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2020/21シーズンに向けて〜〜続・補強のポイント、その4〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:続・補強のポイント、その4

Arsenal 1.jpg
〜〜サイドアタッカー〜〜

19ぺぺ(25):残留確実
24ネルソン(20)(U-21)(HG):残留確実
35マルティネッリ(19)(U-21):残留確実
77サカ(19)(U-21)(HG):残留決定

(年齢は9/12時点)


残りの契約が1年になっていた
77サカとの契約延長が決まったのは
今後のアーセナルにとって
非常に大きなポイントだと思います。
実質1年目から一気に主力選手にのし上がった77サカは
近い将来アーセナルのエースになる可能性がある存在であり
来シーズンからは「7」の背番号が与えられた様に
中心選手として活躍する事が期待されています。

そしてまだ真価を発揮できていない19ぺぺにしても
適応の難しいPL1シーズン目と言う事を考えれば
数字的にはそこまで悪い訳ではなく
24ネルソンに関しても
PL再開後には出場機会を掴み始めていますので
来シーズンは更なる成長を期待して残留すると思います。

一方で左膝関節の軟骨損傷に対して手術を行った
35マルティネッリは順調に回復したとしても
年末までは復帰出来ない事が発表され
同時に来シーズンはリカバリーの為のシーズン
と言う位置付けになるとの事ですので
35マルティネッリが起用出来ないのならば
このポジションは頭数的には足りなくなります。

とは言え、アルテタ監督は
本来ストライカーである14オーバメヤンを
サイドに置くスタイルを好んでいますので
14オーバメヤンが残留すれば
35マルティネッリが起用できなくても
頭数的には問題にはならないと思われます。

その一方で14オーバメヤンが
退団する様な事態が本当に起こった場合には
新たな選手の補強が必要になると思われます。


〜〜ストライカー〜〜

9ラカゼット(29):移籍する可能性50%
14オーバメヤン(31):移籍する可能性50%
30エンケティア(21)(U-21)(HG):残留確実

(年齢は9/12時点)


アルテタ監督が就任してから出場機会を掴んでいる
30エンケティアは残留確実だと思いますが
問題は9ラカゼットと14オーバメヤンの去就です。

本来9ラカゼットはまだ契約が2年残っていますので
この夏に放出する必要性は低いのですが
PL再開してからも30エンケティアと
出場機会を分け合っている状況を考えますと
移籍を志願する可能性は否定出来ないと思います。

実際問題としてもストライカーを探しているアトレティコや
イグアインに代わるCFを探しているユーベの
獲得リストに載っていると言う噂もありますので
場合によって移籍する可能性は否定出来ません。

一方の14オーバメヤンは残り1年になった契約の延長交渉が
一向に進んでいない事から
この夏にアーセナルを去る可能性が高いと言われています。
現実的にCL等のヨーロッパの舞台で
プレーする事を望んでいると言われ
その移籍先としてバルセロナやレアル・マドリー、インテル等が
候補に浮上していました。

とは言え、14オーバメヤンが残留する可能性は
全くない訳でもないと思います。
PL再開後もアルテタ監督は
数少ないアンタッチャブルな選手として
14オーバメヤンを起用し続けており
本人もピッチの上では
アーセナルへの忠誠を失っていない様に感じます。

そして新型コロナウイルスの影響で
ビッグクラブでも高額投資が出来ない状況に陥っており
14オーバメヤンの獲得に動くクラブが出てこなければ
アーセナルとの契約延長にサインする可能性は
まだ残されている様に感じます。

実際、非公式ではありますが
インスタライブで14オーバメヤンは
契約延長の可能性を否定しなかった事からも
昇給等の条件面で納得させる事が出来れば
残留する可能性は残されている様に感じます。

後は、緊縮方向に動いているアーセナルが
本当に昇給する事が出来るのかどうか?
1番の高給取りの分が無くなれば、、、
と言う話になりますが、、、どうなるでしょう。

とは言え、14オーバメヤンは勿論の事、
9ラカゼットにしても
常にチームの勝利の為に全力でプレーし
30エンケティアが出場停止中の試合では
結果も出していますので
両選手共にとても移籍が間近な選手には観えません。

それでも現状としては移籍に転ぶ可能性は残されており
仮に移籍する事を選択した場合には
補強の必要性が出てくると思います。
勿論、ジョン・ジュールスや
引き抜きの噂があるバログン等の
30エンケティアの一つ下の世代にも
活きの良い若い選手が控えていますので
その可能性に賭けると言うプランも
アーセナル らしくて良いかもしれませんが
現実的にはエースストライカーを任せられる
実績のあるストライカーの補強が
必要になると思われます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまで色々と思う所を書いてきましたが
結局の所、週末行われるFA杯決勝で勝利して
来シーズンのELの出場権を
獲得する事が出来るかどうかによって
来シーズン以降のアーセナルは
大きく変わってしまうかもしれません。

新型コロナウイルスの影響で
財政的なダメージがあるとは言え
来シーズンのELの出場権を獲得出来れば
ある程度の補強予算が確保出来るかもしれませんが
一方でEL出場権を逃す様な事が起きた場合には
補強予算が減るだけに留まらず
場合によっては財政状の収支を保つ為に
多くの主力選手を売却しなければならなくなり
若い選手を中心としたスモールチームから
始めなければならなくなるかもしれません。

とは言え、どちらにせよ元々この夏は
補強予算の原資が殆どないと言われていますので
少なからず選手を売却する可能性があるのは
言うまでもないと思います。
しかも£1000万クラスの選手の売却に留まらずに
昨夏のイウォビの様な
移籍金£3000万を超えるクラスの選手を
少なくとも2人程度売却して
補強予算を作る必要性があるのかもしれません。

既に、アトレティコに対してトーマスの契約解除金として
『£2250万+29グエンドゥージ』と言う形で打診したり
バルセロナからは『29グエンドゥージ+£4500万』で
コウチーニョとのトレードを打診されたりしている様ですので
その1人は29グエンドゥージで決まりだと思います。

では残りの1人が誰になるのか
セリエAへの帰還を希望する11トレイラなのか
14オーバメヤンや9ラカゼットなのか?
もしくは多くの移籍金は望めないかもしれませんが
10エジルなのか?

勿論、それが1人なのか2人なのか
それとも全員なのかは分かりませんが
誰かしらアーセナルを離れる選手が出てくると思いますが
チームが新たなステージに向かう為には
受け入れなければならないのかもしれません。


C'mon Arsenal !!



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2020/21シーズンに向けて〜〜続・補強のポイント、その3〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:続・補強のポイント、その3

Arsenal 1.jpg
〜〜CMF & DMF〜〜

4エルネニー(28):移籍する可能性99%
8セバージョス(24):ローン期間終了
11トレイラ(24):移籍する可能性50%
15メイトランド=ナイルズ(23)(HG):移籍する可能性30%
28ウィロック(21)(U-21)(HG):残留確実
29グエンドゥージ(21)(U-21):移籍する可能性99%
34ジャカ(27):残留確実

(年齢は9/12時点)


このポジションはダブルボランチならば
4人編成で良いと思いますが
3センターを組む事を想定するのならば
最低5人編成は必要だと思われます。

エメリ監督時代には問題があった34ジャカも
今では中盤の大黒柱として
アルテタ監督から絶大な信頼を得ていますので
一時期の放出論は完全に過去の物になったと思います。

一方でアーセナルの未来を託す存在だと思われていた
29グエンドゥージがアルテタ監督の厳格な規律を受け入れられず
更にはPL再開後のブライトン戦での騒動後、
ファーストチームから外される事態に陥っています。

周囲の環境や評価が余りにも早く変わり過ぎてしまった為に
自分の進むべき道を見失ってしまった様な状況なのか
規律を乱し明らかに自分にある非を認められない状況では
チームから外されるのも当然であり
この様な状況のままシーズンが終われば
放出されるのは確実だと思います。

本当ならば同じポジションだった
アルテタ監督の指導を受けた29グエンドゥージが
その才能をどこまで伸ばす事が出来るのか
楽しみにしていただけに非常に残念です。
願わくばこれまで後ろ盾になっていた
14オーバメヤンや9ラカゼットが
29グエンドゥージを戒めて
本来進むべき道に引き戻して欲しいと思いますが、、、。

11トレイラに関しては五分五分かもしれません。
これまでも潜在的にセリエAへの復帰を希望している事は
公然の秘密になっていた事を考えますと
この夏に移籍する可能性は十分にあると思います。

とは言え、昨今の新型コロナウイルスの影響で
財政的に苦しいセリエAのクラブの中から
11トレイラの獲得に動けるクラブが
現れるかどうかは些か疑問であり
移籍を希望してもその移籍先が現れずに
結果として残留する可能性は十分にあると思われます。

その他ではPL再開後本職のCMFで起用される事もあった
15ナイルズも去就が不透明な選手だと思います。
本来ならばホームグロウン選手であり
契約も2023年夏まで残っていると言われていますので
この夏に放出する必要はないと思いますが
その一方でポジションが固まらず
以前から中途半端な起用方法が続いている状況を
本人と共にフロント陣が
どの様に考えているのかがポイントになると思います。

複数のポジションでプレー出来る利便性を活かして
これまでと同様にチームをバックアップする役割を
全うしていくのか?
それとも自立したポジションの確立を目指すのか?
仮に後者を求めていくのならば
アーセナルの中で確立するのは難しいと思いますので
近いうちにアーセナルを去る日が来るかもしれません。

一方で28ウィロックは監督が代わっても
一定の出場機会を掴み続けていますので
移籍する理由は見当たらないと思います。

現時点で来シーズンも残留が確定しているのは
34ジャカと28ウィロックだけで
今シーズンローンに出ていた4エルネニーや
29グエンドゥージが残留する可能性は
非常に低いと思います。
一方で移籍市場の状況によっては
11トレイラや15ナイルズは残留する可能性はありますが
仮に11トレイラや15ナイルズがチームを去る様な事になれば
頭数的には明らかに足りない状況に陥ります。

一方で既存の選手のプレースタイル的に
偏りがあるのも気になる所です。

34ジャカは司令塔タイプの選手ですが
機動力がない為に守備面に関しては制約があり、
28ウィロックに関しては
Box to Boxタイプではありますが
攻撃面での創造性に不足感があります。
11トレイラは既存のスカッド唯一の守備的MFですが
フィジカル的な強度に不足感があり
一方の15ナイルズは
抜群のスピードと機動力を持っていますので
本気になれば良いDMFになりそうですが
現時点では明確なキャラクターがない等、
既存のスカッドには
攻撃面で創造性を発揮するタイプや
フィジカル的な強度が高いタイプが
不足していると思います。

攻撃面で創造性を発揮するタイプに関しては
ローン移籍先のハダースフィールドで
CMFでプレーしていた
32スミス・ロウを起用する事で
カバー出来るかもしれませんが
現時点ではどこまで機能するかは不透明ですので
度に期待をするのは禁物かもしれません。

一方でこの夏に一度レアル・マドリーに帰還する
8セバージョスの再獲得に関する交渉が
かなり進んでいると言われていますので
8セバージョスを再獲得する事で
この問題は解決出来るかもしれません。
そしてフィジカル的な強度の高いタイプに関しても
以前からトーマスの名前が挙がり続けている様に
これらのタイプのCMFは来シーズンに向けての
重要な補強ポイントになると思われます。


〜〜攻撃的MF〜〜

7ムヒタリアン(31):移籍する可能性99%
10エジル(31):移籍する可能性80%
32スミス・ロウ(20)(U-21)(HG):残留確実

(年齢は9/12時点)


以前から代理人を通して
契約満了になる来シーズンまでは
アーセナルに残留すると明言していた
10エジルの去就がかなり怪しくなり始めています。

現実的にPL再開後は一度もピッチに立っておらず、
そうこうしている内に背部の怪我と言う理由で
ベンチからも外れてしまいました。

起用していない理由に付いてアルテタ監督は当初は
「戦術的な理由」とコメントしていましたが
その後、「ここ数週間の間に多くの事が起こり
その結果まだ準備ができていない」
と言う様なコメントに変わりました。

しかしPL再開する前までは
トレーニングや練習試合には参加していましたので
準備が出来ていないと言う理由は考えられず、
そう考えますとやはりピッチの外で
何らかの問題が発生したと考える方が妥当だと思います。

実際この春に子供が生まれただけに
本当にプライベートの問題で
フットボール所ではないのかもしれませんが、
反対に時期が時期だけに
構想外等の契約に関わる宣告を受けた可能性もあり
普通に考えれば10エジルは退団に向かっている様に観えます。

同様にローマへローンに出ていた7ムヒタリアンも
退団する可能性は高いと思います。
7ムヒタリアン本人もローマも
来シーズン以降もローマへ残留する事を希望しており
あとはどの様な形態で移籍するかだけの
問題だと思われます。

よって状況によっては
来シーズンのこのポジションは
ローンから戻ってくる
32スミス・ロウだけになる可能性があります。

とは言え、アルテタ監督が目指すスタイルを
実現させる為のシステムに
「トップ下」と言うポジションが
必ず必要なのかどうかと言われれば
必ず必要なポジションと言う訳ではないと思われます。

ここまでの半年間のアルテタ監督を観ていますと
自分のシステムやスタイルに
チームをはめ込むのではなく
チームのスカッドに合わせて
最適なシステムやスタイルを
構築していくタイプの監督の様に観えます。
よって10エジルが万全の状態ならば
その10エジルを最大限に活かす為に
トップ下のポジションがある
4−2−3−1を組むかもしれませんが
10エジルがいないのならば
トップ下には拘らない様に感じます。

現実的に考えてもこのシーズン終盤では
脆弱な守備組織をカバーする為に
速やかに3バックを使い始めた様に
アルテタ監督はその時々で最適なシステムを選択する
柔軟性がある監督だと思われます。

よって仮にこのポジションが
32スミス・ロウだけになったとしても
トップ下で起用出来る新たな攻撃的MFの獲得に動くと言うよりも
32スミス・ロウをCMFやインサイドハーフで使うシステムを
構築する事を選択するかもしれません。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜続・補強のポイント、その2〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:続・補強のポイント、その2

Arsenal 1.jpg
〜〜CB〜〜

5ソクラティス(32):移籍する可能性99%
16ホールディング(24)(HG):残留確実
20ムスタフィ(28):残留確実
21チェンバース(25)(HG):残留確実
22マリ(27):残留決定
23D・ルイス(33):残留決定
27マヴロパノス(22):シュトゥットガルトへシーズンローン決定
4サリバ(19)(U-21):残留決定

(年齢は9/12時点)


来シーズンも4バックと3バックを併用するのならば
CBの編成は5人程度の編成になると思われますが
来シーズン以降の去就が不透明だった選手の中で
この夏で契約が切れる23D・ルイスとは
1年間の契約延長オプションを行使する事が発表され、
フラメンゴからローン移籍していた22マリとは
買取オプションが行使される事が発表されましたので
サンテティエンヌからローンバックしてくる4サリバと共に
この3人は来シーズンのスカッド入りが確定しました。

そして左膝関節前十字靭帯損傷を負った21チェンバースも
この5人の枠に含めるかどうかは別としても
まだ復帰途中と言う状況を考えますと
この夏に放出する事はないと考えられ、
27マヴロパノスも契約延長した後に
来シーズンはシュトゥットガルトへの
シーズンローンが決まりましたので
残りの2枠を5ソクラティス、16ホールディング、
20ムスタフィの3人で争う事になると思われます。

この中では来シーズンのスカッド入りに
一番近いと思われるのが
16ホールディングだと個人的には思います。
16ホールディングに関しては今シーズンは
左膝関節前十字靭帯損傷からの復帰シーズンだった為に
当初は全く結果を出す事が出来ていませんでしたが
PL再開後は与えられたチャンスをしっかりと掴み
良質のプレーを観せ始めていましたので
近い将来のDFラインの主軸候補として
再びポジション争いに参戦してくると思われます。
実際問題としても貴重なホームグロウン選手であり
契約的にも2023年夏まであると言われていますので
その事からもこの夏に放出される可能性は少ないと思います。

一方で残りの契約が1年になっている
5ソクラティスと20ムスタフィは
このまま契約延長が結ばれなければ
この夏に放出される可能性が高いと思います。

特に5ソクラティスは
アルテタ監督が就任してからは序列を下げていますので
この夏の退団は決まっていると言われていますが
一方で判断が難しいのは20ムスタフィの方だと思います。

エメリ前監督時代の昨夏は完全に構想外の状況でしたが
アルテタ監督が就任してからは序列を上げて
先発の座を掴んでいますので20ムスタフィは
アルテタ監督の構想の中に入っている一人だと
考えるのが普通だと思います。

その一方で相変わらず不安定なプレーを観せる場面も多く
特にビッグゲームになればなるほど
ミスを犯す傾向が高くなる所は非常に問題であり
その辺りを懸念する人は少なくないと思います。

実際20ムスタフィに対する契約延長の話が
中々進んでいない状況を考えますと
アルテタ監督とフロント陣との間で
評価が分かれているのかもしれません。

そして更に問題を複雑化してしまったのが
先日のハムストリングの損傷です。
この損傷に対して手術が行われ
復帰予定は10月頃になると言われていますので
この怪我によりこの夏に20ムスタフィが
アーセナルを離れる可能性はほぼ無くなったと言えます。

とは言え、この夏の残留が確実になったからといって
そのまま契約延長が結ばれるかどうかは別だと思われます。
この怪我から復帰してきた時のパフォーマンスレベルや
この夏に獲得するかもしれない新戦力の状況等を踏まえて
冬の移籍期間の前にもう一度検討する事になると思われます。

左足首の靭帯損傷により
10月頃まで離脱が決まっていた22マリに加え
20ムスタフィも10月頃まで離脱が決まった事で
状況によっては開幕からの1〜2ヶ月は
23D・ルイス、16ホールディング、4サリバの
3人しか起用出来ない可能性が出てきました。
その様な状況に対して34ジャカ等を起用して
凌ぐ事も可能かもしれませんが
再びCBは人員過多になってしまいますが
やはり新たなCBの獲得は必要ではないかと思われます。

本当ならば23D・ルイスの契約延長や
22マリの獲得が決まった時点で
この夏の新戦力の獲得は
見送る予定だったのかもしれませんが
個人的には今シーズンも大いに問題があったDFラインを
一から構築し直す必要性を元々感じていましたので
ウパメカノの様なタレントを
獲得して欲しいと強く思っています。


〜〜SB〜〜

2ベジェリン(25)(HG):残留確実
17ソアレス(29):残留決定

3ティアニー(23):残留確実
31コラシナツ(27):移籍する可能性30%

(年齢は9/12時点)


サウサンプトンからローン移籍し
この夏でサウサンプトンとの契約が切れてフリーになった
17ソアレスの獲得が早々に発表された右SBは
2ベジェリンとの2人体制で盤石だと思います。

特に最近の2ベジェリンはPL中断中に
チームリーダーとしての自覚と影響力を見せ始めており
将来的にはキャプテン候補になってもおかしくない程
アーセナル愛を示していると思いますので
この夏にアーセナルを離れる事は考えられません。

一方の左SBはここまで怪我に悩まされてきた
3ティアニーが無事復帰して
急速にチームに馴染み始めていますので
この夏にアーセナルを去る可能性はないと思います。

しかし3ティアニーの後塵を拝している
31コラシナツに関しては
3ティアニーが離脱していた時期も
左SBには77サカが起用され
そして現在も3CBの左CBが定位置になっている事を考えますと
アルテタ監督は31コラシナツの事を左SBとしては
それ程評価していない可能性が考えられます。
よってフロント陣が補強資金を得る為に
この夏に31コラシナツを放出する可能性は
否定出来ません。

実際問題としても77サカは勿論の事、
17ソアレスも左SBでプレーする事は可能であり
左WBならば15ナイルズも
その選択肢に入ってくると思われますので
仮に31コラシナツを放出した場合でも
既存のスカッドのメンバーで
3ティアニーのバックアッパーを賄う事は出来ます。

よって仮に31コラシナツを放出したとしても
それ程ダメージはない様に感じますが
個人的にはバックアッパーも
本職の左SBは必要だと思っています。
勿論、少ない投資で獲得が可能と言う条件付きですが、、、。


・・・つづく。


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2020/21シーズンに向けて〜〜続・補強のポイント、その1〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:続・補強のポイント、その1

Arsenal 1.jpg今シーズンは非常に苦しんだシーズンになり
遂にPL8位と中位にまで沈んでしまいました。

残るは週末に開催されるFA杯決勝で勝利して
来シーズンのEL出場権を獲得する事で
非常に苦しんだ今シーズンの中に
光明を見出したい状況です。

そのような状況の中ですが
PL再開してからの試合を観た結果、
来シーズン以降も
アルテタ監督の構想に入っている選手、
そして構想から外れて
退団の可能性が高まっている選手等が
だいぶ観えてきたと思いますので
今一度、現在のスカッドの状況を
考えてみたいと思います。


〜〜GK〜〜

1レノ(28):残留確実
26マルティネス(28)(HG):移籍の可能性20%
33メイシー(26)(HG):去就不明

(年齢は9/12時点)


6月20日のブライトン戦で右膝を負傷した1レノは
幸い最悪の事態は回避され
近々フルトレーニングにも復帰予定の様ですので
9月12日に開幕する予定の来シーズンの開幕戦には
十分に間に合うと思われます。
そして1レノが不在の間、
代役を務めた26マルティネスも
十分にその役割を全うしましたので
来シーズンもこの2人体制を維持出来れば盤石です。

一方で心配なのは安定したプレーを観せていた
26マルティネスが
他のクラブに引き抜かれる可能性です。

一般の人達はこの26マルティネスの活躍に
大いに驚いている様ですが
以前から書いています様に
今すぐにでもゴールマウスを任せられるだけの実力が
今シーズンの26マルティネスには備わっている事は
グナならば誰もが分かっていたと思いますので
このシーズン終盤の活躍は
それ程驚きはなかったと思います。

その一方でこのシーズン終盤の活躍により
一般的にも26マルティネスの実力が証明された事で
正GKを探しているクラブにとっては
絶好のターゲットになってしまったのは間違いなく
仮に正GKとして引き抜きの話が舞い込んだ場合でも
26マルティネスがアーセナルに
残留してくれるかどうかは分かりません。

よって、26マルティネスが移籍する可能性は潜在的にあり、
仮に引き抜かれた場合には
新たな第2GKの補強が必要になると思われます。

一方の第3GKの33メイシーに関しては
結局公式戦では一度も起用されませんでしたので
どの様な評価を受けているのか分かりません。
現時点で入れ替える必要性はないと思いますが
26歳と言う年齢を考えますと
もっと出場機会を得る為に
ローン移籍に出た方が良いと
個人的には思います。


・・・つづく。


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PL38:ARSENAL vs Watford [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−2 Watford
2020年7月26日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (5)14Aubameyang(pk)
 (24)3Tierney(←14Aubameyang)
 (33)14Aubameyang(←3Tierney)
 (43)Deeney(pk)
 (66)Welbeck


26Martinez

15Maitland-Niles 16Holding 23Luiz  3Tierney 

8Ceballos   34Xhaka 

  19Pepe     28Willock   14Aubameyang

9Lacazette



(57)28Willock>>>31Kolasinac
(57)9Lacazette>>>30Nketiah
(71)8Ceballos>>>11Torreira
(71)19Pepe>>>24Nelson


Substitutes
 33Macey
 5Sokratis
 17Soares
 57Smith
 77Saka


Arsenal 1.jpg今シーズンのPL最終節も
3点先制しながらも
後半に2点を失うと言う
後半になると不安定になってしまう
悪い状況をこの試合でも観せてしまい
来週のFA杯決勝に不安を残す
勝利で終わりました。

この試合ではシステムを4−2−3−1に
変更してきました。
守備面の安定性を優先するのならば
ここ最近使っている3−4−3の方が
安定するのかもしれませんが
その一方で攻撃面に関しては
3−4−3では単調な攻撃になりがちになってしまい
特に前節のヴィラ戦ではボールを持っていても
シュートを撃つ場面を中々作れなかった様に
攻撃面には問題がある様に観えます。

その様な状況もあり
現在のメンバーで4−2−3−1を組んでも
攻守のバランスを保ちつつ
攻撃面を活性化する事が出来るのかどうかを
来週のFA杯決勝の前のこの試合で
アルテタ監督はテストをしたのかもしれません。

実際この試合で組んだ4−2−3−1は
PL中断前に使用していた4−2−3−1と同様に
攻撃時には左SBのティアニーが
左サイドの高い位置まで上がって
ウイングの役割を担う事で
14オーバメヤンがやや中に絞ったポジションで
ストライカーとして振る舞う様になり
3ティアニーが上がって出来た
DFラインの左サイドのスペースを
左CMFの34ジャカが下がって埋める。
そして薄くなる中盤の底のエリアを
中に絞ってカバーする役割を担う右SBには
2ベジェリンや17ソアレスではなく
CMFが本職の15ナイルズを起用したのも
その様な役割を担う為の起用だったのかもしれません。

とは言え、このシステムにより
攻撃面は活性化したかと言われれば
残念ながら活性化したとは言えなかったと思います。
結局、現在のアーセナルの攻撃面での問題は
システムの変更だけでは改善しない
もっと根深い問題なのかもしれません。

現在のアーセナルの攻撃はアタッキングエリアでの
フリーランニングや連動的な動きが少ない為に
3ティアニーが高い位置を取る事で
ゴール前の人数を増やしたとしても
一直線に横並びになってしまう場面が多く、
その平面的な前線に対して
トップ下に入った28ウィロックが
立体感を生み出してくれる事を期待しましたが
2ラインの間でパスを引き出す動きが少なく
反対に前線を飛び越して裏を伺う様な動きも少ない為に
結局、前線に吸収される様に
攻撃陣の平面化は改善していなかったと思います。

この試合の4−2−3−1にしても
PL再開後使っていた4−3−3にしても
そして3−4−3にしても
攻撃面に対する答えは今の所出ておらず
結局、相手守備陣の陣形が整っていなければ
14オーバメヤンと言う切り札で
ゴールをこじ開ける事は可能でも
相手のブロックが形成されてしまいますと
全く打つ手ががなくなってしまうと言う状況のままです。

これからの1週間でこの問題が
改善される事を望みます。
良質なアタッカーがいても
それを活かすクリエイターがいなければ
宝の持ち腐れになってしまいます。
10エジルが使えない現状としては
平均点を大きく上回る様な
ラストパスの精度とセンスを持った選手が
現在のアーセナルに欠けているのが
そもそもの問題なのかもしれません。

何はともあれ、この苦しかった今シーズンを
少しでも良い形で終わらせる為にも
FA杯決勝に勝利して
来シーズンのELへの出場権を
獲得して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G2A FA:0G1A 
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:10G4A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:22G3A EL:3G0A FA:2G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G1A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:1G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G2A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:1G5A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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2020/21シーズンNEW HOME KIT [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンのHOME KITが発表されました。

zz-FH7816-3d_torso-front_view.jpg


シャツのデザイン的には
胴体部分が「赤」で袖と襟が「白」と言う
アーセナルのシャツの基本的なデザインですので
何一つ目新しさはありませんが
グラフィック柄を取り入れた「赤」の部分が
昨シーズンのシャツに比べて
濃いトーンの赤色に変更された所は
個人的には好みです。

とは言え、昨シーズンも書きましたが
現在のアディダスのシャツは
各々のクラブのオリジナルデザインと言うのは存在せず
2つないし3つの決まったデザインに
配色やグラフィック柄を変えるだけの
デザインですので
誰もが唸る様なオリジナリティーや目新しさがないのも
仕方がないのかもしれません。

とは言え、個人的には明るい赤色のシャツよりも
濃い目の赤色の方が個人的には好みですので
ファーストインプレッション的には気に入っています。


C'mon Arsenal !!


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PL37:Aston Villa vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Aston Villa 1−0 ARSENAL
2020年7月21日(火)Premier League, Villa Park

Goal
 (27)Trézéguet


26Martinez

16Holding  23Luiz  31Kolasinac

17Soares  11Torreira  8Ceballos   77Saka 

 30Nketiah        14Aubameyang

9Lacazette



(46)11Torreira>>>34Xhaka
(60)23Luiz>>>19Pepe
(60)77Saka>>>3Tierney
(79)17Soares>>>28Willock


Substitutes
 33Macey
 2Bellerin
 5Sokratis
 57Smith


Arsenal 1.jpgこの敗戦でPL8位以下が決まり
ELの出場権はFA杯次第の状況に
追い込まれてしまいました。

この試合はセットプレーから先制された時点で
この様な展開になるのは
決まってしまったのかもしれません。

降格圏内にいたヴィラは
この試合の前の時間帯に行われた
ワトフォード対シティの試合で
ワトフォードが0−4で敗れた事で
どの様な形であってもこの試合に勝利すれば
降格圏から抜け出す事が出来る事を知っていたはずですので
非常に高いモチベーションを持っていたと思います。

その為、先制点を奪った後のヴィラに
完全に引いて覚悟を持って守りに入られてしまった事で
アーセナルは70%近いポゼッションを保ちながらも
シュートはたったの7本しか撃てず
しかも枠内シュートが0本だった様に
ゴール前を固めたヴィラディフェンスに対して
最後まで崩す事が出来ませんでした。

この試合のアーセナルは
前線に14オーバメヤン、9ラカゼット、30エンケティアの
3人のストライカーを並べる布陣を組んできましたが
結論から言えばこの布陣は上手くいかなかったと思います。

ボールが収まる9ラカゼットが下がりながら縦パスを受けて、
その9ラカゼットが作ったゴール前のスペースを有効に使って
14オーバメヤンと30エンケティアがゴールに迫る
と言うプランだったのかもしれません。
しかしヴィラディフェンスが中央のスペースを消していた為に
有効な縦パスが殆ど入らなかったと共に
9ラカゼットに縦パスが入らなかったと言う事は
アーセナルは2ラインの間のスペースを使う事を
殆ど出来ていなかったと言う事であり
基本的にアーセナルの攻撃はサイドにボールを展開して
WBの17ソアレスと77サカからの
クロス頼みになってしまいました。
結果的にディフェンスラインを揺さぶる様な仕掛けがないまま
クロスが送られるだけの単調な仕掛けでは
ゴール前のスペースを消しているヴィラディフェンスは
全然怖くなかったのではないかと思います。

やはり前線にストライカーを3人並べるよりは
片翼には仕掛けのバリエーションを増やす事が出来る
19ペペや77サカを起用した方が
良かったのかもしれません。
そしてサイドからの仕掛け以外の攻め手が
今の所確立出来ていないと言う問題が
はっきりと出てしまったと思います。

この敗戦で最終節を待たずして
ELの出場権を得る事が出来る可能性があった
PL7位以上に入る事が出来ない事が決まりました。
しかし、アーセナルにはまだFA杯が残っています。
このFA杯決勝で勝利し優勝すれば
まだELへの出場権を得る事が出来ます。

その対戦相手はチェルシーに決まりました。

個人的にはブルーノ・フェルナンデスが加入して
チームバランスが良くなり
マルシャルとラッシュフォードと言う飛び道具を持っている
ユナイテッドよりは良かったと思います。

勿論、ここ最近の流れから言えばチェルシー戦は
相手にボールを支配される流れになる可能性があると思います。
しかしこのシーズン終盤では
圧倒的にボールを支配されたリバプール戦とシティ戦で
その攻撃を凌ぎながら
少ないチャンスをゴールに繋げて勝利を挙げてきましたので
この2試合と同じプランを完璧に遂行出来れば
十分にチャンスはあると思います。

約1年前のEL決勝で苦汁を舐めさせられた事を思い出し
もう一度しっかりとコンディションを整え
来シーズンに繋げる勝利を目指して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A FA:0G1A 
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:10G4A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:20G2A EL:3G0A FA:2G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G1A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:1G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G2A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:1G5A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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FA Semi-Final:ARSENAL vs Manchester City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Manchester City
2020年7月18日(土)The Emirates FA Cup Semi-Final, Wembley

Goal
 (17)14Aubameyang(←19Pepe)
 (71)14Aubameyang(←3Tierney)


26Martinez

20Mustafi  23Luiz  3Tierney

 2Bellerin  8Ceballos  34Xhaka 15Maitland-Niles

  19Pepe        14Aubameyang

9Lacazette



(72)19Pepe>>>28Willock
(78)9Lacazette>>>11Torreira
(88)20Mustafi>>>16Holding
(88)8Ceballos>>>31Kolasinac


Substitutes
 33Macey
 5Sokratis
 57Smith
 24Nelson
 77Saka
 

Arsenal 1.jpg決勝進出!!

予想通り非常に苦しい展開の試合になりましたが
少ないチャンスをしっかりとゴールに繋げ
リバプール戦に続き
大きな勝利を挙げました。

この試合でのプランは非常に強力な
相手の攻撃からゴールを守りきると言う事を
基本にしていたのはリバプール戦と同様でしたが
同時にトーナメントを勝ち上がる為に
ゴールを奪う事も求めなければならない
難しいミッションだったと思います。

この試合で20ムスタフィ、23ルイスと共に
3バックを組んだのは31コラシナツではなく3ティアニーでした。
本来ならばその左脚から放たれる正確なクロスこそが
3ティアニーがチームにもたらす
最大のポイントだと思われますが
それを活かす場面を減ったとしても
3バックに機動力とカバー能力をもたらす為に
左CBで起用したのは正解だったと思います。

元々シティの攻撃陣には高さや強さを活かす攻撃は少なく
スピードに乗ったコンビネーションと
ピンポイントで相手の急所を突く攻撃が主ですので
フィジカル的な強度に勝っていたとしても
翻弄されやすくエラーを犯すリスクが高い31コラシナツよりも
危機察知能力が高く機動力のある3ティアニーの方が
より適していると判断したと思われ、
実際、大きなミスを犯さなかったのは勿論、
守備網に穴を空ける事なく
零封に大いに貢献していたと思います。

一方で右CBに入った20ムスタフィは
スパーズ戦で不安定な場面が多かった様に
この試合でもやはりミスを犯してしまいました。
ビッグゲームであればある程
エラーを犯すリスクが高くなる所は如何ともし難く
今後も改善する事は無いのかもしれません。

左CBで起用した3ティアニーに代わって
左WBには77サカではなく15ナイルズが起用された事からも
守備に重きを置いていた事がわかると思います。
一方で攻撃時には左サイドから何度か良い突破を観せていましたが
クロスやラストパスの精度が著しく低い為に
チャンスを活かせなかった場面が何度かあったのも事実であり
この辺りが15ナイルズがポジションを掴みきれていない問題点であり
この試合では3ティアニーや77サカを
左WBで起用出来なかったマイナス点だったと思います。

最終的に枠内シュートが1本だけだった様に
シティの拙攻に助けられた部分もあったと思いますが
DF、中盤だけではなく3トップの3人も
ボールラインよりも下がってきて
最後まで根気強く守り続け、
一方で最終的に4本しかシュートを撃てませんでしたが
全てを枠内に飛ばし、
しかも14オーバメヤンが放った3つのシュートの場面では
完全にシティディフェンスを崩しており、
その内2本をきっちりと決めた
14オーバメヤンの決定力の高さ等
今アーセナルがシティに勝つ為には
この方法しか無いという戦術を
完璧に遂行した勝利だったと思います。

残りのPLの2試合を勝利する事で
ELへの出場権を獲得するチャンスは残っていますが
FA杯に優勝する事で
来シーズンのELの出場権を獲得するチャンスも得ました。

決勝の対戦相手がチェルシーになるのか
ユナイテッドになるのかは
まだ分かりませんが
どちらのチームが相手でも関係なく
ただ勝つのみです。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A FA:0G1A 
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:10G4A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:20G2A EL:3G0A FA:2G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G1A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:1G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G2A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:1G5A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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コンスタンティノス・マヴロパノス、契約延長&シュトゥットガルトへシーズンローン [移籍情報]

27コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)の
契約延長とシュトゥットガルトへのシーズンローンが発表されました。


Arsenal 1.jpg今シーズン後半はブンデスリーガ2部の
1.FCニュルンベルクへローンに出ていた
27マヴロパノスが
今回契約延長にサインすると共に
そのまま来季ブンデスリーガへ昇格する
シュトゥットガルトへの
シーズンローンが決まりました。


アーセナル通算

PL 6試合先発+1試合途中出場
EL 1試合先発

公式戦通算 7試合先発+1試合途中出場


1.FCニュルンベルク通算

2.ブンデスリーガ 11試合先発
2.ブンデスリーガ入れ替え戦 1試合先発

公式戦通算 12試合先発


アーセナルでは出場機会が得られていませんでしたが
ローン移籍していた1.FCニュルンベルクでは
正CBとして出場機会を掴む事に成功していました。

しかし来シーズンに向けて
アーセナルのDFラインは変換期に入りますが
現状としては多くの出場機会を得る可能性は
まだ低いのかもしれません。
その一方で、早々にシュトゥットガルトへの
ローン移籍が決まったという事は
1.FCニュルンベルクでのプレーが
評価されたという事だと思いますので
この冬の1.FCニュルンベルクへのローン移籍は
27マヴロパノスにとって成功だったと言えると思います。

そして今度の舞台はブンデスリーガになります。
これまでよりもレベルの高い環境でも
ポジションを掴む事が出来れば
27マヴロパノスにとって大きな成長に繋がると思いますので
大いに期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

フラメンゴから
 CB パブロ・マリ(27歳)スペイン £1400万(推定)

サウサンプトンから
 右SB セドリック・ソアレス(29歳)ポルトガル代表 フリー


OUT

シュトゥットガルトヘ
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)ギリシャ シーズンローン


(年齢は9/1時点)


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PL36:ARSENAL vs Liverpool [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Liverpool
2020年7月15日(水)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (20)Mane
 (32)9Lacazette
 (44)24Nelson(←9Lacazette)


26Martinez

16Holding  23Luiz  3Tierney

17Soares  11Torreira  34Xhaka   77Saka 

24Nelson         19Pepe 

9Lacazette



(58)11Torreira>>>8Ceballos
(58)24Nelson>>>28Willock
(58)9Lacazette>>>14Aubameyang
(76)17Soares>>>15Maitland-Niles
(85)77Saka>>>31Kolasinac


Substitutes
 33Macey
 2Bellerin
 20Mustafi
 5Sokratis
 

Arsenal 1.jpg来シーズンのEL出場権を獲得する上で
非常に重要な勝利になったかもしれません。

PL再開後の初戦のシティ戦に敗れ
続く決して負ける事が許されなかった
ホームでのブライトン戦で逆転負けを喫し、
その後3連勝を挙げて持ち直しましたが
同じく勝利が必要だった
レスター戦では後半追い付かれてドロー、
そして前節スパーズ戦では逆転負けを喫して
完全に崖っぷちの状況に追い込まれてしまいました。

その様な状況で迎えた
今シーズンのPL王者のリバプール戦は
勿論下馬評は悪く
仮にこの試合で敗れた場合には
ELの出場権が与えられる7位以上に入る事が
出来なくなる可能性がある試合でしたので
この勝利によりアーセナルは
首の皮一枚留まる事に成功しました。

とは言え、奪った2つのゴールは
相手のミスから奪ったゴールであり
試合を通して考えれば
終始リバプールの攻撃を受け続ける展開で
総シュート3本、枠内シュート2本と言う
スタッツが示す様に試合内容的には
完全に負け試合だったと思います。

その一方で現在のチームは前半は良い流れで試合が出来ても
後半に入ると失速してしまう展開が多い事を考えれば
どんなに攻め立てられても
最後まで集中力を切らさずに
最後の最後まで守り切ったのは
評価して良いと思います。

それが実行出来たのは
スパーズ戦の様なエラーが
殆どなかったからだと言うのは
言うまでもないと思います。

その中でも新たに組んだ
16ホールディング、23ルイス、3ティアニーの3バックは
ミスらしいミスがなく
この試合の勝利に大きく貢献したと思います。

左CBに入った3ティアニーは31コラシナツに比べて
フィジカル的な強度はありませんが
以前のモンレアルの様に
小回りが効く機動性で周囲を良くカバーするだけではなく
状況や流れを読むIQの高さと献身性が際立っていたと思います。

そして前回中央のCBだけが適正ではないかと書いた
16ホールディングが右CBで先発しましたが
これも非常に良かったと思います。
フィジカル的な強さと高さでゴール前で存在感を観せると共に
対峙したマネに対しても思った程後手に回される場面もなく
心配した俊敏性の問題はそれ程顔を出さなかったと思います。
そして個人的には41分過ぎの場面が
この試合での16ホールディングのハイライトだったと思います。

この場面ではパスをカットした16ホールディングは
そのままボールを持ち上がった所で
ファビーニョの非常に激しいチャージを受けて
吹っ飛ばされてしまいました。
その吹っ飛ばされた後の16ホールディングはすぐさま起き上がり
サラーのシュートのこぼれ球に対して全力で駆け戻り
今度はマネと激しく激突しながらクリアーして観せました。

大きな怪我をした後はどうしても接触プレーに対して
ナーバスになってしまう事もあると思います。
特にこの場面では最初にファビーニョの激しいチャージを受けて
吹っ飛ばされていましたので
次のマネとの競り合いの場面では
踏み込めなくなってもおかしくはなかったと思います。
しかし突っ込んできたマネが反対に吹っ飛ばされた様に
この場面での16ホールディングは
突っ込んでくるマネに対して恐れる事なく
力強く一歩踏み込んだ対応が出来たのは
16ホールディングにとって非常に大きな意味があったと思います。

このプレーからも膝の怪我の影響は
身体的にもメンタル的にも
完全に払拭されたと断言して良いと思われ
ポジションを再び掴む準備が整ったと言えると思います。

決して格好の良い勝利ではありませんでしたが
この勝ち点3で来シーズンのELの出場権の
獲得のチャンスが出てきました。
今夜のシェフィールド・ユナイテッドの
試合の結果次第ではありますが
残りの2試合共に勝利を挙げ
ウルヴス、スパーズ、シェフィールドが取りこぼしたら
7位に滑り込むチャンスが出てきました。

とは言え、残りの対戦相手の
アストン・ヴィラとワトフォードは
降格争いの真っ只中のチームですので
簡単に勝たせてくれる事はないと思います。
しかし、わずかに蘇ったチャンスを掴む為には
この試合の様に何をしてでも勝利を掴むと言う
強い意志を示して
最後まで戦い抜いて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:0G0A EL:0G2A
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:10G4A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:20G2A EL:3G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G0A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:1G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G2A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:1G5A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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