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ローラン・コシールニーのプレシーズンツアーへの帯同拒否について考える事、、、。 [Arsenal F.C.]

ローラン・コシールニーがプレシーズンツアーへの帯同を拒否しました。


Arsenal 1.jpg現在行われているプレシーズンのアメリカ遠征に
6コシールニーが帯同を拒否した事に関して
クラブが遺憾の意を表しました。

チームのキャプテンである6コシールニーが
チームに帯同する事を拒否した事は
非常に大きな問題である事は間違いありませんが
なぜチーム中でもチームの事を
最もリスペクトしていたはずの6コシールニーが
この様な状況になってしまったのか?
本当はそこが一番の問題の様に感じます。

その事に付いて漏れ出てくる噂話も
出きった感じがしますので
個人的な推測・妄想を絡めながら
個人的な見解をそろそろ書いてみたいと思います。

まず最初に断っておかなければならないのは
個人的には6コシールニーを擁護する側の立場から
書いている事を理解していただけたら幸いです。

まず、現時点で100%はっきりしている事を整理しますと

・今回の帯同拒否は残留・移籍を含めた契約問題が原因。
・6コシールニーの契約は2020年夏までである。
・6コシールニーは2020年夏の契約満了をもって
アーセナルを退団する事を以前から表明していた。

この3点は確定している事実だと言えます。

そして100%確定している訳ではありませんが

・契約最終年になる選手に対するクラブの新しい方針として
フリーでの選手の流出を防ぐ為に
残りの契約が1年になった選手は契約を延長するか、
もしくは契約を延長する意思がない場合には
移籍金を得る為に移籍市場に出される方針が打ち出された。

この新しい方針も多分決定事項だと思います。

そして現地のメディアから漏れ出してくる情報を拾い上げてみますと

・昨シーズン末から契約延長に関して話し合いが行われていた。
・そこで提示された契約内容はこれまでよりも条件が悪い
基本給+出場給の形態だった。
・6コシールニーは「約束が違う」と感じているらしい。
・ボルドー、レンヌ、リヨンが6コシールニーの獲得に興味を示しており
特にボルドーは3年契約を準備している。
・最終的に6コシールニーはこの夏にFAでの移籍を求めたが
クラブは受け入れなかった。

この辺りの情報は信憑性が高い情報だと思います。

そこでまず、今回の問題を紐解く為には
咋夏まで戻らなければならないと思います。

昨シーズンをもって退任したボスと6コシールニーは
強い絆で結ばれていたと共に
無名の6コシールニーを引き上げてくれたボスに
大きな恩義を感じていた事は誰もが知る所だと思いますが
そのボスが実質的に解任された事で
6コシールニーの去就が若干不透明になった時期がありました。
その事もあり昨夏に6コシールニーは
自らの去就をはっきりさせる為に
「2020年夏で切れる契約をもって
アーセナルを退団する」と表明しました。

このコメントにより
当時のフロント陣との間には
2020年夏まではアーセナルに残る事と共に
その後はフリーで退団する事が約束されていたと推測されます。

しかし、当時のCEOだったガジディスがアーセナルを去り
サンレヒを中心とする新体制に変わった事で
状況は大きく変わったと考えられます。
それはこの夏に残りの契約が1年になる6コシールニーに対して
昨シーズン末から契約延長交渉が行われていたと言う事は
2020年夏までの契約を満了して退団すると言う
ガジディス体制と結ばれていた約束を
新体制は許諾していない事を意味しており
他の選手同様に契約延長をしない限りは
この夏に移籍市場に出される状況に
6コシールニーは追い込まれたと
個人的には推測しています。

これまでにもガジディス体制でまとまりかけていた契約延長交渉が
サンレヒを中心とする新体制になった途端に
白紙に戻された8ラムジーのケースでも分かる様に
新体制はそれまで決まっていた事案に対して
平気でゼロベースに戻す事を厭わない部分があり
今回も白紙に戻されてしまったと思われます。

当然、6コシールニーは2020年夏まで
アーセナルに残る事を公言していましたので
新体制の意向を飲んで契約延長交渉に入ったのかもしれませんが
そこで出された新たな契約内容が
現在の契約内容を大きく下回る内容が提示されたとするならば
6コシールニーとしては
裏切られたと感じてもおかしくないと思います。

勿論、契約条項を厳密化する方向で動いている
新体制の方向性は間違っていないと思います。
実際、新体制の事案ではありませんが
ジャックの契約更新の時も
怪我が多く実働時間が少ない事を憂慮して
基本給+出場給と言う形態の契約を
結ぶ方向に動いた事もありましたので
実働性に疑いがある選手に対して
この様な契約形態を取ろうとするのは
間違いではないと思います。

しかし6コシールニーはアキレス腱の怪我明けで
年齢的な問題も今後出てくる可能性があるとは言え
怪我から復帰した昨シーズンの後半は
十分にフル稼働出来ていましたので
実働性に疑いがある様な形態の契約内容は
6コシールニーにしてみれば納得出来ないのも
十分に理解が出来ます。
仮にこの時点で現行通りの週給£9万で
契約延長する方向で動いていたら
6コシールニーも受け入れていた可能性もあると思いますので
今回のフロント陣は大きな過ちを犯したと思います。

よって今回の問題は
6コシールニーがボルドーに移籍したいと言う意向が
先に立っていた訳でも
この夏にFAで移籍する事を最初から求めていた訳でもなく
元々認められていた2020年夏までの契約を全うする事と
その後はフリーで退団すると言う約束が
新体制によって反故された事が根本の問題の様に
個人的には推測しています。

そして現行の契約内容より劣る契約内容が提示された事で
もう新体制にとっては
自分は必要がないと思われていると感じてもおかしくはなく、
元々6コシールニーが裏切られたと感じていたのならば尚更
クラブを出て行くと言う決断に至ってもおかしくないと思います。
更に飛躍するならば、必要がないと思われているのならば
契約を解除してくれても構わないと考えたのかもしれません。

勿論、1年残っている契約下に
現在も6コシールニーはいますので
今回の帯同拒否は許される物ではないと思います。
その一方で残っている1年間の契約を
フロント側が否定する様な方針を
同時に打ち出しているのも事実であり
6コシールニーがとった行動を
全て非難する事は個人的には出来ません。

勿論、ここで書いた事は個人的に推測している部分が殆どであり
実際の所はどうなっているのかは分かりませんので
全く異なる状況なのかもしれません。

ただ言える事は、チームには6コシールニーが必要であり
これまで多大な貢献をしてくれた6コシールニーには
アーセナルでのキャリアを素晴らしい形で終わせられる事を
せつに願うばかりです。


C'mon Arsenal !!


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