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EL8 2nd:Napoli vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Napoli 0−1 ARSENAL
2019年4月16日(木)Europa League R8 2nd leg, San Paolo

Goal
 (36)9Lacazette
 
 
1Czech

5Sokratis 6Koscielny  18Monreal

15Maitland-Niles 11Torreira 34Xhaka  31Kolasinac 

8Ramsey

14Aubameyang  9Lacazette 


(34)8Ramsey>>>7Mkhitaryan 
(61)34Xhaka>>>4Elneny
(67)9Lacazette>>>17Iwobi


Substitutes
 19Leno
 20Mustafi
 29Guendouzi
 10Özil


Arsenal 1.jpgEL準決勝進出決定!!

先日のホームでの1stレグを
2−0で勝利して乗り込んだ
アウェイでの2ndレグですが
前半の間に先制した後は
しっかりと省エネ運転で失点を防ぎ
2試合合計3−0で
ナポリを退けました。

先発はGKには1チェフが入り
DFラインは現在最も安定感がある
5ソクラティス&6コシールニー&
18モンレアルのベテランのトリオが
3バックを組みました。
中盤はワトフォード戦で
先発を外れて休息が与えられた
15ナイルズと31コラシナツが
それぞれWBに入り
CMFは34ジャカと11トレイラが組みました。
前線はトップ下に8ラムジーが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
3−4−1−2が組まれました。

試合は高いポゼッション率とDFラインの裏を狙って
積極的にボールを送り込んでくる
ホームのナポリに対して
ハイプレスでその流れを切り
そこからテンポの速い仕掛けで攻略しようとする
アーセナルと言う
1stレグと同じ様な展開で試合は進む中で
最初の決定機はナポリのこのカウンターの場面だったと思います。

16分過ぎ、アーセナルの左CKに対する
クリアーボールを受けた14オーバメヤンが
クリバリーのプレスでロストしてしまいました。
そこからボールを受けたファビアンと共に
クリバリーもアーセナル陣内へ一気に駆け上がり
そのファビアンからのパスを受けたクリバリーが
逆サイドを駆け上がってきたカジェホンへ
ダイレクトでラストパスが送られ
そのカジェホンにダイレクトシュートを撃たれてしまいました。
1チェフの股間を狙ったカジェホンのシュートは
1チェフのファインセーブでしっかりと守りきりましたが
それにしてもカジェホンの走り込むコースにピタリと合わせた
クリバリーから送られたラストパスは
CBが送った様には思えない様な
完璧なパスだったと思います。
普通、並走してきたのがCBの選手ならば
ボールを持ち上がってきたMFはそこを使おうとは思わずに
自ら処理しようと考えるのが普通の様に思いますが
それでも何の迷いもなくファビアンはクリバリーを使い
そのクリバリーも利き脚ではない左脚で
しかもダイレクトでこの様な完璧なラストパスを送ったと言うのは
敵ながらあっぱれです。
クリバリーが移籍市場で人気を博している意味が
良く分かるプレーだったと思います。

その後もナポリの攻勢が続きました。

23分過ぎ、ファビアンへパスを送った後に
2ラインの間に入ってきたインシーニェが
そのファビアンからのリターンを受けた後に送った
スルーパスでミリクに抜け出されてしまい
ゴールネットを揺らされてしまいましたが
オフサイドでノーゴール。

27分過ぎ、ジエリンスキからの
DFラインへの裏へのラストパスを
ミリクにヘッドで合わされてしまいましたが
枠を外してくれたお陰で救われました。
先に動き出したインシーニェの動きに応対した
6コシールニーが釣られる形で
スペースを空けると共に
オフサイドラインも下げる結果になってしまった為に
1テンポ遅れて飛び出してきたミリクを
オフサイドトラップに引っ掛ける事が出来ずに
フリーにしてしまった危険な場面でした。

一方のアーセナルはナポリ陣内に攻め込みながらも
決定機は作る事が出来ず
シュートらしいシュートもこの場面が
最初だったかもしれません。

29分過ぎ、右サイドのスローインを入れた15ナイルズが
14オーバメヤンからのリターンパスを受けてライン際を突破し、
8ラムジー〜14オーバメヤンと繋いだ所から
その14オーバメヤンがミドルシュート放ちましたが
メレトの正面でゴールならず。

しかしここでハプニングが発生しました。

31分過ぎ、ジエリンスキへのパスを
カットしに行った8ラムジーが
左ハムストリングを痛めてしまい
7ムヒタリアンと交代する事になってしまいました。

ここ最近の8ラムジーは
CMFでキャリアベストの活躍を見せていましたが
その内訳は簡単に言えば豊富な運動量を後ろ盾に
攻守に大きな存在感を見せていた所だったと思います。
しかしその豊富な運動量は
筋肉系に不安がある8ラムジーにとっては
諸刃の剣になったしまうのも事実であり
結果的にここ最近の負荷に耐えられなかったのは残念です。
とは言え、筋肉系のリスクを回避する為に
運動量を下げてしまっては
8ラムジーの最大の持ち味を失ってしまうだけで
ここ最近の様な存在感は見せる事が出来なくなってしまいます。
ワールドクラスのプレーを見せる為には
豊富な運動量が必要ですが
その一方でその豊富な運動量が
怪我のリスクを高めてしまうと言うジレンマが
8ラムジーが一つ上のレベルへの壁を
突き抜ける事が出来なかった
最大の原因だったのかもしれません。

この後、先制ゴールが生まれました。

34分過ぎ、34ジャカがヘッドで繋げたボールを
11トレイラ〜7ムイタリアン〜14オーバメヤン〜9ラカゼットと
ダイレクトで繋げた所で
9ラカゼットがマクシモビッチに倒されてFK獲得。

36分、ペナルティの外側からのそのFKを
9ラカゼットが直接決めてゴール!!

ナポリの築いた壁とは逆サイドの右側の外側から巻いて
ゴール右隅に突き刺したこのFKに
メレトは一歩も動けませんでした。

その後もナポリは積極的にアーセナルゴールに迫ってきました。

38分過ぎ、クリバリーからのDFラインの裏へのパスで
インシーニェが抜け出してきましたがオフサイド。

41分過ぎ、右サイドの深い位置まで侵入してきた
インシーニェの折り返しを
ファーサイドのカジェホンにダイレクトで合わされてしまいましたが枠外。

前半通して何度となくアーセナルゴールに迫られてしまいましたが
DFラインを中心にしっかりと蓋をして防ぎ切り
後半最初にビッグチャンスを作ったのはアーセナルでした。

47分過ぎ、ジエリンスキからアレンへのパスを
7ムヒタリアンがカットしたボールを
9ラカゼットが右サイドの裏のスペースへパスを送り
そのパスを受けた7ムヒタリアンからの折り返しを
ゴール正面で14オーバメヤンが合わせましたが
メレトのスーパーセーブで防がれてしまい
ゴールならず。

ゴール前で完全にフリーだっただけに
14オーバメヤンは決めなければならなかったと思いますし
ここで決まっていたら
この試合を終わらす事が出来てた場面だっただけに
残念でした。

その後も攻めるナポリに対して
その攻撃に蓋をするアーセナルと言う流れで進んでいきました。

72分過ぎ、ジエリンスキからのパスを
右サイドで受けたルイに
15ナイルズがかわされて侵入を許してしまい
そこからグラウンダーのクロスを送られてしまいました。
そのクロスは6コシールニーと18モンレアルもクリアー出来ずに
ファーサイドのミリクに届いてしまいましたが
そのミリクがミスを犯して合わせられずに救われました。

79分過ぎ、再び右サイドから送られたルイのクロスを
6コシールニーがクリアー出来ずに流れたボールが
18モンレアルに当たってしまい
そのままゴールに向かってしまいましたが
1チェフのファインセーブでゴールを死守。

83分過ぎ、メルテンスからゴール前に走り込んできたミリクへ
ピンポイントのパスが送られました。
もしもこのパスが通っていたら
決定機になっていたと思いますが
ミリクに届く前に6コシールニーがカットして
ピンチを未然に防ぎました。

この後もしっかりとゴールを守りきり
2試合合計3−0で完勝!!


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1チェフ

 序盤のカウンターの場面や、あわやオウンゴールと言う後半の場面を防ぎ切り零封。
 
5ソクラティス
 
 ナポリの攻撃に跳ね返し続け零封に貢献。

6コシールニー

 大きな壁となりナポリの攻撃に蓋をする。
 
18モンレアル

 後半途中にトイレに行く?と言うアクシデントはあったがそれ以外はしかりと対応して最後まで守り続ける。

15ナイルズ

 鋭い出足でパスをカットしてナポリの攻撃を分断する場面もあったがその一方で終盤は軽い対応で簡単に侵入を許してしまう場面もあった。

11トレイラ

 この試合もアグレッシブな対応で中盤を引き締める。 後半途中に内転筋を気にする素振り見せていたのが気になる。

34ジャカ

 守備面に重きを置いた振る舞いで中盤に安定感をもたらす。 臀部のトラブルで後半途中に退く。

31コラシナツ

 高い位置まで攻め上がり攻撃に厚みをもたらすが決定機を演出するには至らず。

8ラムジー

 積極的なハイプレスから一気にナポリゴールに迫るプランを遂行する役割を与えられるも、左ハムストリングを負傷して前半途中で退く。

14オーバメヤン

 後半始めの決定機を決めきれず。 それでも最後の最後まで前線でボールを置い続け零封に貢献する。

9ラカゼット

 完璧なFKでチームを勝利に導く。

7ムヒタリアン

 負傷した8ラムジーに代わって前半途中から投入され、後半始めに決定機を演出する。

4エルネニー

 34ジャカに代わって後半途中に投入される。 

17イウォビ

 9ラカゼットに代わって後半途中から投入される。


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2シーズン連続EL準決勝進出を決めました。

特にCLから落ちてきて
優勝候補の一角と思われたナポリを
完璧な対策とゲームプランで寄せ付けずに
勝利する事が出来たのは
大きな自信になったと思われます。

2−0からスタートしたこの試合でも
1stレグと同様にナポリの攻撃に対して
アーセナルの守備陣はしっかりと対応したと思います。
特にDFラインの裏に向けて積極的に突く
ナポリのアタッカー陣に対して
1stレグの試合に比べると
オフサイドに捉える事は多少減りましたが
それでもその動きをしっかりと読み切って蓋をして防ぎ
反対に先制ゴールを奪って
試合の行方をほぼ決める事にも成功しました。
そして後半は完全に守備に重きを置くプランに変更され
ある意味無理をしない省エネプレーで
ゴール前に蓋をすると言う
大人の対応が出来ていた所も
トーナメントを勝ち抜く上で非常に重要な部分になると思います。

カソルラを擁するビジャレアルが
残念ながら負けてしまった為に
準決勝の相手はバレンシアに決まりました。

今シーズンのバレンシアは
リーガでは首位バルサに次いで2番目に失点数が少ない
堅守のチームという印象ですが
CLグループステージでは
モウリーニョ時代だったとはいえユナイテッドに対して
1勝1分けと勝ち越していますので
侮ってはいけない相手なのかもしれません。

とは言え、シーズン終盤に入ってから
目標に向かって突き進んでいる今のアーセナルならば
十分に勝利を目指せると思います。

そして1チェフの最後の試合となる
EL決勝の地へ!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:2G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:18G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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