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PL7:Bournemouth vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Bournemouth 0−4 ARSENAL
2023年9月30日(土)Premier League, Vitality Stadium

Goal
 (17)7Saka
 (44)8Ødegaard(pk)
 (53)29Havertz(pk)
 (94)4White(←8Ødegaard)
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard    29Havertz

7Saka               9Jesus

14Nketiah



(69)35Zinchenko>>>18Tomiyasu
(69)14Nketiah>>>24Nelson
(76)7Saka>>>21Vieira
(81)41Rice>>>20Jorginho
(81)29Havertz>>>10Smith Rowe

Substitutes
 1Ramsdale
 15Kiwior
 25Elneny
 19Trossard


Arsenal 1.jpgけが人が続出して心配された
PL第7節ボーンマス戦は、
結果的には4ゴール奪い快勝でした。

先発はGKは引き続き22ラヤが務め
DFラインは怪我で出場が危ぶまれていた
2サリバが復帰して
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウ
&35ジンチェンコの
ベストメンバーが組まれました。
中盤は同じくスパーズ戦で背部に問題が発生して
前半で退いた41ライスが復帰してアンカーに入り
インサイドハーフには8ウーデゴールと
29ハヴァーツが並びました。
前線もそのスパーズ戦の終盤に
右足を痛めて心配された7サカが
先発から起用されましたが
怪我で欠場していた19トロサールは
ベンチには戻ってきましたが
先発には名を連ねずに
左サイドには9ジェズスが入り
1トップを14エンケティアが務める
4−3−3が組まれました。

試合はしっかりとブロックを築いて守る
ボーンマスを崩すのに苦労しましたが
徐々にボーンマスゴールに迫り出しました。

5分過ぎ、ボーンマスが
前線からマンマーク気味に付いていた事で
パスコースが消されている状況の中で
そのブロックの裏に出来ていたスペースに
サイドからスルスルと入ってきた35ジンチェンコに向けて
22ラヤが鋭い縦パスを通し
そこから速攻が始まりました。
そのままドリブルで持ち上がった所から
右サイドの7サカに展開し
その7サカからのスルーパスで
裏に飛び出した4ホワイトが中に折り返しました。

残念ながらその折り返しはクリアーされてしまいましたが
パスコースを消されている状況の中で
ロングキックで逃げる事はせずに
慌てる事なく冷静に
ボーンマスのブロックに出来た隙を突いて
速攻の起点となる縦パスを通す事が出来る
センスとパス技術の高さを観ますと
アルテタ監督が22ラヤを獲得した
理由が分かる気がします。

10分過ぎ、4ホワイト〜41ライス〜8ウーデゴール
〜29ハヴァーツ〜9ジェズスへと右から左へ展開し
その9ジェズスからのスルーパスで
裏に抜け出した29ハヴァーツが左脚を振り抜きましたが
ザバルニーにブロックされてしまい
枠を捉えられず。

9ジェズスからのパスを受けて
裏に抜け出した所までは良かったと思いますが
そこからシュートを撃つまでの間に
29ハヴァーツは若干時間を要してしまた為に
ザバルニーがシュートブロックするだけの時間を
与えてしまったのは残念でした。
この辺りのプレーのスピードとキレ不足が
改善出来なければ
今後も難しいように感じます。

一方でボーンマスにもゴールに迫られてしまう場面がありました。

11分過ぎ、センターサークル辺りで
29ハヴァーツがボールを失った所から
カウンターを受けてしまいました。
そこからボールを持ち上がった
タバーニアが送ったスルーパスで
ソランケに抜け出されてしまいましたが
素早くカバーリングに動いた2サリバが
タックルでそのシュートを防いでゴールを死守。

この様な序盤の中で先制点を奪ったのは
アーセナルの方でした。

17分、7サカからのパスを受けた8ウーデゴールが
ファーサイドに走り込んできた
9ジェズスに向かって送ったクロスを
9ジェズスがヘッドで合わせました。
しかしそのシュートはバーに当たって
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
その跳ね返ったボールを
ゴール前に詰めていた7サカがヘッドで押し込み
先制ゴール!!

サイドで起用された9ジェズスが
サイドからゴールに向かって走り込んできた所を
逆サイドからクロスで狙うパターンでしたが
ゴール前を固めた相手に対しては
非常に有効な仕掛けだと思います。

その後もボーンマスゴールに迫り続けました

35ジンチェンコからパスを受けた8ウーデゴールが
DFラインの頭を越す浮き球のラストパスを送った
19分過ぎの場面、
残念ながら走り込んできた14エンケティアのコースと
若干ズレた為に
前に飛び出してきたネトにカットされてしまいましたが
8ウーデゴールのアイデアは
非常に良かったと思います。

41ライスのパスを2ラインの間で受けた
8ウーデゴールから送られたスルーパスで
9ジェズスがポケットに侵入した23分過ぎの場面、
そこからのクロスはブロックされてしまいましたが
41ライスからのパスを2ラインの間で受けた
8ウーデゴールのパスの受け方も
9ジェズスに向けてスルーパスを送る時の
8ウーデゴールのボールを動かし方と
タイミングの取り方も俊逸だったと思います。

左サイドからのショートコーナーからの流れで
35ジンチェンコが左脚を振り抜いた24分過ぎの場面、
そのシュートはネトのファインセーブで防がれてしまいましたが
非常に可能性を感じるシュートだったと思います。

右サイドで4ホワイト〜8ウーデゴール
〜7サカ〜14エンケティア〜35ジンチェンコと繋いだ所から
35ジンチェンコのリターンパスを受けた
14エンケティアがペナルティ内に切り込んだ
35分過ぎの場面、
体勢を崩してしまった事もあり
14エンケティアのシュートは
ブロックされてしまいましたが
細かく繋いで綺麗に崩した場面でしたので
14エンケティアはストライカーならば
この様な場面ではしっかりとシュートを撃って
完結しなければならなかったと思います。

そして2点目に繋がるPKを獲得しました。

41分過ぎ、35ジンチェンコとのワンツーで
裏に抜け出した14エンケティアが
アーロンズが仕掛けたタックルで倒されPK獲得。

44分、そのPKを8ウーデゴールが決めゴール!!

そもそもPKを獲得した場面の始まりは
自陣の左サイドのライン側で
35ジンチェンコがボールを奪い返し、
そこからスペースに出されたスルーパスで
14エンケティアが抜け出した所からが始まりであり、
そこから35ジンチェンコが一気に前線にまで駆け上がって
14エンケティアが裏に抜け出す
ワンツーパスの出し手になった様に
この場面の35ジンチェンコのプレービジョンは
完璧だったと思います。

前半の終盤にはアーセナルゴールに迫られる場面がありました。

右サイドからのCKからの流れで
アーロンズからの鋭い縦パスをビリングが受けた45分過ぎの場面、
そのパスを受けたビリングに
ペナルティ内への侵入を許してしまいましたが
そのビリングのシュートは
6ガブリエウがしっかりとブロックしてゴールを死守。

右サイドからドリブルで切り込んできた
クライファートがクリスティとワンツーを試みた
49分過ぎの場面、
そのワンツーは繋がりませんでしたが
そのこぼれ球に対してクリスティに
左脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートも22ラヤがセーブしてゴールを死守。

2点リードして前半は終わりましたが
後半もアーセナルのチャンスで始まりました。

46分過ぎ、右サイドからカットインしてきた
8ウーデゴールが35ジンチェンコとのワンツーで
ペナルティ内に切り込んで行き
そこから裏に向けて送られたヒールパスに対して
飛び出してきた7サカが押し込もうとしました。
しかしそのシュートは
前に出てきたネトにブロックされてしまい、
そしてそのこぼれ球に対して35ジンチェンコが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートもセネシにブロックされてしまい
惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

しかし早々に3点目を奪いました。

50分過ぎ、左サイドに流れていた7サカからの折り返しを
ペナルティで受けた8ウーデゴールが
クリスティのタックルで倒されてPK獲得。

53分、そのPKを29ハヴァーツが決めて3点目!!

本来のPKキッカーは7サカでしたが
その7サカはすでに先制点を挙げていた事もあり
2点目のPKの時には
8ウーデゴールに譲っていましたが
この場面では29ハヴァーツに譲られました。

勿論、フラム戦以来ゴールに見放されている
14エンケティアだって
エースの9ジェズスだってPKを蹴りたかったと思いますが
あえて29ハヴァーツに蹴らせたのは
ここまで適応に苦しんで闇に落ちている29ハヴァーツに
その深い闇から抜け出す切っ掛けを与えたかったと言う
チームの総意の表れだと言うのは言うまでもなく
このゴールでその深い闇から抜け出して
自信を取り戻す事を期待したいと思います。

その後もボーンマスゴールに迫りました。

左ライン側でフィードを受けた
9ジェズスからのパスを
14エンケティアがヘッドで送ったパスで
29ハヴァーツが裏に抜け出した60分過ぎの場面、
そこから折り返された29ハヴァーツの折り返しは
クリアーされてしまい
ゴール前に走り込んできた
14エンケティアには通りませんでした。

とは言え、そもそもボーンマスのDFの間を射抜いて
14エンケティアに届けたければ
もっとパススピードが速く鋭い折り返しを送らなければ
絶対に無理だったと思います。
この辺りの29ハヴァーツの感覚のズレは
自信云々の問題ではないのかもしれません。

左のショートコーナーからの流れで
7サカが右脚を振り抜いた
60分過ぎの場面、
このシュートもブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ルーズボールを競り合ったザバルニーをかわした
14エンケティアがそのままドリブルで持ち込み
カットインした所から右脚を振り抜いた
67分過ぎの場面、
そのシュートは僅かにポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
ストライカーらしい良い仕掛けとシュートだったと思います。

21ヴィエイラが送った右サイドの裏へのパスで抜け出した
9ジェズスがそのまま持ち込んで
右脚を振り抜いた77分過ぎの場面、
角度のない所から振り抜いたそのシュートは
枠を捉えられませんでしたが
結果からするとゴール前に詰めていた24ネルソンは
中に入りと見せかけて
ファーサイドに走り込んでいた方が
可能性があったかもしれません。

セネシが出したパスをカットした21ヴィエイラが
そのままドリブルでカットインした所から
DFラインの間を斜めに射抜く
スルーパスを送った78分過ぎの場面、
そのパスは9ジェズスに通る前に
前に出てきたネトにカットされてしまいましたが
77分過ぎの場面と同様に
9ジェズスの動きを見逃さずに
スルーパスを送る21ヴィエイラと
反対に21ヴィエイラから
パスが出てくる事を信頼して積極的に動き出す9ジェズスと言う
良い関係性が築かれてきている様に観えました。

下がった位置で8ウーデゴールからのパスを受けた
9ジェズスがライン側の21ヴィエイラに繋ぎ
その21ヴィエイラから
そのままゴールに向かって駆け上がってきた
9ジェズスにラストパスが送られた86分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ジェズスは
そのままボールを前に持ち出して
シュートを放ちましたが
前に出てきたネトにブロックされてしまい
ここでもゴールを奪う事は出来ず。

スローインを受けたザバルニーが
ボールコントロールをミスした所で
ボールを奪った9ジェズスが
セネシに抱きつかれて倒されながらも
24ネルソンに繋いだ89分過ぎの場面、
その24ネルソンからのラストパスを受けた
10スミス・ロウが流し込む様に
右脚を振り抜きましたが
ネトのファインセーブに防がれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

仮にネトが触っていなくても
ギリギリポストの内側を叩いていた位の
際どいコースしか残っていない状況でのシュートでしたので
ネトのファインセーブを褒めるべきだと思いますし
同時にファールを受けながらもプレーを止めずに
24ネルソンに繋いだ9ジェズスの献身性は
流石としか言いようがありません。

そして試合を終わらせる4点目が生まれました。

94分、21ヴィエイラが倒されて得た
右サイドからのFKの8ウーデゴールが蹴ったボールを
4ホワイトがヘッドで叩き込みゴール!!

そして最後のこの場面でもゴールが決まれば
さらに最高の試合になっていたかもしれません。

95分過ぎ、アーロンズから出されたパスを受けた
シニステラに対して背後からプレッシャーをかけた18冨安が
ボールを突っついてロストさせ、
そのこぼれ球を収めたアーロンズに対しても
素早く寄せた8ウーデゴールと24ネルソンが
ボールを奪い返してショートカウンターが発動されました。
そして8ウーデゴールからのパスを受けた
9ジェズスがタメを作っている間に
上がってきた10スミス・ロウにボールを託し
その10スミス・ロウが豪快に右脚を振り抜きましたが
このシュートもネトのファインセーブで阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

この場面で10スミス・ロウにもゴールが生まれれば
完璧な試合になったと思いますが
何はともあれ前試合のカラバオ杯ブレントフォード戦と同様に
トップスピードで的確なタイミングでスペースに飛び込んで
ゴールを強襲する10スミス・ロウが
本格的に戻ってきた事を強く印象つげる
仕掛けだったと思います。 

そう言う意味でも9ジェズスの様な
ボールをしっかりと収める事が出来て
そこからチャンスメイクする事が出来る
利他的な選手と組ませると
10スミス・ロウは更に輝くと思いますので
1トップの9ジェズスの周囲を自由に動き回る
10スミス・ロウの姿をもっと観てみたいと思います。

試合はこのまま0−4で完勝!!

次節のシティ戦に向けて
弾みとなる試合になったと思います。

とは言え、そのシティ戦に向けて
ミッドウィークに開催される
CLランス戦をどの様な布陣で挑むのか、
非常に注目されます。

幸い怪我で危ぶまれていた
7サカ、41ライス、2サリバ、21ヴィエイラは
この試合に出場し
19トロサールもベンチに戻ってきましたが
その一方でこの試合でも7サカは脚を蹴られて
後半途中で退いた様に
プレーする事は可能と言えでも
万全の状態でプレーしているかどうかは
別な話だと思いますので

よってそのシティ戦にベストメンバーで挑む為にも
CLランス戦も思い切った
ローテーションをする事を個人的には望んでいますが
CLグループステージ突破するに当たり
アウェイのランス戦は取りこぼしが許されない
重要な試合とも言えますので
アルテタ監督はベストメンバーを組む可能性も
高い様に感じます。

とは言え、次節はシティを倒す最大のチャンスだと思います。

今シーズンのシティはこれまでチームの中心選手だった
ギュンドアンやマフレズがチームを去り
新たなサイクルへの過渡期の上
最大の中心選手であるデ・ブライネは
怪我で長期離脱中であり
同時に代役が不在のロドリも
一発退場による出場停止中の為に
アーセナル戦では起用出来ませんので
特にシティの中盤は緊急事態と言える状況だと思います。

実際、今節のウルブス戦では
ストーンズとシウバも怪我で起用出来なかった為に
攻めきる事が出来ずに今シーズン初黒星を喫したように
今まさにシティを敗る最大のチャンスが訪れています。

とは言え、シティはシティですので
簡単に勝たせてくれるチームではありませんので
アーセナルもベストメンバーで挑まなければ
危ないと思います。

よって少しでも問題がる選手は
CLランス戦での起用を控えて欲しいと
個人的には思っていますし、
代わりに起用されるであろう
10スミス・ロウや24ネルソンや18冨安や21ヴィエイラは
その期待に必ず応えてくれると信じています。

とにかく次節のシティ戦は
シーズン序盤の天王山ですので
CLランス戦は上手く乗り切って
シティ戦に備えて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G2A CL:1G1A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:1G0A
11マルティネッリ   PL:0G2A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:1G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G0A
41ライス       PL:1G0A


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