SSブログ

EL16 2nd:ARSENAL vs Rennes [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−0 Rennes
2019年3月14日(木)Europa League R16 2nd leg, Emirates Stadium

Goal
 (5)14Aubameyang(←8Ramsey)
 (15)15Maitland-Niles(←14Aubameyang)
 (71)14Aubameyang(←31Kolasinac)
 

1Czech

20Mustafi 6Koscielny 18Monreal

15Maitland-Niles 8Ramsey 34Xhaka  31Kolasinac 

10Özil

 9Lacazette  14Aubameyang


(69)10Özil>>>17Iwobi
(69)9Lacazette>>>7Mkhitaryan
(87)8Ramsey>>>11Torreira


Substitutes
 19Leno
 29Guendouzi
 22Suarez
 49Nketiah

 

Arsenal 1.jpg敵地での1stレグでは
不甲斐ない負け方をしてしまいましたが
今回のホームでの2ndレグでは
その借りをキッチりと返して
ベスト8へ駒を進めました。

先発はGKに1チェフが入り、
出場停止の5ソクラティスに代わって
右CBに20ムスタフィが入った以外は
マンチェスター・ユナイテッド戦と同じ
3−4−1−2の布陣を組んできました。

試合はホームの大歓声に後押しされる形で
アーセナルが積極的に攻め込み
早々に先制点を奪いました。

5分、8ラムジーから送られたパスを
14オーバメヤンがヒールで流し
そのボールを受けた15ナイルズが
右サイドの深い位置まで上がってきた所から
ペナルティ内に入ってきた8ラムジーへパスが送られました。
そしてそのパスを受けた8ラムジーが折り返しボールを
14オーバメヤンが左足で押し込んで
先制ゴール!!

サイドに起点を置いた所から
アーセナルらしい崩しで先制ゴールを奪いました。

その勢いのまま追加点も早い時間帯で生まれました。

15分、31コラシナツからのパスを
左サイドに開いていた14オーバメヤンが受け
そこから戻されたボールを
8ラムジーがDFラインの裏へ向けて
スルーパスを送りました。
そのパスをオフサイドポジションにいた
31コラシナツは反応せずに見送って
サイドから走り込んできた14オーバメヤンが
ラインを超える寸前に左脚で中に折り返したボールを
ファーサイドから走り込んできた15ナイルズが
豪快なヘッドで叩き込みゴール!!

31コラシナツがオフサイドポジションにいた為に
レンヌのDF陣の足が一瞬止まってしまった所は
レンヌにとっては大きな失敗だったと思いますが
そのままラインを越えそうだった8ラムジーのスルーパスを
最後まで諦めずに喰らい付き、
ライン上から中に折り返した
14オーバメヤンのこの試合に掛ける執念が
このゴールを産み出したと言っても過言ではないかもしれません。
まぁ、元々の14オーバメヤンの位置も
ちょっとオフサイドっぽかったですが、、、。

これで2試合合計3−3に追いつき
アウェイゴールが一つある分、
アーセナルがリードした事もあり
この後は落ち着いて試合を進めながら
要所要所でチャンスを作りました。

33分過ぎ、右サイドを持ち上がってきた
15ナイルズからのパスを受けた10エジルが
ペナルティの中にいる14オーバメヤンに向けて
ピンポイントクロスを送りました。
そのクロスに対して14オーバメヤンは
ジャンピングボレーで合わせようとしましたが
惜しくもミートせずにシュートは枠外へ。

38分過ぎ、右サイドをドリブルで上がってきた
10ジエルから送られたグラウンダーのクロスを
ゴール正面の位置で9ラカゼットがダイレクトで落とし
そのボールに対して8ラムジーが右脚を振り抜きましたが
GKのコウベクの正面でゴールならず。

この試合では全体的に印象が薄かった10エジルでしたが
この2つの場面の様に
限定された状況でもパスコースを見極めて
しっかりとそこを通して
シュートチャンスを創造する所は流石だったと思います。

前半はこのまま2−0で終わり
2試合合計3−3でアウェイゴールの数だけ
アーセナルがリードしていると言う状況でしたが
仮に次の1点がレンヌに入った場合には
アーセナルが勝利する為には
更に2点必要になりますので
まだまだ予断が許さない状況であり
反対に後半に入ると後がないレンヌが
一段ギアを上げてきました。

46分過ぎ、自陣右サイドの深い位置で
20ムスタフィが不用意なプレーから
グレニエにボールを奪われてしまい
そこから送られたパスを受けたニアングに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1チェフが指先で触った事もあり
ポストを叩いてゴールを死守。
そしてそのリバウンドを受けたベンセバイニに
シュート?クロス?も撃たれてしまいましたが
これも20ムスタフィがブロックすると共に
ベンセバイニの位置がオフサイドでしたので
ゴールは守られました。

60分過ぎ、左サイドからボールを持ち込んできた
ベン・アルファからのパスを受けたニアングが
ダイレクトで繋いだ裏のスペースへのパスで
サールに抜け出されてしまいましたが
そこからの折り返しは
猛然と付いて行った31コラシナツが
スライディングしながらブロックして
このピンチを防ぐ事に成功しました。

ゴール前にはニアングが一歩先に出て入ってきていましたので
仮に折り返されていたら
失点する可能性が高い状況でしたので
31コラシナツは大きな仕事をしたと思います。

65分過ぎ、左サイドのCKからの流れから
ボルジョーが送ったパスを
ファーサイドでベンセバイニにダイレクトで
左脚を振り抜かれてしまいました。
この場面でもベンセバイニの位置がオフサイドでしたが
それでも抑えが効いて
良くコントロールされたシュートだったと思います。

攻勢を掛けてきたレンヌにペースを握られてきていた事もあり
この後、アーセナルは10エジルと9ラカゼットを下げて
17イウォビと7ムヒタリアンを投入して
2トップ+トップ下から1トップ2シャドーに変更しました。
そしてこの交代でフレッシュな2人が入った事で
アーセナルの攻撃陣は再び噛み合い始めました。

70分過ぎ、34ジャカ〜8ラムジー〜34ジャカと繋いで
右サイドに侵入した所から
34ジャカから柔らかいタッチの折り返しが送られました。
その折り返しを受けた17イウォビが
ワントラップして左脚を振り抜きましたが
惜しくも枠を捉えられず。

71分、右サイドから7ムヒタリアン〜8ラムジー〜7ムヒタリアンと
繋ぎながら中に向かい
次は7ムヒタリアン~14オーバメヤン〜7ムヒタリアンと
繋ぎながらピッチを横切り
そして最後はその7ムヒタリアンから送られた
左サイドのスペースへのパスを
上がってきた31コラシナツがダイレクトで折り返し
それをファーサイドに入ってきていた14オーバメヤンが押し込みゴール!!

シンプルな仕掛けでしたが完璧に崩したゴールだったと思います。
このホーム&アウェイの2戦の勝敗を決めると言って良い
次のゴールをアーセナルが奪った事で
ベスト8への切符をほぼ掴んだ瞬間でした。

その後もゴールチャンスはありました。

81分過ぎ、34ジャカからの縦パスを受けた
17イウォビから送られたパスで
14オーバメヤンが抜け出しましたが
トラップが少し伸びてしまった事もあり
前に出てきたコウベクをかわす様に押し込んだシュートは
枠を捉えられず。

82分過ぎ、左サイドをドリブルで突き進んできた
17イウォビからの折り返しを
8ラムジーがダブルタッチの様なプレーで流して
14オーバメヤンに繋ぎましたが
ダイレクトで狙った左脚からのシュートは
ミートせず。

どちらも完全に崩したシュートチャンスであり
しかも難易度が低い状況でしたので
しっかりと決めてレンヌの息の根を
止めてほしかった場面でした。

その様な事もあり最後まで気が抜けない場面が続きました。

87分過ぎ、ゴールに向かってドリブルで突き進んできた
ベン・アルファからのパスを受けたフノウに
抜け出されてしまいましたがオフサイド。

90分過ぎ、同じくゴールに向かってドリブルで突き進んできた
ベン・アルファからのパスを受けたニアングが
ダイレクトで流したボールで
フノウに裏に飛び出されてしまいましたが
これもオフサイド。

1stレグの試合後に大口を叩いていた手前
ベン・アルファも頑張って得意のドリブルから
チャンスを作っていましたが
結局一度もゴールネットを揺らされる事はなく
大口を叩いて我々に火を付けてしまった事を
今頃後悔している事と思います。

これで2試合合計4−3でベスト8へ駒を進めました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1チェフ

 何度かあった危険な場面が仮にオフサイドではなかったとしても、最終的には1度もゴールネットを揺らされる事なく零封。 
 
20ムスタフィ
 
 後半開始早々に不用意なボールロストからピンチを招く。 それ以外でも不用意なパスミスを犯す場面もあり安定感に欠いていた。
 
6コシールニー

 全体的に集中して安定していた。 

18モンレアル

 全体的に集中して安定していた。 1stレグではサールのスピードに付いていけない場面もあったがこの試合では3バックの一角に入っていた事もありその問題はこの試合では顔を出さなかった。

15ナイルズ

 この試合も非常に良かった。 ユナイテッド戦からのこの2試合は試合に対する責任感と言うか、ポジションを掴む為の気概がプレーから感じられた。 1ゴール奪った攻撃面でもそうだが特にそのメンタル的な変化が良く表れているのが守備面であり、最後の1歩踏み込んだディフェンスが出来る様になった所は大きな成長だろう。

8ラムジー

 この試合でも広範囲動いて攻守に厚みをもたらし、14オーバメヤンの先制ゴールをアシストする。

34ジャカ

 全体的には安定していたがレンヌの勢いが増した後半には中盤をコントロールしきれない時間帯もあった。

31コラシナツ

 60分過ぎの場面でのサールの折り返しを止めたスライディングしながらのブロックはこの試合の勝敗を分けたプレーだっただろう。 そして勝敗を決する3ゴール目もアシストする。

10エジル

 時折らしいプレーでチャンスを作るもユナイテッド戦に比べると全体的に印象は薄かった。この辺りの波がエメリ監督の好みと合わないところか?

9ラカゼット

 ゴールやアシストこそなかったが前線からしっかりとプレスを掛け続けて陰ながら勝利に貢献する。

14オーバメヤン

 ブラックパンサーが遂に現れる!!
 2ゴール1アシストを挙げて勝利に貢献する。 ゴール前のポジショニングとスペースに入るタイミングを活かした形からの2つのゴールは最も14オーバメヤンらしい形であり、この形でゴールが生まれ始めると今後もゴールの量産が期待できる。

17イウォビ

 後半途中に投入され、後半苦しんでいた攻撃陣に推進力をもたらす。

7ムヒタリアン

 17イウォビと共に後半途中に投入され、停滞していた攻撃陣にボールの収まりどころを与え結果的に3ゴール目の起点となった。

11トレイラ

 試合を終わらせるクローザーとして8ラムジーに代わり投入される。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

元々のチーム力を考えれば
アーセナルがELベスト16で
姿を消す事はない事は分かっていましたが
それでも1stレグの敗れ方が非常に悪く、
その上レンヌの攻撃陣がハマった時の破壊力を考えますと
非常に難しい試合だったと思います。

本当はこの様な試合をアウェイでもしなければならなかった訳ですが
まぁ、とりあえずELベスト8に進出できた事に安堵です。

次のELベスト8の対戦はナポリに決まりました。

言うなればここからが本番かもしれません。
ナポリはチェルシーと並び優勝候補の一角のクラブであり
EL制覇する為には
早かれ遅かれ叩かなければならない相手だと思います。
しかし一時期の低迷期を抜け出して
勢いを取り戻した今のアーセナルならば
十分に勝利を掴める相手だと思いますので
ホームの1stレグを良い形で勝利し
苦手の2ndレグに挑んで欲しいと思います。

とは言え、この代表ウィークに
ドバイまで遠征するミニキャンプに関しては
この時期に必要なのかどうか?
スポンサー関係のし絡みによる実施なのか?
と言う部分で少なかれ疑問符が付く遠征だと思います。
その一方で今シーズンは
シンガポール遠征で生まれたチームの一体感が
大きな力になっている事も事実であり
このドバイ遠征でさらに強固な一体感を築き
心身共にリフレッシュした状態を取り戻して
シーズン終盤に向けての力になるのならば
このドバイ遠征もありなのかもしれませんね。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G1A
9ラカゼット     PL:12G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G4A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G0A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


nice!(1)  コメント(0)