CC Semi-Final 1st:Liverpool vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]
Liverpool 0−0 ARSENAL
2022年1月13日(木)Carabao Cup Semi-Final 1st, Anfield
Goal
Sent Off
(24)34Xhaka
(11)17Cedric>>>21Chambers
(28)30Nketiah>>>16Holding
(81)7Saka>>>20Tavares
Substitutes
1Leno
22Marí
87Patino
65Oulad M'Hand
82Hutchinson
58Biereth
ロスタイムも合わせて70分以上の間
10人での戦いを強いられながらも
最後の最後まで足を止める事なく戦い続け
勝利と同等の価値あるスコアレスドローで
2ndレグに繋げました。
先発はGKには1レノではなく
32ラムズデールが起用された様に
サブ組中心のカップ戦要員の布陣ではなく
レギュラーメンバーが組まれました。
DFラインは怪我で離脱中の18冨安が
間に合わなかった右SBには17セドリックが入り、
左SBには3ティアニー、
CBには4ホワイトと6ガブリエウが入りました。
中盤は新型コロナ陽性で離脱していた34ジャカが間に合い
先発に復帰して23ロコンガと組み
2列目の右には7サカ、左には35マルティネッリが入りました。
そして前線は怪我で離脱中の10スミス・ロウが間に合わず
8ウーデゴールも新型コロナ陽性になってしまった為に
9ラカゼットと30エンケティアの
2トップが組まれました。
9ラカゼットをトップ下に起用する形もありますが
この試合では9ラカゼットは2列目ではなく
30エンケティアと並ぶ様な位置どりで
プレーしていましたので
この試合では2トップが組まれていたと思います。
試合はファーストプレーで負傷した17セドリックが
プレー続行不可能となり
開始11分で21チェンバースと
後退せざる得なくなった所から
すでにこの試合の行方を
暗示していたのかも知れません。
それ以外でも34ジャカのバックパスを受けた
32ラムズデールのフィードを
迫ってきたヘンダーソンがブロックした11分過ぎの場面では
明らかに手でブロックしていたのにも関わらず
ハンドが取られませんでした。
意図があろうがなかろうが
腕を伸ばした状態でキックしたボールをブロックしたら
それは明らかにプレーを妨害する行為だと言えますので
普通ならばイエローカードが出ても
おかしくない場面だったと思います。
それでもカードは勿論の事、
ハンドすら取られなかった様に
この試合はアーセナルにとって
逆風が吹いている様にしか思えませんでした。
そしてこの試合のゲームプランを
完全に別な物にしてしまったのが
34ジャカの一発レッドでした。
23分過ぎ、ロバートソンから出された
DFラインの裏へのロングパスに対して
先行していたジョッタを追走していた34ジャカが
クリアーしようとして振った脚でジョッタの腹部を蹴ってしまい
一発レッド、、、。
左後方から送られてきたボールを見ながら
34ジャカはゴールに向かって走っていましたので
34ジャカの右側を先行していたジョッタが
34ジャカの前に入ってこようとしていたのが
見えなかったのかも知れませんので
アクシデント的な部分がなかった訳ではないと思います。
その一方で先行していたジョッタが前に入ってくる事は
ある程度予測が付く事だと思いますので
リスクを犯して強引にクリアーしようとしたのは
浅はかだったと言われても言い訳は出来ないと思います。
勿論、前に出ていた6ガブリエウが空けたスペースから
飛び出してきたジョッタを見逃さずに
34ジャカがしっかりと付いて行った事自体は
褒められるべき対応だったと思いますが
それでもリスクを冒すポイントは間違っていたと思います。
これで数的不利になってしまったアーセナルは
30エンケティアを下げて16ホールディングを投入して
中央に16ホールディング、
右CBに4ホワイト、左CBに6ガブリエウの5バックに移行して
残りの70分間を守りきる決断を下しました。
しかし奇しくも17セドリックに代えて
右SBに21チェンバースを投入していた事が
ここから大きな力を発揮したと思います。
21チェンバースはCBとしては
フィジカル的な強度と高さが物足りず
右SBとしてはスピードやクイックネスが物足りませんが
今回は完全に引いて守る状況になりましたので
スピードやクイックネスの不足分は大きな問題にはならず
反対に右SBとしては十分以上のフィジカル的な強さと高さが
この試合では大いに活かされたと思います。
そして5バックの中で最も凄みを感じたのが4ホワイトでした。
元々鋭い読みと鋭い出足で相手の先手を打つスタイルが
4ホワイトのスタイルだと思いますが
3CBの右CBに入った4ホワイトは
フィジカル的な役割から解放された事で
より大胆でかつリスクを恐れない対応をする様になり
相手が動き出す前に先手を打つ様に先に動き出す事で
相手の仕掛けに遅れる様な場面が殆どなかったのは勿論の事、
パスを出す事自体を躊躇させる場面もあったと思います。
4バックでも十分にその力を発揮していると思いますが
3CBの右CBだとそれが更に研ぎ澄まされた印象で
3CBの右CBがベストポジションと言われている意味が
良く分かる試合でした。
個の力でゴールをこじ開ける事が出来る
サラーとマネがアフリカ・ネイションズ・カップで
欠場していた部分もありますが
強度の高い右SBの21チェンバース、
フィジカル的な強さと高さでゴール前を固める
16ホールディングと6ガブリエウ、
機動力に長けた3ティアニーに
相手の仕掛けを読み、
先手を打って対応する4ホワイトの
5人が組んだ5バックは殆ど隙を見せずに
完全に崩された場面はこの位だったと思います。
89分過ぎ、ウィリアムズのパスを受けた
チェンバレンの折り返しに対して
23ロコンガと16ホールディングと32ラムズデールが
重なってしまった為にクリアー出来なかったボールが
ゴール正面にいた南野の所にこぼれてしまいました。
後は無人のゴールに蹴り込むだけの状況でしたが
幸い南野が大きく枠を外してくれた事で
ゴールを奪われずに救われました。
反対に少ないチャンスながら
ゴールを奪えるチャンスもありました。
70分過ぎ、4ホワイトが送った縦パスを
9ラカゼットが3ティアニーに繋ぎ
その3ティアニーが送ったアーリークロスが
ファン・ダイクの背後に入ってきた7サカに通りました。
しかし難しいバウンドのクロスだった為に
トラップを弾いてしまいしっかりと収められず
なんとか押し込もうとしましたが
前に出てきたアリソンにブロックされてしまい
惜しくもゴールならず。
ここで決まっていたらアンフィールドでの
奇跡の勝利と言われたかもしれませんが
この試合は0−0で乗り切れただけでも
十分に大きな成果と言えると思います。
集中力を切らさずに70分間守り通した
5バックの5人は勿論の事
中盤の3人と共に9ラカゼットも
DFラインの前にまで戻ってきて
泥臭く守備に奔走し続けたからであり
戦う気持ちを切らさなかったチームを誇りに思います。
しかし、これだけハードワークした代償は大きく、
17セドリックと共に7サカも
怪我で試合終了を待たずしてピッチを後にした様に
これでファーストチームに登録している選手の中で
起用出来るフィールドプレーヤーは
12人だけなってしまいました。
スパーズとの次節は規定により延期となりましたが
10スミス・ロウや18冨安が怪我から復帰出来なければ
来週の2ndレグもどうなるか分かりません。
この試合を死に物狂いの思いで
ドローに持ち込んだ事を無駄にしない為にも
出来る限りコンディションを戻して2ndレグに挑み
決勝への切符を手に入れて欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:2G0A CC:0G0A
7サカ PL:6G4A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:3G3A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A
2022年1月13日(木)Carabao Cup Semi-Final 1st, Anfield
Goal
Sent Off
(24)34Xhaka
32Ramsdale
17Cedric 4White 6Gabriel 3Tierney
23Lokonga 34Xhaka
7Saka 35Martinelli
9Lacazette 30Nketiah
(11)17Cedric>>>21Chambers
(28)30Nketiah>>>16Holding
(81)7Saka>>>20Tavares
Substitutes
1Leno
22Marí
87Patino
65Oulad M'Hand
82Hutchinson
58Biereth
ロスタイムも合わせて70分以上の間
10人での戦いを強いられながらも
最後の最後まで足を止める事なく戦い続け
勝利と同等の価値あるスコアレスドローで
2ndレグに繋げました。
先発はGKには1レノではなく
32ラムズデールが起用された様に
サブ組中心のカップ戦要員の布陣ではなく
レギュラーメンバーが組まれました。
DFラインは怪我で離脱中の18冨安が
間に合わなかった右SBには17セドリックが入り、
左SBには3ティアニー、
CBには4ホワイトと6ガブリエウが入りました。
中盤は新型コロナ陽性で離脱していた34ジャカが間に合い
先発に復帰して23ロコンガと組み
2列目の右には7サカ、左には35マルティネッリが入りました。
そして前線は怪我で離脱中の10スミス・ロウが間に合わず
8ウーデゴールも新型コロナ陽性になってしまった為に
9ラカゼットと30エンケティアの
2トップが組まれました。
9ラカゼットをトップ下に起用する形もありますが
この試合では9ラカゼットは2列目ではなく
30エンケティアと並ぶ様な位置どりで
プレーしていましたので
この試合では2トップが組まれていたと思います。
試合はファーストプレーで負傷した17セドリックが
プレー続行不可能となり
開始11分で21チェンバースと
後退せざる得なくなった所から
すでにこの試合の行方を
暗示していたのかも知れません。
それ以外でも34ジャカのバックパスを受けた
32ラムズデールのフィードを
迫ってきたヘンダーソンがブロックした11分過ぎの場面では
明らかに手でブロックしていたのにも関わらず
ハンドが取られませんでした。
意図があろうがなかろうが
腕を伸ばした状態でキックしたボールをブロックしたら
それは明らかにプレーを妨害する行為だと言えますので
普通ならばイエローカードが出ても
おかしくない場面だったと思います。
それでもカードは勿論の事、
ハンドすら取られなかった様に
この試合はアーセナルにとって
逆風が吹いている様にしか思えませんでした。
そしてこの試合のゲームプランを
完全に別な物にしてしまったのが
34ジャカの一発レッドでした。
23分過ぎ、ロバートソンから出された
DFラインの裏へのロングパスに対して
先行していたジョッタを追走していた34ジャカが
クリアーしようとして振った脚でジョッタの腹部を蹴ってしまい
一発レッド、、、。
左後方から送られてきたボールを見ながら
34ジャカはゴールに向かって走っていましたので
34ジャカの右側を先行していたジョッタが
34ジャカの前に入ってこようとしていたのが
見えなかったのかも知れませんので
アクシデント的な部分がなかった訳ではないと思います。
その一方で先行していたジョッタが前に入ってくる事は
ある程度予測が付く事だと思いますので
リスクを犯して強引にクリアーしようとしたのは
浅はかだったと言われても言い訳は出来ないと思います。
勿論、前に出ていた6ガブリエウが空けたスペースから
飛び出してきたジョッタを見逃さずに
34ジャカがしっかりと付いて行った事自体は
褒められるべき対応だったと思いますが
それでもリスクを冒すポイントは間違っていたと思います。
これで数的不利になってしまったアーセナルは
30エンケティアを下げて16ホールディングを投入して
中央に16ホールディング、
右CBに4ホワイト、左CBに6ガブリエウの5バックに移行して
残りの70分間を守りきる決断を下しました。
しかし奇しくも17セドリックに代えて
右SBに21チェンバースを投入していた事が
ここから大きな力を発揮したと思います。
21チェンバースはCBとしては
フィジカル的な強度と高さが物足りず
右SBとしてはスピードやクイックネスが物足りませんが
今回は完全に引いて守る状況になりましたので
スピードやクイックネスの不足分は大きな問題にはならず
反対に右SBとしては十分以上のフィジカル的な強さと高さが
この試合では大いに活かされたと思います。
そして5バックの中で最も凄みを感じたのが4ホワイトでした。
元々鋭い読みと鋭い出足で相手の先手を打つスタイルが
4ホワイトのスタイルだと思いますが
3CBの右CBに入った4ホワイトは
フィジカル的な役割から解放された事で
より大胆でかつリスクを恐れない対応をする様になり
相手が動き出す前に先手を打つ様に先に動き出す事で
相手の仕掛けに遅れる様な場面が殆どなかったのは勿論の事、
パスを出す事自体を躊躇させる場面もあったと思います。
4バックでも十分にその力を発揮していると思いますが
3CBの右CBだとそれが更に研ぎ澄まされた印象で
3CBの右CBがベストポジションと言われている意味が
良く分かる試合でした。
個の力でゴールをこじ開ける事が出来る
サラーとマネがアフリカ・ネイションズ・カップで
欠場していた部分もありますが
強度の高い右SBの21チェンバース、
フィジカル的な強さと高さでゴール前を固める
16ホールディングと6ガブリエウ、
機動力に長けた3ティアニーに
相手の仕掛けを読み、
先手を打って対応する4ホワイトの
5人が組んだ5バックは殆ど隙を見せずに
完全に崩された場面はこの位だったと思います。
89分過ぎ、ウィリアムズのパスを受けた
チェンバレンの折り返しに対して
23ロコンガと16ホールディングと32ラムズデールが
重なってしまった為にクリアー出来なかったボールが
ゴール正面にいた南野の所にこぼれてしまいました。
後は無人のゴールに蹴り込むだけの状況でしたが
幸い南野が大きく枠を外してくれた事で
ゴールを奪われずに救われました。
反対に少ないチャンスながら
ゴールを奪えるチャンスもありました。
70分過ぎ、4ホワイトが送った縦パスを
9ラカゼットが3ティアニーに繋ぎ
その3ティアニーが送ったアーリークロスが
ファン・ダイクの背後に入ってきた7サカに通りました。
しかし難しいバウンドのクロスだった為に
トラップを弾いてしまいしっかりと収められず
なんとか押し込もうとしましたが
前に出てきたアリソンにブロックされてしまい
惜しくもゴールならず。
ここで決まっていたらアンフィールドでの
奇跡の勝利と言われたかもしれませんが
この試合は0−0で乗り切れただけでも
十分に大きな成果と言えると思います。
集中力を切らさずに70分間守り通した
5バックの5人は勿論の事
中盤の3人と共に9ラカゼットも
DFラインの前にまで戻ってきて
泥臭く守備に奔走し続けたからであり
戦う気持ちを切らさなかったチームを誇りに思います。
しかし、これだけハードワークした代償は大きく、
17セドリックと共に7サカも
怪我で試合終了を待たずしてピッチを後にした様に
これでファーストチームに登録している選手の中で
起用出来るフィールドプレーヤーは
12人だけなってしまいました。
スパーズとの次節は規定により延期となりましたが
10スミス・ロウや18冨安が怪我から復帰出来なければ
来週の2ndレグもどうなるか分かりません。
この試合を死に物狂いの思いで
ドローに持ち込んだ事を無駄にしない為にも
出来る限りコンディションを戻して2ndレグに挑み
決勝への切符を手に入れて欲しいと思います。
C'mon Arsenal !!
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3ティアニー PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ PL:2G0A CC:0G0A
7サカ PL:6G4A CC:1G0A
8ウーデゴール PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット PL:3G3A CC:2G1A
10スミス・ロウ PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン PL:4G1A CC:3G1A
15M=ナイルズ PL:0G0A CC:0G1A
17セドリック PL:0G0A CC:0G2A
18冨安 PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ PL:0G0A CC:1G0A