラカゼットに通りましたが
トラップをミスして収められなかった為にシュートは撃てず。

この良い流れのまま早々に逆転ゴールを生み出しました。

51分、相手のパスを素早い出足で15ナイルズがカットした所から
ショートカウンターが発動されました。
パスをカットした15ナイルズが
そのままドリブルで持ち込んで行った所から送られたパスを
10エジルがヒールで後方に流し、
そのボールを受けた9ラカゼットが
左脚を振り抜き逆転ゴール!!

流石と言えるコンビネーションであり
前半の不甲斐ないチームを一掃する様な
綺麗なゴールだったと思います。

その後もテンポの良いコンビネーションが続きました。

54分過ぎ、43ギルモアからのパスを受けた22スアレスが
10エジルとのワンツーで抜け出し
そこからドリブルで切り込んだ所から
9ラカゼットへラストパスが送られましたがオフサイド。

22スアレルは10エジルとの間には
大分プレーイメージの共有が出来始めている印象ですが
一方で9ラカゼットとはまだズレがある様です。
この場面でも9ラカゼット的には
10エジルからのリターンを受けたタイミングで
22スアレスがスルーパスを出してくれる事を期待して
そのパスを引き出す動きをしていましたが
22スアレスは気が付かなかったのか
対峙していた相手選手をドリブルでかわして切り込んで行ってしまいました。
仮にそのタイミングで22スアレスがスルーパスを出せていたら
そのまま9ラカゼットは抜け出し
右脚を振り抜く事が出来ていたと思いますが
一方でそのタイミングでパスが出てこなかった為に
パスが送られた時点ではオフサイドポジションに
9ラカゼットは出てしまっていました。
この辺りのプレーイメージの共有、
と言うよりもストライカーが欲するプレーを
22スアレスが感じられる様になると
もっと効果的なプレーが増える様に感じますが
今の22スアレスはどちらかと言うと
まだ利己的なプレーが多い様な印象を受けます。

その後67分には残りのベンチメンバーも交代して入りました。

43ギルモアに代わって75アラインカがCMFに、
9ラカゼットに代わって72ジョン・ジュールズが1トップに、
10エジルに代わって入った52オセイ・トゥトゥが右WBに入り
右WBの15ナイルズが2シャドーの一角に移りました。

その1トップに入った72ジョン・ジュールズが大きな仕事をしました。

72分、バックパスを受けたDFに対して
素早くプレスを掛けた72ジョン・ジュールズがボールを奪い返し
そこから自ら持ち込んでGKもかわしてから
丁寧にゴールに叩き込みゴール!!
相手の隙を見逃さなかったゴールで
良いアピールが出来たと思います。

その後は大きな動きがないまま試合が終わると思われましたが
後半終了間際にPKを献上してしまいました。

87分過ぎ、センターラインの手前の敵陣から
右サイドのスペースに出されたパスで
シャシャクに抜け出されてしまい
その抜け出したシャシャクに対して
全力で戻ってきた53プレゲスエロがチャレンジしましたが
ペナルティ内でシャシャクを倒してしまいPK献上。

90分、そのPKをジャラールに決められてしまい失点。

53プレゲスエロのチャージは
56分過ぎのタックルの様に
ボールに対するタックルならば良かったのですが
この場面では後方から追いつく形のチャージだっただけに
体同士の接触は免れず
チャレンジとしてはちょっと無謀だったと思います。

試合はこのまま2−3で終わり
大人の事情の接待試合は無事終わりました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

19レノ

 不安定なDFラインの影響で何度かシュートを受けてしまったが相手の精度にも助けられ的確にセーブする。 失点の場面はノーチャンスだっただろう。
 
25ジェンキンソン
 
 同点ゴールを決める。 22スアレスとプレーイメージが共有された良い仕掛けだった。 その一方で前半終了間際にはマークすべきネグレドをフリーにしてしまう場面もあった。 この辺りの集中力の問題が解消されないとなかなか使ってもらえないだろう。
 
20ムスタフィ

 この試合の中でワースト1位は20ムスタフィだっただろう。 大人の事情の接待試合だったから気が抜けていたのかもしれないが、それを差し引いても言い訳の出来ないプレーが何度もあった。 あの様な軽率なプレーを見せられてしまうと放出候補に挙げられても誰も異論はないだろう。 

27マヴロパノス

 序盤は20ムスタフィ同様に良くなかったが、後半に入ると持ち直した。 しかし現状としては怪我から復帰してからも殆ど出場機会が得られていない事を考えればこの試合はアピールする絶好の機会だっただけにそのチャンスを活かせたとは言えないだろう。

47メドレー

 SBでもプレー可能な大型DFなだけに期待されているが現状としては守備面の技術的なレベル、ポジショニングや駆け引きなどの面はまだファーストチームでプレー出来るレベルではないだろう。

43ギルモア

 全体的には中途半端だっただろう。 中盤の底からボールを供給する役割としては平凡であり、反対に中盤の底の守備的な強度に関してもこれといった存在感を示す事が出来なかった。 まだファーストチームでプレーする準備が出来ていない印象。

54シーフ

 43ギルモアに比べて1歳年上の54シーフは中盤の底からしっかりとパスを供給すると共に前線にまで顔を出して攻撃に厚みを持たせるなど、持ち味である司令塔の役割をしっかりとこなしていただろう。 ファーストチームに加わる為にはもう少しプレーテンポを上げる必要があると思われるが、来シーズンに向けて十分にアピール出来たであろう。

66アミーチ

 今シーズンは18歳ながら飛び級でリザーブチームでプレーしている左利きの逆足の右ウイングであり、この試合でも果敢にドリブルで仕掛けるなど、その積極性は評価できる。

10エジル

 9ラカゼットのゴールをアシストする。 それ以外でもコンビネーションから何度かチャンスメイクが出来ており調子は良さそうだ。

22スアレス

 対戦チームのレベルはあるにせよ、加入してから最も持ち味を発揮した試合だっただろう。 まだ不要なドリブルもあるが、その一方でアタッキングエリアでゴールに向かうドリブルはよくキレていた。 また10エジルとはプレービジョンが共有され始めており大分噛み合う様になったのは大きな前進だろう。 他の選手ともプレーが噛み合う様になればシーズン終盤に向けてサプライズを起こしてくれるかもしれない。 

9ラカゼット

 大人の事情による接待試合だったが、その様な試合でもいつも通り献身的にファイトしていた。 後半早々に追加点を奪ったが、その一方でもう1つや2つはゴールを奪うチャンスはあっただろう。 巡ってきたチャンスをもっと確実にゴールを陥れる事ができればもっとゴール数は伸びるはずだが、、、。

1チェフ

 後半から出場する。 相手の2トップが退いた事もあり後半はそれほど危険な場面はなかった。

6コシールニー

 後半から出場し、締まりのなかったDFラインをしっかりと締めた。

53プレゲスエロ

 後半から右CBに入る。 後半早々に素晴らしいロングスルーパスでチャンスの起点になった様にパスの供給者としては良い物を持っている。 一方で終了間際にPKを献上してしまった様に、相手の間合で対応する時にはどうしてもフィジカル的な弱さがある為にギリギリの対応になってしまう様に感じる。

15ナイルズ
 
 15ナイルズが右WBに入った事で攻撃陣は明らかにテンポアップし相手に脅威を与えていた様にリザーブの若い選手との違いをはっきりと見せる。 

56トンプソン

 後半から左WBに入るがそれほどインパクトは残せず。

52オセイ・トゥトゥ

 後半途中から起用され右WBに入る。

75オラインカ

 後半途中から43ギルモアに代わってCMFに入る。 18歳ながら飛び級でリザーブチームでプレーしている様だが、CMFと共に右ウイングや右WBだけではなく右SBでも起用されており、まだポジションが固定されていない様だ。

72ジョン・ジュールス

 同じく18歳ながら飛び級でリザーブチームでプレーしている期待のストライカーの一人。 この試合でも結果を出す等、ストライカーとしてのメンタルの強さが伺える。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大人の事情で行われた接待試合と接待ツアーが
無事終わりました。

昨今の年間スケジュールを考えますと
7月初旬から始まるプレシーズンのトレーニングも
ロンドンに留まる時間はわずかしかなく
7月中旬頃からは世界各地にツアーに出て
ICC等の営業試合が組まれていますので
この試合の様なスポンサーの為の
接待試合を組むスケジュールが
プレシーズン中にはないのかもしれません。

しかしそれを差し引いても
その様な試合をシーズン中に組むと言う神経は
個人的にはわかりません。
勿論、メンバーが全て揃っていて
寒いロンドンを離れて温暖な気候の場所で
ミニキャンプを張る様な趣旨があれば
まだ納得が出来ますが
今回のツアーは代表ウィークを利用して行われていますので
参加したのはあくまでも残った選手のみで
その残った選手とリザーブの選手がミニキャンプを張っても
大した意味はない様に感じます。

このツアーに参加したメンバーが
心身共にリフレッシュ出来たのならばまだ良いのですが
この試合の20ムスタフィの様に
反対にダラけてしまう原因になってしまっては意味がありません。

来シーズンのCL出場権を賭けて
一つも取りこぼしが出来ない試合が続きます。
その様な厳しい状況で結果を出すだけの力に
このツアーがなっていれば良いのですが
反対にシーズン終盤に取りこぼす様な事が起きた場合は
このツアーが原因だと言われるのは間違いないでしょう。

残りのPL8試合を全て勝利して
自力で来シーズンのCL出場権を獲得るす事を期待しています。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G1A
9ラカゼット     PL:12G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G4A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G0A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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EL16 2nd:ARSENAL vs Rennes [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−0 Rennes
2019年3月14日(木)Europa League R16 2nd leg, Emirates Stadium

Goal
 (5)14Aubameyang(←8Ramsey)
 (15)15Maitland-Niles(←14Aubameyang)
 (71)14Aubameyang(←31Kolasinac)
 

1Czech

20Mustafi 6Koscielny 18Monreal

15Maitland-Niles 8Ramsey 34Xhaka  31Kolasinac 

10Özil

 9Lacazette  14Aubameyang


(69)10Özil>>>17Iwobi
(69)9Lacazette>>>7Mkhitaryan
(87)8Ramsey>>>11Torreira


Substitutes
 19Leno
 29Guendouzi
 22Suarez
 49Nketiah

 

Arsenal 1.jpg敵地での1stレグでは
不甲斐ない負け方をしてしまいましたが
今回のホームでの2ndレグでは
その借りをキッチりと返して
ベスト8へ駒を進めました。

先発はGKに1チェフが入り、
出場停止の5ソクラティスに代わって
右CBに20ムスタフィが入った以外は
マンチェスター・ユナイテッド戦と同じ
3−4−1−2の布陣を組んできました。

試合はホームの大歓声に後押しされる形で
アーセナルが積極的に攻め込み
早々に先制点を奪いました。

5分、8ラムジーから送られたパスを
14オーバメヤンがヒールで流し
そのボールを受けた15ナイルズが
右サイドの深い位置まで上がってきた所から
ペナルティ内に入ってきた8ラムジーへパスが送られました。
そしてそのパスを受けた8ラムジーが折り返しボールを
14オーバメヤンが左足で押し込んで
先制ゴール!!

サイドに起点を置いた所から
アーセナルらしい崩しで先制ゴールを奪いました。

その勢いのまま追加点も早い時間帯で生まれました。

15分、31コラシナツからのパスを
左サイドに開いていた14オーバメヤンが受け
そこから戻されたボールを
8ラムジーがDFラインの裏へ向けて
スルーパスを送りました。
そのパスをオフサイドポジションにいた
31コラシナツは反応せずに見送って
サイドから走り込んできた14オーバメヤンが
ラインを超える寸前に左脚で中に折り返したボールを
ファーサイドから走り込んできた15ナイルズが
豪快なヘッドで叩き込みゴール!!

31コラシナツがオフサイドポジションにいた為に
レンヌのDF陣の足が一瞬止まってしまった所は
レンヌにとっては大きな失敗だったと思いますが
そのままラインを越えそうだった8ラムジーのスルーパスを
最後まで諦めずに喰らい付き、
ライン上から中に折り返した
14オーバメヤンのこの試合に掛ける執念が
このゴールを産み出したと言っても過言ではないかもしれません。
まぁ、元々の14オーバメヤンの位置も
ちょっとオフサイドっぽかったですが、、、。

これで2試合合計3−3に追いつき
アウェイゴールが一つある分、
アーセナルがリードした事もあり
この後は落ち着いて試合を進めながら
要所要所でチャンスを作りました。

33分過ぎ、右サイドを持ち上がってきた
15ナイルズからのパスを受けた10エジルが
ペナルティの中にいる14オーバメヤンに向けて
ピンポイントクロスを送りました。
そのクロスに対して14オーバメヤンは
ジャンピングボレーで合わせようとしましたが
惜しくもミートせずにシュートは枠外へ。

38分過ぎ、右サイドをドリブルで上がってきた
10ジエルから送られたグラウンダーのクロスを
ゴール正面の位置で9ラカゼットがダイレクトで落とし
そのボールに対して8ラムジーが右脚を振り抜きましたが
GKのコウベクの正面でゴールならず。

この試合では全体的に印象が薄かった10エジルでしたが
この2つの場面の様に
限定された状況でもパスコースを見極めて
しっかりとそこを通して
シュートチャンスを創造する所は流石だったと思います。

前半はこのまま2−0で終わり
2試合合計3−3でアウェイゴールの数だけ
アーセナルがリードしていると言う状況でしたが
仮に次の1点がレンヌに入った場合には
アーセナルが勝利する為には
更に2点必要になりますので
まだまだ予断が許さない状況であり
反対に後半に入ると後がないレンヌが
一段ギアを上げてきました。

46分過ぎ、自陣右サイドの深い位置で
20ムスタフィが不用意なプレーから
グレニエにボールを奪われてしまい
そこから送られたパスを受けたニアングに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1チェフが指先で触った事もあり
ポストを叩いてゴールを死守。
そしてそのリバウンドを受けたベンセバイニに
シュート?クロス?も撃たれてしまいましたが
これも20ムスタフィがブロックすると共に
ベンセバイニの位置がオフサイドでしたので
ゴールは守られました。

60分過ぎ、左サイドからボールを持ち込んできた
ベン・アルファからのパスを受けたニアングが
ダイレクトで繋いだ裏のスペースへのパスで
サールに抜け出されてしまいましたが
そこからの折り返しは
猛然と付いて行った31コラシナツが
スライディングしながらブロックして
このピンチを防ぐ事に成功しました。

ゴール前にはニアングが一歩先に出て入ってきていましたので
仮に折り返されていたら
失点する可能性が高い状況でしたので
31コラシナツは大きな仕事をしたと思います。

65分過ぎ、左サイドのCKからの流れから
ボルジョーが送ったパスを
ファーサイドでベンセバイニにダイレクトで
左脚を振り抜かれてしまいました。
この場面でもベンセバイニの位置がオフサイドでしたが
それでも抑えが効いて
良くコントロールされたシュートだったと思います。

攻勢を掛けてきたレンヌにペースを握られてきていた事もあり
この後、アーセナルは10エジルと9ラカゼットを下げて
17イウォビと7ムヒタリアンを投入して
2トップ+トップ下から1トップ2シャドーに変更しました。
そしてこの交代でフレッシュな2人が入った事で
アーセナルの攻撃陣は再び噛み合い始めました。

70分過ぎ、34ジャカ〜8ラムジー〜34ジャカと繋いで
右サイドに侵入した所から
34ジャカから柔らかいタッチの折り返しが送られました。
その折り返しを受けた17イウォビが
ワントラップして左脚を振り抜きましたが
惜しくも枠を捉えられず。

71分、右サイドから7ムヒタリアン〜8ラムジー〜7ムヒタリアンと
繋ぎながら中に向かい
次は7ムヒタリアン~14オーバメヤン〜7ムヒタリアンと
繋ぎながらピッチを横切り
そして最後はその7ムヒタリアンから送られた
左サイドのスペースへのパスを
上がってきた31コラシナツがダイレクトで折り返し
それをファーサイドに入ってきていた14オーバメヤンが押し込みゴール!!

シンプルな仕掛けでしたが完璧に崩したゴールだったと思います。
このホーム&アウェイの2戦の勝敗を決めると言って良い
次のゴールをアーセナルが奪った事で
ベスト8への切符をほぼ掴んだ瞬間でした。

その後もゴールチャンスはありました。

81分過ぎ、34ジャカからの縦パスを受けた
17イウォビから送られたパスで
14オーバメヤンが抜け出しましたが
トラップが少し伸びてしまった事もあり
前に出てきたコウベクをかわす様に押し込んだシュートは
枠を捉えられず。

82分過ぎ、左サイドをドリブルで突き進んできた
17イウォビからの折り返しを
8ラムジーがダブルタッチの様なプレーで流して
14オーバメヤンに繋ぎましたが
ダイレクトで狙った左脚からのシュートは
ミートせず。

どちらも完全に崩したシュートチャンスであり
しかも難易度が低い状況でしたので
しっかりと決めてレンヌの息の根を
止めてほしかった場面でした。

その様な事もあり最後まで気が抜けない場面が続きました。

87分過ぎ、ゴールに向かってドリブルで突き進んできた
ベン・アルファからのパスを受けたフノウに
抜け出されてしまいましたがオフサイド。

90分過ぎ、同じくゴールに向かってドリブルで突き進んできた
ベン・アルファからのパスを受けたニアングが
ダイレクトで流したボールで
フノウに裏に飛び出されてしまいましたが
これもオフサイド。

1stレグの試合後に大口を叩いていた手前
ベン・アルファも頑張って得意のドリブルから
チャンスを作っていましたが
結局一度もゴールネットを揺らされる事はなく
大口を叩いて我々に火を付けてしまった事を
今頃後悔している事と思います。

これで2試合合計4−3でベスト8へ駒を進めました。


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1チェフ

 何度かあった危険な場面が仮にオフサイドではなかったとしても、最終的には1度もゴールネットを揺らされる事なく零封。 
 
20ムスタフィ
 
 後半開始早々に不用意なボールロストからピンチを招く。 それ以外でも不用意なパスミスを犯す場面もあり安定感に欠いていた。
 
6コシールニー

 全体的に集中して安定していた。 

18モンレアル

 全体的に集中して安定していた。 1stレグではサールのスピードに付いていけない場面もあったがこの試合では3バックの一角に入っていた事もありその問題はこの試合では顔を出さなかった。

15ナイルズ

 この試合も非常に良かった。 ユナイテッド戦からのこの2試合は試合に対する責任感と言うか、ポジションを掴む為の気概がプレーから感じられた。 1ゴール奪った攻撃面でもそうだが特にそのメンタル的な変化が良く表れているのが守備面であり、最後の1歩踏み込んだディフェンスが出来る様になった所は大きな成長だろう。

8ラムジー

 この試合でも広範囲動いて攻守に厚みをもたらし、14オーバメヤンの先制ゴールをアシストする。

34ジャカ

 全体的には安定していたがレンヌの勢いが増した後半には中盤をコントロールしきれない時間帯もあった。

31コラシナツ

 60分過ぎの場面でのサールの折り返しを止めたスライディングしながらのブロックはこの試合の勝敗を分けたプレーだっただろう。 そして勝敗を決する3ゴール目もアシストする。

10エジル

 時折らしいプレーでチャンスを作るもユナイテッド戦に比べると全体的に印象は薄かった。この辺りの波がエメリ監督の好みと合わないところか?

9ラカゼット

 ゴールやアシストこそなかったが前線からしっかりとプレスを掛け続けて陰ながら勝利に貢献する。

14オーバメヤン

 ブラックパンサーが遂に現れる!!
 2ゴール1アシストを挙げて勝利に貢献する。 ゴール前のポジショニングとスペースに入るタイミングを活かした形からの2つのゴールは最も14オーバメヤンらしい形であり、この形でゴールが生まれ始めると今後もゴールの量産が期待できる。

17イウォビ

 後半途中に投入され、後半苦しんでいた攻撃陣に推進力をもたらす。

7ムヒタリアン

 17イウォビと共に後半途中に投入され、停滞していた攻撃陣にボールの収まりどころを与え結果的に3ゴール目の起点となった。

11トレイラ

 試合を終わらせるクローザーとして8ラムジーに代わり投入される。


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元々のチーム力を考えれば
アーセナルがELベスト16で
姿を消す事はない事は分かっていましたが
それでも1stレグの敗れ方が非常に悪く、
その上レンヌの攻撃陣がハマった時の破壊力を考えますと
非常に難しい試合だったと思います。

本当はこの様な試合をアウェイでもしなければならなかった訳ですが
まぁ、とりあえずELベスト8に進出できた事に安堵です。

次のELベスト8の対戦はナポリに決まりました。

言うなればここからが本番かもしれません。
ナポリはチェルシーと並び優勝候補の一角のクラブであり
EL制覇する為には
早かれ遅かれ叩かなければならない相手だと思います。
しかし一時期の低迷期を抜け出して
勢いを取り戻した今のアーセナルならば
十分に勝利を掴める相手だと思いますので
ホームの1stレグを良い形で勝利し
苦手の2ndレグに挑んで欲しいと思います。

とは言え、この代表ウィークに
ドバイまで遠征するミニキャンプに関しては
この時期に必要なのかどうか?
スポンサー関係のし絡みによる実施なのか?
と言う部分で少なかれ疑問符が付く遠征だと思います。
その一方で今シーズンは
シンガポール遠征で生まれたチームの一体感が
大きな力になっている事も事実であり
このドバイ遠征でさらに強固な一体感を築き
心身共にリフレッシュした状態を取り戻して
シーズン終盤に向けての力になるのならば
このドバイ遠征もありなのかもしれませんね。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G1A
9ラカゼット     PL:12G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G4A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G0A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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2018/19 ELベスト8組み合わせ決定!! [Arsenal F.C.]

2018/19 ELベスト8の組み合わせが決定しました。


og-default.jpg


アーセナル(イングランド) vs ナポリ(イタリア) 
ビジャレアル(スペイン) vs バレンシア(スペイン)
ベンフィカ(ポルトガル) vs フランクフルト(ドイツ)
スラビア・プラハ(チェコ) vs チェルシー(イングランド)


2018/19 ELベスト8の対戦相手は
ナポリに決まりました。

4/11(木)H
4/18(木)A

今回のELベスト8に残ったクラブの中では
チェルシーと並んで当たりたくない強豪クラブが
ナポリでしたが見事に当たってしまいました。

現在セリエA2位に付けており
CLグループステージでも
ホームでリバプールを1−0で下している様に
かなり手強いクラブだと思います。
その一方で先日のELベスト16で対戦した
RBザルツブルクとの2ndレグを1−3で落としてしまう
脆さも同居している所がある様で
ホームで迎える1stレグでその脆さを突いて
どれだけ点差を付けてアウエィの2ndレグに行けるかどうかが
ポイントになる様に感じます。

仮に準決勝に進出した場合には
ビジャレアルとバレンシアとの試合の勝者と当たる事となり
カソルラとの対戦を実現させる為にも
絶対にナポリを下さなければならないと思います。

両チーム共に攻撃的なチームですので
観ていて楽しい派手な展開の試合になる事を
楽しみにしたいと思います。


C'mon Arsenal !!


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PL30:ARSENAL vs Manchester United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Manchester United
2019年3月10日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (12)34Xhaka(←9Lacazette)
 (69)14Aubameyang(pk)
 

19Leno

5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

15Maitland-Niles 8Ramsey 34Xhaka  31Kolasinac 

10Özil

 9Lacazette  14Aubameyang


(76)10Özil>>>17Iwobi
(80)14Aubameyang>>>22Suarez
(85)9Lacazette>>>49Nketiah


Substitutes
 1Czech
 20Mustafi
 4Elneny
 29Guendouzi
 

Arsenal 1.jpg完勝!!

非常に重要だったこのユナイテッド戦に勝利し
来シーズンのCL出場権に向けて
一歩前進する事に成功しました。

先発はGKには19レノが入り
DFラインは5ソクラティス、6コシールニー、
18モンレアルの3バックを採用してきました。
中盤は右WBには15ナイルズ、
左WBには31コラシナツが入り
この日のCMFには8ラムジーが
34ジャカと共に起用されました。
そして前線はトップ下に10エジルが入り
9ラカゼットと14オーバメヤンが2トップを組む
3−4−1−2を組んできました。

試合はしっかりと集中し
テンション高目の状態で入ったアーセナルが
開始早々にチャンスを掴みました。

1分過ぎ、10エジルからの縦パスを受けた14オーバメヤンが
ダイレクトで左サイドの31コラシナツに繋ぎ
そこからゴール前の9ラカゼットに向けて
鋭いクロスが送られました。
そのクロスは残念ながら9ラカゼットには合いませんでしたが
9ラカゼットはリンデロフやルーク・ショーよりも
早く反応出来ていただけに
更にあと一歩前に出る事が出来ていたら
開始早々にゴールを奪えていたかもしれませんでした。

一方で本当の意味で最初にゴールに迫ったのは
ユナイテッドの方でした。

8分過ぎ、ポグバとのワンツーで右サイドを侵入してきた
ルーク・ショーが入れたクロスを
ゴール前に侵入してきたルカクに
ダイレクトで合わされてしまいました。
幸いそのシュートはバーを叩いて救われ、
そのこぼれ球をポグバが折り返したボールに対して
フレッジが飛び込んできましたがそれも合わせられずに
救われました。
しかしそこで34ジャカがもたついている間に
ラッシュフォードに奪われたボールを
ダロットにミドルシュートを撃たれてしまいましたが
それも18モンレアルがブロックしてゴールを死守。
そして最後は左サイドから入れられたヤングのクロスを
ファーサイドでポグバにヘッドで合わされてしまいましたが
対応した15ナイルズがしっかりと体を入れていた事で
ポグバは当てるのが精一杯で
そのヘッドも19レノが処理し
ユナイテッドの波状攻撃からしっかりとゴールを守りきりました。

このピンチを凌いだアーセナルが
マジカルなゴールで先制に成功しました。

12分、9ラカゼットから戻されたボールを受けた
34ジャカがゴールまで約30mの距離から左脚を振り抜きました。
その左脚から放たれたシュートは
誰かに当たってディフレクトした様に
途中で急激に左に曲がって行って
ゴールに突き刺さり先制ゴール!!

誰かの死角になっていた訳でもないのに関わらず
名手デ・ヘアが完全に逆を突かれてしまった様に
沈みながら急激に左に曲がって行った
予測不能の軌道でゴールに突き刺さった
この34ジャカのブレ球のシュートは
まさにマジカルと言うに相応しいシュートだったと思います。

その後も両チーム共に休む事なく
ゴールを目指し続ける
ハイテンションの展開が続きました。

18分過ぎ、右サイドでタメを作った
ポグバからのパスを受けたフレッジに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
それほどシュートスピードはありませんでしたが
絶妙なコースを狙った良いミドルシュートでしたが
これもポストに救われてゴールは守られました。

21分過ぎ、10エジルから送られたパスを
右サイドに上がってきた15ナイルズが
ダイレクトで折り返しました。
その折り返しに対して
走り込んできた8ラムジーが合わせましたが
その折り返しが若干8ラムジーの足下に入ってしまった為に
上手くヒット出来ずに枠外へ。

22分過ぎ、19レノからのロングキックに対して
9ラカゼットがリンデロフと競り合いながら収め
そこからリンデロフをかわして左脚を振り抜きましたが
そのシュートはスモーリングにブロックされてしまい
惜しくもゴールならず。

35分過ぎ、ルーク・ショーからのパスを受けたラッシュフォードから
ポグバ〜ラッシュフォードと繋ぎ
そこからルカクへラストパスが送られました。
そのパスを受けたルカクは
6コシールニーと18モンレアルに挟まれながら
それを物ともせずに突破してきて
最後は19レノもかわしてシュートを撃ってきましたが
体勢を崩されながらも粘り強くルカクに付いて行った
19レノが右手一本でブロックしてゴールを死守。

43分過ぎ、右サイドから送られた
ポグバからのサイドチェンジのパスを
左サイドで収めたルカクから
裏のスペースに走り込んできたダロットに繋げられ
そこからラッシュフォードに折り返されましたが
そのラッシュフォードがシュートを撃つ寸前に
34ジャカがブロックしてゴールを死守。
ラッシュフォードに蹴られながらブロックした
34ジャカの気迫を感じられる場面でした。

ユナイテッドの縦に速く、
そしてフィジカル的な強度を前面に出した攻撃を
アーセナルの守備陣は集中力を切らさずに
身を呈して防ぎ続けながら前半は終わりました。

後半も最初のビッグチャンスはユナイテッドに作られてしまいました。

49分過ぎ、マティッチからのロングパスで
左サイドの深い位置まで侵入してきたダロットの折り返しを
ゴール正面の位置で受けたフレッジに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは6コシールニーが身を呈してブロックして
ゴールを死守しましたが
そのこぼれ球をポグバ〜フレッジ〜ラッシュフォードと繋ぎ
ルカクの動きに合わせて送られたラッシュフォードからのパスで
ルカクに抜け出されてしまいましたが
そこから放たれた至近距離からのシュートも
19レノが右足でしっかりとセーブしてゴールを死守。

決定的な場面という意味では
ユナイテッドの方が多く作っていたと思いますが
その決定機を19レノのビッグセーブで
悉く阻止し続けました。

その後もアーセナルらしい流動的な動きと
素早いチェックからチャンスが作られました。

65分過ぎ、右サイドで10エジルからのパスで
DFラインの裏に8ラムジーが飛び出し、
そこからのリターンパスはマティッチにカットされてしまいましたが
そのマティッチに対して10エジルの素早いチェックで
8ラムジーがボールをすぐに奪い返しましたが
そのボールもまたマティッチにカットされてしまいました。
しかしそのカットされたボールを10エジルが再び収め
そこから送られたパスを受けた34ジャカが
ミドルシュートを放ちましたが
残念ながら枠を捉えられず。

右サイドの狭いスペースの中で
ボールの行き来が激しい状況でも
ゴール正面のエリアでフリーだった34ジャカを
瞬時に見つけ出してパスを送った様に
普通ならば見つけられない様なパスコースを見つける事の出来る
10エジルの時間的・空間的に広い視野は
やはり魅力的に感じます。

10エジルは確かに守備面の強度が足りないと思います。
しかし守備をサボっていると言う表現は
個人的には的確だとは思いません。
確かに10エジルはプレスに走っても最後まで走り切らずに
ボールホルダーが次のプレーに移ろうとした時点で
そこで止めてしまう事も多々あります。
そう言う最後の一歩の所までプレスを掛け切らない所が
「走らない」とか「サボる」と言われる所だと思いますが
その一方でこの場面の様に
もう一歩踏み込めば確実にボールを奪える状況では
その最後の一歩まで積極的にプレスを仕掛けて
ボールを奪い返す場面も結構あると思います。
まぁ、元々の守備能力は低いので
11トレイラの様に狙った獲物を確実に捕まえる
という感じにはなりませんが、、、。

しかしその守備力の不足分を差し引いても
攻撃陣に何かを与えるスパイスを
10エジルは持っているのは確かであり
仮に他の選手への守備の負担が増えたとしても
何らかの違いを生み出す事の出来る10エジルは
やはり必要な選手だと思います。

そしてこの試合の勝敗を決めるゴールが生まれました。

67分過ぎ、右サイドから
15ナイルズ〜8ラムジー〜9ラカゼットと繋いだ所から
9ラカゼットがペナルティ内へドリブルで切り込んでいった所で
フレッジと接触して倒されてしまいPK獲得。

この接触がファールに相当するのかどうかは
やはり議論になってしまいましたね。
実際ドリブルで切り込んでいった9ラカゼットに対して
フレッジは遅れた対応になってしまい
結果的にフレッジの右大腿と9ラカゼットの左大腿が接触した時に
後方から押し出す様に接触してしまいましたので
ルールブック上ではファールを獲られても
おかしくない接触だったと思いますが
その一方で接触プレーに関して寛容なPLにおいては
やや遅れたとは言えほぼ側面からのチャージでしたので
PLのボディーコンタクトに対する基準からすると
この位の接触ではファールを獲らない事も多々あるのも事実です。

まぁ、フットワークが悪く、判定基準が常にブレまくる
ジョナサン・モスがこの試合を裁いていた事が
この場面ではアーセナルに有利に働いたのだと思います。
実際リプレーでもありましたが
この試合を裁いていたジョナサン・モスの立ち位置から見ると
フレッジが9ラカゼットを
後方から押し倒した様にしか見えなかったのかもしれませんので
ジョナサン・モスのレフリングレベルでは
ファールに見えて当然だったと思います。

69分、このPKを14オーバメヤンが冷静に決めてゴール!!

14オーバメヤンがスパーズ戦でPKを失敗していただけに
この場面ではPKを獲得した9ラカゼットが
そのまま蹴る事を希望しても
14オーバエヤンはそれを受け入れたと思いますが
9ラカゼットは何の迷いもなく
このPKを14オーバメヤンに託し
その気持ちに応える様に
ゴール中央に冷静に蹴りこんで決めました。
最近思った様なゴールを決める事が出来ていなかった
14オーバメヤンでしたが
このゴールでその呪縛から解放され
再びチームを勝利に導くゴールを
量産してくれる事を期待したいと思います。

その後も惜しい場面はありました。

70分過ぎ、5ソクラティスがヘッドで前方に送ったボールを
目測を誤ったのかリンデロフが後ろに後逸してしまい
そのボールを収めた9ラカゼットが
そのまま持ち込んで右脚を振り抜きました。
そのシュートが枠を捉えられなかったのは残念でしたが
どの様なシチュエーションでも
常に何かが起こる可能性を想定して準備している
9ラカゼットだからこそ
この様な相手のミスに素早く反応出来たのだと思います。

そして終盤でユナイテッドがゴールに迫ったのは
この位だったと思います。

91分過ぎ、左サイドからヤングが入れたアーリークロスを
ファーサイドでラッシュフォードにヘッドで合わされてしまいましたが
そのヘッドは力なく19レノが冷静にセーブしてゴールを死守。

試合はこのまま終わり
トップ4争いの直接的なライバルであるユナイテッドを
完璧な形で撃破する事に成功しました。


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19レノ

 この試合でもビッグセーブでチームを救う。
 
5ソクラティス
 
 レンヌ戦の退場に臆する事なくアグレッシブなディフェンスで零封に貢献。
 
6コシールニー

 時に体を張ってでもゴールを守り続けた。

18モンレアル

 レンヌ戦ではスピード不足を露呈したが左CBに入れば経験値の高い的確なフォローが大きな力になる。

15ナイルズ

 怪我の後から中々出場機会に恵まれなかったが、久しぶりに起用されたこの試合では非常に良かった。 特に守備面に関してはスピード、瞬発力で相手の動きにしっかりと付いて行き、その上で粘り強さと共にフィジカル的に上回る相手に対しても正面から立ち向かっていく気迫も感じられた。

8ラムジー

 久しぶりにCMFで起用されたが非常に良かった。 この試合では圧力の高いユナイテッドの攻撃陣に対してDFラインの前のエリアをプロテクトすると共に、攻撃面でも前線の3人をフォローすると言う多岐にわたる役割を担ったが、そのどちらに関してもしっかりとバランスをとりながら完遂した。

34ジャカ

 マジカルなシュートで先制点を奪う。 全体的に見ても中盤の底でしっかりと蓋をしてユナイテッドの攻撃を凌ぎきた。

31コラシナツ

 常に前へ前へと言う推進力が攻撃陣の押上に貢献。 守備面でもアグレッシブに対応し続ける。

10エジル

 ユナイテッドのアンカーであるマティッチの脇のスペースをうまく使いチャンスを創造する。 直接的にゴールを奪ったりアシストを挙げたりした訳ではないが、それでも見る人が見れば10エジルがいるかいないかでアタッキングエリアでの創造性は違う物になるのは十分に分かる存在感を示した。

9ラカゼット

 試合を決めるPKを獲得する。 ゴールを奪う事は出来なかったが、前線でプレスをかけ続ける献身性、何かを起こそうとするアグレッシブさはユナイテッドにとっては非常に嫌だっただろう。

14オーバメヤン

 9ラカゼットが獲得したPKをしっかりと決める。 これでここ最近のゴールから見放されている呪縛から解放されるか?

17イウォビ

 10エジルに代わり投入される。 前半から飛ばしていた前線を助ける運動量とグイグイと前に仕掛ける17イウォビの圧力は終盤の助けになっていた。

22スアレス

 久しぶりにピッチに立つ。 これまでに比べてボールに絡む機会は増えてきた。

49エンケティア

 終盤9ラカゼットに代わって投入される。


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非常に大きな1勝を挙げたと思います。

安定感に欠ける20ムスタフィを外して
各々が他の選手の事を常に気に掛けながらプレーし
それと共に責任感も人一番強い
5ソクラティス&6コシールニー&18モンレアルを
3バックで起用したのも当たったと思いますし、
15ナイルズと31コラシナツの両WBも
豊富な運動量と共に守備の面でも粘り強いディフェンスを見せて
サイドの優位性を保ち続けたと思います。
そしてDFラインの前のエリアをしっかりとプロテクトした
8ラムジーと34ジャカのCMFコンビも
期待以上のプレーを見せた様に
エメリ監督の思惑通りに各々の選手が仕事をした結果が
この試合の勝利に繋がったと思います。

このシーズン終盤に向けての天王山だった
スパーズ、ユナイテッドの2連戦を
1勝1分けで勝ち越した事で
これでトップ4に返り咲きました。
後は残りの8試合を全て勝てば
来シーズンのCL出場権は獲得出来ます。
しかし、トップ6との対戦はこれで終わり
残りの試合は比較的対戦相手に恵まれているとは言え
今シーズンも成績の悪いアウェイの試合が
5試合も残っています。

そのアウェイの5試合も含めて全ての試合に勝利し
自分たちの力でCL出場権を勝ち取って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:12G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G4A EL:2G0A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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EL16 1st:Rennes vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Rennes 3−1 ARSENAL
2019年3月7日(木)Europa League R16 1st leg, Roazhon Park

Goal
 (4)17Iwobi(←18Monreal)
 (42)Bourigeaud
 (65)18Monreal(og)
 (88)Sarr

Sent off
 (41)5Sokratis


1Czech

20Mustafi 5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

11Torreira  34Xhaka

7Mkhitaryan   10Özil   17Iwobi 

14Aubameyang


(53)17Iwobi>>>29Guendouzi
(69)10Özil>>>8Ramsey
(79)14Aubameyang>>>31Kolasinac


Substitutes
 19Leno
 15Maitland-Niles
 22Suarez
 49Nketiah


Arsenal 1.jpgイヤイヤ、また酷い試合になってしまいました。

前半の間に5ソクラティスが退場になったとは言え
全く試合をコントロール出来ないまま
レンヌの勢いに完全に屈する形で
敗れてしまいました。

先発は古巣対決となる1チェフがGKに入り
DFラインはスパーズ戦と同じ布陣を組んできました。
中盤は11トレイラと34ジャカが組み
2列目は右に7ムヒタリアン、左に17イウォビ、
トップ下に10エジルが入りました。
そして出場停止中の9ラカゼットが起用できない
1トップに14オーバメヤンが入る
4−2−3−1が組まれました。

過密日程である事を考えれば
もう少しメンバーを変えてくるかと
個人的には思っていました。
特にDFラインはスパーズで組まれた4人は
どちらかと言うと守備を重視した布陣だったと思いますが
一方でこの試合で対戦するレンヌのチーム力を考えれば
守備力よりもチームの攻撃力を前面に押し出して
レンヌを圧倒する形で勝利を目指すと思っていただけに
意外な人選でした。

試合は開始早々にラッキーな形から
先制点を奪う事に成功しました。

4分、左サイドの高い位置まで上がってきた
18モンレアルからのパスを受けた17イウォビが
少し中に入った所からクロス性に入れたボールが
そのままゴール右隅に吸い込まれ先制ゴール!!

GKのコウベクにしてみれば
ニアサイドのダ・シウヴァがクリアーすると思っていたのか
クリアーせずにそのまま入ってきたボールに対して
反応が遅れてしまいましたので
ラッキーな形で先制ゴールを奪う事に成功しました。

その後も惜しい場面は続きました。

11分過ぎ、11トレイラからのボールを10エジルが
左サイドの17イウォビに展開し
その17イウォビから折り返されたボールを
後ろから走り込んできた11トレイラが合わせました。
完璧なタイミングのシュートになりましたが
コウベクのファインセーブで防がれてしまい
そのセーブで跳ね上がったボールに対して
14オーバメヤンがオーバーヘッドを狙いましたが
枠を捉えられず。

29分過ぎ、左サイドで得たFKを
サインプレーで仕掛けました。
FKを蹴った17ムヒタリアンから送られたボールを
10エジルがサイドから走り込んできた18モンレアルに繋いで
深い位置からクロスが入れられました。
そのクロスを受けた11トレイラは
ダイレクトで合わせられなかった為に
そこから繋いだ20ムシタフィが右脚を振り抜きましたが
僅かにポストの外でゴールならず。

32分過ぎ、11トレイラからの縦パスを受けた
7ムヒタリアンが10エジルに繋ぎ
その10エジルが送ったダイレクトパスで
14オーバメヤンが抜け出しましたが
判定はオフサイド、、、。

リプレーを見る限りではどう見てもオンサイドの様に見えますが、
判定はオフサイドでGKとの1対1の決定機を失いました。

一方のレンヌはセットプレーとカウンターから
チャンスを伺う展開であり
実際セットプレーから何度か危険な場面がありました。

33分過ぎ、5ソクラティスがベン・アルファを倒して与えたFKを
ベン・アルファが蹴りました。
左脚から放たれたそのFKは
1チェフは冷静に外に弾き返しゴールを死守。
1チェフの手前でバウンドする様に
ゴール右下を狙った鋭いFKでしたが
ここは1チェフがしっかりとコースを見切り
弾くコースと強さもしっかりと計算された
貫禄のセーブを観せてくれました。

しかしこの後大問題が発生してしまいました。

40分過ぎ、ベン・アルファから出されたスルーパスで
サールが抜け出そうとした所で
対応した5ソクラティスが倒してしまい
この日2枚目のイエローで退場処分を受けてしまいました。

まぁ、5ソクラティスにしてみたら
ちょっと納得のいかないジャッジなのかもしれません。
1枚目のイエローを貰った32分過ぎの場面では、
ドリブルで切り込んできたベン・アルファに対して
そのドリブルで逆を取られた5ソクラティスが
バランスを崩してベン・アルファの進行方向を塞ぐ様に倒れた事で
そのままベン・アルファも倒してしまいましたので
5ソクラティスにしてみたら
避ける事の出来ないアクシデントだと感じるでしょうし
2枚目のイエローを貰ったこの場面でも
パッと見は5ソクラティスがサールの腕を
掴んだ様に見えるかもしれませんが
実際には5ソクラティスの前に出る為に
サールが振った腕が5ソクラティスの顔面をとらえた後に
そのまま前に出てくるのを押さえ込む為に
サール自身で腕を残していただけで
少なくとも5ソクラティスが腕を掴んだ形跡もなければ
それがサールが転倒した事に関しては何も関与していませんでした。
結果的にサールが転倒したのは
サールの残った足と5ソクラティスの足が
たまたま当たった事による転倒しただけで
確かにファールはファールだと思いますが
どちらもイエローカードが提示される様な
ファールだったかどうかは疑問です。

まぁ、それ以外にも膝で尾てい骨を蹴り上たりと
印象の悪いファールがありましたので
1枚目のイエローはそれらとの
合算によるイエローだったのかもしれませんし
2枚目のイエローは1枚目の警告を受けてから
それ程時間が経っていない所でのファールでしたので
仕方がなかったかもしれません。

ここで与えてしまったFKから
同点に追いつかれてしまいました。

42分、グレニエが蹴ったFKは壁に当たりましたが
跳ね返ってきたボールに対して
再びグレニエが放ったシュートが
ゴール左隅に突き刺さり失点。

この5ソクラティスの退場で
数的不利に陥っただけではなく
同点に追いつかれてしまうと言うダブルパンチを喰らってしまい
後半の試合の流れは大きくレンヌに傾いてしまいました。

58分過ぎ、右サイドからカットインしてきた
ボルジョーにシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1チェフの手前でバウンドする
左隅を狙った絶妙なコントロールショットでしたが
1チェフが冷静にセーブしてゴールを死守。
そのこぼれ球が左サイドに流れた所から
そのボールを収めたベン・アルファからのパスを受けた
サールにシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも1チェフがしっかりとセーブしてゴールを死守。

61分過ぎ、34ジャカがベン・アルファの腕を掴んで与えたFKを
ベン・アルファに直接ゴールを狙われてしまいましたが
そのシュートも1チェフのファインセーブでゴールを死守。

何度か危険なシュートを撃たれてしまいましたが
1チェフのセーブでゴールを守り続ける事に成功していましたが
遂に不運な形から逆転ゴールを奪われてしまいました。

65分過ぎ、こぼれ球を収めたベンセバイニが
パスを出そうとした所で
戻ってきた14オーバメヤンがカットして
左サイドに流れたボールをザファンが収め
そこから入れられたクロスが18モンレアルに当たり
そのままゴールに吸い込まれてしまいオウンゴール。
さすがの1チェフでも防ぎきれずに遂に逆転を許してしまいました。

一方で後半の間でアーセナルが作ったチャンスは
この位だったかもしれません。

67分過ぎ、相手のパスをカットした29グエンドゥージが
左サイドに侵入した所から折り返されたボールを
10エジルがヒールで14オーバメヤンに繋ぎましたが
そこではシュートを撃つ事が出来ず、
一度34ジャカに戻した所から入れたパスを受けた10エジルが
フェイントで相手をかわして右脚を振り抜きましたが
コウベクの正面でゴールならず。

10エジルが個の力を発揮した
アーセナルらしい仕掛けでしたが
残念ながら後半のチャンスはこれ位で
その後もゴールに迫ったのは
レンヌの方が多かったです。

68分過ぎ、20ムスタフィが出したパスが
ベン・アルファへのプレゼントパスとなり
そのまま左脚を振り抜かれてしまいました。
このシュートも1チェフのファインセーブで
ゴールは守られましたが
20ムスタフィの危険なミス癖がまたも顔を出してしまいました。

そして最後もある意味ミスから失点したと
言えるかもしれません。

88分、敵陣左サイドの高い位置で
18モンレアルのパスがカットされてしまった所から
カウンターを受けてしまいました。
グレニエ〜ベンセバイニ〜シリキと繋いで
右サイドへの展開された所から送られたクロスを
ファーサイドに走り込んできたサールに
ダイビングヘッドで決められてしまい失点。

見事なカウンターだったと思いますが
失点の原因は18モンレアルだったのは間違いないと思います。
それは最初の時点でパスをカットされたからではなく
その後の振る舞いに大きな問題があったからです。
周りの選手に対して不満があったのか
パスをカットされた後に
18モンレアルはその場に留まり何やら不満を爆発させていました。
その為に左サイドを駆け上がってきたサールは
誰にもマークされる事なく
完全にフリーな状態で上がって来ていましたので
その状況を観てあそこにクロスを入れられたら
一巻の終わりだと感じた人は多かったと思いますが
案の定そこにクロスを入れられてしまい
まんまと決められてしまいました。

仮に18モンレアルがいつも通り気持ちを切らさずに
しっかりと帰陣していれば
もしかしたらこの失点は防げていたかもしれません。
それだけにこの場面で18モンレアルが
気持ちを切らしてしまったのは残念であり、
普段ならば決して気持ちを切る様な事のない18モンレアルが
気持ちを切ってしまう様なメンタル状態に
アーセナルが蝕まれてしまった所が
この試合で敗れた原因なのかもしれません。

アーセナルにとって全てが悪い方向に転がってしまい
負けるべくして負けた試合でした。


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1チェフ

 ビッグセーブでゴールを守り続けるも不甲斐ないチームに足を引っ張られてしまい3失点。
 
20ムスタフィ
 
 この試合でもミス癖が出てしまいピンチを招く。
 
5ソクラティス

 一つ一つのファールがイエローに相当するかどうかは別として不注意なファールが多かったという事には間違いなく、5ソクラティスの退場がこのゲームを壊してしまった。

6コシールニー

 不安定な守備陣をまとめ上げる事は出来ず。

18モンレアル

 サール等に仕掛けられたスピード勝負に付いていく事が出来ず。 3失点目は帰陣をする事をサボった18モンレアルの責任は大きい。 気持ちを切らしてしまった時点で負けは決まる。

11トレイラ

 中盤でフィルター役を全うし、積極的にゴール前にも顔を出す。

34ジャカ

 ヒートアップする場面があり中盤をコントロールしきれず。

7ムヒタリアン

 5ソクラティスが退場になった後は右SBに移る。 一時的な処置と思われたが後半もそのまま右SBに入ったままだったのは大いに疑問が残る。 守備面での強度はDFとしては足りず、攻撃面に加わる頻度も少なかった。 それならば15ナイルズに代えるべきだっただろう。

10エジル

 少ないながら10エジルらしいチャンスメイクを観せる。

17イウォビ

 先制ゴールを決める。 その後も何度かチャンスを作るが後半途中に29グエンドゥージと交代する。

14オーバメヤン

 スパーズ戦でのPK失敗が尾を引いているのか全体的にキレがなかった。 それと共にサイドに流れてプレーする場面が多いがそうなるとゴール前にフィニッシャーがいなくなってしまう問題が起こる。 サイドに流れてプレーしてもそれ程効果的な仕掛けが行える訳ではない事を考えるとフィニッシュの役割に専念した方がチームとしては良い様に感じる。

29グエンドゥージ

 後半途中に17イウォビと代わり投入され、中盤を3枚にして数的不利を凌ごうとする目論見だったと思われる。 積極的にプレーしていたがその一方で一言で言って空回りしていて殆ど機能せず。 前日の会見で150%でプレーするといった事がかえって気負いを生んでしまったのか? この日はただの19歳だった。

8ラムジー

 10エジルに代わり投入されるもインパクトは残せず。

31コラシナツ

 14オーバメヤンに代わり投入されるもこの起用も中途半端だった。


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この試合で奪われた3つの失点は
次週の2ndレグに向けてかなり重くのしかかる
ゴールになってしまったのは間違いないと思います。

仮に敗れたとしてもアウェイゴールを奪っての2−1での敗戦ならば
ホームでの2ndレグはそれ程難しい試合にはならなかったと思いますが
2点差の3−1となりますと絶対的に複数のゴールが必要になりますので
かなり前掛かりに仕掛けるしかなくなります。

勿論、ホームでのアーセナルならば
複数ゴールを奪う事は出来ると思いますが
その一方でこの試合でもベン・アルファやサールを
押さえ込むのに苦労した様に
ひと度カウンターを受けた時には
そのカウンターの餌食になる可能性もあると思います。

とは言え、2ndレグは勝たなければならない試合ですので
この試合の様な不甲斐ない試合をせずに
圧倒的な力を見せて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:12G6A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:16G4A EL:2G0A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A
34ジャカ       PL:3G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL29:Tottenham Hotspur vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Tottenham Hotspur 1−1 ARSENAL
2019年3月2日(土)Premier League, Wembley Stadium

Goal
 (16)8Ramsey(←9Lacazette)
 (74)Kane(pk)

Sent off
 (95)11Torreira


19Leno

20Mustafi 5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

29Guendouzi  34Xhaka 

7Mkhitaryan   8Ramsey   17Iwobi 

9Lacazette


(46)29Guendouzi>>>11Torreira
(56)9Lacazette>>>14Aubameyang
(72)8Ramsey>>>10Özil


Substitutes
 1Czech
 31Kolasinac
 15Maitland-Niles
 22Suarez


Arsenal 1.jpg勝てた試合であり、
勝たなければならなかった試合だっただけに
不可解なジャッジで試合が壊されてしまったのは
残念です。

先発はGKは19レノが務め
DFラインは右SBには20ムスタフィが入りました。
12リヒトシュタイナーが
まだ完調ではない事もあると思いますが
体調不良から復帰した15ナイルズでもなく
ボーンマス戦で良いパフォーマンスを見せた
25ジェンキンソンでもなく
CBの20ムスタフィを起用してきた事を考えますと
エメリ監督のコンセプトとしては
かなり守備面を重視していたと推測されます。
それはコンディション面に問題があるとはいえ
左SBも31コラシナツではなく18モンレアルを起用したのも
守備面を重視しての選択だったかもしれません。
そしてCBには6コシールニーと5ソクラティスが入り
3人のCBとCBとしても起用可能な18モンレアルの4人を
DFラインに並べてきました。
中盤はCMFは29グエンドゥージと34ジャカが並び
2列目には右に7ムヒタリアン、左に17イウォビ、
トップ下に8ラムジーが並び
そして1トップに9ラカゼットが入る
4−2−3−1が組まれました。

試合が始まり最初にチャンスが巡ってきたのは
アーセナルの方でした。

1分過ぎ、左サイドのライン際でパスを受けた17イウォビが
カットインしながら9ラカゼットに送ったパスが
ワニャマの足に当たって跳ね上がり
そのボールが丁度DFラインの裏への浮き球のパスとなり
そのボールに対して裏に抜け出した9ラカゼットが
ダイレクトで左脚を振り抜きました。
残念ながら9ラカゼットはそのボールに対してヒットする事が出来ずに
開始早々の決定機を決める事が出来ませんでしたが
ここで決まっていたら試合の流れが
大きく変わっていたのは間違いないと思います。

しかしスパーズのミスから先制点を奪う事に成功しました。

16分、自陣深い位置から送られた34ジャカのフィードに対して
サンチェスがクリアーミスを犯し、
そのボールを受けた9ラカゼットが間髪入れずに送った
スペースへのパスで抜け出した8ラムジーが
最後はロリスもかわして流し込み先制ゴール!!

ミスからとは言えチームの士気が挙がる先制点だったと思います。

しかしその後はホームのスパーズの攻撃を受ける時間帯が続きました。

23分過ぎ、左サイドからのエリクセンから入れられたFKを
ケインにヘッドで決められてしまいましたが
これはオフサイド。

30分過ぎ、左サイドの上がってきたローズからの
股抜きパスを受けたエリクセンに
ペナルティ内からシュートを撃たれてしまいましたが
枠外で救われました。

38分過ぎ、29グエンドゥージからのパスをカットして
フェルトンゲンにそのまま持ち込まれて
ミドルシュートを撃たれてしまいましたが
これも枠を捉えられず。

一方でアーセナルにもゴールに迫るチャンスがありました。

40分過ぎ、エリクセンの折り返しをカットした所から
速攻が始まりました。
自陣ペナルティ内から
34ジャカ〜8ラムジー〜7ムヒタリアンと繋ぎ
その7ムヒタリアンがドリブルで持ち上がった所から
8ラムジー〜7ムヒタリアン〜17イウォビと繋げ
その17イウォビがそのままドリブルで持ち込んで
右脚を振り抜きました。
そのシュートはロリスにセーブされてしまいましたが
良いシュートだったと思います。
17イウォビのイメージとしては
もっとゴール右上の角を狙ったのだと思いますので
若干コースが甘かったのは残念でしたが
左斜め45度のエリアからゴールを狙える様になると
17イウォビは仕掛けのバリエーションが増えると共に
今以上にゴール数も伸びてくると思います。

一方で前半終了間際に
この試合最大のピンチを迎えてしまいました。

43分過ぎ、ケインが出したDFラインの頭を越す
浮き球のパスで裏に抜けてきたエリクセンに
そのままダイレクトボレーで合わされてしまいました。
そのシュートはしっかりと壁を作った19レノがブロックしましたが
そのこぼれ球を今度はペナルティの中からシソコに
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも超人的な反応を観せた19レノのスーパーセーブで
ゴールを死守。
本人もどの様にセーブしたのか分からないとコメントしていた様に
頭よりも体が先に反応した様な
スーパーセーブだったと思います。

この終盤のピンチをなんとか凌ぎきり
前半は0−1で折り返す事が出来ました。

後半に入っても最初に決定機を作ったのは
アーセナルの方でした。

52分過ぎ、34ジャカからの縦パスを受けた9ラカゼットが
左サイドの17イウォビに繋げ
その17イウォビを追い越してきた18モンレアルが
17イウォビからのパスを受けて深い位置にまで侵入した所から
マイナス方向へ折り返しのクロス入れられました。
そのクロスをフリーの状態で9ラカゼットが合わせましたが
これも残念ながら枠を外してしまいゴールならず。

左サイドから完璧に崩した仕掛けであり
9ラカゼットも完全にフリーの状況でしたので
決めなければならなかったと思います。

その後はスパーズのペースで進みました。

54分過ぎ、エリクセンのFKを20ムスタフィがクリアーしきれずい
ファーサイドに流れたボールを
アルデルヴァイレルトにダイレクトボレーシュートを撃たれてしまいましたが
僅かにポストの外側で救われました。

66分過ぎ、左サイドからラメラが入れたクロスが
7ムヒタリアンの頭を越して
ファーサイドのローズに通ってしまいましたが
トラップをミスしてこぼれたボールに対して
ローズがスパイクの裏を見せて飛び込んできた所で
19レノと激突してファール。

この場面ではアンソニー・テイラーはイエローを提示しましたが
なぜレッドではなかったのか疑問が残ります。
確かにローズはボールを押し込もうとしていましたので
仮にボールを蹴った勢いで
止むを得ず19レノに激突してしまったのならば
危険なプレーである事は変わりませんが
情状酌量の余地がありイエロー止まりでも納得出来ますが
この場面ではローズは全くボールに触る事が出来ておらず
その上そのままスパイクの裏を見せて突っ込んだら
19レノに激突する事が十分に予測できる状況にも関わらず
そのまま突っ込んで行き
結果的にスパイクの裏で19レノに
蹴りを入れる形になってしまいましたので
この場面は無謀のチャレンジによる
非常に危険なプレーだったのは明白であり
レッドを提示しなければならない場面だったと思います。

この辺りからアンソニー・テイラーを始め
審判団のジャッジが迷走し始めてしまい
その影響をもろに受けてしまいました。

72分過ぎ、エリクセンが入れたFKに対して
飛び出してきたケインを後ろから20ムスタフィが激突して倒してしまい
PK献上。

確かにケインに対する20ムスタフィのチャージは
PKを取られる可能性がある軽率なチャージだったと思いますので
このチャージに対してアンソニー・テイラーがPKを取ったのは
妥当な判断だったと思います。
その一方で明らかにオフサイドだったケインに対して
オフサイドを宣告しなかった線審はミスジャッジを犯したと思います。

勿論、オフサイドポジションにいたとしても
その選手がオフサイドの反則を犯していなければ、、、
もっと端的に言えばボールに関与していなければ
当然オフサイドは適応されませんので
そのまま20ムスタフィのチャージが優先されますが
この場面でケインがオフサイドの反則を犯していたのならば
話は別になると思います。
更に言えばケインがオフサイドの反則を犯した方が先なのか?
それともケインに対する20ムスタフィのチャージの方が先なのか?
それによりどちらのファールが優先されるかが決まる場面だと思います。

それではケインはオフサイドを犯していたのか?
まずポジション的には完全にオフサイドポジションにいましたので
これは議論の余地すらないと思います。
それではケインはボールに関与していたのかどうか?
そしてどの時点でボールに関与したと言えるのか?
そこが一番の焦点になると思います。

この場面ではエリクセンのFKに対して
反応する形でケインが飛び出しているのは
誰の目から見ても明らかであり
この時点で既にボールに関与していたとも言えると思いますが
もっと言えばそのボールがケインの頭上に飛んできている事実が
ケインがボールに関与していたと言えると思います。
更に、ケインがボールに向かってプレーしているからこそ
危険を感じた20ムスタフィが
不要なチャージを犯した訳ですので
仮にケインがボールに触っていなくても
一連のプレーの中で大きな影響を及ぼしているのも事実であり
これが20ムスタフィがファールを犯す前の時点で
ケインがボールに関与したと言う動かぬ証拠だと思います。
よってこの場面では20ムスタフィがチャージする前に
既にケインはオフサイドの反則を犯した事となり
本来ならばこの時点で
ボールデッドになっていなければならなかったと思いますので
この場面でPKを宣告したのはミスジャッジだと考えます。

74分、このPKをケインに決められてしまい失点。

この審判団の迷走はこの後も続きます。

88分過ぎ、右サイドでボールを持ち上がってきた
7ムヒタリアンからのスルーパスで
14オーバメヤンが裏に抜け出した所で
対応したサンチェスに倒されてしまいPK獲得。

この場面でのチャージがファールに相当するかどうかは
確かに疑問があります。
それでもサンチェスは左腕で14オーバメヤンを
背中から押してしまっていますので
妥当かどうかは別としてPKを取られるリスクを考えれば
ペナルティ内でするべきプレーではなく
その危機管理を怠ったサンチェスが
ミスを犯した事には変わりがないと思います。

しかし勝ち越しの絶好の機会でしたが
残念ながら失敗してしまいました。

90分過ぎ、このPKを14オーバメヤンが蹴りましたが
ロリスのセーブされてしまい失敗。
そのこぼれ球を17イウォビが折り返したボールを
14オーバメヤンが押し込もうとしましたが
それもフェルトンゲンにブロックされてしまいノーゴール。

ここでも不可解なジャッジが続いてしまいました。

この場面では14オーバメヤンがPKを蹴る前に
フェルトンゲンが極端に早くペナルティの中に走り込んでいましたので
本来ならばアンソニー・テイラーは
PKのやり直しを宣告すべきだったと思います。

もっと言えばかたや同じ様な位置から
ルールに則って14オーバメヤンがPKを蹴った後に
ペナルティの中に走り込んできたアルデルヴァイレルトと
フェルトンゲンの最終的な位置関係を見えれば
誰もがはっきりすると思いますが
最終的に17イウォビの折り返しを合わせた14オーバメヤンのシュートを
フェルトンゲンがブロックする事が出来たのは
フェルトンゲンが極端に早くペナルティの中に入ってきたからであり
仮にルールに則って14オーバメヤンがPKを蹴ってから
ペナルティの中に入ってきていたら
アルデルヴァイレルトと同様にゴールラインの所までは
戻ってくる事は不可能だったと思いますので
この点に関してもアーセナルは不利益を被っていたと思います。

まぁ、それでも14オーバメヤンの蹴ったボールは
明らかにコースが甘くスピードも足りなかったのも事実であり
ここでしっかりと決めていれば
その後の問題も起こらなかった訳ですので、、、。

審判団の迷走はまだまだ続きます。

91分過ぎ、エリクセンが蹴ったFKに対して
飛び込んでサンチェスとフェルトンゲンが
6コシールニーと絡み合う場面がありました。
その時に立ち上がったサンチェスがまだ立ち上がらない6コシールニーに
踏みつける様に蹴りを入れていましたが
これに付いても何のお咎めなし。

これはプレーとは全く関係ない所での暴力行為であり
普通ならば1発レッドだけではなく
一般的な数試合の出場停止では収まらない様な
最も悪質な処罰を受けるべき行為だったと思いますが
残念ながら試合を裁くべきアンソニー・テイラーには
しっかりと裁くだけの目は持ち合わせていない様でした。

その後もチャンスはありました。

92分過ぎ、中盤で7ムヒタリアンがカットしたボールを
11トレイラが右サイドに流れてきた14オーバメヤンへ繋ぎ
そこからのゴール前に猛然と走り込んできた
10エジルへ折り返されましたが
その折り返しはサンチェスにカットされてしまいシュートに繋がらず。
トップスピードで走り込んできた10エジルは
サンチェスとトリッピアーを置き去りにして
頭一つ飛び出していましたので
14オーバメヤンの折り返しが10エジルの前方に出ていれば
確実にゴールを陥れる事が出来た場面だっただけに
14オーバメヤンの折り返しが若干マイナス方向に入ってしまった為に
後ろから追ってきていたサンチェスに対応されてしまったのは
非常に残念でした。

まぁ、本来ならばサンチェスは
既に退場になっているべき人ですが、、、。

そしてなぜかこの試合唯一退場処分を受けたのは
アーセナルの方でした。

94分過ぎ、ルーズボールに反応した11トレイラが
スライディングしながらボールを収めた時に
その足が突っ込んできたローズの右足を捉えてしまい
一発レッド。

確かに11トレイラは先にボールに触り
そのボールをしっかりとコントロールして収めたとは言え
結果的にローズの足を捉えてしまいましたので
ファールを取られてしまうのは仕方がないと思いますが
それがレッドに相当するだけの悪質なプレーだったのかと言われれば
個人的にはそうは感じません。
それは11トレイラがローズの足を捉えた所だけに注目せずに
この時の11トレイラがボールに対して
どの様にアプローチしてボールを収めたかの
一連の動きをを見れば一目瞭然だと思います。

この時の11トレイラのプレーは
語弊があるかもしれませんが
34ジャカがよく犯してしまう様な
ボールに対して直線的に突っ込んで行って
ボールをカットすると共に
そのまま相手の足も刈り取ってしまう様な
明らかに危険なスライディングタックルを仕掛けた訳ではなく、
ボールに対して横から脚を振る様にしてアプローチしているのは勿論の事、
足を上げているのもバウンドしていたボールの上を捉えて
そのまま収めようとしただけですので
この時のプレーはスライディングタックルではなく
あくまでもスライディングしながら
トラップしてボールを収めただけのプレーだったと思います。

よってこの場面で起きたアクシデントは
言うなれば大きくボールを蹴り出そうとした時に
振った脚がそのボールをカットしに来た相手の脚も
勢い余って蹴ってしまった時と同じ状況であり
この様な状況ではファールを取られても
レッドを受ける事がないのと同様に
この場面でも確かにファールを取られても仕方がないとは思いますが
少なくとも1発レッドに値する様なプレーではなかったと思います。

それに仮にこれが1発レッドに値するというのならば
当然ですが19レノに対するローズのチャージも
1発レッドに値するプレーであり
更に言えば既にローズが退場処分になっていれば
この場面にはローズはいなかったはずですので
11トレイラが退場処分を受ける事もなかったと思います。

結果的に14オーバメヤンがPKを決めていれば
この醜いジャッジが連発した試合も
少しは慰めになったかもしれませんが
来シーズンのCL出場権を獲得する上で
その命運を握っていた試合を
不可解なジャッジで汚されてしまったのは
非常に残念であり
後味の悪さだけが残る試合になってしまいました。


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19レノ

 前半のビッグセーブはまさに超人的だった。
 
20ムスタフィ
 
 CBをSBで起用する形はスペインでは強豪を相手にした時に時々観られる手法であり、その事からも守備面を重視した起用だったと思われる。 仕方がない事だがそれにより本来のサイドを活かした攻撃は右サイドでは観る事が出来ず。 その一方で守備面でもPKを献上するファールを犯してしまう。 本来はオフサイドであったとしても20ムスタフィのチャージ自体はファールを取られてもおかしくない軽率なプレーだった。 そういう意味では守備面を重視した起用に応えられず。
 
5ソクラティス

 アグレッシブな対応の中にしっかりと道理をわきまえて対応する。

6コシールニー

 この試合でも身を呈してゴールを守り続ける。

18モンレアル

 守備に重きを置くプランだった為かそれほど攻撃参加は多くなかったが、それでもツボをわきまえた攻撃参加がアクセントになっていた。

29グエンドゥージ

 ボールを保持される流れが続いた為に持ち味が発揮出来ず。 前半のみで11トレイラと交代する。

34ジャカ

 少ないチャンスの起点となる。 一方でヒートアップしてしまうのか、危険なチャージが何度かあった。 

7ムヒタリアン

 献身的に守備の役割をこなしながら、チャンスが巡ってきたらしっかりとチャンスメイクを行った。

8ラムジー

 相手のミスから得た決定的なチャンスをしっかりと決めて先制ゴールを奪う。

17イウォビ

 少ないチャンスの中でもしっかりとゴールに迫る存在感を見せた。

9ラカゼット

 最前線で戦い続ける。 先制ゴールに繋がる決定的なパスを送り8ラムジーのゴールをアシストする。

11トレイラ

 後半から投入される。 荒れた試合の中でしっかりと強さを示す。 この試合の基準に照らし合わせれば最後のチャージは1発レッドに相当する物だったのか?

14オーバメヤン

 最後の最後に巡ってきたPKのチャンスを決められず。 完全にコースが甘くスピードも十分ではなかった。 プレッシャーに飲まれてしまったのか?

10エジル

 この試合の様に荒れる試合ではやはりエメリ監督は先発では起用してこなかった。 この事からもやはりエメリ監督は10エジルはファイト出来ないと思っている様だ。 


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来シーズンのCL出場権を獲得する為には
この試合で勝ち点3を獲得出来るかどうかが
非常に重要となる試合でしたが
その試合を迷走するジャッジで
ぶち壊しにされてしまったのは残念です。

しかし、次のホームでのユナイテッド戦で
勝点3を奪う事が出来れば
まだまだトップ4に食い込むチャンスが残りますので
この試合では審判団に足を引っ張られる事なく
きっちりとした優劣を示せる様な試合になる事を
期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:12G6A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:16G4A EL:2G0A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:0G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G1A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A
34ジャカ       PL:3G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL28:ARSENAL vs AFC Bournemouth [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 5−1 AFC Bournemouth
2019年2月24日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (4)10Özil(←31Kolasinac)
 (27)7Mkhitaryan(←10Özil)
 (30)Mousset
 (47)6Koscielny(←7Mkhitaryan)
 (59)14Aubameyang(←7Mkhitaryan)
 (78)9Lacazette


19Leno

5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

25Jenkinson 11Torreira 29Guendouzi 31Kolasinac

  10Özil    7Mkhitaryan

14Aubameyang


(57)31Kolasinac>>>17Iwobi
(63)7Mkhitaryan>>>9Lacazette
(71)14Aubameyang>>>22Suarez


Substitutes
 1Czech
 20Mustafi
 4Elneny
 8Ramsey


Arsenal 1.jpg5発大勝!!

2戦連続の良い流れに乗って
このボーンマス戦でも
5つのゴールを奪って勝利しました。

先発はGKは19レノが務め
DFラインは5ソクラティス、6コシールニー、
18モンレアルの3バックを組んできました。
中盤は右WBにはサウサンプトン戦で負傷した
12リヒトシュタイナーに代わって
25ジェンキンソンが起用され
左WBには31コラシナツが入り
CMFには11トレイラと29グエンドゥージの
コンビが起用されました。
前線は2列目に10エジルと7ムヒタリアンが入り
1トップを14オーバメヤンが務める
3−4−2−1を組んできました。

試合は序盤から良い流れで始まりました。

2分過ぎ、ボルツの中途半端なフィードに対して
18モンレアルがヘッドで7ムヒタリアンに繋ぎ
その7ムヒタリアンから送られたスルーパスで
左サイドの裏に抜け出した31コラシナツから
10エジルへ折り返されました。
その折り返しに対して
10エジルがダイレクトボレーを撃つ寸前に
メファンにカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を収めた7ムヒタリアンが
そのままペナルティ内を割って入ってきました。
それも残念ながらシュートを撃つことは出来ませんでしたが
プレーイメージがしっかりと共有された
良い仕掛けだったと思います。

その勢いのまま早々に先制ゴールが生まれました。

4分、6コシールニーからのサイドチェンジのロングパスを
左サイドで受けた31コラシナツから
31コラシナツ〜7ムヒタリアン〜31コラシナツと繋ぎ、
そこから送られたダイレクトパスで
10エジルが裏のスペースを飛び出しました。
そして10エジルは冷静に前に出てきたボルツの上を越す様に
お得意のボールの上を叩いてバウンドさせるシュートで
先制ゴール!!

31コラシナツと7ムヒタリアンへの対応で
少し前に出ていたボーンマスの守備陣の裏に出来たスペースを
見逃さずにパスを引き出した10エジルのフリーランニングが
このゴールの全てだった様に感じます。

その後もアーセナルペースは続きました。

8分過ぎ、29グエンドゥージ〜7ムヒタリアン〜31コラシナツと
左サイドに向かって展開した所から
7ムヒタリアンが裏のスペースを伺う動きに合わせて
31コラシナツからDFラインの頭を越す浮き球のパスが送られ
そのパスを受けた7ムヒタリアンは
ワントラップしてそのまま左脚でボレーシュートを放ちましたが
クリアーされてしまいゴールならず。

一方で非常に危険な場面もありました。

18分過ぎ、ボルツからのロングキックを
右サイドで25ジェンキンソンとスミスが
競り合ったこぼれ球を収めたキングから
DFラインの裏にスルーパスが送られてしまいました。
そのスルーパスを受けた抜け出したフレイザーに
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは19レノのファインセーブで阻止し
そのこぼれ球を今度はゴスリングに
シュートを撃たれてしまいましたが
それも6コシールニーが身を呈してブロックして
ゴールを死守。

19レノは1対1の局面で素晴らしい反応を見せたと思います。
最近安定感に欠ける場面もありましたが
このシュートストップ能力に関しては
十分に高いレベルにある様に感じます。

そしてその後アーセナルに追加点が生まれました。

27分、スミスのサイドチェンジのパスを
カットした7ムヒタリアンから
右サイドからペナルティの中に向かって入ってきた
10エジルへパスが送られ
その10エジルからのリターンを受けた7ムヒタリアンが
冷静に蹴りこみゴール!!

相手のミスから生まれたゴールですが
そのミスパスを受けた時点で
7ムヒタリアンと10エジルの中では
すでにゴールへの道筋が出来上がっていた様な
綺麗な仕掛けだったと思います。
そしてそのゴールへの道を開ける為に
アケをファーサイドに引き連れていった
14オーバメヤンのフリーランニングも
ナイスプレーだったと思います。

しかし、ここでミスから失点してしまいました。

30分、19レノからのパスを受けた29グエンドゥージが
後方からのゴスリングのプレッシャーを受けて
ボールをロストしてしまい
そこからのパスを受けたムセに決められてしまい失点。

厳密に言えば29グエンドゥージに対する
ゴズリングのチャージはファールだったと個人的には思います。
ゴズリングはボールに触る事なく
ボールを動かした29グエンドゥージに対して
強引に脚を入れて弾き飛ばしていましたので
どう考えてもファールだったと思います。
まぁ、どの角度のリプレイを観ても
一度も画面の中に主審の姿が出てこなかった様に
何十mも離れた所から見ていたら
ゴスリングがボールに触っていた様に見えたのかもしれませんが、
これはミスジャッジだったと思います。

とは言え自陣のあのエリアで
激しくプレッシャーを掛けられる様な状況に
自ら陥ってしまったのは
29グエンドゥージのミスであり、
その様な状況でかわせると思っていたとすれば
少なからず自分を過信していたとも言えると思います。
勿論、あの様な状況でもかわすだけのスキルが
29グエンドゥージにはあると思いますが
ワールドクラスと言われるレベルにまでは成長する為には
常にベストな選択をする必要があり
この場面の様な「大丈夫だろう」という様な安易な判断ミスは
決して許されるものではないと思います。

ミスから1点返されてしまいましたが
その後も流れを失われずに
ボーンマスゴールに迫る場面が何度かありました。

30分過ぎ、ルーズボールを奪い返した18モンレアルから
ボールを引き取った29グエンドゥージが
そのままドリブルで持ち上がり
そこから7ムヒタリアン〜14オーバメヤンと繋いだ所から
14オーバメヤンが右脚を振り抜きましたが
このシュートはブロックされてしまいゴールならず。

41分過ぎ、29グエンドゥージからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた31コラシナツからのクロスは
右サイドまで流れてしまいましたが
そのボールを右サイドで受けた25ジェンキンソンからパスで
裏のスペースに飛び出した29グエンドゥージが
角度のない所から強引に右脚を振り抜きましたが
そのシュートはボルツに阻まれゴールならず。

ミスから1点失ってしまいましたが
全体的には良い流れのまま後半に突入し
後半開始早々に追加点を奪う事に成功しました。

47分、セットプレーからの流れで
右サイドから25ジェンキンソン〜7ムヒタリアン〜10エジルと繋いだ所から
10エジルのスルーパスで深い所まで侵入した
7ムヒタリアンのマイナス方向の折り返しを
6コシールニーが合わせてゴール!!

裏のスペースに飛び出し
ペナルティスポットを目安にマイナス方向に折り返す形が
綺麗に決まったゴールでした。

しかし、ボーンマスにも何度かシュートチャンスを与えてしまいました。

49分過ぎ、中盤で31コラシナツのパスを受けた29グエンドゥージが
3人に囲まれてしまい
そこから苦し紛れに出したパスがスルマンにカットされてしまいました。
そしてそのスルマンからパスを受けたフレイザーに
ドリブルでの侵入を許し
そのままミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは19レノがしっかりとキャッチして
問題はありませんでしたが
この試合通してボーンマスが
高い位置でプレスを仕掛け続けている状況を考えれば
2度もそのプレスに捕まりピンチを招いてしまった
29グエンドゥージの対応は
よろしくなかったと思います。

55分過ぎ、縦パスを受けたキングから
フレイザー〜ゴスリングと繋がり
そのゴズリングにそのまま持ち込まれて
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
そしてそのシュートが18モンレアルの体に当たり
コースが変わった事でヒヤッとしましたが
バーを叩き救われました。

一方のアーセナルにも何度か決定的なチャンスが訪れました。

53分過ぎ、7ムヒタリアンからのスルーパスで
右サイドの深い位置まで侵入した14オーバメヤンからの折り返しを
10エジルがダイレクトで合わせましたが
そのシュートはポストを叩きゴールならず。

54分過ぎ、7ムヒタリアンからのスルーパスで
今度は10エジルが右サイドの裏に抜け出した所からの折り返しを
14オーバメヤンが合わせましたが
そのシュートもメファンにブロックされてしまいゴールならず。

どちらも完璧に崩した場面でしたので決めて欲しかった場面でした。

そしてその7ムヒタリアンからのスルーパスで
遂に追加点を奪う事に成功しました。

59分、自陣深い位置でパスをカットした7ムヒタリアンが
そのままドリブルで持ち上がり
センターサークル付近まで
持ち上がった所から送られたスルーパスで
14オーバメヤンが抜け出し
最後はブルツをかわして無人のゴールに流し込み
ゴール!!

7ムヒタリアンと14オーバメヤンのコンビネージョンが冴え渡った
完璧なスルーパスからのゴールだったと思います。

その後もアーセナルペースは続きました。

62分過ぎ、17イウォビからの左サイドに開いた位置にいた
10エジルへパスが送られ
その17イウォビがスルスルと
ゴールニアサイドに上がってきた動きに合わせて
10エジルから鋭いグラウンダーのラストパスが送られました。
そのパスに反応した17イウォビが
ニアサイドで合わせましたが
わずかにポストの外側でゴールならず。

64分過ぎ、センターライン手前から
DFラインの裏に向けて送った
29グエンドゥージのピンポイントパスで
9ラカゼットが抜け出しアケと競り合いながら
右脚を振り抜きました。
そのシュートはアケの足に少し当たった事もあり
ボルツにセーブされてしまいましたが
DFラインを高めに設定している裏を狙う
良い仕掛けだったと思います。

そしてだめ押しゴールが9ラカゼットの右脚から生まれました。

76分過ぎ、10エジルとのコンビネーションで
左サイドの深い位置まで侵入していた29グエンドゥージから
マイナス方向の折り返しを受けた11トレイラが
ダニエルズの危険なタックルを受けてFKを獲得しました。

78分、ペナルティのやや外側で得たそのFKを
9ラカゼットが直接蹴り込みゴール。
壁の中に入っていた5ソクラティスが空けた穴を
綺麗に打ち抜いた完璧なFKだったと思います。

5−1となり後は試合を終わらすだけの状況でしたが
この後ヒヤリとする場面がありました。

86分過ぎ、右サイドのスペースに侵入してきたキングに対して
6コシールニーがスライディングタックルでクリアーした時に
キングに右膝の大腿側を踏まれてしまいました。
わざとではないと思われますが
スライディングタックルを仕掛けてきた6コシールニーに対して
キングがジャンプして避けるタイミングが
1歩ずれてしまった為に
結果的に6コシールニーの脚を踏みつけて
ジャンプする形になってしまっていました。
しかも大腿側の外側の柔らかい部分を
擦り付ける様な形で踏まれていましたので
一つ間違えればスパイクの歯が引っかかって
TVでは決して写せない様な
大きな裂傷を負っていた可能性もあったと思います。
膝関節が捻れる様な怪我でななかったのは幸いですが
普通に踏みつけられるよりも
大きなダメージを受けてしまったかもしれませんので
長引かない事を祈るばかりです。

そして試合はこのまま終演。
ホームでの3連戦を良い形で勝利で繋げる事に成功しました。


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19レノ

 この試合でもシュートストッパーとしての力を発揮する。 一方で失点の場面では出来る事はなかっただろう。
 
5ソクラティス
 
 時には強く、時には泥臭く、その上でパートナーのケアも忘れない。 6コシールニーとのリズムも合う様に見える。
 
6コシールニー

 後半早々に貴重な追加点を奪う。 終盤キングの踏み付けるられて負傷。 膝関節自体のトラブルがなさそうなのは良かったが、しかし踏まれ方が醜かっただけに長引かないか心配だ。 

18モンレアル

 攻守に気の効いたプレーが見られる様になりだいぶ安定してきた印象。

25ジェンキンソン

 クオリティーの面に関しては十分ではないかもしれないが、長い間アーセナルに在籍しているだけあって、アーセナルでプレーするテンポやリズムはしっかりと身に付いており流れの中で求められるタイミングで求められる所にしっかりと顔を出していた。 その一方で、25ジェンキンソンのスピード等を周囲の選手が理解出来ていないのか、パスの出し手のイメージを25ジェンキンソンのスピードが上回ってしまいパスがズレる場面もあった。 プレーのクオリティーがもう少しあればもっと出場機会が得られるかもしれないだけに残念。 

11トレイラ

 中2日という事もありやや中弛みする場面もあった。 そういう意味では完全復活するにはまだ時間が必要なのか?

29グエンドゥージ

 失点の場面は本来ならばファールだったかもしれないが、それでも自陣ペナルティの付近で相手の激しいプレッシャーを受ける様な状況に自ら陥るってしまったのは頂けない。 ワールドクラスのCMFならばその様な状況には決して陥らない。 一方で攻撃面に関しては中盤からボールを持ち挙がる推進力が攻撃陣に勢いを与え、そこから的確なパスでアクセントを付けていた。

31コラシナツ

 10エジルの先制ゴールをアシストする。 エメリ監督に守備力に関して公の場で指摘されたからなのか守備の面での頑張りもしっかりと見られた。

7ムヒタリアン

 非常に良かった。 1ゴール2アシストでチームを勝利に導いただけではなく、仕掛けの段階に絡む率が高く、この試合ではそのプレーの確度も高かった。 全盛期の輝きが戻ってきた印象。

10エジル

 1ゴール1アシストとチームを勝利に導く。 7ムヒタリアンとのコンビネーションも素晴らしく、常にポジションを入れ替えながら、時に近い距離感で絶妙な息の合った仕掛けを見せた。 

14オーバメヤン

 一本のスルーパスを受けてボーンマスの守備網を切り裂いて奪ったゴールは圧巻だった。 この様な形からのゴールがもう少し増えればアーセナルはもっと楽になるか?

17イウォビ

 31コラシナツと代わって投入され、4−2−3−1の左サイドに入った。 それまでの流れに何の問題なくすぐに入り込み、仕掛けの急先鋒としてしっかりとその役割を全うした。

9ラカゼット

 FKからゴールを奪う。 壁に穴を空けた5ソクラティスのアシストもあったがFK自体も素晴らしかった。
 
22スアレス

 この試合でも試合の流れに全然乗れていない印象だけが残った。 
それは周囲とのコンビネーションの問題に限らず、本人のプレー自体に問題がある様に感じる。 
例えばセンターラインの手前の右サイドでパスを受けた22スアレスがそのままドリブルでピッチを斜めに横切って行った81分の場面では明らかに17イウォビへパスを出すタイミングが早すぎただろう。
この場面ではパスを出すタイミングが早すぎた為に、17イウォビがパスを受けた時にはすでにマーカーである相手SBに前方へのパスコースが消されてしまっていたが、仮にもう少し17イウォビに近づいた後にパスを出していたら17イウォビに対応したSBは17イウォビと共にドリブルで突き進んできた22スアレスの事も見なければならなくなるので、結果的に17イウォビへの対応を遅らせる事ができ、それによりサイドの裏のスペースへのパスコースが消されなければ、そのままのサイドの裏のスペースに走り込んで行った22スアレスにリターンパスを送れていただろう。 
この様なプレーを見るとコンビネーション云々の問題と言うよりも22スアレス自体のプレービジョン自体に問題があり、その問題が解消されなければシーズン前半のバルサの時と同様にプレー機会は得られないだろう。 
本人は何とか結果を出そうと頑張っているのは分かるがこのままではただの空回りで終わってしまう。 今一度冷静に自分のプレーを見つめ直す必要があるだろう。


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良い形で公式戦3連勝を飾りました。

これらの3試合はそれまでの時期の試合が嘘の様に
心地良いリズムで試合を進める事が出来ていますので
調子は上向きと言えると思います。

そして次はトップ4争いをする上で非常に重要な
スパーズとユナイテッドとの2連戦が待っています。
この2連戦でどの様な結果を挙げられるかが
アーセナルがトップ4に残れるかどうかの
命運を握るといっても過言ではなく
この2連戦で連勝すればトップ4への道は
非常に近くなると思います。

それどころかここの所調子を落としている
スパーズに勝利を挙げれば
トップ3も視野に入ってきますので
非常に重要な2連戦になります。

ここに来て調子を取り戻したアーセナルならば
この2連戦を連勝という形で終わらす事も
十分に可能だと思います。

この2連戦を連勝し、来シーズンのCL出場権を
自らの力で掴み取って欲しいと思います。

さぁ、もう一度ノースロンドンを赤く染めてくれ!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:2G6A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:12G5A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:16G4A EL:2G0A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:0G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G1A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A
34ジャカ       PL:3G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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