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CL3:Sevilla FC vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sevilla FC 1−2 ARSENAL
2023年10月24日(火)UEFA Champions League, Estadio Ramón Sánchez Pizjuán

Goal
 (45+4)11Martinelli(←9Jesus)
 (53)9Jesus(←41Rice)
 (59)Gudelj
 

22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  18Tomiyasu

20Jorginho

8Ødegaard     41Rice 

 7Saka              11Martinelli

9Jesus



(73)8Ødegaard>>>29Havertz
(81)7Saka>>>19Trossard
(81)9Jesus>>>14Nketiah
(91)11Martinelli>>>15Kiwior

Substitutes
 1Ramsdale
 31Hein
 35Zinchenko
 17Cedric
 25Elneny
 21Vieira
 24Nelson
 10Smith Rowe


Arsenal 1.jpg前節のアウェイでのランス戦で敗れてしまった事もあり
今節のアウェイでのセビージャ戦は
落とす事の許されない試合でしたが
しっかりと実力差を示して
勝利を収めました。

先発はPLチェルシー戦から
35ジンチェンコから18冨安に
左SBを変更した以外は
同じメンバーが組まれました。

試合はセビージャファンのチャントが鳴り響く中で
中々ペースが掴めませんでしたが
それでも最初にゴールに迫ったのは
アーセナルでした。

5分過ぎ、ライン側の11マルティネッリからの
パスを受けた18冨安が
そのまま反転してペナルティの中に入って行き
右脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートはニアポストの外側で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
思えばこの試合を通して一貫して
ハーフスペースの高い所にまで上がってきて
攻撃陣をフォローし続けた
18冨安の活躍の始まりだったと思います。

そして決定機が訪れました。

7分過ぎ、6ガブリエウからのパスを
自陣の左ライン側で受けた18冨安が送った
ロングレンジのパスを
最前線で9ジェズスが収め
その9ジェズスから送られたスルーパスで抜け出した
11マルティネッリがニーランと1対1になりましたが
11マルティネッリのシュートは
前に出てきたニーランに止められてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

プレービジョンが完全にリンクしていた
9ジェズスと11マルティネッリのコンビネーションは勿論ですが
最前線でマークが外れて上手く浮いていた
9ジェズスの動きを見逃さずに
ピンポイントでパスを送った18冨安のパスも
素晴らしかったと思います。

一方でセビージャにも
ゴールに迫られる場面がありました。

9分過ぎ、ナバスのクロスに対して
ニアに走り込んできたオカンポスに合わされてしまいましたが
そのシュートは枠を捉えられず。

そしてこの試合でも22ラヤのミスパスから
決定機が作られそうになってしまいました。

20分過ぎ、2サリバからのパスを受けた22ラヤが
前方のジョルジーニョに向けて
ダイレクトでパスを送りましたが
そのパスが逸れてしまい
そのパスを受けたオカンポスから
ゴール前に入ってきていたリュケバキオに
ダイレクトパスが送られてしまいました。
幸いリュケバキオがトラップミスを犯した事で
シュートには至りませんでしたが
リュケバキオはゴール正面の位置で
完全にフリーの状態でしたので
シュートを撃たれていたら
失点していた可能性が高い場面だったと思います。

その後は一進一退の状況は続き
良い形は散発的でした。

22分過ぎ、左サイドのスローインから
11マルティネッリ〜18冨安〜6ガブリエウ〜11マルティネッリと繋いだ所から
11マルティネッリのラストパスをペナルティ内で受けた9ジェズスが
右脚を振り抜きました。
残念ながらボールが足元に入ってしまった為に
そのシュートはヒットせずに枠を捉える事は出来ませんでしたが
ライン側のスペースにない所をうまく攻略した場面でした。

そして前半終了間際に
決定的なピンチを作られてしまいました。

45分過ぎ、20ジョルジーニョからの楔のパスを
カットしたラモスからオカンポスに展開され
オカンポスと対峙した4ホワイトもかわされてしまい
そこからカットインしてきた所から送られたラストパスを
走り込んできたエン=ネシリに左脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートは枠を捉えませんでしたが
2サリバと6ガブリエウの間に出来ていたスペースに
飛び込まれてしまった
非常に危険な場面だったと思います。

そもそもこの場面は
20ジョルジーニョの楔のパスをカットされた所から
速攻を受けた場面だった為に
後方には4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウの
3人しか残っていませんでした。
同時にアンカーの20ジョルジーニョは
パスがカットされてからそのまま
ボールを追う様に右サイドにポジションを移していましたので
DFラインの前のエリアにも大きな穴が空いていました。

その様な状況の中でパスをカットしたラモスが
そのまま右サイドに上がってきた事で
そのラモスに対応する為に2サリバは
右サイドにポジションを移した一方で
6ガブリエウは中央やや左の位置に留まって
右にスライドしてこなかった為に
2サリバと6ガブリエウの間に
大きなスペースを空けてしまったのは
重大なミスだったと思います。

勿論、左サイドにいたリュケバキオを
気にしてスライドしてこなかったのかもしれませんが
仮に右サイドにスライドした後に
リュケバキオにサイドチェンジのパスが送られても
対応するだけの時間は十分にあったと思いますので
この場面では左サイドを捨ててでも
右サイドにスライドしてきて
ゴール前に出来てしまっていたスペースを
消しておくべきだったと思います。

その一方でオカンポスからエン=ネシリへ
パスが通っても
6ガブリエウはエン=ネシリに
寄せてこなかった事を考えますと
そもそもそこにスペースが出来ていた事も
エン=ネシリが走り込んできた事も
6ガブリエウは気が付いていなかった
可能性もあると思います。

幸い、走り込んできたエン=ネシリに気が付いた18冨安が
追随する様に戻ってきてプレッシャーを掛けた事で
エン=ネシリのシュートは外れましたが
厳密にはその18冨安のシュートブロックも
間に合っていませんでしたので
失点していてもおかしくない
非常に危険な場面だったと思います。

どうしても偽SBシステムを行う上で
後ろの枚数が少なくなる状況になる場面はあると思いますが
この様な状況に対して
どの様に対処するべきだったのか
再考する必要があると思います。

一方で前半のラストプレーで
先制点を奪う事に成功しました。

45+4分、セビージャの攻撃を跳ね返した
6ガブリエウのクリアーボールを受けた9ジェズスが
スマレとグデリに囲まれた状況を
巧みなボール捌きで反転してかわし、
そこからスルーパスが送られました。
そのスルーパスを受けて抜け出した11マルティネッリは
冷静にニーランをかわして
ゴールに流し込み先制ゴール!!

スマレとグデリをかわした9ジェズスの反転したプレーが
全てだったと思いますが
同時に9ジェズスが反転して前を向く前から
11マルティネッリが走り出している点も
見逃してはならないと思います。

決める事が出来なかった7分過ぎの場面もそうですが
この2人の強固な信頼関係があるからこそ生まれた
綺麗なカウンターのゴールだったと思います。

非常に良い時間帯にゴールを奪ったアーセナルは
後半もセビージャゴールに迫って行きました。

47分過ぎ、ナバスのスローインをラキティッチが
ナバスに戻したパスを
11マルティネッリがカットしたボールが
ペナルティの中にいた9ジェズスへのパスとなり
そのボールを受けた9ジェズスは前に出てきた
ニーランの頭を越そうとしましたが
そのシュートはニーランにブロックされてしまいました。
しかしそのこぼれ球を今度は8ウーデゴールが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートも残念ながら枠を捉えられず。

グデリやラモスがゴール前で構えていたとは言え
前に出ていたニーランはゴール前に不在でしたので
8ウーデゴールは強振せずに
冷静に枠を狙って欲しかったと思います。
こここ最近の8ウーデゴールは
不要に強振する場面が減っていましたが
今回は昔の悪い癖が出てしまったと思います。

そして追加点が生まれました。

53分、22ラヤから送られたロングフィードに対して
グデリがヘッドでクリアーしたボールを収めた41ライスが
左サイドに開いていた9ジェズスに繋ぎ
そのパスを受けた9ジェズスが
対峙するナバスをかわした所から
豪快に右脚を振り抜きゴール!!

角度のない所からファーサイドの上の角を撃ち抜いた
9ジェズスのシュートは勿論素晴らしかったと思いますが
ジリジリと詰めて行って
ペナルティの中に入った9ジェズスが
ボールを動かしてシュートコースを作るまでの
駆け引きも見応えがあったと思います。

その後もアーセナルペースで進みました。

55分過ぎ、6ガブリエウからの楔のパスを受けた
41ライスがそのままドリブルで持ち上がり、
そこから送られたパスを受けた
11マルティネッリが送ったクロスを
ファーサイドで受けた7サカが落とし、
そのボールを8ウーデゴールが
ダイレクトでシュートを撃ちました。

47分過ぎの場面とは異なり
今度は左脚を強振せずに
コースを狙いに行った様ですが
そのシュートはブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

後半も良い形でセビージャゴールに迫りまっていましたが
セットプレーから失点してしまいました。

59分、ラキティッチが蹴った
左サイドからのCKを
グデリにヘッドで合わされてしまい失点。

4ホワイトと9ジェズスの間にスペースが
若干出来ていたと言う問題はありましたが
単純にそのスペースに入っていたグデリに
競り負けたと言って良い失点だったと思います。

その後はセビージャが攻勢を強めてきた事もあり
一進一退の状況が続きました。

61分過ぎ、自ら倒されて得た右サイドのFKを
7サカが蹴りました。
ゴールに向かっていく軌道のそのFKは
ニーランのパンチングで防がれてしまいましたが
その前に誰かが触ってコースが変わっていたら
ゴールに吸い込まれていたかもしれない
狙いが面白いFKだったと思います

65分過ぎ、ナバスが送った左サイドからのクロスを
ゴール前でマリアーノのヘッドで浮き上がったボールに対して
オカンポスがオーバーヘッドでシュートを撃ちましたが
そのシュートは枠を捉えませんでした。

65分過ぎ、ラキティッチが送った前線へのフィードを
右サイドでオカンポスがヘッドで中に折り返したボールを
マリアーノがオーバーヘッドで狙いましたが
6ガブリエウが抑えていたエン=ネシリに当たり
ゴールは死守。

68分過ぎ、ラキティッチのパスを
20ジョルジーニョがカットしたこぼれ球を
収めた41ライスがそのままドリブルで持ち上がり
追随するラメラ、ラキティッチ、スマレを振り切って
一気に敵陣にまで侵入しました。
そこから41ライスは対峙したグデリに誘導される様に
右に向かってコースを変え右サイドの7サカに展開しましたが
左サイドには9ジェズスも駆け上がっていましたので
右へ誘導しようとしたグデリの背後にスルーパスを出して
9ジェズスを走らせた方が可能性はあったかもしれませんでした。

とは言え、自陣から一気に加速して抜け出した
41ライスのドリブルは非常に迫力があり
同時に他の追随を許さない41ライスの推進力は
やはり魅力的だと思います。

終盤は攻勢を強めてきていたセビージャに
押し込まれる場面が増えた事もあり
最後は5バックにして守りましたが
最後まで危険な場面を作られてしまいました。

93分過ぎ、フアンル・サンチェスが送った
左サイドからのクロスに対して
飛び出した22ラヤはパンチングを試みましたが
そのパンチングがヒットせずに
ボールがゴール方向に飛んでしまい
肝を冷やしてしまいました。

96分過ぎ、ラキティッチがルーズに蹴り出したボールを
左サイドでオカンポスが受け
そのまま持ち込まれてシュートを撃たれてしまいました。

そのシュートは枠を捉えず救われましたが
それがプレッシャーになったかどうかは分かりませんが
この時もフリーだったオカンポスに対して
猛然と寄せて行ったのは18冨安でした。

試合はこのまま1−2で勝利!!
再びグループステージ首位に戻ることに成功しました。

この試合で特筆するべきポイントは
誰がなんと言っても
18冨安のパフォーマンスだったと思います。

左SBに入った18冨安のパフォーマンスは
ほぼ完璧だったと言って良い
パフォーマンスだったと思います。

守備面に関しては対峙した
ナバスやリュケバキオの突破を悉く防ぎ、
クロスに対してもしっかりとブロックすると共に
仮に入れられたとしても
巧みなポジショニングや距離感で
良いコースにクロスを入れさせなかったのも
流石だったと言えます。

特に歳を取ったと言っても
アンストッパブルのウインガーとして
若い頃は名を馳せていたナバスを
自由にさせなかったと言うだけでも
その役割は十分だったと思いますが
この試合の18冨安が素晴らしかったのは
左サイドを活性化させた
アーセナルがボールを持っていた時の
プレーの方だと思います。

2サリバ〜29ジョルジーニョ〜41ライスへと繋いで
セビージャのハイプレスを回避した所から
スルスルッとハーフスペースを上がってきた18冨安へ展開し
そこから11マルティネッリヘ繋いだ
37分過ぎの場面が代表される様に
ビルドアップに参加する為に下がってきた
41ライスが空けたハーフスペースのエリアを
18冨安が速やかに埋めていた事で
3列目から前線へのボールの流れは
澱みなく繋がる様になっていたと思います。

これまでは41ライスが下がってくると
本来左インサイドハーフの選手がカバーするエリアに
ポッカリと穴が空いてしまい
その為、左サイドへ展開出来ないか、
仮に展開出来たとしてもスピード感がなく
同時に11マルティネッリが孤立する場面が多かったと思いますが
18冨安がこのスペースを埋めていた事で
スピード感のある展開が出来ると共に
11マルティネッリを孤立させなかったと言う所も
非常に重要な存在になっていたと思います。

実際、5分過ぎのシュートの場面もそうですし、
7分過ぎの9ジェズスへのロングフィードもそうですが
この試合の18冨安はこれまで以上に左サイドで
ボールに絡んでいたと思います。

41ライスからのパスを受けた18冨安が
ライン側から裏に向かって走り出した9ジェズスに向けて
スルーパスが送られた12分過ぎの場面、
そのスルーパスはナバスにカットされてしまい
通りませんでしたが
パスを送るタイミングは完璧で
ナバスの内側を通そうとした狙いも
良いアイデアだったと思います。

カットインしてきた11マルティネッリから
一度ボールを引き取った18冨安が
そのままDFラインの裏に向かって走り込んで行った
11マルティネッリに向けて浮き球のパスが送った
21分過ぎの場面、
残念ながら素早くカバーリングに来た
ラモスにカットされてしまいましたが
この様なトリッキーな仕掛けの場面でも
しっかりとプレービジョンが共有させていたと思います。

11マルティネッリと6ガブリエウのプレスで
奪い返したボールを収めた18冨安が
2ラインの間に入ってきていた41ライスに向けて
間髪入れずに楔のパスを送った25分過ぎの場面、
そのパスを受けた41ライスは
そのままの勢いに乗って
ドリブルでポケットの位置にまで侵入した所から
折り返しましたが
2ラインの間に入ってきてフリーになっていた
41ライスの事を見逃さずに送った18冨安の楔のパスは
まさにセビージャの急所を突くパスだったと思います。

この様にこれまでに無いくらい
高い位置でもボールに絡み、
周囲の選手とコンビネーションを築いていましたが
それだけ18冨安は周囲の選手が求めている
ポジショニングやプレーのビジョンが出来ていたと言う事であり
反対に言えばこれまでチームに欠けていた部分が
浮き彫りになったとも言えたと思います。

そして18冨安が出すの指示に対して
チームがしっかりと応えていた場面が増えていた所も
大きな変化を感じました。

例えば、37分過ぎには
バックラインでボールを持っていた2サリバに対して
ハーフスペースの上がった位置にいた18冨安は
中に向かって斜めに走り出す事でナバスを引き付けて
11マルティネッリへのパスコースを作った場面がありましたが
この場面では斜めに走り出した18冨安は
2サリバに対して「パスコースを空けたぞ」と言わんばかりに
手で指示を出していました。
そして後半に入るとアルテタ監督からの指示なのか
頻回に下がってくる41ライスに対して
18冨安が前に出ていた前半とは異なり
41ライスが前に出る場面が増えましたが
どうしても下がってきてしまう41ライスに対して
18冨安は前に出る様に指示を出して
後ろからプッシュしていた姿は
非常に印象的でした。

この様にこれまではどこか信頼されていない様に
ボールに絡む場面が限定されていた18冨安が
この90分の間に今までとはガラッと変わる位の信頼を
周囲の選手から得る様になったのは間違いないと思います。

これにより41ライスが左インサイドハーフに入った時には
35ジンチェンコよりも18冨安が左SBに入った方が
チームに躍動感と安定感をもたらしたのは
間違いありませんので
このまま41ライスを左インサイドハーフで起用し続けるのならば
左サイドのポジション争いは
18冨安がリードしたと言えると思います。

しかし、このまま18冨安がファーストチョイスとして
左SBで起用され続けるかと言われれば
そうでもない様に感じます。

一つ目の理由は
18冨安を先発から起用すると
守備的なのオプションが
15キヴィオルしか残らない為に
有事の際には対応出来なくなるリスクが出てしまいます。
よって少なくとも12ティンバーが戻ってくるまでは
有事の際には左右SBとCBに対応出来る18冨安を
ベンチに控えさせていた方が
チームマネージメント上は楽な様に感じます。

そしてもう一つは18冨安のフィジカル的な問題です。
この試合を観ていても分かります様に
この形での起用された時の18冨安は
非常に多くの運動量を求められてしまいますので
まだシーズン通して完走したことのない18冨安が
シーズン終わりまで怪我で離脱する事なく
完走出来るかどうかに関しては
不安が残っていると思います。

よって現状としては対戦相手によって
35ジンチェンコと18冨安を
併用される可能性が高い様に感じます。
それは18冨安と同様に怪我への耐性が低い
35ジンチェンコの事を考えても
この二人でポジションを分け合った方が
フィジカルコンディションをマネージメントする上で
有用だと思います。

そのフィジカル的なマネージメントと言えば
9ジェズスの状態が心配です。

昨シーズンのW杯中に右膝を怪我をして長期離脱し、
シーズン終盤に戻ってきましたが
結局ベストコンディションに戻らないまま
昨シーズンは終わってしまいました。

そして今シーズンはプレシーズンを精力的にこなし
USツアーの最終戦のバルセロナ戦では
完全復活を印象付ける活躍を観せた矢先に
帰国後右膝の問題が発生して再び離脱して
開幕2戦目まで欠場してしまいました。

そしてPLシティ戦では7サカの代役として
右サイドで圧倒的な存在感を示し、
そしてこの試合でも1ゴール1アシストと
チームを勝利に導く活躍を観せて
再び完全復活を印象付けてくれた矢先に
再び負傷、、、、。

右ハムストリングの怪我の状態はまだ分かりませんが
やっとベストな9ジェズスに戻ろうとした時に
怪我で水を差される状況は非常によろしくありません。

19エンケティアを始め19トロサールも
29ハヴァーツも1トップの位置でプレーする事は可能ですが
やはり9ジェズスがいるのといないのとでは
攻撃陣の迫力は変わってしまいます。

どうか今回の怪我は軽症で
すぐに復帰してくれる事を祈るばかりです。

最後は22ラヤ問題です。

これまでの試合と変わってこの試合では
バックラインから繋いで行く事に固執する場面は減り
ロングキックを蹴る場面が増えました。

それは20分過ぎの場面で
22ラヤが再びミスパスを犯して
ピンチを招いたからなのかどうかは分かりませんが
アルテタ監督の中で何かが変わった可能性があると思います。

同時に93分過ぎの場面でのクロスに対して
パンチングミスを犯してしまったのは
非常に印象が悪いのは私だけではないと思います。

ビルドアップに参加してミスパスを犯すと言うのは
GKとしてはプラスアルファ的な部分でのミスだと思いますが
パンチングのミスはGKとして
本質的な部分でのミスであり
特に上背のない22ラヤにはハイボールに対する疑問符は
少なからず付いて回る問題ですので
ここ最近続いているミスが
ゴールキーピング自体のミスに波及し始めたとするならば
非常に心配です。

昨シーズンまでのスタッツ的には
1ラムズデールよりも22ラヤの方が
圧倒的な数字を出していますが
ビッグクラブで上位争いをするチームと
中下位で残留を目指すチームとでは
一つ一つのプレーに掛かるプレッシャーは
大きく異なりますので
その大きなプレッシャーに押しつぶされて
その傷が深くならない内に
22ラヤをそろそろ休ませるべきの様に感じます。

この試合の勝利は
CLグループステージで
再び首位に躍り出る重要な勝利であると共に
開幕から機能不全を起こしていたチームに
一つの答えを提示した試合になったと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:0G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G3A CL:1G2A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:3G1A
11マルティネッリ   PL:1G2A CL:1G0A
14エンケティア    PL:2G0A CC:0G1A
19トロサール     PL:2G0A CL:1G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:0G2A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G1A
41ライス       PL:2G0A CL:0G1A


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