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EL16 1st:Rennes vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Rennes 3−1 ARSENAL
2019年3月7日(木)Europa League R16 1st leg, Roazhon Park

Goal
 (4)17Iwobi(←18Monreal)
 (42)Bourigeaud
 (65)18Monreal(og)
 (88)Sarr

Sent off
 (41)5Sokratis


1Czech

20Mustafi 5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

11Torreira  34Xhaka

7Mkhitaryan   10Özil   17Iwobi 

14Aubameyang


(53)17Iwobi>>>29Guendouzi
(69)10Özil>>>8Ramsey
(79)14Aubameyang>>>31Kolasinac


Substitutes
 19Leno
 15Maitland-Niles
 22Suarez
 49Nketiah


Arsenal 1.jpgイヤイヤ、また酷い試合になってしまいました。

前半の間に5ソクラティスが退場になったとは言え
全く試合をコントロール出来ないまま
レンヌの勢いに完全に屈する形で
敗れてしまいました。

先発は古巣対決となる1チェフがGKに入り
DFラインはスパーズ戦と同じ布陣を組んできました。
中盤は11トレイラと34ジャカが組み
2列目は右に7ムヒタリアン、左に17イウォビ、
トップ下に10エジルが入りました。
そして出場停止中の9ラカゼットが起用できない
1トップに14オーバメヤンが入る
4−2−3−1が組まれました。

過密日程である事を考えれば
もう少しメンバーを変えてくるかと
個人的には思っていました。
特にDFラインはスパーズで組まれた4人は
どちらかと言うと守備を重視した布陣だったと思いますが
一方でこの試合で対戦するレンヌのチーム力を考えれば
守備力よりもチームの攻撃力を前面に押し出して
レンヌを圧倒する形で勝利を目指すと思っていただけに
意外な人選でした。

試合は開始早々にラッキーな形から
先制点を奪う事に成功しました。

4分、左サイドの高い位置まで上がってきた
18モンレアルからのパスを受けた17イウォビが
少し中に入った所からクロス性に入れたボールが
そのままゴール右隅に吸い込まれ先制ゴール!!

GKのコウベクにしてみれば
ニアサイドのダ・シウヴァがクリアーすると思っていたのか
クリアーせずにそのまま入ってきたボールに対して
反応が遅れてしまいましたので
ラッキーな形で先制ゴールを奪う事に成功しました。

その後も惜しい場面は続きました。

11分過ぎ、11トレイラからのボールを10エジルが
左サイドの17イウォビに展開し
その17イウォビから折り返されたボールを
後ろから走り込んできた11トレイラが合わせました。
完璧なタイミングのシュートになりましたが
コウベクのファインセーブで防がれてしまい
そのセーブで跳ね上がったボールに対して
14オーバメヤンがオーバーヘッドを狙いましたが
枠を捉えられず。

29分過ぎ、左サイドで得たFKを
サインプレーで仕掛けました。
FKを蹴った17ムヒタリアンから送られたボールを
10エジルがサイドから走り込んできた18モンレアルに繋いで
深い位置からクロスが入れられました。
そのクロスを受けた11トレイラは
ダイレクトで合わせられなかった為に
そこから繋いだ20ムシタフィが右脚を振り抜きましたが
僅かにポストの外でゴールならず。

32分過ぎ、11トレイラからの縦パスを受けた
7ムヒタリアンが10エジルに繋ぎ
その10エジルが送ったダイレクトパスで
14オーバメヤンが抜け出しましたが
判定はオフサイド、、、。

リプレーを見る限りではどう見てもオンサイドの様に見えますが、
判定はオフサイドでGKとの1対1の決定機を失いました。

一方のレンヌはセットプレーとカウンターから
チャンスを伺う展開であり
実際セットプレーから何度か危険な場面がありました。

33分過ぎ、5ソクラティスがベン・アルファを倒して与えたFKを
ベン・アルファが蹴りました。
左脚から放たれたそのFKは
1チェフは冷静に外に弾き返しゴールを死守。
1チェフの手前でバウンドする様に
ゴール右下を狙った鋭いFKでしたが
ここは1チェフがしっかりとコースを見切り
弾くコースと強さもしっかりと計算された
貫禄のセーブを観せてくれました。

しかしこの後大問題が発生してしまいました。

40分過ぎ、ベン・アルファから出されたスルーパスで
サールが抜け出そうとした所で
対応した5ソクラティスが倒してしまい
この日2枚目のイエローで退場処分を受けてしまいました。

まぁ、5ソクラティスにしてみたら
ちょっと納得のいかないジャッジなのかもしれません。
1枚目のイエローを貰った32分過ぎの場面では、
ドリブルで切り込んできたベン・アルファに対して
そのドリブルで逆を取られた5ソクラティスが
バランスを崩してベン・アルファの進行方向を塞ぐ様に倒れた事で
そのままベン・アルファも倒してしまいましたので
5ソクラティスにしてみたら
避ける事の出来ないアクシデントだと感じるでしょうし
2枚目のイエローを貰ったこの場面でも
パッと見は5ソクラティスがサールの腕を
掴んだ様に見えるかもしれませんが
実際には5ソクラティスの前に出る為に
サールが振った腕が5ソクラティスの顔面をとらえた後に
そのまま前に出てくるのを押さえ込む為に
サール自身で腕を残していただけで
少なくとも5ソクラティスが腕を掴んだ形跡もなければ
それがサールが転倒した事に関しては何も関与していませんでした。
結果的にサールが転倒したのは
サールの残った足と5ソクラティスの足が
たまたま当たった事による転倒しただけで
確かにファールはファールだと思いますが
どちらもイエローカードが提示される様な
ファールだったかどうかは疑問です。

まぁ、それ以外にも膝で尾てい骨を蹴り上たりと
印象の悪いファールがありましたので
1枚目のイエローはそれらとの
合算によるイエローだったのかもしれませんし
2枚目のイエローは1枚目の警告を受けてから
それ程時間が経っていない所でのファールでしたので
仕方がなかったかもしれません。

ここで与えてしまったFKから
同点に追いつかれてしまいました。

42分、グレニエが蹴ったFKは壁に当たりましたが
跳ね返ってきたボールに対して
再びグレニエが放ったシュートが
ゴール左隅に突き刺さり失点。

この5ソクラティスの退場で
数的不利に陥っただけではなく
同点に追いつかれてしまうと言うダブルパンチを喰らってしまい
後半の試合の流れは大きくレンヌに傾いてしまいました。

58分過ぎ、右サイドからカットインしてきた
ボルジョーにシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1チェフの手前でバウンドする
左隅を狙った絶妙なコントロールショットでしたが
1チェフが冷静にセーブしてゴールを死守。
そのこぼれ球が左サイドに流れた所から
そのボールを収めたベン・アルファからのパスを受けた
サールにシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも1チェフがしっかりとセーブしてゴールを死守。

61分過ぎ、34ジャカがベン・アルファの腕を掴んで与えたFKを
ベン・アルファに直接ゴールを狙われてしまいましたが
そのシュートも1チェフのファインセーブでゴールを死守。

何度か危険なシュートを撃たれてしまいましたが
1チェフのセーブでゴールを守り続ける事に成功していましたが
遂に不運な形から逆転ゴールを奪われてしまいました。

65分過ぎ、こぼれ球を収めたベンセバイニが
パスを出そうとした所で
戻ってきた14オーバメヤンがカットして
左サイドに流れたボールをザファンが収め
そこから入れられたクロスが18モンレアルに当たり
そのままゴールに吸い込まれてしまいオウンゴール。
さすがの1チェフでも防ぎきれずに遂に逆転を許してしまいました。

一方で後半の間でアーセナルが作ったチャンスは
この位だったかもしれません。

67分過ぎ、相手のパスをカットした29グエンドゥージが
左サイドに侵入した所から折り返されたボールを
10エジルがヒールで14オーバメヤンに繋ぎましたが
そこではシュートを撃つ事が出来ず、
一度34ジャカに戻した所から入れたパスを受けた10エジルが
フェイントで相手をかわして右脚を振り抜きましたが
コウベクの正面でゴールならず。

10エジルが個の力を発揮した
アーセナルらしい仕掛けでしたが
残念ながら後半のチャンスはこれ位で
その後もゴールに迫ったのは
レンヌの方が多かったです。

68分過ぎ、20ムスタフィが出したパスが
ベン・アルファへのプレゼントパスとなり
そのまま左脚を振り抜かれてしまいました。
このシュートも1チェフのファインセーブで
ゴールは守られましたが
20ムスタフィの危険なミス癖がまたも顔を出してしまいました。

そして最後もある意味ミスから失点したと
言えるかもしれません。

88分、敵陣左サイドの高い位置で
18モンレアルのパスがカットされてしまった所から
カウンターを受けてしまいました。
グレニエ〜ベンセバイニ〜シリキと繋いで
右サイドへの展開された所から送られたクロスを
ファーサイドに走り込んできたサールに
ダイビングヘッドで決められてしまい失点。

見事なカウンターだったと思いますが
失点の原因は18モンレアルだったのは間違いないと思います。
それは最初の時点でパスをカットされたからではなく
その後の振る舞いに大きな問題があったからです。
周りの選手に対して不満があったのか
パスをカットされた後に
18モンレアルはその場に留まり何やら不満を爆発させていました。
その為に左サイドを駆け上がってきたサールは
誰にもマークされる事なく
完全にフリーな状態で上がって来ていましたので
その状況を観てあそこにクロスを入れられたら
一巻の終わりだと感じた人は多かったと思いますが
案の定そこにクロスを入れられてしまい
まんまと決められてしまいました。

仮に18モンレアルがいつも通り気持ちを切らさずに
しっかりと帰陣していれば
もしかしたらこの失点は防げていたかもしれません。
それだけにこの場面で18モンレアルが
気持ちを切らしてしまったのは残念であり、
普段ならば決して気持ちを切る様な事のない18モンレアルが
気持ちを切ってしまう様なメンタル状態に
アーセナルが蝕まれてしまった所が
この試合で敗れた原因なのかもしれません。

アーセナルにとって全てが悪い方向に転がってしまい
負けるべくして負けた試合でした。


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1チェフ

 ビッグセーブでゴールを守り続けるも不甲斐ないチームに足を引っ張られてしまい3失点。
 
20ムスタフィ
 
 この試合でもミス癖が出てしまいピンチを招く。
 
5ソクラティス

 一つ一つのファールがイエローに相当するかどうかは別として不注意なファールが多かったという事には間違いなく、5ソクラティスの退場がこのゲームを壊してしまった。

6コシールニー

 不安定な守備陣をまとめ上げる事は出来ず。

18モンレアル

 サール等に仕掛けられたスピード勝負に付いていく事が出来ず。 3失点目は帰陣をする事をサボった18モンレアルの責任は大きい。 気持ちを切らしてしまった時点で負けは決まる。

11トレイラ

 中盤でフィルター役を全うし、積極的にゴール前にも顔を出す。

34ジャカ

 ヒートアップする場面があり中盤をコントロールしきれず。

7ムヒタリアン

 5ソクラティスが退場になった後は右SBに移る。 一時的な処置と思われたが後半もそのまま右SBに入ったままだったのは大いに疑問が残る。 守備面での強度はDFとしては足りず、攻撃面に加わる頻度も少なかった。 それならば15ナイルズに代えるべきだっただろう。

10エジル

 少ないながら10エジルらしいチャンスメイクを観せる。

17イウォビ

 先制ゴールを決める。 その後も何度かチャンスを作るが後半途中に29グエンドゥージと交代する。

14オーバメヤン

 スパーズ戦でのPK失敗が尾を引いているのか全体的にキレがなかった。 それと共にサイドに流れてプレーする場面が多いがそうなるとゴール前にフィニッシャーがいなくなってしまう問題が起こる。 サイドに流れてプレーしてもそれ程効果的な仕掛けが行える訳ではない事を考えるとフィニッシュの役割に専念した方がチームとしては良い様に感じる。

29グエンドゥージ

 後半途中に17イウォビと代わり投入され、中盤を3枚にして数的不利を凌ごうとする目論見だったと思われる。 積極的にプレーしていたがその一方で一言で言って空回りしていて殆ど機能せず。 前日の会見で150%でプレーするといった事がかえって気負いを生んでしまったのか? この日はただの19歳だった。

8ラムジー

 10エジルに代わり投入されるもインパクトは残せず。

31コラシナツ

 14オーバメヤンに代わり投入されるもこの起用も中途半端だった。


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この試合で奪われた3つの失点は
次週の2ndレグに向けてかなり重くのしかかる
ゴールになってしまったのは間違いないと思います。

仮に敗れたとしてもアウェイゴールを奪っての2−1での敗戦ならば
ホームでの2ndレグはそれ程難しい試合にはならなかったと思いますが
2点差の3−1となりますと絶対的に複数のゴールが必要になりますので
かなり前掛かりに仕掛けるしかなくなります。

勿論、ホームでのアーセナルならば
複数ゴールを奪う事は出来ると思いますが
その一方でこの試合でもベン・アルファやサールを
押さえ込むのに苦労した様に
ひと度カウンターを受けた時には
そのカウンターの餌食になる可能性もあると思います。

とは言え、2ndレグは勝たなければならない試合ですので
この試合の様な不甲斐ない試合をせずに
圧倒的な力を見せて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:3G6A EL:1G0A
9ラカゼット     PL:12G6A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:16G4A EL:2G0A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A
34ジャカ       PL:3G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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