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FA Community Shield:ARSENAL vs Chelsea [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−1 Liverpool
2020年8月29日(土)The FA Community Shield, Wembley Stadium

Goal
 (13)14Aubameyang(←7Saka)
 (73)Minamino

Penalty shoot-out
 Salah   ◯ー◯ 24Nelson
 Fabinho  ◯ー◯ 28Willock
 Brewster  Xー◯ 17Soares
 Minamino ◯ー◯ 23D. Luiz
 Jones   ◯ー◯ 14Aubameyang


26Martinez

16Holding  23D. Luiz  3Tierney

 2Bellerin  25Elneny  34Xhaka 15Maitland-Niles

  7Saka         14Aubameyang

30Nketiah



(58)2Bellerin>>>17Soares
(82)7Saka>>>24Nelson
(82)30Nketiah>>>28Willock
(82)3Tierney>>>31Kolasinac


Substitutes
 1Leno
 4Saliba
 54Olayinka
 32Smith Rowe
 47John-Jules


Arsenal 1.jpgPK戦にまでもつれ込んだ
今回のコミュニティー・シールドを制し
アルテタ監督が就任してから
約8ヶ月の間に
約1ヶ月前のFA杯優勝に続き
早くも2つ目のタイトルを獲得しました。

先発はこの試合でも3−4−2−1を組んできましたが
MKドンズ戦からは
GKが1レノから26マルティネスに、
右WBが17ソアレスから2ベジェリンに、
そしてCBが4サリバから23D.ルイスに代わって
16ホールディング、23D.ルイス、3ティアニーの
3バックが組まれました。

その26マルティネスは休暇からロンドンに戻ってきた時の
検疫関係の自己隔離の為に
この試合には間に合わないと言われていましたが
この夏は1レノと正GK争いを行っている関係上なのか
自己隔離期間が終了してすぐに
この試合に出てきたと思われます。

しかしロバートソンからのロングフィードで
マネが抜け出してきた場面や
右サイドの深い位置から送られた
ロバートソンの柔らかいクロスを受けたマネの場面の様に
最高のタイミングで距離を詰め、
見事なブロックでゴールを守るなど
始動直後とは思えない活躍を観せていたと思います。
これで昨シーズン終盤の活躍が
ただの勢いではなく
本気で1レノからポジションを奪い取るだけの
実力がある事を証明したと思います。

一方の2ベジェリンは何度か
トラップミスやボールコントロールミスを犯し
対峙したマネやロバートソンに翻弄される場面があった様に
まだ本調子とは言えない状態に観えましたが
それでも右サイドからスペースのない所を
ドリブルで切り込んで行くなど
それなりに存在感は示していたと思います。

23D.ルイスも何度か危ういプレーはありましたが
時間が経つにつれて安定していき
特にゴール前においては
リバプールの猛攻に対してしっかりと跳ね返す強さを観せ
今シーズンもDFリーダーとしての責務を
果たす準備が出来ている事を示したと思います。

16ホールディングもゴール前では高さと強さを示して
存在感を観せていたと思いますが
その一方で右サイド側から仕掛けてくる
マネやロバートソンへの対応は
苦慮していた様に観えました。
確かに以前の様に距離を詰めるタイミングを誤って
何も出来ずにかわされる様な場面は減りましたが
純粋にスピードや敏捷性で勝負された時に
自身の体格や強さを活かして相手を押さえ込む術が
やはり十分ではない様に感じてしまいます。

そう言う意味では以前から書いています様に
年齢的にスピードの面に問題が出てきた23D.ルイスが
3CBの中央ならば安定したのと同じ原理で
16ホールディングを3CBの中央で起用するのが
ベストなのかもしれません。
しかし23D.ルイスのリーダーシップは
現在のチームとっては欠かせないものだと思いますので
そう簡単に16ホールディングと
入れ替えられないのも事実だと思います。
よって3バックの右または左CBで
十分に対応出来なければ
今シーズンも出場機会が限られた物になる可能性がありますので
定期的な出場機会を得る為にも
噂に出ているはニューカッスルへのローン移籍は
個人的には良い話の様に感じます。

去就が不透明な25エルネニーと15ナイルズも
この試合で起用されましたが
どちらも良いプレーを観せていたと思います。

34ジャカと共にCMFに入った25エルネニーは
MKドンズ戦と同様に中盤のリンクマンとして
非常に大きな存在感を示していたと思います。
当然ですがリバプールのハイプレスは
速く的確で組織的にも完成していますので
先日のMKドンズとは比べ物にならないはずですが
そのリバプールの緻密なプレスの網の中でも
的確な距離感とポジショニング、
そして正確に繋ぐダイレクトパスで
見事にそのハイプレスをかい潜っていたと思います。
一方でMKドンズ戦では
ファールで止める場面が多かった守備面に関しては
この試合では守備のブロックを作って
引いて守る時間帯が多かった為に
何とも言えない状況でした。

とは言え、バックラインからしっかりとパスを繋いで
ビルドアップする形を目指している
現在のアーセナルにとっては
相手のハイプレスをかい潜れるかどうかは
ある意味生命線であり
それを可能にする25エルネニーの様なリンクマンは
チームにとって必要な選手の様に感じます。

それにボールと人が全く動かずに
完全に機能不全に陥っていた当時のアーセナルの中盤を
冬の移籍期間で25エルネニーが加入した事で
劇的に改善した15/16シーズンの後半の活躍を
忘れてはならないかも知れません。

確かにその後新たな選手が加入した事もあり
アーセナルでの出場機会は減らしていましたが
昨シーズンのベシクタシュへのローン移籍で
多くの出場機会を得た事で
元々持っていたその能力が
再び呼び覚まされたのかも知れません。
そう言う意味では現在の25エルネニーの序列は
CMFでは一番下であり
今後補強が進めば放出される可能性が
一番高いのかも知れませんが
一方で思う様なターゲットが補強出来なかった為に
他の選手で妥協する位ならば
25エルネニーを残す方が良い様にも感じます。

15ナイルズに関してもこの試合のMoMに輝いた様に
非常に良かったと思います。
先日のMKドンズ戦と同様に
時にはワイドな位置に留まらずに14オーバメヤンの内側を
インナーラップしてきてハーフスペースのエリアに顔を出し、
時にはそのままゴール前にも顔を出し、
時には左のインサイドハーフの位置に入り
攻撃陣の下支えをし、
時には攻め上がった3ティアニーと入れ替わる様に
左サイドのDFラインをカバーする等
多岐に渡り存在感を観せた所が
MoMとして評価されたのだと思います。

確かにアルテタ監督が行おうとしている
攻守によって3バックと4バックを変形させる
3−4−2−1システムの要になっているのが
左CBに入っている3ティアにーと
左WBに入っている15ナイルズだと言うのは言うまでもなく
仮に15ナイルズが移籍した場合には
誰が同じ様な役割を担うのかと言う
問題が出てきてしまいます。

普通に考えれば7サカを左WBで起用するのが
一番順当かも知れません。
7サカならばワイドの位置でも絞った位置でも
一歩下がったインサイドハーフの位置でも
攻撃面に関しては十分にその力を発揮するかも知れませんし
3ティアニーと7サカと言う
2段構えでサイドから仕掛ける形は
非常に迫力がありそうです。
その一方で場合によっては左CBとして振る舞う事が
7サカに出来るかどうかは大いに疑問が残ります。

一方で3ティアニーを左WBで起用する形も考えられますが
その場合には左CBに誰を起用するのかと言う問題が出現します。
元々左CBで起用されていた31コラシナツは
安定感や状況に即したユーティリティー性の問題で
3ティアニーにそのポジションを奪われた事を考えますと
31コラシナツを使うのは現実的ではなく
反対に本職のCBを起用した場合には
現在結果を出し続けている
3バックと4バックのハイブリットなシステムから
従来の3バックシステムに戻る事になりますので
それは別の意味で残念です。

とは言え、この試合の15ナイルズが
何か決定的な仕事をしたかと言われれば
それ程決定的な仕事をした訳ではなかったと思います。
左サイドからのクロスの精度は相変わらずですし
32分過ぎの場面では
3ティアニーの折り返しを
ペナルティー内でフリーで受けながらも
シュートを撃たずに30エンケティアに繋いでしまい
この決定機をふいにしてしまった場面もありました。
今後このポジションで確固たる地位を築く為には
決定機を作ったり、
ゴールを奪ったりする事が出来るかどうかが
課題になると思われます。

この様にこのポジションでの活躍が評価された15ナイルズは
今回初めてイングランド代表に呼ばれましたが
そろそろ本職だったCMFへの思いを捨てて
必要とされるポジションでやって行く覚悟を
する時なのかも知れません

丁度以前「15」を付けていたチェンバレンは
その覚悟が出来ずにアーセナルを去りましたが
しかし移籍したリバプールでは
大怪我を負った事もあり
インサイドハーフのバックアッパーに甘んじていますので
15ナイルズには同じ過ちは犯さないで欲しいと思います。

そして15ナイルズがその覚悟が出来ているならば
この夏に進んでいる
ウルブスやニューカッスルへの移籍話は即時撤回し
アーセナルに残るってくれる事を望みます。

一方でこの試合で14オーバメヤンと共に
決定的な仕事をしたのが
7サカだったと思います。
2ベジェリンからのボールをライン際で受けた7サカが
カットインした所から
左サイドの14オーバメヤンへサイドチェンジのパスを通して
先制ゴールをアシストした場面を筆頭に、
17分過ぎの34ジャカからのパスを
右サイドで受けた7サカが
早いタイミングでエンケティアに折り返した場面、
26分過ぎのの25エルネニーからのパスを
中央で受けた7サカから30エンケティアに送られた
鋭いラストパスの場面、
44分過ぎのFKからの流れから
ルーズボールを左サイドで競り勝った所から
ゴール前の30エンケティアに向かって送られた
鋭いクロスの場面等
ゴールが生まれる可能性があった決定機を
何度も作っていました。

その一方で54分の場面の様に
ゴールに向かう意識には
まだ物足りなさを感じます。
この場面ではアーセナル陣内からのカウンターで
14オーバメヤンが左サイドをドリブルで持ち上がった所から
逆サイドに走り込んで来ていた
7サカへラストパスが送られましたが
その7サカはロバートソンに競り負けてしまい
シュートを撃つのは勿論の事、
ボールにすら触れませんでした。

本来ならば7サカはロバートソンの内側を走っていましたので
前さえ取らせなければ内側を走っていた7サカは
先にボールに触る事が出来たと思いますが
結果的にはロバートソンに前を取られてしまったのは
残念でした。
例えば仮に7サカではなく
35マルティネッリならば
何が何でもそして何をしてでも
ロバートソンに前を取らる様な状況には
させなかったと思います。
勿論、ストライカーである35マルティネッリと
チャンスメイカーである7サカとの違いはありますが
現時点での7サカは
決定機が訪れたら何が何でもゴールを奪おうとする
心構えがまだ出来ていない様に感じます。
今後より怖いアタッカーになる為には
この辺りの意識改革が必要かもしれません。

反対に30エンケティアは何度か決定機が訪れていただけに
ゴールを奪わなければならなかったと思います。
実際問題として、
特に後半は完全に14オーバメヤン頼みになっており
これでは昨シーズンと状況は変わりません。
現在の14オーバメヤンの依存を脱却する為には
30エンケティアの成長が絶対に不可欠ですが
まだ時間が必要そうです。

結果的に1−1のままPK戦となりましたが
そのPK戦を制して
今シーズン一つ目のタイトルの獲得に成功しました。

これで昨シーズンのPL王者と
2試合連続互角の戦いを観せる事が出来た事は
大きな自信になったと思います。
しかもリバプールは
始動し始めてからまだ1週間にも満たないアーセナルよりも
1週間早く始動していましたので
状態はアーセナルよりは良かったと思います。
しかもほぼベストメンバーだったリバプールに対して
アーセナルはまだ完全にメンバーが揃っていない状況でしたので
苦戦が予想されましたが
そのリバプールの中で
唯一アレクサンダー・アーノルドを欠いて
ベストメンバーではなかった右SBを
狙い撃つ作戦は成功したと思います。

まだプレシーズンが始動して間もない状況であり
チームに残る選手、
新たに加わってくる選手が
完全に決まっていない状況ですが
PL王者のリバプール、逆襲に燃えるシティ、
そして大型補強を敢行したチェルシー等の
現状のアーセナルを遥かに上回る戦力を揃えたチームと
戦う準備は出来たと言えると思います。


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C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

7サカ        CS:0G1A 
14オーバメヤン    CS:1G0A 


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コミュニティー・シールド優勝!! [Arsenal F.C.]

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まず一冠目!!


C'mon Arsenal !!



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Friendly Match:MK Dons vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

MK Dons 1−4 ARSENAL
2020年8月25日(火)Friendly Match, Stadium MK

Goal
 (4)25Elneny
 (10)30Nketiah(←7Saka)
 (31)16Holding(og)
 (76)27McGuinness(←24Nelson)
 (85)24Nelson(pk)


1Leno

4Saliba  16Holding  3Tierney

 17Soares  25Elneny  34Xhaka 15Maitland-Niles

  7Saka         14Aubameyang

30Nketiah



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後半から


33Macey

20Ballard  16Holding  18Bola

28Willock  25Elneny  34Xhaka  3Tierney

32Smith Rowe         24Nelson

30Nketiah



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
62分から


33Macey

20Ballard  27McGuinness  18Bola

28Willock  23Olayinka  22Azeez  35Cottrell

32Smith Rowe        24Nelson 

19John-Jules



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
86分から


33Macey

21Oyegoke  27McGuinness  18Bola 

28Willock  23Olayinka  22Azeez  35Cottrell

32Smith Rowe        29Lewis 

19John-Jules



Arsenal 1.jpg14度目のFA杯優勝から
まだ1ヶ月も経っていませんが
早くも2020/21シーズンの幕開けを知らせる
プレシーズンマッチ初戦を
リーグワンに属するMKドンズと行いました。

例年ならばこの初戦は
先に動き出しているリザーブのメンバーを中心に
組んでくる事が多い試合ですが
今回はファーストチームのメンバーを
先発に揃えてきたのは驚きでした。

14オーバメヤンの行動が正しければ
ファーストチームの選手がコロニーに戻ってきたのは
先週末から今週の頭頃だと思われますので
フレンドリーマッチとは言え
チームとして稼働し始めてまだ数日という段階で
試合形式のプレーを行うのは
少なからずリスクがあると思います。
しかしこの夏は非常に短く
この週末には早くもコミュニティー・シールドが行われますので
休暇を取っていたと言っても
各々の選手達はトレーニングを続けながら
休暇を取っていたのかも知れませんし、
反対に言えばこの試合に起用されたメンバーは
合流間もないこの段階で
既に試合形式のトレーニングに対応出来るだけの
フィジカルコンディションに戻っている
選手なのかも知れません。

その稼働間もないファーストチームの選手達が
思いの他、体がよく動いていた事もあり
かなり実戦を想定した試合が出来ていた様に感じます。

この試合のシステムは
昨シーズン終盤と同様に3−4−2−1でした。
個人的にはより多くの人員を
攻撃面に割く事が出来る4バックに
今シーズンは戻すのではないかと思っていましたが
この試合の様に今シーズンも
3−4−2−1でスタートする様です。

しかしこの試合を観る限りでは
同じ3−4−2−1でも
昨シーズン終盤に比べて
進化を観せていたと思います。

まずDFラインはシステム上は3バックですが
相手が自陣に攻め込んできた時は
両WBが下がってきて5バックの形を形成するのに対して
攻撃時には3バックが左にスライドして
4サリバと16ホールディングの2CBと
17ソアレスと3ティアニーの両SBの
4バックのような形になり
左WBの15ナイルズは
より高い位置まで攻め上がって行く形が
より明確になってきた様に感じます。

しかも攻め上がる15ナイルズは
ライン際のワイドな位置だけではなく
14オーバメヤンの内側を駆け上がり
ハーフスペースのエリアや
そのままゴール前に向かって侵入していた所も
以前とは異なる所だったと思います。

この中に絞って上がってくる15ナイルズの動きは
戦術的な新たな側面なのかもしれませんが
お世辞にも左脚で入れるクロスの精度が高いとは言えない
15ナイルズを逆足の左WBで活かす為には
ワイドな位置からそのクロスを入れさせるよりも
中に入って攻撃陣に厚みをもたらす役割の方が
確かに活きる様に思いますので
この様な形は効果的だと思います。

一方でその左サイドは15ナイルズと共に
左CBの3ティアニーも左SBの様に
ワイドの高い位置まで攻め上がってくる場面があり
この場合の3ティアニーは
クロスの供給役を担っていました。
よって左サイドは15ナイルズと3ティアニーと言う
2段構えで攻撃参加していましたので
相手右SBにとっては
非常に対応しづらい状況になっていたと思います。

同時に相手のDFラインの裏への意識が
以前よりも高くなっていたのも
新たな進化だったのかもしれません。
昨シーズンまでもDFラインの裏を
意識したプレーはありましたが
それはどちらかと言うと
ロングフィード1本で
DFラインの裏に抜け出す様なプレーでしたが
この試合ではDFラインの裏へ走り出した
7サカと連動する様に
17ソアレスがスルーパスを送った
2得点目の場面の様な
確立されたコンビネーションでの仕掛けが
何度かありました。

確かに相手がMKドンズだったので
PLのチームよりも緩かった部分もあったと思いますが
それを差し引いても
しっかりと形を作り、しっかりと崩す場面が
何度か作れていましたので
今シーズンは14オーバメヤンの決定力頼みだった攻撃陣も
新たな進化を観せてくれると思います。

そしてこの試合では4サリバがデビューしました。
相手がMKドンズでしたので
それほど危険な場面に遭遇しませんでしたが
それでもフィジカル的な強さと共に
スピードがある所は確認出来ました。
そういう意味ではまだぎこちなさは否めませんでしたが
期待を抱かせるには十分だったと思います。

一方でシーズンローンから帰ってきた25エルネニーも
良かったと思います。
ビルドアップの場面では
ボールホルダーに対して丁度良い距離感を保ちながら
いつでもパスを出せる様にパスコース確保するなど
的確なポジショニングが非常に良かったと思います。
そして相手に囲まれていても
ダイレクトでボールを捌く事が出来るので
中盤でテンポが落ちる事もなかった所も
良かったと思います。
その一方でファールで止める場面が多かった所は気になります。
言っては悪いがMKドンズの選手レベルを考えれば
ファールを犯さなくてもしっかりと止められなければ
更にレベルが高いPLのアタッカーに対応出来るかどうかには
どうしても疑問符が付きます。
この試合の25エルネニーは先制のロングシュートを決めた様に
決して悪くはなかったと思いますが
この夏の放出候補と言う評価を覆すには
至っていなかった様に感じます。

同じく状況により去就が不透明と言われている
16ホールディングは綺麗なオウンゴールを決めた以外は
全体的に安定していたと思います。
確かにこの試合では3バックの中央の位置で
起用されていたと言う事もあると思いますが
着実に求めているレベルの16ホールディングに
戻ってきていると思いますので
出場機会を増やす為のローン移籍ならば良いと思いますが
完全移籍で放出するのはもったいない様に感じます。

それ以外にも昨シーズン出場機会を得た
30エンケティア、7サカ、28ウィロックと
今シーズンは飛躍が期待されている
24ネルソン、32スミス・ロウにも注目して観ていました。

30エンケティアは2点目を奪った様に
形にはまった時の決定力の高さは
十分にアピール出来たと思います。
同時に現在のチームで求められる
献身的なプレスの質なども
上がってきていると思いますので
順調にステップアップしていると思います。

7サカも30エンケティアのゴールをアシストした様に
仕掛けの切り札的な役割を
しっかりと担っていたと思います。
一方で不必要なプレーがあるのも事実であり
常に100点満点のプレーを
しなければならない訳ではありませんが
反対に60点のプレーはもういらないと思います。
もっと言えば今の7サカならば
常に100点のプレーを求めても
良いレベルに来ていると思いますので
もっと自分に厳しく、より質の高いレベルのプレーを
目指して欲しいと思います。

この試合では右WBで起用された28ウィロックは
ノーインパクトだったと思います。
勿論、移籍に現実味が帯びている15ナイルズや
引き抜きの噂がある2ベジェリンの去就を考えますと
トップ下やCMFに限らずサイドもこなせる
ユーティリティー性の高い28ウィロックを
右WBで起用出来るかどうかを
テストしたのかも知れませんが
この試合を観る限りでは
28ウィロックを右WBで起用するのは
まだ現実的ではないかもしれません。

24ネルソンに関しては
昨シーズンの問題が続いている様に感じます。
確かにPKを獲得した場面の鋭いドリブルの様な
目を見張る様なプレーを観せる場面もありますが
その一方で平凡なプレーに終始する場面もあり
言うなれば10回のうち、
1回はスーパーなプレーをするが
残りの9回は平凡なプレーをしてしまう
と言う様な状況です。
しかしこのポジションの選手は
ボールを持てば常に何かが起こる様な
期待を抱かせてくれる様なプレーが必要であり
その様なプレーが出来る様にならなければ
今後も出場機会は限られてしまうと思います。

一方で32スミス・ロウは昨シーズンに比べて
プレーのスピードやキレが戻ってきた印象で
元々持っている創造性をプレーに反映させる準備が
やっと整った印象です。
それと共に最も印象的だったのが
試合が終わった後に全員が引き上げた後も
ピッチの上でアシスタントコーチのスタイフェンベルグと
2人きりで入念に指導を受けていた所です。
この事からも今シーズンの32スミス・ロウは
非常に大きな期待を掛けられている事が伺え
大きなチャンスが巡ってくるシーズンになるかもしれません。

後半はリザーブの若い選手も
多く出場しましたが
それ程大きなサプライズはありませんでした。

まずファーストチームの第3GKと言う立ち位置ながら
昨シーズンは公式戦では一度もプレーする機会がなかった
33メイシーが後半から起用されましたが
セービングもポジショニングも
全体的に平均的と言う印象でした。
それと共にペナルティを出て対応した時に
足を滑らせるアクシデントがあった後に
すぐに切り替えが出来ずに
その直後にミスを犯してしまった様に
以前から懸念していた通り
実戦での経験不足を露呈してしまったと思います。
現状のままでは絶対的な信頼を持って
ピッチに送り出す事は難しく
そういう意味ではやはり実戦経験を増やす為に
ローン移籍に出た方が良い様に感じます。

現在のU−23チームの中で
最もファーストチームに近い一人が
30エンケティアに代わってCFに入った
ジョン・ジュールズかもしれません。
昨シーズンもプレシーズンツアーに同行した様に
以前から期待されている一人と言うのは間違いなく
ゴールこそは奪う事は出来ませんでしたが
この試合でもしっかりと独力で自らの形を作って
鋭いシュートを放す場面があった様に
印象に残るプレーは観せてくれたと思います。
ペナルティの中でフィニッシュの局面で
その能力を発揮する30エンケティアに対して
自らでチャンスを生み出す事が出来る点が
この2人のキャラクターの違いかもしれません。
そう言う意味では何かを起こしてくれそうな
期待を抱かしてくれるストライカーだと思います。

CBで起用されたバラードとマクギネスは
イングランド系の代表的なCBと言う印象で
その硬質なスタイルが
アルテタ監督の目指すスタイルに
合致出来るかどうかがポイントになるかも知れません。

左CBで起用されたボラは
本来は左SBの選手ですので
3ティアニーの様なプレーが
期待されていたと思いますが
3ティアニーの様な状況によって
左SBとCBを使い分ける様なプレーを観せる事が出来ず
期待に応えられていなかったと思います。

CMFにはオラインカと共に
アズィーズが起用されましたが
そのアズィーズはイングランドの未来を担う逸材
と言われているタレントの様で
実際、17歳とは思えない落ち着きと球捌きを観せ
フィジカル的にも既に完成している様に観えました。
その一方で一つ一つのプレーに
意味を持たせる様なレベルにはまだ達していない印象で
そう言う意味ではフィジカル的に強さを
前面に出していたオラインカの方が
プレーに意味をもたせていた様に感じます。

左WBに起用されたコットレルは
本来は攻撃的MFやCMFを本職とする
テクニックに優れた小柄なMFですので
この試合ではその不慣れなポジションだった事もあり
それ程インパクトを観せる事は出来ていなかったと思います。

終盤投入されたオイゴクとこの夏に加入したルイスは
評価出来るほどのプレー時間はありませんでした。

今シーズンのプレシーズン初戦は
実質チームが稼働してから数日の段階とは思えない程
選手はよく動けており
その上、その短い期間で
昨シーズンからの進化も観せていた所には
良い意味で驚かされました。

次のテストマッチは
週末行われるコミュニティー・シールドの
リバプール戦になります。
現状としてはこの夏の稼働も早く
チームとしての完成度が高いリバプールには
苦戦すると思いますが
現在のアーセナルには可能性があると思いますので
さらに進化した所を観せてくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2019/20シーズン〜〜ストライカー総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜ストライカー〜〜

9アレクサンドル・ラカゼット(29歳)
PL 22試合先発+8試合途中出場:10ゴール4アシスト
EL 4試合先発+1試合途中出場:2ゴール
FAカップ 4試合先発


14ピエール=エメリク・オーバメヤン(31歳)
PL 35試合先発+1試合途中出場:22ゴール3アシスト
EL 4試合先発+2試合途中出場:3ゴール
FAカップ 2試合先発:4ゴール


30エディ・エンケティア(21歳)
PL 7試合先発+6試合途中出場:2ゴール
FAカップ 2試合先発+2試合途中出場:2ゴール


(年齢は8/1時点)

Arsenal 1.jpg14オーバメヤンは得点王こそは
獲得出来ませんでしたが
今シーズンもPLで22ゴールを挙げて
エースの重責を十分に務めたと思います。

その一方で14オーバメヤンが
今シーズンに挙げた22ゴールは
アーセナルが挙げた総ゴール数の
約40%を挙げた事になり
14オーバメヤンへの依存度が
より顕著になってしまったのは
ある意味問題だったと思います。

本来ならば14オーバメヤンと共に
エースとしての重責を担うはずだった
9ラカゼットが不振に陥ったのは
チームの不振の一因だったと言うのは言うまでもなく、
特に12月初めからの約2ヶ月の間、
ゴールから遠ざかっていたのは
チームにとって大きな痛手だったと思います。
そして第26節のニューカッスル戦で挙げたゴールも
結局アルテタ監督が30エンケティアを
先発で起用すると言うショック療法で
ある意味目を覚ましたからであり
もしもシーズン終盤の様なパフォーマンスが
シーズン通して発揮出来ていたら
今シーズンの結果は違う物になっていたかもしれません。

その9ラカゼットの競争相手として
冬の移籍期間でリーズから戻ってきた30エンケティアは
僅か半年で公式戦4ゴールを挙げた様に
その期待に応えたと思います。

その一方でエースである14オーバメヤンを
俗に言うウイングストライカーとして起用している
現在のチーム戦術に於いては
CFはゴールを奪うだけではなく
中央でボールを収め、
14オーバメヤンの為のスペースを作り
そして14オーバメヤンがゴールを奪う手助けをする
と言う役割も求められています。

その点に関して言えば30エンケティアよりも
9ラカゼットの方が優れており
仮にこの夏に9ラカゼットが
チームを離れる様な事があった場合には
30エンケティアには更なる成長が望まれます。

しかし12ウィリアンの獲得が決まった様に
サイドアタッカーのポジションが強化された場合には
来シーズンは14オーバメヤンを
CFに戻す事も考えられます。
特に30代に入った14オーバメヤンは
年齢的な事を考えますと
ゴールゲッターに特化した方が
より長期的に活躍してくれるかもしれませんので
来シーズンはこのポジションの役割は
よりゴールを求められるポジションに
変わるかも知れません。


C'mon Arsenal !!


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2020/21プレミアリーグの日程が発表!! [Arsenal F.C.]

2020/21プレミアリーグの日程が発表されました。

Premier-League16-17-2.jpg


SEPTEMBER
12  Sat  A Fulham
19  Sat  H West Ham United
26  Sat  A Liverpool

OCTOBER
3  Sat  H Sheffield United
17  Sat  A Manchester City
24  Sat  H Leicester City
31  Sat  A Manchester United

NOVEMBER
7  Sat  H Aston Villa
21  Sat  A Leeds United
28  Sat  H Wolverhampto Wanderers

DECEMBER
5  Sat  A Tottenham Hotspur
12  Sat  H Burnley
15  Tue  H Southampton
19  Sat  A Everton
26  Sat  H Chelsea
28  Mon A Brighton and Hove Albion

JANUARY
2  Sat  A West Bromwich Albion
12  Tue  H Crystal Palace
16  Sat  H Newcastle United
27  Wed A Southampton
30  Sat  H Manchester United

FEBRUARY
2  Tue  A Wolverhampto Wanderers
6  Sat  A Aston Villa
13  Sat  H Leeds United
20  Sat  H Manchester City
27  Sat  A Leicester City

MARCH
6  Sat  A Burnley
13  Sat  H Tottenham Hotspur
20  Sat  A West Ham United

APRIL
3  Sat  H Liverpool
10  Sat  A Sheffield United
17  Sat  H Fulham
24  Sat  H Everton

MAY
1  Sat  A Newcastle United
8  Sat  H West Bromwich Albion
12  Wed A Chelsea
15  Sat  A Crystal Palace
23  Sun H Brighton and Hove Albion

(土曜日開催の試合はEL、FA杯のスケジュール、
TV放映時間の都合により金〜月の間で調整される可能性あり)


2020/21シーズンは
新型コロナウイルス感染症の影響で
開幕が9/12にズレ込んみましたが
夏に開催予定のユーロ2020に間に合わせる為に
5/23に閉幕させると言う
かなりタイトなスケジュールが組まれた印象です。

当然かも知れませんが
昨シーズンから実施された
短期のウインターブレイクは
スケジュールを見る限りでは
今シーズンは設けられていない様で
年末の中1日と言う狂ったスケジュールを含めて
12月だけで6試合行う予定になっています。

しかも本来ならば9月の第3週から始まる
ELのグループステージのスケジュールも
10/22から12/10に
月に2試合のペースで組まれており
その結果、問題の12月は
現時点で8試合行う予定になっています。

まぁ、以前のPLの状況に戻っただけ
と言えばそれまでですが
今シーズンは例年以上に
コンディション管理、怪我人の有無が
結果を大きく左右する
荒れたシーズンになるかも知れません。

対戦相手的には9月末からの約1ヶ月間が
大きなポイントになるかも知れません。
この間組まれている
リバプール戦、シティ戦、ユナイテッド戦は
1試合おきに全てアウェイで組まれており
しかもこの3試合に挟まれているのが
シェフィールド・ユナイテッド戦とレスター戦と言う
一筋縄にはいかないチームとの対戦と言うのもポイントで
この期間をうまく乗り越えられるかどうかが
今シーズンの命運を握っているのかも知れません。


C'mon Arsenal !!


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2020/21シーズンNEW AWAY KIT [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンのAWAY KITが発表されました。

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先日発表されたHOME KITに続き
AWAY KITも以前からリークされていた通りの
「あの」グラフィック柄がそのまま採用されましたが
正直、あのグラフィック柄を採用した
責任者のセンスを疑います。

このデザインはハイバリーのイーストスタンドにあった
有名な大理石のホールの模様を採用した
ハイバリーの歴史に対するリスペクトの様ですが
それを知らない人が見たらどう見ても
「血管柄」「引っ掻き傷」「血しぶきが飛び散った跡」
の様なグラフィックにしか見えず
確かにインパクトはあると思いますが
果たしてフットボールのシャツのデザインとして
適しているのかどうかは意見が分かれると思います。

それに一つ間違えれば
傷だらけの様にも見えてしまい
子供のファンがこれを着ていて
本当に「格好良く」観えるのか疑問です。

きっと数年後には往年の「腐ったバナナ」シャツに匹敵する
最悪のデザインのシャツと呼ばれない事を祈ります。


C'mon Arsenal !!


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2019/20シーズン〜〜攻撃的MF、サイドアタッカー総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜攻撃的MF〜〜

10メスト・エジル(31歳)
PL 18試合先発:1ゴール2アシスト
EL 1試合先発+1試合途中出場
FAカップ 1試合先発
カラバオ杯 2試合先発:1アシスト


32エミール・スミス・ロウ(20歳)
PL 1試合先発+1試合途中出場
EL 3試合先発
カラバオ杯 1試合先発


〜〜サイドアタッカー〜〜

19ニコラ・ぺぺ(25歳)
PL 22試合先発+9試合途中出場:5ゴール6アシスト
EL 2試合先発+4試合途中出場:2ゴール2アシスト
FAカップ 5試合先発:1ゴール2アシスト


77ブカヨ・サカ(18歳)
PL 19試合先発+7試合途中出場:1ゴール5アシスト
EL 6試合先発:2ゴール4アシスト
FAカップ 3試合先発+1試合途中出場:1ゴール1アシスト
カラバオ杯 1試合先発+1試合途中出場:1アシスト


35ガブリエウ・マルティネッリ(19歳)
PL 6試合先発+8試合途中出場:3ゴール
EL 5試合先発+2試合途中出場:3ゴール3アシスト
FAカップ 2試合先発+1試合途中出場:1アシスト
カラバオ杯 2試合先発:4ゴール


24リース・ネルソン(20歳)
PL 7試合先発+10試合途中出場:1ゴール
EL 2試合先発:1アシスト
FAカップ 2試合先発:1ゴール1アシスト
カラバオ杯 1試合先発:1ゴール1アシスト


(年齢は8/1時点)

Arsenal 1.jpgまず攻撃的MFに関しては
本来ならば攻撃陣の中心になるべき10エジルが
エメリ前監督から信頼を得る事が出来ずに
ベンチにも入らない試合が増え、
アルテタ監督が就任してからは
PL中断前までは再びトップ下のポジションで
起用される様になりましたが
噂によりますと中断中のミーティングの不参加等を理由に
PL再開後は再びベンチにも入らない日々が続いており
本人は残留を希望していますが
現状としては構想外の状況です。

勿論、システム上、戦術上
10エジルが適した選手ではなかったと言う問題が
あったのかもしれませんが
その一方でアーセナルの選手の中で
最も創造性に優れている10エジルを
活用する事が出来なかったのも問題であり
今シーズンのチームの問題だった
攻撃面での創造性の欠如の一因になっていたと思います。

サイドアタッカーに関しても
昨夏クラブ最高額の移籍金で獲得した19ぺぺが
PLへの適応に苦しみ
仕掛けの切り札になれなかった所も
攻撃力の低下の一因になっていたと思います。

その一方で77サカや35マルティネッリと言う
若い選手の台頭があったのも
今シーズンの特徴で
77サカはサイドアタッカーとしてと共に
負傷した3ティアニーに代わって務めた
左SBでも結果を残し
来シーズンは仕掛けのエースとしても
期待が掛かっています。
そして35マルティネッリは
抜群の得点感覚を観せ
今シーズン14オーバメヤンが担っていた
俗に言うウイングストライカーの役割を
将来的に担う選手に成長する事が期待されますので
しっかりと怪我を治して完全復帰する日が待たれます。

反対に32スミス・ロウや24ネルソンは
期待された程の活躍を観せる事が出来ませんでしたので
来シーズン以降の成長が待たれます。

結果から観れば今シーズンのアーセナルの
得点数の減少、チャンスメイク力の低下、
創造性の欠如等の原因は
この2つのポジションの機能不足が
大きかったと思われます。

そして12ウイリアンの獲得が決まったのも
これらの問題点を解決する為と考えられ、
噂に挙がっているコウチーニョの獲得も
速やかに決まる事が期待されます。


C'mon Arsenal !!


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2019/20シーズン〜〜CMF、DMF総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜CMF、DMF〜〜

34グラニト・ジャカ(27歳)
PL 30試合先発+1試合途中出場:1ゴール2アシスト
EL 4試合先発
FAカップ 5試合先発+1試合途中出場


8ダニ・セバージョス(23歳)
PL 18試合先発+6試合途中出場:2アシスト
EL 3試合先発+3試合途中出場:1ゴール
FAカップ 2試合先発+3試合途中出場:1ゴール
カラバオ杯 2試合途中出場


11ルーカス・トレイラ(24歳)
PL 17試合先発+12試合途中出場:1ゴール1アシスト
EL 3試合先発+3試合途中出場
FAカップ 1試合先発+1試合途中出場
カラバオ杯 2試合先発:1ゴール


29マテオ・グエンドゥージ(21歳)
PL 19試合先発+5試合途中出場:1アシスト
EL 2試合先発+4試合途中出場
FAカップ 3試合先発
カラバオ杯 1試合途中出場:1アシスト


28ジョー・ウィロック(20歳)
PL 8試合先発+21試合途中出場:1ゴール1アシスト
EL 7試合先発+1試合途中出場:2ゴール
FAカップ 3試合先発+2試合途中出場
カラバオ杯 2試合先発:2ゴール


(年齢は8/1時点)

Arsenal 1.jpgこのポジションは色々と問題があった
ポジションだったと思います。

PL第10節パレス戦での行動を契機に
グナから大バッシングを受けた34ジャカは
冬の移籍期間で退団の可能性が囁かれ、
アルテタ監督が就任してから
規律を重んじるスタイルに馴染めずにいた
29グエンドゥージは
PL第30節ブライトン戦での問題行動を契機に
チームから外される等
本来ならばこのポジションの軸になるべきこの2人が
ピッチ以外の所で問題を起こした所が
今シーズンのチーム混乱を象徴していたかもしれません。

最終的にはアルテタ監督の信頼を得た34ジャカが
このポジションの軸になりましたが
そのパートナーとして
スカッドの中で唯一の守備的MFである
11トレイラが期待されていた時期もありましたが
エメリ前監督時代には
一列前で起用される事が多かった為に持ち味が発揮出来ず、
アルテタ監督が就任してからは
本来のポジションで起用されて出場機会も増えましたが
怪我で離脱してしまった為に定着出来ませんでした。
結局シーズン終盤に
アルテタ監督の戦術に適応した8セバージョスが
ポジションを掴むまでは
34ジャカのパートナーは中々決まりませんでした。

しかしその8セバージョスは
この夏にレアル・マドリーへ帰還してしまいましたので
来シーズンに向けて34ジャカのパートナーの問題は
再び浮上する事になると思います。

そして29グエンドゥージや11トレイラには
移籍の噂が流れており
今シーズン本格的にファーストチームに昇格した
28ウィロックも複数のポジションをこなす
ユーティリティー性はありますが
今はまだバックアッパーレベルだと思いますので
来シーズンに向けてこのポジションの補強は
必要だと思います。

レアル・マドリーに戻った8セバージョスは
世代交代の時期に入ったレアル・マドリーに
残留する可能性が出てきている事から
中盤に創造性をもたらすタイプの選手の獲得や
中盤にフィジカル的な強度をもたらす様な選手の獲得が必須であり
その様な選手の補強の有無が
来シーズンのこのポジションの成否に直結すると言っても
過言ではないと思います。


C'mon Arsenal !!


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2019/20シーズン〜〜SB、WB総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜右SB、右WB〜〜

2エクトル・ベジェリン(25歳)
PL 13試合先発+2試合途中出場:1ゴール
EL 3試合先発
FAカップ 3試合先発
カラバオ杯 1試合先発+1試合途中出場:1アシスト


17セドリック・ソアレス(28歳)
PL 3試合先発+2試合途中出場:1ゴール


〜〜左SB、左WB〜〜

3キーラン・ティアニー(23歳)
PL 12試合先発+3試合途中出場:1ゴール1アシスト
EL 4試合先発:2アシスト
FAカップ 3試合先発:1アシスト
カラバオ杯 1試合先発+1試合途中出場


31セアド・コラシナツ(27歳)
PL 19試合先発+7試合途中出場:2アシスト
EL 1試合先発
FAカップ 2試合先発+2試合途中出場
カラバオ杯 1試合先発


〜〜右左SB、WB〜〜

15エインズリー・メイトランド=ナイルズ(22歳)
PL 15試合先発+5試合途中出場:2アシスト
EL 4試合先発+2試合途中出場
FAカップ 3試合先発+2試合途中出場
カラバオ杯 1試合先発:1ゴール


(年齢は8/1時点)

Arsenal 1.jpg今シーズンのSBは
怪我に苦しんだポジションだったと思います。

昨シーズン左膝前十字靭帯損傷を負った
2ベジェリンは9月末に復帰しましたが
その後もコンディションが整わずに苦しみ
結局パフォーマンスレベルが戻ってきたのは
PL再開後まで待たなければなりませんでした。

一方で左SBのレギュラー候補として加入した
3ティアニーは加入前から負っていた怪我で
シーズン序盤は欠場し
復帰後も右肩関節脱臼を負って再び離脱してしまい
本格的に稼働し始めたのは
PL再開後まで待たなければなりませんでした。

その間、右SBは21チェンバースや15ナイルズがカバーしましたが
どちらも本職ではなく
左SBも本職の31コラシナツだけではなく
77サカがコンバートして対応した様に
今シーズンはバックアッパーにも問題を抱えており、
その問題に対応する為に
冬の移籍期間で17ソアレスをローンで獲得しましたが
加入前に負っていた膝の怪我の影響で
稼働し始めたのはPL再開後まで待たなければなりませんでしたので
根本的には何も解決しませんでした。

しかしその17ソアレスは
そのまま正式に加入する事が決まりましたので
右SBに関してはバックアッパーの問題は解決するかもしれませんが
左SBのバックアッパーに関しては依然として不透明のままですので
来シーズンに向けて解決しなければならない問題だと思います。

一方で今シーズンのアルテタ監督の戦術を見る限りでは
SBには高い位置にまで侵入してウイングの様に振舞って
攻撃陣に横の広がりをもたらす役割を求めていた事を考えますと
2ベジェリンと3ティナニーが
シーズン通して稼働し続ける事が出来れば
その戦術は更に磨きが掛かり
アーセナルのストロングポイントになる可能性も
秘めていると思います。

よってバックアッパーが手薄な問題は
来シーズンに向けて
解決しなければならない問題だと思いますが
何よりも来シーズンこそは
2ベジェリンと3ティナニーが
怪我なくシーズン通して稼働してくれる事が
最も重要だと思います。


C'mon Arsenal !!


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ウィリアンをチェルシーから獲得!! [移籍情報]

ウィリアン(32歳)をチェルシーから獲得しました。

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この夏にチェルシーとの契約が切れ
フリーになったウィリアンの
獲得に成功しました。


契約期間:2023年夏まで
週給:£22万(推定)
背番号:12


1988年8月9日生
175cm 77kg
サイドアタッカー
ブラジル代表
移籍金 フリー


2019/20シーズン
PL 29試合先発+7試合途中出場:9ゴール7アシスト
CL 6試合先発+1試合途中出場:1ゴール1アシスト
FA杯 3試合先発+1試合途中出場:1ゴール1アシスト

合計 38試合先発+9試合途中出場:11ゴール9アシスト


チェルシー通算

PL 168試合先発+66試合途中出場:37ゴール39アシスト
CL 33試合先発+8試合途中出場:10ゴール8アシスト
EL 11試合先発+4試合途中出場:3ゴール7アシスト
FA杯 19試合先発+8試合途中出場:11ゴール6アシスト
リーグカップ 16試合先発+3試合途中出場:2ゴール2アシスト
コミュニティー・シールド 2試合先発+1試合途中出場

通算 249試合先発+90試合途中出場:63ゴール62アシスト


2013年夏にアンジから加入してから7シーズン、
チェルシーの主力として活躍し続けて来ましたが
この夏で切れる契約が更新されずに
フリーになっていました。

前所属のチェルシーには30代の選手に対しては
単年契約しか結ばないという取り決めがある為に
複数年での契約延長を望んでいたウィリアンとは
決裂したと言われています。

それでもランパード監督が残留を求めた事で
チェルシーは2年契約での更新を打診した様ですが
それでも合意が得られずに
今回3年契約を提示したアーセナルに
移籍する事が決まりました。

確かにこの夏に32歳になったウィリアンに対して
複数年契約を結ぶと言う事は
多かれ少なかれリスクは伴うと思います。
しかも以前言われていた様に
週給£10万ならば妥当だと思いますが
移籍金が掛からないとは言え
もし本当に週給£22万ならば
今のアーセナルにとっては
高額すぎる様にも感じます。
実際、来シーズンは今シーズンと同様に
活躍してくれるかも知れませんが、
2シーズン後も3シーズン後も
同様のレベルを保てているかどうかは不透明であり
仮にプレーレベルを落とし
ベンチを温める様な存在になってしまった時には
週給£22万の不良債権になる事も考えられますので
今回の契約は賛否が分かれるかもしれません。

とは言え、一番間近で接していたランパード監督が
チェルシーの取り決めを曲げてでも
ウィリアンの残留を望んだ事が
今もなおフィジカル的にも技術的にも
トップレベルの状態を保っていると言う
何よりの証拠だと思いますので
いらぬ心配なのかもしれません。

何はともあれ、現在のアーセナルは
チーム再建の過渡期ですので
早急に結果を出す為には
経験値の高いベテラン選手の力を借りるのは
間違った選択ではないと思いますし
財政面を考えてもフリーで獲得出来るウィリアンは
良い選択なのかもしれません。

それと共に現在のアーセナルは
攻撃面での創造性に問題を抱えていますので
ウィリアンの様なチャンスメイカーは
この夏の重要な補強ポイントであり
その上、これまでPLで7シーズン活躍して来た経験は
若い7サカや24ネルソン、
そして同胞の35マルティネッリにとっては
良いお手本になると思います。

そう言う意味では昨シーズンの23D・ルイスと同様に
ピッチ以外での存在意義を考えれば
ベテランの領域に入りましたが
ウィリアンの獲得は良い補強になる様に感じます。


C'mon Arsenal !!


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IN

フラメンゴから
 CB パブロ・マリ(27歳)スペイン £1400万(推定)

サウサンプトンから
 右SB セドリック・ソアレス(29歳)ポルトガル代表 フリー

チェルシーから
 サイドアタッカー ウィリアン(32歳)ブラジル代表 フリー


OUT

シュトゥットガルトヘ
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)ギリシャ シーズンローン

MVVマーストリヒト(オランダ2部)へ
 右SB ザック・スワンソン(19歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン


(年齢は9/1時点)


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