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2018/19シーズン〜〜補強を振り返って その1〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜補強を振り返って〜〜

今シーズンの「移籍・補強」について振り返ってみたいと思います。

まず、おさらいから。


IN

〜〜夏期移籍〜〜

ユベントスから
 右SB ステファン・リヒトシュタイナー(34歳)スイス代表 フリー

レヴァークーゼンから
 GK ベルント・レノ(26歳)ドイツ代表 移籍金£1930万:契約解除条項(推定)

ドルトムントから
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(30歳)ギリシャ代表 移籍金£1700(推定)

サンプドリアから
 DMF ルーカス・トレイラ(22歳)ウルグアイ代表 移籍金£2600万(推定)

ロリアンから
 CMF マテオ・グエンドゥージ(19歳)フランスU-20 移籍金£700万(推定)

〜〜冬期移籍〜〜

バルセロナから
 サイドアタッカー デニス・スアレス(25歳)スペイン代表 買取オプション付きローン移籍 £225万


OUT

〜〜夏期移籍〜〜

OUT

ビジャレアルへ
 攻撃的MF サンティ・カソルラ(33歳)元スペイン代表 フリー

引退(アーセナルのアカデミーへ)
 CB ペア・メルテザッカー(33歳)元ドイツ代表 引退

ハノーファーへ
 ストライカー 浅野 拓磨(23歳)買い取りオプション付きシーズンローン

ウエストハムヘ
 攻撃的MF ジャック・ウィルシャー(26歳)フリー

ポルトへ
 攻撃的MF ケレチ・ヌワカリ(20歳)シーズンローン

アンジェへ
 攻撃的MF ジェフ・レーヌ=アデレード(20歳)フランスU-20 移籍金非公開

プリマス・アーガイルへ
 GK マット・メイシー(23歳)シーズンローン

PAOKへ
 ストライカー チュバ・アクポム(22歳)移籍金£200万

フラムへ
 CB カラム・チェンバース(23歳)シーズンローン

ウエストハムヘ
 ストライカー ルーカス・ペレス(29歳)移籍金£400万

チャールトンヘ
 CB クリスティアン・ビエリク(20歳)シーズンローン

フロジノーネへ
 FW ジョエル・キャンベル(26歳)移籍金

ユベントスへ
 FW ステフィー・マヴィディディ(20歳)移籍金

ナポリへ
 GK ダヴィド・オスピナ(29歳)買取オプション付きローン

ホッヘンハイムへ
 サイドアタッカー リース・ネルソン(18歳)シーズンローン


〜〜冬期移籍〜〜

レディングへ
 GK エミリアーノ・マルティネス(26歳)ローン移籍 

RBライプツィヒへ
 攻撃的MF エミール・スミス・ロウ(18歳)イングランドU-19 ローン移籍金£87.5万(推定)

カンザスシティ(MLS)へ
 攻撃的MF ジェディオン・ゼラレム(22歳)移籍金不明


(年齢は移籍当時)


Arsenal 1.jpg


今シーズンの移籍関係の特徴は
これまでボス主導で行っていた移籍関係の状況とは
異なる視点で効果的な補強が行われる様になった所で
それは夏の移籍期間で獲得した5人の選手が
CMFよりも後ろのポジションの選手だけだったと言う所に
現れていると思います。

良いか悪いかは別として
細かなパスとアタッキングエリアでのアイデアを駆使して
ゴールを陥れるスタイルを好むボスの意向もあり
ボスは毎シーズンの様に攻撃的な選手から補強が始まり
守備的な選手の補強は疎かになっていた印象を
常に持たれていました。

しかし今シーズンの夏の補強では
まず長年の懸案だった
実質2ベジェリンのバックアッパーが不在だった
右SBに契約満了でユベントスを退団した
12リヒトシュタイナーをフリーで獲得し
次いで19レノと5ソクラティスを獲得して
それぞれ衰えの見え始めた1チェフに代わる新守護神候補、
安定感に欠けるDFラインの軸として
ディフェンス面の強化を図りました。
そして夏の補強期間で獲得した選手の中で
最も効果的であり多くのグナが待ち望んでいたのが
11トレイラだったかもしれません。

ジウベルト・シウバ が退団してから
フラミニ、ソング、コクラン等
中盤の守備的な役割を与えられた選手は何人かいましたが
結局一時的に良いシーズンはありましたが
その後他のクラブへ移籍したりした影響で長続きはせず
長い間誰もが必要性を認めていながら
中盤の守備的強度を上げる本格的なDMFが
アーセナルには欠けていました。
その中盤に空いたその大きな穴を埋めたのが11トレイラであり、
その11トレイラはその期待に十分に応える働きをしたと思います。

そして夏の移籍期間で最後に獲得したのが
29グエンドゥージでしたが
まだ19歳だった事もあり
当初は先行投資的な獲得だと思われていましたが
プレシーズンから自らの能力を存分に発揮して
開幕から主力選手の一人として驚きを提供してくれました。

しかもそれをわずか£7000万と言われていた
決められた予算内で行われた所も
非常に評価に値する所であり
予算の関係上ワールドクラスを獲得する事が
不可能であったとしても
しっかりとした実力の持ち主を選定した
ミスリンタートのスカウト力は
賞賛に値する働きだったと思います。

この様に当時のスカッドに欠けているポジションへの
的確な補強を行ったと言う所が
今シーズンの夏の補強の特徴であり
それによりチーム内でのバランスは
非常に良くなったと思います。

冬の移籍期間ではエメリ監督のサイドから崩すスタイルを
更に前進させる為に必要な
ウイングタイプの選手の獲得が待たれましたが
冬の移籍期間で使用出来る補強予算がないと言う
驚愕な事実にグナだけではなく
きっとエメリ監督も驚かされた事だと思います。

インテルのペリシッチや中国のカラスコ等、
アーセナルへの移籍が前向きな選手が何人かいたと思われましたが
結局それらの選手を獲得する為の予算がない為に
獲得に動く事が出来ず
最終的にバルセロナで出場機会を失っていた
デニス・スアレスを買い取りオプション付きのローン移籍と言う形で
獲得するに留まってしまいました。

夏の移籍期間では5ソクラティスや19レノの様な
ブンデス関係のコネクションからの獲得と
11トレイラや29グエンドゥージの様な
まだワールドワイドではそれ程名前が売れてない様な選手の実力を
的確に見抜いて獲得した所を考えますと
ミスリンタートのスカウト能力が大きな力になっていた様に感じますが
一方で冬の移籍期間では既に退団する事が決まっていた事もあり
ミスリンタートの色は全く感じられず
デニス・スアレスの獲得も
セビージャ時代に共に仕事をしていたエメリ監督の評価と
最後はサンレヒのバルセロナとのコネクションを活かして
何とかまとめ上げたと言う印象は否めません。

来夏の移籍期間を迎えるにあたり
限られた予算の中でも必要なポジションに対して
的確な補強を敢行したミスリンタートと同じ様な補強が
今後も行えるかどうかは
非常に大きな問題になるかもしれません。

一方で夏の移籍期間では
メルテザッカーとカソルラと言う
ベテラン2人がアーセナルを退団したと共に
ジャックも契約延長交渉がまとまらずに退団して
ウエストハムへ移籍しました。

ベテラン2人に関しては
年齢的な問題もありましたので
退団は仕方がない状況でしたが
ジャックに関してはコスト・パフォーマンスの観点において
明らかにコストの面が
掛かりすぎていると言う所が問題になったと思われます。
元々ボスはフロント側よりも選手側に立つ事が多く
怪我などで全く稼働していない状況でも
復帰するまでいつまでも待ってくれる寛容さと
契約上でもそれらの選手を守ろうとする立場でいましたが
そのボスがアーセナルを去った事で
これまで以上にコスト管理が厳密に行われる様になり
パフォーマンスに対してコストが見合わないと判断されれば
躊躇なくコストカットへ動く様な流れになっていると思います。
実際、一時契約延長間近と言われていた
8ラムジーの契約が一転して白紙に戻り
その後退団が容認されたのも
新契約における8ラムジーの給与アップが
パフォーマンスに見合わないと言う判断だと思われ
この夏もこの流れに沿って
高額な給与の選手の放出が続く可能性があり
10エジルの去就問題は慌ただしくなるかもしれません。

2018/19シーズンは
全体的に見ますと夏の時点で問題があったポジションに対して
的確な補強が行われた事で
スカッドのバランスは劇的に改善されたと思います。
冬の移籍期間で獲得したデニス・スアレスは適応に苦しみ
インパクトを残せないままバルサに戻る事になりそうですので
エメリ監督のサイドから仕掛けるスタイルを
前進させるウイングタイプの選手に関しては
来夏の移籍期間へ持ち越される事になりましたが
それでも今シーズンの補強に関しては
『100点』と考えます。


・・・つづく。

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2018/19シーズンについて。 [Arsenal F.C.]

Arsenal 1.jpg今シーズンは約22シーズンの間
アーセナルを指揮してきたボスが去り、
新たにエメリ監督を招聘して
新たな時代に突入したシーズンになりました。

そしてアーセナルの再編は監督職だけに留まらず
10月末にはCEOを務めていたガジディスが退任し、
代わってフットボール部門の責任者に
ラウル・サンレヒが
経営部門の責任者に
ヴィナイ・ヴェンカテシャムが就くと言う
2頭体制が敷かれ、
更にスカウト部門のトップだったミスリンタートも
噂によるとサンレヒ等の上層部と折り合いが悪かった為に
今年2月に退任すると言う事態まで起こり、
クラブ全体の組織としても大きな変換期を迎えました。

その上、アーセナルの筆頭株主だったクロエンケが
全株式を所得した影響もあり
来シーズンの補強に使える予算が
£4500万程度しかないと言われ
新設される予定のフットボール・ディレクターの職も
最有力候補だったモンチがセビージャへ復帰してしまった事で
未だに決まっていないと言う状況を考えますと
この夏の補強戦略が出遅れる事も考えられ
来シーズンからも当分の間
難しいシーズンを過ごさなければならないかもしれません。

その様な状況の中の最初のシーズンである今シーズンを
「選手補強」、「選手のパフォーマンス」等について
私見的に振り返り始めたいと思います。


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PL31:Wolves vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Wolves 3−1 ARSENAL
2019年4月24日(水)Premier League, Molineux Stadium

Goal
 (28)Neves
 (37)Doherty
 (45)Jota
 (80)5Sokratis(←34Xhaka)
 
 
19Leno

15Maitland-Niles 5Sokratis 6Koscielny  18Monreal

11Torreira  34Xhaka

7Mkhitaryan  10Özil  17Iwobi 

9Lacazette


(58)11Torreira>>>29Guendouzi
(58)7Mkhitaryan>>>31Kolasinac
(70)17Iwobi>>>49Nketiah


Substitutes
 1Czech
 20Mustafi
 4Elneny
 59Willock


Arsenal 1.jpg完敗です。

固められた守備のブロックを攻略出来ず、
そしてセットプレーから失点、、、。
これで自力でのCL出場権を獲得する権利を
失いました。

先発はGKは19レノが務め
DFラインは右SBに15ナイルズ、
左SBに18モンレアル、
CBに5ソクラティスと6コシールニーが入る
4バックが組まれました。
中盤は怪我から復帰した34ジャカが
11トレイラと共に先発し
2列目は右に7ムヒタリアン、
左に17イウォビ、トップ下に10エジルが入り
9ラカゼットが1トップを務める
4−2−3−1が組まれました。
因みにクリスタル・パレス戦でゴールを奪い
得点王ランキング1位に並んだ
14オーバメヤンは副鼻腔の処置をした為に
この試合は欠場する事になりました。

試合は良いテンションで入れたと思います。
積極的に人とボールを動かしながら
ウルヴスゴールに向かって行こうと言う意思が
はっきりと出ていましたので
苦手のアウェイの試合でしたが
これまでのアウェイとは違う様に感じましたが
その一方で一つ一つのプレーにやや雑さが目立っており
実際殆ど決定機を作れないまま
時間が過ぎていってしまいました。

その一方でウルヴスは効率的な仕掛けで
アーセナルゴールに迫る場面が段々多くなってきました。

20分過ぎ、ネベスからデンドンカーを経由して
左サイドを上がってきたドハーティに展開され
そのドハーティがカットインした所からのラストパスを受けた
モウチーニョにダイレクトでミドルシュートを
撃たれてしまいました。
そのシュートは僅かに枠の外で救われましたが
アーセナルのハイプレスをかいくぐった
ネベスからのサイドチェンジのパスは
非常に精度が高く効果的だったと思います。

24分過ぎ、左サイドからのベネットのロングスローを
ボリが背後に反らしたボールに対して
5ソクラティスと6コシールニーが挟みながらも
ヒメネスを抑えきれずに
強引に脚を伸ばされて合わされてしまいました。
幸い枠を捉えられずに救われましたが
フィジカル的に強いヒメネスを
2人のCBでも抑えきれなかったのは
非常に不安を感じる場面でした。

そしてまたセットプレーからゴールを奪われてしまいました。

25分過ぎ、ジョッタがドリブルで侵入してきた所からのパスを
受けようとしたジョニーと入れ替わる時に18モンレアルが交錯して
FKを献上。

28分、ペナルティの少し外側のゴール正面の位置からのそのFKを
ネベスに直接決められてしまい失点。
ネベスのFKは良いFKでしたので
ほぼノーチャンスだったと思います。

その後もウルヴスの効率の良い仕掛けに苦しみました。

29分過ぎ、ジョニーがドリブルで侵入してきた所から
送られたパスを受けたヒメネスに右脚を振り抜かれれしまいました。
幸い枠を捉えられずに救われましたが
失点の切っ掛けとなったジョッタのドリブルといい、
この場面のジョニーのドリブルといい、
センターラインの手前の右サイドから斜めに侵入してくる
CMFの脇のエリアを突かれたドリブルに対して
全くプレッシャーを掛けられずに侵入を許してしまったのは
まさにアーセナルの守備のブロックに穴がある事を
証明してしまったかもしれません。

30分過ぎ、ドリブルで強引に切り込んできたジョッタに対して
6コシールニーがオブストラクション気味に交錯してしまい
FKを献上。
まぁ、明らかにジョッタの誘いに乗ってしまった
ファールでしたが、、、。

31分過ぎ、失点した場面と同じ様な
ペナルティのすぐ外側からFKでしたので
非常に嫌な雰囲気がありましたが
ネベスが蹴ったこのFKは幸い壁に当たり
救われました。

ウルヴスの積極的になドリブルの仕掛けに
後手を踏み始めてしまった事で
流れがウルヴスに移る中で
アーセナルも強引にウルヴスゴールに迫る場面がありました。

34分過ぎ、34ジャカからのパスを右サイドで受けた9ラカゼットが
ドリブルでボリとジョニーを次々とかわして侵入し
その勢いのまま右脚を振り抜きましたが
大きく枠を外してしまいゴールならず。
停滞していた攻撃陣の流れの中で
個の力を発揮した素晴らしい仕掛けだっただけに
最後もストライカーらしく
しっかりと枠を捉えて欲しかったと思います。

その後もチャンスはウルヴスに訪れました。

35分過ぎ、ベネットからのサイドチェンジのパスを
ジョッタ〜ジョニー〜ジョッタと繋がれて
右サイドの深い位置まで侵入を許してしまい
そこから高速クロスが折り返されました。
幸い19レノの素早い反応で弾き出して
このピンチは回避しましたが
もしも19レノが弾き出せていなかったら
ゴール前に詰めてきていたヒメネスに
押し込まれていたかもしれませんでした。

しかしここで再びセットプレー絡みで失点してしまいました。

37分、右サイドからのショートコーナーからの流れで
ジョニーが入れたクロスを
ドハーティにヘッドで合わされてしまい失点。
1テンポ遅らせて裏に飛び出してきたドハーティを
誰も捕まえる事が出来ずにあっさりと失点してしまいました。

これでクリスタルパレス戦から
5失点連続セットプレー絡みで失点してしまいました。

そして前半最後はミスから失点してしまました。

前半ロスタイム、34ジャカが送った
7ムイタリアンへのバックパスがズレた所を
ジョッタに拾われてしまい
そのままドリブルで侵入してきたジョッタに
5ソクラティスもかわされてしまった所から
左脚のシュートを決められてしまい失点。

34ジャカの中途半端なバックパスと
そのズレたパスに対して
一瞬止まってしまったムヒタリアンの所の
ミスがそもそも問題ではありますが
5ソクラティスの対応も
ほぼ空気の様な対応でよろしくありませんし、
19レノも普通ならば十分にセーブ出来たはずの
シュートだったと思います。
この失点に関わった全ての局面が中途半端で
自らのレベルの半分の実力も出していない様な
低レベルのプレーだったと
言わざる得ないと思います。

これで前半の内に3点のリードを許してしまい
絶体絶命の状況に追い込まれてしまいました。

後半に入っても70%超えるポゼッション率で
ボールを支配しているアーセナルが
ペナルティの近くまでは
ボールを運ぶ事は出来るのですが
そのペナルティの中に良い形で入る事は出来ずに
攻め倦む時間帯が続き、
58分には11トレイラと7ムヒタリアンに代えて
29グエンドゥージと31コラシナツを投入して
システムを3−4−2−1に変更しましたが
それでもすぐに効果は出ずに
反対に決定機を先に演出したのはウルヴスの方でした。

67分過ぎ、ネベスのパスを収めたジョッタから
右サイドから駆け上がってきたジョーにパスが送られ
そのジョーからのクロスが
ファーサイドのヒメネスに通ってしまい
右脚を振り抜かれてしまいました。
幸い角度のない所からのシュートでしたので
枠を捉えられずに救われましたが
ペナルティ内でエースストライカーである
ヒメネスがフリーの状態になっているのは
如何なものかと思います。

このシュートでやっと目を覚ましたのか
ここから少しづつ反撃がはじまりました。

69分過ぎ、17イウォビからのパスを
34ジャカがダイレクトで送った
DFラインへの裏へのパスで抜け出した10エジルが
深い位置からマイナス方向へ折り返しを入れました。
しかし決まり通りペナルティスポットに向けて入れられた
その折り返しに対して誰も走り込んでいなかった為に
残念ながら合わせられず。

本当ならば10エジルへパスを送った後に
34ジャカが走り込まなければならなかったはずですが
34ジャカはその場で立ち止まり静観してしまいました。
実際、ゴール前に走り込んできた9ラカゼットが
相手DF陣を引き付けていた事で
ペナルティスポットの周辺はぽっかりと穴が空いた様に
スペースが空いていましたので
決まり通り34ジャカが走り込んでいたら
ゴールを奪う事はそれほど難しくなかっただけに
非常に残念な場面だったと思います。

ここで17イウォビに代わって投入された
49エンケティアが早速仕事をしました。

72分過ぎ、ルイ・パトリシオからのフィードを
31コラシナツがヘッドで弾き返したボールを受けた
49エンケティアがそのままドリブルでボリをかわしてから
ゴール前へ鋭いクロスを送られました。
そのクロスに対して9ラカゼットが
ダイレクトで合わせましたが
そのシュートは飛び込んできたベネットに
ブロックされてしまいゴールならず。

78分過ぎ、デンドンカーからネベスへのパスを
29グエンドゥージがカットした所から
ショートカウンターが始まりました。
その29グエンドゥージからの送られたスルーパスで
9ラカゼットが裏に侵入しましたが
角度のない所から放ったシュートは
ボリにブロックされてしまいゴールならず。

しかしここで得たCKからゴールが生まれました。

80分、34ジャカが蹴った右CKを
5ソクラティスがヘッドで叩き込みゴール!!

しかし反撃もここまで
来シーズンのCL出場権を獲得する上で
非常に痛い連敗です。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

19レノ

 最初の2つの失点は仕方がなかったかもしれないが、3失点目は防がなければならないシュートだった。
 
15ナイルズ
 
 快足を飛ばして帰陣してピンチを救う場面もあったが、攻撃面に関してはウルヴスの硬いブロックを前に効果的な仕掛けを見せられず。

5ソクラティス

 気合の入ったディフェンスを見せるが3失点目の場面での対応は淡白過ぎただろう。
 
6コシールニー

 明らかにプレーが重く、疲労の蓄積が出ていた。 シーズン終わりまで一つも落とせない試合が続く中で最後まで週2試合のペースに出続ける事が出来るのか?

18モンレアル

 全体的に前への推進力が足りない印象。 後半途中からは左CBに移る。

11トレイラ

 高い位置でのプレスは効果的に効いていたが、その一方でCMFの脇のエリアからドリブルで侵入して来られる場面があった様にこの試合では十分にDFラインをプロテクト出来ていなかった。

34ジャカ

 中盤からパスを捌くが硬い守備のブロックを切り崩す様な効果的なパスはそれほど送れず。 それと共に簡単なパスにもズレが生じた場面がありそれにより3失点目の切っ掛けを作ってしまった。

7ムヒタリアン

 テンポ良くプレー出来ていたが決定機を演出は出来ず。

10エジル

 この試合でも硬い守備のブロックを前に攻撃を組み立てる為に下がって中盤をフォローする場面が多かった。 調子的には悪そうではないが、10エジルが求めている動きと他の選手の動きが噛み合ってない様に感じる場面が何度かあった。

17イウォビ

 全体的には違いを作れず。

9ラカゼット

 少ないながらもシュートチャンスは巡ってきたがゴールに結び付けられず。

29グエンドゥージ

 11トレイラに代わって投入されるが硬い守備のブロックを崩す事は出来ず。

31コラシナツ

 後半途中から投入され左WBに入る。 裏のスペースに飛び出すプレーは完全にマークされており沈黙。 

49エンケティア

 アグレッシブに持てる力を発揮して短い時間ながら決定機を演出する。


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この重要な終盤においてこの2連敗は非常に痛手です。

この敗戦で勝ち点1差でチェルシーに抜かれて5位に転落してしまい、
これで自力でCL出場権を獲得出来なくなってしまいました。

勿論、次節はチェルシーとユナイテッドの
直接対決がありますので
その結果次第ではまだまだ十分にチャンスはありますが
どちらにせよ残りの3試合は
全て勝つ事が出来なければCL出場権を獲得する事は
無理だと思われます。

そういう意味でも次節のアウェイでのレスター戦は
全てを賭けて勝利を目指さなければならない試合だと思います。
そして絶対に勝利して望みを繋げて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:1G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:2G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:19G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G2A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL35:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−3 Crystal Palace
2019年4月21日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (17)Benteke
 (47)10Özil(←9Lacazette)
 (61) Zaha
 (69)McArthur
 (77)14Aubameyang
 
 
19Leno

  20Mustafi 6Koscielny  27Mavropanos

25Jenkinson 4Elneny  29Guendouzi 31Kolasinac

10Özil

 9Lacazette   14Aubameyang


(46)25Jenkinson>>>15Maitland-Niles
(46)27Mavropanos>>>17Iwobi
(68)4Elneny>>>11Torreira


Substitutes
 1Czech
 18Monreal
 7Mkhitaryan
 49Nketiah


Arsenal 1.jpg絶対に負けてはいけない試合でしたが
犯してしまったミスの代償は
余りにも大きく
トップ4争いから抜け出すチャンスを
逸してしまいました。

先発はGKには19レノが入り
DFラインは20ムスタフィ&6コシールニー&
マヴロパノスの3バックが組まれました。
中盤は右WBには25ジェンキンソンが、
左WBには31コラシナツが入り、
CMFは4エルネニーと
29グエンドゥージが組みました。
前線はトップ下に10エジルが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
3−4−1−2が組まれました。

試合はホームでは絶好調のアーセナルが
開始からクリスタル・パレスゴールに迫りました。

0分過ぎ、20ムスタフィからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた31コラシナツが
そのまま前に出ようとトラップしたボールを前方に送りましたが
そのボールはワン・ビッサカにカットされてしまいました。
そかしそのこぼれ球が10エジルの所に流れてきた所で
10エジルは左脚を振り抜きましたが
ガイタにセーブされてしまいゴールならず。

10エジルはコースを狙ったのかもしれませんが
余りにも弱すぎたと思います。
ペナルティの少し外側のゴール正面の位置でフリーでしたので
もっと自信を持って強振しても良かった様に感じます。
実際トレーニング風景の公式動画では
あの辺りの位置から毎回の様に練習している姿が
アップされていましたので
自信を持って強振して欲しかったの思います、、、
まぁ、その練習には10エジルは余り現れませんが、、、。

10分過ぎ、高い位置まで上がってきた25ジェンキンソンから
折り返しが入りましたが
その折り返しは9ラカゼットの所には収まりきらず
ダンとミリボイェビッチと競り合ったこぼれ球を
4エルネニーがダイレクトでボレーシュートを放ちましたが
残念ながら枠を捉えられず。

出だしは良かったと思いますが
セットプレーからあっさりと失点してしまいました。

17分、ミリボイェビッチが入れた左サイドからのFKを
ベンテケにヘッドで決められてしまい失点。
この失点は本当に悔やまれる失点でした。

そもそもこの場面でFKを与えてしまったのが
左サイドでワン・ビッサカからのパスを受けた
ベンテケに対して対応が遅れてしまった為に
27マヴロパノスがベンテケのシャツを掴んで止めた事で
ファールを受けました。

とは言え、この場面はシャツを掴んでまで
ベンテケを止めなければならない場面だったのかと言われれば
決してその様には見えませんでした。
確かにベンテケがそのままサイドを走り抜け様としていたのならば
シャツを掴んで止めたのもまだ言い訳が出来ますが
この場面でのベンテケはそのまま走り抜け様とはせずに
一度切り替えしてからわそうとした所で
27マヴロパノスはシャツを掴んでしまいましたので
ただ単にベンテケの動きに翻弄されてしまい
焦ってシャツを掴んでしまっただけの様に見えました。

そもそもこの場面ではカウンター気味だったとは言え
ベンテケの位置は左サイドのライン際であり
中央のザハに対しても6コシールニーと20ムスタフィが
しっかりとケアしていましたので
状況的にはアーセナル側の方がまだ有利な状況でした。
もっと言えば6コシールニーは
仮にベンテケが縦に抜けてきたとしても対応出来る様な
ポジショニングも出来ていましたので
27マヴロパノスがこの位置でベンテケを止めなければならない理由はなく
例え初動が遅れたとしても
そのまま中に入ってこない様な対応さえすれば
最終的に6コシールニーの加勢も受けて
なんら問題は起こらない状況になっていたと思います。
一言で言えば経験不足と片付ける事も出来るかもしれませんが
それよりも守備者として
何をするべきかを感じるセンスに
問題があるのかもしれません。

そしてミスは更に続き、ミリボイェビッチのFKが
ゴール前に入れられた時に
オフサイドエリアにいたベンテケは
オフサイドラインに戻りきる事なく
そのままゴールに向かって動き出していましたので
普通ならばオフサイドが取れていたはずの場面でしたが
この場面では事もあろうに
ファーサイドにいた25ジェンキンソンが
ベンテケにつられて付いて行ってしまった為に
オフサイドラインが崩れてしまい
オフサイドが取れずにフリーでヘッドで合わされてしまいました。
仮にニアサイドにいたのならば
オフサイドラインを崩してもまだ言い訳は出来ますが
オフサイドラインを一番確認出来るファーサイドにいた
25ジェンキンソンがオフサイドラインを崩しては
話になりません。
勿論、オフサイドトラップを仕掛けるのか、
それともマンマークで対応するのかと言う
根本的な意思疎通が
しっかりなされていなかったのかもしれませんが
それでも実に初歩的なミスで失点してしまったと思います。

先制点を与えてしまった事で
クリスタル・パレスは
引いた位置に守備のブロックを築いて
完全に守りを固め始めた為に
そのブロックの外側でボールを回すだけで
中々ゴール前に侵入出来なくなってしまいました。

しかしその様な中でもその強固なブロックを
こじ開けようとしたのが10エジルです。

21分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを受けた10エジルが
センターサークルを越えた辺りの距離から
スルーパスが送られました。
そのスルーパスを14オーバメヤンが前方に流して
走り込んできた9ラカゼットに繋ぎ
振り向きざまに左脚を振り抜こうとしましたが
残念ながら空振りでシュートは撃てず。
そのこぼれ球に対しても
14オーバメヤンと9ラカゼットが突っ込んできましたが
それも押し込めず。

とは言え、クリスタル・パレスのブロックに出来た
わずかな隙を射抜く様な10エジルのスルーパスにはしびれました。

その後も単発的にクリスタル・パレスゴールに
迫る場面がありました。

30分過ぎ、31コラシナツからのバックパスを受けた27マヴロパノスが
そのままゴールに向かってドリブルで突き進み
3人、4人とかわしたところから右脚を振り抜きました。
そのシュートはヒットせずに大きく枠を外しましたが
アイデアとしては面白いアイデアだったと思います。

37分過ぎ、10エジル〜9ラカゼット〜31コラシナツと繋いだ所から
31コラシナツが入れたクロスが
ブロックしに飛び込んできたワン・ビッサカの腕に当たりましたが
ジョナサン・モスの判定はノーファール。
ペナルティ内で体からも腕は離れていましたので
VARがあればハンドだったかもしれませんが
あのスピードのクロスは
ジョナサン・モスの能力では
腕に当たったのか?体に当たったのか?を
残念ながら見極める事は不可能ですので
ハンドを宣告する事は出来なかったのだと思われます(苦笑)。

一方で前半終了間際に決定的なピンチを迎えてしまいました。

42分過ぎ、ベンテケからのパスを受けたクヤテが
そのまま左サイドの深い所まで侵入した所から
鋭いクロスが入れられました。
そのクロスは前に出た19レノが弾き
そのこぼれ球に対して飛び込んできたマイヤーを
25ジェンキンソンと6コシールニーが
身を呈してブロックして防ぎ切りました。
更にそのこぼれ球を拾ったミリボイェビッチからのスルーパスで
クヤテに裏に飛び出されてしまい
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートも19レノのファインセーブで防ぎましたが
そのこぼれ球をクヤテに至近距離からシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも19レノのスーパーセーブで防ぎ切りゴールを死守。

クヤテの連続シュートは非常に危険な場面でした。
19レノの能力を持ってすれば
1本目のシュートを防ぐ事が出来たのは
当然の結果かもしれませんが
問題は2本目です。
1本目のセーブからすぐに体勢を立て直し
2本目のシュートに対しても
ただ単に体を投げ出してブロックしただけではなく
シュートをブロックした左腕は
しっかりとシュートコースに反応して動いていましたので
偶然ブロックしただけではなく
ブロックするべくしてブロックしたと言えると思います。
まぁ、最初のクロスを処理した場面で
ゴール正面に弾いてしまったのは問題であり
もう少し強く弾くなり、外に向かって弾くなり出来ていたら
その後のピンチは起きなかったかもしれませんが、
それでもチームを救うスーパーセーブを
19レノはこの試合でも見せてくれました。

結局セットプレーで先制点を奪ってから
固めてきたクリスタル・パレスの守備のブロックに
攻め倦んだ前半だったと思います。

ナポリへの遠征から中2日で迎えた事もあり
全体的に選手の動きが重く
ボールを持っていても
中盤から前線へ効果的なパスを入れる事が出来ずに
その守備のブロックの周りを右往左往する時間が
長かったと思います。
その中でもボールを受けてもそのまま前に向く場面が
極端に少なかった4エルネニーは非常に気になります。
前にボールを送れるか否かは別として
嘘でも前方にパスを送る素振りを見せなければ
相手にとっては何も怖くなく、
プレッシャーすら感じる事はなかったと思います。
中盤に怪我人が続いている状況を考えますと
4エルネニーがその代役を担う事が出来るかどうかは
残りのシーズンにおいて非常に重要だと思いますが
残念ながらその期待には4エルネニーは応えられていなかったと思います。

そこでエメリ監督は後半頭から動いてきました。
27マヴロパノスと25ジェンキンソンを下げて
17イウォビと15ナイルズを投入して
4バックに変更すると共に
2列目に右14オーバメヤン、
左17イウォビ、トップ下に10エジルを並べた
4−2−3−1にシステムを変更してきました。

17イウォビが入った事で前への推進力が上がり
後半早々に同点ゴールが生まれました。

47分、10エジル〜17イウォビ〜9ラカゼットと
左サイドへ展開した所から送られた
9ラカゼットのスルーパスで10エジルが裏に飛び出し
そこからお得意のボールの上を叩いて
バウンドさせるシュートで
ガイタの右肩口の上を抜いて同点ゴール!!

17イウォビが入った事で仕掛けの起点が
一つ増えた効果が早速出ました。
そして10エジルのシュートにはシビれました。
確かにボールの下を蹴って浮かそうとすると
蹴り方で上を狙っているのがバレてしまうかもしれませんが
10エジルお得意のボールの上を蹴ってバウンドさせる蹴り方は
ストレートのボールを蹴る蹴り方と
同じ様な脚の振りで撃ちますので
GKにしてみたら真っ直ぐ撃ってくると思った瞬間に
ボールがバウンドして
一番反応しずらい肩口の上に飛んできたら
もうなす術ないでしょうね。
それにしてもGKに接近した状況で
ニアを完全に締められてコースが限定されている状態から
バウンドさせて肩口の上を抜こうとするアイデアと
それを実現させられる10エジルの技術の高さには脱帽です。

その後はお互いにチャンスが訪れました。

55分過ぎ、マッカーサーが入れた
左サイドからのアーリークロスをが
20ムスタフィの頭を越してザハに通ってしまいましたが
戻ってきた15ナイルズが20ムスタフィと挟み込む様に対応して
ボールを奪い返してピンチを未然に防ぎました。
25ジェンキンソンに比べスピードに優れ
ここ最近は一つ一つの場面での責任感が強くなった
15ナイルズを入れた効果が出た場面だったと思います。

58分過ぎ、28グエンドゥージからのパスを
右サイドで受けた15ナイルズが入れた
クロスのクリアーボールに対して
31コラシナツがダイレクトに左脚を振り抜きましたが
ガイタのファインセーブで防がれてしまいました。

59分過ぎ、スローインからの流れで
左サイドの10エジルから
鋭いグラウンダーのクロスが
17イウォビに送られましたが
ボールが収まらずにカットされてしまいました。
何気ないプレーでしたが
それでもクリスタル・パレスの守備のブロックに出来た
僅かなギャップを見逃さずに送った10エジルのパスと
そのギャップに上手く身を置いてパスを受けた17イウォビ
と言う所までは良かったのですが
17イウォビがそのパスを体を開きながら足下にピタリと止めていたら
そのままファーサイドの角へのシュートコースが空いていましたので
ボールが収まらなかったのは残念でした。

ここでもしかしたら来シーズンのCL出場権の獲得に
大きな影響を及ぼしてしまったかもしれない
ミスが起こってしまいました。

61分、ケリーが蹴ったFKを
前線でベンテケが前方に流したボールに対して
20ムスタフィがザハを抑えるだけでスルーした所で
入れ替わられてしまったザハにその後抜け出されてしまい
失点。

20ムシタフィは19レノに
前に飛び出して欲しかったと考えた様ですが
どう考えても19レノが前に飛び出せる様な状況では
なかったと思います。
現実的にもベンテケがフリックしてから
2秒ちょっと後にはザハに入れ替わられていますので
19レノは約2秒の間にボールを処理しなければなりません。
しかしフリックしたボールを見てから動き出して
その2秒程の間にどれ程動けるでしょうか?
実際5歩も動けないのではないでしょうか?
そもそも19レノが前に出てくる出てこない以前に
そのフリックしたボールに対して
20ムスタフィはザハよりも前の位置を取れていた訳ですので
そのまま自分で外に蹴り出せば良かっただけの話だと思います。
またしても小学校のサッカーレベルのミスだとまた言われても
言い訳が出来ないお粗末なミスだったと思います。

とは言え、この場面でFKを与えられた場面で
本当にファールがあったのかも問題だと思います。

60分過ぎ、スローインからの流れで
ベンテケが受けたボールが流れた所で
ミリボイェビッチが蹴り出そうとした所で
ミリボイェビッチとベンテケと9ラカゼットが交錯して
ファールが取られました。

ボールに対して並んだ形で向かっていった
ミリボイェビッチと9ラカゼットに対して
その反対から戻ってくる形でベンテケが突っ込んできて
最終的に衝突を回避しようと止まった9ラカゼットに対して
ボールを触ろうとしたベンテケがそのまま突っ込んできた所で
大きな接触の一つ目がありました。
この場面だけを切り取れば
イーブンのボールに対する交錯ですし、
止まった9ラカゼットに対して覆いかぶさる様になった
ベンテケ側の方がプレーを妨げていますので
ベンテケ側のファールを取っても良い場面だったと思います。
一方でボールを前に蹴り出そうとした
ミリボイェビッチはの振った足が
誰かの足に当たり倒れ込んだ所が二つ目の接触です。
多分ジョナサン・モスはこれに対して
ファールを取ったのだと思いますが

実際、9ラカゼットはベンテケと衝突するのを回避する為に
足を止めて立ち止まろうとしていましたので
ボールに対して脚を伸ばしていた訳ではありませんので
ミリボイェビッチの足とぶつかる位置関係ではありませんでした。
反対にそのボールの所に脚を出していたのは
猛然と突っ込んできたベンテケの方でしたので
この接触も味方同士の接触であり
アーセナル側にファールを取られる様な行為はなかったはずです。

まぁ、これも前半のハンドの場面と同様に
ジョナサン・モスが判断できる許容範囲をはるかに超える
一瞬の出来事でしたので
判定が出来なかったのも仕方がない事ですが、
ここでFKが与えられていなければ
その後の20ムスタフィのお粗末なミスも
起こる事はありませんでしたので
色々な意味で非常に残念な場面でした。

この後もまずい守備が続きます。

62分過ぎ、ミリボイェビッチが入れた右サイドからのFKを
ファーサイドのダンに合わされてしまいました。
幸い19レノの正面で救われましたが
ファーサイドにはダンと共に
ベンテケも完全にフリーの状態で飛び出されてしまい
しかもオフサイドラインも
20ムスタフィが残っていた為に崩れていて
オフサイドも取れなかったと言う
非常によろしくない対応だったと思います。

64分過ぎ、アーセナルの右CKのクリアーボールを
マッカーサー〜ザハ〜クヤテと繋げられた所で
右サイドのライン際で体を入れてブロックしようとした
29グエンドゥージにクヤテが激突して
2人とも潰れてしまいましたが
プレーはそのまま続行され
そのこぼれ球を拾ったザハが持ち込み
ゴール前に入ってきたマッカーサーへラストパスが送られ
シュートを撃たれてしまいました。
このシュートも一人残っていた15ナイルズが
なんとかブロックして決定的なピンチを凌ぎましたが
色々問題があった場面だったと思います。

29グエンドゥージとクヤテがぶつかった場面が
ファールだったかどうかは別として
そのこぼれ球に最も近くにいた4エルネニーが
セルフジャッジをして
プレーを止めてしまったのは大きな問題です。
少なくとも目の前でザハにボールを拾われ
そのままドリブルで侵入しようとしているのに
審判にアピールする事を優先して
その場で立ち止まってしまったのは
どうかしていると思います。
全速力で戻ってこようとしていた6コシールニーは別として
唯一集中してプレーを続けていた15ナイルズが
しっかりと蓋をしたお陰で救われましたが
その直後にベンチに下げられた様に
4エルネにーのプレーは言い訳が出来ない
愚かなプレーだったと思います。

そして集中力を切らした守備陣は
またセットプレーから追加点を奪われてしまいました。

69分、ミリボイェビッチが入れた左サイドからのCKを
ゴール前でダンが競り勝ってボールを流し
そのボールをマッカーサーにヘッドで押し込まれてしまい
失点。

それにしてもなぜこの試合では
CKの守り方をゾーンディフェンスから
マンマーク気味に変更したのかが疑問です。
勿論、クリスタル・パレスのCK時の
攻め方に合わせたのかもしれませんが
そもそもアーセナルはお世辞にも
マンマークの守備は得意としていませんので
この変更が良かった様には感じませんでした。
とは言え、プレシーズンの最初の頃では
セットプレーの時の守り方を
マンマークにしようとしていましたので
エメリ監督の中の理想はマンマークなのかもしれませんが
そのプレシーズンの時には
余りにもマンマークの守備がお粗末だった為に
僅か数試合でゾーンディフェンスに戻した経緯があります。
勿論、ここまでのシーズンで
トレーニングを続けてきたのかもしれませんが
結果からしますとマンマークで守っても
全体的に競り勝つだけの強度やアグレッシブさが
アーセナルに足りていない為に
競り負けるリスクが高い様に感じますので
個人的には現在のメンバーでは
マンマークは適していない様に感じます。

これで2点のリードを許してしまい
この日のアーセナルの出来では
かなり難しい状況に追い込まれてしまいましたが
それでも最後までゴールに迫り続けました。

77分、右サイドで
17イウォビからのパスを受けた14オーバメヤンが
そのままゴールに向かってドリブルで侵入し
9ラカゼットに向けて送られたパスがカットされたこぼれ球を
自ら右脚を振り抜きゴール!!

前半のマヴロパノスが切り込んでいった場面でもそうでしたが
個人技で切り込んで行くと
クリスタル・パレスの守備ブロックが混乱する場面があった様に
もっと個人技で仕掛けるべきだったのかもしれません。
結局、この試合の様に守備のブロックを固められ
攻め倦んでいる時に状況を打開出来る様な
個の力で仕掛けられる様なタレントが
やはりこれからのアーセナルには必要なのかもしれません。

86分過ぎ、ドリブルで右サイドを上がってきた
15ナイルズからボールを受けた10エジルが
左脚でクロスを送り込みました。
このクロスはファーに走り込んできた17イウォビに通る前に
ガイタに掻き出されてしまいましたが
非常に面白いクロスだったと思います。

このクロスは14オーバメヤンが
ニアに向かって動き出したタイミングで送られましたので
誰もが14オーバメヤンに向けて送られたクロスだと思ったと思いますが
実際はその14オーバメヤンを囮として出来た背後のスペースを通して
ファーサイドの17イウォビに向けて送られたクロスだった様です。
そして17イウォビが最初から抜けてくる事を察知して
ストライカーの様にボールに向かって頭から飛び込む事が出来ていたら
非常に面白い場面だったと思いますので
飛び込めなかったのは残念でした。

88分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを受けた
14オーバメヤンから9ラカゼットに向けて楔のパスが送られ
そのパスを受けた9ラカゼットがペナルティの中へ走り込んできた
29グエンドゥージに落とし
その29グエンドゥージからラストパスを受けた17イウォビが
右脚を振り抜きましたが
ガイタに阻まれゴールならず。
最後の最後で完璧なコンビネーションが決まっただけに
決めて欲しかったです。
開始早々の10エジルの場面でもそうでしたが
この場面も日頃の練習では
かなり強いシュートをゴールの隅に決めていただけに
コースを狙ったコントロールショットではなく
自分を信じてゴールをブチ抜くような強いシュートを
17イウォビには撃って欲しかったと思います。

この後もクリスタル・パレスのゴールに向けて攻め続けましたが
最後までゴールを奪う事が出来ず
2−3で敗れてしまいました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

19レノ

 前半終了間際にスーパーセーブでゴールを守るが、失点の場面はノーチャンスだった。
 
20ムスタフィ
 
 決定的なミスを犯し勝負を壊す。 もしもCL出場権を逃したらこのミスが原因だったと言われても仕方がない程、最重要の試合でのミスだった。 この夏に売却される噂も現実味を帯びてきた。

6コシールニー

 気を吐いたプレーを見せるも崩壊した守備を立て直すことは出来ず。
 
18モンレアル

 不用意なファールで与えたFKから先制点を奪われる。 バックラインからのパスもテンポが悪くパススピードも緩慢な為にリズムに乗れず。

25ジェンキンソン

 オフサイドラインを一人で崩してしまい先制点の原因になる。 それ以外でも存在感を見せられずに前半のみで退く。

4エルネニー

 開始当初こそは前に出る勢いがあったが、試合が進むにつれて固めた守備のブロックを前にボールを持っても前を向く事が出来ずにチームに推進力を与える事が出来なかった。 そして64分過ぎの場面ではセルフジャッジをしてプレーを止めてしまったのは大きな過ちだった。

29グエンドゥージ

 固められた守備のブロックを前にチームに良いリズムを与えられず。  

31コラシナツ

 左サイドからの仕掛けの中心になるがやや雑な面も多かった。 また、4バックになってからの守備の面でも淡白な所があり4バック時はやはり不安だ。

10エジル

 中々良いボールが供給されずにゲームを作る為に下がる場面が多かったが、その一方で少ないながらも決定機も作り出した。 同点ゴールもトリッキーで完璧だった。

9ラカゼット

 完璧なスルーパスで10エジルのゴールをアシストするが、その一方で21分過ぎの場面での空振りは残念だった。

14オーバメヤン

 中々シュートチャンスは巡ってこなかったが、最後は個人技からゴールを奪う。

15ナイルズ

 後半頭から投入され右サイドは安定した。 そして高い集中力で危険な場面を防ぎゴールを守る。

17イウォビ

 後半頭から投入されチームに推進力と仕掛けの起点となった。 その一方で88分の場面では自信を持って強いシュートを撃って欲しかった。

11トレイラ

 4エルネニーに代わって投入され前への推進力を与える。


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アウェイでの戦績が悪い分、
このホームの試合では何としてでも
勝ち点を稼がなければならなかったと思いますが
非常に残念な結果に終わってしまいました。

確かにELナポリ戦から中2日という
厳しいスケジュールでしたので
全体的にプレーが重く
いつものスタイルとテンポで
試合を進める事が出来ていませんでしたが
その一方でその様なコンディションの問題を考慮して
ナポリ戦で起用しなかった選手をあえて起用して
この厳しいスケジュールの中でも結果を残そうとしましたが
その期待に応えられなかった選手が何人もいたのは残念でした。

特に今節はスパーズとユナイテッドが敗れ
チェルシーもドローでしたので
この試合で勝利を挙げていたら
トップ4争いで一歩リード出来るチャンスでした。
しかしそのチャンスを逃してしまった事で
更に厳しい状況に陥ってしまったと思います。

前節の時に今後の勝ち点の推移を予想しましたが
その予想はあくまでもホームの2戦は勝利する事が条件でしたので
この敗戦で軌道修正が余儀なくされてしまいました。

現在3位のスパーズは開催が延期されていたブライトン戦で勝利しましたので
3試合残して勝ち点70まで伸ばしました。
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのウエストハム戦、ボーンマス戦、エヴァートン戦の3試合で
勝ち点5を稼げば良いだけですので
十分に到達可能な数字になったと思います。

現在4位のチェルシーは3試合残して勝ち点67で
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのユナイテッド戦、ワトフォード戦、レスター戦の3試合で
勝ち点8が必要であり
3連勝以外は道がなくなりました。

現在6位のユナイテッドは4試合残して勝ち点64で
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのシティ戦、チェルシー戦、ハダーズフィールド戦、
カーディフ戦の4試合で勝ち点11が必要であり
こちらも4連勝以外は道がなくなりました。

そして現在4位のアーセナルは4試合残して勝ち点66で
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのウルヴス戦、レスター戦、ブライトン戦、バーンリー戦の4試合で
勝ち点9が必要であり
3勝挙げる事が出来るかどうかが目安になります。

そうなりますとここから続くウルヴス戦とレスター戦の
アウェイの2連戦の結果で
トップ4争いに残れるかどうかが
決まると言っても過言ではないと思います。
仮にこの2戦のうちに1つでも勝利する事が出来れば
とりあえずトップ4争いに留まる事が出来ると思いますが
反対に連敗する様な事が起これば
来シーズンのCL出場権を得る可能性はかなり低くなるかもしれません。

勿論、ユナイテッドとチェルシーの直接対決、
ユナイテッド対シティ戦、
チェルシーが残しているワトフォードとレスターの
7位争いをしているチームとの対戦など、
他のチームの結果によっては
ここからのアウェイ2連戦で敗れても
生き残る可能性はありますが
自力でCL出場権を獲得する為には
とにかくここからのアウェイの2連戦を勝ち抜かなければならず
もっと言えばこの週末の試合が終わった頃には
CL出場権を獲得出来るのか否かが
大体はっきりしてくると思われます。

アウェイであってもとにかく勝つしかありません!!
ベストメンバーを組んでとにかく勝利を!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:2G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:19G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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EL8 2nd:Napoli vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Napoli 0−1 ARSENAL
2019年4月16日(木)Europa League R8 2nd leg, San Paolo

Goal
 (36)9Lacazette
 
 
1Czech

5Sokratis 6Koscielny  18Monreal

15Maitland-Niles 11Torreira 34Xhaka  31Kolasinac 

8Ramsey

14Aubameyang  9Lacazette 


(34)8Ramsey>>>7Mkhitaryan 
(61)34Xhaka>>>4Elneny
(67)9Lacazette>>>17Iwobi


Substitutes
 19Leno
 20Mustafi
 29Guendouzi
 10Özil


Arsenal 1.jpgEL準決勝進出決定!!

先日のホームでの1stレグを
2−0で勝利して乗り込んだ
アウェイでの2ndレグですが
前半の間に先制した後は
しっかりと省エネ運転で失点を防ぎ
2試合合計3−0で
ナポリを退けました。

先発はGKには1チェフが入り
DFラインは現在最も安定感がある
5ソクラティス&6コシールニー&
18モンレアルのベテランのトリオが
3バックを組みました。
中盤はワトフォード戦で
先発を外れて休息が与えられた
15ナイルズと31コラシナツが
それぞれWBに入り
CMFは34ジャカと11トレイラが組みました。
前線はトップ下に8ラムジーが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
3−4−1−2が組まれました。

試合は高いポゼッション率とDFラインの裏を狙って
積極的にボールを送り込んでくる
ホームのナポリに対して
ハイプレスでその流れを切り
そこからテンポの速い仕掛けで攻略しようとする
アーセナルと言う
1stレグと同じ様な展開で試合は進む中で
最初の決定機はナポリのこのカウンターの場面だったと思います。

16分過ぎ、アーセナルの左CKに対する
クリアーボールを受けた14オーバメヤンが
クリバリーのプレスでロストしてしまいました。
そこからボールを受けたファビアンと共に
クリバリーもアーセナル陣内へ一気に駆け上がり
そのファビアンからのパスを受けたクリバリーが
逆サイドを駆け上がってきたカジェホンへ
ダイレクトでラストパスが送られ
そのカジェホンにダイレクトシュートを撃たれてしまいました。
1チェフの股間を狙ったカジェホンのシュートは
1チェフのファインセーブでしっかりと守りきりましたが
それにしてもカジェホンの走り込むコースにピタリと合わせた
クリバリーから送られたラストパスは
CBが送った様には思えない様な
完璧なパスだったと思います。
普通、並走してきたのがCBの選手ならば
ボールを持ち上がってきたMFはそこを使おうとは思わずに
自ら処理しようと考えるのが普通の様に思いますが
それでも何の迷いもなくファビアンはクリバリーを使い
そのクリバリーも利き脚ではない左脚で
しかもダイレクトでこの様な完璧なラストパスを送ったと言うのは
敵ながらあっぱれです。
クリバリーが移籍市場で人気を博している意味が
良く分かるプレーだったと思います。

その後もナポリの攻勢が続きました。

23分過ぎ、ファビアンへパスを送った後に
2ラインの間に入ってきたインシーニェが
そのファビアンからのリターンを受けた後に送った
スルーパスでミリクに抜け出されてしまい
ゴールネットを揺らされてしまいましたが
オフサイドでノーゴール。

27分過ぎ、ジエリンスキからの
DFラインへの裏へのラストパスを
ミリクにヘッドで合わされてしまいましたが
枠を外してくれたお陰で救われました。
先に動き出したインシーニェの動きに応対した
6コシールニーが釣られる形で
スペースを空けると共に
オフサイドラインも下げる結果になってしまった為に
1テンポ遅れて飛び出してきたミリクを
オフサイドトラップに引っ掛ける事が出来ずに
フリーにしてしまった危険な場面でした。

一方のアーセナルはナポリ陣内に攻め込みながらも
決定機は作る事が出来ず
シュートらしいシュートもこの場面が
最初だったかもしれません。

29分過ぎ、右サイドのスローインを入れた15ナイルズが
14オーバメヤンからのリターンパスを受けてライン際を突破し、
8ラムジー〜14オーバメヤンと繋いだ所から
その14オーバメヤンがミドルシュート放ちましたが
メレトの正面でゴールならず。

しかしここでハプニングが発生しました。

31分過ぎ、ジエリンスキへのパスを
カットしに行った8ラムジーが
左ハムストリングを痛めてしまい
7ムヒタリアンと交代する事になってしまいました。

ここ最近の8ラムジーは
CMFでキャリアベストの活躍を見せていましたが
その内訳は簡単に言えば豊富な運動量を後ろ盾に
攻守に大きな存在感を見せていた所だったと思います。
しかしその豊富な運動量は
筋肉系に不安がある8ラムジーにとっては
諸刃の剣になったしまうのも事実であり
結果的にここ最近の負荷に耐えられなかったのは残念です。
とは言え、筋肉系のリスクを回避する為に
運動量を下げてしまっては
8ラムジーの最大の持ち味を失ってしまうだけで
ここ最近の様な存在感は見せる事が出来なくなってしまいます。
ワールドクラスのプレーを見せる為には
豊富な運動量が必要ですが
その一方でその豊富な運動量が
怪我のリスクを高めてしまうと言うジレンマが
8ラムジーが一つ上のレベルへの壁を
突き抜ける事が出来なかった
最大の原因だったのかもしれません。

この後、先制ゴールが生まれました。

34分過ぎ、34ジャカがヘッドで繋げたボールを
11トレイラ〜7ムイタリアン〜14オーバメヤン〜9ラカゼットと
ダイレクトで繋げた所で
9ラカゼットがマクシモビッチに倒されてFK獲得。

36分、ペナルティの外側からのそのFKを
9ラカゼットが直接決めてゴール!!

ナポリの築いた壁とは逆サイドの右側の外側から巻いて
ゴール右隅に突き刺したこのFKに
メレトは一歩も動けませんでした。

その後もナポリは積極的にアーセナルゴールに迫ってきました。

38分過ぎ、クリバリーからのDFラインの裏へのパスで
インシーニェが抜け出してきましたがオフサイド。

41分過ぎ、右サイドの深い位置まで侵入してきた
インシーニェの折り返しを
ファーサイドのカジェホンにダイレクトで合わされてしまいましたが枠外。

前半通して何度となくアーセナルゴールに迫られてしまいましたが
DFラインを中心にしっかりと蓋をして防ぎ切り
後半最初にビッグチャンスを作ったのはアーセナルでした。

47分過ぎ、ジエリンスキからアレンへのパスを
7ムヒタリアンがカットしたボールを
9ラカゼットが右サイドの裏のスペースへパスを送り
そのパスを受けた7ムヒタリアンからの折り返しを
ゴール正面で14オーバメヤンが合わせましたが
メレトのスーパーセーブで防がれてしまい
ゴールならず。

ゴール前で完全にフリーだっただけに
14オーバメヤンは決めなければならなかったと思いますし
ここで決まっていたら
この試合を終わらす事が出来てた場面だっただけに
残念でした。

その後も攻めるナポリに対して
その攻撃に蓋をするアーセナルと言う流れで進んでいきました。

72分過ぎ、ジエリンスキからのパスを
右サイドで受けたルイに
15ナイルズがかわされて侵入を許してしまい
そこからグラウンダーのクロスを送られてしまいました。
そのクロスは6コシールニーと18モンレアルもクリアー出来ずに
ファーサイドのミリクに届いてしまいましたが
そのミリクがミスを犯して合わせられずに救われました。

79分過ぎ、再び右サイドから送られたルイのクロスを
6コシールニーがクリアー出来ずに流れたボールが
18モンレアルに当たってしまい
そのままゴールに向かってしまいましたが
1チェフのファインセーブでゴールを死守。

83分過ぎ、メルテンスからゴール前に走り込んできたミリクへ
ピンポイントのパスが送られました。
もしもこのパスが通っていたら
決定機になっていたと思いますが
ミリクに届く前に6コシールニーがカットして
ピンチを未然に防ぎました。

この後もしっかりとゴールを守りきり
2試合合計3−0で完勝!!


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1チェフ

 序盤のカウンターの場面や、あわやオウンゴールと言う後半の場面を防ぎ切り零封。
 
5ソクラティス
 
 ナポリの攻撃に跳ね返し続け零封に貢献。

6コシールニー

 大きな壁となりナポリの攻撃に蓋をする。
 
18モンレアル

 後半途中にトイレに行く?と言うアクシデントはあったがそれ以外はしかりと対応して最後まで守り続ける。

15ナイルズ

 鋭い出足でパスをカットしてナポリの攻撃を分断する場面もあったがその一方で終盤は軽い対応で簡単に侵入を許してしまう場面もあった。

11トレイラ

 この試合もアグレッシブな対応で中盤を引き締める。 後半途中に内転筋を気にする素振り見せていたのが気になる。

34ジャカ

 守備面に重きを置いた振る舞いで中盤に安定感をもたらす。 臀部のトラブルで後半途中に退く。

31コラシナツ

 高い位置まで攻め上がり攻撃に厚みをもたらすが決定機を演出するには至らず。

8ラムジー

 積極的なハイプレスから一気にナポリゴールに迫るプランを遂行する役割を与えられるも、左ハムストリングを負傷して前半途中で退く。

14オーバメヤン

 後半始めの決定機を決めきれず。 それでも最後の最後まで前線でボールを置い続け零封に貢献する。

9ラカゼット

 完璧なFKでチームを勝利に導く。

7ムヒタリアン

 負傷した8ラムジーに代わって前半途中から投入され、後半始めに決定機を演出する。

4エルネニー

 34ジャカに代わって後半途中に投入される。 

17イウォビ

 9ラカゼットに代わって後半途中から投入される。


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2シーズン連続EL準決勝進出を決めました。

特にCLから落ちてきて
優勝候補の一角と思われたナポリを
完璧な対策とゲームプランで寄せ付けずに
勝利する事が出来たのは
大きな自信になったと思われます。

2−0からスタートしたこの試合でも
1stレグと同様にナポリの攻撃に対して
アーセナルの守備陣はしっかりと対応したと思います。
特にDFラインの裏に向けて積極的に突く
ナポリのアタッカー陣に対して
1stレグの試合に比べると
オフサイドに捉える事は多少減りましたが
それでもその動きをしっかりと読み切って蓋をして防ぎ
反対に先制ゴールを奪って
試合の行方をほぼ決める事にも成功しました。
そして後半は完全に守備に重きを置くプランに変更され
ある意味無理をしない省エネプレーで
ゴール前に蓋をすると言う
大人の対応が出来ていた所も
トーナメントを勝ち抜く上で非常に重要な部分になると思います。

カソルラを擁するビジャレアルが
残念ながら負けてしまった為に
準決勝の相手はバレンシアに決まりました。

今シーズンのバレンシアは
リーガでは首位バルサに次いで2番目に失点数が少ない
堅守のチームという印象ですが
CLグループステージでは
モウリーニョ時代だったとはいえユナイテッドに対して
1勝1分けと勝ち越していますので
侮ってはいけない相手なのかもしれません。

とは言え、シーズン終盤に入ってから
目標に向かって突き進んでいる今のアーセナルならば
十分に勝利を目指せると思います。

そして1チェフの最後の試合となる
EL決勝の地へ!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:2G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:18G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL34:Watford vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Watford 0−1 ARSENAL
2019年4月15日(月)Premier League, Vicarage Road

Goal
 (10)14Aubameyang
 
Sent off
 (12)Deeney

 
19Leno

20Mustafi 27Mavropanos 6Koscielny  18Monreal

11Torreira  34Xhaka  

7Mkhitaryan 8Ramsey  17Iwobi  

14Aubameyang


(46)11Torreira>>>10Özil
(59)27Mavropanos>>>29Guendouzi
(68)8Ramsey>>>15Maitland-Niles


Substitutes
 1Czech
 31Kolasinac
 4Elneny
 9Lacazette  


Arsenal 1.jpg厳しい試合でしたが
アウェイの長いトンネルから
なんとか抜け出す事に成功しました。

この試合の先発は少しイジってきました。
GKは19レノが務めましたが
累積警告で出場停止の5ソクラティスが抜けた
CBで6コシールニーと組んだのは
27マヴロパノスで
20ムスタフィは右SBで起用されました。
左SBには18モンレアルが入り
CMFは怪我から復帰した34ジャカが
11トレイラと共に起用されました。
2列目は右に7ムヒタリアン、左に17イウォビ
トップ下に8ラムジーが入り
14オーバメヤンが1トップを務める
4−2−3−1が組まれました。

ここに来て今まで以上に大胆なローテーションを敢行してきたのは
少なからず驚きを感じました。
来シーズンのCL出場権を獲得する為にも
PLの残りの試合で取りこぼしが許されない状況ですので
この試合でもベストメンバーを組んでくると
個人的には思っていました。
その一方でタイトル獲得のチャンスが残っている
EL2ndレグのナポリ戦も3日後に迫っていますので
その試合も念頭に置いてメンバー構成しなければならず
難しい選択になったと思います。

実際、先日のEL1stレグのナポリ戦では
9ラカゼットのプレーに重さを感じる場面もあり
ある程度休ませる必要がある選手が
何人か存在しているのだと思われ
先日のEL1stレグのナポリ戦から始まった
2週間で5試合と言う過酷なシュケジュールを乗り切る為にも
今回の様な大胆なローテーションを
行う決断をしたのかもしれません。

まぁ、10エジルに関しては
フィジカル的に激しい展開になる可能性がある
このワトフォード戦の様な試合では
ベストパフォーマンスを発揮出来ない事が多い為に
戦術的な側面から先発から外れたのかもしれませんし、
ここまで1試合の途中出場に留まっていた
27マヴロパノスを先発で起用したのも
フィジカル的な勝負を仕掛けてくる
ワトフォードのスタイルの対策として
20ムスタフィを右SBで起用すると共に
27マヴロパノスの身長194cmの上背に
期待したのかもしれません。

どちらにせよシーズン終盤に向けて
一つも落とせない状況の中で
大胆にメンバーを変更してきたエメリ監督の決断は
常々コメントしている様に
多くのスカッドのメンバーを信頼している現れとも言え
チーム一丸となり総力戦で残りのシーズンを乗り切ろうとする
意志を強く感じます。

試合は早い時間帯に先制点が生まれました。

10分、ヤンマートからのバックパスを受けたフォスターが
フィードを送ろうとする迄の僅かな時間で
14オーバメヤンが一気にプレスを仕掛け、
左脚でブロックしたフォスターが蹴ったボールが
そのままゴールに吸い込まれて
先制ゴール!!

多少ラッキーな形のゴールでしたが
仮に14オーバメヤンが果敢にプレスを仕掛けなければ
生まれなかったゴールですので
普通なら全くのノーチャンスの状況から
ゴールを生み出してしまったという意味では
まさにスーパーゴールだと思います。

この後、そしてこの試合の流れを左右するアクシデントが
ワトフォードに起こりました。

10分過ぎ、スローインを受けて
ボールを動かしていた11トレイラに対して
プレッシャーを掛けてきたディーニーの肘が
11トレイラの顔面を捉えて一発退場!!

元々ディーニーはアグレッシブなボディーコンタクトを
積極的に行いながらプレーする選手ですが
それはシンプルに体と体をぶつけるだけに留まらずに
プレスを掛けた相手がボールを手放した後には
審判がボールの方を観ている事を良い事に
そのボールホルダーに対して小突いたり押し倒したりする様な
ダーティーなプレーもある意味得意としている選手だと思います。
今回もボールを手放した11トレイラを追い越しざまに
右の前腕から肘の辺りで小突いて弾き飛ばそうとしたのだと思いますが
ディーニーが思っている以上に
11トレイラが小柄だった為に?
本当ならば肩の辺りを小突くはずだったのかもしれませんが
ディーニーの肘は11トレイラの顔面を捉えてしまい
万事休す、、、!!
ボールとは関係のない所でしたので
暴力プレーと取られるのも当然であり
ワトフォードの中心選手であるディーニーは
一発退場で早々にピッチを後にする事になりました。

この後、最初にチャンスを掴んだのはアーセナルでした。

16分過ぎ、8ラムジーとのワンツーで
左サイドを抜け出した17イウォビからの折り返しを
ゴール前に走り込んできた14オーバメヤンが
左脚で合わせましたが
そのシュートはキャスカートにブロックされてしまい
惜しくも枠を捉えられず。

一方で数的不利のワトフォードにも
アーセナルゴールに迫られる場面もありました。

19分過ぎ、センターライン辺りから入れられたFKを
ペナルティ内で34ジャカとカバセレが競ったこぼれ球を
至近距離からキャスカートにシュートを撃たれてしまいましたが
19レノのファインセーブでゴールを死守。

23分過ぎ、バックラインから送られたフィードを
競りに行った27マヴロパノスが
グレイ弾き飛ばされて突破を許してしまい
深い位置にまで侵入してきたグレイから
中に折り返されてしまいました。
幸いゴール前に侵入してきたドゥクレの手前で
18モンレアルがクリアーして
この大きなピンチを未然に防ぐ事に成功しましたが
グレイに対する27マヴロパノスの対応は
PLでプレーするCBとしては
非常に軽すぎる対応と言わざる得ないと思います。

その後も一進一退の展開が続きました。

25分過ぎ、ワトフォードからのCKから
カウンターが始まりました。
7ムヒタリアンからのパスを受けた11トレイラが送ったパスで
17イウォビが左サイドをドリブルで突き進み
そこから右脚を振り抜きましたがそのシュートはブロックされ、
そのこぼれ球を再び17イウォビが左脚でシュートを放ちましたが
そのシュートはフォスターの好セーブに阻まれてしまい
ゴールならず。

31分過ぎ、ゴール正面からのカプエが蹴ったFKは
ゴール左隅を襲いましたが
19レノのファインセーブでゴールを死守。

前半は早々に数的有利になりましたが
その優位性がそれ程活かす事が出来ずに
五分五分の展開だったと思います。
そして後半の頭から11トレイラに代えて
10エジルを投入した事もあり
後半に入ると徐々にアーセナルが押し込み始めました。

52分過ぎ、34ジャカからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた17イウォビから
鋭いクロスが送られましたが
ニアに飛び込んできた14オーバメヤンには僅かに届かず。

55分過ぎ、18モンレアルがクリアーしたボールを
14オーバメヤンが落としたボールを受けた17イウォビが
カバセレをかわしてそのまま左サイドを駆け上がった所から
柔らかいタッチのクロスが送られました。
そのクロスをゴール前に入ってきた7ムヒタリアンが
ダイレクトで合わせましたが
そのシュートもフォスターにブロックされてしまいゴールならず。

そして59分には27マヴロパノスに代え
29グエンドゥージを投入して
バックラインを20ムスタフィ&6コシールニー&18モンレアルの
3バックに変更し
7ムヒタリアンを右WBに、17イウォビを左WBに移しました。
そして投入された29グエンドゥージが
34ジャカと共にCMFに入り
10エジルと8ラムジーを2シャドーに置いた
3−4−2−1にシステムを変更してきました。

しかし、7ムヒタリアンと17イウォビを配したWBが
あまり機能していなかった事もあり
この後はあまりチャンスを作る事が出来なかった為に
8ラムジーに代えて15ナイルズを投入して右SBに入れて
再び4−2−3−1に戻し
この変更により流れはまた良くなりだしました。

73分過ぎ、右サイドから送られた
7ムヒタリアンからのクロスを
ニアに走り込んできた14オーバメヤンが合わせましたが
僅かに枠の外でゴールならず。

77分過ぎ、右サイドのライン際から送られた
15ナイルズのパスで裏のスペースに飛び出した
29グエンドゥージが深い位置から折り返が送られました。
しかしその折り返しは
ペナルティの中に入ってきた10エジルには合わず、
その流れたボールを受けた17イウォビからの繋げられたボールを
34ジャカがミドルシュートを撃ちましたが
このシュートもフォスターにセーブされてゴールならず。

サイドの裏を取ってからマイナス方向に折り返す
得意なパターンで完全に崩しましたが
29グエンドゥージは形通りに
ペナルティスポットに向けて折り返していましたが
一方で10エジルの方がそのペナルティスポットには
走り込む事が出来ていなかった為に
合わなかったのは残念でした。

一方で後半の最大のピンチはこの場面だったと思います。

79分過ぎ、ヤンマートからの楔のパスを受けた
ドゥクレがダイレクトで叩き
そのボールをサクセスが
ヘッドで繋げたボールを受けたグレイに
前に出てきた19レノがかわされてしまい
右脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートは戻ってきた15ナイルズが
果敢にブロックしてゴールを死守。
ワトフォードのお得意なフィジカル的な強さを活かされて
完全に崩されてしまった場面でしたので
15ナイルズのブロックは正にチームを救うブロックだったと思います。

その後も完全に試合をコントロールしきれない
不安定な状況でしたが
最後まで集中力を切らさずに守りきり
貴重な勝ち点3を持ち帰る事に成功しました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

19レノ

 危険なシュートも的確なセービングで今シーズンPLのアウェイでの試合で初の零封を達成す。
 
20ムスタフィ
 
 右SBで先発し後半途中からCBへ移る。 シンプルなフィジカル勝負の戦いでは20ムスタフィの積極的な対応は活きるが、どこか不安感を感じるのはうがった見方をしているからか?

27マヴロパノス

 的確なカバーリング等も見せる一方で、23分過ぎの場面の様な決定機に直結するミスは頂けない。 グレイとの位置関係を失認していたのか?それとも自分の体格の大きさを過信していたのか?グレイと接触した場面は明らかに良くない体勢で対応してしまっていた。 この時期の重要な試合で抜擢された期待に応えられたとは言えず。
 
6コシールニー

 DFラインの強固な壁として零封に貢献する。

18モンレアル

 それほど積極的な攻撃参加はなかったが、これは4バックの時の不安定性を考慮したゲームプランだったのか?

11トレイラ

 この試合でもしっかりと仕掛けた網でボールを回収する。 マイナーなトラブルを抱えている様だがシーズン終わりまでなんとか保って欲しい。

34ジャカ

 怪我から復帰する。 長短のパスを操り中盤からしっかりとボールを捌き落ち着きをもたらす。

7ムヒタリアン

 何度かシュートチャンスを演出し、防がれてしまったが自らも決定的な場面でシュートも放つが追加点は呼びこめず。

8ラムジー

 トップ下で先発し後半頭からCMFへ移るが、現在の状態としてはCMFの方が輝く印象。

17イウォビ

 左サイドから何度となくチャンスメイクする。 これまではコンビネーションを主体とした仕掛けが多かったが、最近の試合では自ら個の力で仕掛ける場面が多くなった。 ウイングを求めるチーム事情に対する17イウォビなりの応えか?

14オーバメヤン

 チームを勝利に導く先制ゴールを奪う。 諦めずにプレスを怠らなかった献身的な姿勢が報われる。 それ以外でも惜しい場面があったが追加点は奪えず。

10エジル

 後半頭から投入される。 先発から外れたのは、連戦中という事もありコンディション管理の一環だったのか?それともフィジカル的な勝負が多いワトフォード戦の様な展開では余り活きないと言う判断だったのか?

29グエンドゥージ

 27マヴロパノスに代わり後半途中から投入されCMFに入る。

15ナイルズ

 後半途中から8ラムジーに代わって投入され右SBに入る。 この試合でもアイデアを持って攻撃参加する姿が見られた。


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アーセナルらしい格好良い展開ではありませんでしたし
相手の要注意人物であるディーニーが
早々にピッチを去ると言う追い風を受けていても
その数的な優位性をそれ程発揮する事が出来ずに
厳しい試合になってしまいました。
それでもこの試合で得たこの勝ち点3は
トップ4争いにおいて
非常に大きな勝ち点3になるかもしれません。

残りの5試合の内、アウェイの試合がまだ3試合残っています。
ホームで絶対的な強さを発揮している
現在のアーセナルならば
ホームで対戦するクリスタル・パレスとブライトンは
それ程難しい試合にならないと思われますので
トップ4争いの行方を占うのは
このアウェイの3試合の結果だと思われます。

その3試合はウルヴァーハンプトン、レスター、
そして最終節にバーンリーと対戦します。
その最終節のバーンリーは
すでにEL出場権の獲得が難しくなった一方で
降格圏もほぼ脱した状況にいますので
最終節は消化試合になっていると思われ
アーセナルにとっては難しい試合ではなくなると思います。

一方でウルヴァーハンプトンとレスターは
現在もEL出場権を獲得できる可能性がある
7位争いの真っ只中で
34試合消化したレスターが勝ち点47で7位
33試合消化したウルヴァーハンプトンが勝ち点47で8位と
肉薄した状況にいますので
かなり高いモチベーションで挑んでくる試合になると思われます。

この2試合の内、最低でも1勝出来れば
ホームの2試合と最終節と合わせて勝ち点12を上積みして
勝ち点を『78』にまで伸ばす事が出来、
トップ4はほぼ確実になる様に感じますが
仮に連敗する様な事になりますと
最終的な勝ち点は『75』止まりになり
非常に微妙な状況になります。

確かに勝ち点『75』と言うのは
これまでならばトップ4に食い込めるボーダーラインですので
勝ち点『75』あればトップ4に入れる可能性が高かったのですが
今シーズンは上位クラブの勝ち点が伸びていますので
勝ち点『75』では正直どうなるか分かりません。

勿論、スパーズやチェルシーやユナイテッドは
まだトップ6のクラブとの対戦が残っていますので
勝ち点『75』のボーダーラインを超えるのは
それ程簡単ではないと思います。

5試合残して勝ち点67の3位のスパーズは
この週末シティとのアウェイでの対戦が控えていると共に
CL準決勝に駒を進めた事で
アヤックスとのCL準決勝にも精力を注がなければならない状況です。
しかしスパーズは新スタジアムの建設の影響で
今シーズンは補強が出来ずに
薄い選手層で戦っていると共に
エースのケインも負傷離脱中ですので
コンディションの面に大きな問題が出てくる事が考えられます。
とにかくCL準決勝への進出を阻まれたシティが
気持ちを切り替えて週末の試合でしっかりとリベンジしてくれれば
スパーズは勝ち点『75』と言う
ボーダーラインに到達する為に必要な勝ち点8を
残りの4試合で稼がなければならなくなり
それはそれ程簡単ではない様に感じます。

4試合残して勝ち点66で5位のチェルシーは
アウェイでのユナイテッドとの直接対決を残しています。
そして残りの3試合はバーンリー、ワトフォード、レスターと対戦しますが
ポイントはワトフォードとのホームの試合と
レスターとのアウェイの最後の2試合だと思われます。
仮にワトフォードもレスターも
その時点で7位の可能性が残っていた場合には
チェルシーにとっては難しい試合になるのは必須であり
勝ち点『75』と言うボーダーラインに到達する為には
これら4試合で勝ち点9を獲得する必要があり
それはユナイテッド、ワトフォード、レスターの3試合の内
最低でも2勝挙げる必要があると言う事になります。

5試合残して勝ち点64で6位のユナイテッドは
シティとチェルシーとの対戦を残しています。
共にホームでの試合になりますが
トップ4争いをしているチェルシーは勿論の事
CL敗退したシティは
PLのタイトルも逃すとなりますと
失敗のシーズンと言う烙印を押されてしまうかもしれませんので
是が非にもPLのタイトルは狙ってくると思います。
その上でこの週末にはEL出場権を争っている
エヴァートンとアウェイでの試合があります。
勝ち点『75』と言うボーダーラインに到達する為には
残りの5試合で勝ち点11を獲得する必要があり
そこに届く為には3勝2分け以上の成績が必要という事にな
前記の3試合で一つでも敗戦した時点で
脱落する可能性があると思います。

とにかく、この週末のPL35節の結果で
状況は大きく動くと思われます。
シティとアウェイで対戦するスパーズが
仮にシティを敗る事になれば
ほぼトップ4入りを決める事になると思われます。
一方でエヴァートンとアウェイで対戦するユナイテッドが
エヴェートンに敗れれば
ほぼトップ4争いから脱落する事になると思います。

勿論、我らがアーセナルもクリスタルパレスとのホームでの試合は
勝ち点3を獲得できる計算になっていますので
決して取りこぼしは許されません。

ミッドウィークのEL2ndレグナポリ戦と共に
ここ数試合は非常に重要な試合になりますが
その難しい試合の全てで勝利を収めて
己の力でCL出場権を決めて欲しいと思います!!


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:18G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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EL8 1st:ARSENAL vs Napoli [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Napoli
2019年4月11日(木)Europa League R8 1st leg, Emirates Stadium

Goal
 (14)8Ramsey(←15Maitland-Niles)
 (25)Koulibaly(og)
 

1Czech

5Sokratis 6Koscielny  18Monreal

15Maitland-Niles 8Ramsey 11Torreira 31Kolasinac 

10Özil

 9Lacazette  14Aubameyang


(67)9Lacazette>>>17Iwobi
(67)10Özil>>>7Mkhitaryan
(77)11Torreira>>>4Elneny


Substitutes
 19Leno
 20Mustafi
 29Guendouzi
 22Suarez


Arsenal 1.jpg2発快勝!!

EL準々決勝1stレグは
アーセナル、チェルシーと並ぶ
優勝候補の一角である
ナポリとの対戦になりましたが
エミレーツでは無類の強さを誇る
アーセナルが圧倒し先勝しました。

先発はGKは1チェフが務め
DFラインには怪我で欠場していた
6コシールニーが復帰して
5ソクラティス、18モンレアルと
3バックが組まれました。
中盤は11トレイラと8ラムジーがCMFで組み
右WBには15ナイルズ、左WBには31コラシナツが入りました。
前線は10エジルがトップ下に入り
9ラカゼットと14オーバメヤンが2トップを組む
3−4−1−2の布陣が組まれました。

試合はエミレーツの歓声の後押しを受けて
アーセナルが最初からペースを握り
早い時間帯からチャンスを掴みました。

6分過ぎ、31コラシナツの素早いプレスに慌てた
ヒサイがこぼしたボールを
31コラシナツ〜10エジル〜31コラシナツと繋いで
左サイドの深い位置まで侵入した所から
マイナス方向に折り返しが送られました。
その折り返しに対して8ラムジーが
ダイレクトで左脚を振り抜きましたが
そのシュートはクリバリーにブロックされてしまい
そのこぼれ球を走り込んできた15ナイルズが
ダイレクトで左脚を振り抜きましたが
これもクリバリーにブロックされてしまい
残念ながらゴールならず。

アグレッシブで素早いプレスから
コンビネーションでサイドから仕掛ける形で
完璧に崩す事に成功しました。
特にアグレッシブなプレスが効果的に行えているかどうかは
チームの調子を計るバロメーターでもありますので
この試合は心身共に良い調子で試合に入れていたと思います。

そしてその良い流れから先制ゴールが生まれました。

14分、ルイから送られたパスを
8ラムジーがカットした所から始まりました。
そのこぼれ球を拾った15ナイルズから
10エジル〜8ラムジー〜10エジルと繋がり
その10エジルから右サイドに開いていた9ラカゼットに
ダイレクトパスが送られました。
そのパスを受けた9ラカゼットから送られた
クリバリーの股間を通したパスを
ペナルティ内に走り込んできた15ナイルズが収め
その15ナイルズから託されたボールを
8ラムジーが丁寧に蹴りこみ先制ゴール!!

素晴らしいコンビネーションからの美しいゴールでした。
特に8ラムジーからのリターンを受けた10エジルが
ダイレクトで9ラカゼットへ繋げた事で
ナポリDFの柱であるクリバリーを
サイドまで釣り出す事に成功した所が
このゴールの肝だったと思います。

その勢いのまま追加点が生まれました。

25分、ナポリが不用意に
バックラインでボールを回している時に
パスを受けたファビアンに対して
11トレイラがボールを奪取し
そのままドリブルで持ち込み
追いかけてきたファビアンをかわしてから
左脚を振り抜きました。
その左脚から放たれたシュートは
クリバリーの脚に当たりコースが変わり
そのままゴールに吸い込まれてゴール!!

公式記録としてはクリバリーのオウンゴールになりましたが
そのまま11トレイラのゴールでも
良かった様に感じます。
何はともあれ、出場停止の為に
PL3試合出場出来なかった事もあり
エネルギーが有り余っているのか
11トレイラはこの試合も非常にアグレッシブであり
そのアグレッシブさが中盤の優位性を保つ力になっていたと思います。

早い時間帯で2点リードした事で
試合の展開としては非常に楽になったと思います。
ここからはアウェイゴールを与えない様にしながら
更なる追加点を奪えるかどうかに焦点が移ったと思います。

その後もアーセナルがナポリゴールに迫る場面がありました。

25分過ぎ、11トレイラが入れた右CKを
後ろに残っていた31コラシナツがダイレクトで
ファーサイドでフリーだった14オーバメヤンに繋ぎ
その14オーバメヤンがダイレクトでシュートを撃ちましたが
強いシュートが撃てずにゴールならず。
初めからコーディネートされたサインプレーでしたが
最後の14オーバメヤンの所は
ゴールから距離がありましたので
ダイレクトで合わせずにトラップして
ゴールに向かってボールを持ち出してから
シュートを撃った方が良かったかもしれません。

32分過ぎ、左サイドのライン際で
カジェホンからのパックパスがズレた所を
14オーバメヤンが収めてカウンターを発動しました。
そのまま14オーバメヤンはドリブルで持ち込んだ所から
ゴール正面に入ってきた9ラカゼットへ
ラストパスが送られましたが
その9ラカゼットは空振りしてしまいシュートを撃てず。

9ラカゼットはフリーの状態でしたので
上手く合わせていたら非常に面白い場面だっただけに
残念でした。

38分過ぎ、クリバリーのパスに対して
18モンレアルが素早い出足でカットしたボールを
9ラカゼットとヒサイが競り合ってこぼれた所を
10エジルが収め
その10エジルから9ラカゼット〜11トレイラと繋がり
その11トレイラからのラストパスを受けた14オーバメヤンが
ペナルティの外側から豪快に右脚を振り抜きました。
その右脚から放たれたシュートは
メレトの手前で沈み込む様な球筋の強烈なシュートでしたが
防がれてしまいゴールならず。

40分過ぎ、左サイドからドリブルで切り込んできた
31コラシナツがカットされた所での
こぼれ球を受けた9ラカゼットから送られたパスを
中央の位置に入ってきていた10エジルがスルーして
右サイドの15ナイルズに繋がり
その15ナイルズから送られたDFラインの裏へのスルーパスで
14オーバメヤンが抜け出した所から
浮き球のクロス?
もしくはメレトの頭を越そうとしたチップキック?を放ちましたが
メレトにキャッチされゴールならず。

一方で前半終盤にはナポリにもゴールに迫られる場面がありました。

41分過ぎ、8ラムジーが送ったバックパスがそれた所を
オフサイドエリアに残っていたメルテンスに収められてしまい
そこからアラン〜ルイと繋げられ
ペナルティの外側からミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは枠を外れて救われましたが
8ラムジーのバックパスをメルテンスに収められた時に
直ぐに帰陣した18モンレアルがしっかりと寄せて
メルテンスのゴールに向かう動きを抑えられたから良かったものの
仮にこれがメルテンスではなく
フィジカル的に強いストライカーだったとしたら
そのままゴールに向かわれていた可能性もありましたので
非常に危険な場面だったと思います。

44分過ぎ、アランから送られた左サイドの裏へのパスで
カジェホンに深い位置まで侵入を許してしまい
そこからのマイナス方向への折り返しを
インシーニェに合わされてしまいましたが
これも枠を外して救われました。

前半のナポリの攻め方は
DFラインの裏へパスを送った所から
状況を動かそうとしていましたので
盛んに裏のスペースに向けてパスが送られていましたが
そのパスの精度が悪いのか、タイミングが悪いのか、
それともその様な形で仕掛けてくる事が研究済みで
アーセナルのDFラインは完全に読み切っていたのかは分かりませんが
何度となくオフサイドに引っ掛けて防ぐ事に成功していました。
しかしこの場面だけはオフサイドで捕まえる事が出来ず
その結果として決定機を作られてしまいましたので
後半及び2ndレグに向けて
十分に注意する必要があると思われます。

そして前半のラストプレーでも
アーセナルはナポリゴールに迫りました。

44分過ぎ、ルーズボールを収めた8ラムジーから
10エジル〜14オーバメヤン〜10エジルと繋ぎ、
その10エジルからのパスを左サイドで受けた9ラカゼットから
ファーサイドに向けてクロスが送られました。
そのクロスを受けた14オーバメヤンが残したボールを
走り込んできた8ラムジーが押し込もうとしましたが
メレトの正面でゴールならず。

前半はこのまま2−0で終わりましたが
全体的にはしっかりと試合をコントロールして
アーセナルペースで進める事が出来ていたと思いましたが
後半に入るとギアを上げてきたナポリが
反撃に出てきました。

51分過ぎ、右サイドのセンターライン辺りでパスを受けたルイが
そのままドリブルで持ち込んできた所から
鋭いラストパスが送られ、
それをゴール前で収めたインシーニェに
ゴールネットを揺らされてしまいましたが
オフサイドでノーゴール。

52分過ぎ、右サイドからのCKをクリバリーに
ヘッドで合わされてしまいましたが
1チェフが的確にセーブしてゴールを死守。

一方でアーセナルも前半と同様にペースを落とさずに
ナポリゴールに迫りました。

57分過ぎ、31コラシナツから送られたパスを
2ラインの間で10エジルが受けて
そこから送られたラストパスを受けた14オーバメヤンが
そのまま持ち込んで右脚を振り抜きましたが
マクシモビッチにブロックされてしまいゴールならず。

57分過ぎ、そこで得た左CKから
再びコーディネートされたサインプレーを観せました。
10エジルから送られたショートコーナーを
8ラムジー〜10エジル〜31コラシナツと戻された事で出来た
ギャップに入り込んだ8ラムジーに向けて
31コラシナツからラストパスが送られ
そのパスを受けた8ラムジーが
ワントラップして豪快に右脚を振り抜きました。
惜しくもこのシュートはメレトの好セーブに阻まれてしまいましたが
ペナルティの中に上手くギャップを作り出し
そしてゴールへの道筋を空ける事に成功した
良い仕掛けだったと思います。

58分過ぎ、11トレイラが入れた右CKを
ゴール正面で18モンレアルがヘッドで合わせましたが
そのヘッドはバーのわずかに上でゴールならず。

その後は一進一退の展開が続きました。

61分過ぎ、インシーニェから送られた
DFラインの裏への浮き球のパスに対して
裏に飛び出したメルテンスが
ヘッドで合わせようとしましたが
幸い小柄のメルテンスのヘッドは
僅かに届かなかった事で救われました。

63分過ぎ、右サイドから
15ナイルズが10エジルに入れた楔のパスのリターンを受けて
そのままドリブルで切り込んでいき
そこから送られたスルーパスで
裏に抜け出した9ラカゼットが
豪快に右脚を振り抜きましたが
残念ながらオフサイドでした。

この後、アーセナルは
9ラカゼットと10エジルに代えて
17イウォビと7ムヒタリアンを投入してきました。
この交代は戦術的な部分や
パフォーマンス的な部分での交代と言うよりも
この試合を含め2週間の間に
5試合行わなければならず
その5試合共に来シーズンのCL出場権を獲得する為には
非常に重要な試合になりますので
その連戦を乗り切る為の
コンディション的な観点からの交代だと思われます。
実際この試合での9ラカゼットはいつもよりも
動きが重く感じられる場面もありましたので
この様な積極的な交代はシーズン終盤に向けて
きっと良い効果をもたらしてくれると思います。

その後も一進一退の流れは続きました。

68分過ぎ、左サイドのライン際で
ボールを受けたカジェホンからのパスを受けたインシーニェが
ダイレクトで左サイドの裏のスペースへ出したスルーパスで
カジェホンが抜け出し
そこからお送られたクロスに対して
ミリクが走り込んできましたが
そのクロスが通る寸前に6コシールニーがカットして
シュートは撃たせず。

68分過ぎ、17イウォビからのパスを受けた
7ムヒタリアンからの
左サイドのスペースに向けて送られたパスで
31コラシナツが抜け出し
そのままドリブルで深い位置まで侵入した所から
ゴール前に鋭いクロスが送られました。
そのクロスはメレトに弾き出されてしまいましたが
そのこぼれ球を15ナイルズが
叩きつける様にダイレクトで合わせましたが
それもメレトのファインセーブで防がれてしまい
ゴールならず。

71分過ぎ、カジェホンから送られた
左サイドのスペースへのパスで抜け出した
インシーニェからの折り返しを
ゴール前に飛び込んできたジエリンスキに
ダイレクトで合わされてしまいました。
幸い枠を捉えられず救われましたが
完全に崩されてしまいました。

そして後半最大の決定機が訪れました。

80分過ぎ、左サイドの17イウォビから
4エルネニー〜7ムヒタリアン〜15ナイルズと
右サイドへ展開していき
その15ナイルズからのパスを受けた7ムヒタリアンが
右サイドの深い位置まで侵入した所から送られた
ルイの股を抜いた丁寧な折り返しを
ゴール正面で8ラムジーがダイレクトで合わせましたが
枠の上へ大きく外してしまいゴールならず。

87分、6コシールニーがクリアーしたボールを
クリバリーが中途半端にヘッドで返した所を
7ムヒタリアンが収めて
ショートカウンターが発動されました。
その7ムヒタリアンがドリブルで持ち込んだ所から
送られたラストパスを受けた14オーバメヤンが
豪快に右脚を振り抜きましたが
僅かに枠の外でゴールならず。

8ラムジーの場面はゴール正面の位置で
完全にフリーの状況だっただけに
決めなければならなかったと思いますし
14オーバメヤンの場面もストライカーならば
決めて欲しかった場面だったと思います。
仮にここで決めて3−0にしていたら
2ndレグは格段に楽な状況になっていただけに残念です。

とは言え、アウェイゴールを与えずに
2点のリードを持って
来週の2ndレグに向かう事になったのは
上々の結果だと思います。


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1チェフ

 危険な場面はそれほど多くなく零封。
 
5ソクラティス
 
 最初から最後まで集中力を切らさずに零封に貢献。 やはり6コシールニーと組む方がプレーしやすそうな印象を受ける。
 
6コシールニー

 ナポリの攻撃陣の仕掛けをしっかりと読み切り完全に蓋をする。 DFラインを安定させるにはやはり6コシールニーが必要。

18モンレアル

 何度か裏を狙われるも、しっかりとリカバリーして零封に貢献。

15ナイルズ

 攻撃面ではしっかりとボールに絡み、周囲とのイメージの共有が出来ていた事で8ラムジーの先制点をアシストする。 それ以上にこの試合では守備面での貢献が高かった。 テクニカルなアタッカーを揃えるナポリに対して的確にそして時にアグレッシブな対応で右サイドの主導権を保ち続けた。

8ラムジー

 現在絶好調の8ラムジーが中盤に入ると、チームはダイナミックになる。 美しい先制ゴールを奪ってチームを勝利に導いたが、出来る事ならば後半の場面での決定機も決めて準決勝への進出に王手を掛けて欲しかった。

11トレイラ

 公式記録はクリバリーのオウンゴールだが、九分九厘11トレイラのゴールと言って良かっただろう。 それにしても11トレイラの存在の大きさを実感する試合だった。 言うなれば中盤に広大な網が張られている様にナポリの攻撃を高い位置で止め続けた。 来シーズンのCL出場権を獲得する為のシーズン終盤の切り札になるだろう。

31コラシナツ

 何度となく左サイドから侵入してゴールに向けて仕掛けた。 抜群の推進力で左サイドを駆け上がる姿は迫力がある。 

10エジル

 実際にゴールやアシストが付く様なプレーをする訳ではないが、それでも攻撃陣の全権を握るが如く10エジルのタッチが攻撃陣に方向性を与えた。 心配なのは次のPLワトフォード戦だ。 この試合と同じ様なパフォーマンスを観せられるのか?それともやはりパフォーマンスレベルを落としてしまうのか? そう言う意味ではコンディション管理の為に早めに下げた効果に期待したい。

9ラカゼット

 先制点の鍵となるパスを送り勝利に大きく貢献する。 その一方でややプレーが重く感じられた。 常に前線でファイトし続けるスタイルを続けている為に疲労が蓄積してきたか? この後も連戦が続く事を考えれば早めに下げた判断は的確だろう。

14オーバメヤン

 最近ゴールから見放されているが、ナポリが大々的に攻めに転じてくると思われるアウェイでの2ndレグこそは14オーバメヤンのスピードが活かされるだろう。

17イウォビ

 後半途中から投入される。 持ち前の推進力のあるドリブルで積極的な仕掛けを観せた。

7ムヒタリアン

 後半途中から投入される。 終盤には絶妙な折り返しを8ラムジーに送って決定機を作るが、全体的にはエヴァートン戦同様に周囲とのズレを感じた。

4エルネニー

 11トレイラに代わり後半途中から投入される。


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3点目を奪うチャンスも十分にあっただけに
決められなかったのは残念でしたが
それでもアウェイゴールを与えずに
2−0で2ndレグに向かう事が出来た事は
上々の結果だったと思います。

共に今シーズンのELの優勝候補のチーム同士の対戦でしたが
1stレグに関しては
全体的な試合内容、個々のパフォーマンスは勿論の事、
相手に対する対策の面でもアーセナルが上回っていたと思います。

元々ナポリはセリエAでは絶対的なポゼッションをベースに
ボールを支配するスタイルを観せているチームだと思いますが
そのスタイルのままエミレーツに乗り込んできましたが
個人的にはそれが失敗だった様に感じます。

確かにこの試合でもポゼッション率は
42%対58%とナポリが上回りましたが
その一方でアーセナルも
ポゼッションを主体とするスタイルのチームであり
そのポゼッションスタイルのチームは
バックラインに対して速く積極的なハイプレスを仕掛けられると
ボールがスムーズに前に進められなくなり
ポゼッションスタイルを保てなくなる事を
誰よりも身を持って自覚しており
それをアーセナルはナポリに対して実践した事で
試合の流れはを掴む事に成功したと思います。

反対にこの試合ではアーセナルに対して
ナポリはバックラインへのプレスが甘く
しかも中盤にもスペースが残ったままでしたので
アーセナルにとっては非常にプレーしやすい状況であり
その差が試合の流れに出た様に感じます。

語弊を恐れずに言うのならば
先日のニューカッスル戦のベニティス監督しかり
この試合のアンチェロッティ監督しかり
一世代前のワールドクラスの監督達は
もしかしたらもう時代遅れになっているのかもしれません。
昨今のフットボール界で結果を出している
40代後半を中心とする世代の監督達は
ハイプレスを効果的に行う守備スタイルを確立出来るかどうかが
チーム力の大きなポイントになっている様に感じますが
その一世代前の監督達はそのスタイルの導入が上手く出来ておらず
それらの監督が率いるチームは
この試合の様にハイプレスを仕掛けてくるチームに対して
後手を踏む事が多くなっている様に感じます。

とは言え、ホームのアーセナルとアウェイのアーセナルは
全くの別物のチームになってしまう試合が
ここの所続いていますので
まだまだ油断は出来ないと思います。

そう言う意味でも次のアウェイでのPLワトフォード戦は
非常に重要な一戦になると思います。
このワトフォード戦に勝利を挙げる事が出来れば
PLトップ4争いにおいて非常に有効な勝ち点3になるだけに留まらず
アウェイでのELナポリ戦にも
自信を持って挑む事が出来る様になると思います。

とにかく1日でも早くアウェイの試合で勝利を挙げ
「アウェイの呪縛」から脱する事を願うばかりです。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL33:Everton vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Everton 1−0 ARSENAL
2019年4月7日(日)Premier League, Goodison Park

Goal
 (10) Jagielka
 

19Leno

20Mustafi 5Sokratis 18Monreal

15Maitland-Niles 4Elneny 29Guendouzi 31Kolasinac 

  10Özil     7Mkhitaryan

9Lacazette


(46)4Elneny>>>8Ramsey
(46)31Kolasinac>>>14Aubameyang
(75)10Özil>>>17Iwobi


Substitutes
 1Czech
 25Jenkinson
 12Lichtsteiner
 22Suarez
 17Iwobi


Arsenal 1.jpg良い所なく惨敗です。

今シーズンも苦手にしている
アウェイと言うだけではなく
EL出場権争いをしている
エヴァートンのモチベーションは非常に高く
その勢いを止める事が出来ずに
あえなく敗れてしまいました。

先発はGKは19レノが入り
DFラインはニューカッスル戦と同じメンバーの
3バックが組まれました。
中盤はコンディションに不安がある
8ラムジーに代わって4エルネニーが
CMFに入った以外は
ここもニューカッスル戦と同様のメンバーが組まれ
前線は2シャドーは10エジルと7ムヒタリアンが組み
1トップに9ラカゼットが入る
3−4−2−1が組まれました。

立ち上がりはマズマズだったと思います。

1分過ぎ、29グエンドゥージの素早いプレスで
アンドレ・ゴメスからボールを奪い返した所から
ショートカウンターが発動されました。
そのボールを収めた7ムヒタリアンから送られた
スルーパスを受けた9ラカゼットが
そのままドリブルでペナルティ内に侵入した所から
ファーサイドへクロスが折り返されましたが
そのクロスを深い位置で受けた10エジルは
ゴール前に走り込んできた7ムヒタリアンへ
もう一度折り返されましたがその折り返しはゲイェにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでした。

9ラカゼットの折り返しがもう少し手前のコースだったら、
もしくは10エジルが最初から感じていて
ゴールに向かって一直線に走り込んでいたら
決まっていたかもしれない場面だったと思います。

一方でセットプレーから失点してしまいました。

10分、右サイドの深い位置から入れられた
ディーニュのロングスローを
ジャギエルカが背後に逸らし
そのボールに対して飛び込んできた
キャルバート・ルーウィンがヘッドで合わせました。
そのヘッドが31コラシナツの脚に当たりこぼれた所を
ジャギエルカに押し込まれてしまい失点。

ロングスローからバタついて失点してしまうと言う
アーセナルの良くあるパターンでした、、、が
この場面でのロングスローを入れた時のディーニュの足が
完全にラインを超えていたのを見逃されてしまいました、、、。

自陣の右側の線審がいないサイドでしたので
このファールスローをジャッジするのが
線審なのか主審なのかは分かりませんが
少なくともこの試合を裁いていた主審のケヴィン・フレンドは
完全に背を向けていてスローインを入れたディーニュの姿を
全く見ていませんでした。
又、線審からはかなり距離がある場所からの
スローインでしたが
ディーニュは靴一個分程ラインを超えていましたので
仮にセンターライン辺りから見たとしても
十分に判断出来るレベルだったと思います。

まぁ、確かに普通はファールスローを犯す事自体が少ないので
審判団もあまり意識していないと言うのは十分に理解出来ますが
その様な些細な所まで目を向ける事が出来るのが
トップリーグの試合を裁く事ができる
審判ではないのでしょうか?
結果的にそれによりゴールが生まれ
それが試合の勝敗を決するゴールとなり
その勝敗が来シーズンのCL出場権とEL出場権を
獲得出来るかどうかを左右するゴールになると考えますと
「たかがファールスロー」と言えども
非常に重要なファールになる可能性がありますので
もっとしっかりとジャッジしてほしいものです。

以前からそうですが特に最近は
アマチュアレベルの試合で犯すようなミスジャッジが
PLの試合で連発している現状は
どうにかしなければならないでしょう。
この問題は来シーズンからVARが導入される事で
多少改善されるかもしれませんが
そもそもPLの審判団はミスを犯しても
その後も同じようなミスを犯す事が多い様に
自らのミスを反省し、なぜミスを犯したかを分析し
今後その様なミスを犯さない為に対策を練ろうとすらしない
低レベルの志しかない審判が多い様に感じられ
その様な志の審判たちはVARが導入されたらされたで
自らのジャッジの責任をただ単にVARに転化するだけで
さらに適当なジャッジが連発されるではないかと
非常に心配です。

良く一試合辺りのカードを出す数等は表に出ますが
極論、試合後それなりの機関がその試合を再検討して
各々の審判の一試合辺りに犯すミスジャッジの数等も
公表する必要があるのではないでしょうか?
その様なデーターを公して
危機感を自覚させなければ
自らの低レベルのジャッジングを改め、
自らのジャッジングレベルを上げようとする
責任感を持った審判は現れない様に感じます。

その後は一進一退の時間帯が続きました。

アーセナルはエヴァートンのハイプレスと
その背後のゲイェとアンドレ・ゴメスの網に引っ掛かってしまい
中々良い形でボールを前に進める事が出来ず
その上、デュエルの局面でもフィジカル的な優位性がある
エヴァートンに遅れをとってしまい
中々リズムに乗れませんでした。

そして次のチャンスらしいチャンスは
この位だったと思います。

24分過ぎ、ゲイェのトラップがこぼれた所を
9ラカゼットがボールを奪った所から
ショートカウンターが始まりました。
そこから4エルネニー〜29グエンドゥージ〜9ラカゼットいだ所から
ゴールに向かって走りこんだ7ムヒタリアンに向かって
スルーパスが送られましたが
ジャギエルカとコールマンに挟まれて阻まれてしまいました。

その後、エヴァートンに
アーセナルゴールに迫られてしまいました。

40分過ぎ、ジャギエルカからのフィードに対して
リシャルリソンと18モンレアルが交錯して
前に出た18モンレアルが倒されましたが
ファールを取られたのは18モンレアルの方でした。
そしてそこから素早いリスタートで
リシャルリソンに左サイドの裏のスペースの
深い位置まで侵入を許してしまいましたが
そこからのクロスは5ソクラティスの体を張った
スライディングでブロックして
このピンチを凌ぎました。

結局、前半は殆ど良い所なくこのまま終わってしまいました。

エヴァートンのハイプレスと
デュエルの局面で劣勢に立たされた事で
中々良いリズムが掴めなかったという事は勿論ですが
一方でアーセナル側にも問題があったと思います。

1本目のパスが繋がっても
2本目もしくは3本目辺りでミスパスを犯してしまい
自らリズムを壊してしまう場面や
アタッキングエリアに入っても
クロスや鍵となるパスの精度が非常に悪く
ゴールに迫るチャンスを自ら逸してしまう場面も
何度かありました。
反対にエヴェートンはアンドレ・ゴメスから送られる
長短のパスが正確に繋がり
そのテンポ良くワイドな展開に
アーセナルは振り回されてしまった所も
テンポが上がらない原因だった様に感じます。

前節のニューカッスル戦でも
8ラムジーに代わって4エルネニーが入った終盤に感じた事ですが
4エルネニーでは攻撃陣をプッシュする様な推進力が
得る事が出来ていない様に感じました。
勿論、コンビを組んだ29グエンドゥージとの関係性もあると思いますが
ハイプレスを仕掛けられている展開では
いかにしてそのプレスをかいくぐるか、
もっと言えばハイプレスを仕掛けられている
バックラインからどの様にして効果的に
パスを引き出す事が出来るかが重要であり、
その上でその次に網を張っている
アンドレ・ゴメスとゲイェのラインを
突破する様なパスを前線に送る事が出来るかも重要だと思いますが
結果としては残念ながらこの試合の4エルネニーは
その役割を担う事が出来ていなかったと思います。
そう言う意味でもその4エルネニーに代えて
後半頭から8ラムジーを投入したのは良かったと思います。

そして効果的なプレーが見せられなかった
2列目の2人にも問題があったと思います。

10エジルの最近の傾向からしますと
物凄い輝きを見せた次の試合での出来が悪い傾向があり
この傾向通りこの試合でも輝きを見せる事は出来ませんでした。
勿論、中盤から効果的にボールが供給されなかったと言う
エクスキューズはあると思いますが
それでもガツガツと迫ってくるエヴァートンの圧力に
苦しんでいたのは間違いなかったと思います。

一方で7ムヒタリアンの出来は更に悪く
元々最近の7ムヒタリアンは周囲の選手と噛み合う時は
素晴らしいコンビネーションを見せる一方で
噛み合わない時には全くと言って良いほど噛み合わないと言う
両極端な状態になる事が多く
この試合では鍵となるパスをミスする事が多かった様に
残念ながら噛み合わない日だったと思います。

激しいエヴァートンの圧力に苦しみ
周囲とプレーが噛み合わない状況を打破する為にも
独力でボールを運ぶ事ができ
パスを引き出す事も供給する事も出来る17イウォビを
この2人のどちらかと代えて
後半頭から投入しても良かった様に個人的には思いました。

結果的には後半頭からは4エルネニーに代えて
8ラムジーを投入すると共に
左WBの31コラシナツに代えて14オーバメヤンを投入して
システムを4−2−3−1に変更してきました。

4バックにするに当たり31コラシナツと18モンレアルの
どちらかを下がる必要がありましたが
4バックにすると守備面に脆弱性が出現する
アーセナルのDFラインの状態を考えれば
守備面に安定性がある18モンレアルを残す判断は
正しい判断だったと思います。
しかしその一方で現在のアーセナルにおいて
攻撃面での貢献度を考えますと
31コラシナツの貢献度は群を抜いていると思いますので
後半逆転を目指す上で前半のみで31コラシナツを下げてしまったのは
少し勿体ない様にも感じました。

よって個人的には14オーバメヤンよりも先に
7ムヒタリアンに代えて17イウォビを後半頭から投入して
システムも3−4−2−1のままでも良かった様に感じます。

その後半は4エルネニーに代えて
8ラムジーを入れた効果が出て
前へ出る推進力が備わったアーセナルが
何度かシュートチャンスを作り出す事に成功しました。

47分過ぎ、8ラムジーからパスを受けた10エジルが
ボールを持ち上がったところから
右サイドのライン際を上がってきた14オーバメヤンヘスルーパスが送られ
そのパスを受けた14オーバメヤンから中にクロスが送られました。
そのクロスに対して飛び込んできた8ラムジーが
ヘッドで合わせようとしましたがミートせずに
上空に跳ね上がってしまいましたが
そのボールに対するピックフォードのパンチングが
中途半端で8ラムジーの所にこぼれた所を
その8ラムジーがダイレクトで合わせましたが
枠を捉えられず。
ピックフォードが前に出ていた為に
無人のゴールの中に飛ばせが確実にゴールを奪えた状況だっただけに
残念でした。

58分過ぎ、20ムスタフィから送られた
ゴール前へのロングフィードに対して
9ラカゼットがダイレクトでヘッドで合わせましたが
そのヘッドもピックフォードにセーブされてしまいゴールならず。

しかし、この辺りの時間帯から
エヴァートンの手数を掛けない攻撃に晒され始めてしまいました。

58分過ぎ、ピックフォードからのパントキックを
20ムスタフィとキャルバート・ルーウィンが競ったボールが
そのまま後方に流れ
その流れたボールを15ナイルズがヘッドで処理しようとしましたが
そのヘッドが中途半端だった為にベルナルジに収められてしまい
そのまま19レノと1対1の状況に陥ってしまいました。
幸いタイミング良く前に出た19レノが
ベルナルジのシュートを完璧にブロックしてゴールは守られましたが
ミスから決定機を与えてしまいました。

62分過ぎ、ピックフォードのゴールキックを
左サイドのライン際で受けたコールマンから送られたスルーパスで
リシャルリソンに抜け出されてしまい
そこから鋭いクロスが入れられてしまいました。
そのクロスは19レノがパンチングで弾き出して
ゴール前に飛び込んできたキャルバート・ルーウィンに通る前に
処理が出来ましたので良かったのですが
そのこぼれ球もすぐに回収されてしまい
再び左サイドから送られたコールマンにクロスを
20ムスタフィがヘッドでクリアーしたボールを
シグルズソンにダイレクトボレーシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートも枠外で救われましたが
わずか3本のパスでゴール前まで運ばれてしまった速攻の鋭さと
セカンドボールをしっかりと回収された所からの
波状攻撃に後手に回される場面が増えていってしまいました。

68分過ぎ、アンドレ・ゴメスから送られた
左サイドの裏のスペースへのロングパスで
リシャルリソンに抜け出されてしまい
そこから送られたパスを受けてたシグルズソンに
シュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは5ソクラティスがブロックし
そのこぼれ球をもう一度シグルズソンに
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも5ソクラティスの伸ばした脚でブロックして
何とかゴールを死守。

5ソクラティスも怒りをあらわにしていましたが
リシャルリソンに簡単に裏を抜け出されてしまう
左サイドのズブズブの状況は
非常に危うい状況だったと思います。
勿論、右サイドは右サイドで
ディーニュとベルナルジにコンビネーションに
15ナイルズが翻弄されてしまい
簡単に突破される場面も何度かありましたので
残念ながら4バックへの変更は
やはり失敗だったと言わざる得ないと思います。

その後もサイドからの攻撃に晒され続け
何度となくピンチを迎えてしまいました。

71分過ぎ、7ムヒタリアンから8ラムジーへのパスが
ベルナルジにカットされた所から
左サイドのリシャルリソンに繋げられ
そのリシャルリソンにドリブルで
深い位置まで運ばれた所からの折り返しを
シグルズソンに合わされてしまいました。
幸いそのシュートは19レノの正面で
問題なく処理されましたが
遅れて入ってきたシグルズソンに対して
誰もケアしていなかったなど
ゴールが奪われないのが不思議なほど
アーセナルの守備組織は完全に崩壊していました。

73分過ぎ、ドリブルで侵入してきた
ゲイェからのパスを受けたシグルズソンに対して
ケアしていた20ムスタフィが足を滑らしてしまい
完全にフリーの状態でシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは5ソクラティスが体を張ってブロックしましたが
今度はそのこぼれ球をペナルティの中で収めたリシャルリソンに
至近距離からシュートを撃たれてしまいましたが
今度はそのリシャルリソンが足を滑らしたことで救われました。

この後アーセナルは10エジルに代えて17イウォビを投入して
14オーバメヤンと9ラカゼットを2トップに配する
4−4−2へ変更してきました。
その17イウォビが投入された事で
攻撃陣に少し勢いが戻りました。

75分過ぎ、左サイドのセンターライン辺りでパスを受けた17イウォビは
そのままドリブルで持ち上がり
ゲイェとコールマンの2人に挟まれても
その間を切り裂いてカットインして行き
そこから送られた裏へのスルーパスで
9ラカゼットが飛び出しました。
残念ながら飛び出した9ラカゼットは
角度がなかった為にシュートではなく折り返そうとしましたが
その折り返しはカットされてしまいシュートは撃てず。
しかしここまでの時間帯はパスがスムーズに繋がらずに
攻撃陣のリズムを崩していただけに
ドリブルで仕掛けられる17イウォビの存在は
ここまでと異なるアクセントになっていたと思います。

しかし終盤になってもエヴァートンの猛攻は収まらず
度々アーセナルゴールが危険に晒されてしまいました。

80分過ぎ、左サイドをドリブルで上がってきウォルコットから
逆サイドをフリーに上がってきたベルナルジへパスが送られ
そのままフリーで侵入してきたベルナルジに
シュートを撃たれてしまいましたが
19レノが的確にセーブしてゴールを死守。

この場面でも右サイドの裏に向けて走り込んで行った
15ナイルズに向けて8ラムジーから送られたスルーパスが
カットされてしまった事で
15ナイルズが上がって出来たスペースに対して
誰もカバー出来ていないと言う問題があり
守備組織の崩壊はその後も続き
何度となくアーセナルゴールに迫られては
5ソクラティスと20ムスタフィが
体を張ってブロックし続けて
何とかゴールを奪われずに耐え続けました。

結局、17イウォビが投入された後の勢いも
18モンレアルが左サイドのスペースをケアする為に
全く攻撃に参加する事が出来なくなっていた事で
周囲のフォローが得られずに孤立してしまい
反対にコールマンが攻め上がりを自重して
17イウォビへのケアが徹底されてしまった事で
17イウォビの効果も尻窄みになってしまい
1−0のまま敗戦。

予想したとは言え、予想通りの厳しい結果になってしまいました。


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19レノ

 不運な形から失点してしまったが、その後は何度となく訪れた危険な場面も冷静な対応で追加点を許さず。
 
20ムスタフィ
 
 相変わらず繋ごうとするフィードをあっさりとカットされてしまう場面が何度かあった。 一方で終盤は5ソクラティスと共に体を張ってゴールを守り続けた。 考えてするプレーをさせるとよくミスを犯すが、終盤の様な何も考えずにただ単にシュートを防ぐ事だけに集中させると良いプレーをする印象。
 
5ソクラティス

 守備組織が崩壊する中で最初から最後まで奮闘する。

18モンレアル

 前半の3バックの左CBから後半の4バックの左SBに移ったが、リシャルリソンのスピードに全く対応出来ずに何度となく突破を許してしまう。 以前にも指摘した様に単純なスピード勝負を仕掛けられると全く対応出来ず。

15ナイルズ

 前半は右WB、後半は右SBでプレーする。 前半もそれほど良くなかったが後半に入ると更に周囲と噛み合わない、ボールが足に付かずにコントロールミスを犯すなど悪化してしまった。 やはり右WBならばまだしも右SBとして起用するのは荷が重いのか?

4エルネニー

 コンディションに不安があった8ラムジーに代わり先発で起用されるが、前節のニューカッスル戦同様に前にプッシュする様な推進力をチームに与える事ができず。

29グエンドゥージ

 前への推進力を見せようとするもゲイェとアンドレ・ゴメスの壁に阻まれて効果的にボールを供給できず。

31コラシナツ

 精度の欠いたプレーが何度かあり前半のみで退いたが、個人的には31コラシナツを下げた事で更に攻め手を失った様に感じる。

10エジル

 輝きを放った次の試合ではその輝きを失うと言う流れのままこの試合では沈黙する。 勿論、中盤から効果的にボールが供給されなかったと言う問題があり、自ら中盤の底まで下がってゲームを組み立てる仕事をしなければならなかった部分はあるが、それでもガツガツとプレスを仕掛けてくるエヴァートンのペースに完全に呑まれてしまった。

7ムヒタリアン

 この日は周囲と完全に噛み合わない日だった。 鍵となる場面でのパスを悉くミスしてしまい攻撃の流れを崩してしまった。

9ラカゼット

 終始戦い続けるも本来のストライカーの仕事は殆どする事ができず。

8ラムジー

 8ラムジーが投入されてから前への推進力が生まれたがそれも長続きせず。 反対に終盤は重要な局面でのパスを通す事が出来ずにクオリティー不足を露呈する。

14オーバメヤン

 後半頭から投入されるもサイドでプレーしてもフォローが少なく孤立し、中でプレーしてもズマの強さに屈してしまいインパクトは残せず。

17イウォビ

 独力でボールを運ぶ事が出来る17イウォビが入ってからは、攻撃陣に流れが生まれたがそれも長続きせず。 結局周囲のフォローが得られずに仕掛けても単発的になってしまった。


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3位をキープする為には非常に重要な試合でしたが
残念ながら失敗してしまいました。

ニューカッスル戦の時も書きました様に
戦績の悪いアウェイの試合であると共に
EL出場権が得られる7位争いをしているエヴァートンの方が
この一戦に懸けるモチベーションが高かったと言わざる得ないと思います。

そしてこの敗戦で色々な問題点が浮き彫りになった様にも感じますが
その中でも守備組織の脆弱性に関しては顕著だったと思います。

ここ数試合は3バックを続けてきて
一定の安定性を見せていましたが
この試合ではゴールを奪いに行く必要に迫られ
後半から4バックに変更した途端に
ボロボロになってしまいました。
特にサイドの裏のスペースを突破されるケースが多く
後半の間にゴールを奪われなかったのが
本当に不思議なくらいの惨状だったと思います。

その原因として考えられるのは
18モンレアルの衰えが挙げられると思います。
現時点でも危機察知能力と気の利いたフォローは健在ですので
3バックの一角であれば問題ないと思いますが
その一方で左SBとしては
単純にスピード勝負を仕掛けられてしまうと
止められなくなってきている様に見えます。
それは守備面での危うさは勿論の事ですが
攻撃面においても影響が出てしまっている様に見え、
高い位置にまで上がった所で
裏のスペースを突かれてしまうと戻りきれないリスクを考え
それほど高い位置まで上がっていけない、
もしくは上がらない様にしている様に感じられ、
その結果として現在のアーセナルのポイントである
サイドからの分厚い攻撃が全く出来なくなってしまっていたと思います。

しかも2ベジェリンが離脱している右SBを担っている
15ナイルズも攻守にまだ十分なレベルに達していない事を考えますと
4バックでは両SBが攻撃面で貢献出来ず
エメリ監督が目指す両サイドからの分厚い攻撃を
具現化出来なくしてしまっていると思います。

残りのシーズンにおいて3バックだけを使用するならば
特に問題はないかもしれませんが
この試合の様に4バックを使用する時には
大きな問題になるかもしれません。

これまでは守備面に不安がある31コラシナツはWBの時に起用し
攻守のバランスが重要なSBの時には18モンレアルを起用する様な
住み分けがなされていた様に感じましたが
今後、そして来シーズンに向けて
その住み分けが成り立たなくなってきている様に感じます。

これまで通り18モンレアルを
左SBで起用するべきなのかどうかは
もう一度考えなければならないかもしれません。
仮に18モンレアルを起用する時に
最も期待する守備面での貢献が期待出来ないとなりますと
同じく守備面に不安がありますが
守備面の事は目を瞑って
攻撃面では大きな貢献が期待出来る31コラシナツを
起用する方向性にシフトする方が良いのかもしれません。

今シーズンも残り6試合になりました。
その内、戦績の悪いアウェイの試合がまだ4試合も残っています。
しかし来シーズンのCL出場権を獲得する為には
このアウェイの4試合が重要になるのは言うまでもないと思います。

最終的にトップ4のボーダーラインとなる勝ち点が
仮に75点と考えますと
残りの6試合で勝ち点12が必要になります。
ホームの2試合を連勝出来たと仮定しても
アウェイの4試合で勝点6必要であり
それには最低でも2勝2敗、
もしくは1勝3分けの成績が必要になります。

今回のエヴァートン戦を見る限りでは
かなり難しい条件になるかもしれませんが
来シーズンのCL出場権を獲得する為には
やるしかありません。

次節のアウェイでのワトフォード戦では
この試合との違いを見せてくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:1G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G0A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL32:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Newcastle United
2019年4月1日(月)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (30)8Ramsey
 (83)9Lacazette(←14Aubameyang)
 

19Leno

20Mustafi 5Sokratis 18Monreal

15Maitland-Niles 8Ramsey 29Guendouzi 31Kolasinac 

 10Özil    17Iwobi

9Lacazette


(69)17Iwobi>>>14Aubameyang
(65)8Ramsey>>>4Elneny
(80)10Özil>>>7Mkhitaryan


Substitutes
 1Czech
 25Jenkinson
 22Suarez
 49Nketiah


Arsenal 1.jpg快勝!!

代表ウィーク中に
大人の事情でドバイ遠征をした事が
吉と出るか凶と出るか
個人的には心配だったこの試合でしたが
70%超えるポゼッションで圧倒し
PLホーム10連勝を飾りました。

先発はGKには19レノが入り
左足の打撲で6コシールニーが欠場した
DFラインは20ムスタフィ、5ソクラティス、
18モンレアルの3バックが組まれました。
中盤は右WBに15ナイルズ、左WBに31コラシナツが入り
代表戦で左鼠径部を痛めた34ジャカが間に合わなかった
CMFは8ラムジーと29グエンドゥージが起用されました。
そして前線は2シャドーに10エジルと17イウォビが並び
1トップに9ラカゼットが入る3−4−2−1が組まれました。

試合は非常にハイテンションの状態で始まりました。

特にアーセナルにとってはこの試合は
前日までの他のクラブの結果から
この試合に勝てば3位に上昇出来る試合でしたので
試合開始から攻撃時には人とボールを積極的に動かして素早く展開し、
守備時には一気にプレスを掛けてアグレッシブにボールを奪い返して
ニューカッスルを圧倒する流れで始まりました。

その様な中で早々にアーセナルがゴールネットを揺らしました。

12分過ぎ、10エジルが入れた左CKを
ニアサイドに入ってきた31コラシナツが後ろに逸らし、
そのボールに対してファーに走り込んできた8ラムジーが
ダイレクトで合わせてゴールに叩き込みましたが
ゴール前でルジュンと競り合っていた5ソクラティスが
ルジュンのシャツを引っ張って倒した所が
ファールに取られてしまい
このゴールは幻のゴールになってしまいました。

まぁ、ルジュンの倒れ方は
些かワザとらしかった様に感じましたが、、、
どちらにせよこのゴールに対してルジュンは
それ程関係はなかった様に感じましたので
5ソクラティスはシャツを引っ張らずに
動きを邪魔する位の対応でも良かったのかもしれません。

その後はアーセナルがボールを支配し続けましたが
5バックを中心に引いて守る
ニューカッスルのブロックを中々崩せずにいた中で
先制ゴールを奪う事に成功しました。

30分、29グエンドゥージから入れられた鋭い縦パスを
8ラムジーが右足のアウトサイドを使って
9ラカゼットへダイレクトのスルーパスが送られました。
そのパスを受けた9ラカゼットが
そのままペナルティの中に切り込んでいった所で
イェドリンにカットされたこぼれ球を
8ラムジーが左脚を振り抜いてゴール!!
8ラムジーのシュートは右ポストの内側を叩いた
見事なコントロールショットで
先程は幻のゴールに終わりましたが
今度は正真正銘のゴールを奪う事に成功しました。

一方のニューカッスルは引いて守った所から
手数を掛けずに一気に前線にボールを送ってくる形で
チャンスを作ろうとしていた様です。

30分過ぎ、リッチーから送られた
DFラインの裏のスペースへのパスに対して
対応した5ソクラティスがロンドンに弾き飛ばされてしまい
そのままシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは19レノがしっかりと対応してゴールは守られましたが
フィジカル的に強いロンドンの特徴を活かした
危険な場面だったと思います。
もっと言えばファーサイドにペレスが走り込んでいましたので
ロンドンは自分で撃たずに
冷静にファーサイドにパスを出していたら
もっと危険な場面になっていたかもしれませんでしたので
そう言う意味では救われました。

その後もアーセナルが支配しながら
少しづつニューカッスルゴールに迫っていきました。

37分過ぎ、17イウォビからのパスを
左サイドで受けた31コラシナツがスペースのない所を
ペナルティ内の9ラカゼットに向けてパスを通しましたが
そのパスは収めきれずにクリアーされてしまいましたが
そのクリアーを拾った18モンレアルからのパスを
左サイドで受けた17イウォビから
再びゴール前の9ラカゼットへ
ピンポイントのグラウンダーのクロスが送られました。
そのクロスを受けた9ラカゼットは
背後からラスセルズのプレッシャーを受けた為に
自らはシュートは撃てず
後ろから走り込んできたラムジーに託し
その8ラムジーがミドルシュートを放ちました。
そのシュートもブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を収めた10エジルから
ファーサイドに向けて柔らかいタッチのクロスが送られ
そのクロスを31コラシナツがヘッドで合わせましたが
これもドゥブラフカにセーブされてしまいゴールならず。

最終的にブロックされたりクリアされたとしても
そのボールをしっかりと収めて
波状攻撃を続けられたという事は
アタックする部分とそれをフォローする部分のバランスが
非常に良い事を表していると思います。

39分過ぎ、左サイドのライン際から入れられた
31コラシナツの縦パスを
10エジルがスルーしてその背後の17イウォビが受け
その17イウォビがダイレクトで戻したボールを
10エジルが再びダイレクトで17イウォビに戻し
今度はその17イウォビから
ダイレクトで送られたパスを受けた31コラシナツが
左サイドの深い位置まで侵入した所から
ニアに走り込んできた10エジルへ
グラウンダーの鋭いクロスが送られました。
残念ながらあと一歩の所で
10エジルの足には届きませんでしたが
まさに流れる様なコンビネーションで
引いてガッチリ守っていたニューカッスルのブロックを
完全に崩す事に成功していました。

前半ロスタイム、18モンレアルからのフィードを受けた17イウォビが
タメを作った所から送ったヒールパスで
ライン際を駆け上がってきた31コラシナツに繋げて
攻撃のスイッチが入りました。
その31コラシナツからのパスを受けた8ラムジーが
ドリブルで持ち込んだ所から
DFラインの裏へ走り込んだ10エジルへ向けて
スルーパスが送られましたが
10エジルはそのままシュートを撃つ事が出来ず、
その10エジルから戻されたボールを受けた31コラシナツが
中に折り返したボールを
9ラカゼットが反転して右脚を振り抜きましたが
このシュートもゴールの中で守っていた
リッチーにヘッドでクリアーされてしまい
残念ながらゴールを奪えませんでした。

とは言え、ここでも流れる様なコンビネーションが
冴え渡った仕掛けを見せてくれたと思います。

前半は1−0のままで終わりましたが
終盤には何度か良いコンビネーションから
ニューカッスルゴールに迫る場面があった様に
後半も良い流れのまま始まりました。

54分過ぎ、左サイドから31コラシナツが送ったパスを
スルーしてDFラインの裏へ走り込んだ10エジルに向けて
9ラカゼットからスルーパスが送られました。
そのパスを受けた10エジルから送られた折り返しは
リッチーにクリアーされてしまいましたが
プレーイメージが共有された良い仕掛けは続きました。

その後、17イウォビに代わり14オーバメヤンが投入され
2トップに変更された一方で
8ラムジーの左脚?にトラブルが発生してしまい
4エルネニーと交代する事になりました。
試合後のエメリ監督のコメントでは
8ラムジーの脚は痙攣だけとの事ですので
早期に復帰できる事を祈りたいと思います。

66分過ぎ、右サイドのライン際から
15ナイルズが送ったスルーパスを受けた14オーバメヤンが
そのままラスセルズを振り切った所から
クロスが送られました。
そのクロスはドゥブラフカに直接キャッチされてしまいましたが
鋭いカウンターだったと思います。

72分過ぎ、29グエンドゥージのディアメに対する素早いプレスで
奪い返したボールを収めた10エジルから送られたスルーパスで
DFラインの裏へ抜け出した14オーバメヤンが
そのまま右脚を振り抜きましたが
ドゥブラフカのファインセーブで防がれてしまい
これもゴールならず。

そして遂に追加点が生まれました。

83分、29グエンドゥージからの縦パスを受けた
9ラカゼットがダイレクトで叩いた浮き球のボールを
14オーバメヤンがヘッドで前方に送り
そのボールで裏に抜け出した9ラカゼットが
前に出てきたドゥブラフカの頭を越す
ループシュートを決めてゴール!!

その後も何度かチャンスがありました。

84分過ぎ、15ナイルズが9ラカゼットとのワンツーで
右サイドを抜け出した所から
グラウンダーのクロスが送られましたが
ゴール前に飛び込んできた14オーバメヤンには
あと一歩の所で届かず。

85分過ぎ、7ムヒタリアンが入れた左CKを
ゴール前でドゥブラフカと競り合いながら
9ラカゼットがヘッドで押し込みゴールネットを揺らしましたが
判定は9ラカゼットがファールを犯したとの事で
ゴールは認められず。

ヘッドで合わした時に9ラカゼットがドゥブラフカを
腕で抑えた所をファールに取ったのでしょうか?
ゴール前のポジションの取り合いの中では
相手の前に腕をねじ込む行為は
PLでなくても日常的な行為の様に感じますが
前半の5ソクラティスが腕を引っ張った所よりも
ちょっと厳しすぎる判定の様に感じます。

試合はこのまま2−0で終わり
非常に重要な一戦で勝利を掴む事に成功しました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

19レノ

 全体的にアーセナルがボールを支配し続けた事もあり殆ど危険な場面は訪れず。
 
20ムスタフィ
 
 時に体を張ったディフェンスでピンチの芽を摘むが、その一方で不用意なミスパスが多く、一つ間違えると相手のカウンターの起点に成りかねない場面が何度かあった。
 
5ソクラティス

 3バックの中央でしっかりと最後列に残りDFラインをフォローする。 危険な場面ではセーフティーに外に蹴り出すなどの判断も的確であり零封に貢献する。

18モンレアル

 5ソクラティス同様にフォローする意識が高く零封に貢献する。

15ナイルズ

 全体的にアグレッシブに上下動を繰り返す。 曲者のアルミロンに対しても互角に対応する。 そして
タイミングを見計らった深い位置へのフリーランニングも非常に効果的だった。 願わくはそこからのクロスの精度と仕掛けるアイデアのバリエーションが増えれば2ベジェリンのバックアッパー問題はクリアーされるだろう。 

8ラムジー

 怪我により代表戦を離脱するもその怪我も回復して3試合連続CMFで先発から起用される。 中盤で豊富な運動量を見せるのは勿論の事、無駄走りが減った所は大きな改善だろう。 そして以前はパスを受けても前を向けずにバックパスや横パスに逃げる率が高かったが、この試合では常に前を向く事が意識されており、その事もあり8ラムジーの所で流れが澱む場面は殆どなかった。 その上、仕掛けの場面でも他の選手とのプレーイメージの共有が出来ており、その事もあり10エジルと共に攻撃面での鍵になっていた。 その機能性を考えるとキャリアハイの存在感といっても過言ではない。 それだけに怪我が軽症である事を願いたい。 

29グエンドゥージ

 中盤の司令塔としてゲームを作る。 ニューカッスルの前線でのプレスのターゲットになっていた為に潰される場面も多かったが、上手くファールをもらって回避したとも言える。 もう少しラストパスやキーパスの精度が上がればもう1ランク上の選手になれるだろう。

31コラシナツ

 ニューカッスルのブロックがかなり引いて守っていた事と共に相手のWBにしっかりとケアされていた事もありDFラインの裏のスペースに飛び出すプレーは多くなかったが、それでも周囲との細かなコンビネーションで何度となく左サイドから仕掛けていた。

10エジル

 非常に良かった。 ゴールやアシストと言う数字に残るプレーはなかったが、攻撃陣の方向性を示しながら仕掛けの鍵となるプレーを何度も見せておりチームの中心選手として大きな存在感を示す。 そして守備の面でも非常に広い範囲ケアし、時には激しいプレーも見せていた。 7ムヒタリアンとの交代でピッチを去る時の10エジルの表情を見る限りでは言うなればエネルギーの全てをピッチに注いだ様な表情をしており、これならばエメリ監督も納得するだろう。

17イウォビ

 コンビネーションと共に、時に自らの個の力で仕掛けて良いアクセントになっていた。 

9ラカゼット

 最初から最後まで闘志むき出しに戦い続けてチームに貢献し、その上で貴重な2点目も奪う。

14オーバメヤン

 終盤にニューカッスルにスペースが生まれ始めてからはそのスピードがより活きていた。 そういう意味では引いて守っていた事でスペースがあまりなかった前半ではなく、スペースが出来始めた後半から投入したエメリ監督の采配は当たったと言えるだろう。 

4エルネニー

 怪我で退いた8ラムジーに代わり投入される。 8ラムジーに比べて重心が低い位置でプレーする事もありチームの前への推進力はやや落ちた印象。

7ムヒタリアン

 10エジルに代わり終盤投入され、短い時間だったがキレのあるプレーを見せていた。


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トップ4争いのライバルクラブが足踏みしている間に
しっかりと勝利して3位への浮上に成功しました。

ニューカッスルがそれ程ハイプレスを仕掛けてこずに
引いて守っていた事もあるかもしれませんが
とにかくボールを支配する事が出来た事が
この試合の重要なポイントになっていた様に感じます。

以前のアーセナルではボールを支配していても
引いて守られてスペースを消されてしまうと
相手の守備ブロックを崩す事に苦慮してしまい
ただボールを持っているだけの試合になっていた事も
少なからずありましたが
この試合を見る限りでは今のアーセナルは
例えスペースを消されたとしても
それを切り崩すだけのアイデアと
仕掛けのプレーイメージの共有が出来ているので
その様な状況を苦にしなくなってきているのは
心強いばかりです。

現状としては心配していたドバイ遠征の影響は
特に感じられなかったのは良かったと思います。
それと共にトップ4と言う明確な目標が目の前にあるだけに
全ての選手が戦闘モードでピッチに立っている事が分かる所も
非常に好感が持てます。

残り7試合、戦績の悪いアウェイの試合が5試合も残っていますが
この試合の様にチームが一つにまとまり続ければ
そのアウェイの試合も含めて全ての試合で勝利を奪う事も
十分に可能だと思います。

とは言え、次のアウェイでのエヴァートン戦は
非常に難しい試合になる事が予想されます。

本来ならば勝ち点43で10位のエヴァートンは
ELの出場権が与えられる5位とは大きく引き離されており
一方で降格争いももうありませんので
この試合はエヴァートンにとって
単なる消化試合になっていたはずでした。

しかし今シーズンは仮にカラバオ杯に続き
FA杯もシティが制覇した場合には
ELの出場権はPL5位から7位までの
3クラブに与えられる事になる為に
7位のウルヴァーハンプトンから
勝ち点差4に付けているエヴァートンにとっても
来シーズンのEL出場権を獲得する上で
次のアーセナル戦は非常に重要な試合になってしまいました。

アウェイと言うだけでも現在のアーセナルにとっては
難しい試合ですが
更にエヴァートンが高いモチベーションで挑んでくるとなると
かなり難しい試合になるのは間違いありません。

それでもこの試合と同じ様な気持ちで
同じ様なプレーが出来れば
必ず勝利を挙げる事が出来るはずです。
そしてその勝利が大きな自信となり
更に大きな勢いを作って
残りのシーズンを駆け抜ける原動力になると思いますので、
チームが一丸となって勝利を!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:1G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G0A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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