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PL32:ARSENAL vs Norwich City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−0 Norwich City
2020年7月1日(水)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (32)14Aubameyang
 (37)34Xhaka(←14Aubameyang)
 (67)14Aubameyang
 (81)17Soares


26Martinez

 20Mustafi  23Luiz  31Kolasinac

2Bellerin  8Ceballos  34Xhaka  3Tierney

  24Nelson       14Aubameyang

9Lacazette



(46)20Mustafi>>>16Holding
(58)24Nelson>>>28Willock
(77)9Lacazette>>>30Nketiah
(77)2Bellerin>>>17Soares
(82)14Aubameyang>>>19Pepe


Substitutes
 33Macey
 5Sokratis
 15Maitland-Niles
 77Saka
 

Arsenal 1.jpg4発大勝!!

久しぶりに安心して観ていられる
試合だったと思います。

システムはこの試合も3バックの
3−4−2−1で
相手のシステムに対して
使い分けていると言うよりも
基本的に守備を安定させる為に
導き出した答えが「3バック」
という感じなのだと思われます。

又、中断前にはトップ下に10エジルを置く
4−2−3−1を使い続けていた様に
アルテタ監督は対戦相手に対応して
コロコロとシステムを変えるタイプではない様に感じますので
今シーズンの残りの試合は
このまま3−4−2−1を基本として行くと思われます。

確かにこのシステム変更により守備面は安定したと思います。
時々大きなミスを犯す23ルイスを中央に置いて
最終的に全てを弾き返す役割に集中させる事で
ミスの発生を未然に防ぎ、
16ホールディングも中央に置いて
プレーエリアや振る舞い方を限定させる事で
まだ戻り切れていない俊敏性の不足分が顔を出さない様に
上手くコントロール出来ていると思います。

一方でこのシステムで戦った
これまでの2試合では
攻撃面での創造性に難がある様に感じましたが
この試合ではサイドからの仕掛けで
多くのチャンスを創造する事が出来ていましたので
その攻撃面での問題点にも
ある程度答えが出たのかも知れません。

左サイドに関しては
14オーバメヤンが左サイドに入った事で
ワイドの位置はこれまでと同様に
3ティアニーに委ねられ
その3ティアニーから精度の高いクロスが
何本も送られていたと思いますが
右サイドに関してはこれまで以上に
2ベジェリンが存在感を観せていたと思います。

ここ最近の試合では深い位置まで攻め上がる左SB・WBに比べて
右SB・WBは余り深い位置まで顔を出す事がありませんでした。
しかしこの試合では8セバージョスからの
スルーパスを受けた2ベジェリンが
相手のDFラインの裏に抜け出す場面が何度もあり
大きな脅威を与えていたと思います。

勿論、2ベジェリンのフリーランニングを見逃さない
8セバージョスとの相性が良いのかも知れませんが
システム的にも4バックの時は両SBが上がってしまうと
守備面のバランスが崩れる為に
自制させられていた可能性もあると思います。
しかしここ最近の3バックでは
両WBが上がったとしても
DFラインにはCBの3人が残り
それ程バランスを崩す事がなくなりましたので
これまで2ベジェリンに掛かっていたストッパーが
遂に解除されたのかも知れません。

そしてこの試合では右サイドには19ペペに代わって
24ネルソンが入った事も2ベジェリンにとっては
好都合だったのかもしれません。
通常19ぺぺは高い位置のワイドの位置からプレーをスタートしますが
これですと2ベジェリンが深い位置まで走り込むコースが塞がれてしまい
結果としてタイミングよく走り込むチャンスが
得る事が出来なかったのかもしれません。
一方で24ネルソンはサイドに張り付く事はなく
もう少し自由なポジションを取っていた事で
2ベジェリンの前には邪魔するものがなくなり、
24ネルソンにしてもどちらかと言うとワイドの位置よりも
ハーフスペースを意識している様な動きを見せていましたので
大外から仕掛ける2ベジェリン、
ハーフスペースに仕掛けてくる24ネルソンと
住み分けができていた様にも感じます。

まぁ、裏のスペースに抜け出してからの
2ベジェリンのクロスやラストパスの精度には問題があり
折角のチャンスを活かし切れていませんでしたので
その辺りは早急に改善して欲しいと思いますが
サイドから仕掛ける形を示したこの試合は
新たな可能性を示したのは間違いないと思います。

この様な3−4−2−1システムが
アルテタ監督が目指す
理想形なのかどうかはわかりませんが
現在のスカッドのメンバーの力を
最大限に発揮する為に導き出した答えが
このシステムなのかもしれません。

次節のウルヴス戦は
来シーズンのCL・ELの出場権を獲得する上で
非常に大きな試合になります。
現在勝ち点差が「6」あるウルヴスとのアウェイでの試合で
勝ち点「3」を得る事が出来なければ
CL出場権争いは勿論の事、EL出場権争いにおいても
かなり厳しい状況に陥ってしまいます。

組織的には現在のアーセナルを遥かに上回っている
現在のウルヴスに対して
新たに形が見えてきた3−4−2−1システムが
どこまで通用するのか?
そして気持ちの上でどちらのチームが
上を目指す気持ちが強いのか
証明する試合になると思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:7G3A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:19G2A EL:3G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G0A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:0G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G0A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G1A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:0G4A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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