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PL35:Tottenham Hotspur vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Tottenham Hotspur 2−1 ARSENAL
2020年7月12日(日)Premier League, Tottenham Hotspur Stadium

Goal
 (16)9Lacazette(←34Xhaka)
 (19)Son
 (81)Alderweireld


26Martinez

 20Mustafi  23Luiz  31Kolasinac

2Bellerin  8Ceballos  34Xhaka  3Tierney

  19Pepe        14Aubameyang

9Lacazette



(69)19Pepe>>>77Saka
(84)31Kolasinac>>>28Willock
(84)2Bellerin>>>17Soares
(84)3Tierney>>>24Nelson


Substitutes
 33Macey
 16Holding
 5Sokratis
 11Torreira
 15Maitland-Niles
 77Saka
 

Arsenal 1.jpgこの大事な試合で現在のアーセナルの、
そして来シーズンに向けての
アーセナル問題点が
大きく浮き彫りになってしまったのは
非常に残念です。

この試合はダービーであると共に
来シーズンのCL・ELの出場権争いに
なんとか残る為には
勝利しなければならない試合でしたが
あれだけミスを犯し続ければ
流石に勝つ事は難しくなってしまいます。

開始早々の23ルイスのボールロスト。
何でもないボールでしたが
ケインのプレッシャーに簡単にロストしてしまい、
その次のプレーではすぐそこにいる
34ジャカへのショートパスを
31コラシナツはミスしてしまい
易々とボールを渡してしまう。
試合開始わずが1分以内に
立て続けてミスを犯す状況が
正常ではないと言うのは
誰も異論はないと思います。

結局バックラインを中心に
激しいプレッシャーを仕掛けてくると言う
モウリーニョらしい戦術に対して
アーセナルの選手達は準備が出来ていなかったかの様に
いつも通りのプレーが出来ていない選手が
何人かいたのは明白でした。

19ぺぺはボールを持っても
アイデアのないドリブルは簡単に止められ
トラップミスを犯しパスを止める事が出来ずに
ボールをロストする場面も
何度かあったと思います。

34ジャカはプレッシャーに曝され続けると
パスを受けても前を向く事をやめてしまう
悪い癖が出てしまい
ただ後ろでパスを回すだけの人になってしまいました。

そして本当ならばこの様なプレッシャーを受ける試合でも
怯まないメンタルの強さが売りの23ルイスも
前記の様に集中力を切らした様なプレーが多く
周囲とのマーキングのズレは非常に危険でした。
まぁ、ミスを犯しても全く尾を引かない所は
23ルイスの良い所ではありますが、、、
高い集中力を観せていたここ最近の試合に比べますと
全体的にルーズだったと思います。

そして31コラシナツ、、、。

9ラカゼットの豪快なミドルシュートで先制した直後に
バックパスをミスして
ソンのゴールをプレゼントしてしまったのは
余りにも大きなミスだったと思います。

ミスが多く自分達のペースを掴めなかった
序盤の悪い流れを9ラカゼットのゴールで
吹き飛ばそうとしていた所での
このミスからの失点、、、。
この試合の勝機はここで失ってしまったのかもしれません。

この場面以外でも31コラシナツは
ミスを連発していたと思います。
開始直後のパスミス以外でも
19ペペのトラップミスからボールを奪われ
そこから送られたルーカスのゴール前のパスに対して
走り込んできていたケインに気付かずに
フリーにしてしまった場面が代表される様に
この日の31コラシナツは周囲が全く見えていない印象でした。

まぁ、元々相手を捕まえれば非常に強い選手ですが
その相手を捕まえるまでのポジショニング、
相手との距離感、流れを読む力等に問題があるのが
31コラシナツの最大の弱点であり
その31コラシナツに対して繰り返し仕掛けてきた
スパーズの攻撃は非常に理にかなっていたと思います。
どちらにせよスパーズの人とボールの動きに対して
その場で立ち続けて観ているだけの31コラシナツの姿に
何度も不安を感じました。

そして20ムスタフィも時間が経つにつれて
どんどん悪くなっていったと思います。
この試合でも後半になると
2ベジェリンの裏のスペースにボールが送られ
20ムスタフィがケイン等と競り合う形を作られてしまい
大きなプレッシャーに曝される事が多くなりましたが
その様な状況に陥りますと
「テンパる」といいますか
ミスを犯す傾向が非常に高くなってしまうのが20ムスタフィです。

そうなりますと逆転ゴール直後の場面の様に
ソンが脚を出しているにも関わらずパスを出そうとしてカットされ
そこから送られたパスを受けたケインに対して
届くはずのないスライディングを仕掛けたりして
もう「ひっちゃかめっちゃか」な状態になってしまいます、、、。

その様な状況が
プレッシャーが掛かるビッグゲームになればなる程
起きてしまうと言うのは致命的であり
相手チームにとっては
何度も突っつけばエラーを起こす
致命的な弱点にしか観えないと思います。

ここ最近の安定した活躍から
契約延長の話がではじめた様ですが
正直この日の20ムスタフィのプレーを観て
フロント陣は考えを改めるかもしれません。
それは31コラシナツにも言える事だと思いますが
格下のチームを相手にした時には
何も問題にはならないかもしれませんが
格上のチームに勝利する為には
残念なが力不足と言わざる得ないと思います。

とは言え22マリが怪我で離脱し
5ソクラティスが構想外の状況では
この3人を並べるしか今はないのかもしれません。
勿論、16ホールディングはいますが
現在の16ホールディングは俊敏性に問題が残っていますので
3バックで起用するのならば左右のCBではなく
中央のCBが適正ポジションだと思われます。
よって16ホールディングを起用するならば
20ムスタフィや31コラシナツに代えてではなく
23ルイスに代えて起用する事になると思いますので
エラーを起こす20ムスタフィや31コラシナツの問題を
根本的に改善する事は残念ながら出来ないと思います。

これで残りの3試合を全勝しても
勝ち点は59までしか伸ばせず
シティのCL出場資格停止の処分が覆った今、
残念ながらCLへの出場権はほぼ絶たれてしまいました。
そして来シーズンのELへの出場権を獲得する為には
7位までに入らなければなりませんが
現在7位のシェフィールド・ユナイテッドとの勝ち点差は4あり
こちらも残りの3試合で逆転するのはかなり難しい状況になっています。

勿論、奇跡を信じて残りの3試合の勝利を目指すべきだと思いますが
ここまで厳しい状況に陥った今、
FA杯の優勝を目指すしかないのかもしれません。

どちらにせよ、次のリバプール戦で敗れれば
リーグ戦からのEL出場権の獲得の可能性は
絶たれるかもしれませんので
早かれ遅かれFA杯の優勝に全力を注ぐ時が来ると思われます。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:9G3A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:20G2A EL:3G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G0A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G2A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:1G5A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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