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PL35:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−3 Crystal Palace
2019年4月21日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (17)Benteke
 (47)10Özil(←9Lacazette)
 (61) Zaha
 (69)McArthur
 (77)14Aubameyang
 
 
19Leno

  20Mustafi 6Koscielny  27Mavropanos

25Jenkinson 4Elneny  29Guendouzi 31Kolasinac

10Özil

 9Lacazette   14Aubameyang


(46)25Jenkinson>>>15Maitland-Niles
(46)27Mavropanos>>>17Iwobi
(68)4Elneny>>>11Torreira


Substitutes
 1Czech
 18Monreal
 7Mkhitaryan
 49Nketiah


Arsenal 1.jpg絶対に負けてはいけない試合でしたが
犯してしまったミスの代償は
余りにも大きく
トップ4争いから抜け出すチャンスを
逸してしまいました。

先発はGKには19レノが入り
DFラインは20ムスタフィ&6コシールニー&
マヴロパノスの3バックが組まれました。
中盤は右WBには25ジェンキンソンが、
左WBには31コラシナツが入り、
CMFは4エルネニーと
29グエンドゥージが組みました。
前線はトップ下に10エジルが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
3−4−1−2が組まれました。

試合はホームでは絶好調のアーセナルが
開始からクリスタル・パレスゴールに迫りました。

0分過ぎ、20ムスタフィからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた31コラシナツが
そのまま前に出ようとトラップしたボールを前方に送りましたが
そのボールはワン・ビッサカにカットされてしまいました。
そかしそのこぼれ球が10エジルの所に流れてきた所で
10エジルは左脚を振り抜きましたが
ガイタにセーブされてしまいゴールならず。

10エジルはコースを狙ったのかもしれませんが
余りにも弱すぎたと思います。
ペナルティの少し外側のゴール正面の位置でフリーでしたので
もっと自信を持って強振しても良かった様に感じます。
実際トレーニング風景の公式動画では
あの辺りの位置から毎回の様に練習している姿が
アップされていましたので
自信を持って強振して欲しかったの思います、、、
まぁ、その練習には10エジルは余り現れませんが、、、。

10分過ぎ、高い位置まで上がってきた25ジェンキンソンから
折り返しが入りましたが
その折り返しは9ラカゼットの所には収まりきらず
ダンとミリボイェビッチと競り合ったこぼれ球を
4エルネニーがダイレクトでボレーシュートを放ちましたが
残念ながら枠を捉えられず。

出だしは良かったと思いますが
セットプレーからあっさりと失点してしまいました。

17分、ミリボイェビッチが入れた左サイドからのFKを
ベンテケにヘッドで決められてしまい失点。
この失点は本当に悔やまれる失点でした。

そもそもこの場面でFKを与えてしまったのが
左サイドでワン・ビッサカからのパスを受けた
ベンテケに対して対応が遅れてしまった為に
27マヴロパノスがベンテケのシャツを掴んで止めた事で
ファールを受けました。

とは言え、この場面はシャツを掴んでまで
ベンテケを止めなければならない場面だったのかと言われれば
決してその様には見えませんでした。
確かにベンテケがそのままサイドを走り抜け様としていたのならば
シャツを掴んで止めたのもまだ言い訳が出来ますが
この場面でのベンテケはそのまま走り抜け様とはせずに
一度切り替えしてからわそうとした所で
27マヴロパノスはシャツを掴んでしまいましたので
ただ単にベンテケの動きに翻弄されてしまい
焦ってシャツを掴んでしまっただけの様に見えました。

そもそもこの場面ではカウンター気味だったとは言え
ベンテケの位置は左サイドのライン際であり
中央のザハに対しても6コシールニーと20ムスタフィが
しっかりとケアしていましたので
状況的にはアーセナル側の方がまだ有利な状況でした。
もっと言えば6コシールニーは
仮にベンテケが縦に抜けてきたとしても対応出来る様な
ポジショニングも出来ていましたので
27マヴロパノスがこの位置でベンテケを止めなければならない理由はなく
例え初動が遅れたとしても
そのまま中に入ってこない様な対応さえすれば
最終的に6コシールニーの加勢も受けて
なんら問題は起こらない状況になっていたと思います。
一言で言えば経験不足と片付ける事も出来るかもしれませんが
それよりも守備者として
何をするべきかを感じるセンスに
問題があるのかもしれません。

そしてミスは更に続き、ミリボイェビッチのFKが
ゴール前に入れられた時に
オフサイドエリアにいたベンテケは
オフサイドラインに戻りきる事なく
そのままゴールに向かって動き出していましたので
普通ならばオフサイドが取れていたはずの場面でしたが
この場面では事もあろうに
ファーサイドにいた25ジェンキンソンが
ベンテケにつられて付いて行ってしまった為に
オフサイドラインが崩れてしまい
オフサイドが取れずにフリーでヘッドで合わされてしまいました。
仮にニアサイドにいたのならば
オフサイドラインを崩してもまだ言い訳は出来ますが
オフサイドラインを一番確認出来るファーサイドにいた
25ジェンキンソンがオフサイドラインを崩しては
話になりません。
勿論、オフサイドトラップを仕掛けるのか、
それともマンマークで対応するのかと言う
根本的な意思疎通が
しっかりなされていなかったのかもしれませんが
それでも実に初歩的なミスで失点してしまったと思います。

先制点を与えてしまった事で
クリスタル・パレスは
引いた位置に守備のブロックを築いて
完全に守りを固め始めた為に
そのブロックの外側でボールを回すだけで
中々ゴール前に侵入出来なくなってしまいました。

しかしその様な中でもその強固なブロックを
こじ開けようとしたのが10エジルです。

21分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを受けた10エジルが
センターサークルを越えた辺りの距離から
スルーパスが送られました。
そのスルーパスを14オーバメヤンが前方に流して
走り込んできた9ラカゼットに繋ぎ
振り向きざまに左脚を振り抜こうとしましたが
残念ながら空振りでシュートは撃てず。
そのこぼれ球に対しても
14オーバメヤンと9ラカゼットが突っ込んできましたが
それも押し込めず。

とは言え、クリスタル・パレスのブロックに出来た
わずかな隙を射抜く様な10エジルのスルーパスにはしびれました。

その後も単発的にクリスタル・パレスゴールに
迫る場面がありました。

30分過ぎ、31コラシナツからのバックパスを受けた27マヴロパノスが
そのままゴールに向かってドリブルで突き進み
3人、4人とかわしたところから右脚を振り抜きました。
そのシュートはヒットせずに大きく枠を外しましたが
アイデアとしては面白いアイデアだったと思います。

37分過ぎ、10エジル〜9ラカゼット〜31コラシナツと繋いだ所から
31コラシナツが入れたクロスが
ブロックしに飛び込んできたワン・ビッサカの腕に当たりましたが
ジョナサン・モスの判定はノーファール。
ペナルティ内で体からも腕は離れていましたので
VARがあればハンドだったかもしれませんが
あのスピードのクロスは
ジョナサン・モスの能力では
腕に当たったのか?体に当たったのか?を
残念ながら見極める事は不可能ですので
ハンドを宣告する事は出来なかったのだと思われます(苦笑)。

一方で前半終了間際に決定的なピンチを迎えてしまいました。

42分過ぎ、ベンテケからのパスを受けたクヤテが
そのまま左サイドの深い所まで侵入した所から
鋭いクロスが入れられました。
そのクロスは前に出た19レノが弾き
そのこぼれ球に対して飛び込んできたマイヤーを
25ジェンキンソンと6コシールニーが
身を呈してブロックして防ぎ切りました。
更にそのこぼれ球を拾ったミリボイェビッチからのスルーパスで
クヤテに裏に飛び出されてしまい
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートも19レノのファインセーブで防ぎましたが
そのこぼれ球をクヤテに至近距離からシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも19レノのスーパーセーブで防ぎ切りゴールを死守。

クヤテの連続シュートは非常に危険な場面でした。
19レノの能力を持ってすれば
1本目のシュートを防ぐ事が出来たのは
当然の結果かもしれませんが
問題は2本目です。
1本目のセーブからすぐに体勢を立て直し
2本目のシュートに対しても
ただ単に体を投げ出してブロックしただけではなく
シュートをブロックした左腕は
しっかりとシュートコースに反応して動いていましたので
偶然ブロックしただけではなく
ブロックするべくしてブロックしたと言えると思います。
まぁ、最初のクロスを処理した場面で
ゴール正面に弾いてしまったのは問題であり
もう少し強く弾くなり、外に向かって弾くなり出来ていたら
その後のピンチは起きなかったかもしれませんが、
それでもチームを救うスーパーセーブを
19レノはこの試合でも見せてくれました。

結局セットプレーで先制点を奪ってから
固めてきたクリスタル・パレスの守備のブロックに
攻め倦んだ前半だったと思います。

ナポリへの遠征から中2日で迎えた事もあり
全体的に選手の動きが重く
ボールを持っていても
中盤から前線へ効果的なパスを入れる事が出来ずに
その守備のブロックの周りを右往左往する時間が
長かったと思います。
その中でもボールを受けてもそのまま前に向く場面が
極端に少なかった4エルネニーは非常に気になります。
前にボールを送れるか否かは別として
嘘でも前方にパスを送る素振りを見せなければ
相手にとっては何も怖くなく、
プレッシャーすら感じる事はなかったと思います。
中盤に怪我人が続いている状況を考えますと
4エルネニーがその代役を担う事が出来るかどうかは
残りのシーズンにおいて非常に重要だと思いますが
残念ながらその期待には4エルネニーは応えられていなかったと思います。

そこでエメリ監督は後半頭から動いてきました。
27マヴロパノスと25ジェンキンソンを下げて
17イウォビと15ナイルズを投入して
4バックに変更すると共に
2列目に右14オーバメヤン、
左17イウォビ、トップ下に10エジルを並べた
4−2−3−1にシステムを変更してきました。

17イウォビが入った事で前への推進力が上がり
後半早々に同点ゴールが生まれました。

47分、10エジル〜17イウォビ〜9ラカゼットと
左サイドへ展開した所から送られた
9ラカゼットのスルーパスで10エジルが裏に飛び出し
そこからお得意のボールの上を叩いて
バウンドさせるシュートで
ガイタの右肩口の上を抜いて同点ゴール!!

17イウォビが入った事で仕掛けの起点が
一つ増えた効果が早速出ました。
そして10エジルのシュートにはシビれました。
確かにボールの下を蹴って浮かそうとすると
蹴り方で上を狙っているのがバレてしまうかもしれませんが
10エジルお得意のボールの上を蹴ってバウンドさせる蹴り方は
ストレートのボールを蹴る蹴り方と
同じ様な脚の振りで撃ちますので
GKにしてみたら真っ直ぐ撃ってくると思った瞬間に
ボールがバウンドして
一番反応しずらい肩口の上に飛んできたら
もうなす術ないでしょうね。
それにしてもGKに接近した状況で
ニアを完全に締められてコースが限定されている状態から
バウンドさせて肩口の上を抜こうとするアイデアと
それを実現させられる10エジルの技術の高さには脱帽です。

その後はお互いにチャンスが訪れました。

55分過ぎ、マッカーサーが入れた
左サイドからのアーリークロスをが
20ムスタフィの頭を越してザハに通ってしまいましたが
戻ってきた15ナイルズが20ムスタフィと挟み込む様に対応して
ボールを奪い返してピンチを未然に防ぎました。
25ジェンキンソンに比べスピードに優れ
ここ最近は一つ一つの場面での責任感が強くなった
15ナイルズを入れた効果が出た場面だったと思います。

58分過ぎ、28グエンドゥージからのパスを
右サイドで受けた15ナイルズが入れた
クロスのクリアーボールに対して
31コラシナツがダイレクトに左脚を振り抜きましたが
ガイタのファインセーブで防がれてしまいました。

59分過ぎ、スローインからの流れで
左サイドの10エジルから
鋭いグラウンダーのクロスが
17イウォビに送られましたが
ボールが収まらずにカットされてしまいました。
何気ないプレーでしたが
それでもクリスタル・パレスの守備のブロックに出来た
僅かなギャップを見逃さずに送った10エジルのパスと
そのギャップに上手く身を置いてパスを受けた17イウォビ
と言う所までは良かったのですが
17イウォビがそのパスを体を開きながら足下にピタリと止めていたら
そのままファーサイドの角へのシュートコースが空いていましたので
ボールが収まらなかったのは残念でした。

ここでもしかしたら来シーズンのCL出場権の獲得に
大きな影響を及ぼしてしまったかもしれない
ミスが起こってしまいました。

61分、ケリーが蹴ったFKを
前線でベンテケが前方に流したボールに対して
20ムスタフィがザハを抑えるだけでスルーした所で
入れ替わられてしまったザハにその後抜け出されてしまい
失点。

20ムシタフィは19レノに
前に飛び出して欲しかったと考えた様ですが
どう考えても19レノが前に飛び出せる様な状況では
なかったと思います。
現実的にもベンテケがフリックしてから
2秒ちょっと後にはザハに入れ替わられていますので
19レノは約2秒の間にボールを処理しなければなりません。
しかしフリックしたボールを見てから動き出して
その2秒程の間にどれ程動けるでしょうか?
実際5歩も動けないのではないでしょうか?
そもそも19レノが前に出てくる出てこない以前に
そのフリックしたボールに対して
20ムスタフィはザハよりも前の位置を取れていた訳ですので
そのまま自分で外に蹴り出せば良かっただけの話だと思います。
またしても小学校のサッカーレベルのミスだとまた言われても
言い訳が出来ないお粗末なミスだったと思います。

とは言え、この場面でFKを与えられた場面で
本当にファールがあったのかも問題だと思います。

60分過ぎ、スローインからの流れで
ベンテケが受けたボールが流れた所で
ミリボイェビッチが蹴り出そうとした所で
ミリボイェビッチとベンテケと9ラカゼットが交錯して
ファールが取られました。

ボールに対して並んだ形で向かっていった
ミリボイェビッチと9ラカゼットに対して
その反対から戻ってくる形でベンテケが突っ込んできて
最終的に衝突を回避しようと止まった9ラカゼットに対して
ボールを触ろうとしたベンテケがそのまま突っ込んできた所で
大きな接触の一つ目がありました。
この場面だけを切り取れば
イーブンのボールに対する交錯ですし、
止まった9ラカゼットに対して覆いかぶさる様になった
ベンテケ側の方がプレーを妨げていますので
ベンテケ側のファールを取っても良い場面だったと思います。
一方でボールを前に蹴り出そうとした
ミリボイェビッチはの振った足が
誰かの足に当たり倒れ込んだ所が二つ目の接触です。
多分ジョナサン・モスはこれに対して
ファールを取ったのだと思いますが

実際、9ラカゼットはベンテケと衝突するのを回避する為に
足を止めて立ち止まろうとしていましたので
ボールに対して脚を伸ばしていた訳ではありませんので
ミリボイェビッチの足とぶつかる位置関係ではありませんでした。
反対にそのボールの所に脚を出していたのは
猛然と突っ込んできたベンテケの方でしたので
この接触も味方同士の接触であり
アーセナル側にファールを取られる様な行為はなかったはずです。

まぁ、これも前半のハンドの場面と同様に
ジョナサン・モスが判断できる許容範囲をはるかに超える
一瞬の出来事でしたので
判定が出来なかったのも仕方がない事ですが、
ここでFKが与えられていなければ
その後の20ムスタフィのお粗末なミスも
起こる事はありませんでしたので
色々な意味で非常に残念な場面でした。

この後もまずい守備が続きます。

62分過ぎ、ミリボイェビッチが入れた右サイドからのFKを
ファーサイドのダンに合わされてしまいました。
幸い19レノの正面で救われましたが
ファーサイドにはダンと共に
ベンテケも完全にフリーの状態で飛び出されてしまい
しかもオフサイドラインも
20ムスタフィが残っていた為に崩れていて
オフサイドも取れなかったと言う
非常によろしくない対応だったと思います。

64分過ぎ、アーセナルの右CKのクリアーボールを
マッカーサー〜ザハ〜クヤテと繋げられた所で
右サイドのライン際で体を入れてブロックしようとした
29グエンドゥージにクヤテが激突して
2人とも潰れてしまいましたが
プレーはそのまま続行され
そのこぼれ球を拾ったザハが持ち込み
ゴール前に入ってきたマッカーサーへラストパスが送られ
シュートを撃たれてしまいました。
このシュートも一人残っていた15ナイルズが
なんとかブロックして決定的なピンチを凌ぎましたが
色々問題があった場面だったと思います。

29グエンドゥージとクヤテがぶつかった場面が
ファールだったかどうかは別として
そのこぼれ球に最も近くにいた4エルネニーが
セルフジャッジをして
プレーを止めてしまったのは大きな問題です。
少なくとも目の前でザハにボールを拾われ
そのままドリブルで侵入しようとしているのに
審判にアピールする事を優先して
その場で立ち止まってしまったのは
どうかしていると思います。
全速力で戻ってこようとしていた6コシールニーは別として
唯一集中してプレーを続けていた15ナイルズが
しっかりと蓋をしたお陰で救われましたが
その直後にベンチに下げられた様に
4エルネにーのプレーは言い訳が出来ない
愚かなプレーだったと思います。

そして集中力を切らした守備陣は
またセットプレーから追加点を奪われてしまいました。

69分、ミリボイェビッチが入れた左サイドからのCKを
ゴール前でダンが競り勝ってボールを流し
そのボールをマッカーサーにヘッドで押し込まれてしまい
失点。

それにしてもなぜこの試合では
CKの守り方をゾーンディフェンスから
マンマーク気味に変更したのかが疑問です。
勿論、クリスタル・パレスのCK時の
攻め方に合わせたのかもしれませんが
そもそもアーセナルはお世辞にも
マンマークの守備は得意としていませんので
この変更が良かった様には感じませんでした。
とは言え、プレシーズンの最初の頃では
セットプレーの時の守り方を
マンマークにしようとしていましたので
エメリ監督の中の理想はマンマークなのかもしれませんが
そのプレシーズンの時には
余りにもマンマークの守備がお粗末だった為に
僅か数試合でゾーンディフェンスに戻した経緯があります。
勿論、ここまでのシーズンで
トレーニングを続けてきたのかもしれませんが
結果からしますとマンマークで守っても
全体的に競り勝つだけの強度やアグレッシブさが
アーセナルに足りていない為に
競り負けるリスクが高い様に感じますので
個人的には現在のメンバーでは
マンマークは適していない様に感じます。

これで2点のリードを許してしまい
この日のアーセナルの出来では
かなり難しい状況に追い込まれてしまいましたが
それでも最後までゴールに迫り続けました。

77分、右サイドで
17イウォビからのパスを受けた14オーバメヤンが
そのままゴールに向かってドリブルで侵入し
9ラカゼットに向けて送られたパスがカットされたこぼれ球を
自ら右脚を振り抜きゴール!!

前半のマヴロパノスが切り込んでいった場面でもそうでしたが
個人技で切り込んで行くと
クリスタル・パレスの守備ブロックが混乱する場面があった様に
もっと個人技で仕掛けるべきだったのかもしれません。
結局、この試合の様に守備のブロックを固められ
攻め倦んでいる時に状況を打開出来る様な
個の力で仕掛けられる様なタレントが
やはりこれからのアーセナルには必要なのかもしれません。

86分過ぎ、ドリブルで右サイドを上がってきた
15ナイルズからボールを受けた10エジルが
左脚でクロスを送り込みました。
このクロスはファーに走り込んできた17イウォビに通る前に
ガイタに掻き出されてしまいましたが
非常に面白いクロスだったと思います。

このクロスは14オーバメヤンが
ニアに向かって動き出したタイミングで送られましたので
誰もが14オーバメヤンに向けて送られたクロスだと思ったと思いますが
実際はその14オーバメヤンを囮として出来た背後のスペースを通して
ファーサイドの17イウォビに向けて送られたクロスだった様です。
そして17イウォビが最初から抜けてくる事を察知して
ストライカーの様にボールに向かって頭から飛び込む事が出来ていたら
非常に面白い場面だったと思いますので
飛び込めなかったのは残念でした。

88分過ぎ、29グエンドゥージからのパスを受けた
14オーバメヤンから9ラカゼットに向けて楔のパスが送られ
そのパスを受けた9ラカゼットがペナルティの中へ走り込んできた
29グエンドゥージに落とし
その29グエンドゥージからラストパスを受けた17イウォビが
右脚を振り抜きましたが
ガイタに阻まれゴールならず。
最後の最後で完璧なコンビネーションが決まっただけに
決めて欲しかったです。
開始早々の10エジルの場面でもそうでしたが
この場面も日頃の練習では
かなり強いシュートをゴールの隅に決めていただけに
コースを狙ったコントロールショットではなく
自分を信じてゴールをブチ抜くような強いシュートを
17イウォビには撃って欲しかったと思います。

この後もクリスタル・パレスのゴールに向けて攻め続けましたが
最後までゴールを奪う事が出来ず
2−3で敗れてしまいました。


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19レノ

 前半終了間際にスーパーセーブでゴールを守るが、失点の場面はノーチャンスだった。
 
20ムスタフィ
 
 決定的なミスを犯し勝負を壊す。 もしもCL出場権を逃したらこのミスが原因だったと言われても仕方がない程、最重要の試合でのミスだった。 この夏に売却される噂も現実味を帯びてきた。

6コシールニー

 気を吐いたプレーを見せるも崩壊した守備を立て直すことは出来ず。
 
18モンレアル

 不用意なファールで与えたFKから先制点を奪われる。 バックラインからのパスもテンポが悪くパススピードも緩慢な為にリズムに乗れず。

25ジェンキンソン

 オフサイドラインを一人で崩してしまい先制点の原因になる。 それ以外でも存在感を見せられずに前半のみで退く。

4エルネニー

 開始当初こそは前に出る勢いがあったが、試合が進むにつれて固めた守備のブロックを前にボールを持っても前を向く事が出来ずにチームに推進力を与える事が出来なかった。 そして64分過ぎの場面ではセルフジャッジをしてプレーを止めてしまったのは大きな過ちだった。

29グエンドゥージ

 固められた守備のブロックを前にチームに良いリズムを与えられず。  

31コラシナツ

 左サイドからの仕掛けの中心になるがやや雑な面も多かった。 また、4バックになってからの守備の面でも淡白な所があり4バック時はやはり不安だ。

10エジル

 中々良いボールが供給されずにゲームを作る為に下がる場面が多かったが、その一方で少ないながらも決定機も作り出した。 同点ゴールもトリッキーで完璧だった。

9ラカゼット

 完璧なスルーパスで10エジルのゴールをアシストするが、その一方で21分過ぎの場面での空振りは残念だった。

14オーバメヤン

 中々シュートチャンスは巡ってこなかったが、最後は個人技からゴールを奪う。

15ナイルズ

 後半頭から投入され右サイドは安定した。 そして高い集中力で危険な場面を防ぎゴールを守る。

17イウォビ

 後半頭から投入されチームに推進力と仕掛けの起点となった。 その一方で88分の場面では自信を持って強いシュートを撃って欲しかった。

11トレイラ

 4エルネニーに代わって投入され前への推進力を与える。


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アウェイでの戦績が悪い分、
このホームの試合では何としてでも
勝ち点を稼がなければならなかったと思いますが
非常に残念な結果に終わってしまいました。

確かにELナポリ戦から中2日という
厳しいスケジュールでしたので
全体的にプレーが重く
いつものスタイルとテンポで
試合を進める事が出来ていませんでしたが
その一方でその様なコンディションの問題を考慮して
ナポリ戦で起用しなかった選手をあえて起用して
この厳しいスケジュールの中でも結果を残そうとしましたが
その期待に応えられなかった選手が何人もいたのは残念でした。

特に今節はスパーズとユナイテッドが敗れ
チェルシーもドローでしたので
この試合で勝利を挙げていたら
トップ4争いで一歩リード出来るチャンスでした。
しかしそのチャンスを逃してしまった事で
更に厳しい状況に陥ってしまったと思います。

前節の時に今後の勝ち点の推移を予想しましたが
その予想はあくまでもホームの2戦は勝利する事が条件でしたので
この敗戦で軌道修正が余儀なくされてしまいました。

現在3位のスパーズは開催が延期されていたブライトン戦で勝利しましたので
3試合残して勝ち点70まで伸ばしました。
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのウエストハム戦、ボーンマス戦、エヴァートン戦の3試合で
勝ち点5を稼げば良いだけですので
十分に到達可能な数字になったと思います。

現在4位のチェルシーは3試合残して勝ち点67で
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのユナイテッド戦、ワトフォード戦、レスター戦の3試合で
勝ち点8が必要であり
3連勝以外は道がなくなりました。

現在6位のユナイテッドは4試合残して勝ち点64で
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのシティ戦、チェルシー戦、ハダーズフィールド戦、
カーディフ戦の4試合で勝ち点11が必要であり
こちらも4連勝以外は道がなくなりました。

そして現在4位のアーセナルは4試合残して勝ち点66で
目安となる勝ち点75に到達するには
残りのウルヴス戦、レスター戦、ブライトン戦、バーンリー戦の4試合で
勝ち点9が必要であり
3勝挙げる事が出来るかどうかが目安になります。

そうなりますとここから続くウルヴス戦とレスター戦の
アウェイの2連戦の結果で
トップ4争いに残れるかどうかが
決まると言っても過言ではないと思います。
仮にこの2戦のうちに1つでも勝利する事が出来れば
とりあえずトップ4争いに留まる事が出来ると思いますが
反対に連敗する様な事が起これば
来シーズンのCL出場権を得る可能性はかなり低くなるかもしれません。

勿論、ユナイテッドとチェルシーの直接対決、
ユナイテッド対シティ戦、
チェルシーが残しているワトフォードとレスターの
7位争いをしているチームとの対戦など、
他のチームの結果によっては
ここからのアウェイ2連戦で敗れても
生き残る可能性はありますが
自力でCL出場権を獲得する為には
とにかくここからのアウェイの2連戦を勝ち抜かなければならず
もっと言えばこの週末の試合が終わった頃には
CL出場権を獲得出来るのか否かが
大体はっきりしてくると思われます。

アウェイであってもとにかく勝つしかありません!!
ベストメンバーを組んでとにかく勝利を!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:2G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:19G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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